十代「へえ昔は石板でデュエルしてたんですね」 遊戯「うん」 (39)

遊戯「石板に精霊を封印してやるんだ。ちなみに古代エジプトではディアハと呼ばれていたんだ」

十代「ディアハ?」

遊戯「そう、ディアハ」

十代「でもどうして石板で?普通はカードじゃ」

遊戯「古代エジプトにカードなんてあるわけないじゃないか」

十代「無いんだカード・・・」

十代「けどどうしてディアハがデュエルに?」

遊戯「それは」

十代「遊戯さんなら知ってますよね!」

遊戯「・・・」

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十代「それは解らないか・・・遊戯さんでも知らねえんだ」

大徳寺「十代くん」

十代「お、先生!先生なら知ってるよなディアハ」

大徳寺「当然だにゃ。ディアハとはその古代エジプトにおいて絶対的な決闘方法でもあったのにゃ」

大徳寺「と言っても選ばれた者。つまり精霊を扱える人たちのよるデュエルなのにゃ」

十代「ふーん。でもさ石板40枚ってキツくねえか」

大徳寺「いやいや1枚だけだにゃ」

十代「1枚!?」

大徳寺「長引けば違うけど基本は一対一なのにゃ」

十代「でも一体だけじゃなぁ」

大徳寺「ルールは簡単。モンスターが[ピーーー]ば終了、でも時としてその代償は大きいのにゃ」

十代「代償って?」

大徳寺「死」

十代「死ぬのか」

十代「死ぬのは怖いけど一度はやってみたいな。死なねえ程度に」

大徳寺「十代くんは相変わらずにチャレンジャー精神にゃ」

ユベル「でも十代、現代ではそんな事はできないよ。どうするんだい?」

十代「だよな・・・なあユベル、何か案は」

ユベル「・・・」

十代「大徳寺先生、ハネクリボー、ファラオ」

大徳寺「・・・」

十代「ネオス達はどう思う・・・やっぱり無理か」

十代「うーん・・・」

「過去に戻ればいい。古代エジプトの世界へ」

十代「それだ!って誰だ?」

「忘れたのか俺の声を一番くん」

十代「お前まさか」

三沢「フッ、久しぶりだな十代」

十代「三沢!!戻って来てたのか!?」

三沢「ああ!」

十代「つまりタイムマシン?」

三沢「俺の理論なら可能だ。一往復程度なら」

十代「よし!頼むぜ三沢!」

三沢「まあ待て十代。それには肝心なものが必要だ」

十代「何だよそれ」

三沢「デュエリストのデュエルエナジーの染み込んだデッキ。そしてそれらを操る屈強なデュエリスト達」

十代「俺と三沢だけじゃダメなのか?」

三沢「ああ、少なくとも俺達を除いてあと4人ほど必要だ」

十代「何だ簡単じゃんか。いいぜ三沢!すぐに集めてやるぜ!!現れよネオス!」

十代「ネオス、ひとっ飛びして4人のデュエリストを集めてくれ」

ネオス「解った」

三沢「モンスターの実体化・・・相変わらず破天荒な奴め」

「万丈目選手!破竹の十二連勝だ!!!」

万丈目「当然だ!俺は万丈目凖!選ばれたデュエリストだ!行くぞみんな!」

万丈目「一!」

「十!」

「百!」

「千!」

万丈目「万じょ」

ネオス「一人目、万丈目凖」ガッ

万丈目「な、なんだ突然!?お前はネオス!ええい離せ!」

ネオス「すまない万丈目、大人しくしててくれ」

吹雪「イエーイ」

明日香「ちょっと兄さん、いつになったら働くの」

吹雪「明日香が心配だからずっとこの島に居るんじゃないか~。言うなれば僕も教師かな?」

明日香「そんな年中サーフィンしてる先生居ないわよ」

吹雪「甘いぞ明日香!冬はスノボーだ!」

ネオス「二人目、天上院吹雪」

吹雪「ん・・・ネオス?」

ネオス「すまないな」ドスッ

吹雪「ううん・・・」

明日香「兄さん!」

ネオス「これで二人目」

オブライエン「くっ弾切れか・・・」

オブライエン「みんな撤退するんだ!このままじゃ」

「隊長は!?」

オブライエン「俺はここに残る。それが傭兵の勤めだ」

オブライエン「さあ行け!そして体制を立て直して」

「隊長!後ろ!後ろ!」

ネオス「オブライエン。君の力を貸してほしい」

オブライエン「お前はネオス?何故ここに」

オブライエン「だが俺は今離れるわけには」

ネオス「なら私が敵軍を鎮圧してくる。待っててくれ」

ネオス「あと一人か」

カイザー「・・・」

ネオス「最後は君だ丸藤亮」

カイザー「お前はネオス、やはり来ると思っていた」

ネオス「私が来るのがわかっていたのか」

カイザー「風がそう伝えた」

ネオス「さすがサイバー流という事か。なら話は早いついて来てくれ!」

カイザー「ああ」

吹雪「やあ亮」

オブライエン「カイザー亮・・・お前もか」

万丈目「うーん・・・気持ち悪い・・・」

ネオス「振り落とされないように捕まっててくれ!シュワッ!」

十代「戻れネオス」

十代「さてと、久しぶり!」

オブライエン「いきなりで驚いたぞ十代」

吹雪「突然のネオスだからね」

カイザー「俺達を招集した理由。聞かせてもらおうか」

十代「エジプト」

万丈目「エジプト!?バカか貴様は!試合終了後の俺を襲うなんて!何を考えてるんだ!!」

十代「悪いな万丈目、やっぱエドとかヨハン呼ぼうか・・・万丈目こう言ってるし」

万丈目「待て待て!俺の力が必要なんだろ十代」

十代「おう!」

万丈目「いいだろう!エジプトだろうとブラジルだろうと受けてたってやる!!」

十代「やったぜ!」

三沢「よしできた」

三沢「ここにみんなのデッキを入れてくれ」

オブライエン「三沢、飛行機にしては仰々しくないか。これはまるで」

吹雪「エジプトか~行った事あるかい亮?」

カイザー「ああ」

十代「よし行こうぜ!」

三沢「場所は三千年前のエジプトっと」

吹雪「ん?三千年前?」

十代「わりい言い忘れてた、過去へ行くんだよ俺たち」

万丈目「何ィ!?何でそれを早く言わんのだ!」

十代「俺たちは今からディアハをするんだよ」

万丈目「お前と言う奴は・・・馬鹿野郎!!」

三沢「着いたぞ」

オブライエン「見たところこれと言って何も変わらんな」

カイザー「いや道行く人を見てみろ。誰一人デュエルディスクを着けていない」

吹雪「それにカードショップもない」

十代「おーい!誰かディアハしてくれよー!」

エジプト人「???」

十代「あ、ディアハする?」

エジプト人「!?」

三沢「どうしたんだ民が急に怯え始めたぞ」

ユベル「気をつけろ十代、何か強力な力を持つ奴がやって来るぞ」

十代「強力な力?」

三沢「みんな跪いたな」

オブライエン「ここが古代エジプトならここを通過する者は当然ファラオ」

吹雪「ここは穏便にやり過ごそう」

十代「ファラオ?って事は遊戯さん!?」

「無礼だぞ何者だ貴様!?」

十代「遊城十代です!遊戯さん・・・あれ?」

カイザー「この顔は海馬瀬人」

十代「海馬さん?ディアハしてくださいよ海馬さん!」

「ディアハだと・・・!?貴様!王の前で何たる無礼を!!」

万丈目「やかましい!何が王だ!俺達はこの時代にやって来てまだ間もない、言うなれば客人だぞ!」

三沢「ま、万丈目」

万丈目「俺は絶対に頭を下げん!何が悲しくてそんな事をせねばならんのだ」

カイザー「海馬さん。ここで会えたのも何かの縁、俺とデュエルを」

