エレン「アルミン療養記」(120)
アルミン「エレンが記憶喪失」を上げさせてもらった者です。
また、進撃ssを書こうと思うので、よければ見ていって下さい。
アルミン(はぁ……、またエレンの鈍感さとミカサの嫉妬のせいで胃が痛くて仕方ないよ)
アルミン(たまには快調な日々を送ってみたいな……)
アルミン(クリスタも一緒なら言うことなしだ)
アルミン(はぁ……)
エレン(最近のアルミンは元気がないな)
エレン(昔からアルミンは体力がなかったからな、訓練が辛いのかもしれない)
エレン(何かアルミンを元気に出来るような事はねえかな?)
エレン「とゆうことで、手を貸してくれないか?」
ベルトルト「僕にできる事なら手伝うよ」
コニー「まっ、アルミンにはいつも助けて貰ってるしな」
ライナー「……エレン、一つ聞きたいんだが」
エレン「なんだ、ライナー」
ライナー「アルミンが辛そうなのは、どんな時だ?」
エレン「そうだなー」
エレン「こないだは、アニと訓練してた時に、ミカサと組んでたアルミンが腹を押さえてたな」
エレン「ミカサが加減ミスったんだと思うぜ」
ライナー「……」
エレン「あと、クリスタに馬術を教えて貰った時も、アニと組んでたアルミンが辛そうにしてたな」
ベルトルト「……」
エレン「そうだ、ミカサと組んだ時もクリスタとアルミンが……」
ライナー「わかった、もういい……」
ベルトルト「僕にできる事はなさそうだね……」
コニー「なんだ、アルミン胃が弱いのか?」
エレン「うーん、正直ここの飯はあんま旨くないしな」
エレン「胃にも良くないのかもな」
コニー「あれで喜んでるのは、サシャくらいだろ」
エレン「それなら、アルミンが喜ぶご馳走を用意するか!」
コニー「ご馳走って言うならやっぱ肉だろ!」
エレン「だよな、でも肉なんてどうやって手に入れるか」
ライナー「訓練兵の俺達じゃそう簡単には支給もされんだろう」
コニー「だよなー、あー肉食いてえ」
ベルトルト「とりあえずさ、肉は手に入る機会があったらって事で、それ以外の事で何かしようよ」
ベルトルト「エレン、もう少しアルミンの事を観察して、気がついたら言ってね」
ライナー(アルミンの胃痛の原因が自分だと気づいてくれればいいんだが)
エレン「わかった、それじゃもう少し待っててくれ」
エレン「よぉ、アルミン」
アルミン「おはよう、エレン」
ミカサ「エレン、おはよう」
エレン(とりあえず、今日は一日アルミンを観察してみよう)
アルミン(なんかエレンが僕を見て考え事をしてる、なにもないといいけど……)
ミカサ「エレン、ちゃんと座って食べて、行儀が悪い」
エレン「うっせーな、ちゃんと座ってんだろ」
アニ「毎日やかましいね、あんたらは」
ミカサ「何か用……?」
アニ「別に、ただ、相手が迷惑にしてるのに、強要するのはどうなのかって、思っただけ」
ミカサ「エレンは迷惑なんて思ってない」
アニ「迷惑と思ってない奴が、うっせーな、なんて言うの?」
ミカサ「……」
アニ「……」
エレン「お前ら、飯時くらい仲良くしろよな」
アルミン(エレン、君だけはそれを言っちゃいけないと思うんだ……)
エレン(アルミンが辛そうに目を伏せてる!やっぱ飯が悪いのか……)
エレン(でも肉は難しいからな、他の理由も探さねーと)
ライナー(あの顔じゃなにもわかってないだろうな)
訓練中
アニ「」スパァン
エレン「ぐはっ」
アニ「あんたも懲りないね、いつも同じ技でやられてるよ」
エレン「今日こそはいけると思ったんだがなぁ」
アニ「……ねぇ」
エレン「ん?」
アニ「なんであいつになにも言わないの?」
エレン「あいつ?」
アニ「ミカサだよ、朝もあんた、迷惑そうにしてたじゃないか」
エレン「あぁ、でも、慣れちまったしな」
エレン「ミカサも、家族家族言うから、だらしない弟を見てる感じで気になるんだろ」
アニ「あんたはだらしない弟でいいんだね」
エレン「よくはねーよ!でも、やっぱミカサの方が強いしな……」
アニ「……それなら、あたしが鍛えてあげてもいいけど」
エレン「え?本当か!アニが教えてくれるなら百人力だな!」
アニ「……」
アニ「喜んでなくていいから、訓練続けるよ」
エレン「おう!」
ミカサ「……」ジーッ
アルミン「ミカサ……、訓練しないと怒られるよ?」
ミカサ「アルミン」
アルミン「(言わなくてもわかるけど…)なに、ミカサ?」
ミカサ「また、あの女がエレンに何か吹き込んでる」
アルミン「たぶん、アニがエレンに教えてあげてるとかじゃないかな、アニは格闘術がすごく上手いからね」
ミカサ「あんな女に教えて貰わなくたって、言ってくれれば私が手取り足取り教えるのに……」
アルミン(それが嫌なんだと思うよ……)
ミカサ「アルミン、どうすればエレンと一緒に居られるか教えて」
アルミン「か、考えておくよ……」
ミカサ「お願い」
アルミン(また、ミカサの頼み事か……一日一回、いや二回はミカサの頼み事があるな)
アルミン(エレン……、受け入れてとは言わないよ、でも少しだけでいいから、僕に安息をくれないか)
エレン(アルミンが辛そうにこっちを見てる!)
