男「4秒時間停止できるか、12億円?」悪魔「そうだ」(33)



男「4秒時間停止のデメリットは?」

悪魔「インターバルが1分必要。それだけだ」

男「なるほど…だったら俺は○○を選ぶぜ!」

>>6までで多い方で書く

どっちも無しで悪魔ちゃんと生きる



男「俺が選ぶのは能力でも金でもねぇ。お前だ!!」

悪魔「…は?」

男「紫色の瞳に血のように赤い髪!スラッとしたスタイル!全部が俺の好みだ!!」

悪魔「私は他にも用事があるんだ。貴様なんぞに構っている隙はない」

男「知ったことか!」

悪魔「…っ!?」


男「それに、お前は大勢の中から俺を選んだ!それは俺に好意を持っているからだろう!」

悪魔「近付くな、触れようとするな」

男「毅然とした態度!ますますタイプだ!」

悪魔「…チッ」

男「お前が好きなんだ!」

悪魔「うざったい、キモい、虫酸が走る」

男「そんな罵声では俺の心は砕かれないさ!!」

悪魔「ええい!やかましい!!」



悪魔「付き合ってられん。私は帰らせて貰う」

男「…残念だがそれは無理だな」

悪魔「なに?」

男「『契約』してないだろう」

悪魔「!?」

男「本来なら能力か12億円を選んで、はいさようなら!ってな感じだったんだろうが」

悪魔「貴様っ」

男「俺はどちらも選んで無いからなァ…お前は俺から離れられない」

悪魔「…ずいぶんと悪魔に詳しいんだな」

男「君を見て驚かなかった理由の一つだよ」



男「さてェ…どうする?悪魔さぁん」ニヤニヤ

悪魔「下衆が」

男「そんなことは知ってるさ。だけど、悪魔には『制約』がある」ニヤニヤ

悪魔「…………」

男「一つ、契約中に契約者を殺すことは出来ない。これは、契約準備段階でも同じだ」

悪魔「…………チッ」

男「二つ、悪魔は助けを呼べない。これは、悪魔なら誰でも知ってるよな」

悪魔「(こいつ、何者だ?)」

男「そして三つ。悪魔は自殺出来ない」



男「それじゃあ~」ワキワキ

悪魔「気色の悪い手つきをするな」イラッ

男「良い反応だねぇ」ニヤニヤ

悪魔「(下手に反応すれば調子に乗らせるだけか…)」ムスッ

男「膨れっ面とは…いますぐ泣き顔に変えたい…」ゾクゾク

悪魔「(どうする…どうするべきだ?)」

男「選択肢は無いって、わからないかなぁ」ニヤニヤ

悪魔「………チッ」


男「ほーら…後ろを見ないで逃げてたから…」ニヤニヤ

悪魔「…っ!?」

男「部屋の隅に追い込まれちゃったねェ」ニヤニヤ

悪魔「(来るな!来るな…)」

男「楽しもうじゃないか。悪魔さぁん」ニヤニヤ

悪魔「うっ…」ビクッ

男「褐色の肌…スベスベだなァ」ニヤニヤ

悪魔「やめろ」

男「大きなおっぱい…片手じゃ足りないな」

悪魔「やめろ」



男「良い匂いだ…ハァハァ」モミモミ

悪魔「やめろっ」

男「あ?声の調子が変わった?」ニヤニヤ

悪魔「………」

男「悪魔でも人間と同じように感じるんだなァ」ニヤニヤ

悪魔「………」

男「まあ、良いや…さっさと童貞卒業するか」

悪魔「!?」

男「お、良い反応だなァ」ボロン

悪魔「っ…醜い」

男「そう言うなよ。これから君の中に入るんだぜェ」



男「邪魔な布は取り払って~っと」ニヤニヤ

悪魔「(考えろ!どうすれば良い…)」

男「おお!?パイパン!?」

悪魔「(下衆な人間のモノを受け入れるなど、私の記憶に有って良いものでない!)」

男「へ~…綺麗な一本線が通ってるじゃないかァ」

悪魔「(『制約』を知る人間など聞いたことが無い!)」

男「ちょっとだけ味見を…」ペロッ

悪魔「ひぃ!?」ビクッ



男「…今の反応は傷付くなァ。虫がはいずり回るような反応しやがって」

悪魔「気色悪いと言ってるだろうが」

男「まぁーそれじゃあ、気色悪いを気持ち良いに変えてやろうかねェ」ニヤニヤ

悪魔「(何をする気だ…?)」

男「悪魔のパイパン、いただきま~~すッ」パクッ

悪魔「~~~~ッ!?!?」ビクッ

男「(おおう…酸味が広がる…でも、まろやか~)」チュパチュパ

悪魔「やめろォ!!」ドカッ



男「ガハッ!?」

悪魔「(しまった!!力一杯蹴ってしまった…)」ガクガク

男「うう……ゲホッゲホッ」

悪魔「(悪魔の力なら…人間など簡単に死んでしまう……)」ガクガク

男「………っ…っ」

悪魔「(消えるのか!?私は!?…消滅……死よりも残酷な運命…)」ガクガク

男「……ぁ……っ……ぁぁ…」

悪魔「嫌だ!消えたくない!消えたくない!!!」

男「……った………ょぅ」



男「……ふざけた真似しやがって」

悪魔「あ…あれ?」

男「俺が死んだら……どうするつもりだったんだよォ!!!下級悪魔がァ!!」

悪魔「ひぃ!?」

男「ったく…人間ってのは脆いなぁ。肋骨が2本折れたか」

悪魔「貴様…いったい…!?」

男「何者だ?…ってか」

悪魔「……っ」

男「本当はわかってるんだろォ。『制約』を知ってるんだからよォ」

悪魔「あ…あ…あ…」



男「ついでに消滅した悪魔がどうなるかも教えてやろうかァ!?」

悪魔「そ…それじゃあ…」

男「転生なんて生温いもんじゃねえ。記憶を持った状態でのド底辺の人間としての糞みたいな人生…しかも『制約』のせいで寿命を真っ当するまで死ねねェ…テメェに俺の27年がどんなモノだったかわかるか!?わからねえよなァ!!」

悪魔「お前も…悪魔だったのか?」

男「ああそうだよ。二十八席まで上り詰めた元エリート悪魔様だよ雌豚悪魔がァ」



男「…なんだ?その顔は?」

悪魔「な…なんでもない!」

男「当ててやろうか?まず消滅の可能性が消えて安心している」

悪魔「…っ」

男「そして、犯される相手が元悪魔と聞いて自尊心が保てそうなので安心している」

悪魔「なっ!?」

男「違うとは言わせない。ただの人間と元悪魔の人間で差がある。お前はそう思ってるんだろォ?」

悪魔「そんな…そんなことは」

男「ま…まぁ…今日のところは無理に動けなさそうだが………な…」ガクッ

悪魔「(……気を失ったのか?)」



ってな感じで二ヶ月後。

俺の折れた肋骨が完全に治った頃。
悪魔は俺の物になっていた。

まあーあれだ。
女なんて肩書きに弱いってのは本当なんだな。
悪魔の時の武勇伝をベラベラ喋ったら目をキラキラ輝かせやがってよォ。

絶対安静で本番なんか出来ねえから前戯だけで二ヶ月我慢させたらよォ…獣みたいな声で喘いでやがるぜ。
聞こえるか?

「ひゃあ!ああっ!!ぐぅ!?ああっ!!」

突っ込んだだけで、こんなもんよォ。
それじゃあ、ここらへんで、お開きだ。


end

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom