ミニラ「父ちゃんとガメラさんってどっちの方が強いの?」 (1000)

ゴジラ「……」





ゴジラ「……は?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1409668610

ジュニア「そういえばどっちなんだろうね」

ミニラ「ね」

ゴジラ「……」

ミニラ「……」

ジュニア「……」




ゴジラ「……んなもん俺に決まってんだろ」

ミニラ「……そうなの?」

ゴジラ「たりめーだろ!怪獣王だぞ。ハリウッドだぞ。俺が負けるかっつの」

ミニラ「……ふーん」

ジュニア「……へー」

ジュニア「……」






ジュニア「でもガメラさんの方がカッコ良いよね」

ゴジラ「」


ミニラ「ね」

ゴジラ「」

怪獣島・Barビオランテ(怪獣達の癒し処)



ビオランテ(Barのマスター)「あら、いらっしゃい。……随分と珍しいお客ね」

ゴジラ「チッ……うるせーよ」

ラドン「マスター、怪獣二匹と怪獣王一匹だ」

ビオランテ「ふふ、そっちが空いてるわ。どうぞ」

ラドン「すまないな」

アンギラス「……」



アンギラス(……なんだこの世界観)

ゴジラ「んだよチクショー!やってらんねーよタコが!!」

大ダコ(Barの客)「え?」

ラドン「すまない。気にしないでくれ」



アンギラス「ハイハイどうどう」

ビオランテ「ふふ、荒れてるわね」

ゴジラ「うるせーよチキショー!オメーに何がわかんだよ!?」

ラドン「すまないなマスター」

ビオランテ「気にしないで。ご注文は?」

アンギラス「うーん、僕はお任せで」

ラドン「メガヌロンの盛り合わせを頼もうか」

ゴジラ「……」


ゴジラ「じゃあ俺はこれで」

ビオランテ「フクシマ・ゲンパツの汚染水ね。ちょうど良いのが入ってるわ」

ゴジラ「一番濃いので頼むわ」

アンギラス「全方位に喧嘩売ってくスタイルだね」」

ラドン「南アルプスの天然水みたいなノリで頼んだぞ」

ゴジラ「……」

ゴジラ「オメーらよぉ……ガメラって知ってるか?」

ラドン「?」

アンギラス「……いや、そりゃ知ってるけど」

ラドン「同業者(怪獣)で知らん奴の方が少ないだろう」

ゴジラ「……」


ゴジラ「……ウチのガキどもがよー……」

ラドン「……ジュニアか?」

アンギラス「ミニラもだね」


ゴジラ「……父親である俺を差し置いて……ガメラの方がカッコイイ!とか、言いやがったんだよ」


アンギラス「……」

ラドン「……」


ゴジラ「……はぁー……」ションボリ

アンギラス「……え?そんなことで落ち込んでんの?」

ラドン「なんてくだらん」

ゴジラ「!?」

ゴジラ「はぁぁぁぁぁぁっ!!?何処がくだらねェんだよ!!?」

アンギラス「だってねぇ……」

ラドン「子供はゴジラよりガメラだろう」

アンギラス「ねぇ」

ラドン「なぁ」

ゴジラ「」

アンギラス「子供に優しいし」

ラドン「飛べるし」

アンギラス「自己犠牲的でカッコ良いし」

ラドン「おまけに飛べるしな」

ゴジラ「……っ」プルプル

ゴジラ「……ダメだ!お前らホントにダメだ!なんっっっにもわかってねぇ!」

ラドン「あ?」

アンギラス「え?」

ゴジラ「これはなぁ……っこれはそういう話じゃねぇんだよ!」

ゴクゴク……ダァンッ!!

ゴジラ「ブハァーッ!……これは……これはな……っ」ワナワナ





ゴジラ「家庭内での……パパとしてのプライドの問題なんだよ!!!!」ガァァッ

ラドン「……」

アンギラス「……」

ゴジラ「フゥーッ!フゥーッ!」プルプル


ラドン「……」

アンギラス「……あー……そうなの?」

ゴジラ「そうに決まってんだろ!」

ゴジラ「良いか?パパってのはな!父親ってのは群れの砦!家族の長!憧れと安心の象徴的存在なんだよ!!!!」

ラドン「……」

アンギラス「……」

ゴジラ「子供に憧れてナンボなんだよ!息子に『僕大きくなったらパパみたいになるー!』みたいな!『わーパパかっこいいー!』みたいな!わかるかお前ら!?」

ラドン「……」

アンギラス「……あー……?」

ゴジラ「それをよぉ……クールに『へっ……オメーもでかくなったら俺みたいになるさ(低音)』って返してさぁ!?『ホントにー!?僕も将来パパみたいになるー!』『僕もー!』ってなるのを『ヘッ……そうかい……じゃあその時を楽しみにしてるぜ(低音)』みたいな!カッコよく決めるみたいなさぁ!」

ゴジラ「そのパパが……!あんな……っあんな亀野郎に……っくぅ……っ!!」

アンギラス「メガヌロンって美味しい?」

ラドン「ほんのりヤゴの味だな」ポリポリ

ゴジラ「……チキショー……数シリーズかけて築いてきた無敵の父親としての憧れが……まさか……まさかあんな亀に奪われるとは……」

アンギラス「……どうしようか」

ラドン「……すこぶるどうでもいいな」

ゴジラ「……俺怪獣王だぜ?」

アンギラス「そうだね」

ラドン「怪獣王だな」

ゴジラ「……ハリウッドスターだぜ?」

アンギラス「そうだね」

ラドン「ハリウッドデビューもしたな」

ゴジラ「……」

アンギラス「……」

ラドン「……」

ゴジラ「……」




ゴジラ「……なのに俺よりガメラの方がカッコ良いとか」

ラドン「少なくとも今のお前めっちゃくちゃカッコ悪いぞ」

アンギラス「放射能飲みすぎたんじゃないの?」

ゴジラ「……決闘だ」ボソッ

アンギラス「……え?」

ラドン「……は?」



ゴジラ「……果たし状じゃぁっ!!何が日本の二大怪獣じゃ!この際ハッキリと、どっちが日本のNo.1怪獣なのか……今こそ決着つけるんだよ!!」

アンギラス「……えー……」

ラドン「本気か貴様」

アンギラス「放射能頭に回って酔ってるんじゃないの?」

ゴジラ「うるせぇぇっ!!もう決めたんだよ!!」

ゴジラ「ガメラだかギララだかガッパだか知らねぇがな……」

ゴジラ「この俺が負けるかァ!!」

ゴジラ「野郎の甲羅に果たし状叩き付けて……」




ゴジラ「ゴジラvsガメラで……白黒ハッキリ着けてやらァァァァァァッ!!!!」

翌日


ゴジラ「いいかオメーら。この手紙をオメーらの親に届けてガメラって奴に届けるように頼んでくれ」

モスラ幼虫♂「これー?」

モスラ幼虫♀「わたすのー?」

ゴジラ「そうだ。くれぐれも間違えるなよ。ガメラ様へ、果たし状だ。オメーらの親も地球の守護神とかいうアレだから多分居場所ぐれーわかんだろ」

モスラ♂「がめらー!」

モスラ♀「おぼえたー!」

ゴジラ「出来るな?」

モスラ♂「できるー!」

モスラ♀「ママにこれとどけるのー!」

ゴジラ「よぉし!行ってこい!」

モスラ♂&♀「わーい!」ノソノソ




ラドン「……」

アンギラス「……うーわ……本気でやるつもりだよ」

ラドン「ドン引きだな」

アンギラス「ドン引きだね」

ゴジラ「……よし、準備は万端だ。これでガメラの野郎を後はぶっ潰すだけだ」

アンギラス「……ホントにやるつもりなの?」

ゴジラ「たりめーだ。漢に二言はねぇ」

ラドン「……本当にやる気か?」

ゴジラ「……二言はないって言った相手に2回聞くんだ」

ラドン「本当に」

アンギラス「やる気?」

ゴジラ「合わせ技!!?」



ラドン「……そもそも、今のお前に勝てるのか?」

ゴジラ「あ?」

ゴジラ「……たりめーだろオメーあんな奴熱戦で一発……」

ラドン「……忘れてるのかもしれんが今のお前の熱戦は全盛期には遠く及ばんだろう」

ゴジラ「!」

ラドン「タフネスはどうだ?今のお前は東京が消し飛ぶ隕石が直撃しても耐えられるのか?」

ゴジラ「っ!」

ラドン「スピードは?何十mもジャンプ出来るのか?」

ゴジラ「っ!!」

アンギラス(アレ?意外に戦う方に協力的?)

ゴジラ「せ……接近戦なら……」

ラドン「阿呆か貴様」

ゴジラ「!?」

ラドン「都合よく相手が接近してくれる前提か?私のように純粋なインファイターならともかく相手もそうなのか?」

ゴジラ「!!」

ラドン「空を飛べる専門家の私から言わせてもらえば遠距離武器を持つガメラが相手では今のお前なんぞただの的だ」

ゴジラ「!!?」

ラドン「いや……的ですらないな……」

ゴジラ「!?」

ラドン「……今のお前は……」

ゴジラ「……い……今の俺は……!?」

ラドン「今の貴様は……」






ラドン「ただの……メタボだ」

ゴジラ「」ガガガーーーーンッ

ゴジラ「ど……どうすれば……!」

ラドン「……決まっている」

ラドン「特訓だ」

ゴジラ「……っ!!」

ゴジラ「特訓……だと……!?」

ラドン「ああ」




アンギラス「ちょいちょい」

ラドン「?」

アンギラス(ちょっとラドン、どうしたいのさ君)ヒソヒソ

ラドン(まぁ聞け。上手く特訓をするという流れになってきた。このまま奴をノせる)ヒソヒソ

アンギラス(そっからどうすんのさ)ヒソヒソ

ラドン(あのバカの事だ。特訓にかこつけて身体を死ぬほど動かしまくれば勝手に気も晴れるだろう。バカなことを止めさせるには丁度良い)ヒソヒソ

アンギラス(あーなるほど。そういうことか)ヒソヒソ

ラドン(アイツは単純な所がある。昭和の頃からそうだった。まぁ見てろ。上手くやるさ)ヒソヒソ


ゴジラ「なんの話してんだ?」

ラドン「気にするな」

ラドン「まずは敵を知ることから始めよう。そこから傾向と対策を練るのだ」

ゴジラ「おぅ、わかった」

アンギラス「意外に真面目だね」

ゴジラ「俺様はこう見えて昔メカゴジラ(初代)の野郎をぶっ潰す為に特訓(落雷)してたほどの大真面目なんだよ」

アンギラス「……」

アンギラス「……あの時は仇を討ってくれてありがとうね」

ゴジラ「……おぅ、気にすんな」


ラドン「……今日は特別講師をお呼びしている」

ゴジラ「おぅ、誰だ」

ラドン「ジェットジャガー先生だ」


ジェットジャガー『』ギュオーン ギュオーン ギュオーン


ゴジラ「お!? おぉ~!久し振りじゃねぇか!」

ジェットジャガー『』ギュオーン ギュオーン ギュオーン

ゴジラ「え?こっちは変わりねぇよ!見た目と体重以外はな!なんてな!ハッハッハッ!」

ジェットジャガー『』ギュオーン ギュオーン ギュオーーンッ

ゴジラ「えー?まぁボチボチだよ。まぁそこはそれだな」




アンギラス「……アレなんなの」

ラドン「知るか」

アンギラス「……どういう流れで知り合ってこうなったの?」

ラドン「……正直私にもよくわからん」

アンギラス「……」

ラドン「……」

ラドン「今からジェットジャガー先生がガメラを初代から最新作の小さな勇者たちまで一気に目からスクリーン上映で流す」

ラドン「それらを観ながら傾向と対策を練るのだ」

ゴジラ「なるほど、本格的だな」

アンギラス「……」


ラドン「うむ。傾向と対策を練ったあと本格的にそれに合わせた特訓をするのだ」

ラドン「鍛えるべきポイントを探して重視すれば特訓もしやすいだろう」

ゴジラ「なるほどな……お前頭良いな」

アンギラス(体の良い映画鑑賞会では……)

ラドン「……では先生」

ジェットジャガー『』ギュオーン ギュオーン ギュオーーンッ

ラドン「……?」

ジェットジャガー『』ギュオーーギュオーーンッ


パァァァッ…


アンギラス「お、始まった」

ラドン(……ホントに何言ってるのかわからんかったばい)

ゴジラ「へっ……上等だぜ……!」



ゴジラ「噂のガメラがどんなもんか……俺様が確かめてやろうじゃねぇか!!」

※鑑賞中


ゴジラ「……なんでコイツ人間のガキ助けてんだ?」

アンギラス「……さぁ」

ラドン「そういう奴なんだろう。お前も似たような時期があっただろう」

ゴジラ「……」



ゴジラ「……オイオイ……カチコチになってんぞ」

ラドン「カチコチだな」

アンギラス「カチコチだね」



ゴジラ「うわ!血出たぞ!どばっと出た!」

アンギラス「うわー痛そう」

ラドン「……出血ぐらいお前らもしてるだろうが」



ゴジラ「オイオイ腹に穴空いてんぞ」

アンギラス「よく生きてるもんだね」

ラドン「うーむ中々のタフネスだ」



ゴジラ「うわ!またザックリいった!」

アンギラス「痛い痛い痛い」

ラドン「コイツいつもボロボロだな」



ゴジラ「うえー卵植え付けられるとかきんもー」

アンギラス「気持ち悪いなコイツ」

ラドン「確かに気持ち悪いなコイツは。しかも顔に気品がない」




ゴジラ「なんだコイツ楽器か」

アンギラス「楽器だね」

ラドン「楽器だな」



ゴジラ「……爆発したな」

アンギラス「……爆発したね」

ラドン「……爆発だな」





ゴジラ「……え?終わり?」

※昭和シリーズ鑑賞終了

ゴジラ「……」

アンギラス「……どうしたの?」

ゴジラ「……わからん」

アンギラス「……何が?」

ゴジラ「……なんでアイツはあんなに人間のガキを守りたがるんだ?」

アンギラス「……」

ラドン「……」

ラドン「……お前はどうなんだ?」

ゴジラ「……あ?」

ラドン「……なんでお前は戦うんだ?」

ゴジラ「……知らねーよ。俺や俺の大切なモンに手ェ出したり喧嘩売ってきたりする奴や気に入らねー奴を片っ端から叩き潰してるだけだ」

アンギラス「……」

ラドン「……」

ゴジラ「……まぁ、たまに俺からちょっかい出したりしたこともあるけど」

アンギラス「……」

ラドン「……」

ゴジラ「……若い頃だよ?」

アンギラス「……」

ラドン「……」

ラドン「……なら、コイツにとっては人間の子供がそうなんだろう」

ゴジラ「……?」

ラドン「……お前は私やモスラ、アンギラス達やキングシーサーと一緒に地球を護った事があるだろう」

ゴジラ「……」

アンギラス「……」

ジェットジャガー『』ギュオーン…

ラドン「……ジェットジャガー先生ともな」

アンギラス(あ、忘れてた)

ゴジラ「……」

ラドン「……ベビーを賭けて私や人間と殺し合いをしたこともあったろう」

ゴジラ「……」

ラドン「……きっとコイツにとっては人間の子供達がそうなのだ」

ゴジラ「……」

アンギラス「……」

ゴジラ「……」

ラドン「……」



ラドン「……どうでもいいが貴様アンギラス以外の友達いたんだな」

ゴジラ「ぶっ殺すぞ」

アンギラス「流星人間ゾーンもいるよ」

ラドン「……どんな交遊関係だ」

ゴジラ「家族ぐるみの付き合いだぞ」

ラドン「ホントにどんな交遊関係だ」

ゴジラ「嘗めんなコノヤロー」

ジェットジャガー『』ギュオーン ギュオーン ギュオーン!

ゴジラ「まぁいい。次は平成だ」

ラドン「平成ガメラシリーズか」

アンギラス「なんだかんだ僕楽しくなってきたよ」

ゴジラ「バカヤロー遊びじゃねぇんだよアルマジロみたいにボールにしてやろうかテメー」

ラドン「その前にアルマジロをボールにするな」

アンギラス「その前に僕はアルマジロじゃなくてアンキロサウルスなんだけど」

ゴジラ「オメーみてぇなアンキロサウルスがいるわけねーだろ。よし、平成ガメラシリーズ観るぞ」

アンギラス「……」

ラドン「平成ガメラシリーズは丁度平成VSシリーズ後期ぐらいに作られたらしいな」

ジェットジャガー『』ギュオーン ギュオーギュオーン

ゴジラ「あんだそりゃ喧嘩売ってんのか?……なら丁度いいぜ。どうせならガメラの研究だけじゃなくて映画の特撮の出来の採点も一緒にこの俺様がチェックしてやろうじゃねぇか」

アンギラス「いや喧嘩売ってるわけじゃないと思うけど……」

ゴジラ「俺様の目は肥えてるからな……ダメな特撮はズバズバ切り捨てるぜ。厳しいチェックでバンバンダメ出ししていくからな」

ラドン「主旨違うだろそれもう」



ジェットジャガー『』ギュオオオオオオーーンッ

上映開始



ラドン「始まったな」

ゴジラ「もうね、辛口の採点でいくから」

アンギラス「僕まともに見るの初めて」

ゴジラ「スゲー辛口でいくから」

※平成シリーズ鑑賞中




ゴジラ「……」

ラドン「……!」

アンギラス「……」




ゴジラ「……!」

ラドン「……」

アンギラス「……」




ゴジラ「……!」

ラドン「……!」

アンギラス「……!」




ゴジラ「……っ」

ラドン「……っ」

アンギラス「……っ!」







ジェットジャガー『』ギュォォォォォン…

上映終了


ゴジラ「……」













ゴジラ「いやー名作だったね」

ゴジラ「いやー面白かった」

ラドン「思わず魅入られてしまったな」

アンギラス「平成の1~3までは特に話のテンポがいいね」

ラドン「確かにな。私は特撮面だと特にアングルが素晴らしかったように思う」

アンギラス「流石三次元的な視点だね君は」

ゴジラ「いやーやっぱこの時期の映画は上映時間も長すぎず短すぎずで良いね。それと場面切り替えのテンポも素晴らしいね。目が離せないのにダレないね」

ラドン「うむ。あとはアクション面か。ガメラに飛行能力を持つことを活かしてのアクションの多彩さは戦闘の緩急を付けるのにも適しているな。アレも戦闘て飽きさせないな」

アンギラス「個人的には小さな勇者達、アレが昭和の頃と前3作のの空気を上手くまとめてて良かったと思うなぁ」

ラドン「なるほど、流石に昭和とFWが主な活躍だった怪獣が言うと説得力があるな。だが私もそれには同意だ」

ゴジラ「いやー面白かったね。途中少し対象年齢が高過ぎる気もするシーンもあったが紛れもなく名作だったわー」

アンギラス「面白かったねー」

ゴジラ「いやー見れて良かったわー」

ラドン「そうだな。日本怪獣特撮の1つの完成形だな」

ゴジラ「うん」



ゴジラ「あー面白かった!」

アンギラス「面白かった!」

ラドン「面白かったな!」

アンギラス「流石君と並んで日本の2大怪獣だと言われる怪獣だったね」

ラドン「そうだな。いやぁ名作だった」

ゴジラ「あぁ……観れて良かったぜ。やっぱり日本の怪獣映画が一番だな!」

ラドン「あぁ、そうだな!」

アンギラス「そうだね!」






ゴジラ「いやー、やっぱりガメラって最高だわ!!」




終わり

終わり







ゴジラ「じ ゃ ね ぇ だ ろ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ! ! !! ?」

ゴバァァァァァァァッ←アトミックブレス

ラドン&アンギラス「「ギャァァァァァァァァァァァァァッ!!!!?」」



ゴジラ「ちげーよ!そうじゃねぇよ!目的忘れる所だったよ!戦う為に研究してたんだよ!その為に観てたんだよ!果たし状もう出しちゃったよ!!」

ラドン(チッ……このままなあなあで終わらそうと思ったのに……)プスプス

アンギラス(惜しかったね)プスプス

ゴジラ「俺はあの亀野郎をぶっ潰す為にこんなことしてんだよ!!」

ラドン「そうだったな(棒)」

ゴジラ「そうだよ!勝つためにやってんだよ!勝ってプライドを取り戻すんだよ!俺の!」

アンギラス「もはや目的も忘れかけてた癖に……」

ゴジラ「うるせーよ!あんだけ沢山映画観たらそりゃ主旨も忘れるわ!」

ゴジラ「あぁぁぁもう腹立つ!あと映画面白かったのももう逆に腹立つ!!なんで面白いの!?」

アンギラス「面白かったならいいじゃん」

ゴジラ「うるせーよ!複雑なんだよこっちは!息子の支持取られてんだよ!!」

ゴジラ「クソ!なんかもう色々腹立つ!この怒り全部奴にぶつけるまでおさまらねぇ!」

ラドン「なんて迷惑な奴だ」

アンギラス「生きてるだけで放射能撒き散らす奴だしね」

ゴジラ「うるせーよ好きでそんな生き物になったんじゃねーよ!人間に文句言え!!俺が悪いみたいに言うな!」

ゴジラ「とにかく、俺は奴と戦うってもう決めたんだよ!」

ラドン「……」






ラドン「……決意は固いようだな……」

アンギラス「!? ラドン?」

ゴジラ「?」

ゴジラ「ずっとそう言ってんだろ」

ラドン「……」

アンギラス「……っ」

アンギラス「ちょっ……ラドン?まさか協力するつもりなんじゃ……」

ラドン「……」

ラドン「……アンギラス……お前はあの映画達を見て何も気付かなかったのか……?」

アンギラス「……?」






ラドン「……私は気付いたぞ。ゴジラが何故あんなにガメラに固執するのか……」

アンギラス「?」

ラドン「奴等は……何もかもが、まさしく『正反対』なのだ」

アンギラス「……!!」

ジェットジャガー『zzz』←スリープモード

ラドン「……飛べる飛べないの話ではない。在り方、存在の仕方……そして人間との関わりや立場……何もかもが対極なのだ。奴等は」

アンギラス「……っ!」

ラドン「特に平成となるとそれが顕著だな……。かたや人や自然の為に怪獣として生まれ護る為に戦い使命に生き傷付きながら人と助け合うガメラ……」

ラドン「かたや人間の罪により望んでもいない怪獣になりそれでも自分の仲間を護る為に戦い誰にも縛られず全てをはね除け捩じ伏せるゴジラ……」

アンギラス「言われてみれば……」

ラドン「だろう。恐らく奴は無意識だがそれに気付いている。そしてそのせいでよりガメラに固執してるのではないだろうか」

アンギラス「……!」

ラドン「……」

アンギラス「……」

ラドン「……ならば、私達には結局最後は止めることは出来ないのではないか……?」

アンギラス「……」

ラドン「……ならば、我々はこの戦いを止めることは出来ない。だろう?」

アンギラス「……ラドン……」

ラドン「……ならば我々は奴がガメラと戦うのを見届けるしか……出来ないのではないだろうか?」

アンギラス「……」

アンギラス「……ラドン、君今色々言ってたけどさ……」

ラドン「……なんだ?」









アンギラス「……ひょっとして君単純にあの2匹の戦いがみたくなっただけなんじゃ……」

ラドン「……」

アンギラス「……」


ラドン「……何故そう思う」

アンギラス「なんでって……」チラッ



ドシィィィィンッ!

ゴジラ「クソォーッ!飛べねぇ!昔は飛べたのに!俺だって空飛べたのに!!なんでだ!?太ったからか!?太ったからなのか!?」



アンギラス「……アレ絶対そこまで考えてないと思ったから……」

ラドン「……」




ドシィィィィンッ! ドシィィィィンッ!

ゴジラ「クソォーッ!飛べたら俺も人気者になれるのに!!なんだ!?何が足りないってんだ!?」

ゴジラ「やはり特訓が必要だな」ムーン…

ラドン「……諦めろアンギラス。ここで仮に私とお前がアイツを無視して帰っちゃったとしてもイジけたアイツは拗ねて余計にその感情をガメラに向けようとするだろう」

アンギラス「迷惑か」

ゴジラ「あとダイエットしなきゃ……」ドテーン

アンギラス「……」

ラドン「……」

アンギラス「……はぁ、仕方ないな。OK手伝うよ」

ラドン「!」

ラドン「……そうか」

アンギラス「そんで勝ったらガメラに謝って負けたら慰めてあげる位はしてあげよう」

ラドン「……だな。」

ゴジラ「お前らさっきから何話してるんだ?」

ラドン「……気にするな」

アンギラス「特訓しようか」

ゴジラ「?」

――こうして怪獣達の特訓は始まったんさー……――

――それはとってもとっても厳しい特訓で……ゴジラも何度も挫けそうになったんだよ……――

――でも挫折しそうになる度に友達が支えてくれたさー……――

――友達って……素晴らしいねー……――

――私も特訓、手伝ってみたかったさぁ……――


(語り:キングシーサー)




ラドン「耐久力特訓だ!今のお前はビルに潰されてダウンする程度!ガメラを相手にするにはあまりに不足!問題外だ!今から私が超音速でこの岩を貴様に叩きつける!」

ゴジラ「ウス!」

ラドン「いくぞオラァァァッ!」ギュォォォォォッ

ゴシャァッ

ゴジラ「ぐぁぁっ!もう一本!」

ゴシャァッ

ゴジラ「ぐっ……もう一本!」

ゴシャァッ

ゴジラ「もう一本……」

ズンッッッ←アンギラスボール

ゴジラ「!!? 何今の!!?」

ラドン「最後は私だクラァァァァッ!!」キィィィィンッ

ドゴォッ

ゴジラ「ごばぁっ!!?」

ラドン「スピード訓練だ!足腰を鍛えるぞ!まずは東宝名物『スゴい上半身出してる立ち泳ぎ』往復3セット!」

ゴジラ「ウス!」

ラドン「スタートは怪獣島、折り返し地点は日本だ!」

アンギラス「あ、やっぱ日本なんだ」

ゴジラ「アレなーあの泳ぎ方水から上はカッコいいけど水の中で足と尻尾全力だから結構きついんだよなー」

ラドン「グダグダ言うな!そんなんでガメラのスピードに対応できると思ってるのか!?」

ゴジラ「ウス!」

ラドン「よーし行ってこい!」

ゴジラ「ウス!」

ザブザブザブザブ

ゴジラ「うわっ久し振りだと難し!?これ難し!!」

アンギラス「大丈夫かなー……」

日本・自衛隊



自衛隊隊員「大変です!ゴジラです!」

指揮官「何っ!?馬鹿な!?何故急に!?」

自衛隊隊員「わかりません!ですがちょっと肥ってます!」

指揮官「なんだと!?太ってるのか!?」

自衛隊隊員「マッシヴな気もしますがパッと見太ってます!」

指揮官「マッシヴな気もするだと~!?おのれ~!!直ちに防衛線を張れ!」

自衛隊隊員「了解!」





ドシィィィィンッ ドシィィィィンッ


自衛隊「……っ」ゴクリッ

ゴジラ「……」



クルッ


自衛隊「!?」

ゴジラ「……」

ドシィィィィンッ ドシィィィィンッ

ザブザブザブザブ……


自衛隊「……」







自衛隊「……?」

その後、ゴジラは2回また日本にやってきました……

しかし奴は上陸するでも暴れるでもなく去っていきました――

アレは一体なんだったんでしょうか……今でもわかりません



(自衛隊新入隊員の手記より抜粋。)

ラドン「少しスリムになったな」

ゴジラ「もうメタボとは言わせねぇ」

アンギラス「順調だね」

ラドン「最後の仕上げだ。やはり最後に特訓するなら熱線だろ」

ゴジラ「……」

ラドン「熱線がガメラに効くのかはともかく鍛えておいて損はないだろう」

ゴジラ「熱線なー……アレめっちゃ体力使うんだよなー今」

ラドン「情けない奴め。昔の貴様は何発吐いてもケロリとしていたぞ!」

ゴジラ「情けないとか言うな!ブランク何年あると思ってんだ!」

ラドン「黙れ!尻尾踏むぞ!泣き言を吐くな!さぁ特訓だ!」

アンギラス「ノリノリじゃないか君」

ゴジラ「えー……でも今アレすごい疲れるし……」

ラドン「よし、あの岩山に向かって熱線発射を15本だ」

ゴジラ「15本ってお前……!殺す気か!?今年の映画観てねーのか!俺3回使ってもうダウンしたぞ!しかも今日さっき一発撃ってんぞ!!」

ラドン「先生言い訳とか聞かんばい!黙って黙って真面目にやらんとオイはもう帰るぞ!!」

ゴジラ「鈍ってんじゃねぇよ九州怪獣が!!」

アンギラス「スパルタだなぁ……」

ラドン「そんなんでこどもの支持が獲られるのか!?あと10本追加だオラァ!」

ゴジラ「ゼェ…ゼェ……クソッ!熱線鍛えたら真っ先にアイツ焼いてやる……!!」

アンギラス「大変だね」

ラドン「貴様ァ!ミニラにはアレだけ厳しくしといて自分はそれか!?火も吐けない貴様などただのジラースだ!エリマキでも巻いて円谷に就職するのか!?」

ゴジラ「……っ」

ゴジラ「クソォォォォォッ!やってやらぁぁぁぁぁ!」

ゴジラ「絶対に……」

ゴジラ「絶対に強くなってやるんだオラぁぁぁぁっ!!」

カ ッ

ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ ←熱線


アンギラス「あ、出た」

ラドン「ふっ……やれば出来るではないか……!」

こうして、ゴジラはひたすら己を鍛えた

怪獣王としての誇りを取り戻すために……そして息子からの尊敬を取り戻すために……

そうして鍛えて鍛えて……そして、強くなった

その強さはファイナルウォーズの頃に勝るとも劣らない強さだった

果たし状に指定した日付の1日前……ついに、ゴジラは全てのトレーニングを終えたのだった


この日、ゴジラは全ての力を取り戻した……

そして男は、一匹の雄は決戦に挑む……

己のプライド……その全てを賭ける為に……






(語り:クモンガ)


アンギラス「お前が語るんかい」

ラドン「……もう貴様に教えることは何もない」

ゴジラ「ウス!教官!」

アンギラス「いつの間にか教官になっちゃったよ」

ラドン「……今から貴様はそのエリマキを外しジラースを卒業しゴジラになる!」

ゴジラ「ウス!ありがとうございます!」ポイッ←エリマキ

アンギラス「アレ?いつの間に着けてたんだ……?」

ラドン「今までよく辛い特訓に耐えたな」

ゴジラ「ウス!」

ラドン「今日でマグロばっかり食べる生活ともオサラバだ!」

ゴジラ「ウッス!」

アンギラス「それジラースなの?ジラじゃないの?」

ラドン「……今日で……卒業だ!」

ゴジラ「……!ウッス!ありがとうございます!!」

アンギラス「……なんだろこの茶番」

ゴジラ「……教官!」

ラドン「……うむ!」

ゴジラ「……教官っ!!」

ラドン「……うむっ!!」


アンギラス「……」












ゴジラ「よくもやりたい放題やってくれやがったなテメェェェェェェェッ!!!!」

ゴ バ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ ←熱線

ラドン「ぐ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ っ ! ! ! ?」

ド ゴ ォ ォ ォ ォ ン ッ


アンギラス「あ、やっぱり」

――こうして、ゴジラ達は果たし状に指定した決闘の日を迎えた

決戦の場は日本……


何故よりによって日本なのか……それは誰にもわからないのであった……

唯1つわかっていることは……


この勝負 どっちが勝っても日本に未来は ない。





自衛隊「怒るぞマジで」

果たし状に指定された日当日

日本





ゴジラ「……風が……乾いてるな」

ラドン「いや、湿気てるな」

アンギラス「湿気てるね」

ラドン「日本だからな」

ゴジラ「……」


ゴジラ「……決闘日和だな」

ラドン「誤魔化したな」

アンギラス「誤魔化したね」

ゴジラ「……準備は万端だ。この日の為に重ねた辛い特訓の成果を見せる時が来たな」

アンギラス「そうだね」

ラドン「ああ」

ゴジラ「いいかお前ら、これは男の決闘だ。わかってると思うが手を出すな。そしてお前らには決闘の立会人……いや立会怪獣を頼む」

アンギラス「いいよ」

ラドン「まぁなんやかんや楽しみではあるしな」

アンギラス「とうとう本音言っちゃったよ」

ゴジラ「そしてジャッジはジェットジャガー先生、お願いします」

ジェットジャガー『』ギュオーン ギュオーン ギュオーン

アンギラス「なんかジェットジャガーには甘くない?」

ラドン「私らと待遇が違うぞ」

アンギラス「そもそもあのコンビどういう繋がりなの?」

ラドン「私が知るか」

ゴジラ「……」

ゴジラ「……お前ら今日まで付き合わせて悪かったな」

アンギラス「……」

ラドン「……」

アンギラス「どうしたの柄でもない」

ラドン「気色悪いな。ビビってるのか?」

ゴジラ「殺すぞ」

ゴジラ「……俺の都合に巻き込んだのは悪かったと思っただけだ」

ラドン「今更すぎるな」

アンギラス「うん。それに別に君の都合に合わせた訳じゃないしね」

ラドン「ああ。見くびって貰っては困るな」

ゴジラ「……ハッ……ソイツは悪かったな」

ラドン「負けたら慰めてやるよ」

ゴジラ「ぬかせ鳥野郎」

ラドン「……ほう?だがガメラは強いぞ?勝算は?」

ゴジラ「俺が負けるかバカヤロー」

アンギラス「あっちはパワー、スピード、技、全部が高いよね」

ゴジラ「なら俺はパワー、パワー、たまに技でぶっとばすさ」

ラドン「……技、か。しかしガメラは見れば見るほど多才な能力を持っているな……」

ペラペラ…←ジェットジャガーの持ってきた怪獣図鑑

ゴジラ「バカヤロー俺だって多才だよ」

ペラペラ…

ラドン「……ん?」


ラドン「……んん?」

ゴジラ「あ?どした」

ラドン「……おい、ゴジラ」

ゴジラ「?」

アンギラス「?」

ラドン「……これを見ろ」

ゴジラ「……?」

ゴジラ「……」















●ゴジラ:体重9万t(108m)

●ガメラ:体重120t(80m)




ゴジラ「……あ?」

ゴジラ「……」

ラドン「……」

アンギラス「……」

ジェットジャガー『……』




(((……ワンパンかもしんない……)))

ゴジラ「……えー?……え?マジで?」

ゴジラ「えー……え?マジなのこれ?」

ラドン「計測違いじゃないのだろうか……」

アンギラス「いや、これは流石に軽すぎるでしょ……」

ゴジラ「……0が2つか3つ位抜けてるんじゃねーのか?」

ラドン「……いや、そんな筈は……」

アンギラス「……」

ゴジラ「……」

ラドン「……」

ゴジラ「……俺なんて自分より重たい奴宇宙までぶん投げたことあるぞ」

ラドン「あるな」

アンギラス「あったね」

ゴジラ「えー……」

ゴジラ「……」



ゴジラ「……俺はひょっとして馬鹿なことをしてたんだろうか」

ラドン「まぁ元々馬鹿なことではあったな」

ゴジラ「……やめよっかな」

アンギラス「……これでもしわざわざホントに来てくれたらどうすんの?いざ呼び出されて来たのにすいませんやる気なくなりましたじゃ僕達間違いなく即ウルティメイトプラズマだよ?」

ラドン「それは困るな。私らの馬鹿で地球がヤバイ」

ゴジラ「……なんたらプラズマはともかくよぉ……流石にこういう事態は想定してなかったわ……」

ラドン「……私もだ」

アンギラス「……」

アンギラス「……何食べたらあんなに軽くなるんだろうね」

ラドン「……それは……熱や炎だろう」

ゴジラ「……そんなん食ってるからガリなんだよ」

ラドン「……そういうお前は放射能だろ」

アンギラス「……何で放射能食ったらそんな重くなるの?」

ゴジラ「知らねーよ俺が悪いみたいに言うなや」



ゴジラ「……」

アンギラス「……謝って帰る?」

ラドン「……カッコ悪いな」

ゴジラ「……だが待て、案外あっちがヤル気満々で来るかもしれん」

アンギラス「……あり得るの?」

ゴジラ「……」

ラドン「動機が無いだろう」

ゴジラ「……」

ゴジラ「……例えば俺と並んで奴は日本の二大怪獣と呼ばれてる」

アンギラス「……それが?」

ゴジラ「……なのに奴は新作映画がなくて久しい」

ラドン「……ふむ?」

ゴジラ「……ここで復活した俺様をやっつけて箔を付けて新作映画の製作を……」

アンギラス&ラドン&ジェットジャガー『……』

ゴジラ「……」







ゴジラ「……ないか」

ラドン「ないな」

アンギラス「そんな怪獣じゃないでしょ」

<キィィィィィィィィィィィィッ


ゴジラ「……だよな。まぁ、いきなりぶちかましてくるような奴なら俺も流石にぶっ潰すが……ガメラの野郎はそんな怪獣には見えねーし……」


<キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッ


ゴジラ「もしガメラが来たら怪獣王として丁重に謝ってミニラとジュニアにサインでも――」


<ィィィィィィィィィィィィィィィィッッッ…


ゴジラ「……っ!!さっきから五月蝿ぇな!!なんだ!?なんか落っこちてきt…」


ド ッ ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ ッ ッ


ゴジラ「ぐ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ っ ! ! ! ?」



ラドン「!!!?」

アンギラス「!!!!?」


ラドン「なんだ!?」

アンギラス「なんか降ってきた!?」

ドッゴォォォォォォォォォォンッ





パラパラ…


ラドン「なんだ!?一体何が起きた!?」

アンギラス「何かが降ってきたんだ!円盤みたいなの!」

ラドン「……円盤だと?」

アンギラス「! ラドン!大変だ!ゴジラが!」

ラドン「! ゴジラ……衝撃と爆発で地面に上半身が埋まって……まるで人間の間でいうイヌガミケのような姿に!?」

アンギラス「なんて器用な……」

ラドン「こうしてはおれん!ジェットジャガー先生!カメラモードだ!」

ジェットジャガー『』フォンガー!


<ウィィィィィン←ジェットジャガーの目が高解像度ファイブフォーカスに

ラドン「よし、アンギラス!」

アンギラス「うん!」

<パシャッ

※犬神家なゴジラとポーズとったラドン&アンギラス


ラドン「よし……これで一先ずは事なきを得たな」

アンギラス「そうだね」

アンギラス「……でも、一体何が起こったのかはわからないまんまだね」

ラドン「……この爆発範囲とゴジラが引っくり返る勢い……お前の見た円盤のようなものがゴジラに直撃したのは確かなようだな」

アンギラス「何がぶつかったんだろう……」

ラドン「……さあな。だが勢いから推測するにかなりの高度から地表に一気に落ちてきたらしい。並の落下物ではコイツもこんな面白い姿になるまい」

ゴジラ「」←埋まったまま


ラドン「ぶつかった物は……おっ……これか?」

アンギラス「……」

ラドン「……」

アンギラス&ラドン「……」


アンギラス「……これは……」

ラドン「……まさか……」













アンギラス&ラドン「「……甲羅……?」」

ラドン「これは……」

アンギラス「……ガメラ……だよね?」


大怪獣 ガメラ「」シーン…


ラドン「……気絶してるようだ」

アンギラス「……ボロボロだね」

ラドン「……ああ。落下のダメージ……ではないようだが……」

ガメラ「……」



アンギラス「こっちも気絶してるのかな?」

ラドン「割かしどうでもいいな」


ゴジ神家「」チーン…


アンギラス「この昭和な感じ懐かしいね(笑)」

ラドン「だな(笑)」

ゴジ神家「……」

ガメラ「……うっ……」ピクッ


ラドン&アンギラス「「!!」」


ガメラ「……っ」パチッ

ガメラ「……」ボー…


ラドン「オイ、大丈夫か?」

アンギラス「……」

ガメラ「……」


ガメラ「……?」

ラドン「……?」

ガメラ「……」ジー…

ラドン「……?」
















ガメラ「!!」

ガメラ「……ギャオス!!」ガバッ

ラドン&アンギラス「「……?」」







ラドン&アンギラス「「えっ」」


ラドン「ひょっとして私か」

アンギラス「ひょっとして君か」

ガメラ「ギャオスは……倒す!」ギロッ

ラドン「!?」

アンギラス「えっなんなのこの展開」

ガメラ「……倒す!」

ラドン「いや待て待て待て待て!!貴様ゴジラの果たし状でここに来たのではないのか!?」

ガメラ「……?」ギロッ

アンギラス「ホラ、そこで下半身だけ地上に出てる……」

ゴジ神家「……」

ガメラ「……?」



ラドン「……?」

アンギラス「……え?知らないの?」

ラドン「いや、ゴジラとはわかんらんせいかもしれんぞ」

クルッ ギロッ

ガメラ「ギャオスは……倒す!!」

ラドン「いや待て待て待て!!というか、私をギャオスなんぞと一緒にするな!!」

アンギラス「ねぇよく見て!!ホラ、この怪獣意外とギャオスとは似てないよ!!」

ガメラ「……」


ガメラ「……?」

ガメラ「……っ」クラッ

ラドン「!」

アンギラス「!」

ラドン(コイツ……よく見ればボロボロだな)

アンギラス(甲羅も傷だらけだし身体は血塗れだね……)

ゴジ神家「……」

ラドン(アレ(ゴジラ)とぶつかったからか?)

アンギラス(いや、これは多分、元から何かと……)

ガメラ「うぐっ……」

ズゥゥゥゥ…ン…

ラドン「!! オイ!貴様大丈夫か!?」

アンギラス「しっかりしなよ!」

ガメラ「……」

ガメラ「……君達は……誰?」

ラドン「説明が面倒だ。貴様ガメラだな?」

ガメラ「……」

アンギラス「僕達より君、何かあったのかい?」

ラドン「……誰かと戦っていたのか?」

ガメラ「……僕は……」

ラドン&アンギラス「……?」

ガメラ「……僕は……戦わなくちゃいけないんだ……」

ラドン「……?」

アンギラス「……誰と?」

ガメラ「……使命だから……」

ラドン「……??」

アンギラス「……それにしても、君をここまで痛め付けるなんてよっぽどの何かと戦ってたんだね……一体何と……」

???『フハーーーーハッハッハッハツハッ!!!!!ここまでのようだなガメラよ!!!!』



ラドン&アンギラス「「!!!!?」」

ラドン「なんだ!?」

アンギラス「何!?あのス●ー・ウォーズみたいな飛んでる奴!」

ガメラ「……っ!!」ギロッ

ス●ー・ウォーズの宇宙戦艦っぽい宇宙戦艦

???『やはり貴様ごときが我々『宇宙海賊ザノン星人』に勝てる筈は無かったのだ!!』

ラドン「ザノン星人!?」

アンギラス「なんか聞いたことある!!」

※ザノン星人→昭和ガメラ最後の作品、『宇宙怪獣ガメラ』に登場した宇宙海賊。今まで登場したガメラの敵怪獣全てを従えてたがガメラに敗北、最最期はガメラによって大爆発した。戦艦のデザインがかなりギリギリアウト。

ザノン星人「ガメラよ……お前の命もここまでだ……!!」

ガメラ「……」ギロッ


ラドン「……つまりガメラは……」

アンギラス「……コイツらと戦って落ちてきたのか……!」

ラドン「……上手いことコイツの上にか……」

ゴジラ「」

アンギラス「……」

ラドン「……しかし、何故コイツらはガメラを……?」


ザノン星人ガメラ「フハハハハハハハハ!!過去に我等の同胞諸々に屈辱を与えた貴様が生意気にも平成になって映画4本も手に入れて大活躍した怨み、今日こそ晴らせそうだなぁ!!?」

ラドン「うわ」

アンギラス「えっしょうもな」


ザノン星人「今日こそ我らの従える怪獣軍団の餌食となるがいい!!」

ギャアッ ギャアッ ギャアッ ギャアッ

ラドン「!? なんだ!?あの空を埋め尽くす鳥の大群のようなものは!?」

ザノン星人「ハイパーギャオスの群れよ!ガメラにトドメを刺すのだ!!」

アンギラス「!? アレ全部ギャオスなの!?」


ハイパーギャオス「コロセ! コロセ! コロセ! コロセ!」

ハイパーギャオス「ヤツザキ! ヤツザキ!」

ハイパーギャオス「キリキザンデ メダマヲエグレ!」

ハイパーギャオス達「「「「コロセ! コロセ! コロセ! コロセ!」
」」」



ラドン「……アイツら私の空で好き勝手……」イラッ

アンギラス「ちょっ流石にあの数は君でも……」

ガメラ「……」ザッ

アンギラス「!」

アンギラス「ねぇ!ストップ!まさか一匹でアレに立ち向かう気!?」

ラドン「……気持ちはわかるがボロボロの貴様が勝てるとは思えんぞ」

ガメラ「……」


ハイパーギャオス「コロセ! コロセ! コロセ! コロセ!!」


ガメラ「……関係ない」

ラドン「……何?」

ガメラ「……最期まで闘う」

アンギラス「……」

ガメラ「……腕がもげても……牙が折れても……甲羅を剥がれても……死ぬまで闘い続ける。闘って……護る」

ラドン「……護るって……奴等から地球をか?」

ガメラ「……」コクッ

アンギラス「……何故?」

ガメラ「……」

アンギラス「……どうして、そこまで?」

ガメラ「……」










ガメラ「……それが……」

ガメラ「……それが僕の……使命だから」

ガメラ「……生まれてきた、意味だから」

ラドン「……」

アンギラス「……」










ラドン&アンギラス「((か……カッッッコイイーーーーーッ!!!?))」ガビーーン!

ゴジラ「……」←まだ埋まってる

ラドン(何これチョーカッコいいんですけどー!?)

アンギラス(これはカッコいいわ。これはチビッ子に人気出るわ)

ラドン(なんか勝負とか意気込んでた奴が馬鹿みたいだな)

アンギラス(闘いは始まる前から決着してたんだね)

ゴジラ「……」←埋まってる

ラドン(……大体怪獣王って何?ただのでかい恐竜じゃないか)

アンギラス(マジありえないよね。何だっけ?このガメラくんと闘うとか意気込んでた馬鹿)

ゴジラ「……」←埋まってる

ラドン「つーかコイツほんと長所0だな」

アンギラス「正直ハリウッド行って調子こいてるよね」

ラドン「あーわかる。コイツハリウッドから帰ってきたあとずっ渡辺謙のことケン・ワタナベって呼ぶようになってるしな」

アンギラス「完全に大物気取りだよね。マジなんなのコイツ」

ゴジラ「……」プルプル…

ゴジラ「うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

ドッゴォォォォォォォン!!

ガメラ「!!!?」ビクッ

ラドン「あ」

アンギラス「復活した」

ゴジラ「オイ!誰か今俺の悪口言ってただろ!」

ラドン&アンギラス「いや誰も?」

ゴジラ「つーかどこのドイツだ!?いきなり奇襲なんぞかましやがって!!ガメラか!?あの野郎が勝てそうにねぇからって俺に不意打ち……」


ハイパーギャオスの群れ『シネェ!!!!』


キュワァァァァァァッ‼キュワァァァァァァッ‼←超音波メス


アンギラス「危ない!!」

ラドン「!」

ドンッ

ガメラ「!!」

ゴジラ「ん?」

ズバァッ ズババババババババババババッッッ

ゴジラ「ぎゃあああああああああああああああああっ!!!!?」


ザクッ ズババババババババババババッッッ


ラドン「大丈夫か!?」

ガメラ「……っ!」

アンギラス「間一髪だったね」


シュバァッ ズババババババババババババッッッ


ガメラ「……うして……」

ラドン「?」

アンギラス「?」

ガメラ「……どうして、僕を?」


ドシュッ ズババババババババババババッッッ


ラドン「……?」

アンギラス「……まぁ、君は宇宙からの侵略者とかじゃないし、ね」

ラドン「……まぁ、な。そうだ……随分と懐かしいが……我々地球怪獣とは元々こんな風にしてた事もあったんだ。それでつい、な」


ズババッ ズババババババババババババッッッ


ガメラ「……こんな……風?」

ラドン「ああ」

アンギラス「……怪獣同士で、助け合ったり……ね」


ザクザクザクッ ズババババババババババババッッッ


ガメラ「……」


ズババババババババババババッッッ

ズババババババババババババッッッ

ズババババババババババババッッッ


ガメラ「……怪獣同士で……助け合う……」


ズバババババババババババババババババババババババッッッ


ガメラ「……」

ハイパーギャオス「コロセ!」

ハイパーギャオス「コロセ! コロセ!」

ハイパーギャオス「コロセ!コロセ!コロセ!コロセ!」


ザノン星人「ええい!ハイパーギャオスども!何処を狙っている!!ガメラは避けているぞ!……というかなんだあの鳥みたいな奴とタワシみたいな奴は!!?地球の怪獣か!?」


ハイパーギャオス「アッチダ! アッチダ!」

ハイパーギャオス「ヨケテタ! ヨケテタ!」

ハイパーギャオス「……ン? ジャアサッキマデダレヲキリキザンデタン……」


バチィッ バチバチバチィッ


ハイパーギャオス達『……???』


ボッ ボボッ…

キュィィィィィィィィィィィィィィッ


ハイパーギャオス「……ヱ?」



ゴジラ「……っ」ゴォォォォォォォッ バチバチィッ



ハイパーギャオス「……?ナンダ?アイt」




ゴジラ「 死 ね 」




カッッッ

ハイパーギャオス「ギ…――」


ゴ バ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ ッ ッ


「「「「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!?」」」」




バラ…


バラバラ……




ザノン星人「」


ガメラ「……っ!!?」

ラドン「……あー」

アンギラス「……派手に殺ったね」


ゴジラ「……ウゥゥゥゥゥッ!」フゥー! フゥー!

