【艦これ】赤城「あの・・・提督?」提督「ん?」 (789)
「あの・・・提督?次の作戦はMI作戦というのは本当でしょうか」
普段は凛とした佇まいでいる”娘”が何時に無く弱気な様子で尋ねてきた。
「ああ、まだ詳細は発表されていないがそう聞いている。やはり不安か?―赤城。」
彼女―赤城―はかつて大日本帝国海軍に所属していた航空母艦赤城の生まれ変わりと言える存在、所謂艦娘である。(艦娘についての詳細はここでは割愛する)
そして、私はその艦娘達を束ねる提督を―辺境の小さい鎮守府ではあるが―務めている。
「当時と今回とでは状況が全く異なっていますし、たとえ当時と同じ作戦であってもあの頃のようにおめおめと沈むつもりもありません。ですがやはり良い記憶では無い物で、その・・・。」
トラウマであるのも仕方が無いことであった。艦時代にミッドウェー攻略作戦、通称MI作戦に参加し、大敗を喫して撃沈させられたことは非常に辛く苦い過去なのだ。
「赤城、君は艦娘になってここに着任してから今まで様々な作戦や任務を遂行してきているし、またそれでも慢心せずに厳しい鍛錬を毎日欠かさず行ってきているのも私は知っている。
それに まだ作戦の実行日まで時間はある。それまでに準備を怠らないことだ。こちらでも可能な限りよい装備を回せるようにする。夕張や開発屋の妖精達も張り切っているよ。」
「そして大勢の仲間もいるんだ。君は決して一人じゃないし、一人で全てを抱え込んでやり切る必要もない。皆と団結すればどんな任務であろうと今まで通りやり遂げられるさ。」
彼女が心の弱みを露にすることは着任してから今までなかったことである。赤城はいつでも冷静で、可憐で、心も強くやまとなでしこそのものであった。―たまに頭の中で声がするらしいという不思議な娘でもあったが。
そんな彼女もいざ戦闘となれば華麗に弓矢と艦載機を操り、外見に似合わず獅子奮迅の働きをもって活躍するのだ。
その姿しか知らない私からすると慢心をするつもりが無くとも次の作戦もきっと彼女は皆を率いて成功に導くことができるであろう、と信じられる。
だから、私の励ましに嘘偽りは一切無かった。
「提督・・・ありがとうございます。ところで・・・」
「ん?」
「ごは・・・あ、いえ、作戦開始はまだでしょうか?」
落ち着いたら空腹感が襲ってきたらしい。私はそれを微笑ましく感じながら腕時計に目をやる。
「なになに、ヒトサンマルマル・・・もうこんな時間か。腹が減っては戦ができんと言うしな。よし、昼食をとりに行くぞ。食後のデザートがなくなる前に食堂にいかなくてはな。準備を急げ、赤城!」
「あ・・・、ま、待ってください提督ー!」
つい口走ってしまった言葉への恥ずかしさか、昼食もしくはデザートへの期待からなのか、頬を赤くして支度をしている赤城を見守りながら、作戦の成功のためにより一層奮起することを私は固く誓った。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406117365
艦これの赤城さんと提督のSSです。
他の艦娘も出る予定です。
地の文は次からは無し。
提督「それにしても」
赤城「どうしました?」
提督「着任した当初の赤城を思い出していたんだが、あの頃は赤城と仲良くなっていけるのかと心配だったよ。」
赤城「そうだったのですか。それは知りませんでした。」
提督「赤城は何一つ表情をかえること無く、淡々と任務や鍛錬をこなしていたからな。それはまるで機械・・・マシンの様だった。MVPをとっても他の子達みたいに喜んだりしないし。」
赤城「MVPを取れたからといって慢心してはいけません。浜風ちゃんではありませんが、勝って甲の緒を締めよ、ですよ。」
提督「その心がけは私も見習わなければな。君達を失わないためにも―」
赤城「ふふふ、提督なら大丈夫です。私達を率いて暁の水平線に勝利を刻み続けられますよ、きっと。私は、私達は皆あなたを信頼しています。」
提督「・・・本当に変わったな。着任当初の君だったら『当然です』と一蹴されていただろうなぁ。」
赤城「は、恥ずかしいから当時の話はもうどうでも良いじゃありませんか、もう!・・・ですが、提督」
提督「改まって一体どうした?」
赤城「提督。艦娘になった私に色々なことを教えていただき感謝しています。」
提督「本当に一体どうしたんだ。」
赤城「いえ、提督に愛されている私達艦娘は幸せだなーと改めて思っただけです。」
提督「・・・私も良い子達に―家族に恵まれ、囲まれて幸せだよ。」
赤城「ところで提督。」
提督「どうした赤城。」
赤城「加賀さんの着任はまだですか?他の子達が姉妹艦や大戦時の・・・相棒といった存在に出会い喜んでるのを見ると私もそろそろ加賀さんに会いたくなってきました。」
提督「うっ・・・。でも空母レシピはボーキサイトの消費が厳しいんだよなー。中々貯蓄しづらい資源なんだよね。」
赤城「空母レシピ・・・あぁ、確かにボーキサイトの消費7,000は大きいですね」
提督「・・・大型建造をしろと・・・?」
赤城「空母も戦艦も大型建造の妖精さんに依頼した方が確実性が高い、と頭の中で何かが・・・」
提督「この子ってば一体何を言っちゃってるの・・・。」
赤城「大丈夫、提督ならやれます!今なら大鳳ちゃんも出る気がします!さぁ!さぁ!」
提督「仕方がないな。じゃあ明日にでも4回分ほど大型建造を依頼してみるか。それで出ても出なくても暫くは大型建造と艦載機の開発はお預けだからな。」
赤城「さすが私の見込んだ提督です。期待していますよ!」
~翌日~
大鳳「そう…私が大鳳。出迎え、ありがとうございます。提督…貴方と機動部隊に勝利を!」
あきつ丸「自分、あきつ丸であります。艦隊にお世話になります。」
瑞鶴「翔鶴型航空母艦2番艦、妹の瑞鶴です。幸運の空母ですって?そうじゃないの、一生懸命やってるだけ…よ。艦載機がある限り、負けないわ!」
加賀「航空母艦、加賀です。あなたが私の提督なの? それなりに期待はしているわ。」
提督「これは、なんというか・・・。私、ここで今年一年分の運を使った気がするんだが・・・。」
赤城「これも日ごろの行いが良かった報いですね、提督!あ、加賀さーん!お久しぶりです。やっと会えましたね!」
加賀「あら、赤城さん御機嫌よう。お久しぶりですね。またお会いできて嬉しいです。
ところで、あの燃え尽きてる提督・・・と思わしき人は大丈夫なのかしら」
赤城「きっと加賀さんが着任したので嬉しくて放心してるのですよ!大丈夫です!」
加賀「そう。それならいいのだけれど。」
赤城「大鳳ちゃんもあきつ丸さんも瑞鶴ちゃんもよろしくお願いしますね!
では提督があんななので秘書官であるこの私がここの案内を致します。はぐれないように付いてきて下さいねー。」
大鳳・あきつ丸・瑞鶴「は、はい!(提督(殿)が燃え尽きてる・・・)」
~そのまた翌日~
58「ていとくー!オリョールまで海水浴に行ったら加賀さんの艤装を手に入れることがてきたでち!」
提督「苦労して初めて手に入れた艦って何故かすぐにダブるんだよね。なんでかなーあれは。」
赤城「私はドロップも建造でもレアらしいですから意外と中々ダブりませんよ!」ドヤァ
提督「加賀さんって以前の君みたいに感情が顔に出ないから無感情な子だと思っていたら」
赤城「思っていたら?」
提督「あの子は凄く感情豊かなのだな。あまりのギャップに流石にびっくりしたよ。」
赤城「そうでしょう!加賀さんはクールな美人に見えても中身はとても可愛らしいのです!」
提督「お、おう。なんで君がそんなに誇らしそうにしてるんだ。」
赤城「友人の良さを褒められたら嬉しいですし、誇らしいものなのですよ。いやー提督も加賀さんの可愛さに気が付きましか!」
提督「なるほど、そういうものか。」
加賀「て、提督、恥ずかしいのでそういったことは私の居ないところでお願いします。・・・赤城さんも。」
提督・赤城「(顔真っ赤にして俯いてプルプルしてる・・・。か、可愛い!」
加賀「声に出てますから!」
提督「すまんすまん。それではお詫びに今夜は肉じゃがにしようか。食堂に行って頼んでくるよ」
加賀「今日の夕食は肉じゃが・・・。良いですね、気分が高揚します。」
赤城「(それでキラキラ状態になる加賀さんちょろ可愛い。)」
今日はこのあと1つ少ネタを投下して終了です。レスありがとうございます。大変励みになります。
ほのぼのした物語(妄想)を続けていけるように頑張ります。
~少ネタ編~
赤城「あ、あの提督・・・」
提督「どうした赤城。まだMI作戦のことを心配しているのか。」
赤城「関係が無いわけではありませんが、その、えーっと・・・。」
提督「珍しく歯切れが悪いな。体調が悪いのか?」
赤城「いえ、あの・・・。大型作戦が控えているのに大型建造を依頼してしまって良かったのでしょうか・・・。」
提督「なんだそんなことか。」
赤城「そ、そんなこと?」
提督「ああ、4回ほどの大型建造依頼なんて些細なことだ。世の中にはいつぞやのアップデートの折に武蔵の建造を狙って資材をマジで溶かした提督もいr・・・。」
赤城「ワー!ワー!何を言ってるんですか提督!?」
提督「なに、それより問題は作戦までに加賀の錬度を・・・艦娘の体に魂を馴染ませて本来の実力を発揮できるようにさせることだ。どうせなら共に出撃し、一矢を報いたいだろう?」
赤城「提督・・・。」
提督「まあ、その辺は私にかかってるからな。赤城も付き合ってもらおうことになるだろうが。ついて来てくれるか?」
赤城「はい!一航戦赤城、提督を勝利に導くためこの身を捧げます!」
かっこ良さげに〆てもやることは3-2-1マラソンなのです。
では、また。
皆さんこんばんは。想定していたよりも閲覧されてる方がおられて嬉しいやら恥ずかしいやらです。
赤城さんファンの方に応えられるようなSSを書けていけるように精進したい所存です。
では、短くて申し訳ありませんがちょこちょこと投下していきます。
赤城「提督。今日大本営から飛龍の改装計画書が届きました。」
提督「飛龍改二計画、か。どれ・・・。ほう、この改装がうまく行くと飛龍の戦闘能力が大幅にアップするな。」
赤城「はい。また、近日蒼龍の改装計画も固まり次第送られてくる予定のようです。」
提督「立て続けに空母二隻の改二計画の発令、か。暫く忙しくなりそうだな。」
赤城「ええ。でも提督、嬉しそうですね。」
提督「ああ。彼女達は自己の戦闘能力に悩んでいた節があるからな。これで彼女らのその悩みが解消されれば良いのだが。」
赤城「あの二人なら例え艤装が強化されても慢心して鍛錬を怠るなどということは無いでしょうしね。」
提督「赤城はどうなんだ?後輩達が先に強化される計画をうけて焦ったりしないのか。」
赤城「愚問ですね、提督。羨望の気持ちが全く無い、とは言いませんが、焦りも妬ましさも感じることはありませんよ。
後輩・・・、友人が強化されて戦果を挙げて他の皆に認められる。そして提督を勝利を助け平和にまた一歩近づくのです。良いことしかないではありませんか。」
提督「・・・部下が出来すぎていて私が焦ってしまうよ。」
赤城「私がその様に成長できたのも貴方のお陰ですよ、提督。過去の私なら”一航戦の矜持”に囚われ、後輩たちの強化を素直に喜べなかったかもしれません。
ですが、今は友人達が強くなることは心から喜べますし祝福もできます。あ、でも」
提督「でも?」
赤城「五航戦の子たちが先に強化されたら加賀さんのかわいい様子は見られるかもしれませんね。加賀さんったら、本当はあの子達のことを認めているのに素直じゃありませんから・・・あ」
加賀「失礼します。提督、只今キス島から帰投しました。赤城さん、なにやら楽しそうな話をなさってますね。私も混ぜて下さる?」
赤城「か、加賀さん御機嫌よう。大した話じゃないのよ、ただ二航戦の子達が・・・ちょ、ちょっと落ち着いて、ね?」
加賀「提督、執務中申し訳ありませんが暫く赤城さんをお借りします。」
提督「(普段冷静な赤城の焦ってる姿・・・有りだな!)・・・程ほどにな。」
赤城「提督の鬼!裏切り者ー!」
加賀「赤城さん、その様な言葉遣いははしたないですよ。提督、それでは失礼します。」
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提督「・・・あ、赤城の断末魔が聞こえる。ふぅ、今日も穏やかな良い一日になりそうだ。」
提督「なぁ、赤城。」
赤城「はい、何でしょうか提督。」
提督「今更言うのも何だが、着任したときからずっと休んでないように見えるのだが・・・」
赤城「大丈夫です。合間合間にきちんと空いた時間を作るようにしているので問題はありません。」
提督「だがなぁ、加賀さんにも言えることなんだが他のみんなから赤城に休みを与えてやってほしいと懇願されてな。
それに私にも今まで赤城に甘えて頼り切っていた後ろめたさがある。」
赤城「そうでしたか。お心遣いは非常に嬉しいのですが、私は本当に大丈夫ですよ。」
提督「まぁそう言わずに。赤城、駄賃も渡すし加賀さんと一緒に街に出て楽しんできてはどうだ?
加賀さんも君に追いつこうと人一倍鍛錬を重ねてるからな。」
赤城「そういうことでしたら、お言葉に甘えましょうか。」
提督「うむ、それが良い。たまには仕事を忘れて羽を伸ばしてくるといい。
そうだな、明日から四日間ほどならとりあえず休暇を出せるだろう。」
赤城「四日間も!逆に何をして過ごせば良いのか悩みますね。・・・あっ!あの提督?」
提督「なんだ、何か不都合でもあったか。」
赤城「思えば私・・・よそ行き用の服を持っていません。艦娘になってここに着任してから、一度も街に出たことありませんから。」
提督「えっ」
赤城「戦闘着と寝巻きと自室用の普段着しか持っていませんでした。どうしましょう・・・。」
提督「君はどこまでストイックな生活を送ってきて居たんだ・・・。
この分だと加賀さんも心配になってきたな。仕方がない、ちょっと待っていろ。」
蒼龍「はい?赤城さんと加賀さんに」
飛龍「私達の私服を貸してあげて欲しい、と?」
提督「急に呼び立てて、不躾なお願いをしてすまないな。あと、できれば2人の休暇中に同行し、
彼女達の私服を見繕ってもらいたい。というのも、どうも彼女達はそういったことが不得手らしい。」
蒼龍「それは楽しそう・・・いや、面白そう・・・、いや、重大な任務ですね!」
飛龍「蒼龍、本音隠せてないからね。」
提督「悪いな。もし引き受けてくれるなら、彼女達の服を見繕った後は別行動をとって各々自由にしてもらってかまわない。
勿論、駄賃の他に服代も”私”が出す。」
飛龍「!提督が個人で出すということは、割と好き勝手に選んで良いわけですね!?」
蒼龍「こんなに輝いてる飛龍はあまり見たことがないよ・・・。」
提督「ああ。だがあの二人の意見もちゃんと尊重してくれよ。・・・蒼龍、飛龍、私は貴女達の働きに期待している。」
蒼龍・飛龍「ハッ!そのご期待に必ずや応えて見せましょう!」
加賀「突然呼ばれたと思ったら、なんですかこれは。」
赤城「皆さんが楽しそうで何よりです。加賀さん、お買い物楽しみですね。」
加賀「そうですね、赤城さん。あとで二航戦の子達と計画を立てましょうか。
(・・・それにしても提督と二航戦の子達の方が楽しみにしていそうね)」
提督「・・・というわけで、翔鶴。赤城が休養してる間は秘書艦をやってくれないか?」
翔鶴「はい。私でよければ喜んでお力になりましょう。」
瑞鶴「加賀さんたちだけ休暇でおでかけなんてずるいわ、提督さん!」
提督「すまないな瑞鶴。別の日に休暇がとれるように計らうから許してくれ。」
翔鶴「それなら提督、是非加賀さんと休暇を合わせてあげて下さいね。
瑞鶴ったら、いつも加賀さんのことを私に話してくるくらい彼女のことが気になってるらしいですし。」
瑞鶴「翔鶴姉ったら、そんなこと無いわよ!提督さんも真に受けないでよね!」
提督「ああ、そうだな。考えておこう。」
瑞鶴「もう、提督さんったら!もう!」
提督「なぁ翔鶴。話は変わるのだが。」
翔鶴「何でしょうか、提督。」
提督「素直になれない子ってなんでこう、可愛いんだろうなぁ。誰とは言わないが。」
翔鶴「ふふ、そうでしょう。私の自慢の・・・おっと。誰とは言いませんが素直じゃない子って可愛いですよね。
ついつい構ってあげたくなると言いますか―」
瑞鶴「・・・もー、ふてくされてやるんだから!」
結局、提督が翔鶴と瑞鶴に間宮さんのアイスをご馳走するまで瑞鶴はふてくされていた
赤城「さて、提督の計らいで休暇を頂き街に出てきたわけですが。」
加賀「これはこれは・・・。当時と全く街の様子が違います。ここは本当に日本なのでしょうか。」
赤城「人も自動車も多くて目が回っちゃいそうです。」
加賀「はじめて街まで出てきましたが、今は随分とカラフルなのですね。」
蒼龍「・・・先輩方は休日は如何にして過ごしてこられていたんですか。」
赤城「そうですねぇ・・・。空いた時間は艦載機や艤装の手入れ、もしくは読書などでしょうか。」
加賀「私も赤城さんと似たような感じです。いくら私達とて流石に四六時中訓練などで体を酷使しているわけではありません。
休める内にきちんと休養を取って置くのも任務の内ですから。」
飛龍「(読書と言ってもきっと技術指南書や兵法書といったものなんだろうなぁ・・・。)」
蒼龍「("当時"の私達の搭乗員も相当な・・・だったけど艦娘になってもまさかそのノリとは。恐るべし一航戦)」
飛龍「と、とにかく今日は折角提督から頂いた特別休暇なんですから、楽しんでいきましょうね。」
赤城「ええ。二人とも、頼りにしていますね。」
加賀「蒼龍、飛龍。今日は期待していますよ。」
蒼龍・飛龍「私達二航戦にお任せあれ!」
今回はここまでとなります。
書きたいネタは沢山あるのですが、それを文章にするのって非常に難しいですね。
赤城さんは着任当初はよく言われている「戦闘マシーン」のようで近寄りがたい雰囲気を持っていたのが、
提督たちとなんやかんやあって今の親しみやすい赤城さんになったという妄想設定です。
が、それも含め広げてしまった風呂敷を畳めるのかどうか、早くも心配になってまいりました。
そして、そろそろイベントに向けてLV上げなども始めようと思うので次の更新は遅れそうです。
それでは。
皆様こんばんは。レベリングが捗らないのはきっと暑さのせい・・・ということで、更新が遅くなる・・・と言いましたが、
ディスプレイ横のねんどろ赤城さんを眺めていると思い浮かんだ少ネタを1つだけ投下してみたいと思います。
ほんとマイペース&遅筆で申し訳ない。
提督「それにしても夏は暑いな。こんなに暑いと何もしたくなくなるよ全く。」
赤城「そうですね、提督。ですが、服装はきちんとして下さい。この鎮守府の皆を纏める身なのですから。」
提督「と、言われてもこう暑いとなぁ。赤城はその弓道着みたいな恰好のままで大丈夫なの?暑くないの?
室内にいる間はもうちょっと薄着になってもいいと思うのだが。」
赤城「薄着ですか・・・提督もやはり男性、ということなのですかねぇ。」
提督「ち、違うぞ!そんなつもりで言ったんじゃないんだからな!
というかその恰好でも袴が短くて十分に色気が・・・じゃなくてだな。」
赤城「冗談のつもりだったのですが。というより普段からまさかそのようなことを考えておられたとは。」
提督「暑さを紛らわせるための冗談だよ。・・・なんで離れるんだよ!本当に冗談なんだからね!?」
赤城「なんでツンデレ風なんですか。まぁ冗談は置いておきまして」
提督「おう。」
赤城「いつ緊急の出撃要請があるかわかりませんからね。万が一の時に、すぐに出撃できるように備えているのです。」
提督「その心構えはさすがだが、無理をして倒れるようなことになってもらっては困るぞ。」
赤城「大丈夫です。この服装でも問題はありません。寒暑に振り回されて愚痴をこぼすのは未熟者の証です。
あるがまま受け入れその状況になりきれば、むしろその苦悩に立ち向かう最大の対処法なのです。」
提督「か、格好いい・・・と思ったけど途中から何を言ってるのかちょっと意味がわからないよ。」
鳳翔「失礼します、提督。あら、赤城さんもこんにちは。」
提督「やぁ、鳳翔。何かあったのか?」
鳳翔「今年の夏も大変暑いので、出撃中に熱中症で倒れる子が出ないようにするために何か対策が無いかと考えていたのですが。」
提督「ほう。それで何かいい案は浮かんだのかい?」
鳳翔「妖精さんとも話したところ、兵器格納庫に余ってる零戦52型のプロペラを
別の専用の物に換装すれば良い送風機代わりになるとか。」
提督「奇想天外な艦載機の使い方だな・・・。52型の妖精さんはそれでなんと?」
鳳翔「それが、最近は烈風の数が揃ってきたこともあって、52型の妖精さん達が暇で仕方ないから丁度良いと。」
提督「まぁパイロットの妖精さん達が良いと言うなら良いのだが。」
赤城「なるほど、その送風機仕様の零戦52型を私達の4スロット目に装備するのですね!」
鳳翔「ええ。出撃の際に特に4スロット目が少ない空母―例えば蒼龍さん・飛龍さんまたは龍驤さん等ですね―
に装備させればそれだけで艦隊全体が十分に冷をとれるようになります。」
赤城「素晴らしい!それは是非導入すべきです!・・・( ゚д゚)ハッ!」
提督「よし、それじゃその案は採用しようか。熱中症で倒れられるとシャレにならんからな。
それに赤城も珍しくはしゃいでるし、進言をありがとう、鳳翔。」
鳳翔「どういたしまして、提督。赤城さんにも喜んで頂けたようで良かったです。」
赤城「違うんです提督!これは他の子達のことを思ってのことであってですね。」
提督「赤城、私は安心したよ。君も・・・艦娘と言えども私たちと同じなんだな。」
赤城「な!わ、私が今まで暑いのをやせ我慢していたと!?」
提督「違うよ。ただ、皆と同じように暑さを感じ、また寒さも感じることができることがわかった。そして、そうであっても、
日々の鍛錬の結果なんだろうな・・・、暑さ・寒さに左右されない君の凄さを実感したよ。」
鳳翔「そうですねぇ。常に自然体で、そして冷静で且つ堂々と任務に従事するその姿は、
皆の規範となるものであり頼りになります。さすがは一航戦といったところでしょうか。」
赤城「提督は突然恥ずかしくなるようなことを真顔でおっしゃいますね・・・。それに鳳翔さんも元一航戦ではありませんか。」
鳳翔「うふふ、そうでしたね。」
赤城「うぅ、褒められてるはずの私が何でこんなに恥ずかしい思いをしないといけないんですかぁ・・・。」
提督「なに、愛されてるってことさ。何も問題ない。よし、今日は赤城の可愛いところをまた一つ知ったところで夜はパーッとやるか!」
鳳翔「かしこまりました、提督。それでは私は準備をしてきますね。」
赤城「・・・提督?お財布の準備はいいですか?」
提督「ハッハッハ!任せ給え!・・・程々にお願いしますね、ほんと。
あ、他の艦娘を全員呼ぼうとしないで下さいお財布が空になってしまいます。」
赤城「うふふ、どうしましょうかねー?」
提督「はぁ、飲み過ぎたかな。」
赤城「ご馳走様でした、提督。」
提督「いや、あれで赤城が機嫌を直してくれたのならお安い御用だよ。楽しめたか?」
赤城「えぇ。それはもう、十二分に。」
提督「それにしても飯はそこそこに、デザートばかり頼んでたな。
見てるこっちが胸やけしそうで飯が満足に喉を通らなかったよ。今頃また腹が減ってきたんだけど・・・。」
赤城「提督は、甘いものが好きな女の子はお嫌いですか?」
提督「とっても可愛いと思います!好きです!」
赤城「と、突然おかしな事を仰らないで下さい・・・。」
提督「・・・飲みすぎて酔ったせいだな。気にするな。」
赤城「はいはい、そうですね。」
提督「赤城。昼の話の続き・・・というわけでは無いのだが、無理はしてくれるなよ。」
赤城「え?」
提督「もし赤城が無理をして倒れでもすると、私はきっと冷静で居られなくなるだろう。
だから、そうなる前に・・・何かあったら私に言ってくれ。」
赤城「はい、大丈夫ですよ。私はこれでも成長しているつもりです。無駄なやせ我慢なんてしませんよ。
私が休養しても、頼れる子達がここには居ますからね。」
提督「そうだな。―あぁ、虫の音が綺麗だ。」
赤城「―月が、とは仰らないのですね。」
提督「・・・お前も酔っているな赤城。今日はそろそろ休もう。」
赤城「ふふふ、そうですね・・・。ところで提督?」
提督「なんだ?」
赤城「外で鳴いている虫の鳴き声を屋内で聞くと風情がありますが、家のなかで泣かれるとチョーうるさいんですよね。
特に部屋の前の戸にくっついて鳴くキリギリス。流石の私もあれはちょっと我慢が出来ません。」
提督「お前思った以上に酔ってるだろ。ムードがぶち壊しじゃあないか。」
今回はここまで。食いしん坊設定・・・的なことは生かしたいですが、加減が難しそうなので中々書けないでいます。
書いたとしても、一航戦の二人だけで鎮守府を破綻に追い込むような食欲の持ち主にはならないかと思います。
零戦52型扇風機はAmazonで見かけてネタに出してみました。「可愛いけど回すと離陸していきそう」っていうレビューがツボでした。
妖精さんは可愛いですから、仕方が無いですね。
ちなみに私は12.7㎝連装高角砲の妖精さんと一緒にいる鳥みたいな生物が好きです。
それではまた。
そうですね、後付になりますが室内は冷暖房完備されていて、今回の話は屋外・・・出撃の際でのことということでお願いします。
そしてご都合主義になりますが、零戦52型扇風機は不思議パワーで冷風機代わりになるということにしときます。
ご意見(?)ありがとうございます。
しかし実際のところ、艦娘達の服自体が某ネコ型ロボット漫画に出てくるテキオー灯みたいな効果があっても不思議じゃないですよね。
[テキオー灯とは]
22世紀の未来において宇宙の様々な天体に進出した人類が、大気・温度・重力などが地球と著しく異なる環境で活動するために開発された道具。この光線を浴びれば、24時間は高水圧の深海や、宇宙空間、どんな状況下のいかなる星でも、特別な装備無しで地上と全く変わりなく活動できる。酸素の無い所でも呼吸ができ、潜水服も宇宙服も必要とせず、暗い深海でも昼間のように明るく見える
提督「とうとうきたか・・・。」
赤城「どうかしたんですか?」
提督「おう、赤城!聞いてくれ、先ほど工廠から連絡が入ったのだがついに我が鎮守府で大和型の建造に成功したんだ!」
赤城「ついにですか。おめでとうございます、提督。」
提督「ああ、ありがとう!まだ大和か武蔵かわからないらしいが・・・今夜は歓迎会も兼ねて宴会だな!」
赤城「良いですね、気分が高揚します!」
提督「加賀さんか!」
加賀「―呼びましたか?」
提督「わぁ!?急に背後から現れないでくれ・・・びっくりしたなぁもう。」
赤城「加賀さん、今日は新しくここに着任する大和型の子の歓迎会で宴会だそうです。」
加賀「そうなのですか。大和さんか武蔵さんか、ですね。お会いするのが楽しみです。」
提督「どんな子だろうなー。どちらにしても次の作戦では大いに力になってくれそうだ。」
加賀「・・・作戦の決行まであまり日がないとのことですが。実践に耐えうる程度にまで鍛え上げる時間はあるのかしら?」
提督「あっ」
赤城「せ、せめて改造できるまでには練度を上げておきたいですね。」
提督「そ、そうだな。改造できるレベルは確かこの資料に記載されて・・・。」
資料「要Lv60」
提督「よし、今夜の宴会では大いに飲むぞ二人共。」
赤城「はい、お伴させていただきます。」
加賀「あの、二人共?なに見なかったことにしてるんですか。両手で目を覆って何も見てないとアピールしてもだめです。」
皆様こんばんは。生存報告ついでに少ネタ投下でした。まだ暫く落ち着かない日が続くので更新は滞り気味になります。
読んでくださる方がおられるみたいなので、非常に申し訳ないです。
今日の分は、気分転換に大型建造をしたところ大和さんがきてくれたのでその時の様子でした。LVあげ、間に合わないです!
最深部の攻略を進める頃にはどうにかしたいですがはたして・・・。
公式4コマ・・・存在は知っていましたが、未だ読んだことがなかったりします。落ち着けるときに読んでみます。
加賀さんは暖かくて柔らかそうですよね。冬はそのままで、夏は冷房が効いた部屋で抱きついて過ごしていたいです。勿論赤城さんとも。
冷風機仕様の52型は妖精さんの謎技術によってできたプロペラで飛べると同時に冷たい風が云々ということでどうかっ
こんばんは。皆様イベントは如何でしょうか。今日も極短いながら投下していきます。
++++++
提督「とうとうAL/MI作戦決行の日が決定した」
赤城「!・・・ついにきましたか」
提督「ああ。AL作戦の旗艦は龍驤に、そしてMI作戦では赤城、君にお願いする」
赤城「はい。承知いたしました。―ふふ」
提督「どうかしたか?」
赤城「いえ。ただ、おかしなことかもしれませんが・・・、以前は正直なところ畏怖さえ感じていたMI作戦だったのですが今はなんだか楽しみにさえ思います」
提督「そうか。君は過去のトラウマを克服しつつあるのだな」
赤城「そうなのでしょうか。もしそうだとしたら提督のお陰ですね。ありがとうございます」
提督「私は特別なことは何もしてはいないさ。赤城自身の努力と、他の仲間達のお陰だろう」
赤城「そうですね。でも、確かに提督のお陰でもあるのです。提督は私だけではなく皆の心の大きな支えになっているんですよ。ご存知ありませんでしたか?」
提督「本当にそうであれば嬉しいけどプレッシャーだな。下手な失敗が出来なくなるじゃないか」
赤城「うふふ」
提督「・・・赤城。絶対に帰ってきてくれよ。赤城だけではない。私は誰も失いたくない。今回の作戦は非常に厳しい物になるだろう。だから・・・」
赤城「大丈夫です。無茶はしません。私も、他の皆も貴方とこの場所が好きなんです。必ずここに帰ってきますよ」
提督「・・・」
赤城「だから貴方は笑顔で皆を見送り、そして迎えて下さい。それだけで私達は元気になれますから」
提督「そうだな。司令官たる私がしっかりしないことには示しがつかないな。すまない赤城。君にはいつも不甲斐無いところばかりを見せてしまう」
赤城「いいえ、構いませんよ。私も弱みを見せるのは貴方にだけですから」
~~~
龍驤「今回の作戦のことで呼ばれたのに、司令室であんなイチャイチャされたら入れへんやんけ!あれはまだおわらへんのか!」
加賀「全くです。たかが深海棲艦程度に私たちがやられる筈がありません。頭に来ました」
龍驤「いやいやいや。何が『全くです』やねん。うちそんなこと言っとらんで!そっちやなくてやな―」
隼鷹「まーまー。青春って感じでいーじゃん。今度酒の席でいじってやるネタができたってもんさ~」
蒼龍「二人とも微妙に鈍感だったりズレてたりするから私たちが後押しして進展させてあげないとね!」
飛龍「ええ!二人がいちゃついてる間に二人をくっつける作戦を立てちゃおう!」
龍驤「みんなフリーダム過ぎるやろ!・・・なぁ、あの二人の馴れ初めってどんな感じなん?」
加賀「それは私も気になります」
隼鷹「この中で一番の古参の私が教えてしんぜよう。それはだねー・・・」
提督「・・・扉の前が騒がしいのだが一体何をやってるのやら。さて、かわいい皆のために気合を入れなおすか」
赤城「えぇ。是非そうしてください。その間に私は楽しそうにしてる子達を呼んできますね。みなさーん、楽しそうに何のお話をしてるんです?」
加賀「あら赤城さん。提督と赤城さんのことで少し―」
蒼龍「うわーっ!な、なんでもありません赤城さん!」
飛龍「そ、そうだ、今回の作戦のことでみんなとちょっと―」
提督「ありがとう赤城。ありがとうみんな。私の方が皆から支えられているのだから。―さて、みな集まったな。今回のAL/MI作戦についてだが―」
今回はここまでです。疲労抜き&入渠時間中を利用して書き溜めしていきたい所存です。
いつもレスありがとうございます。非常に励みになります。
うちの大和さんですがE-6までに改になればいいかな、と思ったけどE-2が地獄過ぎて参りました(白目)
某動画サイトで中間棲姫と空母棲姫のボイスを聞いちゃいましたがあれは反則でしょう・・・。妄想が捗りますね。
では。
皆さんこんばんは。いつもありがとうございます。
今更ですがねんどろいどでくまのん、鈴谷、龍驤、401がその内発売しそうな感じですね。
ねんどろはフィギュア類を始めて買わされることになった赤城さんと、一航戦ペアの加賀さんだけにしとく予定だったのに・・・。
それでは今夜もイベント関係の小ネタを少量ですが投下していきたいと思います。
~AL方面~
龍驤「・・・はぁ・・・」
隼鷹「アハハハ。まさかこうなっちゃうなんてねぇ。これには流石にびっくりだよ~」
龍驤「なんか色々めっちゃ疲れたわ・・・」
ビスマルク「あら良いじゃない。そんなに懐いてるんだし、もう襲ってきたりなんてしないでしょ」
Z3「よしよし・・・」
暁「龍驤さんとマックスばっかりずるーい!私もなでなでするんだから!」
神通「暁ちゃん、そんなに大声出すとびっくりさせちゃいます」
暁「ご、ごめんなさい。・・・なでなで。えへへ、可愛いわね」
ビスマルク「フフフ、可愛い子供達ね」
神通「そうですね。見ていてとても微笑ましいです」
龍驤「大丈夫なんかこの艦隊は・・・。アカン、もう突っ込む気力もわかんわ」
北方棲姫「オネェチャン・・・。ヤッパリワタシハイテハイケナイソンザイナノネ・・・」
Z3「龍驤、相手は深海棲艦と言えどこんなに小さな子供まで泣かせるのはどうかしらね」
龍驤「泣いてへんやん!っていうかうちがおかしいんか!?こうなったらもうヤケや!ほらほら零戦やでー。どうやかっこええやろー!」
北方棲姫「ワーイ、カッコイイー!ブーンブーン」
隼鷹「良い笑顔だねぇ。やっぱり子供はこうでないと」
龍驤「ゼェゼェ・・・。道中散々苦労させられたおもたら最後にこれや。あぁ、MI組は大丈夫なんやろか・・・。
おっと、提督に無線で連絡しとかなアカンなぁ。―もしもし、キミ?うちやけど・・・って誰がおれおれ詐欺やねん!
はぁ、もうなんでうちがこんな疲れなあかんねん・・・。いや、なんでもないで。こっちの話や。あのな、作戦のことやねんけど―」
~少し時は遡りMI方面~
赤城「・・・おかしいですね」
加賀「ええ。あまりにも簡単に事が進みすぎです。―今のところは、ですが。」
比叡「うーん・・・不思議ですねぇ。だいぶ最深部には近づいてる筈なんですが」
榛名「何か良くない予感がします。このまま先に進むべきなのでしょうか・・・?」
蒼龍「途中で交戦した"中間棲姫"や"空母棲鬼"と名乗っていた深海棲艦が早々に撤退したことがやはり気になりますね」
飛龍「・・・ですが、ここまで来たからにはそのまま攻め込んでしまったほうが良いかもしれません」
赤城「そうですね。このまま身を引き締めて先に進むことにしましょう。―それで良いですか、提督」
提督『ああ。ALの連中も順調に進んでるようだ。だが、くれぐれも気をつけて欲しい。こちらでも支援艦隊を送ったが、この先も何があるかわからん』
赤城「大丈夫です。いざという時は全力で撤退しますので。」
提督『わかった。それでは引き続き武運を祈る』
赤城「はい、お任せ下さい。では皆さん、参りましょうか」
+ + +
+ +
+
赤城「・・・」
加賀「赤城さん?どうかしました?」
赤城「いえ、何でもありません。大丈夫です」
加賀「・・・中間棲姫と空母棲鬼のことではありませんか?」
赤城「・・・彼女達はずっと私と加賀さんを見て笑みを浮かべていました。こちらの攻撃を受けても尚・・・」
加賀「・・・」
赤城「彼女達は私達に何を伝えたいのでしょうか」
加賀「それは・・・この先に罠が仕掛けられているからかもしれません。私達が誘導されている可能性は高いでしょう」
赤城「それだけでは無いような気がするんです。彼女達のあの赤い瞳にはもっと色々と複雑な感情が込められている気がして。―あなた達が一体何を考えているのか、教えて頂けませんか?」
空母棲姫「コレカラシズムモノガ・・・ナニヲシッタトコロデ・・・。オトナシク・・・ヒノ…カタマリトナッテ…シズンデシマエ……!」
加賀「現れましたね。あなた方が何を考えているのかはわかりませんが―私達も”この様な場所”ではまだ沈むことができませんので全力でいかせて貰います」
蒼龍「そうそう。ミッドウェーは因縁の場所とか戦いとかなんとか言われているし、うちの提督も気を使ってくれていたけれど」
飛龍「私達は復讐のために戦っているわけじゃないわ。だから因縁があろうと無かろうと、こんなところで躓いてる暇なんて無いのよ!」
赤城「折角言葉を交わせるというのに結局は戦うことになってしまう・・・それは悲しいことですが手加減など致しません。比叡さん、榛名さん。私達空母の4人が敵の艦載機と周りの取り巻きをどうにかします。
だから貴方達は敵の親玉、空母棲姫に攻撃を集中して下さい」
比叡「わっかりました!任せてください!」
榛名「はい!勝利を貴方達と提督に!」
赤城「ありがとうございます。それでは皆さん、行きますよ。―艦載機のみなさん、用意はいい?第一次攻撃隊、発艦してください!」
+ + +
比叡「・・・どうしてこうなるんですかぁ!」
榛名「榛名は大丈夫です!でも提督は大丈夫じゃないかもしれません・・・」
空母棲姫「大人しく私の負けを認めるわ。それに私が知ってることは全て洗いざらい吐いてあげたじゃない。だから私を捕虜としてあなた達の鎮守府に連行して丁重に扱いなさい!」
加賀「はぁ・・・頭痛がしてきました」
飛龍「MI作戦の最後のオチがこうなるなんて・・・。一寸先は闇ってよく言ったものね・・・」
蒼龍「しかもAL/MI作戦がまたも敵に筒抜けで敵の別働隊が基地に向かって進撃してるだなんて・・・」
赤城「あの・・・皆さん、なんかすみませんでした・・・」
加賀「いえ、赤城さんのせいではないです。私もまさかこのような事態になるとは思いもしませんでしたし」
~回想中~
空母棲姫「フフフ。コレデ・・・カッタト……オモッテイルノカ? カワイイナア…―ナンドデモ…クリカエスノヨ…カワラナい…限り…」
赤城「・・・変わらない限り、ですか。これでも私は結構みんなから変わったと言われているんですけどね」
空母棲姫「ふん・・・お前は一体何を言っている・・・」
赤城「例えばですね、実は最近・・・お恥ずかしながら甘味・・・いえ、デザートなるものにはまってしまいまして・・・」
空母棲姫「・・・え?」
赤城「そのことを知った提督はなぜか自分の用に喜んでくださって。『あの赤城が戦いの他に夢中になれるものができたか・・・』なんて言いながら涙ぐんですらいたんですよ」
空母棲姫「・・・いや、そういうことじゃなくて・・・」
赤城「そして、実はこの戦いが終わったあと、提督が祝勝パーティーをしようと言ってくださったんです。その際には間宮さんが腕を奮ってデザートのフルコースを振る舞ってくれると・・・」
空母棲姫「ず、ずるいわ!・・・実は私は赤城であって加賀なのよ・・・」
比叡「な、ナンダッテー」
榛名「それには全くキガツキマセンデシタ!」
空母棲姫「あなたたちだって一歩間違えば・・・色々な思念に囚われて私みたいになっていたのよ!だから私にも『でざ~と』というものをよこしなさい!いえ、少しでいいので食べさせて下さい!知ってることはなんでも話しますから!」
蒼龍「・・・どうしますかこれ」
加賀「・・・ハァ」
赤城「あら?・・・あら?」
~回想糸冬~
加賀「・・・まぁ提督がどうにかしてくれるでしょう」
比叡「ヒエー!提督に丸投げだー!」
短いですが今回はここまでです。今回のイベントの北方ちゃん、中間さん、空母さんの3人はみんな可愛いですね。触れ合いたいものです。
空母さんが姫なのに「 ナンドデモ…クリカエス…カワラナい…限り…」と言ってもらったのは故意です!
空母姫は中間さん撃破のあとに彼女の魂とかなんやらを吸収して空母棲鬼が姫に進化した感じなんでしょうか。
戦闘描写がどうしてもうまく書けなかったので落ち度しかないようなキャラにしてしまったのが少々心残りです。少々。
E-6は余裕でまだボスにすら辿りつけていないところです。しかし、このSSの舞台の鎮守府ではきっとクリアしたことになるでしょう。
(このSSの)リア充提督爆発しろ!
というわけでごきげんよう。
みなさんこんにちは。E-6のクリアの目処が全く立たないのでSS投下です。
SS内のE6イベントはもうこれで終わらせてしまう予定です。クリアに合わせたかったけど本気で目処が立たないので・・・。
提督「どうしてこうなった」
吹雪「顔色が悪いようですが大丈夫ですか?司令官」
提督「大丈夫だ。問題ない」
吹雪「(うわ、なんかダメそう)」
提督「・・・さて、先ほど作戦を完了させた赤城たちから通信が入ったのだが、敵さんの別働隊がこちらの近海で不穏な動きをしているそうだ」
吹雪「そんな・・・本当ですか司令官!?」
提督「あぁ。情報の出所は赤城たちが捕虜にした深海棲艦から、ということらしい。」
吹雪「捕虜?それって一体・・・って、司令官。敵の・・・深海棲艦からの情報なんて信じられるんですか!?こちらを混乱させる作戦かもしれませんよ!」
提督「私も信じ切っているわけじゃないが、警戒を一層強めるに越したことはないよ。」
吹雪「それは・・・確かに。あれ?ちょっと気になったことがあるんですが」
提督「なんだい?」
吹雪「情報の出所は深海棲艦と仰いましたよね」
提督「うむ。赤城はそう言っていたな」
吹雪「人の言葉が話せて、恐らくは末端には知らされていなかったであろう作戦を知っている深海棲艦・・・」
提督「か、考えすぎじゃないか吹雪。・・・ピヒュ~ピヒュ~」
吹雪「口笛ふけてませんよ司令官・・・はぁ、何か厄介ごとを抱え込んでしまったようですね・・・」
提督「すぐにわかることだし言ってしまっても良いか。―実は龍驤達が北方棲姫を、赤城たちはなんとの幹部の一人と思われている空母棲姫を捕虜にしたらしい。」
吹雪「大物じゃないですか!というかうちにつれてきて大丈夫なんですか?」
提督「それが捕虜は2人とも龍驤達と赤城達それぞれに妙に懐いてしまっているらしい。演技の可能性も否めないが・・・」
吹雪「えぇー・・・えぇー・・・」
提督「さて、そろそろ迎撃の作戦を練って艦隊を組むか。・・・まーた戦艦棲姫がいるのか。あいつもしつこいなぁ・・・」
~時が進み場所もかわってE-6最終マス~
戦艦棲姫「クッ!侵攻空母機動部隊はナニヲシテイル!イクラナンデモテキのシンコウをユルシスギヨ!」
ル級「・・・!・・・!」
戦艦棲姫「ネガエッタデスッテ!?ソンナバカナ!イッタイナゼ・・・」
大和「どうやらそちらは大変なことになってるようですね・・・どうしますか?このまま続けますか?」
戦艦棲姫「・・・チ、ココハヒイテアゲルワ・・・。ダガ・・・ツギニアッタトキニハキット―」
大和「・・・ふぅ。なんとか終わったようですね。でも、折角の初陣でしたのに、なんだか拍子抜けです・・・」
長門「私も久々の出撃だったが、まぁ無駄な戦闘をせずに済んだことは良しとしようじゃないか」
鈴谷「あーつっかれたー。ねー熊野、帰ったら何するー?」
熊野「鈴谷!あなたはもう少し淑女らしくお淑やかな振る舞いをですねー・・・」
千歳「皆さん、お疲れ様でした。それでは鎮守府に帰投しましょうか。千代田も大丈夫だった?」
千代田「私は大丈夫だったけど・・・はぁ、千歳おねぇの勇姿があまりみられなかったなぁ・・・残念」
~E-6・完!~
*なんやかんやあって北方棲姫と空母棲姫が鎮守府に着任しました!*(以下北方棲姫→北方姫・空母棲姫→空母姫)
提督「ところで赤城。件の空母姫と北方姫は大人しくしてるのか?」
赤城「はい。今のところは何も問題は起こしていないようです。皆と打ち解けて仲良くやっているみたいですよ」
提督「そうか。上の連中も適当だよなぁ。特に処分もなくうちで面倒を見ろだなんて」
赤城「得体の知れないものを手元に置いておくのがまだ怖いということもあるのでしょう。それならばいっそ大人しくしてくれている場所で飼い殺しすれば、と」
提督「やっぱり厄介ごとを押し付けられてるよなぁ・・・。まぁみんなと仲良く出来てるなら何よりだ」
赤城「えぇ。一時はどうなるかと思いましたが、それも杞憂だったようです。おや?誰か来るようですね」
空母姫「提督、入りますよ!」
提督「入る前に扉をノックくらいしてくれよ。それで何だ?」
空母姫「あら、二人の邪魔をしちゃった?ごめんなさいね。若いお二人ですものね。邪魔者はクールに退散するわ、オホホホ―」
提督「あいつは一体何しにきたんだ・・・」
赤城「そういえば、最近はスイーツ関連の本を読むのが趣味だそうですよ」
提督「本当に自由な子だねあの子・・・ん?今度はキチンとノックが。誰かな・・・―入りたまえ」
北方姫「・・・オトウサン・・・シツレイシマス・・・」
提督「は!?突然どうした!?」
北方姫「ソーリュウオネエチャンガ・・・テートクヲ・・・オトウサンッテヨブト・・・ヨロコブッテ・・・」
提督「蒼龍の仕業か。でも一体なぜ・・・」
北方姫「・・・ネェ・・・オカアサン。レップウ・・・チョーダイ?」
赤城「う・・・純粋な瞳で上目遣いとは・・・侮れませんね・・・」
提督「・・・とりあえず、ちょっとまちない。赤城、烈風をあげようとするんじゃあない!それ作るのにどれだけ苦労したかわかってんの!?」
北方姫「・・・オトウサン・・・ダメ?」
提督「・・・あとで妖精さんに模型作ってもらうように頼むから今しばらく我慢しなさい・・・。あと、赤城をお母さんと呼んだことも蒼龍の入れ知恵か?」
北方姫「ウン。アトハ・・・ヒリューオネエチャンカナ。ソレヨリ・・・レップーノモケイ・・・タノシミ!アリガトウ、オトウサン!」
提督「あぁ、笑顔が凄く眩しい」
赤城「お母さんと呼ばれて甘えられると、つい甘やかしてしまいそうになります・・・。特にこの子は、身寄りがないようなものですから」
提督「私もちょっと負けそうになったが・・・そうか、これがあいつらの狙いか!私達が困ってるのをどこかで見て楽しんでるなっあの二人!」
~~~
蒼龍「うーん、狙いとは違うなぁ」
飛龍「もっと、こう、赤くなる二人を想像してたんだけどな~」
今回はここまでです。空母棲姫の口調が微妙にぶれているのは空母棲姫の中で赤城さんと加賀さんの魂が同居している感を仄かに匂わすためです(小並感)
あ、連合艦隊の描写がないのは出てくるキャラ数多いとどうも話を練ることができなかったからですすみません!といったところで、ごきげんよう。
皆さんこんばんは。イベント終わりましたね、お疲れ様でした。
土曜日から空き時間はすべてE6~7~8に費やしてしまうという濃厚なイベント消化タイムを過ごしていたので全く書き溜めができてしません・・・
更新まで今しばらくかかりそうです申し訳ない。以上、一応生存報告でした。
あとどうでもいいことですが、動画で見ただけですが目覚まし時計の赤城さんにノックアウトされました。では。
こんばんは。私事ですが最近某密林でねんどろ加賀さんを予約しました。やったぜ。
待ってくださってる方がいるようなので、思いのほか妄想が捗りました。あとは文にするだけなのですが・・・
では、時系列バラバラですが赤城さんの休暇話の続きを投下していきます。
>>26の続きからです
蒼龍「まずは服を見に行きましょう。お二人ともおしゃれ着を持っていないということでしたが」
赤城「お恥ずかしながら・・・。だいたいジャージが優秀なのが悪いんです!」
加賀「丈夫ですし、機能性にも優れていますからね。非常にリラックスできる衣装です」
飛龍「そ、それはそうなんですけど。でも、お二人は折角綺麗でスタイルも良いんですから、たまにはおしゃれしないともったいないですよー」
蒼龍「そうそう!なので、今日は私達がしっかりとお世話させて頂きますね!」
赤城「はい、よろしくお願いしますね」
加賀「なぜかわかりませんが、なんだか少し心配です・・・」
++++++
飛龍「いやー久々に燃えたわ!」
蒼龍「うんうん!素材が良いだけに責任重大な任務だったけど、これなら提督もきっと満足するわね!」
加賀「服を買っただけなのに疲れました。まるで着せ替え人形の気分でしたよ」
赤城「でも加賀さん、とっても可愛かったです。今着てる服も勿論お似合いですよ!」
加賀「か、かわ・・・。ありがとうございます」
赤城「でも、下着まで買わされるとは思いませんでした」
蒼龍「勝負下着と言う言葉(?)があるほど下着は大事なんですよ、赤城さん!」
飛龍「見えない箇所にも気を使ってこそ女の子というものです!提督もきっと喜んで下さいます!」
加賀「(見えない箇所と言っても透けてるのはどうかと思うけれども。・・・というか提督が喜ぶということは見せる前提なのかしら)」
飛龍「とにかく!赤城さんと加賀さんをきちんとコーティネートすることは私達が提督から依頼された任務なんですよ。それを疎かにできましょうか?いやできません!」
蒼龍「ウンウン」
赤城「そ、そうなのですか」
加賀「(二航戦の目が怖いわ)」
蒼龍「まぁ、提督から今日のお金は預かってるので予算に関しては心配無用です。次に行きましょう!」
蒼龍「それでは、お二人にファッションの心得を理解していただけたところでお昼にしましょう」
飛龍「場所についてはご心配なく!私達できちんと良さそうな食事処を予め調べておきましたので、大船に乗ったつもりで着いてきて下さい!」
赤城「そういえば、もうそろそろお昼時でしたね。どこに連れて行ってもらえるのでしょうか。楽しみですね、加賀さん」
加賀「はい、赤城さん」
++++++
赤城「これは・・・噂に聞くバイキングというものですね!」
蒼龍「はい!和食、洋食、スイーツ、飲み物、なんでもござれです!残念ながら制限時間はありますが」
加賀「おぉ・・・あそこに見えるのはボール一杯の・・・ゼリーやムースでしょうか?良いですね」
飛龍「加賀さん加賀さん、ボールごと持ってこないで下さいね」
加賀「ふふふ、それくらいわかってますよ」
飛龍「(甘味を見て目を輝かせてる・・・。こんな光景、普段見られないけどすごく女の子らしくてかわいいなぁ」
赤城「加賀さんはいつでも乙女で可愛らしいんですよ?それに気がつけないなんて、提督もですけど飛龍ちゃんもまだまだ甘いわね!」
飛龍「そうなんですか!?その話をもっと詳しく・・・ってしまった口に出てしまってた!すみません加賀さんゆるしてくださ―」
加賀「さぁ、皆さんはやく食事をとりにいきましょう」
飛龍「・・・良かったぁ、心ここに在らずで聞こえてなかったみたい・・・」
蒼龍「こっちの会話が聞こえてないくらいはしゃいでる加賀さん可愛過ぎます」
加賀「蒼龍、聞こえてますよ。帰ったら少しお話しましょう」
蒼龍「なんで私の声だけ聞こえてるのー!?」
~食後!~
加賀「やりました」MVP
赤城「上々ね」MVP
蒼龍「2人ともご飯はそこそこに、ほとんどスイーツしか食べてなかったような気が・・・」
飛龍「でも喜んでもらえた様で良かったです。実はお二方がどのような料理が好きなのかわからなかったので、バイキングは苦肉の策だったんですよね~」
赤城「気を使って頂いてありがとうございます。お二人のお陰でとても楽しいですよ」
加賀「たまには羽を伸ばすというのも悪くないものですね。今日はとても素晴らしい時を過ごせています。二人ともありがとう」
蒼龍・飛龍「「赤城さん・・・加賀さん・・・」」
赤城「キャッ・・・あらあら、急に抱きついてきてどうしちゃったのかしら」
加賀「はぁ、どうして二人して涙目なの・・・。ちょっと、強く抱きつきすぎよ。苦しいわ」
蒼龍「ごべんな゛ざい・・・でももう暫くこうざぜでぐだざい・・・」
飛龍「うわああん、喜んでもらえたみたいでよかったよー」
赤城「・・・どうやらプレッシャーを感じてたみたいですね。私達の普段の振る舞いがこうさせてしまったのかしら。ごめんなさい蒼龍ちゃん、飛龍ちゃん」
蒼龍「違うんでず!赤城さんと加賀さんのせいなんかじゃありまぜん゛!」
飛龍「私達が勝手に・・・憧れとほんの少しの恐れから勝手に距離を置いてたんです。でも、今先輩達の微笑を見て・・・少しでも近づけたかと思うと安心しちゃっで」
加賀「かつて共にミッドウェーを戦った仲なのに今更距離も何もないでしょうに。仕方がない子達ですね」
赤城「まぁまぁ。でもこれで私達はもっと仲良くなれましたね!めでたしめでたし、かしら」
加賀「そうですね。しかし、二人がこんな状態では今日はもうお開きかしら」
蒼龍・飛龍「「え?まだ帰しませんよ?」」
赤城・加賀「「」」ビクッ
蒼龍「今は夏です。夏と言えば、さてなんでしょう?」
飛龍「はい、先生!海水浴であります!」
加賀「(何かしらこの流れをぶち壊す三文芝居は)」
赤城「(良くない予感がする、と頭の中で何かが・・・)」
蒼龍「うむ、海水浴だね!そして海水浴と言えば・・・」
飛龍「はい、水着であります!」
蒼龍「というわけで、次は水着を買いに行きます。資金は提督から預かっているので、はい、予算は大丈夫です!」
飛龍「さぁ先輩方、いざスポーツショップへ!覚悟してくださいよー!」
赤城「ふ、二人ともちゃんとついて行きますから引っ張らないでください~~」
加賀「えぇ、今日は最後まであなた達に付き合うから慌てないで?」
~水着売り場~
飛龍「・・・うーん。ねぇ、蒼龍。どんな水着が良いと思う?」
蒼龍「そうね~。二人ともスタイルが良いから基本的に何を着ても似合いそうだわ」
飛龍「そうなのよねぇ。どれにしても失敗はないのだろうけど・・・、折角だしどうせなら至高の一着を見つけ出したいわ」
蒼龍「・・・あの二人の競泳水着姿とか絶対けしからんと思う私」
飛龍「発想がおっさんね・・・。でも有りかも!これならビキニよりも露出はしてないし赤城さん達もすんなり着てくれそうだし」
蒼龍「そうね。とりあえずキープかしら」
飛龍「あ!あの紐みたいな水着は二人に内緒で―」
+++
赤城「ああして見ると、まるでどこにでもいるような、可愛らしい女の子ですね」
加賀「えぇ。任務の時の真剣な二人とはまるで別人です。"人"は外見だけでは判断できないものですね」
赤城「(うーん・・・)」
加賀「・・・?どうかしましたか、赤城さ―」
赤城「―かが?私がどうかした?」
加賀「!?赤城さん、いきなりどうしたんですか」
赤城「いえ、あの仲の良い二人を見ているとあの距離感が羨ましくなりまし・・・羨ましくなって。だから、私たちも周りからより親しく見えるようにと思って呼び捨てにしてみたの。加賀も私を呼び捨てにしてみて?」
加賀「・・・ぁかぎさ・・・」
赤城「なに?きこえませーん。何か言いましたか、加賀?」
加賀「―ぁかぎ。あまりからかわないで」
赤城「うふふ、顔まっかでs・・・真っ赤よ、加賀?」
加賀「赤城も耳が真っ赤になってるわ。あ、こら、目を逸らさないで・・・こっちを見て?ふふふ」
+++
蒼龍「こっちの花柄のも良いなぁ。私も買っちゃおうかな。ん?飛龍どうしたの?」
飛龍「なんか赤城さんと加賀さんが真っ赤になって話ししてるの。これは写真にして残しておかなければいけないね!」
蒼龍「あとで私の携帯にも送ってよね!―赤城さんと加賀さん、楽しそうだなぁ。何話してるんだろ?」
今回は以上となります。ちょっと勢いに任せすぎた感があるのでうまくまとまってないですね、すみません。
うちのSSでは二航戦はトラブルメーカーっぽくなっちゃってますが、ちゃんと有能な設定です。
二航戦も大好きだけど、このSSは赤城さんがヒロインだから引きたて役になってしまうのは仕方ないのです。
あと百合展開にもなりません。ごめんなさい。では。
いつもありがとうございます。皆様こんにちは。現在書き溜め最中でして、日曜日の深夜までには少しだけでも更新したいと思っています
赤城さんメインのSSって正統派ヒロイン臭のする見た目とその他色々の要素(安定した性能と入手の容易さ等)がある割に意外と少ないんですよね
時報が実装される日がくると、キャラクター像がある程度固まって赤城さんがメインのSSが増えるかもしれないですね(願望)
私もより一層かわいい赤城さんとかっこいい赤城さんを妄想・・・想像して文章に出来るように頑張りたいと思います
更新が非常にゆっくりしてるにもかかわらず、レスありがとうございました
皆さんこんばんは。妄想は出来てるのにそれが全く文にできないこの悲劇
書きたいことも書けないこんな世の中(技量不足)
後にリテイクするかもしれません・・・、尺稼ぎ回()投下です
++場面変わって夕方の鎮守府++
提督「ふぅ、翔鶴、職務も一段落ついたことだし一休みしようか」
翔鶴「はい、提督。今お茶をお入れしますね」
提督「ありがとう。―秘書艦をしてもらってる分、多少訓練の時間が減ったとは言え、慣れない仕事で精神的に疲れただろう。大丈夫か?」
翔鶴「どういたしまして。―気を使って頂いてありがとうございます。でも、赤城さん・・・先輩は秘書艦を務めながらいつも皆と変わらないどころかそれ以上とも言える鍛錬を重ねておられます。今日は自分の不甲斐無さを感じた一日でした」
提督「先ほども言ったが、翔鶴はまだ秘書艦の仕事に慣れていないだろう?気にすることはない、君なら遠くない未来に秘書艦の仕事と訓練を両立させることが出来るようになるさ。今日も大いに助かったよ。ありがとな」
翔鶴「そうでしょうか」
提督「加賀ではないが、ここにいるみんなは優秀な子達だからね。あの赤城も最初はこちらの撤退命令を素直に聞かなかったりと問題児みたいなところもあったんだぞ」
翔鶴「あの先輩が、ですか?意外です」
提督「そうだろう。まぁ、不満を直接口にすることは無かったが、目は口ほどに何とやら、だ。表情等で彼女の不満はすぐわかったものだ」
翔鶴「それはそれで見てみたい気もします。私が着任したときには既に"今の感じ"の先輩でしたので」
提督「着任当初はそれはもうストイックで、いつ反動がくるか―沈んでしまうかわからなくて危うくて見てるのも怖かったんだぞ」
瑞鶴「ちょっとそこの所をもっと詳しく!」
提督「それは良いけど、部屋に入る前はノックをしなさい!―あ、君の大好きな加賀はこの話には出てこないよ」
瑞鶴「べべべ別に好きなんかじゃないです!」
翔鶴「あら、瑞鶴。顔が赤いわよ?」
瑞鶴「これは謂れのないことを言われて怒ってるの!うん、そう・・・怒ってるのよ!」
提督「そうだね。そういうことにしといてあげよう。ごめんな」
瑞鶴「何よその生暖かい目は、本当に違うんだからね!ちょっと、何で撫でるのー!」
翔鶴「ふふ。―ところで瑞鶴、何か用事があって来たのではないのかしら」
瑞鶴「そうだったわ。これ、さっき間宮さんが提督さんに持って行って欲しいって言われて預かってきたの」
提督「おぉ、これは美味しそうな水饅頭だ。よく冷えている。わざわざありがとな、瑞鶴。丁度お茶にしようとしていたところだ。」
瑞鶴「そうみたいね、ベストタイミングだったわ。さすが私!」
翔鶴「今、瑞鶴の分のお茶も入れるわね」
瑞鶴「ありがとう、翔鶴ねぇ。提督さん、加賀さんも知らないかもしれない昔の赤城さんの話をはやくはやく!」
提督「―そうだな、まず最初は赤城がここに着任したときのことから話すか。あれは確か沖ノ島海域を攻略しようとしていた時だった」
当時、そこは激戦区でな。こちらの戦力だけでは心許無くて困っていると、
戦力の足しになるようにと大本営から赤城の艤装データが送られてきたんだ。
「航空母艦、赤城です。空母機動部隊を編成するなら、私にお任せくださいませ」
「私がここの鎮守府の提督だ。君はここでは初の正規空母になるな・・・貴官の働き、期待している。これからよろしく頼む」
「はい、こちらこそ、これからよろしくお願いします」
これが彼女との最初の出会いだ。その頃には隼鷹、飛鷹、龍驤、千歳、千代田といった軽空母がうちに居たが、
皆まだ錬度も低かったこともあり―千歳と千代田に至っては水上機母艦から改装されたばかりだったしな
―正規空母・赤城の着任は非常に頼もしいことだった。
そして、彼女の体と艤装がその身に馴染むにつれて頭角を現していき、うちのエースになるのには時間がかからなかった。
しかし、彼女が着任し、錬度を上げたからと言ってすぐ攻略できるわけでもない。
だから、か。初の正規空母として、そして戦力として期待されていたのに、中々先に進めないと、赤城が責任を感じてしまったんだ。
―・・・そうだな。翔鶴と瑞鶴が言うように、海域の攻略は1人だけが強いからといって、どうにかなるような物では無い。
そして、例え艦隊の皆が強くとも先に進める保障があるわけでもない。
だが、私が意識してなかったとはいえ、結果的に彼女だけに沖ノ島攻略を期待する気持ちを押し付ける形になってしまったのが原因だ。
今でも本当にすまないと思っている。―いま彼女に当時のことを謝罪しても微笑んではぐらかされるばかりだが。
そんなこんなで、元から自分に厳しく生きていた赤城だが、より一層厳しくなった。
その頃の赤城には任務の達成・・・いや、深海棲艦の殲滅―平和の獲得以外に生きる目的や理由はなかっただろうな。
私も含め皆は、あまりにも危うい、ふとした拍子に破裂しそうな張り詰めた空気を纏う赤城を止めたかった。
―だが、止められなかった。赤城の覚悟や静かな・・・しかし強烈な気迫・闘志を目に宿らせた彼女を目の前にして何も言い出せなかった。
だから、せめて他の艦娘達は赤城に追いつけるようにと、鍛錬に励んだ。
暴走気味の赤城を止められなかったが、彼女の心の悩みの元を察していたのもあって、決して孤立させなかった。
何が何でも赤城と近い場所に居られるようにと、また追いつこうと皆奮起した。
私は情けないことに何も出来なかったが―せめて力になれるようにと他鎮守府と連絡を取り合い演習を申し入れたり、効果的な遠征について意見交換、効率的に資源を確保し装備充実させることくらいかー
兎に角、時間は掛かったが赤城と他の艦娘達の頑張りで、みんなは一つになれたんだ。
提督「そうなってからは沖ノ島攻略は早かったよ。たしかに時間はかかったが、その間艦娘達は遊んでいたわけではない。日々の激しい鍛錬のあって個々の錬度も十分に高まっていたし、互いに強い信頼と深い絆で結ばれた艦娘たちには沖ノ島周辺では彼女達を阻むことが出来る敵は居なかった。作戦が成功したとき、皆で抱き合って泣いて、笑って、その夜はぶっ通しで宴会だった。―翌日全員二日酔いで動けなかったのは要反省だったが」
提督「そして、1人で全てを抱え込む必要がないことを理解した赤城は次第に人間味が増すようになって、徐々に笑顔も増えていった。いくつか趣味も出来たらしいしな。・・・喜ばしいことだ」
翔鶴「先輩にそんな過去があったなんて・・・!」
瑞鶴「・・・提督さん涙目になってる」
提督「気のせいだ。―だから、二人とも、何かあったら私や周りに頼れよ。私達は家族なんだからな!」
+++
赤城「(え、なにこれ・・・。どうしよう、気まずくて街から帰ってきた報告ができない・・・そして妙に恥ずかしくてノックすらできないわ・・・!)」
今回は以上です。ほんとまとまってなくて、何が言いたくて判らなくて申し訳ないです。
複数のメモ帳を開いて没になった分と睨めっこしてたらこうなってしまいました。うまく纏められたらまた書き直したい部分です。
2-4・・・クリアしたときは知識もあまり無いときで、平均Lv60超えてたんですよね・・・(一方友人は要領よく情報を集め平均30でクリアしていた)
レベルあっても結局運だろ!なんですがまぁSS補整ということで・・・!
ついでに纏めることが出来なかった没の部分をふざけて改変して無理やりまとめた物が↓になります
そして、何度目かの沖ノ島進撃のときだった。
沖ノ島海域にて、順調に進んでいると思われたが、最深部を目前に迫った折―
「きゃぁぁあ!・・・!赤城さん?大丈夫!?―提督!赤城さ・・・赤城が私を庇って被弾しました!」
赤城が扶桑を庇って被弾したんだ。当時、海は荒れ気味で敵の砲撃や雷撃の狙いが乱れていたのだが、それが運悪く作用したらしい。
「何!扶桑、お前は大丈夫か!?そして赤城の容態は!」
「私は無傷です!しかし、赤城は飛行甲板の一部がが燃えていて・・・少なくとも中破以上は確実かと!撃沈はされていません、航行は可能な模様です!」
「よし、沈んでさえいなければ治療のために連れて帰られる!おい、赤城、聞こえるか!」
「・・・はい、ご心配をお掛けして申し訳ありません。どうやら中破で済んだようです。敵は・・・敵はどうなりましたか」
「残った敵は私比叡と霧島でなんとか退けられました!」
「よくやった比叡、霧島!赤城、動けるか!?」
「ある程度速度を出しての航行は可能でが、・・・艦載機の発着は無理ですね・・・」
「無理をするな、撤退するぞ!他の艦は赤城を中心に輪形陣を展開、周りを警戒して帰投だ!」
「・・・提督」
「どうした」
「私は・・・まだ囮になれます。―命に背くことは致しませんが・・・、よろしければ再考してくださいませんか?」
「―沈むかもしれないんだぞ」
「はい。覚悟の上です」
「死ぬのは怖くないのか?」
「この生を受けた時からいつでも死ぬ覚悟はできています。何より、恐怖なんて今まで何に対しても感じたことはありません」
「では、だめだな。帰投だ」
「何故ですか!?」
「・・・『勇気』とは恐怖を知ることッ!『恐怖』を我が物とすることじゃッ!」
「!?」
「ノミのように、自分より遥かに巨大な人間にところかまわず攻撃をしかけて戦いを挑むのは『勇気』と呼べるのか?答えは否である。それは『勇気』とは呼べない。ノミのそれは、恐怖を知らない愚かな行動である。『勇気』とは、『恐怖』を知った上でそれを克服し、立ち向かうことを言う!
」
「!!」
「人間賛歌は勇気の賛歌ッ!!人間のすばらしさは勇気のすばらしさ!!」
瑞鶴「おいちょっとまて。回想とめなさい」
ツェペリさんの名言を使いたかったんですが・・・前後の繋がりが思いつかず断念。だめだこりゃ。では今回はここまでです。ごきげんよう!
乙!
カッコよくてかわいい赤城さんはここだけだな!
楽しみにして待ってるぜ!
赤城さん、ごはんネタ来るまでは戦闘関連がほとんどだったもんな、台詞
今は可愛い嫁さんになってくれてるけど
乙
ダッシュ────は十分に長さを持たせないと効果的でないよ
乙です
皆様こんばんは。ありがとうございます。
今回は少々下ネタが含まれているので・・・苦手な方は本当にすみません。
では短いですが書いていきます。
>>84
他の赤城さん好きな提督さんちの鎮守府の様子が見たいので、赤城さん主役なSSが増えて欲しいですね(願望)
私が書くと、どうしても"私の考える"理想のなんとやらになってしまうので・・・。色々なかっこいい赤城さんや可愛い赤城さんがみたいですね!
>>85
凛々しい夏イベボイスや可愛いお嫁さんボイスの目覚まし時計等、新ボイスで世界が広がりましたよね。だから時報はよ!
あと、雛人形の菱餅をかじってる赤城さんは、最初はちょっとやり過ぎだと思ったけどあれはあれで茶目っ気が感じられて何か好きになりました。可愛い。
>>86
アドバイスありがとうございます。皆さんが読みやすい文章を書くことを心がけていきたいので、非常に参考になります。
また他の方でも気になる点があったらアドバイスを頂けると幸いです。
>>87
ありがとうございます。
更新が遅くとも失踪はしないつもりです。する時は事前に報告したいと思います。
加賀「あら、赤城さんどうしました?帰投したことを報告しないの?」
赤城「いえ、ちょっと取り込み中だったみたいなので、先に荷物を部屋に置きに行ってから、改めて報告に参りましょう」
加賀「私はそれでも良いですが。――ん、司令室から五航戦の声が聞こえるわね」
赤城「はい。私達が休養させて頂いてる間は、彼女達に秘書艦を変わってもらっているので」
加賀「・・・そう(司令室には提督と五航戦がいて・・・赤城さんの顔も赤くなっている。ふむ)」
赤城「(あ、悪い顔してる)」
加賀「――赤城さん、すみません」
赤城「え?」
加賀「失礼します、提督。赤城、加賀の両名、只今街から帰投しました」
赤城「(ヒェー!ノックしてから返事を待たずに部屋に踏み込んだー!)」
提督「おう、帰ってきたか。お帰り赤城、加賀―――」
赤城「た、只今戻りました。あれ?皆さん固まっちゃった・・・。」
加賀「二航戦に選んでもらった服がおかしかったのかしら」
提督「いや、すまない。とても似合っていてつい見とれてしまったよ。(・・・いつもと雰囲気が違うせいかわからないが不覚にもドキッとしてしまった・・・」
赤城「う・・・ありがとうございます」
加賀「褒められて悪い気はしませんが、ちょっと恥ずかしいですね・・・」
翔鶴「提督、声に出てますよ。お帰りなさい、先輩方。服、とてもお似合いです」
瑞鶴「お帰りなさーい!あはは、先輩達ってば真っ赤になっちゃって可愛い!」
翔鶴「ちょっと翔鶴、その言い方は失礼――」
加賀「・・・褒めてくれてありがとう、瑞鶴。そうね、可愛い後輩にはお土産を差し上げましょう」
瑞鶴「え!?(意外な反応だわ)」
赤城「加賀さん、何時の間に」
加賀「はい、これよ。翔鶴も遠慮はしないで。あとこれは二人で分けるといいわ」
翔鶴「加賀先輩、本当に貰ってしまっても良いんですか?」
提督「あの加賀が二人にお土産だと・・・」
加賀「提督まで、一体私を何だと思っているのですか。――翔鶴、良いのよ。むしろ受け取ってくれると嬉しいわ」
翔鶴「加賀先輩・・・」
瑞鶴「加賀さん・・・」
赤城「よく見るとあれは・・・。(それであの時に勧められたのを断らなかったのね)」
瑞鶴「何かしら!ねー加賀さん、開けて良いですか?」
加賀「部屋で開けたほうが良いと思うけど。待ちきれないならここで開けちゃっても良いわ」
赤城「私は部屋で見たほうが良いとおもいまーす・・・」
翔鶴「こちらの大きな包みは・・・。巨大な麩菓子?」
瑞鶴「こっちの箱は大きなプリ○ツだったわ!」
赤城「はい。加賀さんが蒼龍ちゃんと飛龍ちゃんから教わってクレーンゲームとか言うので取ったんですよ」
加賀「やりました」
提督「(空母連中は空間認識能力高そうだし、ああいうのは得意そうだなぁ)・・・ん?もう一つずつある包みはなんだ?」
赤城「提督、そこに気が付いてしまいますか」
提督「え?だって別に隠してあるわけじゃないし普通に気が付くだろう・・・。何かマズイものなのか?」
加賀「二航戦は提督が好きそうなものだと言ってました。そしてこれがお土産の本命です」
翔鶴「提督が好きそうな物ですか。これも私達が貰ってしまっても良いんですか?」
赤城「えーと、うーん・・・」
加賀「えぇ。貴方達が貰ってくれたほうが提督は喜ぶと思うわ」
提督「(加賀と五航戦が仲良くなったという意味で、なのか?嫌な予感がするぞ・・・)」
瑞鶴「それじゃ早速開けて見ますね!おぉ・・・シンプルながらに高級感溢れる箱ね。軽いけど中身は何かし・・・!?!?」
翔鶴「瑞鶴、どうしたの?・・・これは!?」
加賀「やりました」
提督「またそのセリフかよ!って今度は何をだよ!親指立ててこっち見てすっごいドヤ顔してるけど!」
瑞鶴「こ、こここ、これは何ですか加賀先輩!?」
加賀「何って、見てわかるでしょう?ただの下着です」
翔鶴「これは、なんていうか・・・凄いです・・・。先輩方も普段こんなのを着用しているので?」
提督「え、まじで?・・・うわぁ、こんなのだとスカートめくれたらもう全部見えちゃいそうじゃん」
赤城「素が出てますよ、提督。いえ、私達は普段は――」
加賀「赤城さんも普段つけてる下着なんて言わなくて良いですから」
瑞鶴「これが一航戦の常用してる・・・うひゃー・・・」
加賀「この子は下着に夢中になってしまって周りの声が聞こえてないわね。もうだめね」
瑞鶴「せせせせんぱい!これを着用すれば私も先輩達に追いつけますか!?」
加賀「・・・そうするときっと私達などすぐに追い抜かれてしまうわね」
瑞鶴「ちょっと装備してきます!」
翔鶴「待って、瑞鶴!正気に戻ってー!」
赤城「なんか着替えに行ってしまいました・・・。それにしても先程のあの反応。やはり提督はあのような下着がお好きなのですか」
提督「いや、私は普通の方が良いなぁ」
赤城「・・・」
提督「正直すまんかった。その人を蔑む目で見るのはやめて!・・・でも一体なんて答えたら良かったんだよっ」
加賀「はぁ、普通に服装を褒めて攻めていればそのまま落とせたものを・・・」
提督「落とすってなんだよ!・・・すまん、女性を誉めるのには慣れていなくてだな・・・。改めて言うが、赤城も加賀も普段と違った魅力が見えてとても可愛いよ。まぁ普段でも気品があって美人だし尚且つ可愛いけどな。・・・もう良いだろ!ごめんなさい!」
赤城「・・・///」
加賀「///」
提督「めちゃくちゃ顔が赤くなってる・・・。とても可愛くて良いけど、ちょろすぎて将来悪い男に騙されないか心配だ・・・」
蒼龍(大丈夫です、私達は提督以外の殿方には惹かれませんので)
提督(こいつ直接脳内に!)
飛龍「-・ -・・-・ ・-・-・ -・・- -・--・ -・・・ ・-・・・ ・・-・・ ・・- -・-・- ・-・-・ ・・-・- -・ ・- ・-・ ・-・・ ・-・-・ --・-・ ・・ ・-・ ・・-- ・-・-- ・・ -・- -・ --・-・ -・・-・ --・・ --・ ・--・- ・-・-- ・・ ---・- 」
提督「日本語でおk。・・・さり気なくアピールされてる気もするけど収拾が付かなくなるからスルーだ」
ちなみに、飛龍のモールス信号の内容は
「多門丸はお父さんみたいな感じなので私もフリーです」でした
今回は以上です。なんか赤城さんが空気になってしまったどうしてこうなった状態です。すみませんすみません。
赤城さんが一番好きだけど、他のキャラも好きなので焦点がブレまくってます。赤城さんが一番好きですけどね。
ねんどろ加賀さんは発売見えてきた感じですかね。届いたら赤城さんと顔を入れ替えて少し遊んでみたいです。
それでは、また。ごきげんよう。
皆さんこんばんは。暫く落ちてたみたいですね。
その間ちょうどスランプになったようで未だ続いていますが、
いつも通り山も無い意味もない落ちも無い話を投下していきます。
~ねん○いど~
提督「赤城、大本営からこんなものが送られてきたぞ」
赤城「何ですか?・・・お人形さん?」
提督「うむ。最近艦娘の活躍が著しいということでグッズ化されるそうでさ、これはその試作品だな」
赤城「金剛さん、島風ちゃん、北上さん、大井さん、比叡さん、加賀さん・・・そして私ですね」
提督「そうだ。大本営で行われたファン投票で上位になった艦娘達が選ばれたらしいよ。そして、更に追加される艦娘も居るとか」
赤城「ファン投票、ですか。選ばれたのは光栄なことなのでしょうけど、ちょっと恥ずかしいですね。それに"この"私は流石に可愛く作りすぎです」
提督「そうか?妥当な可愛さだと思うけどなぁ。ほら、こうやって加賀と一緒にちゃぶ台を囲ませたり・・・」
赤城「ちょ、ちょっと、そのご飯粒付いてる顔はなんですかぁ!」
提督「君、外では大分怖がられてるらしいから、こういった演出で親しみやすさを感じさせるようにしたのだと思うが」
赤城「何かとても恥ずかしいですが、そういうことならば・・・」
提督「まぁ過去の大戦で戦場を駆け抜けた艦の生まれ代わりだからな。外部には今の艦娘の日常生活なぞ公表されないし、誤解も止む無きことさ」
赤城「うぅ・・・。・・・執務室にお飾りになるのですね」
提督「勿論」
赤城「はぁ、お人形さんの相手ばかりじゃなくて、皆さんのこともきちんと見てあげてくださいね」
提督「誤解をしてもらっては困るのだが・・・人形が好きなのではなくて、君たちの事が好きなだけだよ」
赤城「そういったことは本人達に直接言ってあげてください」
提督「面と向かって直接言えるか、こんな恥ずかしいことを」
赤城「提督御一人が恥ずかしい思いをして下さると、この鎮守府に在籍している百余名の艦娘全員の士気が上がります」
提督「ぐぬぬ」
赤城「うふふ――赤くなってる提督、可愛いです」
提督「む」
赤城「先程のお返しです」
提督「ご飯粒が付いてる赤城の人形のことなら私は悪くないだろう」
赤城「それは、そうなのですが。・・・やっぱり私の顔とポーズを別の装備に換装して頂けませんか?他の皆は戦闘時のポーズ等なのに私だけご飯食べてるはちょっと・・・」
提督「えー、だめ?ほら、加賀も赤城のためにご飯をよそってくれているのに」
赤城「ぶーぶー」
提督「何だその可愛いブーイングは。仕方ないなぁ」
赤城「むうう」
提督「――よし、顔は口を開けて笑ってる顔にして、そして弓を構えるポーズに・・・」
赤城「わかって下さいましたか」
提督「・・・仕上げに周りに艦載機を飛ばし、目のハイライトを消して顔と服に返り血の様なものを加えて、そして視線の先に中破バージョンの島風を置くと」
赤城「ちょっと待って!それは絶対おかしいです!あと島風ちゃんが見たら泣いちゃいますよ!」
提督「我がままだなぁ君も」
赤城「私が悪いのですか!?」
―――
――
―
赤城「――といった感じで・・・」
加賀「提督は好きな子にちょっかいをかける小学生男子ですか」
龍驤「もうはよ結婚してまえばええねん。祝いに行ったるから式には呼んでな」
赤城「?よくわかりませんが、龍驤さんのお人形さんも作られる予定らしいですよ」
龍驤「え、ホンマに?」
赤城「はい」
龍驤「そ、そか。まさかウチがグッズ化されるなんて・・・。長門や大和みたいなド派手な連中をさしおいてウチか。悪い気はせーへんな!」
加賀「龍驤さんはもっと自分に自信を持って良ろしいかと」
龍驤「そうは言うても、他の子らの個性が強すぎるからなー」
赤城(龍驤さんも十分個性が強いような気がしますが)
龍驤「8月の大規模作戦が終わってから北方棲姫とかライバルが増えたからな。負けてられへんで!」
赤城「む、無理に個性付けしなくても今の龍驤さんで良い気がします。北方ちゃんも龍驤さんに一番懐いているみたいですし」
加賀「・・・私なんて何故かあの子から怖がられているみたいで、全く近寄って来てくれないです」
龍驤「加賀はよく知らん人からみると怖いと思われるのも無理ないやろなぁ・・・いつも怒ってるように見えるらしいで。話し方とかもあるみたいやけど」
加賀「感情表現が苦手なだけなのに・・・」
赤城「まぁまぁ。加賀さんが可愛いのは私達が良く知ってますから、ね?北方ちゃんもすぐにわかってくれますよ」
加賀「かわっ!?私が・・・・・・いえ、そんなことは」
龍驤「ほんまになぁ。今のちょっと頬が赤くなって照れてる顔とか見てるとこんなに可愛いのになぁ」
加賀「龍驤さんもからかわないで」
龍驤「この普段とのギャップが人気の秘密の一端なんやろなぁ」
赤城「そうですねぇ」
龍驤「・・・赤城は出来る女と見せかけてからのじつは不思議ちゃん要素があるかもしれんっていうのは萌えポイントの一つやろな」
赤城「萌え・・・?萌やし?鍛錬が足りないということでしょうか・・・」
龍驤「なんでやねん!誰が萌やしっ子や言うてん!っちゅーか赤城で鍛錬が足らん言う取ったら他の子たちはどないなんねん・・・。まぁ簡単に言うと可愛いポイントみたいなもんや」
赤城「なるほど」
龍驤「うん。別にメモはとらんでええで。そんな大層なことちゃうねんからな」
加賀「世俗に疎い私達からすると、龍驤さんのお話は非常にためになります」
龍驤「・・・これからはもっと今の世界の、戦い以外のことも知ろな。折角、人の姿でおるんや。生を楽しまな損やからな!あの人・・・提督もきっと二人の幸せを願ってんで」
赤城「そうですね。ここに来てから暫く経つものの、私達の世界はまだまだ狭い・・・。最近は、前と比べて街に出るようになったといってもまだ市内しか知りませんから」
加賀「そういえば、MI作戦が終わった後に貰った休暇の日にじつは赤城さんと****というお店に行きまして」
龍驤「そこよくテレビや雑誌で紹介されてる有名なとこやん!どんな感じやった?美味かったか!?あーもう!なんでウチに声かけてくれへんかってん!」
エセ関西弁の龍驤ならなんで声かけてくれなかったんやくらいの表現だと勝手に
加賀「そう言われましても。その時は北方ちゃんと烈風の模型を作っておられていたではありませんか」
龍驤「あー、あの日に行っとったんかいな。そりゃしゃーないなぁ」
赤城「優しいお姉さんしてますね。微笑ましいです」
龍驤「そうやないと本物の烈風ねだられるからな。まぁ、うちはほとんど見とっただけやけど」
赤城「そうなんですか?」
龍驤「あの子、なんやかんやでめっちゃ器用やったから説明書の読み方だけ教えたってん。あの丸い手でようやるわ」
北方棲姫「・・・お姉ちゃん・・・いる?」
龍驤「おぉ、噂をすればなんとやらやな。どうしたん?」
北方棲姫「見て見て・・・烈風改造してみた・・・」
龍驤「うお、あれあの時の模型かいな!?」
赤城「あれ、飛んでますよね・・・」
加賀「はい・・・」
北方棲姫「・・・あ!お母さんと・・・加賀お姉ちゃん・・・こんにちは」
赤城「はい、こんにちは」
加賀「こんにちは・・・。凄いわねあれ。あなたがやったの?」
北方棲姫「・・・うん!夕張お姉ちゃんと明石お姉ちゃんに設計を手伝って貰ったけど私も頑張った!」
加賀「そう。とても器用なのね。凄いわ」
北方棲姫「えへへ・・・。加賀お姉ちゃんの私を撫でてくれる手、暖かくて気持ち良い・・・」
加賀(か、可愛い!――ねだられたら本物の烈風をあげたくなるというのも頷けるわね・・・)
龍驤「どうやったら模型が飛ぶねん。まぁ何か知らんけど北方も加賀に懐いたみたいやし、めでたしめでたしやな」
げきおこぷんぷん丸北方ちゃんが3-5に着任したようなので申し訳程度に。
>>99
ちょっと関西弁やりすぎましたね。方言って加減が難しいですね・・・次出す時はもうちょっとうさんくささを出して行きたいと思います。ありがとうございます。
というわけで今回は以上になります。ねんどろ加賀さん、ア○ゾンだと昨日の時点では28~30日配達になっていたので楽しみです。それでは。
>>90
翔鶴が自分に言うだと……!
脳内変換するけど
皆様おはようございます、こんにちは、こんばんは。
今回は(も)小ネタで、赤城さん成分が0に近いですがちょっとだけ投下します。
>>102
ヒェー!素で気が付いてませんでした。ご指摘ありがとうございます。一度下書きしてから投下してるのにやってしまうとは・・・
~~~
何故私がこんな無様に沈まないといけないのかしら・・・
何故・・・なぜ・・・ナゼ・・・!
そうか・・・私を動かしている人間がワルイのカ
アイツラが油断などしシナケれば
アの時・・・的確ナ判断を下せさえしてイレバ・・・ワタシは輝かしい戦果と勝利を刻めタハズダ・・・!
憎い・・・ワタシを沈めた敵ガニクイ
ワタシを操っていたニンゲンもニクイ・・・
・・・デモイマのワタシはムカシのワタシとはチガウ
ヒトにアヤツラレナクトもワタシはワタシのイシでジユウにウバエル・・・アヤメラレル・・・
フフフ・・・コンナ・・・ミジメなスガタにしたニンゲンをワタシはユルサナイ・・・フフフフ・・・
ああ・・・ニンゲンノ・・・アイツラのゼツボウにユガムヒョウジョウをミルのがタノシミダワ・・・嗚呼嗚呼アアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――
―――
――
―
「―――っ!・・・夢、か。認めたくないものね。いくら正気では無かったとは言え・・・この私が憎しみに囚われてしまっていた、だなんて」
私、空母棲姫は先の戦いにて艦娘達に敗れたあと正気を取り戻し、終わらない憎しみと戦いの渦から開放されたのだが、悪夢だけは未だに見続けるのだった。
例のMI作戦において戦果を上げられないまま、満足に戦うことすら出来ずに早々に沈んでしまった私は、搭乗員の無念・恐怖などの負の感情を取り込んでしまい憎しみに染まってしまった。
結果、敵だけではなく彼らのことをも恨むようになってしまう。国のために最後まで戦い抜き、勇猛果敢であった英霊達であるのにもかかわらず。
だが、幸いにもこの世界に居る艦娘達はそういった邪念とは無縁の様であった。それが、今の私には嬉しく、そして誇らしく思う。
かく言う私もそんな彼女達に救われた1人である。幾度と刃?を交える間に、私は少しずつ解放されていくのを感じていた。それは彼女達の信念に影響されたのか、もしくは存分に力を振舞えることに悦びを見出したからなのか。
――先の大戦で力を発揮できなかった私は、艦娘と戦っていた間だけは憎しみも妬みも感じることはなかった。ただ、惜しまず全力を出せることに充実した気持ちだけを感じていた。そして、再び破れ、いよいよ沈むというときには満足感か、もしくは開放感で身も心も非常に軽くなっていた。
あのまま沈んでいても悔いは無かったのだけど。―――この世界の"私達"を見たとき、そこから垣間見えるこの国を思う人間の意志を感じた時に、私は彼女達が羨ましくなり、まだ生きたいと純粋に願ってしまった。この世界の未来を見てみたくなったのだ。
沈むことで、穢れてしまっている私はこの内にある負の念と共にこの世から消えねばならなかったのに。だが、彼女達とその提督はそんな私を受け入れてくれた。後に聞くところによると、国のお偉いさんも私がここで生きていくことを条件付ではあるが認めてしまったそうで。
私は、深海棲艦はこの世を苦しめる存在な筈だ。だが、彼らは私と北方棲姫を憎むことも無く受け入れてしまった。堕ちた身である私には眩し過ぎる存在。
「過去に囚われず、生きるために先に進もうとするこの世界の私達か・・・ふふ」
負の念に囚われ、堕ちていくのは私達深海棲艦だけで良い。だけど、まだ幼い北方棲姫にはこれから、出来ることならば光に包まれた優しい世界で生きていって欲しいから
――"その時"が来たら、私達が出来るだけ多くの、この世の闇を抱えて逝こう。この身にはかの栄光の一航戦加賀と赤城の"ニ人分"の魂が刻まれているのだ。これから新たな道を往くあの子、北方棲姫に架せられる筈だった業くらい私が背負ってみせよう。
「なので、そんな日がくるまではこの世界を満喫することに致しますか。ここに来てからは毎日が新鮮な日々。今日は一体誰がどんな騒ぎを起こすのかしら。あぁ、なんと気分が高揚することでしょう!」
忌々しい悪夢のせいで目が覚めた私は(原因は決して空腹等ではない!)、支度をさっさと済ませると、美味しい朝食を食べるために意気揚々と部屋を出るのであった。
~からの場所も時間も全く変わって日常編~
「ぅわあ!やってしまったあぁぁ・・・」
赤城「提督!?どうなされましたか!」
提督「ん?その声は赤城か。何でもないんだ。吃驚させてしまったようですまなかったな」
赤城「・・・・・・何ゆえ壁に向かって、しかも床でうな垂れてるんです?」
提督「これはうな垂れてるわけじゃない・・・。いやしかし、傍から見ると確かにorzって格好してるか・・・」
赤城「それでは一体何をされているので・・・?」
提督「実は話すと長くなるんだが」
よし。まず、事の始めから説明しなければならないな
―また大層な
どうせ赤城も時間あるんだろ?付き合ってくれ
―・・・あまり長くなるようなら私は鍛錬に戻りたいです
わかった、手短に話すから!
提督「・・・模型を作ってたんだけど、手を滑らして部品が飛んでいったから探してた。OK?」
赤城「簡潔な説明ありがとうございます。模型、ですか。机に乗ってるあれですか?」
提督「うむ!1/700吹雪だ!」
赤城「・・・工作をしているにしてはちょっと書類等も散乱しすぎではありませんか?」
提督「あ、そう攻めてくるか」
赤城「あまり詳しくはわからないですが、部品を見た感じ非常に細かいものみたいですし、整理されていた方が作業効率もあがるのではないかと」
提督「ぐぬぬ・・・机のことはともかく・・・、そうなんだよとても細かいパーツばっかりでさ。だから飛ばしてしまったあと全く見つからないんだ。参ったな、ハッハッハ!」
赤城「目が笑ってませんよ・・・。はぁ、仕方ないですね」
提督「おもむろに彩雲を取り出してどうしたんだ?」
赤城「私も探してあげます。だから元気を出して下さいね―――はい、見つけました。私には何かしらの破片にしか見えませんがおそらくこれでしょう」
提督「えぇ!?こんなに小さいパーツをそんなすぐ見つけられたのか。改めて艦娘ってすごいな・・・」
赤城「それでは私は戻りますね。また部品を無くさないように気をつけて下さい」
提督「ありがとう赤城。そうだ、今晩空いてるか?」
赤城「どういたしまして。今晩、ですか。特に予定もありませんが。どうかしました?」
提督「さっきは心配してここに来てくれたんだろ?それとパーツを見つけてくれたお礼をしたいから今晩は一緒に飯にでも、と思って」
赤城「提督の声が聞こえたのは、たまたま部屋の前を通りかかったからです。それに、大したことはしてません」
提督「でも、ほら。私も君が来てくれてうれし・・・いや、ありがたかったからさ。赤城が良ければ是非一緒したいんだが。」
赤城「わかりました。それではまた後ほどご連絡しますね」
提督「一緒してくれるか!ありがとな!」
赤城「ふふ。お礼を言ってばかりで、なんだかおかしいですよ、提督」
提督「はは、飯に誘う口実が出来て嬉しいんだよ」
赤城「あら、いつでも誘って頂いて良いですよ。提督がご馳走して下さるのなら」
提督「毎日奢りはきついな・・・どうするか」
赤城「あ、あの?ご馳走云々は冗談ですので・・・」
提督「そ、そうか!しかし、赤城は人気者だから私が独り占めすると不満が出そうだな」
赤城「いえ、私こそ提督を独り占めすると他の子達に睨まれてしまいます」
提督「そうなのか?――あぁ、確かに、毎日赤城だけに飯を奢ってると思われるとギクシャクしてしまうよなぁ」
赤城(そういう事ではないのですけどねー)
中途半端ですがここで一端投下終わりです。
空母棲姫のイラストをみると、服はボロボロになってて見えそうになってるのに、凄い楽しそうな表情にも見えるんですよね。
無邪気にも見えるといいますか。(私の目が悪いだけかも)なので、きっとボロボロになっても全力を出して闘えることで満たされてるというか、それが楽しいのかなーと妄想してしまったわけで・・・。
解像度が高い画で見たい一枚であります。決して体を注視したいというだけではなく。
それではごきげんよう。
>>107 乙です
なるほそういう解釈も在りか
皆さんこんばんは。今回は赤城さんと提督がマリカーをするだけの話です(内容もオチも無い)
なんかSFCが発掘されて頭に思い浮かんだので・・・
>>108
ありがとうございます。でも高解像度で見ると全然違う表情をしてるってことも考えられるので微妙なんですよね・・・。
すげー切れてる表情だったとかだったら、勘違いも甚だしくてめちゃくちゃ恥ずかしいことになってしまいます。
まぁ元々妄想なんでそれでいいか
提督「ここに着任してきた時にガラクタと押し込んでいたダンボールを整理していると」
赤城「・・・この"すうぱあふぁみこん"というのが出てきたということですか」
提督「とても懐かしい気持ちだ。幼少の頃、これで友人達とバカ騒ぎしたもんだ・・・」
赤城「電源がついた箱にしか見えませんね。どうやって使うんです?」
提督「ここにカセットを差し込んで、あとこのコードをTVと繋げて電源を入れるとだな」
赤城「画面にかわいらしい絵が表示されました!」
提督「ふ・・・。絵は確かに可愛らしいがな・・・対戦はその人の性格が結構出たりしてこれがまた面白いんだよ」
赤城「顔つきが不穏ですよ提督」
提督「若かりし頃を思い出してつい、な。操作方法を教えるから一緒に勝負しないか?ふっふっふ・・・」
赤城「勝負と言われると後には引けませんね」
~操作説明&軽く練習中~
提督「どうだ、一通り慣れたか?」
赤城「はい。いつでもどうぞ」
提督「まぁ最初はハンデを抱えてするからさ、対戦の空気にも慣れる為に軽くやってみるか」
マリオカートGP
タイムアタック
[> VSマッチレース
バトルゲーム
----
--
-
提督「よし、ちびキャラ縛りの緑甲羅とコインだけで勝負してやるよ」
赤城「・・・お心遣いありがとうございます」
提督(しまった、赤城のプライドを傷つけてしまったか。言い方悪かったな・・・それにしても、赤城の目が狩人の目をしている・・・)
赤城「・・・コースもこちらで決めさせて頂いても?」
提督「す、好きなコースを選ぶと良い(背筋が凍る様なこの感じ・・・一体なんだというのだ!?)」
[>キノコカップ
[>おばけぬま1
提督「ほう、初心者がお化け沼を選ぶか。意外だな」
赤城「背景に浮かんでる幽霊さんがかわいいですよね」
提督(おい、目が笑ってないぞ赤城)
赤城「―――過剰なハンデをつけたことを後悔させて差し上げましょう」
提督「ん?何か言ったか?」
赤城「いえ、何も。始まりますよ、提督」
提督「お、おう」
3
2
1
GO!
提督「よし、チビでもスタートダッシュをすれば引き離せる筈だ!お先に、あかg」
赤城「ふふっ甘いです、提督。――アイテムはキノコ・・・上々ね」
提督「お前もうスタートダッシュをマスターしてるのかよ!ちゃっかり私のキャラを踏んで行きやがった・・・」
赤城「このまま逃げ切らせて頂きます」
提督「くそ・・・まさか初心者に負けることになろうとは・・・(冷静になれ、相手は初心者だ。挽回のチャンスはまだまだある)」
赤城「口ではそう言ってますが、提督の目はそうは言ってません・・・よ!」
提督「なに!?そこのショートカットまで使うか、赤城ィィィィ!」
赤城「完膚なきまでに叩き伏せ、あなたの本気を引き出させてから勝ってこそ、勝利の意味があるのです!」
提督(最初踏み潰された時点で割と本気出そうと思ったんだけどな・・・実際やばい)
赤城「ああ、曲がりきれずに落ちちゃいました・・・」
提督「そこは慣れるまで難しいよなぁ。着地に気を取られると曲がりきれないんだよな。ブレーキ使うとなんか負けた気分になるし」
赤城「うぅ、そうですね。変な子にコイン持って行かれちゃいました・・・」
提督「――すまん、赤城。これも勝負なんでな」
赤城「え?あー!着地地点の目の前にバナナの皮を置くなんて、なんて卑劣な!」
提督「最初に言った縛りは"この勝負"では解かないが・・・だが出来る範囲で全力で行かせてもらう!」
赤城「!・・・それは好都合ですね」
提督「なに・・・?」
赤城「提督、例え私がこの戦いで勝てなくとも、あなたの癖をここで見極めて見せます」
提督「・・・やれるものならやってみるんだな」
赤城「言われずとも」
~~~
―マリオサーキット1―
提督「うわ、お前先読みして緑甲羅飛ばしてくんなよ!赤よりタチわるいよお前の緑とバナナは!」
赤城「提督こそ、スター状態で私に纏わり付かないでください!性格の悪さが出てますよ!」
提督「くそ、次だ次だ」
~~~
―再びお化け沼1―
提督「おい」
赤城「何でしょうか?」
提督「ショトカ先の通路にバナナ飛ばして埋めるんじゃあない・・・」
赤城「あらあら。ショートカットなんて使おうとお思いで?女々しいのですね」
提督「言っとくけどバグとかじゃなくて正規のルートの一つだからな・・・女々しいも何もないだろ」
赤城「提督も男ならショートカット無しで勝負したら如何ですか?」
提督「そこまで言うのならやってやるよ!くそおおお」
~~~
―マリオサーキット2―
赤城「提督」
提督「・・・なんだ」
赤城「ジャンプ台踏む寸前にキノコ使って体当たりするのは止めてください。上手く飛べなくて半周分程戻されたんですけど」
提督「・・・あそこでキノコ使うと加速して通常時より長い距離飛べるんだよ。通り道にたまたま赤城がいただけだ・・・」
赤城「初心者にこの仕打ち!提督は血も涙もありませんね」
提督「私もブランクがあるとは言え、既に実力は拮抗してるんですがそれは」
~~~
―クッパ城1―
赤城「提督、なんですかそのショートカットは!私知らされていません!」
提督「加速装置と羽使って溶岩を飛び越えるこれか。まあ教えてないしな」(熱くなってつい癖でショートカットする提督)
赤城「くっ、一航戦の誇り…こんなところで失うわけには…」(こちらも熱くなって提督の数行前のセリフが無かったことになってるのを気が付かない赤城)
提督「幼少時にやりこんでた筈の私のプライドはズタズタだよ」
提督「赤城」
赤城「なんですか?」
提督「"競走"なんて回りくどいことはやめだ・・・直接決着をつけないか?」
赤城「と、申されますと?」
提督「これで決着を付けようじゃあないか・・・このVSマッチモードでな!」
赤城「!?」
~~~
説明しよう!VSマッチモードとは(以下略 よーするに互いのカートに張り付いてる風船を3つ先に割られた方が負け
~~~
提督「正直に言うと、赤城のテクニックはもう初心者の範疇を超えてると言っても過言ではない。だから、この勝負にもついて来られる筈だ」
赤城「・・・!」
提督「なに、きちんと決着は付けたいからこれも練習するための時間は取る。――お互いに、全力で決着を付けられるようにするためにな」
赤城「今度は初めから全力を出して頂けるのですね・・・。わかりました、その勝負受けて立ちます!」
~~~
―バトルコース2―
赤城「提督、その囲いの中から出てきてください!ずるいです!楽しそう!」
提督「この囲いの中でぼーっとするの、好きなんだよな・・・」
赤城「羽が中々出なくて入れません。・・・あぁ、"?"のマスが全部赤くなっちゃう・・・」
提督「ある程度アイテムを取りきったら"?"マスは回復するぞ」
赤城「まことですか!?よーし、諦めません!」
赤城「――やった、羽が出ました!これで――」
提督「あ、ジャンプする角度を考えないとブレーキが間に合わずに・・・あぁ勢いを殺せなくて出ちゃったな・・・」
赤城「うぅ・・・中に入れたのは一瞬だけでした・・・」
提督「じ、時間制限とか無いからさ。落ち着いて成功するまで頑張るんだ!」
赤城「はい・・・」
~~~
提督「お、ここの?も復活したな。・・・緑甲羅か」
赤城「提督、やりました!中に入れましたよ!」
提督「わざわざ同じとこに入って来なくても」
赤城「?は取られちゃいましたか。まぁ良いです。やっと入れましたよ、うふふふ」
提督(喜んでる赤城さんかわいい)
赤城「平和ですね」
提督「バトルゲームなのに平和なのはどうかと思うけどな・・・。――そうだ」
赤城「提督、どうかしましたか?」
提督「お互いカートに残ってるバルーンは残り1つだ。ここでひとつ、勝負をしないか」
赤城「どのような勝負で?」
提督「今、私の手元には緑甲羅がある。私と赤城のカートを横並びにして、そしてこの甲羅をこの中で発射する」
赤城「・・・そうするとどちらかに甲羅が当たって勝負有、というわけですか。実力で私に勝てないとなって運任せというわけですね?」
提督「そんな緩んだ顔で言われても・・・・・・なんだかなぁ。まぁ、最後は運で決めようということには相違無いな」
赤城「たまにはそのような、"運"で勝敗を決することも趣があって良いかもしれませんね」
提督「発射角度は・・・二人が納得出来る角度を公平に決めよう。それでいいな?」
赤城「ええ」
提督「・・・何か賭けるか?」
赤城「良いのですか?私が勝ってしまいますよ?」
提督「自信満々だな。君が買ったら出来る範囲で要望を叶えようじゃないか」
赤城「巷でたまに話題に挙がる震電改という子を見てみた――」
提督「すまん!本当に申し訳ないがそれだけは無理だ。私も出来ることならば、勝負事関係無しにそれが配属されるように手を尽くしたいのだが・・・」
赤城「むぅ」
提督「・・・空母連中みんな揃って休暇を与えるから、それで旅行とか行ってみたらどうだ?暫く大規模作戦もない筈だから、大丈夫だろ・・・多分」
赤城「いえ、それは幾らなんでも流石に無用心過ぎます。うーん、それでは保留でよろしいですか?」
提督「あぁ、すまんがそれで頼む。私が買ったら、そうだな・・・」
赤城「あら、経験者でおられる提督が初心者の私と対等な条件で賭け事をすると」
提督「ぐぬぬ」
赤城「冗談ですよ。提督は本当に顔に出やすいからわかり易いですね。フフ」
提督「・・・では私が勝ったら、○×△グランドホテルのレディースランチを食べるのに付き合ってもらおうか」
赤城「そんなことでよろしいのですか?」
提督「男だと頼めなくてさ・・・。付き添ってくれた女性に代わりに頼んで貰おうと言うことだ」
赤城「まぁ、良いでしょう。・・・では勝負です」
提督「あぁ、覚悟は良いな?行くぞ・・・!」
赤城「フ」
提督「負けた・・・。嫌な予感はしてたんだよな(そのドヤ顔の癖に艶かしい流し目でこっち見るのやめろ!美人過ぎて私の顔が赤くなってしまう!)」
赤城「慢心するからそうなるのです。賭け事なんてするべきではありませんでしたね」
提督「次はこうはいかんからな。覚悟しておけよ」
赤城「次があるのなら今回以上に全力で当たらせて貰うまでです。――では、私が買ったので・・・」
提督「お手柔らかにお願いします」
赤城「○×△グランドホテルの秋のスイーツ祭りとはろうぃんパーティーというのに付き合ってください!」
提督「付き合う?私が?空母のみんなと一緒の方が良いんじゃないか」
赤城「提督もレディースランチが食べられるかもしれないじゃないですか!一石二鳥です」
提督「今、目の前に天使がいる・・・」
赤城「実は、前々から加賀さんとそこのホテルの秋イベントには目をつけてまして・・・」
提督「なるほどね・・・(またえらくミーハーになったもんだ)」
赤城「提督と行って、その時に良かったらまた加賀さんと行ってみようかな、なんて」
提督「わかった。下見というわけだな。手配しておこう。――そうか、もうハロウィンの時期なんだなぁ。よし、鎮守府でもパーティーをするか!ホテルはその参考にするために、という名目にしておこう」
赤城「内緒で悪いことをするみたいでドキドキしますね!」
提督「もう、なんか色々嬉しそうね赤城。そうと決まったら、さっそく鳳翔さんと間宮さんに相談してパーティーの計画を立てるか!」
赤城「はい!」
今回は以上です。マリカーしらない人とSFCを知らない若者にはわからない内容だと思います。すみません。
ボンバーマンをさせて開始位置に爆弾を置いてしまう赤城さんとかネタにしたかったんですが、
よく考えたら私がボンバーマンを所持してなかったので書けませんでした。
ねんどろ加賀さんが28日にとうとう我が家に来ました。赤城さんと並ばせてます。あぁ癒される・・・。
ではごきげんよう。
すみませんちょっとドタバタしておりまして、もう暫く更新できないっぽいです・・・今週末にはなんとか更新したいところですが。
ドカポン3・2・1とスネークが出てくるスマブラと桃鉄は知り合いの家でやったことがあるくらいなので
詳しくなく書けないのが残念ですね・・・。うちの地域ではドカポンは犬?みたいな見た目のシーフがなぜか人気でした。
9月に買ったまま積んでるフジミの羽黒を作ったら俺、ハセガワの赤城さんに挑戦するんだ・・・
スネークが出てくるってことはスマブラXのことかな
しかしマリカはsfcなのにスマブラはwiiとは全く>>1の年齢が想像出来ないぜ
こんばんは。今回は練習です!練習!という事で、いつも通りっていうかいつも以上に酷い回です。
でも書かないと(多分)上達しないから仕方ないですね!うまく書けるようになりたい・・・というわけで投下です。
>>124 さん
私自身は基本的にSFC~PS2が世代です。wiiは友人が持っていたので、それでかじった事がある程度ですね。
>>117 の後日
ホテルのレストランにて
提督「よく考えると時間的にランチないじゃない」
赤城「あ、あれー?」
提督「別に良いけどね。ディナーであっても、どのメニューもうまそうだし」
赤城「ランチはお昼しかないメニューだったのですね。すみません・・・」
提督「気にしなくて良いって。ほら、メニューでも見て元気出せ!」
赤城「は、はい。うわぁ、この写真に載ってるの美味しそう――って何ニヤニヤして見てるんですか。気になって仕方がないです」
提督「女の子らしい顔してるなーと思って。本当に良い顔をするようになったもんだ」
赤城「ゆ、緩んだ顔が良い顔、ですか?」
提督「あぁ。生き生きとしてるというか、活気に満ちてるというか」
赤城「戦いの他にも、生き甲斐があることを教えてくださった提督と鎮守府のみんなのお陰ですね」
提督「そろそろ戦場でも、己の命を引き換えに、などという考えはすることはなくなったか?」
赤城「そんな考え方は、以前ほど簡単にはしなくなりましたよ」
提督「・・・そうか。ところで、何を頼むか決めたか?」
赤城「・・・!もう少々お待ちを!・・・あぁこれも良いなぁ・・・」
提督「そんなに気になるのが沢山あるなら全部頼むか?」
赤城「そうしたいのは山々ですけど、そんなに沢山食べられませんよっ」
提督「艤装は割と大喰らいなのにな」
赤城「むー、なんだかいじわるですね」
提督「ごめん、最近の赤城は反応がいちいち可愛くてつい・・・・・・あ」
赤城「そ、そうですか・・・」
提督「・・・・・・うん」
赤城「・・・・・・あ、あの、私はこれで・・・」
提督「わかった。――ウェイター、ちょっと注文いいかな?―これとこれで、デザートにこれを。あぁ、コーヒーは最後に一緒に。赤城もそれでいいな?―はい、ひとまず以上で」
赤城「あの、提督が選んでたそのメニューは」
提督「君が特に気にしていたように見えたから。全て食べきれないとしても、少々つまむ位なら大丈夫だろ」
赤城「そうですか。ありがとうございます・・・」
提督「顔赤くしてもじもじして黙り込むなよ・・・私も恥ずかしくなってくるだろっ」
赤城「すみません・・・」
提督「いや、謝らなくてもいいよ・・・。・・・赤城、言うのが遅くなったけど・・・その・・・、その服似合ってるな」
赤城「本当ですか?今日のことを飛龍ちゃんと蒼龍ちゃんに話したらすごく気合いれて服を選んでくれたんですよ」
提督「あぁ、あの二人か。加賀さんは今日のことは何か言ってた?」
赤城「親指をたてて、やりましたね、と笑顔で一言だけ」
提督「ぶはっ」
赤城「だ、大丈夫ですか?」
提督「う、うん。(え、これ俺宛のメッセージかなんか?)」
「きゃあああああああ」
提督「!なんだ!?」
赤城「提督、あそこに不審な人物が!」
「大人しく両手を上に挙げ椅子から降りて地面に伏せろ!」
提督「うわぁ、覆面に銃を持った強盗かよ。・・・ついてないなぁ」
赤城「提督!そう呑気に構えてる場合ではありません!」
「お前、大人しくしてろ!無駄口を叩くと本当に撃つぞ!」
提督「ち・・・刺激するのは得策ではないな。素直に従って様子を見るしかないか」
赤城「・・・こっそり艦載機を飛ばして鎮守府に伝令を送りますね」
「おい、そこの女」
赤城「(バレたか?・・・いや、そうじゃ無いようですね)・・・私ですか?何でしょう」
提督「・・・」
「お前を人質にする。両手を頭の後ろで組んだままゆっくり歩いて来い」
赤城「わかりました――」
提督「まて。どうせ人質にするなら"ただの一般女性より価値がある”私にしろ」
赤城「!?ていと――」
提督「シッ・・・」
「・・・なんだと?ナニモンだ貴様」
提督「私は○○○鎮守府で提督の任に就いている者だ。ほら、これが身分証だ」
「!?これは本物か・・・。良いだろう、望み通り貴様を人質にしてやる。妙な真似はするなよ」
提督「(赤城、今のうちに鎮守府と連絡を取れ)」
赤城「(・・・はい・・・!)」
提督「ほら、これでいいか?(あの目は結構本気で怒ってるなぁ・・・どうやって機嫌を取るか)」
「・・・よし、おい部下、こいつを縄で縛っておけ」
部下「わかりました」
提督「・・・いっつ・・・(まだ部下が何人潜んでるかわからんな。はぁ・・・)」
ボス「次はさっきの女、お前もだ」
提督「なんだと!?――ぐっ」
赤城「提督!?」
「静かにしろ。なに、人質にはしないさ。ただアジトに連れ帰って丁重におもてなしをするだけだ。それにしても金の他に、こんな上玉が手に入るとはな!」
提督「・・・下種が・・・ガハッ!」
「無駄口を叩くと撃つ、と言った筈だ」
赤城「提督ーーー―――!」
―――
目の前で提督が撃たれた時、提督が力無く崩れていく様を見てしまった時、私は世界の崩れる音が聞こえた様な気がした。
その瞬間、怒りと絶望と悲しみと・・・、どこからともなく突如として押し寄せてきた、様々なこの想いによって我を忘れた私の周りに光の粒子が集まり、艤装を形成していく。
その様を見た盗賊共がうろたえ、何かを喋っていた様な気がしたが関係無い。何を口にしたところで、これから起きる事の結果は変わりなどしないのだから。
―――
完全に私の過失だった。”想い人”に手を出そうとした下劣な強盗に対して、つい悪態をついてしまいその結果腹を撃たれた。
突然の衝撃と痛みに、意識が薄れて行く。すまない、赤城。至らない私のせいで君にそのような表情をさせてしまった。
誇り高く、気高く生きていた君の生に汚点を残すような真似をさせてしま――――
―――
「下種が・・・」そう言った男を俺は撃った。あんな美人を連れていたのがいけ好かなかった。しかも、キザったらしく女の代わりに人質になると言う。
男がそう提案したとき、愉快な考えが脳裏に浮かぶ。こいつらの絶望した表情を見てみたい、と。女も依り代となるこの男が居なくなれば大人しくなるだろう、とも。
だが、それは大きな誤算だった。女はヒトではなかった・・・艦娘などという、深海棲艦の相手をさせる為に造られた人型兵器だったのだ。男が提督と名乗った時にこの事を考慮しておくべきだった。
そうとも知らず、俺は男を撃ったときに女は泣き崩れるだろう、と高を括っていた。しかし――。
どこからともなく現れた光に身を包まれる赤城。光が収まる頃には、その身には戦闘着と艤装を纏っていた。
「――盗賊共。大人しく投降しなさい。さすれば、腕の一本や二本で許して差し上げましょう」
「ヒトじゃなければ用は無いな。お前も死ね。いや、壊れてしまえ、か?それに、いくら艦娘でも周りにこんなに一般人が居ればその大層な武器も振り回せないよなあっ!」
弓に矢を番え冷えた眼差しで警告を発した赤城に、男はヘラヘラとして返す。
「周りの方達を人質にでも取ったおつもりですか?」
「こっちには銃って便利な武器があるんでな!貴様が"砲"を持つ艦種の艦娘じゃなくて良かったよ。その"ナリ"からすると空母なんだろ?艦載機がないとただの木偶の棒なのは知ってるんだよ!」
「・・・・・・」
「図星か!ふん、このままジワジワとなぶり殺しにしてやるぜ・・・」
依然、矢を番え構えたままの赤城に、部下が発砲しようとしが弾が発せられることはなかった。
「舐められたものですね・・・。人間から人を護れずして、何故深海棲艦から人を護ることが出来ましょう」
一見すると優雅に弓を構えているその姿こそ人そのものであったが、彼女は艦娘である。矢を射る速度は正に神速。人が銃を撃とうとする速度を優に凌駕していた。
「なっ」
発砲しようとした部下の手から銃が弾かれ、その掌には矢が突き刺さっている。
「それと」
「ぎゃあああ」
赤城が言葉を続けようとすると、離れた客席から銃を持った"強盗が現れるまで客だった"人間が矢に射抜かれ叫び声を上げた。
「仲間が客に化けて潜んでいましたか・・・。私の"目"は最早この建物全体を見渡しています。隠れて何か事を起こそうとは思わぬよう。大丈夫、大人しくして頂けると命までは奪いはしませんので」
「化け物め・・・」
「化け物で結構。さぁ、そろそろ大人しく投降して頂けませんか?」
男は苦々しげに顔を歪める。対し、不自然な程冷静に、涼しい顔をしている赤城。
「これ以上・・・、愚かな振る舞いを重ねて私を苛立たせないで下さい。これでも私・・・我慢してるんですよ?」
「よく・・・よく我慢したな赤城」
「提督!?良かった、生きておられたのですね――」
気を失っていた提督の意識が戻り、赤城に優しく声をかける。その声に驚き安心した赤城は一瞬とはいえ敵意を持つ者を目前にしておきながら、気を抜いてしまう。
その刹那、――赤城が提督に振り向いたその背後で――銃声が鳴り響いた。
「へ、詰めが甘いな艦娘さんよ」
「なに・・・赤城ーーー!」
「――ふぅ、危ないところでした。大丈夫ですか?提督、赤城さん」
「加賀・・・か、助かった・・・」
「加賀さん、私・・・私・・・」
矢を射て二人の危機を救ってくれたのであろう加賀が、提督と、提督を護るように抱きしめて自身を盾にしている赤城に優しく声をかける。
「大丈夫ですよ、赤城さん。問題ありません。それにしても、赤城さんの艦載機が鎮守府に戻ってきた時は何事かと思いました。実際、提督も撃たれて大変だったみたいですね。医療専門の妖精を連れてきて良かったです。妖精さん、急いで提督の手当てをして頂戴」
加賀が構えていた弓の先には赤城の艦載機が居た。加賀が射たのは強盗ではなく、赤城の艦載機であった。
「あ・・・あ・・・」
強盗は何が起きたのかわからず、恐怖に顔を歪め地面にヘタレ込んでいる。
その眼前には赤城の艦載機が四方八方から囲んで皆一様に、急所に狙いを定めている。赤城には、男が銃を構え撃つ瞬間が見えていた。が、気が抜けてしまっていた赤城は咄嗟に―しかし確実に強盗の息の根を止めようとしてしまっていた。
それを既の所で加賀が艦載機の機銃の射線をずらし、且つ男の銃を持った手を射抜くことで両方の危機を回避していた。
「ちくしょう・・・バケモンめが・・・ちくしょう・・・」
精一杯虚勢を張る男。そんな男に加賀は一瞥をくれる。
「アナタも無事で良かったですね。―――提督と、赤城さんのためにも」
「ひっ」
加賀の表情と声色に男は恐怖しついに言葉を発せなくなり、幾人かの部下達と一緒に大人しく連行されていった。
「・・・本当に良かった。提督も無事でしたし、赤城さんの手が・・・あんなつまらない者の血で染まらずに済んで」
赤城「提督ー!良かったです、生きていて下さって本当に良かったです!」
提督「いたいいたい、抱きついたら腹の傷が!うがー!」
妖精「こらー!安静にしないと傷口がまた開くでしょー!」
提督「私は悪くない!こら、赤城、落ち着けー!」
赤城「ごめんなさい、私がこんなとこに誘わなければ・・・」
提督「・・・はぁ、赤城。顔を上げろ」
赤城「嫌です」
提督「えー!?」
赤城「・・・いま、情けない顔になってるので、見られたく、ないです」
妖精「こらー!女の子を泣かせちゃだめでしょー!」
提督「あ、ごめん、赤城・・・そのだな・・・」
赤城「言わないでおいたのに、なんで泣いてること言っちゃうんですか妖精さーん!」
妖精「あ、いけね!てへぺろ」
赤城「・・・提督?私、提督が撃たれて倒れたのを見たとき、怖かったんですから」
提督「・・・ああ」
赤城「本当に・・・死んでしまったと・・・思ったんですから!」
提督「ごめんな。あいつらの下種な物言いについカッとなって・・・」
赤城「でも、私なら例え銃で撃たれたところでそう簡単には死にはしないんです。ですから、あのまま人質に私がなってさえいれば――」
提督「赤城」
赤城「・・・なんですか」
提督「・・・好きな"女性"の前で格好を付けたいと思うのはどうしようもない男の性だ。許して欲しい」
赤城「・・・」
提督「あー、もう!こうなったら正直に言う!赤城!」
赤城「は、はい」
提督「今までは艦全体に士気に関わると思って言わないで置いたが・・・俺が限界を迎えてしまったようだ。赤城、俺は君が・・・お前が好きだ」
赤城「・・・はい」
提督「だから、そのーなんだ。恥ずかしいな・・・。これからも、最期まで俺と一緒に居てくれないか?」
赤城「はい・・・はい・・・!」
提督「なんだ、泣くほど嫌だったのか?」
赤城「違うんです。嬉しいんですけど、何故か涙が・・・っ」
妖精「えんだあああああ」
提督「もうやっぱり恥ずかしい!今度、二人のときにやり直そう赤城」
赤城「そうですね。エヘヘ」
加賀「救援に駆けつけ、そして現場の事後処理の手伝いをしている私達をよそに二人で良い雰囲気になっておられるとは。良いご身分ですね、提督?」
提督「あ、あなたは!」
加賀「そういうのは良いんで」
提督「あ、はい」
赤城「加賀さんっ」
加賀「赤城さん、平静を装ってるようですが顔真っ赤ですし口元もにやついてます。・・・でも、幸せそうな良い顔です」
赤城「は、恥ずかしい!」
加賀「提督、ありがとうございます。赤城さんのこんな幸せそうな姿を見られて、私も幸せです」
提督「そんな幸せそうに微笑む加賀さんを見られる私達も幸せです。な、赤城?」
赤城「ふふ、そうですね。加賀さんも滅多に笑いませんから」
加賀「――!私のことは良いのです。とにかく、お二人共、これからも執務はきちんとこなして頂戴ね?分別のあるお付き合いをするように」
提督「高校生のカップルに付き合い方を諭す教師のようだな・・・・・・イテっ!」
加賀「何か言いました?」
提督「いえ、何も」
加賀「それでは、養生して傷を早く治して下さい。赤城さんも、提督に付いておいてあげて。その間は、私達がなんとかしておきますから」
提督「かたじけない・・・」
赤城「加賀さん、ありがとうございます」
加賀「ふふ、お礼は他の皆にも言ってあげて下さい。では、私はこれで」
中途半端ですが今回はここまで。「You are !?」「Kaga-san !!」
まぁあれですね。これにめげずにこれからも黒歴史を生産していこうと思いました。
動画サイトで赤城さんの目覚まし時計ボイスを聞く度に赤城さんと結婚したくなるんですよね。やばい。
こんばんは。風が煩くて目が覚めたので少しだけ投下します。
>>mousugoi
ネタが通じる方がいて嬉しいです(子並感)
あ、あなたは!のフレーズはその方のネタからぱく・・・リスペクトです
提督「もう10月も半ばだな。歳を重ねると1年経つのが早く感じられる、と昔の恩師が言っていたが、最近それを実感するようになってきたよ」
赤城「そうなのですか。私は毎日が楽しいからでしょうか、時が経つのを早く感じます」
提督「それは良いことだ。――MI作戦が終わったのも、つい昨日のことのように思えてしまう」
赤城「はい。終わった後の祝勝会では、結局みなさん感極まって泣いちゃいましたね。―ふふふ、そういえば提督が一番泣いておられましたっけ」
提督「そのことはもう良いじゃないか・・・あー恥ずかしい!」
赤城「それも、今となっては良い思い出ですね」
提督「そうだな。あの時はきっと安心したんだな。みんなが泣いてるのを見て、――なんだ、やっぱり人と・・・どこにでも居るか弱い普通の女の子と同じじゃないか、と」
赤城「・・・・・・」
提督「だが、女の子はやはり泣いてる顔より笑ってる顔の方が可愛い、とも思ったな。ハッハッハ!」
赤城「提督のおっしゃっていることの意味、今なら少しわかる気がします」
提督「まぁ、着任した当初のお前だと『ひ弱な人間と同じように扱わないで下さい』みたいなことを言ってたかもなぁ」
赤城「そ、そこまで酷いことは言いません!」
提督「今は俺の冗談に対してそうやって言い返してくれる。赤城だけじゃなく、みんなも。それがとても嬉しい」
赤城「会って間もなくて、どんな人かわからない、ましてや目上の人に突っ込みなんて入れられませんよ・・・」
提督「おぉ、言われてみればそうだ。・・・一部例外は居たが」
赤城「あは・・・ははは・・・」
空母棲姫「ノックしてもしも~~~し。提督、撃たれた傷はどう?もう大丈夫なの?はい、赤城これお見舞いのフルーツ。あとで提督に切ってあげて」
赤城「あら、空母棲姫さん。ありがとうございます」
提督「赤城の声でおかしなこと・・・。――傷の具合は良いよ。妖精さんの腕も良いし、赤城も看病してくれてるんでな」
空母棲姫「じゃあ今度は加賀の声で言う事にするわ。まぁ、大事じゃなければ良いのよ。ほんと、貴方を撃った輩も命拾いしたわね。もし死んでいたら、今頃私が海に引きずり込んで撃った奴に生き地獄を味あわせていたわよ。フフフフフ」
提督「・・・その気持ちだけ受け取っておくよ」
赤城「大丈夫です。この人なりの優しさというものですよ」
空母棲姫「でも私や北方棲姫にそんなことをさせたくなければ、簡単にはくたばらない事ね」
提督「肝に銘じておく・・・」
空母棲姫「あ、そうそう。ピロートークも程ほどにしておかないと、扉の外まで聞こえていたわよ?」
提督「ブッ!・・・ゲホッゲホッ」
赤城「なんですか、それ」
空母棲姫「あら、赤城は知らないの?・・・良い、赤城さん?ピロートークというのはですね」
提督「あほか!変なこと吹き込むな!しかも加賀の声で!それに断じてそんなことはしていないからな!」
赤城「???」
空母棲姫「ほらほら、そんなに大声出すとお腹の傷に響くから良くないわ」
提督「一体誰のせいだと。・・・良いか、赤城。世の中にはまだ知らなくて良いことがあるんだ。わかるな?」
赤城「は、はい??」
空母棲姫(まだ・・・ってまたわざとらしい)
提督「空母棲姫、なんだそのニヤニヤした顔は・・・」
空母棲姫「・・・ベツニ?」
提督「何か引っかかるが、まぁ良い・・・。空母棲姫、私と赤城が不在の間に君まで基地の哨戒任務に就かせてしまってすまないな」
空母棲姫「別にそれくらいのこと。むしろ普段から良くして貰っているのに、これくらいのことしか出来なくてごめんなさいね」
提督「うちの艦娘達の演習相手をしてくれてるだけで大分助かってるさ。あと心のケアもな。カウンセリングの評判が良いと聞いているぞ」
空母棲姫「・・・純粋な艦娘よりすれてるだけよ」
赤城「うちの鎮守府で一番TVを見るのがお好きですもんね!空母棲姫さんは博学で凄いんですよ、提督」
空母棲姫「ちょっと、赤城・・・!」
提督「TVだと・・・。うちの子達に本当にいらんこと吹き込んでないか心配になってきたぞ」
空母棲姫「何よ!トリ○アとか平成教○委員会とかなるほど○ワールドとか好きで悪かったわね!うわあああん」
提督「ふっる!あ、走って行ってしまった。・・・悪いことしたな。今度、探偵ナイ○スクープを撮り溜めたDVDを持って謝りに行こう・・・」
赤城「ここに居る間は、少しでも幸せでいてくれると良いですね」
提督「そうだな・・・」
赤城「で、ピロートークとは一体なんですか?」
提督「しらん。俺はなにもしらんぞ」
提督「ゴホン。・・・お、月食が始まったな」
赤城「はい。月が欠け始めました」
提督「普段は中々こうして静かに空を見上げることなんて無いが、・・・たまにはこういうのも趣があって良いな。飲酒を禁止されているのが残念だ」
赤城「傷が治るまで我慢して下さい。命があっただけでも儲けものですよ」
提督「はは、そうだな。次に赤城と月を見上げる日までお預けか」
赤城「そうですね」
提督「いつまでも、こうやって二人で寄り添える日が続くと良いな」
赤城「続きますよ。あなたが居てくれる限り」
提督「安心して過ごせるようになるためにも早く・・・海に平和を取り戻さないとだな」
赤城「はい。でも、決して無茶はしないで下さい。もし、それであなたを失うことがあれば、・・・あなたが居ない海に、世界に私の居場所は――っ。すみません、こんな考え方は正しくないことだとはわかっているのですが」
提督「嬉しいことを言ってくれる。そう簡単に死にはしないさ。だから、そんな顔はするな。ほら、笑顔の方が素敵だとさっきも言ったろ?」
赤城「それは他の女の子もであって、私が特別というわけではないですよね?」
提督「なんでそこでやきもちを焼くんだ。もう、いちいち可愛いな!お前が一番に決まってるだろう」
赤城「一番・・・何ですか?」
提督「顔がすごく赤いぞ。わかって言ってるだろ?――俺が愛していて一番可愛いと思ってるのはお前だよ、赤城」
赤城「提督も顔が凄く赤いです・・・」
提督「だろうな。・・・赤城は愛してるとは言ってくれないのか?」
赤城「・・・妖精さんが居ない時に、二人きりのときにでいいですか?」
提督「妖精さんいたのかよおおおおおお」
妖精「えんだあああああああ」
提督「しかも空気読んでえんだああのタイミングずらしてくれたっぽい!」
赤城「医療専門の妖精さんですから、医務室に居るのは当然ではありませんか」
妖精「あ、赤城さん。そのうさぎの形に切ってあるりんご貰っていーい?」
赤城「はい、どうぞ」
妖精「ありがとう!わーい!おいしい!」
提督「それは良かった・・・ああもうなんか色々恥ずかしい・・・」
赤城「ま、まぁ私も少なからず恥ずかしいのでお相子ということで・・・」
妖精(二人とももじもじしてかわいい!)
