・モバマスssです
・思いついたままに書くので稚拙
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魔 法 少 女
それは女の子の憧れ
日常を超えた夢と希望にあふれた存在
そんなファンタジーな世界に
4人の少女が足を踏み入れていた
千佳「横山千佳です!」
舞「福山舞です!」
由愛「成宮由愛です」
麗奈「小関レイナサm…小関麗奈です、はい」
「「「「よろしくお願いしまss!!!!」」」」>カンジャッタ…>ゲホッゲホッ>ダイジョブ?
一大ブームを巻き起こした中、晴れて大団円を迎えた『魔法少女マジカルテット』
メインキャストを務めた4人のアイドルに
撮影を振り返っての感想や裏話などを聞いてみた
横山千佳(チカ/マジカルガール・レインボー役)
12月18日生まれ、宮崎県出身、A型
メインキャストの中では最年少
アイドルユニット『L・M・B・G』のメンバーとしても活動中
『マジカルテットには千佳が夢見てた全部が詰まってる』
記者「魔法少女系アイドルとしてデビューした千佳ちゃんですが、実際に魔法少女ドラマの主役を演じてみての心境はいかがですか?」
千佳「まずね、この番組に出られるのが決まったとき、もーすっごい嬉しかった!」
「ずーっと前から夢だったもん!」
「やっぱり夢って叶うって信じてれば叶うんだって、頑張ってよかったって思った」
「撮影が始まる前も、舞ちゃんや由愛ちゃんは緊張するって言ってたけど、あたしはずっとワクワクが止まらなかったよ!」
「カントクもね、マジカルテットのチカは元気いっぱいの子だから、その元気な姿のまま演じてほしいって言ってくれたんだ」
「だからあたしもあたしの思うチカをあたしらしく演じられてよかった!」
記者「撮影を通して困ったことや苦労したことなどはありますか?」
千佳「困ったっていうか、はじめの頃うーんって思ったことなんだけどね」
「あたしの役の名前はマジカルガール・レインボーなんだけど、レインボーって自分で名乗ってもイマイチ可愛くないって思って」
「それでね、プロデューサーに相談したらカントクに直接お願いしてくれたんだ」
「そしたらカントクもちょうど同じこと思ってたみたいで」
「それなら千佳ちゃんがイイと思う呼び方があったら教えて、って言われたから考えたの」
「それで言ったとたんにカントクが採用!って言うからビックリ」
記者「それで名乗るとき『プリティーハート・チカ』になったんですね」
千佳「そうそう、あと苦労したっていえばやっぱりピーマン怪人の話かな」
記者「第13話ですね」
第13話『チカ絶体絶命!?脅威のベジカルテット』
あらすじ:
ハラミリア帝国の幹部ルルキャーンは打倒マジカルテットに向け日本の子どもの生活を調査していた
そこで子どもたちの好き嫌いを知り、ヒントを得た彼女は野菜怪人軍団ベジカルテットを生み出す
それは基となった野菜を食べられない者には絶対に倒せないようになっていた
ピーマン嫌いのチカは運悪く怪人ベジピーマンに狙われ、手も足も出ずついに逃げ出してしまう
その後も怯えるチカに対してマイはある提案をするが…
記者「怪人を倒すために、チカがピーマンを食べられるように仲間と努力するお話でしたね」
千佳「あれね、本当はチカがピーマン嫌いを治して怪人を倒すお話だったんだけど」
「あたしどうしてもピーマンがダメで、食べるシーンで何回もNG出しちゃって」
「スタッフさんも困った顔しちゃって、そしたらカントクが言ったんだ」
「食べられなくてもいい、シナリオの方を変えようって」
記者「それであの展開になったんですね」
※放送された回では結局食べることができず仲間が代わりに倒すという展開だった
千佳「あたしのせいでスタッフさんたちみんなに迷惑かけることになっちゃって」
「いっぱいごめんなさいしたけど、みんな笑って許してくれたんだ」
「千佳ちゃんは大事なことを教えてくれた…」
「できないことを頑張ろうとしてもすぐにはできるようにならない…」
「本当に大事なことは頑張ることそのものだって…」
「むしろ気づかせてくれてありがとうって、ほめられちゃった」
記者「苦労されたそうですが素敵なお話ですね」
千佳「でもこのお話には続きがあってね」
「全部の撮影が終わるまでにあたしがピーマンを食べられるようになったら」
「今度こそチカがピーマン怪人を倒すお話を入れるってみんなと約束したんだ」
「でも、結局ダメでおくらいり?になっちゃって、その時は本当にごめんなさいするしかなかったな…あはは」
記者「あなたにとってチカとはどのような存在ですか?」
千佳「チカは、あたしの夢見た世界にいるあたしそのものだよ」
「お話はスタッフさんたちが考えてくれてるけど」
「あたしが動かなきゃチカは動かないし、あたしが成長しなきゃチカも成長しないんだって」
「ただ役になりきるとかじゃなくて、あたし自身がチカなんだって思いながら演じてた」
「そしたら本当に魔法の世界にいるみたいで楽しくて」
「マジカルテットにはあたしが夢見てた全部が詰まってるから」
「この世界を守りたいって気持ちが本当に湧いてきたんだ」
「だからね、マジカルテットを作ってくれたみんな、チカを支えてくれたみんなに」
