少女「誘拐された……」(31)

男「あー、最近ヒマだなあ」ブラブラ

友「なんだよ男、そんなにすることないのか?」

男「そうなんだよ友、先月彼女とも別れたし」

友「いや、別れたのはテメーのせいだろ(笑)」

男「うるせえ」ゴッ

友「いでっ!」

男「そのせいもあるのか、最近、どうもムラムラしてね…」ペロ

男「何かハデにやらかしたい気分なんだよね」

友「おい、何するつもりだよ?」

男「んー…そうだな」キョロキョロ


少女「きゃははははっ」

少女友「やだーっ、少女ちゃんったらー」

少女「それでさー、明日のことなんだけどねー」

男「たとえば、あそこにいる女の子」

友「あの子がどうかしたのか?」

男「おい、気付かないのか?」

友「え?」

男「他の子よりスカートがちょっと長い」

友「はぁ?」

男「おそらくまだ、未経験だろう」

友「お前、なかなか変態筋はいってんな」

友「いやでも、そういう子に限ってビッチだったりするかもしんねーだろ?」

男「いや、そりゃねーだろ」

友「なんでだよ?」

男「ブレザー着てるし、シャツのボタンも全部閉めてるし、リボンもきちんとつけてるぞ」

友「まぁ…そう言われたら…」

男「俺、一回そういう子とエッチしてみたかったんだよね~」ニヤリ

友「お、おいマジかよ?」

男「ああいう子が大声上げてよがってるとこ、見たくねえ?」

友「ま、まあ…す、少しはな」

男「見てえだろ?」ギリ

友「みっ、見たい見たい!!超見たいなーっ!」アセッ

男「よし、早速行動に移すとするか」

友「おい、もしかして俺もっ?!」

男「当たり前だろ?」ニコ

友「マジかよ…」ズーン

男「大丈夫だよ、俺はな、今までケーサツに捕まったことなんかねーんだから」ニカッ

友「いや、爽快に笑って言う言葉じゃないだろ」

男「万引きしたときも、免許ねーのにバイク乗ったときも、大丈夫だった」

友「悪いヤツだな、お前」

男「よし、お遊びはこれまでだ、準備するぞ」

友「お、おう…」

男「よし、まず俺のアパートで計画を練ろう」

友「え、今じゃないのか?」

男「いきなり実行すると、すぐボロが出るからな、計画を立ててからだ」

友「ふーん、そういうもんなのか…」


男宅

男「ただいまー」ガチャ

友「おじゃましまっす」

男「さっき俺の家に帰るときに、あの子が家に入るのを見た」

友「じゃああの子の家は、ここに近いってことか?」

男「そうだ」

男「俺が家の近くの信号を渡るときに、あの子も同じ信号を渡るんだ」

友「確かに、さっき渡ってたな…」

男「そこが狙い時だ」キリッ

友「へー」(ストーカー気質だなー、コイツ)

男「実行するのは、明日にしよう。早いほうがいい」

友「お、俺は何をすれば?」

男「車持ってきてくれないか?」

友「え、何でだ?」

男「俺は自転車しか持ってねーんだ」ドン

友「車くらい買えよ!!」

男「まあ車さえあれば何とかなる。あとは俺に任してくれ」

友「あの、さ…マジでやっちゃうのかよ」

男「何かハデにやらかしたいってさっき言ったろ?」

男「一回くらい誘拐したって、バレやしないさ」

男「きちんと脅しもかけるしな」

男「ガキひとりくらい、余裕だ」

友「……まあ、バレない程度にな…」

男「それに、悪い点ばっかじゃねえぜ?」

男「いくらヤっても、いいんだぞ、サイコーじゃねえか!」

友「ま、まあ…」ゴクッ

男「夢のために、カンペキな作戦立ててやるぜ!」

男「じゃ、明日の昼4時に、ここに来てくれ」

友「分かった」

友「じゃあなー」バタン

男「じゃなー」

友「うーん…いくらダチの頼みとはいえ、誘拐の手伝いさせられるなんてなあ…」

友「でも、童貞卒業できるかもしれないんだ…」(って考えると…)

友「二人だし、なんとかなる、よな…」


男「さて、俺はこれから寝ないで作戦を立てよう」

男「道具は、特になくてもいいか」

男「刃物もあるし、脅しの方はカンペキのはずだ」

翌日

男「ぐ、あ…」

男「結局最後の方は寝てしまった…」フアー

男「まあ何回もシュミレーションしたし、大丈夫だよな?」

男「よし、まずあの子がどうしてるか確認だ」ヒョコ

男「ちょうど登校時間か…あ、いた」

少女「昨日のドラマさー、面白かったねぇ」

少女友「そうだねー」キャハハ

男「仲良く談笑中、っと…」カキカキ

男「よし、フツーに学校に行くみたいだな」

男「お、いいこと思いついた」ピコーン

男「友達も誘拐しちゃおう」

男「人数が多いほうが、楽しいからな!」

男「友達は…あの子とは対照的なイメージだなあ」

男「かなり強気そうだけど、イケそうだな…」

男「おっと、大學いかねえと」パッ

男「チコクチコクー」バタン

友「お、男ー」フリフリ

男「おはよーさーん」ガタン

友「徹夜するとか言ってなかったか?」

男「いやー、やっぱ睡魔に勝てなかったわ…」

友「バカだなー、お前w」

男「えーっと、さっきメールしたと思うんだけど」

友「ああ、友達もって話、か?」

男「ああ」

友「いいけど」

男「マジか!」

友「あと、車、持ってきといたぜ」ピッ

男「すっかり乗り気じゃねえか」

友「やっぱ性欲にはかなわん」ドン

男「そんなもんかー」ハハハ

友「授業終わったら、直接行っちゃわねーか?」

男「じゃあ、少し遅めに出るか」

友「そうしよう、それまで授業だ」

キーンコーンカーンコーン

男「ふお?」ムグムグ

友「中学校の授業終わったみたいだな」モグモグ

男「うぅ、俺らが食事してるときに授業終了なんて羨ましいなあ」

友「いや、俺たちが課題溜め込んでるせいもあるけどな?」

男「早く終わらせて行こう」セッセッ

友「おい、言っとくけど俺はもう課題あと少しだからな」

男「マジかよ!」

20分後

友「おーい、男ー、まだかよ」

男「ちょ、ちょっと待ってくれ…」セッセッ

友「まーだーかーよ」ブラブラ

男「だからちょっと待てって!」バンッ

友「そんなに怒るなって」ヒャヒャヒャ

男「お前、そんなキャラだったっけ?」

友「お前の前ではいつもこうじゃん」

男「もうちょっと控えめだった印象だけどな…」ジロ

男「お、おわっ…たああああ!」

友「お疲れさん」

男「ふいー、疲れt…じゃない!」スッ

男「よし、そろそろ、か?」

友「そうだなあ、部活も終わる頃だしな」

男「よ、よし、行くぞ…」

友「ああ」

友「よし、車に乗るとするか」ガチャ バタン

男「お前…いい車乗ってるんだなあ」マジマジ

友「いいからいいから!」(借金して買ったんだよ 汗)

ブロロロロ…

男「あの子たちはどこだ?」

友「あっ、いた、あそこじゃないか?」


少女達「あはははー、でさあ」キャピキャピ

男「トイレどこかって聞いて、車に押し込めるか」

友「分かった」


男「ねえ、君たちちょっといいかな」ヒョイ

少女「な、何ですか?」

男「ちょっとここら辺にトイレないかなあ」

少女友「トイレなら、駅前のコンビニにありますよー」

男「え、どこどこ?」

少女友「えっと、あそこの奥の…」スック

男(いまだ!)

友「ちょっとゴメンねー」ヒョイッ

少女友「ひゃッ?むぐっ」

少女「きゃああああ!友ちゃんっ」ガバッ

男「そいっと」ヒョイ

少女「んぐっ!?」(なにこれっ、薬!?)

少女「っ……」(だんだん、眠く…)

少女友「」スースー

男「よし…」ドキドキ

友「車に、乗せるぞ」

友「ゴメンな、悪く思わないでくれよ…」

男「よし、俺のアパートへ連れて行こう」

友「そ、そうだな…」

ブロロロロ…

男「す、すげえ…」

友「そ、そうだな…改めて思えば、俺らすごいことしちゃったんだよな…」

少女「すー…」

少女友「すぴー」

男「おい、女子中学生誘拐しちゃったぞ!」アセッ

友「な、何だよ、お前が誘拐しようって言い出したんだろ!」

男「まあ、何とかなる、よな?」

友「うーん…うまくいけば…」

男(なんか急に不安になってきた…)

男「よ、よし…」ワキワキッ

男「も、もう我慢できない!さ、触っちまうからな…」スッ

少女「スースー」

男「……」サワッ

少女「んっ…」ピクッ

男「!!」(ヤバい、起き…っ!?)

少女「ふみゅ…」スゥースゥー

男「ほっ…」ドキドキ

男「……ぐ…」サワサワッ

男「や、やわらかそうだ…」プミュ…

少女「んゃっ…」ビクッ

男「ふおぉっ!!?」ギクッ

少女「ゃ~ん…へへー…」スースー

男「な、なっ…わざわざ声だすんじゃねえっ」ドキドキ

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