上条「俺が7人いる………」(42)

上条「朝起きたら俺とそっくりな奴が7人いた」

上条「右手で触っても消えないし……」

上条「中には子供の頃の俺や母さんにそっくりなのもいる……」

上条「不幸だー!」

上条「何より一番突っ込みたいのはな」

上条「何でお前がいるんだよ!一方通行!」

一方「落ち着け三下ァ。俺だッて好きで来てる訳じゃねェ」

一方「知りたくねェのか?あいつらの事」

上条「……何か知ってるのか?」

一方「アイツら7人は、オマエのクローンだ。三下」

上条「それって、妹達みたいな?」

一方「あァ。オマエ最近何か変わッた事はあッたか?」

上条「そんな!筋ジストロフィーの治療にdnaマップを提供してくれって変なおっさんに頼まれてしたけどまさか!?」

一方「それだ阿呆」

禁書「おはよーとーまー……っていっぱいいるんだよ!」

上条「おはようインデックス。悪いけど少しこれ食べながら散歩行って来てくれ」つあんパン

禁書「わかったんだよ!いってきまーす!」

上条「……さてと。お前らちょっと整列」

上条の言葉に反応し、7人の上条が並ぶ。

上条「とりあえず一人ずつ知っていこうか」

上条「まずお前」

嬉条「おう兄弟!俺は嬉条。お前の嬉しい気持ちが反映された『上条』だ!」

上条「何か青ピに近い物を感じるな……。ていうか、嬉しいの反映ってどういう事だ?」

一方「『妹達』と違い、オマエのクローンはそれぞれの個性が強い仕様になッてるンだとよ」

上条「何か滅茶苦茶面倒臭そうだな…じゃ、次」

鬱条「はぁ……俺は鬱条。お前の負の気持ちを強く反映した……これでいいかよ……」

上条「お、おう……大丈夫か?目が死んでるけど」

鬱条「いつもの事だよ……俺なんて……」

上条「……俺こんな面倒臭い奴なのか?」

一方「俺が知るか。次行け」

上条「じゃあ、そこのお姉さん」

期待。ガンバレ

>>7
ありがとう。頑張る。

母条「私は母条。あなたの母性が反映されたの。よろしく」

上条「ん。ああ、よろしく」

上条「おい!俺の母さんにそっくりなんだけどどうなってんだよ!」ヒソヒソ

一方「だから知らねェよ!オマエのdnaだからじゃねェのかァ?」ヒソヒソ

母条「?」

上条「とりあえず次!そこのちびっ子!」

幼条「おれはようじょう!おまえの『幼さ』をはんえいしたんだぞ!」

上条「見た目小1の俺だなぁ……あれトラウマが……うぅ……」

一方(……コイツの子供時代に何があッた)

上条「ここまでで4人か。後は……」

一方「目つきの悪ィのと、微笑んでる気味悪ィのと、髪弄ってるキモいイケメンだな」

上条「(目つき悪いのはお前言えないだろ……)じゃあ、眉間に皺のあるそこの俺」

怒条「あぁ!?俺かぁ?……チッ、俺は怒条。テメェの怒りを反映した個体だ」

怒条「あぁーイライラすんなぁ!!ったく……」

上条「どっちかというとお前のクローンじゃね?」

一方「はッ倒すぞ三下」

和条「……あの、自己紹介よろしいですか?」

上条「あ、はいどうぞ」

和条「あなたの穏やかな心を映した和条さんです。どうぞよろしく」スッ

上条「握手か。よろしくな和条」

上条(やっとまともな人だ…俺だけど)

上条「それじゃ、最後」

色条「ん。俺は色条。あんたの色情を反映した。以後宜しくって事で」

一方「………うわァ」

上条「引くなよ一応俺なんだから」

上条「すっかり忘れてたけど、お前何の為に来たの?」

一方「……昨日、『幻想殺し』のクローンを作ったとかいう研究者がいたからよォ、まさかと思って見てみたら………この有り様だァ」

上条「おい、ちょっとその研究者教えろ」

一方「忘れた。じゃ、あばよォ」ガチャン

上条「ちょっ、待てよ!」

バタン!