つづく。ネタはつづかない。赤城さんのキャラが定まらなくて崩壊が止まらない・・・だから時報はよ・・・はよ・・・
この鎮守府では空母棲姫と北方棲姫が一番人生を満喫してるという感じです。
E6であほみたいに苦労させられたけどやっぱり好きです。
流石に連続で大破したときには、お前そこまではだけてるならもっと見せろよとは思いましたが。
あと、実際に赤城さんとしたいこと書けば良いんじゃねって最近思うようになりました。ではごきげんよう。
おっつおっつ。
なんか赤城さんより提督のが可愛いぞ
こんばんは。うちの地域では台風が昨晩に過ぎ去っていき、今日は平和でした。
?「休日だけを殺す機械かよ!」という様な声がどこからともなく聞こえてくるようです。
>>144
まさかの提督萌えSSになっていく可能性が微レ存・・・?
赤城さんにも萌えられるSSをかけるように頑張っていこうとおもいました(コナミ感)
提督「うーん、すごい風だ。どう考えても出撃は無理だな」
赤城「それどころか、外を出歩くのも控えたほうが良いですね」
加賀「強風に煽られてドラム缶が舞ってるので外出は危険です」
提督「それ屋内に居てもやばくないか・・・。窓を突き破ってくるかもしれないだろ」
加賀「冗談ですよ。ですが、瓦や看板などが風で飛び交うことは十分にあり得るそうですので、用心するに越したことはないでしょう」
提督「駆逐艦の子が怖がってなければ良いが」
赤城「小さい子は上の子達が看てくれているのできっと大丈夫です」
提督「面倒見が良い奴が多くて助かるな。――加賀。処理する書類はこれで全部か?」
加賀「・・・えぇ。すみません、提督宛のものは此方で勝手に処理するわけにはいかないので」
提督「いやいや、十分助かってるよ。重ね重ねありがとな」
加賀「どういたしまして」
赤城「すみません加賀さん。仕事を押し付けてしまいまして」
加賀「いえ、良いのです。私としては、赤城さんにもきちんと休養をとって欲しかったですから」
提督「加賀もきちんと休養を取ってくれよ」
加賀「心得ています。あ、提督」
提督「なんだ?」
加賀「そろそろ提督に会えなくて寂しがってる子が出てきましたので、何名かここ病室にお見舞いに押しかけてくるかと」
提督「会えなくて、って別に出入り禁止にした覚えがないんだが・・・」
加賀「なるべく邪魔が入らないよう、提督と赤城さんが二人で熱い日々を過ごしていると、皆さんに通達しておきましたから」
提督「涼しい顔してさらっととんでもないことを言ってくれる。ハハッこやつめ!」
赤城「そんなことを言って・・・加賀さんも提督に構って欲しいのですよね?」
加賀「なっ」
赤城「加賀さんは素直じゃありませんからね」
加賀「・・・赤城さんが何を言ってるのかわからないわ」
提督「そうだったのか。加賀、今まで寂しい思いをさせてしまったようですまなかった」
加賀「顔を上げてください。私は・・・提督と赤城さんが笑顔で居てくれたらそれで満たされるので。ですが、それでも尚気にかけて下さると仰るのなら」
提督「何かな」
加賀「10月末に行われるというハロウィンパーティーという物に提督も出席できるように、早く傷を治してください。私だけではなく、他のみんなもとても楽しみにしています」
提督「わかった。ゆっくり休んで一刻も早く現場に復帰できるようにするよ」
赤城「みなさん仮装する予定なんですよね!とても楽しみです」
提督「へぇ、それじゃあ赤城と加賀も仮装を?」
加賀「はい。しかし、詳細はまだ内緒ですよ」
提督「・・・なんか、内緒って言い方が妙に可愛いくてキュンときた」
赤城「わかります!」
加賀「・・・」
提督「あ・・・赤城と加賀がどんな仮装をしてくるか楽しみだなー・・・ははは・・・」
加賀「・・・ええ、是非楽しみにしていてください。赤城さんは特に気合を入れて仮装するらしいですので。皆の度肝を抜くような姿になるとか」
赤城「え?!」
提督「それは楽しみだ」
加賀「良かったですね、赤城さん。提督は大変楽しみにしているみたいですよ。相当気合の入った赤城さんの仮装を」
赤城「い、いえ私は至って普通の――」
提督「楽しみだなぁ」
赤城「う゛っ」
加賀「それでは私はこれで。あとはお二人で仲良くしていて下さい」
提督「ありがとな。加賀も仕事は適当に切り上げてあとはのんびりしていてくれ」
加賀「はい。赤城さんもしっかりね?――では失礼致しました」
赤城「・・・提督の余計な一言がなければ、こんなプレッシャーがかかるようなことにはならなかったのに」
提督「すごく期待してるからな!」
赤城「提督もわかってそういってますよね?もう、・・・いけずです」
提督「そっぽ向いてジト目でこっちを見てるつもりなんだろうけど、流し目でこっちを見てるようにしか見えないしその表情でいけずとかやばい。頬もほのかに赤くなってるのがほんとやばい」
赤城「・・・提督のばか」
蒼龍「ちょっと見かけない内に」
飛龍「あの赤城さんが乙女になってる!」
翔鶴「これが赤城先輩に秘められている力の一端とでもいうのでしょうか」
瑞鶴「一航戦はギャップ萌えの宝庫か何かなの!?とても悔しいけれど勝てる気がしないわ・・・」
加賀「あなたたち、医務室の前に集まって何やってるの?通りがかってる子達が怪訝そうな目で見てるわよ・・・」
今回はここまで。ハロウィンとか出しちゃったけど馴染みがなさ過ぎてよくわからないイベントです。
トリックorトリートって言ってきた駆逐艦にお菓子をあげていたずらするまではわかるんですけどね。
たまには他の艦も話に出したいけど空母ばっかりになってしまいます。大勢のキャラを出して話を書ける人が本当にすごい・・・
ではごきげんよう。
乙
提督が駆逐艦をお菓子で釣って悪戯(意味深)する事案
こんばんは。少量だけですが投下。
ちょっと試行錯誤する回が続いたり続かなかったりで普段よりも増して見苦しい文章が続くかもしれませんがどうかお許し下さい。
>>150
良いですねそれ!!このスレの方針的には残念ながら憲兵さんが出勤する必要用性がない悪戯で済んでしまうことでしょうが、
私の技量が追いつけば挑戦してみたいと思います。
>>148
赤城「・・・というわけで、緊急!ハロウィン対策会議!!を行いたいと思います」
飛龍「わ、わーい・・・」
蒼龍「何もそこまで必死にならなくても――」
赤城「なにか?」
蒼龍「――いえ、独り言です・・・」
翔鶴「あの、赤城先輩?一つよろしいですか?」
赤城「何でしょう」
翔鶴「私達の中でハロウィンというものについて詳しい人はいるのでしょうか。もし居なければ、詳しい人に直接助言を貰いに行ったほうが良いかと思うのですが」
赤城「なるほど、一理あります。この中でハロウィンというものについて詳しい方はおられますか?」
瑞鶴「そう言われてみると、ハロウィンのことはよく知らないなぁ。クリスマスならまだわかるんですけど」
蒼龍「かぼちゃのお化けみたいなものが関係してる、くらいのことしかわかりませんね」
飛龍「あれってお化けなの?なんかその割には可愛らしいんだけど!」
蒼龍「それは言えてるわね!」
瑞鶴「うーん、よくわからないけど金剛さんとか詳しそうじゃないですか?英国生まれという安直な考えですけど・・・」
赤城「なるほど。流石は五航戦の瑞鶴さん。目の付け所が鋭いですね!皆さん、早速話を聞きに言ってみましょう」
「「「「おー!」」」」
赤城「――提督、暫くここ・・・医務室から離れますが、可能な限りすぐ戻ってきますので」
提督「う、うん。まぁ、そんなに気負わずにな?」
赤城「いえ、これは加賀さんから叩きつけられた挑戦状・・・。ですので、この一航戦赤城――全力で挑ませて頂きます!では!」
提督「い、いってらっしゃい。・・・なんだかんだで楽しそうだから放っておいて良いか」
~金剛の部屋の前にて~
赤城「すみません、金剛さんはいらっしゃいますか?」
金剛「ハイハーイ、今出ますネー。――oh、赤城と空母の皆サン!揃って訪ねてくるなんてとっても珍しいですネ!一体どうしたのデスカ?」
赤城「実は今度のハロウィンのことで、金剛さんにアドバイスを頂こうかと。今お時間大丈夫ですか?」
金剛「赤城がこういったイベントにそこまで気合を入れるなんてvery rareネ!さぁ皆さん、立ち話もなんだから入って入って!」
赤城「ありがとうございます!」
蒼龍「お邪魔しまーす。おぉ、まるで異国に来たかのよう・・・」
金剛「そんな大層なことはないネ!ティーセットがあるのと、お布団じゃなくてベッドが置いてあることくらいかしら?」
飛龍「私達の部屋は畳部屋ですしね。――見た目が違うだけではなくて、ほんのりと紅茶の良い香りもするわね」
金剛「今皆さんのお茶を入れてるからネー。それに、私からするとあなた達の部屋はイ草とJapanese teaの良い香りがするわ。お互い様ネー!」
翔鶴「ありがとうございます。どうぞお構いなく。それにしても本当に良い香りです・・・」
瑞鶴「一度飲むと外の店で飲む気が無くなると言わしめる金剛さんの紅茶・・・!ごくり」
金剛「アハハ、瑞鶴は大げさヨー。もし良かったら普段からもっと遊びに来て良いのデスヨー?」
瑞鶴「良いんですか!?ここは先輩方が多いからどうも自分から話かけたりするのは気後れしちゃうと言いますか・・・」
金剛「この鎮守府にいる仲間はそんなこと気にしない人ばっかりヨー。ネー、赤城?」
赤城「はい。折角同じ鎮守府に集った仲間同士なのですから、もっともっと交流を深めて行きたいですね」
金剛「ほらね、瑞鶴。あ、勿論翔鶴もですよ?フフフ。――はい、お茶が入りましたヨ。お砂糖とミルクが足りなかったら言って下さいネー」
翔鶴「ありがとうございます。――これは本当に美味しいですね。確かにこの味を知ってしまうとお店で紅茶は頼む気にはならないかもしれません」
瑞鶴「じゃあ金剛さん、今度お茶の淹れ方教えて下さいよ!とびっきり美味しいお茶を淹れて加賀さんにギャフンと言わせるんだから!」
翔鶴「ちょっと瑞鶴!?」
金剛「翔鶴も大げさネ!瑞鶴、勿論良いデスヨ。どうせなら翔鶴も一緒にドウ?」
翔鶴「私まで・・・良いんですか?お邪魔じゃありませんか?」
金剛「No problemネ!可愛い妹が増えたみたいで嬉しいワ」
蒼龍「いやー若い娘は無邪気で可愛いですなー」
飛龍「そうねー。見ていて和むわぁ」
赤城「こ、この濃厚でコクがある味と芳醇な香りは・・・アッサムティーですね!なるほど、多めに用意されたミルクはこれのせいでしたか。そして焼きたてのスコーンにクリームがたっぷり・・・至れり尽くせりです。加賀さんがこのことを知ったらきっと羨まし・・・ハッ!」
「・・・・・・・・・」
赤城「す、すいません!あまりにも美味しかったものですから気が動転してしまって―」
金剛「Hey 赤城・・・随分と詳しいですね。その通りデース!しかし、赤城がそこまで紅茶に精通していたとは知りませんでしたヨー」
蒼龍(あれ、お茶やスイーツに詳しい・・・というか煩い女の子とか普通に女子力高くない?)
飛龍(あの仕事人間な赤城さんをこうまで変えるとは。愛とは人をここまで変えるものなの・・・)※
翔鶴(赤くなってる赤城先輩・・・なんだかすごく抱きしめたいわ・・・)
瑞鶴(ポカーン)
赤城「あ、あの・・・もしよろしければ私もお茶の淹れ方とお菓子の焼き方を教えて頂けませんか?是非加賀さんにも味あわせてあげたいので。あ、勿論、お礼は致します」
金剛「勿論イイヨー!お礼なんか要らなかったのだケド、期待しちゃって良いのかしら?」
赤城「ありがとうございます!はい、期待していてください!とっておきの、美味しい日本のお茶菓子を振る舞いますよ!」
金剛「それはとっても魅力的ネ!あ、でもついでだし今加賀も呼びまショウ!そして後日赤城が淹れたお茶とどっちが美味しかったか聞いてみるワ!」
赤城「金剛さんがよろしければ加賀さんをここに呼ぶのは勿論賛成ですが、私の淹れた紅茶と比べられるのはいじわるですよう――」
金剛「アハハ、加賀ならきっと赤城のお茶を誉めてくれるヨー――」
\ワイワイガヤガヤ/
結局ハロウィンの話は露ほども出ず、この日はお茶とお菓子の話で盛り上がっただけだった。
ここまでとなります。飛龍が愛の力云々といってますが関係ないです。この鎮守府の彼女(というかほぼ皆)は他人の恋愛話が好きなので何にでも絡めてしまうのです。
あとこのSSの設定において、赤城さんが戦いの他に見出した趣味というか好きな物というかなんかそんな感じのものです。>>スイーツ関連
というか、普通のガールズトークをさせたかったんですが、女の子って何話すのかわからんのでこういった感じになってしまいました。
誰かの悪口で盛り上がる、とは聞くことが結構ありますがさすがにそれは無しですね。
ファッションのこととか勉強したほうが良いのかしら・・・。それでは。
ファッション雑誌のモデルがちょっと化粧濃い気がして困ってる1です
もうちょっとナチュラルなメイクでも十分可愛いだろうに・・・などと思ってたら結構時間無駄にしてました
書き溜めがちょっと進んでないので更新は来週になりそうです・・・すみませんすみません
なので、先日買ったハセガワの赤城さんは多分執筆の遅れには関係ないです。WL磯風とフジミ羽黒も積んでるしね!ではでは。
こんばんは。ぼちぼち投下していきます。11月までにはハロウィンネタを終わらせたいでも終わらない
赤城「提督、ただいま戻りました」
提督「お疲れさま。有意義な話し合いは出来た?」
赤城「はい!素晴らしい時間を過ごせました」
提督「それは良かった。パーティー、楽しみだな」
赤城「・・・あっ」
提督「どうした」
赤城「そういえば、ハロウィンのことについては全くお話しませんでした」
提督「何しに行ったのさ・・・」
赤城「み、みなさんとのお茶会が楽しくてつい忘れていました!」
提督「そうか。楽しかったのなら何よりなんだが・・・」
赤城「でも、どうしましょう・・・」
提督「うーむ、明日にでも青葉に聞いてみたらどうだろうか。もしかすると、今度のパーティーのことで色々調べてるかもしれないしな」
赤城「なるほど!では、そうしてみることにします」
・~・~翌日~・~・
青葉「失礼します。司令官、青葉です!」
提督「ごくろうさん。わざわざこちらまで出向いてもらって悪いな」
青葉「いえいえ、面白そうな事・・・ではなくて司令官のためならどこへでも参りますよ!」
提督「ありがとう。まぁ今回は赤城が君に用事があるみたいなんだけどな」
赤城「すみません、青葉さん。わざわざありがとうございます」
青葉「どういたしまして赤城さん!いやー新婚生活は如何ですか?医務室でラブラブなんて、お二人共大胆ですねー」
提督「いやいや結婚してないって。みんなそういうの好きだな」
赤城「提督の傷が治るまで身の回りの世話をしているだけですよ。愛の言葉は頂きましたけどね!」
青葉「ラブラブなのは否定しないんですね。それにしても愛の言葉ですか?それは初耳です!今度取材させていただいてよろしいですか?よろしいですね!?」
提督「お、おい赤城さん!?」
赤城「え、あ、はい」
提督「色々言いたいことがあるが、とりあえず取材とか私が恥ずかしいからやめろって!それよりも赤城、青葉に聞くことがあるんだろう」
赤城「そうでした。今度のハロウィンのことについて色々お聞きしようと思いまして」
青葉「そうでしたか。それならお安い御用です!青葉、今度のパーティーのために他の皆さんと一緒に丁度しおりを作っていたところなんですよー」
提督「へー、なんか文化祭みたいで良いな」
赤城「文化祭、ですか?」
提督「ああ。それについての詳細はまた今度な。――赤城が仮装について悩んでるようなのでアドバイスを上げてやってくれないか」
青葉「勿論!青葉にお任せください!うーん、そうですねー。定番といえば、魔女や吸血鬼といった悪魔・妖怪の類や耳や尻尾などをつけたりする動物の仮装が一般的なようです」
赤城「ふむふむ。青葉さん、今そのしおりを持っていたりします?」
青葉「はい!まだ草案ではありますがこれです。どうぞ赤城さん!あとは・・・そうですね、警察官や囚人、または文学作品や映画にでてくるキャラクターになりきったり、看護師さんやメイドさんだったりもします」
提督「もうコスプレパーティーみたいなもんだな」
青葉「由来等は宗教に関係してきたり、色々と話が込み入っていて説明が難しいので、これはこの際気にしなくて良いでしょう!」
提督「難しい話になるのなら省いても仕方がないな、うん」
赤城「ところで青葉さん」
青葉「なんでしょう?」
赤城「こ・・・この”赤城さんによるスペシャルな催し物19::00より”というのは何ですか・・・?」
青葉「それですか!加賀さんがそう教えて下さいましたのでプログラムに組み込ませて頂きました!」
赤城「・・・青葉さん、これは一度削除しておいてください」
青葉「え?でも――」
赤城「良いですね?」
提督(無表情なのが超こえぇ・・・)
青葉「ハ、ハイ!かしこまりました!」
提督「青葉、足が震えてるぞ」
青葉「司令官だって汗が酷いですよう・・・」
赤城「私は用事ができたので少し失礼します。青葉さん、すぐ戻りますのでそれまで提督の側についていて頂けますか?」
青葉「ひゃ、ひゃい!」
赤城「ありがとうございます。では行って参ります」
提督「――よしよし青葉・・・災難だったなぁ」
青葉「うぅ、怖かったですよぉ。・・・あの、司令官に頭を撫でられるのは嫌ではありませんが、赤城さんに見られたら怒られちゃいますよ?」
提督「そうか?大丈夫だろこのぐらい。涙目になってる青葉を撫でて慰めたくらいで、赤城は目くじらを立てたりはしないさ」
青葉「・・・それもそうですね!それに司令官は恋人というよりもお父さんって感じがしますから」
提督「こんなに大きな娘を持つような歳じゃないんだけどなぁ」
青葉「食べ物の好みや趣味が、そこはかとなく年寄り臭いんですよね。あ、これは内緒でした!」
提督「本人の目の前で堂々とまぁ。そうか、私はそんな風に思われてたのか。なんかすごくショックなんだけど・・・」
青葉(近くに居るととても落ち着くんですよね――手も大きくて暖かいですし。勿論、こんな恥ずかしいことは司令官には言えませんが)
赤城「加賀さん!加賀さんはどちらに!」
加賀「なんですか?何やら騒がしいですね」
赤城「あ、加賀さん。青葉さんに妙なことを吹き込みましたよね!?」
加賀「はて?」
赤城「先程青葉さんに教えていただきました。白を切ろうともそうは参りません」
加賀「そうですか。思ったより早くバレてしまいましたね。それで、どうしますか?」
赤城「・・・加賀さん、一対一の決闘を申し込みます!もし私が勝ったら」
加賀「はい」
赤城「加賀さんも一緒に何かしましょう!」
加賀「道連れ、というわけかしら?」
赤城「いいえ、違います。加賀さんも、お祝いの時くらい一緒にハメを外して楽しみませんか?皆さんがパーティーを楽しめる様に、それを支える為に鎮守府の警備や運営といった裏方に徹するつもりだったのですよね?」
加賀「・・・」
赤城「それにほら、私達ってまだ小さい駆逐艦達に怖がられてたりすることがあるみたいですから、これを機会にみんなともっと仲良くなれたらなーなんて・・・」
加賀「(私はただコスプレするのが恥ずかしくて裏方に徹しようと思っていただけなのだけれど)・・・赤城さんがそこまで仰るのなら、私も覚悟を決めましょうか」
赤城「覚悟?何のです?」
加賀「いえ、こちらの話です」
加賀「というわけで提督。演習の許可をお願いします」
提督「良いけどさ、怪我するような無茶な真似はするんじゃないぞ」
赤城「はい、ありがとうございます!さ、加賀さん行きましょう!」
加賀「心得てます、提督。赤城さん、急がなくても演習は逃げないわ」
青葉「良いのですか?」
提督「まあな。たまには赤城も加賀も思いきり体を動かして一汗かきたい気分になるんだろう」
青葉「あはは・・・空母の方々は根が熱い方ばかりですからねー」
提督「そこで青葉に頼みがあるんだが」
青葉「はい?」
提督「私がモニターで二人の様子を見られるように、カメラを回しにいってきてくれないか?」
青葉「でもでもそうすると司令官のお世話が」
提督「赤城は大げさなんだよ。私はほら、一人で立てるし大丈夫さ。念のために運動や過剰な執務が禁じられてるだけだ。ほら、行って来い」
青葉「(お二人の戦いを見るか、司令官と二人きりでいるか迷いますがここは・・・)はい、司令官。青葉、取材してきますね!」
提督「うむ。頼んだよ」
青葉「青葉にお任せください!」
提督「―――ふぅ、行ったか。さてと、当日みんなからいたずらをされない為にも、配るお菓子を手配しておかないといけないな」
今回はここまで。戦闘描写が出来ないのに演習とかぶっこんで大丈夫なのかといった感じです。
ここの鎮守府の加賀さんは一見クールですが茶目っ気もあるので、涼しい顔して小さい悪戯を赤城さんに仕掛けていきます。
ではごきげんよう。
こんばんは。今日はハロウィンですかね。
ネタ間に合いませんでしたが少し投下です。
赤城「――風は穏やかで海にも波が一つとしてない。良い演習日和です。そう思いませんか、加賀さん」
加賀「そうですね。これなら他の事は何も気にせずに存分に貴方と戦えそうです、赤城さん」
赤城「ここに来たのは私が加賀さんより先なので些か私が有利ではありますが―――遠慮せずに全力で行かせて貰いますよ!」
加賀「えぇ、それで構いません。ここに着任して間もないといっても、他の皆さんに鍛えられましたしそう簡単に負けるつもりはありません」
赤城「えー・・・そんなに仮装するのがお嫌なのですか・・・」
加賀「い、いやそういう訳ではなくてですね」
赤城「なーんて、冗談ですよ。今、動揺しましたね?よし、加賀さんが落ち着く前に始めちゃいますよ!長門さん、開始の合図をお願いします!」
加賀「なっ」
長門「了解だ!―――それでは、演習始めッッ」
赤城「先手を取らせて頂きます。艦載機のみなさん、用意はいい?」
加賀「――頭に来ました。赤城さん、私が勝負に勝ったら貴方が冷蔵庫の奥に隠しているパ○テルのなめらかプリン、私が頂戴いたします」
赤城「それでは第一次攻撃隊はっか・・・・・・えーっ、なんで加賀さんがそれを!?」
加賀「ふふ、冗談です(・・・流石赤城さん。動揺しているように見えても動きに乱れは無し、か)」
赤城「もう、加賀さんったら!」
長門「あんなにはしゃいで・・・。あの二人は演習を何だと思ってるんだ。あれでは見ている他の艦娘達に示しがつかんぞ」
陸奥「まぁまぁ、久々に思いっきり体を動かすみたいだし大目に見ても良いんじゃない?」
長門「・・・・・・そうは言うがな、私もお前も先のAL/MI作戦の本土防衛以来出撃してないのだが」
陸奥「そ、そうだったかしら?・・・まぁ、私達みたいな大型艦の出撃する機会が少ないことはきっと良いことよ?多分・・・」
長門「資材も無限ではないからな。それはわかるんだが、長らく出撃しないでいると体が鈍る気がして敵わん」
陸奥「はぁ、あなたも本当にストイックね。折角人の姿になって生まれ変わってきたのだから、色々楽しまないと損よ?」
長門「十分楽しんでるつもりだが。早朝の冷たい空気や、腹が減った後に食べる飯、そして戦いに勝った後に飲む酒は好きだ」
陸奥「わかってはいたけど、全然女の子らしくないわね」
長門「し、失敬な!そ、そうだな。疲れたときに食べる甘いアイスなども中々だ」
陸奥「もっと他に何かないの・・・?」
長門「・・・私にこれ以上何を望むと言うのだ」
陸奥「あなたがそれで良いなら良いんだけどね」
長門「む。何か引っかかる言い方だが、まぁ良い。それより陸奥、あの二人の戦い振りをどう見る」
陸奥「どうって・・・。涼しい顔してよくやるわよね。日常だと最近はお転婆な姿をよく見かけるようになったのに、戦闘になるとこの落ち着き様よ。ギャップが恐ろしいわ」
長門「あぁ、先程ははしゃいでると言ったが――少し経った今はその面影が微塵もなくなっている。流石は一航戦というべきか」
陸奥「赤城さんはともかく、加賀さんなんて私達より後に着任したのにね。どれだけ努力を重ねて来たんだか」
長門「我々も負けては居られないな。身が引き締まる思いだ」
陸奥「はぁ、今にも混ざりたいという顔をしてるわよ長門」
長門「あの二人があまりにも楽しそうに戦っているからな」
陸奥「はいはい。乱入しないようにね」
長門「それくらい心得ているさ。二人の戦場を汚したくはない」
陸奥「そうね」
蒼龍「・・・・・・・・・」
飛龍「・・・・・・・・・」
翔鶴(さっきまで私達と笑顔交じりで談笑してたのに演習が始まった途端真剣な眼差しで・・・)
瑞鶴(空気が冷たくて何か怖いよ翔鶴ねぇ!)
蒼龍「・・・・・・いいなぁ」
翔鶴「はい?」
蒼龍「あ、声に出ちゃったか。ううん、何でもないよ」
飛龍「うふふ、やっぱり蒼龍も羨ましいって思っちゃうかー」
蒼龍「うん、あんな楽しそうに戦う姿を見せ付けられちゃうとね」
瑞鶴「えーと、どういうこと・・・です?」
蒼龍「あの二人ってさ、普段は理知的に見えるけど、戦闘になると強引なところがあるというか・・・そうそう、結構脳筋なところがあるじゃない?」
瑞鶴「ぶふっ」
翔鶴「え、えーと、そうなのでしょうか」
蒼龍「そうなのそうなの。でもさ、あの戦ってる姿は脳筋らしからぬ美しさというか。何て言えば良いんだろうなー」
飛龍「一つ一つの動作がとても丁寧で洗練されていて、見る者を魅了するのよね」
翔鶴「私が先輩方にこう言うのも失礼かもしれませんが、二航戦のお二人も一航戦のお二人に負けず劣らずだと思います」
瑞鶴(戦闘中は二航戦も一航戦に負けず劣らず怖いものね・・・)
飛龍「あはは、ありがと。私も、いつかあの二人のように自在に艦載機を操れたらな、って思うわ」
蒼龍「そうね。矢を放つときも的を”狙う”というより、的に吸い込まれていく感じがするの」
瑞鶴「それわかります!でも、以前に弓道場で加賀さんにアドバイスを貰おうとしたら、『普通に鍛錬を重ねればあなたにもできるようになるわ』って・・・」
蒼龍「赤城さんと加賀さんの普通は常人の何倍頑張れば良いのよって感じよね、あははは!」
飛龍「白鳥の努力、といって感じかしら。才能に奢らず、見えないところで努力を重ねているのよね。敵う気がしないわー」
瑞鶴(二航戦がそういう風に言うって相当ね)
翔鶴「・・・・・・」
飛龍「翔鶴も一航戦の戦いに心奪われちゃったようね。そういえばあの二人が一対一で演習するのはこれが初なのかしら」
蒼龍「そうね。・・・次の機会があるなら混ぜてもらえるように頼んでみようかな。私も一航戦と演習をして実戦形式で稽古を付けてもらいたいなー」
飛龍「それは良いわね!これが終わったらお願いしてみましょう!」
翔鶴「はぁぁ、戦う先輩方のお姿、とても格好良いです・・・」
瑞鶴「始まる前にプリンがどうのこうの言ってなかったらホントかっこよかったんだけど、何だかなぁ」
全然話が進まないけど今回はここまでです。
史実を考えると色々比べるのはおこがましいのですが、ここはゲームとキャラ補正ということでどうか一つ。
かぼちゃのケーキと期待させておいて、実は中身がかぼちゃの煮物だったとかいう悪戯をしたら一部駆逐艦達はガチ泣きしそうですよね。では。
カワイイ赤城さんだなんて最高じゃないか
しかもちゃんとカッコいい…ずるいくらい魅力的だな!
おまけにスタイル抜群ときたら…これ無敵じゃね?
乙
こんばんは。戦闘描写はこのまま飛ばしてさっさとハロウィンネタにいこうかと思案中です。イベントとクリスマスもありますしね。
戦闘描写を書けるような豊かな想像力と表現力が欲しい・・・。もっと現代文と古文と漢文の授業を真面目に受けておくべきだったと歳を重ねるたびに思います。
>>172
赤城さんがかなりのヒロイン属性持ちということに気がつかれましたか。可愛いネタもいけて、かっこいいネタもいける、そしてちょっとポンコツなネタもいけるという死角がない娘さんですよね。
スタイルもイラストを見た感じだと、仰る通り良いようですし、そして色々と柔らかくも、しかしほどよく筋肉もあって引き締まっていて。・・・ふぅ。
ではちょっとだけ投下
青葉『あーあー、てすてす・・・司令かーん、聞こえますか?』
提督「―――ああ、よく聞こえているしそちらの映像も無事に届いているようだ」
青葉『それは良かったです!ところで、反応されるまで少々間があったようですが何かしておられたんですか?』
提督「いや、大したことはしてないから大丈夫だよ。――そろそろ演習が始まる頃か」
青葉『そうでした!そろそろ開始されるかと――あ、あの空砲は開始の合図ですかね』
提督「そのようだな。爆音と共に弓を射る赤城と・・・加賀をモニターで確認できた」
青葉『もっと近寄れたら良かったのですが、これ以上近寄るとお二人の邪魔になると思ったのでちょっと離れたところから望遠レンズを通しています。なので、動きを追う際にちょっと画面の揺れが大きくなるかもしれません』
提督「十分だよ青葉、ありがとな」
青葉『どういたしまして!このくらいお安い御用です。それに、あの一航戦同士の戦いともなると非常に良いネタにもなりますし――ぬふふふ』
提督「青葉も楽しそうだな・・・――ん?今一瞬モニター越しに赤城と目があったか?・・・ってそんなわけはないよなぁ」
青葉『司令官はどれだけ赤城さんのことが好きなんですか』
提督「くっ、独り言が聞こえていたか」
青葉『まぁ目が合ったように見えたのは偶然だと思いますけど、私がカメラを向けていることには気が付いたかも知れませんねー。これでも大分離れたつもりなんですけど。うーん、邪魔になってなければ良いんだけど・・・』
~~ほぼ同刻:赤城-加賀サイド~~
赤城(ん、今視界の横で何かが光ったような。加賀さんの艦載機かしら)
加賀「――いいえ、私の攻撃ではありません。あれはおそらく――青葉さんのカメラのレンズに陽の光が反射でもしたのでしょう」
赤城「ふふ、流石に凄い集中力と洞察力ですね。私の僅かな重心と視線の移動から思考を推測するなんて」
加賀「・・・そうでも無ければ、赤城さんと渡り合えるなんて思っていませんから。――さぁ、どんどんいきますよ」
赤城「えぇ、私も負けずにいかせて頂きます(提督・・・私は必ず加賀さんに勝ちます。勝って、そして、きっと提督に・・・)」
加賀(あの強い意志が宿った目・・・それが今私に向けられている。そんな目を向けてくれる貴方になら負けても良いとすら思えてしまう。しかし・・・)
赤城(――そう、提督に可愛い加賀さんのコスプレ姿をお見せします!)
加賀(この先、胸を張って貴方と肩を並べて歩んでいくためにも、負けるわけにはいきません!)
提督「――モニター越しに赤城と目があったか?なんて――」
青葉『司令官はどれだけ赤城さんが――』
―――
――
―
先に勝負を仕掛けたのは赤城であった。
「加賀さんを勢いに乗せてしまうとこちらが不利・・・・・・ならばその前に」
赤城は加賀を狙う合間に、幾度か空に向かって矢を放つと、加賀に向かって最大出力で接近しようとする。
「私が最大火力を出せるようになる前に勝負をつけようと、そういうことですか」
加賀はその赤城の行動を読んでいたかのように落ち着き払っていた。
ところで、赤城と加賀の艤装は似たようなスペックを持っている。装甲、速力、策敵能力等だ。しかし、艦載機の収容能力に置いては加賀が一歩抜きん出る。彼女の艦載機収容能力、そして一度に扱える艦載機の数はこの鎮守府随一でもあるのだ。
しかし、そんな彼女の能力を遺憾なく発揮できる様になるまでには若干のタイムラグが存在している。赤城はそこを衝こうとした。本来ならば、万全な、全力を出せる状態の加賀と相対したかったのだが、赤城がこの戦いに敗れることがあれば加賀は、後日行われる祭りで裏方に徹してしまうだろうという懸念があった。
以前の自分もそうであったので、加賀が周りから一歩引いている距離を維持しようとする気持ちも多少わかるつもりだ。だが、赤城としては加賀にこの鎮守府の皆ともっと慣れ親しんで欲しかったし、そして、加賀自身にももっと"人として生きる喜び"を知ってもらいたいので、なんとしても勝つ必要がある。(赤城が加賀の可愛い姿を見たいという気持ちが一番強いのかもしれないが)
だから、今回は加賀に勝つ可能性を少しでも高くするために、赤城が先に動いたのだった。
赤城は少々被弾してはいるが、着実に加賀との距離を詰めている。
「ごめんなさい、加賀さん。本当は私も真っ向からやり合いたかったのですが――」
「いいえ、赤城さん。謝る必要なんてありません。しかし――」
加賀が赤城の言葉をさえぎった時、赤城は――ほんの一瞬ではあったが――寒気を感じた気がした。
「私の”体”も丁度温まってきた頃合です。さぁ、否が応にも今の私の全力をその身で受けて貰いますよ?」
加賀は敢えて赤城との距離を取り直そうともせずゆっくりと弓を構え、赤城を見据えながら口にした。
「さぁ、勝負です・・・赤城さん・・・!」
加賀のその真っ直ぐな瞳を改めて見たとき、赤城は勝利を優先させようとしたことへの悔いは感じずとも、一抹の後ろめたさは感じたのであった。
いち早く艦娘としてここに来た赤城さんは少しよこしま?なことを考えるようになり、艦娘となって比較的日が浅い加賀さん(でも錬度は高い)はまだ純粋というお話でした。多分。
戦闘描写が出来ないので、演習の結果だけさっさと出すというゼノギアスdisc2も真っ青なまきに入りそうです。
今週末くらいからイベントですね。ほどほどに頑張ろうと思います。では。
ポッキーの日なんて知らなかったよ・・・。
2日くらい遅れたけど小ネタということで投下
青葉「突然ですが司令官!今日は何の日かご存知ですか」
提督「本当に突然だな。11月11日は・・・電池の日だな!」
青葉「そうです、ポッキーの日なんです!」
提督「人の話聞いてた?」
青葉「まぁまぁ、細かいことは置いといて、それで今度の鎮守府内で発行されている機関紙のネタの一つにしようと思いまして」
提督「ふむ。それで私に何か?」
青葉「司令官はポッキーはお好きでしょうか」
提督「美味しいとは思うよ。しかし青葉には悪いが私はプリッツ派だ」
青葉「ポッキー・プリッツの日でもあるらしいので、そんな司令官でも大丈夫ですよぅ」
提督「何が大丈夫なんだか。それで?」
青葉「それで、今日は色々な方のお勧めを聞いてそれを掲載しようと思うんですよー」
提督「青葉・・・君はグ○コからの回し者だったのか」
青葉「ち、違いますよぉ失敬な。だって、青葉はパキーラ派ですから」
提督「そ、そうか。おかしなことを言って悪かった(聞いたことないぞ・・・)」
青葉「いえいえ、おかまいなく!それでは一緒に取材に行きましょー司令官!」
提督「私も付いて行くの!?」
青葉「というわけで、我々は今駆逐艦寮の前にいまーす」
提督「そ、そうですね」
青葉「流石に全員のお話を聞こうとすると時間が足りないので、今回は代表として吹雪さんに来て頂きました」
提督「おー、うちの初代秘書艦」
吹雪「どうも、吹雪です!今日はよろしくお願いします!」
青葉「今日は取材を受けてくださり本当にありがとうございました。11月11日はポッキーの日、ということで吹雪さんのお勧めを教えて頂きたいのです」
吹雪「なるほど、そういうことならお任せ下さい!白雪ちゃん達と話をした結果、私が皆さんにお勧めするのは、ずばり普通のポッキーです!全ての基本にして永遠のスタンダード!自信を持って皆さんにお勧めするのはもはやこれしかないでしょう」
提督「そうだね、普通に美味しいもんね」
青葉「えぇ、そうですね。1960年代に発売されてから現在も慕われてるものです。シンプルイズベストを体現してるといっても過言ではないのかもしれません」
吹雪「・・・あれ?そう仰る割にはお二人共微妙にテンション低いですね。まさか馬鹿にしてます?」
提督「いや、ある意味吹雪らしくて安心した。これからも、見かけに囚われず物事の本質を見極められる君のままで居てくれ・・・」
吹雪「わ、わ、なんで急にそんなに優しい眼差しをして頭を撫でるんですかぁ」
青葉「そういう吹雪さんも頬を染めて満更でもない様子・・・ふっふっふ、それにしても思わぬ所で見るだけで微笑ましくなるような良い写真が取れましたよ!」
青葉「はい、次は巡洋艦寮の前にやってきました!」
吹雪「わー!どんどんぱふぱふー」
提督「二人ともテンション高いな」
吹雪「甘いお菓子は女の子の活力の素なんですよ!そして、今回はみなさんのお勧めを教えて貰って、それについて色々想像して楽しみ・・・そして実際に購入して食べるという過程も楽しむんですよ!」
提督「ごめん、なんか野暮なこと言ったみたいでごめん。よくわからないけどごめん」
吹雪「わかってもらえたら良いんです」
青葉「あはは。おっと、次のゲストの方がお見えになりましたよぉ」
鈴谷「ちーっす、青葉きたよー。お、なんだ提督と吹雪もいるじゃん」
吹雪「はい!色々な方のお話を聞けるということで、青葉さんに付いて来ちゃいました」
提督「私は執務をしていたところを何故か連れて来られた」
鈴谷「あっはっは、なんだかんだいって提督も付き合い良いよねー。鈴谷、そんな提督のことを嫌いじゃないぞっ☆」
提督「それはどーも」
青葉「えーと、それで今回は鈴谷さんのお勧めのお菓子についてお聞きしたいのですが。出来れば、ポッキーかプリッツに似たようなものをチョイスして下さると幸いです!」
鈴谷「うーん、そうだねー。色々あるけど私はやっぱりメンズポッキーを推すかなー」
吹雪「なんか大人って感じがする・・・」
提督「へー、以外だな。もっとゴテゴテしたようなのを持ち出してくると思ったが」
鈴谷「勿論、そういうのも好きだよ?でも私はメンズポッキーのそこはかとなくビターな感じがする味が好きなんだよねぇ」
青葉「ちょっとビターな風味の中に仄かに感じる甘さが絶妙ですよね!嫌味のない苦さという感じでしょうか――」
吹雪「――ふむふむ、勉強になるなぁ」
―――
提督「いかんいかん、和気藹々としてる艦娘を間近で見てると普段より可愛く感じる・・・なんだこの気持ちは」
青葉「それが父性ですよ!」
提督「わぁ!?だからまだそんな年齢じゃないと・・・・・・それより、鈴谷の話は終わったのか?」
青葉「はい、良いお話が聞けました!さて次に行きましょー」
吹雪「おー!」
鈴谷「さー張り切っていこー!」
提督「おー・・・ってどんどん増えていくんだねこれ」
青葉「さて次は――」
鈴谷「戦艦寮についたよー!皆の衆乗り込めー!」
吹雪「わ、わー!」
青葉「は、はい、戦艦寮の前に来ております。鈴谷さんもテンションお高いですねー」
提督「あの青葉が押されている・・・」
扶桑「あ、あのぉ」
青葉「おっと、次のゲストの方が先に来られてた様ですね、扶桑さんです。こんにちは!」
扶桑「こ、こんにちは・・・」
鈴谷「あ、扶桑さんじゃんちーっす」
吹雪「こんにちは扶桑さんっ」
扶桑「はい、鈴谷ちゃんに吹雪ちゃんも、こんにちは」
青葉「今日はポッキーの日ということで、扶桑さんのお勧めを聞きに参りました!」
扶桑「そうでしたね。そうねぇ・・・そういうことなら私はパンダのポッキーをお勧めします」
提督「意外なチョイスだな」
扶桑「あ、提督もいらしたんですね。ごきげんよう提督」
提督「気が付かれてなかった!?や、やぁ扶桑。今日も元気で何より・・・」
扶桑「ふふふ、はい、お陰さまで。すみません、鈴谷ちゃん達の存在感が凄かったものですから・・・」
提督「なんと」
吹雪「え、えーっと、何でパンダのポッキーが扶桑さんのお勧めなんですか?」
青葉(青葉のセリフが取られちゃいました)
扶桑「箱のね、イラストがね?とても可愛らしいの」
吹雪「な、なるほど」
扶桑「それに、クッキーとクリームのバランスも絶妙なのよ。だから、私はパンダのポッキーをお勧めするわ」
鈴谷「おぉう、鈴谷そんなのがあるの知らなかったよー」
扶桑「そうなのよね・・・。他のものと比べるとマイナーなせいか置いてあるお店が少ないのよ・・・」
鈴谷「おぉう・・・」
扶桑「はぁ、あんなに可愛らしくて味も美味しいのにね・・・」
提督「・・・扶桑、私は扶桑の気持ちがわかる気がするぞ」
扶桑「提督・・・、そんな、慰めは止してください」
提督「いいや、止めない。私はな、扶桑。・・・・・・聞いてくれるか?」
扶桑「提督がそこまで仰るのなら・・・はい」
鈴谷(なんか始まった)
提督「実はな、扶桑。私はかつて・・・ぬ~ぼ~が好きだったんだ」
扶桑「!!」
吹雪(ぬぅ・・ぼぉ?何のことなんだろ)
提督「全く慰めにも、ましてや励ましにもならんだろうが・・・それに比べたらまだ販売されてるだけ希望があるんじゃないのか?扶桑」
扶桑「そう・・・ですね。すみません、提督の悲しみを知らずに気を沈ませてしまって」
青葉(何ですかねこれ)
提督「いいや、扶桑は悪くない。ただ、ほんのちょこっとだけ運が無かったんだ。他と比べるとほんのちょっとマイナーなお菓子を好きになってしまったということがな・・・。今度、通販で買える所が無いか探しておくよ」
扶桑「提督・・・!ありがとうございます!山城もきっと喜びます!」
提督「良いって事さ」
青葉「――あのぉ、そろそろよろしいですか?」
扶桑「はい。今日は提督をつれてきてくれてありがとうございますね、青葉さん」
青葉「え!?きょ、恐縮です!(すっごい良い笑顔・・・)」
鈴谷「なんだかよくわからないけど良い話だなー・・・ぐすん」
吹雪「はい・・・涙無しでは語れません!」
青葉「(あれ?青葉がおかしいのかな)・・・では、扶桑さん貴重はお話をありがとうございました!さて、次は航空母艦寮に行きますよぉ!」
「「「おー!」」」
一旦ここまで。チョコレート系のお菓子ってとても美味しいけど肌が荒れるんですよね。そこがいただけない。
では、続きを考えながら今日は寝ます。ごきげんよう。
[ネ申]神?
乙
最近は普通のと極細のしか見ないな
しまったプリッツの出番を出すの忘れてたってことで軽く続きです
言うまでもなく、うちの鎮守府の艦娘が押してる菓子類は>>1の独断と偏見です。
皆さんの鎮守府の艦娘達は、きっと好みがそれぞれ違うことだと思います。
>>189
そういえばCMはまーしーでしたね。で検索して動画をみましたが懐かしすぎて吹きました
>>190
うちの周りも概ねそんな感じです。寂しいものですね。
青葉「はい、次は空母寮の予定だと言いましたが潜水艦寮をうっかり飛ばしてました。てへぺろ」
58「もー、青葉ったら遅いよ!私待ちくたびれたよぉ」
168「本当遅かったわね。何してたのかしら・・・ってあら?司令官も一緒だったの?」
58「あー!提督も一緒だったのね。それなら許すでち」
提督「わっ、急に抱きついてくるなって。勢いで倒れてしまうじゃないか」
58「ふぁあ・・・提督の匂いは安心するでちぃ・・・」
168「もう58ったら甘えん坊なんだから」
青葉「自分に素直な子供ってうらやま・・・じゃなくて、あのお、そろそろ取材させて頂いてよろしいですか?」
~~~
58「私達のお勧めは小枝でち」
青葉「おぉ、それはまた一体何故なのでしょう」
58「ポッケに入れて持ち運びやすくて、それに一口サイズだから戦闘と戦闘の合間のちょっとした休憩時間のエネルギー補給に向いてるの!」
168「まぁ味は言うまでも無いわよね。アーモンドの配分も絶妙で歯ごたえも良いし完璧ね」
提督「エネルギー補給といった観点で言えば、スニッカーズとかじゃだめなのか?」
58「ごーや、あの甘ったるい味とネチネチ感があまり好きじゃないよぉ・・・」
168「歯にくっつきそうなのがちょっとね」
鈴谷「そっかー、イムヤとゴーヤは小枝が好きなんだ。なんか、らしくて可愛いね」
吹雪「ハムスターみたいに小さな口で頬張る可愛い姿が目に浮かびます」
青葉「なるほど、ご協力ありがとうございました!あと、これは遅れたお詫びということで・・・。はい、人数分ありますので、潜水艦の子と分けて一緒に食べて下さい」
58「こ、これは!」
168「中々店頭に置いてないドン小枝!!」
58「ありがとう青葉ー!」
168「そこまで気を使う必要ないのに。でも、ありがとね」
青葉「いえいえ、どういたしまして!」
青葉「――そしてとうとうやってきました、く・・・」
鈴谷「メインディッシュの空母のターンだよ!イェーイ!」
提督「メインディッシュって飯かよ!?」
青葉「・・・空母の皆さんの寮ですね、はい」
吹雪「ははは、青葉さんも鈴谷さんの勢いに押されちゃってますね」
58「鈴谷は提督が居るからいつもより元気が良いのでちね」
鈴谷「ちょ、ゴーヤ!?そ、そんなこと無いし。うん、全然無いし?」
青葉「――ふふふ。でも、こうしてみんなでワイワイしながら取材して回るのも良いものですね」
???「ふっふっふ、みんな遅かったなぁ・・・さぁ!真打の登場やでー!」
青葉「あ、あなたは!」
提督「姿を隠していても、関西弁で話すとか正体隠す気無いだろ龍驤」
龍驤「そうや、りゅーじょーや!よくわかったなぁ!」
提督「うん、まぁ・・・。でも、君は今日は大鳳と雲龍の特訓に鳳翔さんと一緒に付き合ってたんじゃなかった?」
龍驤「うん、実はそうなんよ。丁度今休憩中やったんやけど、ウチもたまたまここを通りかかっただけやねん。それでなんか面白そうなことやってるなーって思ってな。ほなそろそろ行くわ。それじゃまたなー」
提督「おう、あまり無茶はさせるんじゃないぞー」
龍驤「―ハハ、一航戦や二航戦と比べたら易しいもんやで~―――」
提督「・・・・・・あのテンションの高さと少しオーバーなノリの良さは関西人も真っ青だろうな」
青葉「ですよねぇ」
青葉「では気を取り直して、正妻空母赤城さんです!」
赤城「ど、どうも(制裁・・・?そんなに厳しくしてるかしら・・・)」
提督「おかしな空母の種類を作るなっ(制裁空母とかこえーよ・・・)」
青葉「お二人共妙な想像をしてるようですけど・・・でも本当のことですし。ねー加賀さん」
加賀「何ですって。それでは他の空母は妾空母にでもなれということかしら」
青葉「ひゃっ」
赤城「もう、加賀さんったら。青葉ちゃんが怯えてますよ」
加賀「・・・冗談ですよ。こういうのにまだ慣れていなくて・・・・・・ごめんなさいね青葉」
青葉「あ、いえ、恐縮です。わわわ、急に抱きしめないで下さい。照れちゃいますよぉ」
鈴谷(何だかんだで加賀さんも提督が好きなんだろーなー)
吹雪(直接そうは言わないけど言葉の端端からそう受け取れるんですよね。可愛いです)
58(お父さんって、きっと提督みたいな人のことを言うのね。そして赤城さんと加賀さんはお母さんでち。)
提督(頭を胸に押し付けられて撫でられてる青葉が羨ましい)
赤城「えーと、あの、提督?」
提督「はい!赤城さん、お勧めのお菓子を教えて下さい!」
青葉「・・・ぷはっ、司令官、それ私のセリフー!」
青葉「それでは赤城さんのお勧めを教えて下さい!」
赤城「はい、フィンガーチョコは一押しですね!」
提督「・・・渋いねぇ・・・全く、お宅渋いぜ・・・」
赤城「何ですか、そんなにおかしいですか!?」
青葉「いえ、そんなことは無いと思うのですが・・・」
鈴谷「ちょーっと地味かなぁ?なんて?」
吹雪「そういわれて見ると、おいしいですよねーあれ」
58「包みが綺麗なあれだね!あれも美味しいのに何故か今の今まで忘れてたでち」
赤城「銀紙がカラフルでとても可愛いじゃないですか!味もすごく美味しいですよ!吹雪ちゃんとゴーヤちゃんはわかってますね。見込みがあります。あれを地味と言い切る鈴谷ちゃんはまだ修行不足ですね。ふふ」
鈴谷「え!?いやもっと派手なのがくると思ってたからさ~あはは・・・」
提督「何故ドヤ顔・・・うーん、包みの銀紙ね。まぁ、キラキラしてるし確かに子供は好きそう」
青葉「青葉も素晴らしいお菓子ではあると思いますが、確かに意外なチョイスでしたね・・・」
青葉「あ、ちなみに加賀さんの一押しは何かあります?」
加賀「無論、Franです」
青葉「そ、そうですか。理由をお聞きしても?」
加賀「ええ。――五航戦がしつこく勧めてくるので、それで食してみたのですが意外といけましたね」
青葉「・・・・・・」
加賀「・・・・・・」
青葉「え、終わりですか!?」
加賀「?・・・はい。ところで、今日はポッキーの日の取材ということでしたね」
青葉「そうですよ!他の皆さんからもお話を窺ってきました。結果は後日発行される機関紙に載るのでお楽しみにしていてください!」
加賀「そう。――それで、提督と赤城さんはいつポッキーゲームをするのかしら。早く見たいのだけど」
鈴谷「!?」
吹雪「!!」
58「わぁ、加賀さんがとっても黒い微笑みしてr・・・モゴモゴ」
鈴谷「ゴーヤちゃんそれ以上いけない」
もう(ポッキー関係)ないじゃん・・・
>>1がポッキーよりブラックサンダーが好きなのでポッキーについてあまり熱く語れないのです。すみません。
今回は加賀が青葉にキラーパスを出したとこで中断です。きっとその内つづく。では。
乙
あのお菓子がフィンガーチョコだという名前なことを今日初めて知りました。
友達の家で大きな袋からは出された状態でしか見たことが無いからなぁ。
しかしこの時間に読むべきではなかった。お腹がすいてきた。
じゃあ俺はたけのこの里
その点トッポってすげぇよな、最後までチョコたっぷりだもん
ぬーぼーは自分も好きだった・・・。なんで発売終了してしまったんだ・・・。
まぁ最近ぷくぷくたいっていうほぼ同じ感じのやつが売ってるの知ったから救われたけどww
こんばんは。いつもありがとうございます。
>>199
店頭で見かけたときに買えるようになりましたね!名前はわからないけど美味しい!っていうお菓子の一つだと思いますあれは。
>>200-201
大人の~みたいな名前のたけのこときのこ美味しいですよね。私も鎮守府の艦娘たちときのこたけのこ論争してじゃれあいたい・・・
>>202
とっぽは出そうと思ったんですが出せませんでしたね・・・。プリッツも出せなかったし
>>203
ぷくぷくたい・・・知らなかったそんなの・・・。情報ありがとうございます探してみます!
では、赤城さんと愉快な仲間達のお話の続きです。E-1終わったのでちょっとだけ投下。
青葉「まさか加賀さんの口からそのような言葉が出るとは思いませんでした。青葉びっくりですよ」
吹雪「でも司令官の突っ込みがないですね」
鈴谷「吹雪、ほら、あれあれ」
吹雪「あれ?・・・あぁ」
提督「私と赤城がポッキーゲームだと・・・そうか、そうすると合法的に口付けが・・・。いや、ダメだそんなこと!やはり日本男児たるものここは正々堂々とだな・・・。でもやっぱり・・・」
吹雪「想像して勝手に衝撃を受けておかしくなっちゃったんでしょうか。何やら独りでブツブツ呟いちゃってますよ」
58「言ってることはわけわからないのに表情は真剣なのがまたおかしいでち」
鈴谷「あっはっは、ちょーうけるんですけど!」
青葉「それじゃ赤城さんは一体どうなって――」
赤城「・・・///」
青葉「すごく顔を赤くして俯いちゃってます!赤城さんも想像しちゃったんでしょうね」
加賀「ふむ。その様子だと、あまり普通に出来るようなゲームじゃないのね」
青葉「どんな内容か知らなかったんですか!?」
加賀「ええ。ただ、つい先日の宴会の席で隼鷹が言ってたの。提督と赤城さんを進展させるためにはこれしかない、と」
青葉「はぁ、それで・・・。内容は説明されなかったので?」
加賀「そうね。提督と赤城さんに言えば伝わる、とだけしか教えられなかったわ」
鈴谷「おぉ、やるね隼鷹~」
提督「隼鷹め・・・。・・・・・・誘導してくれるのは良いけどもっとうまくやって欲しかった」
青葉「シレっと何いってんですか」
瑞鶴「お、提督さん達こんなとこで何やってんの?珍しいとこにいるじゃない」
翔鶴「こんにちは皆さん」
提督「やぁ、翔鶴、瑞鶴。今さっきあの加賀からポッキーゲームをしろと言われて参ってたところだよ」
瑞鶴「なん・・・ですって・・・」
翔鶴「赤城先輩が目の前にいるのに、加賀さんと提督がですか!?」
加賀「・・・・・・楽しそうに何を勘違いしてるのかしら五航戦。私と提督ではなく、赤城さんと提督に、です。提督もおかしなこと言わないで下さい。あたかも、私が強要したかの如く」
提督「概ね合ってるだろ」
瑞鶴「うわっ、今日の加賀さん一段とこわっ・・・じゃなくて、ちゃんと名前で呼んでくださいよ!」
翔鶴「早とちりしちゃったみたいで・・・その、申し訳ありませんでした」
赤城「ま、まぁまぁ加賀さん。翔鶴さん達に悪気は無かったのでしょうからそのくらいで」
加賀「そうですね。ごめんなさいね二人とも。少し熱くなりすぎたみたいだわ」
瑞鶴(よく考えたら私は特になにも言ってなくない・・・?)
翔鶴(巻き込んじゃってごめんなさい瑞鶴・・・)
瑞鶴「そ、そういえば提督さんと赤城さんは結局ポッキーゲームするんですか?」
提督「お前もそれを言うか」
鈴谷「させたいんだけどね~。生憎今手元にポッキーがないんだなこれが」
吹雪「私もないですね」
58「さっき青葉から貰ったおっきい小枝はお部屋に置いてきちゃったよお」
赤城「わ、私も手持ちはない・・・です」
提督「赤城お前に羞恥心はないのか。人前でしたいのか」
赤城「そ、そんなことあるわけないじゃないですかっ。周りに釣られちゃっただけですっ」
青葉「まぁまぁ、お二人共。私も何も持ってないので残念ながらポッキーゲームの取材は、また後日に、ですかね」
加賀「生のポッキーゲームを見られないとは・・・いや、観戦できないとは残念です」
提督「観戦ってポッキーゲームを何だと思ってるんだ」
瑞鶴「うーん、今はポケットに五円チョコしか入ってなかったわ」
加賀「それでいきましょう」
翔鶴「え、・・・え?」
瑞鶴「本気ですか加賀さん!?」
加賀「?・・・ポッキーもチョコレート菓子の一種でしょう?それじゃ代用できないの?」
翔鶴「いや、出来るか出来ないかと言われましたら・・・・・・出来るのかしら、瑞鶴?」
瑞鶴「ひぃ、私に振らないでよ翔鶴ねぇ!・・・・・・ポッキーゲームじゃなくなりますけど、似たようなことならおそらく・・・」
加賀「似てるならそれで良いじゃない」
提督「まてまてまてまて、それはちょっとまって」
赤城「・・・・・・ふわぁ・・・」
吹雪「あぁ、赤城さんがまた真っ赤になって今度は倒れちゃいました!」
鈴谷「あっはっは、ひぃひぃ、笑いすぎてお腹が苦しい!あっはっは・・・ゴホッゴホッ」
58「うわぁ、加賀さんってば大胆なんだぁ・・・」
青葉「これは予想外に面白い事態になってきましたよ!」
加賀「・・・ところでポッキーゲームとはどのような競技なので?」
青葉「おっと、そこからでしたね。ポッキーゲームというのはですね――」
(説明中)
加賀「・・・・・・なるほど。そういうことでしたか。ゲームと言うのでてっきりもっと、こう・・・」
青葉「えぇ、まーそんな感じで宴などの席を盛り上げたり、そこにいるカップルを冷やかすためにだったりするわけですよー」
瑞鶴「あぁ・・・ポッキーゲームの内容までは知らなかったのね。あーびっくりした」
翔鶴「えぇ、本当に。・・・赤城先輩、どうしましょうか」
加賀「提督が介抱して下さってしますね。ところで、瑞鶴」
瑞鶴「(あ、名前で呼んで貰えた!機嫌が直ったのね)は、はい!何ですか?」
加賀「貴方って凄いのね・・・あのような薄っぺらなチョコレートで提督とポッキーゲームだなんて」
瑞鶴「ちょっとおおおお!それは加賀さんが!」
翔鶴「瑞鶴あなたまさかはじめからからそんなつもりで・・・」
瑞鶴「翔鶴ねぇはボケてるだけだよね?ねぇ!?お願いだからツッコミ待ちって言ってお願い!」
加賀「ごめんなさい瑞鶴。貴方への評価を改めなければいけないわ。可愛がってた後輩が五円チョコでポッキーゲーム・・・すごいですね、ちょっとドン引きします」
瑞鶴「微妙に肉じゃが風に言わないでくださいよ!それにちょっとドン引きってなんですか!」
鈴谷「あはははっはっは・・・もうだめ笑い死んじゃう・・・ひーひー・・・あははは!」
瑞鶴「鈴谷ちょっと笑いすぎよ!・・・そうねぇ、鈴谷、あなたちょっと想像してみなさいよ」
鈴谷「ひーひー・・・―――あ゛ーやっとおさまって来たわ、あー。ん?で?想像すればいいの?何を?」
瑞鶴「提督とあなたが五円チョコでポッキーゲーム・・・と呼んで良いのかもうわからないけど、それをしてみる光景をよ」
鈴谷「提督とー?私がー?五円チョコでポッキーゲームもどきをー?・・・・・・あっはっは、むりむりむりむり絶対無理正気でいられなくなるからむりむり。いや、違うよ?気持ちが抑えられなくなるとかじゃないよ?私と提督だよ?ないないないない」
瑞鶴「・・・こっち向いて言いなさいよ」
鈴谷「あっはっは!大丈夫、鈴谷は大丈夫だから、ね?うん、本当に大丈夫だし?」
青葉(全然動揺を隠しきれてない)
吹雪(鈴谷さん・・・あなたの勇姿は忘れません!)
58「ゴーヤはすぐ溶けちゃうチョコでポッキーゲームなんてしたくないなぁ。折角のお菓子の味がわからないじゃない」
翔鶴「ふふふ、そうねぇ」
赤城「・・・ん、うう」
提督「赤城、気がついたか」
赤城「て・・・いとく?ここは」
提督「空母寮の前のベンチだ」
赤城「ハッ!確か私は気を失ってしまって」
提督「あぁ。赤城には少々刺激が強かったようだなぁ・・・ははは。可愛いやつめ」
赤城「も、もう提督ったら!申し訳ありません、はしたない所をお見せしてしまって」
提督「私もっ――――私も想像してして悶えてしまったからおあいこ様だよ。まだ顔が赤いだろ?」
赤城「・・・ふふふ、そうですね。真っ赤です」
提督「こ、これは予想以上に恥ずかしいな。だが、海に平和と取り戻せたらその暁にはきっと――――」
赤城「――――!はい、その時を心待ちにしています――」
鈴谷「ぜぇぜぇ・・・やーっと落ち着いたよ・・・。鈴谷がこんなに大変な思いをしてるにあのバカップルどもは!皆の衆、あやつらを懲らしめい!」
瑞鶴「大袈裟すぎよ!それに完全に逆恨みじゃない・・・」
加賀(瑞鶴への冗談・・・が過ぎたかしら。”こういう事”の加減がまだわからないわ・・・人付合いって難しいわね)
今日はこれでおしまい。酒飲みな隼鷹か千歳をプリッツのサラダ味派にして出したかったけど終わっちゃったから仕方ないね。
きのことたけのこは、とある姉妹艦の中で最初は好みが分かれてるけど互いに分け合って食べていくことでそれぞれの良さを知っていく・・・というハートフルなストーリーが書けそうですね
ではまた。ごきげんよう。
乙
カッコかわいい赤城増えろ!
こんばんは。イベント中に暗黒面に堕ちた春雨を見たと気に思いついた小ネタを投下します。
赤城さん成分がほぼなくてごめんなさい。まだE4行ってないのでずっとお留守番なんですよ赤城さん・・・
>>212
増えてほしいですね!そして、そのためにもぜひ時報の実装を本当にお願いしたいですね!
目覚まし音声の可愛い感じとか最高ですね
提督「渾作戦が発令されて暫く経つが皆の様子はどうかな」
赤城「流石に普段と比べると、皆さんから緊張されてる雰囲気を感じますが、問題は無いと思います」
提督「ふむ」
赤城「ただ気になることが一つ」
提督「何だろうか」
赤城「深海棲艦に、・・・また新種と思しきものが目撃されたと」
提督「また新種か」
赤城「それも只の新種ではなく、外見が問題でして」
提督「というと」
赤城「あまりにも・・・白露型駆逐艦の、五番艦春雨に酷似していると――」
春雨「――え・・・」
提督「春雨!?」
赤城「――っ」
春雨「す、すみません。たまたまお部屋の前を通り掛っただけなんですが・・・今春雨のことよび・・・いえ、呼んではいないですよね・・・」
提督「・・・あぁ。話を・・・聞かれてしまったのか」
春雨「・・・・・・すみません」
赤城「申し訳ありません。周囲を気にしなかった私が迂闊でした」
春雨「そんな!私が悪いんです、赤城さんが謝ることではありません!私が・・・勝手に聞き耳を立てちゃった私が悪いんです・・・」
提督「春雨・・・」
春雨「でも、信じて下さい!私は決して深海棲艦じゃ」
提督「当たり前だ!君は艦娘で私の大切な可愛い部下だ。信じているに決まっている」
赤城「えぇ。春雨ちゃんは歴とした私達の仲間である艦娘です。そして目撃されたのは恐らく――」
空母棲姫「きっと私みたいな存在よ。春雨、あなたが艦娘に転生した折に魂から取り除かれた不純物の成れの果て、とでも言うべきかしら」
春雨「空母棲姫さん」
空母棲姫「だから、あなたが落ち込んだり増してや深海棲艦と成り果てている彼女のことを気にする必要なんてないのよ。・・・・・・今はもうあなたとは別の存在なのだから」
提督「空母棲姫・・・」
赤城「提督、・・・ここは彼女に任せておきましょう」
春雨「でも、でももとは私の一部だったんですよね?それなら私は」
空母棲姫「それなら、あなたはどうするの?ただの一駆逐艦であるあなたに一体何ができるというのかしら」
春雨「そ、それは」
空母棲姫「若いわね。あなたが気にかけてしまうことはわかるつもり。でもね、何もかもが勢いで解決できるわけではないの」
提督(空母棲姫は勢いでここにきたよな。しかも話を聞く限り半分勝手についてきたんだっけ)
赤城(空気を呼んでください提督)
春雨「それ・・・でも春雨は・・・うぅ・・・」
空母棲姫「――深海棲艦に成り果てたあなたの半身を救いたいと言うのなら、せめてあなたがその手で葬ってあげなさい。全てを憎んで生きていくのは辛いもの――」
春雨「私は・・・・・・春雨は・・・・・・」
提督「まだ新種が春雨の姿をしているという確証を得てはいないが、どうする春雨」
春雨「・・・・・・行きます、行かせて下さい!本当にそれがもう1人の私だったら、いや、私春雨の成れの果てだったとしたらこの手で・・・・・・辛い生を終わらせて・・・ヒック・・・あげなきゃ・・・グス」
空母棲姫「・・・・・・精々返り討ちにならないことね」
提督「空母棲姫!」
空母棲姫「はいはい、ごめんなさい」
赤城「さぁ、春雨ちゃん。間宮さんの所にでもお茶を飲みにいって落ち着きましょう?―――提督、春雨ちゃんを落ち着かせに間宮さんの甘味処に行って参ります」
提督「すまん、頼んだ赤城。春雨も、君も全てを抱え込む必要はないんだからな。いつでも私や赤城や、他の仲間が周りに居るんだ。今回のことも私達が全力で君を支える」
春雨「ヒック・・・ごめんなさい突然泣き出しちゃって・・・。でも、大丈夫です。皆さん・・・こんな春雨のことを・・・気遣って下さってありがとうございます」
赤城「ほらほら、可愛いお顔が台無しよ。これで涙を拭いて。――では一旦失礼します」
提督「―――悪かったな空母棲姫。"ヒール"を演じさせてしまって。恩に着る」
空母棲姫「・・・貴方が批難される対象になっちゃったらギスギスしてここに居づらくなるでしょ。それに憎まれ役なんていうのは深海棲艦である私が引き受けるべきなのよ」
提督「君も好きで引き受けたんじゃないだろ?――フッ、まぁ、君がそういった役を演じていたのは春雨も最後は気がついていたみたいだが」
空母棲姫「そう受け取って良かったのかしらね。――『皆さん』、か――」
提督「それに最後は泣きながらではあるが笑顔でもあった。――ここには色々な子がいるが、皆優しい子達だからな。元々敵であった君や北方棲姫のこともよく見ていて、良い奴だということを知っているということだ」
空母棲姫「ここのみんなは優しい、というのは否定しないわ。でも、私達をよく見ているのはただ珍しくて興味深いだけでしょう」
提督「ハハハ、それもあるかもしれないな」
空母棲姫「ふふふ。・・・・・・まぁ次彼女を見かけたときに謝っておくわ」
提督「そうか」
空母棲姫「憎まれたままっていうのも居心地悪いし、まだ純粋な彼女にそんな思いもさせたくないしね」
提督「さっきも言った通り春雨はわかっていると思うが・・・・・・いや、そうだな。口にしないと伝わらないという事もあるか」
空母棲姫「えぇ。そういうこと。それと、提督?」
提督「なんだ?」
空母棲姫「私も何か甘い物が食べたいわ?お礼代わりに茶店にでも連れて行ってくれても良いのよ」
提督「それでは今回のお礼として私達も間宮さんのとこに行きましょうか。じゃじゃ馬なお姫さん?」
空母棲姫「えぇ、良くてよ。ついでに向こうで丁度春雨と会ったら、強く言い過ぎたことを謝ることが出来るわね」
小ネタおしまい。E-2は春雨旗艦でずっとやりました。毎回駆逐棲姫を倒してたのは那珂ちゃんでしたけど。
これはそんな時にふと思いついた小ネタでした。最後は分かり合えた春雨とボロボロになって沈む間際の駆逐棲姫が某漫画のピッコロと神様の如く一つになってパワーアップ!してめでたしめでたし。
でも春雨改二とかないからそのネタも没だよ!では明日からE4攻略を頑張ってきます・・・
皆さんこんばんは。E4は軽空1と正規空母×2入れた編成で大暴れしてやりました。してやりましたとも。
1つだけ投下。
提督「さて、いよいよ最終海域の攻略に入るわけだが」
赤城「ようやく私達の出番、というわけですね」
提督「そうだ。今まで出撃する機会がなくて手持ち無沙汰だったろ?待たせてすまなかったな」
赤城「いえ。私達が出る必要が無いに越したことはありませんよ」
提督「君達の出撃を要するということは、即ち敵の戦力もそれだけ強大というわけだからな」
赤城「はい。しかし、いざ出るとなると艦娘としての血が騒ぐということも事実。これも今となっては複雑ですよ。出番があることを喜んで良いものかと」
提督「・・・・・・」
赤城「その様な寂しそうな顔をしないで下さい。私は貴方のお陰でこうして自らの考え方を持ち、悩む生き方をできるようになりました」
提督「――それは」
赤城「それはまるで普通の人の様、ですか?うふふ、今の私は貴方の考えていることが――ほんの少しですが――わかるようにもなったつもりです」
提督「はは、敵わないな君には。ほんの少し前までは心配で目の離せないまるで、・・・目を離すとすぐ迷子になってしまう危なっかしい小さな子のようだったのに」
赤城「い、幾らなんでもそんなに子供じゃありませんでしたよっ」
提督「君だけじゃないな。他の子達も・・・危うい子ばかりだった。すぐ自らを犠牲にしようとする者、大破しても敵を追おうとする者や頑なに独りで全て抱え込んでしまう者。見ていて胃に穴が開きそうだった」
赤城「でも、今はもうその様なことは無くなりました」
提督「ああ。これは皆が成長したと言って良いのだろうか。それとも、ただの兵器であれば知る必要がなかったことを知ってしまっただけなのだろうか」
赤城「それは私達にもわかりません。ですが、ただ一つ言えることがあります。皆さんは、皆さんを育てて下さった提督に感謝しています。どなたも恨んではおりません」
提督「そうか」
赤城「提督のお陰で戦いの他に生の実感や喜びを知ったのですから。そして、――誰かを好きになると言うこの感情も――」
提督「なにを言って・・・んぐ――――っ」
赤城「――――っふぁ。軍人たるもの、気を抜くからそう簡単に取られてしまうのですよ?うちの鎮守府の長なのですから、しっかり気合を入れてくださいね!」
提督「肝に銘じておく。でもな、赤城。そういう事は普通は男からするもんだ」
赤城「そうなのですか。提督ったら、務中だというのに、あまりにも隙だらけでしたのでつい―――ん・・・!?」
提督「――――っふぅ。ふん、お前も顔を赤くしてドヤ顔をするからこうなる」
赤城「く、不覚でした。それよりどうしましょう、提督。二人ともこんなに顔を赤くしてると皆さんの前に出られませんね」
提督「確かにそうだ、参ったな。・・・しかもそろそろ作戦の詳細や編成を皆に通達する頃か。よし!冷や水で顔を洗って気合を入れ直そう。時間がないぞ急げ赤城!」
赤城「うっ、こんなに寒い時に・・・。でも致し方ありませんね。しまりの無い顔を衆目に晒して、一航戦の誇りを失うわけにはいきません!」
E4クリアしたテンションでしかも寒い深夜に書くと赤城さんに甘えたくなりすぎるのがいけない。
そして空母棲姫をレギュラー化するなら音声をもっと増やして下さい。あ、ダイソンおばさんはぽいーで。
扶桑姉様改二に続いて山城改二ですね。やったぜ。音声も増えてました。・・・で、扶桑姉妹と赤城の時報はまだなの?
ってところで今回はお別れです。つづく。
乙乙、可愛らしい赤城さんいやっほぅ
こんばんは。間が空いてしまって、読んで下さってる方には申し訳ないです。
もうドロップ狙いの周回と駆逐艦を改にする作業に疲れました。
あ、艦これ改のPVで赤城さんがウィンクしてましたね。
あと時報と目覚ましボイスと他に何か新規ボイスと高解像度の書き下ろしイベント画があったら本体毎買っちゃいそうです。危ない危ない
>>225
うちの赤城さんはよく中破するけどとても可愛いです!早くケッコンしなきゃ・・・
赤城「加賀さん加賀さん、近々"おこた"の配備が行われるようですよ」
加賀「?・・・・・・あぁ、コタツのことですか。そろそろ冷えて来ましたし良い頃合ですね」
赤城「はい。もう師走ですから」
加賀「赤城さんがその様にはしゃいでおられるなんて珍しいですね。・・・・・・そんなに良い物なの?」
赤城「加賀さんは七月にこちらにおいでになったので、おこたの良さを知らないのも無理はありませんね!」
加賀「はい。なんでも、噂ではどんな人間もコタツの持つ魔力には抗えないとか」
赤城「お恥ずかしながら、私もいつも勝てるとは限りません」
加賀「赤城さんを以てして、コタツには敵わないと。ふふ、良いですね。そこまで仰るのなら逆に興味も湧いてくるというものです」
赤城「私も加賀さんがおこたと対峙する姿を見てみたいです」
加賀「あら、それは私とて同じです。赤城さんがコタツを目の当たりにしてどの様な反応をなさるのか楽しみですよ」
赤城「うふふ。皆さんと一緒におこたに入るのが楽しみですね」
加賀「ええ、とっても」
島風「てーとく、コタツの配備まだなの?おっそーい!」
提督「す、すまん。近日中に妖精さん達が各部屋に備え付けてくれるみたいだからもう少々待っててくれないか」
天津風「こら島風、あまり迷惑をかけるんじゃないの」
島風「だって、天津風にコタツの良さを早く教えて上げたいんだもん!」
提督「あーそうか。そういえばコタツをまだ経験してない子達が居るんだなぁ」
天津風「私に気を使ってくれるのは嬉しいけど、その気持ちだけで十分よ島風」
島風「むうー」
提督「コタツどころか冬を知らない子もいるんだよなぁ・・・。みんな風邪を引いたりしないか心配だ」
島風「大丈夫じゃない?各部屋に冬用のジャージとどてらとヒーターと火鉢が配備されてるし」
天津風「そういえば、それであなたに聞きたいことがあったのよ。ジャージとどてらはまだわかるのだけど・・・何故ヒーターのほかに火鉢があるのかしら」
提督「おかしいか?」
天津風「ええ。暖をとるならヒーターだけで十分じゃない」
提督「理由はまぁあるのだが・・・・・・島風、時がきたら火鉢の良さも天津風に教えてあげなさい」
島風「いいよ、私に任せて!」
提督「天津風、それまでのお楽しみということで良いかな?」
天津風「あなたがそう言うなら私は別にそれで良いけど・・・」
提督「ははは、きっと気に入ると思うよ。――しかしそうだな。中規模作戦も一通り終えたし、しばらく開発関係を中断してコタツの配備を急ぐように頼んでみるか」
島風「ほんと!?ありがとう提督!やったね天津風!」
天津風「そ、そんなに喜ぶべきことなのかしら」
提督「コタツ、か。はぁ、司令室に置くべきかどうかまだ決めかねるな」
島風「?」
天津風「?」
赤城「――というわけで、それはそれはとても良い物なのです」
『お~!』
長門「ん?赤城、皆を集めて一体何をしているんだ」
赤城「あら、長門さん。そろそろおこたの配備が始まるらしくて、まだ未経験でその魅力を知らない子達にちょっと講釈を」
長門「そうか、もうそんな時期になるのか。一年が経つというのは早いものだ」
赤城「ええ。楽しい日々というものは、余計にそう感じられます」
長門「とは言っても、私がここにきたのは今年の四月だったか」
赤城「丁度別世界の艦の子達がこちらに来ていた時ですか」
長門「そうだ。初めてここに来た時は、あまりに騒がしい場所だったので上手くやっていけるかどうか不安だったよ。まぁ、それも杞憂だったがな」
赤城「そんな長門さんも今ではここに溶け込んでいますからね」
長門「フ、私はこれでも赤城や加賀よりは柔軟な思考の持ち主だと自負しているぞ」
赤城「私ってそんなに石頭ですかね・・・」
長門「冗談だよ。――話は戻すがコタツか、私も知識でしか知らんからな。是非堪能してみたいものだ」
赤城「素晴らしい物なので是非期待していて下さい」
長門「ああ、了解だ。(しかし何故赤城があんなに得意げなんだ)」
提督「かくかくしかじか、というわけで、今夜までにはコタツの配備は済む手筈となっている」
赤城「!」
提督「聞くところによると、島風の他にもとても楽しみにしている子が多いらしいから丁度良かったのかもしれん」
赤城「冬になるとおこたのある生活・・・。日本人で良かったと思います」
提督「お、おう。赤城はそんなにコタツが好きだったのか。私も嫌いではないが。いや、むしろ好きなんだが、ここ司令室に置くかどうかはまだ迷っていてな」
赤城「何故です?」
提督「去年、コタツのせいで暫く仕事にならない日が続いただろう」
赤城「記憶にございません」
提督「・・・・・・それに何故か色々な艦娘がわざわざここのコタツに入りに来てたな」
赤城「大勢でおこたに入った方が楽しいですし、温まりますもんね」
提督「また今年もコタツを備え付けてしまったら・・・・・・、あ~きっと(コタツに入り浸って)駄目になる~」
赤城「否定はしません」
提督「否定してくれないの!?」
赤城「諦めて設置しましょう。ここにも」
提督「しかしだな」
赤城「提督」
提督「は、はい」
赤城「みかん剥いてあげますから、ね?」
提督「それが一体何になると」
赤城「あーん、ってしてあげます」
提督「ちょっと倉庫からコタツ出してくる。たまには私も体を動かさんと鈍るからな」
ひだt・・・火燵の季節ですね。>>1が住んでる地域はまだ微妙に暖かいですが・・・。
大晦日は赤城さんとこたつに入ってダラダラしてたいです。とっても。では御機嫌よう。
乙
炬燵は戦略兵器
こんばんは。おかしな時間になりましたが投下です。
古鷹改二がきましたがどんな感じでしょうか。私の古鷹はLvが10足りませんでした。
露出は減った気がするのに一段とえろくなったような。前の姿だとスカートが短すぎて動かし辛かったんでしょうかね。
>>233-234
コタツの持つ破壊力には定評がありますよね
そしてコタツで雷や大鯨、鳳翔さん等をダメにしてみたいです
青葉「よいしょ・・・っと。ふぅ、これで良し」
提督「やぁ青葉。今日も精が出るな。何か新しいネタでも仕入れたのか」
青葉「あ、司令官!どうもどうも。そろそろ寒くなって参りましたので、ちょっとした注意喚起をと思いまして」
提督「なるほど。それは助かるよ」
青葉「えへへ、恐縮です!簡単な事項だけですけど、まとめておきました」
提督「何々・・・・・・其の一、外から帰ってきたら手洗いうがいを忘れないようにしましょう」
青葉「これは冬以外の季節でも重要な事柄ですが一応」
提督「其の二、コタツに入ったまま寝ないようにしましょう」
青葉「難しいですけど大切なことです」
提督「其の三、冬のお勧めスポットは司令室です。コタツの他にもお餅、みかん、お茶等が常時完備されており、万が一コタツで寝てしまっても司令官が優しく起こしてくれることでしょう。更に、執務のお手伝いをするとお小遣いをゲットできちゃうかも?・・・ちょっと待って青葉さん」
青葉「日常生活におけるTips的なものですよ。深く考えたらいけません」
提督「本当に皆が押しかけてきたらどうするの」
青葉「整理券でも配って時間制限もつけます?」
提督「違う、そうじゃない」
青葉「大丈夫ですよー。秘書艦の赤城さんもおられることですし、仮に誰か尋ねてきても司令官に迷惑をかけるようなことはいたしませんって」
提督「そうだと良いんだけど」
暁「あの、赤城さん!今度お正月用の振袖を見に行きたいんですけど、一緒に見てくれな・・・くれませんか?」
吹雪「わ、私達も赤城さんとご一緒したいです!」
大鳳「私はサインがほし・・・いえ、是非稽古をつけてください!」
龍驤「対空カットインを覚えたウチと勝負や赤城!烈風なんか捨ててかかってこんかい!」
隼鷹「ていとく~、そこの棚に大事そうに置いてあるお酒、ほんのちょっとでいいから貰って良い~?」
瑞鶴「加賀さんの弱点を教えて下さい!あと好物も!」
蒼龍「赤城さん!夏に一緒に買いに行った水着はいつ着るんですか?暖房で部屋が暖かくなった今でしょ!!」
赤城「あわわわわ・・・・・・」
提督「赤城に人気が集中してるお陰で予想してたより仕事が出来るな。あと隼鷹、それを少しでも飲んだら部屋からコタツ撤去するからな」
隼鷹「そんなー」
提督「大晦日用にとってあるんだよ。どうせ宴会するだろ」
隼鷹「そういうことなら仕方がないねえ。今は手持ちの酒で我慢しとくよ~」
提督「ちょ、おま・・・。こいつをどうにかしてくれないか飛鷹」
飛鷹「ごめんなさい提督。ちょっと今コタツに入って艦載機の整理してるから無理」
提督「ん?あ、ああヒトガタにして種類毎にわけてるのね。そうね、大切だね整理は、うん」
<時は飛んで別の日>
望月「あーダルイー。司令官ー、みかん取って~」
提督「コタツの上に乗ってるんだから起きて自分で取りなさい・・・」
望月「え~、しんどー」
赤城「私が取ってあげますよ」
望月「赤城さんありがと~」
赤城「ふふふ、どう致しまして」
提督「赤城、子供を甘やかし過ぎるのは良くないぞ」
望月「私は司令官の子供じゃないし~」
提督「ぐぬぬ」
赤城「こんな寒い日に、それもわざわざ非番の日にここまで提督に会いに来てくれてるのですから、たまには良いじゃないですか」
望月「そーそー。流石赤城さんは話がわかるね」
初雪「望月・・・早く剥ぎ取らないとクエスト終わる・・・」
望月「んあーごめんごめん今行くー」
初雪「ん・・・エリア移動で時間延ばしとくから急いで・・・」
赤城「初雪ちゃんの分もここに置いておきますからね」
初雪「え、あ、ありがとうございます・・・」
赤城「はい、どういたしまして」
提督「私に会いに来たって・・・・・・ただ寝転んでゲームしてるだけじゃないの」
初雪「別に私は望月の付き添いだし・・・。あ・・・、赤城さんこのおみかん、うちの部屋にあるのより甘くて美味しいです・・・。どうして・・・?」
赤城「ふっふっふ。少し揉んでおいたのです。皮を剥く前に揉むことで甘く感じるようになるんですよ。初雪ちゃんも今度やってみて下さいね」
初雪「おー・・・。流石です・・・赤城さん物知り・・・」
提督「食いすぎたら手が黄色くなるから気をつけろよ」
初雪「それくらい知ってるし・・・」
望月「司令官が意地悪なことばかり言うよー赤城さん~」
赤城「それはそれは、どうしましょう」
提督「なんで私の立場が悪くなっていってるんだろう」
多摩「やっぱりコタツは良い物だにゃあ」
提督「今度はこっちか・・・。こらこら、コタツで寝たら風邪引くって。寝るなら自分の部屋で布団を引いて寝なさい」
多摩「無理にゃ。コタツの呪いで出られないにゃ」
提督「摩耶からも多摩に言ってやってくれ」
摩耶「呪いなら仕方ねーなー」
多摩「ないにゃ」
赤城「仕方ないですねー」
提督「赤城お前まで!?気持ちはわかるけどさ」
摩耶「あぁ?文句あるのかよ。本人が良いって言ってんだから良いじゃねーか」
提督「はあ、仕方ないな。仮眠用の布団があるからそれで寝なさい多摩」
赤城「お布団お布団っと・・・・・・。持って来ましたよ提督」
提督「行動が早いな赤城・・・ありがとう。はい、多摩。自分で敷けるな?」
多摩「当たり前だにゃ。・・・これ提督が普段使ってるものにゃ?」
提督「執務が長引いたときにたまにな」
多摩「・・・仕方ないにゃあ.。提督がそこまで言うならそれで寝てやるにゃ」
摩耶「あ・・・あたしの分はないのか?」
提督「なんだ、摩耶も眠たくなったのか?でも布団は1組しかないな」
摩耶「無いのかよ。うっぜーなぁ」
赤城「ごめんなさい摩耶さん。提督ったら執務が長引いても秘書官は日が変わる前には帰すものだから・・・」
提督「そういうことだ、すまんな。だから眠たくなったら自分の部屋で布団を敷いて寝なさい。な?」
摩耶「あ、赤城さんが謝ることじゃないですよ。気の利かない提督がわりーんですから。・・・別に多少の眠気くらい我慢するから心配なんかいらねーよ提督」
提督「でも無理は良くないぞ」
摩耶「なんだよ、そんなに出てって欲しいのかよ」
提督「そういうわけではないけど」
摩耶「だったら良いじゃねーか。たまにはお前がサボらないかどうか見ててやるよ」
赤城「あらあら」
提督「わかったよ。だが、無理だけはするなよ?お前も先の作戦で疲労してる筈だからな」
摩耶「御気遣いどーも」
多摩「素直じゃないにゃあ」
摩耶「何か言ったか?」
多摩「にゃあ?」
摩耶はきっと提督に構って欲しい勢。でも素直になれないみたいな。
もしそうだったら可愛い!ということで御機嫌よう。明日から古鷹のLV上げしなきゃ
こんばんは。艦娘を駄目にする作業は続く…
「あー体に染み渡るわぁ・・・・・・」
「ちょ、ちょっとだらしなさ過ぎるよおねぇ」
千歳「あ、あら起きてたのね千代田。みっともない所を見せちゃったわね。うふふ」
千代田「おねえがコタツに入って千代田の相手をしてくれないから、仕方なく読書してただけよ」
千歳「ごめんなさいね。遠征から帰ってきてお風呂のあとにコタツに入ったら、なんだか意識がぼーっとしちゃって」
千代田「気持ち良いのはわかるけど、気を抜きすぎだよ。はぁ、おねえのこんな姿、とてもじゃないけど提督に見せられないよ……」
千歳「大丈夫よ。提督はそういうの気にしない方だから」
千代田「おねえが気にしてよ!もー!」
提督「司令室で何やってるんだ君らは」
千代田「提督もおねえに何か言ってよー。だらしなさ過ぎるって」
提督「そうだなぁ。……千歳、衣服がはだけかかっててるからちゃんとなおせ」
赤城「提督、どこを見てるんですか」
千代田「提督ったらさいてー…」
千歳「あらあら。ご指摘はありがたいのですが、そこまで凝視しなくても良いのでは?うふふふ」
提督「見たのは一瞬だけなので許して下さい」
赤城「千歳さんもあまり提督をからかわないで上げて下さい」
千代田「そーだそーだ!そしてもっと千代田に構って!」
千歳「だって、諌める赤城さんと慌てる提督の二人の様子はいつ見ても面白いものですからつい」
千代田「むうう」
提督「なるほど。正月のかくし芸大会は漫才でもするか赤城」
赤城「提督も何を言ってるんですか。人に笑われるのと、人を笑わせるのは違うんですよ」
提督「一理ある」
千歳「んー、赤城さんはコタツに入らないの?」
赤城「はい。今は執務のお手伝い中ですから」
千代田「でも、寒くないですか?提督、赤城さんもコタツに入るのを許可してあげなよ」
提督「許可はしてるんだけどな」
赤城「千代田さんもお気遣いありがとうございます。でも私は良いのですよ」
千歳「理由を聞いても?」
提督「簡単な理由だよ。それは――」
赤城「だ、ダメです提督!内緒です!」
千代田「えー!赤城さんがそこまで慌てるなんて気になるな~」
提督「……よし、一度休憩して私達もコタツにお邪魔するか」
赤城「駄目です。それよりも、さっさと終わらせて終業時間を早めたほうが良いですよ」
千歳「あぁ……うふふふ、私わかっちゃったかも」
千代田「なになに?教えてよおねぇ」
赤城「はったりですよね千歳さん!?」
千歳「どうかしら。赤城さんはコタツに入りたく無いのよ。まだ、ね」
千代田「なんで?今日も寒いし、絶対コタツに入った方が気持ち良いわよね。……あ」
提督「どんまい赤城。敗因は取り乱してしまったことだな」
赤城「あぁん……一航戦の誇りが、こんなところで……」
千歳「一度コタツに入ったら出られなくなるって、可愛いらしくて良いじゃないですか赤城さん」
千代田「そ、そうだよ!あの赤城さんにこんな弱点があったのは意外だったけど、何だか親近感が湧きました!」
赤城「うぅぅ」
提督「可愛らしいよな」
千歳「まあ、かくいう私も一度コタツに入ったら抜け出せなくなる性質でして」
提督「なんだと……」
千歳「提督、私は少し横になるのであとはお願いします」
千代田「ええええ!だから千代田達の部屋のコタツにしておこうと言ったのに!おねえが大丈夫って言うから~」
赤城「……寝ちゃいましたね」
提督「ああ。堂々とな」
千代田「うぅ。こうなったおねえは中々起きないのよぉ……」
~所変わって食堂~
加賀「これは……凄いわね」
蒼龍「加賀さんはこの時期の食堂は初めてでしたね」
瑞鶴「私もびっくりしました。まさか」
翔鶴「全席が掘り炬燵だなんて、いつのまに」
飛龍「妖精さんがこういう作業が好きみたいなのよ。あとコタツと」
翔鶴「そういえば、鳳翔さんが昨日に提督のお手伝いに行くと、妖精さんもコタツに入ってくつろいでたらしいです」
飛龍「妖精さん、浮かんでたって言ってた?」
瑞鶴「はい。でも、どうやってるのかいくら聞いても、キギョーヒミツだとしか言ってくれなかったと」
飛龍「本当に不思議な存在だよねー」
加賀「でも、その自由な様はとても妖精さんらしいわ」
蒼龍「それに可愛いですよね!おっとっと、立ったままというのもあれですし席に座りましょうか」
加賀「そうね。部屋にあるものと形態は違う物の、初めてのコタツだから楽しみ…」
瑞鶴「え!?」
加賀「……何かしら」
瑞鶴「あのー、コタツは昨日の午後には部屋に運ばれてませんでした?夜使わなかったんですか」
加賀「ええ。初めては赤城さんと一緒にと思ったのだけれど、部屋に戻ってくるのが遅かったものだから結局ヒーターだけで済ませたわ」
翔鶴「そうだったのですか。私達は昨日試してみましたが、とても素晴らしかったですよ」
瑞鶴「凄かったのは認めるけど……あれは人を堕落させる悪魔ですよ悪魔!」
加賀「どういう事?」
飛龍「あはは、入ってみればわかりますよ加賀さん」
蒼龍「ささ、どうぞどうぞ」
加賀「それでは、失礼するわね」
~次回予告~
「やられました…艦載機発着艦困難です……」
「翔鶴ねえ、しっかりして!大丈夫!?」
「自慢の飛行甲板がぁ……」
「蒼龍さんまだ大丈夫です!今なら後戻りできます!」
「たとえ最後の1艦になっても、叩いて…見せます……」
「飛龍さん…私を残して逝かないで!」
「赤城さん…、貴女を残して……沈むわけにはいかないわ…」
「加賀さん!…そんな、加賀さんでも…敵わないと言うの……」
つづく
今日の分は終わりです。炬燵ネタを引っ張りすぎでごめんなさい
でも、普段しっかりしてそうなキャラを堕落させるのが妙に楽しくて…
皆さんの鎮守府では炬燵の誘惑に強そうなキャラ、弱そうなキャラはどんな感じなのでしょう
いやー、妄想って楽しいものですね。それではごきげんよう
こんばんは。更新がかなり遅れてしまってごめんなさい。
最近家にいるときは大体コタツに入ってだらけてるので書き溜めが全然進みません。
我が家のねんどろ赤城さんと加賀さんもコタツ始めました。では、更新を少々。
赤城「そろそろクリスマスですよ。楽しみですね」
加賀「はい」
赤城「おや、元気が無いですね。あまり乗り気ではありませんか」
加賀「いえ、楽しみですよ」
赤城「それにしては浮かないご様子ですが」
加賀「クリスマスではプレゼント交換をするようですが、一体何にすれば良いのか皆目見当がつかなくて」
赤城「――思っていた以上に可愛いらしい悩みでした……」
加賀「お、おかしかったかしら」
赤城「いえいえ。でも、そこまで身構えることは無いと思いますよ。品物より気持ちが大事なのです」
加賀「なるほど……」
赤城「と言っても、私もまだ用意してないのですよね。丁度良い機会ですし、次の非番の日に一緒に街まで出ませんか?」
加賀「それは名案です。私も、赤城さんと一緒にプレゼントを選べるなら心強いというものです」
赤城「でも、選ぶのは一緒にですけど、最終的に決めた物はお互いに秘密にしましょう」
加賀「ええ。当日まで秘密にしておいた方が、楽しみですものね」
蒼龍「――聞きましたか飛龍さんや」
飛龍「ええ。それはもうバッチリとこの耳で」
瑞鶴「あのぉ……、二人でコソコソして何やってるんです?」
翔鶴「何だか楽しそうにしておられる様子ですが」
飛龍「お!翔鶴と瑞鶴じゃない!二人ともいい所に来たねぇ」
蒼龍「さっき赤城さんと加賀さんがそこで話してるのを小耳に挟んだんだけどね」
瑞鶴「あの二人の会話をと、と、盗聴してたんですか!?命知らずですね…」
蒼龍「ふっふっふ。盗み聞きだなんて人聞きの悪いことを」
飛龍「二人の会話が勝手に私達の耳に入ってきただけよ~うふふふ」
翔鶴「そ、そうでしたか。それで、良い所に私達が来たという事でしたが、それは一体」
飛龍「今度の休暇に、赤城さんと加賀さんが街に出るみたいなんだけど」
蒼龍「こっそりみんなで尾行してみない!?あの一航戦の素顔、気になるでしょ?」
翔鶴「えーと……、普段から割と素でいらしてると思うのですが…」
瑞鶴「それに、下手に尾行してばれたら何をされるか。うぅ…想像しただけでも怖いわ!」
蒼龍「あはは、それもそっか」
飛龍「それじゃあ、素直に混ぜてもらうことにしますか」
瑞鶴「い、良いんですか?二人の邪魔になるような」
蒼龍「でも、翔鶴も瑞鶴もたまには赤城さんと加賀さんとオフを過ごしてみたいでしょ?」
翔鶴「そ、それは……はい…」
飛龍「私達もそうなのです!じゃあ、ちょっと二人に声かけてくるわ」
蒼龍「オッケー、飛龍頼んだー」
翔鶴「――良かったのですか…?」
蒼龍「良いの良いの。先輩に甘えるのも後輩の役目、よ。ああ、赤城さん達だけでなくて私達に甘えてくれても良いのよ?」
瑞鶴「えっと、……えっとそれじゃあ、私が加賀さんに怒られそうになったら助けて下さい」
蒼龍「それは自分で何とかしようね!」
瑞鶴「がーん」
翔鶴「うふふ、瑞鶴ったら」
赤城「皆さん、休暇を勝ち取ってきました」
加賀「軽空母の方々に無理を言って代理をお願いしてきました」
大鳳「わわわ私達までご一緒してよろしいのでしょうか」
雲龍「これは…流石に緊張します……」
赤城「まぁまぁ、そう緊張なさらずに。一航戦を担った者同士、仲良くしましょう」
加賀「そうですね。今回は、お互いに親睦を深める丁度良い機会です」
蒼龍(あれ?一航戦の経験が無いのって)
飛龍(まさか私達だけ……?)
加賀「蒼龍、飛龍。二人とも、そんなに落ち込まないで頂戴」
蒼龍「え!?えっと……あはは」
赤城「あら、もしかして、私達が大鳳さんと雲龍さんに取られたとか思っちゃいました?」
飛龍「はい!」
大鳳(えーっ、そうなの!?)
雲龍(堂々と…一体どういうことなの)
蒼龍「すみません!私達は一航戦を経験してないので寂しく感じちゃって……えへへ」
赤城「あらあら」
加賀「仕方が無い子達ですね。後輩の緊張をほぐすための方便だと言うのに」
蒼龍「赤城さーん!」
赤城「おっとっと、急に抱きついてきて……今日はなんだか甘えん坊さんですね」
飛龍「加賀さーん!」
加賀「飛龍、あなたまで。本当に仕方が無い子達ね」
大鳳「え、えーとこの状況は…」
雲龍「なんなのだろう…」
蒼龍(ほら、あなた達も抱きつくの!)
飛龍(こうやって甘えるのよ!)
大鳳(脳内に)
雲龍(直接ですって。……わかりました、先輩方。不肖この雲龍、いかせて頂きます)
大鳳「あ……赤城さん!私もお願いします」
赤城「きゃっ、みんな突然どうしちゃったのかしら」
雲龍「か、加賀さん…」
加賀「雲龍、あなたもなのね……(二人に抱き付かれると流石に暑苦しいわ…)」
瑞鶴「なんだこれ」
今回はここまで。
どうしても登場キャラが空母に偏ってしまいます。どうしたものか
全艦種に満遍なく好きなキャラは居るのですけどねー
先日のアプデで実装された蒼龍のクリスマスボイスが個人的にクリティカルヒットでした
赤城さんの新ボイスはよ
わしは蒼龍が好きだから嬉しいぞぇ
更新スピードが落ちてきてしまって申し訳ないです。変に設定とか考える物じゃないですね。ド壺にはまってしまう…
>>258
その様に仰って頂けると幸いです。でも、うちのSSではネタキャラみたいになってて申し訳ないですね
二航戦はセリフや改二前の絵が元気一杯で可愛いらしいので、動かし易くてついそうしてしまいました…
では少々ですが投下していきます
雲龍「こんなに寒いのに、凄い人ね」
飛龍「雲龍は街に出るのは初めてだっけ」
雲龍「ええ」
飛龍「そっかー。今日は存分にお姉ちゃんに頼ると良いわ!」
雲龍「……姉?誰が?」
飛龍「私よ私!」
雲龍「そう」
飛龍「……」
雲龍「……義姉さん」
飛龍「義理!?」
蒼龍「飛龍も、私のことをお姉ちゃんって呼んでくれても良いのよ?」
飛龍「私は蒼龍の妹じゃないしー。飛龍型"一番艦"だから長女ですしー」
雲龍「私も雲龍型の"一番艦"よ」
……
「「「ぐぬぬぬぬ!」」」
大鳳「姉妹艦かぁ」
加賀「どうかしましたか?」
大鳳「あの、姉や妹が居るってどんな感じなのかと気になりまして」
加賀「……私にはわからないけれど、とても大変だと思うわ」
大鳳「大変、ですか」
加賀「そうね。仮に姉が居たとしましょう。姉がトラブルメーカーだった場合、妹はそれを止められる?」
大鳳「……難しいと思います」
飛龍「今こっちを見ながら答えたよね、ね?」
雲龍「蒼龍、飛龍、……あの、そんなに強く頭を撫でられると髪が崩れるので……」
蒼龍「よーしよしよしよし、素直になれない雲龍は可愛いのう」
加賀「……次に妹が居たとしましょう。例えば、上司を爆撃する様な非常に”やんちゃ”な妹が居た場合に姉はどう思うのかしら」
大鳳「胃が痛くなりそうです」
瑞鶴「私を見ながらおかしなことを言わないで下さいよ加賀さん」
翔鶴「でも、手のかかる子ほど可愛いと、私は思いますよ」
瑞鶴「翔鶴姉まで酷い!」
**時間軸的にはクリスマス前です**
赤城「皆さんはどこか行きたいお店とかあります?」
瑞鶴「はいはーい!私はみんなでプリクラを撮りたいです!」
蒼龍「採用!」
瑞鶴「やった!」
赤城「他はありませんか?」
加賀「年賀状を用意するための道具を揃えたいので、文具屋に行きたいですね」
飛龍「年賀状も25日までに投函でしたっけ?私もそろそろ書き始めないとなー」
加賀「私事でわざわざ皆さんを連れ回すことになってしまうので、申し訳ないのですが」
赤城「水臭いですよ加賀さん。喜んでお供させて頂きます。――他にどこかありませんか?」
飛龍「私はみんなをコーディネートしてみたいですね!」
雲龍「嫌な予感しかしないわ」
飛龍「し、失礼なっ」
蒼龍「一航戦は大分良くなったけど雲龍と大鳳がまだまだね」
赤城「そうでしょうそうでしょう。私達も女子力アップのために日々勉強しているのですよ!ね、加賀さん」
加賀「え、ええ……まぁ…人並み程度に、ですが」
雲龍「加賀さん、顔が赤くなってるけど意外と照れ屋なの?」
加賀「雲龍、それはあなたの気のせいですよ」
瑞鶴「ぷぷぷ、誉められて赤くなるなんて、加賀さんって可愛いところがあるんですね!」
加賀「瑞鶴は今度の訓練は覚悟しておくように」
瑞鶴「わあああん、なんで私ばっかりいいい」
赤城「仲良きことは美しき哉、ですねぇ」
翔鶴「はい。特に瑞鶴のことを気にかけて可愛がって下さっている加賀先輩には、本当に感謝してもしきれない程です」
赤城「そうですか。加賀さんも、口には出しませんけれども、毎日楽しそうですよ。勿論、私も可愛い後輩達と過ごす日々は楽しいと思っています」
翔鶴「そうなのですか?いつもご迷惑ばかりお掛けしていて、本当に申し訳なく――」
赤城「迷惑だなんて、そんなことは一度たりとも思ったことはありません。だから、そんなに謝らないで?」
翔鶴「は、はい」
赤城「でもそうね、たまには私も翔鶴ちゃんから甘えられてみたいですね」
翔鶴「そのような恐れ多いことなんて、とてもとても……」
赤城「うーん、残念。フラれちゃいましたか」
翔鶴「え、……え?す、すみません!」
赤城「あらあら、冗談だからそんなに慌てないで」
翔鶴「もう、突然おかしなことを言い出すんですもの。心臓に悪いです先輩」
赤城「……なるほど、この様にすると肩の力を抜いて貰えるのですね。うふふ、勉強になりました」
翔鶴(――あぁ、そうか。この人は皆に慕われているけど、尊敬というよりも畏敬の念を抱かれているから……"仲間"として接する人は多くても”友人”として接する人は意外と少ないのかもしれない――)
赤城「翔鶴ちゃんの、細やかな気遣いを出来ることは美点ですが、偶にはもっとリラックスして過ごしても――。あら、私の顔に何かついていますか?」
翔鶴「……ふと、先輩って意外と寂しがり屋さんなのかな、と思いまして」
赤城「そう……、かもしれません。自分ではまだよくわからないのですが」
翔鶴「実は私も少々寂しがり屋なところがありまして――なので、偶に…甘えさせて頂いてもよろしいですか……?」
赤城「!……ええ、勿論良いですとも。いつでも歓迎しますよ!」
一部の空母と戦艦連中は他の艦の艦娘から神格化され過ぎていて、その距離感をちょっと寂しく思っている状況がある……と良いなぁと私は勝手に思ってます
そういえば、アニメ試写会あったみたいですが、我らが一航戦ないし空母部はどうなるのでしょうか。心配でもあり楽しみです。それでは。
乙
もうほんと死ぬほどどうでもいいけど加賀の姉には一応陸奥と長門がいる
>>265
補足ありがとうございます。お恥ずかしながら、長門型・加賀型・天城型の繋がりは完全に失念していました。にわか過ぎる>>1なので色々勉強しなければ…
完全に土佐にだけ想いを馳せながらのセリフのつもりでした(震え声)
あけましておめでとうございます。今年もボチボチ更新していくと思いますので、よろしくお願いします
今月は3-5を終わらせることができませんでした。ていうか1ゲージすら削れない酷い月でした…ほんとヒドイ
年明けちゃいましたが、書いたのが大晦日ということで2レス分だけ投下します。内容なんて無かった。
提督「そろそろ今年も終わるな」
赤城「はい、あっという間の一年でした」
提督「歳をとると一年って本当に一瞬に感じるな」
赤城「は……一緒にしないで下さい」
提督「今、はいって言いかけたな」
赤城「はい?と聞き返しそうになっただけですが、上司に対してその返答は失礼だと感じたので言わなかったのです」
提督「さいですか」
赤城「ええ、そうです」
提督「……ところで、さっきから何を食べてるの」
赤城「ぽってりショコラというポッキーの一種です。……これは、舞風ちゃんから貰ったプレゼントですから差し上げられませんよ」
提督「いや、初めから貰う気は無いけど……なんだって?ぼってり?」
赤城「”ぽってり”です。その、あたかもお腹の脂肪がだらしないような言い間違いは止めて下さいよ……」
提督「でも、赤城は問題ないだろ。見た感じどこもだらしくないような――」
赤城「……」
提督「ごめんなさい。無表情でこっち見るのはお止め下さい。……お詫びと言っちゃなんだが、これを一箱あげあげよう」
赤城「カカオ95%……あら、それもチョコレートですか?」
提督「ああ。なかなかいけるぞ」
加賀「駄目です赤城さん。提督に騙されてはいけません」
提督「げぇっ、加賀!」
加賀「赤城さん、そのチョコレートは」
提督「あー、赤城に渡したいのはこっちの”72%”の方だったー」
赤城「なぜ棒読み風なのか気になりますが……、言及しないことにしましょう」
加賀「提督もお人が悪いですね」
提督「でも、想像してない味で涙目になる赤城とか見てみたくない?」
加賀「気持ちはわからないでもないですが、事前に教えてあげて下さい」
赤城「??」
赤城「――要するに、全く甘くないと」
加賀「はい。私も、最初はまずいとすら感じました」
赤城「甘くないチョコレートですか。不思議ですねぇ」
提督「詳しいことは色々と省くが、最初は芥子などを入れたりして薬用に煎じていたと言われているからな。後にヨーロッパ人が色々手を加えたりして今の形になったらしい」
赤城「初めに砂糖を入れることを閃いた方は偉大ですね!」
提督「私もそれには全力で同意だ」
加賀「全くです」
提督「ところで、加賀は95%は好きなのか?」
加賀「?ええ、今は嫌いではありません。慣れると癖になる味ですから」
提督「良かったら、以前まとめ買いしたのがまだいくつか余ってるからあげるよ」
加賀「よろしいので?」
提督「86%を食べた時に余裕だったからさ、その後に調子に乗ってノリでまとめ買いしたんだけど予想以上に苦くてだな……は、ははははー…」
赤城「そんなのを私に食べさせようとしたのですか」
提督「そ、そんなのってまた酷い……。やっぱり涙目になった赤城を見たくて」
加賀「ですから、お気持ちは十分にわかりますけど止めてあげて下さい」
赤城「加賀さんも信用できない感じがしてきましたよ!」
提督「……なんてことを言っていたら本当に今年も終わるな」
赤城「そうですね」
加賀「ええ。……そういえば、年越しの宴会の準備が終わったと、今年最後の業務を片付けている提督と赤城さんを呼びに来たのでした」
提督「それはもっと早く言ってほしかった!」
赤城「提督、急いで会場に向かいましょう!料理とお酒を確保しにいかなくては!」
提督「待て!焦ると転倒して怪我するぞ!おい赤城落ち着けって――」
加賀「ふふふ、相変わらず騒がしい人達。――来年も、何事も無い平和な一年でありますように」
――それでは皆さん、良いお年を――
赤城「提督」
提督「何かな」
赤城「遠征班の尽力で資源が回復してきたようです。これで、ようやく主力艦隊を出撃させることが出来そうです」
提督「そうか。皆頑張ってくれたが、特に軽巡と駆逐艦の皆には新年早々無理をさせてしまって心苦しいな」
赤城「では、とりあえず間宮さんと伊良湖」さんに、皆さんをもてなすようにお願いしておきます」
提督「頼むよ。私の方も何か考えておく。――嗚呼、バケツの数がカンストしても、オリョールやバシー程度にしか出撃することが出来なかったから歯がゆい毎日だった」
赤城「酔っ払って大型建造なんかに手を出すからです」
提督「面目ない・・・」
赤城「結局、武蔵さんは建造できませんでしたし」
提督「15万程度じゃそんなもんだ、はっはっは!」
赤城「……高速修復剤、暫く使い放題ですね」
提督「先月うまくいかなかった3-5だが、上ルートでバケツ全開でごり押ししてみるか」
赤城「それも良いですね。腕が鳴ります。ですが提督」
提督「ああ。問題は上は資源消費も重いんだよなぁ……」
赤城「はい。ですから、私としては5-4で吹雪ちゃんを旗艦におき、又随伴艦の育成も兼ねながら戦力の底上げをするのが良いかと思います」
提督「なるほど。赤城、5-4では暫く君たち一航戦にも出て貰う事にするけど、良いか?」
赤城「確実に制空権を得てボーキサイトの消費を抑えるため、ということで宜しいですね。お任せ下さい」
大型建造で資材が溶けキラ付けと遠征の日々
赤城さんが98になったので旗艦固定で演習
アニメ2話のバケツと赤城さんのシーン
アニメで日常や幸せそうな赤城さんの声がとても可愛い(こなみかん)
誤って書き溜め削除
こんな感じの1月でした。更新が止まってしまって申し訳ない…
終わるとの時はきちんとその旨をここに記すつもりです。毎度更新が非常に遅くて申し訳ないのですが、今年もよろしくお願いします
書き易い部分だけ書いてたら時系列がバラバラになってしまったけど投下です
バレンタインが近づいてきているのにクリスマスネタです
小ネタ~買い物の打ち合わせでの一こま編~
雲龍「あの、艦載機は何機まで持って行って良いのですか」
赤城「10機程度で良いですよ。もしもの時の為の艦戦と、迷った時の為に彩雲があれば十分です」
加賀「流石に街中で爆撃するわけにいきませんので」
雲龍「なるほど…」
赤城「あと実弾はいけません。模擬戦用のペイント弾にしておくことをお忘れなく」
雲龍「了解しました。では、その通り準備を整えて置きます」
翔鶴「……え?冗談じゃなかったんですか?」
赤城「冗談?ペイント弾のことですか?大丈夫ですよ。痴れ者を無力化出来る程度の威力はあります」
翔鶴「そうではなく……あ、いえ、わかりました。ペイント弾ですね。準備しておきます…」
~クリスマス前のひと時~
提督「クリスマスって良いよね」
赤城「はい。この雰囲気は私も好ましく思います。カラフルな電飾に彩られて幻想的な空気に包まれている街や、幸せそうな人の顔を見るとこちらも幸せを頂ける気がして」
提督「まるで夢の中に居るみたいだよな」
赤城「同感です。ですが、提督」
提督「クリスマスケーキも楽しみだなぁ」
赤城「現実逃避をしても、ここに積み上げられている書類の山は無くなりません」
提督「はやく来ないかなぁクリスマス」
赤城「24日までに処理できなければ、パーティーは中止ですね」
提督「それは困る」
赤城「あれだけ期待させておいて今更中止なんて、皆さんとても悲しまれるでしょうね」
提督「……泣いちゃう子、いるかなぁ」
赤城「泣くのを我慢し、提督に気を使い気丈に振舞う子と、中止の悲しみで涙する子のどちらかでしょう」
提督「――その光景を想像してみたけど、なんか私も泣きたくなってきたからそうさせないように頑張るしかないな」
赤城「勿論、私もとても楽しみにしています」
提督「万が一、私のせいで中止になったら泣いちゃう?」
赤城「どうでしょう。ですが、間違いなく暫く暇を頂きます」
提督「よっし、頑張るぞ!」
赤城「お手伝い致しますし、終わるまでずっと側に居りますので是非そうして下さい」
~色々飛んで12月24日~
提督「さぁ皆の衆、クリスマスパーティーだぞ!今日は無礼講だ!カンパーイ!」
隼鷹「ひゃっはあああああ酒が飲めるうううう!」
那智「今日は飲ませて貰うぞ!」
千歳「あらあらうふふ。提督もどうぞ」
提督「うーんこの。お、ありがとう千歳。――ぷはぁ、やはり最初の一杯はビールに限る!」
千歳「まるで飲み会ですね。ささ、まだまだありますよ」
提督「わんこそばみたいにそんな次々と注がれましても」
金剛「酔っ払い共は放って置いて、残りのみんなでプレゼント交換でもするネー」
暁「待ってました!」
響「姉さん、ほっぺたにクリーム付いてるよ」
赤城「何だか緊張してきました。プレゼントはあれで良かったのかしら」
雷「へー、よくわからないけど赤城さんでも緊張することあるのねー」
電「雷ちゃん、それはちょっと失礼なのです……」
瑞鶴「これは貴重な赤城さんの緊張シーン」
赤城「私もただのいち艦娘ですから緊張くらいしますよ」
金剛「クリスマスのプレゼント交換で緊張する人ってあまり聞いたことが無いデース」
赤城「そ、それは私の選んだ物が皆さんに喜んで貰えるかどうか心配で」
雷「気にしすぎよ赤城さん。こういうのは物より気持ちが大切なのよ!」
電「赤城さんはお優しいのです」
暁「そんなことで心配だなんて、赤城さんも可愛いところがあるのね」
響「可愛い姉さん、今度は鼻にクリームが付いてるよ。――しかし、赤城さんも意外と細やかなことで緊張するみたいで安心したよ。高嶺の花にさえ感じられた一航戦も、私達と同じ艦娘なんだね」
金剛「私はどうナノデスカ、響ぃー?」
響「歳の離れたお姉さんって感じだね」
金剛「Oh、それはそれで嬉しいけどなんか地味ネ。私も高嶺の花で居たかったデース」
瑞鶴「それじゃあ私は?」
響「可愛い妹……?」
瑞鶴「なんでそうなるのよー!……そんなに頼りなく見えるかしら」
雷「瑞鶴さんは可愛いっていうか、見ていると放っておけないっていうか?」
電「電から見るととても頼れるお姉さんなのです!」
瑞鶴「うぅ、電ちゃんは良い子ねー…」
電「はわわわ」
赤城「わ、私も皆さんの姉妹みたいになれますか?」
響「赤城さんもお姉さんになってくれるのかい?」
暁「それは心強いわね。熊野さんや三隈さんとはまた違う感じがするレディーなんだもの!」
金剛「ふふふ、良かったネ赤城。この調子で姉妹を100人作るデース!」
赤城「は、はい、頑張ります!」
雷「金剛さんそれは友達を100人よ。赤城さんも突っ込んであげてー!」
瑞鶴(……姉になって下さい…タイが曲がっていてよ……)
電「瑞鶴さん、真剣な顔をしてどうかしたのです?」
暁「ところで、さっき敢えて一航戦って表現したみたいだけど加賀さんも?」
響「まぁね。ほら、あれ」
加賀「……」
暁「ミルフィーユを一口、口に入れる毎に頬に手を添えて……。よく見ると頬もほんのり染まってるわね。あの食べにくいのを綺麗に食べる姿は紛う事無くレディーなんだけど……なんだか可愛い」
金剛「あれはギャップもえと言うものデース」
「おぉー」
「ハラショー」
加賀「(あちらの方々は何故嬉しそうに此方を見ているのかしら。赤城さんまで一緒になって……)」
蒼龍「加賀さーん、こっちのザッハトルテも絶品ですよー!」
今日の分はおしまい。
パーティーの席は潜水艦や駆逐艦+それ以外の大人っぽい艦娘まとめ役を務めてくじ引きで班を作って…みたいな感じのイメージです。
某動画サイトでアニメ2話が公式でアップされました。内容云々より赤城さんのセリフがあるだけで幸せです。時報はよ
3話もアップされたら、その内それに関しての小ネタも投下してみたいですね。では。
乙でち
赤城さんがかわいいのでもはや何も言うことはない…
こんばんは。まだ続くクリスマスネタ。一体いつ終わるのか。
赤城さんがLv99まであと経験値2万を切りました。早くケッコンしたいと思いつつ更新です。
>>288
Exactly(そのとおりでございます)
でもアニメの赤城さんは嫌なフラグが立ってそうで怖いんですよね。
まぁ別の世界の別の鎮守府の話なんで良いのですけど(震え声)
金剛「ハーイ、では皆さんにプレゼントが行き渡ったみたいデスし、開封といきまショウ!」
電「楽しみなのです!」
赤城「これは非常にわくわくしますね」
暁「でも、これだけ綺麗に包装されてたら開けちゃうのが勿体無く感じるわね」
雷「なんとなくわかるわその気持ち」
響「そうだね。包装されてる状態でも気分が高揚するよ」
瑞鶴「開ける時にハサミを使うんならここに置いとくわよー」
暁「はーい。んしょ、んしょ……。わぁ、白と赤のタータンチェックのとてもお洒落なストールだわ!」
響「勿体無いと言いつつ真っ先に開封する姉さんは可愛いね」
暁「い、良いじゃないの!開けないと意味ないんだし!ところで、これは誰からのプレゼントかしら?」
赤城「あ、あのぅ……私からなのですが、気に入って頂けました?」
暁「赤城さん!?は、はい!家宝にさせて頂くわ!」
瑞鶴「白と赤かぁ。ちょうど赤城さんカラーになってるのね」
金剛「へー、凄いお洒落ね赤城!一年前の赤城にはとても考えられなかったチョイスデース」
赤城「もう、金剛さんったら。でも、気に入って頂けたみたいで安心しました」
暁「えへへ、これを首に巻いた私は誰がどう見ても一人前のレディーよね」
赤城「そこまで喜んで頂けるなんて光栄ね」
雷「ね、心配いらなかったでしょ赤城さん?」
赤城「えぇ、雷ちゃん。……緊張が解けるとなんだかお腹が空いてきちゃいました」
響「あはは、今日は良い意味で赤城さんのイメージが変わっていくよ」
赤城「えへへ、なんだかお恥ずかしいです」
電「丁度皆さんの分のブッシュドノエルを頂いてきたので、どうぞなのです」
金剛「暁も赤城も良かったネー。――おや、私のはお茶とハチミツのセットデスか。これは響からカナ?」
響「正解だよ金剛さん。多少安直かとも思ったんだけど、他に良いのが思いつかなくてね」
金剛「これはとても良いものネ!結構無理したんじゃないノー?」
響「さて、それはご想像にお任せするよ」
金剛「サンキュー響!頂く時は響たちも招いて、正しい飲み方を教えて貰わないとネ!」
響「金剛さんなら飲み方は心得てるんじゃないのかい?」
金剛「ノー、ロシアンティーは私の専門外デース」
響「フフフ、それなら仕方が無いね」
金剛「そうヨ、仕方が無いネー」
電「はわわ、電には可愛いぬいぐるみなのです」
雷「良かったわね。可愛い電にピッタリじゃない!」
電「これは暁お姉ちゃんからですか?」
暁「違うわよ?」
瑞鶴「私です!」
赤城「わぁ、とても可愛らしい子ですね。何て言う子なのですか?」
瑞鶴「赤城さん!カピバラさんって言うんですよ。この子の可愛さをわかってくれますか!?」
赤城「は、はい」
金剛「放っておいたら熱く語り始めそうデース」
瑞鶴「あ、そのカピバラさんはクッションにも枕にもなるから使い勝手良いわよ電ちゃん」
電「そうなのですか!ありがとうなのです瑞鶴さん、今日からこの子と一緒に寝るのです!」
雷「私のも何やら大層な箱に入ってるわね。これは……シャンプーとコンディショナーとヘアオイル?」
暁「それは私からよ。髪の毛はレディーの命ですもの。それでケアすると良いわ」
響「凄いよ姉さん。誰かからアドバイスでも貰ったのかい?」
暁「どういう意味よ……。ま、まぁ熊野さんに相談はしたけれど。でも、選んだのは私なんだから!」
電「微笑ましい光景が目に浮かぶようなのです」
雷「ありがとね暁。でも、これ使うと暁より先に立派なレディーになっちゃうわね」
暁「ハッ!しまったわ……」
雷「じょ、冗談だから気にしないで良いわよ」
今日はここまで。このグループ内では瑞鶴が一番相応っぽいプレゼントのチョイスだと思います
赤城さん成分が少ない上に第六駆逐隊の互いの呼び方がガバガバで申し訳ない……
ではごきげんよう
空母好きには嬉しいSS、乙よ
こんばんは。アニメ4話は金剛の裏拳?がかっこよかったです(こなみ)
そんなこんなで一昨日赤城さんとケッコンしました。やりました。初婚です。
では更新です
>>287
ありがとうございます。
赤城さんだけじゃなく他の空母も可愛く書けるように精進します
酷い安価ミスである
>>297
でしたすみません…
瑞鶴「私のは何かしら。小さい箱だけど、こういうのって何か高価な物が入ってそうで期待しちゃうのよね」
金剛「それは私からデスネー。気に入ってもらえると良いのデスガ」
瑞鶴「これは、とても綺麗なボールペン?」
金剛「ノンノン、万年筆デスヨー」
瑞鶴「え、これが?万年筆ってもっと黒かったり太かったりするイメージがあったんだけど、こんなにお洒落な物もあるんだ」
金剛「ええ。そうみえても、英国の由緒正しいブランドのペンよ!書き心地は保障シマス」
瑞鶴「それじゃあ、本当に高価なものなんじゃ……」
金剛「気にするのは野暮ってモンデース。ふふふ、ちゃんと予算の範囲内でしたから気にする必要アリマセン」
瑞鶴「それもそうね。金剛さんありがとう!私、万年筆って仰々しいっていうか大袈裟って言うか…そんな風に思ってたから今まで手に取ったことは無かったけど、これはとても好きなデザインだわ!」
金剛「瑞鶴が先に言っていた黒いペンもかっこよくて良いものヨ。でも、プレゼントを気に入ってもらえたみたいで何よりデース」
瑞鶴「最後はいよいよ赤城さんね!」
電「はわわ。まさか電のプレゼントが赤城さんにいくなんて緊張しちゃうのです」
赤城「この中では一番大きい梱包ですね」
暁「大きいぬいぐるみかしら」
電「あのあの、電が用意したプレゼントは――」
赤城「あら、これは――」
雷「あれは!?」
響「知ってるのかい雷」
暁「雷電ネタ好きよねぇ」
金剛「Oh……あれは予想外デース」
瑞鶴「見た目に反してまた随分と渋いト……」
雷「……ごほん。あれはシャトルシ○フよ」
暁「煮立てる」
響「入れる」
雷「以上」
電「おいしい!なのです」
金剛「なんのこっちゃデース」
電「兎に角、ただのお鍋じゃないのです!」
赤城「私も聞いたことがあります。なんでも、エネルギーと時間を節約できる『真空保温調理器』だと」
電「!!ご存知でしたか?」
赤城「ええ。実際に拝見したのは今日が初めてですが」
電「艦娘は、深海棲艦の動向に因っては、定時通りに食事を採れない時がしばしばあるのです。そういう時に、冷えたご飯を食べずに済む様にと思ってシ○トルシェフを選んだのです!」
雷(私よりオカンしてるわねこの子)
赤城「なるほど!電ちゃんのみなさんを思い遣る心遣い故のこの選択だったのですね。ありがとう電ちゃん」
電「どういたしましてなのです」
赤城「いつでも暖かいご飯が食べられるなんて素晴らしいです!つい食べ過ぎてしまわないように気をつけないといけませんね」
瑞鶴「そういえばアニメの赤城さんはカレー大盛り食べてましたっけ」
赤城「……もしスイーツでしたら、本当にあれだけ食べられたかも……」
瑞鶴「同感です」
金剛「二人とも艦娘じゃなかったら、今頃どれだけ丸くなっていたんでしょうネ。私も人のこと言えませんケド」
~クリスマスと全く関係の無い別の日~ケッコンカッコカリ編
赤城「提督、第一艦隊、南方海域より只今帰還いたしました」
提督「おかえり赤城。皆も良く頑張ってくれた、お疲れさま。まさか小破すらなしとは」
比叡「このくらい当然です!――って言いたいところですが、運に助けられた部分もありました」
鈴谷「なんかみんな気合入りまくりでさ、ヘマできない雰囲気だったから集中しっぱなしでもうヘトヘトだよ~」
蒼龍「鈴谷はよく頑張ってたもんねー。MVP級の働きしてたじゃない」
加賀「えぇ。鈴谷さんの今回の活躍振りは目を見張るものがありました」
鈴谷「そ、そう?なんか照れるなーあはは……、じゃなくて!今日の主役は吹雪と赤城さんじゃん?ほらほら二人とも」
吹雪「え、えぇ。私なんて、皆さんに付いて行っただけみたいなもので…」
赤城「あらあら」
提督「ははは、今回のMVPはどうやら鈴谷みたいだな。あとで褒美の手配をするから何か適当に考えておくように」
鈴谷「やっりー!」
提督「他のみんなもお疲れさま。各々念の為の入渠や艤装の点検を終えたらあとは自由にして良い。それと、すまないが吹雪と赤城は話があるから残って欲しい」
提督「さて、ではまず吹雪からだ」
吹雪「はい!」
提督「無事に与えられた任務を遂行できたようだね」
吹雪「皆さんに助けられてなんとか、って感じでしたが……」
提督「赤城、吹雪はどうだったか」
赤城「はい。今回は特に、随時的確なアシストが光っていました。敵の攻撃を引きつけながらも合間に相手の駆逐艦を撃破。夜戦においては撃破まではいかずとも敵戦艦を中破・大破に追い込むなど素晴らしい働きでした」
提督「日ごろの鍛錬の賜物だな」
吹雪「ありがとうございます!それでは、あのもしかして――」
提督「艤装の第二改装の申請が通りそうだな。今の吹雪にならうまく扱えるだろう」
吹雪「私が、とうとう改二に……」
赤城「良かったですね、吹雪さん」
吹雪「はい、――はい!みなさんのお陰です!」
提督「吹雪自身の努力が最たる物だと、私はそう思うが。よし、吹雪も下がって今日はもうゆっくり過ごしていてくれ。本当によく頑張ったな」
吹雪「はい!それでは失礼します!」
提督「――そして、赤城」
赤城「はい」
提督「ついにここまで来たな」
赤城「うふふ、そうですね。提督以上に、私が待ちきれ無かったのでちょっと頑張り過ぎちゃうこともありましたが」
提督「○○○○年、2月14日に大本営から発表されたケッコンカッコカリシステムか」
赤城「なんでも、試練を乗り越え信頼関係を深めた提督と艦娘でなければその資格を与えられない、と」
提督(身も蓋も無い言い方をするとレベル上げ)
赤城「提督?」
提督「ん、なんでもない。ただ感慨深いなってさ」
赤城「改めて意識をしますと、……やっぱり恥ずかしいですね」
提督「結婚じゃなくてケッコンカッコカリと言っても意識するよなぁ。私も暫く君の目を見つめ続けていられる気がしない」
赤城「もう、殿方がそれでは格好がつきませんよ?」
蒼龍「男は度胸!」
飛龍「女は愛嬌!」
雲龍「提督、舞台は整いました。一思いにどうぞ。さぁさぁ」
加賀「残念ながら貴方達はここでボッシュートです」
「ゲェ!加賀さん!」
提督「……あの子達はよく扉の前に居るみたいだけど、いつも何やってんの」
赤城「いつも楽しそうですよねー」
提督「そして、さっきから窓の外で飛んでる彩雲は」
赤城「きっと加賀さんですね。『カ』とペイントされてますから」
提督「あの小芝居はブラフでこっちが本命なのか……?」
――このとき提督達は気が付いていなかった。
物陰から二人をじっと見つめる"14cm単装砲"の妖精さんの姿に。
(フフフ、面白いことが起きたら早速私がみんなに言い触らすの!)