「こいつら・・・どうされますファラオ」

セト「構わんひっ捕らえろ」

三沢「ほら言わんこっちゃない!」

オブライエン「仕方がない!退散だ!」

十代「古代エジプト人って怒りっぽいんだな」

三沢「お前や万丈目があんな事するから」

カイザー「吹雪達は」

三沢「解りません。もしかしたら捕らえられたかも」

カイザー「そうか。ならいい」

三沢「よく無いですよカイザー!」

カイザー「捕らえられたということは殺されてはいない。その前に助け出せばいい話だ」

ユベル「どうする十代」

大徳寺「ディアハどころの騒ぎじゃないにゃ」

十代「そうだよな」

三沢「でもあのファラオは何故、海馬瀬人のような顔を。聞いた話では武藤遊戯に似てると」

カイザー「その謎は誰かに聞けば解る。例えば側近とかに」

三沢「側近?」

カイザー「ファラオには神官と呼ばれる幹部が居ると聞いた事がある」

十代「話が解る神官と仲良くなればディアハも出来て万丈目達も救えてファラオの謎も解決できるなカイザー!」

カイザー「そういうことだ」

三沢「でもですねカイザー。神官って滅多やたらに外に出ないんじゃ」

カイザー「あれは何だ」

三沢「あれは・・・あの神々しい白い衣は神官!?」

十代「それにあの人さすげえブラックマジシャンガールに似てねえか?」

三沢「確かに似てる。だがまさかそんな」

十代「そこの人!待ってくれ!!」

「はい?」

十代「やっぱ似てるよブラックマジシャンガールそっくりだぜ!」

三沢「確かに似てる。いや色が黒いという点以外は同一人物と言っても過言ではない」

十代「あのもしかして神官ですか?」

「え、はい。赤と黒の布を纏った・・・貴方達!ファラオに無礼を働いた五人組ね!?」

十代「いや無礼を働いたわけじゃないんだブラックマジシャンガール・・・」

「ブラックマジシャンガール?」

カイザー「待つんだ十代。彼女はブラックマジシャンガールじゃない」

十代「他人の空似ってやつか?」

カイザー「そうとも限らない。だが顔は童顔でブラックマジシャンガール特有の幼さがある、しかしよく見てみろ」

カイザー「成熟した女性特有の匂い、肉感的な身体つき。あなたの年齢はそう36歳ってところですね」

「よくご存知ですね・・・ちょっと嬉しくないですけど」

カイザー「つまりガールじゃない」

十代「ごめんなさい、あまりにもそっくりだったから。俺は遊城十代です」

カイザー「丸藤亮です」

三沢大地「三沢大地です」

マナ「私はマナ」

十代「もしかして神官?」

マナ「はい、神官歴23年のベテラン神官です!」

万丈目「出せ!ここから出せ!」

オブライエン「無駄な体力を使うのはよせ万丈目」

吹雪「一度落ち着こう万丈目くん」

万丈目「ですが師匠!」

「うるせえぞ新入り!」

吹雪「ほら怒鳴られた。見てごらん万丈目くん、地面に黒と白の石が無数に転がってるだろ?」

万丈目「はい」

吹雪「オセロをしよう」

万丈目「・・・オブライエン!」

オブライエン「まだ脱出には早い」

万丈目「俺はこんなところじゃ[ピーーー]ん!」

「うるせえって言ってんだろうが!!」

万丈目「お前が黙れ!クソォ!俺は必ず出てやるぞ!」

「・・・なあお前らこの辺の人間じゃねえよな」

オブライエン「ああ」

「変なとこだろ。ここ」

オブライエン「俺もついさっき来たばかりだ。何かが起こってるのか」

「今の王だ。王は狂ってやがる」

オブライエン「狂ってる?」

「俺達が住む村を潰してそこに白龍の楽園なんて名前の遊戯場を建ててやがんだ」

オブライエン「何だそれは?」

