男「あれ…ここは?」女「あん、ぁあん//」(265)

天使「ここは君の家だろ」

男「うぉ」ガタッ

pc「あん、あぁん//」

天使「そんな驚かないでくれよ。傷付くな」ぽちっ

pc「あん、あn………」プツン

男「あ、あんた誰だよ。人の家に勝手に……」

天使「俺?俺天使、そうエンジェル」

男「てん……し?何で」

天使「ストップ。君は自分の置かれた状況が分かってるかな?」

男「状況?」

天使「何でも聞き返すな。自分で少しは考えろ」

男(何なんだ?おれは……あれ俺パンツ履いてない!?)

男(脱ぎかけのパンツ、エロ動画……)

俺(そっか自慰してて………果てたら胸が苦しくなって、助けも呼べずに……)

男「あれ?」

天使「気付いたか?」

男「何となく。俺は………死んだのか。テクノ……い、いや」

天使「死ぬ一歩手前だなテクノブレイクで」

男「やめ」

男「………じゃあ、あんたが俺を天国に連れていくのか」

天使「何を言ってるんだ。天国なんかに行けるわけないだろテクノブレイクのくせに」

男「やめて」

天使「お前は死んで適当に死後の世界に行く予定だったんだがテクノブレイクでな」

男「やめてぇぇぇ」

天使「話を続けるぞ。昨日、女の子を助けただろ?テクノ野郎」

男「女の子?ああ、車にひかれそうだった子か」

天使「家に居るだけだった奴が、いきなりそんなことをしたからな。神様が気をきかせてな」

神様『死因テクノブレイクは流石に可愛そうじゃね』

天使「って、ことで俺派遣。お前にいくつか試練を与えることになった」

男「試練?何でそんなこと……い、いやまずお前が天使かどうか証明しろよ」

天使「………10秒後に母が来て『いつまで寝て……あらお友達?ごめんなさい。ゆっくりして行ってね』と言う」

男「………」
ガチャ

母「いつまで寝て…あらお友達?ごめんなさい。ゆっくりして行ってね」ガチャ

天使「30秒後、外でメガネの学生がこけそうになるが、サラリーマンに抱き止められ、少し話した後、そのまま路地裏へ移動する」

男「」ガラッ

学生「」フラフラ

サラリーマン「」ガシッ

学生「」ペコペコ

サラリーマン「………」ボソ

学生「………//」ボソ

サラリー・学生「」テクテク

天使「今は力を抑制されてるからこのぐらいしか出来ないがな。まぁ死因テクノブレイクで構わないなら死後界に送ってやるが?天使に送られるのはよっぽどのやつだけだからな、それでも自慢にはなるぞテクノ野郎でも」

男「………いや、いい。まだ死にたくはないし。試練受けるよ。」

天使「そうか。では第一の試練!」

男「い、いきなりかよ!!」

天使「30秒以内に射精できなきゃ即死亡」

男「は?」

天使「はじめ」

男「え、いや…くそっ!!」カチカチッ

pc「あん…あん!いくだめいっちゃうー」

男「うおおおおおおお」

pc「もうだめむりーいっちゃーーう」

男「あかん!!あかーーーん!」ピュ

男「」ドサッ

男「はぁはぁ…………」

天使「おめでとう。第一の試練クリアだ。余裕だったな。流石だテクノ野郎」パチバチ

男「よゆうなわけ…はぁ…あるか……はぁはぁ」

男「それにその呼び方はやめろ。」ハァハァ

天使「第ニの試練」

男「ちょっと待てー!!」

天使「何だいテクノン」

男「可愛く呼んでもダメ!!じゃなくてペースはやくね?!」

男「こんなんばっかなの試練って!?見られるの何気に恥ずかしいし」

天使「試練の質問には一切答えられない。それにテクノブレイク以上に恥ずかしいことが有るのかテクノ少佐」

男「うっ……//」

天使「まだ出すのか。テクノ大佐」

男「ちげーよ!!徐々に昇級するな!ちょっと黙ってお願いだから!」

男「よし!こい!」

天使「それより、テクッチは好きな子とかいないのか?」

男「おい………いきなり馴れ馴れしいな」

男「どうしたんだ。いきなり」
天使「馴れ馴れしく喋りかけるな。質問に答えろテクノ」

男「(こいつ!!)……居るよ」

天使「そうか。では第ニの試練」

男「おい、スルーかよ」

天使「○月○日24時までに好きな子とキスできなければ即死亡」

男「はい?」

幽遊白書的な?

期待

なにこれおもしろい

期待

天国に一番近い男か

男「3月31日って今日じゃねえか!!無理だろ?!俺あの子とほとんど話したこともないのに!」

天使「そうか。じゃあ死亡で良いか?諦めるのなら期限待たずして連れていくぞ」

天使「死ぬと分かった人間は何をしでかすか分からんからな」ふぅ

男「お前、本当に天使かよ………」

天使「先程証明した通りだ。信じようが信じまいがどちらでも良い。どうするてっくん?」

男「可愛く言うなって……」

男「あぁあ!分かった……頑張ってみるよ……」

天使「そうか。ならば第二の試練、はじめだ」

あぁあ、日にちを○月○日に変えて読んでください。
元ネタは色々です。分かる人は分かると思います。

『花屋前』

男「あの子だよ」

天使「ふむ、人間の中では整った顔立ちをしてるな」

天使「あの娘のどこに惚れたんだ?」

男「………関係ないだろ」

天使「神様ーそろそろ連れてくよ―」

男「分かった!分かったよ!言えば良いんだろ。なんで神様にそんなフレンドリーなんだよ」

天使「人間でも付き合いが長いと歳の差がなくなるだろ」

男「そんな世俗的なのか天界って……」

天使「良いから早く話せ。刻限まで後………半日だぞ」

男「……たいした理由じゃねえぞ」

男「うちの家はあの店に花を買いに行くんだ」

男「ある日、俺が買いに行かされることになってな………」ぽわぽわぽわ~ん

天使「あ、回想とか要らないから。その話長い?」

男「お前が聞いたんだろ!?聞けよ!!むしろ聞いて?!」

天使「どうせ、買う花わからず迷ってたら、話しかけて来て色々教えてもらってたら可憐さ花への誠実さに惚れちゃったって感じだろ」

男「おう!合ってるよ。正解だよ!でも俺の中ではもっとこうグッと来る色々が合ったんだよ!」グスッ

天使「それで、そろそろ動き出さなくて良いのか」

男「動くって何がだよ」

天使「残り半日だ。無理矢理襲うにしても高飛びの準備はいるだろう」

男「襲ったりなんかしねえよ」
天使「そうか。死ぬことに決めたか。潔いな」

男「なんでだよ。まだ告白とかあるだろ!?天使ならそっちを応援しろよ」

天使「話したことないのにか!?」

男「本気で驚いてるな、てめえ……それに一回話してるわ」

天使「仕事上の話は違うだろ」

男「ぐっ………」

天使「えっ?!」

男「そうだよ、その子とはそれっきり話したことねえよ」

男「あぁ、もう良い!とりあえずやるだけやってくる」

天使「駄目でも魂は拾ってやるから安心しろ」

男「…………」


………………………


男「…………」

天使「魂の抜けた顔だな。まぁ本当に抜くのはこれからなんだが……さぁ、行こうか。せめて苦しまないように………」

男「………だった」

天使「ん?」

男「okだった!!今夜、食事どうですかって誘ったら良いですよだって!!ヒャッホーーイ!!」

天使「」デコピタッ

男「熱じゃねえよ!」パシッ

天使「それは良かったな」チッ

男「ふん。今の俺にはどんなイヤミも効かねえよ。ありがとなエ!セ!て!ん!し!さま!」

天使「お前がテクノブレイカーと知ったら、彼女はどう思うかな」

男「天使様、わたくしはこの先一生忠実なる神の僕となることをこの御霊に誓いましょう」スタ

天使「うむ。苦しゅうないぞ。面をあげよ」

『帰り道』

男「さて、俺はデートの準備をするか」

男「兄貴に服かりて、お袋に金借りないとな」

天使「自分のは無いのか?」

男「前は有ったんだがな、色々あって引きこもってたからな……」

天使「そうか。すまない。君が生粋のtechno breakerということを忘れていたよ」

男「もう何とでも呼べ………」

男「そう言えば、俺のことは調べてきたんじゃないのか?」

天使「資料はもらったが読んでない」

男「働け。エ…いどりあーん///」

天使「どうした。気でも狂ったか。逝きたくなったらすぐ言えよ?」

男(くっ、さっさと試練さえ終わらせれば良いんだろ!!)

男「ってもうこんな時間じゃねえか。お前はどうすんだ?俺の準備見ててもつまらないだろ。」

天使「つまらなくても一応、仕事だからな。監視はさせてもらう」

天使「だがまぁ、定期連絡の時間だからな。しばらく離れることになる」

天使「次、姿を現すのは試練を失敗したとみなされた時、若しくは死んだ後だな」

男「本当に軽く言うなぁ………まぁそうならないように頑張るさ」

男「………そういえば、俺が死んだら彼女はどうなるんだ?」

天使「自分が死んだ後の心配か。どう…とは?」

男「目の前で俺が死ぬことになるかも知れないんだろ?流石にそれはかわいそうかなって」

男「記憶変えたり……」

天使「記憶干渉は承認されない。負担が大きい。元々私の力もたりないしな」

男「じゃぁ……」

天使「だがまぁ、それを失敗の言い訳にされても困るな。試練に失敗した際、24時越えたらすぐに彼女から離れろ。」

天使「少しだけ猶予をとるよう掛け合ってみよう」

男「おぉ…………おおぉ!!!」

男「お前、神様みたいだな!」バンバン

天使「天使だよ。馴れ馴れしいな」

19:00

男「気合い入れて、30分前には待っとかないと」

19:30

男「ふぅ…緊張する」

20:00

男「仕事かな…電話番号渡してるし大丈夫だよな」

21:00

男「お店に行って入れ違いになってもな……俺も番号聞いてれば良かった」

22:00

男「……」

23:00

男「自殺じゃないのに遺書残すのも可笑しな話か……」

23:30

男「これなら別にテクノブレイクでも良かったな……」


23:40
「天使のやつ監視しているなら話しかけてこいよ……」

23:50
「やっぱり、そうそう人を信じるなってことか」



??「………」カツ カツ

支援

はよはよ

はよ

本日4月1日はエイプリル


天使「」スタスタ



「男さん?」カツカツ

男「天使、質の悪い冗談は……」チラッ

「良かった。男さんだ!」

男「!?」

「男さん、ごめんなさい!!」

花屋の娘(以下、女)
「仕事でどうしても抜けれない案件が出て、だから断ろうと思って電話しようとしたんだけど、あの………番号が違ってて……」

男「あ、あの…」パクパク

女「本当にごめんなさい!何か私に出来ることが有れば何でもお詫びします…」グスッ

男「あの…えっと…」アタフタ
(あれ?!何だっけ、何かしないといけなくて!家族に別れの挨拶!………じゃなくて、あぁそうだ告白だ!!)

