苗木「......」舞園「あの....苗木君?」 (288)

苗木「...............」


舞園「苗木君....?」


舞園(どうしたのかな?中学以来とは打って変わってむくちになっちゃったけど....)

苗木「.....」スッ


舞園「あ!待ってください!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1409839849

※注意

・ダンガンロンパです。

・ベタな展開かもしれません。

・初心者です。

・俺得です。

・うろ覚えだったりするので批判は甘んじて受けます。

舞園(彼は急に歩き始めたのでついていきました。そして彼がたどり着いた場所は)

舞園「体育館?」

舞園(苗木君は躊躇なくその中に入って行きました。)

そして入る直前に気味の悪い能天気な声が聞こえてきました。

???「あーあー!マイクテステス....聞こえてる?大丈夫だよね?えー、新入生の皆さん!!至急体育館にお集まりください!!」

苗木君はその声には耳を傾けずにどんどん入っていきました。

私も続いて入ると、綺麗に並べられた椅子があり、雰囲気が入学式のような様相となっていました。

苗木「....」

苗木君は体育館の中央で無表情に静かに立っていました。

その姿を見たとき、何故か寒気を感じました。

舞園「あ、あの苗木君?」

私は再び声を掛けましたが、彼から返事はありません。

戸惑っていると、

石丸「おお!君たちが1番か!」

後ろから石丸君が歩いてきて、その後ろから続々と他の人達も続いて入って来ました。

大和田「なんだ。どっか行ったと思ったらここにいたのか。」

朝日奈「二人とも早いね。」

舞園「え、ええ、まぁ。」

私は苗木君についてきただけなので歯切れ悪い返事になってしまいました。

桑田「しっかし、俺たち以外は誰もいねーな」

葉隠「きっとサプライズで隠れてるんだべ。俺たちの反応を先生っちが見てるんだべ」

江ノ島「そんなのあるわけないじゃん」

そこから皆さん個人個人で玄関ホールの延長のかのように話し始めました。

どうしようかと迷っていると、

???「うぷぷ!全員揃ったみたいだね!それでは今から入学式を始めます」

先ほど聞こえた気味の悪い声が体育館内で響き渡りました。

その声は舞台から聞こえ、私達はその方向を向きました。

その瞬間、舞台の上にあった机に白黒のクマのぬいぐるみが乗ってきました。

....ぬいぐるみ?

???「僕はモノクマ。この学園の学園長なのです!!」

都合によりカット


?????????????????

私は、いえ私達はそのぬいぐるみの存在に驚く以上の衝撃を受けていました。

ここで一生暮らす。
コロシアイをすれば外に出してやる。

それを聞き、私は気が遠くなりそうになりました。

他の皆さんも一様に顔を青ざめさせていました。

一部を除き。

大和田「コロシアイをしろだぁ!?」

大和田君の声を聞き、我に帰りました。

彼は今、舞台から降りてきたモノクマと対峙していました。

大和田「そんなふざけたのに付き合ってられるか!!」

モノクマ「ふざけてる?それって君の頭のこと?」

モノクマがその言葉を言った瞬間、大和田君はモノクマの首を掴みあげていました。

大和田「んだとこら!!熊だかなんかしらねーがバッキバキにひねり潰してやんよ!!!」

モノクマ「ぎゃー!学園長に対する暴力は校則違反だよ!!」

そう言葉を発した瞬間、モノクマの左目が点滅し、機械音が聞こえてきました。

一旦切ります。

不定期になりますが、必ず終わらせるので応援宜しくお願いします。

※文章がくどい感じなのは作者が馬鹿なのです。申し訳ありません。

>>10 11 12
ありがとうございます!!

ちょっと書き方を変更してみます。
どちらがいいかカキコ宜しくお願いします。


大和田「な、なんだ?この音」

霧切「....!危ない!」

舞園「え?」

ビュッ

苗木 ガシッ

大和田「な、なんだyうおおお!?」

苗木グググ ビュッ

ヒューン ボゴオン

大和田「ば、爆発しやがった!?」

不二咲「でもいまの爆発であのぬいぐるみも....」

モノクマ「ぬいぐるみじゃないよ!!」ヒョコ

一同「ッ!?」

大和田「て、てめぇ!!」

モノクマ「今のは警告だよ?次同じようなことをしたら、グレートなオシオキをするからね」ジャキン

大和田「くっ!!」

苗木 スタスタ

朝日奈「な、苗木??」

モノクマ「うーん?どうsガシッあわわわ!?い、今の聞いてなかった!?グレートなオシオキを
しちゃうよ!!」

苗木 ギリギリ

舞園「な、苗木君!!」タッ

苗木「!」ギッ

舞園「ひっ!?」

舞園(く、来るなってこと?)

モノクマ「あーそうかい。うぷぷぷ!そんなにオシオキして欲しいならしてあげるよ!!行け!!グングニルの槍!!」ビュッビュッビュッビュッビュッ

舞園「苗木君!!!」

ヒューン

苗木「....」ガシッボキッヒュンヒュングサッ

舞園「....え?」

モノクマ「ひょ??」

苗木「.....」ポタッポタッ

舞園(と、飛んできた5本の槍を一本は受け止め、一本は蹴りで空中で折って日本は無駄なく避けて、一本は腕で受け止めた!?)


次は12:45の更新予定です。
書き方についてご意見ください。

コテじゃなくて酉付けたほうがいいよ

コテが臭すぎる

>>17 >>18コテとはなんでしょうか?すみません。

(縺薙≧縺九↑?)

こうか?

地の文で書いていきます。


モノクマ「な!?」

モノクマは苗木君が全ての槍を捌いたことに驚きを隠せないようでした。

いえ、彼?だけではなく、私達もそうでした。

誰もが息を飲み、その姿を見ていました。

モノクマ「....どういうことかわかんないけど、とりあえずオシオキは終わりだよ。とにかく、僕には暴力を振らないように!みんなもわかった!!」

そう言うとモノクマはどこかへ消えてしまいました。

後に残された私達は、ただ立ち尽くすだけでした。

?????????????

立ち尽くすこと一分。

どうしようかと思っていると、

カラン

甲高い金属音が鳴り響きました。

その方向を見ると、苗木君が自分のパーカーの袖をちぎり取り、槍によってできた傷に包帯替わりに巻き付けていました。

苗木「....」スッスッ

足元には刺さっていたであろう血のついた槍が。

腐川「ひっ!!?」

突然、腐川さんが顔を真っ青にして倒れてしまいました。

葉隠「ふ、腐川っち!?」

セレス「....どうやら血を見て気絶してしまったようですね」

十神「情けないやつだ。たかが血如きで」

朝日奈「と、とりあえず腐川ちゃんの部屋に運ぼうか?」

山田「そうですな。」

皆さんが腐川さんの気絶に気を取られている間、私は、苗木君の様子を見ていました。

腐川さんには申し訳ないですが、苗木君が心配でした。

苗木「....」ギュッ

舞園「苗木君....大丈夫ですか?」

苗木「....」

苗木「....」クルッスタスタスタ

苗木君は私の問いかけには応じず、体育館から出ていってしまいました。

舞園「あ....まっt」

朝日奈「舞園ちゃん!腐川ちゃんの運ぶの手伝って!,」

舞園「あ....はい」

朝日奈「?どうしたの?」

舞園「い、いえなんでもないです」

結局、苗木君を追いかけることはできず、腐川さんを部屋においていったあと、個人個人で学園を探索することになりました。

次回更新は夕方の予定です。

おらっ夕方だぞ昼寝しないで待ってるんぞ?

??????????????

私は食堂の隣にある、厨房に来ていました。

どこかへ行ってしまった苗木君はまだ見つかりません。

なので、とりあえずなにかないか探しています。

舞園「....食べ物は当分困らなそうだけど、いつかなくなったら」

モノクマ「その心配は要りません!!」ピョコ

舞園「きゃっ!!」

後ろからいきなり話しかけられたので驚いて転んでしまいました。

モノクマ「おやおや。大丈夫?」

舞園「だ、大丈夫です。」

私はすぐさま立ち上がり、改めてその姿を見た。

モノクマ「うぷぷ!ここの食料は毎日定期的に廃棄、補充されるから心配しなくていいよ。」

舞園「毎日って?」

モノクマ「そこは特別なラインがあるんだよ」

何か意味有りげなことを言ってますが、とりあえず食料は心配ないようです。

>>30

私用により更新できていませんでした。すみません。

モノクマ「そういえばさ」

と、いきなりモノクマが問いかけてきました。

舞園「な、何ですか?」

モノクマ「うぷぷぷ。そこまで固くならなくていいよ。ちょっと聞きたいことがあってさ。」

舞園「聞きたいこと」

モノクマ「そうそう。苗木くんについてだよ」

私は首を傾げました。

舞園「なんで、苗木君のことを知りたいんですか?自称学園長なんですから聞かなくても」

モノクマ「自称じゃなくてちゃんとした学園長だよ!!」プンスカクマー

舞園「ご、ごめんなさい」

何故か謝ってしまいました。

予定が狂って次は夜になりそうです。12ぐらいです

申し訳ありません

モノクマ「分かればよろしい!!で、苗木くんなんだけどさ」

そう言うモノクマの手にはいつの間にか数枚の紙の束が握られていました。

それを見ながら、言葉を続けました。

モノクマ「入学資料にはごくふつーーーーの経歴が書いてあるんだけどね、あんな化け物みたいな身体能力に関係するようなことが一切書いてないんだよ」ペラペラ

化け物

その言葉を聞いたとき頭の中で何かが切れる音がしました。

舞園「苗木君は化け物なんかじゃありません!!」

気がつけば私はそう叫んでいました。

モノクマ「び.....っくりさせないでよ」

モノクマはその声に動じている様子はなく、のほほんと耳を抑えていました。

舞園「苗木君は!!苗木君は!!」

そこから先は怒りで言葉が出てきませんでした。

モノクマ「うぷぷぷ。でも舞園さんだって彼のことは詳しくはしらないでしょ??」

舞園「そんなことは! !」

モノクマ「ないとは言いきれないでしょ」ウプププ

私の言葉を遮りながら紙を私の目の前に突き出しました。

モノクマ「君だって、中学の時、彼が気になってたみたいだけど、サングラス掛けてチラ見するぐらいしか見てないんじゃないのー?」

舞園「っ...」

確かに私は彼を鶴の一件以来気になっていました。

それでも完全に知っているとは言いきれません。

モノクマ「図星みたいだねぇ。ま、せいぜい気をつけなよ。殺されないようにねぇ。うぷぷ。うぷぷぷ。アーハッハッハッハッハ!!!」

高らかに笑いながら、モノクマは霧のように消えてしまいました。

私はその場から動けず、ただならぬ不安に駆られていました。



~~~~~~~~~~~~~~~


石丸「よし!!みんな集まったようだな!!」

あれからしばらくして皆さんと共に食堂に集まっていました。

探索で得た情報を皆さんで共有するためにです。

江ノ島「ちょっと待って」

さて、話そうというときに、江ノ島さんが手をあげました。

石丸「どうした?」

江ノ島「あの銀髪の霧切?とさ、苗木なんだけどさ。」

石丸「二人がどうしたのか?」

江ノ島「いないんだけど」

石丸「なんだと!?」

その言葉に私はハッとしました。

確かに二人ともいません。

葉隠「どこ行っちまったんだべ?」

山田「まさかー....もう既にお二人とも....」

桑田「いや、霧切はともかく苗木はありえないだろ」

大神「我もそう思う。あの無駄ない捌き方。そうそうやられるような奴ではないだろう」

十神「案外、苗木が霧切を殺してるんじゃないか」フンッ

その言葉に凍りつきました。

モノクマ『殺されないようにね』

先ほどのモノクマの声が頭の中で繰り返されました。

背中から嫌な汗が吹き出ました。

朝日奈「不吉なこと言わないでよ!!」

十神「可能性を述べたまでだ。一々反応するな。」

朝日奈「だからって!!」

大神「落ち着け朝日奈よ。まずは、探索の報告を行わければならない。」

朝日奈さんはそう言われてもまだ何か言いたげでしたが、結局発言しませんでした。

そして、やっと報告会が始まりました。

スレ立てする前に最低限ルール確認
するぐらいはしようね

初心者だって言うなら尚更ね

>>45
すみません



~~~~~~~~~~~~~~

報告会の結果、今現在、私達には逃げ道がないということが判明しました。

いえ、認識したという方がいいでしょうか。

今までそれから目を背けていたのだから。

葉隠「ど、ど、どうすんだべ!!これじゃ、すぐ殺されちまうべ!!」

桑田「煽んなよ!!余計不安になるだろ!!」

山田「桑田怜恩殿も人のことを言えないのでは....」

セレス「大丈夫です。」

セレスさんがそう言って、場を制しました。

セレス「出よう思わないで適応すればいいのですわ」

不二咲「それって、ここで暮らせってこと?」

セレス「食料は豊富 、基本的な設備も整っている。どこに非の打ち所があるのでしょうか?」

腐川「か、勝手に言ってなさい!わ、私は絶対に出てやるんだから!」

桑田「俺だってそうさ!!こっから出てミュージシャンになってやんだからな !」

それを見ながらきっかけに各々で好き放題いい始めました。

そこに突然、

霧切「何をうるさくしてるのかしら」

霧切さんが食堂に入ってきました。

朝日奈「き、霧切ちゃん!!」

石丸「今までどこに行っていたんだ!!」

しかし、石丸君の質問には答えようとせず、手に持っていた紙を机の上に広げました。

石丸「な、何だねこれは」

霧切「学校の見取り図よ」

舞園「見取り図って....どこでこれを」

霧切「どこだっていいじゃない」

石丸「良くない!!気になるじゃないか!!」ウガー

霧切「そんなことよりここを見て」

そういいながら、指を指しました。

霧切「この見取り図は学園の一階部分なんだけど、ここに階段があるでしょ?」

不二咲「ほ、ほんとだ」

霧切「つまりまだ階層はあって」

舞園「そこで何か手がかりがあるかもしれないと?」

私の言葉に頷く霧切さん。

桑田「うおっしゃー!!ぜってー見つけてやんぞー!!」

山田「シャー!!」

霧切さんの持ってきた見取り図で皆さんが息を吹き返した。

そう感じました。

ですが、私はあまり素直に喜べませんでした。

結局、苗木君はこの報告会に来なかったからです。

舞園(本当に、どこに行ってしまったんでしょうか?)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

PM11:00

私は廊下を歩いていました。

あの後、セレスさんが夜時間の出歩きは禁止というルールを提案しましたが、私はその日から破ってしまうことになりました。

寝付けないのです。

なので、少し散歩をしようということで歩いています。

それでも、寝付けそうにはありません。

今日一日だけで訳のわからないことばかりが起きすぎました。

舞園(これからどうなるんでしょう、私)

私は外にいる仲間達のことを思い浮かべました。

私が手に入れた幸せ。

私が手に入れた夢。

私の目には自然と涙が溜まりました。

こぼれ落ちそうになり、慌てて拭い取りました。

すると、

ガチャン

という音が聞こえて来ました。

舞園(!!....あの音は?)