「至るところに白い龍の石像が置いてあってガキも大人も遊べるそんな場所よ」

万丈目「何だそれは遊園地か?それにそんな夢のようなところ」

「夢だと?バカ言ってんじゃねえよ!闘争本能を失っちまうんだぞ!」

オブライエン「争いのない平和な場所。俺はいいと思う」

「あんなもん洗脳だ!俺たちから闘うことを取っちまうんだぜ!?」

「俺は仲間たちと共に王に奇襲をかけた。結果この様よ・・・他の房に入れられてる奴も反逆した連中だ」

「情けねえよこれから先、俺達はこの穴倉で満足するしかねえんだぜ・・・」

マナ「つまり貴方達は未来から」

十代「そういう事」

カイザー「信じられないかもしれません。だが事実です」

マナ「(この人凄い・・・沢山の精霊に囲まれてる。一人幽霊が混ざってるけど)」

三沢「俺達の仲間は恐らく捕まってます。彼らを出してくれませんかね」

マナ「そうしたい事は山々ですがなに分、今のファラオは頑固で」

マナ「昔は歴代のファラオに勝るとも劣らない人物でした・・・それが数年前から」

三沢「何かに取り憑かれたんじゃ」

カイザー「いや歴史上王が突如として乱心する事は珍しくない」

カイザー「心境の変化、王である重圧、消えることのない欲望・・・他者の上に立つのは大変と言う事だ」

十代「あ、そうだ。マナさんさ」

マナ「マナでいいですよ」

十代「でもかなり歳上だぜマナさん」

マナ「と、歳の事は言わないでください!」

十代「ディアハって知ってる?」

マナ「え、知ってますけど」

十代「じゃあさルール教えてくれよ俺に!」

マナ「ディアハと言うのはですね、魔物や精霊を石板に封じそして決闘の時に召喚し闘う儀の事でして」

十代「うんうん」

三沢「こうしてる間に万丈目達が!」

カイザー「落ち着けそう簡単に死ぬ奴らではあるまい。それより三沢」

三沢「はい」

カイザー「彼女は神官である身、何故このような場所に居たんだ」

三沢「さあ・・・でもタニヤもフラッと何処か行きますよ。女性ってそんなんじゃないですか?」

カイザー「そうか」

三沢「カイザーも女性に興味があるんですね。驚きですよ」

カイザー「俺も男だ」

三沢「・・・好みのタイプとかは」

カイザー「強いていえば人妻・・・いや成熟した女性がいい」

十代「三沢!カイザー!ちょっと来いよ!」

三沢「あ、ああ。今のは聞かなかった事にしますね貴方のイメージが」

カイザー「気にするな」

万丈目「脱獄だ!」

オブライエン「落ち着けリスクが大きすぎる」

万丈目「十代達もこんじゃないか!」

万丈目「奴の事だから俺達が自力で出ると考えてるはずだ!俺はそう思う!」

オブライエン「・・・」

万丈目「隣の房の奴も聞いてるか!出るぞ!」

「やめときな、出たとしてもどうすんだよ」

「ファラオは容赦ねえぞ。神官連中も一癖も二癖もある奴らばっかだ」

「お前ら側の左の房の奴なんて兄貴と弟をボコボコにされてぶち込まれたんだぜ。可哀想によ顔にデカい傷まで付けられて」

万丈目「くっ・・・ならば俺たちだけでも出る」

吹雪「万丈目くん熱くなっちゃいけないよ」

万丈目「師匠!これ以上十代に借りを作ってもいいんですか!?俺は・・・いや俺達は・・・あいつに」

万丈目「ディアハだか何だか知らんがここから出たらいの一番に十代をコテンパンにしてやる。待ってろよ十代!」

「仕方ねえな。俺も出てやるよ」

万丈目「よく言った!お前名前は!」

鬼柳「俺は鬼柳・・・鬼柳京介だ」

吹雪「鬼柳って思いっきり日本人じゃ」

オブライエン「恐らくカタカナでキリューとか言う感じだろう」

