女「おっはよー!迎えきたよー!」
男「うん、おはよう」
女「もー、朝から元気ないぞー?」
男「あははは……」
女「もー……ところで、さ……」
男「…………はい」
女「なんで昨日メール返してくれなかったの、ねえ?」
男「…………」
女「私、何通も送ったよね?正確には180通。返事がこないからずっと起きて待ってたんだけど」
男「…………」
女「なんで返してくれなかったの面倒くさかった?私のメールが面倒くさかったの?それともなに?私のこと嫌いになった?ねえ?ねえ?ねえ?私のことが嫌いなったんだ。死のう。死んでやるわ。あなたに愛されなくなったら生きている意味なんてないもの。あなたを殺して私も死んでやるわ」
男「…………」
女「何か言いなさいよ。言ってよ。言いなさい」
男「……ごめんなさい」
女「…………」
男「昨日は途中で寝ちゃったんだ。朝会ったらすぐに謝ろうと思ってて……」
女「…………」
男「ごめんなさい」
女「……もー!寝ちゃったんだー!ひどーい!」
男「ごめんね」
女「でも眠たかったのなら先に言ってよねー。メールが返ってこなくて不安になったんだから!」
男「次からは気をつけるよ」
女「本当に気をつけてね!」
男「うん」
女「…………次はないから」
男「…………うん」
はい
女「それじゃあ学校行こっか!」
男「うん!」
女「…………」
男「…………」
女「……ねえ」
男「……なにかな?」
女「…………」
男「…………」
女「手、繋ぎましょ?」
男「うん!」
女「…………」
男「どうしたの?」
女「あなたの手、あったかいなって」
男「そうかな」
女「うん。あたたかくてとても安心する」
男「そこまで言われると照れるよ、大げさだなあ」
女「大げさなんかじゃないよ。こうしてるととっても心が安らぐもん」
男「そっか」
女「うん。つい独り占めしたくなっちゃうくらいに」
男「…………」
女「そういえばね」
男「うん」
女「今日、何の日かわかる?」
男「え……」
女「…………」
男「…………」
女「……わかる?」
男「わか……らない」
女「……そっかー、わかんないかー」
男「…………」
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