【モバマスSS】モバP「何!?頼子が◯◯しただって」 (69)

このSSは頼子さんが◯◯な事をやらかすSSです。
突発的に頼子さんネタを思いついた時にだらだら投下します。
長さも短かったり長かったりします。
頼子さん以外のアイドルもゲストとしてちらほら出てきます
読んでいただけましたら幸いです。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405945033

第1話 頼子さん分裂編

某所の何個か目のスレの1000の方に捧げます

シンデレラプロ事務所

ちひろ「大変です!プロデューサーさん!!」

モバP「ちひろさん?はぁ…またですか」

ちひろ「何ですか、またって…もう」

モバP「いやだってね、ちひろさん…」

ちひろ「ですから、今回は本当に大変なんですよ」

モバP「やっぱり今までは大げさに言ってたんですね」

ちひろ「あ…そ、それはですね、少しでもプロデューサーさんの気持ちを盛り上げようと」

モバP「はいはい、で、今回は何ですか」

ちひろ「はい!まとめ買いが出来るお得な…じゃなくてですね」

モバP「えっと、もしかして本当に一大事なんですか」

ちひろ「は、はい…それが」

モバP「もしかして、杏が急にやる気になったとか」

ちひろ「ああ、そういうのでは…とりあえずこちらに来てください」ガチャ

モバP「社長室?ま、まさか、俺…首ですか?」

ちひろ「それは大丈夫ですけど…」

頼子「あ、Pさん、ちひろさん、お疲れ様です」

モバP「ああ、頼子、お疲れ様」

モバP「て、ちひろさん、頼子がどうしたんですか」

ちひろ「え、えっと…ですね」

モバP「もしかして恋人が出来て、それを悪徳記者に知られて…とか?」

ちひろ「違いますよ」

頼子2「あ、お疲れ様です、Pさん」

頼子3「お疲れ様です」

頼子4「お仕事お疲れ様です」

モバP「あの…ちひろさん、これは…」

ちひろ「はい、頼子ちゃんが10倍に増殖しました」

モバP「は、はい?10倍?増殖!?」

頼子5「あの…Pさん」

頼子6「私も驚いたんですけど…」

モバP「ははは、頼子がひい、ふう、みい…ははは」

頼子7「数えなくても10人です…」

頼子8「………」

モバP「これは夢だ、俺は疲れてるんだ…ははは」

頼子9「夢じゃありません…」

頼子10「気がつけばこんな事に」

モバP「頼子が10人…ははは、夢じゃない、ははは」

頼子「Pさん、戻ってきてください」

モバP「あ、ああ、すまん、頼子」

頼子2「Pさんがしっかりしてくれないと…」

モバP「そうだな、10人になってる頼子が一番大変だよな」

頼子3「うん…」

頼子4「ふふ」

モバP「あの、ちひろさん、原因に心当たりは?」

ちひろ「いえ…頼子ちゃんに聞いてみてください」

頼子5「……」ウル

モバP「そう…ですね、なあ、頼子、どうしてこうなったんだ?」

頼子6「それが…実は……」

頼子7「晶葉ちゃんの機械の実験台にされました!」

モバP「ッッッ!!!」

頼子8「ちょっと…」

頼子9「言っちゃった…」

頼子10「あ、晶葉ちゃんが悪いわけでは…」

モバP「ちひろさん、晶葉はどこですか?」

ちひろ「えっと、科学ノ発展ニ犠牲ハツキモノダと言ってアメリカに野球観戦に…」

モバP「……」バアアアン

ちひろ「ひぃ」

モバP「晶葉のやつめ、俺の頼子をこんなにしやがって」

