北条加蓮「夏休みの宿題と、和菓子」 (19)
モバマスSSです
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モバP「ただいま戻りました~」
塩見周子「ただいま~」
藤原肇「あ、Pさん、周子さん。おかえりなさい」
北条加蓮「おかえりなさ~い」
モバP「あれ、珍しい組み合わせだな」
加蓮「そんなことないよ? 同い年だし」
肇「仕事で一緒ってことはあまりないんですが、プライベートでは良く一緒にいますよ」
モバP「そうなのか。確かにみんなのプライベートにあんまり立ち入ってないからなぁ」
周子「Pさんもまだまだだねー。ねね、二人は何やってたの?」
肇「夏休みの宿題をやってました」
周子「うえ~ 二人ともまじめなんやね~」
モバP「肇はわかるけど、正直、加蓮は以外だな」
加蓮「ひどーい。私だって学校の勉強もそこそこにやってるんだよ?」
モバP「立派立派!」
加蓮「む、なんかてきとーな感じ。あいつは芸能人だからって勉強サボりすぎって思われたくないじゃん?
試験とかはさ、仕事でなかなか勉強できなくて点数取れないけどさ、宿題はできるからさ」
モバP「なるほどな、加蓮なりによく考えてるんだな、えらいよ」ナデナデ
加蓮「あっ、もう…///」
肇「むむ」
周子(ちょっとうらやましそうな肇ちゃんカワイイわー」ナデナデ
肇「あ、ちょっと周子さん/// 途中からもれてます///」
モバP「さてさて、勉強の邪魔しないようにしなきゃな」
周子「せやね~」
モバP「じゃ、二人とも頑張ってな」
肇&加蓮「はーい」
周子「ねー、Pさ~ん、おなかすいたーん」
モバP「まったく、しょうがない奴だな」
周子「まーそういわず。しゅーこちゃんとデートするチャンスなんて、一般男子にはまずないんだよ?」
モバP「そりゃそーだ」HAHAHAHAHA
肇&加蓮(うらやましい……)
加蓮「必要条件、十分条件ってややこしー」
肇「本当に…どっちがどっちかわからなくなります」
加蓮「算数や数学はちょっとはできたんだけどなー」
肇「なんだか、数Aって数学とはまたなんか違う要素がある気がしますね」
加蓮「……」
肇「……」
加蓮「ね」
肇「あのっ」
加蓮&肇「……ふふっ」
肇「なんとなくですけど、同じことを切り出そうとした気がします」
加蓮「ほんと? 実は私もそう思ってたとこ」
肇「じゃあ」
加蓮「うん、せーの」
肇&加蓮「あの二人の戻りが遅い!」
加蓮「あはは、本当に一緒だったね」
肇「ですね。まったく、何をやっているのやら……」
加蓮「うーん…」
周子『ねーPさん、陽射し強いよーあたし色素薄いからさー ほら、赤くなっちゃった』
モバP『本当だな』サワッ
周子『Pさん…どっか日の当たらないとこ行かない?』
モバP『そうだな、近くに何か……あっ』
周子『……ええよ、Pさん。あたし、二人と違って大人だよ』
モバP『周子……』
加蓮「やだやだ、ダメダメダメ!」
肇「……//////」プシュー
加蓮「さ、さすがにそんなことにはなってないよね?」
肇「た、多分……でも」
周子『本当はダーツ行きたいとこやけど、まだ明るいからなー』
モバP『そうだなぁ、でも暑いし室内行きたいよな』
周子『それやったら、ゲーセンでもいいんじゃない? いろいろあるし』
モバP『いいな、紗南おすすめのところがあるし、そこにしようか』
周子『あ~楽しかった! Pさん、最後プリとろー』
モバP『おいおい、二人ではまずいんじゃないか?』
周子『まぁまぁ、ここまで来たら最後まで満喫しようよ。一般人はツーショットなんて絶対とれないよ?』
モバP『しょうがない、楽しまなきゃ損ってな』
パシャ
加蓮「……なんか、それはそれで妬ける」
肇「そうですね……」
加蓮「あー! もう、気になる!」
肇「早く帰ってきませんかね……」
ガチャ
周子「ただいま~ん」
加蓮&肇「えっ」ビクッ
周子「何々、二人ともビクッてして~ あたしに聞かれちゃまずい話でもしてたのかな~」ニヤニヤ
肇「そそ、そんなことはないですよ?」
周子「慌てる肇ちゃんカワイイわー ほらーPさん早く~」
モバP「はいはい。二人とも、勉強ははかどったか?」
加蓮「ま、まあまあかな?」
モバP「夏休みは始まったばっかりだし、焦らずコツコツな。
はい、これ周子から。差し入れの和菓子」
肇「えっ、ひょっとして、これ買いに行ってくれてたんですか?」
周子「そう。二人が勉強頑張ってたやんなー。頭使ったら甘いものと思って」
