TAS「…」ガタッ(16)

TAS「…ホームルームを始めます、日直の人は号令を」

ベジータ「き…起立!」ガタッ

ベジータ「気を付け!」シュッ

TAS「…」ニヤニヤ…

ベジータ「礼!」ダダダダダダ

フリーザ「キェーッ!!」

TAS「あ、そのままでいいです、出席取りますね、秋山澪さん」ススススス

「ーー!!」

TAS「すいません、銃声に負けない声でお願いします」ススススス

「ーーはい!!」

TAS「では次…」ススススス

TAS「…はい、欠席0ですね」パタン

TAS「先生とっても嬉しいです!!!」ニコッ

ベジータ(なぜ俺様達がエネルギー弾、銃、超能力、全てを余裕で避けられる怪物の相手をしているのか)

ベジータ(全ては一週間前に起きた事が原因だった)

…そう、一週間前
日常を楽しんでいた全員(ベジータ等)の目に
歪みが生じた
ふっ…と意識が途切れると
中学校の教室にいた
そして普通に「ヤツ」は…
TAS「初めまして…」
口を開く…
TAS「私が国家機密など世界の全プログラムを破壊した…」
見た目は可愛い幼女なのに…
TAS「あなた達の先生です」

まず5、6ヶ所突っ込ませろ!!
場にいる全員がそう思っただろう

工藤「…単直に言う」

工藤「コイツ(TAS)を暗殺してほしい」ブンッブンッ

TAS「急にはやめて下さい、先生今日スカートなんです」ススッ

工藤「…とまあ見ればわかるように人間じゃない、しかもコイツは来年3月、地球の緑を狩り尽くそうとしている」

服部「緑が無くなったら、酸素も無くなる同様や、つまりコイツは世界を妨害させようとしてるんや」

やる夫「でも僕らが暗殺する意味はない筈だお!?」

TAS「…パラレルワールドって知ってます?」

TAS「例えば、朝食がパン、ご飯、2択あるとします、もしパンを選べば1へ、ご飯を選べば2へ分岐します」

TAS「それを繰り返し、違う世界で貴方達は生まれました、つまり今いる地球と、貴方達の地球は少し違うんです」

やる夫「ならやっぱり関係な」
TAS「先生はパラレルワールドを自在に移動できます、貴方達の世界に行くのも、崩壊させるのも簡単です」

TAS「逆にパラレルワールドに逃げれば私の存在はまだ知られない時にいける」

知られない時

知られてない時

TAS「でもそれじゃつまらない」ヨイショ

TAS「ですからー」

TAS「私が他の世界の強者達(あなたたち)を強制的にこちらの世界に連れてきました」

TAS「来年3月までに私を殺して下さい、殺せなかったら」

TAS「それがどういう事か?」

TAS「貴方達の世界も崩壊に近づきます」ニヤニヤ

フリーザ「…簡単じゃあないですか、殺ればいいのでしょう?」

TAS「ええ、私を殺せばすぐにでも終わりますよ」ニヤニヤ

工藤「…コイツを殺したやつには1000億…国が支給する」スッ

フリーザ「デスビーム!」

TAS「ん!?この変な幻はどうやって出してるんですか?凄いですね!先生感激です!!」

TAS「ですが…それでは私は殺せませんよ」ギラッ…

フリーザ(効かない…だと!?)

工藤「(金の話聞けよ…)…国が支給した暗殺標的用ナイフと銃だ、君達には無害だから安心してほしい、机の上に置いておいたから各自目を通してくれ」

TAS「…さて、来年までに私を殺せますかねぇ…」ニコニコ

TAS「ー…昼休みですね、先生ちょっといきなり団子食べに行ってきます、暗殺希望者がいたら携帯で…あ、すいません、番号まだ教えてませんでした」テヘッ

TAS「番号は放課後に皆様に教えますから…行ってきます」バシュッ

悟空「うわっ…はぇえなあアイツ…オラより早いんじゃないか?」

サスケ「しかもアイツ、飛びながら全員の戦闘計算、思考能力計算までやってやがる」

やる夫「…転送されたのが高校だし早く殺りたいにしても…あれじゃ難しすぎるおね、エキスパートモードだお」

ナルト(ーそう…来年3月までに倒すのは、やる夫の通り難しすぎる)

ナルト(アイツ(TAS)は目の動き、銃口の向き、発射スピード、全て計算して避けている)

ナルト(…絶望しか見えない)

やる夫「…お、ナルト、ちょっと来いお、計画、進めるお」

ナルト「…わかってるってばよ」

やる夫「あの幼女は機嫌によって癖があるだお、観察しとけって言ってた奴、出来たかお?」

ナルト「まあ…一応、余裕な時はニヤニヤしながら頬を掻くのはわかってるってばよ?」

ナルト「俺らの解答が間違ってたらショボンとしながら顔を手で隠す」

ナルト「正解だったら微笑みながらジャンプ」

ナルト「面白いのは昼休みのあ」
やる夫「知ってるのはナルトだけでいいんだお」

やる夫「…作戦があるお、アイツが油断してる癖の時に刺しにいけお」

ナルト「お、俺が?でも」
やる夫「よい子振ってるんじゃないお」

やる夫「俺達達がアイツに、高校(ここ)に連れてこられ、そのせいで高校生から「大人の集まりじゃんくさっ」と苛めを受ける」

やる夫「校長はなにもせず、俺らが来たから山の隔離教室を手配し」

やる夫「終わらせたいんだよ、俺は」

例え、どんな手を使ってでも、な

やる夫「…頑張ってくれお」

ナルト「……」

【うわ、なにあいつ、ヒゲ生やしてるwwww】
【なんだよそのハチマキは、貸せよwww】
【こちらの生徒らに手出ししたら強制退学を取らせてもらう】
ナルト「……」ギュッ

TAS「いつ見ても格好いいですね…」
ナルト「…おかえり、先生、どうしたんだってばよ?そのミサイル」

TAS「お土産です、空中散歩をしていたら撃ち落とされそうになって、格好いいでしょ?」

ナルト「…はあ、大変だってばよ?標的だと」

TAS「…ええ、確かに面倒です」

TAS「が、皆様から狙われるのは私の強さの証ですから」ニコッ

ナルト「…!」
TAS「さ、五時間目始まりますよ」

ー先生には…わからないよね

皆から標的にされるのは

裏を返せば実力がある証ってことだ

そんな怪物に 期待も 警戒もされなくなった

認識さえされない人間の気持ちなんて

ナルト「………」

…殺れるかも知れない だって

この怪物にも、僕の姿は見えてないから

TAS「お題にそって短歌を作ってみましょう、最後の7文字を「幼女なりけり」で締めてください」

TAS「書けた人は先生の所へ持ってきて下さい、チェックするのは文法の正しさと幼女の可愛らしさを表現できたか」

TAS「出来た者から今日は帰ってよし!」

やらない夫「先生、質問なんですが」

TAS「はい、なんでしょう?」

やらない夫「先生の名前ってなんでしょうか」

TAS「あ…ツール・アシステッド・スピードランと呼ばれてます、呼びにくいですから先生で構いませんよ、なんなら皆さんで付けてくれても構いません」

やらない夫「…はい」


TAS「…」フミュー

ナルト「…!」ガタッ

TAS「おや、もう出来たんですか?ナルト君」

やる夫「……」ニヤッ

昼飯の後で僕らが眠くなる頃に、先生が目を細める時がある

やらない夫の質問の反応も少し遅れた、多分先生が一番油断してる時なんだろう

やらない夫「…!」ピクッ

この進学校で落ちこぼれたE組は思う

<どこかで見返さなきゃ>

やればできると、友達や先生や家族達を

”殺れば出来る”と

ナルト(今だ!)シュッ

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