モバP「半生の改訂」 (28)

モバマスSSです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405604754

本当は動画用のネタだったんで動画を投稿するまで投稿しなくてもいいかなと思っていましたが、

副業が忙しいんで先に投稿したいと思います。

すみません。

古典シリーズです。

事務所

杏「あー、終わった終わった」

P「お疲れ様」

杏「お、珍しいね。ありがと」

P「いや、そんなことはないと思うが…」

杏「冗談だって。多分一番杏に対して言ってると思うよ」

P「俺もそう思う」

杏「だよね」

頼子「お疲れ…さまです」

小梅「今日も…頑張りました」

P「お疲れ様」

凛「あ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど…」

P「お、どうした?」

凛「これなんだけど…」ペラ

P「ふむふむ…次のライブについてか」

杏「はー真面目だねぇ…杏は飴でも食べてるよ」

周子「だよねー」

杏「お、周子もそう思う? 今なら杏の飴食べさせてあげなくもないよ」

周子「ありがと。ま。でも、誰も見てない所で練習してる人も真面目だと思うけどね」

杏「そーだねー」

周子「飴ちょうだい」

杏「えー、気が変わったからまた今度ね」

幸子「努力する人って…そ、それってボクのことですかね?」

杏「どうだろ?てか、自分で言っちゃ意味ないよね」

幸子「た、確かに…一理ますね」

加蓮「一理ってか、完全にそうだよね」アハハ

凛「あ、加蓮」

加蓮「おはよ」

P「おう、お疲れ様。あ、でな、凛、ここはだな――」

加蓮「おー、おー」

加蓮(…相変わらず仲のよろしいこって)

