エレン「ミカサが小っちゃくなった!?」(115)
~~5年前~~
グリシャ「ミカサ。君に良いものをあげよう」
ミカサ「なぁに?おじさん」
グリシャ「これは私が作った皆から愛される薬だよ」
ミカサ「えーそんなのいらない~!」
グリシャ「使うか使わないかは君次第だ。」
ミカサ「私ず~っとエレンと一緒だからいらないもん!」
グリシャ「そうだな…15歳くらいになったら使ってみるといい 素晴らしいことが起こるぞ。フフフ…」ツー
ミカサ「おじさん鼻血出てるよ?」
―――――――
―――――
―――
――
~~現在・訓練兵団女子寮~~
ミカサ「あれ?」ガサ…
クリスタ「どうしたの?ミカサ」
ミカサ「いや、荷物を整理してたら懐かしいものを見つけた」
サシャ「なんですかそれ?」
ミカサ「おじさん…即ちエレンのお父さんがくれた」
ミカサ「皆から愛される薬だと言っていた」
クリスタ「あはは、じゃあミカサには必要ないんじゃない?」
サシャ「訓練兵団のマスコットのようなもんですからねぇ」
ユミル「いやそれはクリスタだろ!」
アニ「面白そうだから飲んでみたら?放っといても荷物になるだけだし」
ミカサ「一理ある。飲もう。大方栄養剤か何かだし」
女子一同「そーれ一気!一気!」
ミカサ「ん…」グイーッ
サシャ「惚れ惚れする飲みっぷりですねぇ」
ユミル「ちゃんと腰に手をやってるあたり漢らしいな」
クリスタ「美味しかった?」
ミカサ「……い」
アニ「え?美味いって?」
ミカサ「体が…!熱い!」ジュワァァァ
クリスタ「え?え?どうしたの!?」オロオロ
ミカサ「ほ、骨が…!溶けてるような…!?」シュウウウ
サシャ「や、やばい類ですよこれ!早く医務室へ!」
ミカサ「だ…ダメ…みたい…」バタッ
クリスタ「ミカサーっ!?」
ユミル「……っ」タジッ
サシャ「これは…」
クリスタ「いったい…!?」
アニ「……///」パクパク
.
.
.
ミカサ(6)「う~ん…」モゾモゾ
ミカサ「…?お姉さんたち誰…?」モゾモゾ
クリスタ「ち…小っちゃくなってる…っ!」
サシャ「うわーこれは破壊力やばいですねぇ…」
ユミル「(…クリスタの方が…い、いや…しかし…)」
アニ「(これは…ヤバイ!)」
aptx4869…!!
ミカサ「ここどこ…?お母さんは?お父さんは…?」ウルウル
クリスタ「(ひゃー///何この可愛い生き物は!)」
サシャ「(食べてしまいたくなるほど愛らしいですねぇ)」
ユミル「(可愛いのはいいがこのままだと泣き出すぞ…まぁそれも可愛いからいいかも…)」
ミカサ「エッ…エッ…うえぇぇぇん!」
ユミル「(言わんこっちゃない!…でも可愛い)」
クリスタ「ど、どうしよう…」オロオロ
サシャ「泣き止まんかい!」
アニ「……」スッ
クリスタ「アニ?」
アニ「お母さんとお父さんはね、お仕事でちょっと遠くへ行っちゃったんだ」
ミカサ「ヒック…なんで…?」
アニ「急な仕事なんだ。それでね、ミカサちゃんをここに預けて行ったの」
ミカサ「知らない人ばっかりで怖いよぉ…」グスン
アニ「大丈夫…まずお姉ちゃんと友達になろう?」
ミカサ「……うぅ~」
アニ「ほら、飴玉あげる。」サッ
ミカサ「!!欲しい!」パアッ
アニ「私はアニっていうの。友達になってくれる?」ナデナデ
ミカサ「うん!アニお姉ちゃん!」ニコ
ユミル「アニ上手いなぁ~お菓子で釣るとは…」
サシャ「(もしかして普段の私ってあんな感じで…?)」
クリスタ「とりあえず泣き止んで良かった…」ホ…
.
.
.
クリスタ「はっ!?」
クリスタ「違うよ皆!私たちはアニに出し抜かれてる!」
ユミル「はっ!?そうか!奴めミカサを独り占めに!?」
アニ「ほら、よしよし」ダキッ
ミカサ「わぁい!」
サシャ「あっもう抱っことかしてますよ!?ずるい!」
アニ「……」ニヤリ
クリサシャユミル「暗黒微笑!?」
アニ「さて、一緒に散歩に行こうか、ミカサ」
ミカサ「いくー!」
クリスタ「ちょっと!どこに行くの!?」
アニ「まずはアルミンに相談。違う?」
クリサシャユミル「ごもっともです。」
―――――――
―――――
―――
――
エレン「んなっ…!?」
アルミン「秘密裏に呼び出されたから何かと思ったら…」
ミカサ「……?」チョコン
エレン「……」ドキドキ
アルミン「…可愛い…」
アニ「で?どうするべきだと?」
アルミン「兵団のマスコットに推薦しよう」
アニ「まともに会話しないなら抱っこさせてあげないよ」
ミカサ「お姉ちゃん抱っこー!」
アニ「話が終わってからね。」ナデナデ
アルミン「それは困る。…エレンのお父さんの薬だって言ってたね?」
クリスタ「ミカサはそう言ってた」
アルミン「ならいつ効果が途切れるか全くわからないね…」
パイカル飲んだら元に戻るんじゃね?
アルミン「僕の読みでは長期戦になる。教官に言ってこの子がここに留まることを認めてもらおう」
アルミン「ミカサは調査兵団にレンタルされてる事にでもしてもらおうか。この子はミカサの親戚ってことで」
ユミル「できるのか~?」
アルミン「公式にミカサではないと発表しないとジャンとか何するかわからないしね。やるしかないよ」
アニ「わかった。おいで、ミカ…あれ、どこ行った?」
>>12、>>23 ネタの理解がはえ~
エレン「ほーれミカサ!たかいたか~い!」ポイッ
ミカサ「わぁーい!」キャッキャッ
アニ「なっ!?あの野郎…!」ゴゴゴゴ
アルミン「あぁ…やはりエレンに懐いてしまったか…」シュン
クリスタ「私も抱っこしたい…」
今日は寝ます
また明日
―――――――
―――――
―――
――
ミカサ「エレン~!抱っこー」ギュ
エレン「話が終わるまで待ってような」ナデナデ
アルミン「…というわけです」
キース「にわかには信じられんが…まぁグリシャならやりかねんな…」
アルミン「ではご了承いただけるので?」
キース「…条件がある。」
アルミン「うっ…なんでしょう?」
キース「私にも抱っこさせろ」
アルミン「うわぁ」
アルミン「何とかなったね」
アニ「けど問題は明日までのことだけど…」
クリスタ「ミカサちゃん!部屋に帰ろう?」ニコ
ミカサ「いや!エレンと一緒がいいー!」ギュウ
アルミン「(なんだろうちょっとイラッとくる。無論エレンに対して)」
エレン「流石に男子寮には入れられないよな…また明日な、ミカサ。」
ミカサ「うぇぇ~ん!」
―――――――
―――――
―――
――
アニ「私に一番懐いてるんだ!私が一緒に寝る!」
サシャ「私だって一緒に寝たいです!」
クリスタ「ダメ!私と一緒におねんねするの!」
ユミル「じゃあ私とクリスタの間で川の字になって…」
ミカサ「……」ウトウト
アニ「あっ!ほら早くしないとミカサ寝ちゃうぞ!6歳なんだから活動限界も短い!」
サシャ「このままでは全員共倒れです!」
ユミル「しょうがない…全員で雑魚寝するかぁ」
クリスタ「仕方ないね…」
サ
ア ミ ユ
ク
ミカサ「スヤスヤ…」
一同「(可愛い…)」
―――――――
―――――