「心からありがとうって言いたいな」
『何が本当の友情なのかなって、いつも考えながら演じていた』
記者「ドラマ出演は初ということですが、魔法少女を演じてみていかがでしたか?」
舞「演技の練習は、やっぱり難しかったですね」
「慣れてないのもそうですけど、魔女っ娘っていうのがよくわからなくて」
「撮影中も、千佳ちゃんたちやプロデューサー、スタッフさんのお世話になりっぱなしでした」
「でも、おかげで演技で大切なことをたくさん学ぶことができましたし」
「私がマイを最後まで演じられたのも、そういったみなさんの心遣いがあってこそです」
記者「学んだ中で、特に大切だと思ったことを1つ教えていただけますか?」
舞「そうですね、自信を持つとか笑顔とか、本当に数え切れないくらいあるんですけど」
「やっぱり、好きって気持ちが一番だって思います」
「千佳ちゃんなんて見てると、逆に演技してるように見えないくらいすごくハマってて」
「あれはやっぱり、あの役が、魔法少女が本当に好きだからできることなんだなーって」
「だから私も、自分の役をもっと好きになろう、そのためにもっと知ろうって思って」
「台本を読むときも、マイがどんな気持ちなのか、みんなと考えながら読んでました」
「そして、マイのことをわかっていくうちに、マイをどんどん好きになっていく自分に気づいたんです」
「そこから私も、ようやく役者としての一歩を踏み出せたと思います」
記者「マイについて、本編で印象に残っているエピソードはありますか?」
舞「マイにスポットが当たるときは、友達とか友情とか、そういうテーマのお話が多くて」
「私自身、何が本当の友情なのかなって、いつも考えながら演じていました」
「その中で私が特に印象に残っているのは、未来の自分に会ったときの話ですね」
記者「未来というと、第29話ですね、あのいろんな意味で伝説の回ですか」
記者「伝説のアイドルがゲストということで作中最高視聴率を出した回」
「評価は未だにファンの間でも賛否が分かれていますが」
舞「やっぱり、それだけ難しいってことなのかな?」
「あのお話で、今のマイが未来のマイを責めるシーン」
「撮影のときは、今のマイの言う通りで、未来のマイの言うことはおかしいって思ってたんです」
「でも、プロデューサーやいろんな大人の人と話しているうちにわからなくなっちゃって」
※該当のシーン(抜粋)
・・・
マイ「ユメちゃんと違って変身できるんでしょ?だったら2人を助けに行かないと!」
大人マイ「さっきも言ったけど、今の私にはそれ以上に大事な家族が」
マイ「家族って…結局は自分のことでしょ!自分の幸せのために友達を見捨てるなんて」
大人マイ「あなたは何もわかってない、私がこの道を選んだのは、他でもなくあの子たちがそれを望んだから」
「これから愛する人と新しい命を育んでいく人を、戦いに巻き込みたくないって言うから」
「2人を裏切らないためにも、私がここを離れるわけにはいかないのっ!」
マイ「わかんないよ!おんなじ私なのに、言ってること、全然わかんないよっ…」
・・・
記者「劇中では、結局わかり合えないまま、今のマイが1人で未来のチカとレイナを助けにいき」
「2人を襲っていた巨大な怪物に挑んで命を落とす…」
「と思った次の瞬間なぜか元の時代に戻ってくるという展開には驚かされました」
舞「今の仲間とアラモーダを倒したマイは、自分が見たのとは違う未来を自分で切り開くために改めて今の友達を大切にすることを誓うんですけど」
「あれが本当に未来だったのか、魔女の見せた幻だったのか、誰もはっきりしたことは言ってくれないんです」
「ただ、この話はマイだけじゃなく、私自身の未来にも関わることなんじゃないかって思うことがあるんです」
「この話を思い出して不安になることもあるけど、私も今は友達を一番大事にしたいなって思います」
記者「深い話でしたね」
「ただ個人的に私はそれよりも」
「未来のチカとレイナのやりたい放題すぎる演技が気になって仕方なかったです」
「そもそもなぜあの役にあのS様(26)とT様(21)を起用したのでしょう」
舞「記者さんが言ってるのは、たぶんアドリブの部分だったと思います…」
記者「あなたにとってマイとはどのような存在ですか?」
舞「一言でいえば、あこがれ、なのかなぁ」
「マイってすごいですよね、しっかり者でみんなのまとめ役って感じで」
「幼なじみで親友のチカちゃんのこと、すごくよくわかってるし」
「チカちゃんとレイナちゃんのケンカをなだめたり、2人が悪いことしたらちゃんと叱ったり」
「ユメちゃんにもさりげなく気を配ったり、なんでもできちゃいますね」
「でも、実は一番思い悩むことが多いのが実はマイで」
「そんなときにチカちゃんのポジティブさやユメちゃんの癒やし、レイナちゃんの不器用な優しさに救われることもあって」
「そういう友達関係が作れるところが、うらやましいって思います」
「私は、マイと比べるとまだまだですけど、でもきっと…」
「マジカルガール・マイは私の中にいて、助けになってくれるんじゃないかって」
「これからも、ずっと…」
すみません
睡魔に襲われ限界なので一旦落ちます
残り2人分の構想もあるのでとりあえず失踪の心配はないと思っていただけると