ちひろ「えーと、幸子ちゃんと加蓮ちゃんはそろそろ移動しないと…」

加蓮「え、もう、そんな時間?」

ちひろ「はい。実際、さっきちゃんと来てくれるか不安でした…」ハァ

加蓮「あちゃー、時間間違えてったぽいね。ごめんね」

ちひろ「いえ…、やきもきしてたのはプロデューサーさんの方ですから…」

加蓮「ごめんね。Pさん」

P「…まぁ、間に合えばいいさ」

加蓮「今度、ハンバーガーでも奢るから許してね」

P「そこまで怒ってもいないけどな」

加蓮「アタシなりのけじめって奴かな。二人で行こうね」

凛「あ、私とちひろさんも行っていい?自腹で行くから」

ちひろ「えっ…」

加蓮「あははー、どうぞ」

幸子「加蓮さん、そろそろ…」チラッ

加蓮「あ、そうだった。それじゃ頑張ってくるね~」

バタン

頼子「一瞬だけ…凄く賑やかでしたね…」

周子「だねぇ」

P「――って訳だ凛。大丈夫か?」

凛「うん。大体分かった。ありがと」

P「あんまり一人で抱え込み過ぎるなよ?」

凛「大丈夫だって。恥かかせるような真似はしないから」

P「そういう訳じゃないんだけどな…」

凛「もう、泣かないから安心して」

周子「ひゅー、カッコいいー」

小梅「か、カッコいい…」

凛「え、あ、そうかな?ありがと…」ポリポリ

>>6


幸子「た、確かに…一理ますね」

加蓮「一理ってか、完全にそうだよね」アハハ

凛「あ、加蓮」




幸子「た、確かに…一理ありますね」

加蓮「一理ってか、完全にそうだよね」アハハ

凛「あ、加蓮」


事務所


P「さてと…おーい、周子」

周子「はーい。シューコちゃんだよー」

P「ちょっと早いが家まで送るか?杏もいることだし」

周子「おー、いいね。ありがと」

周子「さり気な気遣いは女の子にモテるよ?」

P「あはは…どうだかな」

周子「あ、あと、頼子ちゃんとかもじゃない?」

頼子「えっ…?」ピク

P「後で聞こうと思ってたよ」

P今日はもう頼子の仕事は終わったから、送っていこうか?」

頼子「あ、えっと…その、お願いしてもいいですか?」

P「勿論。それじゃ、ちょっと待っててくれ」

周子「さてと…杏は…あ、寝てるし」

杏「ZZZ…」

ちひろ「どこでも寝れるってある意味才能ですよね…」

車内
P「それじゃ、えーっと…どっちか――」

頼子「あ、お二人の方からで構いませんから…」

P「ん?そうか?それじゃ、そうするか」

周子「おー、ありがとねー。頼子ちゃん」

頼子「い、いえ…大したことをしている訳ではないですし…」

頼子「えっと…その、寝てる人もいるから…」

P「別に、杏のことはほっといてもいいんだけどな」

周子「どこでも寝れるからね」ヤレヤレ


ピリリリリ

P「あ、悪い。ちょっとごめんな」

P「はい。もしもし――」

P「あ、すみません…。はい。ちょっとこちらから掛け直しますので、はい。失礼します」ピッ

P「悪いな。ちょっと、電話してくるから、車の中で待っててくれないか?」

頼子「構いません…」

周子「オッケー」

P「ごめんな。なるべく早く戻る」

車内

周子「ふぅー。しっかし、忙しそうだよねPさん」

周子「体壊さないか心配だよ」

頼子「……」

周子「もしもーし、頼子ちゃん?」

頼子「えっ?あ、はい。そう思います」ビク

周子「やっぱり、そう思う?」

周子「まぁ、忙しくないとあたしらの仕事なくなっちゃうんだけどね」アハハ

頼子「そ、そうですね…」

頼子「あ、あの…一つだけ聞いてもいいですか?」

周子「んー?なになに?」

頼子「その、あまり面白いことではないですが…。」

頼子「どうして、Pさんのお家のお隣に住んでいるんですか?」

周子「理由?」

頼子「…はい」

周子「んー、じゃないとホームレスになってたからかな」

頼子「ホームレス?」

周子「あら?誰かから聞いてない?」

頼子「そういう話には…疎くて…。普段積極的に聞くことでもないですし…。」

周子「別にいいんだけどね」

周子「単純にPさんに京都でスカウトされてそのままノリでこっち来ちゃったから家が無かったんだよねー」

周子(懐かしいなー。いきなりテレビ出させられたし)

周子「それで、Pさんが隣の家を借りてくれたんだよ。いや、空いてて良かった」

周子「ま。特に変な意味もないから、安心しなよー。って、頼子ちゃんは一回来たことあるから知ってるか」

頼子「えっと…お部屋綺麗でした」

周子「ありがとねー。あんまり生活感なかったかもだけど」

頼子「いえ…普通に綺麗でした」

周子「そう言えばさ、こっちも一つ質問していい?」

頼子「…どうぞ」

周子「そんな気張らなくていいよー。Pさん来るまでの時間潰し的な感じで」

頼子「は、はい…」

頼子(な、何を聞かれるんでしょうか…)

周子(うわー…凄い気張られてる気がするなぁ)

周子「えっと、アイドル始めた切っ掛けとかあるの?」

頼子「切っ掛け…ですか」

周子「んー、なんで始めたかってことかな。あ、それは分かるか」

周子「理由って言うのかな?ほら、アタシはなんとなくだったし」

頼子「私も…そこまで確固たる理由があるわけ…ではありません」

頼子「ただ…、盗んでみたいと思ったんです」

周子「なにを?」

頼子「ひ、人の心です…」

周子「なるほどねー。誰かを虜にしたいってことかな。意外だねー」

頼子「意外…ですか?」

周子「うん。思ってたより積極的なんだなって」

周子「てっきりPさんに流されたのかと」

頼子「そ、そんなことないです…」

頼子「それに…確固たる考えなんてありません…」

周子「そうかな?だって、アタシなんてそんな風に考えたことないよ?」

頼子「ま、まぁ、人それぞれですから…」

周子「…ねぇねぇ」

頼子「な、なんでしょうか…」ゴクリ

周子「――今は、どうなの?」

頼子「今…ですか?」ドキ

周子「うん。勘なんだけど…多分それだけじゃないよね?アイドルを続けてる理由」

頼子「え…?」

頼子(どういう…)

周子「あ、もしかしたら、本当に盗みたいのはPさんの心だったりして」チラ

頼子「どうでしょうね…」ニコ

周子「あ、違うかな。それじゃ、Pさんに盗まれた頼子ちゃんの心を盗みたいのかね」

頼子「何だか面白い言い回しですね」

頼子「文字通り心奪われたということですか」フフ

周子「そう?Pさんの喋り方でも感染ったかな」

頼子「けれど…、はい。確かに、アイドルという職業に楽しみを覚えてきたのは間違いない…と思います」

周子「ふぅん?」

頼子「こんな私でも…ファンになってくれる方がいらっしゃいますから…」

周子「なるほどね。まぁ、やる気にはなるよね」

周子「これからも頑張ろっか!」

頼子「…はい」コクリ

周子「あ、そう言えば、なんで部屋のこと聞いてきたの?」

頼子「え?あ、えっと…」アタフタ

頼子「Pさんがアイドルに対してしっかりと…節度を持った態度で接しているのか気になりまして…」ブツブツ

周子「あぁ、なるほどねー、全然何もないよ。気にしなくても」

周子(Pさんからは…ね♪)

