にこ「もしも願いが叶うなら」 (50)

作者はことり推しです
今日からスクフェスでことりイベです。
つまりスクフェスやりながらの投下になるのは必然です。



若干のシリアス有り?
基本的には、ほんわか出来ればと思ってます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405838761

にこ「痛った~い…」ズキズキ

私どうしちゃったんだっけ…

確か穂乃果の提案でμ'sの皆と卒業旅行することになって

にこ「あー…そうだ、バスが崖から落ちたんだったわね」

にこ「みんなは大丈夫なのかしら…うっ」ゲホッ

にこ「はぁはぁ…」

血ぃ出過ぎなのよ。少年漫画の主人公じゃないんだから

おっかしいな…。目が霞んで…

~~~~~~~~~

卒業式から数日後

-屋上-





ことり「今日の練習もなかなかハードだったねぇ」

穂乃果「もう疲れて一歩も動けないよ~!」ジタバタ

海未「動いてるではないですか」

真姫「…でも本当に疲れたわね」ハァ

海未「3年生が居なくなった分の穴は私たち全員でカバーしなくてはいけないのです」

海未「これくらいこなせてもらえなければ困ります!」

凛「わかってるよ~。でも疲れたにゃ~!」

凛「かよちんなんて食欲なくてご飯も喉を通らないって」

花陽「ええ!?そんなこと一言も言ってないよね!?」

穂乃果 凛「つ~か~れ~た~」ジタバタ

海未「はぁ…」

絵里「ほらほらみんな、練習後はちゃんと体をほぐさないと駄目よ?」

希「疲れが残っちゃうからね」

にこ「ダラダラするだけの余裕はまだあるんじゃない」

穂乃果「余裕なんてないよ~…」

真姫「というかなんで3年組がいるわけ?」

凛「きっと暇なんだにゃ~」

花陽「あはは…」

にこ「別に暇じゃないわよ。先輩直々に指導してあげるんだから有難く思いなさい」

絵里「にこが言い出したのよ。みんなのことが心配だからって」

にこ「ちょ!?」

希「にこっち照れてるん?」ニヤニヤ

にこ「…うっさい」

真姫「素直じゃない先輩さんね」フフッ

・・・



-部室-





穂乃果「いや~お菓子が美味しい!」モグモグ

絵里「穂乃果、ポロポロこぼしてるわよ」

希「ウチらまでご馳走になっちゃってごめんね」

ことり「ううん。沢山作ってきたからドンドン食べてっ♪」

にこ「じゃあ遠慮なく」ヒョイ パクッ

凛「ああ!?にこちゃんそれ凛のヤツだよ!!」

にこ「はぁ?残してたじゃない」

凛「最後の楽しみに取っといたの!」

にこ「だったら名前でも書いといてもらえます~?」

凛「へ理屈にゃー!」グイー

にこ「ほっへたつねらないへ~!(頬っぺたつねらないで!)」

凛「返して~!」グイグイ

にこ「いはいいはい!(痛い痛い!)」

通信エラーでマカロン45個飲まれてワロタ

ことり「まだまだいっぱいあるから大丈夫だよ~」

花陽「凛ちゃんには花陽の分あげるね」ニコッ

凛「天使がいるにゃ~…」

にこ「痛たた…。ちょっとは加減しなさいよね全く…」サスサス

海未「…」ペラッ

ことり「海未ちゃんなに読んでるの?」

海未「ん?ああ、これです」スッ

ことり「ドラゴンボール?」

凛「凛知ってるよ。スーパーサイヤ人のヤツだよねっ!」

海未「え、ええまぁ…」

にこ「スーパーサイヤ人のヤツって…」

穂乃果「確かドラゴンボールを7個集めると願い事を叶えてくれるんだっけ?」

花陽「どんな願いでも叶えてくれるんだよね」

希「死者は一回しか生き返らせれないみたいやけどね」

絵里「でも、ナメック星のポルンガは何回でも生き返らせれるのよね」

ことり「絵里ちゃん詳しいね」

絵里「もしも願いが叶うならみんなはなんて願う?」

8人「う~ん…」

穂乃果「みんなずっと仲良しでいられますように!とかどう?」

絵里「いいお願いね」ニコッ

穂乃果「えへへ~」///

にこ「なんかありきたり過ぎてつまんなくない?」

にこ「どうせなら簡単には叶わない事とかお願いしましょうよ」

ことり「簡単に叶わないことかぁ」

希「1人ずつ願いを言ってみよっか」

希「言うだけならタダやしね」

花陽「ちょっと面白そうかも」

海未「私も構いませんよ」

真姫「暇潰しにはなりそうね」

穂乃果「誰から言うの?」

凛「はいはいはーい!」

絵里「じゃあ凛から時計回りでいいかしら?」

海未「凛、花陽、真姫、希、絵里、にこ、私、ことり、穂乃果の順ですね」