上条「…行っちまった」

色条「あすなろ抱きでもすればよかったな」

上条「上条さんにそんな趣味はありませんことよ!」

上条「ええー…置いてくのかよ…この愉快な上条さん’sを?」

嬉条「いいじゃねえか兄弟!仲良くやろうぜ?」

上条「んな事言っても…9人分の生活費なんてとても俺には」

和条「あ。その点は大丈夫です。」

幼条「俺たち、学園都市からお金もらってるしな!」

上条「へ?」

母条「確か、1人50万程だった筈」

上条「寝るのは風呂場で構わないな?」キリッ

怒条「急に態度変えたぞ」

鬱条「俺なんかは……風呂場が丁度いい……」

怒条(……同じ遺伝子とはいえ面倒臭いなオイ)

禁書「ただいまなんだよ!あんパンじゃ全然足りなかったかも!」

上条「おうお帰り。突然だけど、今日から俺が7人になるから」

禁書「?言ってることがよくわからないんだよ」

上条「まぁ、昼飯終わったら話すからさ、皆で喰うか?」

こうして、幻想殺しこと上条当麻は、自分の分身7人と暮らすこととなった。

以上、プロローグでした。

これから8人の上条当麻の日常を書いてこうと思います。

指摘があればどうぞよろしくお願いします。

ではまた明日。

乙ー。これは面白い。てか、よくこの設定思い付いたな?

>>16
電王見てたら
「自分の姿で色んな人格って面白くね?」
と思ったのがきっかけでした

午後3時

上条「ほれ」つ七色のtシャツ

和条「何ですかこれ?」

上条「お前ら一目じゃ見分けつかないだろ?だから色で区別しようと思う」

幼条「でかいなー!」

幼条、身長120㎝

上条「悪い、今から買いに行こうか?」

幼条「おう!」

上条「じゃあ留守番頼むな。その間に着替えてくれ」

色条「はいはい。行ってらっしゃいな」

上条「んじゃ、行ってきまーす」

幼条「いってきまーす!」

上条宅

嬉条「良いねぇ黄色!流石兄弟だ!」

鬱条「白なんて……俺には眩しすぎる」

怒条「赤か……一応着てやるか」

和条「緑ですか。素晴らしいなぁ」

色条「………ピンク?」

怒条「はっ。お前らしくていいんじゃね?」

色条「どういう意味だよ」

怒条「うるせえ色ボケ野郎」

色条「…流石に色条さんも怒りますよ?」

怒条「面白ぇ。やるか?」

母条「…喧嘩は駄目」

母条「お兄様(上条)に迷惑がかかる」

怒条「うるせえよ母じょ……」ジーッ

色条「…」ジーッ

母条「?」

和条「なぜあの2人は母条さんをみているんですかね?」

嬉条「胸あるのにtシャツ着てるからじゃね?」

母条「気になるなら着替えるよ?」

色条「いえそのままでお願いします」ドゲザ

怒条「…お前にプライドは無いのか?」

色条「そんなもん培養液の中に捨ててきた」キリッ

面白い。が、あんまりとばすと後がきつくなる。ゆっくりでもいいから、えたらないようにガンバレ。

セブンスミスト

上条「このオレンジの奴はどうだ?」

幼条「いーなそれ!買ってくる!」

上条「いやいや、幾ら持ってても上条さんは女の子と子供には奢らせないって」

幼条「?」

上条「とりあえず、これは俺が買うから。な?」

幼条「ありがとう兄ちゃん!」

上条「兄ちゃんか……何かいいなぁ……」カンドウ

御坂「あっ!」

上条「あ」

>>25
忠告ありがとう。何事も後が肝心だしな。

御坂「……『あ』つ」

>>25
忠告ありがとう。何事も後が肝心だしな。

御坂「……『あ』ってどういう事よ


上条「ああいやそれはそのそういう意味ではなくて」

御坂「大体あんたはデリカシーって物が……?」

御坂「誰その子」

上条(やべー大ピーンチ!)