頼子ズ「Pさん、今俺のって…」

モバP「い、いや、へ、変な意味じゃないぞ…俺の担当アイドルって意味だからな」

頼子ズ「そうですか…」

ちひろ「あの、実は晶葉ちゃんから手紙を預かってまして…あっ」

モバP「それを早くだしてください、これは?」

ちひろ「強引ですよ、どんな内容なんですか?」

モバP「頼子が実験台になった機械の説明ですね」

頼子「じゃあ、元に戻る手がかりも?」

モバP「ああ、それはこの先に…えっと、使用者の欲望を満たせば元に戻る…?」

頼子ズ「えっと…私の欲望ですか?」

頼子ズ「そんな事…私の口からは…」ポッ

モバP「よし、頼子、美術館に行くぞ」

頼子ズ「えっ?」

ちひろ「ええっ?」

モバP「このままじゃ仕事にならないからな、頼子、ほら変装ドレスアップして」

頼子ズ「は、はい、でも…」

モバP「じゃあ、行ってきます、ちひろさん」

ちひろ「あ…行っちゃった…そうじゃないですよ、プロデューサーさん」

・・・

モバP「何故だ、何故頼子が元に戻らない」

モバP「美術館3つはしごして、俺を女を侍らせてると勘違いした人から因縁つけられて」

モバP「俺は一体どうすればいいんだ…頼子」

頼子「え、えっと…その」

モバP「そうだ、新しいカチューシャプレゼントするよ」

頼子2「その…違うと思います」

モバP「だよな…なあ、頼子…俺はどうしたらいいんだ?」

頼子ズ「それは…えっ」

モバP「お、おい、頼子、急に体が光って」

頼子「い、いやぁ」

モバP「大丈夫だ、頼子、俺がいるから」ギュ

頼子「Pさん、だめ、離れて」

・・・

モバP「頼子…無事か?」

頼子「は、はい…何とか」

モバP「頼子、お前元に戻って」

頼子「あ、本当です、私元に戻ってます」

モバP「良かった…本当に良かった……」グス

頼子「Pさん、泣かないでください」ウル

モバP「頼子だって…」

頼子「(ずっとこのままがいいな…ふふ)」

ちひろ「プロデューサーさーん、頼子ちゃーん、大丈夫ー」

モバP「あ、ち、ちひろさん…今の見てました?」

ちひろ「えっと…すごい光で何も…心配で見に来たんですけど」

モバP「そ、そうですか…ところでどうして俺がここにいるって?」

ちひろ「え、それは…アシスタントの勘ですよ」

ちひろ「(本当は携帯にGPSがついてるなんて…)」

頼子「(怪しい…)」

モバP「さ、頼子も元に戻ったし事務所に戻りましょう」

頼子「はい」

ちひろ「結局頼子ちゃんの欲望って何だったんですか?」

モバP「それがさっぱり…」

頼子「私も今ひとつ…思い当たる事が」

頼子「(本当はPさんに私だけを見てもらいたかった…かな)」

頼子「迷惑かけてごめんなさい…この分もっとお仕事頑張ります」

モバP「おう、よろしくな」

・・・

シンデレラプロ事務所

文香「これを使えば…普段の10倍読書出来る…」

おしまい 第二話に続く

以上になります、短くて本当にすみません
今後もこんな感じのくだらないネタ、かつ一話完結でちょびちょびやっていきます
前作投下時に宣言した頼文ものはちゃんと書いてますが地の文盛りだくさんになったりで時間かかっています

ご無沙汰してて、すみません
全部副業(とリアル報酬)が悪い
今日明日は家でのんびりしてるので
その間に複数本投下しようと思います
まず第一弾です、よろしければどうぞ

