朝

ﾁｭﾝﾁｭﾝ

真人「ふっ…ふっ…筋肉！…筋肉！」

理樹「おはよう真人、今日も精が出るね」

真人「そりゃこのマッスルエクササイザーαを飲んでるからな！理樹も飲むか？」

恭介『何が何でもYESと答えろ』

理樹「いっ、いや遠慮しておくよ…」

理樹(流石にこれはOK出来ないや…恭介には悪いけど断っておこう)

真人「せっかく美味しいのによぉ…」

理樹「それじゃ、朝ご飯食べに行こうか」

真人「おー」


ｶﾞﾁｬ

「大変だーっ！野犬が男子寮に飛び込んで来たぞっ！！」

理樹「ええっ！？」

真人「今なんだって？」

犬「バウワウ！」

真人「うっ、うお！？」

理樹「こっちに真っ直ぐ向かってくる！？」

真人「部屋に戻れ理樹！こいつは俺が倒すっ！！」

理樹(なんて頼もしいんだ…お言葉に甘えて引き下がりつつ勝負の行方を見守ろうとした)

真人「よっしゃこい犬！」

犬｢バウッ｣ｸﾙｯ

真人「何ィー！？理樹危ねえっ！何故かそっちに真っ直ぐ向かっていくぜ」

理樹「分かってるよ真人…」

理樹(犬は既に部屋に侵入していた、部屋の角まで離れたが犬が僕だけを狙ってるのは明確だ)

理樹「ま、まさか…」

理樹(僕があの時真人にYESと言わなかったから罰が来たのか…！？)

犬「ガルルル…」

理樹「真人！さっきのマッスルドリンクを頂戴っ！」

真人「ああ？今はそれどころじゃ…」

理樹「いいから早く！」

真人「仕方ねえ、しっかり受け止めろ！」

理樹(犬の上から直線を描いたドリンクの軌道が僕へ向かってきた！)

ﾊﾟｼｯ

理樹「んくっ…｣ｺﾞｸﾝ

理樹(ま、まずい…だけどこれで…！)

犬「クゥーン…｣ｽﾀｽﾀ

真人「ど、どういう事だ？真っ直ぐ帰っていくぜ…？」

理樹(何という事だ…やはりNOと言えば逆に僕に不幸が襲ってくるのか……)

理樹(となるとこの2かは出歩かない方が吉じゃ…)

真人「理解決したことだし早く飯食いに行こうぜー！」

理樹「そ、そうだね……」

理樹(断れなかったのである)

食堂

理樹「ご馳走様…」

ﾄｺﾄｺ

葉留佳「ねーねー理樹君」

理樹(容器を片付けた葉留佳さんが僕に秘密話をする仕草で僕に囁いた)

理樹「どうしたの？」

葉留佳「ちょっとお願いがあるんだけどさ……>>6｣ﾎﾞｿﾎﾞｿ

S E Xしよう？
エロ安価無理なら無視していいよ

>>6
このスレでNOは無い

葉留佳「SEXしよっか｣ﾎﾞｿ

理樹「～～ッ！？」

ｶﾞｯｼｬｧﾝ

謙吾「どうかしたか？」

理樹「いや何でもないよ…はは」

葉留佳「あははー！理樹君顔真っ赤ーっ！冗談ですヨ、理樹君がそんな事引き受ける訳ないの分かってるし」

理樹「いやダメだ、絶対しよう｣ｶﾞｼｯ

葉留佳「へっ？」

理樹部屋

葉留佳「ほ、本気なの…？」

理樹「YES！僕に拒否権はない」

ｶﾁｬｶﾁｬ

葉留佳「ち、ち、ちょっと待ったー！」

理樹「待つよ｣ﾋﾟﾀｯ

葉留佳「あっ、本当に待つんだ」

理樹「もしかして待ってほしくなかった！？ご、ごめん言う通りにするよっ！｣ﾊﾟｻｯ

理樹(呪いを受けられたくない、背に腹は変えられないので全裸になった)

葉留佳「ぎゃーっ！襲われるー！！」

理樹「もはや葉留佳さんの意思は関係ないんだ！僕はどんな命令も忠実にこなさないと色々まずい事になる！」

葉留佳「だったら止めてよぉ…！」

理樹「分かった｣ﾋﾟﾀｯ

葉留佳「うわここまで忠実だと笑っちゃいますネ」





10分後

葉留佳「へぇ、そんで理樹君はそれを信じていると」

理樹「まあね」

葉留佳「つまり今なら理樹君を……｣ﾆﾔﾘ

理樹(なんだか嫌な予感……)

葉留佳「>>12」

>>7

葉留佳「ふぇっふぇっふぇっ…良い事を思いついたぞよ。姉御をこの理樹君を使って貶めましょう」

理樹(限りなくトンデモない事だー！)