それでは
『本当の戦いはいつも心の中だった』
記者「普段のイメージを覆すほどアクションシーンの多い役どころでしたが、演じてみての感想は?」
由愛「最初は正直…すごく怖かったんです」
「セリフを言うだけでも、緊張するのに…空まで飛ぶなんて、って」
「どれをとっても…マイナス寄りな気持ちからのスタートだったんですけど…」
「周りの人たちが、みんな優しくて…大丈夫だって言ってくれて…」
「いつも勇気をもらいながら、やってました…」
「でも、だんだんユメというキャラクターもわかってきて…演じる私がこんなままじゃダメって思って…」
「そこから少しずつ、自分からできることを増やしていかなきゃって思うようになったんです…」
記者「ユメを演じる上ではどのようなことを意識していましたか?」
由愛「これは、苦労したことでもあるんですけど…成長の流れを大事にすることですね」
「ユメは、最初は臆病で引っ込み思案で、人と話すのも苦手でしたけど…」
「話が進むごとに、心の強い子になっていくんですよね」
「その成長の過程はゆったりとした流れになっていて、そこが乱れちゃダメだって、監督さんにも言われました…」
「だから…気持ちの表現も、強すぎても弱すぎてもダメで…」
「ちゃんと、その成長の流れの中にいることがわかるようじゃないといけなくて…」
「そのバランスの取り方が…最初の頃は、なかなかつかめなくて…」
「でも…思い切ってみんなに相談してみたとき…私も、ユメと同じだって…気づいたんです」
「私も、デビューする前は本当に臆病で、人付き合いも苦手で…」
「でも、アイドルになってから、楽しみが増えて…友達も増えて…」
「その一つ一つと…そのときの気持ちを思い出してみて、ユメに重ねてみるようにしたら…」
「スタッフさんたちもすごくほめてもらえるようになって…あっ、こういうことなんだって…」
「私がユメになって良かったって…そのとき、心から思いました」
記者「本編でとうに印象に残っているエピソードは?」
由愛「やっぱり、24話ですね…ユメにとっても一番大きな話だと、今でも思います」
第24話『究極の選択!?いやしの魔法は誰のために』
あらすじ:
過労で入院した母のお見舞いに来たユメは、間違えて入った病室でぶっきらぼうな少女カレンと出会う
お詫びにお見舞い品を置いていこうとするユメに対しカレンは「暇だから話し相手になって」と引き留める
次第に心を通わせる2人だったが、やがてユメはカレンの体に秘められた過酷な現実を知る
自分の魔法でカレンを助けられないかと問うユメに、クイーン・クラリスは究極魔法の存在を教える
そしてそれを使うことによってユメが失うものも…
記者「ユメだけが持つ究極魔法が初めて明かされた回で、バトルシーンが一切ない珍しい回としても話題になりましたね」
「命に係わるあらゆる傷や病気を一瞬で完全に治すことができるが、代償として魔法の力を永久に失うことになる」
「その魔法を使うことに対するユメの葛藤が色濃く描かれていました」
由愛「台本をもらったばかりのときは…ユメと同じで…魔法少女になれなくなることが、そんなに大事なことなのかな、って…思ったりしてました」
「このお話が伝えたいことが分かったときは…正直、すごく悲しくて、悔しくて…書いた人はひどいって思うこともありました」
「撮影中も、まだ泣いちゃいけないシーンで…何度も泣きそうになったりしました…」
「カレンに神様の質問をするシーンでも…本当はもっとユメのセリフがあったんですけど…」
「あの時、本当に涙で言葉を出せなくて…撮り直しもしたんですけど…結局こっちの方を使おう、ってなったんです」
※該当のシーン(抜粋)
・・・
ユメ「もし…だよ?この世界に神様がいるとして…神様でなくなる代わりに、カレンちゃんの病気を治せるって言われたら…どう思う?」
カレン「……いや、さすがにそれはダメでしょ」
ユメ「…ぇっ」
カレン「神様っていうのはみんなのためにいるものでしょ?」
「こんなあたし1人のためだけに神様でなくなったら、他に助けが必要な人を助けられなくなっちゃうって」
「そんなの不公平だし、後になってあたしのせいって感じになるのもイヤだし」
ユメ 「…ぅ……っ…」
カレン「……ユメ?」
ユメ 「……っ………ぇぅ…………」
・・・
由愛「あの時点で泣いたら…最後に泣くシーンが、薄く見えちゃうんじゃないかって…心配する人もいましたけど…」
記者「当時見ていた私としては、そのようには感じませんでした」
「最後の、カレンの母親からのありがとうの一言でカレンのその後を悟って泣くシーンは、私も涙しました」
「ただ、サブタイトルにも『究極の選択』とありますが…」
「結局ユメはあの話で『選んだ』のか『選べなかった』のかは、ファンの間でも意見が分かれてるんですよね」
由愛「私としては…『選べなかった』つもりで演じていました」
「あの時のユメは、それができるほど強くないって思ってましたし…私自身が、納得できなかったですから…」
「このお話がもっと後の方だったら…また、ユメの心も違ったかもしれないですけど…」
「ただ…ユメが弱かったいうより…あの時のユメの精一杯があれだったんだ、って思っているので…」