男「あの!女さん!」

女「はいっ」ビクッ

男「俺と!!キスしてください!」ガバッ

女「キス………ですか?」

男「あ、違くて!…キスじゃなくて、いやキスもなんだけど!」アタフタ

男「初めて会った時から好きでした!だから俺とキ……じゃなくて付き合ってください!!」ガバッ

女「!!……私なんかで本当に良いんですか?」

男「は、はい!」

女「男さん。顔をあげてください……」

男「は、はiむぅ…!?」ムニュ

女「」チュウ

女「こちらこそお願いします」ニコッ

カチッカチッカチッカチッカチャボーンボーン

24:00


女「男さん」

男「は、はい!」

女「男さんって先日女の子を助けませんでしたか?」

男「まぁ……何でそれを?」

女「やっぱり!」ニコッ

女「あの時、私も丁度近くにいて、事故に遭いそうな子を助けるなんてカッコいい人が居るなって思って見たんです。そしたらお店に来てくれた人…あなただ!って気付いて」//

女「だからそんなヒーローみたいな人に、今日誘って貰えたのは本当に嬉しかったです」ニコッ

女「あ、でも前々から、お店で花を見る雰囲気が優しそうで私の長い話も真剣に聞いてくれたから気になってて」

男(あー、君に見とれて話せなかっただけだけどね)

女「そのあとも何度か声掛けようかと思ったんですが、迷惑かなと思って……」

女「あ!………ごめんなさい。遅れたのに私ばかり話してしまって」

男「いえ、色々知れて嬉しいです。もっと聞きたいです」

女「ふふ。あ!そういえば私、友達に無理言ってここまで送ってもらってるんです。まだ待たせちゃってるから……せっかくだけど今日はここで………」

男「あ……はい」

女「それじゃあ、これ私の連絡先です。」

男「あ…はい!………これ俺の!」

女「それじゃあ、おやすみなさい」ニコッ

女「」タッタッタッ

男「…………」


男「………」グッ

男「いよっしゃああああああ!!」

天使「……」スタスタ

男「おっ、天使やっぱりいたのか!いやーどうなることかと思ったけど」

男「神様は居るもんだなって思ったよ!」

天使「当然だ。居るに決まってるだろう」

天使「第二の試練クリアおめでとう」

男「おう。」

男「というかお前が出てこなかったのはこうなること知ってたんじゃないのか?」ニヤニヤ

天使「さあな」

天使「試練はキスだけで良かったんだが……テクノ野郎と付き合うことになるなんてかわいそうな女だ」

天使「神の気まぐれか、悪魔の呪いか」

男「少しは祝ってくれも良くないですか!?天使さん!」

天使「せっかくここで仕事は終わると思ったんだけどな…まぁ良いか」

男「もう良いよ。浮かれた俺が悪かったよ………」

男「それで、もう次の試練か?今なら何でもできそうだ!」

天使「そうか。だが第三の試練はまだだ」

天使「明日、発表する。じゃあな」スタスタ

男「お、おう。………夜遅いから気をつかってくれたのか?まさかな」スタスタ

拍手!おめでとうテクノ男!

羨ましいぜテクノブレイカー!

これは多分地獄行くわテクノブレイカー

男「ふぁ~」

男兄「おはよ」

男母「あら!おはよう」

天使「おはよう」

男「おはよう」ガタッ

兄「昨日はうまくいったみたいだな。」パクパク

母「あら、そうなの?夜遅いと思ったらそういうことだったのねウフフ」ゴクゴク

天使「まぁ、相手の女性が来るまではひどい顔してましたけどね」ムシャムシャ

男「おい…」

母「少しずつで良いから前みたいに戻れるように頑張りましょうね」グスッ

男「うん………いやいや、じゃなくて」

兄「まぁ、少しでも元気がでたなら良かった。俺らも応援するよ」グッ

男「うん、ありがと……って違くて」

天使「まぁ、私はどちらでも良いがな」ふぅ

男「お前はちょっと黙れ」

男「…………あー、何かおかしくない?」

母「あら、味付けに不満?」

男「それじゃない…ってかまだ食べてないし!」

兄「量がたりないか…まったく。まぁ良いだろ。お祝いだ。俺の半分やるよ」

男「それでもない!料理じゃなくてもっと根本的なこと!」

天使「朝から煩いぞ。近所迷惑になる。とりあえず座れ」

男「お前のことだよ!それにここは俺ん家だよ!!」

天使「知ってるよ」

男「じゃあ何で当たり前みたいに座って朝飯食ってるの!?」

母「何でって……暫くここに住むことに決まったのじゃない」

男「いつ、何でだよ?!」

母「何でって………何でだったかしら?まぁ、良いじゃない。あなたの友達でしょ」

兄「そうだ。別に良いじゃないか。友達だろ」

天使「私は友達とは思ってないですけどね。あ、ご飯御代わり頂いても宜しいですか」

母「あらまぁそうなの?ウフフ、御代わりね」

母「はい、どうぞ」

天使「ありがとうございます」

母「男食べないの?あ、幸せでお腹いっぱいとかウフフ」

兄・天使「あはは」

母「あ、天使さん、あなたの部屋で一緒に住むことになるから、後で掃除するからね。汚い部屋だけどごめんなさいね天使さん」

男「なっ!!……」

天使「いえ、仕方ないですよ。我慢します」

男「おぃ………」

『男の部屋』

男「で、どういうことだ」

天使「いや、うちも財政難でな」

天使「出張費が出ないんだ。だからここに衣食住のお世話になることになった」

天使「汚い部屋だが我慢して住んでやる。有り難く思え」

男「天使なのに腹減るのかよ。帰ればいいだろ」

天使「面倒だからな」

男「………」

男「お袋たちには何したんだよ。記憶操作はできないんじゃなかったか」

天使「記憶操作はな。今回のは印象操作だ。」

天使「記憶操作は、記憶を削って新しいものを埋める作業がいる。そこには危険が有り、力も必要だ」

天使「だが印象操作は、記憶には触れず、私が居ることに違和感を与えないようにするだけ…見える色や匂いで気持ちが高揚したり落ち着いたり、周りの雰囲気で自信が出たり無くなったりするだろ」

天使「それの上位版だ。私が一緒に暮らす理由は、実際は君の家族は知らない。だが印象操作によって、君の友達だしまぁ良いかと違和感を薄めてるわけだ」

天使「そして、私が居なくなっても友達が遊んでいったな程度で済む」

天使「ちなみに、知り合いの死は流石に印象云々では無いからな。今後も試練失敗での後始末には印象操作は使えない」

天使「理解しても、しなくても結果は変わらない」

天使「まぁ汚いとはいえ部屋主だからな。挨拶はしておこう。宜しく」

男「何となく分かったが………それならそんな力使わず俺に先に頼めばいいだろ」

天使「………………」

男「………………」

男「気付かなかったのか?」

天使「………君に借りを作るのが嫌なだけだ」

男「へいへい。そうかい」

天使「あっ!それとほぼ引きこもっていた君がいきなり友達泊めると話しても家族が不審がるだろ」

男「それ、今思い付いただろ!!」

天使「それより何だ。彼女が出来た途端優しくなるのか。きもちわるい」

男「お前……本当に感謝はしているからと思って優しくしてやれば……追い出してやろうか」

天使「これは君の家族に頼んだことだからな。その場合君が出ていくことになる」

男「俺の部屋なのに!?」

天使「今日からこっからここは私の物だ」

男「俺ベットだけ!?」

男「ああ、まあいいや。幸せのお裾分けくらいしてやるよ。少しくらいは本当にお前のおかげだしな」ニヤニヤ

天使「………」

男「どうした?」

天使「…………ミニ試練」

男「ミニ?」

天使「30秒以内に射せ……」

男「それはやめろぉ!!」ガバッ

天使「むぐっ!」ゲシッ

男「うげっ」

天使「は、離れろ」

天使「冗談だ。エンジェルギャグ……エンギャグだエンギャグ」

男「なんでも…略せばゴホッ」

天使「そのツッコミ精神は感嘆するが一度落ち着け」

男「………………ふぅ」

男「試練ってそんな簡単に出せるものなのか」

天使「いや、基本的には決まっ………試練についての質問には一切答えない」

男「ってことは30秒たっても俺に何もないということは、ミニ試練は効果無し、若しくは試練はちゃんと内容聞かないと意味ないってことか」

男「できれば前者がいいけど」チラッ

天使「試練の質問には一切答えない。また私に危害を加える場合、試練を中止し、然るべき対処を行う」

男「分かった。そんなことするつもりは無いしな」

天使「それが良いだろう」

天使「さて第三の試練を始めるが良いか?」

男「あ……あぁ」ゴクリ

天使「30秒以内に2回しゃ」

男「やめっ!!……」(………天使『危害を加えると試練は中止』)
男「くっ……」プルプル

男「くそっ!」ググッ

天使「ふん、反省はしたみたいだな」

男「ってか、そんなんが試練っておかしいだろ!」

天使「ああ。安心しろ、悪い冗談だ。少し試したかっただけだ」

男「ったく、そんなことしなくても何もしねえよ」

天使「そのようだな」

天使「しかし…………謝りたくはないが、お詫びに次の試練の時、手助けくらいはしてやろう」

男「………そんなことして良いのか?」

天使「試練についての質問には一切答えない」

男「何だよ………まったく」ニヤニヤ

天使「さて、今度こそ始めるが良いか」

男「おう!」

天使「第三の試練」

天使「○月△日24時までに友達100人出来なければ即死亡」

天使「はじめ」

これはwww
そういや小学校に上がる前にこんな歌うたったな
あの頃はがちで100人作れる自信があった

それが今じゃ……。

タイトルまで遠そうだな…

ここまでの話しとても良かったです
ぼちぼちがんばって!