エレン(朝の時も実はこっちを見てたんじゃ……)
エレン(もしかしてアルミンのやつ……)
ちょっと時間挟みます
1です。
構想が上手くまとまったので、今回は最後までテキパキ行けそうです
ライナー「それで、アルミンの事は何かわかったのか?」
エレン「あぁ、たぶん……俺のせいだ」
ライナー(なんだと……まさか気づいたのか?)
ベルトルト(あのエレンが……)
コニー「どうゆうことだよ?お前のせいって」
エレン「アニと一緒に訓練してた時、ミカサと訓練してたアルミンがこっちを見て、辛そうにしてたんだ」
エレン「それで思い出したんだ、アルミンが辛そうにしてるのは、俺が誰かと一緒に居るときだって」
ライナー(エレン……)
コニー「それのどこがお前のせいなんだよ」
エレン「それは……」
ライナー「エレン、そんなに自分を責めるな」
ライナー「お前だって悪気があったわけじゃないんど」
ベルトルト「そうだよ、理由に気づいてエレンは悪いと思ってる、それでいいじゃないか」
エレン「ライナー……ベルトルト……」
コニー「いや、俺は全然わけらないんだけど?」
ライナー「お前は相変わらずバカだなー」
ライナー「エレン、教えてやれよ」
エレン「あぁ、アルミンが辛そうにしてたのは……」
エレン「俺と一緒にいれなくて、寂しがってたんだ!」
ライナー(は?)
ベルトルト(え?)
コニー「つまり、どういうことだ?」
エレン「俺とアルミンが幼なじみなのは知ってるだろ?」
エレン「それにアルミンは俺の初めての友達で親友なんだ」
エレン「子供の頃は二人でずっと遊んでたんだよ」
エレン「けど……訓練兵になってから、俺は巨人を倒すために訓練に没頭していた」
エレン「親友である、アルミンをほったらかしにしてな」
コニー「それでアルミンは寂しくなっちまったんだな」
エレン「情けねえな、親友の気持ちにも気づかずに、巨人を倒すだなんて夢中になってよ」
ライナー(ねーよ)
ベルトルト(君が気づかなきゃいけない気持ちは全然違うところにあるよ)
エレン「だから俺は、明日から訓練はアルミンと組むつもりだ!」
エレン「もうアルミンに辛い思いはさせないぜ!」
コニー「エレン、おまえ……」
コニー「最高じゃねえか!おまえみたいな親友が居て、アルミンが羨ましいぜ!」
ライナー「なぁ、エレン」
ライナー「他の奴らが誘ってきたらどうするんだ?特にミカサとかアニとか」
エレン「全部断る!」
ライナー(これアルミン死ぬんじゃないか?)
ベルトルト(アルミンがかわいそ過ぎて涙が出てきた……)
ライナー「けどミカサが簡単に諦めるか?食い下がってくるぞ」
エレン「それは……」
コニー「そっちは俺達に任せろ!」
ライナーベルトルト(俺……達?)
コニー「俺達が力を合わせて、エレンとアルミンを組ませてやるぜ!」
エレン「コニー!」
ライナー「ちょ、ちょっと待て、その作戦は……」
コニー「なんだよライナー、仲間を助けるのは当たり前だろ?」
コニー「少しぐらいの暴力は我慢しようぜ」
ライナー「いや、そうじゃなくて……」
ベルトルト「ライナー、ここは二人に任せよう」
ライナー「ベルトルト……」
ベルトルト「もしかしたら、アルミンもエレンと組めて、元気になるかもしれないだろ?」
ライナー「もしかしたら……」
ベルトルト「うん……もしかしたら……」
コニー「よし、そうと決まったら明日の為に、早く寝ようぜ!」
コニー「頑張れよエレン!」
エレン「任せとけ!」
ライナー(アルミン……死ぬなよ)
エレン「よぉ、アルミン」
アルミン「おはよう、エレン」
アルミン「今日は早起きだね」
エレン「まあな」
コニー「よう、エレンにアルミン」
アルミン「おはよう、コニー」
ライナー「俺たちもいいか」
アルミン「ライナー、それにベルトルトも」
ベルトルト「アルミンおはよう」
アルミン「今日はどうしたの、みんなして」
エレン「別にどうもしねえよ、な、コニー」
コニー「あぁ、全くどうもしねえな」
エレン(いいか?アルミンにバレたら逆に気を使わせちまうからな)
コニー(おう、さりげなくだな)
ライナー(不自然すぎるだろ……)
アルミン「そ、そう?」
アルミン(また何か変な事でもするつもりなのかな)
ミカサ「エレン、おはよう」