「ファンのみなさんにも…そう、思ってもらえると…うれしいです」
記者「あなたにとって、ユメとはどのような存在ですか?」
由愛「そうですね…周りの人や…私のマm、母は、ユメは優しさの象徴だって…言ってくれます」
「でも…私は、強さの象徴だとも、思うんです…あと、勇気とかも…」
「ユメは…敵を攻撃する魔法は使わないので…戦わないイメージが強いのかなって、思いますけど…」
「ユメはいつも戦ってるんです…自分の心と…」
「ユメも私も…本当の戦いはいつも心の中でした」
「ユメを演じて思ったのは…優しさと強さは表裏なんだな、ってことです」
「もともと持っている優しさを、変わらず持ち続けていたからこそ…ユメも本当の意味で強くなることができたんだって、思います…」
「だから、私も…そんなユメのように、優しさと強さを持てる人間になりたいです」
小関麗奈(レイナ/マジガルガール・フレイム役)
3月5日生まれ、山形県出身、B型
ドラマ、映画を中心に活動中
出演作:『超光戦女オーエンジャー』(特撮)『聖靴学園の七不思議』(映画) ほか
記者「私事から入って失礼なんですけど、私この作品で一番好きなキャラクターがレイナなんですよ」
麗奈「嬉しいこと言ってくれるじゃない、でもそれで職権濫用したらうちの事務所がタダじゃおかないから」
「まあでも、この場でアタシを上機嫌にさせてくれたお礼に靴をなめるくらいならさせてあげてもいいわよ」
記者「4人の中でもギャグ担当として名高いツンデレイナですが」
麗奈「ガンスルーしてんじゃないわよ!ていうか質問のノリがオカシイでしょーがっ!」
『らしくないからこそ、意地でも演じきってやるって思った』
記者「正義の魔法少女という従来のイメージと真逆のキャラでしたが、1年間演じてみていかがでしたか?」
麗奈「出演の話を聞いた時点で史上最大のミスキャストだと思ったわ」
「でもイメージ画見たらレイナだけ3人から離れた位置でツンケンしてるし、1話の時点でいかにもなワルだったし」
「しばらくそういうライバル的なポジションなら悪くないかなって思ってたのに…」
「いくら劇場版公開日に間に合わせるためとはいえ5話で仲間入りは早すぎでしょ!初変身の翌週って!」
「その後はアイデンティティがクライシスなレベルでらしくないことばかりやらされて、完全にハメられた気分だったわ」
「でもアタシも他の3人よりは女優歴長いわけでプライドもあるわけだし」
「らしくないからこそ、意地でも演じきってやるって思ってやり抜いたわ!ざまあみろって感じよ」
記者「私もレイナの演技には女優魂を感じました」
「敵に真っ先に突っ込んで攻撃受けて戻ってくるシーンも、文句言いつつ仲間の純粋さに折れるシーンも、毎回映えていました」
「ネットを中心に『安定のレイナ』と呼ばれているのは伊達じゃないですね」
「ところで女優魂と芸人魂って似てますよね」
麗奈「全然違うわよ、ていうか『安定のレイナ』は絶対褒め言葉じゃないわよね?」
記者「レイナを演じてよかったと思う部分は?」
麗奈「別に」
記者「ありますよね?」
麗奈「特にない」
記者「あれだけ熱演されたんですから思い入れもあるでしょう」
麗奈「しつこいわねアンタ」
記者「グッズの売れ行きも良かったですし」
麗奈「2番目にね、どうせなら主役のチカを超えてれば良かったのに」
記者「主役に並ぶ売れ行きっていうのはなかなか出せるものではないですよ」
麗奈「それはわかるけど…ユメのグッズは妙に売れ行きが悪かったし」
記者「あれは結局番組の公式ブログで『緑を不人気扱いにしようとする赤の陰謀』ってなってましたよね?」
麗奈「そうよ!アタシが実際にブログを乗っ取って宣言してやったのよ!」
「『ユメのグッズが売れないのはアタシが呪いをかけておいたからよ!』」
「『悔しかったらユメのグッズをもっと買い集めて友達にも紹介なりなんなりしてみなさい!』、ってね」
「あれは久々にすがすがしい気分だったわ」
記者「あれ本当に本人が書いたんですか!?さすが小関麗奈、悪いことするなあ」
麗奈「ついでにスタッフへの愚痴も書いてやろうかと思ったけど止められたわ」
記者「何を書こうと思っていたんですか?裏話ということで教えてください」
麗奈「そうね、いろいろあるけど何といってもアクションシーンね、アタシだけめちゃくちゃ厳しいのよ」
「炎の魔女っ娘だから爆発とか多いのはわかるけど…」
「撮影のたびに立ち位置が遠いって言われまくって…近すぎてヤケドするよりいいじゃないの!って思うわよ」
「実際に撮影したら爆風で髪は乱れるわ顔は粉まみれになるわで最悪だったわ、1回でもバカみたいな量の火薬使うし」
「特に夏なんてタダでさえ暑いってのに、熱さの上乗せで死にかけたわよ、マジで」
「そうそう、夏で思い出したけど、海に行く回で水着になれないのはさすがにおかしいって思ったわよ」
記者「そこは完全に大人の事情ですからね」
麗奈「なんでよ、敵のルルキャーンは思いっきりビキニだったじゃない!しかもカメラワーク明らかにおかしいし」
「こっちは普段の夏服まんまで泳ぐどころか何しにわざわざ海に来たの?ってツッコみたくなるレベルよ」
「ホントあのスタッフ1回まとめて燃やしてやりたい気分だったわ」
記者「そんなレイナサマが本編で特に印象に残っているエピソードは?」
