姉「妹に恋人ができたという噂を聞いたわ」

姉「別に妹のことなんてどうでもいいのだけど……」

姉「まぁ、さりげなく聞いてみてもいいわよね？」

姉「というわけで、早速妹に聞きに行くとするわよ！」

妹１の場合
リビング


姉「妹１ちゃぁぁぁぁん！！」ｳｪｪｪﾝ

妹１「」ﾋﾞｸｯ

姉「うぇぇぇぇん」

妹１「な、なんですか、姉さん……」

姉「あ、あのね……んとねぇ」ｸﾞｽｯ

妹１「お、落ち着いて下さい」

妹１「ほら、よしよし」

姉「うぅぅぅ、ナデナデきもちいよぉぉ」

妹１「」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

姉「うぅぅぅ」


――――――

妹１「それで？ 一体どうしたんですか？」

姉「んー？」

妹１「なんでいきなり泣きついてきたんですか、って話ですよ」

姉「あ、えっと……」



姉(落ち着くのよ、私！)

姉(さっきはつい取り乱してしまったけれど、次は失敗しないわ！)

姉(さりげなく！ クールに！)

姉(そして、スタイリッシュに聞くのよ、私！)

姉(そもそも妹１に恋人ができようと私には関係ないわけだし？)

姉(まぁ、世間話程度に、ね？)



姉「妹１ちゃん、恋人できたってほんとう？」ｳﾙｯ

妹１「」ｷｭﾝ

姉「ねぇ、ほんとなのぉ？」ｳﾙｳﾙ

妹１「」ｽﾞｷｭｩｩｩﾝ

姉「妹１ちゃん……？」

妹１「……」

姉「ねぇねぇ」ﾕｻﾕｻ

妹１「はっ！」

姉「……だいじょぶ？」

妹１「は、はいっ！」

姉「それで……いるの？ 恋人」

妹１「そ、そんなのっ！」

――――――

――――――

妹１「姉さん」

姉「い、妹１ちゃん……」


妹１「んっ」ﾁｭ

姉「ん、んん……」


姉「ふぇぇ」ﾄﾛｰﾝ

妹１「ふふっ、姉さんは可愛いですね」

姉「妹１ちゃん……」

妹１「なんですか、姉さん？」

姉「…………もっとぉ」ﾎﾞｿｯ

妹１「ねえ、さん」

姉「んー」ﾂﾏｻｷﾀﾞﾁ

妹１「んっ、ちゅ……ん」ﾁｭ

姉「んっ！？ ひ、ひたっ……かりゃめないれぇ」ｸﾁｭﾁｭ

妹１「ねえ、ひゃん……んっ、んん」ﾁｭｯ

姉「んっ、ふはっ」

妹１「ふふっ」

姉「…………」ﾎﾞｰ

妹１「姉さん？」

姉「……妹１ちゃん」

妹１「はい？」



姉「こんどは、こっちに……」ﾄﾛｰﾝ



――――――

妹１「……」

姉「妹１ちゃん、ねぇ、答えてよっ！」

妹１「……そ、そんなの、イマセンヨ？」

姉「！？」

妹１「一線を越えたいなんてオモッテマセンヨ？」

姉「！？！？」

姉「か――



姉「かたことで信用できないよぉぉぉぉ！！」ﾀﾞｯ



妹１「はっ！ 姉さぁぁぁぁん！！」



―――――

翌日
姉の部屋


姉「私としたことが、またも取り乱してしまったわ！」

姉「恐らくだけれど、私は妹１の前だと少し思考力が低下するのでしょうね」

姉「だから、思いもしないようなことを口走ってしまう」

姉「妹１のことなんて本当はどうでもいいのに、ね」ﾌﾌｯ

姉「だから、賢い私は思いついたわ！ 作戦を変えるのよ！」

姉「そう、その作戦とは……」


――――

リビング

妹１「……」

姉「……」ｺｿｺｿ

妹１「……」

姉「……」ｼﾞｰ

妹１「……」ｽｯ

姉「！」ﾋﾞｸｯ

妹１「……」

姉「……」ｺｿｺｿ


妹１(なんでしょうか？)

妹１(さっきから姉さんが、リビングのドアの陰から私のことを見ています)

妹１(あれは……隠れているつもりなんでしょうか？)

妹１(いくら姉さんが小さいとはいえ、流石にあれは気づきますよね……)

妹１(……はっ！？ ま、まさか……)


