※前スレ
ミニラ「父ちゃんとガメラさんってどっちの方が強いの?」
ミニラ「父ちゃんとガメラさんってどっちの方が強いの?」 - SSまとめ速報
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新スレです。また更新速度等で諸々ご迷惑をおかけするかもしれませんがこちらでもよろしくお願いしますm(__)m
そして怪獣王ゴジラ誕生日おめでとう&対キングコングリメイク&パシフィック・リムに出演決定おめでとう!
これからも怪獣達とゴジラをずっと愛して応援します
――ゴジラ、ガメラを始めとする地球怪獣達と侵略者率いる宇宙怪獣達の戦いが繰り広げられる頃……
怪獣島・ゴジラの住みか
ゴジラジュニア「父さんずっと帰ってこないね……」
ミニラ「そうだね……」
ジュニア「……島の皆も突然どっか行ったっきり帰ってこないね……」
ミニラ「うん……皆何処行っちゃったんだろう……」
ジュニア「……」
ミニラ「……」
ミニラ「……父ちゃん拗ねてんのかな?ぼくらが『ガメラさんの方がカッコいい』とか言っちゃったから……」
ジュニア「そんな子供みたいな……」
ミニラ「……だよね」
ジュニア「うんうん」
ジュニア「……暇だね」
ミニラ「……探検ごっこでもまたやろっか」
「て……てーへんだー!てーへんだーーー!!」
ミニラ「?」
ジュニア「??」
モスラ(幼虫)♂「て……てーへん(大変)だー!」
ノソノソ…
モスラ(幼虫)♀「てーへんだーーー!!」
ノソノソ…
モスラ(幼虫)♂「急いでー!お姉ちゃーん!」
ノソノソ…
モスラ(幼虫)♀「待ってー!弟待ってー!」
ノソノソ…
ミニラ「なんだなんだ?」
ジュニア「……さぁ?」
モスラ(幼虫)♂「てーへんだー!!皆に全力で知らせるんだー!!」
モスラ(幼虫)♀「てーへんだー!!全速力だーー!!」
ノソノソ… ノソノソ…
ミニラ「……」
ミニラ「モスラくんとモスラちゃんじゃん。どったの?」
ジュニア「(すっごく遅いけど)そんなに急いでどうしたの二人とも。なにかのごっこ?」
モスラ(幼虫)♂「あ!ゴジラのこどものミニラとジュニアだー!」
モスラ(幼虫)♀「ひさしぶりー」
ミニラ「ひさしぶりー」
ジュニア「げんきー?」
モスラ姉弟「うんー!」
モスラ(幼虫)♂「はっ!違う!違うよお姉ちゃん!!」
モスラ(幼虫)♀「あっ!ほんとだ!違うよ弟ちゃん!」
モスラ♂「あのね、大変なんだ!皆に知らせないと!!」
モスラ♀「島が大変なの!大変!!」
ミニラ「大変って……どういうこと?」
ジュニア「……まさか……爆発とか!?」ハッ
ミニラ「ええっ!?爆発!?」
モスラ♂「違う!違うの!」
モスラ♀「爆発じゃなくて!爆発じゃなくて!島にね、怪獣島に……」
モスラ姉弟「「侵入者なの!!」」
ミニラ「……」
ジュニア「……」
ミニラ&ジュニア「「えっ!!?」」
怪獣島
海・砂浜
ザバァ…
海棲ギャオスA「ギャハハハ……こんな所に島があるなんてな……良い肉が食えるかもしんねぇじゃん」
海棲ギャオスB「うっぷ……陸に上がらなきゃならねぇのはキツいが……腹も減ってきてたしな。動物……出来れば人間辺りがいりゃ良いが……」
海棲ギャオスA「(イリスの命令で)世界中のギャオスは直ちに日本に集まれだの言われてるが……ちょっとぐらい遅れてもバレねぇよな」
海棲ギャオスB「だな。まずは腹ごしらえだぜ。この大きさの森がある島ならなんか生き物ぐらいいんだろうしな」
コソッ←岩場の影
ジュニア「うわ……ホントだ……なんでよりによって誰もいない時に……」
ミニラ「うぇ……見るからにおっかない顔してる……しかも2匹も……」
モスラ♂「きっと悪いやつだよ」
モスラ♀「絶対悪いやつね。お姉ちゃんが言うんだから間違いないわ」
ジュニア「そんな顔で判断しなくても……」
海棲ギャオスA「さて……とりあえず適当に獲物探して襲うか……」
海棲ギャオスB「そうだな」
「待てぇぇぇぇぇいっ!!」
海棲ギャオス「「?」」
ジュニア達「???」
海棲ギャオスA「なんだ?」
「貴様ら!!この島を誰の島だと心得る!!」
「この島は俺の縄張り!!勝手に入ってくるものは容赦なく攻撃を加え残酷に排除されると知っての狼藉か!!?」
海棲ギャオスB「縄張り……?」
「その通りである!!この島はこの俺の縄張り……そう!!」
大コンドル「この大コンドルのな!!」
ババーン!!
ジュニア「……」
ミニラ「……」
モスラ姉弟「……」
海棲ギャオスA「……」
海棲ギャオスB「……」
ジュニア「……何やってんのアイツ」
ミニラ「ある意味スゴいよねアイツ。あの誰にでも喧嘩売る感じ」
モスラ♂「昔ゴジラにも喧嘩売ったらしいよ。秒殺されたらしいけど」
モスラ♀「男ってばかね……」
ジュニア「父さんに喧嘩売ったのか……スゴいな」
ミニラ「でも大丈夫かなアイツ……明らかにヤバそうなの相手だけど……」
大コンドル「俺の島に無断で踏み入る侵入者どもよ!!覚悟は良いか!?その罪……貴様らの命をもって償って……」
海棲ギャオスB「 “超音波メス”」カッ
ズバッ
大コンドル「ぐあああああああああああああああっ!!!?やられたぁぁぁぁぁっ!!!?」ブシュゥゥゥッ
ドサァ…
ジュニア「!?」
ミニラ「ああっ!?大コンドルが!?」
モスラ姉弟「痛そう!!?」
海棲ギャオスA「なんなんだこいつは」
海棲ギャオスB「知るかよ。とりあえず食っちまおうぜ」
ミニラ「……!」
ミニラ「どうしよう!助けなきゃ!」
ジュニア「ええっ!?で……でもどうすんの!?」
ミニラ「……!!」
海棲ギャオスA「しかし食うところが少なそうだな」
海棲ギャオスB「まぁ前菜には丁度良いだろ」
大コンドル「」ピクッ…ピクッ…
“放射熱線”!!
ゴォォォォォォォォォッ
海棲ギャオスB「!!?」
ドゴォォォォンッ←崖上
海棲ギャオスA「なんだ!!?」
海棲ギャオスB「が……瓦礫が落ちてくるぞ!!」
ガラララララララッ……
海棲ギャオスAB「ぐおおおおおおおおおおおっ!!!?」
ズズゥゥゥゥゥン…
ジュニア「よし!今のうちだ!!」
ミニラ「抱えて逃げろ!!」
ガシッ←大コンドル
モスラ♂「急げー!!」
モスラ♀「急いでー!!」
ジュニア「全速撤退ーーーっ!!」
ワァァァァァァッ…
ガラッ…
海棲ギャオスA「いてて……オイ見たか……?今のは……」
海棲ギャオスB「……ああ、なんかの怪獣のガキどもだったな……」
ニヤリ
海棲ギャオスA「いるじゃねぇか……食いでのありそうなのが沢山よ……!」
ジュニア「どうすんの!?こっからどうすればいいの!?」
ミニラ「ねぇ!君生きてるの!?」
大コンドル「うぐっ……不覚……だが今日はたまたま調子が悪かっただけだ……!」
ミニラ「全然大丈夫そうだね」
ジュニア「ねぇミニラ、父さん達いないのに……僕らどうしたら良いの!?」
ミニラ「……」
モスラ♂「やっつけるんだよ!」
モスラ♀「皆でやっつけよう!!」
ジュニア「ええっ!?」
ミニラ「……!」
モスラ♂「島の平和を護らなきゃ!」
モスラ♀「皆のお家だよ!!」
ジュニア「……!」
ミニラ「……うん。そうだ!」
ジュニア「! ミニラ……」
ミニラ「僕らで力を合わせて、なんとかアイツらやっつけよう!!」
ミニラ「大丈夫、数は多いし……僕らは怪獣王ゴジラの息子だ!」
ジュニア「!!」
ミニラ「僕らで……父ちゃん達が帰ってくる怪獣島を護るんだ……!!」
日本
地球怪獣軍団vs宇宙人連合軍団
戦闘地域
完全生命体デストロイア「……」
デストロイア「……何者だ……お前は……?」
守護神モスラ(成虫)「……!アレは……!」
破壊神バトラ(成虫)「……!アイツは……!」
サイボーグ怪獣ガイガン「なんだ!?新手か……?それとも味方か……?」
X星人「どういうことだ……?何もない空間から現れただと……?ワープでも持ってるのか……?」
X星人「……奴は一体……なんの怪獣だ……?」
バチッ…バチッ…
三式機龍「……」
ギロッ
三式機龍『 グ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ッ ッ ッ ! ! ! ! 』
メーサー戦車隊隊長「アレは……機龍!!」
メーサー隊隊員「……間に合ったんですね……!」
メーサー隊隊長「……しかしどういうことだ……!」
メーサー隊隊員「……え?」
メーサー隊隊長「……誰が機龍を動かしてるんだ……?」
三式機龍「……」
デストロイア「……メカゴジラだったか?アイツに似てるように見えるが……」
デストロイア「……何故俺の前に立ちはだかる?ひょっとして邪魔をするつもりか?」
三式機龍「……」
デストロイア「俺の邪魔をするならお前も消すぞ。そこを退け」
三式機龍「……」
デストロイア「俺はさっさとそこの人間どもと……俺に屈辱を味わわせたゴジラとガメラどもをぶち殺さないとならねぇんだよ……」
三式機龍「」ピクッ
ガシャンッ
デストロイア「!!?」
“0式レールガン”!!
ズヴァバババババババババッッッ
デストロイア「何っっ!?」
ドガガガガガガガガガガッ
デストロイア「――っ!!」
モスラ「!!」
メーサー隊隊長「!!」
デストロイア「……っ!なんだコイツは……!?」
デストロイア「テメェ誰に攻撃してんのかわかってんだろうなぁ!!?」
“オキシジェン・デストロイヤー・レイ”!!
バチバチッ…
デストロイア「死ねっ!!」
ゴォォォォォォォォォッ
三式機龍「!!」
ガコンッ←ブースター
“ブーストジャンプ”!
ドンッッッ
デストロイア「何っ!?」
ガイガン「跳びやがった!?なんてジャンプ力だ!?」
ダンッ←デストロイアの背後
デストロイア「! 後ろか……」グルッ
三式機龍「……!」
ガシャシャンッ
デストロイア「!!」
“”99式2連装メーサー砲”
“0式レールガン”
“多連装ロケット弾”
“95式470mm多目的誘導弾”
“98式320ミリ多目的誘導弾 ”
三式機龍「……!」
“オールウェポン・ファイア”!!
デストロイア「なに……!!」
バシュゥゥゥゥゥゥッ バチバチバチィッ
デストロイア「ぐあっ!?」
ドガガガガガガガガガガ ッ ッ ッ
デストロイア「ぬぅ……!!」
ドドォォォォォォンッ
デストロイア「!!」
パシュシュッ… ド ゴ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ
デストロイア「……っ!!」グラッ…
ザッ…
デストロイア「……っ」
デストロイア「……やりやがったな……だが……残念!俺にはどれも……対して効かねぇなぁっ!!」ギロッ
三式機龍「……!」
デストロイア「今度はこっちからいくぜ!!」
“突進+ヴァリアブル・スライサー”!!
デストロイア「今度はコイツで死ねっ!!」
ゴォォォッ
三式機龍「!!」
“ブーストジャンプ”!
ゴォォォッ
バッ
デストロイア「……!!飛び越えて……また同じ手かぁ!!?」
グルッ…
ズ ン ッ !
デストロイア「!!?」ガクンッ
三式機龍「……」←デストロイアの背中
デストロイア「……!!こいつ……!!」
“ワイヤーアンカー”!
パシュシュッ ギュルンギュルンッ
ビシィッッ!
デストロイア「何っ!?」
デストロイア「コイツ……すばしっこい奴め……一体何を……」
ジャキンッ
デストロイア「!!?」
“メーサーブレード”
三式機龍「……!!」
デストロイア「……!テメェまさか……」
ト ゙ ス ッ ッ ッ ←首の後ろ
デストロイア「がっ――……!」
バチィッ←ブレード
デストロイア「……っっっ!!」
バ チ バ チ バ チ バ チ バ チ バ チ バ ヂ ィ ッ ッ ッ
デストロイア「がっ……」
デストロイア「ぐ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ っ っ っ っ ! ! ! ! ? 」
メーサー隊隊員「……!すごい……!すごいですよ機龍!あのデストロイア相手に渡り合っています!!」
メーサー隊隊長「ああ……だがどういうことだ……?」
メーサー隊隊員「……え?」
メーサー隊隊長「相手の動きを見極めて攻撃をかわし、反撃をされないポジショニングを取るよう立ち回りながら相手の急所を正確に攻める……機龍のそれはまるで野生の動物が獲物を仕留めるのに行うような、狩りの動きのようじゃないか……!」
メーサー隊隊員「そういえば確かに……」
メーサー隊隊長「最初の敵の攻撃もまるで動物の勘とでもいうように……少しでも受けてはいけないものだとまるでわかって避けたかのような対処だった……」
メーサー隊隊長「……生物的な動きができるサイボーグ兵器と聞いていたが……だが……」
メーサー隊隊長「やはりあの噂は本当なのか……?」
メーサー隊隊長「……機龍には……素体となった初代ゴジラの意思が今でも強く残っている、と……」
三式機龍「……!」ガシャンッ
“メーサーブレード”+“0式レールガン”!!
ズヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァッッッ
バチバチバチバチバチバチバヂィッッッ
デストロイア「 ぐ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ っ ! ! ? 」
デストロイア(コイツ……!!俺の神経と内臓に直接電流を流して……!動きを止めながら体皮に確実にダメージを与える気か……!!)
デストロイア「嘗め……るな……よォォォォォォォッ!!」
グオォッ
“尾鋏・掴み攻撃”!!
三式機龍「!!?」
ギュルルッ ガシィッ ←機龍の首
三式機龍「……っ!?」メキメキッ…
デストロイア「……ぬあぁ……!」
ビキビキッ
デストロイア「があああああああああああっ!!!!」
ブチブチブチィッ バキンッ ←ワイヤーアンカー
三式機龍「!!」
グンッ
“尾鋏・怪力振り回し”!!
三式機龍「!!?」
グオオッ ブゥゥゥゥゥンッ
デストロイア「くたばれ!!」
三式機龍「!!」
“怪力振り回し・打ち下ろし攻撃”!!
ゴォォォッ…
三式機龍「……!!」
カ ゙ シ ャ ア ア ア ア ア ア ア ン ッ ッ ッ…!!
三式機龍「――……!」バチィツ
ミシッ… ズズゥゥゥゥゥン…!
三式機龍「……!」グッ…
デストロイア「まだまだァッ!」
“尾鋏・怪力引き摺り回し”!!
バキィッ
ス ゙ カ ゙ カ ゙ カ ゙ カ ゙ カ ゙ カ ゙ カ ゙ カ ゙ カ ゙ カ ゙ カ ゙カ ゙ カ ゙ カ ゙ ガ カ ゙ッ ッ ッ
三式機龍「……っ!!?」
デストロイア「オラァッ!!」
“尾鋏・怪力放り投げ攻撃”!!
ブゥゥゥゥゥンッ…
三式機龍「……っ!」バチバチッ…
モスラ「……!機龍!!」
ドゴォォォォォンッ
ズガガガガガガガ…
三式機龍「――……」バチッ…
バチバチッ…
モスラ「……っ!!」
メーサー隊隊長「……!機龍が……!」
メーサー隊隊員「そんな……!」
ガイガン「終わったのか……?何者か知らねぇが……デストロイアに攻撃した上にモスラが心配してるって事は地球側の奴なのは間違いねぇな」
X星人「なんだったのだ奴は……?」
ピコーン!
X星人「……!データがあったか……ほぅ……これはこれは……!」
バチッ……
三式機龍「……!」ググッ…
三式機龍「……!!」
デストロイア「ほぅ……まだ動けたか……まぁ動けなくてもトドメは刺すつもりだったがな……」
三式機龍「……!!」バチバチッ…
ギロッ
デストロイア「……闘志衰えずか」
三式機龍「……」
デストロイア「……チッ……テメェを見てるとイライラしてくるぜ……!」
三式機龍「……!」
デストロイア「テメェのその目……似ても似つかねぇのに……何故かは知らんが気に食わねぇ」
デストロイア「まるであの野郎と……あの糞野郎と……!」
デストロイア「ゴジラの奴と対峙してるみてぇだ……!!」
1度ここで切ります。ゴジラの誕生日の間になんとかキリの良いところまで進めたかったのですがダメでした……ごめんなさいです
あとゴジラ本当におめでとう
ガメラの誕生日(27日&50周年!)に1レスも書けなかったのが悔しくて仕方ないです……ガメラ本当にごめん
誕生日過ぎちゃったけど本当におめでとう!!
機龍「……」
バチバチッ…
デストロイア「……っ」
デストロイア(なんなんだ……)
デストロイア(気に食わねぇ……気に食わねぇ気に食わねぇ気に食わねぇ……!!)
デストロイア(嘗めやがって……何故コイツらは俺の前に立ち塞がれる……何故俺に向かってくる……!?)
デストロイア(どいつもこいつも……何故俺に勝てる気で来やがるんだ……!?)
デストロイア(何故この俺を殺せるつもりでいやがるんだ……!)
デストロイア「ふざけやがって……っ!!」
X星人「ゴジラと対峙してるよう、か。デストロイアよ。それはあながち間違いでは無いぞ」
デストロイア「……何?」
X星人「ブラックホール第3惑星人どもの調べた地球人のデータの中にあったぞ。お前の目の前にあるソイツは三式機龍、またの名をメカゴジラ」
ズガガガ…
メカゴジラ2(昭和メカゴジラ)『!!?』ピコーンッ
ゴロザウルス「……ん?」
カマキラス「弾幕が途切れた……?」
メカゴジラ2『センサーがキャラ被りを感知……?』ビコーンッ…
X星人「いやいや先に世に出たのはお前だろう。違う、そっちじゃない。デストロイアよ!ソイツはな……かつて人間の兵器で死んだゴジラの骨を使い……愚かな地球人どもが作ったサイボォォォォグ!!なのだ!!」
ピクッ
デストロイア「……っ!!ゴジラの骨……だと?」
三式機龍「……」
ガイガン「……っ!!? なっ……何ィッ!?」
ガイガン「サイボーグ怪獣、だと……!?」
X星人「ゴジラをどうしようもできなかった地球人どもは最初の個体、初代ゴジラの骨……つまりゴジラの死体をサイボーグ化して作った兵器でゴジラを倒そうとしたらしい」
ジラ「……!」ピクッ
キングコング「……?」
X星人「面白いことを考えるものだ。クックックッ……俺もやってみようかな?」
モスラ「……!」ムカッ
X星人「まぁ所詮は地球人の科学力では制御できず自我に目覚め逃げられたとデータにはあるな……つまり、お前の前にいるのは正真正銘『ゴジラ』なんだよ」
ガイガン(お……俺以外にもサイボーグ怪獣が……!?)
デストロイア「……」
デストロイア「……ハハッ」
デストロイア「……つまり、なんだ?」
デストロイア「今俺の目の前にいるのは……初代ゴジラの……残りカスって訳か……?」
三式機龍「……」
デストロイア「は……ハハッ……」
デストロイア「アーハッハッハッハッハ!!!!」
デストロイア「しょ……初代ゴジラだと!?アッハッハッハッハ!!」
デストロイア「オキシジェン・デストロイヤーごときで死んだ怪獣じゃないか!!アッハッハッハッハ!!」
三式機龍「……!」
デストロイア「そんな奴がオキシジェン・デストロイヤーの化身とでも言うべき俺と……オキシジェン・デストロイヤーを自在に操り支配できるこの俺と戦おうってのか!?戦いになるとでも思ったか!!!?」
三式機龍「……!」ザッ
デストロイア「クックックッ……なるほどなァ……やけに俺の攻撃を正確に避けようとすると思ったが……一度ホントに殺されてる訳か!!アッハッハッハッハ!!おもしれぇ!!そりゃ怖いよな!!アッハッハッハッハ!!」
デストロイア「……だったらまた殺してやるよ!!」
デストロイア「何度も何度も何度も何度も……何度だってなぁ!!」
モスラ「……機龍……!」
X星人「フッフッフッ……どうやら恐れるに足らん存在だったようだな……亡霊め。フフッ デストロイアに勝てる怪獣は貴様らの中にいるのか?勝負は見えたな」
モスラ(……!侵略者達がここまで強いなんて……!)
X星人「そうそう……地球人で思い出したが人間どもがこちらに兵器を新たによこしたそうだぞ」
モスラ「!!」
X星人「だが当然こちらは既に刺客を差し向けた」
モスラ「えっ……!?」
X星人「残念だったなモスラよ……増援は来ないぞ」
モスラ「……!」
モスラ「……!」
ゴォォォォォォォォ…
イーグル1(戦闘機)「こちらイーグル1……周囲に怪獣の姿は確認できません」
イーグル2「こちらイーグル2。こちらも確認出来ない」
イーグル1「……」チラッ
【スーパーメカゴジラ(平成メカゴジラ+ガルーダ)】
【MOGERA】
イーグル2「……あんなものがこの速度で飛行してるなんてな……」
イーグル1「……ああ。こいつらが俺達の切り札だ。基地本部から情報が入らない以上俺たちが今は目となりコイツらを護るんだ」
イーグル2「わかってるよ……ん?」
チカッ
イーグル2「左上!回避!!」
イーグル1「!!」
キュィィィィィィィィィッ
スカッ
イーグル2「……っ!危ねぇ!」
イーグル1「メカゴジラ達は……無事か……」
イーグル2「今のは超音波メスだ……」
イーグル1「ということは相手は……」
イーグル1「ギャオスか……!!」
イーグル2「メカゴジラ、MOGERA、敵の存在を確認。攻撃から恐らくギャオスと推定……数は……」
カッ カッ
キュィィィィィィィィィッ
キュィィィィィィィィィッ
イーグル2「くっ!」キィィィンッ
イーグル1「少なくとも2匹はいるか……!?」
イーグル2「……!!いや、見ろ!!」
ゴォォォォォ…
バサァッ
???「コイツらが人間の兵器か」「じゃあ中に人間がいるんだね」
イーグル1「なっ……」
イーグル1「なんだ……コイツは……?」
【双頭のギャオス】
【ネオギャオス】
ネオギャオス「ザノンはX星人に手を貸せと言ってたね」「そうだね。コイツらを食わないと」
イーグル1「……!化け物か!?」
イーグル2「落ち着け……俺達の任務はメカゴジラとMOGERAを護ることだ!」
イーグル1「……!ああ!だが……」
ネオギャオス「まずは」「小さいの二匹から喰おう!!」
“二連超音波メス”!!
カッ カッ
イーグル1「クソ!」
イーグル2「一度に二方向に……!」
ネオギャオス「アハハハハ!」「面白いね!避けるよコイツら!」
ネオギャオス「私達の攻撃」「どこまで避けられるのかな!?」
イーグル1「……っ!!」
イーグル2「挟み込むか……死角に回れれば……!」
※誤字修正です
イーグル1、イーグル2→×
クーガー1、クーガー2→○
また名前間違いです……ちょっと本当に申し訳ないです。最近頭おかしくなってますね……ヤバいです……兎に角もう本当にごめんなさい
ええんやで。お疲れ様
メカゴジラパイロット『こちらスーパーメカゴジラ。こっちもターゲットを確認した。これより我々も交戦する』
MOGERAパイロットA『こちらMOGERA。こっちも確認した。参戦する』
クーガー1「!?」
クーガー2「いや、これは我々の……それに貴方達は先に……! くっ!!」
キィィィンッ
キュィィィィィィィィィッ スカッ
ネオギャオス「すばしっこい奴だ!」「でもどこまで持つのかな?」
クーガー2「……っ!!」
メカゴジラ『……いただいたデータによればギャオスの平均速度はマッハ3~4、しかも見るからにただのギャオスじゃない。逃げても逆に背後を取られかねない。我々はここで早く仕留める方が良いと判断します』
MOGERA『此方も同じ判断だ。ついでに武器のテストもやってやろう』
クーガー1「……!しかし……っ」
クーガー1(それでは我々はなんの役にも……!!)
メカゴジラ『その代わり支援を要請したい。このまま我々を助けて欲しい』
クーガー1&2「!!」
MOGERAパイロットA『ああ。全員で一緒にあのキモいコウモリを仕留めましょう』
MOGERAパイロットB『ま、人間嘗めんじゃねぇって話ですよ』
ゴォォォォォォォォ…
ネオギャオス「……んん?」「あっちの変なのもこっちに来るね?」
ネオギャオス「逃げないんだな」「なら殺さなきゃ」バサァッ
メカゴジラ『おっ! こっちも狙いだしたな。やるしかないな』
クーガー1「……!!」
クーガー1「……クーガー1、了解。戦闘を支援します!」
クーガー2「クーガー2、了解!同じく支援に回ります」
メカゴジラ『支援感謝します。……あ、そうだ。作戦前に我々の指揮官の言葉を思い出してください』
クーガー1&クーガー2「……?」
Gフォース上官『いいか!この際ハッキリと言っておくがゴジラより厄介な奴はこの世にいない!!肝に命じて恐れず行け!!
怪獣どもに我々の力、目にもの見せてやれ!!』
クーガー1&クーガー2「……!!」
ネオギャオス「さぁて……」「どいつから狙おうかな!?」
メカゴジラ『まぁ、そういうことです』
MOGERA『ゴジラより怖い奴なんかこの世にいないっすよねって話だな!』
メカゴジラ『その通り!さぁて……コイツを秒殺して……さっさと行って宇宙人どもも吹き飛ばすぞ!!』
イーグル1「……!!」
イーグル2「……っ!」
「「「 了 解 ! ! 」」」
ネオギャオス「4対2だね」「ハンデにもならないよ」
ネオギャオス「そうだね」「私たちの方が……強いよ!!」
ゴォォォォッ
ネオギャオス「的がでかいんだよね!」「狙いやすいんだよね!」
ネオギャオス「私たちを嘗めてると……」「真っ二つのさらに真っ二つだよ!!」
“二連超音波メ……
MOGERA『プラズマメーサーキャノン発射!!』
ズバババババババババッ
ネオギャオス「なっ!?」「目から光線!?」
バ シ ュ シ ュ シ ュ シ ュ シ ュ ッ ッ ッ
ネオギャオス「あぐぁっ!!?」「がぁぁっ!!?」
クーガー1「機銃発射!!」
ズガガガガガガガガガッッッ
ビシビシビシビシィッ
ネオギャオス「……っ!!」「ぬぅぁぁぁっ!?」
メカゴジラ『レーザーキャノン、発射!!』
ギュワワワワワワッッ
ネオギャオス「!!」「しまっ……」
ズバシュゥゥゥゥッ
ネオギャオス「「が あ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ っ ! ! ! ? 」」
クーガー2「……!すげぇ……っ!」
メカゴジラ『へへっ……!』
メカゴジラ『怪獣被害に揉まれた俺達の怒りと努力の結晶……嘗めるなよ!!』
メカゴジラ『さぁ……さっさとコイツを仕留めて……まずはX星人どもだ!!』
X星人「今頃地球人どもの兵器はネオギャオスに手も足も出ず切り刻まれている頃だろうな……!」
モスラ「……」
モスラ「人間も……地球に生きる立派な仲間です……!」
X星人「……なに?」
モスラ「彼らも地球に生きる命として……私達と同じく貴方たちと最期まで戦います!」
モスラ「仲間を信じます。私は……必ず彼らが来ると……来てくれると信じてます!!」
X星人「……」
X星人「……フッ!つまらん!ならば……地球人どもが来るというなら……フッフッフ……間に合わずお前らが全滅してたらどうなるかな?」
モスラ「……!」
X星人「デストロイア!!」
デストロイア「……!」
X星人「まずはそのゴジラのサイボーグを仕留めろ!!」
ガイガン「!!!!」
デストロイア「チッ……命令するんじゃねぇよゴミが……利害の一致で『俺が』『力を貸してやってる』のを勘違いするなよ」
X星人「……何?」
デストロイア「俺の気まぐれ1つでお前らだって皆殺しに出来ることを忘れるな、と言ってるんだ」
X星人「……」ピキッ
デストロイア「……ハッ!だが……まずはお前からだよな?ゴジラのサイボーグ!!」
機龍「……!!」バチバチッ
デストロイア「さぁて……どうやって殺してやろうか……ん?アレ?……いや、もう死んでんのか?
ハッハッ!なんかややこしい野郎だなテメェはァッ……!!」
X星人「……」
X星人(デストロイアめ……調子に乗りやがって……貴様の戦闘力と好戦性、狂暴性、破壊衝動……全て戦力になるからお前のような暴れて殺すだけの生き物でも『使ってやっている』というのに……!!)
ガイガン「……っ!!」
ガイガン(お……俺は……)
ガイガン(俺は……一体……どっちを応援すれば良いんだ……!!?)
ごめんなさい。誤字また>>56でしてましたね……酷すぎますね。ちょっと真面目に頭ヤバくなってるみたいなんで今日はもう寝ます、申し訳ないです……
>>54-55
ありがとうございます。遅い時間でも読んでくださってたのに……普段読んでくださってる方も本当に感謝ですm(__)m
失礼します
モスラ(……!)
モスラ(ガメラ……ゴジラ……!貴方達は無事に会えたんですか……?貴方達が力を合わせるその時まで……せめて持ちこたえないと……!)
モスラ(二匹は今……どうなっているの……?)
ガメラside
VSスペースゴジラ・クリスタラック・オブシディウス
戦闘生命 スペースゴジラ「そうらどうした!?俺から作られたんじゃないのか!?」
“ホーミング・ゴースト”!!
ガガガガガガガガガッ
ミュータント怪獣 クリスタラック「ぐぬぅ……おのれ!あまり調子に乗らないでいただきたい!!」
ガガガガガガガガガッ
クリスタラック「当たらなければ!その程度!!」
スペースゴジラ(……雑魚ではなさそうだな。腐っても俺の結晶体から作られた怪獣か……コイツらを利用して情報のないガメラの力を見るつもりだったがコイツは俺しか眼中にないようだな……適当に遊んで……)
ヒュッ
クリスタラック「……考え事ですか?」
スペースゴジラ「!!?」
スペースゴジラ(コイツ……見かけより速い……?)
クリスタラック「命取りですよ!!」
カ ッ ッ ッ
クリスタラック「“クリスタル・オーバーロード”!!!!」
スペースゴジラ「!!!?」
ズッ…
ド ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ! !
スペースゴジラ「……っ!!」ガハッ
パリィィィィンッ バキバキバキィッ ←結晶フィールド
ガラガラガラァッ…
スペースゴジラ「……っ」
クリスタラック「周囲へ蓄積されたエネルギーを一斉に放出する私の切り札の1つです!油断大敵、戦闘の基本ですよ!!」
スペースゴジラ「……」
クリスタラック「……?」
スペースゴジラ「……確かに少し甘く見すぎたな」
クリスタラック「! フフッ……!」
ガメラ(……!あの結晶怪獣……強い!)
オブシディウス「今クリスタラックが余所見すんなっつったど?」
ガメラ「!!」
オブシディウス「フンッ!!」
“ハンマー・ハンド”!!
ボ グ ォ ッ
ガメラ「……っ!!」ガフッ
オブシディウス「ヌラァァァァッ!!」
ブウンッ
ガメラ(……!!)
ドゴゴゴゴォォォォォンッ…
ガシャァァァァン…
ガメラ(……コイツ……なんてパワーだ……!)ガララ…
オブシディウス「なんだぁ……?随分と軽い奴だな……そんなんじゃオデに勝てねぇど?」
ガメラ「……っ!」ザッ!
“玄武掌”!
オブシディウス「んん?」
パシィッ
オブシディウス「ただのパンチでねぇが」
ガメラ「……!もう一発!!」
ゴォッ
オブシディウス「ほれ」
パシィッ
ガメラ「!!」
オブシディウス「これで両手捕まえだど」
ガメラ「……!」ギリッ…
オブシディウス「全然パワー不足でねぇかテメェ」
ガメラ「!!」
ボボッ…
オブシディウス「???」
ガメラ「“火炎放射”!!」
オブシディウス「!?」
ボボボボオオオオオォォォッ
オブシディウス「ぐあっ!?」
ゴォォォォォォォッ…
シュゥゥゥゥ…
ガメラ「……ハァ……ハァ……」
メキイッ
ガメラ「ぐあっ!?」
オブシディウス「テメェ……オデがマグマの怪獣だと知ってて火吐いだのが?」
ボコッ…ボコボコ…
オブシディウス「テメェとオデさまじゃあ……扱えるエネルギーの量が違うんだど」
ガメラ「ぐぅっ……!」
オブシディウス「両手捕まえられて逃げられねぇべ?」
ボコボコボコッ
オブシディウス「灼き尽くしてやるど」
ボボッ
ガメラ「!!」
“0距離マグマ・ブレス”
ボボボボボボォッ
ゴバァァァァァッ
ガメラ「――っ!!」
オブシディウス「ブハハハハハハッ!!ごぼばばばおろおろいあうあへびぶぶびべばぶべ!!!!(このままドロドロになるまで灼き尽くしてやるべ!!!!)」
ゴバァァァァァッッッ
ガメラ「……っ!!」
スペースゴジラ「……!」
スペースゴジラ「……チッ!何をしてんだあの亀は……」
クリスタラック「こちらを向きなさい」
スペースゴジラ「……あ?」
クリスタラック「いつまでも私達を前座扱いするようなら……オブシディウスとこのクリスタラックが逆に……」
“クリスタル・クロー”
ジャキンッ
クリスタラック「貴殿方を……狩りますよ?」
ゴジラside
夢の世界
大巨獣 ガッパ 父「オラァァァァッ!よくも息子いじめたな貴様ァァァァァ!」
ガッパ母「テメェェェェッ!一度行方不明になっててこっちはその辺敏感なのよ!!ふざけんじゃないわよ!!」
“ダブル連続熱波光線”!!
ドドドドドドッ
超ゴジラ「あだだだだだだゴメンゴメン!悪気とかなかったんだってんなつもりなかったんだって!!」
いじめっ子怪獣 ガバラ「くそぅ……なんだか随分とややこしい状態に……」
ドドドドドドッ
超ゴジラ「ゴメンゴメンほんとゴメン!これに関しては俺が悪かったから!ホントに悪かったから!!」
ガバラ「しかし予想外の展開だ……このままなんやかんやでゴジラの奴が負けちまえばひょっとして……」
超ゴジラ「クソーッ!!一体どう話せば誤解だってわか……」
ドクンッ
超ゴジラ「」
ビクンッ
超ゴジラ「」
ドドドドドドッ…
ガバラ「……ん?あの野郎なんだか様子が……?」
超ゴジラ「……」
ドドドドドドッ…
ガバラ「……!まっ……まさか死ん」
超ゴジラ「」ピクッ
ガッパ父「……!?」
ゴォォッ!
“超ゴジラパンチ”!!
ド ゴォ ォ ォ ォ ォ ン ッ
ガッパ父「――っ!!!!?」ゴフッ
ガッパ母「アナタ!!?」
子ガッパ「父ちゃん!?」
ガバラ「!!!!?」
超ゴジラ?「……」
ガバラ「お……オイ!どうしたってんだ!!やりすぎだろ!!」ガシィッ
超ゴジラ?「――!」バキィッ
ガバラ「――っ!!?」
メキメキメキィッ
ガバラ「……っ!!!??」ゴフッ…
ドゴォォォォォォンッ
ガララ…
ガバラ「……ゴハァッ!?ゲホッ……なっ……なんだってんだ……!?……ガフッ」フラッ
超ゴジラ?「……」
ガバラ「……?なんだ……アレ……?」
ォォォォォォォ…
ガバラ「……白眼……?」
ゴジラside
現実世界
イリス「……」
“槍腕(スピア・アブソーバ)”
ズズッ…←ゴジラの腹
白眼ゴジラ「――……っ!!」ググッ…
ズズッ…
ズズズ…
白眼ゴジラ「――……」
“DNA吸収&熱エネルギー吸収”
ズズズ…
ドクン…ドクン…
イリス「……」
ズズズッ…
イリス「お前の……すべて……イリスが……いただく……!!」
ズズズッ…
イリス「……」
ズズズ…
イリス「お前の腹の底……心の奥深く底……強い力を感じる……」
ズズズ…
メキメキメキッ… ←背鰭
イリス「深くて……暗くて……何度も消えたり点いたりしながら……ぼこぼこと煮えたぎってる……」
ズズズ…
ベキベキベキ… ←尾
イリス「イリス知ってる。お前の中に有るもの、綾奈の中で見た」
「怨み」
「怒り」
「哀しみ」
「恐怖」
「無念」
「悔しい」
「嫌い」
「殺したい」
イリス「イリスは全部知ってる。全部が強い力を持つことも知ってる」
ズズズ…
イリス「イリス、それが全部欲しい」
白眼ゴジラ「――……」ググッ…
イリス「お前 が 全部 欲しい」
ズズズズ…
メキメキメキ…
グパァッ… ←口
イリス「イリス が おまえ に なる」
ゴジラside
夢の世界
ガバラ「なんだ……!?一体アイツ……どうしちまったんだ……!?」
超ゴジラ?「……」
ギロッ
子ガッパ「ひぃっ!?」ビクッ
超ゴジラ?「……」
ズン…ズン…
子ガッパ「……っ!!?」ガタガタ…
ガッパ母「う……ウチの子に何しようっての!?」ガバッ
超ゴジラ?「グルル……」
ガシィッ
ガッパ母「あがっ……!!?」
メキメキ…
ガッパ母「がっ……」
子ガッパ「か……母ちゃぁぁぁん!!!?」
超ゴジラ?「グルル…」
メキメキメキッ…
ガッパ母「あ……が……――」
ボボッ
“熱波光線”!!
ドゴォォォォンッ
超ゴジラ?「――!」
パッ
ドサァッ
ガッパ母「あぅ……」
子ガッパ「母ちゃん!母ちゃん!大丈夫!?」
ガッパ父「ゼェ…ハァ……息子よ!母さんを連れて逃げるんだ!!コイツは父さんが食い止める!!」
子ガッパ「!? 父ちゃん!?」
ガッパ父「なんなのだコイツは……!息子よ!良いから早く父さんの言う通りにしなさい!!」
子ガッパ「やだよ!!父ちゃんを置いていけないよ!!」
ガッパ父「良いから早く逃げろ!!私が相手だ化け物め!!」
超ゴジラ?「グルル…」
ゴォッ
ガッパ父(何っ!?速い……!?)
ドゴォッッ
ガッパ父「ガフッ……」
カ ゙ シ ャ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ン ッ ッ ッ
ガッパ父「……っ!!」ゴボッ
ガッパ父(一撃で……なんという威力だ……)
ズゥン…
ズゥン…
ガッパ父(……っ!)
超ゴジラ?「……」
ゴゴゴゴ…
ガバラ「……っ!」
ガバラ(やっべぇ~!やっべぇ~!なんだよこれなんなんだ何が起きてどうなってんだ!?こんなおっかないことになるなんて……クソーッ!なんでこうなったんだ!?)
ガバラ「こうなったら三十六計逃げるに如かずって……」
子ガッパ「やめてぇぇぇぇぇっ!!やめてよぉぉぉぉぉっ!!」
ガバラ「……は?」
ガッパ父「……!ば……馬鹿者!早く逃げんか!!私は置いていけと言っただろう!!そこをどけ……!ガフッ……!」
子ガッパ「やだぁぁぁぁっ!やめてよぉぉぉぉぉっ!!父ちゃんを殺さないでぇぇぇぇぇっ!!」
ガッパ父「……っ!良いからそこをのけ!!逃げろ……!!」
子ガッパ「やだぁぁぁぁぁぁっ!父ちゃんと一緒じゃなきゃやだぁぁぁぁぁぁっ!!」
超ゴジラ?「……」
キュオオオオオオッ…
“超・放射熱線”
ガッパ父「……!いかん!早く逃げろ!」
子ガッパ「やだぁぁぁっ!父ちゃぁぁぁんっ」
超ゴジラ?「――っ!!」
キュオオオオオオォォォォッッ
「うっ……」
ガバラ「うおおおおおおおおおっ!!!!」ガバァッ
ガシィッ
超ゴジラ?「!!?」
ガバラ「くそぉぉぉぉっ!!……喰らいやがれってんだぁぁぁぁっ!!!!」
“高圧電流”!!
バチバチバチチチチチチチィッ
超ゴジラ?「!?!?」
ガッパ父「……っ!?」
子ガッパ「……!!」
ガバラ「馬鹿親子がぁぁぁっ!今のうちにさっさと逃げやがれぇぇぇぇっ!!」
ガッパ父「お……お前は一体……」
ガバラ「うるせぇぇぇぇぇっ!!なんでこうなってんのか俺だってさっぱりなんだよ!!ガキと奥さん連れてとぅとと逃げろぉぉぉぉっ!!!!」
ガッパ父「……!!しかし……」
バリバリバリバリバリッッッ
超ゴジラ?「……」ググッ
ガッパ父「!!」
ガバラ「さっ…さっさとしろォォォォォッ!!長くは持たねぇぞぉぉぉぉぉっ!!」
子ガッパ「おじちゃん……っ」
ガバラ「行けぇぇぇぇっ!!早くぅぅぅぅぅっ!!」
超ゴジラ?「……」グググッ…
ガバラ「クソッタレぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」
ガッパ父「……っ!!」
ガッパ父「……!すまん!!」
ガッパ父「おまえ、飛べるかい?」
ガッパ母「アナタ……良かった……生きてて……」
ガッパ父「ああ!行くぞ!!」
子ガッパ「~~~っ!!」
子ガッパ「……っ!おじちゃん!ありがとう!!」
ガバラ「おじちゃんじゃねぇ!!とっとと逃げろ!!」
ガッパ父「……!恩に着る!!」
バサァッ ゴォォォォォォ…
ガバラ「……っ!行ったか……」
超ゴジラ?「……」
ガバラ「……っ!はっ……」
ド ゴ ォ ッ ッ
ガバラ「!!!?」
ドガシャァァァァァァンッ
ガバラ「――」ゴフッ
超ゴジラ?「……」
ゴゴゴゴゴゴゴ…
ガバラ「……くそっ……」
ガバラ「……ただの悪ふざけのつもりが……こんなことになるなんてな……」
超ゴジラ?「……」
キュオオオオオオッ…
ガバラ「……っ!!」
カッ
“超・放射熱線”!!
バッ
ガバラ「!?」
ギララ「“エネルギー吸収”!!」
ギュオオオオオ
ガバラ「!!」
ギララ「ギ~ラギラギララ!!このギララを嘗めるなギラ!」
ガバラ「お前……」
超ゴジラ?「……?」
超ゴジラ?「!!」
タケ魔人「バカヤローコノヤロー!!」
“タケ魔人ドロップキック”!!
ドゴォッ
超ゴジラ?「!!」
グラッ…
タケ魔人「ナメンナコノヤローーーッ!」
ガバラ「……!」
ガバラ「お前ら……なんで……!」
ギララ「な~に一人で格好つけてるギラ!」
タケ魔人「カッコツケルンジャナイヨマッタク!」
ガバラ「……!」
ギララ「こうなったら乗り掛かった船でギラ!!皆でアイツを止めてこの夢の世界を護るギラ!!」
タケ魔人「ヤルシカナイヨコノヤロー!!」
ガバラ「……っ!!」
ググッ…
ガバラ「へっ……!どうやら俺はとんでもねぇ馬鹿野郎どもを悪ふざけに誘っちまったらしいな……!!」
ニヤリ
ガバラ「……!!やってやるぜ……!!」
超ゴジラ?「……!」
ガバラ「行くぞお前ら!!夢の世界は……夢の世界は俺達が護る!!」
ギララ「おぉぉぉぉっ!でギラ!!」
タケ魔人「ネチコマ!ネチコマ!」
ガバラ「うおおおおおおっ!!!!」
ガバラ「行くぞぉぉぉぉぉっ!!」
ギララ「ギラァァァァッ!!」
タケ魔人「ダンカンテメェェェェェェッ!!!!」
ゴォォォォッ!!
超ゴジラ?「ガァァァッ!」
“超ゴジラパンチ”!!
ドゴゴゴォッ
ガバラ「がはぁぁぁぁっ!!?」
ギララ「ギラァァァァッ!!?」
タケ魔人「バカヤロォォォォッ!!?」
ドガァァァンッ
ドガァァァンッ
ドガァァァンッ
超ゴジラ?「……」
ガバラ「……っ」
ギララ「ギラ……」
タケ魔人「ジョーダンジャナイヨ…」
超ゴジラ?「……」
ギュォォォォォォォ…
“超・スパイラル熱線”
ガバラ「……っ!ここまでか……」
ギララ「ギラ……もう吸収する気力もないでギラ……」
タケ魔人「……っ!」
ガバラ「……悪かったなお前ら……巻き込んじまって……」
ギララ「……なぁに……あまり日の当たらないギララ達にはなんやかんや楽しかったギラ……」
タケ魔人「……」コクッ
ガバラ「……へっ……」
超ゴジラ?「……」
ギュォォォォォォォ…
ガバラ「……」
――ああ……楽しかったぜ……
――最後にこんな……馬鹿な連中とつるめて……
超ゴジラ?「――っ!!」
ギュォォォォォォォッッッ……
ガバラ「……へへっ……」
「……待つのだ。ゴジラよ」
超ゴジラ?「……?」
カ ッ ッ ッ
超ゴジラ?「!!?」
“謎の光線”!!
バチバチバチィィィィィィッ
超ゴジラ?「!!!?」
ズズゥゥゥゥゥンッ……
ギララ「ギラッ!?」
タケ魔人「ネチコマ!?」
ガバラ「なんだ……!?ゴジラが吹っ飛びやがった……!!?」
???「ゴジラよ……人類が産み出した哀しき存在よ……」
???「肉体が死に向かってる事によって……精神と肉体の解離が著しくなり魂と蓄積された精神エネルギーが暴走を初めているのだな……」
ガバラ「……!?アイツの肉体が……死……!?」
???「……ゴジラよ……目を覚ますのだ……そしてお前の意思を……何をしようとしていたかを思い出すのだ」
ガバラ「……っ!!」
ガバラ「あ……アンタは……アンタは一体……!?」
ガバラ「……!」
???「……僕か……僕は……」
???「僕はかつて……取り返しの付かない罪をこの世に産み出した男さ……」
ガバラ「……?」
???「……」
超ゴジラ?「……!」ガララ…
???「……」
???「……」
ジャイアント芹沢博士「……」
ジャイアント芹沢博士「久しぶりだね……ゴジラ」
ジャイアント芹沢博士「……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
超ゴジラ「……!」ギロッ
ガバラ「……」
ギララ「……」
タケ魔人「……」
ガバラ「じゃねぇだろォォォォォォォォッ!!!?」
G芹沢博士「?」
ガバラ「『?』 じゃねーよ!!なんだお前!どういう存在だ!なんのキャラだ!?つーか怪獣なの!?なんなの!?あっ!キグルミ忘れて撮影に入っちゃった的な……」
G芹沢博士「君は何を言っているんだ?」
ガバラ「えっ……あれ?」
ギララ「地球にはおかしなのがいるギラね……」
ガバラ「えっ……ちょっ……」
タケ魔人「タニンノキガシナイヨ!マッタク!」
ガバラ「あれ……?」
G芹沢博士「僕の名前は芹沢大助……いや、かつて芹沢大助だった男、と言うべきかな……」
ガバラ「えっ……皆受け入れるの……?」
G芹沢博士「今の僕は芹沢大助ではない……」
ガバラ「……まぁ真っ当な人間には見えねぇけど……」
G芹沢博士「今の僕は……ただのジャイアント芹沢博士とでも呼ぶべき存在だ」
ガバラ「名前なの!?それが名前なの!?それが名前で良いの!?」
超ゴジラ?「グオオオオオオオオオオオオオッ!!!!」
ビリビリビリィッ
ガバラ「……っ!!」
ガバラ「!! やべぇ!ぶちギレてる!?」
ギララ「ま……マズイでギラ!!」
タケ魔人「ナンデコーナルカナマッタク!!」
G芹沢博士「……っ!」
スッ…
ガバラ「お……おい!何する気だ!あぶねぇぞ!!」
G芹沢博士「君達は下がっていたまえ」
超ゴジラ?「……っ!」
“超・放射熱線”
キュァァァァァァッ バチバチバチィッ
ガバラ「!!」
超ゴジラ?「ガアアアアッ!!」
カ ッ ッ ッ
G芹沢博士「!!」
スッ…
ガバラ「! 何だ!?何か取り出したぞ!!」
G芹沢博士「これだけは使いたくなかった……!!」
“オキシジェン・デストロイヤー”!!
ガバラ「あ……アレは一体……!?」
ゴォォォォォォォォッ←熱線
G芹沢博士「とうっ!!」
“オキシジェン・デストロイヤー(盾)”!!
バチバイバチィィィィィィィィッ←熱線
G芹沢博士「ぬぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
バチバイバチィィィィィィィィィィィィィッ
G芹沢博士「 ハ ァ ッ ! ! 」
バチィィィィィィィンッ!!←熱線
超ゴジラ?「!!!?」
G芹沢博士「フシュゥゥゥゥゥゥッ…!」
ィィィン…
G芹沢博士「……」
超ゴジラ?「……!」
ガバラ「……」
ギララ「……」
タケ魔人「……」
ガバラ「いやスゲェェェェェェェッ!!?」
ガバラ「スゲェ!なんだアイツ!意味わからん!!何これ夢!?」
ギララ「夢でギラ」
ガバラ「あっ!夢だこれ!」
タケ魔人「シッカリシロヨマッタク!」
ガバラ「もう意味わかんねぇわコレ」
G芹沢博士「……」
G芹沢博士「……ゴジラ。正気に戻るんだ。このまま肉体と精神の乖離が進めばお前は本当に死に至る」
超ゴジラ?「……グルル……」
G芹沢博士「止まれ……!止まるんだゴジラよ……!」
超ゴジラ?「……ゥゥゥ……!」
G芹沢博士「このままでは……お前の大切なモノが全て奪われてしまうんだぞ……!!」
超ゴジラ?「……グルルルルル……!」
G芹沢博士「目を覚ませ!!ゴジラ!!」
超ゴジラ?「ガアアアアアアアアアアッ!!!!」
超ゴジラ?「ガアアアアアアアアアアッ!!!!」
ゴォッ!!
“超・エネルギーパンチ”!!
G芹沢博士(腕に凄まじいまでのエネルギーが集中してる……!アレを受けてはいけない……!!)
G芹沢博士「……っ!!」
G芹沢博士「……くっ!これだけは使いたくなかった……!!」
スッ…←オキシジェン・デストロイヤー
ガバラ「……!!思い出した!!アレは……かつてゴジラを殺したという……悪魔の発明!!」
ギララ「えっ!?」
タケ魔人「ソンナヤバイノマッタク!?」
G芹沢博士「こんなものを産み出すべきではなかった……!!」ギリッ…
ゴォォォッ!!
超ゴジラ「ウガァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!」
G芹沢博士「……くっ!!」
G芹沢博士(だが……仕方ない……!!)
超ゴジラ?「ガアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」
G芹沢博士「……うああああああああああああああっ!!!!」バッ
G芹沢博士「 は ぁ ぁ っ ! ! 」
“オキシジェン・デストロイヤー(物理)”!!
ハ ゙ キ ャ ァ ッ ッ ッ ッ ← 超ゴジラの頭
超ゴジラ?「 ! ! ! ! ? 」
ドゴォォォォォォンッ…
超ゴジラ?「」
パラパラ…
G芹沢博士「……」
G芹沢博士「私は……僕は……こんなにも……こんなにも恐ろしいものを……産み出してしまった……!!」ギリッ…
ガバラ「……」
ギララ「……」
タケ魔人「……」
ガバラ「……ツッコまないよ?」
超ゴジラ「」
ピクッ…
超ゴジラ「……っ!」ググッ…
ガバラ「!?」
ガバラ「ま……まだ生きて……!?」
G芹沢博士「……っ!やむを得ない……!」
ググッ…
超ゴジラ「ガァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!」
G芹沢博士「はぁっ!!」ゴォッ
“オキシジェン・デストロイヤー(物理)”!!
ドゴォッ
超ゴジラ「!!?」
G芹沢博士「せいっ!!」
“オキシジェン・デストロイヤー(カチ上げ)”!!
ボゴォッ
超ゴジラ「!!」
G芹沢博士「はぁぁっ!!」
“オキシジェン・デストロイヤー(突き)”!!
ズンッ
超ゴジラ「!?」
G芹沢博士「しゃらあっ!!」
“オキシジェン・デストロイヤー(横殴り)”!!
バキャァッ
超ゴジラ「ーーっ!!」
G芹沢博士「はららららららららぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!」
“オキシジェン・デストロイヤー(連打)”!!!!
ドコドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴッッッ
超ゴジラ「……っっっ!!!!」
G芹沢博士「これで最後だ!!」
ダンッ
ガバラ「なっ……」
ギララ「と……跳んだギラッ!!?」
タケ魔人「マジカバカヤロー!?」
G芹沢博士「ゴジラよ……これを受けて目を覚ませ……!!」
バッ
ギュルルルルルルルルルルッ←ムーンサルト
超ゴジラ「……っ!!?」
G芹沢博士「 はぁぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ っ ! ! ! ! 」
カ ッ ッ ッ
G芹沢博士「これが……悪魔の発明の真の力……っ!!」ゴォォォォッ
超ゴジラ「……っっっ!!!!」
“オキシジェン・デストロイヤー・キック”!!!!
ス ゙ ン ッ ッ ッ ! !
超ゴジラ「ーーっっっ!!!!!?」メキメキメキッ…
G芹沢博士「せいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!」
超ゴジラ「」
ド ッ ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ! ! ! !
パラパラパラ…
ガバラ「」
ギララ「」
タケ魔人「」
クルクルクル…
ダンッ
G芹沢博士「……」
超ゴジラ「」シュゥゥゥゥ…
G芹沢博士「……これが……僕の産み出してしまったオキシジェン・デストロイヤーの力……っ!!」
ドンッ!!
ガバラ「ドンッじゃなくて」
超ゴジラ「」シーン…
ピクッ
超ゴジラ「……っ!」グッ…
パラパラ…
超ゴジラ「――……!!?」ハッ
超ゴジラ「んあっ!?なんだここ!?どこだ!?」ガバッ
G芹沢博士「!」
ガバラ「!! 」
ギララ「目が覚めたギラ!」
超ゴジラ「……あ?ここホントに何処だ?つか今いつだ……何だここ……?」
ガバラ「お……オイ!もう大丈夫なのか?」
超ゴジラ「……? お前らどっかで見たような……」
ガバラ「……記憶がないのか?」
超ゴジラ「……。……いや、思い出してきたかも……でもなんか……頭が酷くぼんやりと……」
G芹沢博士「……ゴジラよ」
超ゴジラ「!!?」
超ゴジラ「うわっ!ビックリした!?何コイツ!?人間!!?」
ガバラ「それは俺にもわからねぇ」
タケ魔人「モーワケガワカラナイヨ」
G芹沢博士「……ゴジラよ。ようやく目を覚ましたか……」
超ゴジラ(ほんとに誰だコイツ……つかこんなサイズの人間初めて見た気持ち悪っ……)
G芹沢博士「僕たちは君が目覚めるのを待っていた……突然だが、状況はわかっているかい?」
超ゴジラ(しかしなんだろう……初対面の筈なのになんかコイツ腹立つな……なんでだろう……)
超ゴジラ「……ん?状況?」
G芹沢博士「……やはりわからないか……」
G芹沢博士「自分がこの夢の世界に来る前の事を覚えているかい?」
ザザッ…
超ゴジラ「……?」
ザザザッ…
超ゴジラ「……? いや、なんだか頭にモヤがかかったみたいな……」
G芹沢博士「……やはりか。だと思ったよ」
超ゴジラ「……?」
G芹沢博士「百聞は一見に如かず、だ。ゴジラ……これを見てくれ」
“オキシジェン・デストロイヤー(プロジェクター)”
パチッ…
ブゥゥゥゥゥン…
ガバラ「うわ!?」
ギララ「空に映像が出たでギラ!?」
タケ魔人「スゴイネマッタク!?」
G芹沢博士「……」
超ゴジラ「……?」
超ゴジラ「――!!!?」
超ゴジラ「こ……これは……っ」
【空に写された映像】
【戦闘地域:X星人vs地球怪獣軍団】
ドゴォォォォォンッ ズガガガガガガガガガガッ
メカゴジラ2『フィンガーミサイル、次弾装填』
ガシャシャシャンッ ズガガガガガガガガガガッ
ドゴォッ ボゴォォォォォンッ
バラン「うわぁぁぁぁっ!!?」
クモンガ「クソッ!この突風で動けん……避けれもしない……!!」
ゴロザウルス「このままではなぶり殺しだぞ……っ」
マンダ「……!突風か弾幕、どちらかをなんとかせねば……」
ドゴォォォォォンッ
カマキラス「ぎゃああああっ!!?」
マンダ「……っ!!くそっ……!」
チタノザウルス「はぁ……さっさと全滅して欲しいのに……」
“突風攻撃”!!
チタノザウルス「早く終わらせて帰りたい……」
ゴオオオオオオオオッ
サンダ「うぉぉぉぉっ!?飛ばされる!!? このままでは……!!」
ガイラ「チキショォォォォッ!人間なんぞのために盾(オルガ)を投げちまうから!!」
フランケンシュタイン「……っ!!」
キングコング「ウホォォォッ!!?」
ジラ「皆サン!なるべく姿勢を低く……」
メカゴジラ2『“スペースビーム”』カッ
ドゴォォォォォンッ
ジラ「アウッ!!?」
サンダ「うわぁぁぁぁっ!!?」
ガイラ「あ……兄貴ぃっ!?」
ズドドドドドドドッ
地球怪獣軍団「……っ!!」
ドッゴォォォォォォォォォォォンッッッ
「「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!?」」」
ガキィィィンッ
バキィィィンッ
モスラ「……っ!!このままでは皆が……っ!!」
ガイガン「無駄だ!!メカゴジラとチタノザウルスの無敵のコンボ攻撃!!アイツらに破ることなんぞ出来やしねぇ!!」
モスラ「くっ……」
ガイガン「そしてお前も俺には勝てねぇ!!死ねオラァッ!!」
“ギガリューム・クラスター”!!
キュインッッ
ドゴドゴドゴォォォォォォォォンッッッ
モスラ「……っ!! ああっ!!?」
ズドォォォォォンッ
モスラ「――!!?」
!?」
ドサァァァッ……
モスラ「うぅっ……」
モスラ(このままでは……全員死んでしまう……)
【夢の世界】
ヴヴヴヴヴ…←映像
G芹沢博士「……」
ガバラ「うわぁー……なんだあれ……」
ギララ「これは地獄絵図ギラな……」
タケ魔人「オッカナイッタラナイヨ!」
超ゴジラ「……っ」
G芹沢博士「……」
超ゴジラ「……オイ」
G芹沢博士「……」
超ゴジラ「……オイ!! なんだ!?なんだこれは……何がどうなってやがる!!? なんだ!?なんなんだ!?アァン!!?」
G芹沢博士「……」
超ゴジラ「この空に写ってるこれはなんだ!?答えろ!!?ぶち殺すぞ!!!!」
G芹沢博士「……」
G芹沢博士「……今空に写ってるこれは……現実世界だ」
超ゴジラ「……?げんじつせかい?」
G芹沢博士「そうだ。ゴジラよ。ここは夢の世界だ」
超ゴジラ「……? 夢……?」
G芹沢博士「そう。夢だ」
超ゴジラ「????」
超ゴジラ「訳わかんねぇこと言いやがって……何を言って……」
G芹沢博士「では、なぜ自分がここにいるか思い出せるか?」
超ゴジラ「!!」
G芹沢博士「……お前には子供がいたな」
超ゴジラ「……? だったらなんなんだ?」
G芹沢博士「……フッ……ゴジラが一匹だけとは限らない、あの時の僕はそこまで思考が回っていなかったかもね……いや、回っていたとしても何も変わらなかったろう……」
超ゴジラ「……何ゴチャゴチャブツブツ言ってんだテメェ……俺にガキがいたらなんなんだ?さっさと知ってること教えねぇとマジで殺すぞ」
G芹沢博士「……」
G芹沢博士「……お前に殺されるのなら……それも仕方のない事なのかもしれない」
超ゴジラ「……?」
G芹沢博士「全て順を追って話そう。ゴジラ、今のお前は記憶の錯乱が起きている。現実世界のお前の肉体は今細胞が完全に停止しているのだ。脳細胞も含めてな」
超ゴジラ「……?」
ザザッ…
超ゴジラ「……???」
G芹沢博士「……元々お前は仲間の怪獣と共にガメラと戦おうとした、そこは覚えてるか?」
超ゴジラ「……」
ザザッ…
ガメラ『……使命だから……護るために、最期まで闘う』
超ゴジラ「……っ」
ザザッ…
超ゴジラ「……?」
超ゴジラ「そうだ……俺はあの亀野郎を……」
ザザッ…
超ゴジラ「いや……違う……なんだ?」
ザザッ…
超ゴジラ「違う……俺は……」
G芹沢博士「……お前はガメラを庇ってガメラの敵達と戦い……そして……」
超ゴジラ「……」
G芹沢博士「敗けた」
超ゴジラ「……!」
ドクン…
超ゴジラ「……」
ドクン…ドクン…
ドクンッ
超ゴジラ「……っ」
G芹沢博士「……」
G芹沢博士「……敵は極めて強大だった。……君でもどうしようもない程に」
G芹沢博士「君はかつてモスラの幼虫をキングギドラから助けようとしたように、またガメラを助けようとし……敗れたんだ」
G芹沢博士「ガメラを狙っていたガメラ怪獣達とそれを統率する宇宙海賊ザノン、奴等の力は想像を上回る強さだった」
G芹沢博士「さらに奴等は君がかつて戦ってきた悪の宇宙人達が組んだ連合とも手を組んでいた。奴等もまたゴジラ怪獣の中でも凶悪かつ狂暴な者達を配下に地球を征服しようと現れたのだ」
超ゴジラ「オイ」
G芹沢博士「!」
超ゴジラ「あの糞亀野郎は……ガメラの野郎は生きてんのか?無事なのか?」
G芹沢博士「……!」
超ゴジラ「知ってるなら答えろ」
G芹沢博士「……ガメラは正義の地球怪獣軍団や人類の……多くのものの協力で無事に復活したよ。まだ生きてる」
超ゴジラ「……!!」
G芹沢博士「そして今君を助けようと君の仲間と共に戻ってこようとしている」
超ゴジラ「!!?」
超ゴジラ「……何だと?」
G芹沢博士「……だが多くの追っ手と刺客が向けられた。通常なら生きて逃げることも出来ぬほどの強大な刺客の数々……ありとあらゆる壁がガメラ達を阻んでいる」
G芹沢博士「そして彼らを助けようとした他の怪獣達もまた、さっきの映像のように風前の灯……」
G芹沢博士「事態は何一つ好転してはいない……最悪一歩手前で常に踏み止まっている状態を繰り返し維持してきただけだ」
超ゴジラ「回りくどいんだよ」
G芹沢博士「!」
超ゴジラ「無駄に勿体ぶるな。さっさと言え」
G芹沢博士「……」
G芹沢博士「言葉で伝えるより……自分の目で見る方が良いだろう……」
ブゥゥゥゥゥゥゥゥン←映像切り替え
超ゴジラ「……!」
【戦闘地域】
【デスギドラvsアンギラス&キングシーサー】
デスギドラ「……」
アンギラス「……」
キングシーサー「……」
デスギドラ 「……威勢ばかりで……口だけだったな」
アンギラス「」ボロッ…
キングシーサー「」フラ…
ズズゥゥゥゥゥゥン…
超ゴジラ『……!!』
デスギドラ「……弱いなぁ……」
デスギドラ「……まぁ、遊びとしては悪くはなかったか?」
ピクッ…
デスギドラ「!」
アンギラス「……ぬ……ぐぅぅ……!!」ガクガク…
キングシーサー「ま……まだまだァ……!!」ググッ…
デスギドラ「……なんだ……まだおれに挑む気力があるのか……」
デスギドラ「この星には馬鹿な生き物が多いなぁ……ここまで差を見せつけられて……それでまだ足掻いてなんになるんだか……」
アンギラス「い……言った筈……だぞ……!!」ググッ…
デスギドラ「?」
キングシーサー「私たちゴジラの相棒……!!」
アンギラス「嘗めんなよぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」
キングシーサー「うおおおおおおおおおおおっ!!!!」
デスギドラ「……」
アンギラス「ウガアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!」ギャォォォォォォッ
キングシーサー「シーーーーサーーーーーー!!!!」ガォォォォォォォッ
デスギドラ「……死にたがりどもめ……」
超ゴジラ『……っ』
【戦闘地域】
【メガギラスvsラドン】
ガキィィィィィンッ
バギィィィィィィィンッ
ラドン「……チィ……!!」
メガギラス「ぬぅぅ……!!」
ラドン(コイツ……!意外と……!!)
メガギラス(おのれ天敵め……忌々しい忌々しい忌々しい!!)
ラドン「さっさと殺られて道を開けろ!!貴様に無駄に時間を使いたくない!!」
メガギラス「ほざけ!!貴様こそ早く死ね!!我を倒さねばガメラの助けにはいけんぞ!!」
ラドン「……っ!!」ブチィッ
メガギラス「見せてやる!我の真の実力を!!」
ラドン「邪魔をしおって……餌の分際で……!!」
メガギラス「フン!ガメラのことなら心配するな!別の追っ手がすでに向かっている!そしてX星人達の仲間達も実はこの先に陣を構えている!!」
ラドン「!!? 何っ!?」
メガギラス「」ニヤリ
ラドン「!!」ハッ
メガギラス「奴は終わりだ!そして貴様も!」
ラドン「!!」
ズバッ
ラドン「ぐあっ!?」
メガギラス「我が地獄に送ってやる……だから仲良く死んで行くがよい」
ラドン「……!!」
超ゴジラ『……!!』
【戦闘地域】
【デストロイアvs三式機龍】
超ゴジラ『……!!!?』
超ゴジラ『機龍……!?それって……』
G芹沢博士『……』
ズォォッ
デストロイア「オラァァァッ!!」
“膝角蹴り”
機龍「……っ!!」
バキャァァァァッ
機龍「……!!」
ゴオッ
ドゴォォォンッ ガシャァァァッ
機龍「……!」バチバチィッ
デストロイア「ハッ!さらに食らえ!!」
“突進+ヴァリアブル・スライサー”!!
ゴォォォォッ
機龍「……!!」
ガコンッ←ブースター
“ブーストジャン……
バチバチィッ←右脚ブースター
機龍「!?」
デストロイア「死ねぇ!!」
機龍「!!」
“スパイラル・クロウ”!!