―――
――
~~翌朝~~
ジャン「教官何ですかそれはその可愛い生き物はなんですか天使ですか私の子供ですか」ハァハァ
教官「とりあえず鼻血と涎をなんとかしろキルシュタイン」ダキッ
ミカサ「おーろーしーてー!」ペチペチ
ライナー「教官に抱っこされてるあの可愛い娘はいったい…!?」
ベルトルト「可愛い…けどそれ以上に…www」プルプル
コニー「教官の頭をペチペチしてる…www」プルプル
アルミン「(ふっ…腹筋が持たない…っwww)」プルプル
教官「…今腹筋を鍛えているものはあとでグラウンド100周だ」
一同「(しまったぁぁあ!?)」
教官「えー本題に入る。アッカーマンは歴代最強の逸材を生かすべく調査兵団に暫く移籍することとなった」
ジャン「エェェェェェエ!?」ガーン
教官「だが入れ違いでアッカーマンは親戚の子を預けてきたのでファンクラブ会員は心配するな」
ジャン「イエェェェェイ!!」ウヒョー
教官「しばらく訓練兵団で面倒を見ることになった。名前は…えーと、ミニミカサ・アッカーマンだ」
アルミン「(最悪…僕が考えるんだった…)」
教官「ミニミカサ君、君はいくちゅ?」
一同「(うわぁ…)」
ミニミカサ「6歳!」ニッコリ
一同「(天使…!!)」
>>38 間違えた!感じ使うと可愛くない
教官「ミニミカサ、君はいくちゅ?」
一同「(うわぁ…)」
ミニミカサ「6さい!」ニッコリ
一同「(天使…!!)」
~~訓練開始~~
教官「ではグラウンド100周!」
アルミン「うへぇ…」
コニー「しゃあねぇ…いくか」
ミニミカサ「エレン~まって~」トコトコ
エレン「ごめんなミカサ…ちょっと待っててな」ナデナデ
教官「私が抱っこしておくから心配するなイェーガー」
ミニミカサ「や~だ~!」ペチペチ
~~50週経過~~
教官「まだ半分だぞ!何をへばっとるか!」
ミニミカサ「スヤスヤ…」
ジャン「くそ…もう…無理…」
教官「仕方ない…トップでゴールした者にはミニミカサを抱っこさせてやる!」
ジャン「!!!!????」ギラッ
ジャン「オォォオォオ男雄漢!!」ドドドド
コニー「ジャンがすごいスパートかけてる!?」
クリサシャユミルアニ「……!!」ドドドドド
マルコ「いや、女子勢も負けてないぞ!?」
ミニミカサ「スヤスヤ…」
~~ランニング終了~~
アニ「くそ…!」
ユミル「スパートかけるのが…」
クリスタ「早すぎたぁ…」
サシャ「結局トップは…」
ミニミカサ「エレン~抱っこー!」トコトコ
エレン「わかったわかった。」ヨッコラセ
ミニミカサ「わぁい!」キャッキャ
ジャン「ああああぁぁああ!?」
―――――――
―――――
―――
――
~~夕食~~
クリスタ「(やっと私の番が来た~♪)」ギュウ
ミニミカサ「お姉ちゃんくるしい~」ジタバタ
アルミン「とりあえずミカサの記憶、体力ともに6歳の頃に戻ってるみたいだ」
サシャ「いいやら悪いやらですねぇ」
ユミル「とりあえず訓練中世話するやつが必要だな…」
エレン「休憩中はずっと俺がおんぶしてたけどさすがに立体機動の訓練中は無理だ」
アニ「可愛いのはいいんだけど訓練中気が気でないね」
―――――――
―――――
―――
――
~~翌朝~~
教官「…と、いうわけで当番制をとることにした」
ミニミカサ「ん~」ペチペチ
一同「……っ」プルプル
教官「毎日二人一組でミニミカサの面倒を見てもらう」
教官「名残惜しいがこれで私も教官稼業に集中できる」