――――

――――

妹１「姉さん、そこで何をしているんですか？」

姉「あ、妹１ちゃん……」

妹１「もしかして、私を見ていたんですか？」

姉「」ﾋﾞｸｯ

妹１「……姉さん？」

姉「そ、そうだよ。妹１ちゃんを見てたの」

妹１「……なんでですか？」

姉「わ、私ね……実は、妹１ちゃんのことがっ！」

妹１「私のことが？」

姉「あ、あぅぅぅぅ」

妹１「ふふっ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

姉「……妹１ちゃん？」ｳﾜﾒﾂﾞｶｲ

妹１「姉さんの気持ち、伝わっちゃいましたよ」

姉「っ！」

妹１「だから、姉さん……」

姉「妹ちゃん……」ﾄﾛｰﾝ


――――

妹１「えへへぇ……」ｶﾁｶﾁｶﾁｶﾁ

姉「っ！？」

姉(妹１が高速で携帯をいじりながらにやけている！？)

姉「こ、これは――



姉「絶対、ラブラブメールだぁぁぁ！！」ﾀﾞｯ



妹１「えへへぇぇ」ｶﾁｶﾁｶﾁｶﾁ


――――

未送信BOX

To:姉さん
件名:大好きです
本文:姉さんといちゃいちゃしたいですぅぅ！ 姉さん、姉さん！ なんでそんなに可愛いんですかぁ！ あぁ！ 姉さん！ ぎゅっとかキスとか一日中してたいですぅ！ 姉さ――

――――

需要があれば
こんな感じでやってきます。
とりあえず今日は寝ます。
おやすみなさい。

おつ

おつ
きたい

乙
二人とも可愛すぎる

>>13 >>14 >>15
ありがとう。
少し更新します。

学校

妹１「姉さん……」ﾄﾞﾝｯ

姉「妹１ちゃん、痛いっ！」

妹１「……」

姉「っ！？」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

妹１「ねぇさ――

姉「」ﾋﾞｸｯ

妹１「はっ！？ す、すみません。こ、こんな……押し倒すようなことをして」ｻｻｯ

姉「……」

妹１「あ、あの」

姉「妹ちゃん、あのね？」

妹１「は、はいっ」ﾋﾞｸｯ



姉「やさしくして、ね？」ﾄﾛｰﾝ



――――

――――

妹１「……むにゃむにゃ、姉さん……」zzz

――――
姉妹の家
リビング

姉「妹１ちゃんが夜になってもかえってこないよぉぉ！！」

姉「きっと今頃お楽しみの最中なんだぁぁ」ｳｪｪｪﾝ

――――

翌日
通学路


妹１(昨日は失敗でした。まさか学校で眠ってしまうとは……)

姉「…………」ﾌﾟｲｯ

妹１(っ！？ 姉さんが私の顔を露骨に避けて！)

妹１(確かになんの連絡もなく遅くなってしまって、心配かけてしまいましたが……)

妹１(ん？ ……心配)

――――

――――

姉「妹１ちゃん、心配したよぉ」ﾀﾞｷｯ

妹１「ご、ごめんなさい」

姉「……」

妹１「姉さん、あの……」

姉「許さないっ」

妹１「えっ」

姉「心配かけて、私絶対許さないからっ」ｳﾙｳﾙ

姉「ばつとして――



姉「私が心配しなくていいくらい、妹１ちゃんを近くに感じさせて？」ｳﾙｳﾙ


妹１「！？！？」

――――

妹１「えへへぇ」ﾃﾞﾚﾃﾞﾚ

姉「！？」

姉(妹１のあの表情……)

姉(や、やっぱり昨日は恋人とお楽しみだったのねっ！！)

姉(……ふふっ)

姉(ま、いいわ。私は大人だから、そのくらいでは……)