エレン「よお、ミカサ」
ミカサ「……」
ライナー「わ、わるいな」
ベルトルト「ご、ごめんね」
コニー「今日は男子だけの食事タイムだぜ!」
ミカサ「……エレン」
エレン「たまにはいいだろ、お前もたまには他の奴らと飯食ってこいよ」
ミカサ「……」トボトボ
ライナー「生きた心地がしないな」
ベルトルト「まったくだね……」
コニー「おいおい、だらしねえぞ、今日は始まったばっかだぜ」
アルミン「ど、どうしたの、わざわざミカサをおいはらってまで」
エレン「いいんだよ、それよりアルミン」
エレン「今日はミカサも居ないし、男だけだ、気兼ねなく飯を食おうぜ!」
アルミン「う、うん?」
アルミン(なんだろう、嫌な予感しかしない)
訓練時間
キース「各自相手を見つけて訓練を始めるように」
ミカサ「エレン、私とやろう」
エレン「悪い、俺アルミンと組むから」
アルミン「え!?」
ミカサ「……」
アルミン「エ、エレン、僕はいいからミカサと組みなよ」
エレン「気にすんなよアルミン、早く行こうぜ」
アルミン「でも、ミカサが……」
ベルトルト「ミカサとは僕が組むから気にしないで」
アルミン「そ、そうかい?じゃあベルトルト、後は頼むね」
ベルトルト「それじゃミカサ、よろし……く」
ミカサ「……」
ベルトルト(こ、怖すぎる!)
アルミン「……エレン、何か企んでない?」
エレン「な、なんも企んでないって!」
エレン「それより、アルミン」
エレン「懐かしくないか?昔はこうやって二人で遊んだよな」
アルミン「……そうだね、あの頃のエレンは外に行きたい外に行きたいって、ずっと言ってたよね」
エレン「ア、アルミンだってそうだっただろ!」
アルミン「そうだったね、ははっ」
ベルトルト(よかった、なんだかんだ言って、アルミンもエレンと組めて楽しそうだ)
ベルトルト(けど……)
ミカサ「……」
ベルトルト(早く訓練終わらないかな……)
訓練その2
キース「格闘術は点数が低いからと手を抜いていたら、容赦なく罰を与えるぞ!」
アニ「エレン……、またやるんだろ?鍛えてあげるよ」
エレン「あぁ、今日はアルミンと組むんだ」
アルミン(え?また?)
アニ「……さぼってたらいつまで経っても強くなれないよ」
ライナー「それなら、俺を鍛えて貰おうか」
アニ「……」
アルミン「……エレン?」
エレン「い、いこうぜ!」
アルミン(アニが睨んでる……のはライナーだ、ライナー大丈夫かな)
エレン「なぁ、アルミン」
エレン「アルミンは菓子と肉ならどっちが好きだ?」
アルミン「極端だね、うーん、僕も男の子だし、やっぱり肉かな?」
エレン「やっぱそうだよな、うーん」
アルミン「エレン?」
エレン「いや、なんでもねえよ、さっ、訓練始めようぜ」
アルミン「う、うん」
アニ「」スパァン
ライナー「ぐほっ!」
アニ「どうしたの、鍛えてほしいんだろ?早く立ちなよ」ゲシッゲシッ
ライナー「ま、まて!倒れてる相手を蹴るのは反則……!」
訓練その3
キース「戦闘に使うのは立体機動だ、だが馬術を覚えてるかどうかで、生存率は大きく変わる、さぁ訓練に励め!」
クリスタ「ねぇエレン、一緒に訓練をやらない?馬術は得意だから教えてあげられると思うの」
エレン「今日はアルミンが予約済みなんだ」
アルミン(やっぱそうなるのか……)
クリスタ「そうなんだ……残念」
コニー「なぁクリスタ!俺のばを見てくれよ、俺の村は狩りをやってたから馬の扱いは得意なんだぜ!」
クリスタ「う、うん」
エレン「そうだ、アルミン」
エレン「肉って言っても料理はたくさんあるだろ?なにが好きなんだ?」
アルミン「そうだなぁ、……ロールキャベツかな?」
エレン「そういや、アルミンが遊びに来た日は、決まって母さんがロールキャベツ作ってくれたよな」
アルミン「うん……、美味しかったよね」
エレン「あぁ……」
アルミン「そ、そうだ、鍋も美味しいよね!」
エレン「鍋?」
アルミン「うん、これから寒くなるし、鍋が美味しい時期だと思うんだ」
エレン「鍋かぁ……」
コニー「よっ!はっ!」
クリスタ「コ、コニー、そんな乱暴にやったら、うまが可哀想だよ」
コニー「大丈夫だって、……うわっ!」
馬「ブルルル!」
コニー「うわ!馬鹿!あぶねえ!」
クリスタ「コ、コニー!
