凛「初めての気持ち」 (66)

ゆっくりと書きます

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凛「かよちん帰る帰るにゃ??」

それはいつもの練習の帰りだったんだ。

凛はいつもと同じようにかよちんと一緒に家に帰ろうとしてたんだ。

花陽「ごめんね、凛ちゃん。今日はライブ見に行く予定なんだぁ....」

しょんぼりかよちんもかわいいにゃー!

凛「えー、じゃ?あ?、凛も行ってもいいかにゃ?」

花陽「エェ゛?!イイノォ?勿論だよぉ!当日券も売ってるから、一緒に行こ♪」

凛「善は急げだにゃ!かよちん早く行くにゃー!」タッ

花陽「あ、凛ちゃん、チョットマッテェ?!」

凛達はね、いつものようにこんなやり取りをしてライブ観に行ったんだ?。

書き溜め無しです。
ラブライブです。
処女作です。ペース遅いです。
大体の流れは考えてあります。安価ありません。

凛「ライブ楽しかったにゃ?!」

花陽「うんうん!楽しかったね!特にあの○○っていうグループはね!最近発足したんだけど、皆個性的で_」

凛「かよちんはいつもアイドルの事になるとこうだよね?。でも、凛はこっちのかよちんも好きだよ?」

花陽「えへへ....あ、時間ももう遅いね...お母さんに怒られちゃうよぉ....」

凛「じゃ、かよちん、早く帰ろ!」

時計の針は23時ちょうどを指していたんだ。なんだか怖くなってかよちんとお喋りしながら帰る事にしたんだ。

凛「そういえば、最近の練習、ちょっとキツくなってないかにゃ??」

花陽「うん、そうだね...海未ちゃん、最近張り切ってるもんねぇ..」

花陽「でもでもっ、私は最近とーってもダンス上手くなった気がして、とーっても嬉しいんだぁ?♪」

凛「部でかよちんはぁ、一番上手だよっ☆」

花陽「そ、そんなことないよぉ」

凛「かよちん、かわいいにゃー!」

花陽「う、うん//えっと、あの、何だかここら辺暗いね」

そう、かよちんは照れ隠ししたんだ。その時だよ。記憶が断片的でしかないんだけど、まず凛達の後ろでカラカラーンって缶が転がったんだ。凛達が振り向いたとき、両脇の物陰に潜んでいた男達になんか変な空気を吸わされて。

凛達が目覚めると、そこは薄暗い、埃っぽいところだった。手足は縛られてた。周りに3人男が居た。隣にかよちんもいたんだ。

凛達はほぼ全裸にされていた。
思い出したくもない。
男達はニヤニヤしながら凛達の体を舐め回した。かよちんは気絶したままだった。

凛は必死に抵抗したんだ。そして必死に叫んだ。かよちんも起きてわんわん泣き叫び始めた。

凛の思いが届いたのか、一人の若い男の人が助けに来てくれたんだ。その足跡と声がした瞬間、男共は一目散に逃げた。

男「大丈夫かっ?!警察呼ぶからな?!」

その声を聞いて安心したのか、凛は意識を失った。

凛が起きるとそこは病室の一室だった。

凛の頭にあの忌まわしい場景が思い浮かぶ。

凛「.....ッツ」

星空さん?起きましたか?ってそんな声が聞こえた。凛ははいとだけ返事をしたんだ。

それから大体10分くらいたったのかな、そのくらいに見知らぬ人がお見舞いに来た。でも凛はすぐわかった。この声。この優しそうで、でも頼りがいがありそうな顔。この人は凛を助けに来てくれた人_凛の救世主。

男「あっ...星空さん。僕は宮田という者です。宮田 啓。えっと....その。お土産置いておきますね.....では。失礼しました。」

その後、警察から色々聞かされたり喋ったりしたよ。かよちんの所にも宮田さんが来たらしい。

花陽「凛ちゃん.....!ごめんね、ごめん....!花陽のせいで、こんな酷い目に...!うぅ,グスッ.....」

凛「かよちんのせいじゃないよ?泣かないで、かよちん。凛は笑ってるかよちんのことが好きかな」

それから一週間後、凛はスクールアイドルを辞めた。汚れた体でアイドルなんて、おかしいよね。でもかよちんは続けるって。強いよかよちんは。

それからというもの、凛は一人で帰るようになった。そして偶々、マックに寄ったんだ。そしたらね、
「星空、さん?」
って若い男の人が居たんだ。おかしいよね。こんなの。笑っちゃった。
凛「あ、宮田さん....」