どうやら購買から聞こえてきたようです。

次の更新は夕方になりそうです。
これからも宜しくお願いします

購買部

舞園(やっぱりここから聞こえてくる)

ガチャン

ガチャン

ガチャン

舞園(なんの音だろう?)

私は恐る恐る扉を少し開け、中をのぞき込みました。

舞園(あれは、苗木君!?)

そこには苗木君の姿が。

彼はモノクマ型のガチャガチャにコインを入れて、回し、景品を手に入れて、またコインを入れるという作業を淡々と無表情に行っていました。

舞園(もしかして....あれからずっとここで!?でもなんで....?)

と、苗木君の表情が少し変わりました。

彼の手には桃色の液体が入った小瓶が握られていました。

その小瓶を見ている彼は、うっすらと悲しそうな笑みを浮かべていました。

ガタッ

舞園(あ....)

うっかり物音を立ててしまいました。

苗木「!!」ギッ

舞園「!!」ビクッ

彼が音に気づき、ものすごい形相でこちらに歩いてきます。

逃げ出そうとしても、彼の表情で足が竦んでしまいました。

バンッ

勢い良く彼は扉を開け私を見下ろしました。

苗木「....」

舞園「あの、えっと、さ、散歩してたら音がして、それできになって」

慌てて弁明しようとすると彼は溜息をつきました。

舞園「....え?」

溜息?

私は下げていた顔を上げて彼の顔を見ました。

表情は穏やかに、目は慈愛に満ちていました。

舞園「え、えっと」

私が戸惑っていると、彼は手を差し出してきました。

手には先ほどの小瓶が。

舞園「く、くれるんですか?」

彼は頷きました。

私が恐る恐るそれを受け取ると、彼はそのまま部屋から出ていきました。

舞園「....」マジマジ

苗木君からもらったのはイン・ビトロ・ローズというものです。

小瓶のようなものは試験管だったようです。

中には小さなバラが入っていて、綺麗でした。

それを見ていたら、何故か心が落ち着いてきました。

彼がなぜ私にこれを贈ったかは謎でしたが、嬉しさの方がまさっていました。

私はまた試験管を割らないように、ポケットに入れて、自分の部屋に帰っていきました。

今度は、すぐに眠れそうです。

~~~~~~~~~~~~~~

次の日、私は気持ちよく起きることができました。

イン・ビトロ・ローズのおかげです。

私は、食堂に行く前に苗木君の部屋に寄りました。

舞園「苗木君?いますか?」コンコン

しかし、扉をノックしても反応はありません。

既に食堂に行っているか、無視をしているのでしょうか?

できれば、前者であって欲しいものです。

私は、仕方なく一人で食堂へ向かいました。

~~~~~~~~~~~~~~~

朝日奈「あ!!舞園ちゃんおはよう!!」

食堂には既に、朝日奈さんと大神さんがいました。

舞園「おはようございます。お二人とも早いですね」

朝日奈「さくらちゃんと二人でランニングしてたんだよ!!」

大神「こういう状況でも、日課を欠かせてはいかんからな」

舞園「そうですね。」

そう話をしていると、

石丸「諸君、おはよう!!」

石丸君の元気な挨拶が聞こえてきました。

朝日奈「あ、おはよー石丸」

舞園「おはようございます」

それから続々と皆さんが集まってきて、朝の食事会が始まりました。

ですが、また苗木君はいませんでした。

皆さんは苗木君がいないことが既にデフォルトになってしまったようです。

山田「しかし、今日はどうしましょうか?」

食事中に山田君がそう問いかけてきました。

大和田「どうって、出口を探すに決まってるだろうが」

山田「やっぱりそうですよねー」

朝日奈「どうしたのさ」

山田「いえ、本当に見つかるのか不安になってしまいまして」

不二咲「た、確かにそうだよね。もし、見つからなかったら私達助からないのかな....」ウルウル

朝日奈「大丈夫!!すぐ助けが来るんだから」

その言葉に私を含め、驚きの表情をしました。

腐川「ど、どうしてそんなこと言いきれるのよ?」

朝日奈「だって、昨日から急にこの生活が始まったけど、いきなり連絡が取れなくなったら親が心配するでしょ?もしかしたら、もう警察も動いてるかもしれないじゃん」

そういった瞬間、

モノクマ「アーハッハッハッハッハ!!」

いきなりモノクマが現れました。

朝日奈「も、モノクマ!?」

モノクマ「うぷぷぷ。考えが甘いよ。そんなすぐに調査が起きるわけないし、第一、警察は悪役の引き立て役、生贄なんだから!!」

霧切「....用件はそれだけ?」

モノクマ「うぷぷぷ。せっかちだなぁ。実はもう一つあるんだよ」

桑田「な、なんだよ」

モノクマ「それはね、皆が全然コロシアイをしないことだよ」

葉隠「だ、誰がそんなことするべ!!」

江ノ島「そうよ!!」

モノクマ「....うぷぷ。そういうと思って、僕はあるプレゼントを用意したのです」

十神「プレゼント、だと?」

モノクマ「うぷぷ。そうだよ。視聴覚室に用意してあるから。なんでか苗木君は既にいるみたいだけどね。」

舞園「!!苗木君!!」ダッ

朝日奈「舞園ちゃん!?」

私はモノクマの言葉に反応して走り出しました。

そしてすぐ視聴覚室に着き、扉を開けました。

舞園「苗木君!!」バンッ

開けた瞬間、彼がヘッドホンをつけて、モニターで何かを見ているのを見つけました。

今日はここまでで。
明日早いので。
またの閲覧を宜しくお願いします。

舞園「な、苗木君?」

そう声をかけたら苗木君が私に気づきました。

苗木「....」

舞園「あの.....」

苗木「....」スッ

舞園「?」

私は、彼が指さした方向を見ました。

そこにはちょっと大きい箱が置いてありました。

中には何枚もDVDがあり、それぞれに名前が書いてありました。

その中には、私の名前もありました。

舞園「これが、モノクマのプレゼント?」

プレゼントと聞けば聞こえはいいですが、あのモノクマのプレゼントです。

嫌な予感しかしません。

不安になり、苗木君を見ました。

しかし、

苗木「....」ヘッドホン

DVDに夢中になっていました。

見ないわけにもいかないので、仕方なく私は自分のDVDをプレイヤーに入れて、ヘッドホンをつけて、再生し始めました。

しばらくすると、映像が流れ始めました。

そこに写っていたのは、

舞園「私、達?」

私がグループの皆とライブをしている姿でした。

元気に、楽しそうに、笑顔で歌って、踊っていました。

その姿を見て、少し涙が出てしまいました。




その時、あの不快な声が流れてきました。

モノクマ『超高校級のアイドルである。舞園さやかさん。そしてそのメンバー。夢に向かって輝く姿。いいですねー。ですが、』

そこで画面が暗転し、次に写っていたのは、

舞園「っ!?」

私がいなくなり、ほかのメンバーが倒れている姿でした。

モノクマ『訳あってこのグループは解散しました。ここで問題です。このグループが解散した理由は?』


正解は卒業の後で☆

舞園「.............................」フラッ

目の前が真っ暗になり、立ちくらみが起きました。

舞園(なんで....なんで....)

あの映像は本物?それとも嘘?

今は現実?夢?

そうよ。あんなの嘘、今は夢、

あんなの!!

???「舞園ちゃん?」

誰かの手が触れ....

舞園「いやっっ!!」

私は無我夢中で走り出し、部屋から出ました。

今の感触も嘘。

絶対夢。

そう思い込み、逃げました。

今日はここまでです。
短くて申し訳ありません。

~~~~~~~~~~~~~~~

舞園(....)

なんで、なんで、なんで!!

ポンッ

舞園「!!」

急に頭を触れられ、思わず払い除けられてしまいました。

その手の主の顔を見ると、

舞園「あ.....」

苗木「....」

苗木君が悲しそうな顔で立っていました。

舞園「.....なんで、あんなの見せようとしたんですか」

苗木「....」

舞園「なんで、あんなのがあったんですか」

苗木「....」

舞園「....なにか、何か言ってくださいよ!!」

私は思わず彼の胸を殴りつけました。

舞園「なんで!!なんで!!!なんで!!!!」

そのまま何度も何度も殴りつけました。

それでも彼は動じる様子はありません。

徐々に私は、殴る力を弱めていきました。

終いには泣きながら彼に寄りかかっていました。

舞園「なんで、こんな目に合わなきゃいけないんですか.....」

私は弱々しく呟きました。

その瞬間、

舞園「....え?」

彼に抱きしめられていました。

舞園「苗木、君?」

苗木「....」ギュゥゥゥゥ

痛いほどに抱きしめられました。

ですが、それが不思議と心地よく感じました。

苗木「....」

舞園「な、苗木君。もう大丈夫ですから」

そう言うと素直に開放してくれました。

苗木「....」

彼は、昨日見た、悲しそうな笑みを浮かべていました。

そして彼は、そのまま教室から出ていきました。

舞園「....」

彼の温もりがまだ体に残っているような感覚がありました。

とても穏やかな、心地よいものでした。

舞園「....」

ですが....

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

朝日奈「あれ?舞園ちゃん。」

舞園「ど、どうも」

朝日奈「もう大丈夫?」

舞園「はい、ご心配をおかけしました。」

朝日奈「いいよいいよ!あんなの見せられたら誰でも驚いちゃうよ」

大神「とにかく今日は、ゆっくり眠りにつくのだ」

舞園「はい!!」

私は今厨房にいます。

水を飲むために。

舞園「お水を一杯もらったら眠りますね。」

朝日奈「わかった。」

そして私は、シンクへ向かい、水を飲みスッ、コップを置きサッ、

舞園「それじゃあ、お休みなさい」

朝日奈「お休みー」

そして、自分の部屋に帰りました。

舞園「....あとは」バタン

私は、厨房に行く前に寄った視聴覚室から持ってきた、自分のDVDをゴミ箱に捨てました。

舞園「....これでよし」

作戦開始です。







コンコン

苗木「....」ガチャ

舞園「な、苗木君。助けてください」ガタガタ

私は、精一杯怯えているような演技をしました。

彼は驚いたのか、目が少し見開いていました。

舞園「じ、実はさっき部屋にいる時に誰かが私の部屋のドアをこじ開けようとしたんです。しばらくしたら、音はなくなったんですけど、確認のために確かめたんです。けど」

私は1回深呼吸を挟み、続けました。

舞園「....誰もそこにはいませんでした。」

苗木「....」

舞園「また、そういうのが来ると怖いんです。」

苗木「.....」

舞園「....あの、図々しいお願いかもしれませんが、一晩だけ部屋の交換をしていただけませんか?」

そう言うと、苗木君はすぐさまポケットから鍵を取り出しました。

そして、私に預けてくれました。

私も自分の部屋の鍵を彼に預けました。

舞園「....ありがとうございます」

そう言うと彼はすぐさま私の部屋の部屋に向かい、入っていきました。

その、躊躇のなさに若干の違和感を覚えましたが、今は作戦の方に集中しなければ....。

舞園「....よし」

私は、彼が部屋に入り、鍵を掛けたのを確認した後、すぐさま私と苗木君の部屋のネームプレートを入れ替えました。

そして、部屋の中に入りました。





苗木君の部屋は、彼の匂いがしました。

....決して、変な臭いではありません。

私は、すぐに、ベッドの近くにあったメモ用紙に手紙を書き始めました。

送る相手は桑田君です。

舞園「....あとは、ネームプレートを間違えずに、っと」

その手紙を懐に入れて、部屋から出ようとしたとき、あるものに気がつきました。

舞園「??」

各部屋にあるシャワールーム。

その扉の下に何か黒い筋があるのに気がつきました。

中から出た形になっています。

舞園「なんでしょう....これ」

触ってみても少しザラザラするだけで、扉も鍵がしまっているのか、開きません。

舞園「....」

結局、他人のプライバシーに関わるのはよくないと思い、作戦を続けました。





PM10:01

そろそろ桑田君が来るはずです。

鍵は敢えて開けています。

そして、棚の陰に隠れ、そのときをじっと待ちます。

手には、包丁を携えて。







桑田「いやーしかし、舞園ちゃんからお誘いしてくれるなんて。こんな状況だってのに、俺ってツイてるー♪」

桑田「えーと、ネームプレート、ネームプレート....これか!!」

コンコン

桑田「舞園ちゃーん。来たよー」

舞園「あ、桑田君!!鍵は空いているのでどうぞ。」

桑田「お、なら遠慮なく。」ガチャ

スッ

ドスッ

桑田『お、なら遠慮なく。』

ガチャ

あと少し

コツ

あと少し!

コツ

あと少し!!

ジャリ

舞園(今だ!!!!)

舞園「うあああああああああああ!!!!」ダダッヒュッ

ガシッ

舞園「....え??」

そこにいたのは、桑田君ではなく

舞園「苗木、君?」

苗木「....」グググ

苗木君が私の腕を掴み、攻撃を止めていました。

舞園「こ、これは、えっと、急に部屋に誰か入ってきたと思って」

苗木「....」スッ

舞園「あ....」

彼は弁明しようとする私の手から包丁を取り、

苗木「...」ブシュウ

刃の部分を思い切り握り締め....

刃の部分?

舞園「な、苗木君!!何してるんですか!!」グイッグイッ

苗木「....」グググ

舞園「やめてください!!手を離してください!!」グイッグイッ

苗木「....」グググ

ブシャッ

舞園「あ....」パパッ

苗木「....」ポタッ ポタッ



彼の手から包丁を取ろうとしたその拍子に彼の手を切ってしまいました。

その勢いで、血飛沫が私の顔に....

舞園「う、うう!!」

私は、生きている人を切ってしまったと実感しました。

それも苗木君を。

舞園「ううう、うえ」

吐き気と嗚咽が混じり合い、気分が悪くなり、思わず膝をついてしまい、

ポン

舞園「.....え?」

彼の手が私の頭に置かれました。

その手は暖かいです。

私は顔を上げて彼の顔を見ました。

苗木「....」

その表情は微笑みに満ちていました。

大丈夫だよ、と、言っているかのようでした。

それを見ていたら、私の目から涙が溢れ、

舞園「う、うわあああああああああん!!」

彼に抱きつき、本当の意味で子供のように泣きじゃくりました。

彼はその間、片手で私を抱きしめていてくれました。



というわけで第一章、完です。

現在の状態:朗報(悲報)まだ一章(白目)と言う感じです。

最初に言ったように、俺得ssとなっていますが、皆さんはどうでしたか?

展開が早すぎたり、文章がわかりにくかったりするかもしれませんが、前者はストーリーの都合上、後者はうp主が馬鹿だからです。

そんなssですが、もしよろしければ最後までお付き合いしていただければ嬉しいです。

これからもよろしくお願いします。

※厨房のシーンは、コップの移動音ではなく、バレないように包丁を手に入れていました。わかりにくくてすみません。

それでは今日はここまでです。
また明日。

明日ではなく今日でした。すみません。

苗木何者なの?

>>83
そこは物語の根幹になるのでご了承願います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

あれから三日が経ちました。

あれ以来、大きな不安や変化もなく、唯一の変化といえば、

桑田「よっ舞園ちゃん」

舞園「あっ、桑田君。おはようございます。」

桑田「調子はどう?」

舞園「いつも通り元気ですよ」

桑田「そっか。髪の毛は....ちょっと伸びた?」

舞園「ふふ、そんないきなり目に見えて伸びるなんてことはありませんよ」

桑田「ははは、確かにな。」

唯一の変化といえば、私が髪の毛を肩上よりも短くしたということぐらいでしょうか。

ーあの日

舞園「ひっく、うええん」

私は、しばらく泣いても落ち着かずにシャクリ泣いていました。

そこに、

桑田「う、ああ、いってぇ....」

桑田君の声が聞こえてきました。

部屋の入口を見ると、桑田君が首を抑えて座り込んでいました。

桑田「お、舞園ちゃーん....と苗木?」

私を見ると笑顔になり、苗木君を見ると怪訝な顔になる桑田君。

表情豊かです。

そしてその目線は、私の足元に。

桑田「ん?.....うお!?ほ、包丁!?」

その存在に気づくと、彼は座ったまま後ずさりしました。

私は、戸惑って苗木君の顔を見ました。

彼は、いつもの無表情になっていました。

その表情が何を表しているかはわかりません。

ですが、私はある決心がつきました。

舞園「....桑田君」

桑田「ナナナナンデショウカ?」ガタガタ

舞園「お話があります。」

それより止血しないと苗木死ぬぞ
ウルヴァリン並みの治癒力でもない限り

切ったのは指だけだろ。ほっといても自然に止まる

>>88 >>89

怪我したのは掌です。
また、怪我の処置は次で書きます。
投稿が遅れてしまい、申し訳ありません。







私は、桑田君に全てを話しました。

DVDを見て、気が動転したこと。

自分の仲間が心配で出なければいけないと思ったこと。

そして、その為に人を殺すということに、何ら抵抗がなかったということ。

桑田「....」

彼はじっと私を見て、黙って私の話を聞いていました。

苗木君も、どこから取り出したのか、包帯とガーゼで傷を手当しながら聞いていました。

舞園「でも、さっき苗木君を切ってしまって気づいたんです。人を殺すというのはそんな簡単にしてしまうのはダメだって。絶対に。」

桑田「舞園ちゃん....」

舞園「もちろん私がしようとしたことは許されることではありません。でも、」

桑田「いや、気にしなくていいぜ」

頬を掻きながらそう言いました。

舞園「桑田君....」

桑田「正直、すげぇ驚いたけどさ、あんなの見せられたら誰だって動揺するぜ。気にすんなって」

舞園「でも」

桑田「あーもう!!この話は終わり!!だから気にするな」

舞園「....うう」

桑田「だーあー!!泣かないで!!ホント!!」

舞園「グスッ....はい!!」ニコッ

桑田「しっかし、苗木もs....ていねえじゃん?」

舞園「え?」

そう言われて苗木君のいた場所を見ました。

確かに血の跡と包丁以外に何もありませんでした。

舞園「いつの間に....」

桑田「何もんなんだ?あいつ」

私はその問いにこう答えました。

舞園「苗木君は苗木君です」

桑田「....いやそれ答えになってねぇ」

舞園「いいんです!!」

桑田「....プッあはは!!それでいいか。」

舞園「はい!!」

そう言って二人でしばらく笑っていました。

桑田「ふー....。じゃあそろそろ寝るわ。」

舞園「あ、はい」

桑田「それじゃ、また朝で」

舞園「あ、ちょっと待ってください」

私は慌てて彼を呼び止めました。

桑田「ん?」

舞園「あの、お願いがあるんです」

そう言って、包丁を手に取り、彼に渡しました。

桑田「え?」

舞園「その包丁で私の髪の毛を切ってください」

桑田「....はいぃ??」

舞園「苗木君に傷をつけてしまった私がのうのうと無傷でいるのは耐えられないんです。」

桑田「だ、だからって....。女の命だろ?」

舞園「だからこそです。」

桑田「わ、わかった」




そして私の髪は苗木君の血にまみれて切り落とされました。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

桑田「しっかし、俺下手くそだなー。できるだけ丁寧にやったけど、髪の毛バラバラになっちまったな。」

確かに、先が粗くなっています。

舞園「でも、許されないことをしたので、バラバラの方がいいんです。ですから、気にしないでください。」

桑田「わ、わかったよ」

そう話していると、

朝日奈「あ、二人ともおはよー」

朝日奈さんが挨拶をしてきました。

舞園「おはようございます」

朝日奈「舞園ちゃんおはよ。何話してるの?」

舞園「私の髪の毛についてです。」

朝日奈「あー、イメチェンしたんだよね?」

髪の毛を切った理由は、皆さんにはイメチェンということで説明していました。

一部の人は怪しんでいましたが、無理矢理納得させました。

朝日奈「急にびっくりだよ」

舞園「DVD見て怖くなっちゃって。それを取り払うって意味でさっぱりしたかったんです。ちょっと、不格好ですけど。」

桑田(やっぱ、きにしてんじゃん....)タラ

朝日奈「あたしが整えてあげようか?」

舞園「いえ!!意外とこれも気に入ってるのでいいです。」

もちろん嘘ですが。

朝日奈「そう?それならいいけど。」

その時、

モノクマ「あーあー、校内放送、校内放送。至急体育館にお集まりください。」

不快なモノクマの声が流れてきました。

桑田「体育館に?」

朝日奈「なんか、やな予感しかしないんだけど....」

朝日奈さんのおっしゃる通りです。

舞園「でも、逆らうのはダメでしょう」

朝日奈「....そーだよね。じゃあ行こっか」

そして、3人で体育館へ向かいました。

