春香「笑って!」 (43)

ふと思いついたので
短いです

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「わぁ!いい天気……うんうん、それじゃぁ……」

「いってきます!」

―――
――

―――くり返す毎日は―――

P「おお、春香、おはよう!今日も頑張ろうな!」

春香「はい!プロデューサーさん!」

P「はは、元気一杯だな!」

春香「はい!」

―――止まること知らないから―――

P「お疲れ様、春香」

春香「プロデューサーさんも、お疲れ様です!」

P「気をつけて帰るんだぞー」

春香「はーい!」

―――悩んだり泣いた時間も―――

春香「……っ、ぅ……っ……」

P「春香……ま、こんな時もあるさ」

春香「はぃ……すみません……っ……」

P「はは……ほら、そんなに泣くなって」ナデナデ

―――通りすぎてゆく―――

春香「プロデューサーさん……昨日は……」

P「春香、今日も元気一杯でいくぞ!」

春香「!……はいっ」

P「よーし、それじゃ、いくか!」

―――楽しいことだけじゃないけど―――

春香「はぁ……はぁ……」

P「春香!あと少しだ!」

春香「は、はい……!」

P「がんばれ……!」

―――私がんばってるからね―――

P「よし!できたじゃないか春香!やったな!」

春香「えへへ……はぁ……はぁ……プロデューサーさん、私……」

P「おっと……無理するな、春香」

春香「えへへ……やったぁ……」

P「……がんばったな」

―――
――

「……」パカッ

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受信ボックス

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From:プロデューサーさん
Sub:Re:
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―――
――


―――「笑って!」のメール くじけそうなとき いつも読み返すよ―――

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受信ボックス

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From:プロデューサーさん
Sub:Re:
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春香、そっちの調子はどうだ?

―――
――



―――今はときどきね週末の報告 それよりも声が聞きたい、会いたいよ……―――

―――雨の中 急いでる―――

春香「はぁ、やまないなぁ……傘もってくればよかったなぁ……」

  「はぁ……はぁ……」タッタッタッ

春香「あれ?あれって……」

―――君を偶然見かけた―――

P「はぁ……はぁ……」タッタッタッ

春香「プロデューサーさん……」

―――むずかしい顔してたから―――

P「はぁ……くっ……!」キョロキョロ

春香「……」

P「くっそ……!」タッタッタッ

―――声かけられずに―――

春香「あ……」

P「……」パカッ

春香「プロ……」

P「もしもし!はい!……ええ……」タッタッタッ

春香「……」

―――約束なんかしてないけど―――

P「ん?どうしたんだ春香?」

P「はは、なんだそんなことか」

P「いいぞ、いつでも、この事務所においで」

―――明日会いにゆこうかな―――

P「たとえ、春香がアイドルじゃなくなってもな」

―――
――

亜美「はーるるーん!!」

真美「はーるるーん!!」

美希「あふぅ、ねぇ春香?」

やよい「うっうー!春香さーん!」

あずさ「あらあら、春香ちゃん」

響「はいさい!春香!」

真「へへっ!春香!」

雪歩「うぅ、春香ちゃん」

伊織「ちょっと!春香!」

律子「ほら、春香」

千早「春香」

貴音「ふふ、春香」

小鳥「春香ちゃん」

高木「おお、天海くん」

P「いくか、春香」

―――たくさんの出会い 卒業してから もう2年経つのね―――

春香「それじゃ!みんないくよ!」

一同『うん!』

春香「765プロ!ファイトー!!」

一同『おー!!』

P「よし!いってこい!」

―――思い出は薄れないけれど増えない ここに止まっていたら何も変わらない―――

―――突然の着信―――

Prrrrrrrrr

春香「誰からかな?」

Prrrrrrrrr

春香「え?……プロデューサーさん?」

Prrrrrrrrr

春香「は、はい」

P《春香、久しぶりだな》

春香「そ、そうですね!どうかしたんですか?」

P《いや、特に用事ってわけじゃないんだがな……》

春香「……」

―――「昨日見かけたよ!」って―――

春香「私も……私もプロデューサーさん見ました」

P《お、そうだったのか、ごめんな、声かけられなくて》

春香「ふふ……いえ、大丈夫ですよ」

―――これもまた運命だね?勇気をくれた―――

―――
――

P「春香」

春香「何ですか?プロデューサーさん?」

P「いや、俺な……」

春香「……?」

P「春香をプロデュースできて、本当によかったよ、ありがとう」

―――大切な思い出 しまい込んでた 大事にし過ぎてた―――

P「この先も、きっと、春香の未来はどんどん広がっていく」

春香「……」

P「それを近くで見られなくなるのはちょっと残念だが……」

春香「プロデューサーさん……」

P「今までありがとな、春香、これからも俺は、ずっとお前のファン第一号だ!」

―――今日という未来は開き続けるから 新しい出来事きっと待っている―――

―――
――

P《はは、それじゃまたな、春香》

春香「はい!」

ツーツー

春香「ふふ、プロデューサーさん、相変わらず大変そうだなぁ……あ……そうだ」

春香「……」カチカチ

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送信ボックス

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From:天海春香
To:プロデューサーさん
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―――
――


―――「笑って!」のメール 忙しそうな 君にも送るね―――

「ここにくるのもなんだか久しぶりだなぁ」

「ふふ、突然でびっくりしちゃうかな?」

「あ、まだエレベーター壊れてるんだ、ふふ」

―――ほんとに伝えたい事はひとつだけ―――

「や、やっぱり緊張してきちゃった」

「し、深呼吸、深呼吸……よし!」

―――目を見て言いたいから、―――

春香「お久しぶりでーす!」

P「ん?お、おお!春香じゃないか!」

春香「はい!天海春香です!」






―――会いにゆきます―――




おしまい

以上で終わりになります。短くてすみません


雰囲気良かったよ

本当にいい曲だと思います。
アイドルを卒業した春香さん、笑って!のこんな解釈もあっていいんじゃないかなと思って書きました。

>>29
ありがとう

いわずもがなですが笑って!を聴きながら読んでいただけると幸いです

以前書いたもの

P「音無小鳥というアイドル」
P「最強の事務員」
モバP「千川ちひろというアシスタント」
P「真夏の夜の淫夢」

よろしかったらこちらも読んでみてください

HTML依頼出してきます

真夏の夜の淫夢の人だったのかw
あれも面白かったよ

>>35
ありがとう、素直に嬉しい

画太郎の漫画思い出した

>>37
漫画太郎先生のことかな?
どっか似てました?

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