ガチレズ女P「担当アイドル達が同僚に惚れてて辛い」(29)

女P「はー…平和ねぇ…」

ちひろ「退屈なら、お仕事を進めたらいかがです?」

女P「ねぇちひろちゃん。オンオフの切り替えは大事よ?ずーっとやらないのも、ずーっとやってるのもダメなのよ」

ちひろ「はぁ。まぁ確かにそうかもしれませんけど」

女P「ってことで休憩しましょ?ちひろちゃん、さっきからおでこに皺が寄りっぱなしよ?」

ちひろ「え、そうでした?」

女P「えぇ。女の子を見る時のあたしの目は鋭いわよ?」

ちひろ「その眼力を他の所でも使ってくださいよ…はぁ、分かりましたよ、休憩します」

女P「そう来なくちゃ!コーヒー飲む?」

ちひろ「あ、ありがとうございます。それで、休憩って何をするんです?」

女P「そりゃあ女子トークよ。恋バナとか?」

ちひろ「恋バナって…」

まゆ「ただいま戻りましたぁ」

あやめ「お疲れ様です!ニンッ!」

比奈「お疲れ様ッス」

女P「あら、おかえり。今コーヒー淹れてるけど、飲む人ー?」

まゆ「いただきますねぇ」

比奈「あ、アタシもいただくっす」

あやめ「女P殿、わたくしは…」

女P「お茶でしょ。持ってくから待ってなさい」

あやめ「女P殿…かたじけない」

女P「いいわよ別に。後で胸一揉みさせてくれたら」

あやめ「なんと!?」

比奈「女Pさん、セクハラはダメッスよ」

女P「冗談よ冗談。代わりにちょっと女子会やるから付き合いなさい。コーヒー受け取ったあんた達もよ」

比奈「後は帰るだけだから別にいいッスけどね…」

まゆ「ふふ…どんな話をするんですかぁ?」

女P「そりゃあ、これだけ女子が集まったんだもの。恋バナよ恋バナ」

ちひろ「えっ、さっきの冗談じゃなかったんですか!?」

女P「もちろん。お題はズバリ好きな人の事!さぁさぁお姉さんに聞かせてご覧なさい?むふむふ」

比奈「恋バナッスか…いきなり振られると困りまスね…」

あやめ「拙者は…うむ、今はアイドルが楽しいですからな!当分色恋沙汰とは無縁でしょう」

まゆ「うふふ…まゆは勿論、プロデューサーさんと…」

女P「ふーん…まゆ、あいつが好きなの?」

まゆ「えぇ。プロデューサーさんは運命の人ですからぁ…♪」

女P「…はぁ、まーた振られたか」

まゆ「…女Pさんの事も好きですよぉ?」

女P「はいはい、ありがとう。それで、あやめはいいとして…比奈はどう?」

比奈「うーん…アタシも特にこれといって気になる相手はいないッス」

女P「なーんだ、つまんないわね」

あやめ「そういう女P殿は…あっ…」

女P「何よあっ…って。あたしは別に作らないだけよ。引く手数多なんだから」

比奈「あー、女Pさんかっこかわいいッスしねぇ」

まゆ「でも、男の人には興味ないんですよねぇ?」

女P「もち。男Pにも興味ないから安心しなさい?」

まゆ「うふふ…そうですかぁ」

女P「そうだ、今度エロい下着見に行きましょうよ。いざって時の備えをしなきゃ」

ちひろ「あの、流石にそれは事務員として止めなきゃいけないと思うんですけど」

まゆ「その、し、下着なんて…あぅ、でも…」

比奈「(…女Pさんって、まゆちゃんと男Pさんをくっ付けたいんすかね?)」

あやめ「(そのようですな。しかし、何故でしょうか…)」

女P「大丈夫大丈夫。バレなきゃ大丈夫よ」

ちひろ「バレなきゃ大丈夫って…まぁそりゃそうですけど」

女P「あーでも、人目には気を付けなさいね?あんたは引退してもいいんだろうけど、あいつにも他の子にも迷惑かかるから」

まゆ「はぁい…それ位まゆだって心得てますよぉ」

女P「ならよし。女の子だもの。恋は実らなくちゃね」

ちひろ「恋愛至上主義ですね、女Pさんは」

女P「ふふ、男Pとアイドルがくっ付けば自ずと他の子がこっちに流れてくる可能性が上がるでしょ?」

比奈「うわ、ゲスいっすね」

あやめ「ちょっとそれは…」

女P「……じょ、冗談よ?」

ちひろ「明らかに本気のトーンでしたけど」

女P「ええいうるさい!」

比奈「まぁ、女Pさんのゲスさは今に始まったことじゃないでスし」

女P「ひーなー…?そんな悪いこと言う口はこの口か!」

比奈「い、いひゃいっふ!」

女P「とにかく!あたしは奴のことが好きな子は全力で応援するの!」

あやめ「…はぁ。ではまゆ殿以外の人も応援するのですか?」

女P「まぁね。まゆ一人に肩入れする気もないわ」

まゆ「そうなんですかぁ…残念ですねぇ」

女P「あ、胸を揉ませてくれたらその分協力するかも」

あやめ「やっぱりゲスの極みですな」

女P「あんた達、あたしが何言われても傷つかないとか思ってない?」

ちひろ「傷付いて大人しくなってくれたらいいのに」

女P「ちひろちゃんったらいけずねぇ」

まゆ「でも、女Pさんとちひろさんって、仲良いですよねぇ」

比奈「あー、それ分かるッス。というか、ちひろさんのツッコミが容赦ないって感じッスけど」

女P「うふふ、実はちひろちゃんとは夜な夜な語り合ってるからね」

あやめ「夜な夜な…」

まゆ「語り合う?」

比奈「…えっ」

ちひろ「飲み会に無理やり付き合わされるこっちの身になってください。あと、勘違いさせるような言い方やめてください」

女P「てへぺろっ☆」

ちひろ「うわぁ引っ叩きたい」

女P「ウェルカム!」

あやめ「なるほど、飲み会でしたか!」

まゆ「大人の方たちの特権ですねぇ」

比奈「……」

女P「そーれーでー?比奈?何を想像したの?ん?言ってみ?」

比奈「な、なんの事か分からないッスね?」

女P「まーたまた、すっとぼけちゃって。分かるでしょ?というか、あんたそれ系の本は描いてないの?」

比奈「アタシは基本NLっすから…はっ!」

女P「間抜けが見つかったようね…」

あやまゆ「?」

ちひろ「はいはい、三人ともそろそろレッスンの時間ですよ。今日はベテトレさんのレッスンですから。頑張って来てくださいね」

比奈「も、もうそんな時間ッスか!ほら!まゆちゃんもあやめちゃんも急がないと間に合わないッスよ!」

まゆ「あ、待ってくださいよぉ」

あやめ「それでは、行ってまいります!」

ちひろ「はーい、行ってらっしゃい」

女P「ちっ、逃げられたか」

ちひろ「過度なセクハラは禁止、ですよ?」

女P「セクハラなんてしてないわよ。何を想像したのって聞いただけじゃない?」

ちひろ「また白々しい事を…」

女P「さて、と。それじゃあそろそろお仕事に戻りましょうかね」

ちひろ「そうですね。さて、頑張りましょうか」

女P「へーい」

とりあえずここまで。
以前ガチレズ女Pで書いてたけど色々あってネット触れなくなって落としてしもうたんや…

次出したいアイドル

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