モバP「周子がこだわるもんだからさ、上野まで行くことになってさー」
周子「そりゃ和菓子屋の娘として、いい加減なもん食べさせられんもん。
関東の名店の味もチェックできるし、一石二鳥やん?」
加蓮「わぁ、すごい、楽しみ!」
モバP「どら焼きとあんみつだぞ。今、お茶入れてくるから、待ってろ」
周子「さてさて…Pさんあっちに行ったし。
二人はあたしとPさんがデートしてるとでも思ってたのかな~?」
加蓮「うっ……ごめんなさい」
周子「それであの反応ね、納得納得♪」
肇「お二人の帰りが遅かったので…差し入れ探してくださってたのに、ごめんなさい」
周子「デートはあながちウソじゃないからねん
二人で車に乗って、上野の街をショッピング。なかなかいいデートやろ?」
加蓮「確かに…なんだー謝って損した」
周子「ほっほーう。そういうこという子にはあんみつ抜きかな」
加蓮「うそうそ、冗談です、周子さま。ごめんなさ~い」
周子「くるしゅうない」ナデナデ
肇「な、なんで撫でるんですか///」
周子「やっぱりデートっぽくて、ちょっと妬いてる肇ちゃんカワイイわー」
肇「むぅ…///」
周子「二人の気持ちがわかったし、今日の収穫は大きいね。現状、しゅーこ一歩リードって感じやね!」
加蓮「そ、そんなこと」
モバP「お茶はいったぞ~」
周子「タイミングいいね、Pさん。こういうとこやね」
加蓮「ぐぬぬ」
肇(完全に周子さんのペース……)
加蓮「おいしかった~」
周子「なかなか関東もやるねー」
モバP「俺の入れたお茶もなかなか良かっただろ?」
肇「はい、おいしかったです」
周子「お茶といえば、いつも思ってたけどPさんの湯呑、センスいいよね。
どこで買ったん?」
モバP「あぁ、これか、これはな、肇」
肇「私が作って、プレゼントしました」
周子「え~、すごいやん! ねーねー、私にも作って」
肇「いいですよ、ぜひ作らせてください」
モバP「ダメダメ。事務所で俺だけが肇作の使ってるのが数少ない自慢なんだから」
周子「えぇ、Pさん何ケチなこと言ってるん。ええやんなぁ、肇ちゃん?」
肇「うーん…Pさんがそういうなら、周子さん、ごめんなさい」
周子「そこをなんとか~……チラッ」
加蓮「うー……」
周子(さっきから自分だけ何もなくて悔しがってる加蓮ちゃんもカワイイわー)
モバP「甘いもんもいいけど、そろそろ夕飯も食べたいな。加蓮のお母さんの料理、おいしかったな」
肇&周子「えっ」
加蓮「本当? お母さん、それ聞いたら絶対喜ぶよ!」ニッコー
周子「ちょっとPさん。何それ、初耳」
モバP「あぁ、加蓮がCDデビューしたときに、ラジオの収録もしたんだけど、加蓮が体調崩しちゃってな。
家まで送って行ったんだ。その時は口約束だったけど、本当に招待してもらえるなんてな」
加蓮「あれから私もお母さんに料理教えてもらってるんだ♪ 今度来たときは、私の手料理もふるまうからね」
モバP「それは楽しみだ。包丁でけがするなよ?」
加蓮「もう、Pさん心配性なんだから。大丈夫だよ」
周子(うーん、まさかこんなところでリードされてるなんて)
肇「……じゃあ、こうしましょう!
今度、私の家で、加蓮ちゃんの料理を、私の作った器に乗せて食べましょう。
デザートには周子さんが選んだ和菓子を」
モバP「それ楽しそうだな! アイドルの家に遊びに行くのはなんだけど、
そういう日が一日くらいあってもいいもんな」
周子「うまくまとめられちゃったーん。でも、その話、のるよ」
加蓮「うん、楽しそう! 私ものった!」
肇「ふふっじゃあ、Pさん。スケジュール調整お願いしますね?」
モバP「任せとけ! その代り、仕事と勉強、ちゃんと頑張ってくれよ?」
肇「はい」 加蓮「うん!」 周子「はーい」
モバP「うん、いい返事。じゃ、俺はもうちょっと仕事やってくから、みんな遅くならないうちに帰るんだぞ」
加蓮「うん、わかった。じゃあ肇、もう一頑張りしよっか?」
肇「そうですね。ふふっ楽しみがあると頑張れます」
周子「いいねいいね、なんか青春って感じ。じゃ、あたしは二人が勉強してる間に抜け駆けしよっ」
肇&加蓮「それはダメ!」
終わり
ここで一段落です。
また続きを書くかもしれません。
肇ちゃん → 月末加蓮 → 月末周子
の流れは鬼畜でした。
合計80K
なお、獲得できたのは周子だけのもよう
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