ナルト「流派東方不敗!」 (39)

???「ここが木の葉の里か、ふむ宿を探すとしよう」

おっさん「[ピーーー]!この化け物が!」

ハゲ「お前のせいで4代目も里の皆も、俺の髪も亡くなったんだ!!」

ジジイ「いや、それ化け物のせいじゃないだろ、でも許す!」

???「何と!?貴様ら止めんか!!幼子相手に何をしておる!!」

おっさん「黙れジジイ!」

???「ふん!」

おっさん・ハゲ・ジジイ「ぐえっ!」

???「大丈夫か?息はしておるようだな。……ほう、赤いオーラのようなものがこの子を包み傷を治していくとは」

ナルト「うぅ……」

???「気が付いたか?」
ナルト「おっちゃん、誰だってば?オレはナルト、うずまきナルトだってばよ!」

マスター「ワシか、ワシはマスターアジア、世界各国をさすらうただの旅人よ」

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翌日

マスター「どけぇい!里長に会わせろと言うておる!!
えぇい、ぞろぞろと雑魚が!十二王方牌大車丙!!」

雑魚上忍ズ「うわぁぁぁぁ!強い、強すぎる!!」

マスター「里長はどこにおる!!」

ヒルゼン「旅の方そこまでにしていただこう、私が里長であり火影の猿飛ヒルゼンです。何のご用ですかな?」

マスター「貴様が里長か、昨夜幼子が多数の大人に、言われ無き暴力を奮われておった。
聞けば、常日頃からと言うではないか。さらには助けに入るどころか誰も彼も石を投げ、蔑みの目で見ておったこれは一体どういうことぞ!
貴様ら忍の里は自然を破壊するだけでは飽き足らず、幼子にまで手を出すとはどこまで堕ちておる!!」

ヒルゼン「なるほど、あの子の事ですか……ここでは何ですので、私の私室へ案内しましょう」

マスター「何だと!ではあの子はこの里の英雄ではないか!!それを!!
貴様らにあの子は育てられんわ、ワシがあの子をナルトを立派に育ててみせようぞ!
里から連れ出すが構わぬな?」