機龍「――!」
ギュィィィィィンッ
デストロイア「!!」
ズバンッ
デストロイア「……」
機龍「……」
ズルッ…
ガシャァァァァンッ…←スパイラル・クロウ
機龍「……っ」
デストロイア「……まず片腕……だなぁ?」ニヤリ
機龍「……!!」
超ゴジラ『……!!』
超ゴジラ『オイどうなってる……なんで海底で眠ってるはずの奴が目覚ましてしかも戦ってんだ……どういうことだ!!?また人間か!!?アイツらが……』
G芹沢博士『三式機龍は……お前の死んだはずの家族はお前を助けようと再び目覚め……ああやって戦っているんだ』
超ゴジラ「……っ!!!?」
【戦闘地域】
【スペースゴジラ・バトルフィールド】
超ゴジラ『……!この結晶だらけの空間……まさか……』
スペースゴジラ「……!そこか!!」
超ゴジラ『……!アイツ……!』
スペースゴジラ「“コロナ・ビーム”!!」
バシュァァァァッ
クリスタラック「ぬっ……ぐあぁっ!!」
バチィィィィィンッ
スペースゴジラ「爪でガードを……!?」
クリスタラック「“クリスタル・レーザー”!!」
ギュィィィィィィィィィッ
スペースゴジラ「!」
“フォトン・リアクティブ・シールド”
バチイイインッ
スペースゴジラ「……」チラッ
オブシディウス「ぬはーっはっはっは!!オデのマグマブレスに手も足も出ねぇし引っ込まねぇど!?」
ボボボボボボボボボボッッッ
ガメラ「……っっっ!!!!」
超ゴジラ『!!』
超ゴジラ『野郎……!!生きてたか……だが何殺られそうになってんだ!!さっさと……』
オブシディウス「おっと逃げられねぇど?オメーの両手はこうしてガッチリ掴んでるかんなぁ?」
ググッ…
ガメラ「……っ!!」
オブシディウス「ぬぁっはっはっはっは!!オメーはこのまんまオデのマグマで丸焼きだど!!!!」
超ゴジラ『……っ!!!!』ビキビキビキィッ
スペースゴジラ「……チッ……オイオイ勘弁してくれよ……」
スペースゴジラ「オイガメラァッ!!テメェふざけてんのか!!?」
ガメラ「……っ!」
超ゴジラ『……?』
スペースゴジラ「なんだその情けない姿は!?お前みたいなのが俺のオリジナルと並ぶ評価だとォ!?……失望させてくれるじゃねぇか!!」
スペースゴジラ「そんな程度のゴミを相手にする所だったのか俺は!?ガッカリさせてくれやがってなぁ!!?」
ガメラ「……っ」
スペースゴジラ「……もういいぜ。テメェがその程度じゃここで戦う意味もなんもねぇ……全くこの程度の奴がオリジナルと同格だと……?笑わせる……」
ガメラ「……?」
スペースゴジラ「予定変更だ」
スペースゴジラ「ここにいても楽しみもねぇ……やっぱりゴジラのガキどもをいたぶって遊ぶ事にするぜ」
超ゴジラ「――!!!?」
ガメラ「……!」ピクッ…
スペースゴジラ「全く無駄な時間だった……」
クリスタラック「なっ……貴方……もしや我々から逃げるつもりで……!?」
スペースゴジラ「くだらねぇ茶番だった」
クリスタラック「待ちなさ……」
「おい」
クリスタラック「!?」
スペースゴジラ「……?」
ガメラ「……お前は……黙って……ちょっと待ってろ……!!」
ゴォォォォォ…
オブシディウス「……ぬぅ!?なんだコイツ……ほんの少しパワーが上がったど……?」
ググッ…
オブシディウス「……!だが……ほんとにほんの少しだなぁ!!」
ガメラ「……っ!!」ギロッ
スペースゴジラ(……?なんだ……奴の腹に紋章のようなものが……)
ガメラ「……まずはコイツを始末して……それからすぐ……お前も始末してやる……!!」
オブシディウス「ぬぅ……!?」
スペースゴジラ「……へぇ?」
スペースゴジラ「お前は俺が期待したものを見せてくれるのか?」
ガメラ「黙って見てろ。口を開くな」
スペースゴジラ「……!」
ガメラ「……言った筈だぞ」
スペースゴジラ「……?」
ガメラ「……ゴジラの子供には……絶対に手出しさせない……!!」
超ゴジラ『――……!』
スペースゴジラ「……なら……護ってくれよ?頑張って、な……」ニヤリ
G芹沢博士「……」
G芹沢博士「……これが、今現実の世界で起こってることの全てだ」
G芹沢博士「……お前の肉体は仮死光線……つまり細胞停止光線で全ての細胞を停止させられた状態で冷凍された」
G芹沢博士「通常なら自力での復活は不可能だったが……お前の生物としての悪運がそうさせるのか……外部から超強力なエネルギーがその状態のお前に偶然注入された」
G芹沢博士「お前の夢の世界でのその身体の変化はその影響によるものだ」
G芹沢博士「魂と肉体は密接にリンクしている」
G芹沢博士「さっきまでのお前の現実の肉体は動くゾンビのような状態だったのだ。中身がなく外側だけが反射だけで動いてるような状態に近い。厳密には少し違うが……」
G芹沢博士「そうして現実世界では実はお前の肉体は暴れまわっていたのだ。ただの器状態だったが……しかし……そのお前の肉体が死に近づいている」
G芹沢博士「先程のお前のこちら側での暴走はそれが原因だ」
G芹沢博士「だが注入された強力なエネルギーはまだ生きてる」
G芹沢博士「エネルギーの多くは精神エネルギーによるもの、つまりこちら側に干渉でき……」
超ゴジラ「……せ」
G芹沢博士「……?」
超ゴジラ「……戻せ」
G芹沢博士「……ゴジ」
「さっさと」
「 俺 を 」
「 元 の 世 界 に 」
G芹沢博士「……っ!!」
超ゴジラ「 戻 せ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ッ ッ ッ ! ! ! ! 」
ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ ッ
超ゴジラ「がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!!!!!」
ガバラ「……!!な……なんだあのパワー……」
ギララ「あ……あり得ない出力でギラ……」
タケ魔人「……ネチコマ……」
G芹沢博士「よし。戻り方を説明しよう」
超ゴジラ「……っ」ピクッ…
G芹沢博士「まずお前の中には先述した莫大な精神エネルギーが残っ」
超ゴジラ「早く言え」
G芹沢博士「!」
超ゴジラ「早くしやがれ!!!!」
G芹沢博士「……!」
G芹沢博士「……」
G芹沢博士「想うことだ」
超ゴジラ「……?」
G芹沢博士「夢の世界ではない……現実の世界に残して来た者達を強く強く……何よりも強く想うことだ」
超ゴジラ「……」
G芹沢博士「思い描き、強く願うんだ。会いたいと 帰りたいと また共に生きたいと」
超ゴジラ「……」
G芹沢博士「それこそが……その生きる意思こそが……精神エネルギーを制御するのに必要な事だ」
超ゴジラ「……」
G芹沢博士「……今お前から命と力を奪おうとしてる者は……そこが欠落している。だから精神エネルギーをすぐに吸いとれず……こうやってお前の力を残してしまっているんだ」
G芹沢博士「……思い描け……ゴジラ……」
G芹沢博士「君が今まで生きてきた中で得たもの……大切なもの達……」
G芹沢博士「“また会いたい”と願う者達を……!!」
超ゴジラ「……」
超ゴジラ「……うるせぇな」
G芹沢博士「!!」
超ゴジラ「とっくに思い描いてんだよこっちは」
「ダチでも」
「腐れ縁でも」
「仲間でも」
「相棒でも」
「肉親でも」
「ガキでも」
超ゴジラ「駆けつけなきゃならねぇ奴等がいくらでもいんだよ」
超ゴジラ「宇宙海賊?ガメラ怪獣?宇宙人連合?」
超ゴジラ「どうでも良いんだよそんな連中は」
超ゴジラ「この怪獣王の縄張りで好きたい放題やりやがって……」
超ゴジラ「俺を助けに向かってるだと……?俺がいない間も戦ってるだと……?どいっつもこいつも……」
超ゴジラ「……俺のガキを護るだと?」
超ゴジラ「……そんな馬鹿な怪獣がいるか……?」
超ゴジラ「な~にが子供のヒーローだよ。俺だって昔はヒーローだっつーの」
超ゴジラ「馬鹿な野郎だぜ全くよォ……」
『父ちゃんとガメラさんってどっちの方が強いの?』
超ゴジラ「……」
超ゴジラ「どっちが強いのって……全く……そんなもん……」
超ゴジラ「俺に決まってんだろ!!」
超ゴジラ「俺が強いに決まってんだろ!!」
超ゴジラ「俺“が”護ってもらって……どうすんだよ……!!」
超ゴジラ「俺の大切なもん……何護らなきゃならねぇ奴らに護らせてんだよ……!!?」
ビキッ…
パキパキッ…
ガバラ「く……空間に亀裂が……!!」
G芹沢博士「……!!」
超ゴジラ「俺のもんに……」
超ゴジラ「俺の大切なもんに……」
超ゴジラ「手ェ出してんじゃ…… ね ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ っ っ っ っ ! ! ! ! 」
カッッッ
G芹沢博士「……!!」
ガバラ「うわっ!!?」
ギララ「眩しいギラッ!?」
タケ魔人「ミエネーゾコノヤロー!?」
ギュォォォォォォォォォォ…
ガバラ「何ギラ!?何が起こってるギラ!?」
ギララ「ギララの喋り方移ってるギラよ!?」
タケ魔人「なんも見えないよバカヤロー!?」
ギララ「こっちは片言じゃなくなってるギラ!?」
G芹沢博士「現実世界への道が……開いたんだ……」
ガバラ「えっ!?」
ギララ「それって……」
タケ魔人「ツマリ……!?」
崖の上に立ってる芹沢猪四郎博士「……」
ガバラ「うおっ!?誰!?」ビクッ
ギララ「今度はちっさい人間でギラ!?」
タケ魔人「ワタナベケンカナ?」
芹沢猪四郎「……そう……帰ってくるんだ……ゴジラが……!!」
ガバラ「……」
芹沢猪四郎「……っ(←感涙)」クッ
ガバラ「……」
ギララ「……」
タケ魔人「……」
ガバラ(……いやほんと誰?)
ゴジラ「 あ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ っ ! ! ! ! 」
【現実世界】
“スピア・アブソーバ”
ズズッ…ズズズ…
イリス「……」
白眼ゴジラ「」
イリス「……?」ピクッ
白眼ゴジラ「」
イリス「……」
イリス「?」
ジジ…
バチバチバチィッ…
イリス「……?」
バチバチバチバチィィィッ←ゴジラの背鰭
イリス「!!?」
イリス「……!!」バッ
ズリュリュッ←槍腕
ガ シ ィ ッ
イリス「!!!!?」ググッ…
白眼ゴジラ?「……」ピクッ
バチバチバチバチィィィッ
白眼ゴジラ?「……」
イリス「……!?」
白眼ゴジラ?「……」グッ…
パチッ
イリス「!」
???「……」ギロッ
ゴジラ「……よお。久し振りだな」
ごめんなさい。取り敢えず投下できるだけ投下しました。ちょっと頭以外にも時間も限界なのでここで一度止めます。
多分年内の書き込みはこれがもう最後になります。怪獣達も皆さんもどうかよいお年を。今年もありがとうございました、来年も怪獣達をよろしくお願いしますm(__)m
余談ですがイリスは今こんな感じがイメージに近いです。画像は許可いただいてお借りしたものです。あくまでこのSS内での僕のイメージに近い感じですが参考に、と
http://i.imgur.com/RYPP5Sp.jpg
イリス「……ッ!」
シュルルッ ←触手
“高出力超音波メ……
メ キ ィ ッ ←イリスの腕
イリス「!!」
ゴジラ「……っ」
ゴジラ「 あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ っ ! ! ! ! ! ! 」
ゴ ォ ッ ッ
イリス「――!!?」
“ゴジラプレス”
ベ キ ィ ィ ッ
イリス「!!!?」ベキベキベキッ…
ズズゥゥゥゥゥン…
イリス「――……」
ゴジラ「……っ!!」
ォォォォォォ…
ゴジラ「……!!」スゥゥゥ…
ゴジラ『 ガ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ッ ッ ! ! ! ! ! ! 』
ビリビリビリビリィッ…
ビリビリビリビリィッ…
三式機龍『……!』ピクッ
デストロイア「……?」
アンギラス「……!!」ピクッ
キングシーサー「……?今の感じ……もしかして……!」
デスギドラ「……?なんだ……今の妙な感覚は……」
スペースゴジラ「……!」
スペースゴジラ「……ハハッ!ようやくお目覚めか……!!」
アンギラス「……!」
キングシーサー「……ねぇアンギラスくん……今のって……」
アンギラス「……!うん。間違いないよ。あの馬鹿だ」
キングシーサー「……!そっか……!」
デスギドラ「……なんだ今の妙な気配は……おまえらのお仲間か?」
アンギラス「……全く……世話ばっかり焼ける癖に……なんか勝手に復活したみたいだね」
キングシーサー「もしかしたらガメラくんが何かしてくれたのかもしれないさー」
アンギラス「ああ、かもね」
デスギドラ「……?」
アンギラス「……よし!なら僕達は……」
キングシーサー「うん!そうさー!」
アンギラス「……!!」ギロッ
デスギドラ「……?」
アンギラス「オイ黒ギドラ!!お前に時間かけてる暇は無いんだ!!さっさとぶっ倒して僕達は先に進ませて貰うぞ!!」
デスギドラ「!」
デスギドラ「……プッ……グハハハハハハハハ!!おまえらさっきまでおれに手も足もでなかった癖に何を急に強気になってるんだ?」
デスギドラ「おまえらおれがちょっと遊んでやっただけでボロボロだろうが!!そのおまえらになにができる!?」
アンギラス「うるさい!!お前を倒す秘策はもう僕達は編み出した!!」
デスギドラ「!?」
キングシーサー「ここからが私達の本番さー!!」
アンギラス「見てろ!!お前を仕留めて僕達は……」
アンギラス「相棒の……ゴジラの所に行かせてもらう!!」
デスギドラ「その自信はどっから来るんだか……!!」
バサァッ…!
デスギドラ「死ね!!」
ゴォッッ
アンギラス「……! 行くぞシーサー!!“作戦B”だ!!」バッ
キングシーサー「任せるよー!!食らえ!!合体必殺……!!」ザッ
オオオオッ!!
デスギドラ「 ! ! ! ? 」
三式機龍『……!!』
デストロイア「……? 何余所見してんだテメェ……!」
X星人「……?なんだ?」
X星人幹部「統制官……これを……」
X星人「……!ほぉ……これはこれは……!」
X星人「喜べデストロイアよ……今報告が入った……フッフッフ……どうやらゴジラが……復活したようだぞ……!」
デストロイア「!!」
モスラ「……! ゴジラが……!!」
ガイガン「はっ……えぇっ!?」ガーンッ
デストロイア「なるほどな……それでコイツが同族に反応したって訳か……」
デストロイア「だが……じゃあそれは俺の復讐のチャンスって訳でもあるなぁ……!」ニヤリ
機龍「――……」
デストロイア「そのボロボロの状態ではかわせまい……俺のフル出力のデストロイヤー・レイで今度は骨も遺さず消し去ってやるよ……!!」
機龍「……!」
ジラ「……!」
ジラ「……っ!キングコングサン!皆サン!!」
キングコング「ウホ?」
サンダ「ゲホッ……なんだ?」
ガイラ「あ?今度はなんだよ」
フランケンシュタイン「……」
ジラ「お願いデス!少しの間この突風か弾幕のドチラかヲ……止めるのを手伝って下サイ!!」
ドドォォォォンッ
ガガガガガガッ
ガイラ「うわっ!? ……っ!くそ!あのなぁ!そりゃ止められるなら止めてぇけど……」
サンダ「容易ではない。それに、仮に出来たとしてそんなに長くは……」
ジラ「お願いシマス!ワタシ……あのキリュウという怪獣を……あの怪獣を見棄てる事だけはどうしても出来マセン!!」
キングコング「?」
ジラ「少しで良いのデス……お願いシマス!!」
キングコング「……!!」
キングコング『あいわかった。我輩達に任せるのである(←英語)』
ジラ「……!アリガトウゴザイマス!!」
ガイラ「……しかしやるっつったってどうやって……」
ボコッ←地面
サンダ「うわっ!?」
フランケンシュタイン「……!」
ジラ「……?地面ガ急に……」
???「シッ……気付かれると不味い。静かにしろ」
キングコング『……!これは……!(←英語)』
“突風攻撃!!”
ゴォォォォ……
チタノザウルス「……今ゴジラという単語が聞こえたような……うぅ……おっかない……早く仕事を終えて海底に帰って静かに暮らしたい……」
ボコッ←地面
チタノザウルス「?」
バ ゴ ォ ッ
チタノザウルス「!!?」
シュルルルルルッ…
ビシイッ
“バインディング・ブリーカー”!!
チタノザウルス「あがっ……!?」メキメキメキッ
???「大変だったぞ……突風と弾幕をかわす為にわざわざもう一度地中に潜らざるをえなかったからな……」
マンダ「散々やってくれたな貴様ら……反撃させてもらうぞ……!!」
メキメキメキッ
チタノザウルス「うぐっ……い……いつの間に……っ!?」
メカゴジラ2『!?』ビコーンッ
カマキラス「突風がやんだぞ!!今だ
!!」
バラン「行くぞ皆ァァァァッ!!」
「「「 お お お お お お お お お お っ ! ! 」」」
バッ
メカゴジラ2『……!?』
バラン「見さらせ地球怪獣第二必殺……!!」
“怪獣総進撃・撹乱バージョン!!”
バッ
ババッ
ザザッッ
メカゴジラ2『!!?』
ガイガン「……!」
ガイガン「コイツら……的を絞らせない気か……!!」
キングコング『ここは任せろジラよ!!行くぞ同胞達よ!!』
サンダ「ああっ!続くぞガイラ!!」
ガイラ「任せろ兄貴!!」
フランケンシュタイン「……!」
バッ
バババッ
バラン「こっちだ!!」
メカゴジラ2『……!!』
“スペースビーム”!!
バシュゥゥゥゥッ
バチィッ
バラン「あぎゃあっ!?」
カマキラス「いいやこっちだぜ!!」
メカゴジラ2『!!』
“秘技・擬態迷彩”!!
メカゴジラ2『!!!?』
カマキラス「ふはははっ!風景に溶け込んで俺っちの姿がテメェには見えまい!!」
メカゴジラ2『音声センサー作動』
“ホーミューショット”
ドガァァンッ
カマキラス「ほぎゃあっ!?俺っちってばホント馬鹿!!?」
サンダ「ガイラ!フランケンの指示だ!ビル街を盾にして近付くぞ!!」
ガイラ「任せろ兄貴!!」
フランケンシュタイン「……!!」
メカゴジラ2『!!』
“フィンガーミサイル”!!
ドゴォォォォォォォンッ
ドガァァァァッ
サンダ「ぐわぁぁぁぁっ!!?」
ガイラ「ぎゃあああああっ!?クソッ!これはどうしようもねぇ!!」
フランケンシュタイン「……っ」
メカゴジラ2『……』
メカゴジラ2『!!』ハッ
キングコング「WOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!」
バッ
メカゴジラ2『……!!』ガシャンッ
メカゴジラ2『ターゲット……ロック』
キングコング「WOOOOOOOOO!!!!」ドドドド…
ガイガン「猿め!あれじゃただの的に……」
メカゴジラ2『“デストファイヤー……』
クモンガ(……!今だ!)コソッ…
ブシュゥゥゥゥッ
“粘着糸”!!
ベチャアッ←発射口
メカゴジラ2『!!!?』
ゴォォォッ
メカゴジラ2『!』
キングコング「 G A A A A A A A A A A A ! ! ! ! ! ! 」
“キングコング・ラリアット”!!
バキャアッッ
グルンッ
ガシャァァァァァンッ…
メカゴジラ『……』
メカゴジラ首『……?』バチバチバチッ
メカゴジラ胴体『……っ!!』バチバチイッ…
ボンッ ←メカゴジラ首
メカゴジラ『』
バラン「やっ……」
カマキラス「やった……!」
サンダ「おおっ……!」
ガイラ「おっ……うおおおおおおおおおおおっ!!スゲェぞゴリラァァァァァ!!!!」
キングコング「WOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!」
ドコドコドコドコドコ←ドラミング
ガイガン「なんだと……!!」
X星人「……!おのれ……!!」ビキビキッ…
メーサー部隊隊員「た……隊長!!」
メーサー部隊隊長「ああ……信じられん……!あのメカ怪獣を……だが……!」
メーサー部隊隊員「……!!機龍が……!!」
デストロイア「……チッ!どいつもこいつも使えねぇな……」
キュィィィィィィ…
“ミクロオキシゲン・チャージ”!!
バチバチバチィッ…
デストロイア「仕方ねぇな……このゴジラのサイボーグを消したら残りの怪獣も俺様が……」
機龍「……」
ガコンッ ←機龍の胸ハッチ
デストロイア「……ん???」キュィィィィィ…
キュィィィィィィンッ…
バチバチバチィッ…
機龍「……!!」
ヴヴヴヴヴ…
メーサー部隊隊員「……?機龍の胸に……光が……?」
メーサー部隊隊長「……!あの武器は……?」
機龍「……!!」キュィィィィィィ…
デストロイア「……!! ハッ!おもしれぇ!!お前も隠した切り札があったのか!!?ハッハッハッハッ!!」
キィィィィィィッ
バチバチバチバチィッ…
デストロイア「なら……互いに切り札同士……早撃ち対決といこうじゃねぇか……!!」
機龍「……っ!」
キィィィィィィッ…
X星人「……ん?」
デストロイア「どっちのチャージが早く終わるかな!?なぁオイ!!」バチバチバチッ
機龍「……!!」ヴヴヴヴヴ…
X星人「ほぅ……フフフ……何やら面白そうな事をしているな……!」
デストロイア「……!」ギュィィィィィィィッ…
バチバチバチバチィッ
機龍「……!」ヴヴヴヴヴヴ…
バチバチバチッ…
メーサー部隊隊員「……!!不味い……!!」
メーサー部隊隊長「……!」
メーサー部隊隊長「駄目だ……!!デストロイアの方が早い……!!」
X星人「フフフ……ゴジラのサイボーグの最期か……!!」
デストロイア「俺の方が早かったな……!!」ニヤリ…
機龍「!!」
デストロイア「じゃあな……消えちまいなぁ!!!!」
バチバチバチバチバチィッッッ
“ミクロオキシゲン・最大濃度”!!!!
デストロイア「くたばれ!!」
“オキシジェン・デストロイヤーレイ・腹ビー……
バッ
デストロイア「!!? 」ピクッ
機龍「――!!」
X星人「……!? 何!?」
ジラ『 G Y A O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O ! ! ! ! 』
“時速480km・ハイジャンプキック”!!
ゴ ォ ォ ォ ォ ッ
デストロイア「……っ!!」
サンダ「……! ジラ……!」
ガイラ「背後が隙だらけだぜ……!行けェ!!」
ジラ『 G Y A O O O O O O O O O O O O ! ! ! ! 』
ゴォォォォッ…
三式機龍「……!!」
デストロイア「……っ!!」ブチッ
ギュオッ
“尾鋏”
ガシィッ
ジラ「ウガッ……!!?」メキィッ…
機龍「!!」
キングコング「……!!」
サンダ「ジラ……っ」
メキッ…
ジラ「ウッ…アガ……っ」
デストロイア「良いところで……邪魔するんじゃねぇよ……!!」
デストロイア「オラァァァァァァァァァァァァッ!!!!」
“尾鋏・降り下ろし叩きつけ”!!
バキャァッ
ジラ「――!!」
デストロイア「ゴミ以下の!!」
ベギィッ
ジラ「――…っ」
デストロイア「雑魚が!!」
グシャッ
ジラ「――」
デストロイア「出しゃばりやがって!!」
ベキベキベキッ
ジラ「―」
デストロイア「あぁっ!?」
バキボキィッ
ジラ「」
キングコング「……!!」
ブゥンッ
ドチャァァッ…
ジラ「」
デストロイア「糞ゴミが……」
バチバチバチィッ…
キィィィィィィィィィンッッッ
デストロイア「――!」ハッ
機龍「……」
キィィィィィィィィィン…
デストロイア(……!!今の間にコイツもチャージを……)
デストロイア「だが!!」
グパァッ…
デストロイア「俺のオキシジェン・デストロイヤーは無敵だ!!」
ギュォォォォォォォッ…
機龍「……」
キィィィィィィィィィンッ…
デストロイア「コイツで終わりだ……!!」
機龍「……」
キィィィィィィィィィンッ…
メーサー部隊隊員「……隊長……機龍のアレは……」
メーサー部隊隊長「……」
メーサー部隊隊長「青い……光……!!」
デストロイア「死ね!!」
“オキシジェン・デストロイヤーレイ・腹ビーム”!!!!
カ ッ ッ ッ
X星人「フフフ……さらばだゴジラのサイボーグよ」
ガイガン「……!!」ハッ
ガイガン(くっ……許せ地球の同胞よ……!!)クッ
機龍「……!!」
キィィィィィィィィィンッッ
メーサー部隊隊長「あの武器はやはり……!!」
機龍「!!」
カ ッ ッ ッ
“絶対零度砲《アブソリュート・ゼロ》”!!
カッッッ
バ シ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ッ
デストロイア「!!」
デストロイア「光線に光線をぶつける気か!!だが……」
パキィィィィィィィィィンッ ←デストロイヤーレイ
デストロイア「!!? な…」
バシュゥゥゥゥゥゥッッッ
デストロイア「なっ…」
デストロイア(光線を貫いて…俺の開いた胸の口に……)
キィィィィィィィィィンッ
デストロイア「 ! ? ! ? ! ? 」
デストロイア「これは……冷
パキパキパキッッ
「気」
「」
ィィィィィィン…
機龍「……」
デストロイア(凍結)「」
X星人「……」
X星人「?」
ガイガン「……!」
X星人「なんだ……?今何が起こって……」
ググッ… ←機龍の尾
X星人「!」
機龍「……」
デストロイア(凍結)「」
ジラ「」
機龍「……!!」
ギュォッ ←尾
ズ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ン ッ
デストロイア「」ピシッ
カシャンッ…
カ ゙ シ ャ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ン ッ ッ ッ
バラバラバラ…
X星人「……!?!?!?」
モスラ「機龍……!!」
三式機龍「……!」
【三式機龍vsデストロイア】
【デストロイア:氷砕】
【三式機龍:勝利】
機龍「……!」
三式機龍『 グ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ッ ! ! ! ! 』
X星人「……っ!!馬鹿な……デストロイアが……!?」
X星人「おのれ……!役立たずめ……!!」ギリッ…
ガイガン「……!!」
ガイガン「うおおおおおおっ!!スゲェェェェェ!!やりやがったアイツ!!」
モスラ「……!」
モスラ(あっ……隙だらけ……!)
ガイガン「うおおおおお!俺はテメェを信じて……」
モスラ「“ボンバー・ラリアット”!!」
ドゴシャァッ
ガイガン「あばんっ!!!?」
ドゴォォォォンッ…
ガイガン「」
機龍「……」バチバチッ…
ジラ「」
機龍「……」
ガシャン…
ガシャン…ガシャン…
機龍「……」
ジラ「――……ッ」ゴフッ…
機龍「……!」
キングコング『すまんがのいてくれ(←英語)』
機龍「!」
サンダ「おい!大丈夫かジラ!?」
ガイラ「生きてんのか!?」
フランケンシュタイン「……!!」
キングコング「……」
“帯電体質・電気ショック”
バチバチバチッ
ジラ「――!」ビクッ
ジラ「……っ」ハッ…
機龍「!」
ジラ「……」
ジラ「……Ah…キリュウ……無事でしたカ……本当によかったデス……」
機龍「……」
ジラ「……」
機龍「……?」
ジラ「……貴方は……ゴフッ…ゴジラのfatherか…mother……なんデスね……?」
機龍「……!」
機龍「……」コクンッ
ジラ「……ウッ…そう…デスカ」フッ
ジラ「……」
ジラ「……ワタシ……育ての親と生みの親……違いマス……人間に育てられマシた……」ゴフッ
サンダ「!!」
フランケンシュタイン「……っ!?」
サンダ「お前も……人間に……?」
ジラ「……」コクッ
機龍「……」
ジラ「……ずっと……ワタシ……家族護ってマシた……でも……ある日……サイボーグ化された生みの親……本当の親と殺しあい……させられマシた……悪い宇宙人のヤツらに……」
機龍「……ッ!!」
サンダ「……!」
ガイラ「マジかよ……」
ジラ「……今回の戦いも……参戦せずにはいられマセンでした……ワタシの親……子供……ワタシ達が殺されたと思って仇討ちしようとシテ……命を落としてマシた……」
機龍「……」
ジラ「……そのあと……妻と子供……家族授かりマシたが……全て……喪いマシた……家族……大切デス……喪うの辛い……」
機龍「……」
サンダ「……!」
ガイラ「……っ」
ジラ「死んでも、助けタイ……貴方の…ゴフッ……貴方の気持ち……痛いホド……ワカリマス……」
ジラ「助けずに……いられマセンデシた……大して役に立ちませんデシたが……ラドンサン達とも……約束したんデスが……もう……」
機龍「……」
キングコング『……もう喋るな同胞よ。少し安め』
ジラ「……!」
サンダ「……ああ。後は任せろ」
ガイラ「なんだか俺も無性に腹が立ってきたぜ」
フランケンシュタイン「……」コクンッ
キングコング『充分だ。後は吾輩達が請け負った。同じハリウッド怪獣として意地を奴等にみせつけてやろう』
ジラ「……っ」
ジラ「……皆サン……」
キングコング『……ジラよ。お前は立派なゴジラの仲間だと吾輩は思う』
ジラ「……エ?」
キングコング『間違いない。貴様も立派なゴジラだ。異を唱える奴は吾輩が許さん』
機龍「……」
機龍「……」コクンッ
ジラ(ゴジラ)「……っ!!」
キングコング『吾輩こう見えて1島のボスを張るゴリラである。身内に手を出されて怒らぬゴリラはおらん……貴様の無念と誇りは吾輩達が継ごう』
サンダ「ああ。任せろ。俺も人間に育てられた。共通点があるな」
ガイラ「……まぁ身内で殺し合うのは後味悪いよな。気持ちはわかるぜ」
フランケンシュタイン「……」 グッ←サムズアップ
ジラ「……っ…!」
機龍「……」
機龍「……」ギロッ
X星人「おのれ……俺の手駒達が次々と……!こうなったら……いや、しかし……!」
ピピッ
X星人「……!」
X星人「……通信だと?」
X星人「なんだ……誰からの通信が……?」
『KAZOKU NI TEWO DASHITA』
(家族に 手を 出した)
『TUKE HA HARATTE MORAU』
(ツケ は 払わせて もらう)
X星人「……!?」
『MINAGOROSHI DA』
(皆殺し だ)
(GODZILLA)
(ゴジラ)
X星人「……!!?」
X星人「これは……」バッ
機龍「……」
X星人「……っっっ!!」ビキビキビキッ
X星人「おのれ……亡霊の分際で……!!」
X星人幹部「統制官!ほ……報告があります……」
X星人「なんだ!?」
X星人幹部「で……デスギドラが……敗れたようです!!」
X星人「 ! ! ! ? 」
X星人「なん……なんだと!?一体何が起きた!?」
X星人幹部「わかりません……ただ……」
ビービービービーッ
X星人「!? レーダーに反応だと!?」
X星人「……!ネオギャオスか……」
ゴロゴロゴロ…←雲
ドドォォォンッ
ズドォォォォンッ
X星人「フフフ……そうか……地球人どもの兵器を始末して戻ってきたか……!!ならネオギャオスを使って空からコイツらを……」
ボォォォンッ
ドゴォッ…ズドォォォォォンッ…
ボゥッ
ネオギャオス「ぐああああっ!?」「クソッ!畜生ォォォォッ!!?」ゲホッ
X星人「 ! ! ? 」
ネオギャオス「馬鹿な……!!私達のが……」「こんな奴等に……!!」
X星人「オイ……!オイネオギャオス!!貴様何をやっている!?たかだか地球人の兵器が3つ4つごときに……」
ネオギャオス「……!X星人……!?母船まで戻ってきてたのか……!!」「3つ4つだって……何を馬鹿な……!?」
ネオギャオス「ヤツらは……」「もっとだ!!」
X星人「!!?」
ゴゥッ
ガルーダパイロット「食らいやがれ!!」
“ハイパワーメーサービームキャノン”
バシュゥゥゥゥッ
ネオギャオス「!!」「クソッ!」バッ
スカッ
ネオギャオス「よし!」「超音波メスでカウンターを……」
クーガー1・クーガー2「機銃発射!」
ズガガガガガガッ
ビシビシビシィッ
ネオギャオス「がっ!?」「くそっ!?また!!」
メカゴジラパイロット「足を止めたな」
“メカゴジラ・直立モード”
ガシャァァァァァンッ
ネオギャオス「!!」「またアイツか!」
スターファルコンパイロット「今度はこっちが空いてるぞ!」
“省電力メーサーバルカン砲”
ズヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァ ッ ッ
ネオギャオス「ぐあっ!!?」「おのれ……」
ネオギャオス「四方向どころじゃない……!」「あっちからこっちから……誰かを狙えば死角から……」
メカゴジラ「食らいな!!」
“パラライズ・ミサイル”
ドドドッ
ネオギャオス「ガッ……!?」「痺れ……」
メカゴジラ「今だ!ガルーダ!ドッキングだ!!」
ガルーダ「了解!!」
ゴォォォォッ ガキンッ
バシュゥゥゥゥゥ!!
“合体!!”
“スーパーメカゴジラ”!!
バーーーーンッ!!
X星人「 ! ! ! ! ? 」
ネオギャオス「あ……」「あぐぁ……!」ビリビリ…
クーガー1「クーガー1、残弾なし……!」
クーガー2「クーガー2、機銃残弾なし、残りミサイル1……!」
スーパーメカゴジラ「了解。クーガー1、クーガー2、貴殿らの協力・支援に感謝する。帰投してくれ」
クーガー1「……!」
クーガー2「しかし……!」
スーパーメカゴジラ「……おかげで無傷で機体を持ってこられた。本当に助かりました。ありがとう」
クーガー2「……!!」
スターファルコン「ええ。後は任せてください。基地の様子も気になります。ここまで来れれば充分です」
クーガー1「……っ!」
クーガー2「……っ」
クーガー1「……クーガー1、了解」
クーガー2「クーガー2、了解」
クーガー1「……幸運を祈ります」
ネオギャオス「うぐぅ……」「小さいの……!逃がすか……っ!!」
キュォォォォ…
スーパーメカゴジラ「了解。これは手向けだ」
ガシャシャンッ
ネオギャオス「……っ!?」「……っ!!」
スーパーメカゴジラ「吹っ飛べギャオス野郎!!」
“スーパーメカゴジラ・フルファイア”!!
ネオギャオス「……!」「クソッ……」
バシュゥゥゥゥッッ
ドドォッ
ネオギャオス「――っ」「!?!?!?」
ゴバァッ
ドドドドッ ズドォォォッ
ネオギャオス「……っ」「お……おのれ……」
スーパーメカゴジラ「くたばれ!!」
“メガ・バスター”!!
カ ッ ッ ッ
ネオギャオス「!?」「――っ!!」
ドッゴォォォォォンッ
バラバラバラ…
クーガー1「……」フッ
クーガー2「……っ!!」グッ
キィィィィィィィン…
X星人「……っっっっっ!!!!」ブチブチブチィッ
【自衛隊・Gフォースvsネオギャオス】
【ネオギャオス:撃破】
【自衛隊・Gフォース:勝利】
スーパーメカゴジラ「……我々を倒したければ……ゴジラでも持ってくるんだな!!」
ドンッ!