麗奈「不本意なことばっかやらされたからあんまりいい思い出って…あ、でもスペシャル回はなかなかよかったわよ」
記者「オーエンジャーとのコラボ回ですか」
特別編『スーパーヒロインタイム1時間SP マジカル☆オーエン★大乱戦! feat. 時空刑事キバン』
あらすじ:
オーエンジャーこと南条ヒカルは宿敵スクールデビルとの戦いのさなか、突然謎のオーロラに吸い込まれ姿を消してしまう
一方チカたちが暮らす世界でも、謎のオーロラが空中に出現し、それと同時に各地で正体不明の怪物が暴れ始めた
チカ、マイ、ユメ、レイナの4人は魔法少女に変身して立ち向かうが、倒しても倒しても怪物は次から次へと現れる
そんな4人の窮地を救ったのは、オーエンジャーを追ってこの世界にやってきた時空刑事キバンだった
彼女は警告する…「この騒動の原因は世界の破壊者・オーエンジャーだ、奴には気をつけろ」と
記者「コラボとはいえ実質一人二役を演じるのは苦労されたのではないですか?」
麗奈「まあそこは普段から演じ分け慣れてるし、同じ日に2つの番組の撮影をやるようなもんだと思えばどうってことなかったわ」
「合成シーンのとこはスタッフもピリピリしててめちゃくちゃやりづらかったけど」
記者「でもそのおかげであの裏切りシーンが実現したんですよね」
麗奈「そうよ、待望のレイナの裏切りシチュを入れてくれてあれだけはスタッフに感謝してやったわ」
記者「5分と持たずに元の鞘に収まりましたけどね」
「しかし同じ顔のレイナとスクールデビルが意気投合して並び立った時のあのWレイナサマスマイルは私も永久保存したい気分でした」
「シチュ自体も仲良くなった風に見せかけて実は顔が似ているのが気に入らないから油断させて潰そうとお互いに考えていたっていうのが」
「実にらしいなーと思いました」
麗奈「でもあのWスマイルが一番大変だったのよ、撮影別にして全く同じ顔しろっていうし」
「予算がキツイからってただでさえ合成シーン少なめにしてるんだから、あそこも顔トレスして適当に加工しちゃえば済む話なのに」
「いちいち妙なところにこだわるんだからあのスタッフ」
記者「怪物の群れの描写とかかなりスタッフの気合が見えましたしね」
麗奈「あのどんちきどんちき言ってるクリーチャーがうねうねとこっちに向かってくるとこ下手なホラーゲームよりトラウマものでしょ」
記者「個人的にはWスマイルもそうですが、オーエンジャーを真ん中にして5人が並び立つシーンが私はかなり印象に残ってますね」
「オーエンジャーの右隣にチカ、左隣にレイナを置いてくれるとは、スタッフわかってるなーと思いました」
麗奈「な、何が言いたいのよ」
記者「だって南条光と小関麗奈が並んでポーズ取るって限定ツアーライブでしか見られなかったレア中のレアシーンですよ」
「あの時のレイナの表情かつてないくらいイキイキしてましたね」
麗奈「はぁ!?してないわよ!役柄上仕方ないとはいえアイツと仲良し扱いされるってだけで気分悪くて表情作るの大変だったんだから」
記者「いや、あれは演技で作れるものじゃ…あれですか、光ちゃんの隣が嬉しくてつい素が出ちゃって―――」
麗奈「バカなこと言ってんじゃないわよ!そもそも何回も公言してるけどアタシはアイツのことなんか大嫌いよ!」
記者「でもプライベートでもよく一緒に―――」
麗奈「うっさい!大っ嫌いよ!アンポンタンバァーカ!!」
記者「少し、落ち着きましょうか」
麗奈「誰のせいだと思ってんのよ…」
記者「では、あなたにとって、レイナとはどのような存在ですか?」
麗奈「アタシにとってはただの役よ、それ以上でも以下でもない」
「主役ならまだしも、サブヒロインだしね」
「どんなに個性出したところで、結局チカの引き立て役なのは変わらないし」
「まあ、でも…こういう話には必要なんじゃない、そういうの」
「チカに限らず、マイもユメも素直ないい子チャンだからこそ、危なっかしいところなんていくらでもあるのよ」
「だからこそ、レイナみたいな奴がいてうまくバランスとってやんないと成り立たないってこと」
「そういう意味では、アタシもレイナと似てるのかもね」
「アタシと違って3人ともああいう仕事は全然慣れてないから、アタシが世話焼いてあげなきゃ足引っ張りまくってただろうし」
「チームってホントめんどくさい…けど、そのめんどくささの積み重ねでこの作品もここまでのものになったって考えると…」
「…あーもう、なんからしくないことばっか言いそう!これ以上はムリ!終わり!はい次ぃっ!」
『一人ではできないこと 仲間とならできること』
記者「4人組として共演する中で、お互いに気づいたこと、変わったことなどはありましたか?」
舞「私は、千佳ちゃんとはユニットも組んでて、この中ではお互いをよく知ってる仲だと思ってたんですけど」
「千佳ちゃんが魔法少女にあこがれる理由が、本当の意味でわかったって思います」
由愛「私も、同じです…最初はお芝居を通して、ほめてもらいたいとか、人と話す力をつけたいって思っていましたけど…」
「台本を読んだり、みんなの演技を見ていたりするうちに、このお話自体が好きになってきて…」
「千佳ちゃんは年下なのに、こんな素晴らしい世界を私よりずっと前から知ってたんだ、って思いました」