万丈目「ビクともせんぞ!この檻!」

鬼柳「蹴るんだよ!満足するまで蹴り続けたらぶっ壊れんだよ!」

オブライエン「左側の房の奴も動き出したようだな」

「そうだよ大事な兄弟ボコられて何やってんだ俺はよォ!開けよ!オラァ!開けってんだよ!!」

「俺もやってやる王にとびっきりのファンサービスを味合わせてやるよ!」

Ⅳ「俺はⅣだ!お前は!?」

万丈目「俺は万丈目凖、他の房に入れられてる奴ら聞こえるか!」

鬼柳「お前ら一生こん中で本当に満足してんのか!?」

Ⅳ「俺達の手であの傍若無人の王にファンサービスを与えてやろうぜ!なあ!!」

「どうすんだよ」

「確かにあの人らの言う通りだよな」

「やるなら今しかない気がする」

万丈目「立ち上がれ!そして蹴破るんだ!自らの手で未来を掴み取れ!!!」

「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」

マナ「十代さんは素晴らしいバーの持ち主ですね」

十代「バー?」

マナ「簡単に言えば魂ですね」

十代「これって絶対に石板に封印しなきゃ出せないの?」

マナ「強靭な魂・・・自分の信じる正義を貫く心があれば石板が無くとも召喚できます。本来カーは悪人の心に住む魔物を封印し精霊に」

カイザー「ん?見ろ三沢」

三沢「火の手が上がってますね」

十代「自分の信じる正義を貫く心か・・・現れよネオス!なんて」

ユベル「十代、そんな事しなくてもデュエルディスクから召喚できるだろ」

十代「やっぱこの時代で出来ることはこの時代でしたいからなあ」

カイザー「マナさんあれを見てください」

マナ「あ、あれは!?」

三沢「行きましょう!俺は何やら途轍もない予感がします」

鬼柳「俺のエジプト制覇はまだ終わっちゃいねえ!現れよインフェルニティ・デス・ドラゴン!」

Ⅳ「あんな暗くて狭いとこに閉じ込めやがって!ギミック・パペット-ジャイアントキラー!」

万丈目「何だそれは!?」

Ⅳ「知らないのかこいつはカーだ」

鬼柳「ディアハ知らねえのか」

万丈目「知らん」

オブライエン「各自フォーメーションを組め!第一部隊は前方の万丈目達を援護!第二部隊は後方から支援だ!」

イエロー「アニキ~」

鬼柳「何か変なのが出てきたぜ」

グリーン「また変なところにアニキってば」

ブラック「俺たちの事も考えてよ~」

Ⅳ「そいつらがお前の」

万丈目「まあそんなところだ、行くぞお前たち!必ずや邪智暴虐のファラオを引き摺り出すぞ!!」

オブライエン「万丈目、鬼柳、Ⅳ油断するな。ここは敵地だ、どんな罠が仕掛けられているか解らんぞ!」

万丈目「出て来いファラオ!」

鬼柳「道開けろ!」

Ⅳ「オラ!沈め!」

「ダメだ手に負えん!」

「あの悪名高き鬼柳とⅣを脱獄させるなんて!」

「このままじゃマズい」

セト「下がれ!お前達ではどうにもならん」

「王だ!王が来たぞ!」

セト「ふぅん、反逆者め」

万丈目「出たなファラオ!」

鬼柳「行くしかねえぜ」

Ⅳ「ああ」

セト「纏めて来い。圧倒的な力を見せてやる」

セト・鬼柳・Ⅳ「ディアハ!!」

吹雪「行かないのかい万丈目くん」

万丈目「奴らみたいに出んのですよ師匠!」

オブライエン「ディアハとはつまり精霊と精霊の戦い。現代で言えばデュエル・・・何だあれは」

吹雪「まさか・・・そんな・・・」

鬼柳「前に見た時とは違うカーだな!一気に三体も出しやがって!」

Ⅳ「見せてやるよ俺のファンサービスを!!」

オブライエン「やめろ!そいつらは!!」

セト「フッ、笑止」

十代「遅いぞ三沢!」