葉留佳「もちろん協力してくれますよネ？」

理樹「こ、殺され…」

葉留佳「返事は？｣ﾆﾔﾆﾔ

理樹「は、はい…」

葉留佳「うむ、苦しゅうない。では作戦を伝えよう、ミッションスタートですヨ！」

続く

カフェテラス

理樹「おっ、おはよう！」

来ヶ谷「やあ。朝は大変だった様だな」

理樹「まあね…」

来ヶ谷「口切れが悪いな？もしかして口内炎が至る所に出たか」

理樹「妙に嫌な想像させないでよゆいさん！」

来ヶ谷「えっ」

理樹「……」

来ヶ谷「……今私を下の名前で呼んだか？」

理樹「何言ってるのさ？来ヶ谷さんとしか言ってないよ」

来ヶ谷「う…うむ。ならいいんだが…。所で今日は何故ここへ来た？相談ならお姉さんがいつでも乗ってやろう」

理樹「ああ、そんな事じゃないよ！他ならぬゆいさんに頼…」

ｶﾞｼｯ

来ヶ谷「やっぱり言ってるだろう！？」

理樹「ば…バレた？」

来ヶ谷「当たり前だっ！」

来ヶ谷「どういう風の吹きまわしか知らんがたとえ少年と言えども…」

理樹「ひぃ…！」

…
……
………



さっき

葉留佳「まず理樹君は姉御を名前で呼びます」

理樹「いやそれやったら既にその次を実行出来る気がしないんだけど」

葉留佳「そして危うく殺されそうになったら>>22！大丈夫ですヨ、本当に殺されかけたらちゃんと見守ってあげますから」

理樹「いや結局見てるだけじゃないかっ！」

………
……
…

理樹(本当にやるしかないのか……！！)

名前を呼んで、押し倒す

理樹(南無阿弥陀仏！)

理樹「好きだよゆいさん！」

ﾄﾞﾝｯ

来ヶ谷「なっ…！？」

ｶﾞｼｬｰﾝ

理樹「はぁ…はぁ…」

理樹(やった！抵抗させる暇を与えず押し倒せたぞっ！)

来ヶ谷「こ、これからどうしようというんだ？」

理樹(そういえば葉留佳さんからはこれ以上何も聞かされてないや)

理樹「いや特に…」

来ヶ谷「なんだと！？」

ﾄﾞﾝｯ

理樹「うわっ！？」

来ヶ谷「本当にここまでして何もしないつもりか！？」

理樹「まあ…押し倒せと言われただけだし…」

来ヶ谷「この私を生殺しにするつもりか！…じゃない、誰が命令したんだ？恭介氏辺りか？」

理樹「いや言うわけには……」

『YES！』

理樹「葉留佳さんだよ」

来ヶ谷「よし、簡単に吐くとは思わなかったが手間は省けた！」

ｶﾞｻｯ

葉留佳「ちょっと理樹君！？なんであっさりバラすのー！」

理樹「だって僕今YESMANだし」

葉留佳「そうだった！>ヮ<｣ｶﾞｰﾝ

ﾊﾟｷﾎﾟｷ

来ヶ谷「覚悟はいいな？私は出来てる」

葉留佳「いやそれ覚悟するのは私しか…」




………
……
…

葉留佳｢｣ﾌﾟｽﾌﾟｽ

来ヶ谷「して、理樹君」

理樹「なっ、なんでございましょうか！」

来ヶ谷「君は今YESMANだと言ったな、もしかして本気で実践してるのか？」

理樹「うん、来ヶ谷さんも知ってた……バイバイ！」

ｶﾞｼｯ

来ヶ谷「逃がさん」

理樹(来ヶ谷さんの事だから葉留佳さんより鬼畜な命令を出される！)

来ヶ谷「ふふっ、いいか理樹君…必ず実行しろ>>27」

上

やっと書き込めたか…今日の9時から再開！

来ヶ谷「佳奈多君にセクハラしてこい、保健室で寝込みを襲えば楽勝だろう」

理樹「問題はその後だよ！」

来ヶ谷「おやおや話が違うぞ」

理樹「やります！」




保健室

ベッド

理樹(前と同じ様に一人きりの保健室で寝ていた。というか来ヶ谷さんなんで知ってるんだ)

佳奈多「………んん」

理樹「うっ…」

理樹(出来るだけ気付かれない様にしよう、ばれなければ来ヶ谷さんの命令にも従った事になるし…)

>>30

僕がどれだけ酷い目にあってもいい、かなたんだけにはそういうことをしない。

理樹(やめよう。たたでさえ二木さんは忙しく辛い日々を送ってるのにこれ以上迷惑は掛けられない。ここは僕がどれだけ不幸になったっていい、大人しく身を引こう)

ｶﾞﾗｯ

真人「先生！先生はいるかー！？やべぇよ…俺ともあろう物が筋肉痛になっちまったんだ！助けてくれぇぇえ！！」

佳奈多「何ようるさいわねぇ…｣ﾑｸﾘ

佳奈多「……｣ﾊﾟﾁｸﾘ

理樹「oh sit」

佳奈多「なんで私のベッドの隣にいるの」

真人「あ、あれっ…急に回復してきたぞ……？おお、むしろ気持ちよくなってきた。今日はさっさと寝よう、ああそれがいい｣ｽﾀｺﾗｻｯｻ

理樹「真人待ってーっ！！」

5分後

理樹「うぐぅ…｣ﾊﾞﾀｯ

佳奈多「今はこの辺にしておいてあげるわ。それで何、私の寝顔を見たかった訳？」

理樹(この際、理由を言わないと二度と口を聞いてくれないだろう)

理樹「じ、実は……」



佳奈多「バカみたいな話だけどこれだけやられて嘘を吐く理由も無いしね、いいわ許してあげる」

理樹「えっそれ本当！？」

理樹(やった、正直者はなんとやらだね！)

佳奈多「ただし>>35」

今晩私の代わりにクドと一緒にすごせ

理樹「絶対何か言うと思ったよ…ってクドと！？」

佳奈多「文句あるの？」

理樹「当たり前さ！」

佳奈多「今日両親と会う日なの。クドはその度に悲しがってると思うわ…だから一緒に夜を過ごしてほしい訳」

理樹(そんなこと風紀委員が頼んでいいのか……)

佳奈多「クドは貴方に懐いてるようだし適任だと考えてるの、大丈夫よ噛まないから」

理樹「そういう問題じゃ……！」

佳奈多「別に寝泊まりしろと言ってないわ、ただ手を出したら殺すから」

理樹「くっ……」

佳奈多「返事！」

理樹「はい…」

佳奈多・クド部屋

理樹「という訳なんだ…」

クド「わふー佳奈多さんの優しさに触れました！」

理樹「鈴とか小毬さんを読んでこようか？」

クド「いいえ、私は理樹と遊びたいです！」

理樹「そ、そう…」

理樹(拒否権が無いから出来るだけ影を薄くしたかったんだけどなぁ……)

クド「わふー！いい事を考えました！」

理樹「えっ？」

クド「寝るまで>>38というのはどうでしょうか」

ツイスターゲーム

理樹「いいかいクド？他の遊びを考えてごらん」

クド「わふー！何故か優しく瑜とされてますっ！？私はリキとツイスターゲームがしたいですっ」

理樹「わ、分かったよ…」

【文字だけでお楽しみ下さい】

ラジオ『次は赤』

理樹「く、首が……しまるっ！」

クド「あはっくすぐったいですー！」

理樹「ちょ！そこはダメだクドっ！」

クド「しょうがないんです、許して下さい」

理樹「ボ、ボドドドゥボオー…」


2時間後

理樹「クド…本当にごめん……」

クド「いえいえ…これもツイスターゲームには良くある事です」

理樹「そ、そうだよね！」

クド「早く出て行って下さい」

理樹「がお……」


理樹(こうして夜は更けていく………)

朝

理樹「おはよう……」

鈴「ん」

理樹「あれ…鈴？なんでこんな所にいるのさ」

鈴「今日は祝日からな、遊びにきた」

理樹「よっと。とりあえず何か飲む？」

鈴「いやいらん、ちょっと手伝ってもらいたい事があるんだ」

理樹「モンペチ買いに行く？」

鈴「！？」

理樹(どうやら当たったようだ)

鈴「まーお前がそーしたいなら行ってやらん事もない」

理樹「あはは…じゃあちょっと待ってて」

鈴「うん｣ｽﾀﾀ

商店街

鈴「重たいぞ、大丈夫か？」

理樹「これぐらいならなんとか…」

理樹(まあ断る事も出来ないんだけどね)

小毬「あれぇ？鈴ちゃんと理樹君？」

鈴「小毬ちゃん！」

理樹「やあ！小毬さんもお出かけ？」

小毬「うんっ、駅前に新しいケーキ屋さんが出来たから行ってみたのです」

理樹「これから帰り？」

小毬「まださーちゃんがお手洗いから帰ってきてないから待ってます！」

理樹「さーちゃん…？……あっ！」

理樹(確か『さーちゃん』っていうのは笹瀬川さんの事だったんじゃ！？)