麗奈「アタシも千佳からは前から魔法少女のよさをうんざりするほど聞かされたし、ごっこ遊びにも付き合わされたけどね」
「まさかアタシ自身がその魔法少女になるなんて夢にも思ってなかったし」
「でも、逆に演技のイメージづくりの参考にはなったかもね…ちょっとくらいは」
千佳「あたし、みんなとマジカルテットを組んで本当によかったよ!」
「今までのごっこ遊びでも、あたし1人が正義の味方として頑張ってた世界しかなかったから…」
「みんながいるおかげで、あたしの新しい世界が広がった…魔女っ娘としても、一緒に頑張る仲間ができた…」
「ごっこ遊びの仲間ってだけじゃなくて、本当に好きなこと、大事なことがわかりあえるって感じが、すっごくうれしいの!」
舞「私もだよ、千佳ちゃん」
「魔法少女になったからわかったこと、大切なこと、これからもみんなで大事にしようね」
麗奈「アンタたちみたいなお子ちゃまは特にね」
「世の中の厳しさとか、人間の醜さとか、お子ちゃま向けなのに割と容赦ないとこあるとは思ってたけど」
「ま、いい薬になったんじゃない?」
由愛「麗奈さん、重い話になるたびにすごく心配してくれましたよね…でも、みんながついていけるように励ましてくれて…」
麗奈「そ、そりゃ…アンタたちがついていけなきゃ撮影が進まなくてアタシが困るし…そう、自分のためよ自分のため!」
千佳「そうそう、誰かのためにっていうことが、自分のためにつながるってことだよ」
舞「それも魔法少女になってわかったことの1つだよね、本当に大切なことなんだね」
麗奈「ああもう!このアタシの中の何かがそぎ落とされて余計なものが入ってくる感覚!番組終わっても収まんないなんて…」
記者「本当に仲がいいんですね、マジカルテットがそこにいるみたいです」
千佳「あたしたちは、お話の中じゃなくてもマジカルテットだよ」
舞「いろんなことを4人の力で乗り越えていったもんね」
由愛「マジカルテットと一緒に…演じる私たちも、成長を感じられましたから…」
麗奈「なんだかんだで、このチームで最後まで演じきれたってことは…まあ…そういうことよ」
千佳「1人じゃできないことでも、仲間とならできることがあるんだよ」
「これからももっと仲間ができるといいよね」
記者「それはつまり続編を期待してもよろしいと?」
舞「続編…私も、この作品の続き、あったらいいなって思います」
麗奈「ハッ、それだったらアタシが主人公の外伝を作るべきよ!」
由愛「次回作があるなら…私が描いた衣装を…」
千佳「みんなの夢が広がれば、夢じゃなくなるかも!」
みなさんに聞きます
あなたにとって―――
『 魔 法 少 女 』とは?
麗奈「ま、あの子らがなんて言おうと…」
「こういうのはしょせん『子供向け』なのよ」
「いくら良い子になろうとしたって、世の中は悪いヤツの方がずっと強いんだから」
「…そんなヤツらに負けたり、ついてったりするのがイヤなら見とけばいいし」
「別に大人でも、頭ん中が子供なのはいくらでもいるし、見ちゃ悪いってことはないんじゃない?」
「『子供向け』だからって…『子供騙し』とは全然違うってことくらいは、覚えておきなさい」
由愛「私にとっては…先生…みたいなものでしょうか…」
「これから生きていく上で、大切なことは何なのか…」
「教えてくれたり…自分で答えを考える機会をくれる…」
「マジカルテットが…私にとってそうだったように…」
「みなさんも…魔法少女から教えられたこと…あるんじゃないでしょうか…」
舞「難しいですけど、実は誰の心の中にもあるものじゃないかって思います」
「それは私だったら魔法少女の形をしているってだけで」
「他の人の心には、また違う形であるのかもしれません」
「きっと、この作品を作ってくれたスタッフさんたちは、スタッフさんたちの心の中にあるものを―――」
「魔法少女という形にして、私たちに伝えてくれたんじゃないかなって思います」
「すみません、自分でも難しいこと言ってるな、って思います」
千佳「あたしの夢…っていったら、もう叶っちゃったからナシかな?」
「夢を見ていたあたしだけど、叶ったと思ったら夢を与えるほうになっちゃってた」
「魔法少女って不思議だよね…ますます好きになっちゃった」
「ひょっとしたら、あたしがまだまだ知らないことが、魔法少女にはあるのかも」
「あたしが魔法少女のことをもっともっと知って、知り尽くしたって思ったら―――」
「ちゃんとした答え、きっと言えると思うから…」
「それまで、待っててくれるかな?ダメ?」
少女たちは、これからも成長を続けていく
自らが演じた『魔法少女』とともに
そして
もう一人
・ ・ ・
パラッ
パラッ
???「ん~?続編ん~ぅ?」
(続編、ということは・・・時代設定は必然的に『未来』・・・)
(これって・・・つまり―――)
\ガタッ/
「主演キタァァァァァァァァァァァァァァァァァァオルルルルァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」
つ・づ・け☆
ここまでお付き合いくださったみなさん、本当にありがとうございます
これにて終了、と言いたいところですが
おまけとして書き加えたいものがあるのでまた後日出没します