ザノン星人「……!!な……何が起きたのだ……?」


ゴジラ「……」ギロッ

ガメラ「!」ザッ

ゴジラ「……おいアンギラス」

アンギラス「なんだい」

ゴジラ「……状況を説明しろ」

アンギラス「OK」

ラドン「……」

ラドン「……どうやら果たし状は届いていなかったらしい」

ガメラ「……?」

ゴジラ「……で?」

アンギラス「ガメラ君は元々別の奴と闘っていたらしい」

ゴジラ「で?」

ラドン「あそこに浮かんでるのが宇宙海賊とやらの乗り物だ」

ゴジラ「で?」

アンギラス「アイツらにやられてガメラ君は落ちてきたと」

ゴジラ「……で、俺に激突したと」

ガメラ「……?」

ザノン星人「……ガメラが他の怪獣と協力関係にあったのか?……馬鹿な!ガメラは人間に助けられることはあっても常に一匹だけだった筈……!」

ゴジラ「……なんで地球には定期的にああいう連中が沸くんだ?」

ラドン「知るものか」

アンギラス「ガイガン達ぐらいにして欲しいよね」

ガメラ「……?」



ザノン星人「……まぁいい!ガメラに仲間の怪獣がいようと関係ない!!私にはまだ貴様を殺すためのとっておきが残っているのだ!!」


ザノン星人「いでよ!我が忠実なるしもべ達よ!」

ズンッ

ズンッ

ズゥゥゥゥゥンッ


ガメラ「!!」

ゴジラ「……あ?」

冷凍怪獣バルゴン「なんだ……さっきあんだけボクらにやられたのにまだ息があったんだね」

アンギラス「!?」

大悪獣ギロン「……なら、おいらがこんどこそバラバラにしてくってやるろ」

ラドン「!」

宇宙怪獣バイラス「いや……今度こそ奴の首に大穴を空けて我々バイラスが殺す」

ガメラ「……っ」

大魔獣ジャイガー「待て待て……ワシの幼体を産み付けて苗にしてやるのも風情があって良かろう……」

ゴジラ「……」

深海怪獣ジグラ「それとも……催眠光線でワタシの配下に置くのも面白いかもな」


ザノン星人「フハハハハハハハハ!!一騎当千のガメラシリーズ敵怪獣の力!三度味わわせてやろう!!」


ガメラ「……っ!!」

ゴジラ「……なんだぁ?このイロモノビックリどっきりデザインの怪獣どもは……どっかで見たことあんな……」

ラドン「映画観ただろう。奴等はガメラシリーズの敵怪獣だ」

アンギラス「……まさかさっきのギャオス以外にもいたなんて」

ガメラ「……!!」

ゴジラ「……オメーアイツらに殺らそうになってがたのか?」

ガメラ「……違う。アイツらだけじゃない」


ザノン星人「その通り!先程貴様を追い詰めた切り札がまだいるのさ!」


ガメラ「……っ!!」

ボコォォォォッ!!!!

アンギラス「! 地中から!?」


レギオン(マザーレギオン)《……》


アンギラス「アレは……レギオンだ!」

ラドン「! 空からもか!」


邪神イリス『……』フォォォ…


ラドン「……!奴は……イリスか……!」

アンギラス「……なんてこったい」

ガメラ「……っ!」


海魔獣ジーダス「クククッ……俺様もいるぜ?」ザバァッ←海から


ゴジラ「……あの白いエビラみてーなのと赤いゲゾラみてーなのが生えてる奴は覚えがあるな」

ラドン「……随分と手強いのを一匹で相手をしてたようだな」

ガメラ「……」


ジーダス「オイ!待て!無視すんじゃねぇよ!!?」

ザノン星人「くくく……我らの闘いもようやく終わるなガメラ?」

ガメラ「……っ!」

ザノン星人「思えば長かったぞ……平成三部作終了後に本当はお前を消すはずだった……だが!お前はあの時強すぎた!故に復讐もままならなかった……!」

ザノン星人「……だが転機が訪れた……そう、『小さな勇者達ガメラ』が公開されたのだ……」

ザノン星人「貴様は戦闘力を大きく下げた……まさにチャンスだった……映画が終了し子供達と別れて空へ飛び立った貴様を我々は直ぐに急襲した……」

ラドン「なっ……」

アンギラス「なんだって!?」

ガメラ「……っ!」

ゴジラ「……」

ザノン星人「……決着はすぐ着く筈だった……だが、予想外の事が起きた……ガメラが闘う度にどんどん進化していったのだ……これは予想外だった……」

ラドン「……確かに言われると『トト』の面影があるな」

アンギラス「……一見するとどう見ても『3』だけどね……苦労したんだね……」

ザノン星人「それから何年も何年も貴様を消そうと試みてきたが……それも今日で終わる……!!」

ゴジラ「……」

ラドン「……なんということだ……そうか、そうだったんだ……」

アンギラス「……何がだい?ラドン」

ラドン「……考えてもみろ。曲がりなりにもこの馬鹿(ゴジラ)と並び日本二大怪獣と呼ばれるガメラが……何故『小さき勇者達ガメラ』を最後に新作映画1つ作られなかったのか……」

アンギラス「ゴジラシリーズは曲がりなりにも新作出たもんね」

ラドン「そうだ。だがその理由が今わかった……恐ろしいことに……ガメラはたった一匹であの映画が終わった時から、10年近くも地球を護るために孤独にも戦い続けてきたのだ……!!」

アンギラス「……! ま、まさかそのせいで……!!」

ゴジラ「……」

ラドン「ああ。間違いない。奴等が新作ガメラが作られないように、そしてガメラを殺そうとずっとガメラの邪魔をし、ガメラも奴等を倒すために全てを捧げ闘ってきた……新しい映画なんぞ、作る暇もない」

アンギラス「……ということは……!!」





ラドン「つまり!! いつまで経っても新作ガメラ映画が作られないのは…… 奴 等 の せ い だ っ た の だ よ ! ! 」


アンギラス「な……なんだってぇぇぇぇぇぇっ!!!?」

ザノン星人「安心しろ!今日ここでそれも終わる!そして新しい映画が作られるのさ!タイトルはそう……『宇宙海賊ザノンの大冒険』!!」

ラドン「くっ……なんて客の来なさそうなタイトルだ!」

アンギラス「まだ二頭身の怪獣達が送るゆるふわライフを描くアニメでも作った方が売れそうだよ!?」

ザノン星人「だまらっしゃい!さぁガメラよ!決着を着けるぞ!貴様の死をもってな!」

ガメラ「……!」

ザッ

ラドン「!」

アンギラス「待って!ホントに行く気なの?」

ガメラ「……闘う」

ラドン「……お前……」

ガメラ「使命だから、闘う」

ゴジラ「……」

ゴジラ「……」

ガメラ「……さっきは、ありがとう」

ラドン「……」

アンギラス「……」

ガメラ「……人間以外に味方がいて嬉しかった」

アンギラス「……!」

ゴジラ「オイ」

ガメラ「……?」

ゴジラ「……ちょっと待てや」

ラドン「……?」

アンギラス「……ゴジラ?」

ゴジラ「……オメーところどころ切れてんな」

ガメラ「……」

ゴジラ「戦えんのか?」

ガメラ「……関係ない」

ゴジラ「腹の肉抉れてんぞ」

ガメラ「関係ない」

ゴジラ「手の指何本か千切れてんぞ」

ガメラ「問題ない」

ゴジラ「牙も欠けてるし血塗れだな」

ガメラ「……知らない」

ゴジラ「……脚に穴空いてるし甲羅は欠けてんぞ」

ガメラ「……関係ない」

ゴジラ「……」

ガメラ「僕がどうかなんて、関係ない」




ガメラ「……使命だから……護るために、最期まで闘う」

ゴジラ「尻尾プレスどーーーん!」

ズゥゥゥゥゥンッ

ガメラ「ぐぇっ!!?」

アンギラス「!!?」

ラドン「!!!?」

ザノン星人「!!!?」

ガメラ′sヴィラン『!!!?』

アンギラス「ちょっ……ゴジラ!何やってるのさ!?」

ラドン「嫉妬か!?カッコ良すぎて嫉妬してやっちゃったのか!?」

ガメラ「……っっっ!!?」ガクガクッ

ゴジラ「あームカついた。三大怪獣の時のモスラのガキとおんなじぐらいムカついた」

ラドン「……!」

アンギラス「いやいや、君さ、これはちょっと酷いよ……」

ゴジラ「ウルセーんだよ。なんか良い子ぶりっ子でムカつくんだよ。何が使命だよそんなもん俺だって使命るわ」

アンギラス「いや意味わかんないし。使命るってなに?」

ガメラ「な……何を……?」ガクガクッ

ゴジラ「……ほれ見ろ。ボロボロで糞の役にも立たねーじゃねーか」

ゴジラ「あーあ!ムカつくからぶっ潰そうと思ったけどこんなんじゃ全然気が晴れねーわ……」チラッ


ザノン星人「……?」

ガメラ′sヴィラン『……っ』ジリッ…


ゴジラ「イライラすっから……オメーら全員今からぶっ潰す事にしたわ」ギロッ


ザノン星人&ガメラ′sヴィラン『!!!!?』

ゴジラ「……そういう訳だから、オイお前ら……その亀みてぇな目障りな奴、『海に』でも棄てといてくれや。邪魔だからな」

アンギラス「!」

ラドン「……なるほど」

ガメラ「……!」

ガメラ「……ま……待って!」

ラドン「私が運ぼう」

アンギラス「一緒に行くよ」

ガメラ「ま……待って!どうして……どうして君がアイツらと闘うの!?」

ゴジラ「……あ?」

ガメラ「……君には……関係ないだろう?」

ゴジラ「……アホかテメェ」

ガメラ「……?」

ゴジラ「イライラしてムカつくからだっつってんだろーが。他に理由なんかあるか」

ガメラ「……?」

ゴジラ「オメーにもムカつくし自分にもムカついたが……アイツらにもムカついたからな」ギロリ

ヴィラン『……っ!!』

ゴジラ「……それにな……俺らは昔っから地球っつー『縄張り』を荒らす連中は……誰だろうと許さねぇし何だろうとぶっ潰してきたんだよ」

ガメラ「……縄張り……?」

ゴジラ「……」

ゴジラ「人間だろうが宇宙からきた侵略者だろうが……俺達地球怪獣の居場所は……何人たりとも侵させねぇ」

ゴジラ「俺らの生きる場所は俺らが守る」

ゴジラ「土足で荒らそうとする奴は誰だろうが許すかよ」

ゴジラ「……っつーわけでオイおめーら。そっちにつくからには……覚悟出来てんだろうな?」


バルゴン「……何アイツ?ボクらの邪魔する気?」

ギロン「あいつ、肉不味そうらよ」

バイラス「知性の欠片も感じられぬ顔だな」

ジャイガー「幼体の餌にするにはなんとも栄養の無さそうな奴じゃ」

ジグラ「ガメラを海にと言ったな……逃がすと思ったか?」

ジーダス「黙って聞いてりゃ嘗めやがって……勝ち目があると思ってんのか!!!?」


レギオン《……》

イリス『……』


ゴジラ「はっ!どいつもこいつも嘗めてんのはテメーらだろ」

ゴジラ「誰に生意気言ってんのかわかってんのか」

ラドン「よし、今のうちに連れてくぞ」ガシッ

アンギラス「海に入れば回復すんだよねたしか」

ガメラ「……!」ワタワタ

アンギラス「……?どうしたの?」

ラドン「他の怪獣と助け合うのは初めてか?」

ガメラ「!!」

アンギラス「……ああ、そんなことか」

ラドン「私達も久しくやってなかったからな」

アンギラス「ギドラを袋にしたときがピークだったね」

ラドン「私は参加し損ねたがな」チッ

ガメラ「……?」

ラドン「さっさと行って戻るぞ。流石にゴジラ一匹であの時イロモノ軍団の相手はキツいだろう」

アンギラス「世話が焼けるよね」

ガメラ「……あの」

アンギラス「?」

ラドン「どうした?」




ガメラ「……あの怪獣は……何者なの?」

ラドン「……あぁ、アイツか」

アンギラス「……説明しづらいけど、一言で言うなら……」




アンギラス「……怪獣王……かな?」






ゴジラ「よぉーしどっからでもかかってこいや雑魚どもが」

バイラス「何ィ?」ピクッ

ジグラ「雑魚だと……?」

ザノン星人「……まさか本気でコイツらに勝てる気なのか?」

ザノン星人「なんなのだ……こいつは一体……!」

ゴジラ「(日本で)暴れるのは久々だな……!」

ザノン星人「……っ!奴だ!まずあの怪獣を殺せ!」

ゴジラ「はっ!いくぜぇぇぇぇ!!」






ゴジラ「怪 獣 大 戦 争 じ ゃ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ っ ! ! ! !」グォォォォォォッ




一方その頃――……





ラドン「近くの海では奴等が水中まで追ってくる可能性がある。このままお前を抱えて少し遠くの海にまで飛ぶ」キィィィィィィッ

ガメラ「……っ」

アンギラス(ボールモード)「絶対君を送り届けるよ」ゴロゴロゴロゴロゴロ…

ガシャァァァン!ドカァァァァン!←ビルや建物

ガメラ「……ありがとう」

ラドン「……」

アンギラス「……」ゴロゴロゴロゴロ…

ガメラ「……?」

ラドン「……ゴジラとしばらく過ごした後にお前と喋るとギャップに戸惑うな」

アンギラス「そうだね」ゴロゴロゴロゴロゴロ

ガメラ「……」

ラドン「……しかし本当に軽いな。こんな身体でボロボロになるまで戦ってきたと思うと苦労が偲ばれるな」

アンギラス「でも頑丈だよね。空高くから地面にぶつかっても無事だし」

ガメラ「……」

ラドン「……しかし妙だな。追っ手が来ない」

アンギラス「てっきりギャオスの2~3匹は来るものかと」

ガメラ「……」

ラドン「ガメラが殆ど戦えない今私達が要な訳だが……案外誰とも戦わずこのまま上手くいくかもな」

ガメラ「……?」

アンギラス「誰も来ないってことはウチの怪獣王がそれだけ大暴れしてるって事かなってことね」

ガメラ「……そんなにあの怪獣は強いの?」

ラドン「それしか取り柄がないからな」

アンギラス「殺しても死なないような馬鹿さ」

ガメラ「……」

ラドン「……だが、もしかしたら違う場合もあるな」

アンギラス「……違う場合?」

ラドン「ああ」



ラドン「……ザノン星人には奴等以外にも隠し玉があるのかもしれん」

ゴジラ「ウオラァァァァァァァァッ!!!!」

ブンブンブンブンブンブンッッッ

ジーダス&バイラス「「ぎゃああああああああああああああっっっ!!!?」」

ゴジラ「オラァッ!!」

パッ

ジーダス&バイラス「「あああああああああああああああああっ!!!?」」

ゴオォッッ

ギロン「んえ?」
ジャイガー「なっ……」
ジグラ「!?」

ジーダス「あああああああああああっ!?」
バイラス「そこをどけ貴様r……」

ド ゴ ゴ ゴ ォ ォ ォ ォ ン ッ

ギロン「ぐぇぇっ!!?」ズンッ
ジャイガー「ぐぇぇっ!!?」メキッ
ジグラ「ぐぇぇっ!!?」メシャァッ

ジーダス&バイラス「「んげぇあ!!?」」ドンガラガッシャァァァン!


ゴジラ「オラオラどうしたぁぁぁぁっ!!?」

ギ ャ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ッ ! ! ! ! (咆哮:2014ver)

ゴジラ「クモンガの方が軽かったぞオラァァァァァァッ!!!!」












ザノン星人「……」

ザノン星人「……地球怖い」

>>168
※訂正:軽かった→重かった

ザノン星人「……っ!!」

ゴジラ「オメーら全員そんなもんか?大したことねーな」

ザノン星人「……フン!なるほど大口を叩くだけの事はあるようだな!だが甘いぞ!」

ゴジラ「あ?」ギロッ

ザノン星人「ヒィッ!」ビクッ

ザノン星人「き……貴様らはまんまとガメラを逃がしたつもりだろうが我々はガメラの復讐という目的のために万全の用意をしてきたのだ!!」

ゴジラ「……回りくどい野郎だなハッキリ言えや」イラッ

ザノン星人「ウッ……わ……我々は今回のために協力者をだな……」

ゴジラ「……協力者?」

ザノン星人「そ……そうだ!貴様もよく知っているだろう!」

ザノン星人「我々の協力者とは……!!」

ザノン星人「なんとあのえ」

ゴジラ「もういい興味ない」

キュァァァァァァッ←熱線チャージ

ザノン星人「えっちょっと……まだ喋って……」

ゴジラ「どうせ誰が来ても皆殺しだ。的がデカイのが運の尽きだな」

キュァァァァァァッ

ザノン星人「あああああああああああああああああっ!!!?ちょっと待っ……」


「“虹色光線”!!」


カッ


ゴジラ「あ?」

ズドォォォォォォォッッ

ゴジラ「ぐあぁっ!!?」ドシャァッ

ザノン星人「!!?」

バルゴン「ナメられたもんだよねボクらも」

ゴジラ「……んの野郎……今のテメーか……?まずはテメーからぶっ殺して」

ガシィッ

ゴジラ「……?」ガクンッ

バイラス「よくもやってくれたな……我々バイラスの触手を嘗めるなよ!」ギギギッ…

ゴジラ「……パワーで俺とやりあう気か?」ググッ

バイラス「フン!貴様のような単細胞と一緒にするな。我々バイラスは知能が高いのだ……貴様の足を止めるだけ……そうすれば……」パッ

ゴジラ「?」

ザシュッッッ

ゴジラ「ぐあ!?」

ギロン「よそみはするほうが悪いらよ」ズダンッ

バイラス「ほぅらこの通り」クックック

ゴジラ「……っ んなろぉ……!!」ブチブチブチッ

ジャイガー「ほぅれ今度はこっちじゃ」

「“マグニチューム光線”!!」

バシュゥゥゥゥゥゥゥッ

ゴジラ「ぐあっ」

ドゴォォォォンッ

ゴジラ「んなろぉあっちからこっちから鬱陶しい……」

ジーダス「頑丈な奴め!!“ハープーン舌”!!」

ズリュリュッ ザクッ

ゴジラ「……っ!」

ジーダス「……っ!なんちゅう分厚い皮膚してんだコイツ……」

ゴジラ「……誰のわきっ腹虹色汚ねぇベロ刺してんだ……もう許さん」ブチィッ

キュァァァァァァッ

ゴジラ「くたばれ!!」

ゴジラ「必殺!“放射熱線”!!」カッ

レギオン《……》

レギオン《【クロー展開:干渉波防御】》

ズズッ

ギュォォォォォォォォォッッッ

ゴジラ「!?」

バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…



シュォォォ…


ゴジラ「……!」

ゴジラ「……掻き消しやがっただと……?」

>>172
訂正:誰のわきっ腹虹色→誰のわきっ腹に

間違えました>>173です。誤字誤植多くてごめんなさい

ゴジラ「……なら素手でバラバラになるまで地面に叩きつけて」

イリス『……』

“高出力超音波メス”

ギュィィィィィィィィィィィッ

ザクザクッ

ゴジラ「!!」

ガクンッ

バルゴン「……どうやら頑丈ではあるけどガメラの甲羅みたいな防御手段も飛ぶような特別な能力も無いみたいだね」

ゴジラ「……っ!!嘗めんなよトカゲ野郎……俺様はこう見えても昔はお空をフライアウェイしたことだってあんだぞ」

バルゴン「……フライアウェイしちゃったの?」

バルゴン「キミに構ってるほどボクらも暇じゃないんだよね」

ヒュォォォ…

ゴジラ「……?」ブルッ

バルゴン「ボクらもガメラにリベンジしたくて仕方ないんだよ」

パキパキッ…

ゴジラ「!?」

バルゴン「さしずめ冷気フィールドだね」

ブシュゥゥゥゥゥゥゥ←冷凍ガス

ゴジラ「……っ!!」

ゴジラ(マズイ……寒さは……!)

ブシュゥゥゥゥゥゥゥ

パキパキパキパキ…

ゴジラ「……っ」ガクンッ

ゴジラ(こうなりゃ熱線で辺り一面を火の海に……!!)

イリス『……』

“高出力超音波メス”

ズババババァッッ

ゴジラ「……っ」

レギオン《【マイクロ波シェル】》

バチバチバチィッ

ゴジラ「――っ!!」


ド ッ ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン


ゴジラ「ぐあぁぁっ!!?」ドシャァァァッ

ザノン星人「……っ!!」

ザノン星人「フフハハハハハ!!やはり貴様一匹でこのガメラ怪獣どもを相手にするのは無理だったようだな!!」

ゴジラ「……っ!テメェなんもしてねーくせに爆笑してんじゃねぇよ……!!」

バルゴン「キミ寒いのが苦手なんだね」

ブシュゥゥゥゥゥゥゥ

ゴジラ「……っ!」パキパキパキ…

ジグラ「……フン……随分とやりたい放題やってくれたな……」

ゴジラ「……」ギロッ

ジグラ「ワタシ達を甘く見たのが貴様の運の尽きよ」

“オレンヂ光線(仮死光線)”

ジグラ「貴様がどれだけ強かろうと……それも我々の前では無意味」

キュワンキュワンキュワンキュワン

ゴジラ「……!?」

ゴジラ(なんだ……身体が……)

ゴジラ(うごか……ね……)


キュワンキュワンキュワンキュワン

パキパキパキ…

ゴジラ「……クソッ」




ズゥゥゥゥゥゥン…




ジグラ「……勝敗とはいつも呆気ないものだな」

ザノン星人「……!!」

ザノン星人「フフフ……ビビらせおって……このまま氷のオブジェの出来上がりだな」

ゴジラ「……」パキパキパキ…

ザノン星人「……さて、ガメラを追いかけてもいいが……念のために完全に凍らせておけ。念には念をだ!」

ザノン星人「……しかし都市1つを軽く破壊する威力の攻撃をこれだけ叩き込んでも生きてたとは……ガメラ以外にもとんだ化け物がいたものだ」

ザノン星人「念のために奴等に協力を仰いでおいて良かった……」

ザノン星人「まぁ……もっとも奴等がガメラを倒してしまっては元も子もないわけだが……」

ゴジラ「……――」ピクッ

ザノン星人「!? まさかまだ意識が……!?」

ゴジラ「……」パキパキパキ…

ザノン星人「」ドキドキドキ

ザノン星人「……まぁ良い。奴等が追う限りガメラも逃げれまい」


ザノン星人「あのX星人どもからは……な」



――少し時間遡ってラドン達&ガメラside






ガメラ「……!」

ラドン「……コイツらもお前を襲った一味か?」

ガメラ「……」コクッ

アンギラス「……それは……なんとも……」

ガメラ「……?」

ラドン「……」チラッ

アンギラス「……いや、顔見知りなんだよね。僕アイツと」

ガメラ「……?」





ガイガン「クックック……逃げるなんて随分と釣れねーじゃねぇかお前ら」

アンギラス「……」ゲンナリ

北●一輝っぽいX星人「♪~」

X星人「んっんっん~?なんだ?ゴジラにリベェェェンジする前のウォーミングアップに連中に手を貸すだけのつもりだったが……面白そうな事になってるじゃないか」

X星人「急にガメラを追いかけてくれなんて言い出すから何かと思えば……なんとも面白い……」




ラドン「……あのガイガンの上のUFOは見覚えがあるな」

アンギラス「……あるね」

ガメラ「……奴等の仲間だよ」

ラドン「……知ってる」

ガメラ「?」

アンギラス「……つーか何やってんのお前」

ガイガン「フッ……オレ様達はお前らの抱えてるソイツを抹殺するために送り込まれたエージェントよ」

アンギラス「……ん?達?」

ボコォォッ!

ラドン「! 後ろか!」

ガメラ「!?」

アンギラス「また地面からか!」

???「その通り……大地の奥から参上した……そしてお前達にはもはや勝ち目はないのだ。何故ならば……」






メガロ「このメガロが敵になったからだ」ドーン!

ラドン「……」

アンギラス「……」

ラドン「……」

アンギラス「……」

メガロ「ふっ……絶望のあまり声もでないのか」

ガイガン「クックック……さて……ソイツを渡して貰おうか。もし邪魔するなら半殺しにしてまたコントロール下においちまうぜ?」

ラドン「あ?」イラッ

アンギラス「やってみろコラ」イラッ

ガメラ「……どういう知り合い?」

アンギラス「後で殺す関係」

ガイガン「ああ!?」

ラドン「貴様らこそどけ。構ってる暇はないのだ」

アンギラス「……つーか何やってんのお前ら。またパシリ?」

ガイガン「ウルッセェよ!!とりあえず手に職つけてんだ!黙ってろ!」

メガロ「そしてこのメガロはパシリではない。守護神なのである」

ラドン「……」

アンギラス「……」

メガロ「フッ……恐怖で声もでないか」

ラドン「おい貴様……そろそろ一人で飛べるか?」

ガメラ「……うん」

ラドン「この阿呆どもは我々が抑える。貴様はこのまま海に直行しろ」

アンギラス「……それがいいね」

ガイガン「……オイ、逃げられると思ってるのか?」

メガロ「……ひょっとしてこのメガロは嘗められているのか」

ラドン「貴様らこそ私達を突破できる前提か」

アンギラス「ガメラは早く海に行って。でないと僕らがいる意味がない」

ガイガン「……おもしれぇ……あくまでソイツを逃がす気か」

メガロ「嘗められてるのかもしれない」

ラドン「いけ。お前がなんとかなれば私達もとっととゴジラの所に戻れるしな」

ガメラ「……!」

アンギラス「そうだね」

ガメラ「……ありがとう。すぐ傷を治して戻るから」

ズッ… ドドドドォォォォォォォッ




ガイガン「……!飛んで逃げるぞ!」

メガロ「任せろ!このメガロは羽を使って遠くまで大ジャンプが出来るのだ!!」ブワッ

ガメラ「!」

メガロ「とう!」

ゴォッッッ

メガロ「そしてこの両手のドリルは打撃武器としても……」

キィィィィィィィィィィン

メガロ「使え……ん?」

ラドン「誰が飛んで良いといった」

バキャァッ←翼ラリアット

メガロ「ぎゃあああっ!!?」

ガイガン「相棒!?」

アンギラス(アンギラスボール)「隙だらけだよ!」

ズンッ

ガイガン「うげおぁっ!!?」


メガロ「ぎゃふん!?」ズゥゥゥゥゥゥン

ガイガン「んがっ!?」ズゥゥゥゥゥゥン

ラドン「さらに倒れたお前らの上を通るぞ」キィィィィィィィィィィン…

メガロ「……ぬぅ……よくもこのメガロを……」ムクッ

ガイガン「野郎……ホントにぶっ殺して……」ムクッ

ィィィィィィィィ…

ラドン「そうだ、私が通った後は気を付けろ」

メガロ「?」

ガイガン「?」

ラドン「ソニックブームが来るぞ」

メガロ&ガイガン「「?」」

ラドン「“超音速衝撃粉砕波”だ」

ズ ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ッ

メガロ&ガイガン「「んがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」」




ブワッ

ドシィィィィンッ

ラドン「……私が元々はゴジラと同格の怪獣だったことを忘れて貰っては困るな」

アンギラス「……まぁ僕ら随分と差を付けられたけど」

ラドン「私は付けられたつもりはないがな」



ガイガン「……んの野郎……」

メガロ「……もうガメラなんてどうでも良いや……お前らから始末してやるもんね!」

ラドン「……」

アンギラス「……馬鹿で良かったね」ボソッ

ラドン「馬鹿で良かったな」

ガイガン「オイ聞こえてんぞ後者ァァァァァァッ!!!!」

メガロ「馬鹿って言った方が馬鹿なんだぞ!」

ガメラ「……!海だ!」ゴォォォォォッ




ガイガン「……まさかテメェらオレらが念には念を入れてねぇと思ってんのか?」

ラドン「……何?」

ガイガン「目的地がわかってる奴に何も仕掛けとかねぇわけねぇだろ!」

ラドン「……!罠か!」

アンギラス「……!あ!ガメラが!」





ゴォォォォォッ…

ガメラ「……?」


ゴポッ…ゴポポ…

ガメラ「……!」グルッ

ゴォォォォォッッッ



アンギラス「Uターンした!?」

ラドン「……!?何故海に入らない!?」


X星人「上手く分断出来たようだな……流石は俺。惚れ惚れするね」

X星人「……さて」

ポチッ

X星人「ガメラめ……お前の力を試してやる」ニヤッ

ド ッ パ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ン ッ ッ ッ



ラドン「海中から!?」

アンギラス「アレは……」




公害怪獣ヘドラ「……」ゴポポ…



ガメラ「……っ!」



X星人「……まずはコイツだ」



――一方その頃……








日本

ガメラ世界自衛隊作戦指令本部



指令「……突如として世界中に発生した巨大なギャオスの群れ……各国の軍と協力しても対処出来ず犠牲も消耗も大きい現状……打開策も無し」

指令「……そして現れたガメラとガメラを狙うように日本に終結した沢山の怪獣と謎の未確認飛行物体……」

指令「……頼みの綱というべきガメラは大きく傷つき事態は好転どころか悪化の一途……」

指令「今日になって新たに現れた巨大な黒い怪獣がガメラに攻撃したかと思えば他の怪獣と交戦を始め、同時に現れた鳥のような怪獣とトゲだらけの怪獣にガメラは連れ去られてしまい消息が不明……」

指令「……各都市の被害は拡大の一途で把握もままならない……一体何が日本で起きてると言うのだ……」

部下「……我々は……いえ、人類はどうなってしまうのでしょうか……」

指令「……」

指令「……我々に残された戦力にも限りがある。このままでは……」

指令「近隣諸国の支援も期待出来そうもない」

指令「……っ」

部下「……!」

部下「報告します!日本政府より入電!援軍です!」

指令「……なんだと!?だが、一体何処からの……」

部下「……それが……」

指令「……?」

???「「「お困りのようですね」」」


指令「!!?」

部下「……!ま……まさか!」

東宝自衛隊(初代ゴジラ~東京SOS)「我々が支援に来たからには」

Gフォース(平成VSシリーズ)「怪獣どもの好きにはさせません」

米軍(ハリウッド版&2014)「我々が全力で支援します(英語)」



ガメラ自衛隊「おお!」

指令「……貴殿方があの噂の……ということは」

Gフォース「ええ。あの黒い怪獣はゴジラです」

東宝自衛隊「そしてアレはラドン、アンギラス。ゴジラの仲間です」

部下「……!(仲間……?怪獣が群れのようなものを作っているのか?)」

東宝自衛隊「恐らくゴジラは同じ地球を護る怪獣としてガメラを救おうとしてるのでしょう」

指令「……馬鹿な!怪獣がそんな……」

東宝自衛隊「ガメラもそうなのでしょう?」

指令「……」



東宝自衛隊「我々は日本に集結しつつあるハイパーギャオスの群れを倒す装備と準備があります」

指令「おお!」

Gフォース「そして我々には世界中から集めたそれらを実行しうる有能な人材が揃っています」

指令「おお!」

米軍「我々は今年のゴジラの映画で大きな失態を見せてしまいました(英語)」

東宝自衛隊「……」

米軍「シカシ、我々ハ今度コソ汚名ヲ挽回シマス(日本語)」

Gフォース「(汚名を挽回するのか)」

指令「……」

部下「……」

米軍「映画の我々はキロトン、メガトンの核に頼った結果あの失敗に繋がりました(英語)」

指令「え?キロトン?メガトン?」

米軍「ですが我々には世界最高峰の頭脳と軍事力が集結しています。同じ失敗を繰り返すヘマは決してしません(英語)」

指令「……」

米軍「今度の我々はギガトン級の核ミサイルを用意しました。これで怪獣達にはもう遅れは取りません(英語)」

指令「よし、米軍の方々にはお帰りいただけ」

部下「ハイ」

指令「日本を護るため……どうか力をお貸し下さい」

東宝自衛隊&Gフォース「「……!!」」ザッザッ←敬礼

米軍「……アレ?」

ヘドラ「……ジュルルル……」ゴポポ…

ガメラ「……!」

ラドン「気を付けろ!ソイツは身体そのものが毒の塊だ!!」

アンギラス「そのまま飛んで距離を開けるんだ!」


ヘドラ「……」ドロッ

ジュゥゥゥゥゥゥッ←周囲の建造物

ガメラ「!」

ヘドラ「……ンアー……」ギョロリ

ガメラ「!!」

ヘドラ「……ァァァァァァァ」

ジジッ…

ビビビビビビッ←赤色破壊光線

ガメラ「……っ」クンッ

バチチチチィッ←甲羅

ヘドラ「……」ギョロリ



ラドン「おお!上手いぞ!」

アンギラス「身体を傾けて甲羅に当てたのか!」

ガイガン「やるなあの野郎」

メガロ「メガロも感心」

ヘドラ「……」ゴポポ

ググッ……

ガメラ「……?」

ヘドラ「ァァァァァァァァァァァァァァ」


ブジュゥゥゥゥゥゥァゥゥゥッ ブワッ


“ヘドラ・飛行形態”


ガメラ「!!?」

ラドン「何!?」

アンギラス「飛べるのか!」


ヘドラ「ジュルルル…」キィィィィィィィィィィン

ガメラ「……!」ゴォォォォォッ



アンギラス「速いよ!というより、ガメラが遅いよ!」

ラドン「不味いな……ダメージのせいだ」

ガイガン「おおっと!助けには行かせないぜ?」ザッ

メガロ「何故ならこのメガロが邪魔するからな!」ザッ

アンギラス「くっ!」


ヘドラ「……ジュルルル」キィィィィィィィィィィン

ガメラ「……っ」ゴォォォォォッ



ラドン「……イカン……追い付かれるぞ」

ヘドラ「……」

ヘドラ「……ツカマエタ」

ガシィッ

ガメラ「……っ」


ラドン「取りつかれた!」

アンギラス「ガメラ!」


ヘドラ「……コノママ ノミコンデ トカシテ コロス」ズズズッ

ジュルルル…ブジュゥゥゥゥゥゥァゥゥゥッ

ヘドラ「“硫酸ミスト”」

ジュゥゥゥゥゥゥッッ

ガメラ「――っ!ぐああああああああああっ!!?」



ラドン「ガメラ!」

アンギラス「ああ!落ちるよ!」


ィィィィィィィ…

ズズゥゥゥゥゥンッ


ラドン「……!」

アンギラス「……っ」


ヘドラ「……モウ ニガサナイ」

ジュルルル…ジュゥゥゥゥゥゥッ

ガメラ「ぐあああああああああああっ!!!?」

ヘドラ「コノママ ホネマデ トカシテ オワリ」ゴポポ…




ラドン「……っ!ガメラ!なんとかソイツを振り払うんだ!」

アンギラス「今いくぞ!」

ガイガン「させるか!名付けて!“拡散光線ギガリューム・クラスター”!!」

カッ キュインッ

ズドドドォォッ

ラドン「ぐっ!?」

アンギラス「うわっ!?」

メガロ「ハンマーパンチ!!」ガスッ

ラドン「ごあっ!?」ドシャァッ

メガロ「さっきのお返しに踏んづけてやる!!」

アンギラス「危ないラドン!」バッ

ズンッ! ブスッ!←アンギラスのトゲ

メガロ「あんぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」

バタァァァンッ

ガイガン「相棒ォォォォォォッ!!?」

ガメラ「……っ」ググッ…

ヘドラ「ムリ ワタシハ フリホドケナイ」

ジジジュゥゥゥゥゥゥッッッ

ガメラ「……っ」


X星人「……フッ……ガメラめ……この程度とは拍子抜けだな」


ガメラ「……っ!」

バクンッ バクンッ

ヘドラ「……?」

X星人「……?」

ガイガン「? なんだあの野郎……手足を引っ込めて……」


ガメラ「うおおおおおおおおおおおおっ!!!!」

ゴォォォォォッ


ガイガン「何ィ!?手足の穴両方からジェット噴射だと!?」

“回転ジェット”

グン……グングングングングングングン……キィィィィィィィィィィン

ヘドラ「……っっっ!!!?」グワングワングワン


ラドン「ヘドラごと浮いたぞ!凄まじいパワーだ!」

アンギラス「そうか!遠心力で吹き飛ばす気だね!」


ガメラ「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

ブゥンッッッ

ヘドラ「っっっっ!!?」

グルングルングルングルングルングルングルングルングルン

ヘドラ「――っっっ!!!!」

ブワアッ

ラドン「剥がれたぞ!」

ベチャァァァァッ

ヘドラ「……ンアァッ……!」

ガイガン「何だと!?そんな馬鹿な!」

アンギラス「流石ガメラだ!」

X星人「Noooooooooo!!」




メガロ「」チーン

ヘドラ「……ググ……ユルサナイ」ゴポポ…

ガメラ「……っ!」キィィィィィィィィィィン

ラドン「ガメラ!?何故ソイツに接近する!?」

アンギラス「近距離は危ないよ!」

ヘドラ「……クラエ……“硫酸ミスト”!」

ブジュゥゥゥゥゥゥァゥゥゥッ

ガメラ「……っ!!」バクンッバクンッ

ゴォォォォォッ

ヘドラ「……!? ジェットフンシャ ノ ムキガ……」

X星人「……?全てヘドラの方向に……?」


ガメラ「……燃え尽きろ…!」

ヘドラ「……ッ! マサカ……」

ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ

ガイガン(……!!ジェットを利用した巨大バーナーか!!)


ゴバァァァァァァァァッ

ジ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ッ ッ ッ


ヘドラ「!!!!? ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!?」

ヘドラ「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!」


ラドン「……おお!」

アンギラス「……そうか!ヘドラの弱点は乾燥だ!」

ラドン「……なるほど。ジェット噴射の熱と風圧でミストを消し飛ばしヘドラの全身も灼いているわけか!」

ガイガン「バカな!ヘドラの弱点をもう見抜いたのか!?そんな頭が回る怪獣がいてたまるか!」

ラドン「ガメラ!!」

ガメラ「!」

ラドン「ソイツの最大の弱点は眼球だ!」

ガイガン「あっ!テメェ……!!」



ガメラ「……!!」ギロッ

ヘドラ「――――ッッッ!」ジュゥゥゥゥゥゥッ




ガメラ「……っ!」

バクンッ←左手だけ

ヘドラ「……っ!マ……マッテ……」

ガメラ「“エルボー・クロー”!!」


ズバァァッ ザ ク ッ ッ ! !


ヘドラ「――ッ!!?ギ ィ ヤ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ ! ! ? 」


ガメラ(残りのエネルギーが……っ!)


ヘドラ「ァァァァァッ……」ジュゥゥゥゥゥゥッ

ガメラ(狙うなら……)キュォォォォォッ


X星人「……っ!オイオイ……マズイぞマズイぞどうすんだ……!?」



ガメラ「(……弱点に付けた“傷”に!!)」ギロッ

キ ュ ォ ォ ォ ォ ォ ッ

ヘドラ「……! モ……モウヤメテ……」

バチバチィッ

ヘドラ「ァァ……ッ」

ラドン「……おお!」

アンギラス「いけぇ!!」

ガイガン「オイオイマジか……っ!!?」

メガロ「」チーン




ガメラ「……っ!!」


“零距離プラズマ火球”!!


ヘドラ「――ァ……」


カッッッ


ド ッ ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン



X星人&ガイガン「「ンノォォォォォォォォォォォォォォッッッ!!?」」


ラドン&アンギラス「「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」」

バラ…

バラバラ…


ジュゥゥゥゥ……


ガメラ「……っ!!」




【ガメラ対ヘドラ】

【ガメラ:勝利】

ガメラ「ゼェ…ゼェ…」シュゥゥゥゥッ

アンギラス「……!うわっ」

ラドン「全身が焼けただれてるな……大丈夫か!?」

ガメラ「……っ」ガクッ

ラドン「……まずいな」

ガイガン「……っ!ヘドラを倒したのは正直ビビったが……流石に無事はあり得ねぇわな」ニヤッ

アンギラス「コイツらは僕が抑えとくからラドン!」

ラドン「そうだな。もう一度私が運んで……」

ガイガン「逃がすか!」

バシュッ←鎖

ラドン「!?何!?」ビシィッ

ガイガン「オレ様はサイボーグ!全身に武器を仕込んでるんだぜ?」

ラドン「チッ」

メガロ「」チーン



ガメラ「……っ」

ガメラ「(なんとか……海に……)」ググッ…

X星人「……ガメラめ……想像以上だな……ノロマな亀かと思っていたが……」

ガメラ「(海は……目の前……)」グッ…

X星人「だが今回揃えた怪獣ラインナップは前回(FW)の比じゃないぞ?」


ギュオッ

ガシィッ

ガメラ「あがっ……!?」メキィッ

ミシィッ

ガメラ「――っ」


ラドン「なんだ!?ガメラの首に鋏のついた尾のようなものが……!?」

アンギラス「えぇっ!?」

ガイガン「……クックック」ニヤリ

X星人「……さぁて」ニヤリ


メキメキメキッ


アンギラス「ガメラ!!」

ラドン「……っ!奴はまさか……!」

ガメラ「――っ……あ……が……」グググッ…



X星人「第一ラウンド終了とくれば当然……」






デストロイア(完全体)「第二ラウンドだ」ニタァ…


自衛隊・司令部





ガメラ自衛隊指令「……にわかには信じがたいですが、本当にあのハイパーギャオスの群れを一掃出来るのですか?」

Gフォース指揮官「はい。と要ってもチャンスは一度きりですが……」

指令「……」

東宝自衛隊「勿論予算的な意味が一番大きいです。失敗すれば色んな意味で次はありません」

指令「……」

部下「生々しいな」

Gフォース「我々は平成VSシリーズが終了しなんやかんやで就職難になった後もゴジラと戦う準備をしてきました」

東宝自衛隊「我々もです。まさかガメラ怪獣相手にこの作戦をすることになるとは思いませんでしたが……」

指令「……」


指令「貴方方を信じましょう。よし!全員配置につけ!ギャオス討伐作戦を開始する!日本上空に集結しつつある奴らを一掃するぞ!!」


全員「「はい!!!!」」

日本近くの空・ギャオスの群れ(混成)




ギャア ギャア ギャオーーース!


ハイパーギャオス「モウスグ モクテキチダ!」

ギャオス「人間を喰いまくるゾ!」

宇宙ギャオス「腹が減った!!喰って喰って喰いまくるンダ!」

ハイパーギャオス「……?」

ハイパーギャオス「……ナンノオトダ?」

ギャオス「……どうしタ?」


キィィィィィィィィィィッ


ハイパーギャオス「……ナニカクルゾ?」

ィィィィィィッ

宇宙ギャオス「!?」

ド シ ュ ッ

宇宙ギャオス「ギャァァァッ!!?」

ド シ ュ ッ ド シ ュ ッ

ギャオス「グェァァァッ!!?」



ハイパーギャオスの群れ『! ! ?』

部下「フルメタルミサイルランチャー第一波、全弾命中!」

指令「よし!」

部下「弾頭効果有り、ギャオスに有効なダメージを与えています!」

東宝自衛隊「爆発ではなく貫通力を重視したフルメタルミサイルならゴジラのような化け物でなければ有効打になりえます」

指令「しかしギャオスの数が多い今は当たりますが、奴らは次からは回避、迎撃をしてきます。次の策が上手くいくかどうか……」

Gフォース「大丈夫です。今の攻撃でギャオス達は攻撃してきた対象に反撃をしようと一斉に襲い掛かってくるでしょう」

部下「……本当にあんな兵器一機で大丈夫なのだろうか……」

Gフォース「勝機はあります。要は敵を集めれば良いんです。最期は『アレ』は撃墜されてかまいません」

東宝自衛隊「いや、本当は良くないですけど」ボソッ

指令「よし、作戦第二段階に移行する!」

Gフォース「スーパーXⅡ、まもなく戦闘空域に到着します!」

指令「よし、海岸に配置した地上戦力は引き続きフルメタルミサイルで攪乱、他の航空戦力は遠距離からミサイルで群れの動きを誘導、とにかくありったけの火器を撃ち込んで群れを真ん中に追い込め!スーパーXⅡの方に誘導するんだ!!」

部下「了解!」

ギャオス「この……っ!」

“超音波メス”

ギャオス「くらえ!」

スパッ←ミサイル

ギャオス「よし!……ン?」


キィィィィィン←スーパーXⅡ


ギャオス「……」

ギャオス「……なんだコイツ」


Gフォース「スーパーミサイル、スーパーナパーム、一斉発射!!」


バシュシュシュシュッ 


ギャオス「!!?」

ギャオス「クッ!!」バサァッ


部下「回避されました!」

Gフォース「大丈夫だ」

Gフォース「これでスーパーXⅡを奴らは狙ってくるようになる!」


ギャオス「アレを落セ!!」

宇宙ギャオス「なんだアレは!?」

ハイパーギャオス「シルカ! キリキザメ!」

“超音波メス”

ハイパーギャオス「シネ!」 カ カ ッ


キュァァァァァッ ズバッ ズバッ


部下「! 囲まれました!装甲耐久値、一気に65%まで減少!」

指令「ファイヤーミラーを展開しそのまま敵陣深くまで前進、作戦を継続。情報によればギャオスの超音波メスはギロンの頭部に反射された事があるという。ミラーも気休めにはなるだろう」


キンッ(反射)

ズバッ

宇宙ギャオス「ギャァッ!!?」


指令「……まさか本当に跳ね返るとは」

部下「しかし、ギャオスの猛攻はますます激しくなっています!装甲耐久値、現在32%にまで減少!尚も攻撃を受けています!」

東宝自衛隊「……」

東宝自衛隊(……やはり落ちるのだろうか……我々の血税……)

部下「装甲耐久値、18%!!」

指令「群れの現在の様子は!?」

東宝自衛隊「群れ全体が中央に集中してます。全体の八割ほどが“有効圏内”です!」

指令「よし!」

部下「! スーパーXⅡ、装甲耐久値、限界です!やられます!」

Gフォース「アレは無人です!かまいません!それより……」

指令「うむ、今しかない!!『アレ』を使うぞ!」

東宝自衛隊「了解!ターゲットを確認、指定座標入力済み、発射可能です!!」

指令「よし!」

 
指令「超大型ディメンション・タイド(マイクロブラックホール砲)、発射!!」
 
部下「発射!!」
 

日本近くの空・ギャオスの群れ



ハイパーギャオス「トドメダ!」

ズバァッ←スーパーXⅡ

ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ

ハイパーギャオス「……オワッタカ」

宇宙ギャオス「中に人間がいたら喰ってやろうかと思ったガ……」

ギャオス達「何もいなかったナ……」


――ォォォォォォォォォ……


ハイパーギャオス「!?」ゾクッ

ハイパーギャオスの群れ『!!!?』ザワッ

ギャオス「……?どうしタ?」


――オオオオオオオオオオオ


ハイパーギャオス「……?」

ハイパーギャオス「ナンd――……」





カ ッ ッ ッ

市街地(ゴジラサイド)



イリス『……ッ』ピクッ

ザノン星人「! ! ! ! ?」

ザノン星人「なんだ!?何が起きたのだ!!?……日本に集結させようとしていたギャオス達の反応が一瞬で消えてしまったぞ!!?」

ゴジラ「」←凍結中

ザノン星人(ガメラか?X星人どもが何かしくじったのか?いや、いくらガメラでもこんな真似は出来るはずが……)

ザノン星人(それともまだこのゴジラとかいうのに仲間がいたのか?)チラッ

ゴジラ「」←凍結中

ザノン星人「……まぁいい、とにかくX星人を追いかけて合流だ。くっくっく……ガメラめ……待っていろy」


ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ


ザノン星人「!!!?」ビクッ

ザノン星人「な……なんだ!?」

地底怪獣バラゴン「お前達か!!オレ達の縄張りをずっと荒らし回ってる連中は!!」




バルゴン「……痛た……何コイツ……急に地面の中から攻撃してきた」

ジグラ「ゴジラの仲間か?凍らせる邪魔をしに?……しかし一匹だけとは……」

ジャイガー「また随分と威勢のいいのが出てきたのう」

ギロン「コイツは斬って食ったらうまそうらろ」


バラゴン「お前らなんか出ていけ!!これ以上荒らし回るな!ここはオレ達の国だぞ!!」

バイラス「……」

バイラス「……一応聞くが……もし出ていかないと……どうなるんだ?」

バラゴン「決まってる!!お前ら全員オレが排除してやる!!」

バイラス「……だ、そうだが?」

レギオン≪……≫

イリス『……』


バルゴン「……っ!!」ギロッ

ジーダス「……ハッ!こんなチビが俺らを排除するだと?」




ジーダス「随分と嘗められたもんだぜ」ビキィッ

海の近く・市街地及びコンビナート帯(ガメラサイド)




X星人「さぁ……第二ラウンドだガメラ」

メキメキメキッ

ガメラ「……っ」

デストロイア「……」ニヤリ



ラドン「いかん!本当に死ぬぞアイツ!!」

ガイガン「おおっと!逃がさねぇよ!!」ジャラッ

ガシャァァァンッ

ラドン「チッ!鎖が……っ」

アンギラス「僕が行くよ!」

ザッ

メガロ「……待て貴様……!」

アンギラス「なんだよ!今お前なんかと遊んでる暇は……」

メガロ「……遊んでるだと?」ピクッ

メガロ「“地熱ナパーム弾”!!」プッ

アンギラス「!!?」

ボ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ ッ

アンギラス「な……!?」

ラドン「一瞬で炎の檻を!?」

メガロ「このメガロをここまでコケにしたのだ……ただではおかんぞ……シートピアの誇りにかけて貴様らの邪魔をいっぱいしてやるのだ」

アンギラス「……っ」

メガロ「ボールになって逃げようとしても無駄だぞ!!」ププププッ

ボ ボ ボ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ ッ

アンギラス「……っ!」

ガイガン「ハッハーー!!流石だぜ相棒!さぁ!このまま大人しくギャラリーに徹して見物といこうや!!」

ガイガン「夢の対戦カードじゃねぇか!ガメラVSデストロイア!!さぁて……どうなるかなァ!?」

デストロイア「……」

デストロイア「……クク……何やら外野が盛り上がってるな」

ガメラ「……っ」ブラン…

デストロイア「初めまして、ガメラ」

メキッ

ガメラ「ぐぁ……ッ」

デストロイア「俺はデストロイア。俺もゴジラにリベンジしたくて連中についてる側なんだがな。まさかゴジラより先に奴と並び評される怪獣のお前と戦り合うことになるとは思わなかったよ」

ガメラ「……ッ」

デストロイア「苦しそうだな……まぁ、戦う前からボロボロだったんだから当然か。もう死にそうだなお前……気の毒に」

ラドン「ふざけた真似を!貴様が今尻尾の鋏でガメラの首を絞めたまま宙に持ち上げてるんだろうが!!」ガッシャガッシャ

デストロイア「おっと、いけねぇ。そういやそうだったな」

デストロイア「悪かったなお前。俺はよォ、例えば自分より弱い奴や抵抗できないほど傷ついた奴を攻撃したりいたぶったりするとか、そんなのは大嫌いなんだ。酷いことなんて……とてもじゃないがホントは出来ねぇんよ」

デストロイア「……なぁオイ。例えば一戦終わった直後の相手を狙い撃ちにするとか……」

ガメラ「……!」

デストロイア「例えば6万トンあったゴジラを引き摺り回す程の力を持つこの尾と鋏で……それより遥かに軽いお前をこうやって持ち上げたり……」

ググ…

ガメラ「ぐぁ……っ」

デストロイア「……」ニヤリ

ブゥンッ

ガメラ「――っっっ!!?」

ドゴ ドゴ ゴォォォォンッッッ

ガ ガ シ ャ ァ ァ ァ ン ッ ガ シ ャ ァ ァ ァ ン ッ

ガメラ「……っ」ごぽっ

デストロイア「こうやって振り回して!!いくつものビルにぶつけたり!!」

ガガガシャァァァァァンッッ

デストロイア「頭から!地面に叩き落したり!!」

グシャァッ 

ガメラ「――っ」ゴフッ

デストロイア「そんなひでぇことは趣味じゃねぇんだ」ニタァ

アンギラス「なんだよアイツ!性格最悪じゃん!!?」

ラドン「クソッ!貴様!!勝負しろォ!!」ガッシャガッシャ


デストロイア「ハッ!そのままそこで無力に眺めてな!俺に餓鬼を殺された時のゴジラみてぇになァ!!」

ラドン「……っ!!」ブチィッ


デストロイア「ハッハッハ…あ?」

カッ

デストロイア「!」

ガメラ(“エルボークロー”!!)ズバッ

デストロイア「ぐあっ!」

ドサァッ

アンギラス「おお!尾に斬りつけて脱出したよ!!」

ラドン「奴め!油断したな!」

デストロイア「……チッ」

デストロイア「逃げたか……だがすぐに捕まえて……」

ガメラ「――っ」ゴォォォォォォッ

デストロイア「……!?」

“プラズマ火球”

ゴ ォ ッ

デストロイア「!!?」

ドゴォォォォォォォォンッ

デストロイア「ぐあぁっ!!?」

アンギラス「やった!顔面吹っ飛ばした!!」

ラドン「……!」



デストロイア「ぐあああああああああああっ!!?なんて力……これがガメラ……強過ぎ…る……!!」

ドサァッ

ドゴォォォォォンッ

ガメラ「……!」ゼェ…ゼェ…


ガイガン「馬鹿な!?」

メガロ「すごいあっさり!?」


ガメラ「……」ピクッ

ラドン「……どうした?早く海に……」



「「「なんつってな」」」



ガメラ「!!」

ラドン&アンギラス「!!?」

ガメラ「!?」

ザァァァァァァァッ

デストロイア(分裂体)「俺様はな!こんな風に身体を分裂させて群れで敵を攻撃することも出来るのだ!」

“オキシジェン・デストロイヤーレイ”

バシュゥゥゥゥゥッ バシュゥゥゥゥゥッ

ガメラ「ぐあぁっ!?」

デストロイア(分裂体)「まだまだ群がるぞ!」

ザァァァァァァァッ

デストロイア(分裂体)「このままじわじわと」バシュゥゥゥゥゥッ

デストロイア(分裂体)「分解して」バシュゥゥゥゥゥッ

デストロイア(分裂体)「殺してやるよ!」バシュゥゥゥゥゥッ

ガメラ「……っ!!」



ラドン「奴め!わざと殺られたフリを!」

アンギラス「しかもヘドラにやられた部分ばかり狙ってる!ガチモンで性格最悪だよ!」

ガイガン「ハッ!最高の趣味じゃねぇか!そのままやっちまえ!!」



デストロイア(分裂体)「そ~らまた“合体”だ!!」

バチバチィッ

デストロイア(完全体)「テメェのプラズマ攻撃や熱攻撃は俺には効かねぇのさ!!」

ガメラ「……クソ……!!」グラッ

デストロイア(完全体)「どうだ!手も足も出まい!!」

ガメラ「……っ」ゴフッ

ガメラ「“エルボークロー”!」

デストロイア「“オキシジェン・デストロイヤーレイ”!!」

ガメラ「っ!」

バジュゥゥゥゥゥッ←ガメラの腕

ガメラ「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」

ラドン「ガメラ!!」

デストロイア「俺のミクロオキシゲンを嘗めるなよ!!」

ブゥゥゥゥンッ

アンギラス「角が伸びた!?」

メガロ「ビームだ!ビームサーベルだ!」

デストロイア「高濃度ミクロオキシゲンの効果で分子間の結合を弛め、角からゴジラも切り裂く剣を作り出す!これが!」

ガメラ「!!」


“ヴァリアブル・スライサー”

ズ バ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ ッ


ガメラ「ーーっ!?」

デストロイア「トドメだ!!」

バサァッ←翼

デストロイア「ゴジラを掴んで飛び回る程のパワーを生み出すこの翼と!俺のヴァリアブル・スライサーの角で!!」

ゴゥゥゥッ

ガメラ「……っ!!」

ガメラ(身体が……動かない……っ!!)