X星人「……っ!!!!」
X星人「おのれ……おのれおのれおのれ……!!」
スーパーメカゴジラ「……さあて」ゴォォォォッ
ズシィィィィンッ
スーパーメカゴジラ「倒す怪獣は残ってんだろうなぁ……!残ってないなら……」
スーパーメカゴジラ「お前たちのふざけたその宇宙船……ぶっ壊すぞ!!」
X星人「……!許さんぞ家畜どもめ……!!」
メカゴジラパイロットA「……」
メカゴジラパイロットA「……と、格好はつけてはみたものの……」
MGパイロットB「想像以上にヤバイ奴だったな……あのギャオスとかいう怪獣は……」
MGパイロットC「ミサイル真っ二つにしてたからな……空自の航空支援が無ければ無傷でコイツらを持ってこれたかどうか……」
ガルーダパイロット「他にもギャオスがいないか警戒してましたけど……持ってたらもう展開してると思います。少なくともこの場にはもういないでしょう」
MGパイロットA「一番厄介だと思ってたデストロイアがいねぇな……分裂したか……地下に潜ったか……?」
ザザッ…
???『メカゴジラ、メカゴジラ応答願います』
MGパイロットA「?」
MGパイロットB「こちらメカゴジラ、何者だ?」
???『メカゴジラ……良かった、こちらは冷凍メーサー戦車隊です』
MGパイロットC「!」
MGパイロットB「こちらメカゴジラ、生存者がいたか!良かった!スーパーXⅢは何処にいるんだ?撃墜されたのか?」
メーサー部隊隊員『こちらメーサー戦車隊、順を追って説明する。我々は今機龍の足下にいる』
MGパイロット達「!!?」
ガルーダパイロット「機龍……?どうなってるんだ……誰が動かしてる……?」
X星人「……ッ!おのれ……」
X星人(まさかデストロイアが殺られるとは……口だけの役立たずめ……ザノンどもから借りたネオギャオスも殺られてしまった……)
X星人(こちらの残った手駒はガイガンと……メカゴジラ2は頭部を破壊されたが……まだ切り札がある……)
X星人(チタノザウルスは戦闘力はあるが臆病すぎる……何処まで役に立つか……)
???『面白いことになっとるのう……X星人よ……』
X星人「──っ!!!!」
X星人「貴様は……!」
???『儂を出せ。全て片付けてやろう。その為に儂の再生を支援したんじゃろう?』
X星人「……貴様は凶悪すぎるのだ。デストロイアよりも……我々宇宙人連合は目的はそれぞれ様々だが……我らの目的は地球人を家畜にすることだ。貴様は全てを滅ぼしかねん」
???『クックックッ……そうじゃな。滅ぼしかねんかもしらん。だが……もう貴様には手駒など残っておらんのではないのか……?』
X星人「……っ」
X星人「まだだ……!まだ手駒の怪獣達は残っている……!見ていろ!あの地球人の兵器どもを先に破壊して見せてやる……!!」
???『……面白い。やってみるがいい』
スーパーメカゴジラ『……機龍に救われたとはな……』
スターファルコンパイロット「しかし無人か……未来人達に聞いてたのとは全然違う事態になっちまってるとは……」
MGパイロットB「つーかアブソリュート・ゼロ積んでんのか……未来人は金持ってんのかな……」
メーサー隊隊員『此方は現在生存者と負傷者の探索、手当てを行ってる。メーサーの燃料も切れた……すまないが支援は難しい』
スーパーメカゴジラ『いや……もう充分だ。後はこちらに任せてくれ』
ガルーダパイロット「準備は整った。いつでもいけるぞ」
MGパイロットB「……しかし……俺はGフォース出身だが……」
キングコング『……なんだコイツらは……機龍の仲間か?』
機龍「……?」
クモンガ「とりあえず攻撃するか?」
モスラ「待ってください!彼らは味方です!」
機龍「……!」
モスラ「今は人間も……同じく地球を護る仲間です!」
モスラ「共に戦うために……来てくれました!!」
MGパイロットC「……?どうした?」
MGパイロットB「……いや」
MGパイロットB「まさか怪獣と肩を並べて戦う日が来るなんてと思って、な……」
マンダ「……?また変なのが増えたな……人間か?」
ギリギリギリ…メキメキメキ…
チタノザウルス「ぐ……ぐぅ……」
マンダ「……無駄だ。大人しくしてることだな。私の締め付けから逃れる方法など……」
チタノザウルス「うぐ……ぬううう……!!」
グググ…
マンダ「!!?」
チタノザウルス「 が ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ っ ! ! 」
バキャァッ
マンダ「ぐあっ!!?」
ドガシャァァッ
マンダ「コイツ……力ずくで私を……!」
バラン「マンダ!こんにゃろ!“飛び付き攻撃”!!」ガバッ
チタノザウルス「グルルァッ!!」
“パワースマッシュ”
バガッッ
バラン「うぎゃっ!?」
ガシャァァッ
バラン「うぐっ……!」
マンダ「……コイツ……!突風さえ封じればと思っていたが……」
マンダ「ゴジラ並のパワーがあるのか……!!」
チタノザウルス「ウガァァァァッ!!」
メカゴジラ2『……』バチバチィッ
クモンガ「……?」
シュゥゥゥゥゥ…
クモンガ「……なんだ?頭の煙の中に何かが……?」
カマキラス「あ?あり得ねぇだろ……首吹っ飛んで生きてるわけが……」
シュゥゥゥゥゥ…
メカゴジラ2(第2の首)『──戦闘システム続行』
クモンガ「!?」
カマキラス「うぇっ!!?」
スーパーメカゴジラ『……!アレは連中の兵器か?』
ガルーダパイロット「首落ちてるな……ゴジラ型か?考えることは地球人も宇宙人も同じってことか……」
スーパーメカゴジラ『さぁな……来るぞ!!』
スーパーメカゴジラ『宇宙人の兵器にも負けねぇ俺達の力、見せてやる!!』
X星人「大人しく見ていろ……貴様を出すまでもない」
???『そうか……なら儂はしばし大人しくしてやろう』
X星人「……チッ!」
X星人(しかし……“こいつ”とデストロイア、そしてデスギドラ……現時点で最強クラスといえる カードを既に二枚も喪ってるだと……?)
X星人(デスギドラが敗けるとは……倒したのは誰だ?ガメラか……?)
X星人(一体何が起きていたと言うのだ……!?)
少し前……ゴジラ復活直後
【アンギラス&キングシーサーvsデスギドラ】
デスギドラ「その自信はどっから来るんだか……」
バサァ……!
デスギドラ(こいつらはマグマエネルギーを使うまでもない……肉弾戦ですらおれに手も足も出ないような雑魚どもだ……)
デスギドラ(おれのトップスピードはマッハ23……この最大加速で生まれた力と7万トンを越えるこの質量を弾丸にし……トドメを刺してやる……!)
デスギドラ「死ね!!」
ゴォッッ
アンギラス「……! 行くぞシーサー!!“作戦B”だ!!」バッ
キングシーサー「任せるよー!!食らえ!!合体必殺……!!」ザッ
オオオオッ!!
デスギドラ(何をしようともこのスピードと威力の前では回避も防御も……)
“アンギラスが背中を向けて立ち上がり!!”
デスギドラ「 ! ! ! ? 」
“キングシーサーがそれを支えて壁を造る!!”
デスギドラ「なっ……」
デスギドラ(これは……!)
キングシーサー「喰らうがいいさぁ!!」
“トゲトゲの壁!!アンギラス・スパイク・ウォール”!!
バンッ!!
デスギドラ(トゲ甲羅“だけ”で……壁を……!!?)
デスギドラ(まずい……加速が付きすぎて……!)
ゴ ォ ォ ッ ! !
デスギドラ(……っ!避けれん……!!)
ド ゴ ォ ォ ォ ッ
デスギドラ「」
アンギラス「──っっ!!」メキメキメキ…
ズザザザザザザァッ
キングシーサー「うぬぅぅぅぅぅっ!!!」ガガガガ…
ベキベキベキィッ…
デスギドラ「──っ」
ズルッ… ドゴォォォォン…
デスギドラ「がっ……」ビクッ…ビクッ…
アンギラス「……」
キングシーサー「……!!」
キングシーサー「やったぁぁぁ!!へっへーん!自分の体重と加速全部乗っけて頭から突っ込んで自爆しやがったさー!!やったねアンギラスくん!!カウンター大成功だよー!!」
アンギラス「」ウプッ
キングシーサー「……大丈夫?」
デスギドラ「……っ!」
デスギドラ(こいつら……俺のスピードとパワーを見て……わざと弱ったフリを……!誘い込んだのか……それを利用してカウンターを決める為に……)
キングシーサー「“タックルブレイク”!!」
ドゴォッ
デスギドラ「ぐぁっ!?」
キングシーサー「コイツはとっても強いから……ここで確実にトドメ刺すよー!!」
デスギドラ「……っ!」
デスギドラ「!?」
アンギラス「“暴龍怪球烈弾”!!」
ドゴォォォッッ
デスギドラ「がはぁっ!!?」
キングシーサー「とりゃぁぁぁっ!!名付けて“シーサー・スリーパー・ホールド”!!」
ガシィッガシィッ←真ん中と左の首
デスギドラ「!?」
アンギラス「“動脈噛みつき攻撃”!!」
ガブッ←右の首
デスギドラ「!!?」
キングシーサー「どんなに強い奴でも……首がバキバキに折れたら死んじゃうんだよ!!」
メキメキメキ…!
デスギドラ「ぐっ……ぬぅ……!!」
アンギラス「ほほははふひへひおっへひほへへやふ!!(このまま首へし折って仕留めてやる)!
」
デスギドラ「……っ!!」
デスギドラ「──っ!」ニヤリ
キングシーサー「ぬおおおおおおおっ!!」
ギリギリギリギリ…
アンギラス「んがぁぁぁぁぁっ!!!!」
ベキベキベキ…
ボキンッ バキボキィッ
デスギドラ「」
ダラン…
キングシーサー「!!」
アンギラス「!!!!」
デスギドラ「」
ドサァァァ…
キングシーサー「……!」
アンギラス「……!!」
キングシーサー「……」ゼェ…ハァ…
アンギラス「……」ゼェ…ゼェ…
デスギドラ「」
キングシーサー「……死んだ?」
アンギラス「……多分。首全部折られて生きてるわけは……無いと思う」
キングシーサー「……」
アンギラス「……」
キングシーサー「……や」
キングシーサー「やったぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!私達だけでコイツ倒したよぉぉぉぉ!!」
アンギラス「……っ!!」
アンギラス「……うん!!うんっ!!」
キングシーサー「スゴい!スゴいねー私達!!大活躍さー!!大金星だよー!!」
アンギラス「うん……!うん!!」コクコクッ
キングシーサー「よーし、これで後はガメラくんとゴジラくんの所に向かうだけ……」
デスギドラ「やってくれたなおまえら──」
キングシーサー「!?」
アンギラス「えっ……?」
デスギドラ「あぁ……くそっ……おれとしたことが……」
ゴキゴキゴキッ…
キングシーサー「なっ……」
アンギラス「なんで……!?」
デスギドラ「……」
“火龍重撃波”!!
ボゥゥゥゥゥゥンッ
キングシーサー「!!」
ボボォォォッ
キングシーサー「あっちゃあああああっ!!?頭!頭に火ついた!!?熱い熱い熱い熱い!!?」
アンギラス「シーサー!!?」
キングシーサー「アフロになっちゃう!!具志堅用高になっちゃう!!? 」 ジタバタ
デスギドラ「クックックッ……おれが普通の怪獣ならおれを殺せてたかもしれんが……残念だったな」
アンギラス「コイツ……一体……!?」
デスギドラ「……まぁ、良い具合に絶望してくれそうだから教えてやろう……クックックッ……エントロピーの法則……というものを知っているか?」
キングシーサー「あっつ!あっついホント熱い……あ……火消えた」
アンギラス「シーサー頭大丈夫!?」
キングシーサー「うん……大丈夫?アフロになってない?」
アンギラス「大丈夫大丈夫、ちょっと焦げてるだけだよ」
キングシーサー「そう?良かったさー」
アンギラス「……あ、ごめん。もっかい言って。なに?」
デスギドラ「……」
デスギドラ「……クックックッ……貴様らはエントロピーの法則……というものを知ってるか?」
アンギラス「は?何それ?」
キングシーサー「知るわけないさー」
アンギラス「寧ろ逆に何?知ってると思ったの?僕ら見てよくそう思ったね」
デスギドラ「……」
キングシーサー「どっかの特産品?不味そうな名前さぁー。シークァーサーとかサーターアンダギーの方が名前のセンスは勝ってるねー」
デスギドラ「……」
アンギラス「横文字使えば頭良くなると思ったら大間違いだぞバカヤロー!!」
キングシーサー「専門用語素人に使うのはただのカッコつけたがりだよコノヤロー!!」
デスギドラ「……」
キングシーサー「……でもちょっとわかるよー。そういうのに憧れる時期って誰しもあるよねー。私も名前に少しカッコつけてキングとか付けちゃったさー」
アンギラス「あ、ホントだ。沖縄の怪獣なのにね」
キングシーサー「ねー。うふふふふ」
“火龍重撃波”
ボボボボボボボォッ
アンギラス&キングシーサー「「ぎゃあああああああっ!!!?」」
デスギドラ「……おまえら馬鹿にもわかるように説明してやるとな……」
デスギドラ「俺はこの宇宙のあらゆるものの反動……つまり“死なない”存在なのさ」
キングシーサー「!?」
アンギラス「!!?」
デスギドラ「……クックックッ……どうだ?驚いたか?」
デスギドラ「つまりおまえらは最初からどう足掻いても勝てない奴を相手にしていたのさ。普通の奴なら死ぬような攻撃も……実際のところおれには無意味……残念だったな」
キングシーサー「……そんな……!」
アンギラス「……っ!」
アンギラス「ギドラの身内にはほんとにろくな奴がいないんだな……クソッ!」
デスギドラ「……?ああ、この姿で勘違いしたのか……おれは厳密にはギドラどもの一族ではない」
アンギラス「……?」
デスギドラ「この身体は昔戦ったギドラ族をコピーして作ったのさ。肉体がある方が都合が良いし……何よりこれほど強い身体は宇宙中でも希だからな」
アンギラス「……!どっちにしろろくな奴じゃないじゃないか!」
キングシーサー「ギドラでもない奴がわざわざ地球に来て暴れるって意味わかんないよー!帰れ!!」
アンギラス「そうだ!かーえーれー!」
「かーえーれ!」
「かーえーれ!」
「かーえーれ!」
「かーえーれ!」
デスギドラ「……」
デスギドラ「……ついでに教えておいてやろう。おれはこう見えてベジタリアンなのさ」
アンギラス「は?」
キングシーサー「嘘でしょ?完全に見かけ肉食じゃん」
デスギドラ「嘘じゃない。植物エネルギーが俺のエネルギーになるのさ。だから地球に来た。この惑星の植物エネルギーを全て喰らい尽くす為にな」
アンギラス「!!」
キングシーサー「!!」
キングシーサー「この星のって……つまり沖縄の自然も喰い尽くすつもりって事さー!?」
デスギドラ「? 何処だって喰い尽くすさ。全ての植物はおれの餌だ」
アンギラス「こいつ……!」
キングシーサー「そんなことさせないよぉ!!」
デスギドラ「させないだと?おれを殺せないことはもうわかっただろ?」
アンギラス「……!」
キングシーサー「……」
デスギドラ「クックックッ……茶番は終わりだ。良い暇潰しになったぜ。後は適当になぶり殺して……終わりにしてやるよ!!」
バサァッ…
アンギラス「……!」
アンギラス(死なないだって……?どうしたら……どうしたら……!)
デスギドラ「さっきのようにはいかんぞ……このまま飛んで空中から、おまえらの間合いに入らんように……」
???「地球の植物を喰い尽くすだって……聞き捨てならないわね……」
デスギドラ「?」
“槍蔓”!!
ボコォッ ←地面
シュルルルッ
デスギドラ「!!?」
デスギドラ(地底から何か飛び出して……)
ドスッ ドシュドシュドシュッッッ
デスギドラ「ぐあっ……これは……触手……!!?」
アンギラス「!?」
キングシーサー「何!?なにこれ!?」
???「ゴジラの皮膚や骨も貫く蔦の槍さ……アンタの皮膚を貫くのだってわけはないよ!!」
デスギドラ「……!?何者だ!?」
アンギラス「! 光の粒子が集まって……」
キュィィィィィィ…
カッ
植物怪獣 ビオランテ「……!植物怪獣代表……ビオランテ見参!!」
ドドン!
アンギラス「ばっ……barのママァァァァッ!!?」
キングシーサー「……えっと……誰?」
デスギドラ「がはっ……ビオランテ……植物怪獣だと……!?」
ビオランテ(植獣形態)「……っ!」ググッ…
ビオランテ(コイツ……恐らくレベルが違う……規格外!やはりこっちに来て正解だった……!)
デスギドラ「植物……そうか……ハッハッ……この星の……餌の方からわざわざおれの方に来てくれるとはな……!」ギシッ…
アンギラス「ママさん!何故ここに!?怪獣島は……!?」
キングシーサー「ねぇアンギラスくん、あの怪獣味方なの?」
ビオランテ「……!アナタ達!話はジェットジャガーから聞いてる!助けに来たけど……」
デスギドラ「……ぬぅ!」
“体内のマグマエネルギーを体表から放出する……”
デスギドラ「かっ!!」
“天怒爆突”!!
カッッッ
ボボォォォォォンッ
バラバラ…
ビオランテ(!! 蔓を……!)
デスギドラ「丁度良い……こちらもかなり消耗していたところだ……お前の生命エネルギーを吸い尽くして……回復させてもらう!!」
バサァッ…
デスギドラ「きさまの命……おれが貰うぞ!!」
“力場形成”!!
ビオランテ「……!私だけじゃコイツは倒せない!ってか殺られる!ごめんちょっと助けて!!」
アンギラス&キングシーサー「「えぇぇぇぇっ!?」」ガーンッ
デスギドラ「この黒雲状の力場は周辺の植物のエネルギーを吸収して……」
ビオランテ「“それ”出すのに気を取られてるんじゃないの!?」
“槍蔓”!!
ドドドドッ ドシュドシュドシュッッッ
デスギドラ「──っ!」
アンギラス「シーサー!」
キングシーサー「ええい!兎に角いくよー!!」
アンギラス「とうっ!!」バッ
“フライングシーサーアンギラスボールシュート”!!
ドゴォッッッ
デスギドラ「!!」ギギッ…
ギュルルルルルルッ
バギィッ
デスギドラ「ごっ──」
ビオランテ(!! 引きずり落とす!!)
グンッ
デスギドラ「!!」
ドゴォォォォォンッ
デスギドラ「ぐぁっ……!」
ビオランテ「よしっ!」
ビオランテ「粒子状態で何があったかは把握してるよ……!」
“牙蔓”
ボゴォッ ボゴォォッ
デスギドラ「……!牙のついた触手だと!?」
ジュルルルルルルッ ガブガブッ
デスギドラ「ぬぅっ……!」ギギッ…
ビオランテ「こう見えて、元学者の娘だからね!あんたのヤバさはよく理解させて貰ったよ!でも……」
“槍蔓”!!
ドゴォドゴォッッッ
ドジュッ ←後ろ脚
デスギドラ「ぐぁっ……!?」
ドジュッ ←腹部
デスギドラ「……っ!」
ドシュドシュッ ←羽の付け根
ドズッッ ←胸部
デスギドラ「──っ!!正確に間接部や防御力の低いところを……!」
ビオランテ「お前は死なないだけさ!ダメージは与えられるし餌を必要とするということは戦闘や大きなエネルギーの消費には外部からエネルギーを摂取する必要がある筈よ……!」
デスギドラ「!!」
シュルルルルッ ビシィッ ← 首
デスギドラ「ぐぅ……!?」ギシィ…
ビオランテ「そしてこうして首を固定すれば熱線や炎で私を狙えない……はず!」
デスギドラ「!!」
デスギドラ(こいつ……!!)
ビオランテ「例え倒せなくても……あんたはここで釘付けにする!!」
デスギドラ「……!」
デスギドラ(こいつ……!)
デスギドラ「なるほど……狙いは悪くない……寧ろおれ相手には正解と言って良い手ではある……だがな」ググッ…
ビオランテ「──っ!」
ズズズ…
“黒雲・植物エネルギー吸収”
ビオランテ「!!」
バチバチィ…
ドクンッ
ビオランテ「──ぐぁっ……」
ズズズズズ…
ビオランテ(エネルギーが……吸われる……!)
デスギドラ「相性が良くない……良くなさすぎるな……何故自分からわざわざおれの所に出張って来たのか……」
ビオランテ「──!」
デスギドラ「なんの意図があってかは知らんが……ここからでも感じるほどのお前の中の異常なまでの生命エネルギー……全ておれがいただいて……」
ビオランテ「──……!今だよ!!」
デスギドラ「!?」
“暴龍怪球烈弾(アンギラスボール)”!!
ドゴォッ
デスギドラ「ぐぁっ!?」ズンッ
ギュルルルルルッ
デスギドラ(──!しまった……動けん……っ)
アンギラス「……!リバウンド行くよ!」
バッ
キングシーサー「任せるさーー!!」
“6万トンのトゲ付き質量弾になってるアンギラスボールを!!”
“それを蹴り飛ばせるキングシーサーの脚力で加速させる合体技!!”
キングシーサー「せー……の!!」
“フライングシーサー・アンギラスボールシュート”!!
ド ゴ ォ ッ ッ ッ
ゴォッッッ
デスギドラ「ぐっ……!!」
ボゴォォッッ
デスギドラ「……っっ!!」メキィッ
ズズズ…
シュウウウウ…
ビオランテ(黒雲が消えていく……!)
ビオランテ「……そうだ!出来るだけ、ここでダメージを上乗せし続けるのよ!!」
ビオランテ「短期決戦……ここで決めるんだ!!」
アンギラス「リバウンド!」
ギュルルルルルッ
キングシーサー「もう……いっちょ!!」
ドゴォッッッ
デスギドラ(ぐっ……脱出を……“天怒爆とt……)
ボグォッッッ
デスギドラ「ぐあっ……!?」メキィッ
ビオランテ「お前の防御力を下げてやる……!!」
“牙蔦・強酸攻撃”!!
ブシュュュッ
ジュゥゥゥゥゥッ…
デスギドラ「……っ!!これは……酸……!?」
ビオランテ「“放射能樹液”!!」
ブシャアアアアアアアッッッ
デスギドラ「!!」
ジュゥゥゥゥゥゥゥゥ……
デスギドラ「──チィっ!!」
“アンギラスボール・シュート”!!
ドゴォッッッ
ス ゙ ン ッ ッ
デスギドラ「!!?」ベキィッ
デスギドラ「──っ!!」
ボココ…
ビオランテ「!!?」
デスギドラ「が……があああああああああああああっっっ!!!!」
“地割れを引き起こし地中からマグマを噴出させる”
デスギドラ「があああああああああああああっっっ!!!!」
“剛烈駆雷震”!!
ボコォ…
ボボボボボボボボォォォッ
ビオランテ「……!!」
ビオランテ(なにっ……!?)
ボ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ ッ
ビオランテ(地面の下から……マグマの柱……!?)
ボボボボォォォンッ
ビオランテ「……っ!!!ぐあああああああっ!!!?」
ゴォォォォォッッ
キングシーサー「!!」
アンギラス「ま……ママさん!!?」
デスギドラ「なめ……るなよ地球怪獣ごとき、がぁぁぁぁぁっ!!!!」
ビオランテ(……!!身体が……マグマに呑まれて燃えていく……!!)
デスギドラ「“天怒爆突”!!」
ボボボボボォォォンッ ←蔦
デスギドラ「ゼェ……ゼェ……おれを……甘く見すぎなんだよ……ハァ……ははっ……!!」
デスギドラ「モスラにやられた時とは……もう違うのさ!!ゼェ……ハァ……ははっ……なぁオイ!!」
ビオランテ「……っ!!」ゴォォォ…
ビオランテ(モスラに敗けた……?つまり……コイツにもやはり……攻略法が……!?)
ビオランテ(だけど……畜生……!)
ボォォォォォ…
アンギラス「ママさん!!」
デスギドラ「“ 炎龍旋風撃波”!!」
ドゴゴゴゴゴォォォンッ
アンギラス「うっ!!?」
キングシーサー「うあっ!?」
ドシャァッ
アンギラス「くっそ……ママさんをよくも……」
キングシーサー「」フラッ…
ズズゥゥゥゥン…
アンギラス「……!?」
アンギラス「えっ……シーサー!?」
キングシーサー「……っ!!」フラッ…
デスギドラ「ゼェ…ハァ……クソ!エネルギーを奪うつもりが……うっかり殺しちまったぜ……!!」
デスギドラ「……!!だが……ははっ!そこの金髪怪獣もくたばったようだな……」ゼェ…ゼェ…
デスギドラ「なるほどな……そういうことか……餌になる自分をあえて出す事でおれを惹き付け……コイツらでダメージを上乗せして戦闘不能に持ち込む……ははっ……頭が良いじゃねぇか……無駄だったが……」
アンギラス「……!」
デスギドラ「単純にしばらく戦闘不能になるほど消耗させるダメージを与えるか、モスラのようにおれを封印するしかおれに対処する術はねぇもんな……ははっ」
キングシーサー「」ピクッ…
デスギドラ「ガメラのあのプラズマ砲……そこの倒れてる金髪怪獣の光線反射……散々ぶちこんでくれたお前らの質量弾……触手と酸……おれ一匹に随分な量の攻撃してくれたな……正直かなり効いたぜ……並の怪獣ならとっくに死んでたかもな……だが……」
キングシーサー「……ねぇ、アンギラスくん……」ボソッ
アンギラス「!? シーサー……?」
デスギドラ「おれの勝ちだ……ゼェ……おれはこのまま何処か植物の豊富な所へ飛んで……エネルギーを回復させて貰うぜ……」
アンギラス「……そんなこと!!」
デスギドラ「……ああ、そうだ……おまえには散々生意気な事をされたな……」
ゴォォォ…
アンギラス「!!」
デスギドラ「おれの光線を反射できる相方はくたばってるみたいだな……ははっ!ざまぁねぇ……おまえも……」
アンギラス「……っ!!」
デスギドラ「ここで死ね!!」
“3つの首から回転・加速させたマグマエネルギーの光線を放つ!!”
“ 三重渦撃砲”!!
ボゴォォォォォォォォッッッ
アンギラス「──!!」
デスギドラ「燃え尽きて……そのまま
死n……」
キングシーサー「……じゃあ、約束……あとお願いね……」
バッッ!
キングシーサー「んんっ……!!」ガバッ
デスギドラ「!!? こいつ……まだ……動けて……!?」
キングシーサー「……っっっ!!」
ギュォォォォ…
“右目から吸収した光線を”!!
デスギドラ「──!!」
“左目から増幅して反射する”!!
キングシーサー「最後の……」
“プリズム眼”!!
カ ッ ッ ッ
デスギドラ(しまっ……)
ハ ゙ シ ゙ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ッ ッ ッ
デスギドラ「ぐ……おおおお お お お お お お お お っ っ っ ! ! ! ! ? ? 」
ドゴォォォ…ンッッ…
デスギドラ「……っっ……!!」フラッ
デスギドラ「……ぐぁっ……野郎……っ」
ギュルルルルルッ
デスギドラ「!!!?」
アンギラス「……!!」
“暴龍怪球烈弾……”
デスギドラ(……!!)
デスギドラ(回避……いや……迎撃を……っ!!)
“槍蔦”!!
ドシュドシュドシュッッ
デスギドラ「!!? なにっ……!?」
ビオランテ「──……!」ボォォォォ…
ビオランテ「ゴジラの生命力……嘗めるんじゃないよ……っ!!」
デスギドラ「こいつ……まだ……」
キングシーサー「……んんっ!!!!」ダンッ
デスギドラ「!!!?」
“6万トンのアンギラスを蹴り飛ばす脚力の蹴りを!!”
“アンギラスボールに合わせて相手に叩き込む……”
キングシーサー「……ああああああああああっ!!!!」
“零距離!!直接フライングシーサー・アンギラスボールシュート”!!!!
デスギドラ(……!!トゲの奴に重ねて蹴りを叩き込む気k…)
ズ ン ッ ッ
デスギドラ「」メキメキィッッッ
キングシーサー「あああああああああっ!!!!」
メキメキメキィッ…
デスギドラ「ごっ──」ベキベキッ…
キングシーサー「あああああああああああああああああっっっ!!!!」
ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ ッ ッ
デスギドラ「──……」
ガシャァァァァァン… ガラガラガラ…
デスギドラ「──…」
ガラガラ…
デスギドラ「──…」グラッ
デスギドラ「──…ォォ…ォォォォ……!!」
ググッ…
ビオランテ(……!くそ……まだ……これでもまだ動け……)
ビオランテ(私の身体も……もう……!) ボォォォォォ…
キングシーサー「アンギラスくん!約束、お願いね!!」
アンギラス「……!」コクッ
ビオランテ「!?」
デスギドラ「おれは……不死の存在……エントロピーの法則……増大によって産まれた……負の存在……」
デスギドラ「おれを……おれを倒すことなど……」
ガシィッ
デスギドラ「……っ!?」
キングシーサー「ぬぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」
ボコォォォッ
デスギドラ「……っ!?地面に穴が……!?」
ビオランテ(キングシーサー……!?何を……)
ガラガラ…ガシャァァァァン…
デスギドラ(落ちる……!くそっ……飛べん!エネルギー……ダメージが……それに……こいつが組み付いて……!?)
キングシーサー「んぅぅぅぅっ!!」
デスギドラ「ぐっ……穴に落ちる……巻き込まれる……!?」
デスギドラ「てめぇ……一体何を……!?」
キングシーサー「……!!」
アンギラス「……っ!!」
キングシーサー『……実は私、ほんとはあんまり長時間戦うの向いてないサー』
アンギラス『……?シーサー……?』
キングシーサー『普段は沖縄の綺麗な自然と大地に眠ってるからねー……ほんとはそろそろ眠りたいよー』
アンギラス『シーサー……?急にどうしたの……?』
キングシーサー『ねぇアンギラスくん、1つ考えがあるんだけど……』
ガラガラガラガラ ←岩が巻き戻しのように地面に戻っていく
デスギドラ「……っ!?埋る……きさま……なんの……なんの真似だこれは……!!」
キングシーサー「……っ!!」
キングシーサー「ホントは沖縄の大地で眠りたかったけど……私ももう実は限界だからね……!!仕方ないから我慢して、お前を巻き込んで……ここでもう眠りにつくことにしたよー!!」
デスギドラ「!!!?」
デスギドラ「なっ……なんだと……!!?」
デスギドラ(これは……封印の一種なのか……!?自分の封印におれを巻き込むつもりか……こいつ……!!)
デスギドラ「ふざけた真似を……離せ……離せぇぇぇぇっ!!」
ガラガラガラガラ…
デスギドラ(岩や地面が勝手に……くそっ……エネルギーが……っ)
キングシーサー「絶対離さないよーー!!腐ってないけど腐っても沖縄の守り神、甘く見られると困るさーー!!」
アンギラス「……っ シーサー!!」
ビオランテ(……!あの子……アイツを道連れに……!!)
キングシーサー「……っ!!」
キングシーサー「アンギラスくん!いっぱい蹴ってゴメンね!!ラドンくんと一緒に、ガメラくんと、ウチの大将のこと、よろしくねーーー!!」
アンギラス「……っ!!」
ガラガラガラガラ…
デスギドラ「……っ!!」
デスギドラ「はっはっ……!」
キングシーサー「──!」
デスギドラ「おれを……封印すれば……じぶんたちの勝ちだと……思ってるようだが……」
ズズゥゥゥゥン…ガラガラガラガラ…
デスギドラ「消耗してるのは……おまえも同じ……だ……おれとおまえの力の差は……よくわかったよな……?」
キングシーサー「……」
デスギドラ「おまえの封印など……すぐに破壊して……おれはまた大暴れしてやる……!!この星でな!!
そうなったら……おまえの護ってる土地も場所も自然も……全て喰らい尽くして……やる……!!」
ガラガラガラガラ…
キングシーサー「……」
キングシーサー「そんなこと……やれるもんならやってみればいいさー……!!」
デスギドラ「……!!」
キングシーサー「お前が私の封印を破る頃には……ウチのボスが……怪獣王が全部全部ぜーんぶ片付けて!!お前なんかボッコボコにして、宇宙の彼方に吹っ飛ばしちゃうんだからね!!」
デスギドラ「……っ!!」
アンギラス「……!!」
キングシーサー「アンギラスくん!ありがとね!!楽しかったさー!!」
キングシーサー「ガメラくんのこと、よろしくね!!すぐボロボロになっちゃうから、心配さー!!……あ、あと!!ゴジラくんに……」
バチバチィッ
ゴォッ…ガラガラガラガラ…!!
キングシーサー「初めて一緒に戦った時、さりげなく盾にしてゴメンって言っといt──」
カッッッ
キングシーサー「あっまだ喋ってる途中……」
“自分封印”!!
デスギドラ「──……! 」
デスギドラ「くそっ……」
ズズゥゥゥゥゥゥゥン…
アンギラス「……!」
アンギラス「……」
アンギラス「……シーサー……っ」
【アンギラス・キングシーサー・ビオランテvsデスギドラ】
【アンギラス:生存】
【キングシーサー:封印・リタイア】
【ビオランテ:敗北・大部分を焼失・戦闘不能】
【デスギドラ:封印】
【アンギラス・キングシーサー・ビオランテ:勝利】
ガラ…ガララ…
アンギラス「……」
アンギラス「……シーサー……」
『──……落ち込んでる暇はないよアンギラス』
アンギラス「!!」
ビオランテ(粒子状態)『……アナタだけでも無事で良かったわ……まだ闘いは終わってない』
アンギラス「ま……ママさん!?大丈夫なの?身体めっちゃ燃えてたけど……!?」
ゴォォォォォッ… ←ビオランテ(肉体)
ビオランテ(粒子状態)『……残念ながら根から燃やされてる上に肉体の損傷が激しすぎる……私はここでリタイアするわ……ごめんなさい』
アンギラス「!」
ビオランテ(粒子状態)『……ラドンは何処?私は本当はラドンに用があってここに来たのだけれど……』
アンギラス「……? ラドンならガメラと一緒にゴジラの所に向かってるけど……」
ビオランテ(粒子状態)『そう……わかったわ。こっちで探してみる。……それより、アナタも急いで欲しいの。まだ終わってない。アナタの力が必要なの』
アンギラス「……?」
ビオランテ(粒子状態)『ヤバイ気配がする……とんともなくヤバイ気配が。他の地球怪獣、アナタ達のいたここ、そしてゴジラのいる所を直線で結んだとき、ある気配が途中にあることに気付いたの』
アンギラス「気配?」
ビオランテ(粒子状態)『ええ。気配よ。それは……多分……』
アンギラス「……?」
スペースゴジラ「わかるぜ!オリジナルが暴れてる気配がするなぁ!良いぞ!テンションが上がってきた!」
“グラビ・トルネード”!!