~~~~~~~~~~~~~~~

モノクマ「ふむふむ。全員集まったみたいだね」

大神「今度は何の用だ?また意味のない動機でも発表するのか」

モノクマ「意味のないってひどいなー」ショボーン

十神「事実そうだろう。実際、腰抜けどもは何もしなかったじゃないか。」

モノクマ「んー何もなかったていうのは違うけど、実際そうだね。」

十神「どういうことだ?」

モノクマ「おっとおっと。」オクチチャック

舞園「....」

今の発言は完全に私のことを言っていました。

自業自得とはいえ、きついものがあります。

霧切「....で、用件は?」

モノクマ「もーせっかちだなー。そんなんじゃ男の子にモテないよー」クネクネ

霧切「無いなら帰るけど」スッ

モノクマ「あーもーわかったよ。」

そう言ってモノクマは全員を見渡すように話し始めました。

~~~~~~~~~~~~~~~

モノクマ「ふむふむ。全員集まったみたいだね」

大神「今度は何の用だ?また意味のない動機でも発表するのか」

モノクマ「意味のないってひどいなー」ショボーン

十神「事実そうだろう。実際、腰抜けどもは何もしなかったじゃないか。」

モノクマ「んー何もなかったていうのは違うけど、実際そうだね。」

十神「どういうことだ?」

モノクマ「おっとおっと。」オクチチャック

舞園「....」

今の発言は完全に私のことを言っていました。

自業自得とはいえ、きついものがあります。

霧切「....で、用件は?」

モノクマ「もーせっかちだなー。そんなんじゃ男の子にモテないよー」クネクネ

霧切「無いなら帰るけど」スッ

モノクマ「あーもーわかったよ。」

そう言ってモノクマは全員を見渡すように話し始めました。

モノクマ「今から2階へのシャッターを開放します!!」

セレス「2階?」

モノクマ「そうです。だれもみーんなコロシアイをしないからどうしてかなーと僕は思ったのです。そして気づきました!!刺激が足りないのだと!!というわけで、お知らせ終了!!まったねー」シュン

そう言って、モノクマは案の定どこかへ消えました。

舞園「2階....ですか」

山田「なにか、胡散臭さがありますねー」

霧切「それでも今はなにか、脱出への手がかりを見つけなくちゃ。今は進むだけよ。」

そう言って霧切さんは体育館から出ていきました。

朝日奈「あたしも行こーっと」

江ノ島「じゃあ、あたしもー」

そのままぞろぞろと皆さん体育館から出ていきました。

残ったのは私、桑田君、不二咲さんでした。

舞園「ど、どうしましょう?」

桑田「どうするつったって、俺達も2階に行くべきじゃねーの?」

舞園「だったら、桑田君も皆さんと一緒に行けばよかったじゃないですか」

桑田「いや、なんか流されるのはいやだったから」

不二咲「あ、あの」

そこで控えめに不二咲さんが声を発しました。

不二咲「も、もし良かったら一緒に1階を回ってみない?」

その言葉に私は首を傾げました。

舞園「1階を?」

不二咲「う、うん。モノクマは2階って言ってたけど、1階にも開いてないところがあったでしょ?」

桑田「言われてみりゃそうだな」

不二咲「もしかしたら開いてるところがあるかなって....。」

舞園「....一理ありますね」

桑田「じゃあ、俺たちは1階を探すか」

舞園「そうですね」

こうして、私達は1階の探索を開始しました。





寄宿舎に戻る途中、

舞園「あら?」

私は廊下での変化を見つけました。

桑田「どうした?舞園ちゃん」

舞園「ここのドアなんですけど、体育館に行く前はテープで塞がれてませんでしたか?」

それは、ハートマークのついたピンクのドアのコトです。

不二咲「そういえばそうだね」

桑田「入ってみるか」ガララ

躊躇なく桑田君は入っていきます。

舞園「いきなりは危ないですよ!?」

桑田「だいじょーぶだいじょーぶ」

そのままズカズカと入っていきます。

舞園「もう....」

わたし達もつられて入ります。

不二咲「....これって、冷蔵庫?」

舞園「開けてみましょうか?」

私達はそっと扉を開けました。

不二咲「中身は....輸血用パック?」

全ての血液型の輸血用パックがありました。

桑田「へーこんなかんじなんだなー実物」

桑田君は興味津々でそれを見ています。

ですが、私は一抹の不安がありました。

舞園(なんでまたこんなのがあるんでしょうか?)

二人は、興味津々でしたが。

その後、中を一通り探しましたが、特にめぼしいものはありませんでした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~



その後、寄宿舎の方へ戻り、なにか変化はないか探しました。

結果、大浴場と倉庫が開放されているとわかりましたが、脱出への糸口らしいものは見つかりませんでした。

結局、それ以上の発見はなく、私達は食堂で皆さんを待つことになりました。

桑田「あー、なかったなー」ヨリカカリ

不二咲「そうだね....」

舞園「....」

私達は何も無かった事に落胆していました。

舞園「....あとは、2階の探索をしている皆さんからいい報告があればいいですね」

桑田「まー、なくても生きていりゃ助かるだろうけどな。」

不二咲「ほ、ほんとかな?」ウル

桑田「大丈夫だって。心配すんな不二咲ちゃん」

不二咲「....うん」

なんでしょう?

いいこと言っている筈なのに桑田君だと変な意味に聞こえてしまうのは私だけでしょうか。

桑田「まぁ、なにか言いたいことがあったら俺に言ってくれよ」

不二咲「う、うん。....あのさ、ちょっと試したいことがあるんだけど、いいかな?」

桑田「お、なんだ?」

不二咲「あ、あのね、舞園さんのことなんだけど....」

舞園「わ、私ですか?」

不二咲「う、うん。あのね.....」

とある某猫とマグロの実況見てたら、霧雨森のssが書きたくなってしまったでごわす。

こっち書いてからにしてくれ~

じゃあこれを完結させてから書けば良いね(ニッコリ

>>108 >>109
大丈夫です。書ききります。



しばらくすると、朝日奈さんと大神さんが食堂に戻ってきました。

朝日奈「あ、三人ともここにい、た...って、え?」

大神「舞園よ。その髪型はどうしたのだ」

舞園「似合い....ませんか?」

私の今の髪型は耳の上あたりの髪の毛で短めのツインテールになっています。

不二咲さん曰く、

不二咲「に、似合うと思うよ?」

だそうです。

朝日奈「ううん!すっごいカワイイ思うよ!」

大神「我もそう思うぞ」

舞園「ホントですか?よかった」

その後、続々と皆さんが集まってきましたが、少し驚いただけであとは普通に接してくれました。

なんとなく嬉しくなりました。







二階を探索した人の情報によると、二階にはプールや、図書室などがあったようです。

こちらの報告も合わせると、娯楽的なところに行けるようになったみたいです。

ですが、脱出への糸口になるような情報はありませんでした。

霧切「でも、何もなかったってことはなかったけどね。」

霧切はそういうと、図書室で見つけた物について説明してくれました。

図書室で手紙を見つけ、そこに興味深い情報が書いてあったそうです。

内容は、希望ヶ峰学園がとある事情で閉校したというものでした。

霧切「しかもその手紙、結構な埃を被ってたの。最低でも一年以上は経ってたみたいね」

舞園「でも、私が希望ヶ峰学園に入学するとき、閉校している様子はありませんでしたよ?」

霧切「そうね。だとすると、隠蔽されたという可能性が出てくるけど」

セレス「そうなると単独ではなく、十神財閥並みの組織が関わっているかもしれませんね。」

それを聞き、私はぞっとしました。

本当に大丈夫なんでしょうか。






夜。

私は、自分のベットに寝転んでいました。

結局あの後、具体的な案は出ず、解散となり、自分の部屋に閉じこもってしまいました。

舞園「はぁ....」

いつまでこの生活が続くのでしょうか。

脱出のために奔走する毎日。

不毛な生活です。

グループのみんなは元気でしょうか?

あのDVDは捏造。

そう思っていても、やはり心配です。

舞園「もう寝ようかな」

そう思っていると不意に、ノックの音が聞こえて来ました。

舞園「ん?誰でしょうかこんな時間に」

ガチャ

霧切「どうも、舞園さん」

舞園「霧切さん?どうしたんですか?」

そこに立っていたのはタオルを持った霧切さんでした。

霧切「一緒にお風呂でもどうかと思って」

舞園「え?」




霧切「....」コツコツ

舞園「....」コツコツ

誰もいない寄宿舎の廊下を歩く私達。

無言です。

舞園「あ、あの」コツコツ

霧切「何かしら」コツコツ

舞園「なぜ、私と一緒にお風呂に?」コツコツ

霧切「ちょっと聞きたいことがあったからそのついでにね」コツコツ

ついでにお風呂ですか。

裸の付き合いという感覚でしょうか?

舞園「ふふ」

霧切「何かおかしいかしら?」

舞園「い、いえ別に」

クールなイメージの霧切さんでも人間味があるとわかり、ちょっと笑ってしまいました。

そんな会話をしていたら着きました。

大浴場。

霧切「じゃ、入るわよ」

舞園「はい」

そう言って、暖簾をくぐると

霧切「あら?」

そこには苗木君がいました。

舞園「苗木君!!どこに行ってたんですか?」

苗木「....」

相変わらず無表情です。

彼の今の服装は白い半袖のTシャツ、いつものズボン、そして少し湿った髪の毛。

どうやら彼はお風呂に入っていたようです。

舞園「気持ちよかったですか?」

苗木「....」コク

そう頷いてくれました。

そして彼はこちらに向かって歩いて来て、暖簾をくぐる直前で止まり、私の方を見ました。

苗木「....」ジー

舞園「あ、あの....なにかついてますか?」

そう聞くと、彼は正面を向きそのまま出ていってしまいました。

のぼせてたのか、耳が少し赤かったです。

舞園「....どうしたんでしょうか?」

霧切「....」

私の問いかけには答えず、彼女は服を脱ぎ始めました。

私もそれにならって脱ぎ始めました。

彼は何を考えているのでしょうか。






カポーン


舞園「いいお湯ですねー」フー

霧切「そうね」

舞園「....」

霧切「....」

無言。

再び無言です。

霧切さんは何を聞きたいのでしょうか?

と、突然

霧切「あなたって、苗木君と知り合いなの?」

舞園「え、え?」

急に聞かれて驚くと同時に、聞かれた名前に驚きを隠せませんでした。

舞園「な、なんで苗木君のことを!?」

霧切「今は質問に答えて」

舞園「....同じ中学校ということというだけですが」

霧切「それだけ?」

舞園「それだけ、です」

実際、モノクマの言うとおり殆ど彼のことは知らなかった。

霧切「そう。もう一ついいかしら?」

舞園「なんでしょうか?」

霧切「彼って、前からそうなの?」

舞園「え?」

霧切「彼の身体能力。あれはどう見ても人間のそれじゃないわよ」

人間のそれじゃない。

私はそれを聞いて怒りそうになりました。

ですがその前に

霧切「気を悪くしたなら謝るわ。ごめんなさい。」

すまなそうな表情で言う霧切さん。

それを見て怒りのやり場が消えてしまい、もどかしい気分になってしまいました。

舞園「いえ、大丈夫です。....彼は至って普通の生徒でしたよ。」

霧切「卒業の間際まで?」

舞園「私の知る限りでは....そうです」

彼は卒業式も笑顔でいた。

なぜ、あそこまで無口で、強くなってしまったのだろうか。

霧切「そう....ありがとう」

舞園「い、いえ。」

霧切「....体洗うわね」

そう言って、湯船から出て体を洗い始めた。

お久しぶりです




霧切「....」ゴシゴシ

舞園「....」チャプン

再び無言。

お決まりのパターンのようになってきた無言。

舞園(き、きまずい....)

何か、話題がないか霧切さんの方を見ました。

すると、先程は気づかなかったのですが、彼女の手にはいつもつけている手袋がありました。

何気なしに聞いてみました。

舞園「霧切さん、手袋つけてますけど....」

霧切「....ええ、いつもこれはつけているわ。どんな時も」

舞園「....そうなんですか」

霧切「聞かないの?」

舞園「え?」

霧切「なぜつけたままでいるか」

舞園「....人のプライバシーに関わることはいけませんし、それに」

霧切「それに?」

なんというか....

舞園「あまり聞いちゃいけないかなって。なんとなくそう思ったんです」

そう言うと霧切さんはこちらをちらっと見て

霧切「変わってるわね」

そう言われました。

舞園「エスパーですから」

霧切「関係ある?それ」

舞園「直感するのもエスパーです」

霧切「....やっぱり変わってるわね」フフ

霧切さんは笑ってました。

舞園「ふふふ」

私も、釣られて笑いました。

わっふるわっふる

>>122 わっふるは食しました

お久しぶりです






そんな他愛のない話をしていると、扉が開きました。

舞園「?」

こんな時間に(人の事言えませんが)誰でしょう?

不二咲「....」ソーッ

舞園「あ、不二咲さん!!」

入ってきたのは胸元までタオルを巻いた不二咲さんでした。

不二咲「ひゃう!?」

急に話しかけられ、驚いたようでした。

不二咲「ま、舞園さんに、霧切さん??」

舞園「不二咲さんもお風呂入りに来たんですか?」

不二咲「う、うん。でも、お邪魔そうだから、出るね」

その言葉に?が浮かびました。

舞園「別に女同士ですし、邪魔じゃないですよ?」

不二咲「で、でも....」

おどおどしている不二咲を見て私は

舞園「大丈夫ですよ。ね、霧切さん」

笑顔で彼女に問いかけたが、

霧切「....邪魔だから出てって」

冷たく切り捨てました。

わっふる食べたい(´・ω・`)





そんな他愛ない話をしていると、扉が開きました。

舞園「?」

こんな時間に(人の事言えませんが)誰でしょう?

不二咲「....」ソーッ

舞園「不二咲さん?」

不二咲「ひゃう!?」

急に話しかけられ、驚いたようでした。

不二咲さんは胸元までタオルを巻いていました。

舞園「大丈夫ですか?」

不二咲「だ、大丈夫。....お邪魔そうだったから出るね」

舞園「大丈夫ですよ。女同士ですし。ね、霧切さん」

笑顔で彼女に問いかけましたが、

霧切「....邪魔だから出てって」

そう冷たく言い放ちました。

すみません

携帯で書いていたのですが、何故か反映されていませんでしたので、1回切らせていただきました。

申し訳ないです。

今日の夜に更新しますので、よろしくお願いします。

すみません。

何故か反映されていませんでしたので1回切らせていただきました。

今日の夜に更新しますので、よろしくお願いします

舞園「え!?き、霧切さん!!」

不二咲「そ、それじゃあ」

そう言ってぴしゃりと扉を閉めてしまいました。

舞園「なんでですか霧切さん!!」

私はたまらず抗議しました。

しかし、霧切さんは

霧切「邪魔なのよ」

と、何処吹く風。

舞園「どうして邪魔なんですか!!」

霧切「あなたには他にも聞きたいことがあるの。それは他の人に聞かれてはまずいからよ」

体の泡を洗い流しながらそういいました。

舞園「他に、聞きたいこと?何ですか」

霧切「舞園さん。あなた、数日前に桑田君を殺そうとしなかった?」

その言葉に凍りつきました。



*****************************

カポーン

霧切「なるほどね」

必死に誤魔化そうとしましたが、所々の嘘を論破され、結局あの夜の話をしてしまいました。

舞園「....もういいでしょうか」

私は、彼女が私の証言を追い詰める姿に恐怖してました。

これ以上はもう話したくありませんでした。

霧切「....そうね、結局彼がどんな人物かわからなかったし」

舞園「....なんで、そんなに苗木君に執着するんですか?」

霧切「....今のところの最大の味方であり敵であるからよ」

敵?

舞園「どういうことですか!?」

霧切「彼はモノクマに対してかなりの敵対意識を持っているようだけど、それが演技の可能性だってある。あの槍ももしかしたらそこまでのダメージを与えるようなものではないかもしれないし」

舞園「そんなわけないじゃないですか!!」

私は思わず霧切さんの肩に掴みかかりました。

舞園「苗木君は!!苗木君は!!!!」

私は怒りのあまりそれしか言えませんでした。

霧切「....少し、言い過ぎたわね。ごめんなさい。」

そう言って素直に謝る霧切さん。

舞園「....もういいです」

さっきまでの楽しい雰囲気はなく、私は立ち上がり、湯船から出て、外に出ました。

なんで、信用してくれないのでしょうか。

私は、悔しくなり、必死に涙をこらえていました。

四コマみたいなもの




舞園「あ、苗木君!!」

苗木「....」チラッ

舞園「今日はどこへ行くんですか?」

苗木「....」ジーッ

舞園「あの....苗木君?」

苗木「....」スッ

舞園「?」

苗木「....」ツインサワッ

舞園「な、苗木君?」

苗木「....」サワサワサワサワ

舞園「えっと」

苗木「....」サワサワサワサワサワサワサワサワ

舞園「/////」

苗木「/////」サワサワサワサワサワサワサワサワサワサワサワサワ





K田「苗木の野郎.....アポアポアポアポアpぶげら!?」

モノクマ「はいはーい。うるさい子はどーんどんしまっちゃおうねー」

後悔はしていない。

それではまた明日。

翌日


私はアナウンスで起き、食堂に向かいました。

昨日、泣いてしまったので目が赤くないか若干、心配でした。

しかし、行きがけに鏡を見るといつもどおりだったので良かったです。

食堂に入ると、

石丸「おお、舞園君!!おはよう!!」

朝日奈「おはよう!!」

石丸君、朝日奈さん、大神さんが既に起きていました。

舞園「おはようございます」

私は、しっかりとした笑顔を浮かべ、元気にそういいました。

それからまもなく、ほかの方たちも集まってきました。

相変わらず、苗木君は参加していません。

しかし、今日は十神君もいませんでした。

石丸「む!?十神君がいないではないか!?」

山田「どうしたのでしょうかー」

皆さん、知らないようでした。

私は、徐々に何か嫌な予感がしてきました。

朝日奈「あたし呼んでこようか?」

朝日奈さんがそういった瞬間

............ィ!!

皆「?」

今、十神君の声が聞こえたような?

そう思った瞬間、

十神「おぃぃぃい!!貴様ああああ!!この俺にたてつくtぶべら!?」

十神君が叫び声をあげながら入口から飛んできました。

その姿に私達は唖然としました。

それに続くように、入口からもう一人人が来ました。

私はその人を見た瞬間思わず声をあげてしまいました。

舞園「苗木君!?」

それは、今まで食事会に姿を見せなかった苗木君でした。



苗木「....」

苗木君は十神君を冷ややかな目で見下ろしていました。

舞園「あの、十神君、苗木君になにかしたんですか?」

十神「ふん、愚民の相手をするほど暇じゃない」

起き上がりつつそう言う十神君。

と、

石丸「君達!!時間ギリギリに来るとは!!一体何をしていたんだ!!」

石丸君が怒りながらそう言いました。

確かに、今まで苗木君はともかく、十神君は食事会には来ていました。

それを聞き、十神君は私の方を見て、

十神「どこの輩が毒を盛るかわからんからな。図書室で本を読んでいた。」

その視線を受けて冷や汗が吹き出ました。

舞園(ばれてる....?)

それでも表情に出さないように必死に取り繕いました。

石丸「そんなことをする人がいるわけないじゃないか!!」

十神「どうだか、それに貴様らとつるむ気は最初からない。」

立ち上がりつつ、そう言い放つ十神君。

十神「貴様らは最初から敵だ。俺はこのコロシアイ生活で勝利する。せいぜい貴様らも全力でかかってくることだな」

そう言って食堂から出ていきました。

舞園「十神君....」

腐川「でも、考えたらそうよね。いつ毒を盛られるかもわからないし....」

朝日奈「もう!!なんでそんなこと言うの!!」

腐川「う、うるさいわね!!どうせあんたたちもあたしが嫌いなんでしょ!!居なくなればいいと思ってるんでしょ!!」キーッ

そう言って腐川さんもすごい勢いで出ていってしまいました。

葉隠「被害妄想ってレベルじゃねーべ....」

大丈夫でしょうか腐川さん....。

舞園「あれ?そういえば苗木君は....」

彼は再びどこかに行ってしまいました。

朝日奈「どこ行っちゃうんだろうねいつも」

舞園「....」

その言葉に答えることはできませんでした。

~~~~~~~~~~~~~~~

あれから、気まずくなった食事会を終えて、私達は解散しました。

十神君の発言。

それはかなりの効果がありました。

特に、私に。

舞園「はぁ....」

私は階段を上がりながらため息をつきました。

私のことが皆さんにバレなくてよかったですが、これから十神君に何かされるのではないかと思い、気が重くなってしまいました。

そう考えながら、階段を上がりきると、図書室の前に人影が見えました。

舞園「....あれは、苗木君と腐川さん?」

二人とも何をしているんでしょうか?

腐川さんが苗木君に何か頼んでいるようですが....。

そのまま隠れて見ていると、二人は図書室に入っていきました。

気になりましたが、そのまま待ちました。

苗木君がすることは信じていますのできっと大丈夫でしょう。

舞園「....」

図書室からは微かに話し声が聞こえてきます。

十神君と腐川さんの声です。

苗木君の声は一切聞こえません。

なぜ彼は頑なに話さないのでしょうか??