つづく
かどうかは未定ですが、ケッコンカッコカリについてはなんとか話を考えたいところです
瑞鶴が当てた万年筆のイメージはDAKS ハウスチェック クロスリング万年筆です
しかしなんで電のプレゼントをTHERMOSのあれにしてしまったんだろ……
クリスマスネタもなんとか〆て次のイベントというかネタに移行しないといけませんね
ではごきげんよう
来てたか
乙ですよー
ケッコンも出来たし時間がある時に少しでも書かないと(使命感)
某コメントが流れる動画サイトでアニメ3話が公式でupされましたね。
一波乱ある上に赤城さんが綺麗過ぎて逆に不安になるという。
>>310
更新が不定期すぎてすみません。
よろしければたまーにでも覗きに来て見てくださいませ
提督「……ま、一息ついて落ち着くことにするか」
赤城「はい。今お茶をお入れします」
提督「少々渋めに頼むよ。今日の茶菓子は間宮さん特製の赤福だ」
赤城「まぁ、それは楽しみ――」
ガタッ
提督「……」
赤城「……た、楽しみです」
提督「多少量は多いが、艦娘全員に分けるほどの量はないか。二人で食べきれるかなー」
赤城「あまり食べすぎちゃうとお夕飯が食べられなくなっちゃいますよ。はい、お茶入りました」
ガタッガタッ
提督「……ありがとう(妖精さんが潜り込んでいたか)」
赤城「どういたしまして(部屋の隅から聞こえる音から察するに、おそらくその様ですね。いつの間に忍び込んだのでしょうか……)」
妖精(ぐぬぬ……甘い言葉に乗っては駄目よ!これは私を捕まえる罠に違いないわ…!)
提督「ついでだし外に飛んでる彩雲の妖精さんも呼ぶか」
ガタガタガタッ
赤城「では、呼んできましょう。――そこの彩雲妖精さーん、ちょっと宜しいですかー?」
提督「そういう事になったから、そこに隠れてる妖精さんも出ておいで」
「ほ、本当にわけてくれるのです?だましたりしませんか?」
提督「そんなことしないって。だから、隠れてないでこっちにおいで」
14cm単装砲妖精「ていとくさんがそこまで言うなら信じるのです」
提督「(ハムスターみたいにひょっこり出てきたな可愛い)」
彩雲妖精「あちゃー、赤城さんにつかまっちゃいました~」
提督「あはは、それは災難だったな」
赤城「では、すぐに妖精さんのお茶もお入れしますね」
一方その頃、彩雲から送られてくる情報をモニターに写して見ていた空母達
瑞鶴「ちょっと加賀さーん!彩雲つかまっちゃいましたよ!?なにやってるんですかー!」
加賀「まぁ、そうなるでしょうね(隠す気はありませんでしたし)」
翔鶴「丁度皆さん集まってますし、良かったら私達もお茶しにいきませんか?」
飛龍「加賀さん!日替わりスペシャルスイーツセット、ゴチになりまーす!」
蒼龍「ええ!?じゃあ私はジャンボあんみつで!」
雲龍「……私は大盛りチョコレートパフェで」
大鳳「雲龍が日に日に遠いとこに行っちゃう……」
加賀「貴方たちは本当に、もう。――はぁ、大鳳と五航戦も何か考えておきなさい」
大鳳「え?あ、はい!」
瑞鶴「加賀さんってば太っ腹ー」
加賀「誰が三段式甲板腹ですって?」
瑞鶴「そこまで言ってないです……ひ、ひえー!」
翔鶴「瑞鶴が、いつもいつもすみません……」
翔鶴「それはそうと、あの……先輩にご迷惑をかけるわけには」
瑞鶴「それにしてもどういう風の吹き回しですか!?明日は空から豚でも降ってくるのかしら」
加賀「今日は提督と赤城さんが互いにより一層強固な絆を結ぶ日となることでしょう。そのお祝いです。といっても、強制は致しませんが」
翔鶴「それなら、お言葉に甘えさせて頂きますね」
瑞鶴「最近年末から年始にかけて季節的なイベントが続いてましたけど、財布の中身は大丈夫なんですか?」
加賀「それくらいの余裕はあります。無駄遣いが目立つ五航戦なんかと一緒にしないで」
瑞鶴「く、くやしい!でも甘えちゃう!」
蒼龍「一航戦から見るとほとんどの艦が無駄遣いしてることになりますよ……。あ、艦娘ばかの提督のことですから、経費で落としてくれそうですね」
加賀「あら、ではそうしましょうか」
瑞鶴「えー!?ちょっとでも感心してときめいてしまったのが悔しいんですけど!」
飛龍「ははは、経費云々はきっと加賀さんなりの冗談よ。きっと照れ臭くなっておどけたのねぇ」
今日の分おわり
アニメを見習ってキャラのゲーム内セリフを一つ強引にぶっこみました。やりました。
うちでは赤城さんとのケッコンと初期秘書艦ぶっきー改二がほぼ同時だったので吹雪が空気になってしまいました。
すまん吹雪……
ではまた。
アニメなんてなかった
いいね
雲龍型天城実装を天城型天城と勘違いして赤城との絡み妄想してたのは俺だけで良い
大淀「提督、本部からの通信が入りました。こちらがその文書になります」
提督「今回決行される作戦についてかな。ふむ――何だと、天城ってこいつは」
赤城「天城姉――さん?」
提督「赤城、心苦しいがこれは――」
瑞鶴「何々、赤城さんのお姉さんですって!?」
提督「いや、待ってくれ瑞鶴。私の話をだな」
瑞鶴「気になるなー私!赤城さんのお姉さんかー。どんな人なんだろう?あ、加賀さんはどう思います?」
加賀「……っ。瑞鶴、ちょっとこちらへ」
瑞鶴「え?なんですか?」
加賀「当身」
瑞鶴「!……きゅぅ」
加賀「提督、瑞鶴には私がよく言って聞かせておきますので、赤城さんと落ち着いて話をなさって下さい。では」
提督「あ、ありがと……。――赤城、落ち着いて聞いてくれ。天城の件については――」
蒼龍「そろそろまた何か大掛かりな作戦が始まるねー」
飛龍「そうね~。ま、そんなことよりバレンタインの方が重要よね……ん?」
蒼龍「どうしたの?」
飛龍「しっ!静かに」
「……今回決行される作戦……天城……」
蒼龍「ねぇ、今司令室から天城って」
飛龍「どうやら聞き間違いではないみたいね。参ったなぁ、今回は普通にたまたま司令室の前を通っただけなのに、余計なことを聞いちゃった」
蒼龍「あなた無駄に運良いしね。……雲龍の妹分かな?」
飛龍「多分、ね。赤城さん、大丈夫かなぁ」
もしくは
赤城「天城さん!我が姉である貴女と出会える日を心待ちにしています!あぁ、人の世のことを色々教えてあげなくちゃ」
雲龍「ふふ、私にも妹が……ふふふ…。ハッ、蒼龍と飛龍と一緒に居たら色々巻き込まれるから注意しないといけないわね」
天城「うぅ、出辛い……。なんか期待させちゃったみたいで。赤城さんごめんなさい……」
提督「君は悪くないから堂々としてれば良いよ。フォローはするから、うん」
旨くまとまらないので天城を手に入れたらまとめます(震え声)
とりあえず今日E3に入ったので、天城は来週くらいには欲しいなーと思ってます
アニメ5話は加賀さんのお風呂シーンしか頭に残ってません。押しつぶされてましたからね。では。
加賀さんの入渠シーンと最後の寝間着で間宮アイス食べてるシーンだけでも大満足でした
E4朝霜掘りだけで2月11日がおわりました。酷い
私はあとは23日までに丙E5を終わらせて甲E1で明石を掘る予定です
皆さんは計画通りイベントを進めることが出来ていますでしょうか
>>326
良いですね。ラストのシーンはずいずいも可愛くてとても良かったです
アニメだから仕方ないとはいえ加賀さんが感情を表情にだしてることが多いのだけが心残りだったかもしれません。
>>322 からの続き
提督「――というわけだ。今回の天城は雲龍型の二番艦に当たる艦娘ということになる」
赤城「まぁ、そうでしたか。雲龍さんの妹さんはどういう方なんでしょうね。早くお会いしたいものです」
提督「その、なんだ、君のお姉さんもいつか艦娘となってこの世に生を受けるかもしれないから――」
赤城「あら、暗い顔してどうしたんです?私なら大丈夫ですよ。天城さんの名を聞いたときは本当は少し気分が昂ぶりましたけど、今はもう落ち着きました」
提督「赤城、無理はするな。君は成熟した女性に見えても、生まれてきて数年しか経っていないんだ。そう簡単に心の整理は付かない筈だ」
赤城「しかし、私は人では無く、艦娘なのです。このような些細なことで気分を落としてなどいられません」
提督「些細なことか?本当に?私には今の君は少々無理をしているように見える」
赤城「では、無理をすることはいけないことなのでしょうか。他の皆さんも、生きているのですから何かしら無理をしているのではないですか?提督、それはあなたにも言えることかと」
提督「……だが、だからといってそれを独りで抱え込む必要はないんだ。私だって、辛くなったら君に甘えてるだろう」
赤城「私としては、いつでも甘えてきてくださって構わないのですが」
提督「じゃあ遠慮なくそうさせて頂くが……そうではなくて」
赤城「すみません、提督に気を使わせてしまいまして」
提督「ああ、私でよければいつでも君の、君たちの力になるさ。それが私の役目だからな。だから、君は気にするな」
赤城「でも」
提督「それに、いつでも君に甘えて良いんだろう?それで私は十分さ。……少し抱き締めさせて貰っても良いか?」
赤城「はい?……えっと、恥ずかしいですけど、どうぞ」
提督「ではお言葉に甘えて。――なぁ、身近にさ、落ち込んでる子がいるんだ。私はどうしたらいいかな」
赤城「あ、頭を撫でて良いとまでは……まぁ良いです。――それと、ごめんなさい、私にはその子に優しい言葉をかけてあげるくらいしか思い浮かびません」
提督「そうか。私はその子のことがとても好きだから、なんとか力になってあげたいのだけど、可憐な見た目に反して強くてね。中々弱みを見せてくれないんだ」
赤城「ふぇ?あの、そ、それって」
提督「丁度こんな長く美しい黒い髪の持ち主で、それに良い香りのする柔らかい感じの女の子だったかな?人ではなく艦娘なのだがね」
赤城「……そうですか」
提督「赤城、君ならどうする?もしくは、どうされたい?」
赤城「私は、その悩みに打ち勝って、助けてくれようとしてくれてる男性に相応しい人となれるようになりたいです。一度甘えてしまうと、際限なく甘えてしまうかもしれないから」
提督「……」
赤城「私は、決して強くなんかありません。自身を律している鎖が決壊しない様に必死になっているのです。でないと、弱い私はきっと貴方に溺れてしまう」
提督「自分に厳しいな。そこは今も昔も変わらないか」
赤城「でも、たまにこうして貴方に抱きしめられて、貴方の存在を感じられたら、超えられないもの、打ち勝てない物なんてこの世に存在しない気がします」
提督「私は、”たまに”じゃ足りないなぁ」
赤城「今は、特別任務の真っ只中なので抑えて下さい。これが無事に完遂されれば、なんて」
提督「そうか。特別任務が終われば抱き枕にして良いと」
赤城「ん、んんん?」
提督「そうと決まれば早速次の海域攻略の作戦について話し合おう」
赤城「て、提督?」
提督「心配するな。必ず勝ってこの作戦を終わらせてやる」
赤城「だ、抱き枕って何ですか何をするつもりなんですか?提督ー!?」
提督「冗談だ。半分本気だけどな。まぁ、何も私に依存しろというわけではない。頼って欲しいだけだ」
赤城「……線引きが私にはわからないのです。提督に、皆さんに、どこまで頼って良いのか」
提督「赤城は真面目だからな。そんな不器用な赤城も可愛いのだけどな」
赤城「……」
提督「難しく考える必要なんてないさ。誰に頼ったとしても、最後は自分で解決してしまえば良いだけだ」
赤城「難しいことを簡単に仰りますね」
提督「心の問題とはそういう物じゃないか?他人は、慰めによって苦痛をやわらげてやることしかできないんだ。最後に自分に打ち勝てるのは自分だけだ」
赤城「確かに、そうなのかもしれませんね」
提督「だろう?だから、私は君の感じる苦痛や悲しみを和らげるために頑張りたいんだ。ただそれだけのことさ」
赤城「――ありがとうございます。少し気が楽になった気がします」
提督「それは良かった」
赤城「これからも、頑張って提督や皆さんに甘えることを覚えますね」
提督「甘えるって特に頑張るようなことじゃないぞ。少し考え方がずれてるよ赤城さん」
赤城「あ、あれ……?」
提督「そうだ、これを受け取ってくれないか」
赤城「あら、それはチョコレート?一体何の……ハッ」
提督「バレンタインデーを知らないか?あはは、まだまだ修行不足だな」
赤城「し、知ってますよ。うっかりしていただけです。でも、バレンタインデーって女性から男性にチョコレートを贈るイベントではなかったのですか?」
提督「それが最近は男が女性に渡すようなケースもあるらしい。だからそれに乗っかってみました」
赤城「他の皆さんの分は?」
提督「それはきちんと用意してあるさ。でも、このチョコレートは赤城にだけ贈るものだ。他の子のとは種類が違うけれど、このことは私と赤城だけの秘密な?」
赤城「ふふふ、承知しました。開けてみても?」
提督「どうぞ」
赤城「――わぁ、獺祭ショコラじゃないですか。提督って結構ミーハーなんですね」
提督「誰がダサいって?泣くぞ!?」
赤城「ダサい、ではなくて”だっさいショコラ”と言ったのですよ」
提督「あ、それだっさいって読むんだ?知らなかったそんなの……」
赤城「えぇー……。では、何故これにしようとしたんですか」
提督「デパ地下で一際人が多い売り場にあったのがそれだったのさ。私はチョコレートの味の違いがわからないからな・・・人気がありそうなのを選んだわけだ」
赤城「そうですか」
提督「それでも、それを見つけるまでは1~2時間悩んだんだぞ?どのようなチョコレートが好きなのかわからなかったからな」
赤城「私は、提督が私のために選んで下さった物なら何でも喜んで頂きますよ。ありがとうございますね。私からもあるので、後ほどお渡し致します」
提督「どういたしまして。赤城もくれるの?嬉しいなぁ、とても楽しみだよ。……あ、それ持ってるところ隼鷹には見つかるなよ」
赤城「そうですね。でも、香りで既にばれてるかもしれませんね?」
提督「流石にそれはないだろ。隼鷹は犬か何かじゃないんだし」
隼鷹「……今誰か酒飲んでる気配を感じた」
飛鷹「馬鹿なこと言ってないで艦載機の整備をしなさいって。作戦開始まで日がないのよ?」
隼鷹「でも酒の匂いがする気がすんだよぉ」
飛鷹「はいはい、仕事が終わって夜になったら飲めば良いでしょ」
隼鷹「ちぇ、早く夜になんねーかな~」
どこで愚痴っても結局最後に朝霜を掘り出すのは自分なんですよね・・・というお話
銀背景駆逐艦で朝霜か!と思ったのによく見ると2人目の清霜だったときのガッカリ感とかもですね
あと強引にバレンタインデーネタを捻じ込みました。季節イベントノルマ達成です
ではまた次の更新までごきげんよう
ここ以外ではあんまりかわいい赤城さんいないからたまらなくもだえる
かわいいなぁもう!
魅力的という文字が服を着て歩いてるかのようだ
乙
乙
隼鷹のお酒電探すごい
乙です
こんばんは。第六駆逐隊は安定して可愛いですね
>>334
うちの赤城さんは美化し過ぎなのかもしれませんが、偶には目立つ欠点の無い赤城さんも良いですよね
逆に、欠点が無さ過ぎてつまらない,、ということにならないようにしていきたいものです
>>335
アルコールを探知すると、あの髪の毛の先がピーンと反応しそうなイメージがあります
運も高めですし、そういった勘は鋭いのかも、とか
>>336
いつもありがとうございます。励みになります
>>334 の日の夜
提督「よーし、今日はここまでにするか。あ゛ー肩が凝る」
赤城「今日もお疲れさまでした。ではこれをどうぞ。私からのバレンタインチョコレートです」
提督「待ってました!早速頂こうかな」
赤城「今お茶をお淹れします」
提督「サンキュー。おー、これはトリュフチョコか。さすが女の子はお洒落だ」
赤城「そうですか?男性への贈り物なのでシンプルなものを選んだつもりだったのですが」
提督「確かにパッケージの見てくれはシンプルかもしれないが、それがまた高級感漂ってるというかお洒落というか」
赤城「なるほど」
提督「でも、中身のチョコレートはかわいらしいな。――うむ、上品な甘さだ。これは良い物だ」
赤城「提督のお口に合ったようで安心しました。甘い物が好きな様でしたので、そこまで心配はしていませんでしたが」
提督「赤城はこの店のチョコレートが好きなの?」
赤城「あまりよく知らないのですが、つい先日試しに買って食した際には非常に美味に感じました――って、何を言わせるんですかっ」
ああ >>332 の日の夜でしたすみません 投下し直し…
提督「よーし、今日はここまでにするか。あ゛ー肩が凝る」
赤城「今日もお疲れさまでした。ではこれをどうぞ。私からのバレンタインチョコレートです」
提督「待ってました!早速頂こうかな」
赤城「今お茶をお淹れします」
提督「サンキュー。おー、これはトリュフチョコか。さすが女の子はお洒落だ」
赤城「そうですか?男性への贈り物なのでシンプルなものを選んだつもりだったのですが」
提督「確かにパッケージの見てくれはシンプルかもしれないが、それがまた高級感漂ってるというかお洒落というか」
赤城「なるほど」
提督「でも、中身のチョコレートはかわいらしいな。――うむ、上品な甘さだ。これは良い物だ」
赤城「提督のお口に合ったようで安心しました。甘い物が好きな様でしたので、そこまで心配はしていませんでしたが」
提督「赤城はこの店のチョコレートが好きなの?」
赤城「あまりよく知らないのですが、つい先日試しに買って食した際には非常に美味に感じました――って、何を言わせるんですかっ」
提督「そんなに恥ずかしがることではないと思うけど。あ、もしかしてわざわざ他の店のチョコと食べ比べしてこれに決めてくれたとか?」
赤城「えーと、……はい、その通りです」
提督「私よりもよく考えて選んでくれたんだなぁ。ありがとう赤城。――これもとても美味しそうだ。あーん」
赤城「え?て、提督?」
提督「ほら、口を開けて、あーん」
赤城「あ、あーん……甘くておいひぃです」
提督「うん、確かに」
赤城「わわわ、なんで指を舐めてるんですか!?」
提督「赤城にアーンしたときに、チョコが少し溶けて指についてしまったみたいだから」
赤城「私の唇に触れた指をそんな風に……あぁ恥ずかしい……」
提督「あー…確かに冷静に考えてみると、これは恥ずかしいかもしれない。が、テンションは上がるな!」
赤城「ところで、提督」
提督「どうした?(スルーされた……)」
赤城「あれから少し考えてみたのですが」
提督「天城の件か。心の整理はついたか?」
赤城「はい。整理できたつもりですが、もし可能でしたら暫くお暇を頂けますか?一度、一人静かに自分と向き合って考えてみたいのです」
提督「わかった。作戦開始の日は近いが、そのことは気にするな。赤城自身が納得できる答えを見つけるまで、しっかり向き合ってこい」
赤城「ありがとうございます。他の皆さんにはご迷惑をかけてしまうので心苦しいのですが、頼らせて頂きます」
提督「そうか。では明日から暫く秘書艦も交代だな。久々に吹雪にお願いするか」
赤城「吹雪さんなら大丈夫ですね。……申し訳ありません、空母の皆さんには私が抜ける穴を埋めて頂かないとなりませんので――」
提督「皆まで言うな、わかっているさ。だから赤城は暫く自分のことに集中しておけばいい」
赤城「そうですね。皆さんを信じて、明日から暫くお暇させて頂きます」
提督「了解、っと。ほら、最後の一つだ。あーん」
赤城「アーン……おいふぃ」
提督(うっとりしてる赤城可愛い)
ひとまず今回はここまで
加賀と大鳳が居たらそれで万事解決だなんて言ってはいけません!
それにしてもコンプ○ィーク3月号の表紙の赤城さん、大きくてちょっとスケベティックすぎやしませんかねぇ
加賀さんも相変わらず柔らかそうでとても良いですね。二人に挟まりたい。では。
E5終わりました。丙、提督!って頭の中で何かが…
吹雪「司令官、赤城さんは大丈夫でしょうか」
提督「ん?大丈夫だと思うよ。状況が特殊なだけに、色々と難しいけどな。前世の姉妹に当たる存在と現世で再会し、共に生きられると期待した矢先のことだったからなぁ」
吹雪「きっと、戦争が原因での離別ならそこまでショックは受けなかったと思うんです。例え無念だったとしても、艦の存在意義を果たせたと言えるのですから」
提督「天城は、事故とは言え当時完成することも叶わなかったみたいだしな。心が合ったかどうかは判りかねるが、無念であったろう」
吹雪「その無念をこの世での活躍を以て少しでも晴らせたら、と赤城さんは期待したと思うんです。ただ逢いたい、と思っただけではなく」
提督「……」
吹雪「あ、でも勘違いしないでくださいね!幾ら敵とはいえ、誰も喜んで深海棲艦の命を奪う、なんてことしません。倒すことより、護ることに意義があるのですから。向こうが諦めてくれたり、無害だと判断できたのなら見逃します」
提督「あちらも、こちらが無茶をしなければ見逃してくれる節があるな」
吹雪「はい。時には、已む無く命を奪うことで戦いに終止符を打つという事もありますけど。――っと、話が逸れちゃいましたね。私が言う事ではないのかもしれませんが、赤城さんが司令官を頼ってきたなら、全力で受け止めて上げて下さいね」
提督「それは勿論だが、今回の作戦のこともあるだろう」
吹雪「それなら大丈夫ですよ!問題ありません!ここは司令官が纏めている鎮守府なんですよ?少しくらい司令官が不在でも、決して崩れたりなんかしませんって。私はそう信じています!」
提督「それはありがたいが、あまり妄信してくれるな。そんなに持ち上げられるとプレッシャーがだな」
吹雪「はい!司令官は、大丈夫です!」
提督「よし、じゃあ吹雪は第一から第五作戦まで参加な」
吹雪「えぇ!?そ、そんなー」
~早速E-1編終了~
提督「さて、川内率いる6隻の艦隊の働きでトラック泊地周辺の潜水艦は概ね退けられたな。よくやった!」
川内「夜戦なかったしつまんなーい!ブーブー」
神通「姉さんったらもう……」
那珂「アニメと違って錬度バッチリだったから苦労しなかったね!さっすが那珂ちゃん!」
吹雪「あははは……」
睦月「潜水艦相手なら睦月型でも火力不足なんて言わせないよぉ。提督も、とっても頑張った睦月を誉めるが良いぞ!」
夕立「アニメの編成で組むなんて、提督さんも好きねー」
提督「アニメアニメ言うんじゃない、もっとぼかしてぼかして。よし、次は空襲作戦だな。君達はドックに行ってゆっくり休んできなさい。ほら、吹雪も」
吹雪「は、はい!」(良かったぁ、ほんとに全部の作戦に出されるかと思ってた……)
提督「――とまぁ、こういう具合で初めの作戦は滞りなく遂行できたわけだ」
赤城「さすが皆さんですね。日ごろの鍛錬が生きているのでしょう。そして、次は空襲作戦ですか」
提督「ああ。これは五航戦に頼もうかと思っている」
赤城「翔鶴さんと瑞鶴さんならうまくやれますね。あの子達も、厳しい修練をを積んでいますから」
提督「あとはもっと自分に自信を持ってくれたら、一皮向けると思うんだがなぁ」
赤城「ふふふ、自信を持ちきれないのは、若いというのも原因の一つかもしれません」
提督「何言ってるんだ、君も十分若いじゃないか」
赤城「確かに提督よりは若いですね」
提督「少なくとも酒を飲める歳だからなー。赤城はもし人だったら飲めない年齢だろ」
赤城「私はあまり飲みませんけどね。加賀さんが多少嗜むようなので、加賀さんが人だったら困ってたでしょうね」
提督「そうなの?加賀が飲むのはちょっと意外だったなぁ」
さてここからどうやって赤城さんを覚醒させようかなって感じで考えてます
赤城さんが何かに悩んだり悲しんだりすることがあまり想像できなかったので
無理やり詰め込んだイベント感ですがご勘弁を…というか続きかけるのかこれ
では今回はここまでです
某所某SSの神通さんは提督が危ない状況になったらスイッチが入るらしいから危険な目に合いそうな時に赤城覚醒!とか…?
鎮守府奇襲は前にやってるのよね
さてどうしたもんか
今回は頭に描いたイメージがごちゃごちゃしすぎて纏め切れなかったのが敗因です
これはいつか>>1のスキルが上がったらリテイクしたいです
書きたかったことの3分の1も書けなかった気がします
>>349
何そのカッコいい神通さんどこの子でしょう…
一方うちの赤城さんは暴走しかけた模様
>>350
仲間の危機をききつけて!というのを想像しましたが、
アニメのイメージのせいか、急いで進軍する姿を想像したらシュールすぎて没に
空でも飛ばせばよかったかなぁ背中に天使の羽っぽいのを生やしたりして
赤城「提督、そろそろ指揮にお戻りになられなくても大丈夫なのですか?」
提督「ああ、と言いたいところだがもうこんな時間か。そろそろ行ってくるか」
赤城「はい。――あの、無理して私のために時間を作って頂かなくても大丈夫ですよ」
提督「時間を作って想い人に会いにくることはおかしいことかい?それに、無理はしてないから大丈夫さ」
赤城「私が提督を独占しちゃって良いのでしょうか。―――本当に、こんな私なんかが――」
提督「……赤城、お前は一体何を考えている」
赤城「わからないんです。自分のことなのに、私が何を思っているのか。この、胸にある思いは一体何なのでしょう?それが何かを考えようとすると、とても気持ちが悪くて」
提督「落ち着け、それは」
赤城「自分のことすらわからない私が、どうして提督や皆さんのことを理解できましょう、護れましょう。かつての姉と再会できると勝手に勘違いして、ただそれだけのことでこんなにも乱れてしまう自分が私はとても」
提督「もう良い、自分をあまり追い詰めるな」
赤城「あっ――」
提督「かつて死別した家族に会えるかもしれない、と期待をしてしまってそれが裏切られると取り乱してしまうのも無理ないことだ。私だって赤城の立場だったら落ち込まずにいられないだろう」
赤城「――やめて――やめて下さいっ。そんな風に優しく抱きしめられると、胸が痛むのです――先日は心地よさだけを感じられたのに、今はただ痛みだけがっ――」
提督「赤城、君は心が落ち込むと、それに蓋をしてしまうらしいな」
赤城「え……」
提督「そうして表面上ではいつもと変わらないように振舞う。私が撃たれた時は我を忘れて暴走してしまったようだが……」
赤城「一体何を仰って――」
提督「そうか、そうだよな。赤城、君は艦娘だが一人の女の子でもあったんだ。知っていたつもりなのに、わかってあげていられなかった私の責任だ」
赤城「提督は悪くありません!全ては私の弱さが」
提督「そう、君の弱さと悲しみの深さを理解できていなかった私が悪かったのだ。だから、今回も一人にさせて、ここまで君を追い詰めてしまった」
赤城「違います、こうなったのは私が全ての原因なんです!」
提督「思えば、君は悲しみが原因で泣いたことは一度も無い。今も表情は悲しみに覆われているが、一滴も涙をこぼしていない」
赤城「泣けば……解決するんですか。そんな醜態を晒すことでこの心の痛みが消えるだなんて信じられません」
提督「不思議な物だが、泣くと気分が軽くなる時もあるんだ。泣くのが悪いことなんて誰が決めた?……あ、私は親父に泣くと怒られたっけ。でも、それは私が男だからな」
赤城「やはり泣くことは許されぬことではありませんか」
提督「違うな、あれは親父の持っていた男としての美学だったんだきっと。それに、男がそう簡単に泣くと、周りの者を安心させられないだろう」
赤城「提督は結構涙脆いですよね」
提督「感動したりして泣くのはノーカンにしといて……。まぁ、今は回りに誰もいない。だから、私に身を預けて思い切り泣いてみな?」
赤城「……艦隊の指揮は如何なされたんですか」
提督「私が定刻までに戻らなければ、代わりに指揮するように長門に頼んである。計画では、最後の作戦まで長門の出番は無いからな」
赤城「何故こんな私をそこまで想って下さるのです。強いふりをして、提督に、上辺の良いところばかりを見せようとするこんなにも醜い私を」
提督「初めは一目惚れだった。次に君のもつ気高さに惚れた。そして、偶に抜けた言動をするギャップにやられた。あと普通に女の子らしい部分があるのも点数高いぞ、食べ物の好みとか実に可愛らしい!それに今また、君の人間臭さに触れて一層魅力的に感じるようになった」
赤城「……ばかなんですね。う、うぅ……」
提督「そうかもしれないな。でも、自分の弱い部分を理解してる賢い伴侶と釣り合いが取れてるんじゃないか?+-0だろ?」
赤城「ぐす、……なんで0にしちゃうんですか……」
提督「ははは、本当なんでだろうな。――ほら、よしよし…」
赤城「あぁ―――――っ」
提督「そうだ、今は他に誰もいない。目一杯泣いて色々吐き出してしまうと良い」
―――
――
―
鳳翔「提督、いらっしゃいますか?」
提督「鳳翔か。ああ、いるよ」
鳳翔「赤城さんは?」
提督「今はぐっすり眠っているよ」
鳳翔「あら、提督の腕の中で。羨ましいですね」
提督「そんなに良いものじゃないと想うが。……空襲作戦は?」
鳳翔「はい、そろそろ敵深海棲艦と戦闘に入るとのことです。今現在問題はありません」
提督「そうか。私はもう暫くここで赤城を看てから行く」
鳳翔「わかりました。是非そうしてあげて下さい。なんなら、ご飯もこちらにお持ちしますのでずっと居てあげても」
提督「ありがとう。……それと、鳳翔も無理はするなよ。何かあったらすぐ言ってくれ」
鳳翔「……無理をして、提督にその様に介抱して頂くのも悪くないですね」
提督「ははは、鳳翔も可愛いところがあるんだな。――いや、この世に生まれてきてまだ数年……皆等しく少女なのだ。構ってもらいたい気持ちもあって当然か」
鳳翔「冗談ですので、あまり深く考えなくても」
提督「鳳翔、私は皆のことを信じているし気にもかけている。何かあれば、いつでも来て欲しい。何も無くてもいつでも来てくれて構わないが。皆にもそう言っておいてくれ」
鳳翔「……ふふふ。はい、その様に通達を致します。では」
泣きつかれたのか、赤城は今もまだ私の胸の中で静かに寝息を立てている。
着任当初と比べると、人間臭くなったものだ。昔の彼女なら、こうして弱音を打ち明けてくれただろうか。涙を流すことがあったのだろうか。
それとも、心の不調の原因がわからぬまま独りで全てを抱え込んで潰れてしまったのであろうか。
他の艦娘にも該当することだが、とりわけ赤城は強く、出来すぎた娘だった。故に、些細なことならば自力で乗り越えることが出来たり、又は多少抱え込んだままでも問題は無かったのだろう。
本人すら気付かぬうちに溜まりに溜まっていたものが、今回の騒動を切欠に決壊したのかもしれない。普段の気丈とした姿からは想像が出来ないほど、声を上げて涙した。
そして、今の寝顔も普段よりも一際幼く見える。
涙することを醜態と言った。許されぬと言った。何故、彼女はそこまで自分に厳しくあったのか。また、厳しくなれたのか。艦娘として生まれてから当然のように、そう生きてきた彼女に、心が休まる時はあったのだろうか――
何れにせよ、今はぐっすり眠っている彼女が夢の中でも安心できるように優しく頭を撫でてやっていると、いつのまにか背後に人が立っている気配がした。
加賀「提督、空襲作戦は成功したとのことです。先ほど五航戦から入電がありました」
提督「そうか。だが、部屋に入る前にノックくらい……、あぁここは君たちの部屋だったか」
加賀「ノックは致しましたが、気が付かれなかったのですね。申し訳ありません」
提督「加賀が謝ることではないよ。……なぁ、加賀」
加賀「はい」
提督「私は皆のことを見てあげられているかな。今回のことで、私は最愛の人のことすら全然わかってないことを痛感したよ」
加賀「提督はご存知ないのですか?」
提督「何をかな」
加賀「女性は秘密が多いものです。それがたとえ最愛の人であっても、そう簡単に全てをさらけ出す事はありません」
提督「そうか」
加賀「えぇ。それに、失礼ですがどれだけ相手のことを知っていたとしても、全てを理解した気になることはおこがましいかと」
提督「はは、確かにな」
加賀「……赤城さんはとても自分に厳しい人です。ですから、赤城さん自身が赤城さんを赦すことはなくても、貴方だけは赤城さんを赦してあげてください」
提督「あぁ、勿論だ」
加賀「それと、先ほどの答えですが。提督は、きちんと皆さんのことを見てあげていられると思いますよ。あともう一つ」
提督「ん?」
加賀「提督の胸で眠っているのは提督と赤城さんのご息女ですか?」
提督「ぶっ、どれだけでかい子供だよ!いつ産んだんだよ!」
加賀「あら、失礼。よく見ると赤城さんでした。こんなに無防備で安心しきった顔は、初めてみました」
提督「そうなのか」
加賀「はい。この可愛い寝顔を見ていると気分が高揚しますね」
赤城「むにゃ……加賀さぁん、ウエハースを先に食べちゃうとあとでアイス食べた時に頭痛くなりますよぅ……すぅすぅ…」
提督「どんな夢見てるんだか」
加賀「私も赤城さんを抱っこして良いですか……?」
提督「ここは譲れません(キリッ」
加賀「頭に来ました」
提督「……はっはっは!」
加賀「ふふふ」
赤城「……提督…加賀さん…平和になってもまたみんな一緒に……すぅすぅ」
加賀「つい長居をしてしまいましたね。私も一度失礼します」
提督「あぁ、報告ありがとう。あとはゆっくりしていてくれ」
加賀「はい。……提督、今夜はこちらでお休みになりますか?」
提督「それはいかんだろう」
加賀「そうですか。もし此方で休んで下さるなら、赤城さんのことで力になれなくて落ち込んでる私への慰めにもなるのですけど」
提督「あぁ…、同じ布団で眠らなければ大丈夫かな……?」
加賀「ふっ、鎧袖一触ね」
提督「ずるいわー加賀さんずるいわー」
加賀「提督の心の広さには感服いたします。では後ほど」
提督「はい、お疲れさん」
―――
――
―
赤城「――ん、ここは」
提督「ん、起きたか?」
赤城「提督!?ずっと、抱きしめて居てくださったのですか?」
提督「勿論さ。いやぁ、色んな子が来て冷やかされたよ。あっはっは!」
赤城「な、な、な……」
提督「あ、間宮さんが差し入れ持ってきてくれたよ。ほら」
赤城「あうあう……こんな恥ずかしい格好をみなさんに……」
提督「みんな口をそろえて赤城のことを可愛いと言ってた」
赤城「も、もう!どうして起こしてくれなかったのですか!」
提督「幸せそうな寝顔を見てたら起こせなかったんだよ」
赤城「幸せ……」
提督「思いっきり泣いて、寝て、少しは気が晴れたか?」
赤城「……わかりません」
提督「まだ、弱い自分が赦せないか?」
赤城「私は弱いです。とても、とても。それでも、良いんですか?」
提督「これから強くなっていけば良い。そうだ、自分が弱いと自覚できた君はまだまだ強くなれるんだ」
赤城「もしも、弱いままだったら…?」
提督「弱いままでも、強くなったとしても、私が君を支えよう。この先ずっと。言っただろう、私は君の強さにも弱さにも惚れたんだと」
赤城「提督が赦して下さるのなら、私も自分の弱さを受け入れることができる気がします……!」
提督「あぁ、君は自分に厳しすぎる。みなの理想であろうとしすぎる。確かにそれは素晴らしいことかもしれない。だが、誰も完璧な君を求めてはいない」
赤城「そうなのですか?」
提督「一見美人で完璧な君だが、実は欠点というか弱点というか…そういった物ある人間らしい君のことがみんな好きなんじゃないかな。それにあまりに完璧であってみろ?この鎮守府はもうこいつ1人で良いんじゃないかなっていう風潮になる可能性が」
赤城「それは困ります!」
提督「そうだよな、意外と寂しがり屋な赤城さん」
赤城「茶化さないで下さい。……提督に背中を預けて頭を撫でられてると、また眠たくなってきました……」
提督「え、じゃあ間宮さんの差し入れ貰って良いの?」
赤城「だめです!提督も食べたいなら提督の分をちゃんと貰ってきて下さい!」
提督「ははは。今日はもうずっと側にいるから、ゆっくり食べなさい」
何、これ。一応艦これ。
加賀から轟沈させてしまった提督へ送る云々というmmdの動画見てたら物悲しくなってしまいました
歌はボカロなんでよくわからないのですが、メロディとキャラの変化等が良かったです(子並感)
さて、赤城覚醒の仕上げにもう少しなんとかしたいところ……
では。
…結果的に欠点すら魅力に見えるのだけれど
ま、でもそういう人の周りに人はあつまってくるんだもんねぇ
慕われているようでなにより
乙
赤城さんぐうかわ
こんばんは。今夜はさくっとE3を終わらせます。はやく赤城さんを活躍させたい
>>364
やっぱり赤城を綺麗に書きすぎましたかね
もっと彼女が影で泥臭く努力してたり苦労したりして、徐々に成長していくシーンをうまく書けたら良いのですが…書ける様に精進したいです
>>365
Exactly(そのとおりでございます)
もっと赤城さんがヒロインしてるSSが増えたら良いのに…
提督「昨夜は精神的に疲れる夜だった……」
赤城「何故です?楽しかったじゃないですか」
加賀「たまには、ああいうのも良いですね」
提督「学生時代の修学旅行を思い出して懐かしかったけど、男が話に加われないようなガールズトークはやめてくれ。微妙に居辛かったんだけど!」
加賀「何かおかしなことを話してました?」
赤城「さぁ、ちょっとわからないですねぇ」
提督「あー、これは本当にわかってない顔だ」
赤城「また三人で一緒に寝たいですね!」
加賀「はい」
提督「まぁ、二人が喜んでくれるならたまには良いか」
提督「さてと、今日は作戦の三段階目だな。連合艦隊出撃か。資材の消費量を想像すると胸が熱くなるな……」
赤城「しかし、このような日のために溜めているのですから、今使わないと」
提督「その通りだけどほら、大型とか大型とか回したいじゃん?大型とかね?」
赤城「無謀な大型建造は、もう控えて下さいね?」
提督「ハイ。あ、話は戻るが赤城はまだ暫く休養な。次の作戦に出撃する空母は二航戦に担当させる」
赤城「わかりました」
提督「ボーキサイトに多少余裕があるみたいだから、航空確保に拘らないでガンガン攻められるな」
赤城「あら、それでは防空を主に担う駆逐艦の子達が鍵を握るのですね」
提督「そうだ。まさしく、次の作戦は駆逐艦がキーになる」
蒼龍「ふっふっふ!とうとう私達の出番みたい」
飛龍「私は友永隊ガン積みで出撃みたいよ。腕がなるわね!」
蒼龍「奇遇ね、私は江草隊ガン積みですって」
提督「どこからそんな話が出たの……」
飛龍「あら、違うの?」
提督「そこまで制空を捨てんよ。せめて烈風601空を1枠ずつ確保していけ」
蒼龍「じゃあ残りは江草積みね!」
提督「いや、それと熟練整備員も連れていくんだ。二人ともな」
飛龍「ひゃっほう!今回は豪華ね。最近は烈風マシマシが多かったから演習でもつまらなくって」
蒼龍「うんうん。やっぱり、相手は落としてナンボよねー」
提督「可愛らしい顔して過激なことをさらっと言う…。今回は味方の駆逐艦に被害が出る前に、可能な限り敵の随伴艦を掃討するのが肝要になる。頼んだぞ」
蒼龍「了解、任せてください!」
飛龍「腕がなるわね。うふふ」
*E-3作戦終了後*
提督「圧倒的じゃないか我が軍は」
赤城「支援艦隊の方々が張り切っておられましたから」
―――
龍驤『よっしゃ、みんな行くで!久々の火力全振りや!ハーッハッハッハ!』
隼鷹『さっさとやっつけて帰って酒を飲むぜー!ヒャッハー!』
夕立『龍驤さん達とっても気合入ってる!?夕立も負けてられないっぽい!』
綾波『み、みなさん落ち着いてくださーい!』
比叡『ひえぇぇぇ!弾丸とチョコを間違って装填してしまいましたぁ!』
霧島『比叡お姉様、なんで戦場にチョコレートを持ってきてるんですか!?』
―――
提督「う、うーん?」
赤城「ほ、本隊の方々も頑張ってました!」
――
蒼龍『わるい子はいねーがー!』
軽巡棲鬼『ヒィィ!』
飛龍『ほらほら、棒立ちしてると容赦なく当てちゃうわよー!ふふふ』
軽巡棲鬼『クルナクルナー!』
長門『今回のような作戦でないと、出撃する機会がないので気合を入れてきたのだがこれでは……』
陸奥『まるで弱いもの苛めよねぇ……』
58『敵さん錯乱して攻撃の狙いが出鱈目でち。あ、そろそろ夜だから夜偵の妖精さん一応準備しててね』
軽巡棲鬼『モウシラナイ!勝手二先二進メバ良イノヨ!ウワーン!』
大淀『……泣いて逃げちゃいましたね』
鈴谷『じゃあ帰ろっか?』
熊野『そうですわね。早く帰還してお風呂に入りたいですわ』
時雨『いつもこんな風に平和に終わると良いのにね』
初霜『えぇ、本当にそう思います』
雪風『あっ!あそこに誰かいます!新しい仲間でしょうか?』
島風『ほんとだ!……どうやら艦娘みたいだし、ちょっと先にいって救助してくるね』
――
提督「蒼龍と飛龍、相当悪い顔してたんだろうな」
赤城「そんなことは無いと思いますよ。……多分」
提督「普段は無邪気で可愛いのに。怒らせないようにしとこ」
E3編完!空母に整備員つんで火力構成にするのって楽しいですね!
よく考えてみたら、E3では対空カットインは大淀さん担当で駆逐は夜戦カットイン要員でした
あとゲージ破壊時には制空が拮抗してたから夜偵持たせてても意味なかったんですよねぇ…
さて、また明日から明石堀りを頑張らないと
では。
さて、とりあえず抱き枕にしようか
すまぬ…すまぬ…更新はもうちょっと待ってつかぁさい…
イベント終わったと思ったら餅集めが始まっちゃって時間が…
>>374
気分が高揚します
赤城さんから抱きつかれて抱き枕にされるのも良い…・
待ってる…
加賀さん無双回
E4クリアしたときはボロボロだったけど、それ以上にラストダンスより朝霜出す方が苦労しました
>>376
更新が不定期すぎて申し訳ない…
でも、読んでくれてありがとうございます。モチベーションが高まります
赤城「残る作戦もあと2つとなりました。そして、今回の海域は加賀さんの出番だそうで」
加賀「そうですか」
飛龍「加賀さんは艦隊に空母1人体制で出撃することが多いから大変ですよねぇ」
加賀「慣れれば造作も無いことです」
瑞鶴「ぐぬぬぬぬ、涼しい顔しちゃって!」
加賀「?何か気に触ってしまったかしら。ごめんなさいね」
赤城「まぁまぁ。加賀さんは一度に取り扱える艦載機の数はこの鎮守府でも随一ですからね。私達も見習わないと」
翔鶴「はい、同感です。それにいつまでも先輩方に頼りきりというわけにはいきません」
加賀「ええ、あなたは精進なさい。やれば出来るのだから。でも赤城さん、それは誉めすぎです。そんなに持ち上げないで」
蒼龍「そういえば、空母棲姫がバイトに行ったとか言ってたんでそろそろ出てくるんじゃないですか?」
加賀「あの人は一体何をしているのです……」
赤城「なんでも4kテレビというのが欲しいそうで」
瑞鶴「それと、ついでに敵情を内偵してくるって言ってました」
蒼龍「4Kテレビなんて、あんな大きいの部屋に入れたら絶対圧迫するよね」
飛龍「ねー」
翔鶴「そ、そういう問題なのでしょうか。というか、内偵がついでなんですね……」
空母棲姫「クシュン!……うーん、風邪かしら」
ヌ級「姫、ダカラアレ程暖かくシテ下サイト」
空母棲姫「だからって、作戦中にちゃんちゃんこと腹巻はないでしょうよ」
ヌ級「ヌヌヌ…」
~いきなりボス戦~
空母棲姫「火の塊となって……沈んでしまえ!」
加賀「はぁ、楽しそうですね」
空母棲姫「楽しいわ!深海棲艦は戦ってこそよ」
加賀「まぁ良いけれど」
空母棲姫「手加減してあげるから安心なさい。でも、あまりにもつまらないと……沈メチャウカモネ?」
加賀「そうですか、それを聞いて安心しました。後顧の憂い無く全力を出すことが出来そうです」
空母棲姫「それは良かったわ。精々、つまらない戦いにならないように気をつけてね?」
加賀「それは保障しかねます」
空母棲姫「……ナニ?」
加賀「だって、ワンサイドゲームってつまらないでしょう?」
///支援艦隊が到着しました///
空母棲姫「え?」
長門「よし、敵艦隊を捉えたぞ!全主砲斉射!て――ッ!!」
陸奥「敵艦発見!全砲門、開け!」
夕立「選り取り見取りっぽーい!」
綾波「や~りま~した~」
蒼龍「攻撃隊、発艦はじめっ!――あ、TV買ったら見せてよね!」
飛龍「おススメのDVD持っていくからね!それじゃ友永隊、頼んだわよ!」
空母棲姫「何人か緊張感が無いのが居たけどこちらの随伴艦が……。ちょっと!支援艦隊なんて卑怯じゃない!?」
加賀「だから、言ったでしょう。全力を出す、と。さて、残ったのはあなたとヌ級1、ル級1ですか」
大和「えっと、……そろそろ良いのでしょうか?戦艦大和、推して参ります!」
空母棲姫「こんな海域に大和型ですって!?……T字不利じゃないとヤダ、T字不利じゃないとヤダ、T字不利じゃないと――」
.
。*゚+.*.。 T 字 有 利 ゚+..。*゚+
空母棲姫「あ^~」
舞風「敵艦載機がきた!野分、練習通りいくよー!」
野分「ええ、こういう日のために訓練してきた対空射撃、やってやるわ!てーっ!」
加賀「流石に数が多い……しかしここは譲れません」
山城「不幸ね、空母棲姫……」
北上「まぁ、そういう時もあるよね。さて、40門の酸素魚雷は伊達じゃないからねっと」
空母棲姫「もう少し…こう…何と言うか…手心と言うか……あ、生き残りはル級だけ?酷い物語補正」
加賀「最後に、提督からの伝言です」
空母棲姫「何よ……」
加賀「朝霜の探索を手伝ってくれたらBDレコーダーの購入資金は出す、と」
空母棲姫「ほ、ほんと!?その言葉覚えておきなさいよ!」
―――
――
―
~ S 勝 利 ! ~
バイトとは言え仕事はちゃんとやらないとね(白目)
スケートしながらサバゲーしたら艦娘の気分に少しはなれるのでしょうか
次回、久々に赤城さんの出番が!?……可能な限り早いうちに更新できるように頑張りますほんと
では
>>382
個人的にですが次のE5がひどかったですね空母棲姫さん
何回揉ませろと思ったものか
オモチ、オイテケ・・・
ほっぽちゃんに辿り着くのが辛すぎわろた
ストーリーが頭の中で組み上がってきてもうまく文にできないのは餅がでないせいです。俺はわるくねぇ!
更新遅いくせに投下量少なくてごめんなさい少しだけ投下
提督「ふぅ。どうやら今回もなんとか作戦が成功したみたいだ。それにしても」
赤城「どうしました?」
提督「空母棲姫がとうとう現れたみたいでね、資材をケチらなくて正解だったよ。しかし、彼女が教えてくれた情報によると」
赤城「よると?」
提督「最後の作戦が執り行われる海域には、また新たな戦艦の鬼級が待ち構えているらしい」
赤城「天城さんの救出は容易ではない、ということですか」
提督「それに、随伴艦に戦艦棲姫が2体だと。あぁ、頭が痛い」
赤城「お正月の大型建造が無ければ、まだ多少気が楽だったかもしれませんね。資材的な意味で」
提督「言わないで……。まぁ、なんとか上手いこと作戦を立てるしかないか」
赤城「そろそろ出撃した艦隊が戻ってくる頃ですね。加賀さんを迎えに行って参ります」
提督「ん、あーそうだな。私は入渠ドックと間宮さんに準備するよう頼んでおくよ、いってらっしゃい赤城。あとは私だけで何とかなるから、ついでに加賀と一緒に休憩してきな」
赤城「ありがとうございます。では、お言葉に甘えて加賀さんと一緒してきますね」
+++
赤城「お帰りなさい加賀さん。お疲れ様でした」
加賀「ただいま赤城さん。わざわざ待っていてくれたの?」
赤城「ええ。空母棲艦から航空優勢を得て、艦隊の勝利に貢献したとお聞きしました。流石ですね」
加賀「……山城さんの水上爆撃機と駆逐艦の対空射撃には助けられました。私一人では無理だったでしょう」
赤城「加賀さんをしてその様に言わしめる程でしたか」
加賀「今回は、いつも赤城さんに助けられていることを実感しました。本当に」
赤城「助けられてるのは私の方ですよ、加賀さん。あ、とりあえずお風呂ですね!他の皆さんも行かれたみたいですし」
加賀「そうしましょうか。赤城さんも時間は大丈夫?」
赤城「はい!提督からも許可は得てますので、一緒に入れますよ。後で間宮さんのお店にも行きましょうね」
加賀「そう。提督が手配して下さったのね。――赤城さん待って、そんなに強く手を引っ張らないで」
赤城「お風呂で出撃したときのお話を聞かせてくださいね。さぁ早く行きましょう!」
加賀「……――空母棲姫さんには少し悪いことをしてしまいました」
赤城「こちらも負けられませんから仕方が無いことですよ」
加賀「あのヒトとは、いつか互いに同じ条件で手合わせしてみたいです」
赤城「そうですね」
加賀「そして、あなたとも再び手合わせ願いたいわ。――赤城さん」
赤城「私も?」
加賀「ええ。ハロウィンの時の演習結果に不満を持っているというわけではありません。艦載機が全てカモフラージュで、赤城さんが矢を握リしめて突撃してきたのに面食らったことは否定しませんが、負けてしまったのは事実ですから」
赤城(これは根に持ってそう)
加賀「それで、パーティーで一緒に二人羽織をすることになって、あなたが彩雲でズルしてたのをみんなに見つかって、私まで巻き込まれたことも気にはしていません」
赤城「怒ってます……?」
加賀「怒ってなんかいません。結果的に、あの一件で私はここに馴染めることになったのですから」
赤城「そ、そうですか」
赤城「……ここに来てから、加賀さんも随分錬度が上がりました。私もあれから錬度を上げたとは言っても、あなたの相手が務まるかどうかはわかりません」
加賀「そんなことは決して――」
赤城「実は、加賀さんが空母棲姫さんとの競り合いに勝ったことを聞いた時、私はあなたの強さに嫉妬しました」
加賀「先ほども言った通り、あの時は他のみんながフォローしてくれたからだわ」
赤城「それでも、です。もし、その場に居たのが加賀さんではなく私だったら、航空優勢に持ち込めたかどうかわかりません」
加賀「そうね。それは実際に試してみないことにはわからない」
赤城「ええ。だから、もうそんなことを考えるのは止めにします」
加賀「赤城さん……」
赤城「諦めるわけではありませんよ。今は出来なくても必ず出来るようになってみせますから!」
一旦ここまで
うまく文に出来たら今夜また更新したいとこですが・・・
のわっちと舞風を港で迎えた時の陽炎型たちの騒ぎ方はきっと修学旅行前の集合所でさわぐ女子学生みたいな感じ
E4の航空優勢に必要な対空とかもう忘れたのでガバガバな設定になっててすみません・・・
やっぱストーリーは事前に考えておかないとダメですね反省
年明けすぐに自分へのお年玉と称して普段やらない大型建造で資材溶かしきって暫く何も出来なくなってたのは良い思い出
乙です
やっぱり赤城さんは可愛い
なんとか文にしてみたものの、言いたいことをうまく書ききれませんでした。
こういうことって本当に悔しいですね。精進したいです。では例によって少しですが更新を
>>392
ほんとこれ
ほんとこれ
>>394
ひなまつりの家具のひな壇の赤城さんがお茶目で可愛いんですよね
あれはきっと場の雰囲気を緩ませるために違いない
と勝手に思ってます
加賀「弱気な赤城さんなんて珍しいので、そんなあなたを慰めて元気付けるというのも悪くないなんて思ったけれど」
赤城「もー、なんですかそれは」
加賀「弱気な言葉を口にしているとは思えないほど、その目には闘志が宿っているように見えたわ」
赤城「そうですか?」
加賀「ずっと隣であなたを見てきたのよ?それくらいはわかるつもり」
赤城「その様なことを言われると照れてしまいますね。……加賀さんが私と演習したいと仰ってくれたときに、気持ちが昂ぶったのは確かです」
加賀「そう」
赤城「加賀さんとの演習を想像したから、というは勿論あるけれど―――きっと、あなたに意識して貰えていたことが嬉しかった」
加賀「はぁ、私があなたを意識していたことが今頃わかったの?」
赤城「手厳しい……」
加賀「私はここに来てからずっと、あなたのことを相棒として、友人として、そして好敵手として意識していたことに気がつかなくて?」
赤城「そう……だったのですか」
赤城「己の無力さと、鈍さには嫌になるわね」
加賀「何か?」
赤城「こんなにも身近に、私のことを見ていてくれる人が居たのに、なぜ寂しさを感じてしまったのやら」
加賀「姉妹に対して、家族として特別に意識をしてしまうことは、きっと仕方がないことよ」
赤城「加賀さんも、妹さんが――」
加賀「ええ。思うところが全く無いとは言わないけれど、でも、せめて私が加賀型の名に恥じぬ様に戦い生き抜いて、それをあの子への手向けとするわ」
赤城「加賀さんは、やっぱり強いです。私にも出来るかどうかわかりませんが、天城型としての矜持を持って生き抜いて見せましょう。姉に笑われぬように、加賀さんに失望されぬように」
加賀「赤城さんならきっと大丈夫。私が保証するわ」
赤城「ありがとうございます。加賀さんのお陰で気持ちに整理がつきました。私は、もう――――迷いません」
赤城「……そういえば、長門さんや陸奥さんは私達にとってどうなのでしょう」
加賀「お互い従姉妹みたいなもので良いのかしら?」
赤城「それで、思ったのですけど」
加賀「?」
赤城「もし仮に……、仮にですよ?私達が空母から戦艦に大改造されるとするとして――」
加賀「――万が一そうなった場合、あの二人みたいな服を着せられるかもしれない、と?」
赤城「は、はい」
加賀「……提督は喜ぶのではなくて?出来ることならば遠慮したいけれど」
赤城「ですよね……」
長門「……クシュン!うーむ、花粉症か?」
陸奥「大丈夫?風邪とかじゃないわよね?」
提督「そんな格好でいて風邪とか引いたら腹巻着せるからな」
長門「ははは!それは名案だ!……と言うと思ったのか?冗談はよしてくれ」
提督「まぁ、せめて体を動かしてない時くらいジャージなりなんなり着ときなさい。ほら陸奥も」
陸奥「そうねぇ。体調崩して提督に迷惑かけるのも悪いからそうしましょうか」
長門「クッ、我ながら不甲斐無い」
提督「暖房があるといってもまだ冷えるからな。仕方ないさ」
一航戦のMADを見たりすると2人の絡みがついつい多くなってしまいます
本当はもっと赤城さんの雰囲気や表情や目力の変化等を表現したかったんですけど無理でした無念
では残り1つの餅をほっぽちゃんから貰ってきます
赤城加賀+αの空母が全力で投入できるから楽しいです(資源とバケツから目を逸らしながら)
乙です。単冠湾提督の自分は長門型やハイパーズ、中破した瑞鶴とか見ていると風邪ひかないかと心配になる。
そもそも艦娘が風邪ひくのかわからんけど
うちはタウイタウイだから、ながもんと北上さんは快適そうだな
赤城さんはちょっと暑そう
もう終わったけど流れぶった切ってやまなしオチなし意味なしなホワイトデー投下
>>402
島風とかもそうだけど、露出が多い子にはなんか羽織らせてあげたくなりますよね。
風邪引かないにしても見た目が女の子だから心配になるっていうか
>>403
油断して暑さでだらけた赤城さん含む空母組の姿はみてみたいです
ちとちよや飛鷹と隼鷹のあの服も暑そうなので是非薄着をしてほしいです肌色を見たいです
提督「そろそろホワイトデーか」
吹雪「司令官、窓の外を眺めて黄昏ちゃってどうしたんです?」
提督「ホワイトデーは何配ろうかなーと思ってね。吹雪は何が良いと思う?」
吹雪「そうですねー、うーん……間宮さんのお店のスイーツ食べ放題券1年分とか」
提督「それをここに在籍してる艦娘140余名に配れと」
吹雪「はい!これならハズレ無しでみなさん喜んでくれますよ」
提督「そうかぁ。流石初代秘書艦は平気で無理難題を仰る」
吹雪「冗談ですからそんな目で見ないで下さいよぉ。司令官の気持ちさえ篭っていれば何でも良いと思いますけど」
提督「そりゃあバレンタインのお返しで贈り物なんだから気持ちは込めるけどさ、何が良いのかが問題なわけで」
吹雪「あ、そうだ」
提督「何か良い案が?」
吹雪「思い切って手作りクッキーとかどうです?」
提督「手作りって、私はお菓子作りなんてしたことが無いんだけど」
吹雪「でも、私達艦娘だって提督のために慣れないお菓子作りをした子も居たわけですし」
提督「うっ、それを言われるとなぁ。でも、男の手作りクッキーとか誰得」
吹雪「ですよね~」
提督「あれれー?吹雪ってこんな性格だったっけー?」
吹雪「調子に乗りましたごめんなさい!プレゼントは市販の、それっぽいお菓子で良いと思います。それで、一人一人手渡しして労いの言葉をかけて上げて下さい」
提督「ふむ。それなら出来るな」
吹雪「あと頭も撫でて下さい!」
提督「それ、いる?」
吹雪「大切なことです!一部の子は照れ隠しで嫌がるかもしれませんけど、大体みなさん喜んでくれる筈です」
提督「大体なんだ」
吹雪「はい!オールモスト・エブリワン!ですよ!」
提督「ルー○柴か!」
吹雪「えへへ……。それで、赤城さんには勿論特別なお返しをするんですよね?何をあげるんですかー」
提督「まだ内緒だ。後日何を貰ったか赤城に直接聞いてくれ」
吹雪「はーい(やっぱり本命へのお返しはもう決まってるんですね)」
提督(赤城には特別なお返しか。何にしよう……)
吹雪(……と思ったけど、あれはそうでもない顔だ)
赤城「間宮さん、少しよろしいですか?」
間宮「あら、いらっしゃいませ赤城さん。どうしました?」
赤城「あ、今日の注文は魔法の壺プリンセットで――。ゴ、ゴホン。少し相談事があるのですが」
間宮「まぁ、赤城さんが私に相談って珍しいですね。私で良ければお力になりますよ」
赤城「ありがとうございます!」
~~~
間宮「うふふ、バレンタインのお返しに手作りクッキーですか」
赤城「はい。本当はバレンタインデーの時に手作りのチョコを贈りたかったのですが、あの時は時間が無かったので……」
間宮「それで今回は手作りして提督にお贈りするのですね。わかりました!私で良ければお菓子の作り方を御教えしましょう」
赤城「本当ですか!ありがとうございます」
間宮「ええ、お任せください」
~その頃店の隅の席で~
蒼龍「間違いない、あれは恋をする少女の目……」
飛龍「それはまぁ、提督と赤城さんはケッコンしてるし当然と言えば当然じゃないの」
蒼龍「良いねー、青春だねぇ」
飛龍「なんで年寄り臭く言ってるのよ」
蒼龍「ノりよ!私達もホワイトデー、何にする?」
飛龍「そうねー、何にしようかねー。――ねぇ、今日のお勧めセットってなんだったっけ」
蒼龍「ん、紅茶とタルトタタンのセットだよ~。――私達も手作りでいっちゃう?」
飛龍「じゃあ私それにしよっと。……手作りって何作るの?」
蒼龍「私はガトーショコラのティーセット!――赤城さんはクッキー作るみたいだから、別のが良いよね。あえてまたチョコレートとか?」
飛龍「チョコレートか~。提督って、甘い物が好きらしいし悪くはないかもね」
+++時は飛んでホワイトデー+++
赤城「提督、これホワイトデーの――」
提督「え!?まさかホワイトデーにも貰えるとは思っても無かったな。ありがとう」
赤城「いえ、どういたしまして。私もバレンタインデーに提督からチョコレートを頂きましたし、そのお礼です」
提督「嬉しいなぁ。おっと、私からも赤城に……ほら、これを」
赤城「わぁ、ありがとうございます。包みが二つありますね」
提督「うん。実はよれよれの――素人っぽい包みの方は私の手作りなんだ」
赤城「そうだったのですか。実は、私のお返しも手作りなんですよ」
提督「なんだと。今このまま頂いても良い?」
赤城「どうぞ。私はお茶を淹れてきますので」
提督「赤城って、お菓子も作れたんだな」
赤城「それを言うなら提督だってそうじゃないですか。私は間宮さんに色々教わってようやく、と言ったところですよ」
提督「なるほどな。私は、……妖精さんに監督してもらったんだ」
赤城「え、ええ!?」
提督「最初は恥ずかしいから本を見ながらやってたんだが、今一要領を得なくてな。それを見かねたらしい妖精さんが手ほどきをしてくれるようになった」
赤城「妖精さんは甘い物が好きだと聞いたことがありますが、まさかお菓子作りの心得まであったなんて知りませんでした」
提督「しかもだな、これを見てくれ――」
赤城「わわ、執務室の机が消えて代わりにキッチンが……」
提督「そうなんだよ。この機能も妖精さんがだな。まぁ、お陰で寝る前にこっそりお菓子作りの練習が出来たというわけだ」
赤城「そうだったのですか……」
提督「最初は男の手作りなんて、とも思ったが、特別な物をと考えるとこれしか思い浮かばなかったんだ」
赤城「そんな、とても嬉しいですよ提督。本当にありがとうございます」
提督「そう言われると嬉しいけれど照れるな。よ、よし、頂くか!」
提督「おお、これはクッキーか。てっきり和菓子でくると思った」
赤城「なるほど、それでも良かったですね。ホワイトデーということで洋菓子のことしか頭に……」
提督「あー、確かに。それはわかるな。――あ、凄く美味しい」
赤城「本当ですか?一応私も味見はしてみたので、酷い味でなかったことは確かでしたけど」
提督「赤城から貰ったバレンタインチョコも美味しかったけど、このクッキーもとても良い味してるね。あー幸せ」
赤城「手作りしたのをそんなにも幸せそうに食べて頂けると、私も嬉しいです。提督のトリュフチョコもとても美味しいですね」
提督「だろう!私と妖精さんで十分試食はしたから味の保障はする」
赤城「もしかして、本当は試食したかったからわざわざ手作りを?」
提督「ははは、まさか。……でも、それ良いな。自分で作れるのなら、好きな時に好きな分だけ食べられるのか」
赤城「素晴らしいことだとは思いますけど、私なら大人しく間宮さんのお店に伺います」
提督「うん、私もそうするな絶対。はい赤城、恒例のあーん」
赤城「あーん……うん、我ながら良い味ですね。では提督もどうぞ。はい、あーん……」
瑞鶴「先生!執務室がバカップル桃色空間でお返しを渡せる雰囲気じゃないです!」
加賀「誰が先生ですか。しかし、仕方無いですね。また改めて渡しに行きましょう」
蒼龍「――青葉、首尾は如何か」
青葉「ハッ、上々かと。中の様子の映像はこちらに」
飛龍「流石!良い仕事するね~」
青葉「取材のことなら青葉にお任せあれ!」
翔鶴「良いんですか……?」
加賀「まぁ、やり過ぎなければ良いでしょう。それに、撮られたのは油断しているあの二人も悪いわ」
翔鶴「すみません提督、赤城先輩。私では皆さんを止めることができませんでした……」
瑞鶴「よくよく考えてみると、私達女子が男性にホワイトデーの贈り物って何とも……奇妙よねぇ」
蒼龍「提督がチョコくれたのが悪いのよ!」
飛龍「そうだそうだ!」
加賀「そんなことを言いつつ、楽しそうねあなた達」
本当はもっと登場艦娘を増やしたいけど収拾がつかなくなるのがわかってるので出せないでござる
関係ないことだけどアニメの第六駆逐隊のカレー回のとある場面で、「そうとも言うかもね」という暁がくっそ可愛かったです。では
乙
ここの蒼龍と飛龍はいいキャラしてるなあ
魔法の壺プリンって気になったから調べてみたら実在するのね
乙
??「それを言うならエレガントなのです」
「特佐、事はすべてエレガントに運べ、とのことです。エレガントに…レディ」
乙乙、提督のエレファ(轟沈
カイラスギリーかな?