ちょうど暇同士だったので、少し世間話をした。宮田さんは大学1年生で、最近レポートが面倒くさいとか、彼女にビンタされてフラれたとか、色んなお話をしてくれた。事件の事は触れなかった。あの日以来初めて笑ったかもしれない。そんな幸せな気分に浸っていたんだ。連絡先を交換して、別れた。

よかった。最近かよちんとかしか喋ってなかったから_って。

一旦寝ます

戻りました。ぼちぼち書いていきます

その日からね、凛は毎日のように宮田さんとメールしたよ。いつからか下の名前で呼び合うようになったんだ。

啓は本当に面白くってね、いたずらっ子で_この歳になるまでずっと男の人に見向きもしなかった凛の心を射抜くのにはそうそう時間はかからなかった。

凛はね、おかーさんにも最近楽しそうねって言われたんだ。実際楽しかったよ?でも凛のこの小さな小さな乙女心は、一線を越える_恋人関係になりたいって思ってたのかもしれないね。

そんなもやもやした気分で学校に向かったんだ。登校はかよちんと一緒。

凛「かよちんおはよー」

花陽「おはよう、凛ちゃん」

あの事件以来、ちょっとだけぎこちなくなった私達。それでも凛はかよちんのこと信頼してるから!

凛花陽「「そういえばさ」」

被っちゃって、2人とも笑っちゃった。

凛「かよちんから言っていいよぉ??」

花陽「実はね....凛ちゃんだけの秘密だよぉ?宮田さんって.....覚えてる?」

凛はね、その時上空の曇り空を見て何か嫌な感じがしたの。

凛「覚えてるよ?。宮田さんがどうかしたにゃ?」

花陽「驚かないでほしいんだけど.....。えっとね.....簡単に言うと付き合うことに.....なったんだ。」

えっ。啓が。かよちんと。付き合う?

花陽「えっとね....?啓から告白してくれたんだけどね.....?ええっと....アイドルだから駄目だと思ったんだけど....でも実はね?私も....その....す、好きだったから//」

かよちんがアイドル以外の事で饒舌になるのは初めてだったかもしれない。

花陽「実はね....あの日以来、花陽、啓とメルアド交換してて.....それで、毎日のようにメールしてるうちに.....あっ、最初はスクールアイドルの事とかだったんだけど、だんだん... 」

凛はこっちのかよちんは嫌い。hate。loathe。

花陽「_って事だったの。隠しててごめんね、凛ちゃん......」

その後かよちんは色々謝罪とか、色々してきたけど、凛は全然どうでもよかった。頭が混乱してたんだ。

家に帰って、いつものメールする時間になって、メールの着信音が聞こえたんだ。頭に浮かぶのは私の大好きな優しい啓がかよちんと手を繋いでる場景。

私の中でかよちんがだんだん赤く黒くなってゆく。そしてぐにゃりってね。歪めたその後に啓の隣に居るのは凛なの。

その日から色々考えたよ。凛は。かよちんを[ピーーー]?啓を[ピーーー]?_どっちとも、[ピーーー]....?


凛は、男遊びをすることにした。髪も伸ばした。毎日テキトーな男とホテルで遊んだ。そうして経験を積むうちに、だいたい男の習性が分かってきたんだ。

ある日、化粧を軽くして、いかにもビッチな凛に声をかけてきた男がいた。こいつだと思った。見た目は一見チャラそうなのに、どうみても童貞な雰囲気がする。今まで何回か童貞とやったことがあるから凛には解るんだ。

男とメルアド交換して、適当に貢がせてから一旦家に帰った。それからは簡単だ。思わせ振りな行動をして、焦らす。その繰り返し。犬みたいでおかしくって、乾いた笑みが出た。

それを一年続けた。童貞男は精神が完全にイかれた。

凛「この、μ'sってグループのぉ、小泉花陽って娘、殺してくれたら.......凛のここ、いくらでも使っていいんだよ.....?でも、逮捕されたら使えないから、ね?ちゃんと計画は練ってね♪」

童貞の必死さは異常だった。計画を練りに練り、狂気の容貌で花陽を殺しに行った。マスク、フード、サングラス、身長を盛れる靴、監視カメラの配置と死角、人通りの少ない時間帯。そして、殺した後に待ち合わせした場所は公園。そこに男が歓喜の様相で凛に駆け寄ってくる。

男は我慢できないのか、凛の体を触り始めた。

凛「きゃー?!誰か、助けて、痴漢です!」

かよちんを穀した後、あとは啓を慰め、誘惑し、凛の物にする手筈だったのに。

あの童貞は殺せてなかった。それどころか軽症だった。かよちんは西木野総合病院に居るらしい。

凛は美容室で髪を切ってからかよちんのお見舞いへ行った。

凛「かよちん大丈夫?!」

花陽「凛ちゃん....!大丈夫だよ。浅い傷だって。心配しないで?」

その後、他愛もない話の後で、啓の事について聞いたらただのノロケ話だった。つまらない。

1年もかけて作った計画が崩れて凛も考えたよ。
やっぱり凛が穀すべきなのかって。

凛はね、かよちんを穀す。そう決めて、退院から1週間後の休日。かよちんと待ち合わせをした。凛の家で。

花陽「凛ちゃーん?来たよぉ?」

凛「かよちんおっはようにゃー!今日はたくさん遊ぶにゃ??」

花陽「あはは...凛ちゃんテンション高いねー?」

凛「そうかにゃ?取り敢えず凛の部屋に来るにゃ?!」

凛はドアを開けて素早くドアの裏に回ってナイフを取り出した。そして。

グサッ ってね。音がしたんだ。地の流れる音。悲鳴。

でも、それらの音は全部凛からしてたんだ。

かよちんは笑ってたよ。面白かったんだよきっと。凛は気づかなかった。かよちんの術中に嵌まっていたことに。

凛「…何で?何で凛が刺されなきゃいけないの?!」

花陽「それは凛ちゃんの持ってるそのナイフを手から離してから言ってあげるよ?」

からからーんってね。ナイフが落ちる音がした。

凛「嫌っ...!死にたくない!誰か助けてよ!」

花陽「凛ちゃん、死ぬ前にどうしてこうなったか教えてあげようか?うふふ、可愛いよ凛ちゃん。啓だけど、端的に言うと付き合ってないよ、花陽は。」

花陽「花陽はね。知ってたよ、こうなること。私が啓と付き合ってるって嘘をついたとき、明らかに嫉妬してたよね、凛ちゃん?それで、ビッチになって男使って、私を穀そうとしたよね、凛ちゃん?だって、その男、ずっとぶつぶつ凛ちゃんの名前、呼んでたよ?」

花陽「そして凛ちゃん、花陽のこと、ここで穀そうとしてた事、普通に解るよ?おかしいよね、あの日以来、私と遊ぶことに消極的だったのに、さ。タイミング的にもさ、私を穀すことに失敗した直後?詰めが甘すぎなんだよ凛ちゃん。」

アイドル以外の事で饒舌になるかよちんは嫌いだよ。

意識は薄くなっていく。声は出ない。

花陽「私ね、啓から相談受けてたんだ。凛ちゃんが好きだって。告白すればいいかなって。私だって啓のことが好きなんだよ?酷いよね、凛ちゃん。だから、告白する前に凛ちゃんに嘘、言ったんだ。私と付き合ってるって。」

花陽「その後は予想通りだよね、啓のメール無視してさ。私には凛ちゃんが何をするのか、だいたい解るんだよ。」

花陽「もっと凛ちゃんが素直なら、啓と付き合えてたのにね♪残念♪」

凛が聴いたのはそのかよちんのセリフの後に聴こえたグサッっという音と、かよちんの私も死ぬね、というセリフだった。


▲◎新聞
星空家で2人の女性の死体、見つかる

宮田「あーあ、今回はチョロかったなぁ、なぁ、お前ら?」

男1「おっ、そうだな」

男2「こんなんで報酬がこんなに貰えるなんてよぉ」

男3「ま、俺らはレイプ魔装ってただけだけどな」

男1「おっ、そうだな」

男123「「「ぶははははははwwww」」」

宮田「どう考えても不自然だろーがよw普通あんな所に人が居るかよwしかも普通レイプなら気絶してるうちにやっちまうだろwあと、あの星空?とかいうやつとマックで会ったのもストーキングしてただけだしな」

宮田「結論!」

宮田 男123「「「「処女はチョロい!」」」」

完です。

宮田はオリジナルキャラです。今頃すみません。

Html化依頼出してきます。ありがとうございました。

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