友達100人か…
どれくらいの関係から友達認定されるかで難易度変わるとはいえ拷問だな

友達の基準がいまいち

男「」ぽかーん

男「はいっ?」

男「友達100人、今から作れってこと?」

男「△日までってことは3日後………」

男「目が会えば知り合いにも友達にもなれる新一年生でも無理じゃね?」

男(あ、でも一応、ケータイには300件近く人はいるし、これでもうクリアってことか?)

男(あー、新しくsnsでマイマク、ファローとかしまくっても良いのか。あれも友達だもんな。2.1chの中の繋がりでも……)

男(本当に新しく100人の友達だったら多分不可能だもんなぁ)

男(あれ、もしかして結構簡単?てか………)

男「俺、何か今日結構冴えてるかも!昨日良いこと合ったからかな」グフ

天使「気のせいだ。テクノブレイク恥さらし野郎」

男「やめて」

天使「補足説明に入る」

天使「1、友達とはお互い顔を確認し、名前を知る状態である」

男「……」

天使「2、友達とは試練を受けている者の呼び掛けに応え、物理的、精神的を問わず協力ができる者である」

天使「3、これまでの人生で友達と見なされた者は全て白紙とし、新しく作り直すこととする」

天使「4、その他、友達の判定については‘天使’に一任する」

天使「5、上記又は天使の判定による‘友達’は、試練の判断のためであり、試練を受けた者の既存の交友を害するものではない」

天使「以上、補足説明を終わる」

男「…………」

やはり天使が決めるか

終わったなw

男「もう一度、聞かせてくれませんか」

天使「気のせいだ。テクノブレイク恥さらし野郎」

男「そこじゃねえよ!!」

天使「この紙にある」スッ

男「……」パッ

男「………なるほど」

男「なぁ、これは……あっ」

天使「友達の基準についての質問なら構わないぞ」

男「おっ、そうなのか」

男「あー、電話してとりあえず話したら友達認定出来るのか」
天使「駄目だ。何か君が重大な相談をするというのなら良いが電話で話す程度は認められない。せめて会って話さないとな」

男「そうか……じゃあ手当たり次第人呼んで取っ替え引っ替え遊ぶしかないのか………」

男「それでも遊ぶ友達100人もいないしな……一日25人と遊ぶ時間は俺にも相手にも都合良くないだろうし。時間配分と体力も持たなそうだ」

男「というか、暫く引きこもった俺の誘いに付き合ってくれるかどうかもだな」

男「あっ!病気とか事故にあったことにすれば電話とか見舞いで人くるだろ!!最悪死んだウワサ流せば………これならいけるんじゃね!」

天使「天使の前で虚偽の作戦立案とはな。当然不認定だ」

男「…………ですよね」

男「はぁ」

男「どうすれば良いんかね」

プルルプルル

男「あ、女さん!」

天使「……」

男「え、今日…ごめんちょっと忙しくて。うん、また今度」

プツッ

男「せっかく彼女できたのに………いや頑張らないとな!」

男「とは言ってもなぁ」スタスタ

天使「行動を始めるのか?」

男「飲み物とりいくだけだ。お前は?」

天使「白くて濃いもので」

男「……………カルピスか濃縮牛乳か?」

天使「おれの………とは言わないのか」

男「言わねえよ!!どんだけ変態だ俺は!!」ダンッ

…………………………

男「ったく、本当に天使なのかよあいつは。堕天使とかじゃねえのか?」ゴソゴソ

男「でも本当にどうしたものか……」ゴクゴク

男(ん?この大量のチラシは?)ぺら

母「あ、男。ちょっとそのチラシのことで相談が有るんだけど…」

男「ん、まぁ聞くだけなら」

母「明々後日ね。そこのホテルのホールで市や各町内会のお偉いさんや後援会の方たちとの会食があるのよ。でも、うちの町内会の係の手違いで人数を間違えて企画したらしくて。もうキャンセル返金もきかなくて」

男「………何人分?」

母「綺麗に100人分なの……料理も食べ放題だし、誰か人数誘って参加出来ないかしら…一応和やかな席だからそんなに堅苦しくはないわ」

男「………」

母「少しでも良いの、他にも誘ってみるから。あ、あともちろん会費はただよ。費用はお偉いさん方持ちだからね……なんだっけ?男気じゃんけん?するんだって、だからなおさら参加人数足りないと見栄えも体裁的にも困るのよね……」

男「そんなとこに知らない奴が100人行って大丈夫なの?」

母「そこは…まぁ偉い人とは離れた席にするし、他の後援会とかもいっぱい来るから、きっと大丈夫よ」

男「………」

母「何人か……誘えないかしら?」チラッ

男「任せて!!」ガシッ

男「何人と言わず100人きっかり‘友達’連れてきて見せる!!」

母「いえ、何人かで良いのよ。そこまで無理しないで?」ポンポン

男「そこは息子を信じろよ!!」バシッ

―――――――――――――

男「」ダダダダッ

男「おい天使聞け!」

天使「もう知っている」

男「…………ほんとに?」

天使「会食を利用して友達集めるんだろ」

男「驚くと思ったんだが……」

天使「まぁ、運が良かったな」

男「神様は見てるキリッ」

天使「いや今の時間は多分みなみダムパンツァー見てるな」

男「………庶民的なんだな」

天使「そんなもんだぞ。何を夢見てるんだ」

男「はぁ………で、これは友達認定は大丈夫なのか?」ペラッ

天使「ふむ」スッ

天使「実際に会食に参加し、君と実際に面通しをしすれば、顔・名前・協力の条件は一応クリアか……」

男「だろ、遊ぶほどのやつじゃなくても呼べるしな」

天使「………ちょっと不満があるが、まぁ良いだろ」

男「不満?」

男「何だよ。言えよ」

天使「君の今までの友人から全て集めるなら問題ない」

天使「既存の友人、まあ関わりが深くなくても、それはそれで良い。急な誘いに応えてくれる者だからな。だが全く初対面を誘う場合は別だ」

天使「君は飲み会幹事を行う際、取りあえず参加した名前と顔しか知らないやつを友達と呼ぶのか?」

天使「少なくとも私は呼ばないな。そんなのはただの顔見知りだ」

男「幹事したことあるのかよ」

天使「かといって、ちょっと自己紹介したくらいでは友達と認められない」

天使「作者的には会わなくても何年連絡とらなくてもアドレス知ってれば友達らしいがな」

男「なんかそれも寂しいな」

天使「今日、誕生日なのにお祝いメールニ件らしいぞ。内一件はメルマガだ」

男「…………」

男「つまり、連絡が取り合えて先の繋がりが有るかとかも見るってことか」

天使「ふむ。そこまでの関係ならぎりぎり友人と呼んでも良いだろう」

男「まぁとりあえず手当たり次第、知り合い集めれば良いんだろ。大丈夫だ。なにせ、俺は神に寵愛されているからな!」

天使「そうか、なら死んだら神の寝室に案内するよう言っておく」

男「……………神様って女?」

天使「女性の神は女神様だろ」
男「……………………」

天使「神の寵愛か、テクノ野郎にはもったいない。テクノブレイクより上が見れるかもな」

天使「死後にテクノブレイクしたらどこにいくのか…………誰も知る由もなかった」

男「不吉なことを言うな!!」

………………

男「でもまぁ、他にも方法が有るかもしれないが名前と顔は何とかなっても、協力の部分がなぁ」

男「せっかく分かりやすい解決策があるんだしこれで行くか」

男「………でも何でこんなあやふやなのが試練何だよ」

天使「試練の質問には一切答えない……のだがこれくらいなら良いだろう。‘友達’についての細かい条件は私に一任されるためだな」

天使「試練自体は神子様方がもうすぐ入学で、例の歌をずっと歌ってるからだろう」

男「……………親ばかか」

天使「次は私の質問だ」

天使「私のカルピスはどうした?」

男「………」
男「俺の濃厚カr」

天使「ミニ試練1分以内に5回…」

男「すぐもって来るから待ってろ」ダダダッ

1レスやセリフが長くなってますね。見にくければ教えて下さい。

―1日目― 夕方

男「とりあえず手当たり次第電話かな。まずは学生時代のやつらから」

男「…………お、おう久しぶり実はさ、明々後日………」

男「お、そうか!よろしくな。あぁ、他にも色々誘ってみるからな。じゃあ、当日に」

男「よっしゃっあ!一人目!幸先いいな」

天使「………」

―1日目―夜

天使「」パクパク

母「例の件はどう、男?。やっぱり私も」

男「大丈夫だよ。さっきまでで20人近く集めたから。この後も誘ってみるし」ニコッ

母「それなら良いけど………」
プルルプルル

母「男、ケータイ鳴ってるわよ」

男「ん、女さんだ。はい、あ、明日……ごめん、明日もやることが…うん、ごめん」

母「…………」

1日目終了時―友達(仮)28名

―2日目―朝

男「あ、久しぶり。少し相談があるから時間空いたら折り返し電話ください」

ピッ

―2日目―昼

男「お、空いてる?!じゃあよろしくな!」

ピピピ

男「あ、先輩。お久しぶりです。実は……」

―2日目―夕
男「なぁ………」

天使「なんだ。音をあげるのか?」

男「…………通話料ってそっち持ち?」

天使「……だったら私はこの部屋に住まないよ」

男「ですよねー…………」

―2日目― 夜
男「母さん明日から家電話つかわせて……」

母「良いわよ?」

2日目終了時―友達(仮)65名

―3日目―朝
今日で100近くまで集めないと明日はもっと厳しいだろうな
ピピピ


―3日目―昼

男「ばつっと………」

男「」どさっ

天使「どうした?」

男「もう、いねえ」

男「学生時代の知り合い、元職場の知り合い、ネットの趣味オフ会の知り合い………」

男「合わせて80人………」

天使「友達の友達は?」

男「それは不満なんじゃなかったのか?」

天使「まぁ、先程の条件を満たせば構わんよ」

男「…………あたった」

天使「ん?」

男「それを含めての80人だ」

男「手当たり次第頼んで、あんまり知らない人が、会場に迷惑かけても困るだろ」

天使「そうか」

男「なぁ、家族は?」

天使「友達みたいな家族でも友達ではないだろ。親類もだ」

男「だよな。どっちにしろ従兄弟は近くに居ねえし」

プルルプルル
天使「とらないのか」

プルルプルル
男「キャンセルかも知れないから怖いんだよ」

プルルプルル
天使「増えるかもしれないぞ」
プルルプルル
男「それはねえよ」

プルルプルル
天使「女からだぞ」

男「」カバッ
ピッ

男「ごめん!待たせて!うん。今日……ごめん、うん明日まで忙しいんだ、明後日?」

男「明後日、うん(明後日はもう死んでるよ…)」

男「何してるのって?……えと、え、協力?………」ハッ

男「お、女さん!ちょっと待ってね」

男「天使、天使!」

天使「なんだ。息を荒げたテクノ野郎」

男「そんなんは良い!彼女も友達に入るのか?!」

天使「…………」

天使「認めよう」ふぅ

男「ありがとう!」

天使「………」

男「お、女さん!ちょっとお願いが有るんだけど………」

―3日目―夕

男「いやあ、盲点だったな」

天使「知らんよ」

男「彼女のこと抜かしていたなんて」

天使「別れれば良いんじゃないか」

男「しかも花屋関係の知り合いと友達を誘ってくれるって」

天使「ほぼ人任せだな」

男「だいたいは明日お店に来るって言うから、お店で待って連絡聞けば条件はクリアだし」

天使「完璧人任せで、しかも運任せだな」

男「あとは、当日に初対面のやつと顔会わせるだけだ」

天使「男がテクノブレイク済みと知ったら皆どんな顔するだろうな」

男「…………」グスッ

天使「男がなくな、気色悪い」
男「ちょっとはフォローしろよ!!」

―3日目― 夜
男「お袋、会食の件、何とかなりそうなんだけど、100人越えても大丈夫かな?」

母「出来れば丁度が良いけど…2、3人なら何とかするわ。ありがとね。」

母「あっ、そういえば当日の受け付けは男にお願いしたいんだけど……」

男「おれが?」

母「うん。その100人はあなたの知り合いだし、他の受け付けに回せないのよ。お母さんがするつもりだったんだけど、他の仕事が割り当てられて…」

母「せっかくなのに、ごめんなさいね……」

男「いや、大丈夫だよ。気にしないで」(受け付けの方が顔が会わせすいし、好都合かな)

母「1次会が9時からだから受付は8時からね」

男「分かった」

―4日目(3日後)会食当日―朝
男「女さん、急にごめんね…」

女「連絡しても遊んでくれないから、告白忘れてるのかと思いましたよ」ぷいっ

男「本当にごめん!これさえ終われば一息つけると思うから」

女「ほっといた埋め合わせはしてもらいますよ」ニコッ

男「うん。約束する」

女「それで昨日の件ですけど…大体は昨日の内に連絡してて了承もらってます。後は今日来る時伝えるそうです」

男「予想でいいけど参加人数どのくらいかな?」

女「んー最大20人ちょいです」

男「本当に?!」

女「は、はい!ごめんなさい、誘いすぎました?」

男「っしゃああああ!!」

女「男さん?」

男「いや、大丈夫だよ、本当にありがと!」

女「それで、後は参加する人を男くんに紹介すればいいのよね?何人かは夜、直接行くんだけど大丈夫かな」

男「大丈夫。受け付けに俺がいるから、名前と連絡先教えてもらえば入れるよ」

女「良かった」

女「ねえ、男くんの知り合いなら偉い人とお食事できるんだよね」

女「男くんってもしかして凄い人?」

男「そんなことないよ。お袋の雑用してるだけ。あ、あと、偉い人にあんまり近づいちゃだめだよ?」

女「分かってる」ニコッ

男(か、かわえええぇ!!)「女さん」ガバッ

女「あ、そろそろ開店するね」ひょい
ガララッ

―4日目会食当日― 夕

男「参加人数102人!、夜知り合う人数22人!」

男「どうだ天使!」

天使「わぁ」パチ…パチ…パチ

男「………」

天使「まぁ予定とはいえクリアは決まった訳か」

男「そうだな」

男「で、おれはそろそろ準備して出掛けるけど、一緒にくるか?」

男「美味い物は食えると思うぞ」

天使「その分、騒がしいんだろ。結構だ。私はここで君の魂を待つよ」

男「失敗前提かよ。もういい、行ってくるからな」スタスタ

―4日目―会食受け付けブース
20:00
男(さて、会話と連絡先は忘れないように……)

女「あ、男くん。頼まれた人たち連れてきたよ」ニコッ

女友「へぇ、これが女の彼氏か」

男「はい、よろしくお願いします」

女友「この子と付き合うの大変だと思うけど頑張ってね」

女「ちょ、ちょっと変なこと言わないでよ」

男「?」

男「あ、こちらに名前と連絡先などをお願いします」

男「普段は何を……………」ペチャクチャ

男「はい、また後で。ではお席のほうへどうぞ」
(結構きついな。会が始まってもちょこちょこ話しかけないと全部は回れないかもな………あれ?)

男「あの?」

横の受付女「はい?」

男「ここって、会が始まったらどうなるんですか」

横の受付女「遅れてくる人もいるし、受付はずっとここ担当よ」

横の受付女「会食は23時までそのまま、その後カラオケ兼隠し芸大会。学生のノリよね」

横の受付「雑用、席案内もここは担当だから、まあ23時までは私たちはずっとここかしらね」
男(ここでやりきるしか無いじゃねえか!!)

男(……………いや、別に最悪23:00から動いても大丈夫か)
20:15
男友「おぅ男、元気なったのか!良かった」

男「まぁ、一応な。来てくれてありがとう。席はあっちだ」

20:30
男「ふぅ、まぁ順調だな」

20:45
男「意外にいけるな。もうひと踏ん張りだ」

21:00
男(あれ…3人………3人足りない?ドタキャンか?後、一人でクリアなんだけど…………)

男(連絡先知らない3人か……)

男「それかチェックミスしたか?席確認したいな」スッ

隣の受付女「」ギロッ

男「………」(そっか動けないんだった……やべどうしよう)

女「あ、男くん、さっき連絡きたんだけど、何か友達がちょっと遅れるって、ごめんね」

男「そっか……うん、ありがと」
(二人ドタキャンでも……まぁ誰か来れば大丈夫か。最悪適当に一人見つければな)

男「しっかし、つかれたなー」

男「ふぁーーー」

女「ふふ、疲れてるのね。少し代わるから休んでくる?」

男「んんー」(何か安心したらどっと疲れが……)

男「うん。お願いしていいかな?人来たらすぐ起こして良いからね」スッ

女「うんっ」

男「」ドサッ

男「……………zzz zzz」

カチ カチ カチ カチ カチ………

遅れて誕おめ

俺は祝福するぞ
おめでとう

カチ カチ カチ カチ

「…くん、……て」

「男くん、……て」

「男くん、おきて!」

男「」ガバッ

女「きゃあ」ビクッ

男「ご、ごめん」

男「………えーと」

男「あ、受付か!あれ友達は、どこに居るの?」

女「あ、友達なんですが。電車が止まっちゃったみたいで欠席になりました。彼氏さんにごめんなさいって伝えてねって」

男「えっ……そっか。残念だね」

男「他に二人来なかったかな?」
女「二人?あ、欠席した子達は3人で一緒に向かってたので……電車のせいで3人とも欠席です」

男「えっ?」

女「でも、男さんのお母様が1人くらいなら足りなくても大丈夫だよって言ってましたよ」

女「もう受付も良いみたいなので、帰って良いらしいです」

女「あ、後お母様がありがとうって仰ってました。帰ったらちゃんとお礼するとも。良かったですね」

男「……」

女「男さん?」

男「い、今、何時!?」

女「そうですね。大体23時半ですね。ちょんと待っててください。あら、やばいです。時計止まってます」

女「でも、たぶん23時半ですよ?」

男「」ダッ

女「お、男さんどこにいくんですか!」

男(会場!!会場行って誰かに何かお願いすれば間に合うはず!!)

男「」ザッ ガタン キィィ

男「……」

女「はぁ……はぁ、もう男さんどうしたんですか」

男「全然………居ない」

女「え?えと、後は出来上がったお偉いさんたちくらいですね。カラオケ会場別になったみたいですよ。」

男「そのカラオケ会場までどのくらいかな……」

女「30分くらいでしょうか。ここ良いとこですけど、山の上ですもんね」

男「………」

男「………」

男(あそこの酔っ払いと無理矢理友達に……いや天使が許してくれないだろうな)

男(山から下りるのも、確かバスは15分毎……こんな時間に出歩いている人なんていないだろうし)

男(あっ!ここの従業員!……は論外か。頼みごとしても客としか見てくれないだろうな)

男「何で………何で起こしてくれなかったの」

女「え?」

女「あの、誰か来たら起こしてって言われてましたし……誰も来ませんでしたし、疲れてぐっすり寝ていたのでその……」

男「……」

男「ごめん…俺もうちょっと残らないといけないから帰って良いよ」

女「えっ?!」

女「それなら私も……」

男「良いから良いから。何時までかわからないし。ほらちょうどバス出そうだよ。すいませーん。この子も乗りまーす」グイッ

男「ほらっ、どうぞ」

女「お、男さん………起こさないでごめんなさい。おやすみなさい………」

男「………」

生きるのに貪欲ってカッコイイ

続き気になります

23:45

男「後、15分か」

男「まぁ女さんの時みたいにぎりぎりで誰か来るかも知れないしな」

男「…………はぁ」

カチ カチ カチ

23:50
男「こんな山の上のホテルに来る訳ねえよなぁ」

男「来るとしても………」

「」コツコツ

男「!」バッ

男「……お前か。期待させるなよ」

天使「ひどい。言われようだな」

男「もう、貰っていくか」

天使「諦めるのか?」

男「・・・・いや、ぎりぎりまでここで待つよ」

男「なぁ、下りて適当に捕まえてたら許可してくれたか?」

天使「偶然の再会じゃない限り却下だろうな」

男「だよな」

男「はぁ……、まぁ楽しかったよ。ありがとな。」

天使「何だ、いきなり。気色悪い」

男「お前は最期まで変わんねえな」

天使「最期で良いのか」

男「良くねえよ!お袋に恩返しなんて全然たりねえし、まだ女さんとも遊んでねえ。前の職場のやつらともちゃんと話せてない………」

男「死にたくねぇ、死にたくねぇ」

男「死にたくねえよ………」

天使「…………」

天使「そうか。それなら私がクリアに協力してやろう」

天使「の前に腹が減った。ダッシュで何かもってこい。」

男「えっ?」

天使「さっさと行け!」

男「お、おぉ……」ダッ

男「ほら。最期までこきつかいやがって」ゴトッ

天使「ふむ……君のおかげで私の空腹は満たされるわけだ」

天使「そして、私は君の試練のクリアに協力する」

天使「お互いに協力し合える訳だ」

男「ん?あぁ」

天使「………そろそろ自分で気付け」

天使「あぁ、もう時間がない!」

天使「補足説明1、顔・名前クリア。補足説明2、呼び掛けに応え協力できる関係クリア」

男「え、えっ!」

天使「補足説明4、友達の判定は天使に一任される」

天使「………私は私を君の友達と認める」

男「えぇぇぇぇ!」

男「そんなこと良いのかよ!!」

天使「不本意に決まっている」

天使「しかし、試練の手助けをすると言ったろう。これはその詫び分だ」

天使「めそめそしたやつを連れて行っても不愉快だからな」

天使「それに」

天使「もう24時だ」

カチカチカチカチャ ボーーンボーーン

天使「第三の試練…パクッ…クリア」ムシャムシャ

天使「中々旨いな……あ、おめでとう」パクパク

男「食いながら言うなよ。締まらねえな」

男「でも……ありがとな」

支援

天使さん…

天使「神様がいうには人間を幸せにするのが私の仕事何だってさ」ムシャムシャ

天使「間違った考えの人間にはそっとアドバイスしてあげなさいって言われてる」パクパク

天使「死にたくねえ、じゃないだろ。生きたい、だ」

天使「逝きたいでも構わないがなゲップ」

男「いい話が台無しだよ」

男「照れてんのか」ニヤニヤ

天使「……黙れ、そんな訳あるか」

男「はは」

男「……ありがとう!天使様!」

天使「…………あぁ」

基本的に天使の一人称は私 二人称は君
女の口調は主に敬語です。(関係次第で変化有り)

キャラぶれまくってるとこもあると思いますがすいません。

最初、天使が俺と言ったのは訳が有ります。フラグでなく作者的に。

ポルノ?

どうしても天使系の話だとカラフルのプラプラを思い出してしまう

―――――――――――――

男「ふう……今日も忙しかったな。なぁ天使、ちょっと聞いてくれよ」ドサッ

天使「いや、結構だ」

男「おれたち友達だろっ」ニコッ
天使「昨日の24時の時だけな」
男「ふん、口では何と言おうが心の繋がりはしっかり感じてるぜ」ドヤッ

天使「可哀相な頭と息子だな」
男「おい、息子は関係ないだろっ」

男「もういい、勝手に話す。まず、女さんに謝りに行って、その後、元職場の奴らとお礼兼ねて話をしたんだ」

男「女さんには許してもらえたよ。というか怒ってませんっていわれた。本当に良い子だよな」

天使「……」

男「んで、職場の奴らと話してたんだが、結構心配かけてたみたいでな。まぁ、辞めてから全く連絡とらなかったからだけど………」

男「俺、前の職場でひどい目に合ったんだよ」

男「俺の所為なんだけどさ」

男「会社から結構、大事な仕事を任されてな。部下の後輩と取り組んでたんだ」

男「中々順調で期待も感じてた。後輩と二人で飲み行って絶対成功させようってのもやったな」

男「………ある日データも書類も全部消えてた。バックアップ用のコピーごとな」

男「前日、後輩がデータを確認したいって言ってたから渡してたんだ」

男「資料・データを持ち帰るなってのを真面目に守ってたせいでな、どうしようも無かった」

男「俺は当然こっぴどく怒鳴られたよ」

男「それで夜にな、後輩から電話が来たんだ」

男「先輩が気に食わなかった。先輩だけ期待されてずるい。俺は怒られてばかりなのに。馴れ馴れしくするな。偉そうに頑張ろうなんて言うな」

男「別の会社が俺を引き抜いてくれるらしいですよ。そこの方が給料良いんですよ。このデータはその土産です。」

男「他にも言われたが覚えてるのは、こんなとこか。後輩がそんな事になってるなんて気付かなかった……ってのは言い訳だな」

男「後輩は消息不明。データを持ち込んだ相手もわからなかった」

男「しばらくしてa社が新しい研究の成果を発表したんだ。でも、明らかに俺らのデータが使われていたんだよな」

男「後輩はその後すぐ見つかって捕まってた。しらを切り通したのかa社はお咎めなし」

男「こんな奴らがいるのかって思ったけど怒る元気も無かった。後輩がああなったのは俺の責任だと思ったしな。んで仕事を辞めた」

男「それで、人間不信と自己嫌悪で働く気も無くなって今に至るわけだ」

天使「何でそんな話を聞かせる?」

男「さあ、何でだろうな。誰かに聞いてもらいたかったのかもな」

男「最近のゴタゴタで何かすっきりしてきた気がする。元気がでたんだろうな」ニコッ

男「おまえのおかげだ」

天使「それは良かったな。なら感謝の気持ちで元気よくテクノブレイクで逝ってみようか」スッ

男「ふふっ、それは勘弁してくださいよ。天使さま」

天使「…君の長い話の間に試練が決まったぞ。なかなかタイムリーだ」

男「お、何だ何だ」

天使「良いのか」

男「どんどんいくしかないだろ」ニコッ

天使「そうか」

天使「第四の試練」

天使「○月□日24時までに就職出来なければ即死亡」

天使「はじめ」

>>128
知ってる人いて良かった

男「はい?」

男「□日って明日じゃねえか!」

男「明日までに就職決めろってか?!」

男「できる訳ねえだろうが!」

男「とでも言うと思ったか?」

天使「思ってないから気にするな」

男「今までの試練で何だかんだ天使がちょっとしたヤンデレだと分かってきたからな」

天使「全くデレてないがな」

男「第四の試練もそういうことなんだろ?」

天使「………どういうことだ」

男「何だかんだ天使はおれの背中を押して来てくれた。おかげで彼女もできたし、友達ともまた何とかなりそうだ」

天使「見事な勘違いだな」

男「つまり、今回は職場に戻れってことを伝えたいわけだ」

天使「ああ、成る程ね」

男「ありがとな。天使」

天使「…………まぁ、良いか」
天使「一応補足しておくがバイトや派遣、パートは不可だからな」

天使「後、君がしっかり内定なり、いつから働くという話を受けないとならない」

男「おう!」

男「とりあえず、明日会ってもらえるように元上司に話を通さないとな」

天使「聞くが、それは明日話して明日決まるものなのか」

男「そこは………一応昔は一緒に働いていたんだし、元上司も心配してたって元仕事仲間も言ってたし」

天使「………」

男「…………どうにかしてすぐ決めてもらえるようにお願いする」

男「ってことは元上司だけじゃなくて人事もか………」

男「さすがに人事は連絡先しらないな……」

男「あれ、何か不安なってきた」

男「大丈夫だよな?天使」

天使「知らん」

男「そんなこと言うなよ。友達だろ」

天使「都合の良い時しか連絡しない奴は友達とはいわない」

男「いや、それは分かるが………そんな本気で拒否されると結構ヘコむ」

天使「それは結構だな。これからもその凹んだ距離間で接しろ」

男「こ、この野郎…」

天使「テクノブレイクに友達と言われる私の気持ちを考えてみろ」

男「死に方で友達選ぶのは天使としてどうかと思います。というかおれはテクノブレイク単体じゃねえし」

天使「みんなに白い目で見られるようになるんだぞ」

男「聞いちゃいねえな」

天使「白さが売りの天使がどんな揶揄をされるか」

男「あー、それは何か想像できるわ」

天使「つまり君は神の寵愛を受け誰も到達していないテクノブレイクよりさらに上を目指し、世界中のテクノブレイクを見守るべきではないのか」

男「ノってきたところ悪いが、そんなの絶対おかしいよ」

天使「ふむ、試練に失敗したらそうしよう」

男(絶対に負けられなくなってしまった…………)

男「元上司に………電話してくる」フラッ

――――――――――――――
○月□日ー7:30―

男「よし、行ってくる」

天使「最後の外出、楽しんで来いよ」

男「……(おれの監視が何で家でくつろいで待ってるんだよ給料泥棒)」

天使「ミニし」

男「」ダダダッ

○月□日―9:00ー
『男の元職場』

男「お久しぶりです」

元上司「久しぶり。元気そうで良かったよ。あの件から連絡つかなかったから私も心配だったんだが、部下たちが昨日男くんの話をしててね」

元上司「私も連絡しようか迷ってるとこに、君から電話がきて驚いたよ、ははは」

男「あの件については………本当にすいませんでした。」

元上司「いや、もう済んだことだから良いんだ。謝る必要はない。で、今日は元気になったから顔を見せに来たのか?」

男「はい。あの、不躾で申し訳ないのですが、どうかまたここで働かせてください!!お願いします!」ガバッ

元上司「あぁ、そういう話か。ふむ。まあ決めるのは人事と相談する形になるんだが、」

男「………それと、事情が有りまして採用を今日中に決めて頂きたいんです」

元上司「今日中!?それは何でまた?」

男「事情は申し訳ありませんが、お話できません(死ぬからとか信じないだろうしな)……」
元上司「訳も言えないけど、今日採用してくれと……」

男「すいません……」

男「でも、新しい研究のテーマと資料を持って来ました!これを必ず成功させてみせます!」
男「前の失敗も取り返して見せます!」

元上司「そうか。男くん……」

男「はい」

元上司「すまないが、帰ってくれないか」

男「はい。………えっ?」

元上司「君を採用することは出来ない」

男「そんな!この資料みてください。これなら必ず……」

元上司「そういう話じゃないんだ。もう済んだこととは言ったがあの件の損失は大きかった」

元上司「君が戻るのをよく思わないものもいるだろうし、例えその研究が良いものだとしても信用されないだろう」

元上司「それと一番は、昔の仲間だから大丈夫だと思ったのかも知れないが」

元上司「昨日電話して今日採用してくれと言うのは失礼過ぎるよ」

元上司「本当に何か事情があるやもしれんから強くは言わないでおくが」

元上司「後日、また機会が有れば相談にでも乗ろう」

元上司「だから、今日のところは帰ってくれ」

男「はい……すいませんでした………」

男「……………失礼しました」ガチャ

―公園― 12:00

天使「それでこんな場所で求人情報誌と睨めっこか」

男「うるさい」

天使「バイトはだめだと言った筈だがな」

男「分かってるよ!何かあるかも知れないだろ!」

男「と言うか、今のは復職する流れじゃなかったのか?!」

天使「君が勝手に勘違いして突っ走ったんだろう」

天使「一応教えておくが、今まで私は何もしていないぞ。どちらかと言えばさっさと終わらせて帰りたいんだから」

男「くそっ、天使のくせに、天使のくせにー!」

天使「天使と死神は紙一重っていう慣用句があってだな」

天使「ある死神が連れてったやつがひどい犯罪者だったんだ。だが、その所為で人々に感謝されてな。お供えまでされて参ってしまったよという話がたくさん……」

男「天使あるあるは良いからちょっと黙ってくれる!?」

天使「………」

天使「男のマネ」

天使「…………第4の試練もそういうことなんだろ?」ドヤァ

男「///」

天使「また、良い話題ができたな」

男「ちくしょう……」ペラッ!ペラッ!

仲いいな

17:00

男「どうすりゃいいんだよ………」

天使「……」

プルルプルル

ポチッ
男「はい……。いえ、今○○公園にいます。はい…。いえ、まだ……。え?………はい……はい!あ、ありがとうございます!」ポチッ

男「よっしゃぁ!!」

男「元上司さんが知り合いを紹介してくれるそうだ!」

天使「そうか」

天使「決まったのか?」

男「いや、決まっては無いけど話は聞いてくれるって………夜に近くの△屋で会ってくれるらしい。希望が見えてきたぞぉ……」

天使「だと良いがな」

天使えん

19:00
△屋

男「」ソワソワ

初老の男性(以下、初老)「君が男君かな。」

男「はい!こんばんは。初めまして」

初老「こんばんは。そんな堅苦しくしないで良いよ」

初老「さて、元上司さんから聞いたが働き口を探しているみたいだね」

男「はい。その………出来れば今日中に」

初老「そうみたいだね。うちも同じような仕事をしていてね。だから君を頼まれたわけだが」

初老「やっぱり訳は聞かせてもらえないのかな」

男「あの…………決まらないと死んでしまうんです」

初老「ん?」

男「神様から試練を出されてて………今日中に就職がきまらないと………日付が変わったら死んでしまうんです」

初老「…………くっ」

初老「くくっ、あっはははは」
初老「いや、ごめんごめん。真顔でそんなこと言うなんて男君は面白いね」

初老「神様が就職支援か、なかなか神も大変なのかな?」

男「い、いえ私が会ってるのは天使だけで……」

初老「ははは、天使までいるのか。それは是非拝謁したいものだ。」

初老「まぁ、なるほど。何か事情が有るんだということは良く分かったよ」

初老「元上司さんの頼みだから話だけでもと思って来たが来て良かった」

男「!!」

男「じゃあ!」

初老「でも、やはり今日決めることは出来ないな。後日改めて面接でもしたいところだ」

男「そう………ですか」

初老「どうしても今日じゃないといけないのかい」

男「…………はい」

初老「………そうか」

女の子「おじぃちゃーん」

初老「あぁ、こっちだよ!」

初老「すまないね。この後孫たちと食事なんだ。申し訳ないが話はここまでだ」

男「いえ、こちらこそありがとうございます………」

女の子「おじいちゃん!」

初老「よしよし」

男「では、失礼し…」

女の子「あっ!ヒーロお兄ちゃんだ!」

初老「お兄ちゃん?女の子ちゃんはこの人を知ってるのかな?」

女の子「うん!車がねブーンってこっちに来たときね!このお兄ちゃんが助けてくれたんだよ。ヒーローみたいにビューンっクルクルって!」

男「あ………あぁ!あのときの子か!」

男「ちょっと怪我しちゃってたけど大丈夫だったかな?」ナデナデ

女の子「うん。もう治ったよ!」

男「そっか。良かったね」ナデナデ

女子母「その節は本当にありがとうございます。何時か伺ったのですが直接お礼もできなくて……」

男「い、いえ。お気になさらず(俺には取り次がないようにお袋に言ってたしなぁ)」

初老「いや、私からも礼を言わせてくれ」

初老「本当にありがとう」

初老「しかし、男くんが孫を助けてくれた恩人だったとは…」

男「いえ、お孫さんだとは私も知りませんでしたし、気にしないでください」

男「では、団欒のお邪魔にならないうちに失礼します」ペコッ

初老「いや、ちょっと待ってくれ!」

初老「孫の命の恩人ということなら話は別だ」

初老「恩には報いねばな。さっきの話、引き受けよう」

男「え?」

初老「いや、引き受けさせてくれ。今日中に仕事をきめたいんだろう?ぜひうちに来てくれないか」

男「い、良いんですか?!」

初老「本当は、部下たちにも相談すべきなんだが…………まぁヒーローなら仕方有るまい。なぁ、女の子ちゃん」ニコッ

女の子「ねー」ニコッ

男「あ、ありがとうございます!!」

初老「それと良かったら一緒に食事もどうかな」

女の子「ヒーロお兄ちゃんも食べよー」グイグイ

男「あ、あはははは…(天使に報告しないで大丈夫かな……)」

支援

21:00

天使「で、食事もそこそこに帰って来たわけか」

男「仕方ないだろ。おれはちゃんとクリアしたか確認できないんだから」

男「天使からクリアって聞かないと安心できないんだよ」

天使「試練自体はその段階で完了しているだろうがな。まぁ、良いだろう」

天使「第四の試練クリア」

天使「おめでとう」

男「よっしゃぁ!」

日頃の行いの重さである

天使「さて、早速次の試…」

男「ちょっと待てぇい!!少しくらい間をあけろ!疲れたわ!んで、そろそろあといくつか教えてくれてもいいだろ」

天使「大丈夫だ。次の試練はすぐ終わるはずだ。それに試練についての質問には一切答えない」

男「答えるのか答えないのかどっちだよ」

天使「始めるぞ」

男「………勝手にしろ」

天使「第五の試練」

天使「○月□日24時までに」

男(ん?また今日?まさか久々の射精系か)

天使「女を振って別れられなければ即死亡」

天使「はじめ」

なんだと

おっふ

うーん

これは試練の最終的な目的が気になるな
続きに期待

男「………」

天使「どうした。すぐ終わるとはいえ3時間弱しかないぞ」

男「あ、あぁ。俺の聞き違いか……」

男「すまんすまん。もう一度言ってくれ」

天使「○月□日24時までに女を振って別れられなければ即死亡」

男「…………」

男「…………なんでだよ」

男「試練の目的はなんなんだよ…」

天使「試練についての質問には一切答えない」

男「女さんとは付き合ったばかりで試練の恩返しすらできてないんだぞ………」

天使「試練には関係ない」

男「本当に別れさせたいだけなのか」

天使「試練についての質問には一切答えない」

男「なぁ、どうにかして試練変えられないのかよ」

天使「一度出された試練の変更は出来ない」

男「今まで試練、順調にこなしてきたじゃないか………天使だったら願い事くらい聞いてくれよ!!」

天使「願いは叶うと誰が決めた?笑わせるな。神様だってそんなこと、全然言ってはいないよ」

男「ふざけるなよ………」

男「………おまえらが女さんと試練で付き合わせたんじゃねえか!!」

天使「試練の内容はキスだ。私には関係ない」

男「そんなの……屁理屈だろ……」

男「…………」

天使「…………」

天使「人間の魂はな、」

男「…………?」

天使「人間の魂は感情の浮沈で成熟していく」

天使「ずっと幸せな者やずっと不幸な者よりも、幸不幸が繰り返される方が魂は成熟するだろう」

天使「まぁ、ずっと幸せな奴も堕ちた時の反動で一気に成熟することもあるがな。反動に耐えられないことが多い」

天使「無論、感情とは幸不幸だけではない。喜怒哀楽、安心期待愛しさ驚愕快感勇気希望、不安絶望劣等後悔嫉妬嫌悪恥」

天使「様々な感情が働いて魂を作り上げ成熟させていく」

天使「試練を乗り越えた君のようにな」

天使「……………そして死神によると成熟した魂はとても美味らしい」

男「…!!」

天使「さて、後2時間だが」

天使「どうする?」

カチカチカチカチ

22:00

男「お前の目的はそれなのか……?」

天使「……」

男「クリアできるかできないかの試練で感情を揺さぶるのが目的なのか……」

男「揺さぶり……じゃあ!第三の試練で助けてくれたのも………お前の本心からじゃなくて…」

天使「…」

男「でも……それなら別に、女さんじゃなくて別の試練でも良いじゃねえか!」

天使「第四の試練が早く終わって、あまり感情が動かなかったからかもな」

男「………そんなの有りかよ」
天使「私はチャンスを与えているだけだ。生きるチャンスたテクノ野郎」

男「………………」

男「分かった」

ピピピ プルルプルル

男「あ、女さん。こんな時間にごめん。今から会えないかな。うん。じゃあ○○公園で」ピッ
天使「どちらを選ぶんだ?」

男「…………」スッ スタスタ


23:00
○○公園

男「急に呼び出してごめん」

女「ううん。大丈夫だよ」

女「でも驚いたよ。急にどうしたの?」

さて、

誤字、改行忘れ申し訳ない。推敲したつもりだったが見逃しです。こりゃまとめは無理か…

さて、作者のくせに男の気持ちがどちらを選ぶか本気でわかりません。(選んだ後の流れがどちらも出来ているせいもありますが)そんなヘタレのために安価お願いします。

1 女と別れる
2 女と別れない

たくさん読む方がいると信じて>>187までに多い方を男が選択します。(感想等が入った場合や決まらなかった場合、合わせて9個でるまで下にずれ込んでいきます)自分で決めろと言わずお願いします。