そう思っていると、

腐川「フアックション!!」

腐川さんのくしゃみが聞こえてきました。

それと共にゴトッという音が聞こえてきました。

舞園「....?」

なにか落ちたのでしょうか?

そう首をかしげた瞬間、

腐川?「ヒャッハー!!!!!」

腐川さんのいつもの調子とは違いとても元気な声が聞こえてきました。

今日の夜更新します

舞園「っ!?」

その声に驚き硬直してしまいました。

舞園「な、なに?」

私は図書室の扉を凝視し続けました。

と思ったらいきなりその扉が勢いよく開き、そこから十神君がものすごい形相でこちらに向かってきました。

舞園「え?え?」

十神「そこをどけぇぇ!!」

そう怒鳴られ、すぐにどきました。

十神君はその勢いのまま階段を降りていきました。

そのあとを腐川さんが追いかけていきました。

一瞬だけ顔が見え、手には銀色の何かを持ち、目は見開き、口元から普通では考えられない程の長さの舌が飛び出ていました。

そして一言

腐川?「このあたしからにーげーらーれーるーとでーも!?」

いつもの腐川さんから到底出ないであろう狂気じみた声を発しながら階段を降りていきました。

私は呆然として見送りました。

ポンッ

舞園「ひゃっ、って苗木君!」

急に肩を叩かれて驚き、振り向くと苗木君が立っていました。

舞園「驚かさないでください!!」

そう訴えると、困ったようにポリポリと頬を掻きました。

舞園「もう....それより、何をしてたんですか?」

そう言うと私の手を持ち階段を降り始めました。

いきなりのことに驚きと恥ずかしさが湧きましたが、彼のもう片方の手に持った黒いファイルが気になりました。

舞園「それは?」

しかし、その言葉は無視されました。

舞園「....もぅ」

~~~~~~~~~~~


腐川?「ちょっとオーガちん!!離しなさいよ!!」

大神「一体どうしたというのだ....」

食堂に行くと大神さんが腐川さんを羽交い締めにしていました。

他には朝日奈さん、セレスさん、山田君、机に突っ伏している十神君がいました。

セレス「あら、とうとうこの生活にしびれを切らしてしまいましたか」

朝日奈「そんなこと行ってる場合じゃないよ!!」

山田「これは....どういうことなのでしょうか?」

各々が反応する中、苗木君が先程のファイルを渡してきました。

表紙には『ジェノサイダー翔事件』という英題と機密事項の判が押してありました。

遅れました|・д・)チラッ
※エロ展開を書く予定はございません。というか書けません。

舞園「ジェノサイダー....翔?」

巷を騒がせている連続殺人犯の名前ですが....それの資料?

私は恐る恐るそれを開きました。

開くと、ページごとに男性の写真、プロフィールとところどころ覆われたその男性の苦悶の表情の写真が貼られていました。

その下に、死因と書かれていました。

それを見た瞬間にぞっとしました。

舞園「こ、これって」

そういいながら苗木君を見ましたが、腐川さん?の方を見たまま無視されました。

私は、これを読ませようとした意図を推し量れず、すぐに次のページを開きました。

すると、そこにジェノサイダー翔の特徴とおぼしき記述が書かれていました。

読み進めていくと、

舞園「....解離性同一性障害?」

つまり、多重人格者ということがわかりました。

舞園「でも、どうしてこれを....」

そう思いつつ、相変わらず暴れている腐川さん?の方を見ました。

その時、手に持っているものに目が奪われました。

ハサミです。

それは、ファイルにあった写真に写っていた、ハサミとそっくりでした。




まさか....


舞園「腐川さんが....ジェノサイダー翔?」

そう呟くと苗木君は私の頭の上に手を乗せ、なでました。

相変わらず無表情ですが、あったかいです。

舞園「でもなんで....?」

なぜ彼が知っているのでしょうか?

誰も気づかなかった事実を。