ことり「ちょっと楽しみかも~」

凛「凛がお願いするならやっぱりラーメン!」

真姫「予想はしてたけどね」

凛「…と言いたいとこだけど実はもう一つあるんだよね」

にこ「へぇ」

凛「もっともっと可愛い服が欲しいなって」エヘヘ

凛「最近いろいろ服についても考えるようになってきたけど、自分に合う服がピンと来ないんだよね」

凛「だからもっと可愛い服着てみんなにそれを……ってみんなどうかしたの?」

花陽「凛ちゃん…」ウルウル

真姫「…」プイッ

ことり「服選びならことりだって手伝っちゃうよ♪」

絵里「私だっていつでも相談に乗るわ」ニコッ

凛「みんな…」ウルウル



にこ「なんでちょっと良い話っぽくなってんのよ」

海未「最初から良い話でしたね」

絵里「これは次の花陽にも期待して良いのかしら?」フフッ

花陽「ええ!?」

穂乃果「はやくはやく!」ワクワク

花陽「えっと…私は一生分のお米を…」


8人「…」シーン


花陽「じょ、冗談ですよ!」

穂乃果「そうだよね!」

真姫「早くしなさいよ」

花陽(どうしよう。…あるにはあるけど)

凛「かよちん素直じゃないにゃ~」

真姫「どうせ願い事なんだし好きに言っちゃえばいいのよ」

花陽「…そうだよね」

花陽「実は私、アイドルになってみたいなって」

花陽「…今はただの夢だけどいつか叶えられたら素敵だな~って思ってます」モジモジ

ことり「叶ったら絶対にライブ行くね!」

にこ「素直に最初からそう言えばいいのよ」フンッ

凛「その時は凛がファン第1号だからね!」

希「じゃあウチが2号貰っちゃおっかな」

絵里「え~…じゃあ私が3番?」

海未「何番でも良いではないですか」

海未「大切なのは応援する気持ちですよ」

穂乃果「じゃあ海未ちゃん8番ね」

海未「なんでそうなるんですか!?」




ギャアギャア



花陽「ふふっ」

とりあえずメンテ終わるまで投下します

真姫「次は私ね」

絵里「真姫はどんなお願いをするのかしら」

にこ「どうせお金で全て解決するんじゃないの?」

ことり「それはいくらなんでも…」

希「にこっちともっと仲良くなれますように~とかやない?」ニヤニヤ

にこ「う…」///

真姫「違うわ」

にこ「違うんかい!!」ビシッ

にこ「少しは悩みなさいよ…」ブツブツ

絵里「ふふっ。それで真姫の願いは?」

真姫「人生を2回経験したいわね」

海未「2回ですか?」

真姫「私の将来は家柄の関係で決まったようなものよ」

真姫「それについては文句もないし自分でも納得してる…でも」

花陽「他にもやりたい事があるんだね?」

凛「なんとなく予想できたにゃ」

真姫「ピアニストになってみたいのよ」

真姫「たくさんの人の前で好きなように演奏してみたい」

真姫「そんな未来があってもいいんじゃないかってね」

絵里「なるほどね」

海未「別の道を選んだ場合の世界ですか」

ことり「確かに叶えるのは難しいかも」

にこ「くっだらない」

凛「にこちゃん!?」

希「言い過ぎやない?」

真姫「…」

にこ「両方叶えればいいじゃない」

真姫「は?」

にこ「医者もピアニストも両方目指してみなさいよ」

真姫「…バカじゃないの?」

にこ「病院にピアノ置くとかやり方はいくらでもあるでしょ」

真姫「あのねぇ」

にこ「医者になるからピアノを諦める?そんな程度の想いだったの?」

真姫「そんなわけないじゃない!」

にこ「だったら続けなさい。死ぬまで好きでいなさい。好きなことを諦めちゃ駄目よ」

真姫「…っ」

真姫「…本当におせっかいなんだから」

にこ「ふん」プイッ

絵里「やれやれ…。次は誰だったかしら?」

希「ウチの番やね」

海未「希ですか…」

希「なにか問題あるん?」

海未「いえ、どんな爆弾発言が飛び出すものかと」

希「めっちゃ期待されてるやん!」

花陽「期待とは違うような…」

希「まぁ大した願いなんてものは無いんやけどね」

希「強いていうなら皆とずっと友達でいたいなって」

にこ「それ一番最初に穂乃果が言ったやつじゃないの」

穂乃果「同じのは駄目なんだよー!」

希「そうなん?でもごめんな。これしか思いつかなかったんよ」

希「10年後も20年後も、お婆ちゃんになってもこうして皆と同じ時間を過ごしていられたら」

希「それって凄く素敵なことだと思わない?」

希「それで皆で昔のことを話すのよ。あの時は大変だったね~とかお茶でも飲みながらね」