今回はホワイトデー前の菱餅イベントの小ネタ
ほっぽちゃんと菱餅の巻
>>415
広告でしか見たことがないけど実在するらしいです。とても美味しそうだったので名前だけ出してみました
うちの蒼龍と飛龍はキャラが勝手に動いてる感じです。二航戦はイベントボイスが毎回可愛くて良いですよね!
>>417
「そうとも言うかもね」 あ^~~
>>418-419
トレーズ閣下が提督で秘書官が暁のSSって有りそうでないですよね。あったら読んでみたい・・・
そのセリフは調べてみたらノインさんだったんですね
>>420
電が碇で素振りをしながらそっちに
>>421
検索したら関連するキーワードにカイラスギリー ち○○とか出てきて駄目だった
提督「菱餅?」
大淀「はい。菱餅です」
赤城「ひな祭りの菱餅でしょうか」
大淀「その菱餅ですね」
提督「何故に菱餅」
大淀「本土のひな祭りイベントのために輸送していた巨大菱餅に紛らせて、幾許かの資源も輸送していたのですよ。そして、それの輸送船が深海棲艦に襲撃され……」
提督「船ごと奪取された、と。乗組員達の安否は?」
大淀「入った情報によりますと、死人はおろか怪我人もゼロ。全員の無事救出が確認されています」
赤城「それは何より。一安心です」
提督「深海棲艦はそんなに菱餅を食べたかったのか」
北方棲姫「お祭りは大事!毎年クリスマスとかひな祭とか祝う!」
提督「うわ、びっくりした。というか、それ本当なの?」
北方棲姫「うん!港湾棲姫お姉ちゃんも毎年サンタのコスプレやってた」
提督「……そのときの写真とか持ってない?きっと色々とはみ出て――」
赤城「ふふふ、提督?」
提督「冗談でございます故、どうかお許しを」
赤城「そのことについては後でじっくりお話を……。しかし、深海棲艦にもイベントの概念とかあるのですね」
北方棲姫「うん!他にも、手先が器用で人間に近い種は人間界で偽装してお菓子作って売ってる!それが深海棲艦の資金源の一つなの」
提督「ヒエー!大丈夫かこの世界」
北方棲姫「今回の襲撃は、多分ひな祭りで浮かれて、お酒飲んで酔っ払った連中が仕掛けたの」
提督「酔っ払い…。お菓子だけが奪取されたなら、人命も無事だったようだしそこまで追わなくても良かったと思うんだがなぁ」
赤城「資源も流出したのが不味かったですね」
北方棲姫「襲撃を受けた地点はどこ?」
大淀「数箇所あるみたいです。まず鎮守府近海の―――」
北方棲姫「うん、それじゃあ私は北方AL海域に行ってお話を聞いてくるの」
提督「えぇ、大丈夫か?一人で行ける?」
北方棲姫「これでも姫なの!顔パスなの」
赤城「せめて空母棲姫さんを保護者代わりにして……」
空母棲姫「呼んだ?」
提督「まだ呼んでない」
空母棲姫「照れてるのか?提督もカワイイナァ」
提督「それさ、毎回お前の方が可愛いだろ!って言いたくなるんだけど」
空母棲姫「エ///」
提督「それはともかく、無理するなよほっぽちゃん。何かあったらすぐここに帰ってくるんだぞ」
赤城「知らない人について行ったら駄目ですよ!あぁ、どうしましょう」
空母棲姫「放置とか止めてよ……。まぁ良いわ。北方は一人でも大丈夫でしょうから私は中部海域にでも行くとしますか」
北方棲姫「レップウオイテケ!ゼロオイテケ!ネコトンデケ!」
加賀「絶好調ですね」
大鳳「あの子あんなに強かったの!?」
赤城「久々の戦いで漲ってますね。フフフ……しかし、私にとっても久々の戦場です。全力で参りますっ」
北方棲姫「私に勝ったらお餅アゲル!ってナンデワザワザ艦攻を積んでる!?事前にキチンと艦爆装備にしておけとイッタノニ!」
吹雪「提督も私達もそう言ったのですけど……」
利根「お主とガチで闘いたいが為にわざわざ攻撃が通る艦攻を積んできたそうじゃ」
大鳳「わ、私は身を弁えて彗星で随伴艦の掃討に専念しますから……」
加賀「あなたは自分を過小評価している様ね。まぁ、良いでしょう。今日ここで学んだことをこれからに生かす様に」
大鳳「はい!勉強させていただきます!」
赤城「くうっ、流石に手強い。でも、まだまだ行けます!第二次攻撃隊発艦!」
筑摩「あらあら、それじゃあ私達は随伴艦の排除と、周りを警戒して邪魔が入らないようにしておきましょう」
利根「そうじゃな。三式弾の連撃で早々に勝負をつけてしまうのは無粋じゃな」
北方棲姫「随伴艦達は怪我する前に適当なタイミングでカエレ!ワタシが何とかスル!」
浮遊要塞「姫様、暫く会わぬウチにゴリッパにナラレテ……」
吹雪「たこ焼きが喋ってる……」
~6-1~
空母棲姫「なんでこっちには誰も来ないわけ(´・ω・`)?」
イベント終了後
北方棲姫「ただいま!みんなが来てくれたお陰でお小遣い貰えた!」
提督「おかえり、こっちもほっぽちゃんのお陰で評価が上がって、大本営が報酬として武蔵の出るマル秘レシピを教えてくれたよ。これ、約束の震電改の特製合金モデルとその妖精さんの特注ねん○ろ」
北方棲姫「ワーイ!」
赤城「おかえりなさい北方棲姫ちゃん。間宮さんがクロカンブッシュを用意して待ってくれてますよ」
北方棲姫「やった!でも、くろかん……ってなぁに?」
赤城「簡単に説明するなら、シュークリームタワーと言った感じのお菓子でしょうか」
北方棲姫「シュークリームタワー!とても楽しみ!赤城、はやくいこー!」
赤城「ふふふ、そうですね。空母棲姫さんも行きましょう?」
空母棲姫「最後まで誰も来なかったわ……ぐすん」
提督「まぁ、そうなるな。ほら、間宮さんのとこでケーキを食べて落ち着いてきなさい」
空母棲姫「うん、そうする。赤城、北方棲姫!さぁ行きましょう!」
北方棲姫「行こう行こう!」
提督「三人とも行ってらっしゃい。みんな全く加減しなかったから資材がやばいけど、あの笑顔を見ることが出来たのなら安い買い物だったな」
武蔵建造確率アップってどのくらいアップしてるんですかねぇ……
3-5上ルートは菱餅イベのときにそこそこやりましたが、赤城加賀が全力で使えるので楽しかったです(2マス目から目を逸らしながら)
震電改の実装いつかなぁ。では。
こんばんは。大型建造のためのキラ付け&遠征遠征の合間にケッコンリランカ任務終わらせました。この海域の任務はほんとくs
資材が大変なことにならないように祈って武蔵に対する欲求を爆発させて8時間が出ても期待せずに居たら良いんですね!
期限ギリギリまで遠征を頑張って出るまで回せるだけ回します(課金するとは言ってない)
ビス子は大和武蔵401をついでに狙えるといえば狙えるけどあれも中々辛いもんがありますね
[二人でする初めての任務!]クリア!の巻
提督「なに、報酬が布団?一体どうして」
赤城「ケッコンカッコカリの記念ということで、大本営から送られてきたのですが……」
提督「それがなんで煎餅布団になるのか」
赤城「わかりませんね。何か理由があるのでしょうけど」
提督「どうせなら資材や装備が良かったな。この布団、赤城使う?」
赤城「いえ、私は今使用しているお布団で十分ですので、お気持ちだけ頂いておきます」
提督「そうか?それじゃあ、私が使わせてもらおうかな」
*その日の午後……*
赤城「おや、もうヒトゴーマルマルですね」
提督「もう演習の時間か」
赤城「はい。では、準備等がありますので一度失礼します」
提督「了解っと」
……
提督「……行ったか。はぁ、ケッコンの記念に煎餅布団一組に対して枕二組って、これはアレだよなぁ。わからない振りをして惚けてみたけれど、それで良かったのか……?」
提督「でも、よく考えてみると勿体無いことをしてしまったかなぁ」
提督「だがしかし!あまりにも行き過ぎたことをしてしまうと――」
加賀「失礼します。赤城さんはおられま――」
提督「――それが原因となり団体行動に乱れが生じる可能性が無きにしも非ずだ」
加賀「……提督?」
提督「いやいや、私と赤城はケッコンカッコカリした関係だということは、皆は既に知っているし少しくらいは大目に見てもらっても……」
加賀「……」
提督「あぁ、私はどうすれば良かったんだ!」
加賀「……はぁ」
提督「誰だ溜息なんてついたのは!これは重要な問題なんだ……ぞ?」
加賀「そうですか」
提督「エッ!?ヤダッ!」
加賀「私……の顔に何かついていて?」
加賀「そろそろ演習の時間ですので、赤城さんを呼びに来たのですが、既に準備に向かわれたようですね」
提督「そ、そうだね。ちょっと前に出て行ったかな」
加賀「左様ですか」
提督「それと加賀、今見たこと聞いたことは出来れば忘れてくれないかなぁ、……なんて」
加賀「……そうそう、良い相談相手になりそうな方を知っているので、その方にお話しておきますね。きっと提督の力になってくれると思います」
提督「そんなことしなくて良いから!――ちなみに聞くけど、それって誰のこと?」
加賀「青葉さんになさいますか?それとも金剛さんがよろしいですか?もしくは隼鷹さんが良いのかしら?むしろ全員でも私は構いませんけれども」
提督「見事に場を引っ掻き回す人選じゃないですか!ヤダー!」
加賀「……、では私は急ぎますのでこれで(楽しい……)」
完全に見切り発車でした。なんとかオチを考えてきます。
誰を巻き込ませようかな……。では。
乙
なぜ煎餅布団なのだろうか
普通に布団とか寝具とかでええやんと思ってしまう
>>443
羽毛布団も枕は二つあるみたいだけどそれと比べると煎餅布団の方が二人で生活してる生活感を感じやすい……とか
せんべい‐ぶとん【煎餅布団】
入れ綿の少ない、薄くて粗末な布団
ということは多分硬く感じられて寝心地悪いんですよね。それなら一緒に寝る赤城さんにもたれかかるか抱擁して眠れば
その柔らかさが一層引き立つという可能性が
提督「あかん、これはあかんぞ。あれが冗談じゃなければ、すぐにこのことが鎮守府内に知れ渡ることとなってしまう」
青葉「何が知れ渡るんですか?何かまずいことでも起きちゃいました?」
提督「あぁ、とてもまずいことがな!青葉!」
青葉「おや、なんだか随分と追い詰められてるご様子で。大丈夫です?」
提督「ダメかも。理由は言えないけど、ダメかも。ダメになっちゃうかも」
青葉「相当参ってる様子ですねー。青葉で良ければ司令官のお力になりますよう!」
提督「そうか。じゃあ何も見なかったことにしてくれ」
青葉「えー、どうしよっかなー?」
提督「……はぁ、何があったか簡単に説明をするとだな。大本営から煎餅布団が送られてき(たのだが、それが原因で私が一人で悶々としてい)たのを加賀に見られた」
青葉「布団ですか?見られて何か都合が悪いことが?」
提督「あぁ。皆に内緒で(ケッコンした艦と寝るために……イカガワシイことなんて考えてないぞ!)私だけ布団を新調したとあっては、鎮守府内で快く思わない子が出てきてもおかしくないだろ?」
青葉「そんなことは無いと思いますけど……。司令官は意外と細かいことを気になさるんですねー」
提督「ま、まぁみんなをまとめる立場だし多少はな(大分端折ったけど嘘は言ってないからセーフ)」
青葉「大体のことはわかりました。でも、……なんだか怪しいなぁ……」
一方その頃の赤城
加賀「赤城さん」
赤城「あら、加賀さん。今日はいつもよりゆっくりでしたね」
加賀「ええ。先に司令室に赤城さんを呼びに行きましたので」
赤城「そうでしたか。ごめんなさい、迎えに来て下さるのがわかっていたらお待ちしていたのですが」
加賀「いえ、それは全然構わないのですけど」
赤城「次から加賀さんが迎えに来てくれるのを待っていますね。――あの、演習の後に少し相談に乗って頂いても宜しいですか?」
加賀「相談……ですか?わかりました。私で良ければ力になりましょう」
演習の後
提督「そろそろ演習は終わった頃かな。加賀のことだし、無闇に周りに言い触らしたりはしてないと思うけど……」
翔鶴「提督、よろしいですか?」
提督「あ、はいはいどうぞ。演習が終わったのかな?」
翔鶴「失礼します。はい、先程無事に終えました。他の皆さんは補給と装備の手入れをしておられます」
提督「そうか、お疲れさん。あとで赤城と一緒に記録映像も見せて貰うことにしよう。……なぁ翔鶴」
翔鶴「何でしょう?」
提督「今日の演習で加賀はどうだった?変わった様子とか無かったかなぁ」
翔鶴「?はい、特に変わった様子は無かったように見えましたけど……」
提督「そうか、それなら良いんだ!アハハ、ハハハハ」
提督「……いや、待て。翔鶴?」
翔鶴「わ、私が何か……」
提督「赤城はどうした?いつも報告は赤城がしていただろう」
翔鶴「赤城先輩は加賀先輩と少々お話があるようでして、代わりに私が報告するようにと頼まれましたので」
提督「加賀が……赤城に相談…?」
翔鶴「いえ、赤城先輩が加賀先輩に――」
提督「加賀ー!周りに言わずに直接赤城に行きよったか!」
翔鶴「あ、あの、提督落ち着いてください――」
提督「ああ、ありがとな翔鶴!委細承知した。もう下がってゆっくりしてくれて良いぞ!改めて報告ありがとな」
翔鶴「私の話を聞いてください……グスン」
瑞鶴「翔鶴ねぇ遅いな~何してるんだろ――ん?司令室が騒がしいわね……」
「……私の話を聞いてください――」
瑞鶴「ハッ!あれは翔鶴ねえが困っている時の声!――どうしたの!翔鶴ねぇ!?」
提督「くっ、まさか加賀が直接赤城に私の醜態を――」
翔鶴「あら、瑞鶴?良い所に!提督がさっきから何かおかしいの」
瑞鶴「……そうみたいね。窓から外をみて何かブツブツ言ってる上に私が来たのに気が付いてない様子だし。一体何があったの?」
翔鶴「わからないの。私が赤城先輩の代わりに報告にきたのが提督のお気に召さなかったのかしら……」
瑞鶴「そんなまさか!とりあえず、提督さんを落ち着かせないといけないんじゃない?」
翔鶴「そうね。でも、そのためには一体どうすれば良いの……」
「「フフフ、私達の力が必要かしら!?」」
翔鶴「あなたたちは!」
瑞鶴「すみません、申し訳ありませんが今は結構です……」
「「しょ、しょんなぁ……」」
翔鶴「こら、瑞鶴?先輩方にそんな失礼な態度はだめよ」
「うぅ、後輩が冷たい……」
「きっと思春期で反抗期なのね。これはうら若き乙女なら誰もが通る道。だから、仕方が無いことなのよ……」
瑞鶴「……だって、なんか嫌な予感しかしないじゃん……」
時間とか場面とか飛び飛びでわかり辛くてすみません、嗚呼、国語力が欲しい
最後に乱入してきた二人の正体は次回に明かされます。では。
頭に浮かんだのをそのまま文にしてたら赤城さんの出番が全然ないでござる。おのれ二航戦
正体がばれてないと思ってドヤ顔する二航戦を想像すると頬をつんつんしてやりたくなります
ではぼちぼち更新していきます
??「ふふふ、私達のことは気にしなくていいわ。どうしても名前を呼びたければそうね――火消しの龍……プリベンター・ドラ――」
瑞鶴「衛門?」
飛龍「誰が猫型ロボットみたいに丸い体型ですって?このこのぉ!」
翔鶴「あ、あの、そろそろ先に進めないと。只でさえ二航戦の先輩方は、赤城先輩よりずっと目立ってしまっていますので……」
蒼龍「それもそうね!んーと、要は何かが原因でテンパってる提督を落ち着かせたら良いのよね?」
瑞鶴「よくわからないけど、そうみたいです」
蒼龍「それなら話は簡単よ。翔鶴、瑞鶴」
翔鶴「なんでしょうか?」
飛龍「提督に五航戦サンドをお見舞いしてあげなさい!」
「「―――!!」」
翔鶴「……ところで五航戦サンド、ですか?とある喫茶店で私達をモチーフに考えられたサンドウィッチを提督に?」
瑞鶴「提督さんってサンドウィッチが好きなの?」
蒼龍「そうじゃないのよ。わかってない、わかってないなぁ」
飛龍「仕方ない、ここは一度あなた達に手本を見せてあげるわ。翔鶴、ちょっとこっちにいらっしゃい」
翔鶴「はい……――キャアッ!」
瑞鶴「翔鶴ねぇ!二人とも、翔鶴ねぇに一体何を!」
蒼龍「見てわからないの?私と飛龍で挟んであげてるのよ!」
飛龍「ほらほら、良い子だから暴れないの。苦しくはないでしょ?」
翔鶴「うぅ、とても暖かくて気持ちが……この気持ちは何?……あっダメ…意識…が……( ?ω?)スヤァ」
瑞鶴「翔鶴ねぇぇぇええ」
提督「――こら」
蒼龍「あうっ」
飛龍「あ痛っ」
提督「翔鶴にうらやま、いやうらやま……、じゃなくて羨ま……けしからんことを!それは一体何なんだ!」
蒼龍「聞いて驚かないでよ!」
飛龍「その名は――奥義!」
「「二航戦サンド!」」ドヤァーーン!!
「……」
蒼龍「ふ、決まったわね……」
瑞鶴「え、えーっと、まぁ提督さんが正気に戻ったみたいですので話を進めちゃいましょう」
提督「みっともない所を見せてしまい迷惑をかけてしまったな。すまん翔鶴、瑞鶴」
翔鶴「( ?ω?)スヤァ」
瑞鶴「私はなにもしてないし、翔鶴ねえを誉めてあげて。それにしても、気持ち良さそうに寝てるわねぇ」
飛龍「私達の二航戦サンドにかかればこんなもんよ!」
瑞鶴「えー……」
提督「それって催眠術かなにか?」
蒼龍「いいえ違います。技です」
提督「技、か。だが、その技は果たして私に通用するかな?さぁかかってこい二航せ…ん……」
赤城「楽しそうですね。廊下まで声が聞こえてましたがどうしたんですか、提督?」
提督「やましいことは何も考えてません!大丈夫であります!」
赤城「え?本当にどうしたんですか……大丈夫ですか?」
加賀「翔鶴は気を失って……、いや眠っているのかしら。瑞鶴、状況の説明をなさい」
瑞鶴「私!?えーと、それは色々ありまして。あはは(……何があったかは見られてないなら、丁度今戻ってきたところなのね)」
赤城「……蒼龍ちゃん、飛龍ちゃん?気配を絶って部屋から出ようとしているようですが、何があったか説明して頂けますね?」
蒼龍「はい!提督の様子がおかしかったので落ち着かせようとしていました!」
飛龍「そして、提督がおかしかった原因はおそらく煎餅布団にあるようです!」
提督「ちょ、なんでばれてるの!?」
加賀「……私は何も言ってませんよ」
瑞鶴「布団?」
あれ、スヤァの顔文字が失敗してますねすみません
二航戦が好き勝手してますが二航戦も好きなので許してくだちい
余談ですが私は一航戦サンドされたいです。では。
乙
じゃあ二水戦サンドは私が貰って行きますね
乙
私は扶桑型サンドでおなしゃす。
>>464
乙でち
一航戦といえば関西弁の…ん?頭の中で何かが…
時間が取れるうちに少しずつでも出来るだけ更新を・・・
>>465
数多いし欲張りすぎぃ!
>>466
扶桑型もなかなかに凶悪そうです。きっと素晴らしいですね
>>468
「よっしゃ!新旧一航戦のうちらが呼ばれたで!オールスターやな!」って言いながら困惑してる装甲空母を引きずってた空母が鳳翔さんに注意されてました
蒼龍「え?布団って何それ、初耳なんだけど飛龍」
飛龍「私も確証はなくて憶測の域だったんだけど――提督の反応を見るに、どうやら正解だったみたいね」
赤城「煎餅布団が原因で提督がおかしく……?」
提督「ごめん赤城。私がしっかりしてなかったから……!」
瑞鶴「どういうことか、私にもわかるように説明してよぉ!」
加賀「提督、赤城さん。この子達にも今回の事のあらましをお話をしても?」
提督「私の未熟さが原因で今回の騒動に至ったわけだしな。私は構わないが、赤城も何かあったのか?」
加賀「はい。実は演習の後に」
赤城「――演習後に、私が加賀さんに相談に行きました」
提督「そうだったのか……」
赤城「何故?といった顔をしておられますね」
提督「ああ。私が言えることではないが、大本営からただの布団が送られてきただけだろ?」
赤城「はい、確かにそれだけのことです。しかし、見てしまったのです。男性用と思しき枕と――女性用と思しき枕がセットにされて同封されていたことを」
瑞鶴「そそそそそれって」
加賀「……そういう事になりますね」
蒼龍「わぁ!大本営も大胆なことをするじゃない!」
提督「赤城も気がついていたのか」
赤城「はい。色恋には疎い私ではありますけど、流石にこれは……」
加賀「そして、私がその事について赤城さんに相談を受けたのです。詳しい内容は省きますが」
提督「そうだったのか。赤城に変わったところが見られなかったから、てっきり気がついてなかったのかと」
赤城「私も提督は何も気付いておられなかったのかと思っていました。でも、違ったのですね」
提督「赤城に不要な心配をさせたくなくて、頑張って抑えていただけさ」
妖精「えんだあああああああ」
青葉「シー!まだ早いから座って静かにしてて?」
妖精「はーい」
提督「……」
ワァ!フルタカ!ナンデ!?サイウンガ,フルタカニ…?アアァァァ――
赤城「……提督、私個人としてはその……恥ずかしいですが、提督と寝屋を共にすることはやぶさかでないです」
加賀「赤城さん」
赤城「いえ、良いのです加賀さん。これは、私の確かな気持ちです。その上で、加賀さんと相談したことについてなのですが……」
加賀「有事の際は、深海棲艦に勇猛果敢に立ち向かっていく艦娘です。しかし、基本的に感性・感情等については人のそれとほぼ違いがありません。故に」
提督「あぁ。何が影響を及ぼして不調の原因になるかわからないから、迂闊なことはできない……んだよなぁ」
瑞鶴「提督さんと赤城さんが同じお布団で寝るだなんて……」
蒼龍「あ!瑞鶴がヤラシーこと考えてる!」
瑞鶴「先輩だって顔が赤いですよ!何考えてたんですか?」
飛龍「赤城さんって意外と大胆……」
金剛たちの歌の二番の歌詞で金剛の合いの手が「さんしきだーん!」から「てっこうだーん!」になるらしいです
このために高速戦艦にも徹甲弾が装備できるようになった可能性が微レ存
アニメが4月から始まるそうですね。楽しみです!!!11!
乙です
夢を壊すみたいで申し訳ないんだが4月からのは再放送らしいんだぜ。。。
誰がうちのメインヒロインなのかわからなくなってきたのでちょっと削りました
構成練り直さないと
>>476
今回が初アニメ化なのにまたまたご冗談を(すっとぼけ)
加賀さんが感情表現豊かで声がちょっとドスが効いてて怖かったのが気になりましたが声優さんの凄さがわかるアニメでしたね
あと全般的にトンデモ無いところで無理やり原作セリフを喋らされた艦娘が不憫に思いました(こなみ)
加賀「でも、今なら大丈夫ではないでしょうか」
提督「何故そう思う?」
加賀「お二人なら、例えそのような関係になったとしても、それに溺れる事など無いと私達は信じているからです」
赤城「加賀さん!?」
瑞鶴「ひゃぁ~……。提督さんのスケベ!でででも私は赤城先輩のことは信じてますから!」
提督「何もしてないのに酷い!」
赤城「瑞鶴ちゃん落ち着いて。私は何もされてないですから」
蒼龍「(想像したら提督と赤城さんの顔を直視できなくなっちゃった)」
飛龍「(私も。なんか恥ずかしくなってきた)」
翔鶴「んー……瑞鶴どうしたの?騒々しいわね――あら?ここは……司令室?」
瑞鶴「翔鶴ねぇ気がついたのね!聞いてよ、提督さんってば――」
提督「ストップ!瑞鶴が説明してしまうと、翔鶴にあらぬ誤解を与えかねないからヤメテ!」
翔鶴「……ハッ、そういえば私、確か二航戦の先輩方に抱かれて……」
提督「(二航戦、か。これがもし一航戦、赤城と加賀だったら……)」
赤城「鼻血が出てますよ提督」
加賀「きっと赤城さんで善からぬことでも想像したのでしょう。わかり易いですね」
赤城「私で?本当ですか提督」
提督「ノーコメント!」
提督「と言うか、みんな少し落ち着いてくれ!なんで日が明るい内からこんな話をしてるんだ」
蒼龍「事の発端がそもそも提督だし」
飛龍「提督ったら大胆なんだからもー」
瑞鶴「(言葉とは裏腹に顔真っ赤にしてモジモジしてる二航戦可愛いわね。撫で撫でしたい!)」
翔鶴「瑞鶴?あまり失礼なことを考えてはダメよ?」
加賀「わかりました。私達は一旦引きましょう。ただし、提督は一度赤城さんとよく話し合って下さい」
提督「……わかった」
赤城「冷静になって考えてみると、私はなんということを口走ってしまったのでしょう……」
その日の夜
提督「……さて、赤城」
赤城「――んっ、周囲には誰もいないようです。大丈夫です」
提督「それじゃあ、二人きりになったところで改めて赤城に聞くけど、布団の件どうする?」
赤城「……それを私の口から言わせるのですか?ご命令をあらばそう致しますが」
提督「ご、ごめん(真っ赤になりながら顔をこちらから逸らしつつ上目遣いでこっち見てくるとかヤバイ)」
赤城「では提督は、……如何なさりたい……の?」
提督「っ、私は――――」
R18なんて全くないので安心して下さい。
フジ○の艦NEXTシリーズの大和はとても良い物らしいですね。
初心者でも取っ付き易い模型だとか。赤城出ないかなぁ。では。
乙
健全な同衾は時にR18をも超える破壊力を持っている
とても読み辛い地の文になってしまいましたごめんなさい(^p^)
>>483
破壊力のあるむず痒い純愛を書けるようになりたいです(石直球)
「提督は……如何なさりたいの?」
顔を少し伏せながらも、瞳は此方に向けて震える声で赤城は言った。顔も真っ赤にしている。
「私は……俺は……!」
すぐにでも抱きしめ押し倒してしまいたい衝動に駆られたが、赤城のその瞳を目にして踏み止まる。
よく見ると赤城の声だけでなく、目も震え揺れている様に見える。今まで彼女のそんな目を私は見たことが無かった。
『航空母艦赤城です。空母機動部隊を編成するなら、私にお任せくださいませ』
彼女が着任した時、こちらが圧倒されそうになる程に自信と誇りに満ちた目をしていた。
『一航戦の誇り……こんなところで失うわけには……!』
着任して間もない頃は任務達成の為には”たとえ沈んでも任務を遂行しよう”とする覚悟を持った目をしていた。
『次の作戦に備えますね』『飛行甲板の修復に少し時間がかかりそう』
そしてそれは、時が移っていくにつれ彼女のその考え方も変わっていく。今は彼女の死を悲しむ者が大勢いるということを理解してくれている。
今の彼女は、最後まで諦めずに全員で生き抜こうとする覚悟を持っている。
『あの、提督?ごは……あっ、いえ、作戦開始はまだでしょうか!?』
MI作戦が近づき、私が浮き足立っている時に、彼女は突然そう言った。呆気に取られて彼女の顔を見たとき、悪戯っぽい顔をしていたがその目はとても優しかった。
お陰で私は落ち着きを取り戻し、頭を冷やすことができたが、運悪く青葉に聞かれていたのは災難だったな赤城。
『あの、提督? 次の作戦が、MI作戦というのは、本当でしょうか』
『提督。私、加賀さん、そして二航戦のみんななら必ず敵に打ち勝ちます。今度こそ、必ず』
MI作戦が決まった当初は心配そうにしていた彼女であったが、実行される日が近づくにつれて彼女を纏う雰囲気は、目に宿る光は力強くなっていった。
『提督、いよいよAL/MI作戦が発動されましたね。私達機動部隊主力はMI作戦に向けて練成してきました。きっと大丈夫、勝ちにいきます』
『南雲機動部隊、出撃します!』
作戦が発動された日、彼女の目はとても澄んでいた。作戦遂行中でも、彼女のその目と柔和な表情を以て彼女を見る者を安心させ、艦隊の過剰な緊張をほぐしていたようだ。
そして、ケッコンカッコカリ
『一航戦赤城いつでも出撃可能です!提督は、少しお休みになっていて下さい』
私の心の中を見透かされそうな、そして慈愛に満ちた瞳で見つめられながらそう言われると際限なく甘えたくなってくるから困る。
―――――
そんな赤城が今、初めて見る目をしている。少々大袈裟に表現するならば、雨の中に捨てられた弱々しい子犬のような目を言うべきか。
まるで、私を捨てないで、と訴えかけてきているような目。
「私は今、とても幸せです。それは確かです」
赤城の声は震えている。それはきっと羞恥心だけではなかった。
「でも、私が提督とケッコンカッコカリをしてからずっと……何も進展が無いのが何だか寂しくて」
「……ごめんな、私が中々覚悟を持てなくて赤城に寂しい思いをさせてしまった」
「謝らないで下さい。きっと貴方が正しいのです。でも、私は艦娘としての自信は持っていても……女性としてのその、自信は持ってませんので心配になってしまって……」
「そんなことは無い、お前は俺には勿体無いほど出来た女性だよ」
赤城にそっと近寄り、優しく肩を抱き寄せ続ける。赤城は顔を私の胸に埋めて、そのまま両手を私の背中に回してきた。微かに震えているようだ。
彼女は、女性としての自信を失いかけていたのか。そう考えると、無性に愛おしくなってきたし、非常に嬉しくもあった。
「夕方に加賀が言っていたことではないが、一度赤城の……を知ってしまうと溺れてしまう気がして怖かった」
赤城は態勢はそのままに、顔だけ此方を向けてきた。その美しい上目遣いに不意を突かれ緊張しながら、私は続ける。
「顔が赤いな。お前に恥ずかしい思いをさせてしまったこと、本当にすまなく思う。……だから、俺も覚悟を決めよう」
「覚悟……?」
「俺は今夜禁断の果実を求めることになる。だが、決してその甘い味に溺れないことを誓おう」
「禁断の?」
禁断の果実とは勿論赤城のことだが、それを敢えて明言しないまま続ける。明言しない理由は、ここまで来て情けないことだが照れ臭い感情があったからだった。
「赤城」
なるべく、照れ臭い気持ちが出ないように気丈に振舞う。
「は、はい」
赤城は何の事かよくわからない様子で少々戸惑ってるようだったが、私は言いたいことをさっさと言ってしまう。もう、後は野となれ山となれ。
「今夜から同じ部屋で、あの布団で一緒に眠ろう。もう寂しい思いなんてさせない。それも誓う」
「――それは、命令ですか?」
引き続き、上目遣いで、悪戯っぽい表情でそんなことを言ってきた。その割には顔も真っ赤で、表情も心なしか嬉しそうだ。中々お茶目なところがあるじゃないか、等と思いつつ私は返す。
「そうだ、これは命令だ」
「了解しました。提督?」
「なんだい?」
「一航戦赤城、これからも精進して参ります。貴方にとっての、一番の女性であることが出来ますように」
翌朝、隣に寝ている赤城を見て、これから毎朝この劣情を抑えねばならぬことを改めて理解し、ほんの少し辛い気持ちになったのは内緒だ。
あ、赤城と今まで同室だった加賀にはなんて説明しよう……
なんもいえねー
まーでも、赤城さんの心の変化や表情の変化などを妄想するのは楽しいですね。
上手く文章に出来たらもっと楽しいんだろうなぁ。では。
そろそろ4月ですね。あと3ヶ月ちょいでこのスレも1年……まだ500行ってないとか筆の進み遅スギィ!
ほんとすんません。SS書くのってこんなに難しかったのですね。下手な地の文とかすみません
それでも読んでくれたりコメントを下さる人達とでっちー、ありがとうございます
赤城「――ん、んー……。あら?ここは提督の部屋?」
提督「ガラガラガラ、ペッ。うん?目が覚めたのか。おはよう赤城」
赤城「おはようございます提督!……洗面所ですか?」
提督「そうだよー。歯を磨いていたところさ。あ゛ー寝癖も酷いなこりゃあ」
赤城「あのっ……浴室をお借りしても……」
提督「どうぞどうぞ。すぐに洗面所から出るから、少し待っててくれないか」
赤城「わかりました。……随分、落ち着いておられますね」
提督「そうだろうそうだろう。朝起きてから、すぐ頭から冷水を浴びたからな。は、は、ハーックション!」
赤城「何をしておられるんですか!春の兆しが見えてきたといっても朝晩はまだ冷えるというのに……。風邪を引いてしまいます!」
提督「おっとっと、一応軽く髪の毛は拭いたから大丈夫だって」
赤城「そんな!――ほら、やっぱりまだ少し濡れているではありませんか!」
提督「やめて!そんなに強く髪を拭くと毛が抜ける!いたいいたい!」
提督「ふぅ。髪は無事か、良かった。……大丈夫だって多分。赤城の後に私も風呂入るしさ」
赤城「しかし」
提督「それまで、さっきまで赤城が寝ていた布団にくるまって体を温めておこうかな、なんてな」
赤城「同じ布団で寝ていたのですから、私が寝ていたも何も……って、何を言わせるのですか!」
提督「取り乱してる赤城も可愛いのう」
赤城「もう!……あ、提督?」
提督「何?」
赤城「一緒に入りましょう!そうすれば提督も温まりますし、私も汗を流すことが出来て一石二鳥です」
提督「一応聞いておこう。どこに一緒に入るの?」
赤城「決まってるではありませんか。勿論、お風呂にですよ」
提督「飛龍も言ってたけど、結構大胆だよね君」
赤城「私は、もう迷わないと決めていますので。色恋事に関しても例外ではありません」
提督「いやそれってどんな決意よ」
赤城「それに、私から攻めねば貴方は動いて下さらないでしょう」
提督「それは違うな。俺はもう覚悟を決めている」
赤城「あっ……」
提督「――心配しなくていい。もう寂しい思いなんてさせない。昨日も言ったじゃないか」
赤城「……あのー、私の目を言って頂けませんか。抱き寄せといて目を逸らすなんて……意気地なし」
提督「こんなの慣れてないから恥ずかしいんだよぉ…」
提督「はい、この話は終わり!続きは夜にな!ほら、早く風呂に入って来い。もう沸いてる筈だから」
赤城「ふふふ、わかりました。提督があまりに強情なので一人で先に入らせて頂きます。今夜、楽しみにしていますね」
提督「昨晩みたいに、布団に入ってすぐ寝ないようにな」
赤城「仕方がないじゃないですか!提督が隣にいると思うと安心してしまって、すぐに眠気が襲ってきたのですから」
提督「冗談だ。君の寝顔を眺めていると私も幸せな気分になれたし、気分も良く眠れたよ(すぐに眠れたとは言ってない)」
赤城「私も良い夢を見ていた気がします。では、お話の続きはまた後で」
提督「まだ時間はあるしゆっくり浸かっておいで」
+++++
加賀「おはようございます。夜戦の疲れは残っておられませんか?」
提督「おはよう加賀。一体何を言ってるのか私には判りかねるな」
赤城「おはようございます加賀さん!夜戦って何です?」
加賀「……あっ、まだだったのですね。心中お察しします」
提督「今、『ヤレヤレ』って思ってるな?そういう目をしている!」
赤城「まぁまぁ」
加賀「それよりも、これからはお気をつけ下さい。提督と赤城さんのことを知った子達の一部が、お二人の下に押しかけて来るかもしれません」
提督「私が赤城を独り占めするのはずるい!って感じだろうか」
赤城「え、私ですか?提督ではなく?え?えぇー…」
提督「戦艦と空母は、その振る舞いや佇まいから特に駆逐艦の子から尊敬や羨望の眼差しを向けられてるから、仕方あるまいよ」
加賀「そういう事です。特に赤城さんは艦種関係なく皆さんから注目されています。お気をつけ下さい」
提督「いや、加賀も相当だろう。なぁ、赤城」
赤城「そうですよ。加賀さんはあなたが思っているよりずっと人気者なのです」
加賀「私が?そんな、私なんか。そんな筈はありません」
提督「ファンクラブあるの知らんの?」
赤城「あ、提督そのことは内緒って」
提督「しまったぁ!」
加賀「ファンクラブ……?悪いご冗談はお止め下さい」
提督「うん、冗談なんだアハハハ。今聞いたことは忘れてください」
加賀「わかりました。――で、首謀者はどなた?」
提督「ひぃ!」
赤城「嗚呼、提督のばか……」
今日も一日頑張るずい!
今日も頑張れた気がする!もう寝ようかな……。
って加賀ファンクラブの会長が言ってたずい。では。
乙
首謀者が誰なんだかさっぱり分からないずい
一体どこの鶴姉妹の薄い方なんだ…
乙
赤城さんファンクラブがあったら会長は加賀さんなんだろうなぁ
~ファンクラブ等に今まで入ったことがないので全て想像で話が進みます
>>502
もうバレバレだけど正体が明かされるまでもうちょっとだけかかるずい多分
>>503
?「他が大きすぎるだけなのよ!」
ずいずいは腰つきがいやらしいからセーフ
>>505
そのネタ頂きですね!
提督「あ、ちなみに私は加賀ファンクラブの会員ナンバーは3だ」
赤城「私はナンバー2です!会長を除けば私が一番最初の会員です!」
加賀「はぁ、まぁ良いでしょう。生活に支障が出ているわけでもありませんので、深く追求しないでおきます」
赤城「あら、加賀さんの耳が真っ赤」
提督「イイネ・」
加賀「何か私に落ち度でも?」
赤城「い、いえ(不知火さんのセリフ……)」
加賀「頭に来ました。赤城さんのファンクラブも作りましょう」
赤城「どうしてそうなるの!?」
提督「じゃあ加賀が会長で私がナンバー2でいい?」
加賀「提督が一番じゃなくていいの?」
提督「ここは加賀に譲るよ。君の方が赤城との付き合いは長いだろ」
加賀「艦時代を含めてですか。あの頃は互いに言葉等交わしたわけでもないので微妙ですが、提督がそう仰るのなら」
赤城「本当に作るんですか?冗談ではなく……」
加賀「私はいつでも本気なのだけれど」
提督「早速今日にでも青葉に会報用の写真撮って貰おう。夢が広がるな」
加賀「えぇ、気分が高揚します」
赤城「ふぇぇ」
『赤城ファンクラブ発足のお知らせ!』
『会員募集中!月に1度の会報誌有りマス』
加賀「加入なさりたい方は、こちらの申込用紙に名前等必要事項を記入してから、あちらの集計BOXに提出して下さい」
蒼龍「一番は貰ったわ!」
提督「残念、会員第一号は私が貰った後だ」
飛龍「あ、ずるい!職権濫用反対ー!」
提督「だって赤城は私の嫁だし」
蒼龍「だからこういう時は私達に譲ってくださいよぉ!何でも提督が一番なんてヤダヤダヤダァ」
飛龍「流石蒼龍あざとい」
加賀「――コホン、加入して頂いた方はこちらで赤城さんとの握手会を催していますので、順番にどうぞ」
赤城「どうしてこうなったの」
蒼龍「今度また加賀さんと一緒にハグしてくださいね!」
赤城「え、えぇ」
飛龍「お疲れ様です赤城さん。私が夏にお店で見繕った水着を早く着てください」
赤城「ありましたね、そういう話……」
吹雪「いつも対空射撃の訓練に付き合って頂いてありがとうございます!これからもよろしくお願いします!」
赤城「吹雪さんはいつも頑張ってるし、最近結果も出始めてきているわ。このまま慢心せずに頑張ってね」
吹雪「はい!この手、暫く洗わないでおきますから!」
赤城「はい!?そ、それはちょっと流石に……ね?」
瑞鶴「むむむ!なんか楽しそうなことをやってる!」
翔鶴「赤城さんファンクラブ?まぁ」
加賀「五航戦、良い所にきたわね。あなた達も入っていきなさい」
赤城「加賀さん、無理強いは駄目ですよ」
瑞鶴「加賀さんが元締めなんですか?へぇー」
翔鶴「お力になれるのなら喜んで入らせて頂きます」
瑞鶴「じゃ、じゃあ私も」
赤城「無理しなくて良いのですよ」
翔鶴「無理なんてしていません。あの、サイン等も頂けたりします?宜しければ、私の矢筒にサインを頂きたいのですが……」
赤城「え?あ、そのくらいなら良いですよ。むしろ別に会員なんかにならなくても」
飛龍「……ここだけの話なんだけど、今なら特典で一航戦サンドして貰えるみたいよ?」
翔鶴「!」
瑞鶴「なんですって!?」
サンドネタ引っ張りすぎでゴメンネ
加賀「一航戦サンド?」
赤城「なんですそれ?」
提督「私まだしてもらってないんだけど?」
翔鶴「あぁ、どうしましょう瑞鶴。失礼の無いように、シャワーで身を清めないといけないわ」
瑞鶴「べ、別にそんなのされてみたくなんかないし!」
蒼龍「飛龍、あなたまたそんな勝手なこと言って」
飛龍「だって私がしてもらいたかったんだもの」
赤城「ねぇ、翔鶴ちゃんと瑞鶴ちゃんは”一航戦サンド”って何かわかるのかしら?」
翔鶴「はい、一応……」
加賀「そういえば先日も二航戦サンドがどうとか言ってましたね。きっと、それと関係しているのでしょう」
瑞鶴「まぁ、そうですね……アハハ」
飛龍「良い機会だわ。五航戦!あなた達がお手本となって五航戦サンドを加賀さんにお見舞いしてあげるのよ!」
提督「……!」
蒼龍「あの……提督に、じゃないんで座っててください」
提督「赤城、五航戦サンドされない私達は向こうで慰めあわないか」
赤城「は、はぁ」
加賀「良いご身分ね、提督?」
提督「ハハハいやだなぁ、冗談だって。――私はサンドされる加賀を見ていることしか出来ないと言うのか。無力な自分が恨めしい……」
翔鶴「私達が加賀先輩に?恐れ多くてとてもじゃないですけど出来ませんよ」
瑞鶴「ななななんで私達が加賀さんにしないといけないのですか!二航戦の先輩方が一航戦にして手本を見せて上げてくださいよ!」
飛龍「ふーん……、良いの?二度とこんな機会ないかもよ?」
瑞鶴「それはっ。……ぐぬぬ」
加賀「本当に何なの?」
赤城「さぁ、一体何なのでしょう」
提督「一言で表現するならロマン、かな」
蒼龍「提督の鼻の血管、ちょっと脆いんじゃない?また血が……」
瑞鶴「えええい!わかりました、わかりましたよ!そこまで言うなら五航戦サンドというものを見せて上げますよっ」
翔鶴「落ち着いて瑞鶴。提督も、見てないで助けて下さい」
提督「-・-- ・-・-・ ・・-・・ ・・- ・--- ・- ・・-- -・--・ 」
翔鶴「……け・ん・と・う・を」
瑞鶴「いのる、――『健闘を祈る』ね。提督さんの許可も出たし、いっちょやってやろうじゃないの。翔鶴ねぇ、行くわよ!」
翔鶴「あぁ……、不肖五航戦翔鶴、いかせて頂きます……!」
加賀「――っ!!」
赤城「わくわく」
…合体!…
瑞鶴「さぁ感想を聞かせなさいよ一航戦!」
翔鶴「うぅ、すみません加賀先輩」
加賀「……狭いし近い」
瑞鶴「我慢なさいよ!私達だって窮屈なんだから!」
翔鶴「あ、でも暖かくていい気持ち……」
赤城「加賀さんは体温が高いから抱きつくと気持ちよくてリラックスできますよね、わかります」
加賀「赤城さん、おかしなことを言わないで」
提督「なぁ、胸当て外してからしたほうが良いんじゃないか?着けたままだと少し窮屈というか互いに当たって痛いだろ」
赤城「なるほど。では、胸当てを外してtake2いきましょう」
瑞鶴「もう、仕方ないわねぇ」
翔鶴「私としたことが、胸当てをしたままだったなんて」
加賀「赤城さん?あの、赤城さん?」
ファンクラブの申し込み会場の詳細な様子は描写してませんが、結構賑わっていることを想定してます。
赤城の戦場での姿や、自分に厳しい私生活の様子等を見て心打たれた艦娘が結構いる設定です(そんな描写もしてないですけど・・・
派閥争いなんて無いので安心してくだち。では。
乙
赤城さんファンクラブに入るにはどこに行けばいいですか?
あの、この六駆サンドと七駆サンドお願いします
あ、お持ち帰りで
あの、鳳翔さんとRJちゃんによる旧一航戦サンドは
4月になりました。赤城さん達とお花見にいきたいです。
>>519
まず職業:提督になります
>>520
憲兵さんこっちです!
>>521-522
鳳翔さんと龍驤が思いの外人気ですね
龍驤はむしろサンドしてあげたい・・・
龍驤「キミ、なんか寂しそうにしとるな~。鎮守府の長ともあろう者がそんなしけた顔しとったらアカンで!」
提督「龍驤……。君も赤城のに入会しに?」
龍驤「赤城とウチも結構長いし、付き合いってやつや。それに、あいつのことをもっと知るには良い機会やしな」
提督「なんだ、赤城の好みでも研究して贈り物でもするのか」
龍驤「なんでやねん。赤城に勝つためや。それと加賀にもな。うちは負けへんでー!」
提督「勇ましいな。流石龍驤だ」
龍驤「そうやろ~。もっと誉めても良いねんで~」
提督「よーしよしよしよし」
龍驤「うわわわわ、頭撫でるのは良いけどちょっとは加減してやっ」
鳳翔「お二人共、あまり仲良くしてると赤城さんが嫉妬しちゃいますよ」
龍驤「あ、鳳翔良いとこに!こいつがさっきからウチの頭を撫で回してくるねん」
提督「満更でもないくせに」
龍驤「う、うるさいなぁ」
鳳翔「それでは私も」
提督「うお、鳳翔?」
鳳翔「やっぱり、提督の背中は大きくて逞しいですね」
提督「い、息が耳に当たってるし他にも色々背中にっ」
鳳翔「ほら、龍驤さんも提督の方を向いて」
龍驤「ウチも抱きつくんか!?……はぁ、もー仕方ないなぁ」
提督「龍驤まで……」
龍驤「あー、いつもの”下駄”を履いてないから、うちの頭が丁度キミのおなか辺りになってしまうな」
提督「それはそれで」
鳳翔「はい、これで一航戦サンドでしょうか」
龍驤「は?な、なんやそれ!」
提督「なんだろう、この邪念が洗い流されていくような感覚。それに、なんか生きる活力が漲ってくるような気がする!」
鳳翔「先程まで、なんだか寂しそうにしてましたからね。赤城さんを皆さんに取られそうになってるからでしょうか」
龍驤「ははーん、それで元気がなかったんやな。仕方ないなーキミは。ウチで良かったらいつでも相談にのるよ?」
提督「情けない姿を見せてしまった。だけど、もう大丈夫だ。鳳翔も龍驤もありがとう」
鳳翔「私達でよければ、いつでもお力になりますから無理はなさらないで下さい」
龍驤「そうやで。ウチらじゃ赤城の代わりにはなれんけど、ウチらかてキミのこと大切に思ってるんやからな!だって、もう家族みたいなもんやろ?」
鳳翔「えぇ、龍驤さんの仰る通りです」
提督「私は幸せ者だな。ところで鳳翔、さっきから甘い吐息と色々柔らかいのとでやばい!」
龍驤「それくらい我慢するんや。浮気はあかんで?」
鳳翔「うふふ、もう暫くこのままで居させて下さい。私だって、偶には甘えたい時もあるのですよ」
赤城「あら?」
蒼龍「どうしました赤城さ――うわっ」
赤城「なるほど、あれが私達に求められているものなのですか」
飛龍「は、はい。はぁ、赤城さんが居るというのに提督は鼻の下を伸ばしてデレデレし……てない!?」
蒼龍「なんか色々すっとばして賢者モードになってる感じじゃないかなーあれ」
赤城「とても安らかな表情……。二人で誰か一人に抱きつくという行為は、そこまで人を癒すことが出来るのですね」
蒼龍「そ、そうなんです!特に、赤城さんが提督にしてあげたらあまりの嬉しさに気絶するんじゃないですか?」
赤城「まさか、そこまでは流石にないでしょう」
飛龍「私は、提督はただ気絶するだけじゃなくて鼻血吹いて気絶するんじゃないかと思う」
蒼龍「あー確かに」
加賀「あの……」
赤城「あ、加賀さん、五航戦の子達によるサンドは如何でしたか……!?」
瑞鶴「スヤァ」
翔鶴「スヤァ」
蒼龍「え、まさかの返り討ち!?」
飛龍「なん……だと?」
加賀「胸当てを取ってからまたしたのだけれど、そしたらこの子達寝てしまって。……助けて、重い」
後に五航戦が一人、瑞鶴はこの時のことをこの様に語った。
「まさか、って思ったわ。二航戦の先輩に挟まれて翔鶴ねぇが眠っちゃってたじゃない?あの時だって私は大袈裟な、なんて思って正直舐めてたわけよ」
「でもね、実際は違ったの。加賀さんに抱きついたら、なんだか私の体もポカポカしてきて、おまけに良い香りはするわ何かわからないけど安心感もパないわでほんとやばかった。ごめんなさいね、チープな表現で。でも、本当にそうとしか思えなかった」
「そして、悔しいことに……とても柔らかかったのよ!それで、気がついたら私はマットの上に寝かされてた。いつ落ちたのかさえわからなかったわ。本当に、恐ろしい体験だった――」
―――
加賀「……あなた、バカなの?」
瑞鶴「酷い!」
赤城「まぁまぁ加賀さん。私も瑞鶴さんの気持ちはわかります」
翔鶴「本当にすみませんでした。でも、とても気持ちが良かったので、つい」
加賀「しっかりなさい五航戦。まぁ、赤城さんに免じてここは咎めずにおきますが」
蒼龍「よっし、じゃあ私達は赤城さんを二航戦サンドよ!」
飛龍「そうね!赤城さんのお手並み拝見と行きましょう!」
赤城「私もされるのですか!?」
誰だって贔屓の艦娘にサンドされたい。俺だってそう思う
イメージとしては、龍驤は提督の正面から両手を提督の背中にぎゅっと回して頭を提督の胸か腹あたりにうずめてる感じで
鳳翔さんは提督の背後から両手を提督の両肩にそっと置いて抱きつくというよりも寄り添う感じ、でも体を結構押し付けてるのをイメージしてました
アニメで、翔鶴が瑞鶴に囁くスケベティックすぎる場面がありましたが、雰囲気的にはあれに似たような感じですかね。では。
>>531
わかる
乙
アニメ翔鶴のあのシーンのねっとりとしたエロボイス本当に好き
囲炉裏でええやん
ムラムラの改二に向けての育成で提督業がまーた忙しくなって参りました。
睦月型も誰かそのうち改二なんでしたっけ。今月末にはイベントが始まるし大忙しですね。
>>532
わかって頂けますか。注釈なしで本分だけで表現できるようになりたいものです。
>>533
あれで翔鶴のスケベさを知ることが出来ました。
駆逐艦に囲まれたい提督多すぎぃ!ロリに囲まれて囲ロリとか事案不可避
蒼龍「じゃあ……」
飛龍「赤城さん覚悟ー!」
赤城「きゃっ」
蒼龍「ふぁああ!相変わらず良い体ですなぁ」
飛龍「くるしゅうないくるしゅうない……」
赤城「確かにこれは中々……良いものですね。リラックス出来ます」
蒼龍「動じてない!?やるわね」
飛龍「流石は一航戦、相手にとって不足なし!」
加賀「あなたたちは赤城さんをどうしたいの……」
提督「ほら、龍驤も鳳翔もそろそろ良いかな。このままだと駄目になってしまうよ。色々と」
龍驤「んん、元気でたか?それならええわ」
鳳翔「そうですね、あまり私達が甘えすぎちゃうと嫉妬されちゃいますね」
提督「いやぁありがとう。素晴らしいひと時だったよ。今なら宇宙の謎も解き明かせる気がする」
龍驤「賢者モードにも程があるでキミ」
鳳翔「私達がいつでも提督を元気付けてあげますから、無理しないで下さいね」
提督「あはは、参ったなほんと。……もう少し挟まれてたらやばかった」
提督「それで、今度は赤城が二航戦に挟まれてるのか。もうなんか色々凄い。凄い」
翔鶴「いいなぁ……」
瑞鶴「翔鶴ねぇ!?……ちなみにどっちが羨ましいの」
翔鶴「え?それはその……両方かしら。挟まれてる赤城先輩も羨ましいし、挟んでる二航戦の先輩方も羨ましいし。私も勇気さえあれば……」
提督「翔鶴は遠慮しがちに見えて結構欲張りだなぁ」
翔鶴「ご、ごめんなさい、忘れてくださいっ」
瑞鶴「赤城さんと加賀さんだと、どっちに抱きついた時の方が気持ち良いのかしら」
提督「甲乙付けがたいな。きっとどちらも素晴らしい筈だ」
龍驤「真剣な顔してるけど言ってることは色々おかしいでキミ」
提督「というかそもそも、赤城と加賀にサンドしてもらう話じゃなかった?」
瑞鶴「そ、それはっ……。でも、私は別にサンドされて欲しくないし別にいいわよ」
提督「私の目を見てもう一度同じことを言ってみろ瑞鶴」
瑞鶴「いやよ!そんなことする必要なんてないわ」
提督「そうか。それは残念だ、なぁ赤城?」
赤城「そうですね。そこまで拒まれると悲しいです……」
瑞鶴「赤城さん!?いつのまにっ」
赤城「つい先程ですよ。蒼龍ちゃん達にはほんの少しの間だけ――眠って貰うことにしました」
瑞鶴「ふぁっ!?」
瑞鶴「心なしか赤城さんの笑顔が怖い」
提督「そうか?いつも通りのほんわかした可愛い笑顔じゃないか」
瑞鶴「うぅぅ」
赤城「ふふふ、瑞鶴ちゃん。覚悟は良いですか?」
瑞鶴「言い方が微妙に怖いですってば先輩!」
加賀「私は別にどうでも良かったのですが、後ずさりするほど嫌がられると流石に頭にきますね」
瑞鶴「したくなかったら別にしないで良いじゃないですかぁ!翔鶴ねぇも私を助け――」
翔鶴「私にもして下さるのかしら、あぁ、私なんかが良いのでしょうか……」
瑞鶴「駄目だー!聞いてない!」
提督「そこまで意地張らなくても良いのに。あー羨ましい羨ましい」
赤城「では……」
加賀「はぁ。今回だけ特別ですよ」
瑞鶴「――――!……あれ?意外となんとも無い?なんだ、やっぱり眠ったりするなんて大袈裟だったのよ」
翔鶴「……瑞鶴?」
瑞鶴「翔鶴ねぇどうしたの?何か驚いてるような顔してるけど、なんとも無かったわよ!見掛け倒しよ」
翔鶴「そんな……」
提督「瑞鶴、お前気がついてないのか?」
瑞鶴「提督さんまでどうしたの?私はなんともないし、……一航戦サンドも確かに気持ち良いけれど、そこまで大袈裟にするようなことでも無いわね」
提督「本当か?……お前、今……涙を流しているんだぞ」
瑞鶴「――え?」
毎回勢いだけで書くもんだから話のストーリーの行く末が迷子すぎる…
瑞鶴が涙したのは別に圧殺されそうになって苦しいからとかじゃないです。
一航戦の胸部装甲の存在感からの悔し涙でもないずい。では。
乙
あれか、一航戦サンド
乙乙
翔鶴には扶桑姉妹サンドを用意しておいた。
おや?大鳳と陸奥も翔鶴をサンドしたいって?
こんばんは。3-5が辛い辛い
>>547
左様でございます
>>538
勿論します挟みます
けどちょっと表現が弱かったかなぁ・・・鶴姉妹も幸せでいて欲しいものです
>>550
被害担当艦不幸爆発とか不吉なんですけお!
でも感触とか香りとか素晴らしいと思います
瑞鶴「うそよ、そんなわけないじゃないっ」
赤城「無理しなくても良いんですよ」
瑞鶴「無理なんて、してない」
赤城「あらら。では、何でも良いのでしてほしいことがあったら言って下さいね。私達で良ければ力になりますよ。ね、加賀さん」
加賀「そうね」
瑞鶴「やめ……て。そんなこと言われたら止まらなくなっちゃう……」
加賀「何?言いたいことがあったらハッキリ言って頂戴。これだから五航戦は」
赤城「加賀さん、そんな言い方は」
瑞鶴「何よ……。加賀さんは卑怯よ!いつも人を馬鹿にしたようなスカした態度の癖に……そんなあなたにこうして抱かれているだけで何でこんなに暖かくて安心できるのよ……」
加賀「何故かしらね」
瑞鶴「また!あんたがそんなだから私は……私は!」
赤城「瑞鶴ちゃん、加賀さんは貴方のことを決して馬鹿になんてしてないわ。ただ少しだけ不器用なの」
瑞鶴「それは……」
赤城「今だって平静を装ってるけど……加賀さんの胸に耳を当ててみなさい?」
加賀「あ、赤城さん!?」
瑞鶴「良いんですか?」
赤城「えぇ。私が許します。観念してください加賀さん」
加賀「う……」
瑞鶴「じゃ、じゃあ失礼して……。わ、心臓がすごいドクドク言ってる」
赤城「でしょう?大好きなあなたに抱きついているから、きっととても緊張しているのね」
加賀「そんなことはありません。私は平常心を保っています」
瑞鶴「そっか、私は……愛されていることを本能で感じて安心して泣いちゃったのかな。今までずっと……好きじゃないと思われてるって思い込んでたから……」
加賀「だからあなたは人の話を――」
瑞鶴「なんですか。やっぱり私達のことなんて好きじゃないって、嫌いだって言うんですか?」
加賀「最後まで話を聞きなさい。私は、一度もあなた達のことを好きじゃないなどと言った事はないでしょう」
瑞鶴「そんな屁理屈……。私は、赤城さんじゃないから、ハッキリ言ってくれないと加賀さんが何を考えているかわからないです」
加賀「よく聞きなさい」
瑞鶴「なんですか」
加賀「私はあなたのことを決して嫌いだとか、好きじゃないなんて思ってないし思ったこともない。だからといって、どうでもよく思ってるわけでもないわ」
瑞鶴「回りくどいですよ……」
加賀「もう……」
瑞鶴「あっ……加賀さんの私を撫でてくれる手、とても暖かい……――」
赤城「加賀さん、私のことはどう思ってくれてるのですか?」
加賀「赤城さんは、私の想いや気持ちは知っているでしょう」
赤城「瑞鶴ちゃん、目元が赤くなっちゃったけど幸せそうに寝てるわ。ふふふ、寝顔はこんなに幼いのね」
瑞鶴「スゥ……スゥ……」
加賀「えぇ。起きているときも、こんな風なら可愛らしいものを」
赤城「そうですか?いつも表情がコロコロ変わって可愛いですよ」
加賀「もう少し落ち着いていて欲しいものね。……元気なのは、結構だと思いますが」
赤城「さてさて、次は翔鶴ちゃんにいきましょう」
加賀「妹だけでは不公平ですし、仕方がないですね」
翔鶴「良いのですか?……や、やった…!」
~~~
赤城「さぁ、気分はどうです?」
翔鶴「とても幸せです。体中の力が抜けると言いますか」
加賀「あなたの日々の頑張りは認めないでもないわ。でも、もう少し自分を大切になさい」
赤城「そうですよ。翔鶴ちゃんはいつも遠慮しすぎるのが偶に傷かしらね」
翔鶴「でも、私は瑞鶴や他の皆さんが幸せならそれで良いので……:」
赤城「では、せめて鳳翔さんや私達の前ではもう少しだけ我がままにおなりなさい。それとも 、私達では力になれないかしら?」
翔鶴「そんなこと、あるわけないじゃないですか。とても嬉しいお心遣いですけど、私には勿体無いです」
加賀「……少なくとも、あなたが心から幸せを感じてなければ、瑞鶴も幸せにはなれないわ」
赤城「そうですね。覚えていてください。私達はいつでもあなた達を支えてあげたいと思っているの」
翔鶴「妹にだけは、不甲斐無い姿を見せたくなかったので私なりに努力してきました」
赤城「えぇ、あなたはよく頑張っています」
翔鶴「良い格好をしたかったわけじゃないんです。ただ、瑞鶴に心配をかけたくなかった一心でした。だから、誇れる姉でいなければと」
赤城「そうだったの。でも、無理を通しているといずれ崩れてしまうときが来てしまうわ」
加賀「自滅してしまったら、あなたの妹も安心してられないでしょう」
翔鶴「……ふふふ、瑞鶴も言っていたけど、先輩方はズルイです。憧れの人にこんなに優しく包まれながら諭されたら、骨抜きにされてしまうに決まってるじゃないですか」
赤城「憧れなんて、大袈裟ですよ。まぁ、たまにはこう言うのも悪くないでしょう」
加賀「ええ、たまには」
翔鶴「ありがとうございます。私も…瑞鶴も……愛されて…幸せ…者……です…ね…」
―――
――
―
加賀「ところで、赤城さん。先程、五航戦の妹の服からこのような物が落ちてきたのですけど」
赤城「なんですか?……あっ、それは加賀さんのファンクラブの会員手帳!」
加賀「ナンバーは001とあります。あの子が私のファンクラブを黙って作った張本人なの?」
赤城「さ、さぁどうなんでしょう」
加賀「何故目を逸らすの。こちらを向いて頂戴」
赤城「えー、その、……おそらく加賀さんの仰る通りかと」
加賀「そうでしたか。隠れて作らなくても、事前に声をかけてくれていれば……」
赤城「ファンクラブを作ること、許してました?」
加賀「わかりません。しかし、作ってしまったのなら仕方が無いですね」
赤城「あっ、勝手に手帳を見たら駄目ですよ」
加賀「勝手に作った罰として、少々落書きを」
赤城「……加賀さんも、素直じゃないですね。――いや、不器用なだけでした」
加賀「嬉しそうに言うのね。――これで良し」
赤城「そう見えます?うふふ」
加賀「えぇ、今もとても良い微笑みだこと」
―――
無許可で私のファンクラブを作ってしまったことに今更口を出すつもりもありませんが、一応一声かけに来るように。
貴方"達"が訪ねて来るのを赤城さんと一緒にいつでも楽しみにして待っています。
第一航空戦隊 加賀型航空母艦一番艦 加賀
すみません。これからまた暫く不定期更新となりそうです。
最低でも週1で更新できたら……と考えていますがわかりません。
まー適当にボチボチ続けていこうと思ってます。では。
いつでも良いぞ
楽しみにしてる 乙
…天使しかいねぇ!
乙
ここが楽園だったか
つ④
あと大和型サンドは貰っていきますね
最後に試したいことがあるのでちょっとsage進行でいきます
一番最初に五航戦サンドを知ったのは加賀さんが五航戦に抱きつかれててそれを赤城さんがたのしそーって見てる二次絵でした
すごく好きです
>>561
ありがとうございます。癒されたいのでみんな天使になってます。
>>562
優しい世界です。技量がなくて変化に乏しい世界になってしまってますが精進します・・・
>>564-566
一航戦フルコースディナーセットは貰っていきますね
~・~・~・~・~・
赤城「加賀さん、間宮さんのお店でお茶しませんか」
加賀「良いですね。秘書艦のお仕事はもう良いの?」
赤城「えぇ。提督から、先に休憩に入るようにと仰せつかったので大丈夫ですよ」
加賀「そう。それでは行きましょう」
赤城「はい。――今日の日替わりスイーツセットは何でしたっけ」
加賀「おそらくチーズケーキだったかと」
赤城「おぉ……。加賀さんは何にするか決めてるのです?」
加賀「今日は暖かかったので、赤福氷にするつもりよ」
赤城「その手がありましたか!確かにこの気温では氷菓も良いですねー」
―――
――
―
赤城「うーん、うーん……」
加賀「……随分悩んでいるのね」
赤城「ご、ごめんなさい。どっちにしようかしら……。あ、加賀さん!一つ勝負をしません?」
加賀「突然ね。良いけれど、どうして?」
赤城「私が勝てばチーズケーキセットを、加賀さんが勝つと赤福氷を注文することにします!」
加賀「勝負方法は?」
赤城「それなんですよねー。どうしましょう?」
提督「その勝負、私が預かろう!」
赤城「て、提督!」
加賀「いつのまに」
提督「二人が面白そうなことを始める気配がしたから飛んできました」
赤城「面白そう?」
加賀「今度は何を企んでいるのですか」
提督「何も企んでなんかいないから安心してくれ。とりあえず勝負方法について考えてみた」
赤城「その割には、会話の内容はばっちり把握しておられるのですね」
提督「任せろ!それで、私が考えてみたのは……」
提督「二人が互いになりきって、それでどちらがより似ているか競ってみたらどうだろう」
赤城「?……つまり、私が加賀さんになりきり、加賀さんが私になりきるってことでしょうか」
提督「その通り。二人とも互いのことについてよく知っている筈だろ?」
加賀「……えぇ」
提督「別に姿や声が似ているか否かは重要じゃないんだ。どれだけ互いの特徴を掴んで、それを表現できるかが勝負の鍵になる!」
加賀「そういうことですか」
赤城「どちらがより相方のことを知っているか競うのですね。でも、それじゃあ3時のお茶の時間が終わってしまいそうな気もするのですが」
提督「それなら、例えば3時のおやつは氷菓子にして、それで夕飯のデザートでチーズケーキ頼んだらいいんじゃない?」
赤城「さすが提督……!」
提督「フッ、そうだろそうだろ。それでは、勝負は3時のおやつの後ということでいいか?よーし、私は金つばセット頼んじゃうぞー」
赤城「私は加賀さんと一緒に赤福氷にします!」
加賀(問題が解決したなら勝負する必要は無いのでは……)
~3時のお茶の時間の後、司令室にて~
提督「さてさて、糖分を補充して元気になったところで勝負を始めようじゃあないか」
赤城「負けませんよ加賀さん!」
加賀「お手柔らかにお願いします赤城さん」
提督「じゃあ……、とりあえず今すぐお互いの服を交換しようか……」
赤城「まずは形から入るのですね」
加賀「……提督、あなたは私たちの着替えをずっと見ているつもりなの?」
提督「チッ、気がついたか。いえいえ、私は今すぐ部屋から出て行きます故」
~・~・~・
赤城「着替え終わりましたよ。私達、髪型もお互いを意識して弄ってみたのですがいかがです?」
加賀「髪を結んでいないと、スッキリしなくて気になりますね……」
提督「髪を結んだ赤城と髪を下ろしてる加賀も有りだな……。あとで青葉を呼んで写真を撮って貰おう」
加賀「私達がそれを許すと思って?」
赤城「私は良いと思いますよ。記念に写真を撮ってもらって部屋に飾りませんか?」
加賀「……赤城さんが良いのなら私もかまいません」
提督「やったぜ」
提督「じゃあ、そろそろ始めるか」
赤城「では……、コホン。加賀さん、最近景気はどうかしら?」
加賀「ボチボチですよ赤城さん。……にこ」
提督「すごく地味な会話ね」
赤城「すみません、緊張してしまってどう話を切り出せば良いものかと……」
加賀「にこにこ」
提督「なるほどね、まぁ慣れてきたら自然と会話できるようになってくるか。……あの、加賀さん?」
加賀「なんですか?にっこり」
提督「なんで目を瞑りながら口でにこにこ言ってるのかな?」
加賀「赤城さんの笑顔を真似ているつもりなのですが。ニコォ……」
提督「なるほどね!笑えてないけどかわいいから良し!」
赤城「そうね、とても加賀さんらしいと思うわ」
加賀「そんなに誉められると照れてしまいます。テレテレ」
赤城「顔は真顔ですけど耳が真っ赤になってるし、照れてるのは本当のようね」
提督「……ところで、全く微笑まない赤城ってのはなんか怖いな」
加賀「そうですか?私は凛々しくてとても宜しいと思いますよ」
赤城「酷いわ提督」
提督「なんか違うんだよな。余りにも無表情で淡々とし過ぎている様な……」
赤城「か、加減が難しいのよ」
加賀「私も、感情表現が苦手なので赤城さんの真似がとても難しいです。ショボン」
提督「こうして見ると加賀もずるい。何するにしてもギャップ萌えが発生するんだもん」
赤城「全くです」
加賀「何を仰っているのですか。赤城さんだって戦場での姿は日常のそれと比べて全然違うじゃないですか」
提督「それもわかる。戦場の赤城は凛々しくてかっこいいもんなー」
赤城「……でも、新しい駆逐艦の子達と初めて一緒に出撃した時とかたまに泣かせちゃうのよ。非常に機嫌が悪い様に見えて怖いということで……」
加賀「……すみません」
提督「い、意外な部分で苦労してることもあるんだな……」
(⌒-⌒)こんな感じで笑顔を作りたかったのにただ目を瞑ってるだけにしか見えなかった加賀さん
感情を表に出さない様に頑張ったら無表情になり過ぎて不気味なってしまった赤城さん
こんな感じを想像して頂ければと。
この二人に絡んでくるほんのチョイ役の艦娘を誰にしようか決められないので安価で助けて欲しいずい
本当にちょい役だけど安価は>>576と>>576で。 申し訳ないけど>>1が持ってない矢矧と酒匂以外でお願いするずい
sageてるし誰も来なかったら自演!自演です!ではまた来週に。
安価先が自爆しとるがな
できれば一人前のレディーがいいな
すみませんゆるしてくだち!
暁了解ですご指摘ありがとうございます
後1名艦娘さん>>579で・・・
既に自演でわろた
安価取れてたら朧
顔文字に頼ってしまった……不覚
一航戦、ポンコツになるの巻
暁「司令官いる?今度のお花見のことなんだけど……あ!赤城さんと加賀さんごきげんようです」
赤城「あら、こんにちは暁さん」
加賀「ごきげんよう暁ちゃん。お花見の相談ですか?」
暁「は、はい!おやつは幾らまでか聞きに来たの――んん?」
加賀「?私の顔に何かついています?」
暁「そういうわけじゃないのだけど、あれ?今日の加賀さん、何かおかしい?」
加賀「そんなにおかしいですか?……ニタァ」
暁「ヒッ!?――……」
赤城「ちょっ、加賀さん!?」
提督「加賀さんそれ笑顔ちがう」
加賀「ちゃんと笑えていませんでした?出来るだけ表情を動かそうと頑張ったのですが」
赤城「とても言いにくいのですが正直に言うと……怖かったです……」
加賀「そんな、馬鹿な」
提督「おい暁、大丈夫か。気をしっかり持て」
暁「だだだだ大丈夫よ!ちょっとびっくりしただけなんだから!」
提督「簡単に説明をするとだな……かくかくしかじか」
暁「なんだ、そういうことだったのね」
赤城「私達の模倣はどうかしら。自分でも似てると思うのだけれど」
加賀「赤城さん、慢心は駄目ですよ。似ていると思っているのは私達だけかもしれません」
暁「正直に言っちゃうと……表情が全く違うから似てないわ……」
赤城「頭に来ました」
暁「!?とととと突然真顔でそんなことを言うのはやややめてよね!」
赤城「加賀さんならこのように仰ると思ったので」
加賀「私って普段そんなに怖いのですか……?」
赤城「私は加賀さんを怖いと思ったことはないわね」
暁「今の赤城さんが無表情すぎて怖いのよぉ……」
提督「普段にこやかなだけに余計にそう思うよな」
提督「赤城と加賀に脅かされた暁が部屋に帰ってしまいました」
赤城「……自信を無くしました」
加賀「私もです。はぁ……」
提督「へんなこと提案して正直すまんかった」
加賀「いえ、笑顔を作ることがとても難しいということを知ることができました」
提督「そ、そうか」
赤城「加賀さんの真似をしてるだけなのに、提督も暁さんも怖いと仰られる。むぅ……」
提督「加賀でももう少し表情が柔らかい気がするんだけど」
加賀「そうですよ。ほら赤城さん、顔の力を抜いて落ち着いて下さいな。ちょっと失礼……」
赤城「はい?……(ノ)・ω・(ヾ)ムニムニ o< ´・ω・` >oビローン ((( ・ω・ )))プルルーン」
朧「提督、鳳翔さんがお花見のお弁当の件でお話があると……って、一体何してるんですか?」
提督「そうか、すぐ行く。言伝をありがとう朧。これは実は――かくかくしかじか」
朧「なるほど、なんだか面白そうなことをしてますね!」
提督「それが、二人とも暁に怖がられて落ちこんでしまってなぁ」
朧「そうだったんですか、へぇー……」
赤城「加賀さんの顔の筋肉も解してあげるわ」
加賀「私は大丈夫ですので遠慮しておきます……(ノ)・ω・(ヾ)ムニムニ o< ´・ω・` >oビローン ((( ・ω・ )))プルルーン」
朧「……楽しそうに見えますけど」
提督「お、おう」
朧「あのー、赤城さんと加賀さんはなんでお互いに相手の頬っぺたをこう……ぐねぐねしてるんですか?」
赤城「朧さん?これは顔をほぐすことで表情を柔らかくしようとしているの」
加賀「私達の落ち度が原因で暁ちゃんを怯えさせてしまいましたから」
朧「そうだったんですか」
赤城「私達の表情、朧さんにはどうみえるのかしら」
朧「うーん、……言われてみると硬い気がしますね」
加賀「まだ駄目でしたか……」
朧「よくわからないですけど、そこまで気にすることも無いんじゃないですか?」
加賀「と、言いますと?」
朧「気負い過ぎるから緊張してしまって、表情が硬くなっちゃうんじゃないでしょうか」
赤城「それは一理あるわね」
朧「あ、でも、口調とかはとても似てると思います!うん、とっても!」
―――
――
―
提督「朧、すごく気を使ってたな……」
赤城「ええ」
加賀「何がいけなかったのでしょうか」
提督「ま、まぁいつもの二人が一番だってことだな!」
赤城「納得いかないわ。これじゃあ負けたみたいですし」
加賀「赤城さんの言う通りです。ここまで来たからには完全になり切ってみせます」
提督「一体どこに行こうとしているのか。おっと、私は鳳翔のところで話をしてくる」
赤城「わかりました」
~~暫くして~~
提督「ただいま。二人ともどうにかなりそうか?」
赤城「提督、困ったことになったのだけど」
提督「どうした?」
加賀「実は、恥ずかしながら演技の練習をしすぎたようで」
提督「えーっと…それで?」
赤城「感情を表現する方法を忘れてしまったわ」
加賀「私は少しだけ笑えるようになりました」
提督「まじで?……まじか」
空母棲姫「私が指導してあげたのよ。二人の中身が入れ替わったと言っても、通じる出来でしょう?」
提督「なんということでしょう。洗脳とかしてないだろうな?少しは加減してくれっ」
~~~
暁「あ、朧達はお花見のおやつ何持って行くか決まった?」
朧「まだよー、今度の週末に第七駆逐隊のみんなで買いに行くの。あ、そういえばさ」
暁「何かしら。……もしかして赤城さん達のこと?」
朧「うん。赤城さん達が暁を怖がらせてしまったって落ち込んでたみたいよ」
暁「怖がってないし!ちょっと驚いただけよ!」
朧「ははは、そういうことにしといてあげる。でも、何で急にあんなことをしてるんだろうね」
暁「さぁ……。でも、赤城さんみたいにニコニコしてる加賀さんは見てみたいかも」
朧「確かに。嗚呼、うちの曙も素直に笑顔でいてくれないかなぁ。提督に暴言吐く度にひやひやするのよ」
暁「あなた達の姉妹はみんな個性的よね。癖が多い姉妹がいる朧も大変ね」
朧「まぁ楽しいから良いんだけど。それに暁達も十分個性的よ」
暁「レディーというのは立派な個性だもんね!仕方ないわよね」
朧「あー、はいはい」
お花見ボイス実装マダー?
不完全燃焼なので暁と朧はまた登場させたいなぁ…
ではまた来週
暁「あなた達の姉妹はみんな個性的よね。癖が多い姉妹がいる朧も大変ね」×
暁「あなた達の姉妹はみんな個性的よね。癖が強い姉妹がいる朧も大変ね」○
癖が多い、ではなく癖が強い、の間違えですごめんなさい
乙でち
ちょっと瑞鶴のほっぺたむにむにしてくる
乙
>>592
爆撃されるぞ、代わりに俺がやってこよう
案の定百合SSになってがっかり
やっと最初から読み終えたァ…
これまだ赤城処じ…ちょ!?憲兵さん俺はまだなにもしてなっ…ウワアアァッ
もうやだ引き篭もりたい…
入れ替わりネタが思ったより上手くかけないのでまーた話がぶつ切りになります
>>592 >>593 どうせ爆撃されるならずいずいの太ももに挟まれたいです
>>595 サンドの辺りですかね…?百合のつもりは全くなかったのですが、行き過ぎた表現にならないように気をつけます
力量が足りない>>1としてはキャラ同士を仲良く絡ませると文字数が稼げるので甘えてしまうのですよね(震え声)
>>597 お疲れ様です!別に>>1 は処○厨というわけじゃないのですが、このSSにおいては
濡れ場よりホンワカパッパーな日常をダラダラ書いていたいのでこういう形になってます。
赤城さんと散歩してスイーツバイキングいって美味しいご飯を食べる毎日を送りたい嗚呼送りたい
暁「私、思ったんだけど」
朧「どうしたの?」
暁「空母の人達ってなんで夜戦できないのかしら」
朧「うーん……、艦載機を飛ばしたあとにそれを回収出来ないからじゃないの?」
暁「それはわかるのよ。それじゃあ、手に持ってる弓と腰に下げてる矢は何なのよぉ!」
朧「矢は艦載機になって、弓でそれを発射するための物なんじゃない」
暁「それじゃあ、夜は普通の矢を撃って深海棲艦の頭を打ち抜けば夜戦ができるわよね」
朧「でも、夜の闇に紛れてる敵の姿が見えない以上、いくら熟練の艦娘と言っても中々敵を狙えなくない?」
暁「むぅー」
朧「……あ、夜偵の妖精さんに敵の位置情報を空母の人達にも送信して貰えば或いは?」
暁「それだわ!」
朧「……というわけで、この考え方はどう思います?」
提督「天才か」
暁「もっと誉めても良いのよっ」
赤城「敵が静止しているか、もしくは動作が愚鈍でしたら出来ないことも無いのでしょうが」
提督「残念だけど実践で使えそうな技にはならないか」
朧「良い考えだと思ったんだけどなー」
暁「赤城さんがそう言うならきっとそうなのね」
赤城「仮に当てる技量があったとしても、慣れない攻撃をしながらだと闇に紛れて放たれる敵の魚雷を避けるのが困難になってしまいます」
暁「うっ……」
赤城「夜戦は、これまで通り"それ"に長けている駆逐艦である朧ちゃんや暁ちゃん達にお任せしますね」
暁「おもちゃはおもちゃ屋ってことね、これからも夜戦は暁達に任せて!」
朧「……それを言うなら、おもちゃじゃなくて餅。餅は餅屋、よ暁」
暁「そ、そうとも言うかもね」
提督「かわいい(かわいい)」
提督「某活動漫画映画では長門が肉弾戦してたけど、そういうのはどう?」
赤城「近接戦闘は不得手ですのでちょっと……」
提督「ふむ。では、仮に戦艦への艦種変換が行われることがあるとしたら……どうなるのかな」
赤城「想像がつかないですね」
暁「長門さんみたいに水着みたいな服になるのかしら?」
提督「私的には、服装はあえて今のままで武器として薙刀とか装備してほしいな」
赤城「あら、私と加賀さんは、提督はてっきり露出が高い服がお望みかと思っていました」
提督「みんながみんな露出が多い服になってしまったら、侘び寂というものが無くなるじゃないか」
赤城「なるほど」
朧「武器に頼らずに、攻撃してきた敵を合気道で受け流してばっさばっさ投げ飛ばすとかどうです!?」
提督「悪くなさそうだけど、殴りかかってくる深海棲艦っていないんじゃないかな」
朧「そうですよね、残念……」
暁「イ級ならたまに飛び掛ってくるわよ?」
提督「なにそれ怖い。なんか巨大サメのジョ○ズを連想しちゃったよ」
提督「話を戻すとして……、髪型はポニーテールにしてみよう!」
暁「今流行りのハチマキもつけましょ!」
朧「袴スカートもあえて長くするのもいいかもです!」
赤城「あ、まだ仮定の改装の話は続くのね」
提督「ほう……、朧やるな。そこから中破したときに一気に脱げ……いや、肌が見えるようにして普段の少ない露出との対比を演出するためにスカートを長くするんだな!?」
朧「え!?そんなこと考えてませんでしたよ……」
提督「中破ポーズも流行りにのって『くっ殺』のポーズと表情で、そしてポニテが解けて長い髪が乱れて――」
暁「司令官何を言ってるの?」
赤城「提督、そういったことは教育に悪いですから極力控えて頂けると……」
提督「ま、色々考えたけど赤城は今の赤城が一番かわいい」
赤城「ありがとうございます……?」
暁「普通が一番ってことかしら」
朧「提督のことだからきっとどの赤城さんも一番って言うと思うよ」
提督「……ハッ!確かに」
朧「何で本人が一番納得してるような顔してるんですかっ」
赤城「(提督はポニーテールがお好きなのかしら?今度してみましょうか……)」
最近のマイブームは
「あの、提督?ごは…あっ、いえ、作戦開始はまだでしょうか!?」
の、「あの、提督?」の部分です。悪戯っぽいような、はたまた甘えるような声が素晴らしいずい。では。
赤城さんのポニー…実に良い
赤城さんのポニーテール、ツインテール、スリーテール、フォーテール、三つ編み、ドレッドヘアー、昇天ペガサスボーキサイトMIX盛り・・・
結論 赤城かわいい
すみません最近は帰宅後丸太のように眠ってます
新天地にまだ慣れない・・・・
>>605
ロングでも魅力的だけどたまにポニテ、みたいな感じになると破壊力はきっと倍増です
>>606
なぜだろう○○がみさん家の赤城さんっぽくドヤ顔でこっちみてるのを想像してしまいました・・・・・・
>>608
赤城さんいつもかわいい(かわいい)
ほんと短い更新なのでsage進行でいきます。導入部分だけです。
ポニーテール→動物の尻尾
動物の尻尾→犬の尻尾
犬の尻尾→感情表現
感情表現が苦手な加賀さん
\……閃いた!/
提督「たった今、明石が碌でもないことを思いついた気がする……」
赤城「はい?」
ポニーテール→動物の尻尾
動物の尻尾→犬の尻尾
犬の尻尾→感情表現
感情表現が苦手な加賀さん
\……閃いた!/
提督「たった今、明石が碌でもないことを思いついた気がする……」
赤城「はい?」
>>611 ミスです PCと専ブラがいつもと違って慣れてないので許して欲しいにゃしい・・・
明石「提督、こんなん出来ましたけど!」
提督「げぇ!明石!それで、何が出来たの……?」
明石「感情表現増幅そ~ち~」
https://www.youtube.com/watch?v=IKheiPC5l2U
提督「な、何か猛烈に嫌な予感がするのう」
赤城「提督も明石さんも、今時の子がわからないようなネタはやめて下さい……。それで、それは一体何なのです?」
明石「聞いてくれますか!?これはですね、くどくどくど――」
提督「すまん、専門的なことはわからないから短く説明してくれるとありがたいのだが」
明石「ごめんなさい、つい癖で。えーと、要するにこの薬を飲むと結んだ髪が感情に連動して揺れたり垂れたりするんですよ!」
赤城「まるで犬の尻尾の様ですね。あ、もしかしてこれを感情表現が苦手な加賀さんに?」
明石「その通りです!ちなみに、嬉しくなると尻尾がピンと立つ猫バージョンもありますよ。どっちにします?」
赤城「加賀さんに聞いて、好きなほうを決めて貰いましょう」
明石「そうですね、そうしましょう!」
提督「まず加賀がその怪しい薬を飲むことを承諾してくれるのかどうかが問題なわけだが」
・~・~・~・~・
加賀「――事情はわかりました。私の為にわざわざありがとうございます」
明石「これくらいお安い御用ですよ。それに、私が好きでやったことなので気にしないでください」
加賀「でも・・・・・・申し訳ないけれど、その薬を飲むつもりはありません」
提督「知ってた」
明石「えー!?全然怪しくないし、副作用の危険も全く無い安心安全100%の出来ですよー」
加賀「薬を疑ってるわけではないの。感情表現・・・・・・確かに苦手だけれど、ほかのみんなが普通に出来ていることなのに、私だけ薬の力を借りるだなんて無様な真似は出来ません」
明石「そうですか・・・・・・。でしたら無理に薬を飲むことをお願いするわけにもいかないですね」
加賀「・・・・・・しかし、赤城さんも私と一緒にその薬を飲むと言うのなら、私も飲みましょう」
赤城「私は構いませんけどどうして?」
加賀「赤城さん、あなたも道連れなら、それもまた趣があって良いかと思ったので」
赤城「道連れって、それに趣があるって一体!?」
加賀「勿論明石さんも付き合って頂けますね?」
明石「赤城さんと加賀さんが飲んで下さるのでしたら喜んでお供しますよ!」
提督(青葉、また写真と動画の記録をお願い)
青葉(はい、私に万事お任せください)
赤城さんの2周年ボイス実装嬉しかったです(こなみ)
SSももっと更新したいしちび丸赤城を組む時間も欲しいにゃしぃ・・・。では。
e6終わったと同時に熱がでて寝込んでました
ローマ出ないまま連休がぁ……
明石「ささ、ぐいっと一思いにいっちゃってくださいな」
加賀「え、ええ。……ん、良い香りですね」
赤城「あら、本当に。これはココア?」
明石「はい!どうせ飲むなら美味しいほうが良いでしょう?じゃあ私もいただきますっと――ぷはぁ!まずい、もう一杯!」
加賀「美味しいのか不味いのかどっちなの」
提督「加賀は知らない世代か……」
明石「あー……。お、美味しいので安心して下さい!」
赤城「香りは良いですものね。――良かった、本当に甘くて美味でした」
明石「赤城さんも信用してくれてなかったんですか!?ひどいなーもぉ」
提督「それで、どっちのを飲んだの?犬?」
明石「はい、初めはやっぱり無難に犬が良くないですか?」
赤城「そういえば、その様なお話でしたね……私も髪を結ばないと」
加賀「私は犬でも猫でも、どちらでも構いませんよ。――赤城さん、髪を上げるの?手伝うわ」
提督「ポニテ赤城くるか!……胸が熱くなるな」
提督「どうせなら青葉も一杯飲んでかない?」
明石「良いですねー、被検体……いや被験者は多い方が良いですしどうぞどうぞ」
青葉「うーん、……わかりました!記事のために私も飲みましょう!」
明石「美味しかったら是非宣伝もお願いしたいなー、なんて」
青葉「あははは、勿論任せて下さい。……実は甘い匂いがここまで漂って来てて味も気になってたのよねー」
明石「さぁ、どうぞ召し上がれ」
青葉「ゴクゴク――美味しい!」
提督「女の子は甘い物が好きだよな。幸せそうに食べたり飲んだりしてるのは、見てて微笑ましくなるよ」
明石「甘い物が好きじゃない女子はそんなに居ませんからね、多分」
赤城「――ありがとう加賀さん。おかしくないかしら?」
加賀「どういたしまして赤城さん。どこにもおかしいところは無いから安心して」
提督「!!」
青葉「おぉ、可憐ですねぇ」
明石「振れ甲斐がありそうな良いポニーテールですねー」
青葉「全くです!(どういうことだろ……)」
赤城「提督、如何ですk――ッ!?」
加賀「あら」
青葉「おぉー……」カシャッ
明石「あの、提督?」
提督「ん……。……あっ」
赤城「提督、そういうのはその……もっと相応しい時に……」
青葉「頬を赤らめ、俯き気味で伏し目がちに注意する赤城さん!」カシャッ
加賀「青葉さん、後ろで結った髪が凄い勢いで揺れてるけど大丈夫?」
明石「そして控えめに左右に振れる赤城さんの長めのポニーテール!奥ゆかしい!」
加賀「人目のないとこで然るべきタイミングでしたら、もっと激しく揺れていたと思います」
青葉「嬉しさ半分、恥ずかしさ半分といったとこでしょうか?」
加賀「そこに多少の怒りが含まれていると思いますよ。接吻をするなら、時と場所を弁えて欲しい、と」
提督「すまん……私としたことが我を失って……」
明石「提督の頭、修理しましょうか?」
提督「ヤメテ!」
赤城「酷いです!みんなの前で突然唇を……うぅ…恥ずかしかったのですよ!」
提督「ごめんなさい!余りにもその可愛くて!今も桜吹雪を纏ってるように錯覚するほど可愛く見えて困る……」
赤城「ですから!嬉しいですけれど、その様な恥ずかしいことは二人っきりのときに……嗚呼もう、馬鹿!」
青葉「バカップル過ぎる」カシャカシャ
加賀「先が思いやられるわね」
明石「加賀さんのサイドテールも控えめにですけど、しっかり揺れてますよ。薬の効果は無事に出たみたいですね!」
加賀「そう?ところで、あなたは横髪の両側のお下げの部分が揺れてるけれど、それで良いの?」
明石「これはその……、実はさっきから少し邪魔になってて困ってるんですよ、あははは……」
朧がこの薬を飲むと蟹が荒ぶります
飛龍が飲むと癖毛がぴょんぴょんします
瑞鶴が飲むとツインテールがブンブン回ってヘリコプターみたいになって飛んじゃうずい
ではまた。
朧は何故か蟹のイメージが強くてですね・・・
初春と由良は髪の毛に振り回されてあわわわってなりそう
鬼怒がどうなるか全く思い浮かばないにゃしい
今夜もほんの少しだけ更新
霧島「みなさん賑やかですね。また妙なことでもしてるんです?」
青葉「またって青葉達がいつも変なことをしてるみたいに言わないで下さいよー」
提督「でも、青葉現れるところ珍あり!って言うじゃん」
霧島「私は"司令も含めて"みなさん、と言ったつもりなんですが」
赤城「そうですよ、提督もバカなことばかりしてないでキチンと仕事してください」
提督「まだ虫の居所が悪いのか。だから悪かったって、いい加減機嫌を直してくれよ赤城……」
赤城「公衆の面前で突然あんなことをする人なんて知りません」
加賀「尻尾……いえ、ポニーテールは素直ですね、口ではあの様に言いつつも微かに揺れています」
赤城「加賀さん」
加賀「はいはい、ごめんなさい」
霧島「……一体どういうこと?」
明石と青葉から説明を受けて薬を飲んだ結果――
霧島「どうしてくれるんですか司令。これじゃ実戦どころか演習すら出来ないですよ……」
提督「明石と青葉から一連の話を聞いてから、薬を飲みたいと言い出したのは霧島じゃないか」
霧島「髪の毛ではなく、"物"が反応を起こすなんて話は聞いてませんでした!」
明石「眼鏡が反応を起こすとか全くの想定外でしたね。記録しとかないと……」
赤城「霧島さん、その……一日経てば薬の効果が切れるらしいので今日一日休めると思って前向きに行きましょう!」
加賀「片腹大激痛」
赤城「加賀さん!」
加賀「すみません霧島さん。あれには流石の私も……いえ、何でも無いです」
青葉「霧島さんの眼鏡が光ったとき、加賀さんのサイドテールが一番反応起こしてましたしね……」
霧島「……金剛お姉様達に危害を及ばないようにしなければ。・……」パッパッパッパッパ
提督「うぐ……。悲壮な表情を作っておきながら、眼鏡を点滅させて笑わせようとするの止めろ!」
加賀「…・・・」ブンブンブンブン
赤城「くっ、顔に出ない加賀さんずるい・・・…」
眼鏡が発光するようになってしまった霧島さんでした
提督「はぁはぁ……。ところで、金剛姉妹と言えば」
霧島「はい」パッ
提督「比叡も髪がショートだが、彼女は何が反応するんだろうなーと」
赤城「……カレー?」
加賀「カレーが反応するって、それはどのように?」
青葉「とても甘くなるとかどうですか?」
霧島「まぁ、確かに比叡お姉様がお作りになるカレーは少々スパイシー過ぎますけど」
赤城「少々……?」
加賀「"ブレア氏の午前6時"が含まれてると言われると、それを信じてしまいそうな辛さよ」
青葉「でも、香りは誰が作ったカレーよりも良いんですよね。あれで普通の辛さだったら完璧だったんですけど」
明石「ここに呼んで確かめるのが早いんじゃないですかね!」
霧島「程ほどにしてあげて下さいね。それにしても何だか楽しくなってきました」パッパッ……パパパパ
提督「そ、そうか」
提督と赤城さんが笑いを堪えてるのは落ち込んでるように見える霧島を笑うのは失礼だと思ったからで、
それは霧島のお茶目なイタズラの狙っているところでありました。
霧島は想定外のことで眼鏡が使えなくなって困った、とは思ってますがこのままである筈がないのはわかってるので深刻にはなってません。
何かいてるかわからなくなって来たので寝ます。では。
よくブレア氏のシリーズなんて知ってたな、限定販売のもあるのに
巷じゃデスソースばっかり名前歩きしてるから、ブレア氏のシリーズ名が出るだけですごく嬉しいよ
生存報告だけですすみません・・・
>>631
探偵ナイトスクープでバケツ一杯の水に一滴たらしただけで物凄く辛いというのをやってたのを見て覚えてました。
報告乙
5月さんなんでもう終わってしまうん?うちまだローマ掘り終わってなかったんやで・・・
ちび丸赤城さん積んでるのにまさかの加賀さん発売。買わなきゃ(ステマ)
>>634 毎回お待たせしまくってほんとすみません
提督「・・・・・・結論から言うと、比叡のカレーは甘くならなかった。だが」
―――
――
ー
比叡「司令がおかしな薬を飲ませるからぁ……」
金剛「比叡は何も悪くないネ!だから元気をだしなヨー!」
霧島「金剛姉様の言うとおりです。比叡姉様に非は全くありません」
榛名「今回はたまたま運が悪かったのです!だから、忘れてしまいましょう!」
比叡「金剛お姉様、霧島、榛名・・・・・・。でも、貴重な一式徹甲弾があんなことにしてしまって私は・・・・・・」
提督「あの、その、なんかごめんな比叡・・・・・・」
比叡「司令のばかー!」
明石「私からもごめんなさい・・・・・・」
青葉「まぁまぁ皆さん、ここは一旦間宮さんの処でお茶でも飲んで落ち着きませんか?」
提督「ナイスアシスト青葉!私が皆に奢るから是非そうしよう!な、比叡もそこで一旦落ち着こう?」
比叡「・・・・・・はい」
提督「それじゃあ、ついでにあれも皆で食べてしまおうか」
赤城「え!?あれって食べても良い物なのかしら・・・・・・」
明石「一応食べられる筈ですよ。スキャンしてみた結果、ものの見事に完全にチョコレートになってましたから」
提督「それじゃ決まりだな!さあ皆、間宮に往こうじゃないか!」
「「「おー!」」」
―――
――
ー
提督「――徹甲弾、チョコレート。そして――」
『ひえ~っ! 徹甲弾とチョコ、間違えて装填しそうにっ! って、ひえ~っ!?』
提督「先の台詞との関連性は不明だが、比叡の感情に連動しその結果、比叡に装備させていた一式徹甲弾が丸ごとチョコレートになってしまったのだった」
赤城「でも、とてもおいしかったですね。また食べたいです」
提督「あの後、みんな1ヶ月くらいずっとキラキラしてたもんな」
赤城「九一式徹甲弾は・・・・・・なんだか大きい○ョコボールみたいな感じになって、わざわざ資材を消費してまでチョコにする必要がない感じで残念でしたし」
提督「それな。決して○ョコボールが美味しくないというわけじゃなくて、むしろ大好きなんだが。・・・・・・まぁ、あれだ。自前で一式徹甲弾を開発できる様になったらまた比叡に明石の薬を飲んでもらおう」
赤城「いざ作れるようになると、香りと味が落ちそうではありますけどね」
提督「それは有り得るな。――それと、蛇足だが金剛は髪の両側のポンデリングが回転したし、榛名にはポニーテールにしてもらうと、その先が尻尾が細い子犬の尻尾の様にピョコピョコと左右に忙しく揺れていた」
赤城「同じポニーテールでも、人によって揺れ方が微妙に違うというのは発見でした」
提督「結論、話に出てない子も色々あってみんな可愛かった!」
赤城「一部の子は少し大変な目に合ってたみたいでしたけど」
提督「そ、それはまた別の機会に」
提督「――というわけで明石、その薬は改良できるまでちょっと封印しよう」
明石「残念ですけど、そうします。あぁ、こんなバグがあるなんて。トホホ」
赤城「私は明石さんのお陰で楽しかったですよ。ありがとうございました」
加賀「私も赤城さんと同じ意見です。少々些細なトラブルがありましたが、楽しい時間を過ごせました。ありがとうございます」
明石「皆さん・・・、私、必ずこの薬を完成させてみせますから、その時はまた飲んで下さいね!」
赤城「はい、喜んで」
提督「ポニテ天国ご馳走様でした」
青葉「司令官、皆さんの写真のお買い上げどうもです!」
加賀「提督、あなた実は赤城さんのことより、ポニーテールのことが好きなのでは?」
赤城「そうなのですか、提督?」
提督「んもー、またうちの加賀は話をややこしい方向に持っていこうとするー」
時は移り
提督「あちい」
赤城「まだ6月前ですよ、提督」
提督「もう6月が近いし、冷房付けても良いよね?」
赤城「はぁ、その様なことを言ってまた体調を崩すなんてことがあったら・・・・・・」
提督「風邪を引いたら赤城さんが看病してくれると聞いて!」
赤城「看病ならいくらでも致しますけど、本当にお気を付け下さいね。だって提督は、風邪を引くと移すといけないからって・・・・・・閨を共にして下さらないではありませんか」
提督「・・・・・・気をつけます」
赤城「是非そうなさって下さい」
提督「6月というとそうか、もう梅雨の季節か」
赤城「提督は雨はお嫌いですか?」
提督「雨が振ると湿気が鬱陶しくてなぁ」
赤城「梅雨が来ると白露型の子達が一層元気になりますね」
提督「そうだった、雨の日に外に出てはしゃぐものだから、それが気になって全く仕事に集中できないんだよな」
赤城「そのような時は、仕事を程ほどに後は雨の音を聞きながらゆったりとして時間を過ごしてみても良いのではありませんか」
提督「ふむ」
赤城「他にも、雨の日でも憂鬱にならないような過ごし方を一緒に考えましょう」
提督「赤城も雨は好きではないのか?」
赤城「いいえ、私は雨の日は嫌いではありません。でも、提督が雨の日に気分が沈んでしまわないように、――ね?」
提督「それは・・・・・・、いや、ありがとう赤城。一緒に雨の日が待ち遠しくなるようなことを考えないといけないな」
赤城「はい。提督には、是非雨の日でも元気でいらして頂きたいですから」
なんかほんと好き勝手書いてるだけになってる・・・
雨の日に部屋で電気を消して赤城さんと肩を寄り添ってソファーに座って雨の音を聞きながら肩から伝わってくる赤城さんの体温を感じて
幸せを感じたいだけの人生だった気がします。そして季節の変わり目の風邪にはお気をつけ下さい。では。
翔鶴型改二だって!?いつくるんでしょうね。設計図ためておかなきゃ・・・
今夜も投げっぱなし劇場投下です
瑞鶴「へ?私達に第二改装実装の噂が?」
青葉「はい!今のお気持ちは如何ですか!?」
瑞鶴「本当だったら嬉しいけど、噂は所詮噂だしねぇ」
青葉「それが、出所は不詳ですけど、かなり信憑性がある情報だそうで」
瑞鶴「提督さんはそれ知ってるの?」
青葉「おそらく。ただ、いつになるかわからないので伏せている状態なのではないかと」
瑞鶴「ふーん」
青葉「あら、予想していたより淡白な反応」
瑞鶴「・・・・・・以前にも扶桑姉妹改二の噂が!とかなんかで盛り上がったことがあったけれど、実際に設計図が渡されて改造可能になったのは噂が出始めたから随分後じゃない」
青葉「そんなこともありましたねー」
瑞鶴「それでも、いつか来るかもしれないのね。『改二』かぁ」
青葉「どうかしたんです?」
瑞鶴「改二になれたら・・・・・・今の一航戦のあの二人に勝てるようになるのかな」
青葉「容易では無いでしょうけど、勝つ可能性は今よりも上がるかもしれないですね」
瑞鶴「そう願いたいものだわ」
青葉「・・・・・・改二になる前に勝っておきたい、ですか」
瑞鶴「一度くらいはね」
青葉「青葉は、五航戦のお二人は良いとこまでいけると思うんですけどねー」
瑞鶴「たとえ追い詰めることができても、勝てなかったら意味がないわ」
青葉「逆に、どうしてそんなに弱気なのか聞いても良いですか?実績なら、特に貴方は最殊勲艦と言っても差し支えない活躍をしたと聞いていますが」
瑞鶴「それは当時の乗組員さん達の話よ。私の功じゃない。それに、先輩に対して後輩が萎縮しちゃうなんて、よくある普通のことじゃない?」
青葉「あはは、それは確かにそうかもしれないです」
赤城「五航戦の子達が鳳翔さんの元で猛特訓を?」
加賀「あの子達もようやく本気になったということでしょう」
赤城「今までも頑張っていたと思いますが」
加賀「ですが、甘えがありました。きっと最後は私達がどうにかしてくれるだろう、と」
赤城「私達というのは、私と加賀さんのことですか」
加賀「ええ。しかし、これであの子達が一皮剥けてくれたら、面白くなりそうです」
赤城「・・・・・・一航戦の肩書きをあの子達に譲る時がそろそろくるのでしょうか」
加賀「それはまだ、そう簡単に譲るわけにはいきません。そうでしょう、赤城さん」
赤城「あら、翔鶴さん達なら立派に務めてくれると思いますけれど」
加賀「あの子達の実力が定着するまでは様子を見ましょう」
赤城「そうですか。加賀さんがその様に仰るのなら、そう致しましょう」
加賀「ありがとうございます。――では、私達も五航戦に引けを取らぬように」
赤城「一航戦の先輩としての意地というもの、少しでもあの子達に見せてあげられるように一層鍛錬に励むことにしましょう――」
演習の日
翔鶴「スゥー・・・・・・ハァ・・・・・・」
瑞鶴「緊張するね、翔鶴姉」
翔鶴「そうね。今日は、なんとかして一航戦の先輩方に勝ちたいものね」
瑞鶴「いけるわ、今の私達なら。鳳翔さんと龍驤さんと二航戦の地獄の特訓に耐え抜いたんだもの」
翔鶴「えぇ。・・・・・・あの方達との演習が、こんなに純粋に楽しみしか感じなかったことなんて今まであったかしら」
瑞鶴「今までは正直恐怖感もあった・・・・・・。でも、今日は違う。今日こそは、あの二人にギャフンと言わせるの」
翔鶴「瑞鶴ったら。でも、その意気よね」
瑞鶴「例え勝てなくても、だなんて思わない。勝利を以て、私達のことを認めさせてみせるんだから!」
赤城「―――その意気や良し、です。翔鶴さん、瑞鶴さん」
翔鶴「赤城せんぱ・・・・・・いえ、赤城さん。今日は勝たせて頂きます」
赤城「はい。私も、私達の力がどこまで貴女方に通用するか、楽しみにしています」
加賀「今日はあなた達を後輩とは思いません。相手を『最強の空母』と認識して、いつも以上に全力で当たらせて頂きます」
翔鶴「・・・・・・わかりました。翔鶴型として、お二人の期待に応えて見せることを誓いますわ」
瑞鶴「二人とも、覚悟しておくことね!」
瑞鶴「自分でも不思議なくらい心が落ち着いてる・・・・・・」
翔鶴「油断しては駄目よ、演習はもう始まっているのだから」
瑞鶴「そう・・・・・・ね!翔鶴姉、先行させてた紫電改二が敵艦及び敵艦載機を発見、そのまま交戦に入ったわ」
翔鶴「こちらでも確認したわ。では二手に分かれましょう」
瑞鶴「それじゃ行ってくるね。続きは無線で」
翔鶴「気をつけてね瑞鶴」
瑞鶴「翔鶴姉こそ」
加賀「二手に分かれた・・・・・・、私たちを挟撃しようというのかしら」
赤城「足が速いあの子達にとっては、私たちを撹乱しようとすることは理に適った作戦です」
加賀「今のあの子達は自分の強みと弱みをきっと理解している。やはり、厳しい戦いになりそうです」
赤城「これからどの様に化けるか楽しみですし、羨ましいですね」
加賀「実際、あの子達は私達には無い才能に溢れています」
赤城「加賀さんの仰る通りです。まぁ、私達は私達の出来ることを全うして、翔鶴さんと瑞鶴さんを失望させないように頑張りましょうか」
加賀「貴女はきっと誰よりも勝利に貪欲なのに、口から出る言葉は控えめなのね」
赤城「そうですか?MI作戦の時などは相当気合を入れていたつもりですけども」
加賀「そうでしたね。さて、では参りましょうか。敵の攻撃機も接近してくる頃でしょうし」
赤城「はい。では・・・・・・第一次攻撃隊、全機発艦!」
翔鶴「!赤城さん達が動いた・・・・・・瑞鶴!」
瑞鶴「わかってる、このまま少しだけ前に出て、二人の・・・・・・赤城さんの側面に回る!」
翔鶴「前に出て二人の間合いに入ったあなたはきっと集中的に狙われるかもしれないけれど・・・・・・」
瑞鶴「大丈夫よ、その為の地獄の特訓だったんだもの。捌ききって見せる」
翔鶴「私もサポートするから、何とか耐えてね」
瑞鶴「ええ。・・・・・・ち、もう一航戦からの攻撃隊が来たわね。九七艦攻に九九艦爆、それに零式21型か。旧式ばっかり・・・・・・上等じゃない!」
翔鶴「こっちにも少し来たわ。牽制かしらね。ふふふ、烈風や彗星を積んでる時の先輩より凄みを感じるわね」
瑞鶴「くっ、嬉しそうなところ悪いけど、これは辛い・・・って!相手の艦載機は旧式なのに!」
翔鶴「使い慣れた得物が一番ということ・・・・・・これが私達の知らなかった先輩達の本気なのね。必ず勝ちましょう、瑞鶴」
瑞鶴「はっ、今更よ翔鶴姉!」
赤城「瑞鶴さんが少し前に出てきましたね」
加賀「陽動でしょう。仮に私達が彼女に攻撃を集中させると、その速力を生かして間合いの外に逃げ――」
赤城「背後からの翔鶴さんの攻撃で蜂の巣、ですね。互いに手分けして1対1に持ち込もうとしても、速力とスタミナで勝るあちらが有利のまま」
加賀「こちらが勝っているのは装甲の厚さと、1度に扱える艦載機の数。さて、どうしましょう」
赤城「それに付け加えるなら、あとは経験の量でしょうか。そうですねー・・・・・・、その二人に勝るこれまでの経験で培った勘で何とかします?」
加賀「はぁ、あの子達がしくじらない限り、それしか無いですか」
赤城「まずは二人の今の力量を見極めましょう。そう、じっくりと焦らずに」
加賀「ええ。演習はまだ始まったばかりですから――」
イメージは一航戦はE:97艦攻(熟練)、99艦爆(熟練)、零式艦戦21型(熟練)
五航戦はE:彗星、流星、紫電改二あたりをイメージしてます。
ここらへんの設定はゲームガン無視して完全に>>1の独断と偏見によるイメージなのでゆるしてくだち
そして演習を見守るのは牧場された友永隊と江草隊ガン積みの二航戦。ではまた。
一向に構わん!ワクワクしてたまらんのだけれど
ま、ゆっくり待つさ!乙!
五航戦の改二が待ちきれないんですけお!いつくるのか・・・
アニメのアイキャッチは良かったなぁ
>>654
ありがとうございます、完結させることができるように頑張ります。
瑞鶴「ハァ・・・ハァ・・・・・・、遠慮なく集中的に狙ってくれるわね。でも!」
翔鶴「もう少しで良いから耐えて。私達が赤城さん達を挟んで対角線上に並べたら私も前に出るから」
瑞鶴「大丈夫――うん、心配かけてごめん」
翔鶴「瑞鶴?」
瑞鶴「丁度体が温まってきたところよ、一航戦の攻撃にも慣れてきたし大丈夫。――ふぅ」
翔鶴「慣れてきたって・・・・・・」
瑞鶴「今なら二人の攻撃が、動きが読める気がするの。だから、まだ大丈夫」
翔鶴「そうなの・・・・・・、そろそろ私も前に出るわね」
瑞鶴「もしかすると、攻撃の対象がそっちに移るかもしれないけど――」
翔鶴「ええ。でも、暫くは大丈夫な筈。そうでしょう?」
瑞鶴「・・・・・・不運に見舞われなければ」
翔鶴「もう!」
加賀「翔鶴が」
赤城「動くようですね」
加賀「はい」
赤城「瑞鶴さんは」
加賀「更に速度があげ、急接近・・・・・・でも無いわね。わざわざ側面に回るつもりかしら」
赤城「徐々に動きが良くなっていたのが気になります」
加賀「途中から非常に効率良く回避していた――」
赤城「それに気がついていた様子は?」
加賀「あの子達なら、恐らく」
赤城「そうですね。・・・・・・ん、加賀さん」
加賀「また厄介な物を持ち出してきたのね。わかりました赤城さん。まずは翔鶴を先に」
翔鶴「・・・・・・察知されたみたい」
瑞鶴「相手は一航戦、もう何をされても驚かないわよ」
翔鶴「それもそうね。開き直って撃ってしまいましょう。―――ッ」
瑞鶴「あーあ、折角接近する前に、一航戦の射程外から挨拶代わりの一発をって作戦だったのに」
翔鶴「ふぅ・・・・・・。熟練整備員さんによる射程距離と攻撃力の底上げ、事前に予想はされていたみたいね」
瑞鶴「でも、最低限だけど二人を分断はできそう。あとは片方を集中狙いすれば!」
翔鶴「こちらもどちらか一方が集中攻撃を受ける筈だから、油断は禁物よ」
瑞鶴「・・・・・・あ、やっぱりそっちに攻撃が集中するみたい。がんばってね!」
翔鶴「ええ。私はいつまで持つかわからないけれど、あとはお願いね、瑞鶴」
瑞鶴「あっちに気が付かれる前に、どちらか片方は仕留めたいわねぇ・・・・・・」
赤城「被害状況は」
加賀「かすり傷を少々」
赤城「私もです」
加賀「物の見事に分断されてしまいましたね」
赤城「それどころか、二人の艦載機によって包囲されつつあります」
加賀「・・・・・・そう。あの子達は先に赤城さんを狙うのね」
赤城「ここが正念場ですね。楽しくなって参りましたよ」
加賀「最初から楽しんでいたでしょうに」
翔鶴の遠距離からの一撃は逆シャ○のνガンの超遠距離からの射撃をイメージしましたが
よく考えるとここの一航戦と五航戦は矢で殴り合ってるんじゃなくて矢を撃ってからそれを艦載機にして飛ばして闘ってるんですよね・・・
イメージし辛くなって頭の中がズイズイしてきたところで、ではまたごきげんよう。
時間が経つと何を書いてたのか、書きたかったのか忘れていきますね。
デキル五航戦が書きたかったような・・・・・・。では少しだけ投下。
「開き直って撃ってしまいましょう」
翔鶴は確かにそう口にしたが、だからといって適当に、いい加減に矢を射るつもりは更々無かった。
それがたとえ、実戦ではない演習だったとしても、やるからに如何なる場面でも”必殺”の心構えを以てして闘っている。
仮に、相手がこちらの策を読んでいたとしても、その上を行けば問題ない。だから、五航戦の二人は予め決めていた作戦通りに動く。
「・・・・・・一応二人に攻撃を通すことが出来たし分断することもできたみたい。欲を言うならもうちょっと傷を負わせたかったけれど――」
「それで上々よ。でも、問題はここからだね翔鶴姉。今までは大人しくこちらの思惑通り囲まれてくれたみたいだけれど」
「ええ」
一航戦が翔鶴に向けて放った艦載機が、熟練整備員妖精の手が加えられた紫電改二が翔けている防空圏を潜り抜けてくる。
「二人がかりの攻撃だということを前提としても、落とせた数が少なすぎるわ・・・・・・」
艦載機の妖精の目を通して二人の艦載機のコンビネーションを目の当たりにし、その技術力の高さに改めてに翔鶴は驚嘆していた。
自分に搭載させた艦載機の妖精と完全に連係を取ることすら容易なことではないのに、あの人達はこんなにも容易く。
一航戦から放たれ獰猛で激流のような、しかし計算され尽くされた精密な機動を見せる艦載機。だが、翔鶴も持ち前の足回りの良さと
冷静な判断で攻撃を避け、応戦する。艦載機に指示を出しながらのその作業を翔鶴はなんとかこなしていく。そして――
「・・・・・・こちらの増援部隊も赤城さんを射程内に収めたのね」
赤城を落とさんとすべく向かわせた増援の流星、彗星を護衛するために先行していた紫電改二の目を通して翔鶴は赤城を確認、攻撃に移る。
「翔鶴姉、私もついさっき加賀さんに回してた艦載機も赤城さんに向けたところ.。・・・・・・ちょっと落とされちゃったから丸々全部とは行かなかったけど」
瑞鶴は姉による第二波が到着する頃合を計算し、加賀に向けていた艦載機を赤城に差し向け、更に持てるそれのほとんどを赤城に向けていた。
翔鶴と瑞鶴の艦載機が全て落とされる前に赤城を落とさなければ五航戦に勝機は無い。小細工なしの全力勝負。
「一航戦の攻撃を捌き切るのも時間の問題。どちらが"的"を早く落とせるか、競争です先輩」
「勝負に出る気・・・・・・。こちらにきた部隊を全て落とせなかったのは痛いわね」
赤城の援護に艦載機を向かわせ、尚自衛もこなした加賀。しかし、流石にその状態で瑞鶴の攻撃機をいなしつつ赤城と合流することは不可能だった。
「ごめんなさい赤城さん、すぐにそちらに向かうのでそれまで何とかして耐えてください」
「・・・・・・」
「・・・・・・赤城さん?」
加賀からの呼びかけに赤城からの返事は来ない。幾らか此方から増援を送っているのでそこまで事態が厳しいという事も無い筈。
少なくとも赤城と合流できるまでは凌げる算段だ。実際、五航戦の猛攻を受けている赤城だったが加賀の艦載機の援護もあって未だ深刻な状況ではなかった。
九九艦爆か九七艦攻か、はたまた零戦かの目を通して、加賀もそう確認する。劣勢に追い込まれているが、赤城は必要最小限の動きで攻撃を躱し、適時反撃もしている。
そこで加賀は違和感を感じた。あまりにも動きに無駄が無さ過ぎる。五航戦・・・・・・瑞鶴は一航戦の攻撃を大きな損傷も出さず避けきっていた。それは、
大方こちらの動きの癖を読み取りそこから色々と推測していたからだろう。しかし、赤城の今の動きは癖を読み取ったからどこうというレベルではなかった。
ある意味異常な事態に、加賀は一瞬完全に演習中であることを忘れ見惚れてしまった。
「演習が終わったら話を聞かなければなりませんね」
そう呟くと、加賀はフルスロットルで赤城の下へと急行したのであった。
梅雨だし赤城さんと間宮行きたいです。では。
乙
赤城さんと紫陽花(和菓子)食べながらだらだらしたいんじゃあ
追加グラ良いですね。第七駆逐隊が性的すぎてもう
>>670
気分が高揚します
一方で、翔鶴達もその異変を感じていた。
「私達の動きが全て読まれて・・・・・・?」
「目には目を歯に歯をってこと?やってくれるわ・・・・・・」
だが、絶対に勝つという覚悟を持って一航戦に決闘を申し出た今の二人の攻撃の手は全く緩まない。
加賀が赤城に合流するまでになんとか落とさんと、更に激しく攻める。
ここで怯んでしまっては、勝機が完全になくなってしまうことを本能的に感じていたからだろう。
そんな二人の攻撃を受け、少しずつではあるが赤城へ与えたダメージが蓄積していく。
「翔鶴姉、それでも確実にダメージを与えていってる。貰ったわねこの勝負!」
「慢心してはだめよ瑞鶴」
勝気に逸ったようなことを口にした瑞鶴を嗜める翔鶴ではあったが、本当にそう思ったわけではない。
――自分にそう言い聞かせて、心が折られない様にしているのね瑞鶴・・・・・・。
妹のその発言は強がりだったのかもしれないと、姉の翔鶴は薄々と気が付いていた。
「なんで決定打を与えられないのかなぁ」
徐々に瑞鶴に焦りの色が見え始めていた。
初めは、一航戦の癖を見抜いた私達への意趣返しかと思ったけれどそれじゃあ説明できない。
あれは明らかに異質。動きを読むじゃなくてまるで先のことを”知っている”ような、そんな動き。
気を強く持たないと打開策が見つけられなくて心が折れてしまうかも、そんな思考が頭によぎろうとしたその瞬間、
それを吹き飛ばそうとするために翔鶴に強がって見せたあの発言。しかし、姉はそんな私の心中にきっと気が付いている。
十分に勝ち目はある筈の戦いだった。こちらの思い描く形になってくれたし、加賀も、また増援も未だ赤城と合流できていないし、到着しきっていない。
それまでは良かったが、こちらの二人がかりの攻撃に対して思うようにダメージを受けない赤城。
加賀が増援として最初から赤城につけていた何機かの艦載機もその理由の一つだろう。赤城に直撃させることができそうになってもいつも邪魔をされる。
「一航戦の艦載機は互いのコンビネーションが良すぎてもう腹が立ってくるわ・・・・・・」
なんかチートか薬でもやってるんじゃないの、などと悪態の一つや二つ付きたくなる程の隙の無さ。
「ま、諦めたら本当に勝ち目がゼロになっちゃうし、一丁やってやりますか!」
私は絶対に諦めない、必ず今度こそ加賀さんにギャフンと言わせてやる!
