冬馬「事務所が猫だらけになった」山村賢「はあ…」 (28)

冬馬「どうして事務所が猫でいっぱいになっているんだ?」

猫たち「ニャーニャー」

エムP(以下P)「山村さん、一体何が…」

賢「………」ゴゴゴゴゴゴ

冬馬「こ、こんなに怒っている事務員さん初めてみたぜ」

P「状況を説明して欲しいのですが」

賢「実は…」

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http://i.imgur.com/daV8g19.jpg

数時間前

賢「おや? タケルさん、その猫は?」

タケル「ダンボールの中に入ってあったから拾ったんだ」

タケル「かなり痩せてたからから連れてきたが…、持ってきちゃダメか?」

賢「いえ、ペット禁止という規則はないのでどうぞ」

タケル「サンキュ」

猫「ニャー」

タケル「ちょっと待ってくれよ、今乾かしてやるからな」

タケル「その後たらふく飯食わしてやるからな」

猫「ニャー♪」

http://i.imgur.com/yX0FWhM.jpg

龍「山村さん、ちょっとお願いが…」

賢「木村さん、どうかしましたか?」

龍「帰りに黒猫を怪我をしているのを見てな」

龍「一応自分は命を救う職業だから治すためにつれてきたんだが…」

黒猫「ニャー…」

賢「そういうことでしたか わかりました」

賢「救急箱はあっちの棚にあるので使ってください」

龍「ああ、ありがとう」

http://i.imgur.com/EBogjXc.jpg

夏来「すみません…」

賢「うわっ! 夏来さん、気配を消しながら話しかけないでください!?」

夏来「すみません………」

賢「それで用件は?」

夏来「この子…」

猫「ニャー」

賢「ああ、そういうことですか 別にいいですよ」

夏来「ありがとうございます…」

猫「ニャー」

夏来「わかったよジュン… いま綺麗にしてあげるよ」

ジュン「ニャー♪」

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アスラン「ケンよ、頼みがあるのだが」

賢「猫ですね、別に良いですよ」

アスラン「何故知っているのだ? まさか心をよんだのか!?」

賢「いえ、また誰かが猫を連れてくるなあ…と思っただけです」

アスラン「なら話が早いな おいお前たち、入って来い」

賢「たち?」

レヴィアタン「ニャー」

ベルフェコール「ニャン」

アスモデウス「ニャッニャッ」

賢「………」

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アスラン「にぼしを与えてしまったら懐いてしまってな」

アスラン「初めは飼ってもいいのか悩んだんだが許可があっさり下りてよかった」

アスラン「さあ突いて来い、我が僕たちよ、その腹を肥やしてやる!」

僕たち「ニャー♪」

賢「………………」

賢「もしもし、社長? 出張中のところ申し訳ないのですが相談が…」

賢「実はアイドルたちが猫をたくさんつれてきて…え? 別にいい?」

賢「いやでも世話とかいろいろありますし、アイドル活動に支障をきたしたら……いえ、滅相もありません!」

賢「私はただそんなつもりで言った訳では…はい……はい…」

賢「…わかりました、そうさせておきます…では」ピッ

賢「はあ…参ったな…」

漣「おい賢さん」

賢「何ですか?」

漣「さっき雨の中で猫を拾ったんだ」

賢「それで?」

漣「ここで飼う事にしたから面倒見てくれ」

賢「なんで私が?」

漣「オレ様が世話なんて地味なこと嫌いだからに決まってるからだろ!」

漣「後面倒くさい」

賢「………」ピキピキ

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賢「…もしかしてできないとか?」

漣「あ?」

賢「超天才である牙崎漣さんがまさか猫の世話という初歩的なことができないとか」

賢「あまりにもかっこ悪いですね、さらにかっこ悪いのにかっこつけているところがもっとかっこ悪い」

漣「わかりやすい挑発だが…確かに猫の世話程度ができないんじゃあ天才とはいえねえな…」

漣「…いいぜ、てめえの挑発に乗ってやるよ」

漣「このオレ様にできないことがないことを証明させてやるよ!」

猫「ニャー」

漣「汚ねぇ面してんじゃねえよ まずその面を念入りに洗って綺麗にしてやるから覚悟しな!」

賢(ちょろいですね)

賢「次から次へと猫猫猫」

賢「ここを猫カフェにでもするつもりですか?」

賢「全員それぞれ面倒を見れば別にいいんですが…」

麗「山村殿」

賢「何ですか神楽さん」

麗「実は…動物を拾ったのでここで飼わせて欲しいのだが…」

賢「ああ、また猫ですか いいですよ」

麗「いえ、猫ではなくて…」

犬「ワン!」

賢(くううううううううううううううううううううう!)

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麗「それで、ダメですか?」

賢「…自分で面倒を見れば別に飼ってもかまいません」

麗「それはよかった」

麗「お前『たち』、許可を貰った 入っても良いぞ」

賢「…まさか」

犬たち「ワンワンワンワンワン!!!!!」

賢(ああああああああああああああああああああああ!)