上条「えーっと、この子は」

幼条「はじめまして!当麻兄ちゃんのいとこの良麻です!」

上条(えっ)

御坂「遼麻君ね。私は御坂美琴よ。よろしく」スッ

幼条「うん!」アクシュ

>>28
ごめん誤爆

御坂「それにしても、似てるわねー。あんたたち」

上条「ま、まあな。よく言われるんだ」

御坂「もしかして……クローンだったりしない?」

上条「(鋭い!)あははは。そんな訳ないだろー」

御坂「ふふっ。冗談よ冗談」

幼条「……兄ちゃん。そろそろ帰らないとインデックスが怒るよ?」

上条「おっとそうだった!じゃあまたな御坂!」ダッシュ

御坂「あ、ちょっと!」

御坂「……行っちゃった」

上条(しかし幼条の機転で助かったとはいえ、無闇に外には出したくないな…)

上条「」

上条「……ただいま」

和条「お帰りなさい」

嬉条「よお。お帰り」

幼条「ただいまー!」

上条「……何で2人しかいないのでせうか」

和条「それが……母条さんは夕飯の買い出しに、怒条さんは説教しに、鬱条さんは『光』とやらを探しに色条さんは女の子と遊びに出ていきましたよ」

上条「なんて」

上条「なんて自分勝手なんでせう……自分だけど」

嬉条「仕方ねえから、インデックスとポーカーしてる訳よ。ツーペア」

和条「ストレート」

禁書「フォーカードなんだよ」

嬉条「ぐあああ!」

和条「通算6連敗目ですね」

上条「………って和んでる場合じゃない!早く探さないと!」

上条「お前ら!絶対外に出るなよ!大人しくトランプしててくれ」

嬉条「それはフリか?」

上条「んな訳ないだろ」

上条「とりあえず、一番ヤバそうなのは怒条か……よし!行ってくる!」

ドタタタタ………

幼条「大丈夫かな……」

和条「あなたもやりますか?ポーカー」

幼条「やったー!」

怒条「そげぶ!」バキッ

スキルアウトa「ぐっは!」

スキルアウトb「そんな…レベル3の発火能力者を!」

怒条「次ぃ!そげぶ!」ガッ

スキルアウトb「ぎゃあああ!」

怒条「お前ら、スキルアウトなんだろ?…本気出してかかって来いや!」

スキルアウトc「畜生!やっちまえ!」

スキルアウトdefg「「「「うおおおお!」」」」

怒条「いいぜ……てめぇらが数で勝てると思ってるなら!」

怒条「まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!」

スキルアウト達「」チーン

怒条「ふう。すっきりした」

怒条「さてと、説教タイムとしゃれ込もうか?」

上条「おーい!怒条!」

怒条「あ?何だお兄様か」

上条「…何か気持ち悪いから上条でいいや」

怒条「はいはいわかりましたぁ」

上条「……じゃなくて!ほら!帰るぞ!」

怒条「ふざけんな!俺はまだ説教してねえぞ!」

上条「知るか!とりあえず今日は帰るぞ!」

怒条「いててて引っ張るな分かったらから!」

上条「救急箱どこ置いたかな…」

怒条、確保

ちょっと飯喰ってくる

上条「………あそこの白tシャツは」

鬱条「はぁ……猫はいいよな……気楽でよ……」

怒条「猫と戯れてるな」

猫「?」

鬱条「悪いな。俺は何も持ってない……何も……はあ……」

上条「すいませーん。人の姿でそういうの止めて貰いたいんですけどー」

鬱条「何だお前か。放っといてくれよ……」

上条「そういう訳にはいかないんですよおおおお」

上条、鬱条を羽交い締めで連行

鬱条「やめろおおおお!不幸だああああ!」ズリズリ

上条「家にもいるから我慢しろ!くそっ重てぇ!」

怒条(面白いなこいつら)

鬱条、確保

上条「怒条、鬱条連れて先帰ってくれ」

怒条「はぁ!?何でだよ!」

上条「同じ顔の人間が3人いたら色々まずいだろ。2人でも十分だけど」

上条「途中で猫に構ったら殴って説教してくれ」

怒条「仕方ねぇな。ほら行くぞ鬱条」

鬱条「………」ズーン

怒条「マジで落ち込んでやがる」

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