頼子「…そうでしたか」

ガチャ

P「お、悪い悪い。それじゃ行くか」

周子「お腹すいたーん♪」

P「先に家に送るんだから我慢してくれ」

周子「分かってるって」

周子「それじゃあね。あ、頼子ちゃん」

頼子「はい、なんですか?」

周子「頼子ちゃんは笑うと可愛いよね」

頼子「えっ…」カァァ

杏「気づいたら家の前に…最高だね」

杏「おやすみ」

P「おやすみ。」

頼子「お疲れ様です…」

杏「…杏の部屋で良ければ今度貸すよ?」

頼子「え…?」

杏「なんでもない。おやすみ」

車内
P「悪いな。遅くなって」

頼子「いえ、仕方がありませんから」

P「周子と何話してたんだ?」

頼子「ただの世間話です…」

P「世間話か」

頼子「…はい」

頼子「以前お話したことですが…」

P「うん」

頼子「私の…目標は、あなたの心を奪う。こと…です」

P「言ってたな」

頼子「それは変わりません…」

頼子「ですが…最近、それ以外の…面白みとでも言うのでしょうか。やりがいも見つかりました」

P「そうなのか?」

頼子「はい…。アイドルのお仕事自体が楽しみに…なりました」

頼子「最初は…慣れず、あなたのそばにいるだけなら事務員にでもなれば良かったと思っていましたが…続けて良かったと思います」

頼子「サインを求められたあの日のことは…忘れることはないでしょう…」

P「そこまで言ってくれると嬉しいな。プロデューサー冥利に尽きる」

頼子「えぇ…感謝しています」

頼子「周子さんは思っていた方とは違いました」

P「どう思ってたんだ?」

頼子「ちょっと話しかけにくいかなと…」

P「タイプが結構違うかもな」

頼子「結局は杞憂でした…」

頼子「人の一生を本に例えることがありますが…、私という本に作者が意図しないページが加わったようです…」

頼子「そのページを書いてくれたのは、埋めてくれたのは間違いなく…あなたです」

頼子「私という物語を書くのは、私だけ…ではないのですね」

P「確かにそうだな」

頼子「ですから…これからも…私の知らない私をどんどん…見つけて下さいね?」

P宅前

周子「お、おかえり」

P「どうした?」

周子「なんとなく眠れなくてね」

P「送ってからずっと外にいたのか?」

周子「そんなわけないじゃん。偶然だって」

P「ならいいけど」

周子「いたら何か不都合でも?」

P「いや、何だか待たせてたみたいで悪いなと」

周子「あぁ、そういうのじゃないから気にしなくていいよ」

周子「…頼子ちゃんと何話してたの?」

P「世間話かな」

周子「そっかそっかー」

周子『あいつは、とんでもないものを盗んでいきました』

P「ん?」

周子『あなたの心です』ビシッ

P「…どうした?」

周子「どうかな?似てる?」

P「…真似してたのか?」

周子「い、一応ね」

P「周子のままだったけどな」アハハ

周子「…アタシに物まねの才能はないかな」ヤレヤレ

周子「さっきさ、なんでPさんの隣に住んでるの?って聞かれたんだ」

P「そうか」

周子「普通に答えたけどね」

P「そうか」

周子「うん。疾しいことなんてないしね」

P「何もないな」

周子「Pさんだしね」

P「そう言えば、頼子が面白い話してたな」

周子「話?」キョトン

P「あぁ、自分を本に――」

周子「なるほどね。確かに言いたいことも分かるかな」

周子「しっかし、Pさんも大変だねぇ」

P「…なんでだ?」

周子「だって、その本に書き込める人がPさんだけじゃないから」

P「そら、自分でも書けるだろうしな」

周子「うーん…まぁ、そうだねー。それじゃ、おやすみ」

P「おやすみ」バタン

周子「うーん…何だかアタシの意図とずれてるような気もしないけど…ま、いっか」

周子「果たして、Pさん、最後は誰のペンを執るのかな…?」

周子「うーん…ま。いっか。あたしも寝よっと」

終わりです。

見て下さった方ありがとうございます。

上にも書きました通り副業の関係及び、動画のネタという関係上、いつもより短めになってしまいすみません。

これからも読んで頂けると幸いです。

簡単な解説です。

そもそも、今回は古典を題材にという訳ではありません。

源氏物語を始めとした物語は人から人へ渡る際に、時代の関係やその時の流行から話を加えられたり、

反対に省かれたりすることがあるそうです。そこをヒントにしました。

勝手に改訂されると後世に作者の意図とは異なった風に理解されている作品もあるかもしれないですね。

何かあればお願いします。

http://imgur.com/zeUJ1s0
動画内でも公式の絵だけじゃなくて、他も使ってみたいなとも思います。

話の幅も広がるし。

未定なので期待はしないで下さい。それでは失礼いたします。

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