京太郎「土下座して脅せばエロいことしてくれそうな女の子か」(9)

 
京太郎「実際のところ、そんな漫画みたいに上手くいくんですかね?」

久「さあ? その脅す内容が堅実的かつその人にとってまずいことならいけるんじゃない? 例えば、あなた会社の金横領してますよね? とかね」

京太郎「なるほど…、まあでも脅すからには大抵はそんな風に相手が断れないような内容ですよね。ドラマとかでよくある展開」

久「気が弱い子ならなおさらね。ーーただ土下座する意味がわからないわ!」ケラケラ

京太郎「それは、あれですよ…。罪悪感緩和の為の自己肯定措置のような」

久「わたしなら堂々と脅すけどね!」

京太郎「と、ここで話は変わりますけど、ーー部長…昨日咲と怪しいホテルに入っていきましたよね?」

久「」

  
久「…な、なんのことカシラ? 身に覚えがありまセン」

京太郎「」つ写真

久「いくらよ!? いくら欲しいのよ!? このストーカー野郎っ!」

京太郎「そして自分の罪を棚に上げてこの豹変ぶりである」

久「うっさい! くっ、この分じゃ一や春のことまで漏洩してそうね…っ」

京太郎「え?」

久「え?」

 □

京太郎「と、いうわけで」

ガバッ

京太郎「orz」

久(土下座したっ!)

京太郎「福路さんと付き合って癖に、他三名と関係を持ってる下衆な部長!」

久「具体的に言わないでよ…」

「おねがいです! 女の子とエロいことしたいので協力してください!」orz

  
久「ことわ…っ、ーーえ?協力?」

京太郎「はいっ、おれ一人ではヘマをしそうなので部長に協力してもらいたくて!」

久(…てっきり、わたしに変なことしてくるとおもってたけどちがうみたいね…)

久(その辺については単に思いついてないのか、気を使ってくれたの知らないけど突っ込まないほうが得策ね。下手に突ついて藪蛇なんて勘弁…)

久(かといって、協力するかわりに写真渡せ。ーーなんて取り引き持ちかけて、須賀くんの気でも損ねてしまうのはまずい。なにしてくるわからない)

久(隙を見てうまくネガを奪取する…、そして可能であれば逆に須賀くんの弱味を握り利用する…、ふふこれだわ)ニヤリ



久「しょうがないわねー。わかったわ。須賀に従う以外選択肢はないものー」

京太郎「よっしゃあ!」

 【原村 和編】

京太郎「で、あれから一日たってもう放課後なわけですが…」

京太郎「ホントに大丈夫なんですかね? 部活終わっちゃいましたし」

久「問題ないわ。咲から直に聞いた話だなら間違いない。ええ必ず来るわ」

久(少し可哀想だけど、ある意味自業自得ということで…)ユルセ

久「そろそろね…、須賀くん。ロッカーに隠れるわよ?」

京太郎「え? まじっすか?」

 『ロッカー内』

ギュウギュウ

久「あ、あついわね…」
京太郎「せ、せまっ…!」

京太郎(…でも部長と密着してからか、そこはかとなくいい匂いが…)ムラムラ

久(…なんか固いのが太ももに当たってる気がするけど、無視しましょう…)

ズリズリ

京太郎「うっ…」

久(擦るなおバカ…!))

 ガチャ

和「……もう、誰もいませんよね?」

京太郎『あ、ホントに戻ってきたみたいです!』
久『ね? 言った通りでしょ?』

和「…咲さん、かわいい」

久(…まさか和が部活後に咲の私物で自慰してるとはねぇ…)

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