三沢「早いんだよ十代が・・・」

マナ「一体なにが・・・まさかファラオが」

カイザー「ファラオか・・・どういう男なのですか」

マナ「気高く高潔なお方です。ただここ最近は・・・」

十代「海馬さんの先祖みたいなものだろ?遊戯さんも海馬さんも凄いよな!」

カイザー「三沢!早くしろ!」

三沢「ハァハァ・・・カイザー達は先に行っててください俺は」

カイザー「十代先に行っててくれ」

十代「ああ!カイザー達も早く来いよ!」

カイザー「立て三沢」

三沢「先に行っててくださいカイザー」

カイザー「お前はやはり十代や万丈目に引け目を感じてるんじゃないか」

三沢「いや俺は別に」

カイザー「俺から見ればお前達は誰に対しても誇れる後輩だ」

カイザー「三沢大地、お前はお前にしかできない事をやってみろ」

三沢「カイザー・・・」

カイザー「さあ行くぞ」

三沢「はい!ところでカイザー、俺の長所は」

カイザー「・・・行くぞ」

三沢「あ、はい(賢いところかな。俺の頭脳)」

十代「着いた」

オブライエン「じゅ、十代か」

十代「何だよこれムチャクチャじゃないか」

オブライエン「お、俺の事より奴らを」

十代「おい万丈目!しっかりしろよ!!」

マナ「一体何が」

吹雪「十代くん覚えてるかい三幻魔の事を」

十代「三幻魔だって?」

マナ「三幻魔・・・聞いた事があります。確かあの神に匹敵する邪悪の化身」

吹雪「彼は・・・王はあの幻魔を召喚して・・・」

十代「三幻魔・・・いや三幻魔と同等の力を感じるぜ」

ネオス「十代、歴史に置ける暴虐の王は須く破滅の光の影響に受けている。もしかしたらファラオも」

十代「・・・オブライエン、吹雪さん。万丈目達を頼みます」

マナ「待ってください!今の貴方じゃファラオには」

十代「相手が三幻魔そしてもしかしたら破滅の光も絡んでるかもしれないんだ!ボサボサして」

マナ「えいっ」

十代「ううっ・・・」

マナ「眠らせました。このままじゃ」

オブライエン「何者なんだ」

マナ「神官です。ちなみに魔法も使えます、ほら」

吹雪「何だかブラックマジシャンガールに似てるよね」

オブライエン「ああ」

万丈目「!!」

吹雪「起きたね」

万丈目「奴はファラオは」

吹雪「・・・」

万丈目「あいつらは」

オブライエン「あそこだ」

万丈目「・・・死んだのか」

鬼柳「うーん・・・満足・・・」

Ⅳ「ファンサービス・・・」

オブライエン「あれだけの攻撃を受けて怪我も軽い。ただ疲れたように眠りこけているがな」

万丈目「許せん!俺も奴らのようにモンスターを操れたら!!」

マナ「・・・止められますかファラオを」

万丈目「誰だこいつは・・・まさかブラック」

吹雪「彼女はマナさんだよ」

万丈目「他人の空似か」

マナ「見たところ貴方と十代さんは素質があります。二人揃えばファラオに匹敵できるかもしれません」

万丈目「よし!ならば行くぞ十代・・・起きろ!」

十代「zzz」

十代「これから」

万丈目「俺たちを修業させるだと!?」

マナ「ええ、付け焼き刃程度になりますが」

十代「うん、やろうぜ万丈目」

万丈目「そうだな・・・それでどうすればいい!?」

マナ「はい、先ずは」

三沢「待ってくれ!俺も居るぞ!」

三沢「俺も混ぜてくれ!役に立ちたいんだ!!」

マナ「えーっと貴方は」

十代「三沢・・・一緒にやろうぜ。俺たち三人でさ、いいだろマナさん!?」

マナ「わかりました。それではついて来てください」

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