俺「す…好きです!付き合ってください!」
女「えっ…!」
破壊衝動
例えば赤の他人だらけの電車 友人との会話中 あるいは授業中
(今ここで自分が叫びながら全裸になるとどうなるだろう?)などと考えた事はないだろうか
女「…よ…よろしくお願いします…/ / /」
俺「…ほんとに!?ありがとう!」
誰だって心の内に破壊衝動を潜めている
だが勿論それを明るみにする事はない
人には理性があり感情があるからだ
それが俺にはない
ーーーーー
女「明日は私達の1ヶ月の記念日だねっ」
俺「そうだな」
女「そーだっ!明日なにかしよーよ!記念日なんだから!」
俺「えー めんどくせぇよーw 」
女「そんなこと言わないの 何する?」
俺「うーん…じゃカラオケでもいこうか?」
女「何言ってるのっ もっと特別な事!…そうだっ 俺君家でパーティーしようよ!」
俺「俺ん家?うーん…しょうがないなぁ」
女「やった!」
俺「ふふっw やっぱ女ちゃん可愛いよ」
翌日
女「俺くーん!」ピンポーン
俺「…はいはいはい」タッタッタッタッ…ガチャッ
女「俺君おっはよー 入っていーい?」
俺「うん」
女「おっじゃましまーす♪」
ーーーーー
女「それじゃ二人の記念日パーティーはじまりはじまり~」
俺「なにそれwってかパーティーってほど壮大でもないよw」
女「そんなこと言わないの~
あっそれより見て見て~ これ2週間前から俺君の為に徹夜で作ったの~」ガサゴソ
俺「ん?なんだろ?」
女「じゃ~んっ!」
俺「え!帽子じゃん!すげぇ!これホントに自分で作ったのっ?」
女「えへへ…/ / 作り方調べたんだよっ
これから暑くなるし…俺君の為にすっごい頑張ったんだからっ 」
俺「…」
女「…き…気に入った…かな?」
俺「…」
女「あれ…俺君?w」
俺「…」(ポケットからハサミ取り出す)
女「え?どうしたの?俺く…」
俺「」チョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキチョ
女「ひぇ!?…ちょ…!な…何してるの…俺君!!」
俺は無表情で女の愛情こもった帽子をハサミで細かく切り刻んだ
俺「」チョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキ…
女「…いや…いやっ…!やめて!俺君!…やめてよぉ!!」
俺「」チョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキ…
女「いやあ"あ"あああ!!やめてよおぉぉぉおおお!!」
俺「…」…パラパラパラパラパラパラ…
女「は…は…は……どうして…グスッ」
俺「…ふ…」
女「…え?」
俺「ふひひひひひひゃひゃひゃひゃひゃひゃwwwwwwwww」
女「!?」
その顔だ
その顔が見たかった
この瞬間が最高に気持ちいいのだ
女「ほ…お…俺君…?グズッ」
俺「ふひひひひ…wふひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃwwwwwwwww」(女の腹を殴る)
女「ごふっ…!…」
俺「ふひゃひゃひゃひゃひゃひゃwwwwww」
女「…げほっ…げほっ…お…俺…君…!」
俺「そのうぜぇ呼び方もやめろぉ!」(女を押し倒す)
女「いゃああ!!なに!?離して!!」
俺「ふへへへへへへへwwwww」(パンツを脱がせる)
女「…は…は…は…!お…おれく…!」
俺「ふひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃwww」
女「っっっ…!」
最高だ…やっぱり最高だぜ
この怯えた表情…たまらない…!
どうだ?今まで常人…寧ろ自分の大好きだった人に何もかも壊される気分は…
女「お…俺く…!」
俺「おらあああああ!」(挿入する)
女「はあぁぁあああぁぁあああんっ!!」
俺「ふひひひひひひwww」パンッパンッ
女「そん…な…アンッ…俺君…!アンッ」
俺「ふひひひひひひひwww」パンッパンッパンッ
女の顔は涙を流しながらこわばり動かない
最高の顔だ
俺が普通の人間を演じている時間が長ければ長いほど相手へのショックが大きいのだ それは俺が身を持って知っている
女「はんっ…!はんっ…!はんっ…!グスッ…はうんっ!」
俺「うおおおおお!」ドビュッ
女「あああああああ!!」
ーーーーー
女「お…俺く…俺君…」プルプルプル
俺「お前がヤッてるとこ撮影しといたから ま 分かるよな」
女「は…は…は…」
ーーーーー
こうして俺は何人もの女の心を病ました
気づくとこの行為自体が俺の生きがいになっていた
次はあの子だ
俺は図書館で1人本を読んでいた小柄な女を次のターゲットにした
俺「…ねぇ君」トントン
女「えっ…は…はい」
俺「隣り座ってもいい?」
ーーーーー
一週間後
俺「…ってことがあってさーw」
女「えええーw…いやー俺君の話ってほんと面白いね」
俺「ふふっ ありがとう …ところで…さ 話があるんだけど」
女「え?なに?」
俺「その…好きです!付き合ってください!」
女「え…!」
俺「だめ…かな…?」
女「…私こそ…よろしく」ニコッ
俺「…ほんと!?」
捕獲完了だ
そしてまた1ヶ月の月日が経った
ーーーーー
俺「そろそろ1ヶ月だしパーティーでもするか?」
女「あ それいいかも~」
俺「」ニヤッ
翌日
俺「どうぞどうぞ~」ガチャ
女「お…おじゃましますー」
俺「大丈夫 誰もいないよ」
ーーーーー
女「それじゃあパーティー始めよ~!」
俺「うんっ ってもパーティーっていうほど壮大じゃないけどなw」
女「そんなこと言わないの~
あ それより見て~昨日徹夜でケーキ作ったの~」ガサガサ
俺「ほう…」
女「じゃ~ん!」
俺「おぉ!すげぇ!これホントに自分で作ったの?」
女「えへへ 頑張っちゃった/ / /
俺君の口に合うか分からないけど」
俺「…」
女「食べて食べて~」
俺「…」
女「…ん?」
俺「…」
女「…お…俺君…?どうしたの?」
俺「…」(ケーキを持つ)
女「お…俺君っ ちゃんとフォークあるから~ ほらっ 小皿に取り分けt…」
俺「ふんっ!」(ケーキを女の顔にぶん投げる)
女「ひいゃぁっ!?」ベチャベチャベチャッ!
俺「ふふふw」
女「…ちょ…俺君…!?」フキフキ
俺「うああああwwwwww」(女を押し倒す)
女「いやぁああ!!」
俺「ふひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃwwwwww」(挿入)
女「いやっ…!」
俺「ふひひひひひひwww」パンッパンッパンッ
女「あああっ!あんっ!あんっ!ひゃんっ!」
俺「ふひゃひゃひゃひゃひゃwwwwwwwww」パンッパンッ
女「あはっ/ / いやっ/ / あんっ!あんっ!」
俺「ふひひひひひひひwwwww」パンッパンッパン
最高だ…最高だ
…最高…
…なのか?
違う…何か違う
俺「ふひひ…ひ……」パンッパンッパン
女「はぅっ!いやっ!あんっ!」
俺「…」パンッパンッ
顔だ…顔が違う…!
怯えてないんだ…こいつは…!
なぜだ?今までお前に優しくしていた俺がこうもしているんだぞ?
なんでだ…なんで…
なんでお前は笑ってる?
俺「うっ…!」ドビュッ
女「はうううぅぅううっ…!/ / 」
俺「はぁ…はぁ…はぁ…」
女「はぁ…はぁ…はぁ…」
俺「お前…俺が恐くないのか?」
女「恐い?なんで?」
俺「なんでって…俺はお前が徹夜で作ったケーキをお前の顔面に投げつけ お前を犯した!なんでそんな顔する…!」
女「…そりゃ…最初怖かったよ
だって俺君すごい怖い顔したもん…でも俺君があぁしたかったんだって思ったら…嬉しくて」
俺「…はぁ?」
女「だって私…心から俺君が好きだからっ」
俺「…」
女「…ごめんね…」
俺「…い…いや…」
なんなんだこの女…なんなんだよ…
こんな女初めてだ…腹立たしい
俺はこの時思った
この女をどうにか怯えさしたい…と
俺「ざけんな…」
女「…え?」
俺「いや…なんでもない…」
女「俺君も…言いたいことあったら…言っていいんだよ?」
俺「お…おう」
俺は考えた
絶望が足りないんだ と
今回は1ヶ月しか付き合ってなかったからだ…そう…もっと長く付き合いどん底に落とせばこの女の最高の怯え顔が見れるに違いない
それから俺達は今まで通り付き合いを再開した
奴をどん底に落とすため…
ーーーーー
俺「ちっ…あいつおせぇな」
女「俺君~」(後ろから抱きつく)
俺「うわぁっ!」
女「えへへ…びっくりした?」
俺「やめろよバカ~」
女「てへっ ごめんっ 俺君の驚くとこ可愛いんだもんっ」
俺「…」
俺「うっせ いくぞっ」
ふんっ そんなこと言ってられるのも今のうちさ
ーーーーー
俺「花火大会なんて中学ぶりだな~」
女「そうなんだ~私彼氏と来るなんて初めて~」
俺「く…くっつくなよ」
女「えへへ…あっ 花火上がったよ!」
俺「おっ 綺麗だな」
女「うん…」
俺「…」
俺「…」チラッ
女「ん?あっ…今俺君私の事見てたでしょ~w」
俺「ばっ…!見てねぇよっ!」
女「ふふっ」(腕を掴む)
俺「…」
まだだ…まだ溜めないと…
女をどん底に落とすにはまだ時間が必要だ
ーーーーー
女「俺君…今日は何の日でしょう~」
俺「え?何の日?」
女「あれ~覚えてないのぉ?」
女「私達が付き合って一年だよっ!」
俺「一年!?」
そんな経っていたのか
そろそろこいつを懲らしめるには充分か…
女「だから今からパーティーね~!」
俺「…」
ここは女の部屋
今俺が狂ったように笑いながら部屋の物を全部壊した挙げ句コイツを犯せば…最高の顔が見れるに違いない…
ククク…
女「それじゃ今から2人でケーキでも買ってこない?」
俺「…」
女「…俺君?」
俺「…」
女「俺君どうしたの?」
俺「…」
俺「…い…いや…なんもない 」
俺「ごめん…考え事してたw」
女「もう~w ほらっ いこっ」
俺「おう」
まだだ
まだ早い
こいつを懲らしめるのはもう少し後にしよう
ーーーーー
あれから三年の月日が経った
そろそろいいだろう 今度こそ
俺の破壊衝動がウズウズしてるぜ
もういくつもの思い出もできた 楽しい事もたくさんした
これだけ俺を信用したんだからきっと最高に怯えた顔を見せてくれるに違いない
俺「今日で三年だな」
女「うん いろいろあったけど楽しかったね~」
俺「…」
笑ってられるのも今のうちだ…
今アイツはあっちを向いて机の前に座ってる
あれに俺がまず後ろから首を絞めて押し倒す…そしてヤツを殴りながら犯す…
ククク…
俺「(いくか…)」
俺は音を立てずにゆっくりと女の背後に近付き…
手を伸ばした
俺「…!」
俺「…!」プルプル…
なせだ…
なぜか手が震えて止まらない
汗水が止まらない
動け!動け!
頭で念じるが言うことをきかない
なんでだ?
俺は今まで何人もの女をどん底へ追いやったじゃないか?
なぜここにきてビビってる?
俺「(動け…動け!)」プルプル
女「私ね…」
俺「!!」
女が机の方を向いたまま話し出した
女「私…ずっと一人だったの」
女「私昔から人に話しかけるの苦手で…だからいつも殻に閉じこもって本ばっか読んでた」
女「でもね…そんな時…俺君が来てくれたの」
俺「…」
女「私ね…グスッ…図書館で俺君に話し掛けられた時…すっごく嬉しかった…グスッ だって私に話し掛けてくれる人なんて初めてで…」
俺「…」
女「だから私…ほんとに俺君が好きで好きで…大好きだった
そして今も…俺君…これからも私と…一緒にいてくれる?」
俺の体はいつの間にか動くようになってた
そして俺は手を伸ばした
俺「勿論だ…俺もお前が大好きだ」
俺は女を抱きしめていた
女「…うぇっ…うぇっ…俺君っ!!」ギュッ
俺「女っ!俺はお前を絶対に離さない!」ギュッ
気付くと俺も泣いていた
俺はとっくの前から女に恋をしていたんだ
そして俺は決めた
この女と生きていくと
ーーーーー
俺「…女…結婚しよう」
女「…!」
女「…はい/ / / 」
俺「ふふっ…ありがとう…
そうだっ これを見てくれ!」
女「ん?」
俺「じ…実は俺達が付き合ってた時からの写真…毎日集めてたんだ
ほらっ こうやってアルバムにして」
女「うわぁっ!凄いっ!こんなギッシリっ!」
俺「へへっ/ / 悪いな隠しててw」
女「すごーい!見して見して!」
俺「ほいっ」
女「」ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビビリビリビリビリビリビリビリビリビ
俺「…」
俺「…」
俺「…え?」
女「く…プププ…」
女「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」
ーーーーー
ーーーーー
破壊衝動
例えば赤の他人だらけの電車 友人との会話中 あるいは授業中
(今ここで自分が叫びながら全裸になるとどうなるだろう?)などと考えた事はないだろうか
誰だって心の内に破壊衝動を潜めている
だが勿論それを明るみにする事はない
人には理性があり感情があるからだ
それが私にはない
end
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