バサァッ…

デストロイア「串刺しになって……死ねェ!!」

ゴ ォ ォ ォ ッ

ガメラ「ーー……」


ドシ ュ ッ ッ ッ


ガメラ「」ゴプッ

デストロイア「まだだ!!」

ゴォォォッ

デストロイア「このまま……ビルに磔になれ!!!」


ドズッッ


ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ ッ


ガメラ「ーー……」

ガメラ「ーー」ダラン…


ラドン「……っ!!」

アンギラス「……そんな……っ」

X星人「ンフーフー♪ 『大怪獣ガメラ、ビルに磔になって死ぬ!!』……か。中々風情のある最期じゃないか……」ククク…


デストロイア「……死んだか?……まぁ、身体に大穴が空いてるんだ……これで生きてる方がどうかしてるか」

アンギラス「……っ」

ラドン「貴様よくも!!」

デストロイア「ハッ!殺される方が悪いのさ!!待ってろ……次はお前らを……」

ガ ギ ィ ッ

デストロイア「!!?」


ガメラ「……っ!!」ギチィッ


アンギラス「!!」

ラドン「ガメラ!!生きてるのか!?」

デストロイア「……っ!?コイツ……俺の翼に噛みついてやがるのか!?」

ガシィッッ

ガメラ「ーー……っ!」ギロリ

デストロイア「……っ!!この死に損ないが……!」

ラドン「……!!アンギラス!!」

アンギラス「!?」

ラドン「メガロだ!!」

メガロ「?」

アンギラス「……?」

ラドン「エネルギーを!!」

アンギラス「!!」ピコーンッ

アンギラス「おいヘッポコ!」

メガロ「……?」クルッ

アンギラス「後ろに誰もいないよ!お前のことだ!!」

メガロ「」カチーン

メガロ「き……貴様ぁぁぁぁ!このメガロを馬鹿にしたな!? 」

アンギラス「そうだ!虫頭の癖に生意気だぞ!」

メガロ「む……虫頭だとーーーっ!!?絶対に許さん!!」

アンギラス「悔しかったらさっきのナパームとかいうのもっと沢撃ってみろ!!」

メガロ「ーーーっ!!ムキィィィィィッ!!また馬鹿にしたな!!?絶対に絶対に許さん!!」

メガロ「シートピアの守護神だぞ!!偉いんだぞ!!なのによくも馬鹿にしてくれたな!!?」

ラドン「……」

ラドン「……貴様は守護神というより……パシリではないのか? 」

メガロ「」ガーーーンッ

ガイガン「」ガーーーンッ

ガイガン「て……テメェ言ってはならないことを!!」

メガロ「……」プルプル

メガロ「うわぁぁぁぁぁっ!!くらえ!!“地熱ナパーム弾”!!」プッ

ラドン「きたなっ」ペシィッ

ガイガン「?」パクッ

アンギラス「あ」

メガロ「あ」

ラドン「……あー」

ガイガン「……?なんだ?今何か口の中にh」

カ ッ ッ ッ

ガイガン「」

ボゴォォォォォォッッッ←ガイガンの首

X星人「!!?」

メガロ「あぁぁぁぁっ!?ガイガンの頭が吹っ飛んだ!!?」

X星人「Nooooooooooooooooooooo!!!?」

ガイガン「」

ドサァッ

ラドン「……よし、鎖が解けたぞ」

ラドン「やるなお前のナパームは(笑)」

メガロ「おっ……お前ら……よくもガイガンを……!!」

アンギラス「殺ったのお前じゃん」

メガロ「」ブチッ

メガロ「クソォォォォォッ!!死ね!死ね!“地熱ナパーム”!!“地熱ナパーム”!!」プププププッッッ

ド ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ォ ッ ッ ッ

アンギラス「“暴龍怪球烈弾(アンギラスボール)”!!」ボゥッ

メガロ「!!」

アンギラス「当たらないよ!こっちだよ!」バイーンバイーン

メガロ「クソォォォォォッ!!“地熱ナパーム”!!“地熱ナパーム”!!」

ドゴオオオッッ

ドドドォォッッッ

メガロ「このこのォ!!」プププププッッッ

デストロイア「……クソっ離しやがれテメェ!!」

デストロイア「……?なんだ!?いつの間に周りがこんな火の海に……」

ガメラ「ーー……!」ピクッ


ドクンッ


ガメラ「ーーっ!!」ゴォォォォォォッ

ラドン「……!よし!!」

アンギラス「……!やった!!」


デストロイア「!?」

デストロイア(……なんだ!?コイツ……今何してやがる!?)ググッ

X星人「……?」



X星人「……周りの炎がガメラに吸い込まれていくだと……?」

メガロ「!?」

メガロ「め……メガロの地熱ナパームの炎が……全部どんどん吸いとられて……」

アンギラス&ラドン「「ご苦労!!」」

ドゴバキャァァァッ

メガロ「ぎゃあっ」


デストロイア「……っ!?コイツ……周りの熱エネルギーを自分のエネルギーに変換してるのか!?」


ガメラ「ーーっ!!」ドクンッ

ガメラ「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」

“ジェット噴射”

デストロイア「……馬鹿な!?コイツ……っ!!」


デストロイア「……俺に串刺しにされたまま……俺を抱えて空を飛ぶ気か!!?」

デストロイア「……馬鹿な!コイツに俺の重量を抱えて飛ぶ力があるわけが……」

ガシィッ

デストロイア「!?」

ラドン「手を貸そう。……私の場合翼だがな」

デストロイア「……っ!?テメェ……っ」

ガメラ「……っ!!」

ラドン「いくぞ」

ガメラ「……!」

“ジェット噴射”


ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ ッ


デストロイア「……っ!!?」

デストロイア(頭の角だけじゃねぇ!翼を押さえられた!!)

デストロイア(脱出出来ねぇ……その上、マジでコイツら俺を抱えて上昇してやがる……!)

デストロイア「……チッ!」

デストロイア「嘗めるなよ……このまま角からオキシジェン・デストロイヤーを噴射すればテメェは……!!」

ラドン「無駄だ」

デストロイア「!?」

ラドン「恐らくコイツは死んでも貴様を離さんぞ」

デストロイア「……!」


ガメラ(後の事は考えない……吸収したエネルギーを全てプラズマパワーに変換して全てジェットに回す!!)

ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ ッ

ラドン「何処まで飛ぶ!?」

ガメラ「……出来るだけ高くて……寒いところだ!!」

ラドン「……了解した!」



デストロイア「……!?コイツら……何を……!!?」

自衛隊・指令本部




Gフォース「何!?本当か!?」

部下「ハイ!ガメラとデストロイアの交戦を確認、ガメラ、鳥のような怪獣と一緒にデストロイアを抱え、どんどん上昇していきます!!」

Gフォース「……どうします?指令?」

指令「……っ!!」

東宝自衛隊「……」

Gフォース「……」

指令「……!!」



指令「次の作戦を説明する!全員すぐに取りかかれ!!」

「「「はっ!!」」」

日本・上空




ォォォォォッ…


ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ


ガメラ「……! ここだ!!」

ラドン「……よし!離すぞ!」

バッ

デストロイア「!?」ガクンッ

ガメラ「……!!」

デストロイア「……コイツら一体……だが……バカめ!離したな!?このまま空を飛んで……」

パキパキパキ…

デストロイア「!!?」

デストロイア(身体が……凍り始めただと……!!?)


ガメラ「ウオォォォォォォォォッ!!!!」

ギュンッ ギュンギュンギュンッッ

デストロイア「!!?」ガクンッ


“回転ジェット”


ゴゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ッ

デストロイア「ーーーっ!!?」グルングルングルンッッッ

ガメラ「うおぉぉぉぉぉぉぉあぁぁっ!!!!」

デストロイア「回転と冷気で……身体が……!!?」パキパキパキ……

ガメラ「……っ!!らぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」


“秘技・バイラス殺し”!!!!


デストロイア「……コイツ!最初からこれを狙って飛んだのか……!?」パキパキパキパキ

ガメラ「うおらぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

ギュンギュンギュンギュン…

デストロイア「……っ!!」パキパキパキ…

ガメラ「あぁぁぁぁっ!!」

ズリュッッッ

ガメラ「ーーーっ!!」ゴフッ

デストロイア「ーー……っ」ブゥンッ

デストロイア(角が抜けた……だが……っ!!)

パキパキパキ…

デストロイア「……っ!!」



デストロイア「……嘗め…るな……よ……!」パキパキパキ

ガメラ「……!」

デストロイア「確…かに……俺の…弱点……は……冷気だ…が……!」

デストロイア「だが……それも……極低温……!!いくら……身体を凍らせても……この程度では……なんのダメージに……も……!!」

ガメラ「……」

ガメラ「いや、お前はここで終わる」

デストロイア「!?」

ガメラ「……お前は翼が凍って動かない」

デストロイア「!!」ギシィッ

ガメラ「このまま凍り続けて、凍った身体で、このままやがて遥か下の地表まで……何も出来ず一気に落下する」

デストロイア「……っ!!」

ガメラ「……」


ガメラ「お前はそのまま……自重が仇になる。凍った身体のままで地表に激突して粉々になって死ぬんだ」


デストロイア「……っっっ!!」パキパキパキパキッ…

デストロイア「……ぐっ……」

デストロイア「があぁぁぁぁ!!」ガバッ


ゴォッッ


デストロイア「!?」

“超音速衝撃粉砕波”!!

バ キ ャ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ ッ ッ

デストロイア「がっ……」バギィィッ

ラドン「凍った翼が完全に砕けたな。どうしようもあるまい」

デストロイア「……テメェ……!!」

ラドン「ガメラは借りていくぞ。地上までの旅を楽しむが良い」ガシィッ

ガメラ「……」

デストロイア「ーーっ!!」パキパキパキ

ラドン「……貴様は知らんだろうが……」

デストロイア「……っ!?」



ラドン「……コイツはジュニアに手を出した分のツケだ。……確かに私の分も払ってもらったぞ」

デストロイア「……っ!!?」パキパキパキ

デストロイア「きっ……」

デストロイア「貴 っ 様 ら ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ っ ! ! ! ! !」



ゴォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ















地上



メガロ「……」ハッ

メガロ「うーん……一体何が……」



ォォォォォォォォォッ…



メガロ「……ん?」

ザパァァァァァァァァンッ

メガロ「……?なんだか今大きい鳥のようなものが何かを海に落としていったような……」



ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ …



メガロ「?」

メガロ「何の音だ?」

メガロ「……上?」



ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ (←デストロイア(凍結))




メガロ「」


ド ッ ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ ッ






【ガメラVSデストロイア】

【デストロイア:粉砕】



【ガメラ:勝利】

自重が問題なら、また分裂すればよくね?と思った

>>324
一応元のデストロイアの死因が空中で凍結→落下→死亡なのでその辺が元ネタ?的な感じになってます

ゴジラ誕生日おめでとう!

デストロイア落下の少し前




ラドン「……よし、海にこのまま落すぞ」

ガメラ「……うん」ボロッ

ラドン「……」

ラドン「私はアンギラスと合流してゴジラの元に向かう。お前はゆっくり休むといい」

ガメラ「……ありがとう」

ラドン「気にするな。そろそろ落すぞ」

ガメラ「……うん」



ザパァァァァァァンッ


ラドン「……」

ラドン「……アンギラスの所に行くか」

キィィィィィィィィィィッ





ラドン「……妙だな……私たちが空に上がる前はこんなに人間の街は破壊されてなかったはず……それにアンギラスは一体どこに……」



「“引力光線”!!」カッ

『“フィンガーミサイル”!!』バシュシュッ

「“波動光線”!!」バシュゥゥゥゥゥゥゥッ



ラドン「!!?」


ド ッ ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ


ラドン「ぐわぁっ!?」


ヒュゥゥゥゥゥゥゥッ… 

ドォォォォォォォォンッ


ラドン「……っ!」

ラドン「一体何が……」



ラドン「!!?」

キングギドラ「久しぶりだなラドン……まとめて借りを返しに来たぜ」ドンッ

昭和メカゴジラ『目標確認、ターゲット照合・ラドンと確認』ドドンッ

オルガ「これがもう一匹のゴジラの仲間か。下等そうな生き物だ」ドドドンッ


ラドン「き……貴様らは!!?」


オルガ「お前もそこの生き物のように封じてやろう」

ラドン「!?」

電線が絡まってるアンギラス「たすけてー」

ラドン「!!!?」

オルガ「“念動力”!!」カッ

シュルルルッ パシィッ←電線

ラドン「ぐあっ!?しまった!!」


X星人「個別で勝てないなら数で攻める……戦術の基本だな」ニヤリ

X星人「ンフ~フフ~♪ よく聞くが良い……このままお前たちを捕獲して再度俺たちのコントロール下に置いてやる。ファイナルウォーズ再びというわけだ」

オルガ「私の考えた作戦だ。一分の隙もない」

ラドン「何ぃっ!!?」

アンギラス「そんなのゴメンだよ!」


オルガ「……私の目的は今度こそゴジラの再生細胞を全て手に入れて完璧な存在、最高のミレニアンになることだ」

ラドン「……アイツの細胞だと?」

アンギラス「やめといた方が良いと思うよ」

ラドン「そうだぞ。病気をもらうぞきっと」

アンギラス「ろくなもんじゃないよ」

キングギドラ「……お前らホントに友達か?」

オルガ「……私はその為にこの者達と協力しているのだ。早急にガメラを仕留めてゴジラの元に行く必要がある。その為に貴様らを利用するのだ」


X星人「ガメラはお前らを味方だと思ってる。そこでお前らを操って海から出て油断しているところを突く。仲間意識を利用して潰すのさ」

キングギドラ「馴れ合いが仇になったな地球怪獣ども」ニヤニヤニヤ

ラドン「……なんて事を考える連中だ!!」

アンギラス「くそっ!これほどけよ!!」ジタバタ

ラドン「このままでは私たちのせいでガメラが危険だ!」ジタジタ

アンギラス「くそっ……どうすれば……」バタバタ


オルガ「……もう少し痛めつけて大人しくさせた方が良さそうだな」ギロッ


ラドン&アンギラス「!!」


オルガ「……そうだ。痛めつけて操る前に、教えておいてやろう……ゴジラの元に駆けつけるつもりだったようだが、それももう無駄だぞ」

ラドン&アンギラス「!!?」

オルガ「奴はガメラ怪獣に敗北し氷漬けになっていると今情報が入った」

メカゴジラ『作戦行動順調』ビコーン

キングギドラ「フフフ……情けねぇなぁオイ……お前らもショックで何も言えま……」


ラドン「アイツあんだけカッコつけてて負けたのか」

アンギラス「ちょっとダサすぎだよね」

ラドン「しかも氷漬けか」

アンギラス「そのまま一回頭冷やせばいいんだ」


キングギドラ「……お前らホントに友達か」

オルガ「私はさっさとこんな事を終わらせて氷漬けのゴジラを吸収せねばならんのだ」

キュォォォォォォォォォォッ…

ラドン「! またさっきの光線か!?」

アンギラス「マズいよ!動けない!」

オルガ「これで終わらせる……“波動光線”!!」

ラドン&アンギラス「……!!」


“フライングシーサーアタック”!!


ド ゴ ォ ッ


オルガ「ぐあああっ!!?」

ドサァッ

キングギドラ「!!?」

昭和メカゴジラ『!!?』

X星人「!!!?」


ラドン「……この技は!?」

アンギラス「まさか!!?」

???「助けにきたよぉーちゅら海から!!」

ラドン「お前は……!」

アンギラス「まさか!」


キングシーサー「沖縄の守り神!キングシーサー!!」ドドンッ


ラドン「貴様一体どうやって封印を?」

アンギラス「わざわざ沖縄からここまで!?」

キングシーサー「大変だったさぁーとっても長くて」


キングギドラ「馬鹿な!アイツはなんだ!?まだ仲間が!!?」

昭和メカゴジラ『ターゲット照合・交戦記録有。キングシーサーと確認』

オルガ「……ッ」プルプル

キングシーサー「積もる話は後さー!今は早くゴジラくんの所に行かないと!」

ラドン「!! 後ろだ!!」

キングシーサー「!!」


オルガ「テメェら……下等生物の分際で嘗めた真似を!!」


アンギラス「ちょっとゴジラ混ざってる!!」

ラドン「ガラ悪くなってるぞ!!」

アンギラス「やっぱゴジラの細胞取り込んだからだ!」


オルガ「粉々になって[ピーーー]!!“波動光線”!!」


バシュゥゥゥゥゥゥゥッ


ラドン「いかん!避けろシーサー!!」

キングシーサー「……大丈夫!!」

キングシーサー「!!」


バシュゥゥゥゥゥゥゥッ


ラドン「ああ!!?」

キングギドラ「馬鹿め!!顔面に受けやがった!!」

ラドン「シーサー!!」


“右目から受けた光線を!!” ギュゥゥゥゥゥッ


オルガ「!!?」


“左目から威力を倍増して発射する!!”


キングシーサー「食らうさぁ!!」


「“プリズム眼”!!」カッッッ

>>340
saga入れ忘れました

訂正:
オルガ「粉々になって[ピーーー]!!“波動光線”!!」 →オルガ「粉々になって死ね!!“波動光線”!!」

オルガ「馬鹿な!?私の光線を……」

オルガ「――!」


ドッゴォォォォォォォォンッ


オルガ「――……っ」ガクッ

ドォォォォォォン…



キングギドラ「……っ!!?」


ラドン「おおっ!」

シュルルルルルッ…

ラドン「! 拘束が解けたぞ!」

アンギラス「やった!」

キングシーサー「見た?私のとっておきの必殺技さぁ!!」

アンギラス「すごい!!」

ラドン「ああ!こんな奥の手を持ってたのかシーサー!!」

キングシーサー「フフーン♪これも琉球の大自然の力だよぉ!!」



キングギドラ「……もうやだ地球の怪獣」

ラドン「助かったぞキングシーサー。しかしどうやってここに?」

キングシーサー「目覚めさせられたんさー。沖縄で寝てたらミヤラビの歌が聞こえてきてー」

アンギラス「えっ!?あの無駄に長い歌!?」

キングシーサー「そうさー。きっちり2コーラス。おかげで起きてしまったさー」

ラドン「そうか……それで、起こした奴は?」

キングシーサー「私を起こした人、ゴジラくんがピンチだから、助けてほしいよぉってお願いして来たんさぁー」

アンギラス「一体誰が……」



昭和メカゴジラ「“スペースビーム”“デストファイヤー”“クロスアタックビーム”“フィンガーミサイル”“ホーミューショット”」


ズガガガガガガガガガガガガガガガッッッ


3匹「「「ぎゃああああああああああああああああっ!!!?」」」 ドゴォォォォォォォォンッ

ラドン「ぐっ……!クソッ忘れてた!」

アンギラス「僕アイツ嫌い!!」

キングシーサー「私もアイツ嫌いさぁー!!」

ラドン「そういえば今のメンツは全員メカゴジラという名前の怪獣には良い思い出がないな!!」

アンギラス「あ!ホントだ!」

キングシーサー「大体メカゴジラって何って話さぁ!」

ラドン「まったくだ!オリジナルもメカも迷惑極まりないわ!!」

アンギラス「しかもアイツ鼻の穴でっかいし」



昭和メカゴジラ『センサーが悪口を感知』ビコーン

キングギドラ「……」

キングギドラ「“引力光線”!!」

ドゴゴゴォッ

ラドン「ぐうあっ!?」

アンギラス「あうっ」

キングシーサー「くっそー!顔が三つもなんてずるいよぉ!!」

キングギドラ「フン……増援には驚いたが……結局お前ら三匹じゃどうにもなんねぇよ。諦めろや」

アンギラス「……っ」

キングシーサー「……」

キングシーサー「甘いね……甘すぎるね!サーターアンダギーより甘いさぁ!!」

キングギドラ「あ?」

キングシーサー「私はさっき言ったさぁ!目覚めさせられたと!ゴジラくんと、私はまだ会ってないガメラくんを助けるために起こされたと!!」

キングギドラ「? それがどうした?」

キングシーサー「つまりまだ味方がいるのさぁ!そう!!」

キングシーサー「今お前の隣にいる彼が私達をここに呼んだのさぁ!!」


キングギドラ「!!!?」

バッ

キングギドラ(馬鹿な!!?隣だと!?いつの間に……)

 
ジェットジャガー『』ギュオーン
 
キングギドラ「」
 

キングギドラ(……なんだ?今俺の前にいるY字型のポーズで空を飛んでる人間のような何かは……)

昭和メカゴジラ『対象感知・解析……解析結果、お手伝い用ロボットと確認』

ジェットジャガー『』ギュオーン

キングギドラ「……」

キングギドラ「……お手伝いだと?」


ブチィッ


キングギドラ「ふざけんなぁ!!お手伝いロボットだと!?そんなもんに何が出来る!?」

キングギドラ「つかお手伝いってなんのお手伝いだ!!?つかどうやってあのシーサー野郎起こしたんだコイツは!!つかなんなんだコイツは!!?」

ジェットジャガー『』ギュオーン

ウィーン←頭からアンテナ

キングギドラ「……?」

『~♪』←ミヤラビの歌(カセット音源)

ジェットジャガー『』ギュオーン

キングシーサー「まさかの録音で起こされたさぁー」

アンギラス「……それで大丈夫なんだ」



キングギドラ「……」プルプル

キングギドラ「ふざけんなぁ!!大体こんなチビロボに何が出来るってんだ!!?ああ!!?」

キングギドラ「でかくなってから出直してきやがれ!!!!」

ラドン「……」

アンギラス「……」

キングギドラ「……?あ?なんだそのツラは…――」


ジェットジャガー『』ギュオーン


キングギドラ「……あ?」


ギュオーン

ギュオーーン

ギュオーーーンッ


カッッッ

ジェットジャガー『……』(←巨大化)

ズズゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ

ジェットジャガー『……』ギュオーーン…




キングギドラ「」

昭和メカゴジラ『』

X星人「」



※説明しよう!ジェットジャガーは内蔵された良心回路と正義の心で巨大化が出来るのだ!ゴジラへの友情とガメラの使命と自己犠牲の心に胸を打たれたジェットジャガーは自らの意志で助けを呼びに飛び、そして今再び駆けつけたのだった!!
スゴいぞ僕らのジェットジャガー!!



X星人「……え?俺らより(科学力)すごくね?」

ジェットジャガー「」ギュォォォォォ…

キングギドラ「」ポカーン…

昭和メカゴジラ「」ポカーン…

X星人ポカーン…

地球怪獣×3「……」






ジェットジャガー「」ギュオーン!

バキャァッ

キングギドラ首1「ぎっ!?」

ジェットジャガー「」ギュオーン!

バキャァッ

キングギドラ首2「どっ!?」

ジェットジャガー「」ギュオーン!

ゴバキャァッ

キングギドラ首3「らばぁっ!!?」

昭和メカゴジラ「!!?」

キングギドラ「ぐぇぇぇぇぇっ!!?」ドシャァァッ

X星人「なにぃ!?」

昭和メカゴジラ『……!』ジャキキッ

ジェットジャガー「!」ギュオーン


アンギラス「隙有り!“アンギラスボール”!!」

キングシーサー「“フライングシーサーアタック”!!」

ゴガガツンッ

昭和メカゴジラ『!!?』

ガシャァァンッ←高層ビル

昭和メカゴジラ『――……!』

ガララ…

ドンガラシャァァッ

昭和メカゴジラ『!!』


ガララガシャァァァァァンッ


アンギラス「そのまま下敷きになってろ!」

キングシーサー「バーカ!バーカ!」

キングギドラ「ち……畜生!正義の味方が不意討ちなんかして良いと思って……」

ラドン「今だ!地球の砂にしろ!!」

キングギドラ「え」

アンギラス「おりゃぁぁぁっ!!」

キングシーサー「シーサーーーッ!!」

ジェットジャガー「」ギュギュキュオーーーンッ

キングギドラ「ちょっ」

ラドン「オラァァァァッ!!」


ドゴォッ

バキィィッ

ゴシャッ

ドゴボゴォッ


キングギドラ「ぎ ゃ あ あ あ あ あ あ っ ! ! ! ?」

キングギドラ「」チーン……


ラドン「しかし実際に目にするのは初めてだ。随分驚いたぞ」

アンギラス「ほんとにおっきくなれるんだね」

ジェットジャガー「」ギュオーン

キングシーサー「よし!私達はこのままゴジラくんを助けにいくさー!ジェットジャガーくんはガメラくんを助けてあげて欲しいよー!」

ジェットジャガー「」ギュオーン!

ラドン「? ガメラは今傷を癒してるぞ?どうする気だ?

キングシーサー「ジェットジャガーくんは私を起こすだけじゃなく世界中をまわって『あるもの』を集めてたんさー!」

アンギラス「?」

キングシーサー「これさー」スッ

赤い結晶体

ラドン「……?」

アンギラス「どこかで見たような……」

ジェットジャガー「」ギュオーン

アンギラス「……?なんて?」

キングシーサー「『これは“赤い石”、ガメラ……いやトトのエネルギーの源だ』と言ってるさー」

ラドン「あっ」

アンギラス「映画で見た!リレーの奴だ!」

ジェットジャガー「」ギュオーン

キングシーサー「『これをガメラに届けて一気に復活させ我等が仲間であるゴジラを救おう!』と言ってるさー」

ジェットジャガー「」ギュオーン!

キングシーサー「『我々が力を合わせれば、どんな巨大な敵からも地球を護る事が出来る!……私はそう信じている』と言ってるさー」

ラドン「……」

ラドン「ほんとに言ってるんだよなソレ」

アンギラス「……なんで僕らにはわからないんだろう」

ラドン「アレじゃないか、正義のスピリット的なのが足りないんじゃないか」

アンギラス「僕心綺麗だけど」

ラドン「私だって空のように美しいわ」

キングシーサー「?」

ラドン「……だがなんにせよ、それがあればガメラの復活が早まるわけか」

キングシーサー「そうさー!」

アンギラス「よし、じゃあ僕らはゴジラの所へ行こう!頼むよジェットジャガー!」

ジェットジャガー「」ギュオーン!

ラドン「よし、頼むぞジェットジャガー!」

ジェットジャガー「」ギュオーン!

キィィィィィィィィンッ…





ラドン「……空も飛べるのか」

アンギラス「なんでもアリだね」

キングシーサー「よーし!私達も行くさー!」




「 待 て よ 」



キングシーサー「?」

ラドン「?」

アンギラス「っ!!シーサー!!」

キングシーサー「え?」

ギュォッ ガ シ ィ ィ ッ

キングシーサー「ぐえっ!!?」

ラドン「なにっ!?」


「……ツレねぇじゃねぇか……ここまで俺様をコケにしといてよぉ……」


ラドン「……っ!?馬鹿な!!」

アンギラス「……っ!お前……まだ生きてたのか!?」


「……殺したと思ったのか?残念だったなぁ……」







デストロイア「俺は不死身だ」

同時刻・海底











ガメラ「……」ゴボボ…

ガメラ(このまま……少しでも早く傷を治して……)

ガメラ「……?」


三式機龍「Zzz……」スヤスヤ


ガメラ「……!!?」

三式機龍「Zzz……」スピー…

ガメラ「……」

ガメラ(……誰?)

三式機龍「Zzz……」ムニャムニャ


ガメラ「……」



ガメラ「!」

ガメラ(……何かが……近付いてくる……!?)

海底・ガメラの場所の近く








???「ふふふ……X星人がまさかこんな切り札を海に隠していたとはガメラも思うまい……でゲソ!」




大いか怪獣ゲゾラ「ふふふ……」

ドンッ

大蟹怪獣ガニメ「ぬはは……」

ドンッ

大亀怪獣カメーバ「むふふ……」

ドンッ

海魔獣ダガーラ「……」

ドドンッ


ゲゾラ「もう……マイナー怪獣とは言わせないでゲソ!!」

ゲゾラ「いいかお前達、我々に与えられた使命は重要でゲソ!!」

ガニメ「回復中のガメラの急襲と始末だガニ!言われなくても重々承知の介だガニ!」

カメーバ「同じ亀の怪獣としては心苦しいが……仕方ないカメ。キャラ被りは許されないカメ」

ダガーラ「……」

ゲゾラ「その通りゲソ。これは我々に与えられたチャンスゲソ」

ゲゾラ「あの有名なガメラを始末したとなれば我々の怪獣としてのランクはイカの足の如く伸びまくりでゲソ!!」

ガニメ「露出に恵まれぬ我々に射し込んだ一筋の光明だガニ。絶対に成功させるガニ」

カメーバ「これで斬られ役やられ怪獣の役とはオサラバだカメ!もう死体役はゴメンだカメ!!そして、これからは亀の怪獣=カメーバの時代が来るカメ!!」

ゲゾラ「よし、お前も準備はいいゲソな?このままガメラを殺すゲソ」

ダガーラ「……」

ゲゾラ「……なんか愛想のない奴でゲソな」

ガニメ「4vs1、負ける要素が無いガニ」

カメーバ「我々の新の力、見せてやるカメ」




ゲゾラ「そろそろでゲソ……行くゲソ!!」

ゲゾラ「アイツを倒して……我等ゲゾラ・ガニメ・カメーバの新作映画を……今度こそ作ってもらうんでゲソォォォォッ!!!」

ガニメ&カメーバ「おおーーーっ!!」

ダガーラ「……」

ガメラ「……!」

ガメラ(やっぱり……!何かいる!)

ゾクッ

ガメラ「……?何……?水温が……」


ゴォォォッ


ガメラ「!!」

ガバァッ

ゲゾラ「死ね!!“0度の触手”!!」

シュルルッ

ガメラ「――っ!」

“ジェット噴射”

ゴボォォォォォッ

スカッ

ゲゾラ「!! 避けられたでゲソ!!」

ガメラ(……っ!マズイ、まだダメージが……)

ガニメ「こっちは行き止まりの介だガニ!!」

ガメラ「……っ!ちいっ!」ガバッ

カメーバ「待つカメ!!」

ガメラ「!!?」

カメーバ「同じ亀の怪獣としてはこんなことはしたくないが……恨むならキャラが被ってる自分を……」

ガメラ「……!」

“ローリング・アタック”!!

ゴゴバキャァッ

ガニメ&カメーバ「あんぎゃあっ!!?」

ゲゾラ「何をやってるゲソお前ら!!逃げられたらどうするでゲソ!!」ガンガンガンガンッ←機龍の頭

三式機龍「Zzz……」


ガメラ(……!コイツら……強さは大したことない……!今の僕でも……)


“ 轟渦赤猛毒弾 ”!!


ガメラ「!!?」

ボ ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ

ガメラ(……っ! しまった!!)

ゴボォッ…

ドォォォォォォンッ


ダガーラ「……」

ガメラ「……っ!」クラッ

ガメラ(……なんだこの身体に付着した生き物は……)

ガクンッ

ガメラ「……!毒か……!」ゴボッ

ダガーラ「……」ザッ

ガメラ「……っ!!」


ダガーラ「……」

“超重龍爆炎”!!

ド ゴ ォ ォ ォ ッ

ガメラ「っ!!」

ダガーラ「……まだ終わらんぞ」

“ 噴灼毒撃波 ”

バシュゥゥゥッ

ガメラ「ぐあっ……!!」

ガメラ(……っ!なんとか……離脱を……!!)

ガメラ「――っ“ジェット噴射”!!」

ドゴォォォォォォッ

ダガーラ「……」

ガメラ(あの龍のような怪獣……アイツだけはマズイ……!)

ダガーラ「速いな」ゴォォォッ

ガメラ「!!」

ダガーラ「だが逃がさんぞ」

“ 縦列毒撃砲弾 ”

ドドドドドドドッッッ

ガメラ「……っ!!」ゴボァッ

ダガーラ「……その“ベーレムの毒”は海の汚染を濃縮したもの。その毒素は生態系を破壊する程の力がある」

ガメラ「……っ」ゴボボッ

ダガーラ「トドメだ」グルンッ

“ 爆龍赤塊光波 ”!!

ド ゴ ゴ ゴ ォ ッ ッ ッ

ガメラ「!!!!?」



ゴ バ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ ッ ッ

ガメラ「――……」

ガメラ(……身体が……動かない……)

ガメラ(強すぎる敵と……連戦が続きすぎた……)


ダガーラ「……哀れなものだ」


ゲゾラ「……っ」ポカーン

ガニメ「……っ」ポカーン

カメーバ「……っ」ポカーン


ガニメ「……アイツ……あんなに強かったガニか……」

カメーバ「……活躍全部取られちゃったカメ……」

ゲゾラ「……」

三式機龍「Zzz……」

ゲゾラ「お前ぇぇぇぇっ!!手柄を独り占めはズルいでゲソ!!卑怯でゲソ!!」

ガンガンガンガンッッ←機龍の頭

三式機龍「Zzz……」

ダガーラ「……」

ダガーラ「……ガメラ……と言ったか……」

ゲゾラ「無視されたでゲソ!!酷いゲソ!!」

バシバシバシ←機龍の頭

機龍「……zzz」


ダガーラ「……私は元々汚染された海の浄化システムとして造られた」

ガメラ「……!」

ダガーラ「毒を圧縮しベーレムに変え、浄化をするために作られた。汚されたこの海を……」

ダガーラ「今でこそこうなってしまったが……地球を護る、誰かを護るという貴様と元は大して変わらない存在だったのだ」

ガメラ「……」

ダガーラ「……だが……今の私はベーレムの汚染を撒き散らす存在として、化け物としてお前達地球の守護獣の敵とされる存在になってしまった」

ガメラ「……」

ダガーラ「……私は使命を全うしただけだ……貴様らと何が違う……?」

ガメラ「……」

ダガーラ「……まぁ、もうどうでもいい事だがな。私は私に与えられた新たな使命を全うするのだ」

ガメラ「……っ!」

ダガーラ「ベーレムの毒がまわってきただろう……このまま貴様を殺す」

ダガーラ「……地球を護る為に戦った末路が海の底で汚染から作られた猛毒で苦しみながら寂しく死ぬこととは……」

ガメラ「……っ」ギロッ

ダガーラ「……」



ガニメ「……ど、どうするガニ?」

カメーバ「どうするって……このままじゃ手柄を取られちゃうカメ……」

ゲゾラ「うぬぬぬ~!」

ベシベシベシベシ←機龍の頭

三式機龍「……zz」

ガメラ(……コイツは……コイツだけは生かしておいちゃダメだ……!)

ガメラ(あのヘドロの怪獣もそうだったように……コイツはきっと……地球をこの毒でメチャクチャにしてしまう……!)

ガメラ(この怪獣が奴等の手の中にある事だけは許されない……!)

ガメラ(でも……もう……身体が……)ゴボボ…



ダガーラ「……お前を始末した後、お前の仲間もすぐに後を追わせてやろく」

ガメラ「!!」ピクッ

ガメラ「……他の……怪獣……」

ダガーラ「……?」

ガメラ「……」




アンギラス『……?どうしたの?』

ラドン『他の怪獣と助け合うのは初めてか?』





ガメラ「!!」カッ


ガメラ「……っ」ギロリッ

ダガーラ「!!」

ゲゾラ「」ビクッ

ガニメ「」ビクッ

カメーバ「」ビクッ

ガメラ(コイツらは……コイツらだけは地上へは行かせない……!!)

ダガーラ「……?」

ダガーラ(なんだ……この目……まだ何か奥の手が……?)

ガメラ「お前らは……お前らだけはここで殺す……!!」

ダガーラ「……!」

ガメラ「地上にだけは……行かせない……!!」ググッ…



ゲゾラ「」ビク
ガニメ「」ビク
カメーバ「」ビクーンッ



ダガーラ「……強い言葉を使うのは結構だが……貴様に私達を倒す方法も力もあるまい」

ガメラ「……いや……」

ダガーラ「!?」

ガメラ(まだある……僕の……最期の切り札……)

ガメラ(……全てのエネルギーで周囲の怪獣を自分事消し飛ばす……)


ガメラ(――“自爆”)




ガメラ「……お前らは」

ダガーラ「!?コイツ……身体が紅く……」

ガメラ「ここで……道連れにしていく……!!」

ガメラ(……ありがとう、皆)

ガメラ(……助けにいくって約束したけど……ゴメン……)


ガメラ(でも……皆の所に……コイツらだけは行かせないから……!!)キュォォォォッ


ダガーラ「――……っ!コイツ……まさか……」

ガシィッ

ダガーラ「……っ!!」


ガメラ「お前は……逃がさない……!!」

ダガーラ「ちぃっ……!」



――助けてくれて、ありがとう

――味方になってくれてありがとう



――嬉しかった。すごく

――だから……







キ ュ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ ッ


ゲゾラ「何!?なんでゲソ!?」

ガニメ「アイツ……身体が光ってるガニ!?」

カメーバ「アレ……まさか自ば……」

三式機龍「……z」



ダガーラ「……っ!正気か貴様!!」

ガメラ「……これ以外、方法がないからね」

ダガーラ「……っ」

ガメラ「……さよなら、皆……――」



???「あのーお取り込み中すいませーん」


ガメラ「!!!?」

ダガーラ「!!?」

ゲゾラ「!?」
ガニメ「!?」
カメーバ「!?」

三式機龍「……z」



???「ガメラさんってこちらにいらっしゃいますか?」



モスラ「お手紙預かってて……お届けにきたんですけどー」

ごめんなさい一旦切ります。あと、東宝ゴジラ新作製作決定、本当に嬉しいです。ゴジラおめでとう!

ダガーラ「! 貴様は!」

モスラ「“ボンバー・ラリアット”!!」ゴキャァァッ

ダガーラ「うぐぁっ!?」

ドゴォォォォォンッ←海底火山

ダガーラ「……っ!?」

…ドドドォォォォォォッッッ

ダガーラ「! 火山が……」


ッ ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ ッ


ダガーラ「ぐあぁぁぁぁっ!!?」


ガメラ「……っ」

モスラ「初めまして、ガメラさん」

ガメラ「……?」

ガメラ「……キミは?」

モスラ「初めまして……私は地球の守護神モスラ(成虫)です」

ガメラ「……?」

モスラ「同業者のようなものですね」

ガメラ(僕以外にも……同じような存在が?)

ガメラ「……どうしてここに?」

モスラ「ちょっと事情がありまして」

ガメラ「……事情?」

モスラ「ハイ。……そうだ、実は貴方にウチの子から預かりものがありました」

ガメラ「……預かりもの?」

モスラ「……で・す・が」

ガメラ「……???」

モスラ「棄てました」

ガメラ「!!!?」

~回想~



モスラ幼虫♀「ママー!」

モスラ幼虫♂「おてがみとどけてー!」

モスラ「お手紙?ハイハイどうしたの?」

モスラ幼虫♀「これー!」ペラッ

モスラ「ハイハイどれどれ?」ペラッ


『果たし状~絶対最強怪獣王ゴジラ様より~』


モスラ「」

『ガメラへ』

『ぶっ[ピーーー]』

『次の満月の夜に日本で男2匹タイマン勝負を申し込む』

『ぶっ倒す』

『テメェガキに人気あるからって調子に乗ってんじゃねぇぞ』

『マジでぶっ潰す』

『俺の方が人気あるから』

『ハリウッドとか行っちゃったからマジで』

『あと12月18日に俺のゲーム出るから買っ

モスラ「……」パタム


モスラ「……あっちで遊んできなさい」

モスラ幼虫♀&♂「「はーーい!」」

モスラ「いい子ね」ニッコリ

モスラ♀&♂「「わーーーい!」」

モスラ「……」



モスラ「……」グシャリ←果たし状

~回想終わり~



モスラ「……」

ガメラ「……?」

モスラ「……なんか、色々すいません」ペコリ

ガメラ「え?」

saga消えてました

・訂正
『ぶっ[ピーーー]』→『ぶっ殺す』

です。すいません

ガメラ「……うっ」グラッ

モスラ「! 大丈夫……ではないようですね」

モスラ(ベーレムの毒に……あと少し遅れていれば手遅れになるところでしたね……)

ガメラ「……やっぱり……さっき自爆で……アイツだけでも……」

モスラ「いいえ、まだです。そのエネルギーはジェットに回して下さい。すぐに海上に向かってください」

ガメラ「……?」

モスラ「ラドンやアンギラスが貴方を助けようと共に戦うことで時間を稼ぎました。その間に彼が世界中を周り私達を集め、貴方を救うための準備をしていました」

ガメラ「……彼?」

モスラ「ええ。長い間貴方一匹を戦わせてしまっていたこと、本当にごめんなさい」

ガメラ「……海の上に行けば良いの?」

モスラ「ええ、急いで。ここにも敵が沢山います」

ガメラ「……わかった」

モスラ「ありがとう。真っ直ぐに上に上がって下さい」



モスラ「ジェットジャガーが待っています」

ドゴォォォォォンッ

ガメラ「!」

モスラ「!」

ダガーラ「モスラァァァァァァッ!!!!」ゴォッ

ガメラ「アイツ……!」

モスラ「行ってください。奴等は私が」

ガメラ「……っ!」

モスラ「大丈夫、こう見えて私強いです」

ガメラ「……ありがとう」

モスラ「!」

モスラ「……そうだ、一匹ウチのバカな怪獣王がピンチだったと思うから……」

ガメラ「……!」

モスラ「……もし元気になったら、申し訳ないんですけど助けてやってください」

ガメラ「……」

ガメラ「……わかった。必ず助けにいく」

“ジェット噴射”

ガメラ「……気を付けて」

モスラ「……ハイ。そちらも」

ゴ ォ ォ ォ ォ ッ ッ



ダガーラ「モスラ!!また……貴様なのかァァァァッ!!!!」ゴォッ

モスラ「……!久し振りに本気でいきます!」カッ


“モスラ・水中モード”


アクアモスラ「ダガーラ!!恨みはありませんが……ここからは一切通しませんよ!!」

ダガーラ「ラアァァァァァッッ!!」


ドドォォォォンッ

ゴォォォォッッ






ゲゾラ「……」
ガニメ「……」
カメーバ「……」

三式機龍「……z」


ゲゾラ「……なんか、涙出てきたゲソ」

ガメラ「……!」

ガメラ(……誰か追ってくる!?)


大エビ怪獣エビラ「まさかモスラが現れるとは想定外だったが……伏兵として潜んで正解だったわ!逃がさんぞ!ガメラ!」ズォォォォォッ


ガメラ「……っ」

エビラ「ダガーラの毒でスピードが出まい!海上に出る前にオレの必殺“クライシスシザース”の餌食にしてやる!!」

ガメラ(……!振り切れない!?)

海上・空




ジェットジャガー「」ギュオーン

ジェットジャガー「!」ギュオーン


“引力光線”!!


ドドォォォォンッ

ジェットジャガー「――」ギュオーンッ


キングギドラ「追い付いたぞ!!どいつもこいつも……邪魔ばかりしやがって!!今更何かしてもおせぇんだよ!!」

ジェットジャガー「――」フラッ

ガバッ

ガブガブガブッ

ジェットジャガー「――」ギュオーン

キングギドラ「はっひはよふもやっへふははは!(さっきはよくもやってくれたな!)」

ジェットジャガー「――」ギギギギ…

キングギドラ「ほほはははひふはいへはふへ!!(このまま噛み砕いてやるぜ!!)」

ジェットジャガー「――!」ギュオーン…

ガメラ「……!」

ガメラ(あと少し……なのにっ)

エビラ「捉えた!」

“クライシスシザース”!!

エビラ「真っ二つになれやぁ!!」

ガギィィィッ

ガメラ「……っ!」

ガメラ「ウォォォォォッ!!!!」

“回転ジェット”

ギュルルルルルルルルッ

ギ ギ ギ ギ ギ ギ ギ

エビラ「!?」

ガメラ「ウ オ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ !! 」

バギィィィッ

エビラ「ぐあぁっ!?」

ガメラ(……外れた!)

エビラ「んなんとぉぉっ!!!!?」

エビラ「見くびったか……だがオノレはぁぁぁぁ!!」

ガメラ「……! まだ来る!?」

エビラ「行 か ん で あ る か ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ っ ! ! ! ?」


シュルルルルルッ


エビラ「んん?」

ガメラ「!?」

“バインディング・ブリーカー”!!

メキメキメキッッッ

エビラ「ぐぇぇぇあぁぁっ!!!?」

ガメラ「……!」

怪竜マンダ「貴様がジェットジャガーの言っていたガメラか」

ガメラ「……!?」

マンダ「私も宇宙人(やつら)側でない怪獣の一匹だ」

ガメラ「……!君も……」

マンダ「コイツは任せろ。さっさと行け!」

メキメキメキッッッ

エビラ「ぐぇっ」

ガメラ「……」コクッ

キングギドラ「ほのままへあしをふいひひっへはふ!!(このまま手足を食い千切ってやる!!)」

ジェットジャガー「」ギュオ…


ゴボボッ…


キングギドラ「……?はんは?ふひは……(なんだ?海が……)」


ザバァァァッ


ガメラ「……!」ギロッ

キングギドラ「はんはとぉ!?(なんだとぉ!!?)」

ガメラ「“プラズマ火球”!!」カッ

キングギドラ「!?」

ボ ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ ッ

キングギドラ「ぐあぁぁっ!!?」

ボロッ

ジェットジャガー「――!」ギュオーン

キングギドラ「……野郎!」

ガメラ「――っ!」ゴォォォッ

キングギドラ「!」

ガメラ「“ハイ・プラズマ”!!」カカッ

キングギドラ「んなっ……」

ド ッ ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ

キングギドラ「……っ!!」ゲホッ



ジェットジャガー「」ギュオーン!