クリスタラック「!?……こ……これは……重力波……!?う……動けん……!?」
スペースゴジラ「ハッハハッ!アイツが暴れてるならこの茶番もそろそろ終わるんじゃないか?なぁオイ!」
グンッ
クリスタラック「!?」ガクンッ
ドゴォッ
クリスタラック「がっ──」
バギィィッ
クリスタラック「うがっ──」
ビタァァァァンッ
クリスタラック「ごぁぁっ!?」
スペースゴジラ「オイオイどうした……?でかいのは口とアゴだけか?腐っても俺から創られた怪獣なんだろう?」
クリスタラック「……おのれ……こんな
能力まで……っ」
オブシディアス「クリスタラック!?……あの野郎……調子こいてんでねぇどおおおおっ!!」
“マグマ・バースト”!!
ボボォォォォンッ
ガメラ「!!」
オブシディアス「コイツをさっさと捻り潰して……」
ドクンッ
オブシディアス「──っっっ!!?」ガクンッ
ガメラ「……!!」
オブシディアス「……っ!?力が……?」
ガメラ「……っ!!」
“周囲の熱や炎、マグマや核エネルギーを自分のエネルギーに変換する能力と!”
“熱エネルギーを利用して筋力を増大させていく!!”
ガメラ「おおおおおおおおおっ!!」
“ヒートマッスル”!!
ググッ…ギリギリギリィッ
オブシディアス「……ぬぁっ!?圧され始めてる……?このおでのマグマ・パワーが……!?」
オブシディアス(気のせいじゃねぇど……身体の力が抜けてる……!?それにコイツ……さっきから明らかにパワーが上がっていって……!?)
オブシディアス「て……テメェ一体何したど……!?おでがテメェなんかにパワーで圧される筈が……っ!!」
ガメラ「……! 」メキメキッ
ガメラ「さぁ……お前のマグマが……足りないんじゃないのか?」ググッ…
オブシディアス「~~~っ!!!?」
スペースゴジラ「……どうやらお前の相方も苦戦してるみたいだな」
クリスタラック「……!オブシディアス……!」
スペースゴジラ「ふん」
ブゥンッ
クリスタラック「うおっ!?」
ガシャァァァァァンッ
クリスタラック「がはっ……!?」
スペースゴジラ「……俺以外が相手ならお前たちも大口にあった相当な強さを見せつけられたんだろうが相手が悪かったな」
クリスタラック「……っ!!」
クリスタラック(こんな筈では……こんな事のために造られた訳ではないのに……!屈辱……屈辱だ……!!)
スペースゴジラ「……俺とお前らの決定的な違いが1つあるな。お前らが例え俺から造られた怪獣だろうと……大事なものが足りないんだよ」
クリスタラック「なんだと……!?」
スペースゴジラ「……」
スペースゴジラ「お前らは所詮……“ゴジラ”じゃあないってことさ」
ビオランテ「……!」
アンギラス「……つまり……」
ビオランテ「ええ。ゴジラじゃないゴジラ、もう一匹、別のゴジラがいるってこと」
アンギラス「……」
アンギラス「……敵なの?」
ビオランテ『……わからない。でも知らない気配よ。知っているのに、知らない気配』
アンギラス「敵じゃないなら避けていけば良いでしょ?ソイツにガメラ達が襲われてるとは限らないんだし……」
ビオランテ『……』
ビオランテ『……今はアイツも……ゴジラも丸くなっているけれど……基本的に私達“ゴジラ”って存在は……すごく危うい存在なの』
アンギラス「……」
ビオランテ『……時折、すごく凶暴な一面を覗かせる……私は少し特殊で、色々な存在を複合させたけど……それでもわかる』
アンギラス「……」
ビオランテ『例えばもし、ゴジラの細胞……G細胞がなんらかの形で私のように怪獣化した場合……私達には“それ”がわかるのよ』
アンギラス「……」
ビオランテ『私も一度ゴジラと殺しあった。互いにどっちも存在があるのに、自分と同じ存在が別に存在してるの……それがどうしても不愉快で堪らない』
ビオランテ『どちらかを消し去って……あるいは取り込んで……形はどうあれ、その気持ち悪い存在を消したいと、思ってしまう』
アンギラス「……自分なのに?」
ビオランテ『……』
ビオランテ『例えば抜け落ちた髪の毛から、ある日少しずつ少しずつ肉や骨が生えて……自分の知らないところでもう一人の自分になり……それがこっちを見つめてくるの』
アンギラス「……」
ビオランテ『そういう不快感や、不安感。わかり辛いかもしれないけど……それは“自分”なのよ。もう一人の、なのに自分じゃない自分……』
アンギラス「……」
アンギラス「……髪の毛って何?」
ビオランテ『……』
ビオランテ『……兎も角、そういう存在。そのもう一匹のゴジラが友好的だとは限らない。もしかしたら、オリジナルのゴジラの命を狙っているかもしれない』
アンギラス「……!」
ビオランテ『あくまで可能性だけれど、もしラドンやガメラをゴジラの仲間と知ったらなんらかの攻撃を加えてるかもしれないし、襲ってるかもしれない』
ビオランテ『だから、貴方にはすぐガメラを追いかけて欲しいの。こんな戦いの後に申し訳ないのだけれど……』
アンギラス「……」
アンギラス「……そういう話なら仕方ないね。OK!」
ビオランテ『……!ありがとう』
ビオランテ『……』
アンギラス「よーし!今日は僕大活躍だな全く……!」
ビオランテ『……待って』
アンギラス「?」
ビオランテ『……頼んでおいてこんなこと言うのもなんだけれど……大丈夫なの?』
アンギラス「?」
ビオランテ『……ゴジラの相棒の貴方に……またゴジラと戦うかもしれないことを頼んでいるのよ……?』
アンギラス「……あぁ、そういうことか」
アンギラス「んー……」
アンギラス「こう見えて、ニセモノと本物を見分ける目は確かだよ」
ビオランテ『……?』
アンギラス「大丈夫だよ。僕の相棒のゴジラは、あの馬鹿だけだから」
ビオランテ『……そう』
アンギラス「うん」
ビオランテ『それなら……最後に私も1つだけ力を貸せるわ』
“巨大蔦×複数”!!
ボゴォォォォンッ
アンギラス「うわっ」
ビオランテ『この蔦もあと少ししたら動けなくなるわ。急ぎましょう』
“巨大蔦・収束”
ギュルルルルルルッ
“即席!超超巨大蔦”!!
バーーーーンッ!
アンギラス「おお!蔦が集まってまるで巨大なゴジラの尻尾のように!!」
アンギラス「……」
ビオランテ『……』
アンギラス「……」
アンギラス「これで何するの?」
ビオランテ『ショートカットよ』
アンギラス「……」
アンギラス「……ショートカットって」
ビオランテ『丸くなって』
アンギラス「」
ビオランテ『これだけ自由にかつパワフル&素早く蔦を動かせるんだもの。きっと上手くいくわ』
アンギラスボール「……」
ビオランテ『でも大丈夫かしら……上手くぶっ飛ばせたら良いんだけど……』
ブオオオオオオンッッ ブオオオオオオンッッ ←素振り
アンギラスボール「……」
ビオランテ『力が強すぎて逆にアンギラスが動けなくなったり……?いえ、きっと大丈夫ね。大丈夫大丈夫……』
アンギラスボール「……」
ビオランテ『きっと上手いことぶっ飛ばせる……大丈夫……』ブツブツ
アンギラスボール「ねぇママさん」
ビオランテ『よし!行きましょう!それじゃあアンギラス』
アンギラスボール「僕やっぱり自分で走って……」
ビオランテ『後のことよろしくね!』
ブオオオオオオンッッ
アンギラス「あの──」
ボグォォォッッッ
アンギラス「」
“射出!!”
ドォォォォォォォォォォン!!
<キラーン…
ビオランテ『……』
ビオランテ(あとは頼んだわよ……アンギラス……!!)
ビオランテ『……っ』
ゴォォォォォ…メラメラメラ… ←ビオランテの身体
ビオランテ(限界、ね……ラドン……ラドンを探しにいかないと……)
ゴォォォォォ…
再び遡って
空の王者ラドンvs超翔竜メガギラス
ズバッ
ラドン「ぐあっ!?」
メガギラス「我が地獄に送ってやる……だから仲良く死んで行くがよい」
ラドン「……!」
ラドン(コイツら……どれだけ念入りにガメラを殺そうと……それだけ恐れていると言うことなのか……?)
ドゴッ
ラドン「ぐうっ!!」
メガギラス「敵から注意を逸らしたな!?迂闊!迂闊なやつめ!!」キィンッ
ザシュッ
ラドン「!!」
メガギラス「その程度か!」キィンッ
ザンッ
ラドン「……っ!」
メガギラス「甘い!甘過ぎる!ハッハッハッハ!良い気分だぜ!!」
ザグッ
ラドン「──! チィッ…」
メガギラス「種族の天敵がこの我に手も足も出ない!!そうだこの姿だ!これが正しい姿だ!!これこそが本来あるべき姿だったのだ!!フハハハハハハハハハハハッ!!」
ラドン「……!」
メガギラス「フハハハハハハハハハハハッ!!どうした空の王者!戦ってみてわかったぞ!トップスピード(最高速度)は我に分があるようだな!」
ラドン「」ピクッ
メガギラス「貴様の武器はなんだ!?嘴や翼を使った肉弾戦だけか!?ん!?自分より速い相手に当たるのかそれは!?クッ……ハハハハハハハハハハハ!!」
ザシュッ
ラドン「!!」
メガギラス「愉しいな!フッハッハッハッ!ええ!?そんな様で何が“空の王者”だ!!笑わせる!」
ラドン「……」
メガギラス「新しい空の王者の名は我が蜻蛉の種族の王、この超翔竜メガギラスがいただいてやるよ!!」
ラドン「……!」
ラドン「調子に乗るなよ……!」
バサァッ…
メガギラス「!!」ピクッ
ラドン「死ね!!」
ゴォォォッ
“マッハ3・翼ラリアット”!!
メガギラス「……!!」
メガギラス(最高速度の突進による超・質量弾か!だが……)
グォォォォォォ…
メガギラス(我が目は蜻蛉の複眼!この目にかかればどんな速さで動こうと……)
ラドン「──!!」
メガギラス「当たらぬわ馬鹿めが!!」キュインッ
スカッッッ
ラドン「……!!」
メガギラス「止まって見えるんだよぉ!!貴様の速さなど!!」
メガギラス(このまま攻撃を避けられて隙が出来た貴様の背後をついて……)
ォォォォ…
メガギラス「……?」ピクッ
ラドン「言い忘れたが私が通ったあとは気を付けろ」
メガギラス「なn」
ミ シ ィ ッ ッ ッ
メガギラス「!?
」
ラドン「ソニックブームが来るぞ」
“超音速衝撃粉砕波”!!
ドゴォォォォンッ ベキベキィツ
メガギラス「ごあ──っ!!?」
メガギラス(なにっ……これは……衝撃波だと……!!?)
メガギラス「ガフッ……!クソッ!おのれ……!!」
ラドン「最小限の動きで避けたのが仇になったな」キィィィィィィンッ
メガギラス「!!」
ラドン「そらもう一度いくぞ」
“超音速衝撃粉砕波”!!
ドゴゴゴゴゴォッ
メガギラス「……っ!!!!」ゴフッ
ラドン「私の翼や嘴を受ければ無事では済まんが……私は衝撃波だけでも人間の空中戦艦ぐらいなら一撃で粉々にする力があるぞ」
メガギラス「──っ!!」
ラドン「そうら、もう一発だ!!」
ゴォォォッ
メガギラス「ぐっ……」
ドゴゴゴァッッ
メガギラス「がぁっ!!?」
ラドン「一旦優勢にたったぐらいで調子に乗りすぎたな……」
メガギラス「ぐぁっ……!おのれ……」
ラドン「貴様……多分詰めが甘いタイプだろ」
メガギラス「ぐぅ……」
ラドン「トドメを刺させて貰うぞ。種族の悲願ごと散るがいい」
バサァッ…
メガギラス「──!!」
メガギラス「甘く……甘く見るなよ……」
ィィィィン… ィィィィン… キィィィ…… ←メガギラスの翅
メガギラス「ガフッ……確かに……貴様の力は見謝ったが……まだ勝負は決していない……!!」
ィィィィン…ィィィィン…
メガギラス「切り札は取っておくものだ……!!」
キィィィィィィィン…
ラドン「トドメだ!!」ゴォッ
“超音速衝撃粉砕……
メガギラス「見るがいい!これが我が真の切り札……その名も!!」
“ 超 翔 ” ! !
キュインッ
ラドン「……っ!!?」
ラドン「これは……!?」
ゴォォォォォッ スカッ
ラドン「外れた……いや、見失った……?」
ラドン「……消えたのか?馬鹿な……」
ザシュッ
ラドン「ぐあっ!!?」
ラドン(攻撃か!?だが今のは何処から……)
ィィィィン……
ラドン「!!」ピクッ
キュインッ
ドゴォッッ
ラドン「!!!?」
ラドン「馬鹿な……なんだ今のは……!?」
キュインッ
ドゴォッ
バシィッ
ドスッ
ラドン「──っ!!?」
ィィィィン……
ラドン「!! まさか……」
メガギラス「……そう……そのまさかだ」
ィィィィィィィィン…
ラドン「……!!」
ィィィィン…
フォォォン…
メガギラス「……」
メガギラス「我が羽根を超・超・超・高速で震動・高速稼働させ……瞬間移動が如くの高速移動を可能とする……」
メガギラス「これが我が奥義、“超翔”よ!!」
ラドン「……!!」
ラドン(動いてる姿が全く見えん……完全に視界から一瞬で消えるだと……!?)
キュインッ
ラドン「!!」
ラドン(チィッ……厄介だな……しかもただの高速移動ではない……これは……)
メガギラス「そう!これは!!」
“超翔”!!
キュインッ
ラドン「!!」
ドゴォッ ドガガッ
ラドン「ぐっ!!」
メガギラス「そう!この超翔形態の我は横への飛行だけではない!!
前後・左右・上下、トップスピードを維持したまま!!自由自在な空間機動をモノにすることが出来る!!」
ズガガガッ
ラドン「ぐあっ!?」
メガギラス「……他の怪獣には真似の出来ない……速度と空間を完全に支配したこの能力!!」
メガギラス「三次元戦闘において、この我を越える者は……この世には存在せんわぁ!!!!」
ズガガガガガガガガッッ
ラドン「──……っ!!」
メガギラス「手も足もでまい!!ゴジラですら見切れぬ超翔形態のこの我が攻撃を!!」
ラドン「──っ!」ピクッ
ラドン「アイツが見切れんから……なんだと言うんだか……!」クルッ
バサァッ ゴォォォォォ…
メガギラス「!! 逃げる気か!?逃がさん!!」
キュインッ
ラドン(兎に角止まるな……!動き続けろ……そうすればいくらトップスピードで負けていても訳のワカラン角度からの攻撃を受け続けるのは回避できる……!!)
ズガッ
ラドン「ぐぅ……!」
ラドン(飛び続けろ……被弾し続けるのがマズイ……!)
ラドン(確かに強力な攻撃だ。しかも高速移動でこちらの衝撃波や肉弾戦の範囲から即座に離脱も出来る……攻防一体というわけか……)
キィィィィィィィィンッ…
メガギラス「フッハッハッハッ!天敵が背中を見せて逃げようとする様は堪らんな!!」
ラドン(……安い挑発だ。向き合うな……今は飛び続けろ……!奴の高速移動形態……あんなにも強力ならば常にあの形態でいればいい……だがそれをしないということは……!!)
メガギラス「……っ!」ピクッ
ィィィィン…
ィィィィ…
メガギラス「……っ!! ちぃっ!?」ガクンッ
ラドン「……!! 今だ!!」
バサァッ グンッ
メガギラス「!!」
ラドン「やはり持続時間があるようだな!!」
ゴォォォッ
メガギラス「……!!こいつ……見切っていたのか……!!」
ラドン「2度は使わせん……これでトドメを……」
“超音速衝撃粉砕……
ブゥンッ
ラドン「!?」
メガニューラ『ギシュィッ!』
ラドン「……?」
ラドン(何故コイツらが奴の身体にくっついている……?)
メガギラス「ああ……貴様なら見切ってくると思っていたよ……」
“メガニューラ・吸収エネルギー注入”!!
ラドン「──何を……」
メガギラス「その速度で突っ込んできてはかわせまい」
カ ッ ッ ッ
ラドン「 ! ! ! ? 」
“吸収エネルギー・ガメラ=プラズマパワー”!!
“エネルギー光球”!!
ホ ゙ ゥ ゥ ゥ ゥ ン ッ ッ ッ
ラドン「──これは……!!」
ラドン(ガメラのプラズマ火球……!?)
メガギラス「……先程同胞がガメラを襲ったときに奪った膨大なプラズマエネルギーの塊よ……」
ラドン(……っ!避けれん……!)
メガギラス「……本当にさらばだ、旧き空の王者よ」
ラドン(しまった……──!)
ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ ッ
ラドン「──……」 ボゥゥゥ…
ォォォォォォ…
ラドン「」
ォォォ…
…
メガギラス「……地に墜ちて逝くか……」
メガギラス「詰めが甘いのは……貴様だったようだな……」
ォォォォォ…
ラドン「」
ラドン(……なんだこの無様な姿は……)
ラドン(……たかが育ちすぎた蜻蛉の怪獣ごときに……しかもあのバカがかつては勝利を納めた相手にこの体たらく……)
ォォォォォ…
ピクッ ←翼
ラドン(……私は空の王者では無かったのか……純粋な地球の怪獣の中で…この大空の中で最も気高く強い存在ではなかったのか……?)
ラドン(かつてはゴジラのやつと互角に戦いキングギドラにも立ち向かい退ける怪獣……それが私では無かったのか……?)
ラドン(それがどうだ……今やゴジラには敗北し人間なんぞが造ったメカゴジラにすら敗北し……宇宙人どもにデモンストレーションとして操られ……操られたまま再びゴジラと戦い敗北する始末……)
ラドン(……ふざけるなよどいつもこいつも……っ)
バサァッッ
ラドン「──……っ!」グンッ
ラドン「“ジェット噴射”……!」
“足裏・ジェット噴射”
ゴォォォォォォォォォォッ
ラドン「……“加速”…!」
メガギラス(フン……思っていたより呆気なかったな……途中ヒヤリとしたが……)
メガギラス(……しかし……我が“超翔”……弱点をいつかは見抜いてくるとは思っていたが……ああも早く気付かれるとはな……馬鹿という訳ではなかったか……長引かせなかったのは成功のようだな……)
キィィィィィィィィィンッ
メガギラス「……!」ピクッ
メガギラス「生きていたか……!!」
キィィィィィィィィィンッ
ラドン「……ゴジラの熱線に比べれば大したことは無かったな」
メガギラス「……!強がりを!」
ィィィィン…ィィィィン…
メガギラス「“超翔”!!」
ラドン「逃がすか!!」
ゴ ォ ォ ォ ォ ッ ッ
“翼ラリアット”!!
メガギラス(速い……!だが……)
メガギラス「惜しいな……我の方が速い!!」
“超翔・高速回避”!
キュインッ
スカッ
ラドン「……!! チィッ!」
メガギラス「フハハハハ!驚いたぞ!完全に決まったと思っていたからな!!」
メガギラス「そうか……一説によれば貴様は身体からジェット噴射のように空気を吹き出し加速することでその巨体と重量を超・音速で飛ばしているとな!」
メガギラス「何処まで本当かは知らんが……それだけのパワーとタフネスとスピード!さぞ強さに自信があったろう!だが!我が複眼には貴様の動き、全て見えておる!当たらんわ!!」
メガギラス「そして!!」
“超翔・大鋏攻撃”!!
キュインッ
ドガガッ
ラドン「……!!」
メガギラス「我が“超翔”を見切れる存在などおらん!!」
ラドン「……よく喋る奴め」
メガギラス「フハハハハ!この場では関係ないが、仮に人間どもが相手でも奴等の兵器は全て我が羽根から発生する高周波で破壊される!!」
メガギラス「本来こうあるべき……こうあるべきだったのだ!」
メガギラス「その星で最も空を制するものは……この我だ!!」
ラドン「独り言の多い奴め……調子に乗りやすく無駄な攻め気を出して返り討ちに遭うタイプだな」
メガギラス「……!」ピクッ
メガギラス「何を……?」
ラドン「フン……空を制するだと……?やってみろ!」
“最大加速・急上昇”!!
キィィィィィィィィィンッ
メガギラス「!? 高度を上げた……?逃がさん!!」
キュインッ
キィィィィィィィィィンッ
ラドン「ついてこれるか?虫の怪獣ごときに」
キィィィィィィィィィンッ
メガギラス「何を!?嘗めるなよ!!我が肉体はゴジラのエネルギーによって進化したもの!!超・高々度だろうと少しも能力が落ちることはない!!」
ラドン「なら……何処までついてこれるか試してやろう」
キィィィィィィィィィンッ
メガギラス(……!)
メガギラス(奴め……雲の上まで飛ぶ気か……?)
ボウンッ ←雲
ボボゥゥゥゥ…
メガギラス(……!そろそろ雲を突き抜けるが……?)
ボウンッ
メガギラス「……?いない……」
メガギラス「雲の上で待ち構えてるのではないのか……?」
メガギラス(……いや、そうか、雲に身を隠して中から飛び出して奇襲をかけてくる可能性も……)
「よくよく考えれば私の目的はガメラの支援だ。貴様と律儀に戦う必要はなかったな」
メガギラス「!!?」
メガギラス「今の声……奴か!」
ユラッ…
メガギラス「!!」
メガギラス「雲の中に……影……?」
メガギラス「!!」
メガギラス(そうか……!雲からより大きな雲へ、中を進みながら身を隠して……このまま逃げるつもりだったのか……!)
メガギラス「……! おのれ!逃がさん!!」ゴォォォッ
メガギラス「雲の中なら我から逃れられるとでも思ったか!!」
ボウンッ
メガギラス(逃がさん!!我が複眼はあらゆる角度を見通す!少しでも影を見せればそこが貴様の……)
ゴロゴロゴロ…
メガギラス「!?」
メガギラス「これは……!」
ピシャァァァァンッ
メガギラス「雷……!?」
ゴウゥゥッ
メガギラス「ぬぁっ……!?乱流……!?」
メガギラス「なんだこれは……雷雲……?いや積乱雲の仲間か……!?」
「まんまと誘いに乗ったな、超翔竜」
メガギラス「!! ラドン……!何処だ!!」
「日本は気流が少し特殊だな……この時期は台風が多い……意外とこういう雲みあるもんだ……」
「で、私とお前の最高速度なら短時間でもかなりの距離を移動することになる……だからここまで飛んできた。特別なステージを選ばせて貰ったぞ……!」
メガギラス「おのれ……」
ピシャァァァァンッ
メガギラス「ぬぅっ……!」
ラドン「ここなら……貴様の同胞達とやらも入ってはこれない……正真正銘、一対一だな」
メガギラス「!!」
ラドン「改めて……この地球の……この空を本当に制するものを決めようじゃないか」
>>330
訂正
「日本は気流が少し特殊だな……この時期は台風が多い……意外とこういう雲みあるもんだ……」→×
「日本は気流が少し特殊だな……この時期は台風が多い……意外とこういう雲みたいなのがあるもんだ……」→○
です。誤字脱字多くてすいません。
メガギラス「……っ!」
ピシャァァァァァンッ
メガギラス「ぬぅ…!稲光が……っ」
メガギラス(こやつ……雷光で我が複眼の働きを下げ……その身を分厚い雲で身を隠し、更に暴風と雷鳴で音や空気の流れによって接近を感知されることを阻止する腹積もりか……!)
メガギラス「貴様の考え見切ったぞ! おのれ卑劣な手を!」
ラドン「卑劣だと……?部下の力を借りガメラのエネルギーまで使って私を仕留めようとしたような奴には言われたくないな。自然のフィールドを利用してるだけの私の方が余程正々堂々としている」
メガギラス「……!口の減らぬ奴め……!」
ラドン「それに……自然界では弱肉強食が全てだ。卑怯も卑劣もない。あるのは勝つか敗けるか、食うか喰われるか、生き残れるかが全ての筈だ」
メガギラス「……!」
ラドン「ここにあるのは自然だけだ。この空がどんな姿であろうと……制するのは私だ。ケリを着けてやろう」
メガギラス「……面白い」
メガギラス「……!」
メガギラス(奴の狙いはわかっている……この暴風と厚い雲の壁に身を隠し……奇襲で速攻、強力な一撃を加えて我を仕留めようというのが奴の算段だろう)
ゴオオオオオオオオオッッッ… ピシャァッ
ゴロゴロ…
メガギラス「……!」
メガギラス(雷雲の中を飛び続けているのなら……わざわざ負う必要もない……いや、寧ろ放っておけばこのまま自滅するか……?いや、否!)
メガギラス(奴はずっと雲の中にいるわけではない……いずれ飛び出してくる……間違いない!そう!)
メガギラス(我が“超翔”が解除された時、間違いなく奴が来る……!奴はそれを待っている……!!)
メガギラス「……っ」
ゴロゴロ… ピシャァピシャァァァァァンッ
メガギラス「……!」
ィィィィィン… ィィィィィン…
ィィィ…
メガギラス(貴様の動きは読んでいるぞ……来るなら来い!)
ギラッ ←尾の針
メガギラス(切り札はもう1つあるのだ……あるのだよ我には!)
メガギラス(例えこの超翔が解けても……奴が姿を見せた時、攻撃の時、我に一撃を加えるために奴は必ず突っ込んでくる……!)
ィィィィィン…
メガギラス(奴には接近戦しか出来ない……!)
ィィィ…
メガギラス(カウンターでこの尾針を頭部に突き刺し……今度こそ仕留めてやる!!)
メガギラス「最後に繁栄するのは……我が種族だ……!!」
ォォォォォ… ゴロゴロ…
ピシャァァァァァンッ
メガギラス「……」
ィィィィィン…ィィィィ…
ィィィ…
…
メガギラス(“超翔”が消える……そろそろか……)
メガギラス(……来い!!)
ゴロゴロ…
カッッッ ピシャァァァァァンッッ
ゴオオオオオオオオオッッ
メガギラス「……っ」
ゴオオオオオオオッ
キィィィィィン…
メガギラス「」ピクッ
ボフゥンッ
ラドン「……ッ!!」
メガギラス「!!」
ラドン「死ね」
“超音速衝撃粉砕嘴突撃”!!
ゴオオオッ
メガギラス「……ッ!」クルッ
ラドン「!!」
メガギラス「死角を狙ったつもりか!見切ったぞラドン!!」バッ
メガギラス(暴風の中、空を切る何かを感じた!天は我等に味方したぞ!!)
ギラリッ ←尾針
ラドン「!!」
メガギラス「その超・音速の嘴攻撃が貴様の切り札か!?」
メガギラス(マッハ3、3万tの質量弾のエネルギーを乗せた嘴体当たりで我を貫くつもりだったのか……だが!!)
メガギラス「見えてるぞラドン!勝ったのは我らがメガヌロンの一族だァ!!」
ラドン「……っ」ゴオオオオオオッ
“大羽ばたき”!
ゴゥンッ
メガギラス(!! 羽ばたいて軌道を変えた!?)
ゴォォォォォォッッ
メガギラス「だが……!」
ゴゥゥゥッ ←メガギラスの真上
メガギラス「……っ!カウンターを恐れたあまり、上へすっぽ抜けおったか!!」
ゴォォォォォォォ…
メガギラス「臆病風に吹かれて通りすぎてしまったか……無様な!」
メガギラス(このまま奴が戻ってくる前に再度“超翔”を発動して……)
ラドン「私が上を通ったときは気をつけろ」
メガギラス「──何…?」
ミ シ ィ ッ ッ
メガギラス「 ! ! ! ? ? 」
ラドン「私が上を通るときは…地表まで届く突風と……」
「ゴジラも倒れる衝撃波が来るぞ」
“超音速衝撃粉砕波”!!
ド ゴ ゴ ゴ ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ ッ
メガギラス「 ガ ハ ァ ッ ッ ! ! ? 」メキィッ
ゴォォォォォォ…
メガギラス「ヴッ…クソッ!堕ちてたまるものか……!!」
キュイイイイインッ
ピタァッ
メガギラス「ガフッ……しまった……避けたと油断して……効果範囲を見誤っt……」
ピシャァァァァァンッ
メガギラス「!? 稲光が……」
ゴォォッ
メガギラス「!!」
ラドン「──!」
“翼ラリアット”!!
ボグォォッッ
メガギラス「!!?」ゴフッ
積乱雲の外
ボフゥゥゥゥンッ…
キイイイイインッ…
メガギラス「──っ!!」メキメキッ…
ラドン「……っ!!」キィィィィィィィン…
メガギラス「があっ……おのれ……!」
メガギラス「嘗めるなぁ!!」
“大鋏払い”!!
バシィッ
ラドン「!」
メガギラス「この程度で……」
ゴォッッ
ラドン「“啄み攻撃”!!」
メガギラス「!!」
ドスッ ドスドスドスドスッッッ
メガギラス「がっ……ぐあああああっ!!?」
ラドン「“羽ばたき突風攻撃”!!」
ゴゥゥゥゥゥゥンッ
メガギラス「!!?」
グルングルングルン…
メガギラス(翼で巨大な突風を……!?きりもみ状態に……っ)
メガギラス「世界が回る……奴は……奴は何処に……」
“超音速衝撃粉砕波”!!
ベキィィィィッ
メガギラス「うがばっ!!?」
メガギラス「が……」
ラドン「ここまでやれば……」
ラドン「!!」
メガギラス「──……」
ィィィィィン…ィィィィィン…
メガギラス「嘗めるなよ……翼竜の最後の生き残りよ……!!」
ラドン「……!」
メガギラス「……認めてやろう……貴様の力は本物だと……だが我は翼竜をも越え空を往く超翔竜……!」
ィィィィィン…ィィィィィン…
メガギラス「貴様だ……貴様さえ死ねばもう天敵はおらぬのだ……おらんのだ……!!」
ラドン「……」
メガギラス「我が種族の繁栄と安寧のために……貴様だけは殺さねばならんのだ!!それが……!!」
メガギラス「多くの同胞の命を捧げる事によって生まれた……我が使命!!」
“超翔”!!
キュインッ
ラドン「!!」
ドガガッ
ラドン「──っ!!」
メガギラス「敗けられぬ……もう敗けられぬのだ……!!」
メガギラス「我が……我が勝たねば!!」キュインッ
ドゴォッ
メガギラス「未来は無いのだ……!」キュインッ
ドスッ
メガギラス「負けぬ……敗けられぬ……!!」キュインッ
ズガガッッ
メガギラス「我が……」キュインッ
ザシュッ
メガギラス「オレが……!」キュインッ
ザクッッ
ラドン「……ぐぅっ!」フラッ…
メガギラス「オレは……っ」
メガギラス「オレは……負けるわけには、いかねぇんだよォォ!!!!」
“超翔・竜尾針刺突”!!
メガギラス「──コイツでトドメだ!!滅びろ翼竜!!!!」
ゴォッッ
ラドン「──……」
『俺たちの知ったことか。勝手にしやがれ』
『そうだそうだ』
『お前が謝れ』
『いやお前が謝れ』
『皆で力を合わせて、地球をキングギドラの驚異から護ろう!!』
ラドン「……」ピクッ
“羽ばたき・急上昇”
ゴゥンッ
メガギラス「!!!?」スカッ
メガギラス「避けられた!?……上か!?」
“羽ばたき・突風攻撃(真下)”!!
ゴゥゥゥゥゥゥンッ
メガギラス「ぬぅっ!?」ビリビリィ…
ィィィィィン…
ィィィ…
メガギラス「ぐっ……!?しまった……超翔を使いすぎて……」
ゴォォォォォォォ…
“急降下・掴みかかり”!!
ズンッッッ ガシィィィッ
メガギラス「!!?」
メガギラス「背中を……羽根を掴まれたのか……!?」
ラドン「……」
メガギラス「おのれ……だが嘴は届かんぞ!このままオレをどう仕留めるつもりで……」
ガクンッ
メガギラス「!!!?」
メガギラス「これは……っ」
ゴォォォォォォォ…
メガギラス「自由落下……!?貴様……貴様なんのつもり……」
ラドン「……」
メガギラス「!! まさか……道連れにするつもりか……!?地表まで……共にこの高さからこの速度で落下して……!?」
ラドン「……」
メガギラス「クソッ……放せ!放せ翼竜め!!?」
ラドン「……確かに私は翼竜の最後の生き残りだ。先代は兎も角……同族は見たことはないな……」
ラドン「一匹だけの、種としても滅びを待つだけの生き物……怪獣では珍しい話ではないが……私もアンギラスもやがてはそうなる運命の生き物なのだろう……」
メガギラス「……?何を……」
ゴォォォォォォォ…
ラドン「種族の繁栄のための存在、貴様とは真逆だな。私達は一匹ぽっちだ」
ラドン「……だが……種族は違えど……一緒に馬鹿をやったり戦ったりした連中が私にはいてな……」
ゴォォォォォォォォ…
メガギラス(……っ!地面が……人間の街がどんどん近く……!!)
メガギラス「ぐっ貴様……貴様と道連れなど……オレは……っ!!」
ラドン「……だが気がつけば家族が……ジュニアがいた。わからんもんだな世の中……」
メガギラス「何の話をさっきから……!」
ラドン「思い出したのだ」
メガギラス「……!?」
ラドン「そういえば私は……地球を護るためにカッコ良く戦う怪獣で……家族のために命がけで戦うスペシャルな怪獣だったとな……」
メガギラス「……何を」
メガギラス「!! アレは……?」
ゴォォォォォォォォ ←高層ビル
メガギラス(人間の……!!)