姉(そのくらいでは――



妹１「ね、姉さん？」

姉「うぇぇぇぇん！」

妹１「え！？ なんで泣いてるんですかっ！？」

姉「びぇぇぇぇぇぇんっ！！」

妹１「な、泣き止んでくださいよぉ！」ｱｾｱｾ

姉「ひっくひっく、うぇぇぇぇん！！」

妹１「ね、姉さぁぁぁん！」

――――

学校


妹友「え？ 妹１ちゃんの恋人？」

姉「えぇ、噂で聞いたものだから」

妹友「そんなのいないわよ？」

姉「ほ、本当！？」

妹友「嘘を言っても意味ないでしょう？」

姉「ま、まぁ、そうよね……」ﾎｯ

妹友「ついでに――

姉「？」

妹友「彼女の好きな人はあんたよ、姉」

姉「！？！？！？」



妹１「うへへぇ、姉さんっ」ﾃﾞﾚﾃﾞﾚ



――――

妹１の場合 おわり

――――

ここでひとまず
『妄想癖持ちの敬語妹』
妹１の場合はおわりです。
雑でしたね。
すみませんm(__)m

次は別な妹
妹２の場合を書きたいと思います。
どんな妹になるかはわかりません。
その場のノリで決めてしまうと思いますが……。

妹２に適用するかはわかりませんが
なにかこんな妹が見たいという要望がありましたら
書き込んでいただけると幸いです。

おつおつ
クールなボクっ娘とか見たい

期待

乙
じゃあ妹3はツンデレお願いします

胃にきた
俺にはこの姉は合わないわｗｗｗｗ

>>24>>26
書き込み感謝です
参考にさせてもらいます
>>25
レス感謝です
>>27
胃を痛めつけたい時にでも見てくださいww

少し更新します。

――――

妹２の場合

――――
リビング


姉「ね、ねぇ、妹２ちゃん！」

妹２「なに？」

姉「あ、あの……」

妹２「……」

姉「恋人できたってほんとー？」ｳﾙｳﾙ

妹２「え？」

姉「だ、だから、妹２ちゃんに恋人ができたって……」

妹２「ボクに？ 恋人？ できるわけない」

姉「そ、そっかぁ。よかったぁ」ﾎｯ

妹２「……話はそれだけ？」

姉「あ、うん」

妹２「そ、ボク忙しいから部屋に戻るから」

姉「ご、ごめんね。呼び止めたりして……」ｼｭﾝ

妹２「べつに」ｽﾀｽﾀ

――――

妹２の部屋

――ﾊﾞﾀﾝｯ――


妹２「……」ｽﾜﾘｺﾐ



妹２「……ひ」

妹２「……ひひひ」

妹２「……ひひひひひひっ」

妹２「やっぱり……最高」

妹２「お姉たん……やっぱりお姉たんには――



妹２「泣き顔がよく似合うおぉ」ﾊｧﾊｧ



妹２「ひ、ひひひっ」

妹２「ボクが付き合ってるという噂を流してもらってよかった」

妹２「おかげで、いいものが見れた」ﾋﾋﾋ

妹２(……あとで、リビングに仕掛けたカメラ回収しないといけない)



妹２「今日の夜は……祭りになるお」ﾎﾞｿｯ


――――

朝
リビング

姉「あ、妹２ちゃん」

妹２「……」

姉「妹２ちゃん？」

妹２「……」

姉「……あのぉ」

妹２「……」

姉「む、無視しないでよぉ」ｳﾙｯ

妹２「あ」

姉「うぅぅぅぅ」ｳﾙｳﾙ

妹２「おはよ、お姉ちゃん」

姉「あ、おはよう、妹２ちゃん！」ﾊﾟｧｧ



妹２(昨晩のカーニバルの影響が……)

妹２(つい、ボーッとしてしまった)

妹２(…………ん？)

妹２(なにか、惜しいものを見逃した気が……)

――――

学校
姉の教室

姉「♪」

妹友「ご機嫌ね」

姉「あ、妹友！」

妹友「何かあったのかしら？」

姉「別に何もないわよ？」ﾙﾝｯ

妹友「……そ」

姉「あ、そういえば妹友はなんでここに？」

妹友「実は妹２が足を挫いて、保健室に――



姉「妹２ちゃぁぁぁぁぁん」ﾀﾞｯ



妹友「…………」

――――

保健室

妹２「……っ」


妹２(痛い……)

妹２(ん、失敗。ボーッとしすぎた)

妹２(これじゃあお姉たんに心配を……)

妹２「…………ひひっ」

妹２(それもありかもしれない)ｼﾞｭﾙｯ

姉「妹２ちゃん！」ｶﾞﾗｯ

妹２「……あ」

姉「だだだ、だいじょうぶ！？ 足くじいたって聞いてっ」ｵﾛｵﾛ

妹２「…………」

姉「妹２ちゃん？」


妹２(これは、この状況は……)


妹２「うっ」ﾖﾛｯ

姉「妹２ちゃん！？」

妹２「アシガアシガ」

姉「えぇぇぇ！？ も、もしかして折れてたりするのぉ？」

妹２「キットオレテイル。チリョウガヒツヨウ」

姉「え、えっと……どうすればいいのっ」ｳﾙｯ



妹２「涙目でボクの足を舐めてほしい」ｷﾘｯ



姉「えっ！？」

妹２「…………」

姉「…………」

妹２「…………」

姉「そんなことでいいの？ それで治るなら喜んでするよ」


妹２(チョロイ)


姉「ど、どうしたらいいの？」ｵﾄﾞｵﾄﾞ

妹２「まずは限界まで涙を溜めて。涙を浮かべるのが難しいならお姉ちゃんが大切にしているクマのぬいぐるみが破けたらと考えてみればいい。そして、そのままボクの足に舌を這わせて」

姉「……う、うん。やってみる」

姉「……」

妹２「……」

姉「うぅぅぅ」ｳﾙｯ

妹２「……」

姉「じゃあ、舐めるね？」ｳﾙｳﾙ



姉「」ﾍﾟﾛﾘｯ

妹２「」ﾑﾗﾘｯ



妹２「……」ｽｯ

姉「うぇっ！？」

妹２「お花を摘みに行ってくる」ﾀﾞｯ

姉「え、あれ！？ 妹２ちゃん！？ え、足は！？」



妹２(足より下腹部が疼くおぉぉ)ﾊｧﾊｧ



――――