絵里「希にしてはえらく真面目ね」

希「ふふっ。ウチはいつだって真面目やよ」

真姫「なんか喋り方まで変わってたけどね」

希「ん~?ワシワシされたいん?」ワキワキ

真姫「やめなさいよ!」

海未「最後ので全部台無しですね」クスクス

穂乃果「穂乃果のとなにが違うの?」

にこ「大違いよ」

穂乃果「えー…そうかなぁ?」

ことり「あはは。じゃあ次の人いこっか」

絵里「私の番ね」

希「バレエやね」

絵里「ちょっと、先に言わないでよ」

凛「そうなの?」

絵里「ええ、皆には内緒にしてたけど本格的に頑張ってみようかなって」

絵里「一度は諦めたけど、大学に通いながらでも出来ることはあると思うの」

穂乃果「いろいろ考えてるんだね~」ホヘー

絵里「こういう考えに変わったのは穂乃果のおかげよ」

穂乃果「え?」

絵里「μ'sに入らなければ…穂乃果や皆に出会わなければ今の私はここには居なかった」

絵里「きっと眉間に皺を寄せた生徒会長のままだったでしょうね」

絵里「μ'sの皆との出会いが今の私を作ってくれたのよ」

絵里「そんなキッカケをくれた穂乃果には本当に感謝してるわ」

穂乃果「えりぢゃん…」グスッ

ことり「穂乃果ちゃん鼻!鼻水出てるから!!」

凛「汚いにゃ~…」

にこ「うえ…」

穂乃果「だっで~」ズズズ…

絵里「ふふっ」

絵里「さて!次いきましょうか」

にこ「ようやく私の番ね!」

にこ「聞いて驚きなさい私の願いは

真姫「にこちゃん飛ばして次の人いきましょうよ」

にこ「はぁ!?」

海未「まぁ、どうせアイドルでしょうしね」

にこ「ぐ…」

ことり「で、でもまだ分からないし聞くだけ聞いてみても…」

花陽「もしかしたら違うってことだって!」

にこ「……」ガクッ

凛「傷口を広げたにゃ~」

海未「それでは私ですね」

穂乃果「海未ちゃんの願いか~」

ことり「やっぱりお家のこと?」

にこ「ラブアローシュートを世界に広めたいんです!」キリッ

海未「…イラッ」(鉛筆)ヒュッ


にこ「ぐお!?」


スカッ


にこ「危ないじゃない!!目に刺さったらどうすんのよ!!」ドキドキ

海未「安心してください。芯の方ではなく消しゴムの方ですので」ニッコリ

花陽「十分危ないんじゃ…」

絵里「ハラショー…」

海未「私はもっと積極的になれればと思っています」

ことり「でも前に比べればとっても変わったと思うよ?」

海未「私自身もそう思っています」

海未「絵里の話もそうですがμ'sの皆と出会って私も変われたんでしょうね」

海未「でもそれだけでは駄目だと感じているんです」

穂乃果「どういうこと?」

海未「私はいつも穂乃果とことりの優しさに甘えていました。2人が居なくても自分を保てるような強い人間でありたいんです」

絵里「性格の問題については難しいかもしれないわね」

希「いつまでも頼ってばかりはいられない…か。なるほどね」

穂乃果「う~ん、そのままでも良いと思うけどなー」

ことり「ふふっ。海未ちゃんにも思う所があるんじゃないかな」

海未「そういうことです。さぁ次はことりの番ですよ」

ことり「ことりは今がずっと続けばいいのにって思ってるよ」

海未「でもそれは…」

ことり「わかってるよ。…それは叶っちゃいけないお願いだから」

ことり「3年生は卒業しちゃうし、μ'sだって解散しちゃう」

ことり「楽しい時間は終わっちゃうけどそれは新しい始まりでもあるから」

ことり「…だからことりのお願いは叶わなくても良いんだ」

にこ「…卒業してもたまに顔くらい出すわよ」

絵里「きっと全部が終わってしまう訳ではないわ」

希「嬉しいなぁ…。こんなに想ってくれる仲間に恵まれて」

絵里「私達は世界で一番幸せなのかもしれないわね」

にこ「それには同意見ね」

真姫「私達だって同じ考えよ」

花陽「絵里ちゃんたちと過ごした時間はとても大切なもの」

海未「それを止めることはこの先の可能性を否定することになりますからね」

ことり「えっと、このお話はもう終わりでいいかなっ!」

凛「ことりちゃんテレてるにゃ~」ニヤニヤ

ことり「あはは…」///

絵里「最後は穂乃果ね」

にこ「リーダーらしいシメ方で頼むわよ!」

穂乃果「…」

穂乃果「卒業旅行」


8人「え?」


穂乃果「卒業旅行に行きたいな」

絵里「それが穂乃果の願い?」

穂乃果「うん」

穂乃果「皆との想い出…μ'sの想い出…友達との想い出を作りたいんだ」

穂乃果「駄目かな?」

~~~~~~~~~
時は戻り現在





にこ「あー…ちょっと寝てたわ」

頭が痛い…。骨も折れちゃってるのかな

にこ「あの時の事を夢に見るとはね」

卒業旅行…結局行けそうにないわね

にこ「そういえば私だけ願い事言ってなかったっけ…」ゴホッ

アイドルかぁ。なりたかったな…

にこ「私の願いがもし叶うなら」


願うことは決まっている









にこ「みんなが無事に帰れますように」

私のことなんていい。

μ'sのみんなが


にこ「大切な友達が笑顔でいられますように」

~~~~~~~~~
2週間後

-病室-




ガチャ!



穂乃果「お見舞いに来たよー!!」

海未「病院では静かにしてください!」

穂乃果「そういう海未ちゃんだって!」

ことり「2人とも」シー

ほのうみ「あ」

真姫「本当に騒がしいわね」

穂乃果「あ、真姫ちゃん。もう起きて平気なの?」

真姫「まぁね。私の怪我は大したことないし来週には退院出来るわ」

穂乃果「良かったね!」




ドタドタ



凛「お見舞いに来たよー!!」

花陽「はぁはぁ…。病院じゃ走っちゃ駄目なんだよ~…」

真姫「まったく…」

・・・




絵里「あらあら、ずいぶん賑やかな病室ね」クスクス

希「宴会でもしてるん?」

穂乃果「絵里ちゃんに希ちゃん!」

海未「2人とも平気なのですか?」

絵里「う~ん…。松葉杖を使えばなんとかね~」

希「2人とももう少し入院しないといけないんよ」

ことり「そうなんだ~…」

絵里「大学の入学に間に合わないのは辛いわね」アハハ

穂乃果「あ、そうだ聞いてよ海未ちゃんたらさっき病室で騒いでてね」

海未「穂乃果も同罪じゃないですか!!」



アハハハハ!




にこ「あー!もう。うっさいわね!!」ガバッ

穂乃果「にこちゃんおはよう!」

にこ「おはようじゃないわよ!人の病室で好き勝手騒いでんじゃないわよ!」

にこ「ぐっ…」バタッ

ことり「にこちゃん!?」

真姫「はぁ…。あんだけの怪我して叫ぶからよ」

絵里「私達がいると病状が悪化しそうね」クスクス

希「ゆっくり休ませてあげよか」

凛「まだ遊び足りないなぁ」

花陽「遊びに来たわけじゃないけどね」アハハ…

穂乃果「じゃあ私達は行くね」ガチャ


にこ「…ねぇ穂乃果」


穂乃果「なに~?」クルッ


にこ「また行きましょうね。卒業旅行」


穂乃果「うん♪」


にこ「ぐっ…」バタッ


穂乃果「にこちゃん!?」



絵里「行けるのはいつになることやら」フフッ









終わり

これで終わりです。
最近、マイナーなカップリング物ばかり書いてたんでこういうのも書きたくなりました。
というかマイナーな組み合わせのシュチュエーションがなかなか浮かばないんですよね…。
楽しんでもらえたなら幸いです!
読んでくださった方ありがとうございました。


ちょっとスクフェスやってくる

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