メガギラス「クソッ!放せ!放せ!放せ!放せ!この速度……貴様だって只では済まん筈だ!!お前と共に道連れなど……」
ラドン「道連れなど飛んでもない。種族としては一匹ぽっちだが……私にはれっきとした家族もいれば仲間もいる」
メガギラス「なん……」
グンッ ←メガギラスを身体の下に向けている
メガギラス「!? コイツまさか……」
ラドン「私は生きて、行かねばならぬ場所も、帰らねばならぬ場所もあるのだ」
ラドン「悪いが、一匹で死んでくれ」
ゴォォォォォォォ…←真下の高層ビル
メガギラス「……!! 野郎……!」
メガギラス(オレを……クッション代わりに……っ)
ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ …
メガギラス「 ! ! ? 」
“マッハ3・3万トン着地プレス”!!
ズ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ン ッ ッ
ベ キ ベ キ ベ キ ィ ッ ッ
メガギラス「──」ガフッ
ラドン「……っ」ミシミシミシィッ…
ドゴォォォン…ズズゥゥゥゥゥン…
メガギラス「─…」
バキャァァァッッ
ガラガラガラ… ガシャァァァァァァン……
パラパラパラ…
メガギラス「」
ガシャン…
ラドン「……」ボロッ…
ラドン「……っ!!」
バサァッ…
ラドン『キュオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!』
ビリビリビリィ…
【ラドンvsメガギラス】
【メガギラス:衝撃粉砕】
【ラドン:勝利】
ガララ…
メガギラス「」
ガシャン…
ラドン「……!」ゼェ…ハァ…
メガギラス「」
ラドン「……これで……気は済んだろう……私の……勝ちだな……!」
メガギラス「──…」ガフッ
ラドン「……!」
メガギラス「……っ」
メガギラス「……グフッ……お"……おのれ……やって……くれ…る……ゴブッ」ゴポッ
ラドン「……」
ラドン「呆れたな……ゼェ…まだ息があるのか貴様……」
メガギラス「ガハッ……ぐぅ……ハハッ……見くびるなよ……我を……ぐぅ……っ」
ピクッ
ラドン「……」
メガギラス「……っ 畜生……ハハッ……身体が動かねぇ……クソッ……俺の……俺『達』の……敗けか……くそぅ……」ガフッ
ラドン「……」
バサァッ…
ラドン「……」ブワァッ
メガギラス「……!」
メガギラス「……どう…した……?トドメは……ゴブッ……刺さんのか……?」
ラドン「……」
メガギラス「……」ガフッ
メガギラス「……まぁ……見ての通り……死に体だが……ゼェ…」
ラドン「……」
メガギラス「……残酷な話じゃねぇか……食物連鎖の外側を……種族の敵を排除するために俺は生まれたと言うに……ゴフッ」
ラドン「……」
メガギラス「……俺が敗けたら……もう俺の種族で『外側』に勝てる奴がいねぇじゃねぇか……ハハッ……!」
ラドン「……」
メガギラス「……クソッ……勝ちたかった……っ……お前に…お前にだけは……っ」
メガギラス「……ゴジラのエネルギーも……ガメラのエネルギーも使って……同胞の命も犠牲にして……種族の繁栄のため……そこまでやっても……届きやしねぇ……ガフッ……畜生……」
ラドン「……」
メガギラス「……スカした面しやがって……ハッ……気に食わねぇ野郎だぜ……全く……」
ラドン「……」
ラドン「……やはりよく喋る奴だ貴様は」
メガギラス「……」
ラドン「お前の鳴き声はキンキン響く。五月蝿くて敵わん」
メガギラス「……ハッ……ムカつく……野郎だぜ……何処までも……」
メガギラス「……ガフッ……クソッ……だが……敗けたのは……そうか……死ぬのは……俺か……」
メガギラス「……食物連鎖……自然の掟は結局は超えられなかったか…何が……超翔竜…っ」
ラドン「……」
メガギラス「……どうした……?トドメを刺せ……情けのつもりなら要らん……自然界の掟さ……俺を……我を食うなりなんなり……好きにしろ……」
ラドン「……」
ラドン「……チッ」
バサァッ…
メガギラス「……?」
ラドン「……」
ラドン「……ゴジラのエネルギーで育っただと?あんな奴の体液吸ってでかくなった生き物なんぞ喰う気も起きん。どんな病気を貰うかわからんからな」
メガギラス「……?貴様……」
ラドン「……悪いが急ぎなんだ。貴様らの事情なんか私は知らん。用事が出来て忙しいんだ」
メガギラス「……?用事……だと……」
ラドン「……」
ラドン「……貴様と戦って……不本意ながら思い出したことがあってな」
メガギラス「……?」ゴホッ
メガギラス「……なんだ……それは……?」
ラドン「……」
ラドン「……ザノンどもをこのまま叩き潰しに行く。ゴジラとガメラのサポートだけなどと……何を馬鹿なことをしていたんだ私は。私らしく無かった」
メガギラス「……?」
ラドン「私はすっかり丸くなりすぎていたようだ……私らしく無かった。そうだ。私はキングギドラだろうがメカゴジラだろうが関係ない……誰かに大切な戦いを任せるような腑抜けではなかったじゃないか」
メガギラス「……」
ラドン「このまま奴等の宇宙船に直接向かい……全員叩き潰す。ゴジラの奴も自分が敗けた相手を私が一匹で潰したとしれば悔しがるだろうな……ハッ!楽しみだ……!」
メガギラス「……!」
ラドン「そうだ……ガメラも驚くだろうな……そうなれば……なら尚更急がねば……」
メガギラス「……」
メガギラス「……待て」
ラドン「……?」
メガギラス「……ガフッ……クソッ……上手く息が出来ねぇ……ハァ…ゼェ…」
ラドン「……なんだ?まだ何かあるのか」
メガギラス「……っ」
メガギラス「……何故食物連鎖の外、枠を……捕食者を排除したい、と…ゴフッ…我らが考えるのか、わかるか……?」
ラドン「……?」
メガギラス「……怖いからさ」
ラドン「……」
メガギラス「……圧倒的、理不尽……絶対の死……わかるか……?恐怖を克服したいのさ……我々は……いや、枠組みを超えようとする生き物というのは……きっとそうさ」
メガギラス「わかるだろう……?俺の種族を見ろ……お前の仲間の雛が一匹でもいれば……そのままじゃ残さず食い尽くされちまう……それが俺達さ……ハハッ…」
ラドン「……」
メガギラス「外敵を……ゼェ……敵を排除したい理由なんて簡単さ……安心したいのさ……ゼェ……安心して……自分達の種を……」
メガギラス「……まぁ……俺は……ゴジラにも貴様にも……敗けちまったんだが……」ガフッ
ラドン「……」
メガギラス「……貴様は……」
メガギラス「……貴様は……何故ゴジラなどと一緒にいられる……?何故、奴の側にいられる……」
メガギラス「奴の……奴の力は……生物として完全に規格外だ……だからエネルギーの吸収先に我々は奴を選んだ……」
メガギラス「……ゴフッ……貴様は……貴様は奴が恐くないのか……?」
ラドン「……」
ラドン「……そんなもの決まってる」
メガギラス「……!」
ラドン「奴を恐ろしいなどと思ったことなど私は一度もない。それだけだ」
メガギラス「……」
ラドン「何故ならば、私の方がスゴい怪獣だからだ」
メガギラス「……?」
ラドン「空飛べるからな」フン
メガギラス「……!」
ラドン「人間よりマシで宇宙怪獣よりはムカつかない、それが私にとってのアイツだ」
メガギラス「……なんだ、そりゃあ……ハッ……!」
ラドン「……」
ラドン「……それでもまぁ、困ってたら手を貸してやらんでもないぐらいの関係か。私の場合翼だが」
ラドン「アンギラスより実は私の方が先だしな。アイツとバカをやったりしてたのは」
メガギラス「……」
ラドン「友情……違うな……信頼……ないな」ブツブツ
メガギラス「……」
ラドン「……アイツと私は……そう、腐れ縁だ」
メガギラス「……腐れ縁……」
メガギラス「ハッ……そうか……そういうもんか……フフッ……そうか……」
ラドン「……」
ラドン「……話はそれだけか」
メガギラス「……ああ……ガハッ……フッ……ああ……もういい……なんだか、馬鹿馬鹿しくなった……
食う気がないなら……さっさと行っちまえ……ハァ……」
ラドン「……」
バサァッ
ラドン「……」
ラドン「……じゃあな」
メガギラス「……ああ……ハハッ……行ってしまえ……」
ラドン「……」
メガギラス「……敗けるなよ」
ラドン「……何?」
メガギラス「貴様が敗けたら……俺が勝てなかった貴様が敗けたら……本当に我らの立つ瀬がなくなっちまうぜ……フフッ……」ゼェ…
ラドン「……」
ラドン「……貴様に捨て台詞を1つ残してやる」
メガギラス「……あ?」ガフッ…
ラドン「……『相手が悪かった』な」
メガギラス「……!」
メガギラス「……なんだそりゃ……同情のつもりか……?フフッ……本当に……」
メガギラス「本当に……ムカつ……く……」
メガギラス「──…」
メガギラス「」
ラドン「……」
ラドン「……じゃあな」
バサァッ…
ゴォ…
キィィィィィンッ
ブゥン…ブゥン…
ブゥン…ブゥン……
メガギラス「──……?」ピクッ
メガニューラの群れ
メガニューラ『……』
ブゥン…ブゥン…
メガギラス「……!……なんだ……?」
メガニューラ『……』ブゥン…ブゥン…
メガギラス「……成る程、そうか……そうだな……そうするべきだ……」
メガギラス「敗北した王を……役目を果たせなかった俺を……幼虫の餌にしに来たか……そうだ……そうすべきだ……」
メガギラス「……そうして……少しでもより強い王を……種族の……為……」
メガニューラ『……』
ドスドスドスッ
メガギラス「……っ!」
メガギラス「……?」
“尾針・エネルギー注入”
ドクン…ドクン…
メガギラス「……?貴様ら……」
メガニューラ『……』
メガニューラ『……』
『オウサマ』『オウサマ』『シナナイデ』『オウサマ』
メガギラス「……っ!」
ドクン…ドクン…
メガギラス「……馬鹿な……愚かな……我は敗北した王だぞ……」
ドクン…ドクン…
メガギラス「……」
メガニューラ『オウサマ、マケナイデ』
『オウサマ』『オウサマツヨイ』『オウサマ』『オウサママケナイ』
メガギラス「……」
メガギラス「……馬鹿どもが」
ラドン『奴を恐ろしいなどと思ったことなど一度もない。それだけだ』
ラドン『何故ならば、私の方がスゴい怪獣だからだ』
メガギラス「……!」
キィィィィィンッ
ラドン(……ザノンどもを仕留めるなら空中からの奇襲が一番だな)
ラドン(雲の上を通って高速で接近し衝撃波で奴等の戦艦を粉々にして残ったガメラ怪獣どもも粉砕してやる……奇襲で速攻だ……!)
ラドン「……ふんっ……ゴジラめ……お前が勝てなかった奴等を私がギッタンギッタンに……」
ボゥンッ ←雲の上
ラドン「……っ!?」
ギャオスの群れ
ギャオス『ギャオオオオオオス!!ギャオオオオオオス!!』
ラドン「……っ!!」
ラドン(こいつら……ギャオス!?まだこれだけの数がいたのか……!?)
ギャオス「……ん?」
ハイパーギャオス『……ナンダ?』
ラドン「……!」
ラドン(こいつら……不味いな……囲まれて……)
ハイパーギャオス『……ナンダコイツハ……?』
ラドン「……!」
宇宙ギャオス「待て、ひょっとしてコイツ……」
ラドン「!!」
宇宙ギャオス「……コイツも俺達の仲間じゃねぇカ?」
ラドン「……」
ラドン「……ソウダヨ、ボクギャオスダヨ(裏声)」
宇宙ギャオス「なーんダ!」ドッ
ギャオス「何?仲間か!」
ハイパーギャオス『ナンダヨビックリサセヤガッテ!』
宇宙ギャオス「新入りだナ!!」
ラドン(ギャオス?)「ウン!ミンナヨロシクネ!(裏声)」
「アッハッハッハッハッハッハッハ!!」
<ドッ
ラドン(ギャオス?)「ミンナ!ナカヨクシテネ!」
バサァッ
宇宙ギャオス「アッハッハッ!まぁわからないことがあったらなんでも俺二……」
ラドン「……」
ゴオッ
宇宙ギャオス「はエ?」
ゴォォォォッッ
ミシィッ
宇宙ギャオス「!!!?」
“超音速衝撃粉砕波”!!
ボゴォォォォッ
宇宙ギャオス「ごばぁっ!!??」ベキベキボキィッ
ギャオスの群れ「「「!!!?」」」
ラドン「……」
ラドン「…誰がギャオスだ貴様らぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!?」ブチブチブチィッ
ギャオスの群れ「「「!!!!??」」」
ギャオス「えぇぇぇぇっ!?何コイツ!!?」
宇宙ギャオス「ゴブゥ……っ」ガフッ…
メキメキィ…
ハイパーギャオス「何ダ!奴ハ今何ヲシタ!?」
ヒュォォォォ…
ハイパーギャオス「! 衝撃波カ……!」
ラドン「──正解だ」ゴォォォォ…
ハイパーギャオス「!!」
“超音速衝撃粉砕波”!!
ミシィッ…
ハイパーギャオス「ヌァッ……!!」ビキビギッ…
ズドォォォォォォォンッッッ
ハイパーギャオス「ゴハッ!!?」
ラドン「貴様らは人間や宇宙人の空戦兵器より骨があるんだろうな?」キィィィィィィン…
ハイパーギャオス「……っ!!」ゲホッ
ハイパーギャオス「オノレ……許サン!!」
ギャオス(昭和)「敵なら容赦する必要はない!」
ハイパーギャオス「イリス カラ 招集 ヲ 受ケテダイブ経ツ!サッサト切リ刻ンデ片付ケルゾ!!」
バサァッ
ラドン「……!」
ラドン「……フン!相手になってやる!かかってこい!!」
同時刻……─
イリス「」ガララ…
ゴジラ「……」
ゴジラ「……」
ゴジラ「!」
ブシュゥゥゥゥッ ←傷口
ゴジラ「……っ!」
ドクッ ドクドク… ←出血
ゴジラ「……?」
ガララ… ガシャァァァァン…
ゴジラ「!!」
イリス「……」ガラ…
イリス「…… お前 血が止まらないのに 驚いてる 」
ゴジラ「……生きてやがったのかテメェ。今ので死んだかと思ってた」
イリス「……」
イリス「イリス 食った」
ゴジラ「……?」
イリス「そこの 甲殻類の怪獣 お前の 一部も」
イリス「この程度 すぐ治る」
イリス「もう 治った」
ズズズ…
ゴジラ「……気っっっ色悪い野郎だな……」
イリス「全部 見てた」
イリス「ジグラ の 細胞停止光線」
イリス「お前 食らった 再生細胞も 機能しなくなる 筈だった」
イリス「でもお前 動き出した」
イリス「イリスも お前の細胞 少し食べた」
ゴジラ「……!」
イリス「でもまたお前動き出した」
イリス「でもお前の一部は既に貰った」
イリス「だから お前の傷 細胞が ちゃんと 正常に 再び 機能するまで 治らない」
ゴジラ「……」
ブシュゥゥゥゥッ…
ゴジラ「……なるほどな」
イリス「……でも」
ゴジラ「……?」
イリス「ならお前……何故動ける?」
ゴジラ「……」
イリス「どうやって動けるようになった?」
イリス「なんでさっきまで動いてた?」
イリス「お前……様子が違う?」
ゴジラ「……」
ゴジラ「……悪いけど話すとなげぇんだよ」キュォォォォォォッ
バチバチバチッ
イリス「……!」ゾクッ
ゴジラ「いやほんとなげぇのよ」
ゴジラ「つーか俺急いでんだわ」バチバチバチィッ
イリス「──!!」
ゴジラ「じゃあな」
カッッッ
“放射熱線”!!
ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ
イリス「……!!」
シュルルルッ←触手
イリス「……!」
“コピー・熱エネルギー吸収”!!
ゴ ォ ォ ォ ォ ッ ッ
イリス「……っっっ!!」
ズズズズズ…
ゴジラ「……!?」
イリス「……それ イリス には 効かない」
ゴジラ「……ッ」イラッ
イリス「お前は イリスに 勝てない」
“コピー・熱エネルギー変換・巨大化:触手”
メキメキメキッ
イリス「叩きのめして」
シュルルルル…
ゴジラ(……!触手がでかく太く……)
イリス「もう一度 お前を 喰う」
イリス「くらえ」
“プラズマ火球も弾き飛ばす速度と強さの触手で”!!
“対象を瞬時に弾き飛ばす”!!
“アンチ・プラズマフィールド”!!
ゴ ォ ォ ォ ッ ッ
ゴジラ「!!」
ド ゴ ォ ッ ッ
ゴジラ「!!」
バ キ ィ ッ
ゴジラ「!!!」
ズ ド ォ ッ ッ
ゴジラ「!!!!」ズザ…ッ
ズンッ
ガシィッ
イリス「……っ!」
イリス「……???」
ググッッ… ←触手
ゴジラ「……一本捕まえた」
イリス「 ! ! ! ! ? 」
ゴジラ「こう見えて動体視力には自信があんだよ」グイッ
イリス「!?」ガクンッ
ゴジラ「せー……の…っ! ふんっ!!」グイッッッ
イリス「……っ!!?」ズザザ…
ゴジラ「オラちょっとこっち来い」
グンッ
イリス「!!?」フワッ
ゴォォォォ…
ゴジラ「オラアッ!」
ゴォッッ
イリス「──っ!?」
“ヤクザ蹴り”!!
ボ グ ォ ッ ッ
イリス「!?!?!?」ベキベキベキィッ…
メキメキィッ ブシュゥゥゥゥッッ
イリス「──あ」
ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ
ズズゥゥゥン… ガラガラ…
ゴジラ「コイツなら吸収も糞もねぇだろ」
ゴジラ「もっと体重つけろテメェらは。鍛え方が足りねーんだよ鍛え方が」
ガラガラガラ…
イリス「」
ゴジラ「……」
ゴジラ(……今度こそ死んだか?)
ゴジラ「……ったく無駄な時間を……」
ガメラ『ゴジラの子供に……手出しはさせない!!』
ゴジラ「……急いでんだよ俺はよ」
ドクッ ドクドク…
ゴジラ(……血がまだ止まらねぇな……いつもならすぐ塞がんのに)
ゴジラ(……まぁ歩いてる内に止まるだろ。今は先に行くところが……)
イリス「」ピクッ
ゴジラ「……!」
イリス「……」ムクリ…
ガララ…
ゴジラ「……」ハァ…
ゴジラ「あのなぁ……俺そんなお前に興味は……」
ゴジラ「……?」
“コピー・G細胞:再生能力”
ゴジラ「!!」
イリス「……」
グググ…
イリス「……!」ジュゥゥゥ…
ズズズ… ←ゴジラのような背鰭
ベキベキッ… ←ゴジラのような皮膚
イリス「……!!」シュゥゥゥッ…
ゴジラ「……っ」
イリス「治った」
ゴジラ「……」
イリス「お前の細胞 すごく強い」
イリス「ようやく 馴染んできた」
イリス「スゴい どんな傷でも治る」
「治る」
「治る」
「もう治った」
「すごいパワーを感じる」
「身体も大きくなった」
「今すごくイリスは強い」
シュルルル… ←触手
ゴジラ「!」
ズンッッッ
ゴジラ「!!?」ミシミシィッ
ト ゙ コ ゙ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ ッ
ゴジラ「……っ!!」ガラガシャァァァンッ
イリス「パワーも上がった」
イリス「これがお前の細胞の力」
イリス「わかった」
イリス「お前が一番強い」
イリス「お前の細胞もっと欲しい」
ゴジラ「……」
イリス「どんどんお前を取り込んで」
イリス「イリスが新しいお前になる」
ゴジラ「……」
ゴジラ「……昔からよ……」ガラッ…
イリス「……?」
ゴジラ「ちょいちょいお前みたいな奴が現れんのよ」
ゴジラ「俺の身体がどうだの細胞がどうだのもう一人の俺だのもう二人の俺だのよ……」
ゴジラ「大概ロクな連中じゃねぇしムカつくからぶっ殺すんだが……」
ゴジラ「……前言撤回だわ」
イリス「!」
ゴジラ「お前やっぱ殺すわ」
イリス「……」
「違う」
「逆」
イリス「イリスが お前を 殺す……!!」
ゴジラ「……」
イリス「!!」ゴォォォォッッ
宇宙海賊ザノン号
宇宙船
ザノン星人「急げ急げ!全速前進だ!!イリスに何かあったら巨大な損失だぞ!」
ギロン「うるさいらぁ」
ジャイガー「いくらお気に入りだからって取り乱しすぎじゃ」
ジーダス「見てる方が恥ずかしいぜ」
ザノン星人「馬鹿者!奴は対象のDNAを取り込む度に無限に強化されるのだぞ!?あんな貴重な戦力他にはおらんのだ!」
バイラス「……まぁ実際我々の中ではレギオンに匹敵する戦力だとは認めよう」
レギオン『……』
ジグラ(……ま、ワタシのオレンヂ光線(細胞停止光線)がある限りどんな相手でも敵ではないがな)
ザノン星人「ガメラを確実に殺してその後はこの星を征服する筈が……
さっきの爆発をあのゴジラとかいうのが単体で起こしたのだとしたら奴はレギオンの種子発射に匹敵するエネルギーを放出できるのかもしれんということになる」
ザノン星人「信じられんエネルギーだ。イリスでも万が一があるかもしれん」
ザノン星人「失うわけにはいかんのだ。何よりギャオス達の統率にも奴は使える」
バルゴン「……」
バルゴン「……嫌だなぁ」ハァ…
バルゴン「……ん?」ピクッ
バルゴン「船を止めてよザノン」
ザノン星人「……?なんだバルゴン!急ぎなのだぞ!?なんなのだ!?」
バルゴン「何か来るよ。多分敵だ」
ザノン星人「!? 何!?」
ジグラ「ほぅ……わかるのかキサマ」
バルゴン「勘だけどね。多分当たってる」
バイラス「また非科学的な根拠だな」
ザノン星人「……この船に向かってると言うのか?」
バルゴン「うん」
ジャイガー「誰じゃ?ガメラか?それともゴジラ?」
ジーダス「まさかもうイリスをぶっ殺してゴジラってのが向かってきてるってか?」
ザノン星人「何っ!?」
バルゴン「いや、多分違うよ」
ザノン星人「……」
レギオン『……』ピクッ
バルゴン「レギオンも何かに反応してるみたいだ」
バルゴン「ねぇ、降ろしてよ」
バルゴン「急ぐなら早めに対処して片付けようよ」
ザノン星人「……!」
ゴォォォォ…
???「全く……米軍め……『新開発した核兵器1ダース怪獣に盗まれました』だと……?」
????『ふざけた話ですね』
???「全くだ。しかし万が一それが爆発したら大変ってレベルじゃない」
??『……』
????『なんて言ってましたっけ?『メガトン級の核ミサイルの1000倍の破壊力(理論上)の新開発核兵器ギカトン級核ミサイル』でしたっけ?メガトン級の威力わかって言ってるんですかね?』
???「そんなもんがもし1ダースも爆発したら日本だけがどうってレベルじゃないわ!!」
バンッ
????『まぁ全部使うつもりはなかったでしょうけど……』
??『……』
???「只でさえ諸外国は世界中に現れたギャオスとかいう連中への対処で大変なのだ。事が事だけに我々が派遣された訳だが……」
????『……』
???「……チッ!」
地球防衛軍空中戦艦・火龍
火龍艦長「全く……ふざけた話だ!」
ドンッ!
????『……そうですね』
地球防衛軍空中戦艦・ランブリング
ランブリング艦長「しかし日本に怪獣が終結してる今、この核兵器回収の任務ができるのは我々だけでしょう」
ドンッ!
??『……』
地球防衛軍空中戦艦・エクレール
エクレール艦長「……」
ドンッ!
ランブリング艦長「怪獣が日本に集まりつつあるおかげで各国は通常の兵器でも対処できるようになりつつあります。機動力のある我々にこの任務が回るのは仕方ないですよ」
エクレール艦長「……」コクリ
火龍艦長「そんなことぐらいわかっとるわ!」
火龍艦長「で!?ギャオス達のボスとかいうエイリアン野郎の船の反応はこの方向で合ってるのか!?」
ランブリング艦長「……ええ。間もなく此方のマグナムメーサーキャノンの射程に入ります」
火龍艦長「……ふん!」
火龍艦長「散々人類を食い散らかしやがって……この混乱に乗じて奴等も我々で撃破するぞ」
火龍艦長「ギャオス被害でどれだけの犠牲者が出たことか……っ!!
人類の怒りを思い知らせてやる……!」
エクレール艦長「……」
エクレール副艦長「……」コクリ
エクレール副艦長「油断してはいけません、と艦長は仰ってます。件の宇宙人が率いるガメラ怪獣達は多くが通常兵器でもダメージを与えられると言われてますが……」
ランブリング艦長「……大丈夫ですよ。確かに我々地球防衛軍が相手してきたゴジラ怪獣と比べてガメラ怪獣は耐久力などは低いと報告を受けていますが」
火龍艦長「……ふん!だからこうやって三艦で陣形を組み万全を期しているんだ。油断など誰がするものか」
火龍艦長「……①遠距離・射程外からランブリングのマグナムメーサーキャノンでまず敵母船に攻撃し奇襲、②敵が浮き足だった所で距離を詰めながら三艦でプロトンミサイルの波状攻撃をし敵怪獣達を一掃、③その後距離を詰め我が船の龍剣高電子砲(ブレードメーサー)とエクレールのメーサー大鉄球でトドメ、だ。抜かりはない」
ランブリング艦長「ええ、その通りです」
エクレール艦長「……」コクリ
火龍艦長「……」
ランブリング艦長「? どうしました?」
火龍艦長「……いや、米軍の連中が『もしもの時に使ってくれ』と後ろの輸送艦に積んだ“アレ”のことだ」
ランブリング「……あぁ、“アレ”ですか」
火龍艦長「……あんな玩具みたいな代物どう使えって言うんだと思ってな」
エクレール艦長「……」
ランブリング艦長「……まぁ使う事がないよう祈ってましょう」
火龍艦長「……ふん」
少し待ってください。書きます。
火龍艦長「敵の航空戦力の大半はギャオス達が占めているようだが……今は奴等の手元にギャオスはいない、そうだな?」
火龍部下「はい。事前の偵察と情報共有で完璧に確認済みです。超音波メスは我々の艦の頑丈な装甲でも厳しいですからね……。現在ザノン星人の宇宙戦艦の周囲と、そしてこのエリア周辺にギャオスの反応は間違いなくありません」
火龍艦長「フン……怪獣どもの縄張り争いと日本の連中の妙ちきりんな特技のおかげという訳か……そろそろだな?」
ランブリング艦長「……!マグナムメーサーキャノン、発射用意!!」
“ランブリング・艦首マグナムメーサーキャノン”
ジジジジジ…キュイイイイイインッッ
ランブリング艦長「……対大型怪獣用の超大出力キャノン……命中すれば敵の艦艇といえど致命傷は免れない筈……」
ランブリング艦長「敵の攻撃可能範囲、射程外からの大出力砲撃による奇襲……これで先ずは先手を取り流れを作ります!」
火龍艦長「……!よし!総員備えろ!ランブリングが作戦通り仕掛けるぞ!」
エクレール艦長「……!」
エクレール副官「! いよいよですな……」
ランブリング艦長「よし!マグナムメーサーキャノン、発射!!」
ジジジジジ…ッ
ギュイイイイイイイインッッッ
“ランブリング艦首・マグナムメーサーキャn…
オォォォォォ…
エクレール艦長「……?」
エクレール副官「……?どうされました艦長?」
エクレール副官「……!」
エクレール副官「なんだ……?あれは……」
火龍艦長「……?なんだ?ランブリングに何か伸びてきて……」
エクレール副官「あれは……“虹”……?」
ランブリング艦長「!!!?」
“虹色光線”!!
ドゴゴゴゴォォォォンッッッ
ランブリング艦長「……っ!!?」
ガガガガガッ
『うわぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!?』
「……っ! 機関部に被弾!」
「エネルギー供給停止!」
「システムにエラー発生!!」
「マグナムメーサー、発射出来ません!!」
ランブリング艦長「……何が起こったんだ……!?」
ランブリング艦長「これは……攻撃……!?」
火龍艦長「なんだ今の……!ただの虹じゃねぇ……これは攻撃だ!!」
火龍部下「えぇっ!?」
火龍オペレーター「艦長!ランブリング、機関部にダメージ、航行速度低下、マグナムメーサーも発射出来ないそうです!」
火龍艦長「……っ!!馬鹿な!こっちが先手を打たれただと……!!」
火龍艦長「察知されていたか……いや、それより……この距離を……!!」ギリッ
宇宙海賊ザノン側
ザノン号・周囲
バルゴン「……うん。命中したよ」
ジャイガー「大した射程と命中率じゃのうお前」
バイラス「やるではないかバルゴンよ」
バルゴン「造作もないかなこのぐらい」
ジーダス「へっ!人間どもめザマァねぇぜ!!」
ジグラ「お前は何もしとらんだろう……」
ジーダス「あぁ!?」
バルゴン「無駄な喧嘩しないでよ鬱陶しいなぁ……」
バルゴン「次、レギオン。お願いね」
レギオン《……》
レギオン《……!》
“ソルジャーレギオン生成”
ザワザワザワ…
“ソルジャーレギオン・飛行形態”
“ソルジャーレギオン放出”
ザァァァァァァァァァァ…
バイラス「ほぅ……!」
ギロン「うぁー……なんか気持ち悪いろ……」オェッ
レギオン《【指令:攻撃】》
レギオン《【ターゲット:人類】【選択:空中戦艦】【およびその他敵勢力】》
レギオン《【 攻 撃 開 始 】》
火龍オペレーター「……!艦長!!前方から多数の飛行物体接近中!!数およそ100、小型の群隊です!!」
火龍艦長「……!!まだ敵にも航空戦力がいたのか……!」
火龍オペレーター「ランブリング……機関部のダメージで速度が低下しています……現在飛行しながらの応急修理で態勢を立て直そうとしていますが……遅れています!!陣形が崩れて……っ」
火龍艦長「……!!」
火龍艦長「エクレールと連携して対空放火!!弾幕を張って群隊を撃ち墜ちとせ!!ランブリングに近付けるな!!」
エクレール副官「……!艦長!!」
エクレール艦長「……」コクリ
エクレール副官「……了解!火龍と連携し対空放火で弾幕を張れ!ランブリングを護るんだ!!」
ゴォォォォォォォ…
ソルジャーレギオン『……!』ギィギィ
エクレール副官「迎撃、てぇーーーっ!!」
ズバババババババババババッ
ソルジャーレギオン『!!』
ドガガガガガガガガッッッ
ソルジャーレギオン『ギュィッ!?』
ソルジャーレギオン『ギィィッ!?』
バシュバシュッ
ドドォォォォン…
ソルジャーレギオン『……っ!』
エクレール副官「……!火龍と死角をカバーしあえ!!一匹たりとも艦に張り付かせるな!!」
火龍艦長「後ろにも通すな!!ランブリングを護れ!!」
火龍部下「艦長!群隊は散らばりながら回避行動を取っています!……5匹に1匹は弾幕を抜けて……此方ではなく、ランブリングを狙ってる模様!!」
火龍艦長「!!? どういうことだ……小型怪獣どもに指示を出してる奴でもいるのか……!?」
火龍艦長「……そうか……宇宙海賊め……そこまで精密に怪獣どもを操れたのか……クソッ!!」ギリッ
火龍オペレーター「……!!艦長!!ランブリングより通信!!」
火龍艦長「!! こちら火龍、ランブリング応答せよ!!」
ランブリング艦長『……!火龍か。エクレールも……聞いてくれ。敵の今の狙いは恐らく大出力の遠距離武装があるランブリングだ。我々を置いて先に行ってくれ。群隊は此方で全て引き受ける』
火龍艦長「……!? 馬鹿をいうな!武装が使えなくなってるんだろう!?なぶり殺しにされるだけだぞ!?」
ランブリング艦長『地球防衛軍の主力戦艦の装甲だ。そうそうすぐには沈まないさ。それより、逆にチャンスだ。今なら敵の航空戦力を此方で全て引き付けられる。敵の戦艦、頭さえ叩けば人類の逆転だって可能だろう』
ランブリング艦長『先手をとって混乱したところを……という作戦は崩れたが……君達はこのまま予定通りに行動してくれ。なに、艦の機能が回復したらコイツらを片付けてすぐに追いかけるよ』
火龍部下「……!弾幕を潜り抜けた群隊がランブリングに取りついています……!」
ソルジャーレギオン『ギィィッ!』
“マイクロ波シェル”
バチバチバチィッッ
バキィィィンッ バチバチバチィッッ
火龍艦長「……!!」
エクレール艦長「……っ」
エクレール副官「……!ランブリング……」
ランブリング艦長『行ってくれ。火龍、エクレール、後は頼む。幸運を祈る』
火龍艦長「……っ」
火龍艦長「……火龍、最大船速!!エクレールと共に一気に敵戦艦に近付きあの宇宙海賊どもをぶち殺す!!」
エクレール艦長「……」コクッ
エクレール副官「……!」
エクレール副官「……エクレール、最大船速!!火龍と共に敵本陣に突っ込む!!2艦だけになってしまったが……電撃作戦だ!!」
ゴォォォォォォォ…
ランブリング艦長「……!すまない……後は頼む……!」
ソルジャーレギオン『ギュィィ!』
ソルジャーレギオン『ギュギュイィ!!』
“群隊・マイクロ波シェル”
ギュギュイィッッ ギュギュギュィィィッッッ
バチィッ バチバチバチィッ
バキンッ
ドゴォォォン…
バチバチバチィッ…
バリィッッ…
バチィッ…
…
バルゴン「……1体減った」
ジャイガー「ふむ……他愛ないのう……」
ジグラ「油断するな。まだ2つ残っとるのだろう」
バイラス「フン……時代が進んで奴等の兵器も相応に強力にはなっているだろうが……何も問題はないさ」
バイラス「配置に着け。来るぞ」
火龍艦長「……見えた。奴等だ!」
エクレール艦長「……」コクッ
エクレール副官「……!了解!プロトンミサイル、発射準備!!」
エクレール艦長「……」スッ
エクレール副官「……!了解! メーサー大鉄球、チャージ開始!!」
火龍艦長「行くぞお前ら!!ランブリングの仇を取る!!火龍もプロトンミサイルを発射準備だ!!艦首メーサーブレードも起動!!まずはあの怪獣どもを粉々にしてやれ!!」
バルゴン「……来た」
ジャイガー「……どうやら狙いはワシらからのようじゃのう」
ジーダス「あん?まずザノンを狙わねぇのか?」
バイラス「ザノンは狙われるのを恐れて我々を前に置いて後ろに下がっていってる。ザノンを狙うからこそ邪魔な我々を先に片付けるか動きを止めたいのだろう」
ジーダス「……現状ザノンが大将だから間違ってねぇのかもしれねぇが釈然としねぇな……」
ギロン「んー……どうするろ?」
ジグラ「決まってるだろう。向かってくるんだから殺す以外にない」
ギロン「んあ。わかったろ」
火龍「プロトンミサイル……」
エクレール副官「発射!!」
“プロトンミサイル”
バシュッ バシュッ バシュッ
シュドドドドドドッ…
キィィィィィン…
ジーダス「……!なんか撃ってきたぞ!」
ジャイガー「アレを喰らったらどうなるんじゃ?」
バルゴン「ボクの勘だけど多分、地味にヤバイよ」
バイラス「お前の勘は当たるからな……」
ジグラ「ギロン」
ギロン「んあ。わかってるろ」
ギロン「あれ全部撃ち落とせばいいんらろ」
“十字手裏剣”
ジャキキィッ
ギロン「いくろ!おいらの手裏剣!!」
シュカカカカカッ
ゴォォォォォォォ…←プロトンミサイル
ギロン「……おいらの手裏剣、おいらが考えた通りに自由に動かせるんろ!」
ジャイガー(こやつ考える脳味噌とかあるのか……)
“十字手裏剣・脳波コントロール”
クンッ←手裏剣
クンクンッッ←手裏剣
火龍部下「……?敵怪獣の発射した手裏剣のようなものが……」
火龍艦長「なんだあの軌道は……まさか……ミサイルに向かってるのか!?」
カッッッ
ドゴゴゴゴゴゴゴォォォォォンッッッ
バラバラバラ…
火龍艦長「……!!」
エクレール艦長「……っ!?」
バラバラバラ…
ギロン「……んっはっはっやったろ!」
ギロン「ぜーんぶ迎撃、かんらょーらな!!」
火龍艦長「……っ!クソッ!」ダンッッ
火龍艦長「色物みてぇな外見して……嘗めた真似をしてくれるじゃねぇか!!」
エクレール艦長「……」コクッ
エクレール副官「……!まだですよ!」
火龍艦長「!?」
エクレール副官「プロトンミサイルの内の何発かは、軌道設定を変えて発射してあります!!」
火龍艦長「!!」
キィィィィィン…
ギロン「……んあ?」
バイラス「……なんの音だ?」
ジャイガー「……!!真上じゃ!!」
バルゴン「……?真上?」
キィィィィィン…
“プロトンミサイル”
ガメラ敵怪獣's「「!!!?」」」
ドコォォォンッ
ドゴゴゴォォォォォンッ
火龍艦長「……おぉ!!」
火龍艦長「……やったか!?」
ゴォォォォォォォ…
ボシュゥッ
火龍艦長「……!煙から何か飛び出して……!?」
ジーダス「あぶねぇ!死ぬとこだった!! 野郎……猪口才な真似をしやがって!!」
“150m大ジャンプ”!!