教官「ではプルプルしてたものはグラウンド100周行くぞコラ」
~~当番・コニー&サシャ~~
サシャ「当番の日は訓練は休みだしミカサは抱っこできるし最高ですねぇ」ギュウ
ミニミカサ「くるしぃ~」ジタバタ
コニー「ミカサ!今日は何して遊ぶ?」
ミニミカサ「かくれんぼ!」
ミニミカサ「お兄ちゃんみっけ!」
コニー「あちゃー、見つかったか~」
ミニミカサ「くいしんぼのお姉ちゃんがいないよぉ」キョロキョロ
コニー「じゃあ一緒に探すか!」
ミニミカサ「かたぐるまして~!」キラキラ
ミニミカサ「お兄ちゃんのあたま気持ちいいー」ショリショリ
コニー「ひゃあ!?くすぐったいって!」
ミニミカサ「お姉ちゃんいないね?」
コニー「よしミカサ、面白いものを見せてあげよう…こうしてパンを置いとくとだな…」ゴソゴソ
ミニミカサ「??」ワクワク
サシャ「キエェェェ!!」シュバッ
ミニミカサ「キャー!?」ビクッ
コニー「もっかいやるぞ…よく見とけよ…」ゴソゴソ
サシャ「キョエエェェェ!!」バシュッ
ミニミカサ「すごいすごーい!」キャッキャ
コニー「パンさえあれば何回でもできるぞ~」
~~当番・ライナー&ベルトルト~~
ベルトルト「ほらっ肩車!」
ミニミカサ「お兄ちゃんのがいちばんたか~い!」
ライナー「何おう!?ほらっ、たかいたか~い!」ポーイ
ミニミカサ「わ~い!」
ライナー「ほ~ら、俺の方が高いだろ?そらそら!」ポーイ
ミニミカサ「きゃっ!?」ゴッツンコ
ライナー「あいたっ!?頭にぶつけちまった…」
ミニミカサ「うぇぇえん痛いよぉ~」ビェェン
ベルトルト「君はそれでも戦士かライナー!僕たちの天使になんてことを!」
ライナー「ごっ、ごめんなミカサ…」オロオロ
ミニミカサ「えぇぇん!」
ベルトルト「ミカサ!僕を見て!べるべるべるべる…」
ベルトルト「ばぁ~!」
ミニミカサ「…ヒック…ヒック…」
ベルトルト「べるべるべるべる…」
ミニミカサ「……」
ベルトルト「ばぁ~!」
ミニミカサ「お兄ちゃんおもしろ~い!」キャッキャ
ベルトルト「ふぅ…良かった…」
ライナー「くそ!俺だって!べろべろべろべろ…」
ライナー「ばぁ~!」
ミニミカサ「うわぁ~ん!」ビエェェン
ライナー「何故!?」
この後ベルトルトのチクリによりライナーは女子勢にフルボッコにされたそうな
~~当番・ジャン&マルコ~~
ジャン「み、ミカサたん!?だ、だっこさせてもらっていいかい!?」ハァハァ
ミニミカサ「このお兄ちゃんこわいよ~」トテトテ
マルコ「よしよし。こっちのお兄ちゃんは怖くないからね」ヨッコラセ
ミニミカサ「わぁい!」
ジャン「マルコォォォオオ!?」ガーン
ミニミカサ「マルコお兄ちゃんだいすきー」
マルコ「はは、照れるなぁ」
ジャン「オレナンカオレナンカオレナンカ」ズーン
マルコ「(やれやれ…)じゃあ次はお絵かきしよっか!」
ミニミカサ「するー!」
ジャン「……」ズーン
ミニミカサ「できたー!」
マルコ「上手上手。誰にあげるのかな?」
ミニミカサ「せっかくだからジャンお兄ちゃんにあげるー!はい。」
ジャン「!?…お、俺を描いてくれたのかい…?」
ミニミカサ「うん!」ニッコリ
ジャン「…ありがとう…そしておめでとう俺…」ブワッ
マルコ「(うわぁ血涙流してるよ…よかったねジャン)」
ジャン「哀愁漂ってるとこがすごい似てるよミカサ…」
ミニミカサ「えへへー」
~~当番・クリスタ&ユミル~~
クリスタ「ミカサちゃん可愛い~♪」ギュウ
ミニミカサ「いたいよぉ~」
