男「女の夢を喰らう」(17)
ある変態の生きざま…
男「…ありがとう、ございました?」
男はジャングルで生まれ育ったので、日本語の理解にくる死んだ。
dead end…
コンテニュー?
▼▽
いは
いい
え
♪テロリアーン
【コンテニューが承認されました。直ちに記録内容を出力して、予備領域にコピーしてください】
……………
now loading…
ヴゥン…
男、の設定情報が更新されました。詳細は追加資料を参照して下さい。
では、2月5日からロード及び再開します、ディスクを変更し、リセットボタンを押して下さい…
2月5日
男「女の夢を喰らう」
女「はぁ?」
男「だから、オメーの夢喰うから!」
ブルルッ
女「あ、電子メールだわ」
カチョ
女「なになに、友からだ…ケーキバイキング行かないか?だてぇ」
男「いけばぁ?」
ベロォ~
女「ひっ」
ジョア~ヤクルトジョア~
女「も、もらした」
男「ぴちゃぴちゃ」
女「きたないよぉ…」
男「うわ、ほんまやきたない」
ペッペッ
男「すごくアンモニア」
女「だろうな」
男「で、ケーキバイキング行くの?」
女「もちのろん」
男「じゃあコレを持っていくがいい」
ヂャラ…
女「ネックレス…?」
男「じいさんの形見っぽいだろ?」
女「そ、そんな大切な形見っぽいもの…どうして私に渡す?」
男「…地球」
女「?」
男「地球の意思です」
女「?」
男「地球の意思です」
女「地球の、意思?」
男「はい、地球の意思です」
女「まぁ激しくどうでもいい。貰います」
ヂャラ
男「はい」
女「じゃ、ケーキバイキング行ってくるから」
男「食べ過ぎてションベンもらすなよォ!」
友「ゼロ・ドライブッッ!」
男&女「!?」
スサスサスサン
女「こ、高速のカマイタチが!」
男「俺たちを襲って!?」
スサスサスサン
友「それだけではない。カマイタチの切り傷は、凍るッッ!」
男「…アブソリュート・ゼロ」
男「俺は致命傷だが、お前たちは早くケーキバイキングに行けッッ!」
女「う、うん!」
友「腹いっぱい食ってきまス」
スタタタ
男「…行ったか」
男「治癒魔法【ヒーリング】ッッ!」
キラキラリン
男「これが魔法の力かよ…大したもんじゃねぇか」
!
【男はステータス:ゾンビだったので治癒魔法で死んだ】
コンテニューする?
▽▼
うい
むか
ん
!!
♪テロリアーン
外部端末より強制ロードされました。
強制ロードなので、6月8日からの再開となります。
リセットボタンを押しながらディスクをno.6に交換して下さい。
ヴゥン
ディスクno.6の読み込み不良です。現在の情報から疑似データを構築し再度ロードを続行します。
ヴゥン
なんやかんやでデータ構築完了しました。6月8日より再開します。
【6月8日】
天秤の星団の壊滅から1ヶ月が過ぎた。
俺は日常に何か物足りなさを感じていた。
男「…朝か」
愛犬のアイリーンに起こされた。
朝の日差しがやる気を奪う。
水槽のグッピーは死んでいた。
今日も年貢を納めねば。
アイリーン「ブフッ」
アイリーンが笑う。
黙れ、そんなに俺が滑稽か?
怒りがふつふつと
煮たったカレーのように
ふつふつと
ふつふつと
ふつふつと
男「ウバッシャァァァァ!」
バキィッ
アイリーン「ぎゃあ」
アイリーンは肉になった。今夜はハンバーガー禁止。
窓からアイリーンの塊を捨てた。
?「ふぎゃっん」
どうやら通行人に当たったようだ。馬鹿な奴だ。
男「すいませんでしたー」
窓から身を乗りだし謝罪する俺。
男「おおっっ…と…」
ぐらり。
バランスを崩した俺は
わざとらしくそう言い放ち
右足をありえない方向に曲げ
左足を背中に付くくらい反らせ
窓から
落ちた。
死んだ。
dead end…
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