幽鬼「俺達が」陰陽師「勇者退治」武者「で、あるか?」(48)


魔王「うむ…異界から召喚された三人の猛者よ」

幽鬼「いやいや、なんかおかしくない?」

陰陽師「話が見えてこんな」

武者「……」

魔王「良いではないか良いではないか。前払いとして欲しいものを何でもやろう」

陰陽師「ならば……貴様の首でも用意するが良い」

幽鬼「(なんで俺だけ人間じゃないんだろ)」

武者「………」


魔王「…え?」

陰陽師「出来ぬと申すか。所詮、その程度の器であろう」

幽鬼「(あの陰陽師、性格わりぃな)」

武者「…二流か」

魔王「だれが二流だ!!」

陰陽師「お主以外に要るわけなかろう」

幽鬼「まあまあまあー…とりあえず召喚した理由を教えてくれよ」

武者「…賛同」



魔王「私は、100年間ほど魔界を統治している。人間達と数え切れない戦争をしてきた」

陰陽師「ほう」

幽鬼「(たかが百年?)」

武者「……」

魔王「今までは拮抗していたのだが、最近は押され気味なのだ。勇者によって…」

武者「…勇者と言うのは、強いのか?」

魔王「私が知るかぎりでは、最強の人間だ」

武者「…最強、か。。。」


武者「良かろう。この武者、前の世界で天下無双と呼ばれた身。魔王の元で、勇者と戦ってみたくなった。。。」

魔王「ほ!本当か!」

武者「二言は無い。。。」

幽鬼「(…一番何考えてるかわからない奴が最初に向こうに行ったか)」

陰陽師「(………ふむ)」

魔王「だが、勇者には仲間がいる。それが、賢者だ」

陰陽師「……」ピクッ

魔王「賢者は天地を自在に操る程の実力者。まさしく人に余る魔力の持ち主だ」

陰陽師「…その賢者というのは、何歳だ?」

魔王「勇者と同じだ。16歳」

陰陽師「16の童が天地を操る?面白い冗談だな」

魔王「冗談ではない」

陰陽師「わかっておる。………気が変わった、貴様の首よりも、賢者の首を見たくなった」

幽鬼「(これで二人か…)」

幽鬼「勇者の仲間は他にいないのか?」

魔王「いや、あと一人…竜王がいる」

幽鬼「竜王?」

陰陽師「…」ピクッ

武者「。。。。」ピクッ

魔王「ああ。聖なる竜の王だ」

幽鬼「…竜王か、少し、興味が沸いてきたな」

魔王「ならば!」

幽鬼「言いでしょう。私達三人、勇者パーティーを倒してみせます」

魔王「おおおお!ありがたい!実は奴らは既に魔王城の中にいるのだ」

陰陽師「ならば、時間稼ぎがてら、貴様が奴らと戦ってこい」


魔王「は?」

幽鬼「(おいおい)」

陰陽師「貴様だけヌクヌクと王座に座して良いと思ったのか?二流」

魔王「な!貴様!」

武者「…見たところ、武力は私の半分程度。。。。」

陰陽師「魔力も、私の半分程度か…」

魔王「わ!我は魔王だぞ!!ふざけた事を抜かして!!300年生きてきた私にそのような事を抜かしてどうなるか!!」

幽鬼「……666年」

魔王「…何?」

幽鬼「自分が生きてきた時間ですよ。二流さん」

魔王「………行ってきます」トボトボ


陰陽師「ふん。二流どころか、三流魔王だな」

武者「…貴殿の心は読めん。。。。」