とりあえず今日はここまでです
興味があればこの後もよろしくお願いします
・ ・ ・
(取材終了後)
・ ・ ・
千佳「ねぇねぇ、記者さん」
記者「ん?どうしたの?」
千佳「記者さんは、マジカルテットでレイナが一番好きなんだよね?」
「どんなところが好きなの?」
麗奈「…!」
記者「んーそうですねー、どんなところっていっても、いろいろあって言い切れませんね」
「いろんなところに良さがあって、その1つ1つが好きって感じですかね」
由愛「よかったですね、麗奈さん」
麗奈「ま、まぁ、アタシの名演のたまものなんだから当然よね!」
舞「特に好きなお話はありますか?」
記者「そうですね、16話のレイナのカッコよさは印象に残ってます」
第16話『マジカルテット分裂!?裏切り者の青い鳥』
あらすじ:
買い物帰りのユメは、ふいに「助けて」という声を聞き、向かった先で傷ついた1羽の青い鳥を発見する
すぐに変身して傷を癒したユメに対し、青い鳥は突如怪人としての正体をあらわすが、襲う気はないという
怪人デスケドーは、ハラミリア帝国に無理矢理従わされており、追っ手の攻撃を受けながらも逃げてきたとのこと
事情を聞いたユメは、デスケドーを追っ手から守ってあげようと、チカたちにも相談を持ちかける
最初は不安だったチカとマイもだんだんデスケドーと打ち解けていくが、レイナだけは反発を続け、ついに…
千佳「あ、わかるー!後半のレイナちゃんすごくかっこよかった!」
記者「ユメがレイナに絶交宣言されてショックを受けてたところに、デスケドーが本性をあらわして…」
「こう、ユメに襲いかかろうとした瞬間バーンと背後からレイナの炎に撃たれる、あのシーンはシビレましたね」
「その後のレイナのセリフがまたたまんないんですよ」
舞「ああ、あのセリフですね」
千佳「麗奈ちゃん、どうぞ!」
麗奈「はあ!?この場で言えっていうの!?」
記者「えっ、生セリフ聞けるの!?」
千佳「ほらほら、じょゆーだましー見せちゃって!」
麗奈「ちょっ、ちょっと待ってよ!アタシにも心の準備が…」
千佳「じゃあこうしよー!由愛ちゃんがユメで、記者さんがデスケドーやって」
「デスケドーがユメに襲いかかるところから!」
・・・
由愛「今までの、全部ウソだったんですか…ひどい…」
記者「騙される方が悪いんデスケドー、おかげでもう助けてくれる仲間もいないんデスケドー」
「全部デスケドーを助けたあなたのせいなんデスケドー」
由愛「私のせい…全部、私の…」
記者「何を言ってもこれで最後デスケドー!」
由愛「…っ!」
記者「こりゃイケる!イケるんデスケドォォォォォォォォォォォォォォ!」
千佳「ばーん!」
記者「なっ…がっ…」
麗奈「騙されたのはアンタの方よ!」
由愛「レイナさん!」
記者「なんで…絶交したはずなんデスケドー…」
麗奈「アタシくらいのワルにはね、いい奴と悪い奴を見分けるくらい朝飯前なのよ!」
「いい奴のフリをするなんて大したワルだけど、ワルさならアタシの方が一枚上手ってことよ!」
由愛「レイナさん、それじゃ…」
麗奈「アンタは黙ってアタシのカッコイイところを見届けなさい!」
「さあ、焼き鳥にしてやるわ!」
記者「む、むーりぃー…!」
・・・
記者「ありがとうございました」
舞「記者さん、すごいです!怪人になりきってました」
麗奈「アンタ役者の才能あるわよ、あのゲスい顔芸までよく再現できたわね」
記者「よかれと思って」
由愛「でも…レイナのセリフ、今聞いてもかっこよかったです」
麗奈「当然よ、アタシが演じてるんだから」
記者「その後本当に焼き鳥にしてたらさらにカッコよかったですけど」
「結局やられかけてユメに傷を癒してもらったあとに4人の力を集めてチカが倒すんですよね」
「まあそういうところもひっくるめてレイナらしいんですけど」
麗奈「アンタは結局褒めてるのかバカにしてるのかどっちなのよ!」
由愛「私は…最後の仲直りするときのレイナのセリフもいいな、って思うんです」
記者「そうそう、思わずニヤニヤしちゃいましたよ」
「あの時はどんな気持ちで演技してたんですか?」
麗奈「だーっ、取材はもう終わったでしょ、アタシに質問しないで」
由愛「『私…ダメな子でしたね…レイナさんくらいしっかりしていれば、こんなことには…』」
麗奈「えっ、またやるの?勘弁してよ、ホント…」
「『アンタは優しすぎるのよ…だからこんな風に悪い奴につけこまれる』」
由愛「『……』」
麗奈「『でも、その優しさがアンタの魔法の源でしょ…それを失ったら、それこそ敵の思うつぼよ』」
「『だから…アンタはそのまま…優しすぎるくらい優しいままでいればいいの』」///
由愛「『レイナさん…!』」///
千佳「『ほらほら2人とも、仲直りのギューッ!』」
麗奈「『ちょ、ちょっと―――』いや、ていうかいつまで続けるのこれ」
記者「ごちそうさまです、いやあ、この仕事やっててよかったあ…」
麗奈「アンタは何言ってんのよ!もう職権濫用でいいわよね!」
由愛「『あったかい……私も、レイナさんの優しいところ…大好―――」
麗奈「ストップ!終了!あぁんもうあの時のむずがゆさがよみがえってくるぅぅぅぅぅっ!」