ユミル「(新旧女神夢の共演…!)」ハナヂタラー
クリスタ「今日は何がしたいの?」
ミニミカサ「おりょうりがしたい!」キラキラ
クリスタ「お…料理…?」
ミニミカサ「うん!お母さんみたいにチーズハンバーグ作りたい!」ワクワク
クリスタ「(どうしよう…私の育ちじゃ料理なんてしたことない…芋の皮むきしか…)」アセアセ
ミニミカサ「……?」キョトン
ユミル「お困りの様だな、お嬢さん」キラーン
クリスタ「王子様!?」
~~市場~~
ミニミカサ「お買い物、お買い物~♪」ルンルン
クリスタ「(…可愛いなぁ♪)」キュン
ユミル「肉は流石に高すぎるからちょっとだけ買って残りは豆腐で代用するぞ」
ユミル「卵も高いなぁ…繋ぎは片栗粉かなんかでいいだろう」
クリスタ「詳しいねユミル…ちょっと見直した」
ユミル「惚れてもらって構わねぇぜ」
ユミル「ほ~らミカサ、お姉ちゃんと一緒にコネコネするぞ~!」
ミニミカサ「コネコネたのしい!」
ユミル「チーズもいれるぞー。ちょっとつまみ食いしていいか?」ニヤリ
ミニミカサ「だめー!」ポカポカ
ユミル「嘘だよ、嘘!いたいいたい!」
クリスタ「(ユミルが輝いている…!!)」
ミニミカサ「できたー!」
クリスタ「美味しそう!」
ユミル「良かったな~。誰にあげるんだ?」
ミニミカサ「エレン!」
ユミル・クリスタ「……は!?」
ミニミカサ「エレンにあげてくる~!」トコトコ
ユミル「(あんの野郎…後で金徴収すっからな…)」ゴゴゴゴ
クリスタ「(エレン…話したことないけどなんて罪なことを…!)」ゴゴゴゴ
ミニミカサ「あ…」ピタッ
ユミル「どうした?」
ミニミカサ「お母さんは一人でつくってた。わたしも一人でつくれるようになってからエレンにあげたい…」
ミニミカサ「だからこれはお姉ちゃん達にあげる!」ニコッ
ユミル・クリスタ「天使!!」キュン
~~当番・エレン&アルミン~~
ミニミカサ「エレンだ~♪」
エレン「よぉミカサ!元気にしてたか?」ヨッコラセ
ミニミカサ「今日はエレンが遊んでくれるの!?」ワクワク
エレン「ああ、俺とアルミンが遊んでやるぞ」
ミニミカサ「わぁい!」
アルミン「(はぁ…結局エレンばかり…)」
アルミン「(言っとくけど昔は僕だってミカサの事が好きだったんだぞ)」
アルミン「(まぁすぐに諦めたけど…僕にだって懐いてくれても…)」シュン
エレン「あ、俺時計忘れてきちまった。ちょっと待っててくれな」
ミニミカサ「待ってる~」
アルミン「……」
ミニミカサ「アルミン、抱っこー」
アルミン「え!?い、いいのかい?」
ミニミカサ「はやく~」
アルミン「う、うん…」ヨッコラセ
ミニミカサ「わーい!」
アルミン「……」ドキドキ
再起動するんでちょっと間隔空く
アルミン「(…なんだろう、この気持ち…)」ドキドキ
ミニミカサ「アルミンの心臓、すごい音してる…」
アルミン「い、いや!そんなことないよ!?」アセアセ
ミニミカサ「おもしろ~い♪」
アルミン「(…ジャン、君がああなるのも無理はないかもしれない…)」
エレン「お待たせ!ミカサ、今日はどうするんだ?」
ミニミカサ「二人といろんなおはなしがしたい!」
エレン「それならアルミンの出番だな!面白い話頼むぜ」
アルミン「(……ああ…あの頃の日常だ……)」ホロリ
エレン「えっ!?アルミン、なんで泣いてんだ!?」ギョッ
ミニミカサ「アルミン、かなしいの?泣かないで、泣かないで」オロオロ
アルミン「うん…大丈夫さ。じゃあ、外の世界の話をしてあげよう」ニコ