ォォォォッ…
ドォォォォンッ←エクレールの船体
ガガンッッッ
エクレール艦長「……っ!!?」ガタタッ
エクレール副官「……っ!!今の振動……真上……!?ジャンプで此方に跳び移ってきたのか……!?なんて跳躍力……!!」
火龍艦長「……!エクレール!!」
ジーダス「堅そうな船だな……だが……」
ゴポッ
ジーダス「貫け!“ハープーン舌”!!」
ズガンッ ズガンッ
エクレール副官「!! 奴め!船に攻撃を……!だが装甲はそう簡単には……」
ズガンッ バキィィィンッ
ズズゥゥゥンッ
エクレール艦長「……っ!」
エクレール副官「!! なんだ……!?想定より装甲のダメージが……これは……!!」
外壁装甲←ジュゥゥゥゥゥ…
ジーダス「俺様は爪や舌先から溶解液を放出することが出来るんだよ……!ガメラの皮膚だろうがゴジラの皮膚だろうが俺の舌に貫けねぇモノはねぇ!!」
ズガンッ ズガンッ バチバチバチィッ
エクレール艦長「……っ!」
エクレール副官「こいつら……!!」
火龍艦長「対空放火!エクレールに当てるな!奴を落とせ!!」
ズババババババッッ
ジーダス「!! うわっやべっ」
“150m大ジャンプ”
ダンッッ
ゴォォォォォォォ…
エクレール副官「……!離れた……助かったのか……?」
ビーッ ビーッ ビーッ
エクレール副官「!?警告!?これは……真下!!?」
バイラス「甘く見たな……見せてやろう、我が“バイラスの槍”を……!」ググッ…
エクレール副官「何かしてくるぞ!回避しろ!!」
バイラス「少し遅かったな」
“三叉衝角”
ガキンッ
“硬質化”
バイラス「はぁっ!!」
“バイラスの槍”!!!
ゴォォォッ
バギィィィィィンッッ←エクレール左船体
ガガガガァァァンッ
エクレール艦長「……っ!!」
エクレール副官「ぬぁ……あああああっ!!?」
ガシャァァァァンッ
バイラス「……!少し外したか……クソッ」
エクレール艦長「……!」
エクレール副官「……被害報告!!」
エクレールオペレーター「……!船体左部分に特に甚大な被害が!航行システム一部エラー、姿勢制御も困難です!」
エクレール艦長「……!」コクッ
エクレール副官「……!了解!武器システムはどうなってる!?」
エクレールオペレーター「まだ生きてます!!」
エクレール艦長「……!」グッ
エクレール副官「……艦長……!……っ……わかりました……!!」
エクレール副官「総員、退艦準備!!自動航行システムに切り替えて、艦首メーサー大鉄球を起動したままエクレールを敵に突っ込ませる!!」
「ええっ!?」
「艦長……正気ですか!?」
「エクレールを棄てるんですか!?」
エクレール艦長「……っ」
エクレール副官「……!艦長も苦渋の決断だ!!今なら敵に航空戦力はない!!早く脱出を急げ!!」
火龍艦長「エクレール!応答しろエクレール!!クソッ!通信障害か!」
ヒュウンッ ヒュウンッヒュウンッ ←ギロンの十字手裏剣
火龍艦長「弾幕を絶やすな!!全て撃ち落とせ!!クソッ!包丁野郎も生きてやがったのか!!」
火龍艦長「……!なんだ……エクレールの様子が……?」
バシュゥッッ←エクレール脱出艇
火龍艦長「……!!今のは……」
ゴゥゥゥッッ←エクレールのバーニア
火龍艦長「エクレール……まさか……このまま敵に突っ込む気か……!!」
バルゴン「あー……死ぬかと思った」
ジャイガー「ワシは平気じゃったがな。その気になればジェット噴射ジャンプで避けれたしのう」
ジグラ「ワタシに限っては殆ど動けんから本当に死ぬところだったがな」
バルゴン「なんで出てきてんのキミ?」
ゴォォォォォォォ…
バルゴン「……ん?敵の動きが変わったね。なんだろう」
ザノン星人『おいバルゴン!聞こえるか!状況を説明しろ!!さっきの爆煙で何も見えん!!』
バルゴン「……敵のフネ?が1体そっちに突っ込んでる」
ザノン星人『はぁぁっ!?』
バルゴン「多分玉砕覚悟ってやつだね。ボクには理解できないや」
ジャイガー「カミカゼアタックというやつかのう」
ザノン星人『な……何を……さ……さっさと落とさんかぁ!!』
バルゴン「すごいスピードで突っ切ってて……なんかもう良いかなって……あっ真上通りすぎた」
ザノン星人『はぁ!?お前……正気かお前!!えっ!?こっち来てんの!?ガチ特攻!!?』
ザノン星人『いやぁぁぁぁ死にたくない!ぎゃあああああどうしようどうしよう!!?』
バルゴン「……ウザいなぁ」
ザノン星人『た……助け……助け助け助けろお前らぁ!!あああああなんか見える!!こっち来る!!』
バルゴン「……」
ジグラ「……」
ジャイガー「……」
ジャイガー「しゃーないのう……」
“マグネチック吸盤”
ゴォォォォォォォ… ←エクレール
バチバチバチィッ ←メーサー大鉄球
ザノン星人『いやぁぁぁぁぁっ!!?なんかよくわか らん武器チャージしながら突っ込んでくるゥゥゥゥゥッ!!?』
ゴォォォォォォォ…
ガクンッッ
ザノン星人『!!? なんだ!?止まった!?』
ジャイガー「……!止まったのう」
バルゴン「うわぁ……すごい。何それ」
ジャイガー「磁力で止めたんじゃ。この程度なら造作もない。その気になれば生物だって引っ張れるぞい」
ジグラ「もはや磁力とはなんなのかわからんな……」
ジャイガー「ほれワシが止めてる間になんとかせんかい」
ジグラ「……ちっ!生物相手ならどんな怪獣が相手でもワタシの“オレンヂ光線(細胞停止光線)”で一撃なんだがな……」
ジグラ「……本来は地震を発生させるのに使うんだがな……」
“最大マグニチュード12相当の超々局地地震を発生させる”!!
“地震誘発光線”!!!!
カッッッ
ジャイガー「まんまじゃのう」
ジグラ「ふん。まぁ見てろ」
ギュワンギュワンギュワンギュワン…
ジグラ「本来地面を揺らし超々局地的な地震を発生させ人間の街を跡形もなく壊滅させるのに使うのだが……」
ジグラ「応用して無機物に放てば……どうなるかな……?」
ピシッ ←エクレール
ミシミシミシミシ…
バキバキィッ
ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ ッ …
【地球防衛軍戦艦エクレール】
【轟沈】
ドゴォォォォォォォォンッッッ…
火龍艦長「……っ!!エクレール……!!」
火龍艦長「……クッ!!残ったのは我々だけか!!」
火龍艦長「イカとトカゲが邪魔をして……クソッタレェ!!」ダンッッ
バイラス「また減ったか」
ジーダス「こっちもあと1つだ。さっさと落とそうぜ」
バイラス「うむ。……ん?」
火龍オペレーター「艦長!!右舷にあの包丁のような怪獣が!!」
火龍艦長「何っ!!」
ギロン「んっは!どうらろおいらスンゲェらろ!!見直したらか!? ……お前も頭がマサカリみてぇになってんら!!」
ギロン「おいらのマサカリとどっちが斬れるか……勝負してやるろ!!」
“ジェット噴射ジャンプ”!!
ボシュゥッ
火龍艦長「何ィッ!?」
“マサカリ包丁ぶったぎり”!!!!
ズバァァァァァンッッッ ←右舷エンジン
ガガガガァァァァンッッ
ガクガクガクッ
火龍艦長「ぐぁっ……ぬぁぁぁぁっ!!?」
火龍オペレーター「きゃああああああああっ!!?」
火龍部下「アァァァッ!?ぐっ……右舷エンジン停止!!サブエンジンで補助しますが……何処まで持つか……!!」
火龍艦長「……!!」
火龍艦長「……っ!!」
火龍艦長(これが……ガメラ怪獣たちか……!!)
火龍艦長(一匹一匹が想像以上の強さだ……どいつもこいつも……我々が今まで相手してきた怪獣たちとなんら遜色がない……いや、ある意味それ以上に厄介な能力に特化している……種類の違う強さだ!)
火龍艦長「見誤ったか……!!」
ドゴォォォォンッ
火龍艦長「!!」
レギオン《……》
火龍艦長「……! 地中に逃れていたのか……!!」
火龍艦長「メーサーブレード起動してるな!!使うぞ!!」
火龍部下「……!!了解!!」
火龍艦長「せめて怪獣一匹は……仕留めさせて貰うぞ!!」
“艦首メーサーブレード・龍剣高電子砲”
バチバチバチィ
火龍艦長「くたばれ!!」
バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッッ
バイラス「!?」
ドゴォォォォンッッ
バイラス「ぐああっ!?」
ドォォォォォォォォンッ
ジーダス「あああああっ!?」
ドガァァァァァンッ
ギロン「んああああああっ!!?」
バイラス「がはっ!!?」ドサァッ
バイラス「ぐぁっ……直撃は避けたが……成る程……三体だけで攻めてくるに足る兵器は持っていたようだな……」
バイラス「……だが……」
火龍艦長「避けられたか……だが最後の……」
レギオン《……》
火龍艦長「白いのは逃がすな!!仕留めろ!!」
ギュォォォォォォォッ
レギオン《……》
レギオン《【攻撃】【ターゲット:敵巨大飛行兵器】》
レギオン《【選択:マイクロ波シェル】》
グパァッ…
火龍艦長「!なんだ……奴の頭部が開いて……」
ギュォォォォォォォッ…バチバチバチィッ…
火龍部下「強力なマイクロ波反応!!これは……」
火龍艦長「!! あの群隊と同じ…あれのボスはコイツだったのか!!」
火龍艦長「ランブリングの仇だ!奴に攻撃を……」
ギュォォォォォォォッ…
レギオン《……》
火龍部下「……!! 攻撃、来ます!!」
火龍艦長「!!!?」
レギオン《……無礼であるぞ、貴様》
“マイクロ波シェル”
カ ッ ッ ッ
火龍艦長「!!!?」
キ ゙ ュ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ …
ド ッ ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ ッ
バラ…
バラバラ…
…
【地球防衛軍戦艦火龍】
【轟沈】
ゴォォォォォ…
ザノン星人「……終わったのか?」
ゴォォォォォ…
バイラス「恐らくな……あの中にいるのなら中の人間どもは生きてはいまい」
ジーダス「チッ!いくらか喰えるなら腹拵えしたかったぜ!」
ギロン「肉食いたいろ」
ザノン星人「そ……そうか……そうか!よくやった!!フハハハハハハ!!」
ザノン「やはり地球人の兵器など恐るるに足らんかったな!ククク……フハハハハ!やはり我々の脅威はガメラだけ……」
ゴォォォォォ…
ジジッ
バルゴン「……!」ピクッ
バルゴン「ジャイガー!残骸から離れた方がいい!」
ジャイガー「??」
ガゴォォォォンッッッ
ジャイガー「!!?」
バイラス(!!? 戦艦の残骸の中から何か……)
“プラズマ砲”!!
ボッッッ
ジャイガー「!!!?」
バヂィィィィンッッッ
ジャイガー「がぁぁぁぁっ!!?」
ドサァッッ
ジーダス「!!?」
ジグラ「何っ!?」
バルゴン「ジャイガー!!」
ジグラ「……!?なんだ!!?」
ゴォォォォォ…
ガシャァァァァァンッッッ
???『……』
バルゴン「……?なんだこいつ……」
火龍艦長「脱出艇は無事作動したか……ったく……こんなものを搭載できるように改造をしたから艦隊の機動力が落ちてこうなるんだ……!!」
火龍部下「……お言葉ですが、敵の戦力は想像以上でした……機動力が落ちてなくても同じ結果になったと思います」
火龍艦長「……!ちっ!」
火龍オペレーター「格納コンテナ部分を直前で切り離したので機体は無傷です。米国のドローン(コンピュータによる無人機)技術と日本のサイボーグ怪獣(機龍)で生まれた新型の遠隔操作サポートシステムのおかげで私達でもこの兵器は扱えますね」
火龍部下「本来特殊な人間達にしか扱えない兵器と聞いてましたが……まさかそうやって操縦を可能にするとは……」
火龍艦長「ふん!元々核兵器を盗んだ怪獣用に搭載した機体だ!この数相手にこの場面で扱うことは想定してなかったが……やるしかない!いくぞ!!」
ガシャン…
ガシャン…
ガシャァァァァァンッッッ
バルゴン「……!」
ジャイガー「ぬぅ……おのれ……なんじゃアイツは……?」
ジグラ「……!」
ジグラ「……鉄の巨人だと?」
???『……』
ガシャンッッ
“対怪獣用決戦兵器”
“狩人(イェーガー)”
“暴風赤紅・クリムゾン・タイフーン”
クリムゾン・タイフーン『……』
ガシャンッッ
クリムゾン・タイフーン『……』
ザノン星人「な……なんだぁぁぁっ!!?コイツは!?鉄の巨人だと……!?」
ジャイガー「……何でも構わんわ!よくもこのワシに傷を……!!」
バルゴン「……」
バルゴン(……生き物の気配が感じられない……気味が悪いな……)
ジグラ「こいつも人間の兵器か……?こんなもの初めて見る……」
ジーダス「はっ!細っこいし弱そうだぜ!!」
ダンッッッ
“150m大ジャンプ”!!!!
ジーダス「まずは俺様が行ってやる!!」
ゴォォォォッ
クリムゾン・タイフーン『……』
ジーダス「踏み潰してやる!!」
クリムゾン・タイフーン『──!』
ガシャンッッ
グンッッ
“スラスター・バックジャンプ”
ボゥッ
ジーダス「!!?」
ズンッッッ
ジーダス「避けやがった!?」
クリムゾン・タイフーン『──』
ゴオッッ
ジーダス(なら着地のタイミングを……)
“ハープーン舌”!!
ジーダス「死ね!!」ボシュッ
クリムゾン・タイフーン『──』
“スラスター・方向転換”
ボボッッ
ズンッッッ
ジーダス「かわした!!?」
クリムゾン・タイフーン『──』ガシャンッ
ズンッ ズンッ ズンッッ
ジーダス「!!」
ジーダス「向かってくるか!!カウンターで返り討ちにしてやるぜ!!」
ジーダス「“ハープーン舌”!!」ボシュッ
クリムゾン・タイフーン『──!』
グンッッ
ダンッッッ
ジーダス「!!?」
ジーダス「跳んだ!?」
バイラス「……チッ!こいつ……身軽か!」
クリムゾン・タイフーン『──!』
“空中姿勢制御・腰部360°回転”
ガシャャャンッ プシュゥゥゥゥゥゥッッッ
ズンッッッ
ジーダス「!! コイツ俺の後ろを……」
ガシャンッ
ガシャンッッ
ガシャンッッッ
クリムゾン・タイフーン『──』
ジーダス「!!? コイツの肩から生えてるのは……もう一本の腕か!?」
空中・脱出艇内(艦橋切り離しタイプ)
火龍艦長「……これ叫ばないとダメなのか?」
火龍部下「決まってるじゃないですか。音声入力ですよ」
火龍オペレーター「訓練通りにいきましょう艦長」
火龍艦長「……なんでお前らそんなワクワクしてるんだ」
ギュォォォォォッッッ
クリムゾン・タイフーン『──!!!!』
ジーダス「!!!?」
“3つの腕から繰り出される変幻自在の必殺コンビネーション”!!!!
ギュォォォッ
ジーダス「! ! ! ? 」
火龍隊『ウォォォォォォッ!!食らえ必殺!!!!』
『“雷雲旋風拳(サンダークラウド・フォーメーション)”!!!!』
“刃の腕・初撃!”
ジーダス「!?」
ザシュッ
ジーダス「がっ……」
“2本目の刃・弐撃!!”
ズバァァァァッ
ジーダス「ガハッ!!?」
ジーダス「……!!」
ジーダス(ま……まずい……!!クソッ!!)
“150m大ジャンプ”!!
ダンッッッ
ジーダス「この野郎……ぶっ殺s」
ガシャンッッ
ジーダス「!!!」
“参撃!!プラズマ砲(キャノン)!!!”
バシュゥゥゥッッ
ジーダス「なっ……」
バ ヂ ィ ィ ィ ィ ィ ン ッ ッ ッ
ジーダス「 が あ あ あ あ あ あ あ あ あ っ ! ! ! ! ? 」
ズズゥゥゥゥゥゥンッ…
バルゴン「……!」
ジャイガー「こやつ……!」
ギロン「んあ……」
ジグラ「……」
ジグラ「……ふん!油断するからだ馬鹿め……」
ガララ…
ジーダス「がはっ…ゲホッ……あぁっ!?んだとぉ!!?」
グラッ…
ジーダス「ぐっ……チクショォォォがぁぁぁっ!!」ゼェ…ゼェ…
ジグラ「キサマは所詮その程度なのだ。見てろ。無機物なら所詮ワタシ達の敵ではないというのを見せてやろう」
ジーダス「あぁっ!?陸に上がった魚のテメェに何が……!」
クリムゾン・タイフーン『──!』ガシャンッッ
ジグラ「さっきの人間の戦艦と何も変わらん。ワタシの“地震誘発光線”を直接その鉄の身体に照射すればキサマのボディはあっという間に崩壊して……」
ガララ…
ジグラ「?」
エクレールの残骸
ジグラ「……?」
ガゴォォォォォォォンッッッ
ジグラ「!!?」
ジャイガー「なんじゃ!?また残骸から……」
ズズゥゥゥゥン…
ジグラ「……!?」
ジグラ「これは……まさか……」
???『……』
ジグラ(鉄の巨人がもう一体……!?)
???『──!!』ゴォォォッ
ジグラ「!!!?」
“電撃を纏った鋼鉄の拳!!!!”
“電撃拳・テスラフィスト”
ゴォォォッ!!
ジグラ「なっ── 」
ズンッッッ
ジグラ「がっ……」メキメキメキ…ッ
ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ ッ
ジグラ「」
ゴォォォォッ…
ズガァァァァァァァァァァンッッ
バイラス「ジグラ!!!?」
ゴジラ誕生日おめでとーーーーーっ!!
ジグラ「がっ……」ピク…ピク…
バイラス「おのれ……鉄の巨人がもう一体だと……!?」
ザノン星人「なっ……なんだなんだ……なんだと言うのだ!?」
ザノン星人(おのれ……何がどうなってるのだ……!?人間の……人間の兵器ごときに……!!)
ザノン星人(我々は急いでいるのだぞ……!こうしてる内にイリスがもし殺られてしまうようなことがあれば……!!)
ザノン星人「おのれ……何を……なんだと言うのだ!?人間の……」
ザノン星人「地球人の兵器ごときがぁぁぁぁっ!!!!」
X星人「地球人の兵器ごときが!!貴様ら家畜との技術力の差を思い知らせてやれ!!メカゴジラ!!」
メカゴジラ2『了解。攻撃開始』ビコーン
スーパーメカゴジラ『!!』
メカゴジラパイロットA「来るぞ!ブースター起動!飛行してかわせ!!」
メカゴジラパイロットB「了解!」
メカゴジラ2『“フィンガーミサイルⅡ”発射』
バシュゥッ
メカゴジラパイロット「避けろ!」
ゴォォォォォォッ
スカッ
ガッ
ズ ン ッ ッ ッ
ドゴォォォォォォォォォォンッッッ
メカゴジラパイロットA「」
メカゴジラパイロットB「」
メカゴジラパイロットC「」
ガルーダパイロット「」
ゴォォォォォォッ…
メカゴジラパイロットA「……」
メカゴジラパイロットA「あっっっぶねぇぇぇぇぇぇ!!アレ食らったらどんな装甲でも一撃だぞ!!」
メカゴジラパイロットB「地盤ぶっ飛ばしてましたね」
メカゴジラパイロットC「反撃するぞ! 」
メカゴジラパイロット達「「了解!」」
メカゴジラパイロットA「今度はこっちからだ!!」
スーパーメカゴジラ『ギャォォォォォォォォッッッ!!』
「くらえ!!」
“メガバスター”!!
バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッッ
メカゴジラ2「バリヤー起動」
ブゥゥゥゥゥン
バチィィィィィィィンッ
メカゴジラパイロットA「何っ!?」
メカゴジラパイロットB「バリアーだと!?」
メカゴジラ2『』フンス
メカゴジラ2『性能・技術力サーチ確認。本機の性能が上回っていると推測』フンスフンス
スーパーメカゴジラ『』イラッ
メカゴジラパイロットA「クソ!!坊主頭の癖しやがって生意気な……!」
メカゴジラ2『』ムッ
ヒョイ←落ちた首
スーパーメカゴジラ『!?』
カポッ←首
キュッキュッ
メカゴジラ2『』ドヤァ
メカゴジラパイロットA「そんな簡単に付くアレなの!?」
X星人「よぉぉぉぉしメカゴジラよ!お前の力を見せてやれ!!全武器発射だ!!」
メカゴジラ2『了解』
ガシャシャンッ
メカゴジラ2『“オールウェポン発射”!!』
“スペースビーム”
“デストファイヤー”
“クロスアタックビーム”
“フィンガーミサイルⅡ”
“ホーミューショット”
ズガガガガガガガガガッッッ
メカゴジラパイロットB「回避だ!!」
ガルーダパイロット「了解!」
ガガガガガガガガガガガッッッ
“スーパーメカゴジラ・ホバリング移動”
ドドドドドドドドドッッッ
メカゴジラパイロットC「……っ!なんて弾幕だ!!」
ガルーダパイロット「全部は避けきる自信はないぞ!!」
メカゴジラパイロットA「両腕のミサイルだけ確実にかわせ!!あとは……」
X星人「そこだ!撃て!!」
メカゴジラ2『了解』
“スペースビーム”
“クロスアタックビーム”
キュィィィィン…
バシュシュゥゥゥゥゥゥゥッ!!
メカゴジラパイロットA「……!来た!これだ!!」
スーパーメカゴジラ『──!』
X星人「! 諦めたか!!そのまま棒立ちで……食らえ!!」
カッッッ
バチィィィィィィィィィンッッッ
X星人「ふはははは……よくやったメカゴジr……」
X星人「!!!?」
スーパーメカゴジラ『……』
ギュィィィン…バチバチバチィ…
“人工ダイヤモンドコーティングで加工した装甲で敵の光線・熱線を吸収し……”
ガコンッ
X星人「!!?」
メカゴジラ2『腹部に新たに砲口を確認…』
“数倍のエネルギー砲に増幅して発射する!!”
メカゴジラ2『──!バリヤー起動!』
ブゥゥゥゥゥゥンッ
メカゴジラパイロットA「……バリアーの出力は足りてるんだろうな?」
「「「食らえ!!」」」
“プラズマグレネイド”!!!!
メカゴジラ2『!!!!』
バチイィッッ
バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッッ
メカゴジラ2『……!!』ビリビリィッ
X星人「なっ……」
スーパーメカゴジラ『ギャオオオオオオオオッッッ!!!!』
メカゴジラ2『!!』
メカゴジラパイロット達「追加だ!!食らいやがれ!!」
“メガバスター”!!
“ハイパワーメーサーキャノン!!”
“同時撃ち!!”
ゴバァァァァァァァッ
バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッッ
メカゴジラ2『──!!!?』ズンッッッ
バチバチバチ…
バキィィィィィィィィィィンッッ
メカゴジラ2『!!!!?』ボボンッ
バチバチィッ
X星人「……っ!!」
X星人「……馬鹿な……」
メカゴジラ2『……!バリヤー装置の損傷を確認……』バチバチィッ
スーパーメカゴジラ『ギャオオオオオオオオッッッ!!!!』
メカゴジラパイロットA「はっ!どうだエイリアン野郎共!!」
X星人「おのれ……!」
X星人部下「統制官!どさくさに紛れて敵の戦闘機が!!」
X星人「何っ!?」
スターファルコン「くたばれ!!」
“省電力メーサーバルカン!!”
スターファルコン「本丸を落としてやるよ!!」
キィィィン…
ズババババババババッッ!!
X星人「……!航空部隊を出せ!!小型UFO群でアレを落とすのだ!!」
X星人母艦真下
ピシッ…メキメキメキ…
X星人部下「!! 母艦の真下にエネルギー反応!!」
X星人「何!?」
ボゴォォォォォンッッ
“ランドモゲラー”
ランドモゲラー「上とメカゴジラばかり見てて気付かなかったろ!!」
“自動追尾式レーザー砲2門”
“地対空レーザーキャノン1門”
ランドモゲラー「地盤岩盤もぶち抜く出力だ!!食らいやがれ!!」
ギュィィィィィィィィィィッッッ
バチバチバチィィィッ
ランドモゲラー「!!??」
スターファルコン「!!?」
スーパーメカゴジラ『!!』
ガルーダパイロット「……!アイツもバリアーか!!」
メカゴジラパイロットC「奇襲は失敗か……!」
メカゴジラパイロットB「……!敵母艦から小型飛行物体多数!!」
メカゴジラパイロットA「……!!」
小型UFO部隊「ガイガン、メカゴジラ、チタノザウルス以外の地上の全てを殺戮せよ!」
「「「了解!」」」
キィィィィィィィン…
サンダ「……む?」
ガイラ「ぬぅ……!?」
“レーザー砲対地掃射”
ズガガガガガガガガガッッッ
サンダ「どわあああっ!??」
ガイラ「ぎゃあああああああっ!?なんだコイツら!?」
フランケンシュタイン「……っ!!」
ドゴォォォォォォンッッッ
ボガァァァァァァァンッッッ
サンダ「……!逃げるぞ二人とも!我々にはこの攻撃すら致命傷になってしまう!」
ガイラ「クソッッムカつくぜ!!」
フランケンシュタイン「……!!」
???「……オイ……そこの小さいの……」
ガイラ「あぁん!?」
サンダ「?」
バトラ「……!手を貸せ……!」
サンダ「?」
ガイラ「あっ!テメェモスラみてぇな黒いの!生きてやがったのか!」
フランケンシュタイン「……!」
バトラ「殺すぞ。……この程度で死ぬものか……!」
ガイラ「んだコラァッ!?喧嘩売ってんのか!?」
バトラ「違う。手を貸せと言っている」
ガイラ「誰かに物頼む態度かそれ!?あぁん!?」
サンダ「ガイラ。落ち着け」
フランケンシュタイン「……」
バトラ「この……羽根の上に崩れてる瓦礫をどけてくれ。これのせいで……クソッ……動けん……!」
ガイラ「あぁっ!?知るかよ!テメェでそれぐらい……」
バトラ「全員殺してやる」
ガイラ「?」
バトラ「この勝負に勝ちたいだろう」
サンダ「……」
ガイラ「……!」
フランケンシュタイン「……」
バトラ「地球も、自分達のテリトリーも護りたいだろう」
バトラ「ならば手を貸せ」
バトラ「不覚をとったがまだ戦える。そして戦えさえすれば俺は強い」
サンダ「……!」
ガイラ「……っ」
フランケンシュタイン「……」
ガイラ「……絶対だな?」
バトラ「あぁ」
バトラ「──頼む」
ズガガガガガガガガガッッッ
ドゴォォォォォォンッッッ
ゴロザウルス「うわぁっ!?」
カマキラス「クソッ!飛んでる連中がウゼェ!!」
ゴロザウルス「お前飛べるんだろ?アイツら全部叩き落とせないの?」
カマキラス「数見ろ数!俺っちだけじゃ無理よ!」
バラン「オイラ飛べるぞ!滑空出来るんだ!!」
ゴロザウルス「くっ……無理か……」
カマキラス「出来ることと出来ねぇことがあんだよ」
バトラ「おい!なんで無視するんだ!?」
ドゴォォォォォォンッッッ
ゴロザウルス「クッソー!」
バラン「なぁ!」
ヒュッ
ズダァァァァンッ ガシャァァァァァァァン…
ゴロザウルス「!!? なんだ!??」
ガララ…
マンダ「……っ!ぐぅ……っ」
ゴロザウルス「マンダ!?お前……大丈夫か?誰に」
「グルルルルル……」
ゴロザウルス「!!」
チタノザウルス「ゥゥゥ……ゥゥゥ……」グルルル…
チタノザウルス「ガァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッ!!!!」
ゴォォォッ!!
ゴロザウルス「!!!」
ゴロザウルス「俺に格闘戦を挑む気か!!」
“カンガルーキック”!!
ゴロザウルス「なめるなよ!!」
ゴォッッ
チタノザウルス「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!」
“怪力・テイルスイング”!!
ミシィッッ
ゴロザウルス「──っ!!」
ゴロザウルス(コイツ……なんてパワー……)
チタノザウルス「ギャオオオオオオオオ!!」
ボグォォッ
ゴロザウルス「がっ……!?」
ガシャァァァァァァァン…
カマキラス「なっ…う……嘘だろ!?」
チタノザウルス「があああああっ!!」
バラン「オイラに任せろ!!“むささび飛びつき攻撃”!!」
バッッ
チタノザウルス「グルルァッッ!!」
バキャァァァッ
バラン「ぎえっっ……」
ドゴォォォォォォンッッッ
バラン「うぐっ……ち……畜生……!」
バラン「……!」
ガイガン「チッ!コイツ……しぶとい!!」
ガキンッ ガキィィィンッ
モスラ「お互いに手の内がわかってるから……くっ……決定打が……!!」
メカゴジラ2『……!“フィンガーミサイルⅡ”発射!!』
シュドドドッ
スーパーメカゴジラ『警戒して単調になった攻撃なんか食らうかよ!!』
ゴォォォォッッッ
バラン「……っ!!」
ゴォォォォッッッ←UFO群
バラン「はっ……!」
“対地レーザー掃射…
“ミサイル一斉発射”!!
ボボボボボボッッ
UFO部隊「!!!??」
ドドドドドォォォォォンッッ…
UFO部隊「ぐああああ──」
ゴバァァァァァン…
バラン「……!!?」
三式機龍『……』
バラン「……!お……お前……」
X星人「……!チッ!初代ゴジラの亡霊め……!!」
三式機龍『……』ギロッ
X星人「初代ゴジラのサイボーグを狙え!!アイツから始末しろ!!」
X星人部下「ハッチ開け!UFO部隊を増やせ!飛んでるハエとモグラにも注意だ!!気を抜くな!」
???「……」
???「……雲行きはあまりよくないのう……だろう?」
X星人「……!」ゾクッ…!
???「一体じゃ」
X星人「……!」
???「貴様らの手駒があと一体でも減れば……」
???「……儂が出る。よいな?」
X星人「……っ!!」ギリッ…!
