妹「兄者、これはなんだ?」兄「うぬのパンツだ」 (35)

妹「妾が訊きたいのはそういうことではない。なぜ妾のパンツが貴様の部屋にあるのだ?」
兄「時に妹者よ、先日拾捌になったそうだな」
妹「藪から坊になんだ」
兄「容姿端麗、品行方正、ちょっと自惚れが強いケがあるが、そんな年頃の妹を持ってだな」
妹「何の話だ。自惚れとは人聞きが悪いな」
兄「そのような妹を持って、そのパンツが欲しくないと思うか?」
妹「思うから殴っていいか?」

空行入れよう

兄「ふふ、昔は『おにたんおにたん、いっちょにおままごとして!しなきゃヤーなの!』と言ってダダをこねてた頃がなつかベボロォ」
妹「殴っていいか?」ボコッバキッ
兄「殴ってる!もう殴ってる!痛い!やめエロァオェ」
妹「ついでに蹴りを入れるぞ」ゲシッ
兄「ジャバラッ」
妹「ふん、実妹のパンツを盗むとは…とんだうつけだな」
妹(だけど…それってあたしのこと女として見てるってこと…なんちゃって)ドキドキ

母「飯だ」

妹「今日も母者の飯は絶品だな」モキュモキュ

母「兄はどうした」

妹「ベッドで寝ているぞ」

母「まだ寝ておるのか。起こしてこい」

妹「……承知。ふん、寝かしつけたやつが起こしに行くとは…笑えるな」

兄「妹者妹者うおおおおおお!!」クンクンハスハス

妹「」

妹「さて、反省の足りない猿にはどのような仕置が必要かな」

兄「それが蹴りと裏拳と正拳突きと回し蹴りを放ったやつが言う台詞か」ボロボロ

妹「減らず口が叩けるということは、まだ痛みが足りないようだな」

兄「やめてください死んでしまいます。もうパンツ盗まないから」

妹「神に誓うか?」

兄「はっ…天命に誓って!」

妹「ならよい。飯が出来ている。さっさと摂ってこい」

妹「で、あのような騒ぎがあって早々、貴様は何をしているのだ?」

兄「見て分からぬか。妹者のブラジャーをかぶっているのだ」

妹「そうかそうか。学習能力の足りない助平がしでかしそうだなことよの」バキッバキッドカッ

兄「オボォヘゥ!妹者よ…溝内を的確に狙うのは止めてくれヤモゥェ!」

妹「何か言いたいことはあるか?」

兄「あぁ、あるぞ。カップのサイズはまだAなんだな」

妹「よし、尻を出せ」

兄「や、やめろ、それは流石に人道に反すrアッーーー!!!!」

父「あれ?妹者と兄者は?」

母「買い物だ」

父「ご飯は?」

母「浮気する猿にそのようなものない」

父「浮気じゃないよ残業だよ!酷い言いがかりだよぉ!」

母「黙れやかましい。女々しい男は嫌いだ」

父「うわああああん!もっと罵って!!」

母(きもちわるっ)

兄「で、ここはなんだ」

妹「下着屋だが?」

兄「なぜ我はこのような場所に」

妹「貴様が妾のブラをゴミにしてくれたからな。付き合ってもらうぞ。あ、あと貴様の奢りな」

兄「ゴミ!かぶっただけで捨てたのかよ!」

妹「間接的に貴様におっぱいを押し付けたようなものだからな。あ、これ可愛いー♪」

兄「値段5桁じゃねえかそれ!キャラ壊すくらい高ぇわ!!」

妹「ふん…ならこちらに変えても構わんぞ?」

兄「値上がってるじゃねえか!」

兄「そんなわけで、セール商品20個買ったところで許してもらった。なお値段は5桁に突入した模様」

妹「ふっ…値段が全てではないということがわかったな」ホクホク

兄「…サイズ小さいから種類が豊富なだけだろ」ボソッ

妹「何か言ったか?」ズブリ

兄「手刀を頸動脈にぶち当てながら言う台詞ではない!断じて!」

妹「急所は外したぞ。感謝するんだな」

兄「急所ってなんだろうな…電話だ、しばし待て」

友「あ、兄くーん♪今どこー?」

兄「妹と買い物の帰りだ」

友「あ、ふーん…ね、ねぇ、この前の返事聞かせてよぉ」

兄「言った通りだ。我には妹がいる故、貴公とは付き合えぬ」

友「……い、妹ちゃんがいると、なんで付き合えないのかなぁ?」

兄「妹にLOVEだからだ!」ドーン

友「………バカっ!」ブツリ

兄「…何を怒ってるんだあの女は」

妹「随分と仲が良さそうだなぁ」ジロリ

兄「なんだ?嫉妬か?気に病むことではない。我は妹一筋だからな」

妹「今すぐ埋めてやろうか」

兄「と言いつつ穴を掘り始めるのは止めてくれないか。冗談と思えん」

妹「……でれでれしちゃって…バカッ」プイッ

兄「帰りが遅くなってはいかんぞ。さっさと帰ろう」ギュッ

妹「…何勝手に手を繋いでいる」

兄「暖かいだろう」

妹「………ふん、まぁ、事実…だな」

男「妹ちゃん!俺と付き合ってくれ!」

妹「その醜い面を妾に一生向けるな、下郎が」

男「あ……ああ…」

妹「貴様のようなふしだらな男は好かん。精子からやり直すのだな」

男「あ…ありがとうございますぅぅぅ!!!」

妹「ふん、俗物め」

友「あ、妹ちゃ~ん、ちょっちいい?」

妹「手短にな。授業があるので」

友「あのさぁ…兄君と随分ラブラブなんだってぇ?」

妹「何の話だ?」

友「とぼけないでよ!実の兄妹なのに!きもっ!近親相姦とかしてんの!?頭おかしくねぇ!!?」

妹「……」

友「妹ちゃんもアレだけど兄君も相当だよねぇ!?妹なんかに欲情しちゃってさぁ!血ぃつながってるのにさぁ!ねぇ~!!」

妹「   黙   れ   」

友「は?な、なに?脅すの?脅すんだ!脅迫だぁ!」

妹「黙れと言っただろう、売女が」ググッ

友「かっ…ちょっ…くるし…うぐぐっ」

妹「訂正しろ」

友「がは…な、なにを…」

妹「訂正しろ!兄を悪く言ったことを今すぐ訂正しろ!でなければ、一生意識が戻れない身体にするぞ!!!」ギュゥゥゥ

友「わ…わ…った。ごめん…言い過ぎ…た…あっ」ドサッ

妹「二度とその面晒すな。無論、兄にもな」


兄(妹者…)

兄「お帰り、妹者」

妹「妾より早く帰宅とはな。明日は雪でも降るか?」

兄「夕飯だ、食え」

妹(お、お兄ちゃんのカレー…何年ぶりだろ…)

兄「何を呆けている。冷めるぞ」

妹「和、わかっておる!ハフハフ!あ、あづぅい!!」

兄「何やってんだか…」

妹「貴様が料理とか…ングング…珍しい…ンモッンモッウマッ…ことも…ハフハフ…あるな」

兄「食ってから喋れ」

妹「で、どういう風の吹き回しだ」

兄「別に何もない。気まぐれよ」

妹「本当にか?」

兄「本当だ」

妹「なら私の目を見て言え」

兄「…」ジィッ

妹(……!!近い、近いよ!)

兄「んーっ」チュー

妹「…」バキッ

兄「痛ぁい!!!!」

男「よう兄」

兄「……(誰だ?)」

男「俺この前妹ちゃんに告ったんだわ」

兄「そうか、妹は可愛いからな」

男「でもよぉー、振られたんだわ」

兄「そうか」

男「もっかいやったらワンちゃんあるかな!」

兄「ないな」

男「な、なんでだよ!」

兄「我がいるからだ」

男「え、なんでお前…え、もしかしてお前ら付き合ってんの!?」

兄「そうではない」

男「じゃあどういうことだよ!」

兄「妹は我のたった一人の妹だ。その妹をどこの馬の骨とも思えない輩にくれてやるほど、我は寛容ではないのだよ」

男「え、えぇー、厳しいー」

兄「我より強ければ、問題ないがな」ガッ ミシミシ ズズーン

男「き、木をワンパンで倒したァー!?」

兄「せめてこのくらいはしてくれんとな(ニッコリ」


妹「……むぅ」ジィ

兄「ただいま」

妹「貴様に一言、言っておかねばならんことがある」

兄「なんだ?あとバスタオル一枚でいるのは実兄として感心せんな」

妹「妾は貴様より強い!!」バーン

兄「いきなりなんだ。あと服を着ろ」

妹「勝負だ兄者!1分以内に妾のタオルをはぎ取れれば貴様の勝ちだ!」

兄「なんだよそのルール」

妹「行くぞ!うおおおおおお!」

兄「ちっ…なら眼福も兼ねてさっさと終わらせ」スッ

妹「ふん!」ボキィ

兄「!!???? き、貴様…今本気で蹴りあげただろう!」

妹「勝負に本気以外の選択があるか!」ドカッドカッ

兄「痛い痛い!スネを狙って蹴りあげるな!(あと股間が見えそうだぞ)」

妹「これで一分保たせれば妾の勝ちだな!」ゲシゲシ

兄「くっ……奥の手を使うか」グッ

妹「うおっ!貴様、身を屈めての突進とか卑怯だぞ!」

兄「いやお前が言うなよ。このまま押し倒せば…タオルなんぞあっという間にはだける!」グッグッ

妹「くっ…!あと拾伍秒…なんとかしなければ…はっ!」

兄「ん?」

妹「……えい」ピラッ

兄「うおおおおおお!我が眼前に妹の生マン……!!」

妹「真空踵落とし!!!!!!!!!!!」バキャァァン

兄「……」パタリ

妹「秘所を見せて骨を断つ。ふっ…妾の勝利だ!!」

兄「……」ピクピク

妹「まさかあれのせいで記憶喪失になるとは…」

兄「あの…君は?毎日こうしてお見舞いに来てくれますけど…」

妹「わ…妾は貴様の妹だ」

兄「そうなの!?こんな可愛い妹がいたなんて、僕ぁ幸せだな~」

妹(や、やりづらい…すげえーやりづらいな!!)

兄「僕学校に行きたいな。単位とか危なそうだし」

妹(記憶喪失なのにこういうことにはこだわかるのかよ)

医者「戻るかどうかは、何かきっかけがあればいいのだがね」

妹「具体的にはなんだ、さっさと答えろ」

医者「いい意味で脳に衝撃を与えると、戻るとか事例があるな。あ、暴力じゃないぞ、精神的にだぞ」

妹「……精神的にか。実は血が繋がってない義理の兄妹とか?」

医者「人の話を聞けよ君ぃ」

兄「このベッドも今日で一ヶ月かぁ。もうすぐ退院だけど、妹ちゃん来るかな」

妹「……兄者」

兄「あ!妹ちゃん!」

妹「…来てほしいところが、あるのだ」

兄「そこって遠い?外出は少しはできるけど、あんまりは…」

妹「大丈夫だ。歩いて五分程度だ。付き合ってくれないか?」

兄「うん!いいよ!着替えるから外で待ってて!」

妹「…ああ」

おもしろい

妹「ここだ」

兄「あれ?なんでこの木折れたままなの?痛そうだよ」

妹「これはな…昔々、ある男が気まぐれでぶん殴って折れたのだよ」

兄「殴って!すごぉい!」

妹「それ以来、ここは告白のスポットとして名が知られるようになった」

兄「へえ!ロマンチック!でもなんで僕をここへ?」

妹「…この鈍感め!」ギュッ

兄「え、え…?」

妹「妾はな…兄者のことが一人の男として好きだったのだ。だけども、結局は血が繋がってる関係だ。結婚はできないし、
子を生めばリスクも考えられる」

兄「妹ちゃん…?」

妹「だから兄者のことは諦めようとしたんだ!兄者に勝利することで、一人前の妹であり女であると証明し、兄離れをしようとしたんだ!!」

兄「…えっ」

妹「だけど…ほんとは兄離れなんか出来やしなかった。妾はやっぱり兄者がいないと嫌なんだ…妾は弱いんだ、妹としてのけじめもつけれない、ダメな妹なんだ!」

兄「妹ちゃん…それは違うよ」

兄「妹ちゃんはこんなに可愛いし、自分の意見を言えるし、何より僕だって妹ちゃんのことが好きだ」

妹「え…えっ」

兄「兄だろうがなんだろうが、好きになることは自然なんだ。こんな可愛い妹に好かれて、僕は誇らしいくらいだよ」

妹「え…な、何言ってるの…バカッ」

兄「僕だって妹ちゃんがいないとダメになりそうな…ダメダメな兄だよ。記憶だって取り戻せない、ダメダメスーパーダメ兄貴だよ」

妹「そんなこと…ない…のに」

兄「妹ちゃん…もう少しこうしてていい?」ギュッ

妹「…やだ」

兄「え、ご、ごめん。苦しかったよね?離れ…」

妹「違うの!そうじゃないの!……だっこだけじゃ、足りない」

兄「え、それって…」

妹「好きな男の子と女の子がすること…したい」

兄「妹ちゃん…」

妹「……んぅ」チュッ

兄「……ん」チュッチュ

妹(あぁ…しちゃった…しちゃったよぉぉ…お兄ちゃん…)

兄「ぐっ…!!」

妹「ん?」

兄「うおおおおおお!うおあああああああ!!!!」ドドドドド

妹「な、なんだ!?どうした兄者!!」

兄「うがああああ!へええええあああああああ!!」ゴゴゴゴゴゴ

妹「くっ…なんと激しい気だ…!!近づくだけで吹き飛ばされそうだ!!」

兄「んがああああああああ!!!」バシュゥゥゥン

妹「……お、おさまったか?」

兄「むっ、ここは…いつぞや我が木を殴り倒した現場ではないか」

妹「…おにぃ…兄者、記憶が戻ったのか!」

兄「うむ…しかし、お前のバスタオル姿を見てからの記憶が無いな…ううむ、其の場合記憶が戻ったという言葉は正しいのか些か自信がないな」

妹(じゃ、じゃあ…あれも忘れちゃったのかな…)

兄「どうした妹、しょぼくれた面をして」

妹「なんでもない!さっさと家に帰るぞこの甲斐性なしのスットコどっこいの素人童貞が!!」

兄「そこまで言われる泣きそうだ」

母「退院の祝いだ、食え」

父「うわーい!おいしい!」

母「誰が食っていいと言った」ギリギリ

父「痛い痛い!でも幸せぇぇ!!」

兄「ふむ…原因は不明だが我はしばらく入院していたのか。実感がわかんな」

妹「そ、そうだな。不思議なこともあるものだな」ピュー

兄「なんで目が明後日のほうを向いているのだ」

兄「さて、久しぶりの家らしいから、いつもの儀式をするか」

妹「風呂に入ってくる」

母「うむ」

兄「よし、妹が風呂に行ったな」

兄「むぅ…施錠しているな妹め」ガチャガチャ

兄「………ふん、この程度」カチャカチャ ガチャッ

兄「造作も無い」ドヤァァァ

兄「上から三段目が確かお気に入りのパンツ入れだったな」

兄「ふむ…フリル付きにリボン付きにパンダ印か。まだまだ青いな、妹よ」

兄「さて、被る、なめる、食べる、匂いをかぐ…などの選択があるがどうしてくれよう」

兄「…」ポクポク   チーン

兄「しゃぶしゃぶにしよう」

妹「で、なぜ妾の部屋に鍋が置いてあるのだ?このクソ兄者め」

兄「……ひゃい、いほうほぉへあれ、なえをしたかっらかられす」ボロボロ

妹「殴りすぎて喋れてないぞ」

兄「ひゃい、ごへんあひゃい」

妹(まったくもう…お兄ちゃんはバカなんだから」

兄「やはり、妹のパンツは生に限るな」

妹「作者の手首が痛くなってきたから、とどめにするぞ」

兄「え、ちょ、そんな理由でアバババーーー!!!」

妹「また会おう、さらばだ」

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