第2話 頼子さんから絵葉書が届く編

シンデレラプロ事務所

モバP「お疲れ様でーす」

ちひろ「お疲れ様です、プロデューサーさん」

ちひろ「あ、そうだ。大変です!プロデューサーさん!!」

モバP「今、あ、そうだって言いましたよね」

ちひろ「言ってません」

モバP「言いました」

ちひろ「言ってないですよ」グス

モバP「え、あのちひろさんが…はい、言ってません」

ちひろ「なんとですね、頼子ちゃんから絵葉書が送られてきたんですよ」

モバP「な、なんだってぇーーー」

モバP「…とりあえず驚きましたけど、別に普通ですよね」

ちひろ「そ、そうですね」

モバP「(ちひろさん…友達いないのかな?)」

ちひろ「さすが、頼子ちゃん…これ有名な絵画ですよね、モネだったかしら」

モバP「俺の所にも来ましたよ、頼子のやつ…こういうのはいいって言ったのに」

ちひろ「(なんだ…私だけじゃないんだ…‥そりゃそうよね)」

ちひろ「(ところで、これの本物っていくらくらいかしら…)」ニヤニヤ

モバP「あの…ちひろさん?」

ちひろ「ああ、はい」

モバP「アイドル達も夏休みを満喫してるみたいで何よりですね」

ちひろ「ええ、そうですね」

モバP「頼子達、今日から夏休み明けですね」ソワソワ

ちひろ「もう…Pさんったら」ボソ

モバP「ちひろさん?」

ちひろ「なんでもありません」ガチャ

モバP「お、頼子、来たか」

晶葉「頼子じゃなくて、すまんな、助手よ」

モバP「ああ、晶葉」

晶葉「ああ、無いんじゃないか」

モバP「いや、すまん…つい」

晶葉「まあ、事情は…何となくわかる。ちひろさん、お疲れ様」

ちひろ「お疲れ様、晶葉ちゃん」

晶葉「そう言えば、助手よ、頼子から絵葉書をもらったぞ、フフン」

モバP「ああ、晶葉もか」

晶葉「なんだと、助手もか、くっ」

ちひろ「私もよ、晶葉ちゃん」

晶葉「な、何だと?」ガチャ

文香「…お疲れ様です……皆さんも頼子さんから絵葉書が?」

一同「………ッ」

・・・

文香「…私だけだと思っていましたが……」

晶葉「そんなはずがないだろう」

モバP「(晶葉…お前ってやつは)」

ちひろ「それにしても…絵葉書が四者四様ですね」

晶葉「さっぱりわからんぞ」

文香「複数の展示に…行かれたのでしょうか?」

モバP「ああ、そう言えばいくつも梯子するって言ってたな」

モバP「確か、こっちは福岡で、こっちが仙台で…」

ちひろ「あら、本当、消印が違いますね」

モバP「ね?」

晶葉「ずいぶん、詳しいな」

文香「さすが…頼子さんの担当…ですね」ムス

モバP「ははは、俺の部屋で休みの計画立ててただけですよ」

一同「おい!」

・・・

頼子「お疲れ様です……ん?」

晶葉「おお、頼子」

文香「頼子さん!」

モバP「ああ…頼子か?」ゲッソリ

頼子「あの…Pさん、これは…?」

ちひろ「今、Pさんをお説教していた所です」

頼子「ああ…はい、これ、静岡のお土産です」

モバP「ああ、ありがとう…」

モバP「て、朝話してたの本当に行ったのか?」

頼子「はい、今日はお昼からでしたので…午前中に」

晶葉「恐るべし…」

文香「…頼子さん」

ちひろ「(二人も同じレベルだと思うなぁ)」

おしまい

頼子と◯◯シリーズ第三話をお送りします
今回は頼子さんの新ユニット話で、今後このスレ内で続けていきます
なお、このユニットは某所で考えたネタです

第3話 頼子さん新ユニットを組む編

シンデレラプロ事務所

ちひろ「大変です!プロデューサーさん!!」

モバP「は、はぁ…このやりとりいつまでやるんだろ…」

ちひろ「頼子ちゃんが新ユニットを組んだんです」

モバP「お、もう決まったか、頼子もやるなぁ」

ちひろ「あれ、驚きませんね…?」

モバP「そりゃあ、自分で指示したことですから」

ちひろ「えー、私に相談も無しにですか?」

モバP「それはすみません。でも、ちひろさんを驚かせたくて」

モバP「ほら、凛がトライアドプリムス以外にもユニット活動してますから」

モバP「奈緒にもそういうのやらせてみようかなって」

ちひろ「そうですか…じゃあ、メンバーも?」

モバP「頼子に奈緒に奏です」

ちひろ「私はすごく驚きましたのに?」

モバP「ははは、結構意外な面子でしょ」

ちひろ「まったくです、どうしてこの三人に?」

モバP「ええ、頼子は美術、奏は映画、奈緒はアニメ」

モバP「三人それぞれ詳しい分野がありますから、トーク中心で考えてます」

ちひろ「なるほど、で、本当にそれだけですか?」

モバP「まさか、頼子と奏は経験豊富というか耳年増というか…」

モバP「奈緒を美味しくいじってくれるだろうなって」

ちひろ「なるほど、確かにそういう方面のいじりはトライアドプリムスじゃ出来ませんね」

モバP「今頃三人で打ち合わせするころですね」

ちひろ「Pさんはいいんですか?」

モバP「はい、最初は三人に任せてみようかなって」

ちひろ「三人とも、デビューの頃とは比べ物にならないほど成長しましたもんね」

モバP「ええ、俺は明日の練習からです」

モバP「頼子、上手くやってくれよ」

・・・

シンデレラプロ会議室

奈緒「う?ん、新ユニットか…」

奈緒「トライアドプリムスもやっと上手くいってきたのに、Pさん何考えてるんだ?」

奈緒「いや、そういう事も考えてのことだよな…」

奈緒「よし、頑張るぞ…でもなぁ」

奈緒「頼子と奏の事なんて…事務所のプロフィールと同じくらいしか知らないぞ…」

奈緒「頼子は美術が好きで、奏は映画が好きなんだよな…」

奈緒「よし!じゃあ、あたしはアニメの話…できるかぁ?!」ガチャ

頼子「遅くなってごめんなさい、神谷さん」

奏「待たせちゃったかしら?」

奈緒「お、おう、い、いや別に待ってない」

奏「それで…何が出来ないの?」

奈緒「な、何でもないって…(アニメ好きなんて…言えるかよ)」

頼子「それにしても、一緒にお仕事出来るなんて…嬉しいです、奏さん」

奏「私もよ、頼子」

奈緒「なんだよ、二人は前から知り合いなのかよ…意外だ」

頼子「そうですか…?」

奏「これでも、周子と一緒にチーム夜更かしなんだから」

奈緒「(夜更かし?よし、これならいける!きっと深夜アニメも知ってるはず!)」

奈緒「な、なあ、より…古澤さんはさ、普段どんな事してるんだ?」

頼子「あ、はい、夜更かしのことですか?」

頼子「そうですね…勉強したり、読書や…美術館に行ったら感想をまとめたりとか…」

奈緒「へ、へぇ…かな…速水さんは?」

奏「私?そうねぇ、うーん、ラジオ聴いたりとか、レイトショーもたまに行くけど」

奏「周子に連れて行ってもらったダーツバーのお店、よかったわ」

頼子「あのお店、よかったですね、ふふ」

奈緒「ダーツバーね…へぇ(二人共大人だな…)」

頼子「あの…奏さん」ボソ

奏「そうね、じゃあ、頼子、よろしくね」

奈緒「はは…あたしなんて」

頼子「あの…神谷さん、奈緒さんって呼んでいいですか?」

奈緒「へっ」

奏「あ、私もお願いするわ」

奈緒「で、でもさ、あたし達、今日会ったばっかりだし」

頼子「いいじゃないですか…それに私達のこと、呼び難そうだし」

奈緒「う…それは」

奏「ね、いいじゃない」

奈緒「じゃ、じゃあ…あたしも二人のこと、名前で呼んでいいか?」

頼子「はい、よろしくお願いします…奈緒さん」

奏「よろしくね、奈緒」

奈緒「ああ、よろしくな、頼子、奏」

・・・

ちひろ「どうやら、上手くいきそうですね」

モバP「でしょ。三人ともお疲れ、さぁ、打ち合わせ始めるぞ」

頼子「あ、Pさん…ふふ」

奈緒「遅いぞ、Pさん」

奏「あら、今頃どうしたの?」

モバP「ははは、ちゃんと打ち解けれたみたいだな、よし」ゴソゴソ

奈緒「Pさん、何してるんだ」

モバP「ん、さっきの三人の様子を録画してたんだ」

モバP「これもプロモーションの一環で使うからな」

奈緒「へっ?」

頼子「ご、ごめんなさい、奈緒さん、私…」

奈緒「ぽけーーー」

奏「ああ…私は頼子が仕事用のメイクの時点で怪しいと思ったけど」

モバP「さすが、奏だな」

奈緒「あ…じゃあ、さっきの名前で呼びたいってのも仕事だから?」

頼子「違いますよ、奈緒さんとはお仕事関係なく仲良くしたいです」

奏「それにアニメの話もしてもらわないとね」

奈緒「そ、そうか、二人共」ウル

奈緒「よーし、じゃあ、これからアニメ談義だ、二人はアニメは?」

頼子「え?たまに…観ますよ、深夜にやっているのを」

奏「私も同じくらいかな…あ、最近アニメ映画って多いわね」

奈緒「そうか、じゃあ、入門編として…」

奈緒「てぇ、Pさん、いい加減カメラは止めろーーー」

つづく

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頼子さん新ユニット結成編は以上です
以降、小ネタをはさみながら、このユニットの話も続けていくつもりです
凛ちゃんのTP以外のユニットというのは同じく某所でのあれ(別の方のネタ)です
では、またどうぞ