ガメラ「……!」


キングギドラ「……殺してやる!!」ギンッ

ジェットジャガー「」バッ

“赤い石”

ガメラ「……!あれは……」

ジェットジャガー「」グッ←サムズアップ

ガメラ「……っ!」


キングギドラ「3つの光線全部まとめて叩き込んでくれる!!“引力光線”!!」

ガメラ「!」

ジェットジャガー「!」ギュオーン

ブゥゥゥンッ

ガメラ「」パクッ



キングギドラ「死ねぇ!!」カカカッ

ガメラ「――!」

ド ゴ ゴ ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ ッ

ジェットジャガー「!?」

パラパラ…


ォォォォォッ……

ジェットジャガー「――!」ギュオ…

キングギドラ「フフフハハハハハハハハハハッ!!!!殺った!今度こそやったぞ!!俺達の勝ちはこれで……」


ガメラ「……っ!」コ ォ ォ ォ ォ ッ


キングギドラ「!?馬鹿な――」


ガメラ「“トト・インパクト”!!」


キングギドラ「――」


ゴバァァァァァァァッ←真ん中の首


キングギドラ「――……っ」


ザボォォォォォォンッ…

ジェットジャガー「」ギュオーン…

ガメラ「……ありがとう」

ジェットジャガー「」ギュオーン!

ガメラ「うん……もう大丈夫」

ジェットジャガー「」ギュオーン

ガメラ「力がみなぎってる。だから、大丈夫」

ジェットジャガー「」ギュオ…

ガメラ「うん、すぐに行かなきゃ……皆が……」

ガメラ「……」


ガメラ「……仲間が待ってる」

その頃・海底







ゲゾラ「我々はまだ諦めないでゲソ!こうなったら……」

ガニメ「……どうするガニ?」

カメーバ「……なにするカメ?」

ゲゾラ「追いかけるに決まってるゲソ!」ガンッ←機龍の頭

機龍「……z」

ガニメ「……無理ガニ」

ゲゾラ「ゲゾ!?」

カメーバ「……追い付けっこないカメ」

ゲゾラ「……」プルプル

ゲゾラ「そんな……そんな情けない事でいいゲソか!!?」ガツンッ←機龍の頭

機龍「……z」

ゲゾラ「思い出すゲソ!!映画でメイン怪獣を張ったあの輝きを!!大暴れした日々を!!」

ガニメ&カメーバ「「……!!」」ハッ

ゲゾラ「今こそ……今こそ銀幕に返り咲くんでゲソ!!」ガツンッ←機龍の頭

機龍「……」ピクッ

ガニメ「ゲゾラ……!」

カメーバ「我々が間違っていたカメ……!!」

ゲゾラ「……わかってくれたゲソか……!」ググッ←機龍の頭

機龍「……」

ゲゾラ「ガニメ!カメーバ!」

ガニメ&カメーバ「「ゲゾラ!!」」

ゲゾラ「我々は映画ではなんやかんや仲悪かったけど……今は仲間でゲソ!!」

ガニメ&カメーバ「……!」コクリ



ゲゾラ「皆でこの世知辛い怪獣世界を生き残るでゲソ!!」

ガンッッ←機龍の頭

機龍「」ブチッ

ガニメ「ゲゾラ!」

カメーバ「やるでカメ!!」

ゲゾラ「うむ!!頑張るでゲソ!!」

ガニメ「……アレ?」

カメーバ「……?後ろの誰でカメ?」

ゲゾラ「ゲソ?」クルッ

機龍「……」

ゲゾラ「……」

機龍「……」

ゲゾラ「……」

機龍「……」

ゲゾラ「……」
ガニメ「……」
カメーバ「……」

機龍「……」






“スパイラル・クロウ”

ガシャンッ

ギ ュ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ッ ッ ッ


ゲゾラ「」

ガニメ「」

カメーバ「」

「「「ぎ ゃ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ っ っ っ ! ! ! ?」」」


【ゲゾラ・ガニメ・カメーバ】

【脱落】





アクアモスラ「?」

ダガーラ「……?」

ダガーラ「なんだ!?奴は一体……」

機龍「……」

アクアモスラ「……!あれは機龍……?」

ダガーラ「……ゲゾラ達を倒したのか……敵だというならば関係無い……モスラごとまとめて倒してくれる」

ダガーラ「 “ 轟渦赤猛毒弾 ”!! 」

ドドドドドォッッ

ダガーラ「猛毒の竜巻だ!呑まれるがいい!!」

機龍「……!」

ボッ←ブースト噴射

機龍「……!!」

“スパイラル・クロウ”

ボシュゥッッ

ダガーラ「何ッ!!?渦の中を突っ込んで……」

ドシュゥゥゥッ

ダガーラ「ぐあっ!?」

機龍「……」ギギッ

ダガーラ「クソ!」ガギィッ

機龍「!」バッ

アクアモスラ「……流石機械というべきですか……毒の効果が薄いようですね……」

機龍「……」ザッ

ダガーラ「……おのれ!」

モスラ「お久し振りです、機龍」←戻った

機龍「!」

モスラ「ええ……モスラです。不思議な縁ですね」

機龍「……」

モスラ「……突然ですが、実はゴジラのピンチなのです」

機龍「……!」ピクッ

モスラ「正確にはゴジラだけでなく、地球全体が。詳しくは後で説明します。すいませんがまずあのダガーラを倒すのに力を貸してくれませんか?」

機龍「……」ギロッ

ダガーラ「……モスラ……貴様の仲間だったのか……!!」

モスラ「そういう訳ではありませんけど……縁があるのは確かです」キッ

カッ

“変身・レインボーモスラ”

レインボーモスラ「申し訳ないですけど……急ぎなんです。貴方とはここで決着をつけます」

機龍「……」

ダガーラ「……良いだろう」

ダガーラ「……」ジリッ



レインボーモスラ「……」ジリッ

機龍「……」ジリッ



ダガーラ「……」




ゴボボボボボッ

落ちてきたキングギドラ


キングギドラ「」←気絶




ダガーラ「……」

モスラ「……」

機龍「……」






ド ズ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ン ッ ←ギドラ


ダガーラ「!」カッ

モスラ「!」カッ

機龍「!」カッ

ダガーラ「“ 爆龍赤塊光波 ”!!」

ギ ュ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ

ダガーラ(高速回転しながらベーレムの毒光線を全方位にばら撒く!!まずはモスラ!貴様からだ!!)

レインボーモスラ(確実に仕留めるため再度アクアモスラになるパワーを溜めています、機龍、お願いします!)←テレパシー

機龍「……!」

ガガガッ

機龍「……!!」

ダガーラ「盾になる気か!!毒は効かずとも金属へのダメージは防げんだろうに!!」

ガガガガガッ

機龍「……!!」バキンッ

ミシィッ

機龍「……ッ!」

ダガーラ「機械という奴だな!だが耐久力は思ってた程じゃないようだ!このまま削り殺してくれるわ!!」

ガガガガガッッ

機龍「……ッ!!」バチバチィッ

レインボーモスラ(……っ!)

モスラ(……やはり来る前にバトラから貰った地球のエネルギーだけで変身するのは無茶がありました……)

ガガガガガッ

機龍「!」バキンッ

モスラ(あと少しなんです……!機龍……ゴジラの熱線にもある程度耐えることが出来る貴方なら……ごめんなさい!耐えてください……!)

ガガガガガガガガガガッッ

機龍「……ッッ!!」バチィッ

ダガーラ「……!」

ダガーラ「ならば!!」

“超重龍爆炎”!!

ダガーラ「この破壊光線は!その身体では耐えられんぞ!!」

ギュォォォッ

機龍「……!」ギロリ

ダガーラ「……チィッ!」

ダガーラ「吹き飛べ!!」カッッ

ド ド ド ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ ッ



ダガーラ「……!」

ダガーラ「……やったか!?」








アクアモスラ「……!!」シュゥゥゥゥッ

ダガーラ「!?」

アクアモスラ「“アクアシールド”です!!」

ダガーラ「貴様……!」

ガシィッ

ダガーラ「!?」

機龍「……」ギロッ

ダガーラ(いつの間に背後に……!)

機龍「……!!」

“ブースター噴射”

グオオォォォォォッ

ダガーラ「!?」

ブゥン…ブゥンブゥンブゥンブゥンブゥンブゥンブゥンブゥンブゥン…

“ジャイアントスイング(機龍version)”

ダガーラ「!!? 馬鹿な!私の巨体を」グォングォングォン

機龍「……ッッ!!」パッ

ダガーラ「!」

ゴ ォ ォ ォ ァ ァ ァ ァ ッ

ダガーラ「!!?」

ゴオォッ←岩壁

ダガーラ「なっ……」


ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ


ダガーラ「!!!!?」ゴボォッ

アクアモスラ「トドメです!!」

“イリュージョン・ミラージュ・アクア”
!!

アクアモスラ(先程機龍のドリルで空いた穴から小さな分身となった私を侵入させ!!)

ゴボボボボボッ

ダガーラ「……っ!!この技は……!!」

アクアモスラ(そう……内側から破壊する技!!)


ゴォォォォッ

ダガーラ「やめっ……」


バチィッ

ダガーラ「――っ!?」ゴボォッ

バチバチバチバチィィィッ

ダガーラ「――っっ!!!?」ゴボボォッ

アクアモスラ「終わりです!!」

ボ ゴ ゴ ォ ォ ッ

ダガーラ「……っ!! グ ア ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ ! ! ! ! ? 」ゴパァッ


機龍「……!」ゴォォォッ

ガキンッッ

ダガーラ(!? ドリルの傷口に取り付いた!?)

機龍「……」

ダガーラ(なんだ……!?コイツの胸の部分が開いて私の傷口に密着して……――)ゴボォッ

リアルタイム遭遇初で嬉しすぎて冬コミ原稿ペン入れミスったwwwwwwwwww

“ 零距離4式3連装ハイパーメーサー砲 ”

ダガーラ「!!!? 何っ……」


バ ジ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ッ ッ ッ


ダガーラ「ーーーー!!!?」ゴボォッ

機龍「……」

バコンッ←胸部ハッチ

ダガーラ「……っ」


ド ズ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ン …


アクアモスラ「……」

機龍「……」ボロッ

ダガーラ「」

アクアモスラ「……」

アクアモスラ「……御休みなさい……ダガーラ……」



キングギドラ「」←気絶

【モスラ&三式機龍VSダガーラ】

【ダガーラ:敗退】

機龍「……」 ボロッ

アクアモスラ「……ごめんなさい機龍、貴方は本来眠っていなければならない存在なのに……」

機龍「……」ブンブン

アクアモスラ「……ですが、本当に助かりました。私はもう行きます」

機龍「……」

アクアモスラ「ええ……実は、宇宙から来た悪しき存在が私達の地球を襲っています。ゴジラと、そしてガメラという存在が今仲間と共に戦っています」

機龍「!」

機龍「……」ガコンッ←ブースター

アクアモスラ「! ダメです!さっきとは事情が違います!ダガーラは倒しました!貴方はここで眠っていてください!私達が後はなんとか……」

機龍「……」プイッ

アクアモスラ「その身体ではどのみちダメですって!!」


ピコーン…ピコーン…


機龍「!」

アクアモスラ「!」

アクアモスラ「……?アレは……」


アクアモスラ「人間の……潜水艦……?」

>>444
なんか、すいません……
冬コミ準備お疲れ様ですm(__)m

地上・ 日本

合同自衛隊(仮)作戦指令本部




部下「機龍、捉えました!……!?何故か動いてます!!トビウオのような怪獣も一緒です!」

指令「……大丈夫なんだろうか」

Gフォース隊員「わかりません。ですがどのみちやるしかないのです」

指令「……よし、作戦を継続しろ。しかしにわかには信じられん話だ。本当に未来から警告が?」

Gフォース隊員「ええ、我々の元に未来人から警告が届きました。それを受けて我等は牙を研ぎ軍備を整え予算確保に四苦八苦したのです」

指令「……」

部下「……ちょいちょい生々しい話が混ざるな……」

Gフォース隊員「未来人が言うには、『もはや未来は地獄絵図になっている。ゴジラもガメラもモスラも宇宙人達に敗北し人類も地球も奴等の支配下になっている。その未来を変えるためにこの一度しか使えないタイムマシンを送る』と」

指令「……」

部下「SF過ぎる……」

Gフォース隊員「信じられないのもわかります。しかしこれしかないのです」

指令「……ああ。作戦は既に決行されている。だが、やはり信じがたいのも事実だ……未来……ロボット怪獣……タイムスリップ……宇宙人……」

全員「……」

指令「だがあのままでは少なくとも日本はギャオスの群れの餌食になっていた……となれば、やはり信じてこの作戦をやり遂げるしかない。その為にあの機龍という存在を……」




小美人「……死者を再び兵器として使うのですか?」

全員「!!!?」

指令「!!?」

部下「ええっ!!?なんだこのちっちゃい人間!!?」

元・特生自衛隊隊員「貴女方は……小美人!モスラの仲間の妖精達です!」

Gフォース隊員「……!」

小美人「初めまして、皆さん」

指令「……モスラ……話に聞く地球の守護神という……あの……」

小美人「死者をどうしても、兵器として呼び覚ますのですか?」

元・特生自衛隊隊員「……」

Gフォース上官「……仕方がないことなのです。我らの装備や兵器、使えるものは全て使うしかないのです」

小美人「……」

自衛隊隊員「そうせねば地球は奴等の食い物にされ滅んでしまう!それとも大人しく滅べと言うのか!?」

小美人「……」

指令「……」

元・特生自衛隊隊員「……今だけはどうか許してください。今後人間同士の争いに、決して機龍達を使わないと約束します!」

小美人「……」

元・特生自衛隊隊員「……我々を信じていただけませんか……?」

小美人「……」

海底





潜水艦乗組員「……」

Gフォース乗組員「……はい。つまり……」

小美人の分身「……」ジー…

Gフォース乗組員「……これこれ、こういう計画なのです。そのために機龍を……」

小美人「……」ジー…

Gフォース乗組員「……ですから、地球を守るためにもどうか……」

アクアモスラ「……」ジー…

Gフォース乗組員「……」

機龍「……」ジー…



潜水艦乗組員(こぇぇぇぇぇっ!!!?)

Gフォース乗組員(俺ら命令で来ただけなのにィィィッ!!?)

小美人の分身「……私達は今、貴殿方に指示を出した人間達とも話しています」

Gフォース乗組員「!」

潜水艦乗組員「!」

小美人の分身「……本来、死者は眠ったままでいなくてはいけません……死者も眠りを望むものなのです。ですが……」チラッ

機龍「……」

小美人の分身「……機龍には、思念波で貴殿方の話を伝えました」

Gフォース乗組員「!」

小美人の分身「……機龍は、眠りを求めたあのときと違い戦うことを望んでいます。その為に、貴殿方の話を受け入れる、とも……本来、こんなことは認めてはいけないのですが……」

機龍「……」

小美人の分身「どうか約束してください。貴殿方の言うように、地球を護るためだけにそれをするのだと!」

Gフォース乗組員「……!」

潜水艦乗組員「……」

小美人の分身「お願いします」

Gフォース乗組員「……俺達は正直ただのしたっぱですが……」

小美人の分身「!」

Gフォース乗組員「タイムマシンのスイッチを押すのは俺の任務です。俺が必ず約束します」

潜水艦乗組員「……!」

小美人の分身「……!」


モスラ「……!」

機龍「……」

小美人の分身「……ありがとう。貴殿方の言葉を信じます」

Gフォース乗組員「……責任重大ですね。元からでしたけど」

潜水艦乗組員「たしかに」





アクアモスラ「……では、私は地上に向かいます。ゴジラ達やガメラを助けに」

機龍「……」コクッ

アクアモスラ「……全部終わったら、またゆっくり休んでください」

機龍「……」



バトラ「……話は終わったのか」

アクアモスラ「!」

アクアモスラ「バトラ!来てくれたんですね!」

バトラ「……フン、まだなら早くしろ。時間がもったいない。地上にいそがねば。厄介なのが暴れてるぞ」

アクアモスラ「……そうですね」

機龍「……」

アクアモスラ「……では機龍、また」




Gフォース乗組員「……よし、転送装置、起動!!」


カチッ


キュォォォォォォ…

機龍「……」ブゥゥゥゥゥゥゥゥン…





アクアモスラ「……機龍……」

潜水艦乗組員「あれ?」

Gフォース乗組員「どうした?」

アクアモスラ「……?」

小美人の分身「……どうかしたのですか?」

潜水艦乗組員「……いえ、多分死骸だと思うので大丈夫だと思うんですが……」

小美人の分身「?」

アクアモスラ「?」

バトラ「?」

潜水艦乗組員「……転送装置の光に機龍の側のキングギドラが巻き込まれて一緒に飛ばされたみたいですね」

Gフォース乗組員「」

潜水艦乗組員「……まぁ動いてなかったし多分死骸だと思うので……大丈夫だと……アレ?」



小美人の分身「」

アクアモスラ「」

バトラ「」

Gフォース乗組員「……」

潜水艦乗組員「……」

小美人の分身「……」

アクアモスラ「……」

バトラ「……」










潜水艦乗組員「……アレ?」

Gフォース乗組員(……俺のせいなんかな……?なんも起きなきゃいいけど……)

未来・某国







未来人「……」



未来人「ふふ……フハハハハハハ!あ、間違えたHAHAHAHAHAHAHA!まさかここまで上手くいくとは!」

未来人技術者「ついに手に入れたましたゾ!ゴジラの骨から作られしサイボーグ!」

未来人「くくっ……愚かな過去のニッポンジンめ!まんまと我等の思惑通りに動いてくれたな」

未来人技術者「全くですナ」

未来人「確かに奴等にとって未来の……我らにとっての現代では宇宙人によって地球は支配されてしまっている!」

未来人技術者「ええ……ですが宇宙人達の手持ちの怪獣たちは当時のゴジラ達との戦いで相討ちになり全滅……つまり奴等は今、怪獣を持っていない!敗北こそすれ我々人類はこうして虎視眈々と反逆の機会を伺っていたのダ!」

未来人「……だが、現代では我々抵抗勢力のリーダーは我ら元大国ではなくなんか無駄に科学技術が進んでたニッポンだった!仮に反逆が成功してもこのままではニッポンが世界の中で重大なシェアを取ってしまう事になる可能性が高い!」

未来人「こんなことは許されない!」ウガー!

未来人技術者「そこで嘘を混ぜた情報でゴジラの骨から作られたサイボーグを此方に送ってもらい今の技術で復元、過去に戻してそれをコントロールし過去の宇宙人どもとついでにニッポンもどさくさに紛れて消耗させ現代を変えルという計画……」

未来人「完璧だな」

未来人技術者「完璧ですナ」

未来人「……完璧過ぎて怖いな」

未来人技術者「完璧過ぎて怖いですナ」

未来人「……しかし何故過去からドラット3匹が怪獣化した通称キングギドラが送られてきたのだ?」

未来人技術者「ノリで改造しちゃいましたネ」

メカキングギドラ「……」

未来人「……なんか我等の知ってるキングギドラと微妙に違うがまぁ良い。思わぬ戦力だ」

未来人技術者「コイツも過去に送って暴れさせましょウ」

三式機龍(重武装型)「……」

未来人「早速だが動作実験だ」

未来人技術者「用意しました。ゴジラ型の人形です」

未来人「HAHAHAHA!ゴジラそっくりではないか!てゆーか宇宙人どもが根城にしてるゴジラタワーそっくりだな」

未来人技術者「これで三式機龍のテストができます。準備はバッチリでス」

未来人「よーしこのキリュウの性能テストだ!使ってる装備はテストだからな。過去のデータから一部復元できたパーツの流用でかなり旧式だが動作のテストだけだ。問題ないだろう」


三式機龍「……」


未来人技術者「因みにこのボタン押して見てみ下サイ」

未来人「?」

未来人技術者「あのゴジラ人形にはギミックがありまス」

未来人「ではぽちっとな」ポチッ


ゴジラ人形『グオオオオオォォオオオンッ』←ゴジラの咆哮の録音


三式機龍「……」ピクッ


未来人「HAHAHAHA!ゴジラそっくりだな!実物見たことないけど!」

未来人技術者「HAHAHAHAHAHA!まぁ本物は宇宙人の怪獣達と大昔に相討ちになってますからね!」


三式機龍「……」ピククッ…

未来人「さて……では動作スイッチon!」ポチッ

未来人技術者「!」

三式機龍「……」

未来人「……」

未来人技術者「……アレ?」

三式機龍「……」シーン…

未来人「……?おっかしーなぁ……」ポチポチポチポチ

未来人技術者「故障ですかネ?参ったなぁ……」

三式機龍「……」

ブォンッ←三式機龍の目の光

未来人「あれ?」

未来人技術者「目が赤くなりましたネ」

未来人「どんな機能?」

未来人技術者「イヤー?」

未来人「? 耳?」


三式機龍「……」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


未来人「……」ダラダラ

未来人技術者「……なんか……ヤバイ感じなのかモ……?」ダラダラ


三式機龍「……」




カッ



三式機龍『グ オ オ オ オ オ ォ ア ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ア ァ ア ンッ !!!! 』


“オールウェポン・ファイア”


未来人「!!?」

未来人技術者「!!?」


未来人&技術者「「ギ ャ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ッ ! ! ! ? 」」



ド ッ ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ ッ

現代・日本近海のどこか







米軍『まさか我々があのまま帰るわけがない』

米軍部下『真面目な話日本にここまで怪獣が集まってる以上他の国がそのままにする訳が無いですからね』

米軍『……大のために小を犠牲にするのはよくあることであり仕方もないことなのだ……もしもの時は緊急事態としてこれを使うように言われてる』

米軍部下『……!それは!』

米軍『そうだ。ギカトン級の核の発射スイッチだ』

米軍部下『……ゴクッ』

米軍『……我々だって本当は使いたくはないが近くの海の潜水艦にこれを待機させている』

米軍部下『……もしもの時は……』

米軍『そうだ。地球のために怪獣どもをこれで一掃する』

米軍部下『……!』

米軍『……すべては世界のためなのだ。他に方法が無ければこれを使う』

米軍部下『……』

米軍『……』

米軍『……恐ろしいか』

米軍部下『はい』

米軍『私もだ。だが世界のために、正義のために必要なこともあるのだ』

米軍部下『……!』

米軍『……』

米軍部下『ゴジラは氷漬け……ガメラは……復活したようですが敵の怪獣の数が多すぎますね』

米軍『……最悪の事態を想定だな』

米軍部下『!』

米軍『……』

米軍『……核をいつでも撃てるようにしておけ』

米軍部下『……!』

米軍『……潜水艦に通信を繋ぐんだ』

米軍『……』

米軍部下『……』

米軍『……』

米軍部下『……?』

米軍部下『……繋がりませんね』

米軍『……何かトラブルか?映像を出せ』

米軍部下『……はい』

カチッ

ザザーッ…

米軍『レトロか』

米軍部下『映像、出ます!』

米軍『!』

ムートー♂「……これすっごくおいひいね」モグモグ

※↑ギガトン級核ミサイル

米軍『』

米軍部下『』



ムートー♀「まさか日本に新婚旅行に来て、こんな素敵なディナーが味わえるなんて……ダーリン……あたしとっても幸せ!」モグモグ

※↑ギガトン級核ミサイル

米軍『』

米軍部下『』

ムートー♂「ハニー……どうかな?日本の放射能は?僕がいたときよりとっても美味しいのがあって僕もビックリしたけど……」

ムートー♀「最高よダーリン!」

ムートー♂「本当?良かった!折角の新婚旅行さ!楽しまないとね!」

ムートー♀「……でも、実はアタシ……今怖いの……」

ムートー♂「……え?」

ムートー♀「……怖いの……今が幸せ過ぎて……」

ムートー♂「……!」

ムートー♀「……」

ムートー♂「……大丈夫!」

ムートー♀「!」

ムートー♂「何があっても君は、僕が護るから……!」

ムートー♀「……!」

ムートー♀「……ダーリン……!」




米軍『』

米軍部下『』

ムートー♂「……行こう、もっと綺麗な景色のところでご飯を二人で食べよう……!」

ザバァッ←ギガトン級の核ミサイル

ムートー♀「ええ!ダーリン!」

ザバァッ←ギガトン級の核ミサイル


ムートー♂「アハハ!捕まえてごらん!」バッサバッサ

ムートー♀「ああ~ん!待ってダーリン!」ドシーンドシーン



アハハ-!

ウフフー!


バッサバッサドシーンドシーン




米軍『……』

米軍部下『……』

米軍『……かっ……かっ……』



米軍『 核 泥 棒 ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ ッ ! ! ! ! ? 』

地上・地球怪獣チーム






ラドン「ぐあぁっ!?」ドゴォォォォンッ

アンギラス「ぐえぇっ!?」ガシャァァァンッ

キングシーサー「ぎゃんっ!?」ドズゥゥゥンッ

ラドン「ぐっ……化け物め……!」


デストロイア「……」

ドゴォッ

ラドン「ぐぁぁっ!?」


X星人「フッ……ガメラやゴジラがいないとこんなにも呆気ないのか……拍子抜けだな」

ラドン「……っ!!」

デストロイア「……チッ…こんな奴等に一度殺られるとは……全くイライラさせてくれるぜ!!」ドスッ

ラドン「ぐあがっ!!?」

アンギラス「ラドン!?」

キングシーサー「コイツ……何やってもすぐに治って復活するさー……どうしたら……!?」

ラドン「……っ!大した奴だ……まさか粉々になっても復活するとはな……」

デストロイア「……再生に時間はかかったがな……最初に分裂体になった時に予備を何匹か地下に隠しておいたのよ……念には念を入れただけだが……まさか大当たりだったとはな!!」ドズッッ

ラドン「ーーっ!!」

キングシーサー「ああっ!?」

アンギラス「ラドン!?」

X星人「……ふふふ……そろそろ潮時だな。デストロイアが復活したなら話は別だな。作戦変更だ」パチンッ


アンギラス「……!?お前は!?」

ズゥゥゥゥゥンッ

ガイガン(強化ver)「ハハハハッ!俺様、復活ッ!!」

アンギラス「しぶといやつだな!!」

ガイガン「頭を吹っ飛ばされた位でサイボーグの俺様が死ぬかよ」ニヤリ

“ブラッディ・チェーンソー”

ギュィィィィィィィンッ

ガイガン「このイカす新しい両手でテメェもガメラもゴジラも俺様が切り刻んでやるよ!!」


ズゥゥゥゥゥンッ


メカゴジラ2(逆襲メカゴジラ)『強化改修完了』ビコーンッ

キングシーサー「アイツ……ビルの下敷きになってるはずさー!?」

ガイガン「馬鹿め!そのまんまにしとくわけがねぇだろ!!コイツもパワーアップさ!!」


ズググググググッ…


キングシーサー「!?」

オルガ「……よくも私の半身を消し飛ばしてくれたな貴様ら……だが……やはりゴジラの再生細胞は素晴らしい……あの状態から再生出来るとはな……!」

ラドン「……っ!!」


ガイガン「フハハハハッ!コイツは良い!オルガも復活か!!
形勢逆転だな!!例えガメラがやってきた所でもうどうにもなるまい!!」

アンギラス「……っ!!」

ラドン「……チッ…なんてことだ……!」

デストロイア「……ハッ」


デストロイア「ガ メ ラ ァ ァ ァ ァ ァ ッ ! ! ! !
さ っ さ と 出 て き や が れ ェ ェ ェ ェ ェ ェ ェ ッ!! ! !」

デストロイア「テメェの目の前で……テメェの仲間をぶっ殺してやるから よ ぉ ぉ ぉ ぉ っ ! ! ! ! 」


オルガ「……!」ピクッ










…キィィィィィィィィィィッッッ






デストロイア「……!」ピクッ


デストロイア「……来たか」ニヤリ


キ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ッ ッ ッ




ガメラ「……!」コォォッ…

“ハイ・プラズマ”

ガメラ「――っ!!」ボォォォォンッ


デストロイア「……!いきなり撃ってきたか!」



ゴ ォ ォ ォ ッ ッ ッ



デストロイア「……!」

ド ゴ オ ォ ォ ォ ォ ッ ッッ

デストロイア「……っ!効かねぇなぁ!!」



ガメラ「――!」

ガメラ「――“3連プラズマ火球”!!」

ボォンッ

ガイガン「!」

ボォンッッ

メカゴジラ2『!』

ボォンッッッ

オルガ「……」



ガイガン「ハッ!こっちにも撃ってきたか!!」

ズバァァァッッ←チェーンソー

ガイガン「だが俺もこの程度じゃ効かねぇな!!」


メカゴジラ2『“バリアー起動”』ブゥゥゥン

バチィィィィッ

メカゴジラ2『防御成功・ダメージ無し』



オルガ「“念動力”」

ブワッ←ビル片

ド ゴ ォ ォ ォ ッ ッ

パラパラ…

オルガ「……フン……この程度……」


ゴ ォ ォ ッ ッ


オルガ「!?」


ガメラ「“トト・インパクト”!!」←至近距離

ボォォォォンッ

オルガ「!?」


ゴ バ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ン ッ ッ ッ


オルガ「――っ」ド ズ ゥ ゥ ゥ ン …


ガイガン「!?何ィッ!?」

X星人「またオルガか!!?」

ガメラ「……まず1体……!」ゴォォォッ


デストロイア「……やっと来たなガメラ……待ってたぜ……まずはテメェの目の前で……」

ググッ

ラドン「……!」

デストロイア「テメェの仲間を……」ゴ ォ ォ …


ガメラ「!!」バコンッ

ズゥゥゥンッ

ガガガガガガガガガガッッ


ガイガン「……! スライディングしながら着地しただと!?」



ガメラ「……!」ゴォォッ

“スライディング・3連プラズマ火球”!!

ボォンッ

ボォンッ

ボォンッ


ガイガン「あの体勢で撃つのか!?」


デストロイア「……甘ェ!」

“オキシジェン・デストロイヤーレイ”

デストロイア「がぁぁぁっ!!」バシュゥゥゥゥッッ


ドゴォッ ドゴォッ ドゴォォォッッ


デストロイア「……効かねぇって何度やれば……」


アンギラス「えいっ!」ガブッ !

デストロイア「!!? ぐあっ……!?」

キングシーサー「シーサー頭突きアタック!」ゴチィッ←顎

デストロイア「!!?」クラッ


ラドン(! 隙が出来た!)バサァッ

ブワァァァッ

ラドン「脱出成功だ!!」

アンギラス「やった!!」ダッ

キングシーサー「撤収!撤収さー!!」ダダッ


ガメラ「……!」ホッ



デストロイア「……クソ共が ァ ァ ァ ッ ! ! 」 ブチブチブチッ

ガイガン「チィッ……人質……いや怪獣質に逃げられたか!!」

ラドン「すまん、助かった!」バサァッ

ガメラ「……」

ガメラ「約束、したから」

ラドン「!」

ガメラ「間に合って良かった」

ラドン「……」

アンギラス「……」

アンギラス「ゴジラとは大違いだね」ボソッ

ラドン「うむ」

ガメラ「……?」

キングシーサー「なんかゴジラくんより感じ良いね」サラリ

ガメラ「?」

ラドン「……」

アンギラス「……」

アンギラス「ってゆーか僕らより君は大丈夫なの?」

キングシーサー「ジェットジャガーくんは?」

ガメラ「海で助けてくれて……傷を負ってたからここには僕だけで来た」

ラドン「……そうか。早速で悪いが……」

アンギラス「ただでさえ厄介なのが3匹……正直ピンチなんだよね」

キングシーサー「正直ガメラくんが来ても厳しいさー」

ガメラ「……!」

キングシーサー「厳シーサーさー」

ラドン&アンギラス「「……」」

ガメラ「……アイツ……まだ生きてたんだ」

ラドン「ああ……残念ながらな」



デストロイア「待ってたぜぇ……ガメラさんよぉ……!!」ギラリ



ラドン「どうやら奴は不死身らしい」

アンギラス「……悔しいけど僕らじゃ手も足も出なかったんだよ」

キングシーサー「何してもすぐ治っちゃうんさー」

ガメラ「……っ」



メカゴジラ2「戦闘システム起動、全武装ロック解除」ガガシャンッ

ガイガン「俺様たちも忘れてもらっちゃ困るぜ?」



ラドン「……」

デストロイア「ガメラ……俺はな……一度受けた怨みと屈辱は必ず返す怪獣なのさ……!!」

バサァッ

デストロイア「テメェだけは……テメェだけは、必ず!!この俺が殺してやるよぉ!!」

ゴォォォッッ


ラドン「!来るぞ!」バサァッ

アンギラス「気をつけて!!」

ガメラ「!」


デストロイア「ハァァッ!!」


キングシーサー「この……“フライング・シーサーアタック”!!」ダンッ

デストロイア「どけや雑魚がぁぁっ!!」ドゴォッ

キングシーサー「あうぐっ!?」

ドガシャァァァァッ←高層ビル

ガメラ「!!」

ラドン「シーサー!?」

キングシーサー「うぅっ……」ガラッ…

アンギラス「こいつ……!」グルンッ

ダァンッ!

アンギラス「“暴龍怪球烈弾”!!」ギュルルルルルッ

デストロイア「カァッ!!」バチバチ

“オキシジェン・デストロイヤーレイ”!!

デストロイア「くたばれ!!」バチバチバチィィィッッ

カッ

バジュゥゥゥゥッ

アンギラス「ぎゃあっ!?」

ドゴォォォッ

アンギラス「あう……」グデ…

ガメラ「……!!」

デストロイア「捉えたぞガメラァッ!!」

ガメラ「……っ!」

バサァッ

キィィィィィィィィィィンッ

ラドン(……デストロイアの背後を取ったぞ!!)

ガメラ(……!!)

ラドン(挟み撃ちだ!!)

ガメラ「!」


デストロイア「死ね…“ヴァリアブル・スラ…」

ガメラ「!」バコンバコンッ

“回転ジェット”

ギュルルルルルルルッ

デストロイア「!?」

ガメラ「“シェル・アタック”!!」

バキィッ

デストロイア「ぬぅぅぅっ!?」

ガリガリガリガリガリガリガリッッッ

デストロイア「――っ!!」

ラドン(……隙有りだ!)ゴォッ

“超音速衝撃粉砕…

メカゴジラ2「“スペースビーム”」

ラドン「!?」

ドゴォォォォォォォッッ

ラドン「がはっ!!?」 ィィィィン…

ガイガン「忘れちゃ困るぜって言ったろアホが!!」

“ギガリューム・クラスター”!!

ドゴゴゴゴゴォッ

ラドン「――!」


デストロイア「……フン……甘かったな」ギュオッッ

ガチィィッ←尾の鋏

ラドン「……!!」ギギッ

ガメラ「!?」ギュルルルルルッ

デストロイア「テメェは軽すぎるんだよ!!」

バギャァッ

ガメラ「っ!!」ドゴォォッ


デストロイア「オラァッ!!」ブゥンッ

ラドン「ぐあっ!?」

ガメラ「!」

ドゴォォォォォッッ

ガメラ「…っ」ガハッ

ラドン「……!スマン…!」

デストロイア「……命運尽きたな」

グパァッ…

ラドン「!?」

アンギラス「……アイツ……胸が開いて……?」

ガメラ「……っ」ググッ…


デストロイア「……俺の奥の手よ。誰にも見せたことのない幻の“必殺技”って奴だな……コイツでケリを着けてやる」

ガメラ「……!」

ガイガン「へぇ……そんなものをお目にかかれるとはねぇ……」ニヤニヤ

ラドン「……っ!」

ガメラ「くそっ…!」

デストロイア「おおっと」

ズシィィィッ←踏みつけ

ガメラ「がっ……」

デストロイア「もう逃がすかよ」


ゴォォォォッ バチバチバチィ…


デストロイア「復活しようがしまいが……結局テメェじゃ俺には勝てねぇんだよ」

ガメラ「……っ」

デストロイア「……ゴジラでもガメラでもねぇ……最強の怪獣は俺だ」

ガメラ「……!」

デストロイア「俺は“完全生命体”デストロイア」

バチバチバチバチィッ

デストロイア「傷を負わされた怨みも……顔を吹っ飛ばされた憎しみも……粉々にされた屈辱も……」

バチバチバチィィィッッ

デストロイア「何もかもお前と一緒に消し飛ばして……無かったことにしてやるよ」

ベキィッ

ガメラ「ぐあっ…!」

デストロイア「そうしてお前もコイツらも全部この世から消して消して消しまくって……最後にゴジラの奴を消して俺の復讐……いや、制裁は全て完了するのさ」


ギュィィィィィィィッ


ラドン「……ガメラ……!」グッ

アンギラス「……っ」

キングシーサー「……!」

メカゴジラ2『ミクロオキシゲン測定数値限界突破、計測不能』

ガメラ「……っ」

デストロイア「……終わりだ」




キ ュ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ




デストロイア「死ねぇ!!必殺!!“腹ビーム”!!!!」

カ ッ ッ ッ

ガメラ「えっ!?……それ技の名前!!?」

「1000万ボルト95式超低温レーザー砲、冷凍ミサイルランチャー、一斉発射!!」


バ シ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ッ

シュババババババババッ


デストロイア「!!!?」


バジュゥゥゥゥゥゥッ バギバキバキィッッ……


デストロイア「――っ!!?ぐあああああああああああっ!!!!?」

パキパキパキィッ

X星人「!!?」



ガメラ「――!!」


ラドン「!?」

アンギラス「!?」

キングシーサー「!!!?」


メカゴジラ2『』

ガイガン「なっ……」


ガイガン「なんだ……!?一体何が起こりやがったんだぁぁぁぁぁっ!!?」

>>503の訂正
ガメラ「えっ!?……それ技の名前!!?」

ガイガン「えっ!?……それ技の名前!!?」

でした。すいません。

ガメラ「……!アレは……」

ラドン「……!人間の兵器か!?」




デストロイア「ぐぅぅ……一体……一体何が起きやがったんだ……っ!?」

パキキ…

デストロイア「……凍結してるだと……!?」


「冷凍メーサー隊、全隊冷凍レーザー一斉発射!!!!」


デストロイア「!!!?」


バシュゥゥゥッ

バ シ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ッ ッ

バ シ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ッ ッ ッ


デストロイア「ぐあああああああああああっ!!!!?」パキパキパキパキィッ


キィィィィィィィィンッ←スーパーX3


自衛隊パイロット「スーパーX3、目標地点に到達、デストロイアへの冷凍攻撃、成功しました」

自衛隊指揮官『よし、そのままデストロイアにありったけの冷凍兵器を叩き込んでやれ』

パイロット「了解。各隊、後の事は考えるな。奴の開いてる腹と頭部、あと逃げられないように羽根を集中してありったけの火力を叩き込んでやれ!!」

『『了解!!』』




デストロイア「……っ!!馬鹿な……!?」

バギバキバキィィッ

デストロイア「人間……人間 だ と ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ っ っ ! ! ! ! ?」

デストロイア「……っ!」

バシュゥゥゥゥゥゥゥッ

バシュバシュゥゥゥゥゥゥゥッッッ

デストロイア「こ……っこいつらァァァァァァッッ!!!?」パキパキパキィッ…



ガイガン「……!どさくさに紛れて近づいてやがったのか!?クソが!良いところで邪魔を……メカゴジラ!!」

メカゴジラ2『攻撃システム起動、ターゲット……すべての人類兵器』カシャシャンッ

ガメラ「!」

ガメラ「“プラズマ火球”!!」ボゥンッ

メカゴジラ2『!』

“バリアー” バチチチィィィィッ

メカゴジラ2『防御成功・完全無効化を確認』フンス

ガメラ「……っ」

ガメラ「!」

ガイガン「あ?」

ヒュオオッ

モスラ「“ボンバー・ラリアット”!!」

ゴ ガ ガ ン ッ

ガイガン「まがっ!?」ドガァァァッ

メカゴジラ2『!!!?』ガシャァァァァッ

ド ガ ラ シ ャ ァ ァ ァ ァ ッ

ガイガン「」

メカゴジラ2『』



モスラ「後ろから失礼します」

バトラ「殴ってから言うのか」

ラドン「! お前……モスラか!」

ガメラ「!」

モスラ「はい!遅くなってすいません!」

アンギラス「おお!なんか味方が増えてきたぞ!」

ズズズ…

キングシーサー「!」

オルガ「……!再生完了だ」

ラドン「アイツ……本物の不死身か!?」

オルガ「さっさと起きろ阿呆どもが。いくら頭数を増やしたところで雑魚は雑魚だ」

ガイガン「……っ!クソ!やりやがったな……!」

メカゴジラ2『損傷軽微。戦闘行動続行』

オルガ「知らん怪獣だが羽虫が増えた所で所詮は虫だ……さらに私の念動力があれば人間の兵器など一瞬。デストロイアを解放してやる。すぐに決着を……」

ボゴォッ

ギュルルルルルルルルッ ギチィィッ

オルガ「!? 地中から!?」メキメキッ

マンダ「初めましてだ宇宙怪獣……早速だが貴様はもう私の締め付けからは逃れられんぞ」

オルガ「……なんだコイツは!?」

ガイガン「チッ……何やってやがる!動くなよ……この“ブラッディ・チェーンソー”で……」

ギュィィィィィィッ

オルガ「ばっ……馬鹿やめr」

ガイガン「離れろ蛇野郎!」

マンダ「!」ひょいっ

ブシュゥゥゥゥゥゥッッ

オルガ「ぐあああああああああっ!!?」

ガイガン「ああああっ!?スマン!悪ィッ!」

マンダ「馬鹿め」ケタケタ

ガイガン「……っ!!なろぉ!」ブチブチブチッ



アンギラス「おお!マンダだ!」

キングシーサー「味方がどんどん増えてくねぇ!」

オルガ「ぬぐぅぅぅ……」メキメキメキッ

ガメラ「……!」

マンダ「無事だったか亀の怪獣よ」

ガメラ「アイツは?」

マンダ「モスラ達が途中で来てな。ついでに片付けてもらった」







回想・海中



エビラ「ぬぁぁぁぁぁっ!?嘗めるなよ!この俺の堅い甲羅が破れるものか!!」メキメキッ

マンダ「チッ!頑丈な奴め!」ギギギッ

エビラ「ぬぅん!エビの泳ぐ力を見ろ!!」グィンッ

マンダ「!」

ゴォォォォォォッ←岩壁

エビラ「このまま壁に叩きつけてくれるわ!!」

マンダ「……っ」

“クロスヒートレーザー・アクア”!!

バシュバシュバシュッ

エビラ「ぐぁぁぁっ!?」

マンダ「!」

アクアモスラ「大丈夫ですか!?」

マンダ「! ……お前は……モスラか?」

アクアモスラ「はい!一応!」

バトラ「使いすぎだ。エネルギーがなくなるぞお前」

エビラ「……エ?3対1……?」

エビラ「……!」

バトラ「……コイツも侵略者の手先か」

マンダ「そうだ。ガメラを狙ってたのでな、仕留めようとしてた所だったのだが……助かったぞ」

アクアモスラ「いえ……」

エビラ「……!」ダラダラ

マンダ「ガメラは飛んでいった。落ちてこなかったから多分大丈夫だろう」

アクアモスラ「良かったです……!」

バトラ「フン……私達もさっさと行くぞ。時間の無駄だ」

エビラ「……!」

エビラ「待ちやがれ!っつーか無視すんな!」

バトラ「!」

モスラ「!」

マンダ「!」

エビラ「俺だってこう見えて実力派の怪獣よ!!確かに数では不利だが、こう甘く見られちゃ海老が廃るぜ!!」

バトラ「……」

ジャキーンッ

エビラ「この俺の大鋏、“クライシス・シザース”はどんなモノでも一刀……いや二刀両断!!」

バトラ「……」

エビラ「加えて海はホームグラウンド!!」

バトラ「……」

エビラ「覚悟しな!!この海をお前らの血と体液で染め腐ってやるぜ!!」

バトラ「……」

エビラ「ここから先は!一歩も通さねぇ!!」ババーンッ!

バトラ「……」

エビラ「……」




バトラ「……で?」

エビラ「え」




バトラ「言い遺す言葉は……それだけで良いんだな?」バチバチッ

アクアモスラ「……!」キッ

マンダ「……」シュルルルッ




エビラ「……あー……」ゴポポッ…












エビラ「南海の大決闘もよろしくね」

【マンダ・モスラ・バトラチームvsエビラ】

【エビラ:脱落】

あけましておめでとうございます
あと、SSが年またいじゃってごめんなさいですm(__)m

今年が怪獣達にとってどうか素晴らしい年でありますように

回想・終わり




マンダ「やはり光線技がある奴は強いな」ギリギリギリッ

ガメラ「……」

アンギラス「気の毒だなぁ」

メキメキメキ…

ガイガン「くそ!手が出せねぇ!」

オルガ「……!」

オルガ「おのれ……談笑にかまける場合ではないぞ……!」ギギギ…

マンダ「!」

オルガ「“念動力”!!」

バゴォォッ←地下通電ケーブル

シュルルルッ

マンダ「!?」

バチ バチ バチ バチィッ

マンダ「!?!?!?」バリバリバリバリッ

オルガ「……っ!!」バリバリバリバリッ


ガメラ「!」

アンギラス「ああ!?マンダ!!」

ラドン「コイツ……自分事!?」



オルガ「……っ!私はお前たち下等生物と違って……うぐぅっ……不死身……なの……だよ……!」バチバチバチバチィッ

マンダ「……っっっ!」バチバチバチバチィッ

マンダ「……くそっ……」

グラッ…

ドドォォォォォンッ…

マンダ「――……」ゲホッ…



アンギラス「マンダ!?」

モスラ「!」

ガメラ「……!」

キングシーサー「お前ぇぇぇっ!絶対許さないさー!」

オルガ「……!フハハ……フハハハハハ!私をコケにするからこうなるのだ愚かな下等生物め!」

モスラ「よくも……!」

ガイガン「おっと余所見かよ!」

ギュィィィィィィンッ←チェーンソー

モスラ「!?」バッ

スカッ

ガイガン「チッ!」

モスラ「……!ガイガン……!」

ガイガン「ハ!お前まで来たのは予想外だったが丁度良いぜ!俺はテメェにもリベンジしたかったんだよ!!」

ギュィィィィィィンッ

ガイガン「この俺の“ブラッディ・チェーンソー”で……くたばれやぁ!」

“プリズム光線”!!

ガイガン「!!」バッ

バチィィィィィィィッ

ガイガン「……危ねぇな」

バトラ「外したか……」

モスラ「バトラ!」

バトラ「……不本意だが時間がない。モスラ!2匹で協力してコイツは速攻で片付けるぞ」

モスラ「……!ハイ!」

ガイガン「……速攻だと?一度勝ったぐらいで調子に乗るなよ……!」

バトラ「お前のようなチンピラに関わってる時間すら惜しいのだ。さっさと殺してやるから死ね」

ガイガン「あぁ!?口の悪い野郎だぜ!」

バトラ「あ?」

ガイガン「あぁん?」

モスラ「……」

ガイガン「メカゴジラ!テメェは手を出すなよ!虫どもは俺様の獲物だ!」

メカゴジラ2『了解』

ガイガン「テメェはデストロイアの救助に行け!」

モスラ「!」

メカゴジラ2『任務了解』ゴォォォォォォッ

モスラ「!マズイですよ!」

バッ

モスラ「!」

オルガ「おっと追わせるものか!人間の相手をするはやめだ……あの機械だけで充分だろう。代わりに貴様の始末は私がしてやることにしよう」

ガメラ「!」

アンギラス「何を!こっちこそマンダの仇だ!」

キングシーサー「再生する気が起きなくなるまでボッコボコに……」

バトラ「馬鹿どもが。そんなくだらんことに時間を無駄にする気か」

アンギラス「! なんだと!?」

キングシーサー「くだらなくなんかないさぁ!」

バトラ「チッ!阿呆どもが」

バトラ「本分を見失うなと言ってる。ここは無視してお前らはさっさとゴジラを目覚めさせてこい」

ガメラ「!」

アンギラス「!」

ラドン「!」

キングシーサー「!」

バトラ「私は地球を護るために再び目覚めた。だが私だけでは先に起こる事態はどうにも出来ん。今奴の力抜きにこの星は救えないのだ」

ガメラ「……!」

バトラ「あのジェットジャガーという奴に助けを求められた時に、地球の意思を感じ取った。このままではこの星の全ての命が滅びに向かう」

ガメラ「!」

バトラ「それを阻む為には我々地球怪獣達が力を合わせることと……もう一つ、ゴジラとガメラ、この2匹の力が必要だというのだ」

アンギラス「規模がでかすぎるよ」

ラドン「私達はたかが一怪獣なんだがな」

バトラ「マンダもモスラもそれを理解している。まずゴジラとガメラが合流せねばどれだけ増援が現れても事態は好転しない」

アンギラス「……!」

ラドン「……」

キングシーサー「……」

ガメラ「……」

バトラ「早く行け。私達や人類がいくらやられようともその2匹さえ揃えば地球は救える」

ラドン「……いくぞ」

ガメラ「!」

アンギラス「……OK!」

キングシーサー「やるっきゃないさー!」

バトラ「それでいい。急げよ」

ガイガン「敵の目の前でペラペラ作戦喋りやがって!逃がすかよ!」

モスラ「行かせません!」バッ

ガイガン「!」

ラドン「私とガメラは飛んでいくぞ!アンギラスとシーサーは後から走ってついてこい!追っ手が来たときに相手を頼む!」

アンギラス「OK!」

キングシーサー「やるさー!ヤル気満々さー!!」

ラドン「……よし!ガメラ、何かあれば私が食い止める。お前は途中で独りになってもゴジラのところにとにかく急げ!」

ガメラ「……」コクッ


ラドン「よし……!あの馬鹿と合流だ!
!」


「「「おおっっ!!!」」」

X星人「……?怪獣達が別れて移動を始めただと……?」

X星人「……!ゴジラの方向か……!」

X星人(……デストロイアは人類の足止め、メカゴジラはその救出へ、ガイガンはモスラともう一匹の虫の怪獣と戦闘、オルガは……)



オルガ「馬鹿どもが……私の存在を忘れているのか?」

“波動光せ…

ガリィッ

オルガ「ぐあっ!!?」

マンダ「……電撃なら……人間の戦艦に昔受けたことがあるぞ……!!」ギチギチィッ

オルガ「……!死に損ないがぁぁぁぁっ!!!!」




X星人「チッ!仕方ない……全戦力を投入だ。温存せず奴等を潰せ!」






X星人のUFO


フィィィィィィィンッ←怪獣投下


ラドン「!」


恐龍怪獣チタノザウルス「……」

チタノザウルス「私……争いは苦手なんですけど……しかたないですよね」

アンギラス「!?」

キングシーサー「なんかやる気が無さそうなのが来たさー!」

チタノザウルス「……ただ、やらなきゃいけないなら……話は別ですよね」クルッ


ブォンッ ブォンッ ブォンブォンブォンッ


キングシーサー「?」

アンギラス「尻尾をこっちに向けて振ってるだけ?」

ラドン「……!風が……」 ピクッ

アンギラス「?」

ラドン「いかん!ガメラ!すぐに飛ぶぞ!」

ガメラ「?」

チタノザウルス「もう遅いですよ」

ラドン「!」

オォォォォォ…


“風速320m・突風攻撃”!!