陰陽師「当たり前だ」

幽鬼「…………(あっ)」



―――しばらく経過―――

ギャァァァァァ


陰陽師「魔王の断末魔が聞こえたか」

武者「情けない声だ。。。。」

幽鬼「(いや、わずかに生きている)」

陰陽師「まあ、勇者パーティーとやらがどれだけ強くても、この部屋に入った瞬間に絶望するだろうな」

幽鬼「八式封陣と五星陣か」

陰陽師「三流程度の実力では、時間稼ぎにしかならんからな」

武者「……近付いてきたな。。。。」

幽鬼「(そもそも、魔王より強いのが三人いるってだけで絶望するのに、そこに用意周到に結界なんかあったら絶望ショック死するんじゃなかろうか)」

武者「来た。。。。」

幽鬼「さて、どれ程の実力者だろう」

陰陽師「悪いが、扉から入って来た瞬間に勝負は決まるぞ?」


―?はトラマナを唱えた―

陰陽師「なにっ!?」


―魔王扉が開く―

―陰陽師の結界は発動しなかった―

幽鬼「(…ほう)」

武者「やるではないか」

勇者「覚悟しろ!悪三神!!」

賢者「魔王が全て吐きました!貴方達が諸悪の権現だと!!」

竜王「貴様等を倒して、真の平和を勝ち取る!!」

勇者「ウォォォォォ!!」

賢者「勇者様!スピオキルト!」

竜王「勇者!竜闘気だ!」

勇者「行くぜェェェェェェ!!!」


幽鬼「(………何はともあれ)」
陰陽師「(あの三流…)」
武者「(外衆以下であったか。。。。)」

―勇者の先手必勝攻撃!!―


武者「風雲流水…枝垂れ柳。。。。」

―武者は攻撃を受け流した―

勇者「何だと!?」


―賢者はイオナズンを唱えた―

陰陽師「小賢しい!召霊:台風」

―陰陽師は爆風を弾き返した―

賢者「そんな!」

竜王「危ない!」

―竜王は賢者を庇った―

幽鬼「…隙だらけだな」

―幽鬼の鋭い突き攻撃―

竜王「グハァ!」


勇者「コイツら…」

賢者「強いです!魔王の何倍も!」

竜王「だが、諦める訳には行かない!!」

竜王「ハア!!」


―竜王の身体細胞を活性化した―

幽鬼「(気力による体力の増加。否、セーフティーを外した?)」

竜王「食らえ!!活殺竜神衝!」

―竜王の鋭い突きが幽鬼達を襲う―

幽鬼「泰山・土竜塚!」

―幽鬼は巨大な土山を召喚して防いだ―

勇者「今だ!行くぞ賢者!」
賢者「はい勇者様!」


勇者「マヒャド!」
賢者「ヒャダイン!」

―二人の氷水呪文が混ざり合い、土山を凍らせた―


幽鬼「(しまった!動きが制限されてしまう!?)」

陰陽師「何をしている!召霊解除!」

―陰陽師は土山を消し去った―

幽鬼「す、済まない」

武者「なに。。。。。。時間稼ぎになったさ。。。。。。。。」

―武者は尋常でない闘気を出している―

勇者「マズイ!マジックバリア!」
賢者「す、スクルト!」
竜王「刃の防御!?」



武者「。。。。。。。。。。。。起きろ。。『星剣皇泰』」

―武者の持つ刀が変化した―

武者「。。。。。。斬!!」


勇者「グハァ!!」

―武者の『星剣皇泰』による強烈な一撃―

賢者「勇者様!!」
竜王「勇者ァ!?」

