姉「この世には色々な現象があるのだよワトソン君」弟「へぇ」 (16)


姉「まずは『ジャーキング』について!」


【ジャーキング】


授業中などに居眠りしてる時にビクッと動いてしまう現象のこと。





姉「由来は英語のjerk。急に動くということからきているよ!」


弟「そうなんだ」


姉「起こる原因としては、夢と現実を錯覚し筋肉が無意識に動くことにあるらしい」


弟「ああ。確かに夢で高いところから落ちた時にビクッてなるよね」


姉「あとは座ったまま寝たり、疲れてる時とかにも起こるよ!」


弟「そうなんだ」


姉「ちなみに私も授業中によくやるよ!」


弟「それって授業中よく居眠りしてるってことだろ。大学生にまでなって何やってんだよ」


姉「というか。小学生、中学生、高校生って進学するごとに居眠りの時間って増えるよね」


弟「それは姉ちゃんだけだ」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1454070472



姉「次は『ムペンバ効果』について!」


弟「どうぞ」



【ムペンバ効果】

冷たい水よりも温かい水の方が早く凍る現象のこと。



姉「タンザニアのErasto B. Mpemba氏の発見したのでこのような名前がついたよ」


弟「ふーん」


姉「何故このようなことが起こるのかは近年ようやく分かってきたんだよ」


姉「でも、説明めんどいから詳しく知りたい人はググレカス!」


弟「ただ単に姉ちゃんの頭じゃ理解できなかっただけだろ」


姉「......」


弟「......」


姉「さあ、次だ次!」


弟「おい」



※一つだけ言っておくと、水という特殊な物質だから起こる現象です。水以外では適用されません。




姉「三つ目は『スラム化現象』について!」



【スラム化現象】

一つのルールが破られると、次々とルール破られる現象。



弟「学級崩壊とかはこの現象だよね」


姉「弟の学校は大丈夫?」


弟「至って平和だよ」


姉「もしも弟が傷つくようなことがあれば、お姉ちゃんすぐに助けてあげるからね!」


弟「よけい悪化させそうだな」



お前ら、ルールは守れよ!



姉「四つ目は『青木まりこ現象』!」


弟「なんだそれ」



【青木まりこ現象】

本屋に行くと何故かトイレに行きたくなる現象のこと。


姉「青木まりこさんが読書投稿欄に投書したことが出来たきっかけだよ」


弟「あー。ちょっとわかるかも」


姉「ちなみに私は一度漏らしたことがあるよ!」


弟「え......」ドンビキ


姉「いや、もちろん冗談だからね?」


弟「今度オムツ買ってきてあげるよ」


姉「本当に冗談だって! マイケルジョーダンだって!」


弟「ちゃんと大人用買うから心配しないで」


姉「私の話聞いてーーー!!」


弟「はいはい。次行こう」


姉「......うん」(´・ω・`)




姉「じゃあ次〜......『ファントムバイオレーションシンドローム』」



【ファントムバイオレーションシンドローム】

着信はないのに携帯が振動したと勘違いする現象のこと。




弟「そんなことある?」


姉「弟からの返信待ってる時は頻発するよ!」


弟「ブラコン乙」



関係ないですが、着信があってすぐに返信したのに、なかなか返信がこないのはなんで何でしょうね。



姉「六つ目は『シミュラクラ現象』!」


【シミュラクラ現象】

普通の写真なのに影や物が心霊写真のように人の顔に見える現象のこと。



弟「心霊写真のほとんどは全部これだろ」


姉「そんなこと言ってると、本物の霊に会っちゃうよ?」


弟「俺は霊を信じないタチでね」


姉「あ。そうだ弟」


弟「なに?」


姉「今日一緒に寝よう?」


弟「断る」


姉「お願い!」


弟「またホラー映画見たの?」ハァ


姉「ホラー映画じゃないよ! ホラーゲームだよ!」


弟「どっちでもいいわ」


姉「とにかく一緒に寝ようね?」


弟「じゃあ、俺はベットで寝るけど姉ちゃんは床ね」


姉「一緒のベットで寝ないと意味ないんだよ!」


弟「だって姉ちゃん寝相悪いし」


姉「今日は良いから!」


弟「信用できません」



なんでホラー嫌いの人ほどホラー映画とかみたがるんでしょうね。



姉「七つ目〜。『獲得的セルフハンディキャッピング』」


【獲得的セルフハンディキャッピング】

テスト前に掃除したくなる現象のこと。



弟「まさに姉ちゃんだね」


姉「これは何か言い訳を作りたい、という深層心理らしいよ」


弟「ふーん」


姉「弟だって掃除したくなるでしょ?」


弟「俺は姉ちゃんと違って、テストと正面から向き合ってるから」


姉「む。私だって、弟への恋愛感情に正面から向き合ってるもん!」


弟「それは向き合わなくて良いよから」


私はテスト前になると、漫画を読み返しちゃう癖がありました。
そうか。あれは言い訳を作ろうとしてたのか。



姉「八つ目は『ゲシュタルト崩壊』」


弟「それは俺も聞いたことある」



【ゲシュタルト崩壊】

同じ字を見てると、違和感を感じる現象のこと。



姉「傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷傷」


姉「どう? ゲシュタルト崩壊した?」


弟「漢字テストの時とか起こるよね」


姉「え!? 今のスルー!?」


弟「あと、たまに姉ちゃんずっと見てると『この人は本当に俺の姉ちゃんなのか?』って思うこともある」


姉「私は正真正銘、弟の姉ちゃんだよ!」



ゲシュタルト崩壊しましたか?



姉「九つ目は『カリギュラ現象』」



【カリギュラ現象】

するなと言われると、ついしたくなっちゃう現象のこと。



弟「消火栓のボタンが押したくなっちゃうのもこの現象のせいなんだね」


姉「一度私が弟に『実は押してもなにも起こらないんだよ』って言ったら、まんまと押したよね」


弟「あの時の恨みは一生忘れない」


姉「いやー、あれは本当に面白かった」


弟「さっき姉ちゃん一緒に寝ようって言ってたよね?」


姉「うん?」


弟「一緒に寝ても良いかなと思ってたけど、なんか今姉ちゃんに怒りを覚えたからやっぱり一緒に寝るのやめるね」


姉「あの時は本当にすみませんでした!」ドゲザー



日常のネタを丸パクリしていくスタイル




姉「最後は『連続回避本能』について!」


【連続回避本能】

歩いている人とすれ違う時に何度も同じ方向に避けてしまいお見合いする現象。


弟「あー、あるある」


姉「人間というのは生まれながらに直前と同じ行動を回避しようとする本能を持っている」


姉「だから、一つの方向に避けると、次は逆に避けようとする。そんな二人の本能がぶつかり、何度もお見合いしてしまうのだよ」


弟「へぇ、そうだったんだ」


姉「まあ、弟だったら何度お見合いしても良いけどね!」


弟「はいはい」


姉「じゃあ、そろそろ>>1が面倒臭くなってきたらしいから終わるよ!」


弟「うん」


姉「ここまで読んでくれた方々!」


弟「読んでくれてありがとうございました」




終わり

姉「この世には色々な法則があるのだよワトソン君」弟「へぇ」
の続編のようなものです。

本当はもっと色々な現象があるのですが、だるいので終わります。
ググるともっと色々な現象が出てくるので興味ある方は調べてみてください。結構面白いですよ。

おつ
ところでバイオレーションじゃなくてヴァイブレーションでは?

>>14
すみません。
バイオレーションではなく、バイブレーションですね。
指摘ありがとうございます。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom