P「シンデレラバスト?」 (33)

書き溜めです。
短い方だと思います。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408199203

P「うーん。物語に関係するのか…?」

春香「プロデューサーさん。何を見てるんですか?」

P「おう、春香。なんか最近シンデレラバストってのが流行ってるらしくて調べてるんだ。何か知ってる?」

春香「いえ…。というかシンデレラバストなんて初めて聞きましたけど…」

P「やっぱそうか。本当に流行ってるのかな…?謎は深まるばかりだ」

春香「私もちょっと気になります」

P「もう少し検索してみるか」カチカチ

P「再三ググってようやく見つけたぞ!ふむ、これがシンデレラバストに関係したサイトか…。下着通販サイト?」

春香「あ、これ紹介文ですね。……『「feast」は胸が小さいという私自身のコンプレックスから生まれました』…」

春香「『下着を選ぶときは自分自身の身体のコンプレックスと正面から向き合わなければならず苦痛でした』」

春香「『そのコンプレックスや価値観を「feast」のランジェリーを通し、再デザインするつもりです』」

P「へー」

春香「結構可愛いデザインじゃないですか」

P「そうなの?」

春香「私は好きですよ。えっと、つまりこの下着は…もとい、シンデレラバストっていうのは…えっと、その…」

P「貧乳向け。シンデレラバストってのは、ぺったん娘のことだな。つまりシンデレラみたいに慎ましい胸ってことか。納得(笑)」

春香「少しは躊躇ってくださいよ。あと煽らないで下さい」

P「俺、男だしな。ってかウチのアイドルは比較的発育良い方だと思うけど。春香も含めて」

春香「ちょっと!プロデューサーさんが思ってる以上に、胸の話は女の子にとってデリケートな問題なんですよ!プロデューサーさんは触れちゃダメなんです!」プンプン

P「す、すまん。気をつけるよ」

P「でもなぁ。貴音とかあずささんとか、上が上だぞ?世間じゃ巨乳艦隊と呼ばれるくらいに」

春香「まぁ、一理ありますけど…」

P「仮に小さい、ってもどうせ中学生組だろ?…美希は別だが」

春香「何を食べればあそこまで大きくなるんですかね」

P「おにぎりだろ」

春香「炭水化物が胸に蓄積したんでしょうね。羨ましい」

P「大丈夫。胸が全てじゃないから」

春香「5割くらいですか?」

P「9割1分くらいかな」

春香「ほとんど胸が全てじゃないですか!」

P「へぇ、発売数時間で注文殺到。今は在庫切れなんだって。すごいなシンデレラバスト」

春香「シンデレラバストは商品名じゃないですから。あと、当たり前のように連呼しないで下さい」

P「なんか響きが良くないか?シンデレラバストシンデレラバスト」

春香「もう」


ガチャ


千早「ただいま戻りました」

P「おう、お帰りシンデレラバス」

春香「」ドスッ

P「とっ」

春香「おかえり!千早ちゃん」ニコ

P「ぐっ…おぉぉ…!おかえり……千早…」フラフラ

千早「?」

P(危ねえ…!口が滑るところだった。サンキュー春香)ドキドキ

春香(何考えてるんですか!事務所が血の海になるところですよ!!)

春香「ち、千早ちゃんはボイトレ?」

千早「えぇ。ジムで運動もしてきたわ」

P「感心感心。少し事務所で休んでから帰ったらどうだ?」

千早「そうですね。じゃあ、お言葉に甘えて」

千早「あの、少し汗をかいたので着替えてもいいですか?」

P「あぁ。今は誰もいないから、社長室を使えばいい」

千早「そうですか。では」

千早「えいっ」ヌギ

春香「千早ちゃん!?」

P「うおっ!?ここで脱ぐな!!向こうで……」

P(って、あれは…!!)

春香(ま、まさか……!?)

千早「…」ドヤァ

P・春香(例の『feast』──────!?!?)