~~~~~~~~~~~~~~~~

舞園「というわけなんですよ」

ジェノサイダー翔(仮)を大人しくさせたあと、私はそこにいた人に図書室からのあらましを説明しました。

セレス「つまり、彼女は巷を騒がすジェノサイダー翔、その正体は腐川さんの他の人格、ということですか」

舞園「そう、だと思います」

本当にジェノサイダー翔かどうかはわからないため、少しぼかしました。

朝日奈「で、でも本当?腐川ちゃんがジェノサイダー翔だなんて」

ジェノサイダー翔「本当よ~ん」

そう縄に縛られたまま話すジェノサイダー翔。

どこか楽しそうに見えます。

ジェノサイダー翔「ばっきばき腐女子!でも今現在は白夜様一筋のジェノサイダー翔!!」

高らかに宣言するジェノサイダー翔。

なんでしょう、ジェノサイダー翔と発言する度に圧迫感があります。

また後で書きます

十神「黙れ」

ジェノサイダー翔の発言に息を切らしつつ怒る十神君。

あまり説得力がありません。

舞園「そういえば、図書室で何をしてたんですか?」

何かを話していたようですが.....。

十神「....苗木がいきなり腐川を連れてきて、俺が追い出そうとした瞬間、胡椒をふりかけたんだ」

忌々しげに話始める十神君。

舞園「胡椒?」

十神「こいつはくしゃみをするか、血を見て気絶することで人格が変わるんだよ」

ジェノサイダー翔を指さしつつ話す十神君。

山田「そんなギリギリの設定で....」

ジェノサイダー翔「うっせーぞラード!!」

山田「ぶひぃぃぃ!?」

....なんか不憫です。

ごめんなさい、また今日の昼に書きます。

朝から先程まで親に携帯取られてました。すみません。

※ジェノサイダー翔→ジェノ


ジェノ「しっかし、改めて見るとみんな辛気くっさいかおしてるわねー、あ、白夜様は別だけど」

その発言にムッとしましたが、我関せずと言うようにそのまま苗木君の方を見ました。

ジェノ「とーくにマコちん 、相変わらずの無表情ねー」

その発言を聞いた苗木君は、キッと彼女を睨みつけました。

ジェノ「あーはいはい、黙ってますよーだ」

そう言ってケラケラ笑いました。

と同時に

ジェノ「ぶえっきし!!」

大きなくしゃみをして、そのまま気絶しました。

そして、ほんの少し間を開けて目が開き、

腐川「あ、あれ?どういう状況なのこれ....?」

朝から先程まで親に携帯取られてました。すみません。

※ジェノサイダー翔→ジェノ


ジェノ「それにしても、みんな辛気くっさい顔してるわねー、あ、白夜様は別だけど」

私は、その発言にムッとしましたが、我関せずと言うようにそのまま苗木君に目の方を見ました。

ジェノ「とーくにマコちん。相変わらずの無表情ねー」

苗木君はその発言を聞き、キッと睨みつけました。

ジェノ「はいはい、すみませんねー」

彼女はケラケラ笑うと同時に

ジェノ「ぶえっきし!!」

大きなくしゃみをして、気絶しました。

それから少し間を開けると、目を開き、

腐川「あ、あれ?ど、どういう状況なの....?」

先程より挙動不審になった腐川さんに戻りました。

176は無視してください。

~~~~~~~~~~~~~~~~

その後、腐川さんがジェノサイダー翔ということがその場にいる人に判明したと伝え、発狂した腐川さんを部屋に戻し、解散しました。

十神君と苗木君はいつの間にか居なくなっていました。

十神君は逃げたのでしょうか。

しかし、苗木君がいつもいなくなる理由が検討もつきません。

私は、知りたいのに知ることができないということにもどかしい思いを感じ、それを静めるために、食堂で紅茶を飲むことにしました。

朝日奈さんと大神さん、セレスさんも一緒です。

朝日奈「....腐川ちゃんがジェノサイダー翔だったなんて....これからどういう顔をすればいいんだろう」

大神「朝日奈よ、腐川は腐川であり、ジェノサイダー翔でもある。あやつの片方が殺人鬼でも、もう片方は普通の女子高生だ。いつもと同じように接すれば良い」

朝日奈「そう、かな」

大神「そうだ。それにお主に危害が加えられそうになったら我が守ろう」

朝日奈「さくらちゃん....」

セレス「あなたがそうしたければそうしたらいいでしょう」

朝日奈「うん....そうだね、でも、もうちょっとだけ考えてみる」

舞園「....」

3人の会話を聞きながら、私は別のことを考えていました。

それは、先程のジェノサイダー翔についてです。

ジェノサイダー翔がただ悪口を言っただけの会話。

それで片付けられることなのですが、違和感がありました。

.....。

なんなんでしょうか。

朝日奈「舞園ちゃん!!」

舞園「え、あ、はい!!」

急に話しかけられて、驚きました。

舞園「な、なんでしょう?」

朝日奈「もー聞いてなかったでしょ!!」

舞園「き、聞いてましたよ!?」

セレス「嘘ですわね」

舞園「嘘じゃないですよ?」

セレス「いいえ、嘘ですわ。あなたは嘘をつくとき右目が左右に動くのですよ」

舞園「えっ!?」

とっさに右目に手をやろうとしてその途中で気づきました。

セレスさんのハッタリだと。

舞園「....ずるいですよセレスさん」

セレス「目には目を、嘘には嘘を、ギャンブラーの初歩的なことですわ」

グウの音も出ませんでした。

セレス「それで何について考えていたんですか?」

舞園「えっと ....」

なんて言ったらよいのでしょうか。

ただ会話に違和感があると言ったところで意味がないかもしれません。

言葉に迷っていると、

朝日奈「もしかして苗木のこと?」

舞園「え、えっと」

急に苗木君の名前を聞いて驚いてしまいました。

朝日奈「やっぱりー。いつも舞園ちゃん苗木の事考えてるよねー」

舞園「え!?」

その言葉に驚くと同時に体温が一気に上がったように感じました。

舞園「い、いつもはかんがえていませんよ!!」

朝日奈「でも、苗木と一緒にいること多いでしょ?」

舞園「そ、それは同じ中学校ってだけで」

セレス「同じ中学校?」

そこでいきなりセレスさんが話に割り込んできました。

Test

セレス「同じ中学....それだけであのような態度....」

舞園「し、知り合いですし」

セレス「ですが、彼はほとんど話したこともないと言っていましたが....」

....え?

朝日奈「な、苗木と喋ったの?」

セレス「ええ、この生活が始まってからすぐに聞きましたわ」

私は一瞬目の前が霞むかのように感じました。

朝日奈「へー、どんな感じだったの?」

朝日奈さんは私からセレスさんについて興味を持ちました。

セレス「そうですね、見た目だけを鑑みれば、そのまま想像通りの声でしたわ」

朝日奈「雰囲気は?」

セレス「いつもとは違って穏やかでしたわね」

頬に手を添えて滔々と語るセレスさん。

少し苛立ちを感じました。



セレス「そうそう、別れ際に笑顔を見せてくれたんですよ」





その後のことは覚えてませんでした。

気がつけば、自分の部屋のトイレで吐いていました。

舞園「ううう....」

トイレから少し離れ壁にもたれかかり、目を閉じました。

舞園「はぁ....はぁ....」

まだ不快感が残っています。

それはただ吐き気というだけでは説明できない酷く不快なものでした。

それは、苗木君への不信感、そして、セレスさんへの憎悪でした。

そこまで考えて頭を振りました。

舞園「何を考えてるんですか私は!!」

憎しみなんて持ってはいけない。

そう教わったはずなのに。

モノクマ「うぷぷぷ!!」

目の前から聞きなれた不快な声がきました。

私はすぐに目を開けました。

モノクマ「人間誰しも憎しみを持つということは避けられないんだよねー」

舞園「う、うるさいですよ」

こちらを見透かすような言動にたじろいでしまいます。

いえ、実際見透かされているのでしょう。

モノクマ「うぷぷぷ、強がっちゃってー」

舞園「うるさいって言っているでしょう!!」

私は彼を怒鳴りつけました。

しかし、彼は楽しそうに回るだけでした。

見ている人には申し訳ありませんが30分ほど時間が空きます

モノクマ「うぷぷぷ、そうかっかしないでよ。僕は君と交渉しにきたんだよ」

舞園「交....渉?」

何を言っているのでしょうかこのクマは?

モノクマ「いやね、さっきの君達の会話を見させてもらったんだよ。そいでね、なかなか興味深いと思って、一つの案がピコーンと思い浮かんだんだよ」

そう言って動きを止め、私をじぃっと見始めました。

モノクマ「実はね、セレスさんが苗木君と会話したって言ってたけど、そんなの僕のログにないんですなー」

舞園「え?」

私は思わず、聞き返してしまいました。

モノクマ「簡単に言うと、僕はそんな場面見てないんだよねー」

舞園「....どういうこと?」

モノクマ「ね?不思議でしょー?」

小さくつぶやいたつもりでしたが、目敏く聞いていました。

モノクマ「そこで、さっき言った交渉だよ」

ずずいと音が聞こえそうなぐらい近づいてくるモノクマ。

モノクマ「君はセレスさんからこのことを聞いて僕に伝える、僕はその情報の量、質に関係なく君に外の情報をあげる、ってこと」

舞園「つまり....協力しろってことですか?」

モノクマ「そうそうそういうこと。give and take。なかなかいい条件だと思うけど?」

舞園「誰がそんなこと!!」

モノクマ「うぷぷぷ、君の仲間のことも教えてあげられるけど~?」

舞園「え?」

モノクマ「彼女達が生きてるか気になるんじゃなーい?」

そう言われ、あのDVDを思い出しました。

舞園「....っ!!」

知りたい。

今すぐにでも知りたい。

そんな衝動にかられました。

しかし、知ろうとしてはいけない、そんな自制がかかりました。

モノクマ「うぷぷぷ、すぐに結論づけなくていいよ。ビジネスパートナーは慎重にえらばなきゃいけないしね」

そう言うとモノクマは消えて、モニターに再び現れました。

モノクマ「あー、あー、校内放送、校内放送。至急、体育館に集合。ハリーアップ!!ハリーアップ!!」

そう言うとモニターは切れました。

先ほどの『交渉』からのこの放送。

不気味極まりないですが、多分行かなければならないでしょう。

私は呼吸を落ち着け、立ち上がり、部屋から出ました。

***************

体育館に着くと既に他の皆さんは来ていました。

朝日奈「舞園ちゃん!!大丈夫?」

舞園「え、ええ」

辛うじてそう答えました。

実際のところ、立つのも精一杯という状態でしたが、そう見せないようにしました。

辺りを見回すとセレスさんの姿が目に入りました。

先ほどのことなど忘れたかのように舞台を真っ直ぐ見据えていました。

モノクマ「全員集まったみたいだね」

ひょこっとモノクマが舞台から現れました。

モノクマ「前置きなし、すぐに本題に入るよ」

そう言って私達を見渡すモノクマ。

モノクマ「あのね、単刀直入にいうとね、コロシアイが起きなくてつまんないんだよ」プンスカ

朝日奈「だ、誰がコロシアイなんか!!」

江ノ島「そうよ!!誰もそんなことしないわよ!!」

モノクマ「そういうと思って、こんなものを用意してみました」

そういいながら何処からともなく数通の封筒をばら撒きました。

モノクマ「皆さんの過去の恥ずかしい想い出や知られたくない記憶をその封筒に書いてあります」

そういうと、皆さん一斉に自分の名前が書かれた封筒を手に取りました。

私も手に取り開けようとしました。

しかし、

朝日奈「な、なんで!?」

葉隠「ええぇえ!?」

皆さんの反応から、開けることをためらいました。

モノクマ「あ、ちなみに、苗木君と腐川さんの分はないからね」

腐川「な、なんでよ」

モノクマ「だーってもうみんなに知られちゃったことだしいいかなと思ってさ、苗木君は苗木君で面倒だから無しで」

腐川「な、なんなのよそれ」

モノクマ「実はこれが今回の動機なのです」

腐川の呟きを無視して再び話始めるモノクマ。

モノクマ「今から24時間以内に封筒の内容をばらします。もし知られたくなかったらコロシアイをしてくださーい」

それを聞いた瞬間、私は無意識にその封筒を破っていました。

朝日奈「ま、舞園ちゃん?」

私の奇行に朝日奈さんが驚いた様子でこちらを見ました。

モノクマ「おやおや、舞園さん。見なくていいの?」

モノクマはさして驚いた様子はありませんでした。

舞園「見ません。もう、私は惑わされません」

モノクマ「なーんだつまらないなー」

朝日奈「だ、大体そんなことで人殺しをする人なんていないよ!!」

モノクマ「うぷぷ、そうかいそうかい。ま、せいぜい頑張りなー」

そう言ってモノクマは去っていきました。

その後、体育館には静けさがやってきました。


葉隠「ど、どうすんべ?」

石丸「いいことを思いついたぞ!!」

その声に皆さんが反応しました。

石丸「みんなで自分の紙に書かれたことを言い合うんだ!!そうすれば人殺しなど起きないはずだ!!」

十神「馬鹿が。お前の価値観を他人に押し付けるな」

セレス「私も嫌ですわ」

石丸「ぬ、ぬぅだったら....苗木君はどう思う?」

石丸君は若干、ヤケになったように話しかけました。

実際ヤケだったのでしょう。

苗木君は今まで一切話しかけてもほとんど反応はありませんでした。

その場にいた人全員そう思っていました。

彼はそばにあった椅子にうつむいて座っていました。

問いかけられた瞬間、うつむいたまま立ち上がりました。

舞園(....どこか行くのでしょうか)

私も漠然とそう思っていました。

???「いいと思うよ!!石丸君!!」

一同「!?」

いきなりの声に私達は驚きました。

江ノ島「だ、誰なの!?」

???「おいおい、ひどいよ盾ちゃん。僕だよ僕」

その声が聞こえた瞬間、いつの間にか苗木君はその場から消え、江ノ島さんの目の前に立っていました。

江ノ島「へ!?」

驚きのあまり江ノ島さんはへたりこんでしまいました。

???「僕が喋ってるに決まってるじゃないかー」

苗木君はその声に反応するかのように顔をあげました。

その顔はいつもの無表情ではなく、焦点が合わなく口元にうっすらと笑みを浮かべた壊れたような表情でした。

苗木「どーもどーも皆さん!!もう既に知っていると思うけど、僕の名前は苗木誠っていうんだよ。以後以後よろよろしくぅ」

両腕を広げ首を少し傾け、矢継ぎ早に言う苗木君を見て皆さんが呆気に取られていました。

舞園「ほ、本当に苗木君ですか?」

私は恐る恐る聞いてみました。

苗木「ああ!!舞園さん!!名前でいうならさやっち!!そうそうそうだよ僕だよ僕マコリーヌ三世だよ!!」

舞園「さ、さやっち?」

桑田「ま、マコリーヌ??」

テンションの上がり方とネーミングセンスに若干目眩を覚えました。

霧切「....それがあなたの本性というわけなの?」

唐突に霧切さんが口を開きました。

苗木「ほんしょうぅぅぅ??」

霧切さんの方を体全体で向きました。

セレス「一切話さない無感情なキャラはただの仮面。その狂気じみた性格が本当のあなたということですか?」

苗木「本当の僕?」

そう言って一瞬無表情になりましたが、すぐに笑みを浮かべました。

苗木「いやいやいやいやそんなわけないじゃないかきーちゃん餃子のアマ野郎!!僕は僕でありこの性格もさっきの性格もそうさ。僕自身僕の存在証明さ!!例えば左右があるように南北があるように男女があるようにこれは僕の対極を成す性格ってことさ。簡単に説明するなら好きの反対は嫌いじゃなくてイコールってことだよ!!わかったかい夢見がちぼっち君!!」

そう言って何故か桑田君を指さしました。

桑田「誰が夢見がちぼっちだ!!」

セレス「餃子のアマ野郎とは誰でしょうね」ピキピキ

霧切「き、きーちゃん」テレ

朝日奈「き、霧切ちゃん?」

苗木「とーこーろーでー....石丸君!!」

各々の反応をバッサリ無視し、本題の石丸君に焦点を合わせる苗木君。

石丸「な、何かね」

苗木「君の提案....なんて名案なんだ!!」

石丸「そ、そうかね!!」

苗木君の言葉に嬉しそうにする石丸君。

苗木「そうだよそうだよ!!自分の恥ずかしい過去知られたくないこと!!それを互いに教え合い絆を深めるとともに、自分の汚点と決別する!!人間が前に進むにはいらないものは切り捨てる、強者の発想!!到底弱者には考えられない至高の一手!!自分の過去を悔い改めず切り捨てず引きずる奴はただの弱者、クズなんだ!!クズもクズ、存在するべきではないんだよ!!」

長々と語り天を仰ぐ様を見て、一部を除き、周りはドン引きしていました。

石丸「な、苗木君。少し言いs

苗木「その理屈にたどり着いている石丸。君は最高だよ!!さぁさぁ!!まずは言いだしっぺの君から行こうか?さぁ、さぁ、さぁさぁさぁ!!」

ずんずんと近寄る苗木君に合わせて後ずさる石丸君。

もうすぐ壁にぶつかる、その直前、

不二咲「ま、待って!!」

不二咲さんが声をあげました。

苗木「お?お?おぉ?不二咲さんなにー?」

背筋を曲げて真後ろの不二咲さんを向いて話しかけました。

不二咲「あ、あの....自分が言ってもいい?」

舞園「不二咲さん?」

朝日奈「な、何言ってんの!!そんなのしなくていいじゃん!!恥ずかしい過去とかなんてみんなあるんだし」

不二咲「ううん、実は前から言いたいと思ってたんだけど、言い出せなくて....でも、苗木君の言う通り弱くちゃいけないと思って....」

そういいながら朝日奈さんの方を見ました。

その目には決意の意志が篭っていました。

苗木「いいねいいねー」グルン

下半身の向きを不二咲の方へ向かせ上半身をそれに合わせ、不二咲さんに近づく苗木君。

苗木「今から君は弱者から抜け出そうともがこうとしている。その後の展開はわからない無数の扉。どれに行くかは神のみぞ知る。そんな茨道を進んでいくのかい不二咲ぃ?」

ずいっと顔を近づけられ、しかし、それに反応しない不二咲さん。

不二咲「うん、言うよ」

朝日奈「ちょ、ちょっと不二咲ちゃn」

苗木「ちょっと黙ってろ焼マシュマロ」

朝日奈「マシュマロ!?」

苗木「さあ言ってみな不二咲ぃ」

相変わらずの無視っぷり。

私は呆れると同時に彼が正しいという錯覚に陥りました。

いえ、納得しました。

何故そう思ったのでしょうか。

説き伏せられたからか、かれだからこそなのか。

不二咲「う、うん」

彼らは私達の方を向きました。

そして意を決して言いました。

不二咲「わ、私、実は男、なんだ」

書いていきます。

舞園「....え?」

一瞬、何を言っているのかわかりませんでした。

大神「なんと....不二咲が....」

山田「おおお男ぉ!?」

皆さんも突然の告白に驚きを隠せない様です。

モノクマ「なんだつまらないのー。僕の邪魔をしないでそのまま殺人してくれたら良かったのになー。それなのに20分で動機を台無しにしてー」

どこから現れたのかモノクマが不二咲さんの足元にいました。

不二咲「う、うるさいよ!!私は、僕はもう決めたんだから!!」

不二咲さんは少しむっとしたような表情で言い返しました。

苗木「うんうんその通りその通り。自分の意思を貫くならそれでいい!!と、こ、ろ、でモノクマァ?」

頷きつつ、モノクマに向き直る苗木君。

その顔は笑顔でしたが、薄ら寒い、黒いものを感じました

苗木「なんで君はこのタイミングで出てくるのかなぁ?不二咲さんもとい不二咲君の決死の告白に出てくるなんて、なんて残念なクマなんだ。略して残ベアだね」

モノクマ「ネーミングセンスがダサい上に君の方が残念な状態だと思うよ?」

苗木「....まぁ 、いいや。とりあえず君は邪魔者だから....シッシッ」

モノクマ「もぉ、ひどいなぁ。学園長に向かって」

苗木「はいはいはい、後でキャーガクエンチョーって言ってあげるから」

モノクマ「ホント!?」

桑田「いや、それで食いつくなよ」

モノクマ「しょーがないなー。じゃ、まったねー」

そう言って再び消えました。

セレス「結局、なんのために来たんでしょう?」

十神「大方、自分の目論見がそこの馬鹿のせいで外れたから嫌味をいいに来たんだろう」

苗木「メガネうっせーぞ」

十神「メガ!?」

不二咲「あ、あのいいかな?」

その声に皆さんは視線を向けました。

不二咲「あ、あの、えっと」

しかし、少し尻込みしてしまうのか、途中で言葉に詰まってしまいました。

葉隠「んおお、そうだ。一瞬苗木っちのせいで忘れかけたが不二咲っちが男ってのも驚いたべ!!」

苗木「葉隠君ひどくなーい?」

体を捻らせ抗議する苗木君。

若干気持ち悪いです。

石丸「そ、そうだ!!不二咲君!!なぜそんな格好をしていたのだ!!日本男児ならば健全な姿であるべきだろう!!」

江ノ島「いやそこ?」

舞園「....確かに、なんで女装をしてたんですか?」

思わず、口をついて出てしまいました。

その言葉で少し不二咲....君はビクッとしました。

不二咲「あ、あの、聞いてくれるかな?」

舞園「む、無理はしなくていいですよ?」

私は先ほどの言葉が失言だと感じ、思わず止めました。

しかし、不二咲君は首を振りました。

不二咲「今言わなくちゃ変われないから」

その言葉に強い意志を感じました。

明日早いので失礼します(´・ω・`)

不二咲「....僕は男なのに臆病でこんな小さいから、子供の頃から内向的だった。父さんから教えてもらったプログラミングが唯一のゆとりだった、でもそれだけじゃだめだったんだ。....結局、年を重ねても体も性格も変わらなかった。男なのに。それを隠したかった。女装もその為だった。弱い自分を隠したかった」

最後の方はうつむきがちになってしまいましたが、それでもはっきりと聞こえる声でした。

苗木「んんー?で、これを機にそれをなくしたかったと?いいねいいねー」

くるくる回り褒めちぎる苗木君。

ホコリが舞うのでやめて欲しいです。

不二咲「それだけ、じゃないけどね」

桑田「と、いうと?」

不二咲「苗木君を見て決意をしたんだよね」

大神「苗木をか?」

苗木「おんやぁ?僕は何もしてないけどぉ?」

不二咲「苗木君がこの前、槍を受けて怪我をしたときびくともしなくて顔色一つも変えなかった。....それがかっこよくて」

そう言って恥ずかしそうにさらにうつむきました。

山田「えーと?たったそれだけで?」

疑問気味に聞く山田くん。

大神「我は十分な理由だと思うぞ山田よ。圧倒的な強さ、強烈な刺激に対する精神力。我も実際天晴れだと感じたぞ」

大神さんは若干熱く語りました。

格闘家の血が騒いでいるのでしょうか。

その当人は、

苗木「うえっへへへー、照れるなー照れるなぁ」

ニヤけ面晒していました。

若干引きました。

大和田「だ、だけどよぉ!!」

そこで大和田君が声をあげました。

大和田「お、お前、隠したいって言ってたじゃねぇか....。それをなんで」

不二咲「もう嫌だったんだ。弱い自分が。弱い自分を打ち破りたかったんだ」

そう言って大和田君の目を見返しました。

その視線に大和田君はひるんだように見えました。

不二咲「....みんなごめんね。騙してて」

そう言って頭を下げました。

慌てて私は彼に話しかけました。

舞園「そ、そんなに気にしなくていいですよ。驚きはしましたけど、それ以上に話してくれたことが嬉しいですし」

朝日奈「そうだよ!!」

朝日奈さんも続いて言います。

セレス「言ったところで、特に生活に変化があるわけでもないですし」

江ノ島「あんた、相変わらずね」

オトコノコ、フムフムイイデスナ

葉隠「なんか聞こえたべ!?」

桑田「気のせいだろー」

各々で言っていると

石丸「不二咲君!!」

石丸君が泣きながら不二咲君に近づいていきます。

そして目の前で土下座をしました。

不二咲「い、石丸君?」

石丸「そんな事情とは知らず、無礼なことを言ってしまい申し訳ない!!」

不二咲「そ、そんな気にしないでよ。僕が悪いんだし」

石丸「いや、僕が悪かった!!本当に申し訳ない!!」

不二咲「ち、違うよ僕が悪いんだって」

石丸「いや、僕が!!」

不二咲「僕だって!!」

石丸「僕だ!!」

不二咲「僕!!」

舞園「プッ、ふふふふ」

悪いと思いましたが、思わず笑ってしまいました。

それにつられて笑い出す人もいました。

不二咲君も少し恥ずかしそうに笑っていました。

嫌味のない、楽しい雰囲気でした。

そんな中苗木君も笑っているのかと思いきや、いなくなっていました。

舞園(苗木君....)

周りは和やかな空気になっていくとは反対に、不安だった気持ちがぶり返してきました。

おるやん





あれから、モノクマの校内アナウンスでなし崩し的に解散となりました。

一部を除いてですが不二咲君は受け入れられたようでした。

そして私は寄宿舎の廊下を歩いていました。

いつもいつの間にか消えてしまう苗木君が気になり、眠れませんでした。

憎らしい。

私を救ってくれた、彼がいじらしい。

本当の彼がわからなくて苦しい。

舞園「....」

ふとモノクマの提案を思い出しました。

正直、彼の提案を受け入れるべきではないです。

しかし、今はその悪魔の囁きですら心地よくなっていました。

舞園(ダメダメ!!何を考えてるのよ!!)

頭を振りつつ自分の部屋に入ろうとしたとき、ちらっと黒い影が見えました。

舞園(ん?)

その黒い影は脱衣所へと向かっていきました。

舞園(....)

私は好奇心に勝てず脱衣所へと向かいました。

>>224書いててごめんなさい

大和田「...そっ!!」

脱衣所を覗くと大和田君がいました。

そして、何かを締め上げていました。

舞園(....苗木君!?)

それは為すがままになっている苗木君でした。

腕で首を固められ、呼吸が出来ない状態になっていました。

助けたいと思いましたが、恐怖のあまり動けませんでした。

舞園(苗....木....君)

そして次の瞬間、枯れた樹が折れたような音が聞こえ苗木君は開放されました。




首が捻じ曲がった状態で。



舞園「ひっ」

声のない悲鳴をあげてしまい、大和田君に気づかれてしまいました。

大和田「....てめぇ、なにしてんだ」

舞園「な、なんで苗木君を....苗木君を殺したの!!」

涙を堪えて叫びました。

大和田「うるせぇ、てめぇにはかんけぇねぇ」

そう言いながら私の襟首を掴み、脱衣所の壁へと投げ飛ばしました。

舞園「くぅ」

大和田「女を殴るなんてことはしたくねぇが...見ちまったもんはしょうがねぇな」

ずんずんと近づいてくる大和田君。

私は、何も考えられずにいました。

ただ、一つ、死ぬんだなと考えながら。





女の子を殴るなんて最低だねぇ。




突如、かすれつつも聞こえる声が聞こえました。

大和田「だ、誰だ!?」

いきなりの声に反応して辺りを見回しましたが、誰もいません。



ここここ。君の足元にいる物体だよ。



大和田「あ、足元?」

そうつぶやき足元を見る大和田君。

すると、いきなり大和田君が吹き飛び、壁に激突しました。

そしてズルズルと倒れ込みました。

当たりどころが悪かったのでしょうか。

気絶したかー。まぁいいか。

体の正面から声が聞こえ、目の前を見ると、

苗木「んっしょと」ゴキン

首を元に戻している苗木君がいました。

というわけで第二章完です。

説明などを朝に書けたら書きます。

申し訳ないですが失礼します(´・ω・`)

説明なしで書いていきます。