2

2

合わせて7個でした…

合わせて7個か片方が4個でるまでに変更
↑の分も有り

別れないかな

2

2がいいけど1も気になる

ということで1



2やな

2やろ

2

おまえらよくやった

結果が気になって仕方ない

さてどうなるか……

(別れたくない。まだ一週間も経ってないんだ。………でも、もし……)

女「本当にどうしたの?」

男「女さん、いきなりで信じてもらえないと思うけど、聞いてほしい」

男「俺は………24時になったら死んでしまうかも知れないんだ……」

女「え?」

男「神様から試練を出されてて、それがクリアできなければ死んでしまう。この前の会食の時もそうだった」

男「それで、今回の試練が女さんと別れることなんだ」

男「今から天使…、試練だした奴と交渉してくる。でも失敗したら多分死ねことになる」

男「だから最期になる前に会って話がしたかった」

女「えっと…、エイプリルフールはもう過ぎたよ?」

男「………」

女「ほんと…………なの?」

女「ええと……、うん。正直ちゃんとは信じられないけど……別れ話なわけじゃないんだよね」

男「うん。別れたくない。」

女「わかった。」

女「相手は天使なんだ?」

男「うん。信じられないだろうけど………」

女「なら、大丈夫だよ。天使ならきっと男くんを助けてくれるよ」ニコッ

男「女さん……」

女「ほら、今日中なんだよね。時間は大丈夫?」

男「う、うん。結果でたら……成功したらまた連絡するから!」ダダッ

女「わかった……頑張ってね。待ってる」ニコッ

男(天使は……家かな、急いで帰らねえと……)

プルルプルル

(誰だ。この番号)

ポチッ
男「はい、すいませんが今忙しいので…」

天使「私だよ」

男「!」

男「どっかで見てるのか?会って話がしたいんだが」

天使「このままで良い。試練はどうするつもりだ?」

男「…………俺は別れない」

天使「死を選ぶということか」

男「それも違う」

天使「なら、どうする」

男「交渉したい。」

天使「交渉できるものが君に有るのかな」

男「俺の命だ」

天使「一緒ではないか?」

男「いや、すぐ命を持っていくのはやめてほしい」

男「そのかわり、これからずっと試練を受け続ける」

男「お前は魂の成熟が目的なんだろ。その試練を受け続ける」
天使「先延ばしにされるだけじゃないか。そんなに別れたくないのか。一週間も付き合ってない相手が」

男「ああ。」

天使「後悔しないのか」

男「後悔先に立たずだ。それに、これ以外思い付かなかった」

天使「……そういう使い方じゃないがな」

天使「……分かった。そこまでの覚悟なら仕方ない」

男「じゃあ、」

天使「勘違いするな。一度出された試練の変更はできない。それに君に試練を与え続けるなど面倒だ」

男「なっ!」

天使「試練をクリアせずに生き残る術はない」

男「ちょ、ちょっと待ってくれ。交渉させてくれ!!」

天使「必要ない」

天使「さて、もう時間になるな。私も仕事をしようか」

天使「もう会うことは無いだろうが。なかなか楽しかったよ」

天使「さよならだ。……友よ」

男「天使!待ってくれ!てん…」

天使「第五の試練○月□日24時までに女を振って別れられなければ即死亡」

天使「……………クリア」

男「し………へっ?」

男「何言ってるんだ?」

男「クリアってどういうことだよ?おい、天使。おい!」

プープー

カチカチカチカチャ ボーンポーン

24:00

―――――――――――――

男「」ダダダッ

母「夜中に何?男」

男「お袋、天使どこ行った?!」

母「天使?誰よそれ」

男「家に一週間前から住んでただろ。ほら、ここに布団」

母「あら、布団までひいちゃって。例の彼女さん?あらあらまあまあウフフ。でも彼女さんなら布団ひかなくても」

男「も、もう良いよ。分かったから」バタン

男「………」

男「どういうことだ?」

男「試練はクリアとか訳がわからないし、天使は見つからないし………それに、記憶操作は出来ないんじゃ」

男「まさか!」

ピピピ

男「あ、女さん。あの変なこと聞くけど俺ら付き合ってる?……………あ、うん。そうだよね。変なこと言ってごめん。うん。なんか大丈夫だったみたい。それじゃ、お休み」

ピッ

男「無理矢理別れさせられたわけでもない…ん?手紙……」ヒョイ

手紙「from天使 toテクノブレイク」

男「天使の置き手紙……」

おお

天使の手紙
「試練クリアおめでとう。
まぁ、これを読んでるということは試練を拒否したんだろうな。
色々疑問が有るだろうから、この手紙を残す。

まず試練についてだが………まぁ単純に私がクリア報告をしたからクリアになったわけだ。
君からすればなんだそれはという所だろうな。


だが試練の結果をねじ曲げる事は当然許されない。
それをしてどうなるかは、まさしく神のみぞ知る…だ。でも、多分君は生きているだろう。君には責任はないしな。それで私は存在ごと…いや、いいか。第五の試練についてはこんな所だ。
本当は別れた君から文句を受け、反論しながら次の試練を出す予定だったんだがな。

次に第六の試練についてだが、その前にいくつか補足しておく。実はこの姿はとある人間から勝手に借りていたものでな。
もしかしたら君と私の姿だった者が会う事が有るかもしれないが、それは正確には私ではないので気をつけてくれ。

一応女性の身体だから変なことをされないために脅しのネタを第一の試練で仕込んだんだが。
全く君はそんな素振りも見せなかったな

まあ良いか

では、次の試練だ

第六の試練

男がこれから生きていく上で、天使・試練について他者に漏らせば即死亡

はじめ

p.s.最後に置き土産を残しといた。デッキを再生してみた後、手紙の裏を見てくれ」

男「dvdデッキ?」ポチッ

テレビの中の男「あかん!!あかーーーん!」

男「」ポチッ!

男「………」ペラッ

手紙の裏


「試練を破ればどうなるかな」

男「あのエセ天使めっ!」ぐっ

男「ん、まだ下に何か」

手紙の裏
「短い間だったが楽しかったよ。
第五の試練には心残りが有るが……。君は自分の力でこれからも試練を乗り越えられるだろう。
もう会えないのは正直寂しい。
だがまあ、君の残りの人生が幸せであれば来た甲斐がある。
さようならだ。
           友へ」

男「ふざけるのか泣かすのかどっちかにしろよ………」グスッ

期待に応えられた気がしない……。
実は最後まで書ききってますが続きは明日で。

天使が消えましたがもう少しお付き合い下さい。



おつ

一週間後

母「男、最近お金使い過ぎじゃない?仕事決まったから良いのかも知れないけど」

男「仕方ないだろ。今までが今までだったんだから」

母「もう。あ、そうだ花が萎んできたから、新しいの買ってきて頂戴」

男「分かった。いつもので良いの?」

母「任せるわ。お願いね」

―――――――――――――

男(あれから一週間…女さんとも遊べるようになったし、天使のことを聞いてくる女さんと初老さんは誤魔化せてる)

男(たまに天使の体の人がいないか探してしまうが中々見つからない…見つけてもどうしようもないが)

男(天使自体は消えたのか帰ったのか…でも死んで会えるなら、もう会えないなんて書かないよな…………)

男「っと、着いた」

女「でしょう!?」

女友「もう何回同じ話するのよ」

男(女友さん…だっけ。邪魔しちゃ悪いかな)

女友「でも、中々良いの捕まえたわね」

女「まぁ最初は驚いたけどね」ニヤニヤ

女友「あぁ、付き合った時ね。まさか、あの時間まで残ってるとは思わなかったわ」

女「ほんと。行くの忘れてただけなのにね。電話番号がっシクシクってしたらコロッと効いてくれた。でも、さすがにいきなり告白は驚いたわ」フフフ

女友「あんたのその清純変わり身は本当呆れるわ」

女「花屋さんだしね職業柄、」

女「イメージは大事なんですよ。女友さん?」ふふふ

女友「まぁ見抜けないでしょうね」

女「それに議員とも繋がり有るし付き合っといてほんと良かったわ」

女友「あれは雑用でしょ?」

女「何言ってるの。男になくてもどっかに繋がりが有るからあんな事できるに決まってるじゃない」

女友「そうねえ。ま、私もおこぼれ期待しとくわ」

女「任せといて。あいつ会食以来ベタ惚れだし、先週なんて!」

女友「あぁ、それも何度も聞いたわよ」

女・女友「後少しで死んでしまうかもしれないんだ!」

女・女友「あっはははは」

女「でも、さすがに神様とか天使が出てきた時は、笑い堪えるの大変だったわ」

女友「むしろ良く我慢できたね。私ならエイプリルフールでやれって言っちゃうわ」

女「いつどっきりプレートくるのかどきどきしてたから変なこと出来なかったのよ」

女友「ああ、なるほどね」

女「まっ、昨日も色々買って貰ったし、当分キープかな」

女友「んで、今日はどいつなの?」

女「んー、2番目と3番目」

女友「せめて名前で呼びなさいよ」ハハハ

男「……」カタッ

oh
なんという

あぁ…

なんだと…

なん…だと…?

