・携帯用ゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」および平成仮面ライダーの設定(オリジナル要素・設定を含みます)を混ぜたパロディSSであり、南条光とその仲間たちと楽しそうに絡むSSになれ素敵ですね! 両方を知らない方にはしんどいかと思われます、ごめんなさい。
・それぞれのキャストの衣装は、基本ご想像にお任せします。JKとか余裕ですよね、キャハッ☆
・アイドルの言動や仮面ライダーの知識については私の知る限りでございます。「この豚はこの程度の知識しかない様ね、ハッ!」という我等が女王・時子様視点でかまいませんので、ご了承ください。
それでは、よろしければご覧くださいませ。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1404042297
~~ある夜・街中~~
キャーッ!! フヘヘー♪
?「むむっ!?」キィッ!
―路地裏―
タタタタタッ…!
女子高生A・ナナ「はぁはぁ……あうう、ここで行き止まり!?」
女子高生B・リーナ「もうっ、やっぱりさっきの角、左に曲がっとけばよかったじゃん!!」
ナナ「リ、リーナちゃんが『帰り道、あえて遠回りするのロックじゃない?』とか行って全然知らない道通らなきゃ、こんな時間まで外にいる事もなかったじゃないですか!! 最近、危ない怪人っていうのが増えてるって先生も言ってたのにー!!」
リーナ「なにをー!? 『JKならそれぐらいのワル当然ですよね、キャハッ☆』とかのってきたくせにー!!」
ウッヒョー!\ギャーギャ-!!/キャハッ★
ワキワキ怪人アツミーン「ふふふ……元気いっぱいに震えてる……いい、実に手ごろに育ったお山をお持ちだねぇ」ワキワキ
ナナ・リーナ『ひぃっ!?(ケンカしてる場合じゃなかった!!)』ガクガク
アツミーン「今日は空振りかと思ったけど……最後に、いいものに出会えた……ふふ、本来の目的を忘れそうだよ!!」ジリジリ
ナナ「あわわ」
リーナ「な、何が目的なの!?」
…リーン…リリーン…
アツミーン「……えへへ、決まってるじゃないの! この、怪人アツミーンが狙うエネルギー源は、その」ジリジリ
チリーン…チリンチリーン
アツミーン「おっ……何の音!?」クルッ
謎の少女・光「そこまでだ!!!」ババーンッ(キキーッ!!)
アツミーン・ナナ・リーナ(なんかちっちゃい女の子がチャリできた!?)
アツミーン「むっ、この子も目立たないが、なかなか……いや、しかし今は目の前の登頂が大事! 邪魔をするなら、女の子とはいえ排除しちゃうよ! 何者なの!?」
光「待て、いったんシャイニング・ストライダー(チャリ)から降りる」
アツミーン「あ、うん」
光 カシャンッ…トンッ
アツミーン「……」スッ
光 カチャンッ…カチャカチャ…カチチッ!
光「よし、鍵2か所とサドルロック・セット! 待たせたな!」クルッ
アツミーン「ぐへへ~!」ワキワキ
ナナ「キャーッ!! 何でナナから何ですか!?」
アツミーン「いやぁ、鮮度が落ちると大変だからね」
ナナ「……どゆこと!?」
リーナ「ナナちゃん、尊い犠牲になったあなたを……ロックに見送るよ」グッ!
ナナ「ひでぇ!!」
光「ちゃんと待ってろよ!!!」ジタバタ
アツミーン「いや、そんなお人好しな怪人いないよ……てか、本気で君、なんなの?」
光「……フッ……見ての通り!」⊃スッ カチッ
アツミーン「え!! そ、それは!?」
光「困っている人がいれば、助けて守る……通りすがりの、ただのヒーローだ!!」
-仮面ライダー光 =MASKED RIDER SHINING=-
菜々さんがJK役だなんて失望しました
みくにゃんのファンやめます
~~地下帝国・カキンザム~~
-研究室-
…タタタタタッ!
戦闘員・ポピー矢口(量産型)「た、大変です博士!!」
カキンザム帝国博士・アキハ「慌ててどうした、37号。また42号との人身事故でもめているのか? お互いの不注意もあるのだから」
ポピー矢口37号「いえ、それは示談が合意しました。それどころじゃないのです! 地上で『シンデレラエナジー』を集めていた、アツミーン様の生体反応が……消えました!」
アキハ「何!? カキンザム帝国8大将軍が1人、アツミーンが……死んだというのか!? バカな! 今の地上世界に、それも武力の弱い日本にそこまでの力を持つ者がいるはずが……っ!」
ポピー矢口37号「しかし、全員の心臓に取り付けられている生体機器からの信号が、途絶えた以上は……2時間ごとの定時連絡も止まっていますし」
アキハ「マジか……いかんな、上に報告だ! 37号、お前も来い」
ポピー矢口37号「はい!」
-王の間-
アキハ「……と、いう訳なのです」
大幹部・ララライラライ「それはとても大変なことですねー」
アキハ「至急、アツミーンの生体反応が消えたエリアの調査を要望します……あり得ませんが、念のため、戦力もそろえて」
ララライラライ「しかし、お気持ちは分かるのですが、他の将軍さんは今、海外で」
?「いや、たった今戻りましたよ!!」スッ
ポピー矢口37号「あ、あなたは!!」
さいきっく怪人・ユッコドン「8大将軍が第4席! ユッコドン、ただいまイギリスでシンデレラエナジーを大量獲得して、帰ってまいりました!!」ピッ
アキハ「……ユッコかぁ」
ユッコドン「何でがっかりした目で見るの!? 私はアツミーンより役職3つも上だよ、第4席第4席! 私の『さいきっく・ふんふふーん』に任せれば、どんな人間もイチコロだってば! あのユ○ゲラーもちょろいもんだったよ!」ヘッ!
アキハ「凄いのかどうか……まあ、力はあるしな、実際。よし、じゃあユッコドンに任せてもいいですかね、ララライラライ様」
ララライラライ「ララライラライさんはいいと思うのですが、いちおう王様にも確認をとってもいいですかねー?」
アキハ「もちろんです」
ララライラライ「では……」トコトコ…シャッ
ポピー矢口37号「……王って、いつもベールに包まれたお部屋にいるから、実は私顔も見たことないですよ~」ヒソヒソ
アキハ「私もだ。側近のララライラライ様や一部の幹部しか、分からない……それほど、禁忌をもって守るべき、そして強大なお力の持ち主とのことだ」ヒソヒソ
ユッコドン「私も見たことないなぁ、将軍なのに!」
アキハ「だろうな」
イイデスカ? イイトモー
ララライラライ「おっけーです」
37号・アキハ・ユッコドン(ものすごく軽い返事だった気が…)
-再び研究室-
アキハ「それじゃあ、ポイント近くに転送機で転送する。地上は昼間だから目立ってしまうが、その方が目的は早く現れるかもしれないな。念のために、ポピーを4体ほど連れて行ってくれ……いっそのこと、派手に暴れてくれてもいい」
ユッコドン「そこまで、警戒するけれど見付けたい相手が、本当にいるの?」
アキハ「分からん……ただ、気になる事があるんだ」
ユッコドン「ほえ?」
アキハ「先週、タカガッキーが地上で落し物をしたのを覚えているか?」
ユッコドン「ああ、『夜の街で1番ゆめが詰まっている場所として、ゆーめぃ。フフッ』とか言って、居酒屋に攻め入ると見せかけて経費でお酒を飲みまくって、ふらふらになって帰ってきた日の、タカガッキー?」
アキハ「そうそう、それで禁酒&禁固を食らって部屋でいじけているタカガッキーが、その日実験の為に……新しく開発したばかりのライダーシステムを持って、地上にいったんだよ」
ユッコドン「マジで!? じゃあ、落し物って……」
アキハ「ああ、そのライダーシステム1号だ」
ユッコドン「そりゃあ、半年も禁酒&禁固にされちゃうよ……第3席じゃなかったら処刑ものだろうねぇ。あ。それじゃあ、アツミーンがやられたのって!」
アキハ「可能性は、ある。しかし、とても小さなものだ……技術大国・日本でも、あのシステムを解析・使用できる者がいるとは思えない。普通の街中に捨てられたものなら、捨てられたおもちゃとして処分されていると思っていたが……大規模戦闘兵器が使われた形跡がない中、他にアツミーンがやられる可能性がないのも、事実なのだよ」
ユッコドン「じゃあ、私はそれを確かめてくればいいの?」
アキハ「そういうところは察しが良くて助かるよ。今、ポピー矢口(オリジナル)部隊に捜索をさせているが、結果が出ていなくてね。もしも、本当にそういった相手がいて、ライダーシステムを使っているなら……破壊か、回収を頼む」
ユッコドン「分かった!」
アキハ「そして、これを持っていってくれ」⊃スッ
ユッコドン「あ、これは!!」
アキハ「特にあり得ないが……もしも、完璧に使いこなされていては、君でも危険だ……万が一の保険として、しかし、いざとなれば躊躇はするな。それは、そういうものなんだ」
ユッコドン「……」ゴクリ
アキハ「このライダーシステムは、我等が王を守る為であり…………いや、それだけさ」
ユッコドン「……やっぱり、交代してもいい?」プルプル
アキハ「ビビるなよ将軍!」
>>4 前川「風評被害もはなはだしいにゃぁ!!」
~~地上~~
-ファンキーアロマショップ・ICHINOSE-
タタタタタッ…
光「こんにちは、博士!」バーンッ!
