俺「どうやって書いても無駄に長編になりそうな気がする」
俺「設定を削ってシンプルな短編にすればいいんだけど」
俺「それもなんかシャクというか、なんというか」
俺「せっかくある設定が消えていくって悲しい」
俺「……。」
俺「せっかくだから、設定だけ整理しておこう」
■処刑人
悪人。悪人をくらう悪人。
信条は、「現行犯処刑」。武器は鎌。
悪行をしている人を見つけると問答無用で処刑する。
その信条の根本的原因はヒーローの過去にある。
使う技は「一刀両断」「急所貫通」
これらの技は、彼女の思いを反映している。
■ヒーロー
信条は、「悪は壊せる」。武器はゴムのメイス。
悪人の更生を目指して、彼は戦い続ける。
元極悪人。しかし、ある被害者の言葉に罪悪感を覚えるようになり、彼はそれから逃れるために、正義を執行するようになる。その過程で、ヒーローとしての人間性を手に入れた。
彼に助けられ、彼を慕っている人は数えきれない。
自分の正義と相いれない処刑人の行いを止めるべきとは思っているが、自分が止めるのは筋違いと思っている。
彼は、矛盾した、鬱屈した思いを抱えながら、今日も戦う。
使う技は、「ただの脳震盪」「ただの馬鹿力」「ただのフットワーク」
○世界観
夜になると、人々は能力に目覚める。目覚めない人が大多数。例えば、処刑人の能力は「瞬間超加速」、ヒーローの能力は「身体能力強化」
■(自称)妖精
処刑人の処刑現場によく現れる。時々、処刑人に話しかけるが、その度に処刑人は何か思い悩む。
その正体は謎、ということにしておこう。
■ヒーロー(過去)
ヒーローは過去は絶対的悪だった。
しかし、ヒーローは改心してしまった。
処刑人は、ヒーローによって助けられている人がいるため、ヒーローを恨んでいるにもかかわらず復讐できずにいる。
その苦しみを味あわせないために、彼女は今日も処刑する。
処刑人「悪は悪のまま、死んで行け」
■処刑人の姉
故人。ヒーローが好意を持っていた人で、現在も未練タラタラ。「あなたを受け入れられない」という言葉に発狂したヒーローの熱い抱擁を受けて死亡。
死に際の、「妹を守りたかったよ。守る力がなくてごめんね」という言葉は、喪失感に打ちひしがれていたヒーローをさらに発狂させた。
数日後、人々を守るヒーロ―の姿があった。
■道化師(過去)
能力は「強制解放」。
人々の「心の底に閉じ込めておきたい」という人格を強制的に表面化させる。
愉快犯で、彼はこの能力を使っていた。
ヒーローにもその能力を使ったが、押さえつける思いの無かったヒーローには全くきかなかった。
■処刑人(過去)
道化師によって、閉じ込めたかった人格を表面化したもの。
悪人と家族を無差別に襲う。ヒーローがいれば、どんな手段を使ってでも、彼を処刑しようとした。
彼の閉じ込めておきたかった思いは、「人を憎みたくないから、憎い人を消したい」というものだった。
最後は、ヒーローに昏倒させられた。道化師が死んだ後には、ヒーローの言葉によって閉じ込めた思いに折り合いをつけられるようになった。
■仮面
ひび割れた仮面をかぶった人。その正体は、ヒーローに殺されたはずの道化師。
ヒーローを操って悪行をさせようとしたが、発狂した処刑人にみじん切りにされた。
■操られたヒーロー
仮面の能力によって、彼の押さえつけていた思いが表面化したもの。その思いは、「悪人は悪人らしく振舞って、悪人らしく処刑されるのがいい」。
ヒーローの中の人間性を否定し続けていた処刑人を発狂させた。
しかし、自分が処刑されたいがために執拗に仮面をかばい続けたために、処刑人にとって過去最高の難敵となった。
■死霊使い
能力は「死者の人格再現」。土人形に死者の人格・能力を再現させる。操れる死者は3体。同じ死者は復活させられない。愉快犯。
俺「とりあえず、今までに出た設定はこんなものか」
俺「…!設定をまとめていたら夜になった」
俺「今日はどうしようかな」
俺「俺のカンだと、死霊使いあたりが良い設定を落としてくれそうだ」
「俺」はいそいそと着替え始めた
妖精「さて、今日も頑張るぞー☆」
明日に続く
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