訓練終了
エレン「うーん、やっぱ肉を手に入れないとなー」
キース「エレン・イェーガー、私の部屋に来い」
エレン「ハ、ハッ!」
エレン(やべー、俺何かしたかな)
キース「座れ」
エレン「ハッ!」
キース「安心しろ、懲罰ではない」
キース「相談のようなものだ」
エレン「教官が、おれ……いや、自分に相談ですか?」
キース「構わん、くずして喋るといい」
キース「相談というのは、志気の向上、目的意識の改善とも言えるな」
キース「貴様もわかってると思うが、多くの者は憲兵団を目指して上位を狙ってるだろう」
エレン「……はい」
キース「だが、憲兵団は上位10名、さらに憲兵団に入りたいというのは、安全で楽な生活をしたいからだ」
キース「そんな考えでは訓練にもまともな意識は向かんだろう」
キース「それに、上位になれないと自覚して身が入らない者もいる」
キース「そこで、貴様だ」
エレン「は?」
キース「貴様は他の者とは違い、巨人を駆逐するという明確な目的意識があり、訓練にも鬼気迫るものがある」
キース「全く同質とは言わん、だが他の訓練兵にも目的意識を持たせられんだろうか」
エレン(……)
エレン(正直厳しいな、ジャンは俺への対抗心があるから訓練にも真面目だが)
エレン(他の奴らは……)
キース「難しいか?」
エレン(待てよ?上手く教官に話をつければ……)
エレン「教官!」
キース「なんだ」
エレン「我々訓練兵に足りない物は生きる喜びだと思います」
キース「生きる喜び……だと?」
エレン「そうです、我々訓練兵は、毎日訓練をこなし、お世辞にもうまいとは言えない食事をとり、そして寝る、この毎日を機械的にしております」
エレン「生きる喜びを噛みしめてるのは、サシャ、ブラウスぐらいでしょう」
キース「……続けろ」
エレン「餌で釣る、言葉にすれば低俗な言い方になりますが、目的への励みにはなります」
エレン「年に三回、いえ、二回でも成績上位者への褒美とすれば、みなのやる気へと繋がるかと思います」
キース「……」
キース「なるほど、一理あるな」
キース「よし、その案を採用しよう」
キース「来月の成績上二名には、肉を振る舞わせよう」
エレン(よし、ここだ!)
エレン「教官、肉を渡すのは上位一名に二人分を渡しはどうでしょうか」
キース「ほぅ、なぜだ」
エレン「二人分を貰っても自分一人で食べようとは思わないでしょう、なら、誰か仲間と分け合って食べる、こうすることで、自然に信頼関係も生まれるのではないでしょうか」
キース「なるほど、では、肉は二人分、貰うのは上位一名とする」
キース「おって全員に知らせる、案は採用するが、優遇はせんぞ?」
エレン「ハッ!」
キース「だが、貴様なら、周りのものを超え、上位に食い込む可能性があることは言っておこう」
エレン「ハッ!」
説明部分が毎回長くてすみません、意識はしてるんですが……
日も昇ったので寝ようと思います、また夜ぐらいにでも更新します
エレン「とゆうことで、肉が入る機会がやってきたぜ」
コニー「すげーな、エレン!まるでアルミンみたいだぜ」
ライナー「だが、実際一位になんて成れるのか?俺達は協力できるが、他は敵だらけだぞ」
ライナー「ミカサがアニの事を考えたら、上位二名の方が良かったんじゃないのか?」
エレン「それには、ちゃんと理由があるんだ」
エレン「それに、ここまでやったんだ、上位一名に入る為に、これまで以上に訓練に力を入れる」
エレン「また、しばらくアルミンとは離れるけど、今回は仕方ない」
ベルトルト「どうするんだい?」
エレン「各訓練のトップと付きっきりで訓練して、技術を盗みきってやる」
ライナー(各トップというと……)
ベルトルト(また一悶着ありそうな……)
コニー「もし、俺達が一位になったら、アルミンに肉はやるぜ!」
エレン「サンキュ、でも、やっぱ俺が自分で手に入れて渡したいからな、負けないぜ!」
コニー「おう!」
立体機動訓練
エレン「ミカサ、俺とやろうぜ」
ミカサ「もちろん、そのつもり」
エレン「よし、今日は気合い入れてくぜ」
ミカサ「エレン、もしかして、教官が言ってた、お肉を狙ってるの?」
エレン「当たり前だろ、俺が一位になって、肉を手に入れるんだ」
ミカサ「そんな事しなくても、私が一位に貰ったらエレンに上げるつもり」
エレン(もしかしてミカサ、俺がアルミンに肉を食べさせたいのに気づいてるのか?)
エレン「いや、こうゆうのは、やっぱ俺から渡さなきゃ意味がないと思うんだ」
エレン(だから今は、ミカサの技術を全部見極めてやる!)
ミカサ(今のセリフ、それにエレンの私を見つめる真剣な目……)
ミカサ(もしかして、エレンが自分から私を食事に誘いたいって事……!?)
