幼(こいつはまたバカなことを思いついたのかしら…)
男「なんだ、反応薄いじゃないか!」
幼「アンタは高校の入学式の日に何を言ってるの?」
男「今日は高校生の俺と高校生の幼が初めてあった日だ!」
幼「だからはじめまして?アホらしい」
男「アホとはなんだアホとは!」
幼「なんでこんなのと幼馴染なのかしら…」
男(そう、俺と幼は今までずっと幼馴染という立場から進展していなかったが、高校生という大きな区切りで進展してみせる!)
男(そのためにも、今までとは心機一転!違うと言うことをアピールするために俺は頑張る!)
幼「一応気になったから聞くけど、なんでいきなりはじめましてなの?」
男「だから高校生の…」
幼「もういいわ」
幼「とりあえず、高校に行きましょ」
男「お、おう」
~校門前~
男「おおー、さすがに人が多いなぁ!」
幼「男、あんまり騒ぎすぎないようにね」
男「お、珍しく幼が優しい!」
幼「一緒にいる私まで変な人だと思われるから」
男「あ、あー…ハイ」
幼「落ち込んでないでクラスでも確認したらどう?」
男「おうよー…117、117は…」
幼「C組じゃない。ちなみに私は335だから…」
男「あれ、幼もC組じゃんか!」
幼「なんなのかしら、この腐れ縁は…」
~教室~
男「さて、迷わず無事に教室まで着けたわけですが!」
幼「高校生にもなって教室にたどり着く程度で迷子になってたら相当ね」
友「そんなことよりも!」
女「気になるのが…」
男・幼・友・女『何故あんた等がいる!』
男「確かに同じ高校に入ったことは知ってたが…」
幼「なんで全員同じクラスなのよ…」
友「いや、まぁ薄々予想はしてたんだけどね…」
女「ま、コレも幼馴染の腐れ縁ってやつじゃないですか?」
男(そう、友も女も俺達の幼馴染だ。俺と幼は幼稚園から、こいつらは小学校からという違いはあるけどな)
幼「はぁ…幼馴染4人衆集結ね。タイクツだけはしないで済みそうだわ…」
女「幼ちゃーん、テンション低いじゃない!折角みんな一緒のクラスなんだから喜びましょうよー!」
友「女はテンション高すぎじゃないかな。久しぶりの再開ってワケでもないんだし」
男(…あれ。これ心機一転とか程遠い状況じゃないかなぁ)
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