雪乃「ふふふ」
陽乃「また、こんなの書いて…。いい加減学校に行きなさい」
雪乃「いつかね」
陽乃「やれば出来る子なんだから、、、今日も比企谷くんが学校のプリント持ってきてくれたわよ」
雪乃「そう」
陽乃「高校に入ってた頃は楽しそうにしてたのになんでこうなったのか…」
雪乃「いくら言っても学校には行かないわよ。勉強は家でも出来るわけだし」
陽乃「学校は勉強のためだけに行くんじゃないでしょ。もっと社会性とか…」
雪乃「そんなもの、私には必要ないわ」
陽乃「…雪乃ちゃんが今のままだと比企谷くんと仲良くなれないよ」
雪乃「……」
陽乃「お母さんから見ても比企谷くんは見た目かっこいいし、こうして毎日雪乃ちゃんのプリント届けてくれるけど雪乃ちゃんの心配もしてくれる。そんな子が引きこもりの雪乃ちゃんのこと好きになってくれるのかな」
雪乃「……」
陽乃「ごめんね。責めるようなこと言って。またなにか用があったら呼んでね」
バタン
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雪乃「……」
雪乃「小説の続きかこっ
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主人公、比企谷八幡はひょんなことから生活指導の平塚先生に目をつけられ、ある教室に連れて行かれる。
そこには学校一容姿端麗な少女、雪ノ下雪乃がいた。
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雪乃「ふふふ、なかなかいいあらすじな気がするわ」
雪乃「…全く、母さんも心配症なんだから。比企谷くんのことなんて全然これっぽっちも好きじゃないのになにを勘違いしているのかさっぱりだわ」
雪乃「…まあ、毎日授業ノートのコピーや配布物を貰えるのは非常に助かってるし感謝しているのだけれど」
トントン
陽乃「雪乃ちゃん、入るよー」
雪乃「ええ」
八幡「久しぶりだな。雪ノ下」
雪乃「え 。あ、きゃっ、こっち見ないで!」
八幡「ん、ああ」
雪乃(危なかったわ…比企谷くんにだけはこの小説を見られる訳にはいかないもの…)
陽乃「お菓子持ってくるから待っててねー」バタン
雪乃「……」
八幡「……」
八幡「元気にしてたか?」
雪乃「ええ。あなたがこの部屋に入る前まではね」
八幡「そうか。なら問題ないな」
雪乃「あっ座って」
八幡「サンキュ」
雪乃「で、なんで私の部屋に入ってきたの?」
八幡「それはだなあ……やっぱお前が心配で一目見ておきたかったつーか……まあそれだけだ。説得するようにお前の母さんにお願いされてるけどするつもりはないぞ」
雪乃「そう。なら早く出てって貰えないかしら」
バタン
陽乃「せっかく来てくれたんだからそんな邪険にしたらダメだよ」
雪乃「母さん」
陽乃「比企谷くんが好きなクッキーとコーヒーね。お口に合うか分からないけど食べてみてね」
八幡「あ、ありがとうございます」
雪乃「そのクッキー…」
八幡「いただきます。モグモグ このクッキー美味しいですね。手作りなんですか?」
陽乃「そうだよー。実はこのクッキー作ったの雪乃ちゃんなんだよ」
八幡「へえ。やっぱ雪ノ下って料理うまいな」
陽乃「あっそうだ! 比企谷くん、今日の夕ごはん一緒に食べない?」
雪乃「母さんやめて」
八幡「有り難いですけど小町が待ってるんで…すいません」
陽乃「そっかー。ざんねん」
八幡「そろそろ帰ります。クッキーとコーヒーごちそうさまでした」
陽乃「うん。またね」
ガタン
陽乃「……」
雪乃「はあ……」
陽乃「雪乃ちゃんの恋はまだまだ実らなそうですなあ。ぐずぐずしてると取られてしまうぞっと」
雪乃「…比企谷くんのこと別に好きじゃないから。それに……比企谷くんには既に彼女いるわよ」
陽乃「え。そ、そうなんだ……」
雪乃「ええ」
陽乃「比企谷くんにそういう素振りなかったから彼女いないのかと思ってたよ。それに、ほら、比企谷くんって見た目とっつきにくいし? ごめんね、雪乃ちゃん…」
バタン
雪乃(由比ヶ浜結衣さん)
雪乃(容姿も性格も社交性も全てにおいて完璧な誰もが憧れる理想的な女性)
雪乃(幼馴染だった程度の私なんかでは太刀打ちできるはずがないのよ……)
次の日
陽乃「雪乃ちゃん、お客さんよ」
雪乃(比企谷くんかしら?)
雪乃「誰?」
陽乃「んー、同じクラスの子かなー」
雪乃「すぐ行くわ。待ってて」
葉山「久しぶり。雪ノ下さん」
雪乃「葉山くんだったかしら」
葉山「そう、同じクラスの葉山だよ。風邪で比企谷が休んでるから代わりに学校の課題とかを持ってきたんだ 」
雪乃「ありがとう」
葉山「どういたしまして。 ずっと休んでるから心配だったけど元気そうでよかったよ」ニッコリ
葉山「じゃあね」
バタン
陽乃「かっこいいね。今の彼」
雪乃「そう…ね」
今日はここまで
隼雪(と少しだけ八結)を書こうと思ってます。
僕は八雪より隼雪の方が好きなんで…(じゃないと八幡が二股野郎になっちゃう^^;)
稚拙な文章ですが雪乃の可愛さを頑張って書くのでよろしくです。
このSSまとめへのコメント
八幡がオレガイルを書いていたSSを思い出す。
続き書いてもええんやで?