ゴ オ オ オ オ オ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ ッ


ラドン「ぬぐぁっ!?」

ガメラ「!!?」

アンギラス「うわぁぁっ!!?」

キングシーサー「ぶあうっ!!?」



チタノザウルス「いくら怪獣でも……もうまともに動けませんよ」



バトラ「何!?」

ガイガン「どこ見てるんだよ!」

ズバァッ

バトラ「うぐっ」

モスラ「バトラ!」

マンダ「……!」

グググッ←念動力で縛られてる

オルガ「いい加減にしろよ地球生物……貴様はこの“ハンマーフィスト”で頭を粉々に叩き潰してやる……!」

マンダ「……!」

オルガ「死ねぇ!」



「背後から“ドロップキック”!!」


ボグォッッ


オルガ「がはっ!!?」

ドガァァァァァァンッ

マンダ「!?」


原始恐竜ゴロザウルス「間に合って良かった。遅くなったね」


マンダ「……!ゴロザウルスか」



チタノザウルス「……アレ?相手の怪獣がなんか増えてません……?」

「“飛びつき攻撃”」ガバッ

チタノザウルス「!? うぷ……ま……前が見えない……!」

「“引っ掻き”!“噛みつき”!“前足パンチ”!」ガリガリバシバシ

チタノザウルス「いだだだだだだっ!?や……やめぇな!!」バチィィィッ


「あう!?」


むささび怪獣バラン「くそ!あと少しで倒せたのに!」ガバッ


チタノザウルス「……!?なんなのコイツ……!?」

メカゴジラ2『ドリルミサイル・ロックオン』

冷凍メーサー戦車隊『!』

戦車隊「ま……マズイ!こっちに来た!」


メカゴジラ2『発射……』


“強縛デスクロス・ネット”!!

ビシィィィィッ

メカゴジラ2『!!?』


大蜘蛛怪獣クモンガ「縛ったぞ機械人形……蜘蛛の糸は容易には千切れぬ」

メカゴジラ2『!?』

メカゴジラ2『周囲に多数の怪獣反応を感知』ビビッ

「ウホホホホホホホ!」

メカゴジラ『!!?』


大怪力怪獣キングコング「ウホホ!」

メカゴジラ2『!?』

キングコング「ウォォォォォッ」

ドンドコドコドコドンドコドコドコ←ドラミング

メカゴジラ2『……』

キングコング「……」

メカゴジラ2『……』

キングコング「……」







キングコング「……ウホァァッ!!」ゴバキャァァッ

メカゴジラ2『!!!?』ガシャァァァァンッ

チタノザウルス「……!?なっ……なんなの……っていうかなんですかコイツら……」


ラドン「……お前は!バラン!」

バラン「うん!」

アンギラス「クモンガも!」

クモンガ「うむ」

キングシーサー「キングコングまで!」

キングコング「ウホホ!」

ラドン「……?」

キングコング「ウホッウホッ」

アンギラス「……?」

キングコング「ウホホ……ウホ……」

キングシーサー「……」

キングコング「ウホゥ……ウホ……」

ガメラ「……?」

キングコング「ウホホ……ウホ!」

キングコング「……ウホ」

グッ←サムズアップ


ラドン「……」

アンギラス「……」

キングシーサー「……」

ガメラ「……」



「「「「…………????」」」」

ジラ「ボクもイマースよ」

ラドン「うわっ!?」

アンギラス「また君か!っていうか君X星人側だろ!」ババッ

ジラ「……いいえ、チガイマース」

キングシーサー「……?」

ジラ「……私、ハリウッド版ゴジラの……映画の最後に生き残ったベビーゴジラが成長した姿デース」


※ハリウッド版ゴジラのラストの卵から孵った個体が育った怪獣。あの映画の続編アニメの主人公怪獣であり本家ゴジラのようにタフな身体と口からの火が武器のまさに『ハリウッド版ゴジラ』といった怪獣となっており昭和ゴジラのように色んな怪獣と親と思い込んだニックの為に戦った


ラドン「……そんな奴がいたのか」

ジラ「イエース。ワタシも……ワタシも皆さんと戦うためにジェットジャガーさんの助けを聞いてキマーシタ」

ラドン「……役に立つのか?」

ジラ「……」

アンギラス「……」

キングシーサー「……」

ガメラ「……?」

ジラ「……ワタシ、ゴジラとしては認められてマセーン」

アンギラス「……」

ラドン「……」

キングシーサー「……」

ジラ「……でも、ワタシだって地球の怪獣デース!例え認められてなくても、この星を護るために……ワタシも戦わせてクダサーイ!」

ガメラ「!」

ラドン「……」

アンギラス「……」

キングシーサー「……!」



ジラ「……」

ラドン「……ガメラ、アンギラス、シーサー、行くぞ」クルッ

ジラ「……っ」

ラドン「……呼び方がわからん。もうお前のことはジラと呼ぶぞ」

ジラ「……」

ラドン「ここの連中を頼む。私達の代わりに力になってやってくれ」

ジラ「……!!」

アンギラス「……お願いね」

キングシーサー「頼むさー!」

ジラ「……!ハイ!!」

ガメラ「気を付けて」


ラドン「……よし、私達は私達の出来ることをだ。飛ぶぞガメラ」

ガメラ「うん」

アンギラス「行こうシーサー」

キングシーサー「頑張るさー!」

ガメラ「……!」



“ジェット噴射”

ゴォォォォォォッ


キィィィィィィィィィィィィンッ…

ガイガン「……っ!コイツら!」


モスラ「……」キッ

バトラ「……」


メカゴジラ2『……地球怪獣を複数確認、数8』


クモンガ「……ふむ」

キングコング「ウホ!」


チタノザウルス「……ああ……面倒なことになってしまった……」


バラン「……!」

ジラ「……」ザッ


オルガ「……っ」ガララ…


マンダ「形勢逆転だな……」

ゴロザウルス「まだまだ油断は出来ないけどね」


オルガ「……!」

オルガ「……何が形勢逆転だ!!思い上がるのも甚だしいわ!!」

バラン「!」

ゴロザウルス「!」

オルガ「どいつもこいつも聞いたことの無いような連中ばかり……!!ふざけるなよドマイナー怪獣どもめ!!」

ガイガン(……)

オルガ「貴様らの強さなんぞたかが知れてるんだよ!!このっ……」





オルガ「 在 庫 処 分 ど もが ぁ ! ! ! ! 」

バラン「……」

ゴロザウルス「……」

クモンガ「……」

マンダ「……」

ジラ「……」チラッ

キングコング「……」フルフル





チタノザウルス(……何故か今すごくさくっときました)





バラン「……今あいつオイラ達になんて言った?」

クモンガ「さぁ」

ゴロザウルス「在庫処分とか言ってたな」

バラン「……どういう意味だと思う?」

マンダ「さぁな」

ジラ「……マイナーって言ってマシタネ」

クモンガ「はっはっはっはっ(笑)」

キングコング「ウホホホホホホホ(笑)」

ゴロザウルス「ワハハハハハハ(笑)」

マンダ「フッフッフッフッフッ(笑)」

クモンガ「集合」


スッ… ←ビルの陰から

フランケンシュタイン「……」ヌッ

ガイガン「うおっ!?」ビクッ



ザバァッ←海から

サンダ「……」ポタポタ…

ガイラ「……」ポタポタ…

メカゴジラ2『!?』



スゥ…←景色の同化を解除

カマキラス「……」

チタノザウルス「」ビクッ



オルガ「……!?!?!?」

オルガ「……なっ……なんだコイツらは……!!?」

ガイガン「……うぉっ……な……なんだこの異様な威圧感は……!?」


モスラ「……」

バトラ「……」



オルガ「……っ!」



クモンガ「よーし行くぞお前ら」

ジラ「デスネー!」

キングコング「ウホー!」

ゴロザウルス「……」ゴキゴキッ

バラン「さーて」

カマキラス「オレっちの出番かー」

フランケンシュタイン「……」ヌーン

サンダ「往くぞガイラ」

ガイラ「仕方ねぇなぁ兄貴よ」

マンダ「……」



マンダ「……オイエイリアンもどき」

オルガ「……!?」ビクッ

マンダ「……折角宇宙から地球に来たんだ。味わって行くといいぞ。地球名物を」

オルガ「……!?」

オルガ「ち……地球名物……だと……!?」


ジリ…

ジリ……

ジリジリ……!


オルガ「……」ゾクッ

オルガ(……か……囲まれた……!?)





マンダ「ああ、よく見ておくがいい。これが有名な地球の名物……」

地球怪獣達『……っ!!!!』ギロリッ



『 「 「 “ 怪 獣 総 進 撃 ” じ ゃ あ あ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ っ ! ! ! ! ! ! ! ! ! 」 」 』




ウ オ オ オ オ オ オ ォ ォ ォ ォ ォ ッ


オルガ「ーーっ!!?」








「 ぎ ゃ あ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ っ ! ! ! ! ! ? 」


一方その頃……















ゴジラ「……んあ?」

ゴジラ「……んだここ……真っ暗だな……」

ゴジラ「俺は……たしか……連中と戦ってて……そんで……」


ボゥッ…


ゴジラ「……?」



ミニラ?『……』

ジュニア?『……』



ゴジラ「……?」

ゴジラ「……あ?オメェらなんでこんな所に……」

ミニラ?『……』

ジュニア?『……』




ミニラ?『……父ちゃん負けちゃったんだね』


ゴジラ「 ! ! ! ? 」

ゴジラ「……いや、ちょっと待てオイ」



ミニラ?『……』

ジュニア?『……』



ジュニア?『……パパ……信じてたのに……ガッカリだよ』



ゴジラ「 ! ! ! ! ? 」

ゴジラ「……」

ゴジラ「……いや待てお前ら…まだ負けてねぇよ」

ミニラ?『……』

ジュニア?『……』

ゴジラ「……」

ミニラ?『……』

ジュニア?『……』


ゴジラ「……」








ゴジラ「いやホント負けてないから」

ゴジラ「いやまだ負けてねぇからホント」

ミニラ?『……』

ゴジラ「……やっぱホラ、怪獣王的に?まずは相手に花持たせてやってるだけだからさ」

ジュニア?『……』

ゴジラ「そりゃちょっと油断したししてやられた感はあるけどこれアレだから。プロレスごっこと同じだから」

ゴジラ「あとラドンの特訓で体力を大幅に消費してたのも不味かったな、うん。アレのせいで体力の9割を失ってる状態だったのが不味かったといえば不味かったわ。今俺一割だからさ、フルパワーの一割ぐらいだから」

ジュニア?『……』

ゴジラ「あとはまぁ俺も日本の怪獣として横綱相撲をリスペクトしてる節があったりなかったりするような所もあるからな……うん。そういうのが働いてまぁあんな感じになった可能性もやっぱりな」

ミニラ?『……』

ゴジラ「……いや、ホントに俺はこっからだから……」

ミニラ?『……言い訳するとか……』ハァ…

ジュニア?『なんかガッカリだよね……』ハァ…




ゴジラ「」

ミニラ?『やっぱり時代はガメラさんだよね』

ゴジラ「」

ジュニア?『ガメラさんはアイツら全員やっつけたことあるもんね』

ゴジラ「」




ゴジラ「……ちょ……」

ゴジラ「ちょっと待てよお前ら……」

甲羅つけたミニラ?『という訳で今日からガメラさんの息子になります』

ゴジラ「」

甲羅つけたジュニア?『よろしくお願いします』

ゴジラ「」


ポン ポンッ


ゴジラ「!?」ガバッ





ガメラ?『新しいパパです』

ゴジラ「」




ミニラ?『新しいダディーだ!』

ゴジラ「」


ジュニア『新しいパピーだ!』

ゴジラ「」



ゴジラ「」

ゴジラ「……え?ちょ……ちょっと待てよお前ら……」

ミニラ?『新しいダディ!』

ゴジラ「お前……ダディなんてキャラじゃねぇだろ!?チ○太みたいな顔してる癖にそのキャラはねぇだろ!?」

ジュニア?『新しいパピー!』

ゴジラ「お前もそのビジュアルでパピーはキツいだろ!っつーか俺そんな風にお前らに1度も呼ばれたことねぇぞ!?」

ガメラ?『今日からよろしくね』

ゴジラ「よろしくじゃねぇよ!脳味噌腐ってんのか亀!」

ミニラ?『ダディ、僕の甲羅似合う?』

ガメラ?『ああ、とっても似合うよ』

ゴジラ「無視すんな!つか似合う似合わないってか……たしかに奇跡的にちょっと似合ってるけど!!」

ジュニア?『パピー!僕の甲羅は似合う?』

ガメラ?『ああ、とっても似合うよ』

ゴジラ「そっちは似合ってるわけねぇだろ!!恐竜に甲羅背負わせたみたいになって絶望的にビジュアルマッチしてねぇだろ!!」

ガメラ?『じゃあ今日は空を飛ぶ練習をやろっか』

ゴジラ「やろっかじゃねぇよウチのガキに何無茶振りしてんだ!!」

ガメラ?『まずは足を引っ込めて』シュコンッ

ゴジラ「オイコラ!ウチの子にそんなんできるわけ……」

ミニラ?『こうかな?』シュコンッ

ジュニア?『よっと』シュコンッ

ゴジラ「」



ガメラ?『それじゃあ飛んでみようか』ズドドドドドドド…

ミニラ?『うん!』ズドドドドドドド…

ジュニア?『飛んでみよっか!』ズドドドドドドド…

ゴジラ「」



ゴジラ「ちょっ……ちょっと待ってくれよ……」



ガメラ?『それじゃあまずは太陽の裏まで行ってみようか息子達よ!』ドォォォォォォッ

ミニラ?『よーし競争だねダディ!!』ドォォォォォォッ

ジュニア?『負けないぞー!!』ドォォォォォォッ



ゴジラ「……」

ゴジラ「え?マジで行っちゃうの?」


ドドドドドド…


ゴジラ「ちょっ……お前ら……待ってくれよ」


ゴォォォォォォォ…


ゴジラ「オイ……お前ら……」



ゴジラ「 待 っ て く れ ェ ェ ェ ェ ェ ェ ェ ェ ェ ェ ッ ッ ッ ! ! ! ! ! ? 」

凍ってるゴジラ「……」ピクッ




バルゴン「……?」

ジグラ「どうした?」

バルゴン「……いや、一瞬動いたような気がして」

ジグラ「……フン、あり得ん。ここまで完全に凍結してるんだ。体内に暖炉か何かでも持ってるなら別だがな」

バルゴン「……それもそうだね」

ゴジラ「……」

バルゴン「……ただの気のせいか」

ジグラ「フン……しかしなんだな……」







バラゴン「……っ」ボロッ


ジグラ「どいつもこいつも呆気ないものだな……“地球怪獣”という連中は」

バラゴン「……クソォ……ッ」ググッ…

ヒュオッ

バラゴン「!!」

“喧嘩キック”

ド ゴ ォ ッ ッ

バラゴン「――っ!」ゲホォッ

ドガァァッ

ジーダス「おっと危ねェ……また地面に潜られると面倒なんでなァ……」

バラゴン「……っ!!」ガクガク

ジーダス「オラァッ!」

ドゴォッ ドゴォッ

ド ガ ァ ァ ァ ッ ッ

バラゴン「――……っ」ガフッ



ジャイガー「地底に潜ってのヒット&ウェイか……ワシらも最初は翻弄されたがなんということはない、慣れればこの程度よ」

バイラス「しかし随分と無駄に時間を食わされたな……全くこの程度の奴に……」

ジーダス「オォ聞いてんのか?テメェなんぞが嘗めた真似してくれたなっつってんだよ!!」

ド ゴ ォ ッ

バラゴン「っ!!」


バイラス「……フン」

バイラス「……?何をしとるんだ貴様は」

ギロン「お……おいら逆さまに地面に刺さってぬけらいろ……」ジタバタ

バイラス「……ホントに何をやっとるんだ貴様」

ギロン「そ……そいつぶったぎってやろうと思っらろ……避けられて……誰かおいらぬいて助けてくれろ……」ジタバタ

バイラス「……」

ザノン星人「フハハハハハ!全ては順調だ!!よくやったぞお前達!!」

ザノン星人「さて……ガメラと戦ってる筈のX星人達と合流せねばならんわけだが……」


凍ってるゴジラ「」


ザノン星人「……正直凍らせてる間にトドメを刺してやりたい気もするが……ミレニアンのオルガとか言ったか?X星人の仲間の……奴が絶対にこのゴジラとかいうのを残しておけと言うから……全く……連合なんぞ組んだばっかりに……」ブツブツ


ザノン星人「……まぁいい。ゴジラを宇宙船に回収して奴等のもとに向かうぞお前達」


バルゴン「……移動みたいだね」

バイラス「そのようだな」

ジーダス「……オイ、コイツはどうするんだ?」


バラゴン「……っ」


ジグラ「そこのゴジラとかいうのの仲間なんじゃないのか?」

ジャイガー「黒いのは殺さず連れていくんじゃろ?」

ザノン星人「……あー……ソイツか…」

バラゴン「……!」

ザノン星人「……」




ザノン星人「特に必要ない。殺せ」

ザノン星人「レギオン、始末しろ」


レギオン《……》

ガパァ…

レギオン《【攻撃】【対象:地球怪獣】【選択:マイクロ波・シェル】》

バチバチバチバチィッ…

バラゴン「……っ!!」



バラゴン(クソッ……クソォ!!オレに……オレにもっと力さえあれば……!こんな奴等に!!)

バラゴン(悔しい……畜生……!力が……力が……!!)



バラゴン(“力”が……欲しい!!!! )

カ ッ ッ



ザノン星人「ぐあっ!!?」

バラゴン「眩しい!?」

バイラス「何事だ!?」

ジャイガー「……!?」

ギロン「目痛いろ……!?」

ジーダス「なんだ!?なんだってんだ!?」

レギオン《……?》

ジグラ「……?なんだ?あの地球怪獣の周りのが……輝いてるだと……!?」




バラゴン「……こ……この光は一体……?」

???『バラゴンよ……泣くのはおよしなさい』

バラゴン「……?」

ジーダス「……なんだ!?奴を包む光が……形になっていくだと!?」

バイラス「……アレは……一体……!?」






???『泣くのはおよしなさいバラゴンよ……我が子孫よ……』

バラゴン「……まさか……まさかこの光は……この声は!!」








護国三聖獣・ 婆羅護吽(ばらごん)

婆羅護吽『我が子孫よ……よくぞここまで戦った。私はお前を誇りに思うぞ』

バラゴン「ご……ご先祖様!!!!」

婆羅護吽『うむ』










ジーダス「……」

バイラス「……」

ジーダス「……え?なんなんだよこの展開……」

パァァァァ…


護国三聖獣・ 最珠羅(もすら)

最珠羅 『貴方の戦いぶり……私達は見てました。そして深く感動しました』

バラゴン「……アレ?モスラ?」

最珠羅『よく似た他人です。現代の若者風に言うのならばクリソツなのです』

バラゴン「……」




バイラス「オイ……増えたぞどうなってる……」

ジグラ「ワタシに聞くな……」





パァァァァァ…


護国三聖獣・“千年竜王” 魏怒羅(ぎどら)

魏怒羅『我が同胞、 婆羅護吽の子孫よ……我々は護国三聖獣……このクニを護る聖獣達である……』

バラゴン「……アレ?なんか……どっかで見たような……っていうか……キングギドr」

魏怒羅『同姓同名の他人であるぞ婆羅護吽の子孫よ』

バラゴン「……はぁ……」





バイラス「オイまた増えたぞ!!なんだアレはどうなってる!?」

ジグラ「だからワタシに聞くなと言ってるだろうが!!」

ジーダス「オイなんなんだあの光る半透明の連中は!?お化けか!?お化けじゃねえだろうなオイ!!?」

婆羅護吽『我等は今、肉体を失っている……戦えぬ我らの代わりにお前はよく戦ってくれた……』

バラゴン「ご先祖様……!!」

最珠羅 『本当にとても良く戦ってくれました。現代の若者風に言うのならまさにチョベリグに相応しい働きでした』

魏努羅『超べりぃぐっどという意味である』

バラゴン「……」

婆羅護吽『ですが今のお前では奴等に決して勝つことは出来ない……それもまた事実なのだ』

バラゴン「……!」

最珠羅『まさに無駄死にになってしまうのです……略すならマ死と書いてマジなのです』

魏努羅『まじもまじなのである』

バラゴン「……じゃあ……じゃあどうすれば……!!」




ジーダス「……なんかチョイチョイ古くねぇか語彙が」

婆羅護吽『本来なら我らが先陣を切り奴等と戦うところだが……先程言ったように我らには今肉体がない』

最珠羅『今の若者風に言うのならまさにチョベリバな状況なのです』

魏努羅『超べりぃばっどという意味である』

バラゴン「……」

婆羅護吽『だが、我々もあの侵略者達だけは決して許すことは出来ぬ』

最珠羅『許さん素運動なのです』

魏努羅『今時のなうなやんぐの言葉を借りるならば、激おこぷんぷん丸なのである』

バラゴン(なんか変な言葉知ってる……)




婆羅護吽『……奴等を打ち倒す……その為に我が子孫よ……』

婆羅護吽『侵略者に勝つために……お前に我らの力を与えよう』


バラゴン「!!!!」

婆羅護吽『クニを荒らされた我らの怒り!!』

最珠羅『奴等に踏みにじられてきたクニそのものの怒り!!』

魏努羅『そしてこのクニに生きる全ての生命が持つ奴等への怒り!!』



『全ての怒りを今一つの光に!!!!』



カ ッ ッ ッ



ザノン星人「なんだ!?一体何が起こっているのだ!?奴等は何をするつもりなんだ!!?」

バルゴン「眩しくて何も見えないよ!?」

バイラス「ええい!奴等何をする気だ!?」

レギオン《……?》




婆羅護吽『この光を受け取り、パワーアップするのだ!!我が子孫よ!!』

バラゴン「ご先祖様!!」

最珠羅『これはこのクニの長い長い刻が刻んできた生命の光!!その怒り!!奴等への恨み!!クニを護る意思!!その心!!』

バラゴン「……そんな物達が全てあの光の中に……!?」

バラゴン「すごい……すごい力をあの光から感じるぞ!!」



魏努羅『侵略者どもよ……見るがいい!!これこそが我らの切り札!!そしてその光!!!!』

魏努羅『受け取るのだ!!我が同胞の子孫よ!!そして!!!!』



『見さらせ!!これが!“護国三聖獣”の真の“力”!!!!』


魏努羅『さぁ受け取れ!!我が同胞の子孫y……』


レギオン《【マイクロ波・シェル】》

カッ

ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ

バラゴン「うわぁぁぁぁぁっ!!!?」ドサァッ


護国三聖獣『!!!?』


スカッ←光


バラゴン「うぅ……しまった……!」

バラゴン「ハッ!あぁ!?ご先祖様達から折角貰った光が!!?」



ザノン星人「……?なんだなんだ!?よくわからんが失敗したようだな!!フハハハハハ!よくわからないがよくやったぞレギオン!!」


バラゴン「あぁ……ご先祖様達から貰った光が……明後日の方向に……っ」

護国三聖獣『……!』






スゥゥゥゥゥ……←凍ってるゴジラに吸い込まれていく




バラゴン「……」

護国三聖獣『……』

ザノン星人「……」

バルゴン達「「……」」

凍ってるゴジラ「……」シーン…









バルゴン「……なんか……アイツらから出てきた光が……」

ジャイガー「全部あの黒いののなかに入ってしまったのう……」

ジーダス「正直この流れについていけてねぇよ」

ギロン「……でもなんも起きないろ」

ジグラ「何をするつもりだったか知らんが……どうやら失敗のようだな」

バイラス「……?」

ザノン星人「……フン……何を企んでたのか……まぁ、どうやら失敗のようだな!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……


全員「……?」










バラゴン「ご……ご先祖様……?」チラッ

婆羅護吽『……』




婆羅護吽『……すぐに逃げなさい我が子孫よ』

バラゴン「えっ」

婆羅護吽『どうやら限界が来たようだ……我等は去らねばならぬ』

バラゴン「えっちょっと……ご先祖様?」

最珠羅『正直非情に不味いことになったのです……今時の若者風に言うのなら貴方はすぐにバイビーしなくてはなりません』

魏努羅『さよなら、もしくはずらかれという意味である』

バラゴン「えっちょっと……え?」

魏努羅『なるべく遠くまで行くのだ我が同胞よ』スゥ……

最珠羅『無事を祈ります同胞の子よ』スゥ…

バラゴン「えっ……ホントに消えちゃうの?」

婆羅護吽『我が子孫よ……』

バラゴン「ご先祖様……!」

婆羅護吽『なんかごめn』スゥ……

バラゴン「ごせ……えっ!?ご……ご先祖様ァァァァァァァッ!!!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…




ゴジラ「……――ッ」ピシッ




バルゴン「!? 氷が……」





ゴジラ「……ゥゥ……」ピシピシピシッ…









ゴジラ「ウ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ッ ッ ッ ! ! !!!」


バ リ ィ ィ ィ ィ ィ ン ッ



ザノン星人「何ィ!?氷の封印を……自力でだと……!?」

ゴジラ「……ゥゥ……」フゥーッ…



バルゴン「……馬鹿な……!」

バイラス「一体どうやったのだ……?」

ジャイガー「不気味な真似を……」

ギロン「なんか様子が変らろ」

ジグラ「たしかに……なんだか妙な雰囲気だ……」

レギオン《……》



ゴジラ「……」



ゴジラ「……」ギロッ

全員「!!」ビクッ





ジーダス「……っ!」

ジーダス「チッ……ビビらせようってつもりか!?なんだってんだ野郎……気味が悪ィ!!」



ジーダス「白目なんぞ剥きやがって……ふざけてんのか?」




合同自衛隊(仮)作戦指令本部

同基地内・格納庫















ガメラ自衛隊・隊員「……本当にこんなものが……正直目の前で見ても信じられません」

Gフォース整備班・班長「ハハッ無理もありませんよ。でも現実です。『コイツら』こそが我々の切り札です」

隊員「……」

特生自衛隊・整備員「班長!両機とも各最終点検終わりました!パイロット搭乗し次第発進させるそうです!」

班長「そうか……よし!全員退避準備!」

整備班『はい!!』

隊員「……」

班長「貴方もそろそろ退避を……?……どうかしましたか?」

隊員「……」

ガメラ自衛隊・隊員「……」

Gフォース整備班・班長「……?」

隊員「……私は自衛隊に入って長いです……この国を護る事こそが自分の使命だとずっと信じていました」

班長「……」

隊員「ですが、我々は無力だった……。圧倒的なギャオスの物量に次々と戦線を突破されて……このまま何も出来ずギャオスの群れに敗北し、この国は蹂躙されてしまうものだと……もうおしまいだとすら、正直思っていました」

班長「……!」

隊員「……自衛隊員失格です。……しかし貴方方のおかげで我々は奴等と今こうして戦えています。まだこの国を護る事が出来ます」

班長「……」

隊員「……まだ私が若かった頃……その時も怪獣がこの国を襲い多くの犠牲を出していました。今と同じように……我々は奴等に戦いを挑みました。例え勝ち目がなくても、この国の為に……」

隊員「……その時私と共に仕事をしていた整備長のおじいさんが、言っていたんですよ」

班長「……?」

隊員「……」






『昔、子供の儂は火の中を逃げ回った。恐くて恐くて、今でも夢に見る』


『今度は、絶対に守ろうや』




班長「……」

整備班『……!』

隊員「……どうやら私は自衛隊員として、決して忘れてはならないことまで忘れてしまっていたようです」

隊員「我々は最後の一人になっても決して諦めません。最期の瞬間まで……この国を護るために戦います」

班長「……」

整備班『……』

班長「……我々も貴方方と同じ覚悟です。例え前線に出なくても、パイロットの、そして人類の命を預かるこの仕事に誇りと命を賭けています。我々も貴方達と最期まで戦いますよ」

隊員「……」

班長「大丈夫です。『コイツら』の整備は完璧に仕上げています。『コイツら』ならこの国を、人類を、地球を護ってくれる、そう信じています」

整備班『……』グッ

隊員「……本当に感謝します」

隊員「我々(ガメラ自衛隊)の航空戦力が『彼等』を支援します」

班長「……了解です。『コイツら』をよろしくお願いします」




『全パイロットの搭乗を確認。発進準備に入ります。各員は速やかに退避してください』




班長「……行きましょう」

隊員「……ええ」

指令「……そうか。準備が出来たか」

部下「はい。いつでもいけるそうです」

指令「では直ちに出撃させよう。メーサー隊とスーパーXⅢでは限界がある」

部下「了解です」



指令「……お願いします」

Gフォース上官「……」コクッ




Gフォース上官「あー……あー……ンンッ」ゲフンゲフン

指令「……?」

部下「……?」

Gフォース上官「……よし」

Gフォース上官「……いいか?作戦の目標はX星人の超大型母船の破壊だ。我々はその為に敵の怪獣どもを掃除する!」

『了解!』

Gフォース上官「いいか!この際ハッキリと言っておくがゴジラより厄介な奴はこの世にいない!!肝に命じて恐れず行け!!
怪獣どもに我々の力、目にもの見せてやれ!!」








「 “メカゴジラ” “ガルーダ” 」

「 “MOGERA” 」





「テイクオフ!!」


ドドドドドドドドドドドド…











部下「ガルーダ、メカゴジラ(平成)、MOGERA、共に順調に目標地点に接近してます!」

部下B「護衛のクーガー1、クーガー2から連絡。周囲にギャオス始め敵の確認出来ず!」

指令「……よし、ではもう一度状況を確認しろ!X星人と怪獣達の戦いはどうなってる!?」

部下「了解、スーパーXⅢと冷凍メーサー隊に通信繋ぎます」


ザー……ザザザ…


部下「!?」

部下「つ……通信、繋がりません!」

指令「!!?」

Gフォース上官「何!?」

部下「!? ほ……報告!当基地の上空に、突然未確認飛行物体が!」

指令「何だと!?いつの間に……!?」

特自上官「これは……X星人のとは別のタイプですが恐らく敵のUFOです。UFOから現れた複数のアンノウンが基地施設内に侵入してきてる!」

指令「何!?」

特自上官「直接ここを叩きに来たのか……!」

Gフォース上官「……メカゴジラ達を発進させて離れたタイミングで……!」

指令「冷凍メーサー隊の活躍が逆に此方に目を向けさせる形になってしまったか……!」


ドゴォォォォォンッ

グラグラ…

指令「……っ!……そして此方にまだ策があると踏んで様子を伺いメカゴジラ達を発進させた後を突いたとしたら……!」

Gフォース上官「……!」



Gフォース上官「……狙われていたのか……!」


合同自衛隊(仮)作戦指令本部

同基地建物・入口付近







???「フフフ……我々侵略者連合を甘く見るとどれだけ恐ろしいことになるか教えてやるぞ地球人どもめ……!」



ザッ

ザッ

ザザッ




ブラックホール第3惑星人「フフフ……まさか我々にも出番があるとは誰も夢にも思うまい……!」

ブラックホール第3惑星人B「我々は地球のことを調査するのは得意な宇宙人……!」

ブラックホール第3惑星人C「ここを見つけることも何か隠し玉を持っていたこともすぐに調べあげてやったわ……!」

(前略)第3惑星人 「我々のメカゴジラは今X星人どもに貸してしまってるが……代わりにコイツらを借り受けてる。問題ない」




デストロイア幼体群『ギシャァァァァァァァッ!!』

ソルジャーレギオン群『ギュィッ ギュィッ』




(略)惑星人「フハハハハッ!さぁ!邪魔な地球人どもを一掃するのだ!!」ババーン!


デストロイア幼体群『ギシャァァァァァァァッ!』

ソルジャーレギオン群『ギュギュィッ ギュィッ』


ウジャウジャ

ゾロゾロ


(略)B「……せまいな」

ブラックホール第3惑星人「よし!地球人を見つけ次第皆殺しにしろ!!」









指令「非戦闘員、その他職員は直ちに奥に退避!!退避を確認後防護シャッターを降ろせ!時間を稼ぐんだ!」

部下「な……なんて数だ!数十匹の小型怪獣が基地内に侵入してきていますよ!」

指令「……!迎撃準備だ!歩兵部隊を急がせろ!……しかし……これは…どうしたら……!」

東宝自衛隊「待ってください!!」

指令「!!」

東宝自衛隊「基地内の戦闘の作戦なら我々におまかせください!此方にも、実はまだ策と切り札は残っています!こんなこともあろうかと!!こ ん な こ と も あ ろ う か と ! !」

指令「なんだと!?」

部下「実際にこんなこともあろうかとって初めて聞いた!」

東宝自衛隊「ええ。全員で協力し、まずはこの事態を乗りきりましょう」

指令「……頼りになりすぎるな……」

部下(なんでこの人たちゴジラに勝てなかったんだ……?)

Gフォース上官「……しかし、1つ気掛かりな事が……基地機能が麻痺した状態ではメカゴジラやガルーダ、それにMOGERA達のバックアップが出来ません」

特生自衛隊「恐らく敵の妨害でしょうが……通信の繋がらない冷凍メーサー隊やスーパーXⅢのことも心配ですね……」

部下「護衛のクーガー1、クーガー2もです……」

指令「……彼等はもし後方支援を受けられなくても任務を優先するでしょう。そして自分達のやるべきことを自分達で判断し、死力を尽くしてやってくれる筈です。
まずは我々もここをなんとか切り抜けて生き残らねば。そして出来るだけ早く前線の彼等を助けられるよう努めましょう」

全員「……っ」コクッ




Gフォース上官(……スマン、パイロット達よ……武運を祈るぞ……!)



キィィィィィィィィンッ…






クーガー1「クーガー1、周囲に敵の反能ありません」

クーガー2「クーガー2、こちらも敵を確認出来ません」

ザザー……ザザッ

クーガー1「……おかしい……本部との連絡がつかない……」


ガルーダパイロット「……こちらもだ。応答がない」

MOGERAパイロットB「……何かあったのかな……?」

メカゴジラパイロットA「……事前の作戦説明の通り、我々は何が起こっても任務を優先、続行する。やることは変わらない、宇宙人どもの悪趣味な怪獣コレクションを一掃する!それだけだ!」

全員「……了解!」

MOGERAパイロットA「……しかし通信が繋がらないのは痛いな……今の情報の確認も出来ない……」

MOGERAパイロットC「そうだな……」

MOGERAパイロットC「X星人どもと地球の怪獣達の戦いはどうなってるんだ……?」



同時刻

X星人VS地球怪獣連合軍









ドゴォッ バキィッ

ザクッザクッ

ガツンッ

ボグォッ






オルガ「ーーがはぁっっ!!?」

ドガシャァァァッ

オルガ「うぬぅぅぅ……」ググッ…

ゴロザウルス「寝てろ!!」

“ドロップキック”

ドゴォッ

オルガ「っ!?」ゴシャァッ



ガイラ「あんテメェまだ息あんのかクラァァッ!!」ガスッガスッ

バラン「オラ嘗めんじゃねぇぞクノヤローがぁ!!」ベシベシッ

カマキラス「調子乗ってんじゃねぇぞエイリアン野郎がぁ!!」ザックザック

キングコング『WOOOOOOOOOO!!』

ドコドコドコドコ←ドラミング

ジラ『GYAOOOOOOOOOOOOOO!!』

サンダ「コイツめ!コイツめ!」ドカッ ドカッ


オルガ「……っ!」

オルガ(お……おのれ地球の下等生物どもめ……!いつまでも調子に乗っていられると……)ピクッ

フランケンシュタイン「……」

ヒョイッ←瓦礫

フランケンシュタイン「……」


ガ ツ ン ッ ッ


オルガ「!!?」ドサァッ


バラン「地球の怪獣嘗めんじゃねぇぞぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」ベシッ ベシッ






ガイガン「……どっちがワルかもうわかんねぇなコレ」

ガイガン「クソが!モスラどもが邪魔して助けにも行けねぇ!!」

バトラ「自分の心配でもしていろ!」

“プリズム光線”!

バチィィッ

ガイガン「チィッ!」





オルガ(こんな……こんな屈辱が……!)ボロッ


マンダ「気を付けろ。コイツは強力なビームもあるし何よりゴジラの細胞を取り込んでてどんなダメージも再生する」

ガイラ「あ?ゴジラの細胞?」

サンダ「よくそんなものを取り込もうと思ったものだ……」

バラン「頭おかしいんじゃないのコイツ」

オルガ「……っ!」プルプル

ジラ「見た目だけならソンナに他人の気がしまセーンけど……」

ゴロザウルス「まぁでも再生能力以外は大したこと無かったな」

キングコング「ウホ」

クモンガ「とりあえず糸で縛っておくか」

カマキラス「しっかしゴジラの細胞を取り込むってか?よくやるぜ」

オルガ「……っ」

カマキラス「それでこんな醜い姿になってんならご苦労なこったな」


オルガ「」ブチブチブチィッ

オルガ「……っざっけるなよ……」

地球怪獣軍団「……?」


オルガ「ふざけるなよ貴様らぁぁぁぁっ!!!!」グァァッ

ゴロザウルス「!?」

マンダ「何!?もう動けるまで回復したのか!?」


“念動力”!!

シュルルルルッ←電線

オルガ「私は!!」

ビシィッ

クモンガ「ぐあっ!?」

カマキラス「うえっ!?」


オルガ「肉体を!!」

ビシィッ ビシィッ

サンダ「なんだ!?電線が勝手に!?」

ガイラ「ま……巻き付いてきやがる!?気味わりぃ!!」

ビシィッ

フランケンシュタイン「……!」


オルガ「失った肉体を……!!」

ビシィッ ビシィッ

ジラ「アウッ」

キングコング「ウホっ!?」


オルガ「美しいミレニアンの身体を……取り戻したかっただけだ!!」

ビシィッ

マンダ「ぐっ……!」

バラン「うわっ」



オルガ「こんな……」

オルガ「こんな醜い姿を……最初から望んでいた訳では無いわァ!!この細胞を頼るしか、なかったのだ!!」

オルガ「終わりにしてやる……!」

キュィィィィィィッ

マンダ「! マズイ!奴の光線攻撃だ!!」

ジラ「what!?ソンナもの撃てるまで回復したっていうんデスカ!?」

サンダ「光線……つまりビームというやつを撃つ気か!?」

ガイラ「ビーム!?ビームってあのビームか!?やべーぞ兄貴!縛られて避けられねぇ!!」ググッ

バラン「えぇっ!?どうすんだよオイラたち!」

マンダ「クソッ……!」ググッ…

ゴロザウルス「キングコング!お前の怪力で千切れないのかコレ!?」

キングコング「ウホっ!ウホ……」ググッ…

“念動力”

シュルルルルッ←地下通電ケーブル

キングコング「?」

マンダ「しまった!気をつけろ!高圧電流が……」

バチィッ

バリバリバリバリバリバリッッッ

キングコング「――っっっ!?!?!?!?!?」

バチバチバチバチィッ

ゴロザウルス「あぁっ!?」

ジラ「キ……キングコングサーーーンッ!?」


キュィィィィィィッ


オルガ「貴様らを完膚なきまでに叩き潰してやる……!!」

マンダ「……っ!」

オルガ「“波動光線”!!」

マンダ「……っ!」

バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ‼

マンダ「!? 外しただと!?」

ガイラ「助かったのか!?」

サンダ「……いや、あの方角は……!」

バリバリバリバリバリバリ

キングコング「ahhhhhhhhhhhhhhh!!?」バチバチバチバチィッ

ジラ「コングサーーーンッ!!?」








スーパーXⅢ「冷凍メーサー隊、手を緩めるな!デストロイアをこのまま冷凍……」

バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ

スーパーXⅢ「!!?」


ギュワァァァァァンッ

バチチィィッ


スーパーXⅢ「!!??」

パイロットA「右翼に被弾!システムにエラーが発生!なんだ!?ただの光線じゃないのか!?」

パイロットB「一旦高度を取れ!空中でシステムを立て直すんだ!」


ゴォォォォォ…



冷凍メーサー隊隊員「隊長!スーパーXⅢが……!」

冷凍メーサー隊隊長「確認してる。一旦態勢を立て直す為に高度を取るそうだ。それよりお前たち、デストロイアから目を離すな!スーパーXⅢがなくても我々で奴を足止めし続けて……」




パキッ…

冷凍メーサー隊「!!?」


パキキッ…




「……手を緩めたな?」パキキッ…

バ ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ←氷

バキィィィンッ…


デストロイア「……」ガララ…



冷凍メーサー隊「……!で……デストロイアが……復活を……!」

冷凍メーサー隊隊長「……冷凍兵器への耐性が上がっているというのか……!?」


デストロイア「……」

デストロイア「……どうやらあの飛んでた奴がお前ら人間どもの要だったようだな……」ギロリ


“オキシジェン・デストロイヤー・レイ”!!

バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ


冷凍メーサー隊「!!!!」

ドゴォォッ

ゴバァッ

「うわぁぁぁぁっ!!?」

「ぎゃああああああっ!!!?」


冷凍メーサー隊隊長「……!!総員、メーサーを撃ちながら後退しろ!!後退ィィッ!!」


デストロイア「……どうにも以前死んだときの記憶が曖昧だと思ってたが……そうか……お前らだったんだな……」

“オキシジェン・デストロイヤー・レイ”

バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ

ドゴォォッ ドゴゴォッ

「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」

「クッソォォォォォォォォッ!?」

ドゴゴゴォッッ

冷凍メーサー隊隊長「……っ!」




デストロイア「一匹たりとも逃すものかよ……」


デストロイア「 皆 殺 し だ ぁ ぁ ぁ っ ! ! ! ! 」

デストロイア「 ガ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ ! ! ! ! 」




バトラ「……!厄介な奴が!」

モスラ「バトラ!」

バトラ「わかってる!」

ガイガン「っ!?挟まれた!?」

“超音波光線”!

“プリズム光線”!

バシュゥゥゥゥゥゥッ バチバチィッ

ガイガン「ぐあっ!!?」ガクッ

ゴォッ

ガイガン「!!」

“ダブル・翼ラリアット”!!

ゴガガッ

ガイガン「――ぬぁっ!」ドガシャァッ

ガイガン「……っ……っの虫カスどもが……!」

ガコンッ←胸のシャッター

モスラ「! バトラ!避けて!」

バトラ「!」


ガイガン「行け!“ブラッディ・スライサー”!!」

バシュシュッ

キュィィィィィィンッ キュィィィィィィンッ

バトラ(……!丸ノコ状のブーメラン兵器か)

バトラ「チィッ!」


スカッ スカッ


バトラ「外れた!?」

モスラ「……!いえ!違います!」

バトラ「!!?」

キュィィィィィィンッ



メカゴジラ2『……!』

スパッ←クモンガの糸

メカゴジラ2『……』ビコーンッ



バトラ「何っ!?」

モスラ「まずい……!」


ガイガン「あとは……」




チタノザウルス「……」コソコソ


ガイガン「チタノォォォォッ!!」

チタノザウルス「ひぁ……見つかっちゃった……このまま海底に逃げて大人しく暮らしたかった……」

ガイガン「メカゴジラのサポートだ!わかってんだろうなァ!!」

チタノザウルス「あぁ……水中で穏やかに暮らして余生を満喫したかった……」









バリバリバリバリバリバリッッッ

キングコング「ウホホホホホホホホホホホホホホホホホホッ!!!!?」

ジラ「ご……ゴリラサァァァァァァンッ!!!?」

サンダ「やばい!このままではゴリさんが感電死してしまう!!」

ガイラ「いやこれもう手遅れなんじゃねぇのか兄貴!!?」

フランケンシュタイン「……!」

ズゥゥゥゥゥンッ……

フランケンシュタイン「……!」



オルガ「……よくもやってくれたな……地球の猿どもが……!」

キングコング「ウホホホホホホホホホホホホホホホホホホッ!!!?」

バリバリバリバリバリバリッッッ

サンダ「……ま……まずい……!」

ガイラ「クソッ!ほどけねぇ!」グイグイ

オルガ「お前らもそこの猿のように感電死させてやろうか?」

キングコング「ウホホホホホホホホホホホホホホホホホホッ!!!?」

バリバリバリバリバリバリッッッ

サンダ「……!」

ガイラ「……や…やべぇ……」

フランケンシュタイン「……っ」

バリバリバリバリバリバリッッッ

キングコング「 ウ ホ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ! ! ! ! ? 」

ジラ「ゴリラサァァァァァァンッ!!!!」



オルガ「ハハハハハハハッ!思い知れ下等な星の猿どもがぁっ!!!!」


ガシィッ←通電ケーブル

オルガ「!?」

キングコング「――ッ!!」ブチブチィッ

オルガ「何っ!!?」


ガシィッ ガシィッ


オルガ「くっ……離せ猿が……」

キングコング「……」


キングコング『猿じゃねぇ……ゴリラだ』←英語


オルガ「」

オルガ「……貴様……!電撃は……」

“帯電体質”

バチィッ

オルガ「なっ!!?」

キングコング「OOOOOOOOOOO!!」

ガシィッ

バチバチバチバチィィッッ

オルガ「ぐああああああああああああっ!!!?」




サンダ「おぉっ!!?」

ガイラ「すげぇっ!!」

フランケンシュタイン「……!!」


ジラ「ご……ゴリラサン……!イエ、キングコングサン!!」

オルガ「 ぐ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ っ ! ! ! ? 」

バチバチバチバチィッ

オルガ「な……なんなのだ貴様ァッ!! 」

“ハンマーフィスト”!!

ブゥンッ

キングコング「!!」ガシィッ

オルガ「!!」

“帯電体質”

バリバリバリバリバリバリィッッッ

オルガ「がっ――!」

バ チ チ チ チ ィ ィ ッ ッ

オルガ「 ウ ガ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ ! ! ?は……離せ!! 」バシィッ

オルガ「……クソッ!どこまでもふざけた真似を……くたばれ!!」キュィィィィッ

“波動光せ……”

キングコング「!!」

フランケンシュタイン「――!」クイックイッ

サンダ「! なるほど!ガイラ!それ蹴り飛ばせ!」

ガイラ「あ?これか!?」

ガンッ←瓦礫

ズボォッッ←ビーム発射口

オルガ「んなっ!?」

キングコング「!!」


キングコング「ウホァッ!」

“ラリアット”

バキャァッ

オルガ「おるがっ!!?」

ドガシャァァッ

サンダ「ゴリさん!俺達に絡まってるこの電線も千切ってくれ!」

キングコング「!」

ガシィッ

キングコング「WOOOOOOOOOO!!」

“怪力”

ブチィッ ブチブチブチィッ

サンダ「おぉ!」

ガイラ「助かったぜ!」

フランケンシュタイン「……!」

ジラ「!! 危ナイ!」

サンダ「?」


グパァァァ…


オルガ「テメェら……もう許さん……一匹残らず……喰い殺してくれるわ!!」

“丸呑み”

グワァァッ

サンダ「!?」

ガイラ「う……うわぁっ!!?」


ジラ「――ッ!!」ドンッ

サンダ&ガイラ「「!!?」」


バグンッ


フランケンシュタイン「!?」

キングコング「!」

サンダ「ああっ!?」

ガイラ「まっ……マグロォッ!!?」

サンダ「こ……このままじゃジラが喰われる!!」

ガイラ「クソッ!」


オルガ「はははほふはっふほほひは!ははへっ!はふはほいふははふーふーほ……(仲間を庇ったつもりか!馬鹿め!まずはコイツから吸収を……)」


ボ ゴ ッ


オルガ「 ! ! ! ? 」


※オルガの口の中

ジラ「……っ」

ゴォォォォォッ…

“パワーブレス(放射火炎)”!!

ボゴゴゴゴッ

オルガ「――!!?」


ボ ゴ ォ ォ ッ


オルガ「」ガハッ…


ズルッ

ジラ「――ッ!」


オルガ「馬鹿な……貴様……!」

ジラ『もう一発!!』←英語

“パワーブレス”!!

ボゴゴゴォォォォッ

オルガ「ぐあぁぁぁぁぁっ!!!?」


サンダ「おおっ!!?」

ガイラ「すっ……すげぇ!!」


ジラ「GYAOOOOOOOOOOOOOO!!」

ジラ『……お前が死ね!!』←英語


オルガ「」グラッ

オルガ「……まだだ……まだだぞ……!私には……ゴジラの再生細胞が……!」


クモンガ「……」←まだ縛られてる

クモンガ(……この角度なら……!)

クモンガ「プッ」

“毒針”

ドスッ

オルガ「――……っ!」

オルガ「かっ……」


フラッ…


ドズゥゥゥゥゥンッ…

サンダ「おおおおおおっ!!」

ガイラ「やったぜ!!まず一匹だ!ザマァみやがれってんだ!!」

クモンガ「ふはははは……地球の怪獣を嘗めるからだ」

フランケンシュタイン「」フンス




バラン「おぉ……!アイツらやったぜ!」

マンダ「カマキラス!まだこの邪魔なやつ(電線)は切れないのか!?こっちも千切ってくれ!」

カマキラス「ちょっと待て!今頑張ってんだよ!」ガリガリガリ

ゴロザウルス「頼むぞ!今のうちに一気に畳み掛けて……」



ゴォォォォォォ…


ゴロザウルス「……?」




ズゥゥゥゥゥゥゥンッ


メカゴジラ2『……』ビコーンッ…



ゴロザウルス「!? 」

マンダ「何っ!?」

クモンガ「コイツ……縛られていた筈では……!?」

メカゴジラ2『……』ビコーンッ

バラン「なっ……なんだコイツ!?」

マンダ「メカゴジラだ!」

クモンガ「我々のど真中に降り立って来ただと……?」


メカゴジラ2『……』


サンダ「なんと不気味な……」

キングコング「ウホ……」

ジラ「……強いんデスカ?」

ガイラ「……ん?」


メカゴジラ2『……』←足が地面に埋まってる

ガイラ「ぷっ……!オイ!ビビることねぇよ!コイツとんだ間抜けだ!!」

カマキラス「あっ!ホントだ!足が地面に埋まってんぞ!アレじゃ身動き出来ねぇじゃん!!」








チタノザウルス「……私……戦うのとかやっぱ苦手なんですけどね……」

ブゥン…ブゥンブゥンブゥン……!