勇者「(……み、見えなかった…今のは一体…??)」

武者「。。気絶している隙など。。。。与えん」

竜王「賢者ァ!勇者を今すぐ回復しろォ!?」
賢者「は!ハイ!!ベホマ!!」

幽鬼「それじゃあ、自分も武者にあやかって……魔霧雨!」

陰陽師「……(幻術か…面白い)」

―部屋の中に気味悪い霧が発生した―


勇者「一旦体制を整え…なにっ!?」

武者「。。。。。。参れ『宝剣桜蝶』。。。。。。斬。。」



武者「…!?」

勇者「…りゅ!?竜王!?」


竜王「何とか、間に合ったか!?」

武者「見事なり。。」

竜王「だったら!吹き飛べ!!」

―竜王の空気鎧を纏って武者に体当たりした―

武者「ぐっ!?」


幽鬼「参ったな、見事に防がれた」


竜王「竜鱗の頑丈さ、甘く見るなよ!」
賢者「とにかく、一旦体制を整えます!ピオリム!」



勇者「なんて奴らだ…」
賢者「流石は、悪三神ですね」
竜王「だが、見たところ奴らは能力特化型だ。相性さえ良ければ勝てる!」

勇者「そうだな。問題は、誰が誰と戦うか、だが…」



幽鬼「相談は終わったかな」ヒュンッ

勇者「!?」
賢者「っ!メラミ!」

―賢者はメラミを唱えた。しかし、外れてしまった!―

竜王「(一体どこから現れた!?)」

幽鬼「霧の中を走ったのさ」ヒュンッ

竜王「(心を読まれた!?」


幽鬼「そして、本命はこれだ!!」

幽鬼「雷撃掌!」

―幽鬼は稲妻を纏ったパンチを放つ―

勇者「(賢者のピオリムのおかげで、何とか避けれ……っ!?)」ビリッ
竜王「(間一髪……!?)」ビリッ
賢者「(これは!?)」ビリッ

―勇者達は放電した稲妻を喰らった―

幽鬼「残念、甘かったですね」


竜王「……霧か!!」
賢者「バギクロス!!」

―賢者の唱えたバギクロスにより 魔霧雨が消えた―

幽鬼「……」



勇者「二人とも!!上から来るぞ!?」

幽鬼「……チッ」
武者「(気付かれたか。。。。)」

竜王「ファイアーブレス!!」

―竜王は上空から来た武者に向かって火炎を吹いた―

賢者「ベギラゴン!」

―さらに、賢者がベギラゴンでを炎を強化する―

武者「。。。。。。。。哭け。。『霊刀散吐』。。。斬!!」


―武者は冷気の刀で二人の火炎を切り裂いた―


賢者「そんな!?」
竜王「次が来るぞ!!」

陰陽師「その炎、有効活用させてもらおう…」

陰陽師「"火帝災炎"」

―陰陽師は残った炎を集めて賢者達に放った―

勇者「フバーハ!マホステ!」

―勇者は優しい光を纏って"火帝災炎"を受けた―

勇者「ぐ…」

陰陽師「ただの呪文と勘違いしたのか?…愚かな」


賢者「ベホマ!」

―勇者の傷が完全に癒える―



勇者「…マホステが一瞬で掻き消された…凄い威力の呪文だ…」
賢者「勇者様!!」
勇者「平気だ…マホステが消えた瞬間のベホマ、ナイス判断だ。流石賢者」
竜王「分が悪いな…一旦引くか?」




陰陽師「ずいぶんと拍子抜けだな」
武者「否。。。。反応速度が上がっている。。。。我等に対応しているぞ。。。。。。」
幽鬼「言われてみれば、確かに…」
陰陽師「…ふん」