~~~~~~~~~~~~~~~~


翌日、食堂にて

皆さんと共に食べる食事もいつもどおり続いていました。

苗木君を除き、全員が来ていました。

関わりが嫌いな十神君と腐川さんでさえ参加しています。

なぜでしょうか?

でも、皆さんと食事できるだけでも嬉しいです。

朝日奈「ごちそうさまー」

舞園「ごちそうさまでした」

食器を片付けようとすると、

不二咲「ね、ねぇ二人とも」

不二咲さんが声をかけてきました。

朝日奈「ん?どうしたの不二咲ちゃん?」

不二咲「あ、えっと、あとでちょっと手伝って欲しいことがあるんだ」

舞園「いいですけど....何をするんですか?」

不二咲「ちょっとね....」

照れ気味にはぐらかされました。





食堂からでて寄宿舎方面に歩き始めたところで朝日奈さんが話しかけてきました。

朝日奈「不二咲ちゃん、何の用事だろうね」

舞園「さぁ、検討もつきませんね」

朝日奈「運動とかかな?」

舞園「でも、それだと私が呼ばれた理由がわかりませんよ?」

朝日奈「まぁ、手伝ってみればわかるよね !!」

舞園「ふふ、そうですね」

笑いあっていると、急に朝日奈さんが真顔になって話しかけていました。

朝日奈「そういえばさ、ご飯食べてる時大和田の様子、変じゃなかった?」

舞園「そうですか?」

朝日奈「うん、なんか怯えてるっていうか、おどおどしてるっていうか....」

舞園「....」

その言葉を聞いて昨日のことを無意識に思い出していました。

~~~~~~~~~~~~~~~~


舞園「苗木....君....」

苗木「ん、ん、よし。やぁ、舞園さん。盗み見するなんて、いつから君はそんな汚いアイドルになったのかな?」

舞園「....汚くなったのは苗木くんのせいですよ」

口を尖らせて抗議しつつ立ち上がりました。

苗木「まぁ、そんなことよりなんで舞園さんはここにいるのかな?kana?」

舞園「....そのしゃべり方なんとかなりませんか?」

苗木「断る!!」

舞園「なんでですか!!」

苗木「僕のアイデンてーてーだからさ」

舞園「言えてませんよ?ティティです」

苗木「ちっちゃいことは気にしなーい」

手をひらひらと振り指摘をいなされました。

そして、気絶している大和田君を見ました。

苗木「どうしよっかなーこれ」

舞園「....あの、聞きたいことが」

苗木「なんでとんがりコーンと話をしていたか....ってこと?」

舞園「いえ、そっちも気になりますが」

なんで、首を折られて生きてるんですか?

そう聞きたかったですが、聞いていけない。

普通のことが聞けませんでした。

苗木「あ、ちなみに」

そう考えていると苗木君がふと思いついたように話しかけてきました。

苗木「首、治したの内緒にしてね」

しーっというジェスチャーを私にしてきました。

舞園「....」

苗木「ん?どうしたの?」

舞園「苗木君。百歩譲ってそのジェスチャーはいいでしょう。でも、体勢がだっちゅーのの体勢は如何なものかと」

苗木「?まぁいいや。モノクマが勘づくかもしれないし」

そう言って、話し始めました。

今日はここまでです。失礼します。

苗木「ちょっとここで確認したいことがあったんだよ」

舞園「確認したいこと?」

苗木「おんやぁ?気づかない?他と違うこと」

そう言われ、周りを見渡してみました。

ロッカーと浴場への扉、観葉植物に体重計....。

舞園「....ぐらいしかないと思うんですけど」

苗木「ちっちっちっ、それだけじゃないんだなー。普通ならあるべき物がないんだよ」

舞園「?」

普通ならあるべき物....。

舞園「....カメラとモニターがありませんね」

苗木「ごめーとー」

その言い方どうにかなりませんか?

苗木「ここには監視の目が届かない場所、つまり、この範囲内だったなんでもオールおっけーってことだよ」ワキワキ

舞園「その手は何ですか!?」

苗木「じょーだんだよジョーダン」

舞園「からかわないでくださいよ!!」

頬を膨らませて私は怒りを表現しました。

苗木「くくく、いいねいいね。まぁ、そういうわけで、カメラとモニターのないこの空間でどういうことができるか考えてたんだよ」ジュルリ

舞園「え」

苗木「....そんな引かないでおくれよ」

舞園「いえ、近づかないでください」

苗木「え、何それひどい」

こんなやりとりをしていましたが、内心嬉しかったです。

久しぶりの彼との会話がこのようなものでも嬉しかったからです。

舞園「それで、なんで大和田君が苗木君に?」

苗木「スルーですかはぁスルーですか。....なんでって言われてもわからないけど突然後ろから襲われたんだよ」

で、後はそのまま、と苗木君は言いました。

苗木「さて、戻ろうか」

そう言って、私の手を掴み歩きだしました。

舞園「あ、ちょっ」

苗木「さっきのことはできるだけ内密にしたいからね。大和田君だいじょうぶでしょ」

そう言いながら更衣室から出ると

モノクマ「やぁやぁ二人とも、こんな遅くに何をしてるのかな?」

モノクマが立ちふさがりました。

苗木「やぁやぁ残ベアーじゃないか。相変わらず美味しくなさそうな体をしているね」

モノクマ「うるさい!!僕は残ベアーじゃなくてモノクマだ!!」

苗木「そんなことどうでもいいけど」

舞園モノクマ(じゃあなんで言った(んですか))

苗木「なんでこんなところにいるんだい」

モノクマ「そっちこそ、二人でこんなところから出てきたのさ。さっき、大和田君も入っていったし....はっ、まさか!?」

苗木「残念だけど、気絶させただけだよ?確認すれば?あ、見れないねー。更衣室とかにつけると湯気とかで確認出来なくなったりするからカメラ外してあるんでしょ」

モノクマ「.....!!」

舞園(え、そんな理由?)

モノクマ「と、とにかく不純異性交友はしちゃダメなんだからね!!あと、ガキはさっさと寝なさい!!」

苗木「はいはい、僕たちの仲に嫉妬するのはわかったから引っ込みな」

モノクマ「く、くそー!!」

悔しそうな声をあげながら逃げて行きました。

苗木「張り合いないなー」

舞園「....」

この人は本当にあの苗木くんなのでしょうか?

苗木「さて、僕はモノモノマシーンしてくるから、舞園さん、気をつけて」

私の頭を撫でながらそう言って、寄宿舎から出ていきました。

嵐の様に去っていきました。

舞園「....あ」

首の骨を治した原理を聞くの忘れていました。

でも、内密にしたがっていましたし、深く考えないようにしました。

あの、苗木君ですから。

舞園「....帰りましょうか」

なんだか、どっと疲れが出たので帰ることにしました。

そうだ、モノモノマシーンといえば、苗木君にもらった小瓶を眺めて眠りにつきましょうか。

そんなことを考えながら部屋へ帰りました。

~~~~~~~~~~

舞園「....」

今思い返してみても訳がわからない展開でした。

あれは、現実だったのかと疑ってしまいます。

朝日奈「舞園ちゃん、大丈夫?」

舞園「あ、はい?」

朝日奈「なんか、複雑そうな顔してたから」

舞園「大丈夫です」

朝日奈「そう?それならいいけど....」

そうこうしていると、私の部屋の前まで来ました。

朝日奈「それじゃ、また後でね」

舞園「はい!!」

そこで朝日奈さんと一旦別れました。

そして、部屋に入ると

モノクマ「やぁ」

モノクマが立っていました。

舞園「また、あなたですか」

私は冷たく言いました。

ですが、それに答えず話しかけてきました。

モノクマ「どうかな、交渉の件。いい考えをしてくれたかな?」

その飄々とした態度に一瞬、怒りが湧きましたが、必死に抑えました。

冷静でないとあちらのペースに翻弄されてしまう、そう考えました。

舞園「....」

なぜでしょうか。

なんとなく楽しくなってきました。

苗木君影響でしょうか?

私は息を吸い込み、

舞園「お断りします」

満面の笑みでそう言いました。

モノクマ「....おやおや」

一瞬、たじろいたような気がしましたが変わらず飄々としています。

モノクマ「いいのかい?こんな好条件なのに」

舞園「いいんですよ」

モノクマ「....つまんないのー。いつからそんなからかいがいのない子になっちゃったのさ」

舞園「いつからでしょうね」

モノクマ「....しょうがない。僕は次の案でも練ってましょうかね」

そう言って、悲壮感を漂わせながらモノクマは去っていきました。

舞園「....ふぅ」

自分でも知らずに力が入っていたようです。

舞園「....慣れないことはするものじゃないですね」

文書力のなさに頭を抱えつつ書いていきます。
舞園さんすまん(´・ω・`)

本よんできゃだいじょーぶ

私は軽く伸びをしつつ、ベッドに座りました。

舞園「ふぅ」

思った以上に疲れていたのか、倦怠感を感じました。

冷や汗もすごいです。

舞園「....頑張らなきゃな」

我知らずそう呟いていました。

昨日、体育館で苗木君が言っていたとは少し違いますが、私も弱いです。

すぐ泣いちゃいますし、土壇場では口下手です。

メンタルを強くしていかなきゃ、苗木君にまた迷惑をかけてしまいます。

舞園「頑張らなきゃな」

もう一度、今度はしっかりと言いました。

>>247
本は読んでるんですけどね(´・ω・`)

舞園「....そうだ」

私は、髪の毛のゴムを外して、ショートヘアに戻しました。

決意の第一歩として自分が自分としている、そういう意味で外しました。

舞園「不二咲君には悪いですが....」

罪悪感を覚えつつ、ゴムを外しました。

いつも、シャワーを浴びるときに外すときは何も思いませんでした。

しかし今、そのはずすという行為に意味を持った、そう思いました。

改めて髪の毛を触ると、バラバラでした。

でも、それが急に心地よく感じました。

舞園「ふふ....」

そう考えていると、扉のノック音がしました。

はっとして時計を確認すると既に部屋に入って二十分経っていました。

慌てて扉へと駆け寄り、開けました。

舞園「はいっ」

扉を勢い開けると驚いた表情の不二咲君が立っていました。

不二咲「ま、舞園さん大丈夫?なにかしてた?」

舞園「だ、大丈夫です」

思えばそんな慌てなくても良かったのではと思い、顔が熱くなるのを感じました。

不二咲「そ、それならいいけど」

舞園「それで、お手伝いというのは?」

平常心平常心。

不二咲「うーん、朝日奈さん達も呼んでからでいい?」

舞園「あ、はい。いいですよ」

不二咲「じゃあ、行こうか」

そうして、私は部屋から出ました。

不二咲君についていきながら、何をするのか考えてみました。

私と朝日奈さん達に共通するものは....なんでしょうか?