ォォォォォッ…


マンダ「……?」

バラン「……風?」


モスラ「……!」

モスラ「皆さん!そこをすぐ離れて!!」



マンダ「!?」

バラン「……!風が……」




チタノザウルス「……全員“範囲内”なんですよね……」


“"暴風攻撃”!!


ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ ッ


バラン「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!!?」

カマキラス「と……飛ばされる!?」

マンダ「姿勢を低くしろ!人間のビルの破片や瓦礫ごと吹き飛ばされるぞ!!」

サンダ「は……離れるな!ガイラ!」

ガイラ「あ……兄貴!!やべぇぞこれ!!」

フランケンシュタイン「……!」

ガシッ←オルガが操ってた電線

キングコング「……っ!」

ジラ「Oh…!なんというパワー……!」


クモンガ「……!だが不幸中の幸いだな……この絡まってる電線で我々も動けないが飛ばされる事も……」

ゴロザウルス「た……確かに……!でもまともに動けないんじゃ……」


ガシャシャンッ


クモンガ「……?」

ゴロザウルス「……ん?」


メカゴジラ2『……』


クモンガ「……!」


メカゴジラ2『……』


『戦闘システム起動・全武装リミッター解除』

ガシャシャシャンッ

『ターゲット:全地球怪獣軍団』


ゴロザウルス「……!」

クモンガ「……これはまずいな」




メカゴジラ2『“全方位攻撃(オールウェポン・ファイア)”』


カ ッ ッ


地球怪獣軍団「……!!」


ド ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ッ ッ ッ


「「うわあああああああああああああっ!!!!?」」


モスラ「ああっ!」

バトラ「……マズイな」



デストロイア「死ねぇ!!」

“オキシジェン・デストロイヤー・レイ”!!

バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ

メーサー隊「う……うわぁぁぁぁぁっ!!!?」

ゴバァァァァァァッ!

メーサー隊隊員A「……っ!だっ……第3部隊も壊滅……!」

メーサー隊隊員B「第2部隊もやられました!!」

メーサー隊隊長「……!ここまでか……!」



バトラ「……チッ!このままの戦力では……」

ガイガン「余所見か黒いのォッ!!」

バトラ「!!」

“テイルアンカー”!!

ドズッ !

バトラ「」ゴフッ


モスラ「バトラ!!?」


ガイガン「オラァッ!!」

ブゥンッッ

バトラ「ぐあっ……!」ガフッ


ドォォォォン…


バトラ「……!クソッ……他の奴に気を取られてやられるとは……なんと迂闊な……!」ゴフッ…



モスラ「……っ!よくも!」

ガイガン「テメェももう諦めな」

モスラ「……?」

ガイガン「こちとら切り札含め……全戦力をガメラ抹殺に投入してんだよ!!」

モスラ「……切り札……?」

ガイガン「……そうよ」ニヤリ

ガイガン「ダガーラとは戦ったんだろ?」

モスラ「……!」



モスラ「……まさか……!」

モスラ「……まさか……!」













同時刻

ガメラ&ゴジラの相棒達




ドドォンッ… ドドォンッ… ドドォンッ…

アンギラス「よく考えたら飛んでるあの2匹を走って追いかけろって……」ゼェ…ゼェ…

キングシーサー「す……すっごく無茶ぶりさー……!」ハァ…ハァ…

アンギラス「僕怪獣島から泳いできたりで結構疲れてるんだけどね……!」

キングシーサー「私も沖縄から走ったり泳いだりしてここまで来たさー……」

キングシーサー「……!」

クラッ…

アンギラス「……?大丈夫?」

キングシーサー「……うん、大丈さー……!」

アンギラス「……?」

アンギラス「……それよりラドン達何処まで行ったんだろ……」

キングシーサー「……さぁ、わかんないさー……」

アンギラス「早く追いかけよう……追い付かないとなんにもなんないや」

キングシーサー「……」











キイィィィィィィィィィン…



ラドン「……お前を逃がすためにかなり離れた場所を選んだからな……まだゴジラがいたところまで遠い」

ガメラ「……うん……」

ガメラ「……!」ピクッ



“三重渦撃砲”


ゴ ゴ ゴ ゴ ォ ッ ッ


ガメラ「避けて!」

ラドン「!!」バッ



ゴォォォォッ



ドゴォォォォォォォン…


ラドン「…今の攻撃……真上からだと……?」

ガメラ「……!来る!」

ラドン「……!」


“炎龍旋風撃波”



ゴゴゴゴォッッ

ゴゴォォッ


ラドン「……!高度を下げるぞ!」

ガメラ「……!」



ゴォッ ドゴゴオォッッ



ラドン「……空から追っ手か……ならアンギラス達では気付くことも止めることも出来んな……だが敵はなんだ!?」

ガメラ「……!来る!」




ゴォォォォォォ…


「……」


バサァッ…







ラドン「……!」

ラドン「……コイツは……」

ガメラ「……?」



ラドン「……ギドラか?」


宇宙怪獣デスギドラ「……」

デスギドラ「……さぁ……どうだろうな」

デスギドラ「……」バサァッ…

ズゥゥゥンッ…


ラドン「……!」

ラドン「……気を付けろ。経験上首が沢山付いてる奴はろくな怪獣じゃない」

ガメラ「……」コクッ

ガメラ「……お前……何者だ」

デスギドラ「……」


“火砕流撃弾”!!

ゴォォオッ


ラドン「!」バサァッ

ガメラ「!」バコンッ


ドドドォッ


ラドン「いきなり撃ってくるか」

ガメラ「……!」


デスギドラ「……」

デスギドラ「……よく避けたな。やるじゃないか」


ラドン「……!」

ガメラ「……この熱量……マグマエネルギーか……!」


デスギドラ「……おれの名はデスギドラ。宇宙怪獣だ」


ラドン「……やはりギドラか」ハァ…

ガメラ「あの金色の奴の仲間……?」


デスギドラ「……? あー……いや、厳密には違うが……まぁいい」

ラドン「……?」

デスギドラ「とりあえず、まず始めに……おれは本当ならおまえらと戦う理由も何もない」

ガメラ「……?」

デスギドラ「あの宇宙人どもに封印こそ解いてもらったが……だからと言って助けてやる恩も何も感じていないしな」

ラドン「……?」

デスギドラ「……だからおまえらを見逃してやっても良いんだが……」


デスギドラ「……おれがこれから地球の生命を食い尽くすって言ったら……おまえらモスラの連中みたいに結局邪魔をするよな?」

ガメラ「!!」ギロッ

ラドン「!」


デスギドラ「そのツラ……やっぱりな。なら、どのみちおまえらを消す必要がある。殺さないとな」

ガメラ「……!」

ラドン「……やってみろ」


デスギドラ「……」ニヤリ


デスギドラ「もう二度と……だれにも邪魔はさせねぇよ」

ラドン「2対1だ。奴も飛べる以上空に追ってくるはず……挟み込んで仕留めるぞ」

ガメラ「……了解」


デスギドラ「……スピードに自信があるのか……?だが……」


バサァッ…


ラドン「……くるぞ」

ガメラ「……!」


デスギドラ「遅いなぁ!!」


ゴ ォ ォ ッ


ラドン「何っ!?」

ガメラ(速い!)


ドゴゴォッ

ラドン「ぐあっ!?」

ガメラ「っ!!」


ドゴォォォォォォンッ…


デスギドラ「ふっはっはっはっはっ!!モノが違うんだよ地球の怪獣が!!」

ラドン「……!」ガララ…

ラドン(……馬鹿な!信じられんスピードだ……!)

ガメラ「……っ」ゲホッ


デスギドラ「見たところおまえらはせいぜいマッハ3かその程度が限界速度か?その程度ならおれの飛行速度からは逃げれんよ」

ラドン「……!コイツ……!」

デスギドラ「そうやって地に這うおまえらを見てるのも良いが……!」


ゴォォ…


ラドン「!」

ガメラ「……っ」



デスギドラ「経験上時間をかけるとろくなことにならんからな……呆気ないがこれで終わりだ」

“ 炎龍旋風撃波 ”!!

デスギドラ「燃え尽きろ!!」

カカカッ


ド ゴ ゴ ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ ッ


デスギドラ「……フン」ニヤリ

デスギドラ「……!?」

ゴォォ…

デスギドラ「!?」

デスギドラ(なんだ……?爆炎が中心に吸い込まれていく……!?)


“熱エネルギー吸収”


ガメラ「……っ!」ギロッ

デスギドラ「何!?」

ガメラ「……マグマも地球のエネルギーだ……!」

デスギドラ「……!?」


バコンッ

デスギドラ「……? 腹が……」


コォォォォォッ…


ガメラ「食らえ!!」


ガメラ「“ウルティメイト・プラズマ(マグマエネルギーver)”!!」

カ ッ ッ ッ

デスギドラ「!!」


カ ッ ッ ッ





ドドォッ… ドドォッ…


アンギラス「……?」

アンギラス「あっ!キングシーサー!アレ!」

キングシーサー「あ……あれは!?」

ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ …

キングシーサー「光の柱……?まさかこれは……!大変さー!きっと何事かあったんだよー!」

アンギラス「うん!急ごう!」

アンギラス「走って!」

キングシーサー「うん!」

ドドォッ… ドドォッ… ドドォッ…

キングシーサー「……空飛びたいね」

アンギラス「……うん」











ガメラ「……ゼェ…ゼェ……」

ラドン「……助かったぞ、すまんガメラ」

ガメラ「……!……良いよ。気にしないで」

ラドン「……しかし今の技は……使ってはいけない技だったんじゃないか?」

ガメラ「……」フルフル

ガメラ「あの技は本来吸収した地球のマナってエネルギーを体内で変換して撃ち出す技だけど……今回は相手の技のエネルギーだけで撃った。威力はだいぶ落ちるけど……それでも十分な威力だったと思う」

ラドン「……そうか」



バサァッ…


ラドン「!!」

ガメラ「!!」





デスギドラ「……くそっ……想像よりやるな……」シュゥゥゥッ…


ラドン「……生きてるのか……!」

ガメラ「……!あれで死なないなんて……」

デスギドラ「おれを滅ぼせず残念だったな……だがおれはおまえらとは文字通り出来が違う存在なのさ……おまえらではどう足掻いても無理だ」


ラドン「……モスラはよくこんな奴を相手にしたな……」

ガメラ「でも、攻略法はあるはず……空中戦になった時に互いにカバーしあえば速さで負けてても勝機は……」

ラドン「……いや、ガメラ、お前は先に行け」

ガメラ「!?」

ラドン「バトラの言葉を思い出せ。ゴジラのところに向かうことをお前は優先すべきだ」

ガメラ「……!」

ラドン「……言ったろう。何かあれば私たちが止めると。それにどのみち勝てるか怪しい相手なら2匹残ろうと1匹残ろうと同じことだ」

ガメラ「……」

ラドン「私は負ける気はないがな」

ガメラ「……でも」

デスギドラ「無駄だ」

ラドン「!」


デスギドラ「おれから逃げられるわけがないだろう?どっちかが残る相談なんかしたって意味はない」

デスギドラ「マグマエネルギーが効かないなら肉弾戦でそこの怪獣は殺せば良い」

ガメラ「……っ」

ラドン「……それをさせると思うか?」

デスギドラ「おまえがおれの相手になるわけねぇだろ?笑わせるな」

ラドン「あ?」ブチッ

デスギドラ「それに……さっきも言ったがおまえらとおれじゃ出来が違うんだよ」

ガメラ「……?」

デスギドラ「おまえらではどうあってもおれを倒すことは出来ない理由があるってことさ……いや、それどころか……」

デスギドラ「それ以前の問題だな……普通に戦ってもおまえらじゃおれを地面に叩き落とす事すら……」




アンギラス「必殺!!“暴龍怪球烈弾(アンギラスボール)”!!」

キングシーサー「……をさらに“フライングシーサーシュート”でドーーーン!!」

ド ゴ ォ ッ




デスギドラ「出来やしな……ん?」


ギュォォォォォッ←アンギラスボール


デスギドラ「!!!?」

ボ ゴ ォ ォ ッ ッ

デスギドラ「おごぁっ!!!?」


ラドン「!!」

ガメラ「!」



デスギドラ「ぐぁぁぁぁぁっ!!?」

ヒュゥゥゥゥゥゥ…

ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ…


ラドン「……」

ガメラ「……」

キングシーサー「やっと追い付いたよー!」

アンギラス「ごめん、なんか話してた?」

ラドン「いや」

ガメラ「問題ないよ」

アンギラス「……ところで何今のギドラっぽい奴。思わず合体シュート決めちゃったけど」

キングシーサー「映画では外したけど今度は当てたねー」

アンギラス「スピンを減らすのがコツだったね」

ラドン「あれは敵だ。正直不味い所だったが助かった」

キングシーサー「良かったさー間に合って」

アンギラス「……強かったの?」

ラドン「ああ。少なくとも今の攻撃程度でやられるとは思えん」



ガララ…

デスギドラ「……新手か……!」



アンギラス「……なるほど」

アンギラス「じゃあアイツの足止めは僕とキングシーサーの役目だね」

キングシーサー「だね」

ラドン「!」

ガメラ「……!?」

ラドン「……ハッキリ言うが貴様らが勝てる相手ではないかもしれんぞ。少ししか戦闘をしてないが……それでも奴はダンチの力を持ってる」

アンギラス「まぁ、そうかもしんないけど……僕ギドラ族嫌いだしどうせ戦うならアレ相手で良いよ」

キングシーサー「大丈夫さー。アンギラスくんだけだと色々厳しい……じゃなくて厳シーサーだろうから私も残るさー」

アンギラス「……それにアイツみたいに飛べる追っ手がまだいたら困るからね。君はガメラに付いといてよ」

ラドン「……」

ガメラ「……!」

アンギラス「……ガメラがやられたら怒るからね」

ラドン「……なら、任せるぞ」

ガメラ「……気を付けて」

アンギラス「うん」

キングシーサー「任せるさー!」

デスギドラ「……?」


デスギドラ「……おれの聞き間違いか……?今おまえらがおれの相手をするとか聞こえたが……? 」

デスギドラ「……見たところおまえらは飛べるようには見えんが……勝算でもあるつもりか?」

アンギラス「……確かに僕らは飛べないけど余計な心配しなくても大丈夫だよ、お前が飛んだらまた打ち落としてやるから」

デスギドラ「……あ?」

キングシーサー「さ、2匹とも行ってよー!」

ラドン「……合図したら飛ぶぞ」

ガメラ「……」コクッ



デスギドラ「……おれと戦うつもりなら容赦はしねぇぞ……焼き尽くして殺してやる!死にやがれ!!」


“ 三重渦撃砲”!!


キングシーサー「!! さぁ行って!!」バッ

ラドン「ああ!行くぞ!」

ガメラ「うん!」

ドドドドドドドド…


デスギドラ「! 逃がすと思って……」

キングシーサー「必殺!!」

デスギドラ「!」

“右目から吸収した光線を!!”


ギ ュ ォ ォ ォ ォ ォ ッ


デスギドラ「!? 何だとっ!!?」


“左目から倍増して発射する!!”


キングシーサー「喰らうさー!!」

“プリズム眼”!!


カ ッ ッ ッ


デスギドラ「……!」

バ シ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ッ ッ ッ

デスギドラ「 ぐ お お お ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ っ ! ! ? 」

ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ


デスギドラ「……っ」ガハッ

シュルルルルルルッ

デスギドラ「!!」

アンギラス「“暴龍怪球烈弾のしかかりり”!!」

ズ ン ッ ッ ッ

デスギドラ「ぐあ……っ!!」


キングシーサー「ガメラくん達は……絶対追わせないさー!!」

アンギラス「ゴジラの相棒……嘗めるなよ!!」

デスギドラ「……!」ピクッ

デスギドラ「……ゴジラ……?たしか……地球の怪獣の王とかいう……?」ググ…



アンギラス「……!」

キングシーサー「そうさー!怪獣王さー!とっても強いよー!」

アンギラス「僕らはその相棒!アンギラスと……」

キングシーサー「沖縄の守護神!キングシーサー!!」バーン!

デスギドラ「くっくっく……」

キングシーサー「?」

デスギドラ「……おまえらごときが相棒だと……?なら、地球の怪獣のレベルもたかがしれるな……」

アンギラス「」ムカッ

キングシーサー「なんだとぉー!なんて失礼な奴さー!」プンスカ

デスギドラ「……良いだろう。どのみちおれを逃れたところで奴等に逃げ場はない……おまえらと遊んでやるよ」

アンギラス「……随分と余裕だな」

キングシーサー「私達を嘗めてると後で酷いよー!痛い目見るよー!」

デスギドラ「はっはっはっ!痛い目だと?面白い!おまえらごときに何が出来るのか!見せてもらおうじゃないか!!」

アンギラス「甘く見るなよ!」

デスギドラ「?」



アンギラス「僕達がゴジラの相棒だ!!永遠のな!!」

キングシーサー「1+1は2じゃないさー!!私達は1+1で200!!10倍だよー!10倍!!」



デスギドラ「……」

デスギドラ「……?」

デスギドラ「言ってる意味はさっぱりわからんが……おれの前に敵として立ったことを後悔するぞ!!」

バサァ…

アンギラス「……!!」

キングシーサー「!」











ゴォォォォォ…


ガメラ「……」

ラドン「……!」

ガメラ「……?どうしたの?」

ラドン「……風がおかしい。なにか来るぞ……」

ガメラ「!」

ガメラ「……なんだ?」


ザァァァァァァァァ…


ガメラ「!」

ラドン「虫か!?」


ザ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ ッ ッ


ガメラ「うわぁぁぁっ!?」

ラドン「……敵か!?」


???『キシュアッ キシュアッ』


ザァァァァァァァァッ

ザクッ

ザクザクッ


ガメラ「ぐぁ……っ!コイツらは……ソルジャーレギオンか……?」

ラドン「……!いや……こいつらは……」



メガニューラ『キシュアァァァァッ!!』



ラドン「……メガニューラの大群だ!!」

メガニューラ『キシュアッ』

ズズズ…

ガメラ「……!」

ガメラ(コイツら……僕のエネルギーを吸収してる……?)

ガメラ「……!回転ジェットで吹き飛ばして……」

ズズズ…

メガニューラ『キシュアッ キシュアッ』

ガメラ「……ッ!数が……多すぎる……!」ガクンッ

ラドン「……!」

ラドン「……いや、待て」ジロッ


メガニューラ『ギシュァッ!?』

バクンッ←メガニューラ


ラドン「……」ポリポリモグモグ

ガメラ「!?」

ラドン「……ゴクンッ……お前は地上に降りろ。地面に掴まって動くなよ」

ガメラ「……?」

ラドン「私に任せろ」

ガメラ「……!」

ズズズ…

ガメラ「……!エネルギーが……どんどん……」

ガメラ「……とにかく……地面に……!」


ゴォォォォォ…

ズズゥゥゥゥゥゥン……


ザァァァァァァァァッ

メガニューラ『ギシュァァァッ!!』


ガメラ「……!ラドン……一体何を……」


キ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ン ッ


ガメラ「!」


ラドン「……頭を甲羅に引っ込めて、しっかり地面に捕まっていろ!!」


ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ


ガメラ「……っ!」

“エルボークロー”!!

ザクッ←地面に



ラドン「……行くぞ!」


メガニューラ『……!?ギシュァッ…』


“超音速衝撃粉砕波”!!


メガニューラ『――ッ!』

ガメラ「……っ!」


ズ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ッ ッ


ガメラ「――っ!!」


ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ …

パラ…パラパラ…



ガメラ「……」

ガメラ「……?」




メガニューラの群れ『』ピクッ…ピクッ…


ガメラ「……!」

ラドン「……上手くいったな」ズゥゥン…

ガメラ「……スゴいね……飛んでるだけで武器になるのか……」

ラドン「……フン……こう見えて私は空の王者と呼ばれた怪獣だからな。この程度訳はない」ポリポリモグモグ

ガメラ「……食べるんだね……それ……」

ラドン「……お前も食べるか?」ポリポリ

ガメラ「……いや、いらない」

???「空の王者だと……?笑わせる……!!」

ラドン「!」

ガメラ「!」


???「……やってくれたな……お前達……我がメガニューラ達をよくも全滅させてくれた」

ガメラ「!!」

ラドン「新手か!」


???「噂通り嘗めた輩よ……自惚れが過ぎるぞ」


ラドン「……なんだ?お前は……?」


???「他の奴等はゴジラへのリベンジだのガメラへのリベンジだのと燃えてるが……我は違うぞ」

???「我が狙うのは我らが種族の天敵にして仇敵……そう……」


メガギラス「……ラドン……貴様だ!!」

ガメラ「……っ!」

ラドン「……!」ポリポリ←メガニューラ


超翔竜メガギラス「……クックック……我はメガニューラの中の王として生まれた存在……“メガギラス”!!」


ガメラ「……メガギラス……!」

ラドン「……」ポリポリ

メガギラス「そう……食物連鎖を越えて外敵を滅ぼし種族の繁栄を促すのが我の役目……」

ガメラ「……!」

ラドン「……」ポリポリ

メガギラス「本来なら我も宇宙人とやらに協力する気は無かった……種族の繁栄を邪魔するものは全て敵だからな……そして何より……我は王……誇りがある」

ガメラ「……なら……何故?」

ラドン「……」モグモグ

メガギラス「……フッ……簡単なことよ……たまたま敵だったゴジラよりも許せぬ敵……明確なる天敵が貴様らの側にいたからよ。そういう者を滅ぼす事が我が使命……だから我も奴等の側についてやったまで……!」

ガメラ「……その天敵が……」

ラドン「……」モッシャモッシャ

メガギラス「そう……!その天敵こそがラドン……貴様なのd喰 う の を や め ろ ! ! ! ! 」ブチブチブチィッ

ラドン「……」モグモグ

ゴクンッ

ラドン「……フン!くだらん。地球の危機という時にそんな事に拘ってるとは……やはり虫は虫頭か」

メガギラス「……なんだと?」ピキッ…

ラドン「地球が滅べば種族も糞もないだろうに」

メガギラス「……ふん……なら貴様を始末した後で宇宙人どもも皆殺しにすれば良いだけよ」

ラドン「……話にならん」

ラドン「だが……ガメラが狙いでないなら此方としても好都合だったな。オイ、先に行け」

ガメラ「!」

ラドン「もう何度も言わんからな」

ガメラ「……わかってる。気を付けて」

ラドン「……こんな奴に遅れは取らん。自分の心配をしろ」

ガメラ「……」コクッ

“ジェット噴射”

ゴォォォォォォォォォォッ…



ラドン「……」

メガギラス「……遅れは取らんだと?何処までも嘗めてくれる……」

ラドン「貴様は食っても不味そうだな」

メガギラス「ぬかせ!!貴様こそ切り刻んで腸を我らの幼虫の餌にしてくれるわ!!」

ラドン「フン!食物連鎖というものを改めて貴様らに叩き込んでやる」バサァッ…

メガギラス「何処までも口の減らぬ奴め……!」

ラドン「……そうだ、一つ言っとくことがあった」

メガギラス「?」

ラドン「……正直な」



ラドン「イルカの方が美味かったぞ」



メガギラス「」ブチブチブチィッ


メガギラス「――殺す!!」ゴォォッ

ラドン「……やってみろ!」ブワァッ

戦場①
★地球怪獣軍団&エメゴジvsメカゴジラ(II)&チタノザウルス&X星人
★モスラ&バトラvsガイガン強化型
★人類冷凍兵器軍vsデストロイア(完全体)

戦場②
★アンギラス&キングシーサーvsデスギドラ

戦場③
★ラドンvsメガギラス

戦場④
★ゴジラ(白眼)vsガメラ怪獣軍団

戦場④に向かってる
★ガメラ(ゴジラの所に向かってる)

おまけの戦場⑤
★人類vs宇宙人&小型怪獣軍団

う~んややこしい!!

PS4ゴジラ-GODZILLA-VS
モスゴジ、アンギラス、
ラドン、メカゴジラ(初代)、
バトラ(幼虫&成虫)参戦!
ギドラにバトラと
ラドンはアフレコで忙しいなハハハ


ゴォォォォォォォォ…



ガメラ(……)

ガメラ(……確か、あのゴジラという怪獣は今ザノン星人達にやられて氷付けになってると言ってた……きっとバルゴンにやられたんだ)

ガメラ(急がないと……)



キュィィィィィィッ



ガメラ「!」ピクッ


“超音波メス”!!

キュワァァァァァァァァァッ

ガメラ「っ!!」バチィッ

ァァァァ…

ガメラ「……! 超音波メス……ギャオスか!!」ガバッ



???「ウフフ……そう…正解、正解だよ!!だけど、少し違うネェ……!!」



ガメラ「!」ボボッ…

ガメラ「“プラズマ火球”!!」ボウゥッ


???「……」

バチィィィィッ

ガメラ「……!?」

ガメラ「プラズマ火球を……無力化したのか……?」


???「……ウフフ、驚いたかい?アタシはアンタを倒すために生まれた……“対ガメラ特化型ギャオス”とでも言うのかネェ……」


ガメラ「……!!」

ガメラ「……ただのギャオスじゃない……コイツは……」


アルビノギャオス「……アタシは選ばれた存在……純白のギャオス、“アルビノギャオス”さ!!」


ガメラ「……っ!!」


ガメラ「……アルビノ……?」

アルビノギャオス「ウフフ……そう、アルビノさ!真っ白な、ネ」

アルビノギャオス「さぁて……ここまで長かったヨ……アンタと戦えるまでネェ……でもようやくお前を殺す機会が回ってきた……この日をどれだけ待ち望んだ事か……」


“3連プラズマ火球”!!

ボ ゥ ン ッ ボ ボ ゥ ン ッ

アルビノギャオス「……なっ!?」

バチィッ バチチィ…

アルビノギャオス「……っ!! ……流石、ギャオスには容赦なしって感じだネェ……! でも、学習能力がないんじゃないかい?アタシにお前のプラズマ火球は効かない」

ガメラ「……」

アルビノギャオス「見ての通りさ。アタシは翼から特殊な超音波のバリアを張れる。アンタを殺すために手に入れた力だよ」

ガメラ「……」ギロッ

ガメラ「」バコンッ

“シェル・カッター”!!


アルビノギャオス「!!」

バキャァッ

アルビノギャオス「……コイツ!」

ギュィィィィィィィィッ

ガリガリガリガリガリガリッッ

アルビノギャオス「……っ!?ぐあっ!!」

バキィッ

アルビノギャオス「……っ!野郎……!」


ガメラ「お前が何でも関係ない……どのみちギャオスなら抹殺だ」

ガメラ「……でも……ここは仲間が行けって開いてくれた道なんだ……!」


ガメラ「お前ごときが……邪魔をするな!!!!」

アルビノギャオス「……アタシごとき……だと?」ピクッ


ガメラ「“プラズマ火球”!!」ボウッ

アルビノギャオス「……効かねぇって言ってんだろォ!!」

“超音波バリア”!!

ブゥゥゥゥン… バチィィッ

アルビノギャオス「喰らいなァ!!」

“拡散超音波メス”!!

ギ ュ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ッ ッ


ガメラ「……っ!!」

“回転ジェット”

バチチチチチチチイッ

アルビノギャオス「……!甲羅で防御って訳かい……だが……」


バチチチチチチチィィッ…



アルビノギャオス「その程度で全て防げるものかね!!」

ギュァァァァァァァッ

ザ ク ッ ッ

ガメラ「……っ!」

アルビノギャオス「ハッハァ!!まだまだいくよォッ!!」

“拡散超音波メス”!!

ザクッ ザクザクッ

ガメラ「……!」


アルビノギャオス「お前はアタシに対する遠距離武器がなく……アタシはお前を遠くから一方的に攻撃出来る!!」

アルビノギャオス「攻めようと近づけば近づくほど受ける超音波メスの本数は増えるよ!!」

アルビノギャオス「邪魔をするなだって……!?よく言うよ!!お前では決してアタシには勝てない!!」


ガメラ「……!」

アルビノギャオス「お前とアタシの相性は“最悪”なのさ!!何故なら……アタシはお前を殺すために生まれたギャオスだからネェ!!」

“拡散超音波メス”!!

ザクザクッ

ガメラ「……!」

アルビノギャオス「さぁ!墜ちなァッ!!」

“急降下キック”

ドゴォッ

ガメラ「……グッ……!」



ゴォォォォォォォォォォ…






ドゴォォォォォォォォ…ン…

ガメラ「……!」ガララ…


バサァッ…

アルビノギャオス「……ウフフ……どうだい?強いだろう?アタシはさぁ!!」

アルビノギャオス「悔しいだろう?馴れ合った地球の“お仲間”どもに託された使命も、想いも、それらを果たすことも出来ず……今から全てを踏みにじられるのさお前はネェ」

ガメラ「……」ギロッ

アルビノギャオス「アタシはネェ……同族のギャオスどもを喰って喰って喰いまくって……そうしてより強くなったのさ……!」

ガメラ「!」

アルビノギャオス「ギャオスとして極限の強さを得た……それがアタシさ。種族として、敵であるお前をただ滅ぼすために……悲願とでも言うのかい?その形こそがアタシだよ」

ガメラ「ハッ……ギャオスの共食いか……そのまま全員食いあって死ねば良かったのに」

アルビノギャオス「……!」

アルビノギャオス「……地球の意思だかなんだか知らないが……アタシたちギャオスが……これから全てを喰い尽くす。アンタを殺してから、全てをネェ……!!」

キィィィィィィィン…

ガメラ「……やってみろ」ググ……


???『そこまでだ!ザノンのアルビノギャオスよ!!』


アルビノギャオス「……?」

ガメラ「……?」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…



ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ


ガメラ「!!?」

アルビノギャオス「……!!? なんだい!?地底から何か飛び出してきた!!?」



ガメラ「……!?」

ガメラ「……なんだこれ……ゴジラ……?」




“ゴジラタワー ”



ズゥゥゥゥゥゥン…


???「ザノンのアルビノギャオスよ!!ガメラを殺すのは少し待ってもらおうか!!」

アルビノギャオス「……?なんだいお前らは」

????「フフフ……我々の実験の為に……ガメラを譲ってもらいますよ」

アルビノギャオス「……実験だと?」


ゴジラタワー『……』


ガメラ「……!そうか、これはゴジラじゃない……人工物だ……ということは……ザノン星人の仲間のものか!」


???「クックック……気付いたかガメラよ」

バッ

Mハンター星雲人「その通り!!そして我々はMハンター星雲人!!さらに!!」

????「フフフ……」

バッ

キラアク星人「私たちはキラアク星人……貴方の察しの通り、侵略者の仲間です」


ガメラ「……!」

アルビノギャオス「……」

アルビノギャオス「……ガメラを譲れだって……?ザノンと手を組んだ宇宙人どもの仲間みたいだけど……なんのつもりだい?
アタシ達ガメラ怪獣組はガメラを仕留めるためにお前らと協力してやってるんだよ」

Mハンター星雲人「ククク……そうだったな。お前達が目的の為に我々を利用していたように、我々も自分達の目的の為に貴様らザノン組やX星人その他を利用してきた……」

キラアク星人「ですが、我々は自分達の目的を既に果たしました。もはや同盟を続ける理由はありません。宇宙人同盟から抜け、これから地球の全てを私達キラアク&Mハンター&シートピアのものとするのです」


ガメラ「……?仲間割れか?」


アルビノギャオス「……ザノンの同盟を破るというならお前達の言うことを聞く理由はないネェ」

Mハンター星雲人「ククク……聞きたくないならそれで良いさ。ガメラを譲らんというなら貴様にも我々の実験台になって貰うだけだ」

キラアク星人「フフフ……」

アルビノギャオス「……何ィ?」

アルビノギャオス「……なんの実験台かは知らないが……お前ら他の雑魚どもとアタシを同じと考えてないかい?」

Mハンター星雲人「ククク……我々が甦らせた切り札の前ではどんな怪獣も雑魚同然よ」

アルビノギャオス「……切り札だとォ?」

キラアク星人「ええ……その通りです。その切り札を甦らせる為に私達キラアクとMハンター星雲人、そしてシートピアは手を組んでいたのです。
今回の侵略作戦の裏で切り札の復活計画を進めた我々は……とうとうそれを甦らせました」

Mハンター星雲人「強大な力……全てを凌駕する最強の存在……」

キラアク星人「もはや我々に勝てる存在はいません」

Mハンター星雲人「ククク……ガメラよ!」

ガメラ「……!」

Mハンター星雲人「貴様ゴジラに会いたがっていたな?」

ガメラ「……?」

キラアク星人「会わせてあげましょう、今すぐに!」

ガメラ「……なに?」

Mハンター星雲人「見るがいい!」

キラアク星人「これが!」

Mハンター星雲人「我々の切り札!!」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


ガメラ「……っ!?」

ガメラ(地下から……何かが……?)


ズズゥゥゥゥゥン…



ガメラ「……っ!!?」

ガメラ「……これは……!!」


Mハンター星雲人「ククク……そう、これこそが……」

キラアク星人「我々が甦らせた切り札……!」


「「この宇宙で最強の存在……!!」」


ズゥゥゥゥゥゥン…

ゴジラ?「……」


ガメラ「……!これは……ゴジラ……!?」


Mハンター星雲人「その通り……だが違う」

キラアク星人「そう、これはゴジラすら越えた最強の存在……」



「「スペースゴジラだ」」





戦闘生命 スペースゴジラ「……」

スペースゴジラ「……」



ガメラ「……スペースゴジラ……?ゴジラが、もう一匹……」

スペースゴジラ「……」シーン…

ガメラ「……眠っているのか……?」


アルビノギャオス「……?アレはザノン達が捕獲したという怪獣じゃないのかい?」


Mハンター星雲人「ククク……こいつはゴジラの細胞から生まれた、ゴジラをも凌駕する、最強の戦闘生命体なのさ!!」

キラアク星人「地球で一番強い怪獣ゴジラ……それすらも越える最強の怪獣がスペースゴジラです。それを我々は甦らせました」

Mハンター星雲人「我々Mハンター星雲人はガイガンやキングギドラを擁する宇宙怪獣や怪獣の改造のエキスパート……!!」

キラアク星人「そして我々キラアクす星人は怪獣の洗脳・操作のエキスパート」

Mハンター星雲人「宇宙に散らばったスペースゴジラの細胞を回収した我々はシートピアの協力を取り付け地球の地底奥深くでスペースゴジラの復元を始めた。
そうして長い時間をかけてスペースゴジラをこの通り復活させたのだ……今はまだ目覚めていないが、このスイッチを押せばたちまち覚醒する」

キラアク星人「そして目覚めさせたスペースゴジラを我々キラアク星人の洗脳装置で操ります。意のままに動く最強の力……フフフ……ああ!楽しみです!」


ガメラ「……!」


アルビノギャオス「その実験にガメラを利用しようだって……?ふざけたことを……」

Mハンター星雲人「ククク……この我々のいるゴジラタワーには対怪獣用の超強力なレーザーとスペースゴジラを操る洗脳装置が組み込まれている」

キラアク星人「防御も万全、計画も隙がありません」

ガメラ「……!」

Mハンター星雲人「……ククク……恐れおののくがいい!そして、世界に我々の力を見せつけるのだ!」

キラアク星人「フフフ……地球の怪獣ではスペースゴジラに歯が立ちませんよ」

Mハンター星雲人「ああ!早くその力がみたい!ガメラ!!貴様でその力を実験するのだ!!」



「目覚めよ!スペースゴジラ!!」

<ポチッ


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


スペースゴジラ「……」ピクッ


ガメラ「……!」

ガメラ(僕専用に特化したギャオスだけじゃなく、ゴジラから作った怪獣だって……?どうする……!?どうすれば……!!)



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…



Mハンター星雲人「おお!目覚めるぞ!スペースゴジラが!!」

キラアク星人「ええ!意識覚醒レベル……18%……37%……45%……」



スペースゴジラ「……」


Mハンター星雲人「さぁ!目覚めて我々の僕として生きるのだ!!スペースゴジラよ!!」

キラアク星人「覚醒レベル71%……」

バチィッ

キラアク星人「……あれ?」

バチィッ

バチバチィッ

Mハンター星雲人「なっ……なんだ!?どうしたというのだ!?何故突然計器が異常をきたし始めるのだ!?」

バチバチィッ

キラアク星人「……!?」



スペースゴジラ「……」ピクッ←意識覚醒レベル88%


キラアク星人「これは……電磁波です!!目覚めたスペースゴジラの身体から発生してる強力な電磁波の嵐で周りの機械が故障していってるのです……!!」

Mハンター星雲人「……何ィッ!?そんなばかな……!!」


スペースゴジラ「……」←意識覚醒レベル99%


Mハンター星雲人「馬鹿な……こんなこと……完全に計算外だ!!」



ガメラ「……?」

アルビノギャオス「……」

Mハンター星雲人「ご……ゴジラタワーのあらゆる機能がうまく働かない……スペースゴジラ……スペースゴジラは!?」

キラアク星人「……!意識レベル、100%、既に覚醒しています」

Mハンター星雲人「……!!」チラッ



スペースゴジラ「……」



Mハンター星雲人「……ゴクリ」

キラアク星人「……洗脳装置も、故障しているようです」

Mハンター星雲人「……馬鹿な……」



スペースゴジラ「……」



Mハンター星雲人「……!」

Mハンター星雲人「……お……オイ!スペースゴジラよ!!」

キラアク星人「……!」


スペースゴジラ「……」


Mハンター星雲人「わ……我々はMハンター星雲人!!我々がお前の身体を甦らせたのだ!」


スペースゴジラ「……」


Mハンター星雲人「お、お前は知能も高いと聞いている!!つまりだ!お前には我々に恩がある!!大きな恩があるのだ!!それはわかるな!!?理解できるな!!?」


スペースゴジラ「……」ピクッ


Mハンター星雲人「!」

キラアク星人「反応してますよ!」

Mハンター星雲人「おお……!そ、そうだ!理解したか!!」

Mハンター星雲人「お前を再び甦らせたのは我々だ!その借りを返すためにも!!お前にはこれから我々に協力を……」


スペースゴジラ「……」


スペースゴジラ「五月蝿いぞ」

Mハンター星雲人&キラアク星人「「えっ」」


スペースゴジラ「……」バチィッ


“結晶タワー生成”


ゴゴゴゴゴゴ…


グラグラッ

Mハンター星雲人「うわっ!?地震か!?な……なんなのだ!?」

キラアク星人「……!こ……これは……!!」

Mハンター星雲人「どうした!?」

キラアク星人「ち……地下から……」

キラアク星人「地下から何かがゴジラタワーを突き破ってきています!!」

Mハンター星雲人「!?」

Mハンター星雲人「な……なんだと!!?」




バキャァッ←結晶タワー


バキャバキャバキャバキャァッ


Mハンター星雲人「い……いかん……このままではここもぶち抜かれる……!!早く逃げ……」



ズ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ッ ッ ッ


Mハンター星雲人「あ……」

キラアク星人「まっ……」



ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ ッ ←タワー操作室

ガララ…

ガシャァァァン…



バキャァッ←ゴジラタワー貫通



スペースゴジラ「……」

スペースゴジラ「……喧しい連中だ」

アルビノギャオス「……なんだ……コイツは……」

ガメラ「……また仲間割れ……?」

スペースゴジラ「……」


スペースゴジラ「……くあぁ……寝起きに随分と不快な目覚ましだったな……」ゴキッ ゴキッ

スペースゴジラ「……?」 キョロッ

スペースゴジラ「……違和感があると思ったら……地球か……?ここは……」


ガメラ「……!」ザッ


スペースゴジラ「……?なんだお前は」

ガメラ(……?僕を知らない?)

スペースゴジラ「……少し息苦しいな」

スペースゴジラ「……」バチィッ

アルビノギャオス「?」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

ズンッ ズズゥゥゥゥゥン…ズゥゥゥゥゥンッッ


ガメラ「!!?」

アルビノギャオス「!? 地下からまた何か生えてきた……!?」


“結晶エリア生成”!!


ズ ズ ズ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ン …


ガメラ「……!!」


スペースゴジラ「……これで少しはマシになったか」

スペースゴジラ「……さてと」

ガメラ(一瞬で地形を変えてしまった……!なんて怪獣だ……!!)

スペースゴジラ「……ん?」ピクッ

ガメラ「……?」

スペースゴジラ「……この気配……ゴジラか……?」

ガメラ「!!」

スペースゴジラ「……あっちの方角だな」

ガメラ「……!」

スペースゴジラ「……それと……遠くの島にチビ同族の反応が2つ……?そっちはまぁいいか」

ガメラ「……!」

ガメラ(コイツ……ゴジラの位置がわかるのか……!?)

スペースゴジラ「……だがなんだ?このゴジラの反応は……何かおかしいな……それに知らない反応がこの島にいくつも……ふむ……」ウーン…

アルビノギャオス「……オイ!お前!」

スペースゴジラ「!」

スペースゴジラ「……なんだ貴様?」

アルビノギャオス「お前が何かは知らないが……もしお前がアタシの獲物を横取りしようっていうんならコイツと一緒に……」

スペースゴジラ「ん? 獲物?」

ガメラ「!!」ザッ

アルビノギャオス「……? 本当に何も知らないのかい?」

スペースゴジラ「くあ~ぁ……なんだお前らは……俺は今目覚めたばかりだぞ……状況なんかすぐにわかるはずないだろう。そもそもお前らに興味はないしな」

アルビノギャオス「……?」

スペースゴジラ「何がどうなってるのか知らんが……こうして目覚めた以上俺の目的はオリジナルを倒すことだ。それ以外はどうでもいいし興味などない」

ガメラ「!」

ガメラ(……コイツの目的はゴジラ……!?)

スペースゴジラ「それに……今は状況がわからんからな……すぐに戦うつもりもない」

ガメラ「……!」ホッ


アルビノギャオス「……へぇ、そうかい。なら……」ニヤッ


ガメラ「!!」ハッ


アルビノギャオス「“超音波メス”!!」

ギュィィィィィィィィィィッ

ガメラ「!!」

“ジェット噴射”!

ゴォォォォォォォォッ

ズバァッ


アルビノギャオス「じゃあ……誰にも邪魔されず狩りの続きが出来るって訳だネェ!!」ゴォッ

ガメラ「……くっ!」



スペースゴジラ「……あーあー、好きにしてくれ」フワァーァ…

スペースゴジラ「……」ボリボリ



アルビノギャオス「逃がすか!!“拡散超音波メス”!!」

ギュィィィィィィィィィィッ


ガメラ「……くっ!」バッ

スカッスカッ

アルビノギャオス「チイッ!こいつ……」


ガメラ「……っ!」ボゥンッ

“プラズマ火球”!!

アルビノギャオス「何度やっても無駄さ!!」

“超音波バリア”!!

バチィィィッ

アルビノギャオス「お前がアタシに勝つ方法なんかないんだよォ!!」

ガメラ「……!」

ガメラ(……いや、ある!必ずある筈だ!攻略法が……!!)



スペースゴジラ「……暇だな」

スペースゴジラ「……」


スペースゴジラ(……さて……この反応……島の形、位置……電磁波から読み取るにここは確か前にオリジナル(ゴジラ)と戦ったニホンという島だったかな)

スペースゴジラ(……俺の後ろの方角、かなり遠めだがオリジナルがいるな。だが気配がおかしい……なんだ?)

スペースゴジラ(……そして……前方向、途中に点々と、最後に海沿いの位置に生命反応……大きさからして怪獣たちが集結してるな……)

スペースゴジラ「……気配的に宇宙の怪獣と……地球の怪獣どもの戦争かなにかか?」

スペースゴジラ「……」チラッ



ガメラ「……!クッ!攻撃が効かない……!!」

アルビノギャオス「アハハハハハハ!!このままなぶり殺しにしてやるよォ!!」


スペースゴジラ(……気配的にどちらも地球の怪獣のようだが……周りの気配と合わせると白い方が宇宙怪獣の側か)

スペースゴジラ(つまる所、オリジナルとその仲間どもが宇宙の怪獣どもに立ち向かってるという感じか?)

スペースゴジラ(……ならオリジナルと戦うのはオリジナルが邪魔者どもを皆殺しにした後でいいな……)

スペースゴジラ(俺とオリジナルの戦いに前回のような余計な邪魔はもう要らん)



ヒュゥゥゥゥゥゥゥ…

ズズゥゥゥゥゥンッッ…


スペースゴジラ「……ん?」



ガメラ「……!クソッ!」ガララ…


スペースゴジラ「……」

ガメラ「……っ!」

アルビノギャオス「……そろそろトドメといくかネェ……?」バサァッ…


スペースゴジラ(……さて、状況の把握は大体終わった。後は全ての決着がつくまで俺はフィールドの中でのんびりと……)


アルビノギャオス「……アンタとアタシらの一族の戦いも……ようやく終わるネェ……?」

ガメラ「……まだだ……負けるわけ……にはいかない……!!」ググッ…

アルビノギャオス「無駄だよ。アタシほどお前に特化した怪獣はいない。これで……全部、ようやく終わりさ……!!」

ギュィィィィィィィィィィッ…

ガメラ「……!」

アルビノギャオス「お前を護衛や取り巻きから引き離したのも……今度こそ邪魔が入らないようにするためさ……!もう誰もこない……!助けはね……!この拡散超音波メスでお前の頭と腹を貫いて、決着さァ!!」

ガメラ(……!!)



スペースゴジラ「……!」

スペースゴジラ(こっちのイザコザも終わりか……どうでもいいが)


アルビノギャオス「さよならだよ……ガメラ」



スペースゴジラ「……」ピクッ


スペースゴジラ「……ガメラ?」


アルビノギャオス「死ね!!“拡散超音波メ……」

“ホーミングゴースト”!!

ゴォォォッ

アルビノギャオス「!?」


ドシュドシュドシュッッッ


アルビノギャオス「――っ!!!?」ガハッ

アルビノギャオス(な……何が起こったんだい……!?地面に生えてた結晶体の柱が……まるでアタシを狙ったかのように飛んできただと……!!?)


ガメラ「……っ!!?」


スペースゴジラ「……お前……」

ガメラ「……?」

スペースゴジラ「……ひょっとして……お前がガメラか?」

ガメラ「……?」 コクッ

スペースゴジラ「……!!」

アルビノギャオス「……!!」

アルビノギャオス「……お前ぇぇぇ……!!一体……一体なんのつもりだい!!?」


スペースゴジラ「……ハハッ!そうか!お前が……おまえがガメラ!!」

ガメラ「……!?」

スペースゴジラ「ハハッ……!まさか俺のオリジナルと並び称される程の怪獣とこんな所で会えるとは……!!ハッハッハッ!こりゃいい!!」

ガメラ「……?」


アルビノギャオス「貴様……貴様ァッ!!一体何の真似だと聞いている!!」


スペースゴジラ「……あぁ、悪い悪いこっちの話だ。いや、まさかゴジラと並んで日本の二大怪獣と呼ばれる奴に会えるなんて……ハッハッハッ……!」


アルビノギャオス「……!? 気でも狂ったか!!?」

スペースゴジラ「いやぁ……面白くなってきた……なぁ、白い方の、お前だよお前……お前さ」

アルビノギャオス「……っ!?」

スペースゴジラ「見逃してやるから、失せろ」

アルビノギャオス「!?!?!?」ブチブチブチィッ

アルビノギャオス「なんなんだ貴様……アタシの邪魔をするなら…… お 前 か ら 死 ね ! ! !! 」


“拡散超音波メス”!!

ギュィィィィィィィィィィッ


スペースゴジラ「……」ハァ…

“フォトン・リアクティブ・シールド”

バヂィィィィィィンッ バヂバヂィッ

アルビノギャオス「……!!?」

ガメラ「……!シールドか……!!」


スパッ←フィールドの結晶体


スペースゴジラ「!」

ガメラ「……?」




スペースゴジラ「……見逃してやるっつったのに……阿呆な奴め」バヂバヂィッ

アルビノギャオス「!!」

スペースゴジラ「“コロナ・ビーム”!!」

アルビノギャオス「何っ!?」バッ

ギュオンッ

アルビノギャオス(ビームが曲がるだと!?)

アルビノギャオス「“超音波バリア”!!」バジュゥゥゥゥゥッッ



スペースゴジラ「……!へぇ……ヤるじゃないか!お前もバリア持ちか」

スペースゴジラ「……ビームや熱、エネルギーを無力化する超音波のバリアか」

アルビノギャオス「アハハハハハハ!!アタシを嘗めるんじゃないよ!!お前も!ガメラも!!皆殺しさ!!」

スペースゴジラ「それは困るな」

“グラビ・トルネード”


ギュオンッ ギュオンッ ギュオンッ

ガシィッ


アルビノギャオス「!!?」

ガメラ「!!? なんだアレは」



アルビノギャオス「なっ……!!」ググッ…

スペースゴジラ「ほれ捕まえた」

アルビノギャオス「……!?な……なんだこの…緑の光、は……動けない……!?超音波バリアでも防げない……一体……!」

スペースゴジラ「重力波だ。6万トン程度の重量なら苦もなく持ち上げる程の重力子の波さ。見たところそれだけの力を抜け出せるパワーはお前にはあるまい」

アルビノギャオス「……!!」

スペースゴジラ「飛んでいると疲れるだろう?降ろしてやるよ」チラッ

高層ビル

アルビノギャオス「……!」

スペースゴジラ「……ほら」ニヤリ

ゴォォォォォォォォッ

アルビノギャオス「……っ!!」

ガ シ ャ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ン ッ ッ

アルビノギャオス「――っ!!」ガフッ

スペースゴジラ「……あぁ、頭から行ったか。悪かったな」

ガシャ…ン

ガララ…

アルビノギャオス「て……テメェ……一体……何故アタシの邪魔を……」


スペースゴジラ「……俺は光子、重力子、あらゆる宇宙エネルギーを扱える」クィッ

ズズゥゥゥゥゥン

フワァ…←周囲の結晶タワー


ガメラ「……!」

ガメラ(周りの生やした結晶体を……自在に飛ばせるのか……?)