勇者「竜王の言う通り、このままじゃ負ける!一旦引くか」
賢者「この部屋は魔力が濃すぎます、扉まで行かないと」
竜王「よし、戦略的撤退だ!」



―勇者達は扉に向かった―


勇者「よし!あと少しだ!」
賢者「虚を付けたようですね」
竜王「情けないが、仕方あるまい」


陰陽師「ふ…舐められた物だな」


―勇者達が扉の前に立った―



陰陽師「トラマナの効力はそろそろ消えたかな!?」



―八式封陣と五星陣が発動した!―



陰陽師「さて、どうなったかな?」
幽鬼「コイツは……」
武者「。。。。。。。。…」


―勇者達は結界に閉じ込められてしまった―


勇者「(これは!?)」
賢者「(しまった…)」
竜王「ぬぅ…」

陰陽師「我との戦闘で疲労した身体では、そこから出ることは不可能!諦めて衰弱死するがよい」

幽鬼「(…奴は悪魔か?)」
武者「(あわれなり。。)」



陰陽師「策による勝利。やはり心地好いな」


勇者「くそ!こんなところで俺は終わるのか!?」
賢者「勇者様ぁ!!」
竜王「悪三神…これ程の力とは…」


幽鬼「(勝利の喜びよりも罪悪感の大きい…)」

武者「(。。。。。。。。ここで尽きる器か。。。。。)」

陰陽師「ふっふっふ…いくら叫んでも結果は変わらんさ。奇跡でも起きない限りな!!」



勇者「…ォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」グワッ


賢者「勇者様?!」

竜王「やめろ勇者!力を無駄に消費するな!」

幽鬼「(ん?)」

武者「(。。。。。。。。。。)」



勇者「負けるわけには!ここまで来て倒れるわけには!!行かないんだよオオオオオオオ!!!!!」


…パキッ

陰陽師「なに!?私の結界が!?!?」



―結界に ヒビが入る!!―


陰陽師「馬鹿な!?」


勇者「『ギガスラッシュ』」


―結界は 砕け散った!!―



幽鬼「…面白くなってきた」

武者「。。。。見事!」


賢者「勇者様!なんて無茶な真似をするんですか!」

竜王「だが…おかげで助かった!」



勇者「俺達は!世界の希望なんだ!!絶対に負けない!!!」

賢者「はい!もう逃げません!!」

竜王「目が覚めた。死んでも勝つ!!」



陰陽師「(私の理解の範疇を超えた力だと…!)」

幽鬼「勇者!その首、」
武者「貰い受ける!!!」

幽鬼「(あれ?台詞取られた)」

賢者「させません!マヌーサ!ボミオス!」

―幽鬼と武者を深い紫の霧が包み込む―


幽鬼「チッ…天狗・飛翔!」

―幽鬼は上空に逃げた―


武者「。。。。むむむ」

―武者は幻覚に戸惑っている―


竜王「空中戦なら負けん!昇竜拳!!」

―竜王の拳が幽鬼を襲う―

幽鬼「ぐっ!」



竜王「落ちろ!ドラグーンメテオ」

幽鬼「(尻尾か!?これは避けれない!!)」

―竜王の振り切った尻尾が幽鬼を襲う―

幽鬼「ぐおおお!?」

―幽鬼は地面にたたき付けられた―


勇者「ベギラゴン!!」

―火炎が幽鬼と武者を襲う―


武者「(左から火の気!?攻撃か!!)」

幽鬼「(間に合わないか!?)」

陰陽師「"襲水"」

―陰陽師の水がベギラゴンと相殺した―



幽鬼「助かったぜ」

武者「幻覚霧も晴れた。。。。」

陰陽師「いい気になるなよ勇者!"業雷刃"」


―雷の刃が勇者を襲う―


賢者「マホカンタ!」

―魔法の壁が業雷刃を跳ね返した―

陰陽師「…チッ」


武者「。。吸え!『輝剣雲天』。。。。雷斬!!。」

―武者の剣は跳ね返した業雷刃を吸い取った―

―武者の斬撃が賢者に向かった―



竜王「竜闘気―空気鎧!」

―竜王は賢者を庇った 電気の斬撃は四散した―

幽鬼「狐火!」

竜王「無駄だ!竜王圧撃」

―竜王は空気鎧を纏ってタックル 狐火は四散した―


幽鬼「た、泰山・土竜塚!」


―土山が竜王を受け止めた―


勇者「ウオオオオオオオ!」

―勇者は力を溜めている―


陰陽師「(次が来るか!?)」幽鬼「(これは厳しい)」
武者「(楽しませてもらうぞ!)」



勇者「『ビッグバン』!!!!」


―強力な衝撃が陰陽師と幽鬼と武者と竜王を襲う!―

―しかし、竜王は土山にいるので平気だった―