麗「三匹を飼うのは大変だが責任持って育てる」

麗「さあ行くぞ、お前たち」

犬たち「ワン!」

賢「………」ピキピキ

冬馬「まさかあの双子にばったり出会うなんて…」

冬馬「恋人とか夫婦とか冷やかしやがって…」

P「元気な双子でしたね」ハハッ

冬馬「アンタはなんとも思わないのか?」

P「ええ、別に気にしてませんが」

冬馬「のんきなものだな…うん?」

猫たち「ニャーニャーニャーニャーニャー!」ドドドドドド

冬馬「ね、猫!? なんでこんなに!?」

P「あ、かわいいですね」

冬馬「そんなこと言ってる場合じゃ…ん?」

賢「………」ゴゴゴゴゴゴ

冬馬・P「!?」ビクッ

現在

賢「…そして今に至るわけです」

P「なるほど、だいたいわかりました」

賢「アイドルたちも今はいいのですがこれから忙しくなると絶対動物たちの面倒を見切れません」

賢「近いうちに全ての猫と犬は私が世話をすることになるでしょう」

賢「一体どうすれば…」

冬馬「大丈夫だろ、俺の知り合いに動物の世話とアイドルを両立させている奴がいるから」

P「それに家族同然の猫をほったらかしにするようなことはしませんよ」

賢「まあ、それはわかっていますが…でも…」

冬馬「心配だったらしばらく様子を見たらどうだ」

P「そうですね、まずは様子見が一番良いです」

賢「わかりました、ではそうしておきます」

次郎「いつの間にか事務所が猫カフェになっちゃったよ」

類「It's so cute! とてもかわいいね!」

次郎「まあでもこれで猫カフェのためにマニーを使わなくてすむな」

次郎「節約できてよかった ところで舞田くん、何してんの?」

類「猫になりきってるんだよ にゃんにゃん♪」

猫「ニャー♪」

類「ミスターやましたもどう?」

次郎「遠慮しとく、疲れを取るはずが逆に疲れそう」

咲「何これホントかわいい♪」

レヴィアタン「ニャー」

咲「キャッ! この子あたしの服の中に入った!」

アスラン「はははっ、しょうがないヤツだなレヴィアタンは」

レヴィアタン「ニャッ♪」

咲「この子、胸の中から頭出してるよ」

アスラン「そこが気に入ったのか」

猫「にゃん♪」

巻緒「猫用のケーキ作ってみたけどどうかな?」

巻緒「結構難しいんだね、猫に合わせるの」

ベルフェコール「ニャン♪」モグモグ

アスモデウス「ニャッ♪」ムシャムシャ

咲「あ、食べてる♪」

アスラン「マキオのケーキ、気に入ったようだな」

巻緒「ホント!? 一生懸命作った甲斐があったよ!」

巻緒「次は猫を使ったケーキでも作ろうかな?」

アスラン・咲「え?」

巻緒「え?」

朱雀「よかったなにゃこ、仲間ができて」

にゃこ「…にゃ」

朱雀「ん? どうした?」

玄武「俺は誰とも群れるつもりないとでも言ってるんじゃないか?」

にゃこ「にゃーにゃー」ブンブン

玄武「ん? 違うのか?」

朱雀「メス猫ばっかでうまく馴れ合えないって言ってるらしい」

玄武「そうなのか?」

朱雀「まったく、誰に似たんだか」

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P「なんかほのぼのしてますね」

冬馬「だから言っただろ、大丈夫だって」

賢「たしかにそうですが…」

P「そもそもかわいければ別にいいじゃないですか、ほら」ヒョイ

猫「ニャー」

冬馬「いざとなったら俺も手伝うからさ、機嫌直そうぜ」

賢「…まあ、いいでしょう、もともとペットOKだったので」

冬馬「そうか、ならよかった おい、もう入っていいぞ」

賢「え?」

子猫×2「ニャーニャー」

賢「あの…これは…一体………」

冬馬「実はある双子の女の子が子猫を拾ったんだが」

冬馬「家で飼っちゃダメといわれてな」

冬馬「めそめそ泣いていたから俺が替わりに飼ってやる…ということなんだ」

賢「なら家で飼えば…」

冬馬「すまん、俺の住んでるとこ、ペット禁止なんだ」

P「私も同じく」

賢「………」

ニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャー

ニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーワンワンニャーニャーニャーニャー

ニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャー

賢「…どうするのこれ」

猫「ニャー」

賢「ん?」

猫「ニャン♪」スリスリ

賢「…まあ、いいでしょう」

賢「これからもみなさんのことをよろしくお願いしますよ」ナデナデ

猫「ニャー!」

おしまい

SideMのキャラは猫とかかわってるキャラが意外といるよ

おまけ

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