ミニミカサ「やったー!」
~~当番・アニ~~
ミニミカサ「今日はアニお姉ちゃんだ!」
アニ「(…余ってしまった…人数奇数だから…)」
ミニミカサ「今日は何して遊ぶの!?」ワクワク
アニ「(…私は皆に好かれてないから…無邪気なミカサと戯れて自分を慰めてるだけ…)」
ミニミカサ「?」
アニ「…ミカサ。」ギュ
ミニミカサ「なぁに?」
アニ「ミカサはここにいる間…友達がいなくて寂しくないの?」
ミニミカサ「…さみしい。」
アニ「…私もね。寂しい。」
アニ「私知ってるんだ…人にいっぱい嫌われてるってこと…」
ミニミカサ「ミカサはお姉ちゃんだいすき!」
アニ「…ありがと。」ナデナデ
ミニミカサ「えへへ…それに…」
アニ「なに?」
ミニミカサ「お母さんが言ってた。『見ず知らずの人に嫌われたら、それはアナタが素晴らしい人であるコトを示している』んだって!」
アニ「……!」
ミニミカサ「嫌われるってことは、それだけお姉ちゃんはカッコイイってこと…だと思う…」モジモジ
アニ「……天使!」ギュウ
ミニミカサ「くるしぃ~」ジタバタ
アニ「あっ、ご、ごめん!」
アニ「(そうだよね…沢山の人に嫌われたって…)」
アニ「(それ以上に、この子みたいに人を好きになっちゃえばいいじゃん。うん、そうしよう)」
ミニミカサ「もしかして、いつもこんな乱暴だからきらわれてるの?」
アニ「!?」ガーン
―――――――
―――――
―――
――
ミニミカサ「♪」
エレン「一ヵ月経つけど…一向に戻る気配がねーな…」
アルミン「どうしよう…」
アニ「いや、このままでいいでしょ」
クリスタ「むしろ、このままがいいというか」
サシャ「癒されますからね~」
ユミル「異議な~し」
エレン「…お前ら、ミカサが自分の都合のいいミカサになったからこの方がいいって言うのか?」ギロッ
クリスタ「えっ!?い、いやそういうわけじゃ…(エレンと初めて話したかも///)」
アルミン「でもそうは言っても、戻す方法はまるで分らないよ…」
アニ「そうさ、どうしようもないんだよ(天使を失いたくもないし…)」
ユミル「しゃーねーしゃーねー。いいじゃんこのままで」
エレン「良くない!俺が…良くないんだ!」バンッ
エレン「この一ヵ月ミカサなしで過ごしてきた。最初は小言言われないし快適だと思った…」
エレン「けど!物足りないんだよ!毎日が充実しないんだ!」
ミニミカサ「エレンひどい…うえぇぇん!」ビエェェ
エレン「あっ…ちが…」
アニ「ちょ、ちょっと!ミカサを泣かせないでよ!」
クリスタ「よしよし…大丈夫だから」ナデナデ
ミニミカサ「ヒックヒック…」
アルミン「エレン!どうしたのさ!?」
エレン「ようやく分かった。俺はミカサなしでは生きられない!だから元に戻さなきゃいけないんだ!」
クリサシャユミルアニ「!?////」
エレン「あ…いや…」
アルミン「ようやくその気になってくれたんだねエレン!ぼかぁ嬉しいよ!」
アルミン「でもどうするのさ!?パイカルもないのに!」
エレン「親父の事だ…きっと何かをトリガーにして戻る劇的な感じにしてるに違いない!」
アルミン「そりゃ凄い…でも何がきっかけになるんだ…?」
エレン「う~んそういえば…」
―――――――
―――――
―――
――
~~5年前~~
ミカサ「エレン、この物語最後にお姫様に王子様がキスして目覚めるんだって」
エレン「ふ~ん…興味ないわ」ツーン
ミカサ「…私もやりたいー!」ポカポカ