陰陽師「守護法陣!」

―陰陽師を中心に防御陣が展開する―

幽鬼「助かったぜ」
武者「恩に着る」

陰陽師「……貴様ら!少しは役に立て!」


幽鬼「…チッ」
武者「。。。。。。。。ふむ」


幽鬼「だったら!取って置きの技だ!」

幽鬼「影潜り!」

―幽鬼は影に潜って姿を消した―


賢者「消えた!?」
勇者「だが!ビッグバンの爆風の中で動けるはずがない…」
幽鬼「果たしてどうかな?」スビュンッ

賢者「きゃあ!?」ズルッ

―幽鬼は賢者を影の中に引きずり落とした―


勇者「け、賢者ァ!?」

幽鬼【影の世界で俺と勝負だ姉ちゃん!】


―幽鬼のテレパシィが全員に行き届いた―



―【影の世界】―


幽鬼「さて、覚悟は良いかな?」

賢者「舐めないで下さい、スピオキルト」

幽鬼「まずは身体強化か…。呪解・一門」

―幽鬼の妖力のセーフティが外れた―

賢者「そちらも強化ですか」

幽鬼「人間と違って燃費効率が悪いからね。普段は鍵を掛けてるのさ!」ヒュンッ

賢者「(は、早い!)」ギリッ



―幽鬼は腰を据えると真っ直ぐ拳を突き出した―

賢者「イオ!」

―賢者は爆風で攻撃を回避する―

幽鬼「やるな!紅鬼爪」

―幽鬼の両手に真っ赤な巨大爪が現れる―

賢者「バギクロス!」

―竜巻が幽鬼を襲う―

幽鬼「紅嵐!」

―幽鬼が腕を振るうと、赤い竜巻が現れた―

賢者「バギクロス!!」

―賢者は竜巻を強化する―



幽鬼「召喚・呪樹童子!」

賢者「ウドラーの大群!?」

―賢者は樹の妖怪達に囲まれた―

賢者「…ここなら周りを気にしなくて済みそうですね」

幽鬼「なに?」

賢者「右手からバギクロス、左手からマヒャド……氷刃呪文マヒアロス!!」

―氷刃の暴風が樹の妖怪達を襲う!―

幽鬼「…うわぉ、見事にカチカチだな」



賢者「右手からメラゾーマ、左手からマヒャド…メドローア!」

幽鬼「!?」

賢者「消えなさい!!」

幽鬼「まずい!?」シュッ


―賢者の放ったメドローアは幽鬼の左をかすめた―


幽鬼「(絶句)」

賢者「今のを避けますか…」

幽鬼「(どうやら…このお嬢ちゃんタチが悪いらしい…)」

賢者「今度は外しません!」

幽鬼「か!解除!!」


―【影の世界】が破れた―


勇者「大丈夫か賢者!!」

賢者「勇者様!?」

竜王「無事だったか賢者!」


陰陽師「無様だな」

武者「負けたか」

幽鬼「どうにも、あのお嬢ちゃん、俺には相性が悪いらしい」

陰陽師「………」



勇者「賢者、その手…」

竜王「アレを撃ったか」

賢者「これぐらい…平気です」


陰陽師「お前もアレぐらいの負傷をしたらどうだ?」

幽鬼「…チッ」

武者「。。。。。。目覚めよ『神剣菖蒲』。。。」


勇者「向こうの剣使い、まだまだ本気じゃないな…」


勇者「だけど!俺だって!!」

―勇者は気合いを溜めている―

竜王「先に行かせてもらうぞ!」

竜王「『秘伝・炎氷双竜の構え』」

―竜王は対角線に両手を構えると、そのまま武者に向かった―

武者「。。。。。斬!」

竜王「甘いな!」

武者「蜃気楼!?」

―炎と氷の力によって蜃気楼発生。武者の攻撃は外れた―

竜王「全員、後ろがガラ空きだ!!」

竜王「双竜波!」

―炎と氷の竜が三人を襲う―

勇者「行くぜ!!『ビッグバン』」

―勇者と竜王の攻撃が三人を前後から襲う―


陰陽師「後ろは任せろ……次元穴」

―竜王の双竜波が賢者を襲う―

幽鬼「…マズイ」

武者「。。。。。!?」


竜王「賢者!!」


賢者「…………決めます!」

―賢者は双竜波を受け止めると、右と左に分解した―

賢者「『メドローア』」

―そして、瞬時に打ち返した―
―ビッグバンとメドローアが三悪神を襲う!―


勇者「これが!!」
竜王「結束の!!」
賢者「力です!!」

武者「。。。。。見事だな」
陰陽師「…幽鬼。これは何だ?」
幽鬼「絶対消滅魔法だよ」


陰陽師「そうか………」


ピカッ!!?


―勇者達は戦いに勝利した 世界は平和を取り戻した―


end


勢いだけの
駄文駄文&駄文
でも書いてて面白かった!

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