ヒルゼン「しかしマスターアジア殿」

マスター「黙れぇい!このまま放っておけばナルトは死んでしまうのだぞ!」

ヒルゼン「……」

そして、その夜

ヒアシ「おのれ雷影め!性懲りもなくヒナタを!!
何をしている!早く探しに行くのだ!!」


一方里の外では

マスター「良いなナルトよ、これからは里を出て強くなるのだぞ」

ナルト「わかった!!」

マスター「うむ良い返事だ、むっ!えぇい、この里は幼子を誘拐する輩までおるのか!ナルト、ここで待っておれ」

雲隠れの上忍「見つかったか、何だこいつの速度は!
バカな!チャクラを使わずに追いかけてくるだと!?」

マスター「待てぇい!」

寝る

マスター「ふん!」

雲隠れの上忍「な、なん……だと……!?」

マスター「貴様は既にこの東方不敗の掌の上、今なら子供を置いていけば命までは取るまい」

雲忍「雷遁!」

マスター「往生際の悪い輩よ、だから貴様等はアホなのだ!!」

雲忍「バカな忍術が効いていないのか!?ウボァ!」
マスター「怪我は……無いようだな……さてどうしたものか……どこの子供か分かればせめて送り届けるのだが」

ナルト「あっ、おっちゃん!」

マスター「待ったか?」

ナルト「大丈夫だってばよ!」

マスター「そうか、ナルトよ、ここで一旦休息をとることにしよう」

ナルト「うん!」

マスター「この子が目覚めて話を聞くまでが休息だ」

???「……ここは?」

マスター「気付いたか、名は何と言う?」

???「ヒナタ、日向ヒナタです」

ナルト「ヒナタか、オレうずまきナルト!ヨロシクな!!」

ヒナタ「え?(な、な、な、何でナルト君がここに)」ボン

マスター「ナルト!近すぎだ!!」

ナルト「ヒナタ?顔が赤いってばよ?」

マスター「離れんかナルト」

ナルト「あっ、わりいわりい」

マスター「ワシはマスターアジア、流派東方不敗を極めんとする者だ、ヒナタよ名前以外は分かるか?」

ヒナタ「……(名前とナルトくん以外の事が思い出せないよ)」フルフル

マスター「ふむ、記憶を失ってしまったのか。このまま捨て置く訳にもいくまい。記憶が戻るまでワシらと共に行くか?」

ヒナタ「いいんですか?」
マスター「無論だ、もし武道を極めてみたいと思うならば、稽古をつけてやろう」

ヒナタ「は、はい……」

ナルト「あのさあのさ、オレってば、マスターのおっちゃんに鍛えてもらうんだ、一緒に修行できたらすっげぇ嬉しいってばよ!」

数ヶ月後のある夜

マスター「そろそろ出てきてはいかがかな?ワシらを見張っている御人」

???「隠行には自信があったんだがのう、木ノ葉の上忍数人を相手に立ち回っただけはありますな」

マスター「して、何用かな、弟子に手を出すと言うのなら見逃すわけには行かん」

???「あいや待たれぃ、ワシは話をしようと思って、様子を見ておったんだ」

マスター「ならば初めからそうすれば良いだろうに」

???「今あの子に会う訳にはいかんのだ、ワシはジライヤと言うただの物書きだ」

マスター「その割りには訓練された身のこなし、さしずめ忍といったところか」

ジライヤ「そうだ、実はお前さんが連れてる白眼の子なのだが」

マスター「知っておるのか?」

ジライヤ「うむ、忍の三大瞳術の1つ白眼を持つ家系の本家の子だ。数ヶ月前に行方不明となって、探しておった」

マスター「しかし、あの子は記憶を失っておる」

ジライヤ「恐らく嘘だの、本家から逃げ出したかったのやも知れん」

今更だけど上げたほうがいい?
それともこのまま黙々と下げ投下のがいい?

OK
早く電影弾かましたい

マスター「訳有りか、ならば尚更ワシが預かろう」

ジライヤ「本来であれば連れて帰るのが筋なのだが、あなたになら任せられそうだ。火影には内々にワシから伝えよう」

マスター「宜しく頼む、そろそろ行かれると良い。聞き耳を立てている子供がおる」

ジライヤ「そのようだの、ではまた縁があれば」

マスター「うむ」

ジライヤがマスターに接触してから数日後……

そこには鍛練に励むヒナタの姿があった

マスター「ヒナタ、お前は柔拳の心得があるようだが、我が流派東方不敗は基本的に全て剛拳だ。型や戦い方は教えてやれるが、柔拳そのものは教えてやれん
それでもワシの師事を受けるのか?」

ヒナタ「はい!」

マスター「ナルトは覚えが悪いが筋は良い、ナルトとともに修練に励むのだ、良いな二人とも?」

ナルト「オッス!」
ヒナタ「わかりました!」

マスター「そうか、ならば!!流派東方不敗は!」

ナルト「王者の風よ!」

マスター「全新!」

ヒナタ「系裂!」

マスター・ナルト・ヒナタ「天破侠乱!見よ東方は赤く燃えている!!」

数年後……

ナルト「授業中はやっぱ寝るに限るってばよ……zzz」

ヒナタ(ナルト君、お師匠様が知ったら……)

イルカ「くぉらナルト!!授業中に居眠りする奴があるか!!」

ナルト「痛いってばイルカ先生!」

イルカ「なら起きてちゃんと聞け!!」

サスケ「ウスラトンカチが」

キバ「ドベのくせによくやるなぁあいつも」

シカマル「……めんどくせぇ」

あれからナルトはジライヤに出会い忍になる決意を固めた。
数年のマスターの修行の後、合格を言い渡され木ノ葉に戻りヒナタとともにアカデミーへ入学していた
マスターはさらに見聞を広めるべくジライヤとともに世界を放浪することとなった
ちなみに、ナルトは既にジライヤから影分身、口寄せ、螺旋丸の教えを受け影分身と口寄せ(ブンタにはまだ認められていない)を修得
螺旋丸は最後の第三段階で行き詰まっている所である
ヒナタはジライヤより基本忍術のみを教えられ、既に中忍の一歩手前程度のレベルになっている
日向ヒアシには火影よりヒナタの無事を内々に伝えられていた

そしてさらに月日は流れ運命の卒業試験の日……

ナルト「いよいよ卒業試験だってばよ、師匠とエロ仙人からは実力を出すなって言われてたけど、影分身でみんなを驚かせてやる
そんでオレを認めさせてやるんだってばよ!」

ヒナタ「ナルト君起きてる?遅刻しちゃうよ?」

ナルト「ひ、ヒナタ!?もう出るから待っててくれ」
ヒナタ「ふふ、わかった!」

卒業試験

イルカ「次ナルト、いいな分身の術だぞ?」

ナルト「任せとけってイルカ先生、そんじゃ」

イルカ「……(印が違う、何をする気だナルト!!)」

ミズキ(何をする気か知らんが、金縛りの術!!)

ナルト(なんだってばよ……体が動かねぇ!落ち着け、エロ仙人と修行中にもあったぞ、確か確かえぇっと)

イルカ「……(チャクラは練れている、後は何が出るかだが)」

ナルト(思い出した、確かこうだ!)

イルカ「……ナルト、すまんが時間切れだ。不合格だ」

ナルト「……(解!)えぇぇ!」

ミズキ(解!バカめ、精々利用させてもらうぞ落ちこぼれが)

この後ナルトはミズキの口車に乗せられ火影の屋敷から封印の巻物を盗みだした
森の奥でミズキを待っていると、イルカがナルトを見つけた

この事件のあと首謀者はこう呟き続け、目撃者は口を閉ざすばかりだった

ミズキ「あれはおかしい、チャクラを使わずあれはおかしい、バケモノだ。
おかしい確かにチャクラを使っていなかったはずなんだおかしいおかしいおかしいおかしいおかしい
分身は使ってたけど、体術普通じゃない、チャクラで身体強化なんてものじゃない
絶対おかしい絶対おかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしい
バケモノバケモノバケモノバケモノバケモノバケモノバケモノひぃああああああああああああ」

イルカ「その話は聞かないでくれ、ナルトに口止めされてるんだ。
でもあいつは立派な木ノ葉隠れの忍者だよ」

一体どんな目にあったのか、その一部始終をご覧いただこう

イルカがナルトを説得し、それを良しとしないミズキがナルトの持つ巻物を奪い取ろうとする
そしてイルカがナルトをナルトとして認めた時、ミズキに不幸が訪れる

ナルト「オレの先生を傷付けたな、お前明日の日の出見れると思うなよ!影分身の術」

ナルト『『『覚悟しろよ、ボコボコにしてやる!
流派・東方不敗!うずまきナルト!行くってばよ!!』』』

ミズキ「はぁはぁ、なんだあいつの強さは!チャクラでの身体強化か?」

ナルト『待てってばよ!』

ミズキ「うわぁぁぁぁ、くそ!おかしいだろ殴った木が折れるのはまだわかる、だが後ろの木まで折れるとかどうなってんだ!化け狐め!」

ナルト『逃げられねぇってばよ!これが流派・東方不敗の兵法!八卦の陣だ!』

ミズキ「なんなんだあいつは!里からいなくなってる間に一体何が!」

イルカ「東方不敗八卦の陣、外から見ているとわかる。ミズキは逃げているつもりだが、逃げれていない、行く先行く先ナルトが待ち構えている。
あいつあんな技術や力があるくせに、それを隠していたのか。俺もまだまだ教師として甘いな。
教え子の実力を計れないなんてな」

ナルト『未完成螺旋丸!』

ミズキ「ぐあっ!こっちはダメか、なら向こうだ!」

ナルト『おらぁ!』

ミズキ「ぐふっ!くそ、どうなってやがる、なんで行く先行く先にこいつがいるんだ!
分身は所詮分身だ、ならば攻撃してくやつが本体だ」

ナルト『!?』ボン

ミズキ「くそ変わり身か!」

ナルト「そいつは分身だ!こっからは本体のオレが相手だ、チャクラは使わねぇ」

ミズキ「なら俺の勝ちだな」ニヤリ

ミズキ「くらえ!」ヒュヒュッ

ナルト「当たらねえ!」

ミズキ「速い!?ぐっ!」

ナルト「おっせえんだってばよお前は!」

ミズキ「バカな!チャクラは使ってないはずだ!なのになんだこのスピードは!」

ナルト「鍛え方が違うんだってばよ!」

ミズキ「っ!?ぁっぁっあぉぉぉえええ」ビチャビチャ

ナルト「オレのこの手が光って唸る!教師を語る裏切り者を倒せと輝き叫ぶ!!」

ミズキ「ひっ!」

ナルト「必殺!光輝(シャイニング)!唸掌(フィンガ)ァァァァァァ!!」

ミズキ「ぐぁぁぁぁぁ!頭が頭が割れる!止めろ!止めてくれぇぇ」

ナルト「はぁぁぁ!たぁ!!」

ミズキ「がぁぁぁぁ!」

ナルト「殺しはしねぇ、殺したら師匠の教えに背くし、流派東方不敗を扱えなくなるからな」


イルカ「終わったか、ナルトこっちに来い!」

ナルト「イルカ先生!」

イルカ「卒業、おめでとう、すばらしい分身の術みせてもらったよ」

ナルト「ニシシ、おう!」

イルカ「いったたた、そうだナルト、ラーメン食うか?卒業祝いだ!」

ナルト「さっすがイルカ先生、あっそうだオレの実力内緒にしててくれよな!」

イルカ「わかったよ、だがなナルト、必要な時はその力使うんだぞ。
それができるなら黙っててやるよ」

ナルト「よくわかんねぇけど、わかったってばよ」

この後ミズキは暗部に連行され、厳しい尋問を受けることになる
そしてこの戦いは、火影と現場にいた暗部、そしてイルカのみが知ることとなる
暗部の名ははたけカカシ……暗部として最後の任務である

卒業試験が終わり、班が発表された。残念ながらナルトとヒナタは別々の班となった。
担当上忍が現れず暇だったのでイタズラを仕掛けたナルトは、寝た
同じ班員である、サスケとデコリンもといサクラを置いて寝た。
と言うのも話しかけても、「黙れウスラトンカチ!」「話しかけんな!」
と言った反応しか返ってこないとわかっているからだ
そして気配を察知したナルトは薄ら笑いを浮かべながら寝た振りを始める

???「遅れてすま……」
黒板消しが頭に落下、その直後足下から無数の苦無が飛び、さらには幻術に落とし込む煙
嵌めた瞬間に極細の糸が巻き付き対象を切り裂くはずだったのだが、全てかわされた

???「……お前らの第一印象は大嫌いだ!!(危なかった……)」

ナルト「ああああ!全部かわされたってばよ!!」

???「犯人はお前か、まぁいい屋上に行くぞ(まさに罠の天才だな、大した奴だ)」

タブレット買ったら再開する

生存気長にね

土曜か火曜に再開する
できると思う

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