千早「あら、私ったらうっかりしてたわ//」

P(なんだ!?今のドヤ顔は…)

春香(まさかとは思ってたけど、本当に買うとは…)

千早「…」チラッチラッ

P(おい、春香。あれは何か感想を求めてる目だぞ)ヒソヒソ

春香(ちょっと!私に全部振る気ですか!)ヒソヒソ

P(俺が触れちゃいけないデリケートな問題なんだろ)ヒソヒソ

春香(ぐっ。確かにそう言いましたが……)ヒソヒソ

P(よっしゃ、決まりな)ヒソヒソ

P「千早。春香が話したいことあるってさ」

春香「え、ちょ」

千早「あら、どうしたの春香?」ニコニコ

春香「あ、えっと…その…」

春香「か、かわいい下着だね。どうしたのコレ?」

千早「あら、気付いちゃった?見せるつもりはなかったんだけれど…」テヘッ

P(うそつけ)

千早「突然だけど、春香はシンデレラバストって知ってる?」

春香「え!?いや…し、知らないなぁ」

千早「教えてあげるわ。シンデレラバストっていうのはね?『シンデレラのように困難や不条理が待ち受けていようとも最後まで諦めないでいれば、やがては大きく成長するであろう輝かしい未来のある胸』のことを指すのよ」フンス

春香「えぇぇぇぇ!?……な、なるほど…」

P(うそつけぇぇぇぇぇ!!どんだけ期待に満ち溢れる解釈だよ!!)

千早「最近、そんなシンデレラバストを応援してくれる下着が誕生したの」

春香「……へぇー。それが、これ?」

千早「えぇ、『feast』って言うの。フリフリで可愛いでしょ?」

春香「そ、そうだね…」

千早「一目で気に入っちゃって。社長にお願いして、先方と話をさせてもらって買い占めしちゃったの。うふふ」

P(お前か────!!)

千早「もしかして、春香も欲しいの?」

春香「えぇ!?私!?私は…」

千早「いいのよ。私偶然にもカバンの中に沢山持ってきてたから」ドッサリ

P(布教用か!!)

千早「でも、親友にこういうのも何だけど……春香はシンデレラバストじゃないものね」

春香「えっ」

千早「春香のバストはもう成長を止めたわ…。83cm。これが春香の限界なのよ」フッ

春香「えっ、えっ」

P(72言ってるんだこの子は)

千早「ごめんね春香。『feast』は将来有望なシンデレラバストの持ち主にしか扱えない下着なの」

春香「あ…。そ、そうなんだ」

千早「というわけでやっぱり譲れないわ。でも、春香も頑張って83cmで努力を続けて頂戴。もしかしたら83.1cmくらいにはなるかもしれないから」

春香「わ、分かった。ありがとう千早ちゃん…」

千早「いえいえ」

ガチャ


あずさ「ただいま帰りました~」

P「あ、お疲れ様ですあずささん」

春香「お帰りなさい!」

あずさ「もう。いきなり雨が降ってきてビショビショですよ~」

P「災難でしたね。社長室で着替えてきては?誰もいませんし」

あずさ「そうですね~…あら?」

千早「…」セクシーポーズ

あずさ「千早ちゃんもいたのね。お疲れさま~」

千早「お疲れさまです。ポーズを取るのに夢中で気が付きませんでした」

P(鏡の前でセクシーポーズする千早…)プルプル

春香(笑わないで下さい…!千早ちゃんも必死なんです…)プルプル

あずさ「あら、その下着………もしかして、『feast』?」

千早「…」ドヤァ

春香(ドヤ顔止めようよ、千早ちゃん…)