女友「ははは………っ、やばっ」サッ

女「ん……どうし、あっ!男さん……」

男「こんにちは。花買いに来たんだけど」

女「そ、そうなんですね。えーと今日のおすすめはこちらです……」

男「そっか。じゃあそれを」

女「はい………あの男さん、今の聞いてました?」

男「ん?何のこと?」

女「いえ、何でもないのですが……」ホッ

男「そっか、ちょっと急ぎの用があるから今日はこれで。それじゃ」

女「は、はい。ありがとうございました」

男「あ、女さん」

女「はい」

男「俺は何番目なのかな?」

女「……………あの」

―――――――――――――

○○公園

男「………」

男「そういうことかよ……」

(女「ねぇ男君と知り合いなら偉い人と食事できるんだよね」)
(女友「この子と付き合うの大変だけど」女「ちょ、ちょっと変なこと言わないでよ」)

(天使「一週間も付き合ってない相手」「後悔しないか」)

(天使の手紙「第五の試練には心残り…」「君の力なら乗り越えられる」)

男「結局、天使が正しかった訳か………」

男「知ってたなら教えてくれても良かったのにな、天使のやつ……」

男「でも何もしてないって言ってたし、アドバイスは無理だったのか」

男「天使様方、魂は完熟してますよーっ」

男「…………ふぅ、帰ろう」スッ

男「ん………あれは…」

男「あの人……やっぱり!」スッ

男「てんっ……はダメだ!」ダッダッダッ

男「はぁ……はぁ…。あ、あの、すいません!」

天使に似た女(以下、天使似女)「?…何ですか」

男「えっと、その………(やべ、何も考えずに来ちまった!)」

天使似女「何もないなら失礼しますね」スッ

男「あ、あの、良かったら少しお話できませんか!」

天使似女「ナンパですか?でしたら」

男「いえ、そうじゃなくて…貴方が俺の大事な友達だったやつに似ていて……少しでいいんです。お願いします!!」がばっ

女「…………わかりました。少しなら」

△屋

男「すいません。無理言って……」

天使似女「いえ、大丈夫ですよ」

男(天使と雰囲気全然違うな。優しそうだ)

天使似女「それで、友人だった方とどうされたんですか?」

男「………」

男「そいつと、あることで喧嘩……対立したことがあったんです。結局俺が意見を押し通したんですけど、その所為でそいつは居なくなってしまって………」

男「でも、ついさっきそいつの方が正しかったって事が分かったんです」

天使似女「………」

男「それを考えてたら、そいつにそっくりな貴方を見つけて思わず声を……」

天使似女「そうなんですか…」

男「変な話をしてすいません………」

天使似女「いえ。それより男さんはその方にどうしたいんですか?」

男「えっ……?」

男「俺の所為で居なくなってしまったから……」

天使似女「謝るんですか?」

男「………」

天使似女「押し通したと言いましたけど、最後はその方もあなたの意見を尊重してくれたのでは?」

男「えっ!はい。確かに……でも何でわかるんですか」

天使似女「その方が貴方の為に何かをして居なくなったから、そんなに貴方は悩んでいるんだと思ったんです」

男「…………」

天使似女「でしたら、落ち込んで謝るのではなくて、前を向いて生きた方がその方も喜ばれると思いますよ」

天使似女「事情は分かりませんが、その方も後悔させるために居なくなったわけでは無いと思います」

男「………そう……ですね」

男「…その通りだと思います。このままだとあいつにまた馬鹿にされそうだ」グッ

天使似女「その意気です」ニコッ

天使似女「ところでその方とはもう会えないんですか?」

男「……どうなんでしょう。出来ればまた会って話がしたいですけど」

天使似女「そうなんですか…」

男「あっ、そういえば」

天使似女「はい」

男「最近……先々週から先週くらいにおかしなこと無かったですか?」

天使似女「先週ですか……そういえば、ちょこちょこ記憶がとんだり…でも最近は全然です。どうかしたんですか?」

男「いえ、何でもないです。ありがとうございます!」

男「あの、良かったらまたお話できませんか」

天使似女「あら、今度は別のお誘いですね」ニコッ

男「い、いえっ」

天使似女「ふふ、良いですよ。それでは失礼します。天使さんにまた会えると良いですね」スッ

男「はい。…………またお誘いしますね」

天使似女「はい、お待ちしています」ニコッ

カラン

男「ふーっ、やっぱりあの人が天使の人っぽいなあ…」

(  д ) ゚ ゚


男「……………………あれっ?」

男「」ダッ

カランッ

男「天使似女さん!」

天使似女「はい?」

男「何で、俺の友が天使って知ってるんですか!?」

天使似女「それは、あなたが……」

男「おれはある決まりでそのことは話せません。だから、日頃からこの話をする時は気をつけてます」

天使似女「…………」

男「……もしかして記憶が有るんじゃないんですか」

男「あなたは、」

天使似女「やめて!!」

男「」ビクッ

天使似女「……やめてください。何の事かわからないですが………決まりがあるなら言ったらだめですよ…………」

男「……俺の考え通りなら大丈夫です」

男「」スゥ

男「君は天使じゃないないのか!」

天使似女「…………」グスッ

男「何で隠すんですか」

天使似女「………」

天使似女「好きだからですよ……」

男「………………え?」

天使似女「だって…あんなに酷いこといっぱいしたり言ったのに、天使って分かったらもう無理じゃないですか!!」グスッヒック

天使似女「どっかで逢えると思って…でも天使のふりって分かったらきっと許してもらえないだろうから……」

男「いや、まぁ……」

男「え、というか天使のふりなの?」

天使似女「」ギクッ

天使似女「………」

天使似女「」コクリ

男「………まぁ、色々聞きたいことはあるけど君のおかげで今の俺が有るんだし、むしろ感謝しているよ」

天使似女「そんなことないですズズッ…全部男さんのちからです…グスッ」ヒック

天使似女「あの……今度は私が時間を貰っても良いですか」

男「うん」

天使似女「私、男さんと元職場で働いてたんですよ」

男「えっ?」

天使似女「部署違うから会うことは殆どなかったですが」

天使似女「覚えてないでしょうが、男さんに助けて貰ったことがあるんです。どうですか?」

男「ごめん…」

天使似女「いえ、そうですよね…。私たちの研究は、全然進んでなくて、毎日のように怒られてました。」


天使似女「でも、男さんとたまたま会議が一緒になってアドバイス貰って、手伝ってもらえてから軌道に乗るようになって……」

天使似女「私にとってはヒーローでした。恥ずかしくて話しかけたりは出来なかったですけど」

天使似女「しばらくして男さんが仕事を辞められて、連絡がつかなくなったと聞き………その理由を聞いてから、どうにかして力になりたいって思ってました」

天使似女「その後、たまたま女の子を助けてる姿を見て、やっぱりヒーローなんだなって…」

天使似女「挨拶に行こうと家に伺ったんですが」

天使似女「まだあの件を引きずってるとお母様に聞いて、家族の方と相談して荒療治をする事にしました」

天使似女「勝手ですが男さんなら乗り越えてくれると、それで嫌われてもしょうがないと思って」

天使似女「男さんのご家族と知り合いに協力してもらいながら………」

天使似女「後は一緒にしてきた通りです」

天使似女「あ、でも第四の試練は実は私も前の職場に戻れれば良いなって考えてました」

天使似女「でも一応駄目だった時の為に、女さんのとこに頼みに行こうとしたんです。そしたらお店で女さんと友達が男さんのことを悪く言ってるのを聞いてしまって………」

男「……」

天使似女「ですので、その仕事は本当に男さんの日頃の行いの賜ですよ」ニコッ

天使似女「私の話はこんな所です…」

男「あれ?その………最初の会った時のアレは?」

天使似女「あっ//えっと、最初のつかみのために朝食に少し睡眠薬を入れてたんですけど……」

天使似女「男さんが部屋かえってすぐお酒と、その………オナニーを始めてしまって………」

天使似女「睡眠薬とアルコールは非常に危険な組み合わせで、それに…………オナニーで体に激しい負荷かけたから………気絶しちゃったのだと」

男「…………」

天使似女「最初、噂のガナニーだと思って焦りましたよ」

男「少しは反省しろ」

男「でもまぁ、そうだったのか……」

天使似女「はい、では私は消えますね……もう会わないように気をつけます…」

男「どうして?」

天使似女「さっきは嬉しくてお誘いを受けましたが………男さんに会う資格なんて無いですよ…」

男「あぁそういうことか。………もう俺のこと好きじゃないの?」

天使似女「いえ!…………今でも……目の前でオナニーさせたいです……」

男「あー、そういう性癖なのね」

天使似女「?」

男「………でも天使様だったら俺に言うこと聞かす方法があるだろ?」

天使似女「!!」

天使似女「……本当に…良いんですか?」グスッ

男「いや、こちらこそお願いしますって言いたいよ」ニコッ

天使似女「うぅ……」グスッ ヒック

天使似女「最後の………試練」ヒック

天使似女「私のことを好きにならないと即死亡」

天使似女「はじめ!」ガバッ

男「おっ!………と」ギュッ

天使似女「ふふふ。ずっとこうしたかったです。やっと叶いました。神様はいるんですね」ニコニコ

男「そうだな。頼りない俺だけど、またよろしくな」ナデナデ

男「ありがとう、天使」

終わり

おまけ

天使似女「ふふふ」

男「」ナデナデ

??「あかん!!あかーーん!」

天使似女「」ビクッ

天使似女「」ビッ

男「おい……」

??「そういうことなんだろ、そういうことなんだろ、そうい」
天使似女「」ビッ

男「おい………」

天使似女「えへへ」

男「携帯だしなさい」グイッ

天使似女「試練の質問には一切答えませんし、い、一度出された試練の変更は出来ません!それに私に危害を加えた場合、試練は中止…………しませんが然るべき対処を…ムグッ」チュウ

男「俺がすることになりますよ天使様」(ネットにだけは流させてたまるか)

天使似女「は…はい//」スッ

終わりです。
最後までありがとうございました。

色々疑問も有ると思いますが一応設定は考えてますので、答えられるものは答えます
大概は天使の嫉妬と思いやりですが。

参考元ネタ ドラマ・天国に一番近い男、を思い出しながら。
最初、幽白に丸ごと被っているのはたまたまです。ホントです
アドバイスください


女とはどうなったの?

大団円乙!

>>249

あのまま店出てもう連絡はとらないです。公園の間も着信はたくさん有るでしょうが

乙!
面白かったよ


もう一つのエンドを書けとは言わないが安価が1だった場合はどうなる予定だったのかな
良ければ教えて欲しい

キャラの設定は変わらないので、別れて、男が天使に怒って後は似たり寄ったりです。男の後悔の仕方が違っただろうなと
後は想像にお任せで

どっちでもハッピーか
ええな

もしもしからなのどなたかで完結に送って貰えるとうれしい

乙!

最初は天使は男の設定だったとしてどういう展開にしようとしたの?

最初から結末は大体決まってました。

ということはホモエンドになる可能性が微レ存・・・?

最初の辺りはパワポケ11を思い出す設定だったな

まぁルートはいっぱい有りますね 天使≠人間にするか一番迷ったとこです

予想以上に良かった

余所で叩かれまくりだ
ドラマパクリ以外で具体的に批判やアドバイスが頂けたら嬉しいです。展開早いなや伏線隠しすぎとは自分でも思います。
上に書いた通り、最初から最後まで設定は大体決まってました。

馴れ合いすみません

いやおもしろかったが

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