今回は頼子さん?ありすちゃん編です
本当は誕生日の後にと思っていましたがもろもろの事情で…
よろしければどうぞ、ご一読ください

第4話 頼子さん苺ケーキを作る編

7月31日

シンデレラプロ事務所

モバP「何だか事務所から甘い匂いがするなぁ」

モバP「誰かの差し入れか?楽しみだな」

モバP「お疲れ様です」

ちひろ「あ、Pひゃん、おつかれひゃまれす」モグモグ

モバP「ちひろさん、食べながらしゃべらないでください」

ちひろ「すみません」ごくん

ちひろ「大変です!プロデューサーさん!!」

モバP「俺は大変な所を見てしまいましたが…」

ちひろ「そ、それは忘れてください…」モジモジ

モバP「ちひろさんがかわいいだと…」

ちひろ「そういうのは心の中で思ってください」

モバP「ところで何が大変なんですか?もしかしてそのケーキですか?」

ちひろ「はい、そうなんです!!」

モバP「…スカウトに行ってきます」

ちひろ「ま、待ってください!!」

ちひろ「このケーキなんですけど、頼子ちゃんがありすちゃんに作ったんですけど」

モバP「へぇ、頼子が…(これは色々期待出来るなぁ)」

モバP「今日はありすの誕生日ですし、微笑ましいじゃないですか」

ちひろ「まあ…」

モバP「それに…お、美味い」ペロ

ちひろ「あ、私のケーキ」

モバP「どうして頼子がありすの誕生日ケーキを?」

ちひろ「ああ、何でも頼子ちゃんのお誕生に…」

モバP「そういえば、ありすが誕生ケーキ作ったんでしたっけ?」

ちひろ「そうそう、ちょっと意外ですけど、あの二人仲良いんですね」

モバP「ええ、頼子がありすに本勧めたり、勉強教えてるみたいです」

ちひろ「へぇ…ありすちゃんって、その…ちょっと負けず嫌いじゃないですか」

ちひろ「素直に頼子ちゃんに教えを請う所が想像しにくいんですけど」

モバP「あれはまだありすが名前で呼ばれるのを嫌がっていた頃ですね」

モバP「後で頼子から聞いたんですけど…」

・・・

シンデレラプロ事務所

頼子「お疲れ様です」

ありす「あ、お疲れ様です」

頼子「あ…橘さん」

ありす「頼子さん…、こんにちは」

頼子「うん」

ありす「(頼子さん…博識子女ってキャッチコピーで売り出していて)」

ありす「(シンデレラプロ随一の才女…それにとてもかっこいい人)」

ありす「(ステージの上ではまるで物語の怪盗みたい…だけど)」

ありす「(普段はずいぶんと感じが違うんですね)」

頼子「橘さん?」

ありす「あ、すみません……あの頼子さんは私を名前で呼ばないんですか」

頼子「(Pさんから聞いてたけど…よほど嫌なんですね)」

頼子「Pさんから…そういう風に聞いてて」

頼子「でも、少し残念…かな?」

ありす「残念?…どうしてですか?」

頼子「橘さんが自分の名前を好きじゃないのは知ってるけど…」

頼子「私は…名前って最初に貰える贈り物だって思うの」

ありす「…はい、でも…、私は……」

頼子「名前って…色んな願いを込めてつけると思うの」