エレン「イテッ?壁とでもしてろよ!」
グリシャ「エーレーン!エーレーン!」タラー
カルラ「エーレーン!エーレーン!」タラー
エレン「鼻血出しながらコールしてんじゃねぇよ!?」
エレン「ふん、俺はやらねぇからな…」
カルラ「くそっ!エレンの分からず屋…!」
エレン「なんでだよ!?」
グリシャ「こうなったら…!こっちにおいで、ミカサ。君に良いものをあげよう」
ミカサ「なぁに?おじさん」
グリシャ「これは私が作った皆から愛される薬だよ」
―――――――
―――――
―――
――
エレン「あーっ!?あれかぁ!」
アルミン「それだよエレン!おじさんは二人に幸せなキスをしてほしかったんだ!」
エレン「よりによって今かよ…」
アルミン「きっと思春期のエレンにやってもらうのが一番の目的だったんだね…」
エレン「とんでもない変態男の息子だな俺は…」
アニ「…で、エレン。」
エレン「は?」
クリスタ「やるの!?やるんだよね!?」ハァハァ
エレン「…えぇぇ!?」
ユミル「だって好きなんだろ?問題ないじゃん」
エレン「ちょ、ちょっと待とうや…」
サシャ「こんな面白いこと見逃すわけないじゃないですか」モグモグ
エレン「ま、まだ方法が確定したわけじゃない!!」
アルミン「いいやエレン…あのおじさんがそれ以外の解除方法を設定しているとは思えない…」
エレン「どんな技術だよ…それなら人類が巨人化する薬でも作りやがれってんだ!」
ミニミカサ「エレンー!抱っこー」ギュウ
エレン「うう…///」
アニ「やるよ!皆!」
クリサシャユミル「応!」
アニ「エーレーン!エーレーン!」
サシャ「エーレーン!エーレーン!」
クリスタ・ユミル「エーレーン!エーレーン!」
ジャン「おっ!?なんかエレンがやらかすのか?エーレーン!エーレーン!」ウヒョー
エレン「コールをやめろぉ!!」
エーレーン!エーレーン!エーレーン!
アルミン「もう後には引けないよ…エレン!」
エレン「ちくしょう…!なんでこんなことに…」ウルウル
アルミン「あとは二人が幸せなキスをして終了だ!」
エレン「くっそお…ミカサ!」
ミニミカサ「?」キョトン
エレン「…ごめん!」チュッ
一同「オオー!!」
ジャン「……は!?」
ミニミカサ「!!???」
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一同「……!?」
ザワザワナンデミカサガイルノ?ミニミカサチャンハドコイッタノ?ザワザワ
ミカサ「………」
エレン「……戻った。」
アニ「はぁ…幸せな癒しの日々も…」
クリスタ「これで終わりかぁ…」
アルミン「でもようやく僕の苦難も報われそうだよ…」ホロリ
マルコ「アルミン助けて!ジャンが息してないんだ!」
ジャン「………」
ミカサ「(…今すべて理解した。おじさん、素敵なプレゼントをありがとう…)」
ミカサ「…エレン。」
エレン「な、なんだよ…」
ミカサ「…甘酸っぱかった。」ウットリ
エレン「なっ!?///」
ミカサ「でも、それしか覚えていないの。だから…」
ミカサ「もう一回、お願い。」チュッ
エレン「なっ――///」
一同「オオー!!」
ジャン「やめろおぉぉぉ!!これ以上はぁぁあ!!」
~~終わり~~
終わりです
おわかりでしょうが一番やりたかったのは>>59です
勢いで他の事も描写してしまいました すいません
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