....ん?朝日奈さん「達」?

そんな疑問を持ちつつ、朝日奈さんの部屋の前に来ました。

来た瞬間に扉が開きました。

朝日奈「あ、二人ともちょうど良かった...って舞園ちゃん、ツインテール止めちゃったの?」

不二咲「あ、ほんとだ」

舞園「ええ、イメチェンを1回やめてみようかなって、不二咲君、せっかく提案していただきましたが....。ごめんなさい」

不二咲「だ、大丈夫だよ。気にしてないから」

不二咲君の勢いが逆に謝ってきそうなぐらいでこちらが焦ってしまいました。

舞園「わ、わかりました」

朝日奈「あはは、で、不二咲ちゃん。私達って何すればいいの?」

朝日奈さんも私と同様の質問をしました。

不二咲「あ、うん。ちょっと待ってて」

そう言って、不二咲君は近くの部屋に近づきました。

そこのネームプレートのは「桑田」と書かれていました。

舞園「桑田君?」

不二咲君が扉をノックしてから少しして、桑田君が大きい肩下げカバンを持って出てきました。

桑田「来たか、不....二咲」

不二咲「今の間は何?」

桑田「いや....結局そっちがいいのかなって思ってよ」

不二咲「僕はできれば呼び捨てがいいかな」

桑田「あー、じゃあ、呼び捨てでいくな?」

舞園「桑田君」

話がちょうど切れたかなというタイミングで桑田君に話しかけました。

桑田「んお?よー、舞園ちゃんに朝日奈」

舞園「桑田君も不二咲君のお手伝いですか?」

桑田「そそ、でも、舞園ちゃんと朝日奈が一緒とは聞いてなかったぜ?」

不二咲「うん....ちょっと恥ずかしかったから」

朝日奈「恥ずかしい?」

不二咲「うん....昨日あんなこと言ってすぐに人に頼るのはどうかなって」

舞園「そんなことはありませんよ。そんなすぐには変われませんし、私もよく人に頼っちゃいますから」

不二咲「う、うんでも」

桑田「あー、もういいから、さっさと不二咲の部屋に行こうぜ?」

そう言って、歩きだしました。

舞園「不二咲君の部屋?」

桑田「おー、不二咲が部屋で手伝ってほしいって言うから」

朝日奈「ん?でも、それだったら不二咲ちゃ...不二咲君の部屋に現地集合すればよかったんじゃない?」

そう言えばそうですね。

そう思って、不二咲君を見ると

少しもじもじして、

不二咲「その....人を誘うことができれば強くなれるかなって....えへへ」ニパー

.......

舞園(かわいい)
朝日奈(かわいい)
桑田(小動物だなほんと)

こうして癒されたあと、不二咲君の部屋へと向かいました。

てすと

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~





不二咲「....ど、どうかな❓」

舞園「すごく似合ってますよ」

桑田「少しでかいか?」

今、私たちは不二咲君の試着のお手伝いをしています。

不二咲君曰く、見かけから変えていきたいとのこと。

その為、私と桑田君、朝日奈さんに着こなしを教えてほしいということでした。

朝日奈「でも、なんであたしまで?」

不二咲「体も鍛えたいからその為の服装とかどんなのがいいのかなって」



というわけで不二咲君の試着会です。

舞園「もうちょっと短いのがあったらよかったんですけどね」

桑田「つってもこれ以上小さいのないぜ?」

不二咲「でも、男の人は少し野暮ったいほうがいいっていうしこれがいいなー僕」

野暮ったいほうがいいというのは何処で聞いた話なのでしょうか。

それに不二咲君が着るとどちらかというと、髑髏のマークの付いたTシャツもジーパンも子供が背伸びして着ているようにも見えてしまいます。

....よくよく見ると似合ってないかもしれないです。

朝日奈「なんかかわいいね」

桑田「おい、朝日奈」

不二咲「....」ズーン

舞園「つ、次は運動着を着てみましょうか」

私は、倉庫から出してきたジャージを数着不二咲君の前に置きました。

不二咲「どれがいいかな?」

朝日奈「やっぱり自分のサイズにあったやつがいいと思うよ。あたしのも結構ぴったりに近いの来てるし」

舞園「....」ジー

朝日奈「?」ドタプーン

舞園「」ペターン

朝日奈「どうしたの?舞園ちゃん」

舞園「なんでもないです....」

私も運動した方がいいんでしょうか?

不二咲「どれがいいかな?」

朝日奈「やっぱり自分のサイズにあったやつがいいと思うよ。あたしのも結構ぴったりに近いの来てるし」

舞園「....」ジー

朝日奈「?」ドタプーン

舞園「」ペターン

朝日奈「どうしたの?舞園ちゃん」

舞園「なんでもないです....」

私も運動した方がいいんでしょうか?

連投すみません。
だが、前レスについてだが....。
反省も後悔もせん。

~~~~~~~~~

それから私達は不二咲君の服選びをしつつ、不二咲君のことを話していました。

そして、ある程度決めたあと、不二咲君が見せたいものがあると言って、パソコンを取り出しました。

舞園「パソコンは没収されなかったんですか?」

不二咲「これは図書室にあったのを持ってきたんだ」

そういいながら起動し、ソフトを起動しました。

するといきなり画面中央に不二咲君の顔が映し出されました。

?「おかえりなさいご主人タマ!!」

舞園「これは?」

不二咲「僕が作ったAI。アルターエゴっていうんだ」

朝日奈「あるたーえご?」

不二咲「このアルターエゴは、自律学習機能があって、会話とか知識を教えたりすると学習していくんだ」

舞園「すごいですね。不二咲君が作ったんですか?」

不二咲「そうだよ」

えっへんと胸を張る不二咲君。

やっぱり可愛いです。

桑田「....なぁ、不二咲」

そこで黙っていた桑田君が口を開きました。

桑田「これって他のやつにも見せるのか?」

不二咲「うん。みんなと話をすればアルターエゴの知識も増やせるし、コミュニケーションが増えればみんなの仲も良くなるかもしれないからね」

舞園「一理ありますね」

朝日奈「だねー」

しかし、桑田君は眉を顰めました。

桑田「見せないほうがいいんじゃねぇか?」

舞園「え?」

桑田君の言葉に驚きました。

舞園「なんでですか?」

桑田「いや....さすがにないとは思うんだけどよ。アルターエゴを悪用する奴とかいんじゃねぇか?」

朝日奈「えー、まさっかー」

桑田「俺もそう思うけどよ、言っちゃ悪いが、しゃべる二次元ってだけで反応しそうな奴もいるじゃねぇか」

舞園「そんなことないでしょう」

桑田「じゃ、せめてこれのデザイン変えたりできないか?不二咲の顔以外でよ」

不二咲「一応できるけど....。自分の顔だから結構やりやすかったりするんだよね」

舞園「うーん....」

どうしたらいいでしょうか?

ここで突然の安価です。

1、そのままみんなに見せる。

2、不二咲の顔から変えて見せる。

3、見せない。

≫272 まで

※もし安価が集まらなかった場合1で進めていきます。

見ていらっしゃる方がいるかどうかはわかりませんがよろしくお願いします。

みなさん安価ありがとうございます。

まさかこんなすぐ来るとは思っていなくて、感激です。

≫273、274の方は安価過ぎていたので申し訳ありませんがカットさせていただきます。

それでは3が多かったので、3のルートで書いていきます。

桑田「....じゃあよぉ、しばらくの間だけいいか?」

不二咲「しばらくの間?」

桑田「ああ」

不二咲「うーん。....でもそんなに焦るものじゃないし、もうちょっと教育してからでもいいかな?」

朝日奈「でも、考え過ぎだと思うけどなー」

桑田「いや、俺もそうは思うんだけどな....」

私には、桑田君が何かを伝えたい。

でも、伝えようがない。

そんな違和感はあるけど確信もある、そんな風に見えました。

舞園「朝日奈さん、ここは桑田君を信じてみませんか?」

朝日奈「うーん、舞園ちゃんが言うなら信じてみる」

桑田「おい、俺への信頼はないのか」

朝日奈「うん、ない」

桑田君は笑顔で言う朝日奈さんを見て、うなだれていました。

ちょっぴり同情しました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~


朝日奈「....それでね、ドーナツは形が大事だと思うんだよ。あの、吸い込まれそうな魅惑的なきれいな円形の穴。それに身も心も虜になるということをドーナツ化現象っていうんだよ」

アルターエゴ「へー、そんな意味もあったんだ」

桑田「朝日奈お前間違った意味教えてるんじゃねぇよ‼」

朝日奈「何言ってんの‼ちゃんとしたドーナツ愛好家の知識だよ‼」

桑田「んな知識あってたまるか‼」

舞園「二人とも落ち着いてください‼」

あれから不二咲君がせっかくなら何か教えてあげてほしいと頼んできたのですが、朝日奈さんが鼻息を荒くしてドーナツの魅力について教え始めました。

それが一時間前。

最初、私と桑田君はアルターエゴの多種多様の感情変化が興味深く、その光景を一時間眺めていたら、私はちょっとグロッキー、桑田君は自分も何かを教えたいのか、いらいらし始めました。

結果今に至ります。


舞園「不、不二咲君。どうしましょう」

少し涙目になりつつ、不二咲君に意見を求めました。

不二咲「ごめん、僕も無理」

体の前で×を作り、苦笑いの表情を浮かべるだけでした。

ますます、ヒートアップする二人。

争いの原因のアルターエゴは、ニコニコその様子を見るだけ。

能天気さが若干恨めしさが。

苗木「なーにやってるの?」

一同「!?」

いきなり現れた声に全員そちらに全身を向けました。

舞園「な、苗木君!?」

苗木「やぁ、舞園さん」

フレンドリーに私に手を振りました。

なぜかドヤ顔をしながら。

朝日奈「苗木、なんでここに?」

苗木「適当にどこか開いてないかなーって暇つぶしに適当にガチャガチャしてたらビンゴしたんだよ」

不二咲「嘘!?鍵開いてた!?」

苗木「だーいじょうぶだいじょうぶ。音は漏れてないから」

桑田「つか、ピンポンダッシュと同じようなことしてんじゃねぇよ」

苗木「細かいことは気にしない気にしない」

快活にドヤ顔で笑う苗木君。

イラッとしました。

不二咲「あ、あの苗木君」

おずおずと苗木君の前に不二咲君が出てきました。

不二咲「き、昨日はありがとう」

突然で恥ずかしがりながらも声が小さくてもしっかりと思いを告げた。

そのような意思を感じました。

提督「それで、どうしたのさ?大声出したりして」


摩耶「いや、えっと....」チラ


提督「ん?」チラ


\スーパーショウジョジョマンガサマダヨー/


提督「あー、なるほど把握した」


摩耶「絶対他のやつに言うなよ!!」


提督「大丈夫大丈夫、あの子らみたいにいじわるじゃないから」


摩耶「ほ、ほんとだな?」


提督「ほんとほんと」


摩耶「なら、いいんだけどさ....」


摩耶「なぁ、提督」


提督「ん?」


摩耶「提督もこういうの読んでたりすんのか?」


提督「んー割と結構かな?」


摩耶「そ、そうなのか?意外だな」


提督「個人的に甘酸っぱい恋愛が好きだからね。ただDQNは死すべし」


摩耶「なんじゃそら」

誤爆したorz


>>280は無かった事に

苗木「ああん?僕は何もしてないよー。あれは君が勝手にやったことじゃないか。僕はなーんにもしてないよ」

そういいながらこっち側に仰け反り吐き捨てるように言いました。

不二咲「でも、そのきっかけが苗木君だったし結局は苗木君のおかげだよ」

舞園「そうですね。それに苗木君が発言してなかったらあの場の空気も悪くなっていたでしょうし」

桑田「あーそれには俺も同意だわ」

朝日奈「そうだね」

苗木「(´-ω-)むー。だからそれは君達が勝手にそうなっただけだろう?」

唸りながらそう反論する苗木君。

舞園「でも、ありがとうございます」

私は多少強引にお礼を言いました。

苗木「....」

舞園「....あの苗木君?」

急に黙り込んでしまい、私達は困惑しました。

しかし、すぐに苗木君がまっすぐ立ち、私達を見つめました。

そして、急に笑顔になり、

苗木「どういたしまして」

と言いました。

舞園「え....」

苗木「それじゃあ僕はちょっち用事あるからー。じゃねー」

呆然としていると、不敵な笑みを浮かべた苗木君は部屋を去っていきました。

桑田「....なぁ、あいつ偽物か」

舞園「ち、違いますよ!」

朝日奈「でも、あんな顔あいつがするわけ無いと思うけどなー」

朝日奈さん、あなたは何を知っているのですか。

正直、私も一瞬、あの苗木君は偽物かと思ってしまいましたが、それはないと確信しました。

私は、あの顔を2回見たことがあるのですから。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年09月11日 (木) 21:11:25   ID: BTLgxjqM

原作とは違う感覚が味わえるからこういうSS好きです。
唯一の楽しみです。

2 :  素   2014年09月20日 (土) 18:32:18   ID: 7jOYbwXK

作者です。
スレには入れなくなってしまい、執筆が出来なくなってしまいました。

3 :  素   2014年09月20日 (土) 18:33:19   ID: 7jOYbwXK

同様の症状が見られる方はいますでしょうか。

4 :  SS好きの774さん   2014年09月25日 (木) 00:16:12   ID: sW46fFct

期待期待

5 :  SS好きの774さん   2014年10月07日 (火) 16:52:35   ID: ohkEB1IK

このペースだとエタりそうなもんだけど、こつこつ続けてくれてるのは嬉しいな
楽しみ

6 :  SS好きの774さん   2014年11月11日 (火) 09:38:32   ID: w7o7cwSN

スレに入れないのはこまったね(´・ω・`)
立て直してリスタートか代筆を頼むか・・・それくらいしか思いつかぬ・・・

7 :  黒いオオカミ   2014年12月24日 (水) 11:49:32   ID: 7bHw4fmA

違うサイトで投稿している者ですが、類にしている作品を書いているので、今更ですが、許可の申請を申し上げます

8 :  黒いオオカミ   2014年12月25日 (木) 09:27:40   ID: waI0r_Th

>7、スイマセン・・・違うサイトで投稿している者ですが、類似している作品を書いているので、今更ですが、許可をしてほしいのですが・・・

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