記者「レイナといえば、カッコいいところもそうですが、カワイイところもたくさん見られたのがよかったですね」
麗奈「もういい、もうやらない」
舞「まぁまぁ」
記者「特に第38話のきれいなレイナなんて本当にあの小関麗奈が演じてるのか驚くくらいでしたよ」
麗奈「何よきれいなレ―――さんじゅう…はち…?」
記者「記憶喪失になったときn(ry」
麗奈「あ"あ"あ"あ"あ"あ"っ!!」
舞「麗奈ちゃん、騒いじゃダメだよ」
第38話『わたしはだあれ?明かされるレイナの秘密』
あらすじ:
ハラミリア帝国幹部アルモンディの最後の悪あがきによる壁地獄を突破したチカたちだったが
そのために捨て身の行動を取ったレイナは1人意識を失ったまま
レイナ1人を守れなかったことを悲しむ3人だが、奇跡を信じて彼女の回復を待ち続ける
そんな中、病院からレイナの意識が戻ったという連絡が入る
すぐさまレイナのもとに向かう3人だったが、彼女の第一声は…「あなたたち、誰ですか?」
記者「レイナが仲間を助けるために自爆するという衝撃と感動の前回の引きから」
「まさかあんなギャグ回につなぐとはいい意味で台無しでしたよ」
舞「確かに、レイナがまるで別人に見えたり、3人が記憶を戻すためにいろんなことを試すところは笑っちゃうお話でしたけど」
由愛「レイナの過去とか、あんな性格になった理由がわかったりして…絆が深まる、いい話でしたよね」
麗奈「知らないそんな回はない!」
記者「前回もそうでしたが、この回も麗奈ちゃんの演技力はまた別の意味ですごすぎて」
麗奈「もう時間だし帰りましょう、ほら」
記者「特にチカたちがレイナの記憶を取り戻そうと、いつものレイナトラップを逆にレイナに仕掛けたときのシーン」
「あそこでトラップに引っかかったレイナがマジ泣きするところは本当に女優魂感じましたよ」
麗奈「うわあああああ黙れ!黙れええええええっ!」
記者「私あのシーンにハマっちゃってDVDでもレイナの泣くところだけ繰り返し再生しちゃうんですよ」
麗奈「千佳!ここにとんでもない悪がいるわよ!」
記者「あのシーンも生で見てみたいなーって思ったりして」
麗奈「よーしアンタたち、今からこいつをボッコボコにするわよ」
\ひどい…どうしてこんなことするの?…うぇぇぇぇん/
麗奈「!?」
\ひどい…どうしてこんなことするの?…うぇぇぇぇん/
麗奈「」プルプル
千佳「あっ、プロデューサー!」
舞「それって、マジカルサウンドコンパクトですよね?」
※マジカルサウンドコンパクトシリーズ
『魔法少女マジカルテット』の公式サウンドギミックホビーの1つで、全4種発売されている
各キャラの変身コンパクトを模しており、ボタンを押すことでシークレット1種を含む7種類のキャラクターボイスとSEを楽しめる
記者「そんなグッズがあったんですか…で、今のがレイナバージョンのシークレットと…」
「ってことは、他にもレイナのボイスが?」
\燃え上がれ!正義の炎!/
\フフフッ…アーッハッハッハッ!身体が軽いわッ!力が溢れてくるッ!/
\勘違いしないでよねッ!/
記者「おおっ、スペシャルのウラギレイナや5話のヤサグレイナもいいけど、やっぱりこのツンデレイナだなあ」
麗奈「名前で遊んでんじゃないわよ!」
記者「でもあのきれいなレイナ略してキレイナも入れてくれるとは…公式グッジョブ!」
\ひどい…どうしてこんなことするの?…うぇぇぇぇん/
麗奈「や・め・ろ!ホントマジでやめてもう…」
記者「ほうほう、新しい遊び方…別のバージョンと組み合わせる?というと、たとえばどんな風にですか?」
カチッ
\マジカル・アクア・スプラッシュ!/バッシャーン
カチッ
\ひどい…どうしてこんなことするの?…うぇぇぇぇん/
記者「あっはっはっ!面白いですねコレ!絶対買います4種類まとめて」
千佳「2人とも、そんな風に遊んだらダメだよ!」
記者「…ごめんなさい」
※おもちゃは取扱説明書をよく見て正しく使いましょう
おしまい
というわけで長らくお付き合いいただいたみなさん、ありがとうございました
ぶっちゃけ公式の情報を把握しきれてないまま書き始めたのでゆるしてくださいなんでもしぶりんとは言いませんが
口調やキャラ、その他表現に違和感を覚えた方にはお詫び申し上げます
特に由愛Pの方、さりげなく役の不人気を思わせる描写をして本当にすみませんでした
アイチャレのシナリオとマジカルテットが好きになってついこんなもの書いてしまいました
更新が遅いこともあって申し訳ないですが、少しでも良かったと思っていただけると幸いです
長文失礼いたしました
それと、誤解させてしまった方もいるようなので、一応私のことを少々
SSを投稿するのは2度目です
前回はこんなタイトルで書いてました
未央「それじゃ今からはだかパーティーをはじめまーす☆」
内容的には今回と全く関係ないですが、興味のある方は読んでいただけると嬉しいです
皆様のレス、楽しかったです
それではノシ
このSSまとめへのコメント
まとめてくださってありがとうございます
わかりにくかったと思いますが>>14,>>19,>>33もssの一部をあらわす>>1の投稿になりますので追加・修正していただければと思います
お手数おかけしましたが、私も今後ssを書くにあたっての反省点としたいと思います