春香「笑って!」 (43)
ふと思いついたので
短いです
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408424680
「わぁ!いい天気……うんうん、それじゃぁ……」
「いってきます!」
―――
――
―
―――くり返す毎日は―――
P「おお、春香、おはよう!今日も頑張ろうな!」
春香「はい!プロデューサーさん!」
P「はは、元気一杯だな!」
春香「はい!」
―――止まること知らないから―――
P「お疲れ様、春香」
春香「プロデューサーさんも、お疲れ様です!」
P「気をつけて帰るんだぞー」
春香「はーい!」
―――悩んだり泣いた時間も―――
春香「……っ、ぅ……っ……」
P「春香……ま、こんな時もあるさ」
春香「はぃ……すみません……っ……」
P「はは……ほら、そんなに泣くなって」ナデナデ
―――通りすぎてゆく―――
春香「プロデューサーさん……昨日は……」
P「春香、今日も元気一杯でいくぞ!」
春香「!……はいっ」
P「よーし、それじゃ、いくか!」
―――楽しいことだけじゃないけど―――
春香「はぁ……はぁ……」
P「春香!あと少しだ!」
春香「は、はい……!」
P「がんばれ……!」
―――私がんばってるからね―――
P「よし!できたじゃないか春香!やったな!」
春香「えへへ……はぁ……はぁ……プロデューサーさん、私……」
P「おっと……無理するな、春香」
春香「えへへ……やったぁ……」
P「……がんばったな」
―――
――
―
「……」パカッ
---------------------------------
受信ボックス
=================================
From:プロデューサーさん
Sub:Re:
---------------------------------
―――
――
―
―――「笑って!」のメール くじけそうなとき いつも読み返すよ―――
---------------------------------
受信ボックス
=================================
From:プロデューサーさん
Sub:Re:
---------------------------------
春香、そっちの調子はどうだ?
―――
――
―
―――今はときどきね週末の報告 それよりも声が聞きたい、会いたいよ……―――
―――雨の中 急いでる―――
春香「はぁ、やまないなぁ……傘もってくればよかったなぁ……」
「はぁ……はぁ……」タッタッタッ
春香「あれ?あれって……」
―――君を偶然見かけた―――
P「はぁ……はぁ……」タッタッタッ
春香「プロデューサーさん……」
―――むずかしい顔してたから―――
P「はぁ……くっ……!」キョロキョロ
春香「……」
P「くっそ……!」タッタッタッ
―――声かけられずに―――
春香「あ……」
P「……」パカッ
春香「プロ……」
P「もしもし!はい!……ええ……」タッタッタッ
春香「……」
―――約束なんかしてないけど―――
P「ん?どうしたんだ春香?」
P「はは、なんだそんなことか」
P「いいぞ、いつでも、この事務所においで」
―――明日会いにゆこうかな―――
P「たとえ、春香がアイドルじゃなくなってもな」
―――
――
―
亜美「はーるるーん!!」
真美「はーるるーん!!」
美希「あふぅ、ねぇ春香?」
やよい「うっうー!春香さーん!」
あずさ「あらあら、春香ちゃん」
響「はいさい!春香!」
真「へへっ!春香!」
雪歩「うぅ、春香ちゃん」
伊織「ちょっと!春香!」
律子「ほら、春香」
千早「春香」
貴音「ふふ、春香」
小鳥「春香ちゃん」
高木「おお、天海くん」
P「いくか、春香」
―――たくさんの出会い 卒業してから もう2年経つのね―――
春香「それじゃ!みんないくよ!」
一同『うん!』
春香「765プロ!ファイトー!!」
一同『おー!!』
P「よし!いってこい!」
―――思い出は薄れないけれど増えない ここに止まっていたら何も変わらない―――
―――突然の着信―――
Prrrrrrrrr
春香「誰からかな?」
Prrrrrrrrr
春香「え?……プロデューサーさん?」
Prrrrrrrrr
春香「は、はい」
P《春香、久しぶりだな》
春香「そ、そうですね!どうかしたんですか?」
P《いや、特に用事ってわけじゃないんだがな……》
春香「……」
―――「昨日見かけたよ!」って―――
春香「私も……私もプロデューサーさん見ました」
P《お、そうだったのか、ごめんな、声かけられなくて》
春香「ふふ……いえ、大丈夫ですよ」
―――これもまた運命だね?勇気をくれた―――
―――
――
―
P「春香」
春香「何ですか?プロデューサーさん?」
P「いや、俺な……」
春香「……?」
P「春香をプロデュースできて、本当によかったよ、ありがとう」
―――大切な思い出 しまい込んでた 大事にし過ぎてた―――
P「この先も、きっと、春香の未来はどんどん広がっていく」
春香「……」
P「それを近くで見られなくなるのはちょっと残念だが……」
春香「プロデューサーさん……」
P「今までありがとな、春香、これからも俺は、ずっとお前のファン第一号だ!」
―――今日という未来は開き続けるから 新しい出来事きっと待っている―――
―――
――
―
P《はは、それじゃまたな、春香》
春香「はい!」
ツーツー
春香「ふふ、プロデューサーさん、相変わらず大変そうだなぁ……あ……そうだ」
春香「……」カチカチ
---------------------------------
送信ボックス
=================================
From:天海春香
To:プロデューサーさん
---------------------------------
―――
――
―
―――「笑って!」のメール 忙しそうな 君にも送るね―――
「ここにくるのもなんだか久しぶりだなぁ」
「ふふ、突然でびっくりしちゃうかな?」
「あ、まだエレベーター壊れてるんだ、ふふ」
―――ほんとに伝えたい事はひとつだけ―――
「や、やっぱり緊張してきちゃった」
「し、深呼吸、深呼吸……よし!」
―――目を見て言いたいから、―――
春香「お久しぶりでーす!」
P「ん?お、おお!春香じゃないか!」
春香「はい!天海春香です!」
―――会いにゆきます―――
おしまい
以上で終わりになります。短くてすみません
乙
雰囲気良かったよ
本当にいい曲だと思います。
アイドルを卒業した春香さん、笑って!のこんな解釈もあっていいんじゃないかなと思って書きました。
>>29
ありがとう
いわずもがなですが笑って!を聴きながら読んでいただけると幸いです
以前書いたもの
P「音無小鳥というアイドル」
P「最強の事務員」
モバP「千川ちひろというアシスタント」
P「真夏の夜の淫夢」
よろしかったらこちらも読んでみてください
HTML依頼出してきます
真夏の夜の淫夢の人だったのかw
あれも面白かったよ
>>35
ありがとう、素直に嬉しい
画太郎の漫画思い出した
乙
>>37
漫画太郎先生のことかな?
どっか似てました?
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません