【安価】男「変身ヒーロー? 」【時々コンマ】 (441)

・安価で主人公をヒーローの道へと導くスレです
・基本的にはこちらで用意した選択肢について安価で決めてもらう形ですが自由安価もあります
・話の内容を無視した安価は再安価とさせていただきます
・コンマはイベント判定等で時々使います
・特に難しいシステムなどを作る予定はありません
・ステータス作成などもありません
・選択肢はキャラの方向性を決めるものだと思ってください

初の安価スレになります
どうか温かい目で見守ってください

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謎の女「そう、変身ヒーロー」


男「あの怪人倒すやつ? 」


謎の女「そう、怪人倒すやつ」


男「なんで自分を? 」


謎の女「それはねー、君……、」




? 正義感が強そうだから
?喧嘩慣れしてそうだから
?色々諦めてそうだから


↓5まで多いもの

失礼、やり直し


謎の女「そう、変身ヒーロー」


男「あの怪人倒すやつ? 」


謎の女「そう、怪人倒すやつ」


男「なんで自分を? 」


謎の女「それはねー、君……、」




1正義感が強そうだから
2喧嘩慣れしてそうだから
3色々諦めてそうだから


↓5まで多いもの

謎の女「喧嘩慣れしてそうだっから、かな」


男「はぁ? なんだそりゃ。それだけかよ」


謎の女「ま、適性のある人達の中では君が一番腕っぷしが強そうだったし」


謎の女「中途半端な格闘家なんかよりは喧嘩慣れしてる人の方がいいよね。怪人相手にルールなんて通用しないし」


男「……………色々と聞きてぇことはあるが……」


何を聞く?
↓3

男「まずは名乗れ! お前何者だよ? 」


謎の女「んー、私達には人間の言うところの名前ってものがないんだけど………」


謎の女「ま、個体識別番号36とだけ言っておくわ。呼び方は好きにして」


謎の女「それで、私は何者か……この質問も難しいけど……」


謎の女「そうねぇ、『世界の管理者』とでも言おうかしら」


男「世界の管理者? 」

謎の女「そう、この世界が痩せ細って餓死してしまわないように、かといって肥え太り自重で潰れてしまわないように」


謎の女「何も出来ずに縮こまってしまわないように、かといって驕り昂り増長しないように」


謎の女「盛りすぎず、衰えすぎず」


謎の女「栄えすぎず、枯れすぎず」


謎の女「世界のバランスとる、それが私達の役目」


謎の女「今回は怪人の手によって世界が滅ぼされないように、ヒーローを作ってバランスをとろうって話よ」

男「……そんなすげぇ奴らなら、自分達でやればいいだろ」


謎の女「管理者とは言っても、直接世界に干渉するのはルール違反なの」


謎の女「私たちはいつの世も、その世界の人類を後押しする形で滅亡を回避してきたわ」


男「…………」


1わっけわかんねぇ……
2ふざんけんな! 俺にそんなもん押し付けんなよ!
3俺が、人類を守るヒーロー……?

↓3

男「わっけわかんねぇ……」


謎の女「でしょうね、でもわかる必要はないわ」


謎の女「あなたはただ闘い、ただ倒せばいい」


謎の女「もちろん死の危険もある、だから無理強いはしない」


謎の女「……そうね、少し時間をあげるわ」


謎の女「あなたの決断で人類の未来が変わるかもしれない、よく考えて」


男(次の瞬間、俺は自室のベッドの上にいた)


男(でも、あれが夢じゃないのは確かだ。その証拠に………)



主人公の変身アイテム(持ち運べる物)
↓2

男「つけた覚えのない腕時計……」


男(これで変身しろってのかよ)


男(つか、朝か。どうすっかな……)


男(あんなことあった後に学校行く気にもなんねぇけど……)


1学校へ行く
2フける(場所指定)

↓2

男「やっぱ、学校行くか」


男「……今さら真面目に授業受けても仕方ねーけど」


ガチャ


男(……小さな頃から身体がデカかった)


男(目付きも悪くて、喋るのも下手。だから友達なんてまともにいない、代わりに因縁つけたり喧嘩売ってくる奴は山程いた)

男(おかげで喧嘩ばっかり強くなって、この界隈ではちょっとした有名人だ)


男(なのにと言うべきか、だからと言うべきか、今でも馬鹿な輩はいくらでもいる)


不良「よお、手前ぇか? 最近この辺りで鳴らしてるっつう喧嘩屋は 」


不良2「へっへっ、中々ガタイがいいじゃねぇか」


不良3「あんまイキってんなよ? あぁ? 」


男「……………」


男(こんな風に)






男「……もう行っていいか? 」


不良2「」


不良3「」


不良「ず、ずびばぜんでじた……」


男(別に喧嘩屋気取ってるつもりも、この辺仕切ってるつもりもない)


男(バカが勝手に突っかかってきて、勝手に負けて、勝手に噂を広めてるだけだ)

男(……そんな奴らを相手にするのも、もう慣れた。そういう星の元に産まれちまったってことで諦める)


男(でも、さすがに何処でも彼処でも喧嘩ふっかけてくるのはやめてほしい)


男「……結局遅刻じゃねぇか」


場面転換
ー昼休みー

1食堂へ
2屋上へ
3校外へ

↓2



今日はこんなところで

ガチャン


男(屋上にはよく来る、人がいないから。正確には、俺が来るようになってからいなくなった……我ながら悲しい笑い話だと思う)


男(でも、こうやって誰もいない屋上で寝そべっているのは最高に気持ちがいいし、考え事をするにも最適だ)


男「怪人……ね」


男(そんな突拍子もないもの、特撮の中だけの話だろうと笑い飛ばすこともできる。だが、あの女との事が夢ではない以上、完全に否定できるものでもない)


男(わけのわからねぇ化物と、命懸けで闘う? それも全人類の未来がかかってる? )


男(………やれんのかよ、俺に、そんなこと)


男「正義の、ヒーローを……」



1……うし、グダグダ考えても仕方ねぇ!
2やるしかねぇよな……
3……できるわけねぇだろ


↓2

男「……うし、グダグダ考えても仕方ねぇ! 」


男「それが俺に出来ることだってんなら、全力でやってやる! 」


男「守ってやるよ、人類! 」


謎の女「よくぞ言ったわ! それでこそ日本男児! 」


男「のわっ! あ、あんたいつからいたんだよ!? 」


謎の女「早速で悪いけど、でたわよ怪人」


男「!? 」



出現場所
↓2


謎の女「場所は運動場よ」


男「なっ!? しかも学校かよ! 」


謎の女「私達も実際に怪人を観測するのは初めてよ。つまり相手の全てが未知数、用心して」


男(………よし)



1変身して飛び降りる
2階段を駆け降りる


↓2

男(やってやんよ!)


謎の女「ここからなら変身して飛び降りた方が早いわ」


男「お、おう。この時計だよな? どうすればいいんだ? 」


謎の女「それを掲げて声を発するだけ。何て言えばいいかは、もう頭に浮かんでるはずよ 」



変身の掛け声
↓3から一つ採用します

男「………」バッ(手を開き横へ突き出す)


男「………」バッ(体の前へ持ってきて拳を握る)


男「………」バッ(拳を天に突き上げる)


男「変身! 」





カッ!!!!





男(………………は)

男「恥ずい!!!!」


男(ま、まさかこの年になって変身ポーズをとることになるとは……)


男「な、なあ、これまさか怪人出るたびに毎回やんのか? 」


謎の女「ん? ポーズとかは別に要らないわよ? 」


男「先に言えよ!! つかそれならやらせんなよ!! 」


謎の女「ま、変身の様式は本人のヒーローのイメージに依るからねぇ」


謎の女「結構子供っぽいとこあるじゃん? 」


男「この野郎………! 」


謎の女「さ、無駄話は終わりよ。早く行きなさいな、ここ自分の学校でしょ? 」


男「……ちっ」



バッ

ダンッ


男(あれが怪人……)


怪人「…………」


男(もっと仰々しい感じかと思ったら、なんかのっぺりしてんな……強そうには見えねぇ)


怪人「…………」


男(……どうする、こっちから仕掛けるか? )



1先手必勝
2様子見
↓2

男(少し様子を見るか……)


怪人「………」キョロ…


怪人「………」キョロ…


男(………周りを見渡してる?)


怪人「………」ピタッ


怪人「…………」ダッ!!


男(来やがった!? )

怪人「………」ブンッ


男「うおっ!? 」


怪人「………」ブオッ


男「っと……」


男(なんだそりゃ……ガキの喧嘩かよ)


怪人「………」ヒュッ



ドガァッ!!



男(………威力はすげぇ)


男「でもなぁ………」


怪人「………」グォッ


男「そんな腕ブン回すだけのパンチ……」


怪人「………」ヒュッ


男「当たるかよぉっっ!! 」





ゴッッッッ!!!!

ズシャァァァァァァァ


怪人「………」


男(なんだよ、全然大したことねぇ……)


怪人「………」グ……ググ


男(一気にたたみ掛ける!! )ダッ!

男「おおおおぉぉぉぉっっ!!!!」


ガッ!

ゴッ!

ドガッ!!

バキィッ!!!!


怪人「………」ミシッ……


男「終いだぁぁぁぁぁっ!! 」グオッ





ドガァッッッ!!!!




怪人「………」パキパキッ


パンッ
サラサラ……



男「………倒した、のか? 」


謎の女「お見事! なかなかやるじゃない」


男「こいつ、全然弱かったぞ」


謎の女「………おそらく、今の怪人は情報収集を目的としたプロトタイプ、というのが私達の見解よ」


謎の女「次からはもっと強くなってくるでしょうね」


男「関係ねぇよ。多少強くなったところで、全部ブッ飛ばす」


謎の女「ふふ、頼もしいわね」



直後目撃者判定
コンマが大きい程多い

戦闘開始の段階から三、四クラスから見えていた


「おい、なんだよあれ………」


「やべぇって……先生呼べ! てか警察!! 」


「写メとれ、写メ!! 」


「見た!? なんかヤバくない!? 」


「グランド穴だらけじゃん……」





男「うあっ! やべっ……」


謎の女「大丈夫よ、その格好じゃあなただとはわからないわ」


謎の女「私の姿も他人には見えないようにしてあるから」


謎の女「明日の一面になるわよ? 『白昼の校庭に謎のヒーロー現る!? 』ってね」


男「いいとこ不審者だろ……」

場面転換
ー放課後ー


↓2自由行動

ガチャン


男「よっこらしょっ……と」


男(結局あの後、大した騒ぎにはならなかった)


男(グランドの穴も誰かの悪戯で片付けられるこになったし、実際に見てた生徒達は騒いでたらしいが教師は相手にしなかった)


男(そりゃそうだ、いきなり変なのが二人現れて殴り合って、片方が吹っ飛んだなんて……)


男(信じる方が大人としてどうかしてる)


男(……にしても)


男「疲れたな……」


謎の女「そりゃそうよ、変身してる間は超人だけど、解けばただの人なんだから」


謎の女「戦闘の疲労は後から押し寄せてくるわ」


男「それでこんなに体が怠いのか」


謎の女「ま、こればっかりは仕方ないわ。しっかり休みなさい」


男「おう……」ウト…











男「!? 」ガバッ



カァーカァー



男「やべっ、もうこんな時間か」


男(部活の連中ももういねぇな。さっさと校門でねぇとドヤされちまう)



タタッ



男(よし、ショートカット)バッ





「え? 」


男「うおっ!?」



ドシンッ!



ぶつかったのは?
1.ジャージの女教師
2.大人しそうなメガネの女生徒
3.本を抱えた小柄な女生徒

↓3

ドサドサッ



図書委員「いたた……」


男「わ、悪い! 大丈夫か? 」


図書委員「……私は大丈夫、それより本拾うの手伝って」


男「お、おう」


図書委員「……なんであなた、上から降ってきたの? 」


男「いや、ちょっとショートカットを、な……」


図書委「危ないからやめた方がいい。いつか怪我人が出る」


男「いつもやってるわけじゃねぇよ。あんたこそ、こんな時間まで何やってたんだよ」


男「とっくに下校時刻過ぎてるだろ」


図書委員「……委員会の仕事で、本を運んでた」


男「仕事って……まさかこの本全部運んでたのか? 」


男(……こいつの身長じゃ前見えねぇだろ)


図書委員「委員の人、今日はみんな帰っちゃったから」


図書委員「後二往復はしないと……」


男「………」


1.手伝う
2.帰る

↓2

男「手伝うよ」


図書委員「………気を使わなくていい、大丈夫だから」


男「こんなに持ってちゃロクに前も見えねぇか、怪我すんぞ」


図書委員「………」


男「よっと……」


男「後二往復っつったよな? 二人でやりゃあ一回で済むだろ」


図書委員「………見た目によらず、いい人」


男「悪人面で悪かったな……」

男「だいたいよぉ、廊下で俺にぶつかった奴は大抵泣きながら平謝りして逃げてくっつーのに」


図書委員「なんで私が泣きながら謝って逃げなきゃいけないの。さっきのはあなたが悪い」


男「いや、そうだけどよ……なんだ、その……」


男「あんた、俺が怖くねぇのか? 」


図書委員「どうして? 確かに目付きは悪いけど、あなたはいい人 」


男「……もしかして、俺のこと知らねぇの? 」


図書委員「知らない、あなた有名人なの? 」


男「いや、別に……」


図書委員「……ごめんない、本以外興味ないから」


男(確かに、本の虫って感じだよな……)

男「よっ……と」


男「うし、これで全部か」


図書委員「ごめんなさい、結局ほとんど持ってもらって……」


男「別に……。たいして重くなかったしな」


図書委員「……ありがとう」


図書委員「やっぱり、いい人」ニコッ


男「…………ふん」ポリポリ


図書委員「こんなにいい人なのに、どうして怖がられてるの? 」


男「そりゃぁ……デケェし、目付き悪りぃし、喧嘩ばっかだしよ」


図書委員「喧嘩……するの? 」


男「……目立つからよ、よくふっかけられる」


図書委員「自分からはしないの? 」


男「しねぇな……」


図書委員「そう、じゃあやっぱり悪い人じゃないんだ」


男「………」


図書委員「見た目で怖がられるなら、もっとにこにこしてればいいのに」


男「に、にこにこ? 」


図書委員「そう、ほら笑ってみて」


男「………」


男「………」ギギ……ギ…


男「………」ニヤァ


図書委員「……下手くそ」


男「ほっとけ……」

男(で、校門まで来た訳だが)


男「あんた、家どっちだ」


図書委員「あっち」


男「そうか……」




1.じゃあな
2.送ってく

↓2

男「じゃあ一緒の方向だな、送ってく」


図書委員「………くどいくらい、いい人」


男「褒めてんのか貶してんのかどっちだ」


男「つか、いい人いい人うるせーんだよ。こんなんあたり前だろ」


図書委員「誰にでも優しいの? 」


男「困ってる奴がいりゃ助けるだろ。だいたいビビって逃げられちまうが」


図書委員「女だったら誰でもいいの?」


男「飛躍してんじゃねぇよ」




直後判定
50以上で何事もなく送り届ける

「おい! 今朝はよくもやってくれやがったな!! 」


図書委員「?」


男「………」


不良「へっへっ、なんだよ女連れかぁ? じゃあ手前ぇフクロにした後持って帰るかぁ! 」


男(二の、四の、六の……。十人か……)


図書委員「何、あの頭の悪そうな人達」


男「あれか? 頭の悪い人達だ」


不良「ビビるこたぁねぇ!さすがのあいつもこの人数相手にゃできねぇだろ、やっちまえ!!」


「おおおぉぉぉぉ!!!! 」


男「下がってろ……」


図書委員「あ……」



直後男の怪我判定

男「くそ! 痛ってぇ…… 」


男(さすがに、こいつを庇いながら十人相手すんのはキツかったか)


図書委員「だ、大丈夫!? 」


男「大丈夫だよ、たいしたことねぇ」


図書委員「でも、ひどい怪我……手当しないと……」


男「あん? こんなもん唾つけときや治んだろ」


図書委員「ダメ、 来て!」グイッ


男「あ、おい! ………痛っ」

男「いっつつ………おい、やるんならもうちょっと優しく……」


図書委員「うるさい」


男「いでっ! 滲みる滲みる!! 」


図書委員「うるさい」


男「………」



1.よく知らねぇ男を家に上げんなよ
2.ありがとな
3.悪りぃな

↓2

男「ありがとな」


図書委員「お礼を言うのはこっちの方」


図書委員「見てれば分かった。あなたはずっと、私を庇うように動いてた」


図書委員「だから、そんなボロボロになった……」


図書委員「どうして……? 」


図書委員「どうして、そんなにいい人なの? 」


男「俺は……」



1.正義のヒーローだからな
2.自分に出来ることをやってるだけだ
3.強ぇからな
4.自由安価

↓3

男「正義の味方になりたかっただけさ」


図書委員「……子供みたい」


男「悪りぃかよ」


図書委員「んーん……」


図書委員「すごく、かっこいい」


男「そうかい……」


男「……さて、そろそろ帰るわ。手当ありがとな」


図書委員「言ったでしょ、お礼を言うのはこっちだって。気にしないで」


男「おう……」


1.じゃあな
2.また明日な

すいません
↓2

男「また明日な」


図書委員「え? 」


男「ん? 」


図書委員「……ううん、また明日」


男「おう」








パタン



男「ふぅ……」


男「いつ以来だよ、他人とこんなに喋ったの……」


謎の女「なによー、私も喋ったでしょー」


男「いたのかよ……てかあんたは人間じゃねぇんだろ」



場面転換
ー自室ー

何をする?
↓3


男(さて……と)


男(あの不良共を相手して気付いたが、俺は多対一ってのに慣れてねぇ)


男(基本的に相手が5人以上なら逃げるのが得策だしな)


男(でも、今日みたいな状況じゃそれはできねぇ。ましてや怪人が複数出てくる可能性だってあるんだ)


男(準備はしておくべきか)


男(つっても、マンションだし部屋狭ぇし……)


男「よし、イメージトレーニングだ」







イメトレ終了
寝るにはまだ早いな
自由安価
↓3


男(腹減ったな、飯作るか)








男「よし、いただきます」


謎の女「へぇ、意外ね。料理できるんだ」


男「一人暮らしだからな、自炊できなきゃ生活できねぇよ」


謎の女「ま、見た目の雑さとか、完全に男の料理って感じね」


男「うっせぇ、ほっとけ」




場面転換
ー翌朝ー

学校……どうすっかな
1.行く
2.フける(場所指定)

↓3

本日22:30頃再開します

ー翌朝ー

男「くぁ………」


男(微妙に疲れが残ってるな……くそ、あの馬鹿どものせいだ……)


男(とりあえず学校行くか)







ザワザワガヤガヤ


「なぁ、聞いたか? 校庭に現れた謎のヒーローの話」


「聞いた聞いた、この写真のやつだろ? 」


「てかただのコスプレじゃね? 」


「いやでも、一組の友達が言うには上から落ちてきたんだと」


「ホントかよそれ」


「いやマジだって」



男「………」ガラガラッ


シン……



男「………」ガタン



……ザワ……ザワ



男(ちっ……久しぶりに早く来るとこれだ)


男(あーあ、どうすっかな。やっぱ屋上でフケるか)


「あ、あの、男くん! 」


男「あ゛ん? 」


男(やべっ、変な声でた)


委員長「ひっ……! あの、その、これ昨日配られたプリント……」


委員長「男くん、昨日は午後いなかったから……」


男(あー、そうか屋上で寝てたんだったか)


男「悪りぃな、委員長。わざわざもってきてもらって」


委員長「う、ううん、私、委員長だから………」


委員長「じゃ、じゃあね……!」タタッ


男(……一番ビビってるくせに、一番話しかけてくんだよな)


男(ま、委員長だしな。問題児の世話も仕事の内か)

担任「はーい席着いてー、HR始めるわよー」


担任「あら? 珍しいわね、朝から居るなんて」


男「うっせ」


担任「てゆーかその怪我、また喧嘩したんでしょ? 」


男「……むこうからふっかけてきたんだよ」


担任「もう、サボりも喧嘩もほどほどにしなさいよ、進級できなくても知らないからね? 」


男「ふん……」



場面転換

1.昼休み
2.放課後

↓2

ー昼休みー


男(久しぶりに授業受けたな)


男(……さっぱりわかんねぇけど)


男(飯、どこで食うかな)



1.屋上
2.食堂
3.教室

↓2


男「食堂行くか……」




ザワザワガヤガヤ


「おい、あれ……」


「やべっ、道あけろ! 」



ザザァーー



男(こういう時はちょっと助かる)


男(さて、何食うかな)


男(よし……)




?男「「チキンカツ定食」」




?「え? 」


男「あ……? 」




1.なんだ、あんたも食堂派か?
2.職員室で食えよ……
3.意外だな、ここのは量多いだろ
4.誰だあんた……?

↓3

男「誰だあんた? 」


? 「私に対して誰だ、とは……君は生徒会長の顔もわからないのか? 」


男「生徒会長……? 」


男(めんどくせぇ集会とか全部サボってるからな……わかんねぇよ)


生徒会長「ん? そういう君は確か、学校一の不良と名高い男君だな? 」


生徒会長「どれ、問題児の世話も仕事の内だ。少し話をしよう、同席しても? 」



1.やだね
2.……勝手にしろ

↓1


男「やだね」


男「あんたと話すことなんかねぇよ、消えな」


生徒会長「そうか、それは残念至極。おとなしく消えるとしよう」


生徒会長「代わりに一つ忠告しておく」


生徒会長「今のところ、校内での暴力沙汰は起こしていないようだが……」


生徒会長「もしこの学校の生徒を傷つけるようなことがあれば、私は君を許さない」


生徒会長「しかるべき罰を与える、覚えておけ」ザッ


男「………しねぇよんなこと」



直後判定
70以上で……

昼休み終了
場面転換
ー放課後ー


男(さて……)


自由安価
↓2


男(図書室……んな柄じゃねぇけど)


男(ちょっと覗いてみるか)ガラガラッ


男(そういや初めてだな、当たり前だけど本しかねぇ)


「………」ヒソヒソ


「………」チラッ


男(そりゃ浮くよなぁ……なんか邪魔してるみたいで悪りぃし、やっぱ帰るか)


「あ…… 」


男「ん? おお、今日も仕事か? 」


図書委員「ほんとに来たんだ……」ボソッ


男「なんだって?」


図書委員「なんでもない、どうしたの? 図書室に用事があるとは思えないけど」


男「あー……」




自由安価
↓2

男「また明日って言っただろ? 」


図書委員「言った、けど………ただの社交辞令だと思ってた」


男「そんなもんが言えるように見えるか? 」


図書委員「………見えない」


男「だろ? 」


図書委員「ふふ……」


司書「あ、図書委員さ………ヒィ!! 」


男「………」


図書委員「どうかしましたか? 」


司書「あ、え、えっとね、実は今日も他の委員さん誰も来なくて……悪いんだけど、そこのダンボールを資料室まで運んでもらえないかしら? 」


図書委員「え……でも、カウンターあけるわけにはいかないし……」


司書「うーん、そうよねぇ、でも私もこれから会議なのよ……」


男「………あー」


男「俺でよけりゃ、手伝うぞ? 」


司書「え……? 」


図書委員「いいの? 」


男「ああ、別に暇だし」



どっちを手伝う?
1.資料運び
2.カウンター

↓2

男「これを運べばいいんだな? 」


男「よっ………って重っ!! 何が入ってんだこれ!? 」


図書委員「辞書、だって」


男「こんなもんをお前に運ばせるつもりだったのかあの司書は……」


図書委員「資料室の場所はわかる? 」


男「あー……多分」


図書委員「……不安」


男「だ、大丈夫だっつの! 任せとけ!」



直後判定
60以上で……


男「お、重てぇ……」


男(資料室……資料室……あった、ここだ)


男「いよっ……と」ドサッ







男「おい、終わったぞ 」


図書委員「ありがとう、またあなたのいい人ポイントが上がった」


男「んだそりゃ……」


図書委員「昨日からうなぎ登り」


男「そいつは景気がいいな」


図書委員「………」


男「………」



何か話す?
↓自由安価
3


今日はこんなところで
明日は20:00頃から再開します

男「いつもどんな本読んでんだ?」


図書委員「なんでも読む」


男「……じゃあ特に読むのは?」


図書委員「小説……恋愛小説が、好き」


男「へぇ………」


男(結構ロマンチストなのか?)


図書委員「中でも駆け落ちものは至高」


図書委員「身分違いの恋……禁じられた恋……」


図書委員「何もかも投げ捨てて、二人の愛のためだけに生きる逃避行……」


図書委員「そして彷徨い辿り着いた寂れた港町で、二人は静かに暮らす」


図書委員「男は地元の漁師に頼み込んで漁を手伝わせてもらい、女は六畳一間の部屋で内職をしながら男を待つ……」


図書委員「豊かではないけれど、愛のある幸せな暮らし」


図書委員「でも、そんな生活は長くは続かない。二人はいずれ婚姻を快く思わない両家の追手に見つかってしまうの!」


図書委員「試される二人の愛……残酷な運命に弄ばれる恋人たち……」


図書委員「すごく、いい………」ウットリ


男「お、おう……」


男(かなりのロマンチストか……)

キーンコーンカーンコーン


図書委員「もうこんな時間」


男「ああ、帰るのか?」


図書委員「うん、戸締りするから、先に出てて」


男「おう」



ガラガラッ



男(ん? なんか当たり前のように一緒に帰る流れだな)


男(まあ別にいいけど)



カチャン



図書委員「お待たせ、帰ろう」


男「ん」



直後判定
50以上で……

男「俺が思うに、お前は仕事を押し付けられてるんじゃねえか?」


図書委員「どうして?」


男「昨日といい今日といい、一人にやらせる仕事じゃねぇだろ」


図書委員「きっと、みんな忙しい」


男「どうだか……、なんなら俺が話つけてやろうか?」


図書委員「大丈夫、私は図書委員としての仕事が好きだから」


図書委員「別に今のままでいい」


男「そうかい……」


男「お前がそれでいいんなら、何も言わねぇよ」


図書委員「うん、あなたは少し、いい人過ぎ」

図書委員「……今日は、だれも襲ってこない?」


男「ああ、まああんだけ痛めつけときゃ暫くはおとなしいだろ」


図書委員「あんまり、喧嘩ばかりしたらダメ」


男「わかっちゃいるけどよ、向こうからふっかけてくんだから仕方ねぇだろ」


図書委員「問題ばかりで進級できなかったら困る」


男「担任にも言われたよ……けど別にお前は困らねぇだろ」


図書委員「困る」


男「なんで?」


図書委員「……困るの」


男「意味わかんねぇよ……」

男「おっと、ここか」


図書委員「ん、ありがとう送ってくれて」


男「別に、一緒に帰っただけだろ」


図書委員「うん、でも、ありがとう」


男「はいはいどういたしまして、じゃあな」


図書委員「うん…………あ」


男「ん?」


図書委員「ま……また明日」


男「………おう、また明日」



パタン

男「さーってと、晩飯どうすっかなー」


謎の女「悪いけど食事は後、怪人よ」


男「っ!? 場所は!?」



怪人出現場所
↓2

謎の女「さっきの娘の自宅よ!」


男「なっ!! マジかよ!?」


謎の女「存在の検知から出現までは少しタイムラグがあるわ! 急いで!!」


男(くそっ! 図書委員!! )ダッ



直後判定


男「はっ……はっ……」


男「おい! 図書委員! 無事か!? 図書委員!? 」ダンダンダン!



ガチャ



図書委員「………どうしたの?」


男「はっ………はっ……、よかった無事だったか……」


図書委員「何の話? ていうか近所迷惑」


男「あ、いや……悪りぃな、はは………っ!?」



「………」ヒュッ



図書委員「なに?」


男「伏せろ!!」グイッ


図書委員「きゃっ……!」



バギャァッ!!



図書委員「な、なに……? なんなの?」


男「逃げろ! 図書委員!!」


図書委員「え……?」


男「早く行け!!」


図書委員「っ……!」タッ


「………」


男「この野郎……」



何の怪人?
↓2

蟷螂怪人「ギギギギ」


男「なんだこいつ、蟷螂……?」


蟷螂怪人「ギギィッ!!」シャッ


男「うおっ……と」バッ



ガギャッ!!



男(なんであれ関係ねぇ、とにかくブッ飛ばす!!)


男「変身!!」




カッ!!!!

蟷螂怪人「ギギギィッ」ジャッ


男「くっ……」バッ


男(昨日の奴より速ぇ! マジで強くなってんのか……!)


蟷螂怪人「ギギ」


男(マンションの廊下じゃ狭くて戦いづれぇな……)


1.場所を帰るか
2.ここでさっさと片を付ける!
↓2


男(場所を変えるか……)


男「ついてこい! 蟷螂野郎!!」バッ


蟷螂怪人「ギギギィッ」バッ




ダダンッ!



男(これで……)


直後人通り判定
大きいほど多い

「うわっ!!」


「な、なんだあれ……!?」


男(人通りは少ない……)


男「おいあんたら! 早くこっから離れろ!」


蟷螂怪人「ギギィッ!」


男「らぁっ!!」バキィッ!


蟷螂怪人「ギッ」


ズシャァア


「ひっ……!」


「うわぁ!!」


男(よし、これで気兼ねなく戦える)


蟷螂怪人「ギィ~~」


男「どうした蟷螂野郎!? かかってこいよ!!」


蟷螂怪人「ギィッ!!」ダッ

ジャッ


ビュォッ


ギャッ


男(確かに昨日よりゃ速ぇが……)


蟷螂怪人「ギギィッ!」グォッ


男(見えねぇほどじゃねぇ!)


男「おらぁっ!!!!」



ズドンッ!!!!



蟷螂怪人「ギゲッ……」


男「まだまだぁっ!!」



ドゴォッ!!!!



蟷螂怪人「ギギャッ……!」


男「らぁっ!!」



ゴガッ!!!!



蟷螂怪人「ギョッ……!!」


ズシャァァァッ


男「うしっ!!」


蟷螂怪人「ギ………ギ……」


謎の女「今よ! 必殺技!!」


男「必殺技ぁ?」




↓3から一つ採用(できれば技名も添えて)

謎の女「変身の時とおなじよ、イメージが浮かんでるでしょう?」


男「! これか……」


ダッ


男「おおおぉぉぉぉぉぉっ!!」


蟷螂怪人「ギィ……」


ダンッ


男「ジャスティスゥゥゥッ!!」


蟷螂怪人「ギッ!?」


男「キィィィィィィック!!!!」



ドッッッゴォォォォォ!!!!



蟷螂怪人「ギャギィィィィィィ!!!!」



ギャリギャリギャリギャリギャリギャリ



男「っ……と」ザッ


蟷螂怪人「………」ピシッ


パァンッ!

サラサラ……


男「だ…………」






男(だせぇ!!!!)


男「な、なぁ、これ……」


謎の女「別に叫ばなくてよかったのに」


男「やっぱりかよ! なんで先に言わねんだよ!!」

謎の女「だからー、あなたのヒーローのイメージなんだってばー」


男「認めねぇ…… 俺のヒーロー像はこんなんじゃねぇ……」


パシュウ


男「っとと……」フラッ


男(くっ、疲労度が昨日とは段違いだ……)


男(そうだ、図書委員は!)



直後判定
60以上でずっとみてた

図書委員「………」


男「あ……」


図書委員「ほんとに、正義の味方だったんだ」


男「あー、いや……そうだな」


図書委員「いい人過ぎるのにも、納得」


図書委員「昨日と今日で、もう返しきれないくらいの借りができた」


男「別に気にすんなよ、俺は正義の味方なんだから」


図書委員「ん……ありがとうヒーローさん」


図書委員「すごく、カッコよかった……」


男「……おう」ポリポリ









図書委員「でもジャスティスキックはどうかと思う」


男「だから違うんだって!!」


直後判定

今日はこんなところで

場面転換
ー自室ー


男「あー、疲れた……」


男「さて……」



なにをしよう?(極度の疲労につき運動系は不可)

↓3

男「今後のためにも俺の描くヒーロー像をしっかりと固めた方がいいと思うんだよ」


謎の女「ふむふむ……まあヒーローとして活動していく上では大切なことね」


謎の女「で、あなたの思うヒーローっていうのは?」


男「ヒーローってのは第一に……」



1.強くなきゃいけねぇ
2.優しくあるべきだ男「今後のためにも俺の描くヒーロー像をしっかりと固めた方がいいと思うんだよ」


謎の女「ふむふむ……まあヒーローとして活動していく上では大切なことね」


謎の女「で、あなたの思うヒーローっていうのは?」


男「ヒーローってのは第一に……」



1.強くなきゃいけねぇ
2.優しくあるべきだ

↓2


男「優しくあるべきだ」


謎の女「ふーん、なんともまあ月並みなイメージね」


男「うっせぇな、ヒーローってのは古今東西そういうもんだろ」


謎の女「優しさだけじゃ何も守れないわよ」


男「んなことはわかってる。強くもなるさ、もっと……」


男(今日の怪人……勝てるには勝てたけど、昨日よりは格段に強くなってた)


男(これから先どんどん強くなってくるかも知れねぇし、今日みたいに誰かを危険に晒す可能性だってある)


男(気を抜いちゃいられねぇ……)




場面転換
ー翌朝ー

学校は?
1.行く
2.フける(場所指定)

↓1
さらに噂判定

「なぁ聞いたかよ? また出たんだって、例のヒーローと怪人」


「コスプレじゃなかったのかよ」


「それがさ、うちの学校の生徒が怪人に襲われたんだってよ!」


「本当か?」


「嘘くせぇな」


「マジなんだって!」





男(やっぱ噂ってのはすげぇな、あっという間に広がりやがる)


男(図書委員の奴、変に注目されてなきゃいいんだがな……そういうの苦手そうだし)


担任「はーい、席着いてー」


担任「えー、知ってる人もいるかもしれないけど、昨日うちの生徒の自宅に強盗が入りました」


担任「幸い、何も盗らずに逃げたらしいけど、部屋のドアを壊されたそうよ。みんなも気をつけてね」


男(あいつ、そういう話にしたのか。……ちょっと無理がないか?)


「せんせー! それって怪人の仕業じゃないんですかー?」


担任「高校生にもなってバカなこと言わないの」


「先生は例のヒーロー騒ぎ信じてないんでかー?」


担任「大人はそんな噂に踊らされたりしません」


「そんなんだから結婚出来ないんじゃないですかー?」


担任「出来ないんじゃありません、満を待してるだけです。後で職員室に来なさい」




場面転換
ー昼休みー
1.屋上
2.食堂
3.教室
4.自由安価

↓1

男「くぁ……」


男「あー、眠ぃ……このまま午後の授業はフけるか」


謎の女「とんだヒーローがいたものね」


男「うっせ」


男「あー、あんた……、いい加減あんたって呼ぶのもなんだな」


男「確か、個体……番号…………3……?」


謎の女「個体識別番号36よ」


男「そうそれ! 個体識別番号36…………って長ぇな」



謎の女(個体識別番号36)に素敵な愛称を考えてあげよう
↓2

男「36……うん、ミムだな」


謎の女「うえー、安直ー」


男「文句言うな! お前は今日からミムだ!」


ミム「まったく……人間ってほんと名前に拘るわよね、ただの記号でしかないのに」


男「えーっと、それでなんだったか………ああ、聞きたいことがあったんだ」


ミム「なに?」


男「怪人ってのはそもそもなんだ?」


ミム「……聞いてどうするの?」


男「別に、ただの興味本位だよ」


ミム「私たちの観測によると……」




1.悪の組織の生物兵器よ
2.異次元からの侵略者よ
3.突然変異のミュータントよ
↓2

ミム「突然変異のミュータントよ」


男「なんだそりゃ?」


ミム「なにって、そのままよ。既存の生物が突然変異によって巨大化、凶暴化してるってことよ」


ミム「昨日の蟷螂みたいにね」


男「いや、昨日のはわかるけどよ。じゃあ一昨日のあいつは……」


ミム「私たちは最初の個体を情報収集用のプロトタイプと推測したけど、あれは少し違ったみたい」


ミム「プロトタイプではなく失敗作、ミュータントのなり損ないよ。元が何の生物だったかはわからないけどね」


男「一体、何が原因で……」


ミム「この世界の長い歴史の中で、今現在生態系の頂点に立っているのは人間よ」


ミム「そして、今後も世界規模での災害か核戦争でも起きない限り、人類の支配は続く」


ミム「このままではまずいと思ったのよ」


男「誰が?」


ミム「人間以外の全生物が」


男「………」


ミム「最も強い生物が、それ以外の生物を支配するのは自然なことよ。それがあるべき姿と言ってもいい」

ミム「でも、その最も強い生物が人間であっては困るの。人間には他の生物にはないものがある、何かわかる?」


男「そりゃ、知能とか?」


ミム「欲よ、他のどの生物よりも強い欲」


ミム「その欲は星そのものを変質させかねない……自分たちの生活をよりよくするために、もっと便利にするために……」


ミム「現代の人間にはそれ程の力がある。でもそんなの、他の生物からしたらたまったものじゃないわよね」


ミム「だから彼らは変異した………進化と言ってもいいかもね。人類の都合で淘汰されないように、逆に人類を駆逐してしまうために」


男「そんな……じゃあ、元はと言えば全部人間のせいで……」


ミム「それは考え方次第ね。強き者の権利として弱者を淘汰していくか、共存の道を模索するか……」


ミム「ま、私もあなたも、あくまで人類の味方として機能する。それだけは確かよ」


男「………」


直後判定
30以下で……

ミム「………! 噂をすればってやつね、怪人よ!」


男「! 場所は!?」



↓2

ここはニューヨークではないので再安価

↓2

ミム「校舎裏よ!急いで!」


男「また学校かよ……!」


男「変身!」カッ!!


直後被害判定



今日はここまで

二名重症


ズザッ


男「……!?」


「」


「」


男「なん……だよ、これ……」


「いやぁぁぁぁ!! 」


男「!?」





「いや……助けて…………誰か……」


「………」


男「おい! 待ちやがれ!!」



何の怪人?
↓2

狸怪人「キュアァ?」


男(今度は狸かよ……!)


男「そこのあんた! 早く逃げろ!」


「ひ……や………いや……」


男「くそっ……」


狸怪人「キュァァァァァ!!」ダッ


男(どうする……このままじゃ巻込んじまうかもしれねぇ。かと言って表に出ちまうのも……)



1.場所を変える
2.この場で戦う

↓2


男「! あの倉庫……」


狸怪人「ギュアッ!」



ガシッ



狸怪人「ギュ?」


男「どおぉぉぉりゃぁぁぁっ!!」ブンッ!!


狸怪人「ギュゥッ!?」



ガッシャァァァッッン!!



男「うしっ!」


男(でも煙で相手が見えねぇ……石灰倉庫だったか)



1.このまま追撃
2.様子を見る
3.自由安価

↓1


男(どうする、突っ込むか……)


「おい! なんの騒ぎだこれは!!」


男(!? あいつは……生徒会長!?)


生徒会長「ん? 貴様は……例の不審者!?」


生徒会長「この惨状、貴様の仕業か!?」


男「ま、待て、こっちは危ねぇからくんな!!」


生徒会長「不法侵入、器物損壊、傷害……私の学校でこれ以上の横暴は許さんぞ!!」


男「ちょ……! くんなっつってんだろ!?」



ボフッ!!



男、生徒会長「「!?」」


狸怪人「ギュァァァァ!!」


生徒会長「ひっ………!!」


男(まずいっ……!)



直後判定
60以上で間に合う

ドシュゥッ



生徒会長「がっ………」


男(く……そっ!)


狸怪人「ギュゥゥゥ」


男「がぁっっ!!」バキィッ!


狸怪人「ギャンッ!」



ドシャァァァ!!



男「おい、会長!! しっかりしろ!!」


生徒会長「ごぼっ………! がっ……い、痛………い」


男(意識はある………けど出血が酷い)


男(早く病院へ……! あっちの二人も危ないかもしれない……)


ムクッ


狸怪人「ギャウッ!」


男「待ってろ、すぐ片付ける……」

狸怪人「ギュァァァァ!」ダッ


男「………」


狸怪人「ァァァァァァ!」


男「………」


狸怪人「ァッッ!!」


男「………」



ガッッッ!!!!



狸怪人「ギュッ……」ズシャッ


ズドッ


狸怪人「ブェッ!」


男「ジャスティス、キック……」



ドッッッゴォォォォォォォォォン!!!!



男「………」


サラサラ……

場面転換
ー自室ー


男(あの後、すぐに警察と救急隊が来た。騒ぎを聞きつけた誰かが通報していたらしい)


男(あそこにいた生徒たちは病院に運ばれ、なんとか一命はとりとめたそうだ)


男(……とうとう、怪我人が出てしまった)


男(俺はこの先も守っていけるのか……いつか、誰かを死なせてしまうんじゃないか………?)


男「………」




1.アホらし……なに考え込んでんだ俺は
2.絶対に、そんなことはさせない
3.やっぱり俺に、ヒーローなんて……

↓2

男(絶対に、そんなことはさせない)


男(決めたんだろ、正義のヒーローになるって……だったら)


男「やるしかねぇだろ……!」



場面転換
ー翌日ー

直後噂判定

「なぁ、聞いた? 生徒会長入院したってよ」


「聞いた聞いた。なんか、校舎裏でガス爆発だって? コンクリの破片が刺さったとか」


「うわ、怖ぇー」


「他にも何人か入院してるってよ」






男(そういうことにすんのか、学校は……)


男(ま、怪人は消滅して証拠もねぇし、被害者全員錯乱してたっぽいしなぁ)


担任「はーい着席着席ー、HRするよー」



場面転換
ー昼休みー
1.教室
2.食堂
3.屋上
4.自由安価

↓2

男(会長の怪我、俺に責任がないとは言えねぇ……)


男(いけすかねぇ野郎だが、見舞いくらい行っとくか)







コンコン


生徒会長「どうぞ」


ガラッ


生徒会長「!? 君は……!」


男「よお」


生徒会長「……一体何の用だ?」

男「見舞いだよ、見舞い。そう睨むなって」


生徒会長「今は昼休みのはずだぞ、校外へ出るのは校則違反だ」


男「いいじゃねぇかちょっとくらい、ちゃんと午後の授業には出るからよ」


生徒会長「……だいたい、君が私を見舞う義理はないだろう。私は君を敵視していたんだぞ」


男「義理なんかねぇけどよ、知った顔が死にかけて入院したってんなら、心配して見舞いくらいするだろ」


生徒会長「……」


男「……責任はあるしな」ボソッ


生徒会長「なにか……?」


男「あー、いや、なんでもねぇ」


生徒会長「……コホンッ、私は少し、君を誤解していたようだ」


生徒会長「喧嘩しか脳のない悪逆非道で下劣な不良だと聞いていたのだが……」


男(どこのどいつだそんなこと言ったの……!)


生徒会長「それは間違いだったようだな……」


生徒会長「一度会って話しただけの人物にも心を割くことのできる、思いやりのある人間だ」


男「……」ポリポリ


生徒会長「この前は、すまなかった。改めてよろしく、男君」


男「……ああ、よろしく」


生徒会長「さあ、そろそろ帰りなさい。五限目に遅れてしまう」


男「そうだな。じゃあこれ、見舞いの品」ガサッ


生徒会長「……? なんだこれは?」


男「ジャ○プだよ、入院中暇だろ?」


生徒会長「いや、授業に遅れてしまわないよう勉強しているからな。そんなに暇では……」


男「固ってぇよ! 顔面固まってモアイみたいになっちまうぞ、それ読んで笑っとけ」


生徒会長「……ふ、余計なお世話だ」

場面転換
ー放課後ー


1.屋上
2.教室
3.図書室
4.自由安価

↓2

キーンコーンカーンコーン


「ばいばーい」


「じゃなー」




男「……」


ガラガラ


「あれ? お、男君?」


男「んあ?」


委員長「ど、どうしたの? 珍しいね、放課後教室に残ってるなんて」


男「いや、……」



1.ちょっと疲れててな、居眠りしちまってた
2.考え事してたんだ
3.自由安価

↓2

男「考え事してたんだ」


委員長「考え事?」


委員長「男君、何か悩みでもあるの? あの、私でよかったら、相談、のるよ?」


男「いや、いいよ。委員長には関係ねぇし……」


委員長「で、でも! わたっ、私、委員長だから……」


委員長「クラスメイトの悩みは、私の悩みだもん……」


男「………」




何を考えていた?
↓2

男「生徒会長が怪我したって……」


委員長「朝のホームルームで言ってたね」


男「昼休みに見舞いに行ってきた」


委員長「あ、そうなんだ……」


委員長「男君、会長さんと仲よかったの? あんまり、そんなイメージなかったけど」


男「いやぁ、全然。むしろ嫌われてた、俺もあーいうお堅い奴は嫌いだね」


委員長「でもお見舞いにはいったんだ……」


男「まあな」


委員長「やっぱり男君って、優しいよね」


男「はぁ?」


委員長「あ、いや、えと……その、男君、たしかに見た目は怖いけど」


男「余計なお世話だ!」


委員長「ひっ! ごめんなさいぃ……。で、でも男君がほんとは優しいって、私知ってるから」


男「………」

男「別に優しかねぇよ。 ったく、どいつもこいつも俺をいい人扱いしやがって」


男「むず痒いったらねぇぜ……」


委員長「他の誰かにも言われたの?」


男「大袈裟なやつなんだよ。ちょーっと仕事手伝ったり、家まで送ってやったり、不良から庇ったり、危ないところ助けてやっただけなのによ……」


委員長「………やっぱり優しいんだ」



直後判定50以下で

ミム「男! 怪人!!」


男「!?」ガタッ


委員長「ひゃっ! ど、どうしたの急に?」


男「場所は!?」



↓2

ミム「えっと………、駅前の商業ビル! 最上階よ!」


男「くそっ……遠いな」


委員長「あの、男君? 誰と喋ってるの?」


男「あ、あー、いや………じゃ、じゃあな委員長! また明日!!」ダッ


委員長「ちょっ、男くーん!」



「変身!」カッ!!!!



直後被害判定


何の怪人?
↓2

ヒュゥゥゥゥゥゥ


ズダンッ!


男「っと……ここか」


男「! なんだこりゃ……蜘蛛の巣?」


ミム「男! あれ!!」


男「!?」



「う……ああ……」


「ぐっ……」



男「大丈夫か!? 今助ける!」


男「くっ、なんだこの糸……全然千切れねぇ……」


男「おぉ………っらぁ!!」


ブチブチッ


男「よし、もう一人」


「う……ぅ………」


男「喋らなくていい! 今助けるから……!」


「う……ぅし………ろ……」


「ギシッ」


男「!?」



ズガッ!!!!



男「がっ………!!」



ドザァァァァッ



男「ぐっ……くそっ!」


蜘蛛怪人「ギシュゥゥゥ!」

蜘蛛怪人「ギシュッ」ドシュシュッ


男「うおっ……と」


男(あの糸に捕まるとまずそうだ……)


男(回避優先で叩く!!)ダッ


蜘蛛怪人「ギシュゥゥゥッ」ドシュシュシュッ


男「おおぉぉぉぉぉ!!!!」



直後40以上で回避
↓2 50以上で回避
↓3 70以上で回避

ジャッ


男「くっ……」


ビュオッ


男「ぬあっ!」ビシャッ


男(くそっ……足が……)


蜘蛛怪人「ギシシシッ」ダッ


バキィッッ!!


男「がはっ………」


蜘蛛怪人「ギシッギシシッ」


ガッ


ゴッ


ドガッ


男(ぐっ……くそっ……!)



直後判定
70以上でカウンター

蜘蛛怪人「ギシュゥゥ!!」ブオッ



ガシィッ



蜘蛛怪人「ギシッ!?」


男「ボカスカボカスカ殴りやがって……」


男「お返しだ……!!」



ドゴォッッッ!!!!



蜘蛛怪人「ギッッッ!!」ッドシャァァ


男「ふんぬっ!!」


ミシッブチブチッ


男「くそっ、いってぇ……」


男(さっさと決めるか……」



1.ジャスティスキック
2.まだ早い

↓2

蜘蛛怪人「ギッ! ギシュゥゥゥ!!」


男(いや、まだ早ぇな)


蜘蛛怪人「ギシュッ!」ドシュシュシュッ


ジャッ


男「それはぁっ!」


ジャッ


男「もう! 」


ジャッ


男「見切ってんだよぉっ!!」



ドガァッ!!!!



蜘蛛怪人「ギジャッ……!」


男「もう一発ぁぁぁぁっつ!!」


ガゴッッッッッ!!!!


蜘蛛怪人「ギゲッ……」

蜘蛛怪人「ギ……ギ………」


男(弱ってる………止めだ!!)


ダンッ


蜘蛛怪人「ギッ!?」


男「ジャスティスッッッ……キィィィィィィック!!!!」



ズッッドォォォォォォンッッ!!



蜘蛛怪人「ギ、シュゥゥ、ゥゥゥゥ!!!!」


男「どぉぉぉぉおりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」



ギャリギャリギャリギャリギャリ



蜘蛛怪人「ギィィィッ!」



ズガンッ!!!!



男「………」ザッ


蜘蛛怪人「………………………ヨ」ピシッ


男「!?」


蜘蛛怪人「ホ、ロ…………ビヨ」


蜘蛛怪人「ニン……ゲ…………」パンッ


サラサラ


男(今………こいつ……!)

男「ぐっ………」パシュゥ


男(今までで一番ダメージもらっちまった……)


男(しかもあの怪人、喋って……)


男「おい、ミム……今のは」


ミム「ええ、聞き間違いじゃないわよ、私も聞こえた」


男「なんで………元はただの動物のはずじゃ……」


ミム「変異……或いは進化、その結果ということね」


ミム「これまでの怪人、ただ単に強くなってるだけじゃない。確実に知能が高くなってる」


ミム「………用心、するべきね」


男「………」



1.一度学校へ戻る
2.疲れたので帰って休む



↓2

男「ふぅ……とりあえず鞄をっと」


男(くっそ疲れた………怪人ってのはこんな毎日出るもんなのかよ)


男(あ、ダメだ……ちょっと休んでから行くか)



1.……また明日って言ったのに
2.ど、どこ行ってたの? 心配したよ
3.あら、大丈夫? フラフラじゃない



↓2

「……また明日って、言ったのに」


男「お? おお、図書委員か……」


図書委員「……疲れてる?」


男「ちょっと、な」


図書委員「また、あの化物と戦ってたの? 昨日の爆発騒ぎもそう?」


男「まあ、そんなとこだ」


図書委員「………」


図書委員「なんで、戦うの?」


男「は?」


図書委員「助けてもらっておいて、こんなこと言うのはおかしいと思うけど……」


図書委員「そんなに傷ついて、疲れ果てて、どうして赤の他人のために戦うの?」


男「………」



1.言ったろ、正義の味方になりたいって
2.俺にしかできないことなんだ
3.自由安価


↓2

男「お前は赤の他人じゃないと思ってるんだが」


図書委員「っ! そ、そーゆー問題じゃない」


図書委員「助けたのは、私だけじゃないんでしょ? それに、これからも……」


男「………」



1.言ったろ、正義の味方になりたいって
2.俺にしかできないことなんだ


↓2

男「言ったろ、正義の味方になりたいって」


図書委員「………子供」


男「そうだな」


図書委員「………馬鹿」


男「そうだな」


図書委員「………」


図書委員「お願いだから、死なないでね」


男「……任せとけ」



場面転換
ー自室ー
自由安価
↓2


今日はここまでー

自室


男「っだぁー! 疲れたぁー!」


男(あ、もうダメだ。明日のためにもさっさと寝ちまおう……)


場面転換
ー翌朝ー
1.学校へ
2.フける(場所指定)

↓2

ザワザワ


「おい、昨日も出たってよヒーロー」


「まだ言ってんのかよ」


「お前ほんと嵌ってんな」


「いやいや、今度は結構いろんなとこで噂になってるぜ」






男「ん、んんーー」コキコキ


男(早めに休んだおかげで、大分楽になったな)


男(にしても昨日のも見られてたのか、バレねぇようにしねぇとな)


委員長「ね、ねぇ男君」


男「あ? ああ、委員長……」


男(やべっ……そういや昨日、話の途中でぶっちぎったんだった)


委員長「ほんとに、悩みとか、ないんだよね……?」


男「お、おう」


委員長「ほんとに、ほんとだよね? 相談したいことあったら、私に言ってね」


委員長「その、あんまり……溜め込んで、その、架空の話し相手作ったり……とか、しちゃわないように……ね?」


男(あれ? 俺もしかして……)


担任「はーい、席着いてー」


委員長「あ、じゃ、じゃあ行くね」


男(頭おかしい奴だと思われてる!?)




場面転換
ー昼休みー
1.食堂
2.教室
3.屋上
4.自由安価

↓2


男「くぁ……ねむ……」


ミム「なによ、あなた授業中もずっと寝てたじゃない」


男「眠いもんは眠いんだから仕方ねぇだろ……」


男「………」



何か話す?
↓2

男「なぁ、一つ気になったんだけどよ」


ミム「なに?」


男「俺意外にもヒーローっているのか?」


ミム「ええ、いるわよ」


男「おまっ……! そんな重要なことをサラッと……」


男「なんで言わなかったんだよ?」


ミム「聞かれなかったもの」


男「なんだそりゃ……」


ミム「怪人が一つの地域だけに集中してる訳ないでしょ」


ミム「まあ、基本的に人口の多い場所にしか出ないからある程度は絞られるけど、それでも一人でカバーできる範囲じゃないわ」


ミム「担当地域の分担も結構大雑把だし、そのうちバッティングするかもよ?」


男(今度から気になることがあったら早目に聞いとくか……)




もう少し話せるな
↓2

男「で、その別のヒーローってのはどんな奴なんだ?」


ミム「それは知らないわ、担当者が違うもの」


男「担当者ぁ? じゃあなにか、世界の管理者ってのはいっぱいいるのか?」


ミム「いいえ、世界の管理者は確立した一つだけの存在よ」


ミム「そうね、最初の言い方が悪かったわ。正確に言えば、私は管理者が世界を観測するための端末の一つに過ぎないの」


男「つまり、その端末が複数いるってことか」


ミム「そういうこと。他の端末と連絡が取れないこともないけど、基本的に業務連絡くらいしかしないからねぇ……」


男「……突拍子もねぇ話だとは思ってたけど、いよいよ想像つかねぇな」



直後判定
30以下で……

場面転換
ー放課後ー

1.教室
2.図書室
3.帰宅
4.自由安価

↓2

男「うーっす」ガラガラッ


図書委員「あ……」


図書委員「何しに来たの……?」


男「なんだよ、用がなきゃ来ちゃだめかよ」


図書委員「だめじゃないけど、普通図書室って用があって来るもの」


男「いいじゃねぇか別に、強いて言うならお前に会いに来てんだよ」


図書委員「え………?」


男「俺友達少ねぇからよ、放課後暇なんだ」


図書委員「………そう」


男「ん? なんだよ?」


図書委員「んーん……、体調、大丈夫? すごく疲れてたみたいだけど」


男「あー、昨日は早目に休んだから、結構回復したよ」


図書委員「ならいいけど、無理はしないでね?」


男「なるべく気をつけるよ。にしても心配されてばっかだな、俺」


図書委員「……友達、いるんじゃん」


男「んー、友達? 友達……では、ないような?」


図書委員「心配してくれてるなら、それは友達」


男「そういうもんか……」


男「………」



何か話す?
↓3

男「あれからなんかあったか?」


図書委員「?」


男「いや、ほら、蟷螂の時の……」


図書委員「あー、ううん。特にないよ」


図書委員「壊されたのもドアだけだったし、もう直してもらったから」


男「そっか、ならいいんだけどよ」


図書委員「………心配?」


男「そりゃあ、な……」


図書委員「……いい人ポイント、アップ」


男「まだ言ってんのかそれ……」


直後判定
50以下で……




今日はこんなとこで

ミム「男、怪人!」


男「………」ガタッ


図書委員「あ……行くの……?」


男「おう」


図書委員「がんばって………怪我、しないでね」


男「任せとけ」ガラガラッ


男「ミム、場所は?」


↓2

ミム「廃墟のディスコルームよ」


男「……街中にそんなんあったか?」



直後被害判定


そして何の怪人?
↓2

ギィ


男「ここ……か」


男(町外れにこんな場所があったとは……)


男「!?」


「」


「」


鴉怪人「カァァァ……」


男「出やがったな……」


男「変身!」カッ!!!!

鴉怪人「カァァァァァァァッ!!」ダッ


男「!?」


ボッ


ヒュバッ


バシィッ


男(くっ……こいつ、速ぇ……)


男(しかも………)


鴉怪人「ガァッ!!」ギュルッ



ドシィッ!!



男「回し蹴り………っ」ギリッ


男(動きが……人間じみてる……!!)




1.反撃
2.距離をとる

↓2

男「らぁっ!!」バッ


鴉怪人「カァ!?」


男「ふっ……!」


ドゴッ!!


鴉怪人「ガ……!」


男「格闘家振りすんには……」


男「まだ早ぇぞ! 鳥野郎!!」グォッ


鴉怪人「………」


ガッ………!









男「かはっ………!」


鴉怪人「………カァ」


男(カウンター………まで……)


男「ぐっ……!」ザッ


ミム『変異……或いは進化、その結構ということね』


男(これも進化の一つだってのかよ……)


鴉怪人「カァァッ!」


男「っの野郎……!」

男(落ち着け……認識を変えろ)


男(今までの怪人は、どいつも獣みたいに単調な動きだった)


男(けどこいつは違う……俺が今相手してんのは獣じゃねぇ、こいつの動きは人間そのものだ)


男(イメージしろ、人間相手に喧嘩してるとこを、それなら……)


鴉怪人「ガァッ!!」



バキィッ!!!!









鴉怪人「ガッ………!」


男「何の問題もねぇ……!」


鴉怪人「……ガァァァァッ!!」ビュッ


男「よっ……」スッ


鴉怪人「カァッ!」ヒュオッ


男「ほっ」パンッ


鴉怪人「カァァッ!」ヒュンッ


男「はっ、いくら人間の真似事しようが」ガッ


鴉怪人「カッ……!?」


男「こちとらなぁ、空手家だろうがボクサーだろうが……」


男「負け無しなんだよぉっ!!」



ズドォッッッ!!!!



鴉怪人「ガバッ………!」


ドガァァァ…………ァン


男「鴉ごときがスデゴロで俺に勝とうなんざ、百年早ぇ」

鴉怪人「ガ、ァァァ……」


バサァッ


男(!? 飛ぶ気か……!?)


鴉怪人「カァァァァァッ!」ギュオッ


男「ぐっ……おらっ!」ガシッ


鴉怪人「カッ!?」



パリィンッ!



男「くっそ……離すかぁぁっ!」


鴉怪人「カァッ! カァァァァッ!」バサッバサッ



直後判定
60以下で振り落とされる

男「逃がさねぇぞぉ……!」


鴉怪人「カァッ! カァッ!」ガッガッ


男「ぐっ……痛っ……!」


男「暴……れんなぁ!!」



ゴガッ!!!!



鴉怪人「ガッ………」



直後判定
51以上で叩き落す
50以下で叩き落される

鴉怪人「ガァッ!!」


ズガッ……!!


男「ぐぅ………」



ドズンッ



男「くそっ……」


鴉怪人「カァァァ……」バサァ


男(何かくる……!)


ドヒュヒュヒュヒュッ


男(!? 羽根か!!)バッ


ズカカカカッ


男「ちぃっ、飛び道具もあんのかよ……」


鴉怪人「カァ」


男(くそっ、どうやって倒す……)



1.対空ジャスティスキック
2.瓦礫を投擲
3.自由安価

↓2

ズカカカカッ


男「っとぉ」ズザザッ


男(一先ず隠れたはいいが、このままじゃジリ貧だ……)



1.対空ジャスティスキック
2.瓦礫を投擲

↓2

男(……これを使うか)ガラッ


バッ


鴉怪人「カっ!? カァァァァァッ!!」ドヒュヒュヒュッ


男「ぐっ……」ビシッザシュッ


男「………どぉぉぉおぉりゃぁぁぁぁぁ!!!!」ブンッ!!


鴉怪人「ガッ!」




スカッ




鴉怪人「カカァ……」


男「………」


鴉怪人「カァッカッカッカッ!!」


鴉怪人「カッカッカッ…………ガブァッッッ!!」メキャッ!


男「………ストラァーイク」



ヒュゥゥゥゥゥゥッ



男「秘技、増える魔球……なんてな……」


鴉怪人「ガ……カァ………」

男(終わらせるっ!)ダンッ


鴉怪人「ガ!? カァッ!!」バサァッ


男「飛ばさねぇよっ!」


男「ジャスティスッ……キィィィィィック!!!!」



ズドォォォォォォォン!!!!



鴉怪人「ガァァァァァァァァァァ!!!!」


ギャリギャリギャリギャリギャリギャリッ


鴉怪人「………」ピシッ


男「………」スタッ


パンッ


サラサラ……




男「………だぁーっ、強くなりすぎだろ怪人ー!!」バタッ


ミム「はいおつかれー」


男「いや、もう、マジで疲れた……。帰れっかな、これ」








???「………」



直後90以上で……

ッゥゥゥゥゥゥゥゥゥ


ズンッ!


男「!? なんだ……!?」


パラッ


???「………」


男「おいミム、あれも怪人なのか……?」


ミム「怪人……だけど、どうして……? 観測情報は何も……」


男(何にしても、今はまずい……!)


???「ニン……ゲン………」


???「ニンゲン……テキ………キケン……ハイジョ……」


???「テキ………トクシュコタイ……ハイジョ……ニンゲン……キケン」


???「ハイジョ……ニンゲン……テキ………キケン……ハイジョ……トクシュコタイ……ハイジョ」


???「ハイジョ……ニンゲン……ハイジョ………ハイジョ……ハイジョ……ハイジョ……」


???「ハイジョ!!!!」ドウッ!


男「!?」



ドッッッゴォ!!!!



男「ぐ……う…」ミシッ


ドガァァァ…………ァン

男「………くそっ」


???「…………」ザリッ


ゴォォォォォォォ


男(連戦じゃなけりゃあ……)


ォォォォォォ


???「ハイジョ……」


男(……やべぇ………)


ォォォォォォ


???「………」グォッ


男(やられる……っ!)


ォォオオッ


???「………!?」




ドガァッ!!!!




???「………ッ」メキッ


ドシャァァァァッ!!


「………」ザッ


男(こいつ……)


???「ハイ、ジョ……」


男「お前………何者だ?」






「…………ヒーローだ」




その声は……
1.正義感の強そうな声だった
2.色々諦めてそうな声だった

↓2


今日はこんなとこで

男「ヒーロー………、いや、でも担当地域がどうのって……」


正義「たまたま遠出をして近くを通りかかったら、怪人の反応があったらしい」


正義「手を出すのは無粋かとも思ったが劣勢だったんでな、お節介は承知の上で加勢させてもらう!」


男「………そりゃ助かる」


???「……ハイジョ」ガラッ


男「気ぃつけろ、相当強ぇぞ……」


正義「ああ、手応えで分かったよ。今のも見た目ほど効いてなさそうだ」


???「………」


???「………トクシュコタイ………ゾウエン……タゼイ……」


???「……ハイジョ……ニンゲン……ハイジョ……コンナン……」ヂヂッバチッ


男、正義「!?」


???「テッタイ………」スゥ


男(消えた……?)

正義「ふぅ……戦わずして済むなら、それにこしたことはないか……」


正義「君、大丈夫か?」


男「あ、ああ……」ググッ


正義「ボロボロだな、そんなに手酷くやられたのか?」


男「あ? いや、さっきの奴には一発貰っただけだ。その前に別の奴とやり合ってたんだよ」


正義「ふぅん……」ジロジロ


男「…………なんだよ」


正義「いや、どうにも頼りない」


正義「今の相手ならまだ分かるが、ただの怪人にそこまでやられるとは」


正義「この地域は少し不安だな」


男「………」ピキッ



1.上っ等だこの野郎!
2.いや落ち着け、冷静になるんだ俺
3.自由安価

↓2

男(いや……)


男「そうだな……不甲斐ない限りだ…… 俺なんて誰も救えない……」


正義「………ふん、そう思うのならもっと精進するんだな」


男「………」


正義「これは貸しだ。いずれ返してもらうぞ」


正義「じゃあな」


ダンッ


男「くそっ………」




場面転換
ー自室ー
何をする?
↓3


すいませんが今日はここまで
次回更新は来週になります

お待たせしました
本日より再開します

男「…………」


男(あの男の言うとおりだ……)


男(最近苦戦することが多くなってる。さっきも、あいつが割ってこなきゃ多分やられてた……)


男(これからも怪人は強くなってくる……俺は……)


男「なぁ、ミム」


ミム「なによ?」


男「どうすれば、強くなれる………」

ミム「……さっきのこと、気にしてるの?」


男「だってこのままじゃ……いつか……」


ミム「……」


ミム「私たちが人類に与えた力にはね、本来大きな差はないの」


男「俺自身の力が足りないのか?」


ミム「人間の個体差、これも影響ないわ」


ミム「ヒーローの力は、適性のある人間をすべて等しく怪人と戦える強さにする」


ミム「それは人間が身体を鍛えた程度で変わる程のものではないのよ」

男「じゃあ、なんで俺はあいつより……」


ミム「ヒーローの強さを決める要因があるとするならば……」


ミム「それは、どれくらい人間の認識を超えられるか、ね」


男「人間の、認識を……」


ミム「人間はね、与えられた力に理性で歯止めをかけてしまってるの」


ミム「ずっと昔からそう。あなたたちに力を託しても、いつもその力を100%引き出せてはいない」


ミム「あなたは強い。でもその強さは人間的」


ミム「次の戦いの時、思い出しなさい。『そこ』は、あなたの限界ではないわ」



場面転換
ー翌朝ー

直後判定
90以上で………

ザワザワガヤガヤ


男「………」


男(俺の限界は『そこ』じゃない、か……)


男(これでも、まだ全然だったって訳か……くそっ………)


ピリピリ


「なんか、今日いつもより空気が鋭い気が……」


「発生源はやっぱり、あれ……」


「馬鹿っ! 指指すな!!」


ザワザワガヤガヤ


委員長(男くん……)




場面転換
ー昼休みー
1.教室
2.食堂
3.屋上

↓2

ミム「ほんと好きよね、ここ」


男「静かでいいんだよ」


ミム「静かな原因は誰なんだか」


男「ほっとけよ……」



何か話す?
↓2

男「なぁ、自分の力を最大限に引き出すにはどうしたらいいんだ?」


ミム「知らないわよそんなの、自分で考えなさいな」


男「こんの野郎……」イラッ


ミム「どうやったら全力を出せるかなんて、他人から教わることでもないでしょうに」


ミム「私に言えることは、昨日すべて言ったわ」


ミム「後は、あなたの意識次第よ」


男「………」




まだ時間があるな
↓2

男「はぁ……もう考えても仕方ねぇな。飯食って寝る」


ミム「それがいいわ。あなた、考え過ぎで休養が足りてないもの」


男(こいつは意味わかんねぇし、無ぇ頭絞っても答えなんか出ねぇ……)


男(闘いながら、自力で感覚を掴むんだ……!)



直後判定
20以下で……

ミム「と、思ったけど」


ミム「怪人が出たわ」


男「ぐっ……!むぐっ!?」モグモグ


ミム「場所は……」



↓2


ピチョン……ピチョン……


男「くそっ……毎度毎度変なとこに出やがって」


男(………この力の本当の強さ)


男(この闘いで掴んでやる……!)


バシャッ!


男「!?」



何の怪人?
↓2

鼠怪人「ヂュウ」


男「やっぱ下水道といやぁお前だよな」


男(……Gじゃなくてよかった………)


鼠怪人「ヂュウッ!!」ダッ


男「!?」


ヒュバッ!


バシィッ!


ガッ!


男「おぉっ………!」


鼠怪人「ヂッ!」


男「らぁっ!!」


パァンッ!


鼠怪人「ヂュウゥゥ……」バシャッ


男「ちっ……」バシャシャッ

男(こうも暗ぇと、攻撃が見ずらくて上手くタイミングを合わせられねぇ……)


鼠怪人「ヂュゥゥゥゥ……」


鼠怪人「ヂュッ」シャッ


男「!?」


シャシャシャシャシャシャッ!!


男(早っ……!?)


鼠怪人「ヂッ!!」


バシィッ!


男「がっ……!」


鼠怪人「ヂュウ!」


ガッ!


男「ぐあっ!」


男「くっ、こんのぉっ!!」ブンッ


鼠怪人「ヂュッ」シャッ



バガァッ!!



男(ちっ……暗ぇし早ぇし、このままじゃ埒が明かねぇ……)



1.手当たり次第にブン殴る
2.頑張って見切る


↓2指定プラス判定

男「ぬぅぅ……」ギンッ


鼠怪人「ヂュウ!」バッ


男「りゃあっ!!」


ドガッ!!


鼠怪人「ヂッッ……!」バシャッ


男(お、おお! 出来た!)


男(………この感じ、何か……何か掴めそうだ……)


鼠怪人「ヂュウゥゥゥ……」ムクッ


男「さあ、来やがれ! ネズ公!!」

鼠怪人「ヂィッ!!」バッ


ガッ


ガガッガッ


ガガガガガガッ


男(さっきまでギリギリ反応できる程度だったのに……)


男(余裕で捌ける……、それに周りも昼間みたいに明るく見えてきた……)


男(これは、俺が『見よう』としたから……?)


鼠怪人「ヂュッ」ヒュッ



バシィッ!



鼠怪人「ヂッ………ヂギャッ!? 」ゴッ!!


バシャンッ


男「そういう、ことか……」

男(今まではただ当たり前のように、殴って、蹴って、せいぜい高く跳んだり速く走ったり、あくまで人間的な動作でしかなかった)


男(人間の認識を超えるってのはつまり、『人間の基準を無視すること』)


男(見えねぇ攻撃は見えるし、聞こえねぇ音は聞こえる)


男(出来ないはずのことを出来るようにしちまう、それがこのヒーローの力……)


男(出来ないと思ったことをそのままやらずにいたら、気付くことはねぇ。理性で歯止めを、ってのはそういうことか)


鼠怪人「ヂ……ヂ………」


男「よお、手前ぇのおかげで気付けたぜ」


鼠怪人「ヂュウッ!」クルッ


ダッ!


男「ジャスティス………!」

鼠怪人「ヂッ……ヂッ……!」バシャバシャ



ゴオオオオオオオッ!!!



鼠怪人「ヂッ!? ヂィィィィィィィッ!!!!」


男「キィィィィィィィィィィック!!!!」



ズドォォォォォォォン!!!!





男(この力が、一体どこまで可能にするのかは分からない)


男(でも確かなのは、強い意志を……相手を打ち倒そうとする意志を持つことが肝心だということ……)


男(正義の心で、ってか)





1.学校へ戻る
2.帰宅

↓1

少し早いですが今日はこんなところで

場面転換
ー放課後ー

1.教室へ
2.図書室へ
3.屋上へ

↓2

ガラガラッ


男「よっ」


図書委員「あ、いらっしゃい」


図書委員「また用もないのに来たの?」


男「いいだろ、誰もいねぇんだし」


図書委員「まあ、いいけど……」



何か話す?
↓2

男「実はよ、俺以外にもヒーローがいたんだ」


図書委員「へぇ……そうなんだ」


図書委員「じゃあ、あなたばっかり戦わなくてもよくなったの?」


男「担当してる地域ってのがあるらしくてな、そういうわけでもないんだ」


男「しかも、そいつがかなりいけすかねぇ奴でよ……」


男「人のことを頼りないだとか不安だとか、好き勝手言いやがって」


男「次会った時は絶っ対ぇ白黒つけてやる!」


図書委員「………楽しそう」


図書委員「よかったね、仲間が出来て」


男「はぁぁぁぁぁぁ!?」


男「仲間なんかじゃねぇよ! あんな偉っそうな奴!! だいたいなぁ、あいつは……むごっ!」


図書委員「……図書室ではお静かに」


男「……すまん」



まだ時間があるな
↓1

男「なぁ、何かやってほしいこととかあるか?」


図書委員「………何、急に」


男「いや、その………なんつーか……」


男「お前いっつも委員の仕事任されたりしててよ、何かと大変そうだから」


男「なにか俺に出来ることでもあればな、って思ってよ」


図書委員「……私なんて大したことない、あなたの方が大変」


男「俺は強ぇからいいんだよ。ほら、なんでも言え」


図書委員「………じゃあ」



図書委員の要求
↓2

図書委員「………明日、お昼に屋上に来て」


男「は……? そんなんでいいのか?」


男「もっとなんかこう……手伝ったり……」


図書委員「いいの、ちゃんと来て」


図書委員「……待ってるから」


男「……わかったよ」



まだ話せるな
↓1

図書委員「……好きな食べ物って、なに?」


男「ん? 俺のか?」


図書委員「他に誰がいるの」


男「あー、特に好き嫌いとかないんだが……」



男の好きな食べ物
↓2

男「…………ン」ボソッ


図書委員「え……?」


男「マ……………」






男「マカロン………」


図書委員「…………」


男「…………」


図書委員「そ、そう、なんだ……」フルフルフル……


男「おい、こっちを向け」


図書委員「マ、マカロン………ぷふっ……! 美味しいよね、私も、好き………」フルフル……


男「い、いいだろ! 甘いもん好きでも!!」


図書委員「それにしても……くふっ……、マカロン、は……反則……」


図書委員「その見た目で、それは………ふふ、ふ……狙って、るの?」


男「何をだよ!?」

図書委員「意外、過ぎる……」


男「ふんっ……」


図書委員「ふふっ、ごめんごめん。そろそろ、帰ろう?」


男「あいよ……」


図書委員「もう、機嫌直して……?」


男「知ーらねぇ」


図書委員「子供なんだから」


男「うっせ」


男「そういうお前は何が好きなんだよ?」



↓2

図書委員「わ、私? 私、は………」







図書委員「しば漬け……」


男「………」


図書委員「………」


男「渋すぎんだろ!! お前ほんとに女子高生か!?」


図書委員「ち、違うの! お婆ちゃんの漬けたしば漬けだけなの!!」


男「意味わかんねぇ言い訳すんな!」


図書委員「だ、だから………あ」


男「ん?」



廊下で出会ったのは?
1.委員長
2.担任
3.生徒会長
↓2

男「げっ……!」


担任「あら? あらあらあらあらぁ!?」


担任「なーによぉ! 意外とやるじゃない! こんな可愛い娘連れてぇ!」


男(やばい……うぜぇ)


担任「いやー、あなたにもちゃんと春が来たのね! 先生安心したわ!」バシバシ


男「だぁーっ! 鬱陶しい! あんたはオカンか!! つーかなんか誤解してねぇか!?」


担任「んんー? ていうか、4組の図書委員さんじゃない? 」


男「聞けよ!!」

図書委員「あ……どうも」



ポンッ



担任「こんなナリしてるけど、本当は優しい子なの。これからもよくしてあげてね?」


図書委員「は……ぃ……いえ、私達まだ、そんな関係……じゃ……」


男「やっぱり勘違いしてやがる。ただの友達だよ」


担任「へ? そうなの?」


図書委員「………」


担任「なんだ、それならそうと早く言いなさいよ」


男「あんたが聞いてなかったんだよ!」


担任「ま、なんにしてもちゃんと家まで送ってあげなさいよ。もう外は暗いし、最近何かと物騒だから」


担任「じゃあね」


男「言われなくてもわかってるよ……」


男「悪ぃな、面倒くせぇのに捕まっちまって」


図書委員「ううん……いい先生、だよね」


男「本気で言ってんのかそれ?」

場面転換
ー自室ー

自由安価
↓2

男(ヒーローの本来の力、出来ないことを出来るように……)


男(どこまでやれるんだろうな)


男(やっぱヒーローっつったら…………飛べる、よな?)



直後イメージ判定

男(うーん、イマイチイメージ出来ない……)


男(自分が飛んでるところをってのは意外と難しいな)



自由安価
↓2

男(無理に飛ぼうとするからダメなのか)


男(ゆっくり、一歩ずつ歩くイメージで……)



直後イメージ判定

男「っだぁーーっ! 全っ然出来ねぇーー!!」


男(くそぅ、なんでだ? なんでうまくいかねぇ……)


ミム「ま、人には向き不向きがあるからね」


ミム「イメージの段階でうまくいかないことは、実戦ではやらない方がいいわよ」


男「ぬぅ……」

ミム「それと一つ、悪い報せがあるわ」


男「なんだよ……?」


ミム「別地域のヒーロー達が、連続で死亡してる」


男「っ!?」


ミム「他の端末からの連絡によると、その相手はすべて同じ」


ミム「一昨日、あなたの前に現れた怪人よ」


男「あいつか……!」


ミム「この辺りだけでも3人やられてる。これからはカバーしなきゃいけない範囲が広がるわ」


男「………」




1.上等だぜ!
2.あの時倒せていたら……
3.俺が……倒す!
↓2

男「俺が……倒す!」


男(あの時の俺が弱かったから……)


男(なら、俺がケジメつけるしかねぇだろ……!)ギリッ




場面転換
ー翌朝ー

直後判定
90以上で……

キーンコーンカーンコーン



始業まで時間があるな
自由安価(校内限定)
↓2

ー屋上ー


男「こんな時間に屋上に来たのは初めてだ」


男「登校風景を上から眺めるってのは貴重な体験だよな」


ミム「私知ってるわよ、こういう時『人がゴミのようだ!」って言うのよね?」


男「………お前はどこから知識を得てるんだ」



↓何か話す?
2


男「おい、お前ハクの本当の名前言えるか?」


ミム「ニギハヤミ……」


ミム「ニギハヤミ コハクヌシ……」キリッ


男(こいつ、本物だな……)


男「管理者の端末ってのも、結構俗っぽいんだな」


男「もっとこう……全然違う価値観なのかと思ってた」


ミム「あら、フィギュア収集が趣味の端末もいるわよ?」


男(……大丈夫かこの世界)

ー教室ー


担任「えーっと、みんなも知ってると思うけど、最近この辺りで事故や事件が多発しています」


担任「あなたたちと同年代の子が死亡したという連絡もあるわ。みんな、登下校の時は十分に注意して、なるべく一人で帰らないようにね」


「こえー……」


「やっぱ例の怪人騒ぎだよな?」


「ね、ねぇ、今日一緒に帰らない?」


男(世間でも相当な騒ぎになってんな)


男(俺がしっかりやらねぇと……!)

場面転換
ー昼休みー


1.教室
2.屋上
3.食堂
↓1

ー教室ー

男(さて、飯飯っと…………ん?)


委員長「…………」ジーッ


男(なんだ……?)



委員長が何か言いたそうにこちらを見ている。
自由安価
↓2

男「………」ジーッ


委員長「………?」


男「………」ジーッ


委員長「………っ」フイッ


男「………」ジーッ


委員長「………」チラッ


男「………」ジーッ


委員長「っ!」バッ


男「………」ジーッ


委員長「………」カァーッ……



男(来ねぇ………)

男「………何か用か? 委員長」


委員長「………はっ! あ、いや、えと……その……」


男「………」



1.「悪い、人を待たせてるんだ」
2.「何か言い辛いことか?」
↓2

男「悪い、人を待たせてるんだ」


男「長くなるようなら、また今度でいいか?」


委員長「あ………う、うん。ごめんね引き留めちゃって……」


男「いや、ほんと悪い。この用が済んだら絶対聞くから」タタッ

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