ミカサ「……わかった、私は待ってる」
エレン「(何を待つのか分からんが)おう!」
格闘術訓練
エレン「アニ、また頼むぜ!」
アニ「いつにもまして騒がしいね」
エレン「肉の為だからな」
アニ「そうだとは思ったよ」
アニ「でも、肉は二人分だろ?」
アニ「……なら、私が貰っても、あんたの分は有るんじゃないかな……」
エレン(アニも気づいてるのか、俺ってそんなにわかりやすいのか……)
エレン「いや、やっぱ俺から渡させてくれ」
エレン「だから、お前の全部を見せてくれ!」
アニ「!?」
アニ(今のは……まさかプロポーズ!?)
アニ(そ、それじゃあ、俺から渡させてくれってのは、祝宴のつもりか!?)
アニ「……!……!」
エレン「どうした、アニ?」
アニ「な、なんでもないよ!」
アニ「わかったよ……じゃあ思いっきり鍛えてあげるよ」
エレン「あぁ、よろしくな!」
そうゆう→そういう
すみません、次から変えていきます
馬術訓練
エレン「クリスタ!俺に馬術を教えてくれ!」
クリスタ「わ、わたしで良かったら……」
エレン「ありがとな、クリスタ」
クリスタ「それにしても、エレン、すごいやる気だね」
エレン「当然だろ、肉が待ってるからな」
クリスタ「そ、それなんだけど」
クリスタ「私じゃ一位なんて、まず無理だとおもうけど」
クリスタ「もし、一位になったら、私が料理して、ご馳走してもいいよ?」
エレン(やっぱそうだよな、料理も練習してアルミンに最高の肉料理を食わせてやるぜ)
エレン「……クリスタ、俺に手料理を作らせてくれ」
エレン「だから、クリスタの(馬術の技術)力を貸してほしい」
クリスタ(そ、そんな、エレンが手料理なんて、しかも、力を貸してほしいって)
クリスタ(それはつまり、私にって事でいいんだよね?)
クリスタ「あ、わ、私でいいんなら……」
エレン「もちろん、クリスタじゃなきゃ駄目なんだ!(クリスタの馬術はすげーからな)」
クリスタ「……」ドキドキ
訓練終了後
エレン「よしよし、この調子なら一位だって夢じゃねーぞ!」
ミカサ「……」
アニ「……」
クリスタ「……」
ベルトルト(ねぇ、ライナー)
ライナー(どうした、ベルトルト?)
ベルトルト(気のせいかもしれないけど、三人の、一位になりたいって気迫が、朝より弱いように見えるんだけど……)
ライナー(……気のせいじゃないたろうな、俺にもそう見える)
ベルトルト(三人は今日、エレンと訓練してたよね?)
ライナー(あぁ……)
ベルトルト(またエレンが何かしちゃったのかな……)
ライナー(そうだろうな……)
ライナー「なぁ、エレン」
エレン「なんだ、ライナー」
ライナー「今日、三人と訓練してたろ?何か言ったり、有ったりしなかったか?」
エレン「何かあったかなー?」
ベルトルト「それじゃ、何か喋ったりは?」
エレン「それなら、少し話したな」
エレン「ミカサは肉をくれるみたいな事言ったから、俺から渡させてほしいって」
エレン「アニには、お前の全部(格闘術)を見せてくれって頼んだよ」
エレン「クリスタには、手料理を食べさせたい、(馬術は)お前じゃなきゃ駄目なんだって……」
ライナー「もう……やめてやれ……」
コニー「皆、アルミンに肉を上げたいんだなー」
エレン「これは、もう、誰がアルミンに肉をプレゼントできるかの勝負みたいな物だな!」
コニー「超テンションあがってきたぜ!」
エレン「俺もだ!」
エレン・コニー「はっはっはっ」
ベルトルト(二人みたいに考えられたらアルミンもきっと楽になれるだろうな……)
医務室
医務官「それじゃ、胃薬はいつもより少なめにしておこうか」
アルミン「ありがとうございます」
アルミン(エレンと訓練してたら何だか楽しくなって胃痛も減ってきた気がするな)
アルミン(でも、なぜだろう)
アルミン(良いことの筈なのに、大変な事になってきてる気がするのは僕の気のせいだろうか……)
アルミン(むしろ気のせいであってほしい……)
キース「それではこれより、訓練成果を見る、能力検定を始める!」
キース「尚、さきにも言ったとおり、成績上位者一位のみ、特別に肉を進呈する!」
オオオオ ニクダゼニク クイテー
キース「貴様ら!肉が欲しければ、今出せる限界を持って検定に挑め!」
ミカサ(エレンに食べさせてあげるか……エレンに食べさせてもらうか……悩む)
アニ(もし、あたしが貰ったら……あたしからあいつに、プロポーズを……いやでも、やっぱりプロポーズはしてもらいたい……)
クリスタ(勝ったらエレンに手料理を……負けてもエレンの手料理が……どっちでも楽しみだな~)
エレン(待ってろよアルミン、お前の為に俺は勝つぜ!)
アルミン(おかしいな……検定なんて僕の実力じゃ関係ないはずなのに)
アルミン(どんな結果でも僕が関わる気がしてならない……)
しばらく時間挟みます
ライナー(ここまできたら、エレンに勝ってほしいな)
ベルトルト(そうだね、けど、エレンの誤解発言で、やる気が落ちてるとはいえ、油断はできないだろうね)
ライナー(こうなったら、とことんやるしかないな)
ライナー(後の事はその時考える)
ベルトルト(ライナー……覚悟を決めたんだね)
ライナー(あぁ、仲間の為に全力を尽くす)
ライナー「なぁ、エレン」
ライナー「もし、一位になって肉を貰ったら、どうするんだ?」
エレン「決まってるだろ、俺の大切な人にあげるんだよ」
ミカサ(エレンの……)
アニ(大切な人に……)
クリスタ(あげる……)
ライナー(よし、いい感じだ、だめ押しのもう一言)
ライナー「それなら、俺が一位になったら、半分あげてもいいぞ」
エレン「それじゃ意味がないんだよ、俺が手に入れた物を俺が渡す事が大事なんだ」
ミカサ(エレンが手に入れて……)
アニ(エレンが渡す事が……)
クリスタ(大事……)
ライナー(ここまで言わせれば、間違ってもエレンに勝とうとは思わないはずだ)
ベルトルト(さすがだよ、ライナー、まさか、そこまで言わせるだなんて……)
ベルトルト(しかし……これがばれた時、僕達はどうなってしまうのだろう……)
立体機動 評価
ミカサ「」パシュ カンッ
キース「どうしたアッカーマン!貴様らしくもないミスだな、肉が欲しくはないのか」
ミカサ(このまま私が評価を上げなかったら……)ホワホワ
妄想タイム(ミカサ)
エレン「ミカサ!お前の為に、俺、一位になったよ!」
エレン「だから、今夜は二人きりで……」
ミカサ「エレン……」
ミカサ「」パシュ カンッ パシュ カンッ
エレン「ミカサは調子悪いのか?」
エレン「いつもなら張り合いがないけど、今日だけはこの隙に点を稼ぐぜ!」
格闘術 評価
アニ「よろしくね……」
エレン「今日だけは何が何でも勝たせてもらうぞ」
アニ「そんなに、あたしに勝って肉が欲しいの?」
エレン「当然だろ、(全部の科目で高評価を取らなきゃ安心できないからな)お前に勝つからこそ意味があるんだよ」
アニ「……!?」ホワホワ
妄想タイム(アニ)
アニ「良かったじゃないか、肉が貰えて」
エレン「あぁ、これもアニのおかげだな」
アニ「あたしは、別になにも……」
エレン「それじゃ、約束通り……」
アニ「約束?」
エレン「全部見せてくれるんだろ、アニ……」
アニ「ま、まて、まだ覚悟が……!」
エレン「隙だらけだぜ!」
アニ「!!」ステーン
エレン「よっしゃ、初めてアニに勝ったぜ!」
アニ「……」
アニ「仕方ないね、覚悟はしておく……」
エレン「……何の話だ?」
馬術 評価
エレン「よし、残すは馬術だけだ、こいつをミスしなければ、肉は俺の物だ」
クリスタ「わ、わたしも負けないよ?」
エレン「残念だけどクリスタ、お前は俺が肉を手に入れる姿をみる羽目になるぜ」
クリスタ(エレンが肉を手に入れた姿……)ホワホワ
妄想タイム(クリスタ)
エレン「さぁ、クリスタ!食べてくれ」
クリスタ「すごい!とっても美味しそう!」
エレン「ありがとな、けど、俺が本当に料理したいのは肉じゃないんだ……」
エレン「俺が料理したいのは……」クイッ
クリスタ「だ、だめだよエレン……私たちまだ……」
クリスタ「\\\」
エレン「お、おい、クリスタ、危な……」
クリスタ「え?キャーッ!?」
エレン「クリスタがぼんやりして転がるな
んて珍しいな」
エレン「肉欲しさに緊張でもしたか?」
切れた、
とりあえずここまで
次は、昼か夜に更新します
成績発表
キース「それでは今回の能力検定、成績上位一位の発表をする!」
キース「一位になったのは……エレン・イェーガー!」
エレン「よっしゃー!」
コニー「やったな、エレン!」
ライナー「良かったな」
ベルトルト「おめでとう、エレン」
エレン「ありがとな、これもお前らのおかげだ」
コニー「へっ、水臭い事言ってんなよ」
ライナー「そうだな、俺達は仲間だろ」
ベルトルト(これで、後はアルミンに肉をプレゼントして終わりだね)
ライナー(あぁ、その後に、何が待ってるかは想像したくないがな)
コニー「それで、貰った肉はどうするんだ、そのまま渡すのか?」
エレン「いや、俺が料理してアルミンにご馳走するつもりだ」
ベルトルト「エレン、料理できるの?」
エレン「いや、できない」
エレン「だから、サシャに教えて貰うつもりだ」
ベルトルト(……え?)
ライナー(嘘だろ……?まだ、問題を増やすつもりなのか?)
コニー「確かに、サシャは料理うまかったはずだな」
エレン「だろ?」
ライナー「な、なぁ、コニー」
ライナー「料理はお前が教えてやればいいんじゃないか?」
ライナー「サシャと同じで、お前も狩りやってたんだろ?」
コニー「狩りはやってたけど、飯作るのは全部母ちゃんがやってたからな、俺はまるでできん」
エレン「なんだよ、サシャに教わるのに何か問題でもあるのか?」
ベルトルト(問題おおありだよ……ねぇ、ライナー)
ライナー(あぁ、パンをやるだけで感激するやつだ、肉を餌に釣ってみろ、ご主人様と呼ばせて、連れ歩く事だって……)
ベルトルト(……何を言ってるんだいライナー?)
エレン「サシャ、ちょっといいか」
サシャ「何ですか、お肉のエレン」
エレン「なんだよお肉のエレンって……」
サシャ「だって、お肉貰ったのはエレンだけじゃないですか、それともなんですか、私にお肉をくれるんですか」
エレン「そうだと言ったら?」
サシャ「犬と呼んで下さい!」
エレン「……」
サシャ「嘘じゃないですよね、今確かに、そうだと言いましたよね!」
エレン「お、おちつけ、まずは、俺の話を聞け」
エレン「肉はやる、ただし頼みがある」
サシャ「なんでも言って下さい!今の私はどんな事でもやり遂げますよ!」
エレン「俺に料理をおしえてほしいんだ」
サシャ「え?料理ですか?」
エレン「そうだ、今回貰った肉を、自分で調理したいんだ」
サシャ「そういうことなら、任せて下さい」
サシャ「ん?なら、私にくれるお肉もエレンが作ってくれるんですか?」
エレン「そうだな……サシャが良いなら、そのつもりだ」
サシャ「もちろんです!私がエレンを立派な主夫にしてあげます!」
サシャ「お肉は本番の為に使えないので、やり方を勉強していきましょう」
エレン「勉強は苦手なんだけどな、これもアルミンの為だ、頑張ろう」
サシャ「お肉はいつ貰えるんですか?」
エレン「三日後だ、その日に狩ってきた奴を分けてもらえる」
サシャ「それなら、時間もあるので、ゆっくりやりましょうか」
エレン「あぁ、頼む」
サシャ「エレンには、最高のお肉を振る舞って貰わないと困りますからね!」
エレン「プレッシャー掛けるなよ……」
サシャ「さぁ、エレン、今日も始めますよ」
エレン「わかったから、引っ張るな」
ミカサ「……」
ミカサ「アルミン、エレンが最近サシャとばかり居る、何か知らない?」
アルミン「ううん、僕もエレンからは何も言われてないんだ」
ミカサ「そう……」
アルミン「ライナー、何か知らない?」
ライナー「いや、知らんな」
ベルトルト「僕も知らないよ……」
アルミン「そう、コニーは?」
コニー「エレンか?エレンは今サシャに料理を……」
ライナー(バカ!アルミンには内緒にする手筈だろ!)
コニー(そうだっけ?)
アルミン「料理?」
ライナー「い、いや、なんでもない」
ライナー「サシャに美味い料理を聞いてるだけなんだ、だよな、ミカサ?」
ミカサ(エレンが料理……)
ミカサ(……なるほど、私の為に)
ミカサ「そう、その通り」
アルミン「そうなんだ……」
アルミン(ミカサ、さっき僕に聞いてきたよね……ライナー達は何か知ってるようだけど)
ライナー(危なかったな……)
ベルトルト(正直ライナーの行動の方が危ないと思うよ……)
アニ(エレン……サシャとなにしてるんだ……)
ライナー「どこ行くんだ、アニ」
アニ「……別に」
ライナー「まぁ、そっとしておいてやれよ、それともなんだ」
ライナー「エレンとの約束が待ち遠しいのか?」
アニ「!?」ヒジッ!
ライナー「ぶふっ!」
ベルトルト(もしバレたら、あれ以上が待ってるのか……)ブルブル
コニー「エレン張り切ってるな、サシャとの特訓」
クリスタ(サシャとの特訓!?)
クリスタ(え?それって、サシャを味見してるって事!)