ドゴォォォォォォンッッ
ボガァァァァァンッ…
バラン「……っ!」
チタノザウルス「があああああぁぁぁぁっ!!」
バラン「!!」バッ
キングコング「WOOOOOOOOOOOOOO!!!!」
バシィッ
ドゴォォォッ
チタノザウルス「グルルゥ……!ガアアアアアアアアアアッッッ!!!!」
ドゴォッ バキィッッ
バラン「……っ!!」
バラン「……っ!」
バラン「このままじゃ役立たずだ……!」
バラン「……っ!なら!!」
“超滑空移動”
バッッ
ゴォォォォッッッ…
X星人部下「地球怪獣が一体逃げます!」
X星人「放っておけ!!一匹でも多く兎に角この場の雑魚を減らすのだ!!ここが優先だ!!」
X星人部下「……っ!はっ!!」
モスラ「……!?バラン……?何を……」
モスラ(あの方角は……ゴジラやガメラ、アンギラス達が向かった……?)
バラン「どうせここで役に立てないなら……!!」
キィィィィィィィィン…
ゴジラタワー周辺
スペースゴジラVSクリスタラック
ガメラVSオブシディウス
ズズゥゥゥゥゥゥゥン……
ドゴォォォッ
クリスタラック「ゼェ……強い……!強すぎる……ハハッ!これが私達のオリジナル……スペースゴジラですか!!」
クリスタラック「ははっ……泣きたくなるほど……ムカつきますねぇ!!」
“クリスタルクロー”!!
ゴォォッ
スペースゴジラ「結晶エネルギーを纏った格闘攻撃か……身軽な動きも合わさって驚異だが……」
“グラビトルネード”
ギュオンギュオンギュオン…
ビシィッッ
クリスタラック「……っ!しまった!!」
スペースゴジラ「捕まえてしまえば意味はないな」
スペースゴジラ「さて……“上昇”」クンッ
クリスタラック「ぐあっ……!」
スペースゴジラ「“回転(スピン)”」クンッ
ギュン…ギュンギュンギュンギュンギュン…
クリスタラック「ぐああああああああああああ!!?」
スペースゴジラ「“解放”」パッ
クリスタラック「がっ……」フッ…
スペースゴジラ「“コロナ・ビーム”」
バヂバヂバチィッッ
クリスタラック「!!」
ギュワァァァァンッッ
バチャァァァァッッ ドゴォォォォンッッ
クリスタラック「がっ……」
スペースゴジラ「また“グラビトルネード”だ」
ギュオンギュオンギュオン
バチバチィッ
クリスタラック「……っ……!」
スペースゴジラ「……ククク……いい感じだ……やはり俺が最強……俺こそが“ゴジラ”なんだ……!ふふ……オリジナルと戦う時も今の俺ならもう不覚を取ることは……!」
クリスタラック「ぐぅぅぅ……」
クリスタラック「ウガァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!」
“結晶弾(クリスタル・バレット)”!!
ドシュッ
スペースゴジラ「!!」
ザクッッッ
スペースゴジラ「──っ!」
クリスタラック「ゼェ…ゼェ…ふふっ……見たか……お前だけではない……私も結晶体を飛ばしたり攻撃に使ったり……ある程度操作できるのだ……!ゼェ…!」
スペースゴジラ「……」
クリスタラック「ふ……ふふ……」
クリスタラック「……!?」
ジュゥゥゥゥ…←スペースゴジラの傷口
クリスタラック(傷が……傷が塞がっていく……?)
スペースゴジラ「……涙ぐましいな」
クリスタラック「……!!?」
スペースゴジラ「俺から生まれた癖に……扱える結晶攻撃はこの程度か」
クリスタラック「何を……!」
クリスタラック「!!!?」
“巨大な結晶体で出来た無数の鎗を操作で浮遊させ”
ズラァァァァ…
クリスタラック「……っ!!」
“グラビトルネードで捕らえた敵の周囲に隙間なく配置する”
スペースゴジラ「……この結晶体は……俺の身体から生えてるものと同じものだ。鉱石……金属……岩盤……地盤……そして勿論直接生えてる以上……サイズと質量があれば“ゴジラの皮膚”だって貫ける。単純に考えればの話だがな」
スペースゴジラ「俺の合図で……今涙ぐましく小さな結晶弾を飛ばすしかないお前にこれらが一斉に襲いかかる……」
クリスタラック(何故だ……何故コイツはこれほどのエネルギーを出しても出しても尽きることがないのだ……!?弱点のスピードの遅さをカバーしてあまりある……いや……それどころか……)
クリスタラック(全くハンデになっていないではないか……!!)
スペースゴジラ「このサイズの結晶体なら怪獣の皮膚を貫くこともできるだろう……勿体ないが……まぁ俺から生まれたんだ。多少はサービスしないとな」
“無数の結晶体で敵を貫く!”
“ホーミング・ゴースト”!!
スペースゴジラ「さて……最期に何か言い遺す事はあるかね?コピーくん?」
クリスタラック「……っ!」チラッ
オブシディウス「グゥゥゥゥゥッッッ!!コイツ……!!」
オブシディウス(本来なら周囲をマグマ帯にすっほどのオデの熱エネルギーとマグマエネルギーを……!!間違いない!!吸収してやがんだ!!)
オブシディウス(そんで……!!)
“吸収した熱エネルギーを筋力に変換する”
“ヒートマッスル”!!
ググググッ…
ガメラ「気付いたか……でももう遅い……!!」
シュゥゥゥゥ…
オブシディウス(こいつ……!?ダメージが回復してんど……!?)
オブシディウス「ぐぅぅぅ……デメェェェェェッ!!んなめやがって……!!このオデさまを利用して……!ハナから……!!」
ガメラ「……お前達は……」
ググググッ…
オブシディウス「ぐあ……っ!こんな……オメェごどぎに……!」
オブシディウス(ぐぅぅ……力が抜けていく……!反対にコイツ……パワーが上がってんど……!)
ググググッ……
ガメラ「──相手を逆にするべきだった……!!」
クリスタラック(……どうやらここまでのようですね……)
クリスタラック「……」フッ
スペースゴジラ「……?何がおかしい?」
クリスタラック「……いえ……貴方から見て……私はどういう風に見えましたか?……まぁ、もっとも……見てたかどうかは怪しいですが……」
スペースゴジラ「……」
“ホーミングゴースト……”
ォォォォ…
スペースゴジラ「何も……ただ哀れな奴にしか見えなかったよ。俺に刃向かいさえしなければ眼中にもなかった」
“一斉……”
クリスタラック「……そうですか……ではせめて私のこの姿を……よく覚えていてくださいね……」
スペースゴジラ「……? 何?」
クリスタラック「今のこの私の姿と……貴方が私に向けてる感情は……」
ニタァ…
クリスタラック「“オリジナル”から見た“紛い物(あなた)”ですよ……!」
スペースゴジラ「……っっっ!!!」
クリスタラック「ウフフフフ……アハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」
オブシディウス「……っ!?クリスタラック……」
ガメラ「……!」
スペースゴジラ「…… 死 ね っ ! ! ! ! 」
“ホーミングゴースト”!!!!!
ドシュッ
ドスドスドスドスッッッ
クリスタラック「──……っっ」
ザクザクザクッッッ
クリスタラック「──……」
ドシュッ
ゾブッ …
クリスタラック「」
オブシディウス「……っ!!クリスタラック……」
ガメラ「……っ!」
ガメラ(あっちが空いてしまったか……!)
スペースゴジラ「……っっっ!」 フーッ…フーッ…
スペースゴジラ「……!!」
スペースゴジラ「なめた……嘗めた口を利きやがって……!!」
スペースゴジラ「紛い物……紛い物だと……俺が……っ!!!」
クリスタラック「──……ォ…ブ……」
オブシディウス「……っ!!クリスタラック!!」
ガメラ「……!」
スペースゴジラ「……!まだ息が……!」
クリスタラック「……ククク……図星だからって……随分な荒れようですね……ガフッ……」
スペースゴジラ「……!」
スペースゴジラ「二度と喋れないようにしてやるよ……!」
クリスタラック「ウフフ……最初に…グフッ…私が……貴方に仕掛けた技を覚えていますか……」
スペースゴジラ「……記憶にねぇな。デメェのことなんざ欠片も……」
クリスタラック「“クリスタル・オーバーロード”……フフッ……結晶体の中に込められたエネルギーを一斉に開放して大規模な破壊エネルギーを生み出す……私の必殺技で……」
“宇宙エネルギーを集束し硬化した尾で対象の身体を貫く!”
“テール・スマッシャー”!!
ズシュッッ
ゴブシュゥゥゥゥゥッッ
クリスタラック「──!!」ゴボォッ
オブシディウス「……っ!!」
スペースゴジラ「デメェの耳障りな声は聞きたくねぇな。もう」
クリスタラック「──ガフッ…っ!中々死ねない……っ……!これも……ベースが貴方だからですかね……?」
スペースゴジラ「……テメェいい加減に……」
クリスタラック「……オブシディウス!!」
オブシディウス「!! クリスタラック……」
クリスタラック「あとは頼みましたよ!!」
オブシディウス「!!」
スペースゴジラ「何を……」
クリスタラック「……ふふっ」フッ…
スペースゴジラ「……?」
ジジッ…
スペースゴジラ「……!?」
スペースゴジラ(結晶体内部のエネルギーがおかしい……?)
クリスタラック(私のベースになってる結晶体は貴方の結晶体から造られました……)
クリスタラック(そして私の身体には……今無数の巨大な貴方の結晶体……私のものと同質の大量のエネルギーが込められた結晶体が突き刺され詰まっています……)
(貴方は私を貫いていて逃げられない……!)
クリスタラック「……」ニヤリ
スペースゴジラ「……!こいつまさか……!」
クリスタラック「──さよならです」
スペースゴジラ「くっ……!!」
ズリュリュリュッッッ ←尾
クリスタラック「」ゴフッ
クリスタラック「……もう遅い……!」
ギュィィィィィィン…
カ ッ ッ ッ ッ
“クリスタル・オーバーロード!!!!”
スペースゴジラ「!!!?」
オブシディウス「クリスタラック……」
ガメラ「!!」
ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ ッ
オブシディウス「ぬあああああああああっ!!!?」
ガメラ「うわっ……」
ド ゴ ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ ッ ッ
バキバキバキィィィッッ ←結晶フィールド
ガシャァァァァァァァァンッッ
ガラガラ…
ドゴォォォォンッッ…
……
…
…
……
ガメラ「……っ!」ガラッ…
ガメラ「……今の……最後に僕が見たアレは……」
ガメラ「……!」
ドゴォォォンッ
ガララ…
オブシディウス「……っ!」
オブシディウス「クリスタラック……!」
オブシディウス「……!!」
バチッ…バチバチ…
ガララ…
“光子と重力子を操作し数十万度の核熱線も完全に防ぐエネルギーシールドを生成する”
“フォトン・リアクティブシールド”
ジジ…
スペースゴジラ「……っ!!」ボロッ…
スペースゴジラ「……野郎……!!」
ガメラ「……!」ピクッ
オブシディウス……デメェ……クリスタラックの命を使った一撃でも……まだ……!!」
スペースゴジラ「……ゼェ……やってくれる……あの劣化品野郎……よくも……よくも俺(ゴジラ)を……俺をォォォ!!」
オブシディウス「」ブチッ
オブシディウス「んデメェ……ぜったいに赦さんぞ……貴様……よくもクリスタラックを……オデ達を虚仮にしたな……!!」
“マグマ・バースト”
ボコボコボコ…
ガメラ「……!」
ガメラ(コイツ……どれだけのマグマエネルギーを体内に……!)
オブシディウス「──殺す!!」
オブシディウス「“マグマブレス”!!」
ゴォォォォォォォォォォォッッッ
スペースゴジラ「……うるせぇよ」
“フォトン・リアクティブシールド”!!
バヂバヂバチィッッ
スペースゴジラ「……」
スペースゴジラ(どいつも……こいつも……)
スペースゴジラ「……!?」
スペースゴジラ(……いねぇ……消えただと……?)
ボコボコボコ…
スペースゴジラ「!!」
ボゴォォォォォッ
スペースゴジラ「!! 地中から……!?」
ガメラ(……地面をマグマの高熱で液状化し移動して地中から奇襲を仕掛けたのか……!)
オブシディウス「“ヴォルケーノ・ブロー”!!」
スペースゴジラ「!!」
ボゴォッッ
スペースゴジラ「……っ!!?」ザザッ
オブシディウス「“ヘビー・マグマストンプ”!!」
ガンッッ
スペースゴジラ「……っ!!」
スペースゴジラ「こいつ……!」
“グラビトルネード”!!
ギュォン…
オブシディウス「“マグマブレス”!!」
ボボボボボボボボボボボボボボボォォォォッッ
スペースゴジラ「!!」
“フォトン・リアクティブシールド”!!
ゴォォォォ…
スペースゴジラ「……っ!!」
オブシディウス「あの亀野郎でもねぇ限りそうそうは持たねぇぞ!!」
ゴォォォォ…
スペースゴジラ「……!!?」
スペースゴジラ(ブレスの高熱で……周囲が燃え出したりマグマ化を始めてるのか……?)
スペースゴジラ(不味いな……俺の“フィールド”が……!)
スペースゴジラ「おのれ……ダメージさえ無ければすぐにこんな奴……」
ボボボボボボボボボボボボボボボォォォォッッ
オブシディウス「黙れ!!クリスタラックが繋いだこの好機!!活かして貴様を殺しきる!!」
スペースゴジラ「……それは無理だな」
“結晶タワー生成”
ボゴォォォッ
オブシディウス「!!?」
オブシディウス(なん……地面から新しい結晶タワーが……)
ザクッ
オブシディウス「がっ──」
ドシュゥゥゥゥゥッッッ
オブシディウス「ぐああああああああっ!!?」
スペースゴジラ「よし……これで……」
スペースゴジラ「……!?」
ボボボボボボボボボボボボボボボォォォォッッ
スペースゴジラ「……!」
スペースゴジラ(コイツ……まだブレスを……!?)
オブシディウス「ぬぅぅぅ……」ニヤァ…
スペースゴジラ「こいつ……この野郎ども……!!」
オブシディウス「嘗めるなよ……オデ達は……オメェがらづくられてんだよ……!!」
オブシディウス「オメェの強さは……オメェが一番よぐわがっでんだろ……!」
スペースゴジラ「……ッッ!!」
スペースゴジラ「──ッ!!」ゾクッ
スペースゴジラ(なんだ……このエネルギーの流れは……)
スペースゴジラ(このマグマ野郎からか……尋常じゃない……ありえないほどのエネルギー量が……)
スペースゴジラ「」ハッ
スペースゴジラ「いや……違う……これは……!!」
オブシディウスの後方・直線位置
ガメラ「……上手いこと……“的”が重なったな……」
キィィィィィィン…
キィィィィン…キィィィィィィンッ…
“吸収したエネルギーを全てプラズマエネルギーに変換し”
“発生した莫大なエネルギーをプラズマ砲として発射する”!!
ガメラ「これだけのマグマエネルギーなら……充分だ!!」
ガメラ「……死ね!!」
スペースゴジラ「」 ゾクッ
ガメラ「“ウルティメイト・プラズマ”!!」
ギュオオオオオオンッッッ
カ ッ ッ ッ
オブシディウス「──!!?」
スペースゴジラ「……っっっ!!!!」
ォォォ……
……
…
“テスラフィスト”!!
ボグォッッ
バイラス「ぐああああああっ!!?」
ガシャァァァァァァァァンッッ
バルゴン「……!イライラするな……コイツら……!!」
???『……』ギギギ…
“人類を護る鋼鉄の拳”!!
“粉砕・豪腕”
“黒の1号・チェルノアルファ”!!
チェルノアルファ『……!』ギギギ…
ギュォォォォォォン…
クリムゾン・タイフーン『……』ガシャンッ
ジーダス「クソッ……!面倒だぜ!」
ジャイガー「……数ではこちらが勝っとるが……広範囲攻撃がワシらには多い……下手に遠距離攻撃を使えば同士討ちになってしまう……」
ギロン『んでもあっちは広くない遠距離攻撃使ってくるろ。あっちは撃ち放題ろ!!』
バルゴン「あの地面の中に潜る奴の時と同じ流れになってきたな……面倒だな……」
パキパキ…
バイラス「やめろ冷気フィールドは。我々まで巻き込む気か」
レギオン《……》
クリムゾン・タイフーン『──!』ガシャシャンッ
チェルノアルファ『──!』ガシィィィィィンッ
ザノン星人「~~~っ!!ええぇぇぇぇぇぇい!!何を苦戦しとるのだお前達は!!」
バルゴン「偉そうに言うなら自分で何とかしてよ」
ジャイガー「そうじゃのう。その戦艦の砲台は飾りか?」
ザノン星人「ふざけるな!お前たちも知ってるだろう!!あのゴジラとか言うのが関わる前にガメラとの戦いで艦の武装の多くは破壊されとるのだ!わざと言ってるだろ貴様ら!!」
ザノン星人「はっ!そうだ!ゴジラだ!あのゴジラとか言うのが……クソ!コイツらに時間を取られて……今日は邪魔ばかりだ!!」
ザノン星人「もしイリスを失うようなことになったら……!」
バルゴン「……そればっかりだねアンタ」
ザノン星人「黙れ!!お前はイリスの潜在性と可能性を知らんのだ!!」
バルゴン「……」
ジャイガー「……潜在性と可能性じゃと……?」
ザノン星人「……その通りだ……!」
ザノン星人「イリスは……周囲の生命体のDNAを取り込んで無限に進化する……それだけではない、奴は憎悪や怒り、人間の負の感情……目に見えない精神的エネルギーすら取り込んで自分の力にしてしまえるのだ……!!」
バルゴン「……」
ザノン星人「しかも奴は取り込んだらすぐにそれを反映させる……!かつてガメラと戦闘した時は少量のコピーでガメラのプラズマ火球をその場でコピーして見せたのだ……!奴の潜在性ははかり知れん……まだまだ強くなる……!」
バルゴン「……」
バイラス「オイ!戦闘中だぞ!何をボーッとしてる!!」
バルゴン「いや……」
バルゴン『たまに感じるんだよ……野生の勘みたいなもので……』
ジャイガー『……?何をじゃ?』
バルゴン『……あいつのボクらを見てる時に感じる雰囲気が……まるで獲物を品定めしてるみたいに感じる時があるんだ』
バルゴン(……あの気色悪い感覚の正体……そういうことだったのか……)
頭が限界なので寝ます…。ゴジラ本当に誕生日おめでとうでした!!ずっとずっと大好きです!!早くゴジラのとこまで書きたいけどごめん!頑張ります!!
長文になります。お許し下さい。
書き込みをするのが初めてな為、文字制限等も不明なので、何レスかになるかもしれません。
1さんお疲れ様です。
鬱病経験者から1さんに伝えたいことがあります。
「鬱」は血液検査の数値やガン細胞を目視するように、確実に診断出来る病気ではありません。
問診から医師が「感覚」で判断するのです。その為医師によって診断が異なります。
そして最初にかかった病院により、比較的早く治るか長引くか、悪化するかが別れます。
心配なのは1さんが「仕事は出来ているので大丈夫」と仰っているところです。鬱はある日突然発病し、その日から突然仕事が出来なくなるというものではありません。
「脳のブレーカーが突然落ちる」この状態がだいぶ前から度々ある。
はっきり言ってコレ「かなりヤバイ状態」です。
この話を聞いて医師が「疑いがある」レベルであると判断したのであれば、その医師はハズレです。
鬱に似た症状を示す病気は多々有りますが、もし1さんが鬱「では」なかったとしても、メンタルか体、どちらかに異常があるのは明らかです。
1さんが鬱だという「前提」で話をするならば、治療の第1選択は「休むこと」です。そんな簡単に休めたら誰も苦労しねぇよ、と私も思ってました。そして休まなかった為に重症化しました。
1さんがきちんとした会社にお勤めであれば医師に診断書を書いてもらい「休職」できます。その間のお給料は「傷病手当」として保証されます。
また、もし1さんが調子が悪くなり始めた時期と「異動」「転職」「仕事量が増えた」「引越」「結婚」等々何かしら[環境]が変わったのであれば「適応障害」ということも考えられますが、適応障害→鬱病は規定路線です。「休職」出来る会社であれば、まずは上司に相談なさって下さい。その際ですが、今の病院では話にならないので、別の病院にかかり「これまでの事+実際にない症状も大げさに」伝えて下さい。コレはメンタルの医師には当たりが少ないので「その程度では休職の診断書は書けない」と判断される可能性があるからです。私は初めて病院に行った時、つらい、眠れない、食べれない、笑えない、毎日泣いてる、日に日に痩せていく等訴えましたが診断は「軽度の鬱病」でした。この状態で軽度なの!?と思いましたが「軽度」ということで休むこともせず、悪化し薬の量は増え続けていきました。そして医師が死亡したため病院を移ったら「この量の薬を飲んでこの状態で仕事が出来ていたなんて信じられない」と新しい医師に言われました。
医師は神様ではありません。医師の診断は絶対ではありません。
医師にとっては何百と診てきた症例でも、患者にとっては初めてのことです。質問をする事が苦手な人の場合などよく分からないまま薬をもらって終わり。
メンタルの場合は特に数値化出来ないので難しいです。
病院に行って先生にこう言われたから大丈夫。とそこで終わりにしないで下さい。ググれば分かることはたくさんあります。
もし、きちんとした会社でも休職は難しいということでしたら、上司に配置換え、仕事量減らす、有給を使わせて貰う等、何とか1さんの負担が減るように相談してみて下さい。
また、通院にあたりお金がかかりますが、メンタルの場合「通院医療費公費負担制度」というものがあります。患者の年収によっては治療費が安くなります。
こういった制度も医師の方から教えてくれる訳ではありません。
1さんの会社が、は?休むとかあり得ねぇし。とかいうブラックであれば、思い切って辞める勇気も必要でしょう。
休めない→悪化→働けないレベルに→退職→ブラックなのでなんの保証もない→悪化してるので直ぐ復職出来ない、というルート。
早々に退職→しっかり休む&治療→良い状態で復職、というルート。
1さんには1さんの事情があるでしょうから、これは1つの提案に過ぎません。
あと、普段の考え方として、~しなければならない→~した方が良い→しなくてもいんじゃね。という様にシフトしていければと思います。
人の考え方なんて他人に言われて簡単に変わるものではないけど、知ってると知らないとではだいぶ違うことも中にはあります。
また、休む時には、休むことに対して罪悪感を感じないで下さい。鬱の場合「休むことが仕事」です。
私はFWが終わって、これからどうやって生きて行けばいいんだろう…と思っていましたが、去年の7/29に12年待ったけど生きてて良かったと泣きました。
私は1さんのゴジラ作品が大好きです。
1さんがゴジラを大切にするように、1さん自身もゴジラと同じ位自分を大切にしてください。
12年待ったんだから、1さんが元気になるまで余裕で待てます!
しんどい時は活字を読むのも辛いのは分かるので、この長文を1さんが読んで下さっていれば幸いです。
574です。こういう場では有り得ない長さの長文だと自覚した上で、悩みに悩んで投稿しました。上手くまとめられず不快な思いをさせてしまってすみませんでした。
ジーダス「チッ…仕方ねぇ……テメェらぁ!!切り札を使うぞ!!」
バイラス「……やむを得んな」
ジャイガー「癪に触るが仕方ないのう」
ジグラ「仕方あるまい」
ギロン「任せるろ!!」
バルゴン「……嫌だなぁ」
ズグッ…ゴボボ…
火龍艦長「……?なんだ……?怪獣どもの身体が……」
ジーダス「……原種ギャオスって知ってるか…?その細胞……ギャオス細胞ってのが俺様の元になってるのさ。細胞の一つ一つが憎しみと殺意と食人衝動の塊になってる」
ジーダス「原種ギャオスの細胞を取り込んだ生物はギャオスに呑まれ別の怪獣と化してしまう……そのギャオス細胞をザノンの協力者のX星人どものバイオ技術を使って培養し……俺達の身体に更に注入されてるのさ……」
クリムゾンタイフーン『……!』ガシャンッ
ズバッ←副腕
ゴトンッ
クリムゾンタイフーン『……!?』
火龍艦長「なんだ!?クリムゾンの第3の腕が……切り落とされた!?」
Gギロン「ウゥゥゥゥゥ……なんだかおいらパワーが上がった気がするろ……」グルルル…
ビキビキビキィ…
火龍艦長「……なんだ……奴らさっきと様子が……」
チェルノアルファ『……!』
“両肩部・火炎放射器”
ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ッ ッ
火龍艦長「KAIJUもローストにする強力火炎だ!!焼き尽くしてしまえ!!!」
ゴォォォォォォォォォォォッッッ…
Gバルゴン「ガメラと比べたら火力不足だなぁ」
“冷凍液”
ブシュゥゥゥゥゥゥゥッ
チェルノアルファ『……!』
火龍艦長「……っ押し負けてるだと…!?」
Gバイラス「まずは紅くて細い方だ」ミシミシッ…
“バネ足触手”
グググ…
“三叉衝角”
ガキンッ
Gバイラス「見せてやろう……“バイラスの槍”を!!!」
クリムゾンタイフーン『!!』
ギュォッッッ
クリムゾンタイフーン『!!!???』
“バイラススピア”
バ キ ィ ィ ィ ィ ン ッ ッ ッ ッ
火龍艦長「!!??」
火龍艦長「馬鹿な……軽量型とはいえクリムゾンを一撃で貫いただと!!?」
ザノン「おぉ!!!お前たちやれば出来るではないか!!!」
ジーダス「いい加減にしねぇとお前からマジで殺すぞ。俺様たちはガメラさえいなけりゃ世界を征服できる連中ばっかりだぜ」
メキメキメキ…
バサァッ
ジーダス(有翼化)「原種ギャオスの最大の特徴は狂暴性・生命力の強化だけじゃねぇ。俺達(ガメラ怪獣)の中でも図抜けた質量だ。肉そのものが変質することで大幅なパワーアップと進化を見せる」
ジーダス「さーてあと一体だ」
Gジャイガー「ふむ……どう料理してやろうかのう……」
Gジグラ「どうとでもできるがな」
レギオン『……』
チェルノアルファ『……!!』ギギッ…
ジーダス「ギャオスの恐ろしさがわかったか?まぁ……あのイリスってやつもギャオスの一種らしいがな……」
ジーダス「ザノンも情けねぇぜ……“ギャオス”を甘く見すぎてる」
同時刻
【ゴジラvsイリス】
ゴジラ「オラァァァァァァッ!!!!」
イリス「……っ!!」
“ゴジラプレス”!!!!
ゴシャァァァァッッッ
イリス「──っ」ガフッ
イリス「──…」ズズ…
ゴジラ「……で、これも治るのか?」
イリス「──」
イリス「……わかってきた」
「お前の細胞……とてもすごい力」
「お前の細胞 とてもすごい」
「でも お前 全く使いこなせていない」
ゴジラ「……?」
シュルルル… ←触手
バチバチバチィ ←イリスの背鰭
ゴジラ「……!」
イリス「コピーできた」
カ ッ ッ ッ
ゴジラ「!!!?」
“放射能火炎”
ゴォォォォォォォォォッッッ!!!!!
ゴジラ「!!?? ぐあっ…」グラッ…
ゴジラ「俺の熱線……!?テメェ…」
イリス「お前の技……でも違う」
シュルルル… ←4本の触手
ゴジラ「!!」
“放射能火炎×4”
ゴォォォォォォォォォォォォォォッッッ!!!!!
ゴジラ「っっっっ!!!!」ググッ…
イリス「まだ変わる」
「お前の細胞 こんなものじゃない」
「ギャオスの細胞と負けない…お前の……ゴジラ細胞……」
「もっと強くなれる」
「まだ」
「まだ」
「まだ」
ブゥゥゥゥン…
ゴジラ「……っ!!?」
ゴジラ(んだあの野郎……身体が紫に光って……?)
イリス「──…」
“4本の触手全てから街をも呑み込む黒煙を吹き出し”
ゴ バ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ ッ ッ
ゴジラ「…!!!??」
“全てを焼き尽くす火焔となり”
ゴ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ッ ッ ッ
ゴジラ「……っっっ」ジュゥゥゥ…
イリス「エネルギーは集束して」
キィィィィィィィィ…
“コピー・放射線流”
イリス「全てを切り裂く刃になる」
ギュオオオオオオオッッ
ゴジラ「!!!」
ズバンッ
ゴジラ「……っっっ!!!!!」
ゴジラ「……っ のヤロォ…」
“4本の触手から無数の放射線流を放つ…”
“拡散放射線流”
ギィィィィィィィィィィィッッッ
ズバッ
バシュゥゥゥッ
ブシュゥゥゥッッ
ビシィッ
ゴジラ「……っっっ」
イリス「……お前は自分の細胞を全く使いこなせていない」
イリス「お前の細胞を真に使えばこんなことも簡単にできる」
「簡単に進化できる」
「超音波メスよりも強く」
「鋭く」
「全てを切り裂く放射線流も」
イリス「そしてイリスは 飛べる」
バサァァッッ
フワッ…
ゴジラ「……っ」グラッ…
イリス「見下ろすのは気分がいい」
ゴジラ「……!!」
“拡散放射線流”
ドドドドドドドドドドッッッッ
ゴジラ「──っ!!!」ジュゥゥゥゥゥゥ…
イリス「……」
イリス「このまま空中から お前が熱線で反撃する間も与えず拡散放射線流を撃ち続ける」
「無差別に」
「延々と」
「お前が 死ぬまで」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッッッ
ゴジラ「──……!」ジュゥゥゥゥゥゥゥ…
イリス「お前が死んだあとお前の細胞を食い尽くす」
ドドドドドドドドドドッッッッ
イリス「安心していい お前の存在は消えない」
ドドドドドドドドドドッッッッ
イリス「イリスが新しいゴジラになってやる」
ドドドドドドドドドドッッッッッッ
イリス「お前の細胞さえあれば……イリスはどんなことも出来る」
ドドドドドドドドドドッッッッ
イリス「イリスにはわかる……お前の細胞があれば 分裂も群体化も自由自在になれるっていうことが」
ドドドドドドドボボボボボッッッッ
イリス「イリスだけがいればいい世界……イリスだけが増える世界」
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボッッッ
イリス「イリスは完全な生命体になる 完全な滅びない、完璧な存在」
イリス「人間は完璧な存在のことをこう呼ぶらしい」
「“神”、カミ……シンと……」
「イリスはゴジラを食ってゴジラになる」
「完璧な命……完璧なゴジラ……シン・ゴジラに…」
イリス「……?」
イリス(……?)
“「おかしい」”
“「なぜならば、今この周辺は自分の放射線流で生物なら命を保てないほどの莫大な放射能で溢れている筈だ」”
“「ゴジラの細胞を得た今ならわかる」「放射能で溢れてる筈のこの周辺に放射能が少な過ぎる」”
“「では……放射線はどこに消えた……?」”
ゴジラ「……おい」
イリス「!!」
ゴジラ「熱線出なくなってんぞ」
イリス「 ! ! ! ? ? ? ? ? 」
ゴジラ「飛んでんじゃねぇよ」コォォォォ…
カ ッ ッ ッ
“放射熱線”
ボッッッ
イリス「!!!???」
イリス(正確に翼状に広げた皮膜を……!?)
ズズゥゥゥゥゥゥゥン…
イリス「……?」
イリス「反応が遅れた……? いや……身体が動かなかった……?」
ゴジラ「お前後先考えずバカスカエネルギー垂れ流し続けたろ」
イリス「……!」
イリス(まさか……エネルギー切れ……?いや……それよりゴジラの身体……まるで傷跡すらないような……?)
ゴジラ「しこたま放射能垂れ流してくれてありがとよ。やっと身体が暖まってきたよ」
イリス「……!?」
イリス「……お前……放射能がエネルギーだったのか……!?」
ゴジラ「霞かなんか食ってるとでも思ってたか?」
“ヤクザ蹴り”
バキャァァァッ
イリス「……っ」ゴボッ
ゴジラ「オラァァッ!!!」
“スタンプ”
バキャァァッ
“スタンプ”
ベキィィィッ
“スタンプ”
ボキャァッッ
イリス「……っっ」
(こんな……馬鹿な……)
(エネルギーが…身体が…)
ボキィィィッ
イリス「……っっっ!?」
(ダメージが回復しない……エネルギーが……)
(このまま……終わる…?)
「イリスが……死ぬ?」
イリス(覚えてる……死……覚えてる……)
(ガメラに腸を燃やされ……焼き尽くされ……)
(すべてをうしなうあのかんかくを……)
(“死”……)
ドクンッ
イリス「が あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ っ ! ! ! ! ! ! ! ! 」
“スピア・アブソーバ”
ズブシュゥゥゥッ
ゴジラ「……!!」
ゴジラ(槍腕を突き刺して……っ)
“コピー・DNA吸収&エネルギー吸収”
ズズズズズズズ…
イリス「お 前 が ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ 死 ね ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ っ っ っ っ っ 」
イリス「イリスは……もう……ほろびない !!!!!!」
ズズズズズズズ…
ゴジラ「……っ」
ゴジラ「んだよ……やっと見所のあるとこ見せやがったじゃねぇか糞コピー野郎が……」
ゴジラ「だがな……俺がそれに付き合ってやる理由はねぇんだよ……!」
ガシッ ←イリスの槍腕
ググッ
イリス「……!!??」
ゴジラ「これで逃げられねぇな」
イリス「」ゾクッ…
ゴジラ「そんなにエネルギーが欲しいなら……好きにしろや」
イリス「……!?!?」
“体内放射”
ボ ッ ッ ッ
イリス「!?!?!?!?」ゴポッ
ボコボコボコボコボコッッ…
イリス「──ぁ…」
ボ ゴ ン ッ
イリス「─…」
「」
ブツンッ
ゴ パ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ン …
ボタボタ…
バラバラ…
ゴジラ「……」
イリスの頭部
ゴジラ「フンッ」
グシャァッッ
ゴジラ「……さて」
ゴジラ「……アイツら追いかけねぇとな……アイツら俺がいねぇとなんもできねぇからな」
【ゴジラvsイリス】
【イリス:撃破】
【ゴジラ:勝利】
>>1です。長い間保守してくださったり温かい言葉をいただいたり本当にありがとうございました
SSを書くのが久し振りなのでまだ色々掴めてませんが趣味で書きたいものなので、楽しんで書いていきたいと思いますm(__)m
このSSまとめへのコメント
無理に頑張ってマイナー怪獣入れなくてもいいよ。これメインは「ゴジラvsガメラ」でしょ?下手にたくさん出してギャグ展開とかテンポ落とすくらいなら省いて貰った方が全然いい。
文句みたいになったけど応援してるよ頑張って!
デストロイアェェ…
怪獣たちの戦いが格好いい!続き楽しみです!
あらやだ……メガさん超カッコいい……!