頼子「私も実はあんまり自分の名前が好きじゃなくて…」

ありす「えっ…?」

頼子「橘さんくらいの歳の時に聞いてみたの…どうして頼子って名前なのかって?」

頼子「そうしたら、私が生まれた時の事色々教えてくれたの…」

頼子「両親…いつも仕事が遅くて、話が中々出来なかったから…」

ありす「……」

頼子「一度橘さんもご両親と話してみたら?」

ありす「両親に…ですか」

頼子「うん、きっと素敵な願いが込められてます」

頼子「それに私はありすって素敵な名前だと思うよ」

頼子「物語の登場人物みたいで…ね」

ありす「は、はい…あの、頼子さんって名前も素敵…です」

頼子「本当?ありがとう、ありすちゃん」

ありす「…ッッ、や、やめてください…もう、今度両親と話してみます」

頼子「うん」

ありす「その、ありがとうございます、頼子さん」カァ

・・・

ちひろ「へぇ、そんな事があったんですか」

モバP「ふふん、俺の頼子の教育の成果ですね」

ちひろ「プロデューサーさん、得意そうですけど、それってあなたの仕事じゃありません」

モバP「う…と、ところで、頼子が作った誕生日ケーキ食べていいんですか?」

ちひろ「ああ、これはですね…実は」

ちひろ「頼子ちゃん…デコレーションに凝り過ぎて三つ目なんです…」

ちひろ「私は良いお茶うけが出来て嬉しいですけど…」

モバP「それの何が問題…ホールのケーキが三つ……」

モバP「まさか、かな子…ッッッ」ダッ

ちひろ「あ、プロデューサーさん」

・・・

シンデレラプロ給湯室

モバP「かな子はいるかッ」

頼子「Pさん、驚かせないでください」

かな子「あ、Pさん、どうしたんですか」モグモグ

モバP「空の皿が三つ…遅かったか……」

頼子「Pさん、どうしました?」

モバP「ああ、頼子…バースデーケーキ作りは上手くいったか?」

頼子「はい…どうですか、飾り付けも…ふふ、自信作です」

モバP「ああ、すごいな…って、かな子、これ以上食べるな!」

かな子「私も手伝いました、頼子ちゃんに声かけてもらって嬉しかったです」

頼子「ありすちゃんにお礼をって…でもこういうのは初めてなので」

モバP「そして、失敗を重ねて、ついに四つで納得が出来たと」

頼子「その…五つ目です」

モバP「まだ一つあるのか?」

かな子「じゃあ、私がいただきまーーーす」

モバP「かな子!!」

おしまい

頼子さんがありすちゃんの誕生日を祝う編は以上になります

頼子さんの誕生日のSSはこちら
【モバマスSS】モバP「頼子の誕生日を祝い隊か…」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1400394849/)

頼子さんとありすちゃんの絡みはセルフパロですが、
元々Pとありすじゃなくて、頼子さんとありすで考えてたのでご容赦ください

あと、かな子Pの方ごめんなさい

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