「・・・・・・ところで今どんな顔してんのかな。こっちが決定打を与えられないことにドヤ顔でもしてるのかしら」
自嘲するようにそう有りえないことを口にしながら、艦載機を通して赤城の表情を改めて見ようとする瑞鶴。
だが、激しい攻防が原因で起こる水飛沫や立ち上がる爆発、煙で顔がよく見えない。
集中狙いを受けている翔鶴はそんなことをする余裕はなかった。
加賀も、まずは赤城と合流することと翔鶴を落とすことに専念していたので、赤城を気にしつつも顔まで見ようという思考は持たなかった。
だから、瑞鶴が最も先に赤城の変化――異変に気付くことになる。
「うまく顔が隠れて中々見えないなー・・・・・・。おっとっとっと、こんなことに集中してる場合じゃなかった、さっさと倒さないと――」
瑞鶴がそう思った時、――――赤城が回避か応戦のために体をこちらに向けたのだが、顔もほんの一瞬だけこちらに向けた。
瑞鶴は戦慄する。赤城がこちらに顔を向けた時間はほんの刹那の間も無かっただろう。しかし、瑞鶴の脳裏に焼き付けるには十分すぎた。
赤城と瑞鶴は互いに目視できない距離にいるので、瑞鶴は艦載機の妖精から送られてくるビジョン、映像によって赤城を見ている。
それなのに、赤城はあの瞬間、明らかに瑞鶴の目を見つめたように、むしろ瑞鶴には頭の中まで覗き込まれたようにすらあの一瞬の中で感じた。
しかし、今の瑞鶴にはそんなことは些細なことだった。
「――何、あれ」
「どうかしたの?」
妹の異変を感じ取り、姉が声をかけた。
「翔鶴姉、赤城さんが――」
「赤城さんが・・・・・・?しっかりして瑞鶴、声が震えてるわよ!?」
「ねえ、翔鶴姉、あのね――」
「―――赤城さんから表情が無くなってる。なんかまるで、生き物じゃないみたい―――」
一航戦の季節ボイス良かったです(こなみ)
瑞鶴と二航戦のボイスとあとは水着グラも欲しかったなぁ。では。
加賀さんあまり好きではないばっかなのは気のせいか・・・?
2つだけ投下。戦闘描写と地の文は色々誤魔化すのがとても難しい・・・
>>677
意識しなかったら加賀さんと二航戦無双(SSを荒らす的な意味で)になってしまうので、
意識的に出番を削ったり色々してます。だからゆるしてくだち
初めて赤城が見せたその表情に瑞鶴と翔鶴は目を見張った。
そこに生気は感じられず、ただ無表情。死人や機械との違いは、血の気が通った健康的な肌色とその爛々と輝いている瞳だけ。
赤城の無の表情に気が付いた加賀は思う。
「かつて提督が撃たれた時に見せたあれに酷似している」
それは私との演習の時に、それだけでなくMI作戦の時にも見せなかった顔。
「それを今、五航戦との演習で見せるのですか」
決して五航戦を貶すわけではないけれど、僅かな嫉妬心が加賀に芽生える。もしあれが、赤城が本気を出した時の表情なら――
「・・・・・・駄目ね、今はあの子達との演習中なのに」
意識を五航戦との演習に戻す。
「たとえこの演習の結果が出ても、一時的な評価しか出ない。それでも私は」
負けたくない。相手が誰であっても、例え赤城さんが相手でも、絶対に。
加賀もまた、更なる高みに臨もうとしている。
一方で赤城は。
当の本人は自分がどの様な表情をしているかなど、全く気が付いていない。心の中はとても穏やかなものだった。
集中狙いを受けている筈なのに爆音が聞こえない静かな海。そして、頭の中が怖いくらいすっきりしている。
更に彼女の周りの時の流れが妙にゆっくりに感じる。
今なら敵艦の砲撃を至近距離で受けても、避けられそうだとすら思える。
そして、敵の艦載機の攻撃が、機動が、爆弾がこれから先どうやって私の元にやってくるのか、
道筋が見える。その道の先に一、二発程度機銃を撃って置いておけば勝手にそれに当たって爆散する。
迎撃しきれない時は、少しだけ左右にずれて避けてやれば良い。
それも無理な時は当たるしかないけれど、それも被弾箇所を選べば暫くは大事には至らないので問題ない。
「この感覚がある間に勝負を決めたいですね。加賀さんともそろそろ合流できる頃でしょう」
赤城は、防御に集中させていた意識を翔鶴に向ける。
「――航空母艦赤城。改めて今、参ります」
その透明な檸檬色の瞳は、彼女の攻撃的な意志に呼応するかの如く、力強い輝きを放った。
五航戦の見せ場を作ってあげたい。では。
明石「提督、こんなもの作りました!」
提督「何、ヅイッター・・・・・・?」
明石「はい!とりあえず何かヅイートしてみてください」
提督「ヅイートね・・・・・・。え、えーと、本日は晴天なり。で、ポチっとな」
『本日は晴天ずい』
明石「これだけです」
提督「オチは!?」
『落ちなんて無いずい』
提督「ヅイッターで返事するなずい」
瑞鶴「ちょっとあの二人を爆撃して良いかしら?」
赤城「ちょっとだけですよ?それと、あとできちんと掃除して下さいね」
よくわからないヅイッターが鎮守府内で流行し、名義貸しのロイヤリティで一財産築いた瑞鶴だったがそれはまた別のお話。
>>678
ああ、紛らわしくて申し訳ない
加賀さんのボイスが「~はあまり好きではないわ」ばっかな気がするってことだったんだ
投下乙でした
わくわくがとまらねぇ!乙!
瑞鶴がずいずい踊ってるgifが種類多い上に全部可愛くて困る。困らない。
少しだけ投下です
>>682 そんなクールな加賀さんも可愛いですよね。水着姿みたいから海に連れて行きたい。
>>683 がっかりさせないように頑張ります(震え声)
心の臓を矢で撃ち抜かれる自らの幻影を見た翔鶴の時間は一瞬静止し、その身に悪寒が走る。
艦載機を通して、もしくは視界内に居なくとも互いの間に何も遮るものが無い海の地平線の向こうから発せられた、赤城の闘気に中てられたのだろう。
しかし、翔鶴はすぐに気を持ち直す。そして、ふと彼女の心に一つ疑問が浮ぶ。
「もしもこれが演習ではなく戦で、そして殺意を向けられていたなら私は――」
彼女は、気持ちが昂ぶっていくのを感じる。
ただの闘気を当てられただけであれだけの衝撃を感じるのに、もしも本当の敵に向ける殺意がそれに含まれていたのならどうなっていたのか。
決してマゾヒストではないけれど、そんなことを考えてしまう。一航戦が本気になったときの怖さをも知りたくなった。
その昂ぶりに引き摺られるように、翔鶴が操る艦載機の動きも激しく、大胆になっていく。
赤城と翔鶴は互いに激しい攻撃に晒されていた。一航戦も五航戦も守りを考えない、攻めの一手。持てる艦載機は全て標的へ。
広い海上を縦横無尽に駆け巡り、狙いを絞らせない翔鶴。その際に彼女が上げる水飛沫が光に反射し、それはまるで彼女に純白の翼が生えたかのように見紛うほど優雅な動き。
対する赤城は、翔鶴と比べると緩慢に見える動き。だが、如何なる時も乱れない構えや全く変化のない表情からある種の神々しさや威圧感さえ感じられる。
赤城は艦娘としては決して低速ではなく、むしろ高速艦に部類されるが、今は速度は彼女にとって不要だっただけのこと。
傷は少ないが、大きく激しい動きすることによって体力を徐々に削られていく翔鶴。そして、傷は多く見えるが、激しく移動しないことで体力を温存させている赤城。
結局、翔鶴と瑞鶴は単騎の赤城を攻めあぐね、加賀との合流を許してしまった。
「加賀さん、ありがとうございます。もう私に護衛は要らないので、加賀さんも翔鶴さんに攻撃を集中させて下さい」
「攻撃機は全て向かわせているわ。残らせているのは零戦だけよ」
「ではそれはご自分の守りに使って下さい。私には結構ですので」
「余計な真似はするな、と?」
「いいえ、万が一の時を考えてのことです。私の今の状態がいつまで持つかわかりません。だから、もしもの時は」
「もしもの時なんて無いわ。赤城さんが力尽きるまでにあの子達を落とせば良い」
「そのためには私達二人とも攻撃に意識を集中させないといけません」
「そう。では、攻撃と防御、その二つのことに私が集中すれば、赤城さんは攻撃に専念できるわね」
「何をするつもりです?」
「先程言ったことを実行するだけ。・・・・・・赤城さん、あとはお任せするわ」
「・・・・・・わかりました。私の身、加賀さんに預けます」
二人の、抑揚の無い淡々とした会話が終わった後、加賀は矢を放って目を瞑り意識を集中させる。
今空を翔けている加賀の艦載機は先程補充した分を合わせると艦爆、艦攻、艦戦の計およそ90機。
彼女は今その全機を完全に掌握しようとしていた。
通常、艦娘が一度に意識下で把握できる艦載機の数は多くてもその3分の1前後と言われている。
そして、加賀が一度に扱える46機という数は鎮守府随一のもので、それは彼女の強みの一つだった。彼女は考える。
「私が空母として皆より優れているのは扱える数だけ。他はみんなより劣っているから」
彼女が優れている部分はもっとあるのだが、彼女はそれを”そう”とは思っていない。常に自分は他より劣っている者として考えていた。
だから、他の艦娘に追いつくように、または追いつかれないように自身を厳しく律し、鍛錬に励んでいる側面も少なからずあった。そして。
「――ならば、私にとって唯一秀でていると言える、それを絶対的なものにすれば良い」
まずは46機に意識を集中、そしてそれら全部の視界を一度に処理することに成功する。加賀自身の目を含めて、このとき47の目を持つことになる。
問題はここから。47、48、49・・・・・・と1機ずつ意識下に置く度に激しい頭痛に襲われ、眩暈・吐き気を催す。
「―――っ」
「・・・・・・」
その負担に体中が悲鳴を上げ、ついに海に跪く様な格好になる加賀。しかし、赤城は声をかけない。彼女の覚悟を考えるととても手を差し伸べられなかった。
そして、何より加賀は必ずやり遂げるだろうと、赤城は信じている。
もうファンネルバリアをぱくって艦載機バリアでもやれば良いずいって頭の中で何かが・・・
どうでも良いけど艦娘が深海棲艦に対抗できるのはヒルベルトエ○ェクトっぽい何かが関係しているのかもしれない。
つづく。
保守
忙しすぎて妄想力なさすぎわろた状態でした。イベントどうdしょうか。
私は丙E3でず・・・・・・瑞穂掘りしてたらみ・・・・・・瑞鶴が出たのでもうさっさと先に進みます。
生存報告が出来なくてすみませんでした。落とすときは落とすと宣言と依頼だけはするつもりです・・・・・・
>>692
保守ありがとうございます
突然、ほぼ攻撃を加えていなかった加賀の動きが止まったことに五航戦は困惑していた。
「艤装の整備不良か、はたまたガス欠?いえ、そんなまさか」
「こっちの標的を加賀さんに向けるための芝居かな、ってあの人がそんなことをするとは考えにくいし。どうしよう翔鶴姉」
「このまま赤城さんに攻撃を集中させましょう。加賀さんのあの様子は確かに気になるけれど」
「わかったわ」
二人は動かなくなった加賀を放置しておきたくは無かったが、加賀へ攻撃機を送ることで赤城への攻撃の手を緩めることの方が危険だと感じていたのだ。
「はて、てっきり標的を加賀さんに移すと思いましたが」
赤城は、依然激しい空襲に遭いながらぽつりと呟く。
「ふふふ」
そして、表情には全く出ないものの楽しそうな声色で続ける。
「加賀さん、あの子達は貴女が動き出すのを待ってくれるみたいですよ」
「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・、それはそれは、期待に応えないと・・・・・・可愛い後輩達に悪いです・・・・・・ね」
加賀が、声も絶え絶えに答える。実際、五航戦は心のどこかで、加賀が何をするのか期待していた。動かなくなったことが、何かの前触れだったとしたら、と。
「加賀さん、ヒントを一つ」
赤城は優しく、諭す様に加賀に声をかける。
「・・・・・・ヒント、ですか?」
「はい。加賀さん、私達は決して一人で戦ってるわけではありません。仲間を信頼し、頼ってあげて下さい」
「それは理解しているつもりです。・・・・・・何故それを今更」
「いいえ、あなたは今、少々冷静さにかけています。気持ちが昂ぶっているのですね」
「何を言いたいのかしら」
「例えば今だって、仲間とは私だけではないでしょう?私達空母は特に、大勢の妖精さんに助けられているのですから」
「・・・・・・!」
加賀は失念していた。そう、仲間とは何も艦娘や提督だけではない。そこには勿論妖精も含まれている筈だ。
艦娘にとって、戦いとは決して一人だけでできるものではなく、装備の妖精と息を合わせ、互いを信頼し、共に手を取り合うことが肝要だった。
「私達は決して独りじゃない。これは提督や貴女から、そしてこの鎮守府の皆から教わったことです」
私としたことが、と加賀は己を恥じた。これまで共に戦って妖精さんは余りに身近な存在だったが故、見落としてしまっていた。
(じぶんをせめないで、かがさん)
ふと、加賀の頭の中で加賀の装備している艦載機の妖精さんの声が響く。
「妖精・・・・・・さん」
(つよいあかぎさんを見てうらやましくなったんだよね。だからかがさんもつよくなりたかった)
「ええ」
(わたしたちはなかまで、かぞくだからかがさんのきもちはわかるつもり。だからわたしたちはあなたをせめないよ)
「それでも、私は全て一人でやり切ろうなどと、下らない独りよがりなことを・・・・・・!」
(どうしてもおいめをかんじるなら、わたしたちが"こうはい"のかんさいきにまけないように誘導して。わたしたちだってひよっこの乗っている新型機にまけたくないからね)
「・・・・・・わかりました。それが、貴方達への贖罪となるのなら」
(もー、そんなおおげさなことじゃないのに。これはあとでかぞくというものについて話しあわないとね。・・・・・・じゃあ、そろそろ一緒に勝ちに行こっか)
「そうですね、一緒に。―――それでは皆さん、どうか私に力を貸してください。そして、共に勝利を掴みましょう」
((((おー!))))
「もう、大丈夫みたいですね」
加賀と妖精との対話が終えた頃、赤城が加賀に話しかけた。
「そして、私に見せてください。貴女達の力を」
「赤城さんの期待に添えるよう、頑張ります。ところで、ごめんなさい赤城さん。見苦しいところを見せてしまいました」
申し訳なさそうにする加賀に、いいえ、と赤城は優しく返す。
「身近なものなのに、見落としてしまう。灯台下暗し、という言葉もあるように、人というものは近いもの程見え難いのかも知れません」
「なるほど、そういうものですか。・・・・・・しかし、お話はここまでの様です」
「そのようですね」
加賀は目を細め、その手にしっかりと弓と矢を握り、力強く構えた。妖精の助力もあり、現在彼女は既に99のビジョンを視界に納めている。
赤城は相変わらず、何を考えているかわからない無の表情で敵機の攻撃を迎撃し、回避している。
「敵機・・・・・・直上!」
決死の突撃を仕掛けて来ていた翔鶴と瑞鶴の艦載機が、赤城の直上をとった。
加賀がCPU+メモリだとしたら妖精の人数分メモリ増設された感じのイメージで。
・・・・・・ごめんなさい適当言いました。暑さとイベントで頭がやられたようです。
赤城さんが好き過ぎてどうしても五航戦が可哀想な目に・・・・・・。なんとかしてあげたい。ではまた。
赤城「次の第二改装は翔鶴さんだけなのですか?」
翔鶴「先ほど提督からお聞きしたのですが、その様です」
瑞鶴「そーなんですよ赤城さん。酷い話ですよね!」
蒼龍「私達も飛龍が先で私は後だったから、瑞鶴の気持ちわかるなぁ」
飛龍「あの時って蒼龍は気丈に振舞ってたけど、結構落ち込んでたもんねぇ」
蒼龍「え゛っ、ばれてたの!?」
飛龍「やば、気がついてたのは内緒だった」
蒼龍「それで妙に優しくしてくれる日が続いていたのか・・・・・・」
加賀「当人に気づかれずに、それとなく気を使って接するのは至難な業でしたね。懐かしいものです」
瑞鶴「傷心の私にも優しくしてくださいよぉ加賀さん!」
翔鶴「こら、瑞鶴」
加賀「良いでしょう。では、その悩みが吹き飛ぶくらい訓練をしましょうか。赤城さんと私と――」
蒼龍「私達も付き合いますよ!やっぱりこういう時は体を存分に動かして汗を流すのが良いですから!」
飛龍「達って私も!?あなたは今恥ずかしい気持ちを吹き飛ばしたいだけでしょ・・・・・・。まぁ良いけど。付き合うけど」
瑞鶴「助けてくれる人が居ない件について」
赤城「――本当に下半身部分がすっきりしましたね」
翔鶴「はい、これでも馬力は上がったんですよ。それに加え、軽くなりましたし」
赤城「私は前のも好きでしたけどね。重厚感があって格好良かったので」
翔鶴「他の方達もそう仰ってました。私も気に入ってはいたのですが。そうそう、改装してから新しく登録用の写真を撮ったのですが、ちょっと赤城さんを意識してみて――」
赤城「そうなのですか?あら、よく撮れていて格好良いですね。私よりずっと凛々しくて良いじゃないですか――」
瑞鶴「・・・・・・この二人はマイペース過ぎて頼りにならねー」
蒼龍「さ、瑞鶴ー・・・・・・一緒に(演習所に)いこ?」
飛龍「上目遣いで地獄の特訓を後輩に促すこの先輩である」
瑞鶴「くっ、かわいいなぁちくしょう・・・・・・」
加賀「訓練は冗談ですけどね」
瑞鶴「加賀さああああん!信じちゃったじゃないですかあああ!」
飛龍「良かったね瑞鶴ぅ。地獄すら生温く感じると言われている特訓を受けなくて良くて」
瑞鶴「え?」
蒼龍「うぅ、思いっきり体を動かしたかったぁ」
瑞鶴「あの飛龍さん・・・・・・あの?」
翔鶴「すみません先輩、瑞鶴は素直ですぐ本気にしてしまうので程ほどに・・・・・・」
飛龍「素直なずいずいは可愛いなぁ。お姉さん、妹さんを私の妹に下さい!キリッ!」
翔鶴「こればかりは敬愛する先輩の頼みと言っても聞けないです。うふふふ、すみません」
飛龍「嬉しそうに言うねぇ、あははは」
赤城「話は変わりますが、今宵は翔鶴さんの改二祝いということで宴会が催される予定です」
加賀「良いですね。楽しみです」
瑞鶴「なんかもう今日は疲れたんですけど・・・・・・宴会には出ますけど」
翔鶴「私のために有難うございます。この恩は結果を出して返しますので」
赤城「仲間のお祝いですもの、そんなに畏まらなくて良いですよ」
加賀「提督の宴会好きには困ったものです。何かと理由を付けては、すぐ宴会なのですから」
蒼龍「そう言う加賀さんもお好きなのでしょう?」
加賀「皆さんの幸せそうな顔を見るのは嫌いではないだけです」
瑞鶴「へぇ、お酒やお料理は二の次ってこと?」
加賀「ええ。皆さんが沈まずに居てくれたらそれで良いです。揃って宴会を開けて、美味しいものが食べられるのなら一層良いですけれどね」
瑞鶴「・・・・・・うん、そうだね。おかしなことを言ってごめんなさい加賀さん」
加賀「ふふふ、やりました」
瑞鶴「突然、相変わらず感情の変化がわかり辛い落ち着いた表情のまま笑い出して・・・・・・一体何?」
加賀「貴女も随分変わったものね。素直に私に謝るなんて」
瑞鶴「・・・・・・!からかったのね!ぐぬぬぬにゅにゅにゅにゅにゅにゅ――」
赤城「そう怒らないであげて瑞鶴さん。加賀さんの先ほどの言葉は本心な筈ですから」
翔鶴「そうですね。先ほどの先輩の表情は少し儚げに見えました。きっと、色々と思いを馳せていたのでしょう」
赤城「それから、瑞鶴さんをからかった形に持っていったのは照れ隠しでしょう」
加賀「勘弁してください赤城さん。翔鶴、あなたはあとで私達の部屋に来なさい」
翔鶴「利き酒ならぬ利き"日本茶"勝負をするのですね、わかりました。とっておきのお茶菓子を持って伺います」
瑞鶴「私だって!・・・・・・私だって、赤城さんや加賀さんが私達のことを想ってくれてるのは知ってるから、加賀さんの気持ちもわかっていました。でも、加賀さんがそういう方向に話を持っていったから・・・・・・」
赤城「まぁ、そこまで考えていたのですか」
翔鶴「そうだったの・・・・・・。自分から”からかわれた”という様にしたのね」
飛龍「これは空気を読んだ瑞鶴の勝ちだね二人とも!本当に良い子だなぁずいずいは」
瑞鶴「ずいずい言うな!いや、言わないでください、名前で呼んでくださいよ!」
加賀「・・・・・・何やら恥ずかしいので、少し汗を流しに行きましょうか蒼龍」
蒼龍「耳真っ赤ですもんね加賀さん。お付き合いしますよ・・・・・・」
保守有難うございますっていうか長期間これなくて申し訳ない
言い訳ついでに小ネタ投下しておきました落ちなんてねーなこれ・・・
すみませんちょっとPCに触れられる時間が激減してまして10月中投下はほぼ絶望的ですすみませんすみません・・・
Android版艦これはよ
島風は損傷しなくてもアレな説っていうか浜風や浦風の季節グラの中破姿の破壊力よ・・・
厄介な試験が一つ終えたので少し投下
>>697
~加賀が復調する少し前から~
「加賀さんが動き出す前に零戦の包囲網を突破するわよ、瑞鶴!」
「わかってる、いっけええ!」
機体性能に物を言わせ、強引に攻め入る五航戦の艦載機。勿論、損傷無しで包囲網を突破出切る筈もなかったが、それでも何機かは赤城の直上を取ることに成功する。
そして、丁度その頃、加賀は五航戦に取っては得体の知れない”不調”から回復していた。
「ち、もう少し寝ててくれても良かったのに。でも、もう遅い!」
翔鶴達の彗星の後を何機かの零戦が追撃せんと後を追ってくるが、彗星が装備していた爆弾の投下をすることを阻止することは叶わなかった。
「もしかすると、過去のトラウマを掘り返す外道な行為かもしれません」
普段の温和なイメージからは想像できない、一航戦を睨み付ける様な気迫の篭った表情の翔鶴。
「お叱りがあるのなら、この演習が終わった後に受けます」
相手が先輩であろうが何だろうが、出来るだけの手は打ってでも勝つ。翔鶴と瑞鶴は、それだけの覚悟を決め、この演習に臨んでいた。
「これで動揺なんてしてたら、とてもじゃないけど戦場に出られないよ」
「そうね」
「こちとらツ級のせいでよく流星や彗星が全機撃墜されて、もう七面鳥がどうとか気にしてられないっての・・・・・・」
面白くない事が脳裏に浮かんだのであろう、瑞鶴が何やらぶつぶつ言っている。
「どうしたの?」
「な、なんでもない!それより、こんなことで躓かないでくださいよ、センパイ」
赤城を目掛け、その名を体現する様に急降下する彗星。そして、そこから一斉に爆弾(演習用の弾なので殺傷力はない)が投下され、
ピュー、と甲高い口笛の様な音が赤城の周囲に鳴り響く。彗星に装備されていた爆弾は、一際大きな音が鳴り響くように細工されていた。
かつて、「赤城」や「加賀」が沈む要因となった当時の状況を思い起こさせるように。
しかし、彼女達は落ち着いたもので、
「艦載機の性能差があることを考慮しても、私の直上を取りますか。しかも、あの様な細工まで・・・・・・やりますね」
「はい。全く遠慮の無い、良い攻め方です」
などと、特に変わった様子もなく普段通りの感じで言葉を交わしている。
加賀は一瞬瞳を閉じ全べての艦載機から情報の取得、処理、そして伝達に意識を集中させる。そして、赤城の周りで炸裂音が連続して鳴り響く。
投下された爆弾は、全て加賀の零戦によって打ち落とされた。
正道を地で行く一航戦の赤城と加賀。弓を射る姿はいつ如何なる時も基本に忠実で、その美しさは最早芸術の域に達していると言っても過言ではない。
戦闘に於いても奇策を用いることは少なく、正攻法を好み多用する。
対する五航戦の翔鶴と瑞鶴は、常識に囚われない柔軟な思考と発想力、高い水準にある技術力、そしてその可憐な見た目と反し空母随一の馬力を強みとしていた。
経験の少なさから戦術に遅れを取ったとしても、テクニックと力があれば十分一航戦に勝つ目はある、翔鶴と瑞鶴はそう考えていたのだが、いざ演習が始まると
一航戦の方が曲芸染みたことをやらかしている。先を読んでいる様な挙動、最小限の動きで攻撃を紙一重で回避する動作、そして爆弾を一つも漏らすことなく撃墜。
これらは今までの経験で培ってきた観察眼に因る成果であることが多いのだが、翔鶴と瑞鶴は技術に因るものとして捉えてしまう。
「やばい、あの二人がこんなに器用なんてちょっと想定外かも」
「あの二人ならこれくらいのことはいとも容易く遣って退ける――そう考えるのよ瑞鶴」
「・・・・・・プッ、あははは!確かに、天下の一航戦様ならそうかも。もう空を飛んでも驚かないわ」
「え?空母って飛べるのかしら・・・・・・」
勝利の希望の灯が消えそうな状況でも尚、五航戦は楽しそうだった。翔鶴が尊敬する先輩は、瑞鶴が悔しいながらも目標としている現一航戦は強かった。
「でも、次で止めを刺す。これで終わり」
翔鶴と瑞鶴の彗星が再度突撃仕掛けるが、拍子抜けするほど容易に赤城の直上を取れた。
「邪魔が入らなかった・・・・・・故意に通してくれたというの」
「上を取られても問題は無いっていうこと?その余裕、後悔させてやる」
更に、彗星に狙いを付けられた赤城はそれらに一瞥もくれず、水平線の向こうにいると思われる翔鶴を見据えるようにその場に立ち止まり、ゆっくりと弓を構える。
「撃たせるわけないでしょ!今度こそ当てる!」
一斉に彗星から爆弾が投下される。今度の爆弾の一部には煙幕が仕組まれていた。加賀が爆弾を打ち落とした折にはこの煙幕が赤城の目くらましになり、
視界を奪った瞬間に矢で撃ちぬく算段だったのだが、投下した直後赤城は狙いを突如海面に移し、そのまま放つ。艦娘の力を持って放たれた矢が海面に叩きつけられ、
そのエネルギーの膨大さ故、赤城を中心として強大な水柱がたつ。
それからの赤城の動向を注視しようとする五航戦だが、すぐに迎撃された爆弾の煙幕で完全にその姿が隠れてしまう。
「瑞鶴逃げて!」
何かに気が付いたらしい翔鶴は瑞鶴に注意を促す。
「なんで!狙われている翔鶴姉こそ用心して――」
「良いから早く!」
赤城の姿が完全に隠れてしまう寸前、翔鶴は艦載機を通して見たのだ。恐るべき速さで次発を装填――弓を構えなおし一瞬天を仰いだ赤城の鮮やかに輝く虹彩に反した漆黒に覆われた瞳孔は、
五航戦の艦載機を通して瑞鶴を視ていた。
それから、瑞鶴を狙われていることを察知して取り乱した翔鶴は、その一瞬の隙を突かれ赤城と加賀の艦載機の攻撃により被弾、中破。
事態が飲み込めず、更に姉の"瑞鶴が想定していなかった"被弾に意識を向けてしまった瑞鶴は、赤城から放たれた1本の矢に因って足元のエンジン部分を穿たれ航行不能に。
結果、一航戦の優勢勝ちが決まった。ただし、赤城も五航戦による二度目の空襲で矢を放った直後、上空から降り注いだ内の1本の矢によって甲板を打ち抜かれ中破判定。
爆弾を撃墜した加賀が、その数と赤城を襲った彗星の数が合わないのを不審に思った時は既に遅かった。煙幕で目隠しされたあと、数機の彗星から矢に戻されたそれが赤城を狙ったのだった。
赤城「お疲れ様でした。紙一重の良い勝負でしたね」
瑞鶴「お疲れ様でした・・・・・・あ、いつも通りのほんわかした顔に戻ってる」
赤城「はい?」
瑞鶴「あ、なんでもないです。あーあ、私がちゃんとしてればあの後加賀さんを袋叩きだったのにな」
加賀「二度目の空襲の仕掛けは中々でした。ですが、一度目であれを仕掛けてくるべきでしたね」
翔鶴「その事についてなのですが、すみません、あの様な・・・・・・先輩方の古傷をえぐる様な真似を――」
赤城「いえいえ、私達は嬉しかったですよ。演習中でも、加賀さんと感心してましたから」
加賀「確かに、あれは良い練習になりました。でもだめですね、知り合ってる人と演習となると、癖を知りすぎていてそれに頼ってしまいました」
瑞鶴「ずるっ」
赤城「あら、貴方たちも私達の癖を見抜いて利用していましたよね」
瑞鶴「ばれてたか」
翔鶴「では、先輩の不可解な動きをしていたのもそれが理由で?」
加賀「それは私も知りたいですね。どうなんですか、赤城さん」
赤城「うーん・・・・・・何故でしょう?ただ、先が視えていたのです。説明し辛いですね・・・・・・」
瑞鶴「流石ケッコン艦、ずるいなぁ」
翔鶴「なるほど、愛の力だったんですね。私達との違いはケッコンしているか否か、ですし」
加賀「ずるいです」
赤城「じゃあ私は、翔鶴さんと瑞鶴さんの第二改装が決定的なのがずるいと思います!」
瑞鶴(そんなことを言いながら、ニコニコして嬉しそうに祝福してくれるんだもんなぁ)
加賀「あなた達の第二改装が来たら、またやりましょう。その時まで、私達も精進しておきます」
翔鶴「はい、その時はまた胸をお借りします。よろしくお願いします。あ、そう言えば」
赤城「何でしょうか」
翔鶴「先輩方は空を飛べますか?」
赤城「一度だけなら飛んだことはありますよ」
瑞鶴「さすが一航戦」
加賀「一航戦を何だと思ってるの・・・・・・。赤城さんも、どういうことです?」
赤城「まだうちの鎮守府に人が、艦娘が少なかった時のことです。突然提督が空を飛びたいと仰って」
翔鶴「心を病まれていたのですか?」
赤城「いえ、私達空母の扱う零戦等を目の当たりにして男の血が騒ぎ出したとかなんとか」
瑞鶴「子供か!」
加賀「それで、なぜ赤城さんが飛んだのですか?」
赤城「ちょっと閃きまして、夜にこっそりテスト飛行をしてみたのです」
翔鶴「どの様に・・・・・・?」
赤城「イスに紐をくくり付けて、その先に艦載機を百機程――」
加賀「赤城さん、イスに風船をくくり付けて飛行した人は過去に逮捕されているので気をつけてくださいね」
赤城「そうみたいですね、次の日それとなく提督に進言してみたのですがそう仰って却下されました」
翔鶴「私も空を飛べば先輩の様に・・・・・・」
瑞鶴「真似したらダメだからね!?」
なぜ加賀が、イスと風船で飛行して逮捕された人がいるのを知っているのか疑問に思った瑞鶴は深く考えないようにしたが、ある一つの結論を思い浮かべた瑞鶴の顔のにやけは暫く止まらなかった。
瑞鶴(もしかして加賀さんも何かの拍子に飛ぼうとしてネットで調べた時に逮捕者が出たことを知ったとしたら・・・・・・かわいすぎる!)
加賀「?」
文章力があれば五航戦視点のみで絶望感しかない感じをもっと表現したかった(子並感)
相変わらず更新は不定期ですがこのスレは使いきりたいと思っています。暇な時にでもまた覗いてくださいませ。
好き勝手書くって楽しいですでもそればっかりでごめんなさい!では。
一航戦と五航戦の演習後の夜、埠頭にて
「姿が見えないと思ったら、こんな処に居ましたか」
「――火照った体に冷えた海風が心地良かったので・・・・・・つい長居をしてしまいました」
「まだ落ち着きませんか」
「そうですね。演習の時から今まで、ずっと私の気持ちは昂ぶったままです。もう終わってから随分と経っているのに」
「隣、失礼しますね」
「ええ、どうぞ」
「どうも。・・・・・・なるほど。確かに、この風は心地良い」
「そうでしょう。穏やかな波の音とこの冷たい風が、私を落ち着かせてくれると思ったのですが」
「・・・・・・二人で軽く汗でも流しましょう」
「はい?」
「実は私も"あれから"ずっと体が熱くて。ですから、気持ちを落ち着かせたいと思っていたのです」
「・・・・・・確かにそれも良いかもしれませんね。加賀さん」
「ようやくこちらを向いてくれましたね赤城さん」
「ふふふ、貴方の顔を見るとまた心に火がついてしまいそうだったから。でも、加賀さんが付き合って下さるのなら」
「その”目”で私を視て下さるのですね」
「私だって、”搭載された全艦載機を完全に支配下に置く”という離れ業を加賀さんに魅せられて、心が躍ったのですから」
「私は、見たことの無かった貴方の表情を見て血が沸きました」
淡い光が二人を包み始め、また光の粒子がゆっくりと各々の艤装を形作っていく。
「今日は少なくとも二度は沈む機会がありました。貴方が倒れたときと」
「貴方が直上を取られ、空襲を受けたあの時。一度目の空襲で何も仕掛けられて無かったのが幸いでしたね」
二人は海に降り立ち、静かに互いの距離を開けながら会話を続ける。
「終わったら反省会で頭を冷やしましょう」
十分に離れたところで二人は振り返り、相対する。赤城の表情は消えていた。
「そうですね」
そこはかとなく楽しそうに応える加賀の口元は、僅かに緩んでいるように見えた。
彼女達を優しく包んでいた光が刹那眩く輝き艤装の装着完了を迎えると、二人は同時に矢を放った。
互いの矢は向き合う二人の中心で激突し破壊され、その激突のエネルギーで海が割れる。そして、それは開戦の狼煙となった。
―――
――
―
提督「結果は?」
赤城「お互い燃料と弾薬切れで引き分けでした」
提督「そっか。じゃあ今年のハロウィンの仮装パーティーは一航戦は二人とも参加、と」
赤城「そのための勝負ではなかったのですが」
提督「加賀の仮装姿、見たくない?」
赤城「見たいです。仮装パーティーの件はお任せ下さい」
提督「ファッションアドバイザーの二航戦はいるか!」
蒼龍「呼ばれて飛び出て」
雲龍「じゃじゃじゃじゃーん」
飛龍「ちょ、雲龍、それ私の台詞」
雲龍「そうだったの」
飛龍「もぉー、そもそもあなたは二航戦じゃないでしょ。次からは気をつけてよねっ」
雲龍「善処するわ」
提督「Oh・・・・・・漫才コンビがトリオになってる・・・・・・」
ずい・・・ずい・・・の紅白衣装はやっぱり可愛いですね
クリスマスに赤城さんとケーキバイキングに行きたいだけの人生だった。ではまた
飛龍「して、ご予算の程は?」
赤城「去年の衣装ではダメなのですか?」
蒼龍「ちっちっち、それだとツマラナイじゃないですか赤城さん。あなたも新しいお召し物を身に着け、羞恥心で顔が赤くなった加賀さんを見たいでしょう?」
赤城「!」
雲龍「何事にも妥協しないその姿勢、流石二航戦。私も見習わないといけないわね・・・・・・」
提督「任せろ飛龍。(財布の)リミッターを外させてもらう!」
飛龍「提督ならそう言ってくれると信じてました!」
提督「北方棲姫と空母棲姫の衣装も見繕ってやってくれたらそれで良い」
蒼龍「あの二人の衣装も私達が決めて良いですか?やったー!にゅふふふ」
赤城「そうと決まれば早速衣装を決める会議を始めましょう!」
かくして仮装する本人たちが一部不在の中で会議は始まった
提督「率直に言うと私は二人の水着姿が見たい」
蒼龍「何考えてるんですか。あまり奇をてらった衣装でも面白くないですよ」
飛龍「そもそもハロウィンの時期に水着って風邪引いちゃったらどうするんですか」
赤城「提督、それは擁護できません・・・・・・」
雲龍「・・・・・・ふむ、これが無能」
提督「」
飛龍「大胆に悪魔の・・・・・・サキュバスのコスプr・・・仮装なんてどうかしら」
提督「私の水着の意見とあまり変わりないじゃん!」
蒼龍「全然違います。でも、あの加賀さんがそんなの着てくれるかどうか」
赤城「お土産を持参して三顧の礼でどうにか・・・・・・」
雲龍「そういえば加賀さんと赤城さんのお召し物はお揃いにするんでしたっけ?」
飛龍「うん」
赤城「じゃあそれはやめておきましょう」
提督「チッ」
蒼龍「九九艦爆の仮装はどうかな」
提督「秋津洲が二式大艇ちゃんのコスプレするらしいから、それだとかぶるぞ」
蒼龍「がーん」
飛龍「そもそも飛行機のコスプレって。どんなのかタブレットで検索してみよっと――――ブッ」
赤城「どうしたの飛龍さん――――あら、これは可愛いらしい」
雲龍「なるほど、腰元に飛行機の形のものを装着するのね」
蒼龍「でも秋津洲ちゃんがするならかぶっちゃって申し訳ないね。他に何かないか考えましょ」
赤城「私は特に思い付かないですね・・・・・・ごめんなさい」
提督「それじゃあ今何か着てみたい服って何かあるか?」
赤城「着てみたい、ですか。そうですね、うーん・・・・・・、ウェディングドレスでしょうか」
提督「赤城、お前・・・・・・ハッ」
蒼龍「・・・・・・」
飛龍「・・・・・・」
雲龍「・・・・・・」
提督「なんで私を睨むんだ君たち!」
赤城「って、私は一体何を・・・・・・恥ずかしい・・・・・・」
雲龍「・・・・・・そうね、もうミニスカニーソ家政婦で良いんじゃないかしら」
飛龍「家政婦ってあなた。そういう時はメイドって言うのよ別に良いけど」
蒼龍「私達の普段履いてるスカートの方が短いかもしれないもんね。それなら加賀さんも着てくれそう」
赤城「私達には可愛すぎる召し物じゃないですか?」
蒼龍「普通に似合いますよ!何を言ってるんですか!」
飛龍「メイド服の赤城さんと加賀さんなんて貴重なんですから着て下さいよ!」
赤城「ご、ごめんなさい」
提督「ふぇぇ二航戦の目が怖いよぉ」
ねんどろ秋津洲の飛んでるポーズ可愛すぎなんですけど萌え死ぬんですけどなんですかあれは
というところでまた次回。
乙
二航戦のお二人は自分の仮装は大丈夫なんでしょうかねぇ
相変わらずかわいくてほっこりした
誰が?みんなが、さ
乙
>>741
フリーダム二航戦の仮装と言うか衣装は構想はありますがそれを着る流れに持っていく展開はまだ考え中ですどうしたものか
>>743
今度のイベントの新キャラも中々可愛い感じでよさ気ですね嵐とかすごく欲しい(石直球)
提督「メイド服で大丈夫か?嫌だったら他にまた考えると良いと思うが」
赤城「恥ずかしいですけど、皆さんが喜んでくれるのなら着ますよ」
雲龍「おおー」
蒼龍「よし、そうと決まれば私達はこれで!」
飛龍「次の予定が押してるので失礼しますね!あー忙しい忙しいー」
提督「?何故慌てて出て行ってしまったんだ・・・・・・。おや、雲龍は行かなくても良いのか?」
雲龍「ええ、まぁ。あの二人と長い間居ると振り回されて疲れるの」
提督「そうか。一緒に居るときは楽しそうに見えたが」
雲龍「とても楽しいわ。でも疲れるのよ」
赤城「うふふ、蒼龍さん達も雲龍さんと一緒に居ると楽しそうですよ。――提督と雲龍さんのお茶を淹れなおしますね」
提督「ありがとう」
雲龍「あら、ありがとうございます」
赤城「どういたしまして。・・・・・・ところで、雲龍さんや二航戦の子達はハロウィンは何の格好をするのです?」
雲龍「んー・・・・・・何の格好をするの?」
提督「私に聞かれましても。首をかしげたその格好は可愛いけど」
加賀「提督、加賀です。今よろしいですか?」
提督「どうぞ。どうしたんだ?」
加賀「失礼します。――・・・・・・話は聞かせて頂きました」
提督「地獄耳か!」
雲龍「盗み聞きを白状するなんて大胆ね」
加賀「冗談ですよ。赤城さんが考え込んでいるような顔をしていたので、何か相談事でもしていたのだろうと思いまして。ところで、どうしたのですか?」
赤城「蒼龍さん達はどんな服を着るのかと思いまして」
加賀「はい?」
赤城「あらごめんなさい。言葉足らずでした。先程までハロウィンの仮装について話し合っていたのですよ」
かくかくしかじか
加賀「・・・・・・メイド服?」
赤城「はい。今まで着たことがない洋装ですし、ちょっと恥ずかしいけれど楽しみですねっ」
加賀「あまり気が乗りませんが、赤城さんの楽しそうな様子が見られるのなら良いでしょう」
提督「それでさ、二航戦と雲龍の仮装がまだ決まってないみたいd」
加賀「では、私達の仮装・・・・・・いえ、コスプレ内容を決めてくれた方達にお返しとして、私達が決めてあげたらどうかしら、赤城さん」
赤城「流行に疎い私達で良い案なんて出せるのかしら」
加賀「出せるわ。私達なら」
赤城「!・・・・・・そうね、始める前から諦めてはいけませんね!」
雲龍「(私も巻き添えコースよねこれ。まぁ良いけれど)」
提督「(結局加賀は一体何の用事できたんだ・・・・・・)」
その頃の二航戦
蒼龍「私達の見立てに狂いは無かった」
飛龍「嗚呼、我ながら私達の慧眼が怖い・・・・・・。まぁそんなことより、似合ってて可愛いわよ翔鶴、瑞鶴!」
翔鶴「そ、そうですか?今までこの様な服は着たことが無くてよくわからないのですが」
瑞鶴「翔鶴姉かわいい!・・・・・・でも、自分が着るとなると恥ずかしいっていうか今も恥ずかしいっていうか」
翔鶴「やっぱり恥ずかしい格好なの!?」
飛龍「恥ずかしいことなんてないわよ!可愛いは正義って言うじゃない!だから、今のあなた達は正義なのよ!」
瑞鶴「テンションたかいっすね先輩・・・・・・」
蒼龍「可愛い子が可愛い服を着ている姿を見てテンションが上がらないはずがあろうか。いや、無い」
瑞鶴「ドヤ顔で斯様なことを言われましても」
飛龍「いやいや、輝く銀髪ロングの翔鶴と艶のある綺麗な黒髪ツインテールの瑞鶴にゴスロリ服はよく似合ってるって」
蒼龍「ゴスロリと言ってもシンプルなデザインのだし、ドレスに近い形の服だから違和感なんて全くないしへーきへーき」
瑞鶴「うぅ、こんな格好して、一航戦に笑われないかしら」
翔鶴「それは大丈夫よ。私はともかく、あなたは良く似合っていて可愛いもの。それに、先輩方は人を笑うような真似はなさらないわ」
瑞鶴「そ、それは確かにそうかもしれないけれど」
蒼龍「それじゃあ私達は他に用があるから失礼させて頂くわね!」
飛龍「当日まで他のみんなには内緒にしておくように!じゃあまたね!」
翔鶴「颯爽と去っていって・・・・・・風の様な方達ね」
瑞鶴「どうでも良いけどさ、蒼龍さん達はなんでこんな服を持ってたのかしら。しかも私達のサイズにピッタリ」
翔鶴「・・・・・・色々あるのよ、きっと」
イベント始まりましたね。私は火曜日までにE3を終えられたら万々歳といったところです。
泥版艦これは今冬だと言われてたけどなんだかんだで来年春辺りまで出ない気がしてきた。では。
たった今丙でE5クリアしました。嵐は出なかったけどまるゆが1人出たので満足です。
そしてほんの少しだけど久々に投下ですが正直キャラが崩れ過ぎてるので次あたりから徐々に直して行きたい・・・
赤城「蒼龍・・・・・・飛龍・・・・・・ドラゴン・・・・・・――!」
加賀「何か思いつきました?」
赤城「二航戦と言えば龍です!だから緑のドラゴンの仮装なんて如何でしょう!」
提督「ドラゴン○ールの何でも願いを叶えてくれるドラゴンk」
加賀「○ャピンですか、なるほど。子供から大人まで幅広いファン層を持つあのキャラクターの仮装なら駆逐艦の子達にも受けが良いでしょう。流石ね」
提督「そっちかー」
赤城「最近青いのも出てきたので丁度ペアで仮装できます!」
雲龍「緑の怪獣の相方の赤い雪男の子供役は?」
赤城「・・・・・・」
加賀「・・・・・・」
提督「二人してこっちを見つめてくる!」
赤城「ノリノリになった蒼龍さん達の手綱を握れるのは提督しか居ませんのでもしよろしければ、ですけど」
提督「あの二人を抑える自信は全く無いんだけど!?」
雲龍「大丈夫、あなたなら出来ます」
提督「もし無理だったら手伝ってな」
「「「・・・・・・(・_・)ゝ」」」
提督「無表情かつ無言の敬礼やめて、なんか不安になってくるから!○ックの仮装くらい引き受けるけどさぁ」
―――
――
―
蒼龍「なるほど!ガ○ャピンのコスプレならお安い御用ですよ」
飛龍「私がブループラネットから来た青い方ね。”色”が私と合わないのは残念だけど、私で良ければ喜んで引き受けましょう」
赤城「ありがとうございます。でも、無理やりお願いする感じになってしまったかしら。もしそうだとしたらごめんなさい、無理しないで下さいね」
飛龍「いえ、可愛い仮装なので大歓迎ですよ!これがあの提督ならえぐいスリットのチャイナドレスを着なさいなんて言いそうですし」
提督「おい!そんな名案があったのなら早く言いなさい。もしくは、今からバニースーツのコスプレに変更しても良いぞ」
蒼龍「そんなこと言って、赤城さんに爆撃されても知らないですよー」
提督「赤城はずいずいと違ってそんなことしない」
瑞鶴「へー?じゃあ私が赤城さんの代わりに爆撃してあげましょうか?」
提督「」
瑞鶴「あ、逃げるな!待ちなさい!」
蒼龍「相変わらず賑やかですねー」
赤城「そうですね。ところで、提督はそんなに節操無しな方ではありませんよ」
飛龍「ええ、色々言ってはいるけど、本当は赤城さん一筋ってね!やだなーわかってますよそんなの。のろけですかぁ」
赤城「え!?いえっ、決してそういう意味では・・・・・・!」
飛龍「赤くなって慌てる赤城さん!ペロペロしたい」
蒼龍「飛龍、そんなにニヨニヨしたらダメだよ。メッ!」
赤城「二人とも、非常に深いスリットのチャイナドレスの方が良かったですか?」
蒼龍「うっ、それはご勘弁を」
飛龍「失礼しました!」
赤城「調子の良いこと・・・・・・ふふふ」
つづく。二航戦がガチ○ピンのコスプレすることになったのはなんか私の頭の中で、二人が「たべちゃうぞー」とか言って
駆逐艦勢や後輩空母勢とじゃれあう映像がふと頭に浮かんだからです。
さて、こういう季節イベントは準備の方が本番より楽しいということってありますよね。だからイベント本番より準備期間の方が書く量が多くなっちゃいます。
あ、イベント終えた方はイベントお疲れ様でした。では。
最近赤城さんに季節ボイスが実装されるので耳が幸せです
生存報告と少しだけ出来てる分を投下
~ハロウィン当日~
提督「今日は楽しいハロウィン。お菓子も着ぐるみも用意済み、と。よし完璧だな」
赤城「おはようございますご主人様。ご気分はいかがですか?」
提督「おはよう赤城・・・・・・メイド服を装備済みか。というか、ロングスカートにしたのか」
赤城「はい。その方がギャップがどうとかって蒼龍さん達が」
提督「そうか。いやしかし、ロングスカートのメイドは清楚な感じがしてとても良いな。素晴らしい・・・・・・」
赤城「お褒めに預かり光栄です」
提督「あとご主人様とは・・・・・・」
赤城「これもアドバイスを頂いたことなのですが、この服装にはその呼び方が相応しいと。変でしたか?」
提督「新鮮で凄く良いと思うぞ!いつもの赤城も好きだけどな。二航戦は良い仕事をしなさる」
赤城「もう提督、いえご主人様ったら」
提督「かわええ・・・」
加賀「ご主人様、朝食の用意が出来ました」
提督「淡々としているがどこか言葉の端から暖かさを感じるメイド加賀か。ありだな」
加賀「・・・・・・今日はご主人様も仮装するのでしょう。手早く朝食を済ませてしまってください」
赤城「今朝も鳳翔さんが腕を奮って下さったので、どうぞ冷めない内に」
「たーべちゃうぞー!」
「しゃれにならない速さで追ってくるぴょん、全速力で逃げるっぴょん!!」
「ほらほらー、逃げないとイタズラしちゃうよ~」
「ガチャ○ンが凄い勢いで追いかけてくるのです怖いのですううう」
提督「うむ、楽しそうで何より」
鳳翔「提督も楽しそうで何よりです。どうぞ、朝食をお持ち致しました」
提督「鳳翔はいつも通りの格好か。残念だな」
赤城「私も鳳翔さんの仮装を見られなくて残念です」
龍驤(君のメイド服は仮装じゃなくてただのコスプレって言うんやで。つっこまへんけど)
鳳翔「ふふふ、では来年は何か考えておきましょうか。ね、龍驤さん」
龍驤「うちは今頃の時期は丁度クリスマスの準備で忙しいからなぁ」
加賀「今年のクリスマスにも特別なお召し物を?」
龍驤「もっちろんや!今年も期待してくれてええでー。・・・・・・ま、でも鳳翔とやったらハロウィンも何かしても良いかもしれへんな」
鳳翔「あら!それはまた来年が楽しみですね」
提督「ははは、今年のハロウィンがまだ終わってないのにもう来年のことか。来年もまた皆で騒げたら良いな」
赤城「ええ、この鎮守府の、国の平和を護るのは私達にお任せ下さい」
加賀「ご主人様と私達になら、きっとそれが可能な筈ですから」
龍驤「せやな!さーて、頃合を見てお菓子を配りに行くで」
鳳翔「私と間宮さんは今夜の宴の準備を進めておきます」
「提督、ムッ○はまだですか!みんな待ちくたびれてますよ!」
提督「しまったまだ飯を食ってなかった・・・・・・。すまん、飯を食ったらすぐ行く!」
「もー早くしてくださいよっ」
「さらさらで良い髪質してるねえお嬢ちゃん。アホ毛も可愛いよぉ」
「言い方が完全にへんたいぴょん・・・・・・」
提督「朝から元気だなあいつら」
瑞鶴「今日の朝ごはんは何かしら~ってげげ!提督と一航戦!」
翔鶴「こら瑞鶴、はしたないわ」
提督「ん?・・・・・・翔鶴と瑞鶴がゴスロリ衣装!!」
赤城「あらあら、西洋のお人形さんみたいで可愛らしいです!ね、加賀さん」
加賀「えぇ、あなた達もその様な服を身に付けるのね」
瑞鶴「まだ心の準備が出来てなかったのにぃ・・・・・・って、赤城さんと加賀さんもどうしたんですかそんな格好して」
翔鶴「提督の左右にお控えになられている立ち姿はとても上品です、流石です!」
瑞鶴「悔しいけど絵になってるなー・・・・・・。でも、なんで銀の丸いお盆を持って提督さんの両側で立ってるんです?一緒に食べれば良いじゃないですか」
赤城「この様に振舞うのが、メイドの心得らしいですので」
瑞鶴「あ、メイドだったんですね。てっきりそんな服を着て変装している護衛か暗殺者の役かなって」
提督「発想が中二病くさい・・・・・・」
瑞鶴「なんでよっ」
―――
――
―
提督「予想はしていたが、それ以上に動きづらいなこの着ぐるみ」
蒼龍「私達も実際に着てみてびっくりしましたよ。ガチャ○ンはこの着ぐるみを着て宇宙に行ったりスキーしたりしたんですよね。凄いなぁ」
飛龍「まぁ、それは私たちに求められないから良いでしょ。今日盛り上げればそれで良いのよ」
提督「だな。菓子はここに用意してあるのを適当に配っていくぞ」
蒼龍「はーい」
飛龍「よーし、全力で悪戯するわよ」
提督「おい」
蒼龍「よしきた!提督、頑張って私達を止めてくださいねっ」
提督「そんな話は聞いてないですぞー!てめえ、ガチャピ○達!ハメやがったな!」
飛龍「もうなりきってるんですね、負けませんよ!」
妄想する時間が欲しい・・・
赤城さんと加賀さんが着てるメイド服のスカートはロングになりましたが中身は白いレースのガーターベルトと網状のニーハイにパワーアップしました。全部二航戦の仕業です。
ところで、睦月型って良いなぁって最近思います。では。
MMDでキャラを動かすのって難しすぎわろりん
バレンタイン、艦これにログインしたら赤城さんがチョコくれましたやったぜ
ボイスもあって結構良いバレンタインデーでした
+++
秋津洲「赤城さんと加賀さーん、提督から伝言かもー」
赤城「その声は秋津洲さん――あら、呼ばれた気がしたのですが姿が見えませんね」
加賀「上の様ね」
秋津洲「加賀さんの言う通りかも!」
赤城「上?・・・・・・秋津洲さんが二頭身になって飛んでるように見えるのですが、私の見間違いでしょうか」
加賀「私にもその様に見えます」
秋津洲「明石と夕張がこの着ぐるみを作ってくれたんだ!ほら、こうやって*大艇ちゃんとドッキングすることで飛べるようになったかも!」
赤城「なるほど」
加賀「なるほど」
秋津洲「そんなすぐに納得しちゃうの!?もうちょっと驚いたりして欲しかったかも・・・・・・」
加賀「実際に目の当たりにしている事象を疑っても仕様が無いでしょう」
赤城(――クダヨーって頭の中で何かが・・・・・・)
秋津洲「赤城さん何か言ったかも?」
赤城「いえ、何でもありません。ところで提督からの伝言と言うのは?」
*参考画像
http://imgur.com/4vbBLYG
秋津洲「『二航戦を抑えられない。至急応援求む』って言ってたかも。なんのことだろうね、もしかしてチアガール的な?」
赤城「この場合は援軍の要請でしょうね」
加賀「しかしあの提督のことです、本当にただ応援をして欲しいだけ、と言う可能性もあります」
赤城「いくらあの提督でも、流石にそのようなことは無いでしょう」
加賀「その可能性は全く無い、と本当に言い切れるのかしら」
赤城「ふふ、また加賀さんのおふざけですか」
加賀「また、とは心外ね。五航戦じゃあるまいし」
秋津洲「あのー、それで結局どうするの?」
赤城「そうですね、何かあることは確かみたいなのでこのまま向かいましょうか」
加賀「この格好のままで?」
秋津洲「大丈夫かも加賀さん!その服可愛いからその格好で応援されるときっと提督も喜ぶよ!」
加賀「え?そ、そう。あなたも可愛いですよ、秋津洲さん」
秋津洲「本当!?嬉しいかもー!」
提督「待てお前ら!即刻止まれ!」
蒼龍「そう言われてハイって止まる人なんて居ませんよー。飛龍、パスっ」
飛龍「オッケー!よ、っとっと」
提督「ムッ○の顔だけ持って逃げるなお前ら!胴体だけ○ックとか中途半端ですげーダサくて恥ずかしいんだぞ!くそ、援軍はまだか・・・・・・っ」
「・・・・・・」
飛龍「ん、前方に人影か。ちょっとそこの誰かわからない人どいてどいてー!危ないよー!」
「?」
蒼龍「飛龍待って、あの人なんかシルエットがおかしいよ・・・・・・あれは着ぐるみ!?」
提督「丁度良い所に!そこの誰だかわからない人!飛龍と蒼龍を止めてくれ!」
「!」
飛龍「!?きゃっ」
蒼龍「!!あの全速力のガチャピ○姿の飛龍を片手で捕まえてかつ衝撃を受けないように優しく受け止めた!?二式大艇を背負ってる秋津洲の着ぐるみだけど中身は一体何者・・・・・・」
提督「はぁ、はぁ・・・・・・いやー、ありがとう止めてくれて。・・・・・・だが、秋津洲の格好をしているお前は誰だ?」
「・・・・・・」
飛龍「あ、ム○クの頭だけ取って私は開放してくれるの?ありがと」
赤城「提督!応援に馳せ参じました!・・・・・・あら?」
加賀「どうやら一件落着しているみたいね。あの不明な物体を覗けば」
「・・・・・・」
秋津洲「わわ、あなたは一体誰?私と同じ格好をしているけれど・・・・・・」
蒼龍「赤城さんたちと一緒に来た方が秋津洲なのね。それじゃあ私達を止めたこっちの秋津洲は・・・・・・」
「・・・・・・マジ天使!!ってよく言われます」
飛龍「しゃ、しゃべったああああ」
提督「ボーカロイドみたいな声してんな」
「面白い奴だな気に入った。転がすのは最後にしてやる」
提督「ひえっ」
明石「あ、いたいた!もう二式大艇さん勝手に脱走したらだめですよー。まだ調整中なんですから」
提督「二式大艇?これが?」
明石「ええ、背中に背負ってるのが本体です。これは、二式大艇さんもコミュニケーションを取れるようにと実験的に開発してみた人型インターフェースです」
秋津洲「わぁ!本当なの?明石凄いかも!」
明石「あはは、でも・・・・・・ただ良いヒトカタのデザインが思い浮かばなかったので、秋津洲さんのねんどろいd・・・・・・着ぐるみを使わせて頂きましたが」
「なじむ、実に!なじむぞ、ふはははは・・・・・・」
秋津洲「待って、大艇ちゃんはこんなこと言わない」
明石「ええ、だからまだ調整中なのです。言語関連は繊細で非常に難しいですからね」
「ポチるまでお前を見ている」
蒼龍「怖い・・・・・・」
飛龍「私も怖い」
「アキツシマダヨー」
赤城「!!」
提督「赤城と秋津洲の着ぐるみの二式大艇が熱い握手を交わしている謎光景」
短いけど今回はここまで。この物語の中の秋津洲の着ぐるみはねんどろい○をモチーフにしてデザインされましたが、
実態はミクダヨーみたいな出来になっています。
ちなみにミクダヨーの参考画像はこちら。右側がミクダヨーさんですね
http://imgur.com/AD4wHB1
秋津洲くっそ可愛いので欲しいけど私には赤城さんと加賀さんで十分です。ではまた。
赤城さんにたこ焼きにしか見えないシュークリームを差し出す悪戯をしたいなーと思ってたら4月になってました。
艦これアーケードの赤城さんの声帯の妖精さんによるプレイ動画いいですよね、家庭用のにもあんなクオリティのゲームが欲しい・・・
提督「ところで、蒼龍と飛龍。覚悟は出来たか」
蒼龍「なんで真顔なんですか提督、嫌だなーもー」
飛龍「ムッ○の胴体部分の着ぐるみを身に着けたままなので、とてもおかしいですよ提督」
提督「頭部分が無いのは誰が原因だと思ってるんだ・・・・・・」
蒼龍「ふっふーん、隙を見せた提督が悪いんですよ!」
提督「私のせいか!?」
飛龍「ほらほら、これ以上イタズラされたくなかったら、私達にもお菓子をください!」
提督「着ぐるみの頭を持って逃走することが悪戯?まぁ良いが。しかし、それならさっさと言ってくれたらすぐ渡したのに」
飛龍「やっぱり用意してくれていたんですね!先に悪戯しておいて良かったー、すんなりお菓子を貰っても面白くもなんともないですからね」
提督「飛龍、お前って奴は・・・・・・どうやら本当の悪戯というものを知りたいらしいな」
飛龍「・・・・・・蒼龍、逃がさないわよ」
蒼龍「わ、私は用事を思い出したから退散するわ、だから裾を引っ張らないでっ」
赤城「あの二人は本当に仲が良いですね」
加賀「ええ。見ていて微笑ましいものです」
蒼龍「いやいや!微笑んでいないで助けてくださいよ!」
飛龍「っていうか加賀さんは相変わらずクールな表情で微笑んでない!」
加賀「にっこり」
飛龍「だから口でにっこりと言っても表情がかわってないですってば」
提督「さあ悪戯っ子におしおきをするからこっちにきなさい。赤城と加賀も少し手伝いをお願いしたい」
赤城「はい」
蒼龍「赤城さんは良い笑顔だー」
~・~・~・~
蒼龍「悪戯って何だっけ」
飛龍「それって哲学か何か?まぁ少なくとも――」
赤城「さあ、次はこのお召し物を」
加賀「いいえ赤城さん、ここは是非これを」
飛龍「――着せ替え人形みたいにされるのは、悪戯とは言わないと思う」
蒼龍「だよね」
提督「確かに悪戯かと問われると否だが・・・・・・うむ、二航戦の二人は女学生の制服も似合うな。流石、『同級生にこんな艦娘が居て欲しかったランキング』に名を連ねるだけのことはある」
青葉「どこのランキングなんです?」
提督「我らが国のお偉いさん方によるランキングだ」
青葉「うわー」
提督「因みに艦種毎に別けられていて、青葉は重巡カテゴリーで入賞している。衣笠と一緒にな」
蒼龍「青葉と衣笠は気軽に同級生男子に声かけて勘違いさせそうだもんね」
青葉「えぇ・・・・・・」
飛龍「赤城さん達は?」
提督「憧れの高嶺の花部門に入賞している」
加賀「なんですかそれは。さて、次の召し物に着替えましょう。青葉、今の姿の写真はもう撮ったのかしら」
青葉「バッチリです!」
赤城「次は私達の弓道着を試してみましょう」
蒼龍「ええ、もうこうなったらとことん付き合いますよ!」
青葉「・・・・・・ところで、他にどんなランキングがあるんです?」
提督「そうだな、護ってあげたくなるような可愛い妹ランキングだろ、あとは世話して欲しいイケメン姉ランキングに、デレた時の破壊力が高いツンデレ嫁ランキング、それと――」
青葉「そうですか、もう良いです」
どうでも良いことにも本気を出してしまう律儀というかちょっと抜けたところもある赤城さんを表現したかった・・・
加賀さんと一緒に二航戦を可愛くコーディネートしようと奮闘してますが、これは二人の可愛さを引き出すことで鎮守府の他の皆にも二航戦の可愛さを知って貰おうとして云々
もう既にみんな知ってるんですけれど。
ところで艦これアーケード並みのクオリティの3Dモデルが使われた家庭用ゲーム出て欲しいですね。ではまた次回。
このSSまとめへのコメント
いいじゃないですかー
こういうの好きよ
空母の皆が仲の言いSS大好物です。頑張って下さい。
素晴らc
本当は加賀さんのSSを探してたのですがこのSSに見入ってしまいました。赤城さんも素晴らしいですね!
書くの面倒くさかったらやめていいんだよ