運営員「あなたは色仕掛け選手権のターゲットに選ばれました」(13)

少年「って、いきなり言われても。なんですかそれ」

運営員「ショタ美少年。お金持ち。姉妹、義理の母との4人家族。まさに完璧ね」

少年「あのー……」

運営員「あら失礼。この大会はその名の通り、色仕掛けの達人たちがその技術と美貌を競うものです」

運営員「参加者は例えばスパイ、くノ一、ビッチ女子高生……果ては淫魔や妖女まで」

少年「いや、くノ一や淫魔なんて」

運営員「いますよ。あなたが知らなだけで」

少年「まあいいけど……で、仮にホントにそんな大会やるとして、ターゲットってなんですか?」

運営員「ふふ。参加者はただ一人のターゲット、つまり少年さんをどれほど虜にできるかを競うんです」

少年「そっ、そんな!? 勝手に」

運営員「ええ、勝手にです。でも、勝手に選ばれて良かったと……心底から思うことになるでしょうね」

運営員「一人でも、大勢の男達の理性を完全崩壊させられる女達が、集団で誘惑し天国を味あわせてくれるのだから―――」

少年「だって……僕、好きな人がいるんですよ? それに……日課のid腹筋で忙しいし」

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