スペースゴジラ「コウモリっていうのか?こういう生物は……地面に大の字に倒れてる姿は哀れなものだな」

アルビノギャオス「……何を……」

アルビノギャオス「!!?」


ズラァァァァァァァッ←上空に結晶体が氷柱のように並んでる


アルビノギャオス「……っ!!」


スペースゴジラ「お前の超音波バリアとやらは翼から発生するらしいな。そして巨大な質量攻撃には大して効果はないと見た」

アルビノギャオス「……っ!ま……待て……貴様何を……!!」

スペースゴジラ「……」ニヤリ

アルビノギャオス「……っ!!」

“ホーミング・ゴースト”


スペースゴジラ「 落 ち ろ 」


ゴォォォ…


アルビノギャオス「……ぐっ……」

ザ ク ッ

ド ス ド ス ド ス ド ス ッ ッ ッ


ド シ ュ ゥ ゥ ッ ッ


アルビノギャオス「ぎゃっ…… ぐ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ っ ! ! ! ! ! ? 」



ガメラ「……!!」

ガメラ(……強い……あのアルビノギャオスを……あんな一方的に……!)


アルビノギャオス「……ぐぅぅ……こ……殺してやる……貴様……よくも……!!」

スペースゴジラ「さて……仕上げだな」

“グラビ・トルネード”

ギュオンギュオンギュオン…←周囲の建造物の瓦礫群


アルビノギャオス「貴様は……ガメラだけでない……貴様らゴジラも我々ギャオスが……必ず殺す……」

スペースゴジラ「……ゴジラを殺す……?ハッ!お前らには無理だ」


スペースゴジラ「オリジナル(ゴジラ)を殺すのは俺だ」


アルビノギャオス「……っ!!?」


スペースゴジラ「じゃあな」

“グラビ・トルネード解除”

フッ…

ォォォォォォ…←巨大な瓦礫群


アルビノギャオス「……っ!!」

アルビノギャオス「こんな……馬鹿な……」


グ シ ャ ァ ァ ァ ッ ッ ッ





ガメラ「……!!」




【アルビノギャオスvsスペースゴジラ】

【アルビノギャオス:圧殺】



【スペースゴジラ:勝利】

スマホの電源が切れた……すいません、訂正です。

>>731
【誤】
アルビノギャオス「……!甲羅で防御って訳かい……だが……」


バチチチチチチチィィッ…



アルビノギャオス「その程度で全て防げるものかね!!」



【正】
アルビノギャオス「……!甲羅で防御って訳かい……だが……」


バチチチチチチチィィッ…


アルビノギャオス「その程度で全て防げるものかね!!」



誤字・脱字多くて、あと更新遅くて本当にすいませんm(__)m
あとゴジラVS絶対買います。楽しみすぎてヤバイです

ガメラ「……!」


スペースゴジラ「ハッハッハッ……まぁ、当然の結果だな。相手が悪い」

ガララ…

アルビノギャオス「」

スペースゴジラ「俺はゴジラだからな」




ガメラ「……!」

ガメラ(……この強さ……コイツも……デストロイアやデスギドラと同じ、別格の戦闘力だ……でも……)

スペースゴジラ「……さてと」

ガメラ(目的はなんだ……?)


スペースゴジラ「邪魔者はこれで片付いたな」チラッ

ガメラ「……!」ザッ

スペースゴジラ「大丈夫か?危ないところだと思ったが……怪我は?」

ガメラ「……?」

ガメラ「……大丈夫。大したダメージじゃない」

スペースゴジラ「おぉ!ソイツは何よりだ。なら1つ頼みがあるんだが……」

ガメラ(……?)

ガメラ「……頼み?」

スペースゴジラ「ああ。なに、難しいことを頼もうってんじゃないんだ」

ガメラ「……その前に」

スペースゴジラ「?」

ガメラ「……君は……君は何故僕を助けてくれたの?」

スペースゴジラ「ん?別に助けちゃいないさ」

ガメラ「……?」

スペースゴジラ「さっきも言ったように邪魔者……あの白いのは邪魔だった。だから排除した。それだけだ」

ガメラ「……邪魔?」

スペースゴジラ「邪魔だろう?これから俺とお前と殺しあうんだから。余計な奴にはご退場願って当然さ」

ガメラ「!!?」

ガメラ「何を……」

スペースゴジラ「お前のことは俺も知ってるぞ。なにしろオリジナルと同じ、ニホンの二大怪獣だなんて言われてるそうじゃないか」

スペースゴジラ「俺の目的はさっきも言ったようにオリジナルを殺すこと……それ以外に興味は無いんだが……そのオリジナルと並んで名を挙げられるような怪獣が目の前にいるんだ。気になって当然だろう?」

ガメラ「……」

スペースゴジラ「何やらゴチャゴチャしてるみたいだしここでのんびりとしてるつもりだったが……そんな奴と殺りあえるなら話は別さ!オリジナルを殺す前のウォーミングアップと暇潰しにもなるしな」

ガメラ「……闘っても、良い」

スペースゴジラ「! 話がわかるじゃないか……なら早速」

バチバチッ

ガメラ「……でも、今じゃない。僕はゴジラを助けに行かなくちゃならない。そっちが先だ。お前と闘うのは後にする」

スペースゴジラ「……?」

ガメラ「今僕はやらなきゃならない事がある。お前が積極的に地球を荒らす気が今無いんならお前との闘いを優先する理由はない」

スペースゴジラ「……」

ガメラ「今は地球の危機なんだ。その為に地球の生き物達が皆、今こうしてる間にも命をかけて闘ってる。勝つためには僕がゴジラと力を合わせる必要があると言われた」

スペースゴジラ「……っ」ピクッ

ガメラ「友達にも託された道だ。悪いけどお前と闘うのは後回しにする。でも、後で必ずお前とも闘う。僕には背負ってる使命がある。お前が侵略者じゃないならその使命を優先する」

スペースゴジラ「……」

ガメラ「……元々ここで事が終わるまで待つつもりだったんなら、全部片付くまで待ってて欲しい。後で必ずくる」

スペースゴジラ「……」

ガメラ「悪いけど行かなくちゃ。こうしてる間にもゴジラが危ないんだ」

“ジェット噴射”

スペースゴジラ「……」


ドドドドドドドドドドド…



ガメラ「……それじゃあ」

スペースゴジラ「いや、ダメだ」


“グラビ・トルネード”


ギュオンギュオンギュオン

ガシィッ


ガメラ「!!?」


スペースゴジラ「俺の興味はもうそっちに移っちまってるんだ。それに……この星の命がどうとかも俺には関係ない」

ガメラ「……お前……!」

“回転ジェット”

ギュルンギュルン…キィィィィィィィィィィッッッ…

スペースゴジラ「! 振り切る気か……だが遅い!」

ブゥンッ

ガメラ「!!」ガクンッ

スペースゴジラ「降りてもらうぞ」


ドガシャァァァァァァァンッ

ガシャァァァンッ


ガメラ「……っ!!」ガハッ

スペースゴジラ「地球の生命全ての命運がゴジラとガメラにかかってるだと……?ハッ!オリジナル様は随分と特別なようで」

ガメラ「……!お前……!」

スペースゴジラ「まぁ……当たり前か……アイツはゴジラだからな……フン……」

ガメラ「邪魔をするな!!僕は一秒だって本当は惜しいんだ!闘うのが今じゃなきゃダメな理由なんてないんだろう!?」

スペースゴジラ「だから言っただろう……俺の興味はもうこっちに移っちまってるんだ。それ以上の理由なんかあるか。そうだ、それに……通りたきゃ俺を速攻で倒せば済むだけだろう?」

ガメラ「……!!」ギロッ

スペースゴジラ「ん?」

ガメラ「嘗めるなよ……っ」

コォォォォ…

スペースゴジラ「!」ピクッ

スペースゴジラ(来るか……!)

ガメラ「“プラズマ火球”!!」

ボゥンッ

スペースゴジラ「ハッ!そうこなくちゃ!」

“フォトン・リアクティブ・シールド”

バチィッ

ド ド ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ


シュゥゥゥゥゥ…


スペースゴジラ「……!」

スペースゴジラ(……これは……煙幕代わりか!!)

“回転ジェット”

キィィィィィィィィィィッッッ…

ガメラ「……!!」



スペースゴジラ「チッ!逃すかよ!“コロナ・ビーム”!!」

バチチチィッ

ギュンッ


ガメラ(! この光線……曲がる軌道はアイツが自由に変えられるのか……!)

バシュゥゥゥゥッ

ガメラ「ぐっ!?」



ヒュゥゥゥゥゥゥ…

ズドォォォォォンッ…



ガメラ「……クソ!」ガラ……

スペースゴジラ「全く……そんなに急ぐのか?」

ガメラ「……っ!当たり前だろう!それに……」

スペースゴジラ「……?」

ガメラ「ゴジラがもし殺されたら……お前だって困るんじゃないのか!?彼を狙ってるんだろう!?」

スペースゴジラ「あぁ?何を言ってるんだお前は」

ガメラ「……!?」

スペースゴジラ「馬鹿馬鹿しい」

ガメラ「……?」


スペースゴジラ「誰を何匹相手にしてるのかは知らんが……オリジナルが負けるわけねぇだろうが」


ゴジラside

少し前の時間














白眼ゴジラ「……」




ジャイガー「……!奴め、全く動かんのう……」

ジグラ「……ワタシ達の方を睨んだと思ったらそのまま止まってしまったな」

バイラス「……不気味な奴め……バルゴンの冷凍とジグラの仮死光線の二重の封印をどうやって破ったのだ……?」

バルゴン「……生きてはいるみたいだけど……」

ジーダス「……あ?あのチビ怪獣がいねぇぞ?どこ消えやがった?」

ギロン「おれまだアイツ食ってないろ」

バイラス「あんなちっぽけな奴知るものか。それより……どうするのだ?ザノンよ」


ザノン星人「……!」

ザノン星人(どうする……?ミレニアンとの協定もある以上捕獲するべきか?だが……ここまで得体の知れない奴とは聞いてなかったぞ……!やはり始末するべきだったか?今からでも……)




フォォォォォォォ…


ザノン星人「!」



イリス『……』フォォォォォォォ…


ザノン星人「おお!イリス!戻ったか!!」


『ギャォォォォォォォォス!!ギャォォォォォォォォス!!』



バイラス「! 来たか」


ハイパーギャオスや混成ギャオスの群れの生き残り達


『ギャォォォォォォォォス!!ギャォォォォォォォォス!!』



ザノン星人「ふふっ……よく奴等を連れてきたイリスよ!!御苦労だったな!ギャオス達もまだまだ沢山いるではないか!」

イリス『……』

ザノン星人「……そうだ……そうだぞ……!!こちらにはこのギャオスの群れも、イリスもレギオンもいるのだ。何も恐れる必要など最初からなかったじゃないか……」ニヤリ

ピコンッ

ザノン星人「? 通信……?」

ザノン星人「……おお!ガメラがこちらに向かってるだと!!」

ザノン星人「お前達!移送用の宇宙船に戻れ!ガメラの方に向かうぞ!飛んで火に入るあの……亀怪獣め!今度こそ……今度こそ復讐を果たすときだ!!」



ジーダス「……!マジか!」

バイラス「とうとう奴を殺すときが来たか……」

ジグラ「長かったな……本当に長かった」

ジャイガー「ガメラの奴は出来ればワシの幼体の苗にしたかったが……まぁ殺すのもいいのぅ」

ギロン「こんろこそまっぷたつにしてやるろ!」

バルゴン「やっと全部が片付くね」


ザノン星人「さて……」チラッ



白眼ゴジラ「……」シーン…

ザノン星人「……奴がもし暴れだしてもさっきのように数で潰せばいい……そうだ、結局はさっきと何も変わらん……うん。となると……」



ザノン星人「バイラス!」

バイラス「?」

ザノン星人「お前の宇宙船を貸すのだ!そしてミレニアンとの協定通り奴は捕獲する!……どうやら封印は解けても動けないようだしな」

バイラス「……ふむ。良いだろう」

ザノン星人「よし、イリス以外はこのX星人の提供した怪獣移動用UFO(FWの小型宇宙船)に戻れ!」



パァァァァァァァァ…

シュィィィィィィィィィン…



ザノン星人「……中々便利なものだなこれは」



ザノン星人「……さて」


ザノン星人「ガラシャープ!マルコブカラッパ!!」



ズズゥゥゥゥンッ

ズゥゥゥゥンッ


ガラシャープ「あたしを呼んだかい?ザノン」

マルコブカラッパ「マルコブカラッパだYO!名前だけでも覚えて帰ってYO!」


ザノン星人「うむ。イリス!ギャオスども!」

フォォォォォォォ…

イリス『……?』

ザノン星人「お前達にソイツの捕獲を命じる。動けなくしたら後から追ってこい」

ガラシャープ「……こいつを?あたしは構わないよ。あたしの能力なら造作もないことだしね……でも」

マルコブカラッパ「……アレ?戦闘じゃない感じ?チャンガメと戦えない系?」

ザノン星人「安心しろ。ガメラはこっちに向かってるらしい。だからさっさと済ませて追ってこい。まぁ、遅すぎたらガメラはもう片付いてしまってるかもだが……」

ガラシャープ「! それは困るよ……」

マルコブカラッパ「YO!なら急ぐYOガラシャープ!」


ザノン星人「イリス!」

イリス『……?』

ザノン星人「もしソイツが暴れだしたら止めろ。どうしても抑えられん時は……お前がいる以上あり得ない話だが……その時は殺せ」

イリス『……』


ザノン星人「よし!先に行くぞ!」



ゴゥンゴゥンゴゥンゴゥン…←ザノン星人の宇宙船








ガラシャープ「……さて、で?なんなのかしらこの怪獣は」

マルコブカラッパ「知らないYO!でも白眼向いててキモいYO!」

ガラシャープ「……そうね。さっさと仕事にかかろう。早く終わらせるよ」

マルコブカラッパ「それが良いYO!ミー達二匹はさっさとガメラを殺して格を上げて、早く怪獣としての単独映画を作って貰うって目的があるもんNE!」

ガラシャープ「うん。その通りだよ」




白眼ゴジラ「……」シーン…


イリス『……』


『ギャォォォォォォォォス!!ギャォォォォォォォォス!!』



ガラシャープ「! 何かしら……うるさいねえ」

マルコブカラッパ「上のギャオス達だNE!やかましい連中だYO!」


ピクッ

ギャオス「……やかましいだと……?聞こえてるぞ雑魚怪獣!」

“超音波メス”!

キュィィィィィィィィィィィッ


ガラシャープ「うわっ!?」

マルコブカラッパ「あぶなっ!?」

ガラシャープ「……っ!いきなり何をするんだい!?」


ギャオス「ハッ!ガメラとも戦えなかった連中が生意気な口を利くからだ!」


ガラシャープ「なにい!?」

マルコブカラッパ「気にしてるのNI!! それすっごく気にしてるのNI!!」


ギャオス「お前らは黙って仕事を果たせ!」

ハイパーギャオス「ソウダソウダ!」

宇宙ギャオス「さっさとしねぇと殺スゾ!」



ガラシャープ「……!なんて怪獣格差社会なんだ」

マルコブカラッパ「シット……!映画にさえ……映画にさえ出てればミー達だって……!」


宇宙ギャオス「黙って動ケ!!」

“超音波メス”

マルコブカラッパ「わっまた!?」

ガラシャープ「ちょっ……当たったらどうするんだい!?」



ザクッ

白眼ゴジラ「……」



ガラシャープ「……あ」

マルコブカラッパ「あ」


イリス『……』


白眼ゴジラ「……」



ガラシャープ「……頭にサックリいったように見えたけど……死んだのかな?」

マルコブカラッパ「えぇ……?ミー達の任務……」



ギャオス「お前……何をやってるんだ馬鹿が!」

ハイパーギャオス「ソレハネーワオマエ……」

宇宙ギャオス「も……モノの弾みって奴ダ!これは事故ダ!」


白眼ゴジラ「……」













白眼ゴジラ「」グインッ







宇宙ギャオス「!!?」ビクッ

ギャオス「こっちを向いた!?」

ハイパーギャオス「ナン……」


白眼ゴジラ「」キュオオオオオ…

バチバチバチィッ


ガラシャープ「動き出した!?」

マルコブカラッパ「背中が光ってる……?」

イリス『……!』ピクッ




白眼ゴジラ「」キュォォォォォォォォッ



ホ ゙ ッ


“放射能熱線”




カ ッ ッ ッ

























ザノン星人「~♪」

ザノン星人「そういえばアルビノギャオスを先に行かせてたな……奴はガメラを殺すことに特に執着してたからな……先走って殺してしまってるかもしれん……しまった」


ビーッビーッビーッ


ザノン星人「? 警報?」




ゴォォォォォォォォォォォォッ


ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォンッッッ

ビリビリビリィッ


ザノン星人「!!!!?」

ガガガガガガ…

ザノン星人「な……なんだこの揺れは……後方で巨大な爆発……?な……何が……何が起こったのだ!?」


ザノン星人「え……映像を!映像を出せ!」




ザノン星人「……っ!?これは……」


ザノン星人「……地球人の資料で見たことがあるぞ……だがなんだ……空で爆発したのか……?これは……これは一体……」


ザノン星人「……だがこの爆煙の形……間違いない……確か名前は……」


ザノン星人「“原爆”……!」


ズゥゥゥゥゥゥゥゥ…ン…






ガメラ「……! なんだ……あの爆発は……?」

スペースゴジラ「……! フフフハハハ……オリジナルが随分暴れてるらしいな」

ガメラ「……!?」

ガメラ(ゴジラは動けない筈……!一体何が起こっているんだ……?)

スペースゴジラ「さぁて……いくつか戦場があるみたいだが……何処も状況が変化しつつあるようだな……」

ガメラ「!」ピクッ

スペースゴジラ「……他の連中が気になるか?」

ガメラ「……!」

スペースゴジラ「俺を倒せたら教えてやっても良いぜ?どうする?」

ガメラ「……」

ガメラ「……!」

ガメラ(……挑発だ。今の僕が優先しなきゃならないのはゴジラのところへ向かうこと……無駄なエネルギーは使えない。でもコイツは今僕を狙ってる……どう避けていけば……)

スペースゴジラ「……」

ハァ…

スペースゴジラ「……戦意のない目だな……そんなに俺と戦いたくねぇのか……?ツマラン奴だ」

ガメラ「……」

ガメラ(……もう一度、隙を見て回転ジェットで一気に逃げるしかない……またプラズマ火球を防御させて……爆発の隙を……)

スペースゴジラ「……チッ」

スペースゴジラ「なんだお前は……どうしたら俺と遊んでくれるんだ?」




スペースゴジラ「お前が遊んでくれねぇっていうなら……ゴジラのガキでも使って暇を潰そうか?」




ガメラ「……っ」ピクッ

ガメラ「……」

スペースゴジラ「……?」

ガメラ「……子供がいるのか?」

スペースゴジラ「…… あ?」

ガメラ「……ゴジラには子供がいるのか?」

スペースゴジラ「……?」

スペースゴジラ「ああ、いるぜ。俺が襲った時より何やら数が増えてるようだが……あっちの方角、ありゃ島だな。そこに2匹か?」

ガメラ「……っ!!」


ガメラ「……暇を潰すだけなら子供を狙う必要は無いだろう……!」

スペースゴジラ「……???」

スペースゴジラ「暇を潰すだけじゃないさ。オリジナルは随分とガキが大事みたいだからな。あいつを挑発して全力を出させるのには丁度良いのさ。本気のオリジナルを叩き潰さないと意味が無いからな……」

ガメラ「……!!」

スペースゴジラ「俺が初めて奴等の前に現れてガキを狙った時も大慌てでな……みっともなくて見てられなかったぜ……あんなのが俺のオリジナルだとは……」

ガメラ「……っ!!」ギロッ

スペースゴジラ「……!」

スペースゴジラ(……なんだ……?さっきまで俺に対して戦意も敵意も見せてなかった癖に……コイツ急に……)

スペースゴジラ「……!」

スペースゴジラ(……なるほど、“そういうタイプ”か……)ニヤッ

スペースゴジラ「フフハハ……! なんだお前……怪獣の癖に弱い奴を見棄てれないって感じか……?ハハハ……!すげぇなオイ!正義の味方の怪獣か!?」

ガメラ「……」

スペースゴジラ「……まぁ、アレだ。お前が俺と遊んでくれねぇんなら俺は暇になるんだ……なら他所に行っても仕方ないだろう?」

ガメラ「……」ビキッ

スペースゴジラ「……ん?どうした?俺を無視して行きたいんじゃなかったのか?んん?」

ガメラ「……」











※ゴジラタワー内(全壊)


Mハンター星雲人「……ゲフ…!」

Mハンター星雲人「お……おのれスペースゴジラ……よくも……よくも我々を……裏切った、な……」

Mハンター星雲人「ただでは死なんぞ……貴様が造反した時用に造った……切り札の力を見せて……やる……!」

<ポチッとな


ズズズズ…ズゥゥゥゥゥゥゥゥン…




スペースゴジラ「……あ?」

ガメラ「……?」

スペースゴジラ「……地下から……怪獣だと?」




オブシディウス『……』

クリスタラック『……』




スペースゴジラ「……なんだ?コイツらは……」


Mハンター星雲人『……フフフ……ガハッ…!……聞こえるかスペースゴジラよ……よくも我々を裏切ってくれたな……!』


ガメラ「!」

スペースゴジラ「……?誰だ?……つーかなんの話だ?」

Mハンター星雲人『クックック……だが我々を甘く見るなよ……!貴様が造反した時の為に……我々は対策をしておいたのだ……!』

スペースゴジラ「……オイなんの話だ」

Mハンター星雲人『先に暴れられたのは想定外だったがな……! だが思い知るが良いわ裏切り者め……!そして、ついでにガメラ!お前も始末してやる!!』

ガメラ「え」

スペースゴジラ「……」

Mハンター星雲人『さぁ目覚めるのだ!クリスタラック!!オブシディウス!!』


クリスタラック「……!」ピクッ

オブシディウス「……!」ピクッ



クリスタラック「ゥゥゥ……!!」

オブシディウス「ォォォ……!!」



クリスタラック『ギュアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!』

バキィィィィィンッ

スペースゴジラ(……!! 咆哮と同時に放ったエネルギーで周囲の結晶体を……!)


オブシディウス『グオオオオオオオオオオオオッ!!!!』

ゴボボ…ゴボォォォォォォォォッ

ガメラ「……!全身からマグマエネルギーを……?コイツ一体……!!」



Mハンター星雲人「ワハハハハッ!!驚いたか!!これが我々が造り出したオブシディウスとクリスタラックの力よ!!」

Mハンター星雲人『フフフ……聞いて驚くが良い……!コイツらはスペースゴジラ……お前の結晶体から造り出した怪獣なのだ!!』

スペースゴジラ「……何?」ピクッ

Mハンター星雲人『お前を再生させる時の副産物だが……その強さはお墨付きなのだ……!!』

スペースゴジラ「……そこか」

※ゴジラタワー(結晶ぶち抜き中)

Mハンター星雲人「フフフ……さぁ!クリスタラック!!オブシディウス!!目覚めろ!そしてスペースゴジラとガメラを抹殺するのだ!!」


クリスタラック「……」ピクッ

オブシディウス「……」ピクッ


カ カ ッ ! !


クリスタラック「……フフフ……!初めましてですねスペースゴジラ……!」

オブシディウス「……グフフハハ……まさかオデ達の初めての戦う相手がオデらの元になったオメェとはな……まぁ、ボスの命令なら仕方ねぇだな」

クリスタラック「フフフ……皮肉なものでs」

スペースゴジラ「“コロナ・ビーム”!!」カッ

Mハンター星雲人「……え?」


バチチチィッ


Mハンター星雲人「ちょっ待っ……」


ド コ ゙ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ


「 ぎ ゃ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ っ ! ! ! ! ? 」

パラパラ…

ガシャァァァァァン…




クリスタラック「」

オブシディウス「」




クリスタラック「ぼ……」

オブシディウス「ぼ……」



クリスタラック&オブシディウス「「ボスゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!?」」




スペースゴジラ「勝手に俺の身体で好き勝手すんじゃねぇよ気色悪い」

ガメラ「……」

オブシディウス「お……オメェェェェェッ!!不意打ちどはいぐらなんども卑怯過ぎんだロォォォォッ!!?」

クリスタラック「私達初登場シーンなんですよ!?それをよくも……!!? 海外版怪獣大乱闘もといゴジラ アンリューシドにしか出番がない我々の気持ちを考えてくださいよ!!」

スペースゴジラ「……チッ!こんな連中まで造ってやがったとはな……!!」

クリスタラック「……!フッ!こんな連中……?嘗められたものてますね!!我々のオリジナルとはいえ、容赦しませんよ!!」

オブシディウス「グフフ……!ボスの最期の命令だで!!そこの亀みてぇなのと一緒に叩ぎ潰してやるど!!」

スペースゴジラ「……オリジナルには俺がこんな風に不愉快に見えてたのかねぇ……?」



ガメラ「……」



スペースゴジラ「……!」

ガメラ「……」

スペースゴジラ「……意外だな……今のチャンスに逃げないのか?」

ガメラ「……」

スペースゴジラ「てっきりアイツらと俺をぶつけてその隙に……みたいにするもんかと思ってたが」

ガメラ「……」



クリスタラック「ちょっ……!無視しないでくださいよ!!」

オブシディウス「ぐおおおおっ!!コイヅら感じ悪すぎだど!!」

ガメラ「……仮に僕がそうしようとしても……お前はアイツらを無視してゴジラの子供のところへ行くかもしれない」

スペースゴジラ「……!」

スペースゴジラ「 へぇ……よくわかってるじゃないか」



オブシディウス「え」ガーンッ

クリスタラック「そうなの?」ガーンッ



スペースゴジラ「もしくは……アイツらを秒殺して……そのあとゴジラのガキのところへ向かうかもなぁ……?」

ガメラ「……」



クリスタラック「」カチーンッ

オブシディウス「」カチーンッ



ガメラ「……僕は地球のためにゴジラのところへ向かわなきゃならない」

スペースゴジラ「……」

ガメラ「……でも……もしゴジラの子供に何かあったら例えこの戦いに勝っても……何の意味もない……!!」

スペースゴジラ「……ほぅ?」

ガメラ「ゴジラは……ゴジラ達は僕を助けようと戦ってくれた……今度は僕の番だ」

スペースゴジラ「……で?」

ガメラ「お前の言う通り……今ゴジラが大丈夫だって言うんなら……」

ガメラ「……僕はここで、先にお前を始末する」

スペースゴジラ「……ハッ!そうかい!ならつまり……!」

スペースゴジラ「俺と……戦ってくれるんだな?」

ガメラ「……ああ。コイツらを先に片付けて、お前もここで消して……ゴジラの子供を護る……!! そうしなきゃ……僕は先に進めない……!!」



オブシディウス「」カチーンッ

クリスタラック「」カチチーンッ

オブシディウス「コイヅら……さっぎがらオデ達を嘗めやがって……!」

クリスタラック「コピーだからといって……甘く見てるのですかねぇ……?許せませんねぇ……!!」




スペースゴジラ「フフフハハハハッ!!良いねぇ!!やろうじゃねぇか!!だが、なら本気で来いよ!? 全力の奴に勝たないと意味がねぇからなぁ!!」


スペースゴジラ「ゴジラのガキどもの命を護るために!! 精々頑張ってくれや!!」


ガメラ「……」

ガメラ「……お前みたいな奴は……」


スペースゴジラ「……?」




ガメラ「……反吐が出そうだ……!!」





















ォォォォ…



白眼ゴジラ「……」フシュゥゥゥゥ…


バラバラ…




ガラシャープ「……!無事かい?マルコブカラッパ」ガララ…

マルコブカラッパ「うぅ……一体何が起きたってんだYO……?」ガララ…

ガラシャープ「……奴の口から発射された莫大なエネルギーが空中のギャオス達に命中して大爆発を起こしたんだ……見な、アレを」

マルコブカラッパ「?」




ギャオス「グァァァァッ!!?……ぐっ……何が……奴め何をした……!?」

宇宙ギャオス「ガフッ……かなりの数がやられた……なんなんだアイツは……ここまでとは聞いてないゾ!?」

ハイパーギャオス「……!」


ギャオース! ギャオース!



ガラシャープ「……アレだけいたギャオスどもが……あんなに減ってる……たった一撃で奴は群れの4分の1ほどを消し飛ばしたんだ」

マルコブカラッパ「……!!」



白眼ゴジラ「……」



ガラシャープ「……じっとして動かないわね」

マルコブカラッパ「……なんて不気味な奴なんだYO!!」

ハイパーギャオス「……イキノコッテルゼンインデシカケルゾ」

ギャオス「あぁ!?」

宇宙ギャオス「やるのカ!?」

ギャオース! ギャオース!

ハイパーギャオス「今ノ攻撃ヲ見ルニヤツノ熱線ハ一方向ニシカ撃テナイ」

ギャオス「!」

宇宙ギャオス「……なるほド!!」


ハイパーギャオス「……イリスガ見アタラナイガ……ツネニ死角ヲ群レノ何割カガトリツヅケテ……ヤツヲキリキザメ!!」


ギャォォォォォスッ!!ギャォォォォォスッ!!






ガラシャープ「! 下がるよマルコ!!巻き込まれる!!」

マルコブカラッパ「アイツら……仕掛けるつもりかYO!!」

ハイパーギャオス「クラエ!!」

ギャオス「ギュァァァァァッ!!」


“ハイパー超音波メス”!!

“超音波メス”!!




ギュァァァァァァッ バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!



白眼ゴジラ「……」

ズバッ ザクザクザクッ

白眼ゴジラ「!」


ズバッ

バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ ズババッッ


ザ シ ュ ッ


白眼ゴジラ「!!」ガクンッ





ガラシャープ「やったのかい!!?」

マルコブカラッパ「おおっ!?効いてるYO!!?」

白眼ゴジラ「……!!」


ザクッ ズババッッ

ザクザクッ


白眼ゴジラ「……っ!!」グラッ…


バサァッ

ゴォォォォォッ!!


ハイパーギャオス(ウシロ ヲ トッタ!!)

ハイパーギャオス(喰ラエ!!)

“毒爪”!!

白眼ゴジラ「……」ピクッ






ギュルンッ





ハイパーギャオス「!!?」


白眼ゴジラ「――」ゴォォォォォッ


ハイパーギャオス(コイツ……完全二死角カラノ攻撃ヲ察知シt……!?)


“放射熱線”!!


ハイパーギャオス「ガッ……」


ハ ゙ シ ゙ ュ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ッ ッ ッ …


ハイパーギャオス「――…」


ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ …




白眼ゴジラ「……」シュゥゥゥ…



ギャオス「……!!?」

宇宙ギャオス「……っ!!」



ガラシャープ「……なんて奴だい……」

マルコブカラッパ「……!!」

マルコブカラッパ「や……やべぇよ!!アイツ化け物だYO!!つーか肝心のイリスは何処行っちゃったんだYO!!」


白眼ゴジラ「……」


マルコブカラッパ「あんなの捕獲しろだなんて……無理だYO!!」

マルコブカラッパ「つーかこれ……絶対殺されちゃうYO!!」

マルコブカラッパ「こんなことなら幻のNG怪獣のままでいれば良かったYO……!」グスンッ

ガラシャープ「泣くんじゃないよマルコ!まだやりようはある!」

マルコブカラッパ「うぅ……でも……もう残された道は解説役か驚きポジションにでもなるしか……」

ガラシャープ「馬鹿おっしゃい!!」

“尻尾ビンタ”!

バチィィィィンッ

マルコブカラッパ「マルコブッ!!?」ドサァッ

ガラシャープ「情けないことを言うんじゃない!ギャオス達を見な!!」

マルコブカラッパ「……?」

ギャオス「囲め!!囲んで仕留めろ!!」

宇宙ギャオス「超音波メスを撃ちながら距離を詰めろ!!離れれば熱線を吐くぞ!!」

ハイパーギャオスB「ツメトキバデニクヲ裂イテヤレ!!」

“超音波メス”!!

白眼ゴジラ「……!」ザシュッ

ハイパーギャオスC「ソノクビヲ裂イテヤル!!」

ハイパーギャオスB「クタバレ!!」

“毒爪”

ザクザクッ

白眼ゴジラ「……!」グルルル…

白眼ゴジラ「 グ ア ア ア ア ア ア ッ ! ! ! ! 」


ガシィッ


ハイパーギャオスB「ガッ!!?」

白眼ゴジラ「ガアアアアッ!!!!」

ベ キ ィ ッ

ハイパーギャオスB「」

白眼ゴジラ「……!」ポイッ

ドサァッ


ギャオス「……野郎!!」

ハイパーギャオスC「何匹殺ラレテモ怯ムナ!殺ラレタ奴ハアトデ喰ッチマエ!!」


ギャォォォォォスッ!! ギャォォォォォスッ!!

マルコブカラッパ「……!」

ガラシャープ「見な……!奴等は全く怯んでいない……!アレが正式採用怪獣の気構えって奴さ……!!」

マルコブカラッパ「な……なんと……!」

ガラシャープ「それにあたしとお前が組めばアイツ相手でも勝機がある……まずはあのままギャオス達をぶつけて隙を作るんだ……良いね?」

マルコブカラッパ「おお!こうなったらやるYO!やったるYO!」

ガラシャープ「ああ!そうこなくちゃ!」



白眼ゴジラ「ギャオオオオオオオオッ!!!!」

“テイルハンマー”

バキィッ

ギャオス「グェッ…!」

ドゴォォォォォォォンッ



ガラシャープ「……!!」

マルコブカラッパ「……っ」

ガラシャープ「……チッ……それにしてもなんて恐ろしい奴だい……白眼をむきながら、なんの躊躇いもなく殺戮と蹂躙を続けている……!」



ガラシャープ「一体奴は……奴は何を考えているんだい……!!?」


白眼ゴジラ「……」グルルル…















――時間遡って……

ゴジラ視点(※>>583辺りの氷漬け中)




ゴジラ(夢の中)「……」ポツーン


ゴジラ「……」

ゴジラ「……アイツら……ほんとに俺を残してどっか行っちまった……」


ポツーン…


ゴジラ「……」

ゴジラ(……一匹に……独りになってしまった……)

ゴジラ「……」






???「ぎゃっはっは……!野郎落ち込んでやがるな……なら調度いい……復讐のチャンスだぜ!!」





凶悪怪獣 ガバラ「夢の中の存在……!!“ガバラ”参上!!」 ババーンッ!




ガバラ「ぎゃっはっは……!!あの野郎……散々オレ様を酷い目に遭わせたこと……後悔させてやるぜ!!」ガバーン!!

ゴジラ「」ボー…


ガバラ「よう!どうしたオッサン?こんな所で落ち込んじまってよ?」

ゴジラ「」ボー…

ガバラ「……なんか辛いことでもあったのか?ん?」

ガバラ(ほんとは一部始終見てたけどな!!)

ゴジラ「……」

ゴジラ「……息子が……」

ガバラ「……んん?」

ゴジラ「……息子たちが……どっか行っちゃったの……」

ガバラ「……そうか……」

ガバラ(……の?)

ガバラ「……そうか、そいつぁ大変だったな……なんで出てっちまったんだ?」

ゴジラ「……パパカッコ悪いって」

ガバラ「……ミもフタもねぇな」

ゴジラ「」ボー…

ガバラ(ショック受けすぎだろ)

ゴジラ「」ボー…



ガバラ「チッ…!この……バカ野郎!!!!」

バキャァッ

ゴジラ「ぐぇっ!?」ガシャァッッ

ガバラ「息子が出ていt…」

ゴジラ「 何 し や が る テ メ ェ ! ! 」

バ キ ィ ィ ッ ッ

ガバラ「おぼがぁっ!!?」

ドシャァッッ

ガバラ「えっ!!?ちょっ……アレェ!!?」

ゴジラ「テメェ誰に喧嘩売ってんのかわかってんのかコラァッ!!」

バキィッ ドカッ ボコォッ

ガバラ「ぐぇっ!!?ぐぇっ!!?ぐぼぇっ!!?……やべぇ!!このオッサン質悪ィッ!!」

ゴジラ「オラァッ!にゃろがぁ!!」

ガバラ「ちょっ……!ちょっと待って……!!」

ゴジラ「コラァ!!テメェおらぁ!!」

ガバラ「待てっつってんだろ!!話聞け!!」

ゴジラ「こんにゃろがぁっ!!」

ガバラ「ゲフゥッ!!?」

ガバラ「 き け よ ! ! ? 」

ガバラ「テメェオレ様の話聞けよ!!」

ゴジラ「なんなんだテメーは」

ガバラ「いや、まず覚えてねぇのかよ!?」

ゴジラ「……」

ゴジラ「……言われてみれば……会ったことあるような……ないような……」

ガバラ「~~~っ!!」

ガバラ(チクショウ!なんて嫌な奴だ!!)

ガバラ「……オレ様はお前のことよく知ってるぜ?アンタ、怪獣王のゴジラだろ?」

ゴジラ「そうです。私が怪獣王です」

ガバラ「」イラッ

ガバラ「へへっ……とにかくだ。事情はわかったぜ。アンタ、息子が親父ダサいって理由で出ていってショック受けてたんだろう?」

ゴジラ「」グサッ

ガバラ「……へへっ……息子たちの信頼を取り戻したいか?」

ゴジラ「!?」

ゴジラ「……どういう意味だ?」

ガバラ「へへっ……カッコ悪いってんならカッコ良くなりゃ……アンタの息子たちは帰ってくる……だろ?」

ゴジラ「……それが出来りゃ苦労しねぇよ……」

ゴジラ「……一度失った親父の威厳ってのはな……そう簡単に回復したりはしねぇんだよ……」

ガバラ「……助けてやろうか?」

ゴジラ「……?」

ゴジラ「……どういう意味だ?」

ガバラ「……オレ様がプロデュースしてお前をカッコ良い親父にしてやるのさ」

ゴジラ「!!!?」

ガバラ「こう見えてオレ様はお前の息子たちと年は近くてね……アレぐらいの年齢のガキが好きそうなものがわかるのさ」

ゴジラ「!!!!」

ガバラ「……どうする?」

ゴジラ「……」

ゴジラ「……なんで協力してくれんだ?」

ガバラ「へへっ……水クセぇじゃねぇか……天下の怪獣王が困ってるってんだから……助けねぇと、な?」


ガバラ(なんてなバーーーカ!!)

ゴジラ「……!!」

ガバラ「……どうする?」

ゴジラ「……へっ!一度粉々に砕けたプライドさ……もうどうなったって変わりゃしねぇな」

ガバラ「……なら……!」

ゴジラ「……ああ。オメェに任せるぜ」

ゴジラ「……俺の……この怪獣王のプロデュース!!」









※この時の現実世界


パァァァァァ…


護国三聖獣・ 婆羅護吽(ばらごん)

婆羅護吽『我が子孫よ……よくぞここまで戦った。私はお前を誇りに思うぞ』

バラゴン「ご……ご先祖様!!!!」

婆羅護吽『うむ』


ジーダス「……なんだよこの展開」

ガバラ「カッコ良い親父の条件はわかるか?」

ゴジラ「喧嘩つえぇ」

ガバラ「……ある意味間違ってねぇけど、正解じゃねぇな」

ゴジラ「超つえぇ」

ガバラ「いや度合いの問題じゃねぇよ。それはこれだ」

ゴジラ「……?なんだこれ」

岩でできたコップに変な液体が満タンに

タプンタプン…

ゴジラ「うわ なんかキモい液体入ってる」

ガバラ「……これはオレ様特製栄養ドリンクだ。人間はこうやって食い物で身体をつくるんだ」

ゴジラ「……なんなのこれ」

ガバラ「良い親父の条件……それはカッコ良いボディーだ」

ゴジラ「……ボディー?」

ガバラ「ああ」








※この時の現実世界


最珠羅『今の若者風に言うのならまさにチョベリバな状況なのです』

魏努羅『超べりぃばっどという意味である』

バラゴン「……」

ガバラ「中年太りしたたぷたぷの親父より……何歳になっても引き締まった親父の方がカッコ良いだろう?」

ゴジラ「……まぁどっちか選べっつーならそうだな」

ガバラ「これはオレ様が身体に良さそうなものを片っ端から混ぜた特製のドリンクだ。さっきも言ったように食い物で身体をつくる……これを飲んで一気にお前もマッチョボディになるわけさ」

ゴジラ「……そんな簡単にマッチョになれたら世の中のパパは苦労してねぇだろ」

ガバラ「大丈夫だ!このドリンクはとにかく身体に良さそうなものを混ぜたから!!栄養たっぷりだから!!もう一気にくるから!!」

ゴジラ「えー」

ガバラ「良いから飲めよ!!」

ゴジラ「やだ。ばっちぃ」

ガバラ「それでも大人か!!観念しろ!!ガキを取り戻したいんだろ!!」

ゴジラ「……!!!!」ハッ

ゴジラ「……!」


ミニラ『父ちゃん!!』

ジュニア『パパー!』


ゴジラ「……!!」

ゴジラ「……上等だ」

ガシッ

ゴジラ「……飲んでやろうじゃねぇか」

ガバラ「……!!」

ガバラ「……そうか」


タプンタプン…


ゴジラ「……すごく不味そう」

ガバラ「良薬口に苦しって言うだろ」

ゴジラ「なにそれ」

ガバラ「……いや、良いわ」

ゴジラ「……とりあえずイッキでいくか……!!」

ガバラ「……ああ、そうしろ」ニヤリ

ゴジラ「行くぞぉっ!!」








※この時の現実世界


『見さらせ!!これが!“護国三聖獣”の真の“力”!!!!』


カ ッ ッ ッ

ゴクン…ゴクン…ゴクン…



ゴジラ「……」ゲフッ




ゴジラ「……」



ゴジラ「ウプッ」オエッ

ゴジラ「 不 味 ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ッ ! ! ! ! ? 」

ゴジラ「な……んだこれ何飲ませやがったんだテメェ!!」

ガバラ「キングギドラの鱗とモスラの麟粉とキングコングのよだれと薄めたヘドラのヘドロにメガヌロンの汁を混ぜた」

ゴジラ「」ブゥゥゥゥゥッ!!

ゴジラ「てめぇぇぇぇぇぇっ!!!?なんちゅーもん飲ませてくれてんだ!!!?ホントになんちゅーもん飲ませてんだ!!!?」

ガバラ「バカ野郎!!毒になるもん取った方が身体に良いこともあるんだよ!!」

ガバラ(なーんつってな!!んな訳ねーだろ!!そんなもんが身体に良い訳があるかボケェッ!!さぁ!!さっさと身体を壊せ!!弱った所をフルボッコに……)



ゴジラ「……んん!?」ピクッ



ガバラ「……!!キタ!!」










※この時の現実世界


バラゴン「あぁ……ご先祖様達から貰った光が……明後日の方向に……っ」

護国三聖獣『……!』

スゥゥゥゥゥ……←凍ってるゴジラに吸い込まれていく

バラゴン「……」

護国三聖獣『……』

ザノン星人「……」

バルゴン達「「……」」

ゴジラ「……お……」ピクッ

ゴジラ「……おお……!?」ピククッ

ゴジラ「おおおおおおおおおっ!!!?」ビクビクビクッ

ガバラ「よぉぉぉぉし成功……んん???」



ゴジラ「なんだ……力が……力が…… み な ぎ る ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ っ ! ! ! ! ? 」

カ ッ ッ ッ

ガバラ「……」

ガバラ「え?」













※現実世界

バルゴン「!? 氷が……」

ゴジラ「……ゥゥ……」ピシピシピシッ…




ゴジラ「ウ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ッ ッ ッ ! ! !!!」

バ リ ィ ィ ィ ィ ィ ン ッ

ザノン星人「何ィ!?氷の封印を……自力でだと……!?」

※現実世界


白眼ゴジラ「……」フシュゥゥゥゥゥ…


バルゴン達『……っ!!』










※夢の世界


ガバラ「……くっ……すげぇ光だ……!一体何が起こって……」

シュインシュインシュイン…

ガバラ「……?」

シュインシュインシュイン…

ガバラ「……なんの音……!!?」



ゴジラ?「……」

シュインシュインシュイン……
ガバラ「……!!?」

ガバラ「……お……お前……ゴジラか?」


ゴジラ?「……」

ゴジラ?「……いや……俺は……」


シュインシュインシュイン…







超ゴジラ「超(スーパー)ゴジラだ」


ド ン ッ ! !

ガバラ「……っ!!?馬鹿な……何が起こった……!?まるで超サ○ヤ人みたいな効果音が気のせいか聞こえるぞ……!!?」

シュインシュインシュインシュイン…

ガバラ「……す……超(スーパー)ゴジラだと!?」


シュインシュインシュイン…


超ゴジラ「……」





超ゴジラ「Yes. My name is SUPER GODZILLA.」サラリ

ガバラ「え……英語を完璧に使いこなしてるだと……!!?」

超ゴジラ「Yes.」

ガバラ「間違いねぇ……!こいつ……」




ガバラ「とんでもなくスーパーだ!!?」

ガバラ「馬鹿な……あんなものを飲んで栄養があるはずが……」

超ゴジラ「みなぎる何かを感じる」シュインシュイン…

ガバラ「……!」

ガバラ(なんてこった……!食あたりで弱った所をフルボッコにする計画だったのに……!)

超ゴジラ「今の俺は無敵な気がする」

ガバラ(くっ!こんな筈では……!)

超ゴジラ「かなりスーパー感」

ガバラ「スーパー感だと……!?」

超ゴジラ「当社比なんと10倍」

ガバラ「そんなに!?」

超ゴジラ「気分が乗ればさらに10倍」

ガバラ「そんなに!!?」

超ゴジラ「例えば……ウ○トラマンにスーパーが付いたら……」

ガバラ「……っ!?」ゴクッ

超ゴジラ「スーパーウル○ラマンになる」

ガバラ「す……すごい強そう!!?」

超ゴジラ「これで身体は出来たな」

ガバラ「えっ!!?」

超ゴジラ「え?」

ガバラ「あっ……あぁ~そうだったな!うん!ほんとだ!そういやそうだったね!アハハハハハハ!」

ガバラ(忘れるところだったアブねぇ!)

超ゴジラ「どうかな……ちょっと筋肉付けすぎ?」

ガバラ「あ!?い……いや……子供って強そうなのはなんでも好きだからさ!うん!イケるってホラ!」

超ゴジラ「そう?」

ガバラ「うんうん!角的なのとか生えちゃってお洒落じゃない!?」

超ゴジラ「そうかな?」

ガバラ「そうそう!」

超ゴジラ「そっかー」









※この時の現実世界


白眼ゴジラ「……」シーン…

ジャイガー「……!奴め、全く動かんのう……」

ジグラ「……ワタシ達の方を睨んだと思ったらそのまま止まってしまったな」

バイラス「……不気味な奴め……バルゴンの冷凍とジグラの仮死光線の二重の封印をどうやって破ったのだ……?」

バルゴン「……生きてはいるみたいだけど……」

超ゴジラ「さぁ次はどうする?」

ガバラ「やべぇ……まさかこうなるとは……」

超ゴジラ「?」

ガバラ「……!」ピコーンッ

ガバラ「しゃあっ!さぁ!早速次のレッスンスパートだ!!」

超ゴジラ「おっ! 来るか!!」

ガバラ「おう!へへっ!さぁ!空を見てみな!!」

超ゴジラ「空?」

ガバラ「あぁ!特別ゲストだ!!」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…



超ゴジラ「!」

超ゴジラ「雲の上になんかいるな……」

ガバラ「へへっ!そうさ!これが次のレッスン!!」

ガバラ(……声かけといて良かったぜぇ~!!)



宇宙大怪獣ドゴラ『 … … ド ~ ~ ~ ゴ ~ ~ ~ ラ ~ ~ ~ ~ ~ ! 』



超ゴジラ「!?」

超ゴジラ「なんだあのデケェ奴は!?」

ガバラ「へへっ……!そうさ!次のレッスンは……超ゴジラの力で!!」

ガバラ「あのドゴラを!!ぶっ倒して貰おうか!!」







※その頃の現実世界

『ギャォォォォォォォォス!!ギャォォォォォォォォス!!』

ガラシャープ「! 何かしら……うるさいねえ」

マルコブカラッパ「上のギャオス達だNE!やかましい連中だYO!」

超ゴジラ「……でかすぎるだろ……何食ってんだ?」

ガバラ「どうだ?へっへっへっ……スゲェだろ……!」

超ゴジラ「……」

ガバラ(どうだ……!?流石にいくらスーパーなんたらといえどあんな化け物には勝てまい……!)

超ゴジラ「……オメー何者だ?」

ドゴラ『ド~~ゴ~~~~ラ……』

超ゴジラ「普通に喋れないの?」

ドゴラ「喋れるよー」

超ゴジラ「喋れんのかよ」

ドゴラ「うんー」

ガバラ「そいつはな!なんでも持ち上げちまうスンゲー奴なんだぜ!!」

ドゴラ「持ち上げるよー」

超ゴジラ「なんでも?」

ドゴラ「うんー」

フワッ

ガバラ「このドゴラの最大の武器はなんでも空中にフワフワ持ち上げちまうことなのさ!!」

フワフワ

ガバラ「へっへっへ……流石の超ゴジラと言えどもあんなデカイやつ相手にどうやって勝つのかな?」

フワフワ

ガバラ「まさかお前でも空は飛べまい!それ以前にあんなデカイ奴攻撃する手段はないだろ!?」

ガバラ「へへっ……いくらお前でもアイツ相手じゃ成す術もなくフワフワ浮かされるのがオチ……」フワフワ

ガバラ「……」フワフワ

フワフワ

ガバラ「」フワフワ




超ゴジラ「へー、すげーなオイ」

ドゴラ「でしょー?」

ガバラ「……」フワフワ





ガバラ「って待てェェェェェェェッ!!?」

ガバラ「て……テメェェェェェェッ!何俺をフワフワさせてんだ!!?」フワフワ

ドゴラ「ごめーん」

ガバラ「お前の相手はあっち!アイツをやっつけるの!!」フワフワ

超ゴジラ「!」

超ゴジラ「そういやそういう話だったな」

ガバラ「忘れんなよテメェも!」フワフワ

超ゴジラ「スーパー過ぎて忘れてた」

ガバラ「クソ!馬鹿にしやがって!」フワフワ

超ゴジラ「……まぁ、そうだな。今の俺はスーパー過ぎるからな……力の加減が自分ではわからんし……」

ガバラ「と……とにかくドゴラ!!俺じゃなくてアイツに攻撃だ!!」フワフワ

ドゴラ「そうなのー?」

ガバラ「そうだよ!!当たり前だろ!?」フワフワ

超ゴジラ「なんせスーパーだからな……ここはまず俺がハンデとして」

ガバラ「さっさと降ろせ馬鹿!!」フワフワ

ドゴラ「わかったー」

パッ

フワッ……

ガバラ「あっ」

超ゴジラ「先手をお前に譲って……」

ガバラ「ああああああああああっ!!!?急にフワフワを解くな……」

ヒュルルルルルルルル…

超ゴジラ「ん?」

ガ ツ ン ッ ッ

ガバラ「ぐぇあぁっ!!!?」

超ゴジラ「!!!?」











※現実世界


宇宙ギャオス「黙って動ケ!!」

“超音波メス”

マルコブカラッパ「わっまた!?」

ガラシャープ「ちょっ……当たったらどうするんだい!?」

ザクッ←白眼ゴジラの頭

白眼ゴジラ「……」


ガラシャープ「……あ」

マルコブカラッパ「あ」

ドゴラ「……あー……」

超ゴジラ「……」

ガバラ「」チーン…

ドゴラ「……ごーめーんーねー……」




ブチッ

超ゴジラ「……先手は譲ったからな……!!」ギロッ

ドゴラ「!!」




※現実世界


白眼ゴジラ「」グインッ



宇宙ギャオス「!!?」ビクッ

ギャオス「こっちを向いた!?」

超ゴジラ「右足セット!」

ズンッ!