クリスタ(そ、それじゃ……私にはもっと凄いのが……)
コニー「あれなら、本番の料理は大丈夫だな」
クリスタ「だ、だよね!料理の特訓だよね!」
コニー「クリスタ、顔赤くないか?」
クリスタ「ち、ちがうよ、変なことなんて考えてないよ!」
コニー「は?」
1です、遅くなりました、最後まで書いていきます
サシャ「これで簡単な調理はできるんじゃないでしょうか」
エレン「助かったよ、ありがとなサシャ」
サシャ「いえいえ~、これもお肉のためですから!」
エレン「まかせとけ、とびっきりのを作ってやる」
サシャ「期待してますよ~」
キース「イェーガー、約束の肉だ、取りに来い」
サシャ「お肉が来ました!」
キース「……何故貴様が来る」
エレン「す、すいません、今自分が行きます」
サシャ「早く帰ってきてくださいね~」
キース「……」
キース「……誰と食うつもりかは知らんが、食い切られないようにしておけ」
エレン「ははっ……」
キース「では、約束の肉だ」
キース「これで安心して、次回では下位になるようなら、訓練の量を増やすぞ」
エレン「ハッ!ありがとうございます!」
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エレン「念願の肉を手に入れたぞ!」
サシャ「殺してでも奪い取る」
エレン「うわっ!ばか!やめろ!」
サシャ「冗談ですよ、でもエレンの料理が待ち遠しいのは本当ですよー」
エレン「わかったから、アルミンと一緒に待ってろ」
サシャ「はい!」
エレン「……よし」
サシャ「アールミーン」
アルミン「どうしたの、サシャ、随分嬉しそうだけど?」
サシャ「もう何言ってるんですか、今からエレンが私とアルミンにお肉をご馳走してくれるんですよ!」
ライナー「!!」
ベルトルト(ああぁ……)
アルミン「え?肉?」
アルミン(肉って言ったら、こないだの成績発表で貰った肉だと思うけど……)
アルミン(何で、僕とサシャ?)
サシャ「さぁ、出来るまで楽しみに待っていましょうか」
アルミン「よく分からないけど、待ってようか」
ライナー「」スッ
ミカサ「……どこに行くの?」
ライナー「い、いや!ちょっとトイレに」
アニ「あんたが行くのは」
ミカサ・アニ 「「地獄」」
ベルトルト(ライナー……)
クリスタ「……ねぇ、ベルトルト」
ベルトルト「!?」ビクッ
クリスタ「ベルトルトは行かないの?」
ベルトルト「あ、いや、僕は遠慮して……」
クリスタ「行くでしょ」ニコッ
ベルトルト「行かせてもらいます……」
クリスタ「ふふっ」
コニー(ライナー達、揃ってどこ行ったんだ?)
コニー(あいつら最近仲いいよなー)
エレン「待たせたな、二人共」
サシャ「いやぁぁっと来ましたね!」
アルミン「あ、エレン、どうしたの僕とサシャに肉をご馳走だなんて」
アルミン「せっかくエレンが貰ったんだから、エレンが食べればいいのに……」
エレン「いや、これはアルミンへの礼だよ」
アルミン「僕に…?」
エレン「あぁ、最近のアルミンは辛そうに見えたからさ」
エレン「元気を出してもらおうと思ってな」
アルミン(僕が辛いのは、エレンがくれる胃痛なんだけどね……)
エレン「それに……、アルミンは俺の親友だろ」
エレン「いつも助けてくれる親友に、何かお礼がしたいと思ったんだよ」
アルミン「エレン……」
サシャ「さぁさぁ、早く食べましょうよ」
エレン「お前は……、まっそうだな冷めない内に食っちまうか」
エレン「これはサシャに教えてもらった、猪鍋だ」
アルミン「わぁー」
サシャ「うふふー、村を出て以来の猪鍋ですよ!」
サシャ「私の村では、大きな猪が取れた時は、これに決まってたんです」
サシャ「少しクセがありますけど、すごく美味しいですよ!」
エレン「それと、これは……」
アルミン「あっ、ロールキャベル……」
エレン「母さんみたいに綺麗に作れなかったけどさ……」
アルミン「そんなことないよ!それに…すごく美味しいよ、エレン」
エレン「…ありがとな、アルミン」
サシャ「私も!私も、エレンのロールキャベツ食べたいです!」
エレン「わかったから!落ち着いて食え!」
アルミン「あはは、もら、エレンも一緒に食べようよ」
エレン「ああ!」
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ライナー(今頃、アルミンと楽しくやってるだろうな)
ライナー(これでいいんだ、……これで)
ミカサ「何か」
アニ「言い残すことは」
クリスタ「あるかな?」
ベルトルト「ライナー……」
ライナー「…俺がすべきことは、自分のした行いや、選択した結果に対し」
ライナー「戦士として、最後まで責任を果たすことだ!」
ライナー・ブラウン 全治一ヶ月 ベルトルト・フーバー 全治二ヶ月
おしまい
おまけ
アルミン「エレンが何か動いてたのは、これのことだったんだね」
エレン「驚かせたかったんだよ」
アルミン(しかし、肉を手に入れるのに、……どうして女性三人に誤解を振りまけるのか)
サシャ「もーエレンのご飯は最高に美味しかったですよね!」
サシャ「エレン!私に毎日朝ごはんを作って下さい!」
ミカサ「!?」
エレン「何言ってんだよ、あれは、アルミンの作ってやる為に、料理を教わったお礼だ」
サシャ「そんな事いわないで作ってくださいよ~」
エレン「こら、引っ付くな!」
アルミン(相変わらず、エレンは悪意なく好意を振りまいてるね……)
ミカサ「アルミン、相談がある」
アルミン(でもまぁ、やっぱり)
アルミン(これが日常ってやつかな)
アルミン「いいよ、今日はどんな相談?」
終わり
以上で、エレン「アルミン療養記」 は終わりとなります。
今回も最後まで見てくれた方、ありがとうございました
次回があれば、また進撃ssを上げるつもりです。
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