千早「流石あずささんですね。下着に詳しい下着専門の下着アイドルとでも呼びましょうか」

P「こら」

あずさ「私も欲しかったのよ~!フリフリで可愛くて。でも売り切れちゃったの」ショボン

あずさ「あら、カバンの中にこんなにいっぱい」

あずさ「千早ちゃん、もしよかったら私に1つ譲ってもらえないかしら…?」

千早「それは構いませんが、これはシンデレラバスト専用で…」

あずさ「ありがとう千早ちゃん!さっそく着替えて…」ヌギ

P「えっ」


バユン


春香「あ、あずささん!」

あずさ「えっ」

P「…」ジー

─────

ガチャ


春香「…いいですよ。プロデューサーさん」

P「おう。いてて…」ヒリヒリ

春香「普通なら逮捕ですよ、逮捕」

P「素晴らしい…!素晴らしいちちゆれだった…!シャツがちちに引っかかって、ばゆん!って…」ジーン

P「やっぱり、こういうラッキースケベはあずささんじゃないとなぁ。ビンタされても釣りがくるよ」ホクホク

春香「もう」

P「んじゃ入りますよー、っと」

P「!!」ドキッ

あずさ「ど、どうですか…?プロデューサーさん…//」ムチムチ

P「……」フラッ

春香「気絶しないで下さい」

P「お…おう//」

P(それはそうと、あずささん…よく俺に見られることOKしたな。下着姿だぞ)ヒソヒソ

春香(千早ちゃんも下着姿だから……って言ってましたよ)ヒソヒソ

P(千早はシンデレラバストだもん)ヒソヒソ

春香(分かりますけど…)ヒソヒソ

あずさ「あ、あの~」

P「あ!はい!なんでしょうか、あずささん」

あずさ「プロデューサーさんはその…。私のプロデューサーであって、男性でもあるわけですけど…」

あずさ「どう…ですか?似合いますか、この下着…?//」バユン

P「そ……」

P「そりゃあもちろん!豊満なボディに食い込む下着…。まるで横向きのスリングショットに圧迫されたおっぱ……いや、胸!!男ならイチコロですよ!!イチコロ!!」

あずさ「そ、そうですか…。嬉しい半面、すごく…恥ずかしいです……//」ポッ

P「…」ドキドキドキドキ

春香「駄目ですよ?プロデューサーさん。あずささんはアイドルなんですから」

P「でも…俺のpは辛抱たまらんのだ…」

p「…」ムクムク

春香「じゃああれを見てください」

P「どれどれ」チラ

千早「……………」ブツブツブツブツ

春香「シンデレラバストじゃない女性が『feast』を装着しても魅力的であることに気が付いてしまった、ショック状態の千早ちゃんです」

千早「食い込み食い込み食い込み食い込み食い込み食い込み食い込み……」ブツブツ

p「…」シュン

あずさ「ん…」

春香「大丈夫ですか?あずささん」

あずさ「少し苦しくなってきたわね…。やっぱり私にはこの下着、合わないのかも」

あずさ「すみません、プロデューサーさん。着替えるのでもう1度出てもらっていいですか?」

P「わ、わかりました」スッ

あずさ「……ん。はぁ…はぁ……」

あずさ「む、胸が締め付けられて……!もう………」

春香「あ、あずささん!?」

あずさ「きゃあっ!!」バチィン!!

P「!!!!」




───これは夢か幻か……あずささんの悲鳴と同時に振り向いた俺が見たものは一瞬の出来事だった

───「feast」があずささんの弾力に負け、弾け飛ぶ光景…

───弾ける下着……反動で揺れるちち……羞恥に塗れながらもどこか妖艶なあずささんの表情………

───俺は後世に伝えるべく、一部始終を瞬きすることなく全てを見届けた

───静かに……ただ静かに……




───その後、この出来事は無かったものにされた。俺とあずささんと春香の判断で永久に封印したのだ

───千早は一連の事件を何も覚えていなかった。当時、ショック状態で周りを全く見ていなかったのだと言う

───シンデレラバストの名を用いた所で貧乳は貧乳。+19はどうしたって埋められない。その事実に気づいた千早は「feast」を事務所のみんなに無償で配ったのだった………が、アイドルの大半が胸の苦しみを訴え、殆どが処分された




───数週間後、ネットでは「feastをあえて巨乳が着ける」という行為が流行し、765プロで封印したはずの過去が各地で次々と起こることとなる。その結果、シンデレラバストという名は次第に淘汰されていったのだった

───だが、俺はこの名が完全に失われたとは思わない。彼女たちのバストアップはこれからも幾度となく繰り返し、試行錯誤していくのだろう

───かけがえのない日々の中で、努力を惜しまない姿は宝石のように美しく、そして輝いていることを俺は知っている

───遙か遠い未来か、それとも明日か。その成果が実った時、再びシンデレラバストの名が世間に知れ渡ることになるだろう!

───俺はお前たちを応援する。負けるな貧乳!負けるなシンデレラバスト!そして、千早!いつの日か栄光(Fcup)を掴むその日まで!!!























かくして俺は裸を見てしまった責任を取り、あずささんと結婚した。



思いつきなので反省も後悔もありません。ごめんなさい。

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