超ゴジラ「左足セット!」

ズンッ!

超ゴジラ「尻尾アンカーセット!!」

ズズゥゥゥゥゥンッ!!



キ ュ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ …



超ゴジラ「必殺!!」

ガバラ「いてて……」ムクッ

ガバラ「……ん???」




超ゴジラ「……っ!!」カ ッ ッ ッ

ドゴラ「……っ!!?」




“ 超 ! ハ イ パ ー ス パ イ ラ ル 熱 線 ! ! ! ! ”


ゴ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ッ ッ ッ

ゴオオオオオオオオオオオオッ…

ドゴラ「!!?」


ズ ン ッ ッ ッ ッ


ドゴラ「……っ!!!!」









※現実世界


白眼ゴジラ「」キュォォォォォォッ

“放射熱線”!!

カ ッ

ドゴラ「うっ……」

ゴォォォォォォッ

ドゴラ「うあああああああああああああああああれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!?」

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ

ボッ←大気圏

ドゴラ「 と … … と ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ば ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ さ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ れ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ る ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ … … … … !!」


オ オ オ オ オ ォ ォ ォ ォ ォ ォ … ←宇宙空間





<アァァァァァレェェェェェ…!




キラーンッ…










ガバラ「……っ!!!!?」パクパク…

超ゴジラ「フシューッ!」

ガバラ「……っっっ!!!?」ガクガク…

ガバラ「……」

チラッ

超ゴジラ「……」


超ゴジラ「……」



超ゴジラ「これが……超ゴジラだ!!」


ドンッ!


ガバラ「」

ガバラ「……いやドン!じゃねぇだろぉぉぉぉぉぉぉっっっ!!!!?」ガタガタ


超ゴジラ「想像以上のパワーを感じる」フシューッ

ガバラ「アバババババババ……まさか……まさかドゴラを一発で宇宙の彼方に吹っ飛ばすなんて……っ」

ガバラ「畜生!なんて気の毒な奴だ!……いや、それより……こっからどうすれば……!」



???「――落ち着くでギラ、ガバラよ」



ガバラ「……!? なんだ!?誰か俺に話しかけてるのか!?」

???「そうでギラ。今直接お前の脳内に……は無理だからお前にだけ聞こえるようにヒソヒソ話してるでギラ。事前の打合せ通りにいくでギラ」

ガバラ「……! まさかお前か……!」

???「そうでギラ。奴の超スペックに太刀打ち出来る怪獣はもはやギララだけでギラ」

ガバラ「……伏せてたのに名前言っちゃったぞ今」

???「あっ……まぁいいでギラ。やることは同じギラ」




宇宙大怪獣ギララ「奴を倒せるのは……このギララだけでギラ……!!」

ギラーンッ!

超ゴジラ「もはや特訓なんか必要ないんじゃないだろうか……こんなに強いんだからもうチビッ子からの人気もうなぎ登りだろう」

ガバラ「おうおう超ゴジラさんよ!調子に乗っちゃいけねぇよ!!」

超ゴジラ「なぬ?」

ガバラ「たかが一匹怪獣を倒しただけじゃあ強さアピールにゃあ足りねぇな!!」

ガバラ「というわけで続けて実戦訓練だ!!アンタにはコイツを倒してもらう!」

超ゴジラ「……?」

“白色火球”!!

超ゴジラ「!?」

ドゴォォォォッ

超ゴジラ「ぐあっ!!?」

ガバラ「……ヘッヘッヘ!」


ズンッ


ギララ「ギーラギラギラギラ!お前の次の対戦相手は……このギララでギラ!!」



超ゴジラ「……っ!!」ブチブチブチッ

※現実世界





白眼ゴジラ「……!」

バチバチバチィッ←背鰭



ガラシャープ「……!来るよ!伏せなマルコ!」バッ

マルコブカラッパ「うひぃっ!」バッ


ギャオス「……!何ぃっ!?」



白眼ゴジラ「――っ!!」

“放射熱線”!!

カ ッ ッ ッ

ギャオス「くっ!」バッ

ハイパーギャオス「!!」

バ ジ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ッ ッ ッ

ハイパーギャオス「 ぐ あ あ あ あ あ あ あ っ ! ! ! ? 」

ド ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ


ギャオス「チッ!危ないところだった……」


白眼ゴジラ「……!!」


グインッ←熱線


ギャオス「なっ……」


ゴ オ オ オ オ オ オ オ オ ッ ッ ッ


ギャオス「こいつ……熱線を吐いたまま向きを……っ!!」


“放射熱線・凪ぎ払い”!!


ギャオス「ぎっ……」

バジュゥゥゥゥゥゥッッッ

ギャオス「ぎゃっ――」


白眼ゴジラ「……っ!!」グインッ



ギャオスの群れ「……なにっ」


ゴ オ オ オ オ オ オ オ オ ッ ッ ッ


ギャオスの群れ「 ぐ あ あ あ あ あ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ っ っ っ ! ! ! ! ? 」


ド ド ド ド ド ド ド ド ド ォ ッ ッ ッ ッ



ォォォォ…


バラバラバラ…





白眼ゴジラ「……」シュゥゥゥゥッ…

マルコブカラッパ「ギャオス達が……とうとう最後の群れまで殺られちまったYO!」

ガラシャープ「……来たね……行くよマルコ!!」

マルコブカラッパ「了解!!」



白眼ゴジラ「……」

白眼ゴジラ「!」ピクッ


マルコブカラッパ「“飛びつき攻撃”!!」

ガバッ

ガシィィィッ

白眼ゴジラ「!?」

ガヂッ←前肢

ガヂヂッ←ゴジラの両腕

白眼ゴジラ「――っ!」ギチチッ…

マルコブカラッパ「ヌハハハハハハハ!敵が全滅したと思って油断したな!!?甲殻類の硬さとパワーを嘗めるなYO!!さぁガラシャープ!!両腕は封じたYO!!」


ガラシャープ「フフフ……!ゴジラとかいったね……?アンタがいくら強かろうと……あたし達のコンビネーションには敵いやしないよ……!!」シュルルルル…


白眼ゴジラ「……!」ギロッ


バチバチバチィッ←背鰭


ガラシャープ「そう……両腕塞がれちゃ……そしてマルコブカラッパがあんなに腹に密着してちゃ……マルコを攻撃する術はアンタにはない……そうなると必然的にあたしを狙うわよねぇ……?」

白眼ゴジラ「――!!」


“放射熱線”!!!!

カ ッ ッ ッ

ガラシャープ「……っ!!」


バ ジ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ッ ッ ッ


ガラシャープ「……っ!!」

マルコブカラッパ「……!!う……上手くいくのか……?」

ガラシャープ「……」ニヤリ


“熱エネルギー・吸収”

ドクンッ

白眼ゴジラ「――!?」


ガラシャープ「~~~!!」

“エネルギー返還・巨大化”


グググググ…

メキメキメキッ…


ガラシャープ「――っっっ!!!!」ズズズ…

白眼ゴジラ「……!!」

ガラシャープ「フフフ……!」


ズズゥゥゥゥゥゥン…


ガラシャープ「……驚いたかい?あたしは熱エネルギーを餌にパワーアップできる怪獣なのさ……!本来ならこの力で銀幕でガメラを始末する怪獣になる筈だったが……思わぬ形で役に立ったよ……!!」

マルコブカラッパ「おおおおおお!!流石だYO相棒!!」

ガラシャープ「フフフ……凄まじいエネルギー量ね……ここまでパワーアップ出来るなんて……」シュルルルル……


ガラシャープ「没怪獣……嘗めるんじゃないよ!!」


白眼ゴジラ「……!」ググッ

※夢の世界




超ゴジラ「コイツ……俺の超・放射熱線を吸ってパワーアップしただと……!!?」

ギララ「ギ~ラギラギラギラ!!見たか!このギララはあらゆるエネルギーを吸収しパワーアップする無敵の怪獣なのでギラ!!人間の核ミサイルだってギララには効かないギラ!!」


ガバラ「良いぞギララァァァッ!!やっちまえぇぇぇぇっ!!」コソコソ


ギララ「ギ~ラギラギラギラ!何が怪獣王ギラか!!シリーズ続編が出ずスペックを正当に評価されない怪獣がこの世にはごまんといるギラ!!!!
その無念……代表として今日ここで、このギララが示すギラ!!!!」

超ゴジラ「……!」

超ゴジラ「ハッ!甘ぇやろうだな……核ミサイルが効かねぇだと?そんなもん自慢にもなんねぇよ!!」

ギララ「……なにぃ~!?……いや、なにギラ~!?」

超ゴジラ「そんなもん俺だって効かねぇよ……何がごまんといるだ、このアンテナ怪獣が!!」

ギララ「」ピキーンッ

ギララ「よくも……よくもこのギララの素敵アンテナを馬鹿にしたでギラな……!!」プルプル…

超ゴジラ「あ?だったらどうしたってんだ」

ギララ「もう許さないでギラ!!見せてやるギラ!ギララの力を!!」

超ゴジラ「ハッ!さっきみてぇな不意討ちでもねぇ限りテメェの攻撃なんぞこの超ゴジラに……」

ヒュオッ

ドゴォォォッ

超ゴジラ「ぐあっ!!?」

ザザッ

超ゴジラ「……にゃろぉ……なんで後ろから攻撃が……」


???「……」ズゥゥゥゥン…


超ゴジラ「!!?」

ギララ「ギ~ラララララ!“怪獣の無念”はギララが示すギラが……怪獣以外の無念は“そいつ”が示すギラ!!!!」

ガバラ「なっ……あ……アイツは!!」


???「……」


超ゴジラ「……っ!!」

超ゴジラ「な……なんだコイツは……!!」


タケ魔神「……」ズゥゥゥゥン…


タケ魔神「……バカヤロー!コノヤロー!」

更新遅くてごめんなさい。
あとすいません、表記がいくつかあったみたいですがタケ魔神でなくタケ魔人が正しいようでした
怪獣好きの癖に名前間違えるとか怪獣好き失格過ぎます……そこホントすいませんでした

超ゴジラ「……」

タケ魔人「バカヤロー!コノヤロー!」

超ゴジラ「……」

タケ魔人「ネチコマ!ネチコマ!」

コマネチコマネチ

超ゴジラ「……」




超ゴジラ「……え……マジでなんなんコイツ」

ギララ「ふふふ……ソイツはかつてはギララとは敵同士だった伝説の守り神的な土地神的なビートた○し的な地球人が信仰的な感じで崇めてた伝説の存在……その名もタケ魔人でギラ!!」ギラーンッ

超ゴジラ「意味がわからねぇぞ」

タケ魔人「バカヤロー!コノヤロー!」

超ゴジラ「ふざけんな!こんなふざけた存在認められるか!完全にただのビートた○しだろうが!!怪獣映画をなんだと思ってんだ!!なんでもありでも限度があるわ!!」

タケ魔人「バカヤロー!コノヤロー!」

超ゴジラ「大体コイツバカヤロー!コノヤロー!とコマネチしかしてねぇじゃねぇか!!何これ!?
つかお前コイツと銀幕で戦ったの!?ホントに!?」

ギララ「ギラ!!観ずに映画を評価しようとは片腹痛いでギラ!!そういうの絶対にいけないんでギラよ!!
あとぶっちゃけこうなったのはお前らの新作が出なかったせいだと思うギラ!!」

超ゴジラ「俺絶対関係ねぇだろ!!ついでにガメラも関係ねぇよ多分!!」

ギララ「おっと!戦闘中ギラよ!!余所見しちゃダメギラ!!ツッコみに夢中になってると痛い目見るでギラよ!!」

超ゴジラ「あぁ!?」

タケ魔人「バカヤロー!」

“タケ魔人パンチ!”

バキャアッ

超ゴジラ「ぐおっ!?」

タケ魔人「コノヤロー!」

“タケ魔人チョップ!”

バシィッ

超ゴジラ「おぅっ!?」

タケ魔人「バカヤロー!コノヤロー!」

“タケ魔人ネチコマ!”

コマネチコマネチ

超ゴジラ「……」

超ゴジラ「?」


ギララ「“白色火球”!!」ボッ

ドゴォォォォンッ

超ゴジラ「どわっ!?」

ドシィィィィンッ…



ギララ「やったー!!ゴジラをひっくり返したでギラ!!」

タケ魔人「バカヤロー!コノヤロー!!」

ワァァァァァッ


超ゴジラ「……っ!クソッ!コイツら腹立つ!!」

ガバラ「おぉっ……!やっちまえー!ギララ!タケ魔人!!」コソコソ




タケ魔人「バカヤロー!コノヤロー!」バキィッ

超ゴジラ「ぬぅっ!」

タケ魔人「ダンカンコノヤロー!!」バキィッ

超ゴジラ「ぬぁっ!?ダンカン?何処の怪獣だ?」

タケ魔人「ジョンソンコノヤロー!!」バキャアッ

超ゴジラ「おぶぁっ!?名前変わってんじゃねぇか!?」

タケ魔人「ネチコマ!ネチコマ!」

超ゴジラ「それやめろ!!腹立つ!!」



ギララ「ギラララ!良い調子でギラ!!さぁ!タケ魔人!ヤツを抑えるでギラ!!」

タケ魔人「バカヤロー!コノヤロー!!」ガシィッ

超ゴジラ「あっ!?テメェこの程度で俺を……」

ギララ「そ~らそらそらリンチでギラ~!!」

バキィッ

ドゴォッ

バシィッ

超ゴジラ「痛っ!?あだっ!このっ……」

ギララ「“白色火球”!!」ボボボッ

カッ

超ゴジラ「!」

ドゴゴゴォォォォォォンッ

超ゴジラ「……っ」

超ゴジラ「テメェェェェェッ!!絶対殺すかんな!!ぶっ殺すかんなテメェコラァァァァァァッ!!」


ギララ「ギ~ラギラギラギラ!全然堪えないとはなんてタフな奴でギラ!!でも……その動けない状態でそんなこと……やれるもんならやってみるでギラ!!」

超ゴジラ「」ブチッ

※現実世界







ガラシャープ「そのまま抑えてなマルコ!!」

マルコブカラッパ「YOYO!!任せるYO!!」

“両腕羽交い締め!!”

メキィッ…

白眼ゴジラ「……!」ググッ…

マルコブカラッパ(……!コイツ……なんて不気味な奴だYO!生物にくっついてる感じがしないYO!まるで死体に組ついてるみたいだ……!)


ガラシャープ「アンタの熱線で巨大化しパワーアップしたあたしの尾の力……思い知りな!!」

“ヘビースイング”!!

ゴゥッ

バ キ ィ ィ ィ ィ ッ

白眼ゴジラ「――!」


ドガシャァァァァァンッ


白眼ゴジラ「……!」ガララ…


マルコブカラッパ「Oh……!ちょっとミーも身体ぶつけたYO……」

ガラシャープ「あ……ごめん……」

ガラシャープ「そうらもう一発!!」

“ヘビースイング”!!

ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ

白眼ゴジラ「――!」

ガラシャープ「うふふ……アンタの熱線のパワーは凄まじいね……!!さらに……これでも喰らいな!!」

“テールドリル”!!


ド ス ッ ッ ッ

ドジュルルルルルッ…


白眼ゴジラ「……!!」

グラッ…

ガクッ

白眼ゴジラ「――……」



シーン…



マルコブカラッパ「……?」

マルコブカラッパ「……流石に動かなくなったみたいだYO……?」

ガラシャープ「……そう……じゃあ……仕上げねマルコ」

マルコブカラッパ「ん。油断しちゃダメだYOガラシャープ」

ガラシャープ「ええ……わかってるわ」

ガラシャープ「さぁ……フィニッシュよ……」

シュルルル…

マルコブカラッパ「離れるよガラシャープ」

ガラシャープ「ええ……もう大丈夫よマルコ」

“巻き付き攻撃”!!

メキメキメキッ…

ガラシャープ「……ふふふ……終わりだね……ゴジラとか言ったっけ……?怪獣王も戦い方と相性と連携があれば倒せるんだよ!」

白眼ゴジラ「」

ガラシャープ「……さぁ……もう終わって休みましょう……」



ガラシャープ「さぁ……その口を開けて……?」


シュルル… ←舌


ガラシャープ(……あたしはねぇ……この舌を相手の体内にまで入れる事でその相手の熱エネルギーを根こそぎ奪うことが出来るんだよ……!)


ガラシャープ「ほら……?その口を開けて……?もう楽になりましょう?」


メキメキメキッ…


白眼ゴジラ「――……っ」ググッ…


ガラシャープ「……そうよ……ほら……さぁ……あたしの舌で……天国に連れていってあげるから……!!」



白眼ゴジラ「……」

ガパッ… ←口


マルコブカラッパ「おおっ……!」

ガラシャープ「……そうよ……良い子ね――」

白眼ゴジラ「……っ」ググッ…





カッ

白眼ゴジラ「っ!!」

ガ バ ァ ッ

ガラシャープ「えっ――」


ガ ブ リ ッ ッ ッ


ガラシャープ「!!?」

マルコブカラッパ「なっ……」

ガラシャープ(……っ!!?こいつ……あたしの首に……)


白眼ゴジラ「……!!」


“必殺・暴龍殺し”!!

ベ キ ベ キ ベ キ ッ ッ ッ ! !


ガラシャープ「ぁ……が……」

マルコブカラッパ「……えっ……」

マルコブカラッパ「が……ガラシャー……」

白眼ゴジラ「……っ!!」

バキボキィッ

ガラシャープ「――……」ゴフッ


マルコブカラッパ「が……」






ガラシャープ「マル……ゴ……にげ……」

白眼ゴジラ「――っ!!!!」


バ キ ン ッ


マルコブカラッパ「」

ガラシャープ「」ダラン…

白眼ゴジラ「……」

ズルッ…

白眼ゴジラ「……」

ポイッ

ドズゥゥゥゥゥン… ←ガラシャープ


マルコブカラッパ「が……」

マルコブカラッパ「が……あぁ……あ……」



マルコブカラッパ「ガラシャァプゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!?」


数十年前……




ガラシャープ『……あたしたちの映画企画……なくなっちゃったわね……」』

マルコブカラッパ『ぼくたち何がいけなかったんだろう……』

ガラシャープ『……ウチなんか2匹も子供がいるのに……これからどうしたら……』

マルコブカラッパ『やっぱりインパクトや個性が足りなかったのかな……もっと個性とかいるのかな……』

ガラシャープ『……』

マルコブカラッパ『もっとこう……陽気な外国の蟹って感じのキャラにしてみるとか……うーんまだインパクトが足りないかな……』

ガラシャープ『……』

マルコブカラッパ『……ねぇ……ガラシャープは映画に出てどんな活躍したかった?』

ガラシャープ『……あたし?あたしは活躍より別に……』



ガラシャープ『……でも……ううん、そうね……やっぱり出たかった。映画に出て……そして……どうせなら……あたしは』




ガラシャープ『ソフビが出るぐらいの怪獣に、なりたかったな……』








マルコブカラッパ「ガラシャァプゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!ウオオオオオオオオオオッ!!!!」

マルコブカラッパ「貴様ぁぁぁぁぁぁっ!!よくも……よくもぼくの下積み仲間を……絶対に許さな……」


フォォォォ…


マルコブカラッパ「!」ピクッ

マルコブカラッパ「……あぁっ!!?誰だ上から急に……」

マルコブカラッパ「……っ!?お……お前は……」



イリス『……』




マルコブカラッパ「コイツ……イリス……!?今まで何処に……!」




白眼ゴジラ「……!」ギロッ…

イリス『……』

イリス『……』


白眼ゴジラ「……」バチバチバチッ…


マルコブカラッパ「……!熱線を撃つ気か!!」


イリス『……』


シュルルルッ ←触手


“高出力超音波メス”

バシュゥゥゥゥゥッ

白眼ゴジラ「!!」

ザクザクッ

白眼ゴジラ「……っ」



イリス『……』

“テンタクランサー(4本の触手)”

シュルルル…

“アンチ・プラズマ・フィールド”!!

ゴォォォォッ



白眼ゴジラ「……!!」

ドゴォッ

白眼ゴジラ「――っ!!」

ズドドッ

バ シ ィ ィ ィ ン ッ


白眼ゴジラ「……っ!!」

ズズゥゥゥゥン…

フォォォォ…

ズゥゥゥゥゥン…



イリス『……』



イリス『……いりす の しょくしゅ すごい?』


マルコブカラッパ「」ビクッ

マルコブカラッパ(……!コイツ……喋れたのか……)

イリス『……』ジロッ

マルコブカラッパ(……!なんだコイツ……そんな筈ないのに……まるで生まれて時間が経ってない赤ん坊か子供みたいな……そんな妙な不気味さがある……)


白眼ゴジラ「……!」ガララ…

白眼ゴジラ「……」 ギョロリッ



イリス『……いりす の しょくしゅ がめら の ぷらずまかきゅう も はじく つよさ と はやさがある』

白眼ゴジラ「……」

イリス『……いりす ずっと みてた』

白眼ゴジラ「……」

イリス『…… おまえの ねっせん うつまでの じかん かんかく たいみんぐ』

『ぱわー』

『たいきゅうりょく』

『わざ』



イリス『ぜんぶ みてた』



マルコブカラッパ「……!コイツも他の怪獣を囮に隙を狙ってたのか……! ギャオスはお前の同種だろうになんてやつだ……!!」


イリス『……』


白眼ゴジラ「……」



イリス『……いりす おまえ が ほしい』

白眼ゴジラ「……!!」

バチバチバチッ…

イリス『うたせない』

“アンチ・プラズマ・フィールド”!!

ドゴォッ ドゴゴゴォッッッッ


白眼ゴジラ「!!」


イリス『……』

“テンタクランサー・高出力超音波メス×4”!!

バシュシュゥゥゥゥゥゥッッ

ザクザクザグッッッ


白眼ゴジラ「――っ!」


イリス『……』

シュルルルルル……



ガパッ←触手の先端


キュォォォォォォッ…


マルコブカラッパ「……!アレは……!!」

イリス『……』


“コピー・プラズマ火球”


マルコブカラッパ「あれ……たしかガメラの……!!」


“オーバード・プラズマ”!!

カッ

白眼ゴジラ「!!」


ドゴォォォォォォ…ン…


白眼ゴジラ「」グラッ


ズズゥゥゥゥン…



イリス『…… 』

イリス『まだ うごける』


“テンタクランサー・オーバード・プラズマ”

キュォォォォォォッ……


マルコブカラッパ「……!!4本触手全部光って……まさか……!!」


“コピー・3連プラズマ火球×4”


白眼ゴジラ「……っ!」フラッ…



イリス『……』

白眼ゴジラ「……!」

イリス『ばいばい』



“12連プラズマ火球”


カ ッ ッ ッ


白眼ゴジラ「……!」


ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ


白眼ゴジラ「……っ!!!!」


ド ゴ ゴ ゴ ゴ ォ ォ ォ ッ ッ


白眼ゴジラ「――……」


ド ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ


白眼ゴジラ「――」ガフッ…



ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ …



白眼ゴジラ「」

イリス『……』

マルコブカラッパ「……っ!!」


白眼ゴジラ「……」



グラッ…

ズゥゥゥゥ…ンッ…




白眼ゴジラ「」

マルコブカラッパ「……!」

白眼ゴジラ「」

イリス『……』


マルコブカラッパ「……コイツ……ガメラの技でゴジラを……しかも……あんなに沢山……」


イリス『……』

イリス『これ が いりす の ちから』

イリス『いりす の かち ?』




白眼ゴジラ「」


ォォォォォ…

白眼ゴジラ「……」

オォォォォ…







※少し前・夢の世界



超ゴジラ「テメェ調子乗ってんじゃねぇぞ宇宙怪獣ごときがぁぁぁぁぁぁっ!!!!」ガブゥッ

メキメキメキッ

ギララ「ぎゃああああああっ!!?コイツ!?熱線が効かないとわかった途端に肉弾戦しかけてきたギラ!!?」

タケ魔人「バ…バカヤローコノヤロー!?」

超ゴジラ「ガルルルルルルルッ!!?」

ギララ「いだだだだだだだっ!?ちょっ待つでギラ!!?これはダメギラ!!?コイツ洒落にならないパワーでギラ!?死んじゃうギラぁぁぁぁっ!!?」

超ゴジラ「フンガァァァァァッ!!?」ブウンッ

ギララ「ギラァァァァァァァッ!!!?」

ドガシャァァァァンッ

ギララ「」ガフッ

ガクッ…

タケ魔人「ダ……ダンカンコノヤロォォォォォッ!!?」

超ゴジラ「ウガァァァァァァァッ!!!!」

“超ゴジラパンチ”!!

ボグォッ

タケ魔人「マルミエッ!!?」

ズズゥゥゥゥゥンッ…

ガバラ「」



超ゴジラ「ウガァァァァァァァッ!!!!」



ガバラ「……!!」

ガバラ(か……神様殴り飛ばしやがったぁぁぁぁっ!!?)

ガバラ「や……やべぇぇぇっ!?こんなヤバイ奴だっけコイツ!?俺と昔喧嘩した時はもっと普通の奴だったぞ!?」

超ゴジラ「ウガァァァァァァァッ!!!!ガルルルッ!?ガルルルッ!?」

ガバラ「やべぇ!?闘争本能に火が付きかけてる!?このままじゃ夢の世界が破壊されちまう!!」

超ゴジラ「ギャオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!」

ガバラ「お……落ち着け!アンタはスゴい!強い!ナンバーワンだ!子供からも大人気だ!!なっ!!?」

超ゴジラ「ガルルルル……グルル?」

ガバラ「どーどー……落ち着け、な?」

超ゴジラ「グルルルル……」

ガバラ「あ!ホラ見ろ!あんな所に!!?」

超ゴジラ「?」





子ガッパ「うえぇぇぇぇんっ!うぇぇぇぇんっ!……父ちゃんと母ちゃんとはぐれて迷子になっちゃったよぉぉぉぉぉっ!!」

ビェェェェェェェッ…



超ゴジラ「……?」

ガバラ「ほら見ろ!迷子だ!?大変だ!助けなきゃな!ほら、ああいうの助けたら子供からの好感度もアップアップだしな!?なっ!!」

超ゴジラ「……グルル?(なんでこんな所に迷子が?)」

ガバラ「ほら助けてやれよ!怪獣王だろ!?器が大きいところ見せてくれよゴジラの旦那ぁ!!」


ガッパ(ラッキィィィィ!なんでこんな所に迷子がいんのかしんねぇが助かったぜ!!あの野郎子持ちだしこれで少しは落ち着いてくれんだろ……)

超ゴジラ「……」

子ガッパ「えぇぇぇぇぇんっ!えぇぇぇぇぇんっ!」ビェェェェェェェッ

超ゴジラ「……」



超ゴジラ「グルルルルァッ!!(男が簡単に泣くんじゃねぇ!!)」

“超・父の拳骨(弱)”!!

ゴチーーーンッ!!

子ガッパ「ぎゃああああああっ!!!?」


ガバラ「 え え ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ っ ! ! ! ? 」


超ゴジラ「グルルルル……(馬鹿野郎!小僧!良いか!?父ちゃんと母ちゃんとはぐれたぐらいで男は簡単に泣いちゃいけねぇよ!テメェの父ちゃん母ちゃんだって今頃ちゃんとテメェを……)」

ガバラ「バカやろぉぉぉぉっ!!?いきなり他所の子供の頭どつく奴がいるかぁぁぁぁっ!!?何やってんだテメェェェェェェッ!!?」

超ゴジラ「グル?(いや、ちゃんと手加減したけど……)」

ガバラ「そういう問題じゃねぇだろ!!?お前スパルタは自分のガキだけにしろよ!?愛護団体とかその辺がぶちギレるわ!?」

超ゴジラ「グルルァ(怪獣にそんなもんなくね?)」

ガバラ「そういう問題じゃねぇよ!?」

子ガッパ「うわぁぁぁぁぁぁんっ!!?知らないおじさんが殴ったぁぁぁぁぁぁっ!!!?」

ガバラ「ほれ見ろ!!悪化しちゃったじゃないか!!」

超ゴジラ「グル……(そ、そんなにダメだったか今の……)」

超ゴジラ「グル……(わ……悪かったな坊主……いきなりどつくのはやり過ぎたわ)」

ガバラ「ほーらチビ!このオッサン見た目ほど怖くないよ!?なっ!?泣き止めよな!?」

子ガッパ「うわぁぁぁぁぁぁんっ!!?怖い顔したオッサン二匹に囲まれたよぉぉぉぉぉっ!!?」

ガバラ「なっ……誰がオッサンだ!!?オレはいじめっ子怪獣というあだ名があるれっきとしたガキ怪獣で……」

子ガッパ「うわぁぁぁぁぁん!?全然他所に誇れる異名じゃないよぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!?」

ガバラ「このガキ!!割りと余裕なのかこの野郎!!」

超ゴジラ「ガルルルァッ!?(落ち着け!相手はガキだぞ!?)」

ガバラ「テメェはいつまで野生帰りしかけてんだよ!?」



「ちょっと待てゴラァァァァァァッ!!!!」



超ゴジラ&ガバラ「「???」」

“急降下ダブルアタック”!!

ドゴォォォォッ

超ゴジラ「グルルァッ!!!?」

ガバラ「!!?」

超ゴジラ「ガウッ!?」ズズゥゥゥゥゥンッ



父ガッパ「テメェェェェェェッ!!?何ウチの子に手出そうとしてんだオラァァァァッ!!?」

母ガッパ「目を離した隙に子供に手を出そうなんて……何企んでんだクラァァァァッ!!?」



ガバラ「や……やべぇっ!?マジもんのモンスター(怪獣)ペアレンツだ!!?」

父ガッパ「やいやい貴様らっ!大の大人がいたいけな子供を囲んで何をしようとしてた!?場合によってはこのガッパ、鬼にも修羅にもなるぞ!」

母ガッパ「頭二つにスコーンと割って脳みそ嘴でチューチュー吸ったろか!?あぁん!?」

ガバラ「ま……待て!?落ち着け!俺らはただ迷子のソイツを保護しただけなんだ!なっ!?」

超ゴジラ「いてて……ん?あぁ、そうそう」

ガバラ「あ、喋り方戻ってる」

父ガッパ「な……何っ!?そ、そうだったのかい坊や?」

母ガッパ「まぁ……そうだったの坊や?」

子ガッパ「……」

子ガッパ「わかんない……なんか……ウガウガ言い出したと思ったら突然ぶん殴られた……」

父ガッパ「」

母ガッパ「」

ガバラ「お前……!お前!ほんと……お前ほんと馬鹿!ほんっとに馬鹿!!」バシッバシッ

超ゴジラ「いや、アレはだな……こう、例え他所のお子さんでも男が簡単に泣いてはいけないという事を伝える為にあの、ノリで……」

父ガッパ「」プルプル…

母ガッパ「」プルプル…

ガバラ「……や、やべぇ……」

超ゴジラ「……あのー……?」

父ガッパ「よくも……」

ガバラ&超ゴジラ「……?」



父ガッパ「 よ く も 嘘 を つ い た 上 に 子 供 に 酷 い こ と も し た な ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ っ ! ! ! ? 」

カッ











※現実世界



イリス『……』


“コピー・3連プラズマ火球”


カッ


白眼ゴジラ「!」

ボ ボ ボ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ

白眼ゴジラ「――っ!」ガフッ


ガシャァァァァンッ

イリス『……』

イリス『!!』


白眼ゴジラ「――」ギロッ

“放射熱線”!!

ゴォォォォッ


イリス『……っ!!』バッ

バヂィィィィッッ

イリス『っっっ!!?』


マルコブカラッパ「!! 触手に一本食らった!」


ボトッ…←触手

イリス『……!』

白眼ゴジラ「グルルルル…」コォォォ…


マルコブカラッパ「……!また撃つ気か!?」


白眼ゴジラ「――!」バチバチバチィッ


マルコブカラッパ「なんだアイツ……これまでどれだけの攻撃受けたと思ってるんだ……?お化けか何かかYO!?」

イリス『……!』

“プラズマ火球をも弾く速度と強度を持つ触手(テンタクランサー)で!”

“瞬時に対象を弾き飛ばす!!”

ヒュオオオッ

“アンチ・プラズマ・フィールド”!!


白眼ゴジラ「!」

ドゴゴゴゴゴゴッッッ

白眼ゴジラ「っ!!?」グラッ…

ドォォォォン…




マルコブカラッパ「……!止めた……だけどあんなんじゃきっとすぐ起き上がるZO……?」


イリス『……』キョロキョロ


マルコブカラッパ「……?」

イリス『……!』


ガラシャープ「」


マルコブカラッパ「……?」









【宇宙海賊ザノン・怪獣輸送用UFO内】


ザノン星人「早く戻るぞお前達!イリスをここで失う訳にはいかん!奴は強大な戦力なんだ!」

ギロン「いくっていったりもどるっていったりどっちなんらろ」

バイラス「指揮する立場の者がこの頼りなさでは困るな」

ジーダス「全くだぜ」

ジグラ「だが……ワタシ達全員の目的をまとめて活動するのに奴等が都合が良いのは事実だ」

ジャイガー「想定外の事態が起きたとか言うておったのう……」

バイラス「イリスを助けに……な……我々バイラスが言うのもなんだが奴の戦闘力はかなりのものではある。レギオンとともに喪うのは惜しいというのは同意だ」

レギオン《……》

ジャイガー「……お前は本当に愛想がないのう」

バルゴン「……」

バルゴン「……正直ボクはアイツを助けに行きたくないなぁ……」

ジャイガー「?」

ジーダス「あ?どういう意味だ?」

バルゴン「……」

バルゴン「……あいつ……ボクらと喋らないし表情の読めない奴だからハッキリとはわからないけど」

バルゴン「たまに感じるんだよ……野生の勘みたいなもので……」

ジャイガー「……?何をじゃ?」

バルゴン「……」



バルゴン「あいつのボクらを見てる時に感じる雰囲気が……まるで獲物を品定めしてるみたいに感じる時があるんだ」












イリス『……』

“テンタクランサー”

ド ス ッ

ガラシャープ「」



マルコブカラッパ「!!?」

マルコブカラッパ「な……お前……いきなり何を!!?」



イリス『……』

“体液吸収・DNAコピー”

ドクンッ

ズズズズ…

ガラシャープ「」ズズ…


マルコブカラッパ「が……ガラシャープ!!!?」

ガラシャープ「」ズズ…


マルコブカラッパ「……!」

マルコブカラッパ「や……やめろォォォォッ!!」ガバッ

“飛び付き攻撃”!!

ガシィッッ

イリス『!!』

マルコブカラッパ「やめろお前!!俺の下積み仲間に何をする!!味方に手を出すとか正気か!?」

イリス『……』

ガラシャープ「」ズズ…

マルコブカラッパ「~~~このっ!!」

マルコブカラッパ「やめろって言ってんだよ!!」

“噛みつき攻撃”!!

ガリィッ

イリス『!!?』

マルコブカラッパ「やめないとこのまま胸の肉を全て食い千切って……!!」ギリギリ

イリス『……っ』

シュルル…←触手

マルコブカラッパ「!!」

“高出力超音波メス”

カッ

ザクザクッッ

マルコブカラッパ「ぐあっ……っ!?」ガクンッ


“高出力超音波メス”

ザクッ

“高出力超音波メス”

ザクザクッ

“高出力超音波メス”

ドシュゥッ


マルコブカラッパ「――……!!」ゴフッ


イリス『……』

“槍腕(スピア・アブソーバ)”!!

ブシュゥゥゥゥッ

マルコブカラッパ「」ゴボッ…

マルコブカラッパ「」

ダラン…


イリス『……』


“DNAコピー”

ドクンッ

マルコブカラッパ「――……」ビクンッ

マルコブカラッパ「」


ズズ…


イリス『……』

イリス『……いりす しってる』

イリス『こうかくるい は ちぎれた てあし さいせい できる』

ズズ…

マルコブカラッパ「」


イリス『だから おまえ を くえば』

シュルル…←イリスの千切れた触手

ズルッ…

ズリュリュゥッッ←新しい触手

イリス『なくした ぶぶん も さいせい できる』




白眼ゴジラ「……」ガララッ

イリス『……!』

白眼ゴジラ「」カッ

“放射熱線”!!

ゴォォォォォォォォッ

イリス『……!』


“コピー・ガラシャープ:熱エネルギー吸収能力”


バチチチチチチィッ


白眼ゴジラ「……!!?」

バチチチィ…

シュゥゥゥゥゥ…

イリス『……』


白眼ゴジラ「……っ」



イリス『…… それは もう イリス には 効かない』

イリス『これで また イリス 強くなった』

“コピー・熱エネルギー変換”

“コピー・巨大化・触手”

ズズズ…メキメキッ←触手

イリス『……』

“アンチ・プラズマ・フィールド”!!


白眼ゴジラ「!!」

ドゴォッッ

白眼ゴジラ「!?」

ドゴォッッ ガガッ

白眼ゴジラ「……っ!」グラッ…

ガクッ…


イリス『……次 は どうする?』

白眼ゴジラ「……」

イリス『……どうやって イリス に 勝つ ?』

白眼ゴジラ「……」

イリス『…… ひょっと して』



イリス『 絶望 してる ?』















X星人vs地球怪獣連合軍

戦闘区域



メカゴジラ2『……』

『戦闘システム起動・全武装リミッター解除』

ガシャシャシャンッ

『ターゲット:全地球怪獣軍団』


ゴロザウルス「……!」

クモンガ「……これはまずいな」


メカゴジラ2『“全方位攻撃(オールウェポン・ファイア)”』

カ ッ ッ

地球怪獣軍団「……!!」


ド ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ッ ッ ッ


「「うわあああああああああああああっ!!!!?」」

メカゴジラ2『“フィンガー・ミサイル”』

ズヴァヴァヴァヴァッ

ドゴゴゴゴォォォォンッ

カマキラス「ぎゃあっ!?」

クモンガ「ぐあっ!!?」

ゴロザウルス「っ!!!!」


チタノザウルス「はぁ……早く終わらせて海底で静かに平和に暮らしたい……」

“突風攻撃”!!

ゴォォォォォッ

バラン「んぎっ!!く……クソッ!これじゃ動けもしな……」

メカゴジラ2『“スペースビーム”』

ギュィィィィィッ

ドゴォォォォンッ

バラン「ぎゃんっ!?」

マンダ「うぐぁっ!?」

マンダ「クッ……!たしかに……これでは回避も防御もしようが……!」ゲホッ


メカゴジラ2『“ハイプレッシャー・ホーミングミサイル”』

バシュシュシュッッ

キングコング「!!」

ドコゴゴォッ

キングコング「ウホァッ!!?」

ジラ「ご……ゴリラさん!?」

フラケンシュタイン「……!」

オルガ(※クモンガの毒針でダウン中)

フラケンシュタイン「!!」ハッ

フラケンシュタイン「……! ……!」クィックィッ

サンダ「ぬっ……どうした!?」

ガイラ「なんだ!?策があんのか!?」

フラケンシュタイン「……」

クィッ(オルガを指差す)

サンダ「……!なるほど!ゴリラさん!!」

キングコング「!?」

ガイラ「そうか!ゴリラの!こいつを盾に使って攻撃を凌ぐぞ!!」

キングコング「!!」


メカゴジラ2『“クロスアタックビーム”』

バシュゥゥゥゥゥッ

キングコング「!!」

ガシッ←オルガ

キングコング「ウホァッッッ!!」

グイッ

“オルガ・シールド”!!

メカゴジラ2『!!?』

ドゴォォォォォンッ

オルガ「」シュゥゥゥゥゥ…

メカゴジラ2『!!!?』


サンダ「やった!」

ガイラ「上手くいったぜ!!」

ジラ「フランケンさんやりマスネ!!」

フラケンシュタイン「……」グッ←サムズアップ

キングコング『うむ……中々の名案であった(英語)』

オルガ「……っ」ピクッ

オルガ「き……貴様ら……よくも……」

サンダ「!!?」

ガイラ「オイ!?コイツまだ生きてんのかよ!!?」

ジラ「どうやったら死ぬんデスカ……!?」

オルガ「わ……私は……不死身なのだ……!!」

サンダ「……っ」

サンダ「!!」











デストロイア「終わりだな人間ども……随分と邪魔してくれたもんだ……」

メーサー部隊隊長「……!我々もここまでか……っ!」

メーサー部隊隊員「……!クソッ!」

デストロイア「まとめて今度こそ……跡形も残さず消し飛ばしてやる!!」

“ミクロオキシゲン・チャージ”

バチバチバチバチィッ…




サンダ「!!」

サンダ「まずい!人間達が!おい!ガイラ!!」

ガイラ「なんだ!?今日は人間喰っても良いのか!?」

サンダ「……」

フラケンシュタイン「……」

ゴンッ ボカッ

ガイラ「いてっ!いってぇ!!2対1かよ!?冗談だよ冗談!!」

サンダ「ゴリさん!!手を貸してくれ!!」


キングコング「!!」

キングコング『あいわかった!(英語)』


サンダ「これをこうして……」

※クモンガの糸

グルグルグルグル…

オルガ「……!?き……貴様……ら……なん、の……」


サンダ「行くぞぉぉぉぉっ!!」

ガイラ「チッ……なんで俺がこんなこと……」

フラケンシュタイン「!!」

キングコング「ウホァァァァァッ!!」

“怪力×4”!!

ブゥンッッッッ←糸


オルガ「!?」ガクンッ

グイッ

オルガ(わ……私を投げ飛ばす気か!……?)

オルガ「……っ!!?何を……」

デストロイア「……じゃあな……今度こそ死ね!!」

“最大濃度・オキシジェン・デストロイヤー・レイ・腹ビーム”!!

カ ッ ッ ッ

メーサー部隊『……っ!!』



ブゥン……

オルガ「ぐおおおおおっ…」ヒュゥゥゥゥゥ…



ズズゥゥゥゥゥンッ ←デストロイアとメーサー部隊の間に


メーサー部隊『!!!?』

デストロイア「なっ……!!?」



オルガ「ぐぅ……」

オルガ「 ! ! ? 」


バ シ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ッ ッ ッ ←腹ビーム


オルガ「なっ……」


オルガ「 ぐ わ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ っ ! ! ! ! ? 」

ハ ゙ チ ハ ゙ チ ハ ゙ チ ィ ッ…

オルガ「……ぐあっ……!?」

ジュゥゥゥゥゥ…

ボロッ…

オルガ「……っ!!?か……身体が……崩れて……いく……!? ど……どういうことだ……!?」

オルガ「ご……ゴジラの再生細胞が……再生が追い付いていないと……言うのか……!?」


デストロイア「……チッ……馬鹿が……何をやってんだよ……」


メーサー部隊『……!』

メーサー隊隊長「……助かった……のか!?」

メーサー隊隊員「わ……わかりません」

メーサー隊隊長「い……今のうちに後退だ!少しでも離れろ!」





オルガ「き……貴様……私の……俺の身体に……何を……何をしたぁぁぁぁっ!!?」ジュゥゥゥゥゥ…

デストロイア「……」チッ

オルガ「なんだこれは……どうなっている……何故……何故私の身体が……」ボロッ…


デストロイア「……俺のオキシジェン・デストロイヤーは無敵の分解攻撃だ。ミサイルやビームが効かない怪獣の皮膚にもダメージを余裕で与えられる。 それの最大濃度・最大出力のデストロイヤー・レイを直撃貰えば……まぁそうなるって話だ。ゴジラの細胞だろうが関係あるかよ」

オルガ「……っ!!」ジュゥゥゥゥゥ…

デストロイア「……あんな雑魚どもにしてやられたテメェが悪いんだぜ。馬鹿な奴め」

オルガ「貴様……っ!!」

デストロイア「もうオメェは助からねぇよ……御愁傷様って奴だ」

オルガ「き……貴様……貴様ぁぁぁぁぁぁっ!!」

ボロッ←岩

オルガ「誰が……誰がさっき貴様を助けてやったと思っている!!?」ジュゥゥゥゥ…


デストロイア「……チッ……テメェが何しようともう助けるなんて出来ねぇのは変わりねぇんだよアホめ」


オルガ「……っ!!」

オルガ「がああああああああっ!!」

“波動光線”!!

デストロイア「!!」

バ シ ュ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ッ ッ ッ

デストロイア「ぐあっ……!!?」


ズガガガガガガガガッ

ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ ッ


デストロイア「……っ!」ガラッ…



オルガ「ぬぅ……」ジュゥゥゥ…

オルガ「 ウ ガ ア ア ア ア ア ア ア ッ ! ! ! ! 」

ダンッ

“ハンマーフィスト”!!


オルガ「があああああああああああああっ!!」


デストロイア「!」

デストロイア「チッ……」

デストロイア「フンッ……ヤケクソか」

“尾鋏”

ギュオッ ガギィィッ

オルガ「――っ」ガクンッ

メキメキッ…

オルガ「が……」ジュゥゥゥゥゥ…

ボロッ… ホ ゙トッ←左腕

オルガ「あ……がぁっ…」ジュゥゥゥゥゥ…


デストロイア「……だがまぁ……助けてもらったのは事実だな……」

ブゥン…←角

デストロイア「……だからまぁ……俺様に手をあげた事には目を瞑って……せめて早く楽にしてやるよ」

オルガ「ぐあ……が……」ジュゥゥゥゥゥ…

デストロイア「……」ニヤリ







「 じ ゃ あ な 」







“ヴァリアブル・スライサー”!!


ズ バ ン ッ ッ


オルガ「 ! ! ! ! ? 」

オルガ「……っ!!」ガフッ…


ゴボッ ゴボボ…

ジュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…


オルガ(消えていく……私の肉体……野望……全てが……)


ゥゥゥゥ…


(――私の……夢……千年…王……国……――)


……




【オルガ:消滅】





デストロイア「……」

デストロイア「……さて……」

デストロイア「……あとは……」ギロッ



メーサー隊隊員「奴め……!!やはりこっちにきます!!」

メーサー部隊隊長「チッ!なんて執念深い怪獣だ!!」



デストロイア「俺は俺に手を出した奴は必ず殺すってな。決めてんのさ」


ズゥン… ズゥン……


デストロイア「逃げられるとでも思ったか……?」




メーサー部隊隊員「……!!」

メーサー部隊『我々の冷凍メーサーの燃料は……もう、底を尽きました……!』

メーサー部隊隊長「……どうやら……寿命が少し伸びただけだったようだな……」



メーサー部隊隊長「……」

メーサー部隊隊長「……ん?」



デストロイア「……何?」

バチィ…

バチバチバチィッ…



メーサー部隊隊員「なんだ……?空間に放電現象……?」


バチバチバチィッ…

バチチチチチチィッッッ…



カッ


ズ ズ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ン ッ …




???「……」


デストロイア「……?」

デストロイア(なんだコイツ……俺と人間との間に割って入るかのように……何もない空間から突然現れやがった……?)





メーサー部隊『……!!!!』

メーサー部隊隊員「あ……あれは……」

メーサー部隊隊員「まさか……!!」


デストロイア「……お前は……何者だ?」



???「……」






メーサー部隊隊長「……!!」

メーサー部隊隊長「“三式機龍”……!!」




三式機龍「……」

三式機龍「……!」ギロッ



三式機龍「 グ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ッ ッ ッ ! ! ! ! 」

一旦ここで切ります。更新遅くてすいません。読んでくださってる方本当にありがとうございますm(__)m

あと、前も言ったようにゴールだけは決めてますので完結はなんとかさせます。……スレで名前が挙がった怪獣は自分に出来る範囲でSSに組み込もうとして欲張った結果大分ゴチャゴチャしました。申し訳ないです……

ただ僕は怪獣全部好きなので愛だけはある、つもりです。タケ魔人には本当にごめんなさいです……
次スレを作りますので次からはそっちに書き込みます、ご迷惑おかけしますm(__)m

次スレになります。次からはこっちに続きを書き込みますm(__)m

ゴジラジュニア「父さんとガメラさんってどっちの方が強いの?」(Part.2)
ゴジラジュニア「父さんとガメラさんってどっちの方が強いの?」(Part.2) - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1444625240/)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月15日 (月) 06:13:04   ID: bF58_r4E

ガメラそこまで強くないだろwww

2 :  SS好きの774さん   2015年01月02日 (金) 11:21:35   ID: Rv1qk3I3

地球産怪獣十八番の総攻撃wwww

3 :  SS好きの774さん   2015年01月03日 (土) 00:02:35   ID: d-q_mBTQ

wwwwwwww

4 :  SS好きの774さん   2015年01月30日 (金) 18:39:12   ID: tl7FYQjW

腹かかえて笑ったwwww魏怒羅出てほしい。

5 :  SS好きの774さん   2015年02月08日 (日) 22:21:57   ID: 7j7ByoQD

ビオランテとスペースゴジラが出てほしいなw

6 :  SS好きの774さん   2015年02月15日 (日) 13:02:26   ID: M2DcdrYA

機龍もっと活躍して欲しいなwww

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