東方機兵譚 -最後の渡り鳥-(3)

紫「く……こんな……!」ボロ…

紫「…機械人形ごときに…このわたくしが……!」ギリッ!

…ウィ…ガシャコン!…

神奈子「言いたいことはそれだけか?」

諏訪子「神奈子!さっさとやっちゃいなよ」ガシャン!

音声『東の方角に新たな熱源を確認…』

早苗「新手?」クルリ…

霊夢「…」キィーン…

神奈子「…遅かったじゃないか」

紫「…!…霊夢!来ては駄目!こいつらは…!」

神奈子「…勝負だ霊夢。我々と貴女…どちらが正しいか……」ガカッ!

神奈子「…戦いで決めよう」キュイィーン!…バシュウゥー!…

幻想郷…大結界により外界から隔絶された理想郷

そこでは妖怪や八百万の神、そして人間が平穏に暮らしていた。

…だが

その平穏は脆くも打ち砕かれることとなった。

?AC(アーマードコア)?

妖怪の山の第二次産業革命の際に守矢の二柱の神秘の力(ヤタガラス)とエンジニア集団である河童の技術がにより秘密裏に製造された最強の人型汎用兵器である

…守矢神社はACの完成に合わせて侵攻を開始。

…各勢力とも必死に抵抗するもACの圧倒的な力の前に為す術なく敗走…

…もはや幻想郷が守矢の手中に堕ちるの時間の問題化だった…

博麗神社…

霊夢「う……うぅ……」パチ…

紫「霊夢!良かった…気が付いたのね」

霊夢「紫…?なんでアンタが…!…それよりアイツらは…!」ガバッ!

霊夢「……つっ!…いたた…」ズキズキ…

紫「落ち着きなさい霊夢。体に障りますわよ」

霊夢「お、落ち着けったって…アイツらを放っておくわけには…」サスサス…

紫「気持ちは分かるけれど、そのボロボロの体で何ができるというの?」

霊夢「…でも!」グッ!

???「取り込み中悪いけどお邪魔するよ」

紫「…!…貴女は…」

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