理樹「分かった、じゃあ先に行ってるね！行こう鈴」

鈴「待て、小毬ちゃんと一緒に帰る」

理樹「き、今日はやめておいた方がいいんじゃ…」

ｻﾞｯｻﾞｯ

「神北さん、お待たせしましたわね。さあ行きましょう」

小毬「あ、さーちゃん」

笹瀬川「あら…貴方達は……」

鈴「お前は…ささせがわささみ！」

笹瀬川「だから私の名前は！……って言えてますわね…」

鈴「小毬ちゃんとささみは知り合いだったのか！」

笹瀬川「というよりルームメイトですわ」

小毬「そうだんだよぉ」

鈴「悪魔め…」

笹瀬川「何ですってー！？私は何もしていないでしょうがっ！貴方達、やっておしまいなさい！」

ｼｰﾝ

理樹「いやいや…今日は連れてないんじゃないの？」

笹瀬川「そっ、そうでしたわ…ええい、仕方が無いですの…直枝理樹、今日は貴方が代わりですわ！」

理樹「えっ、ええーっ！？」

鈴「あんなのの命令に従う事はないぞ！」

笹瀬川「あなたとは関係ありませんわ。直枝、さっそくあの無礼者に>>46」

鈴「理樹！ささみに>>46だ！」

理樹(どっ、どうすればいいんだー！？)

縺上☆縺舌ｊ

理樹「縺上☆縺舌ｊ！？」

理樹(百歩譲ってやるとしてもこの場合どちらにやれば……)

来ヶ谷「お小毬の様だな」

理樹「来ヶ谷さん！」

来ヶ谷「こういう時はどちらにもやればいいだろう、自分に縺上☆縺舌ｊをやるなとは命令されていないのだからな」

理樹「いや2人ともって…」

来ヶ谷「やれ」

理樹「う、うおおお！」

鈴「やっ、やめ…」

縺上☆縺舌ｊ！



笹瀬川「おーほっほっほ！見事でしたわ直枝。貴方を特別に私の部下にしても…」

理樹「ごめん！」

縺上☆縺舌ｊ！





鈴・笹瀬川「……｣ｸﾞｯﾀﾘ

小毬「ほわぁぁあ！？や、やめてー！」

理樹「小毬さんにはやらないから大丈夫だよ…」

夕方

裏庭

理樹「つ、疲れた…結局来ヶ谷さん達にも協力してもらったけどモンペチと鈴を担ぐのはもう懲り懲りだ」

西園「それはお疲れ様でしたね」

理樹「げ…聞いてた？」

西園「まあ全て見てましたから」

理樹「さ、最初から？」

西園「……｣ｺｸﾘ

理樹「……｣ﾀﾞﾀﾞｯ

理樹(僕が完全に逃げ切るよりも前に言われてしまった)

西園「>>49」

今すぐ私を孕ませて下さい。はるかさんの時のように私が抵抗したとしても構わずに最後までしてください

理樹「今なんて…」

西園「言った通りです、大丈夫です夕方は人も来ませんし存分にお願いします」

理樹「……｣ｺﾞｸﾘ

理樹「……ダメだ、そんな事出来ないよ」

西園「私がそう望んでいるんです、どうかお願いします」

理樹「………」


…………
……
…




…
……
………

西園「………ありがとうございました」

理樹「」

西園「枯れてしまったのでしょうか？」

理樹「」

西園「とりあえず服を着せておきましょう…」

夜

ｻﾞｯｻﾞｯ

沙耶「もう、居ないと思ったらこんな所で寝てるなんてパートナー失格ね！」

理樹「」

沙耶「理樹…君？」

理樹「ううっ…」

沙耶「どうしたの！？」

理樹「西園さんいじめっ子…」

沙耶「ダメだわ…少し錯乱状態に陥ってるわね、部屋へ運びましょう」

理樹部屋

真人「んが……」

沙耶「大丈夫…？」

理樹「沙耶さんがここまで運んで来てくれたの…？」

沙耶「まあね…しっかりしなさいよもう」

理樹「ありがとう、感謝してもしきれないよ」

沙耶「今日はもう地下はやめておきましょう、ちゃんと寝てなさい」

理樹「うん…何かお礼をしなくちゃね」

沙耶「お礼ね……例えば一生私のパートナーでいること！なんてね、これが終わったらすぐ転勤なんだけど」

理樹「分かった」

沙耶「へっ？」

理樹「今僕はYESMANなんだ、なんでも言うことを聞かなくちゃならない」

沙耶「ふふっ…変な事言って」

理樹「本当なんだってば！今日の0時までは必ずどんな人の命令を遂行しなくちゃいけないんだ！」

沙耶「あらそうだったの？それで本気で一緒にいてくれるの？」

理樹「不幸になっちゃうからね！勿論だ」

沙耶「そう…じゃあさっさと寝なさい。もう今夜中の1時だから」



終わり