男「やかましい! 鬱陶しいぞ、てめぇらッ!」
許嫁 (はぁ……素敵)
女 (ふあぁ……格好いいなぁ)
幼馴染 (う……シビれる……)
女「男くんのあのクールな心を動かすにはどうすればいいかな」ヒソヒソ
許嫁「男性の心を掴むのはまず胃袋から……と言いますわね」ヒソヒソ
幼馴染「えっ……料理……?」ヒソヒソ
女「と言う訳で!」
幼馴染「男の家で!」
許嫁「御料理勉強会をしますわ」
男「どう言うわけだてめーら」
許嫁「まあまあ……男さんは二階の自室へ行っててくださいまし」グイグイ
男「やれやれ」スタスタ
バタン
幼馴染「うーん料理かあ……自信ないなぁ」
女「大丈夫! 私が教えてあげるよ」
許嫁「わ、私は花嫁修業の一貫として料理はすこぶる自信ありますわよ?」
女「材料見てみようか」カパッ
冷蔵庫「ヒエッヒエンゴ」
幼馴染「一通りの野菜と豚肉、鶏肉牛肉……があるわね」
許嫁「調味料もかなりありますね」
女「あー、そっか。男くんて家族が海外出張で一人暮らしだもんね」
幼馴染「……て事は自炊してんのね」
許嫁「それってつまり……」
全員「料理上手……?」
幼馴染「もしかして」
女「私たちの腕前では」
許嫁「到底及ばない?」
女「て事だよね……」
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