店長・シキ「おおっ、今日も元気一杯だね光ちゃん。そしてお日様の匂い~♪」ハスハス
光「わっ、やめてよ! 頭くすぐったいから、もう!」
シキ「にゃはは、ごめんごめん♪ でも、光ちゃんも博士って呼ぶのはやめてね~? あたし、表向きはただのショップ店長さんだからさ~」
光「あ、そうか。ごめん、けど割と昔からずっとこう呼んでるから、なかなか……けど、気を付けるね!」
シキ「光ちゃんは、いい子ちゃんだね~♪」ナデナデ
光「アタシにとっては、博士がいい人だよ! 小さな頃から、アタシのヒーローへの思いをまともに聞いてくれる近所のお姉さんで、海外の大学から呼ばれてあっさり博士になって、日本に帰ってきたらアタシにヒーローの力を与えてくれる……今のアタシがある恩人で、おやっさん的なすごい人なんだよ!!」ヘヘッ!
シキ「おやっさん? 光ちゃんは変わったこと言うにゃぁ、だから興味深くて好きなんだけど~♪ あ、そういえばベルトの調整、終わってるよ」⊃スッ
光「ほんと!? ありがとう、これでまた怪人と戦えるよ!!」ガシッ!
シキ「けど、あんまり無茶しちゃだめだよ。完璧なものじゃないんだし。そもそも、たまたま街中をハスハスしてたら見つけた、妙だけどとんでもない技術のベルトから作り上げた模造品だからにゃ~? あたし、工学はそこまで詳しくないから……いつか爆発するかも♪」ニャハハー
光「こ、怖いこと笑顔で言わないでよ!」
ピローン -緊急速報です。××町△△に、怪人が現れました。付近の住民は、すぐに非難を……-
光「なんだって!?」
シキ「あらら、最近怪人さんの出没が増えてきたにゃぁ。人を殺さずに昏睡状態にしているけど、何が目的……あ、光ちゃん行っちゃうの?」
光「ああ、また誰かが傷付けられるかもしれない……警察や自衛隊の対人武器がまともに効かない怪人には、この力が必要なんだ!! 行ってくるよ」バッ
シキ「ねね、光ちゃん」
光「何?」
シキ「もっと大人に頼っても、いいと思う」
光「……シキさんだけで、十分さ」 バタンッ! タタタタッ
シキ「……そういう時だけ、戻っちゃうんだよねぇ。こうなったら、ちゃんと作り上げちゃわないと。けど、どう考えてもオリジナルのこのベルト……人間がまともに使えるようには出来てないんだけどにゃぁ~?」
~~街中~~
ユッコドン「さいきっく・ふんふふーん!!」ブォーンッ!!
ドゴォーン!!!! \キャーッ!! ワーッ!! タスケテーッ!!/
ポピー矢口18号「さすがはユッコドン様、すごいパワー! コンクリートの壁が一瞬で粉々だ!!」
ポピー矢口33号「8大将軍屈指の腕力だね……あ、本人曰く超能力だけど」
ポピー矢口4号「でも、ただのカッコつけたパンチだよね?」
ユッコドン「ちょっと! おしゃべりしてないで、エナジー集めて! ふんふふーんするよ、ふんふふーん!!!」
ポピー矢口4・18・33号『は、はい!!』タタタッ
女子高生C・ヤスハ「うう……」グデーン
ポピー矢口33号「よし、この子から……そいや!」ズンッ!
ヤスハ「はう!?」
-ズニュニュニュニュニュ-
ポピー矢口33号「……よし、計器満タン!」ジュポンッ
ヤスハ「は、ああ、あ///」ガクガク
ユッコドン「ふふ、今のところ私のさいきっく・ぱわーのお蔭で全て順調だね! あとは……」
…リーン…リリーン…
ユッコドン「アツミーンを倒したものを、探し出せばいいだけだ!」
チリーン…チリンチリーン
ポピー矢口4号「むっ! 何だ、貴様は!!」ババッ!
光「あ!?」キキーッ!!
ドゴンッ!
ポピー矢口4号「ごふっ!?」ドサッ
ポピー矢口18号「4号!?」
光「ご、ごめん。急に飛び出してくるから……って、お前たちは怪人どもぉ!!」ババッ!
ユッコドン「どうしたの……何、その小さな子?」
光「ちっちゃくない、140センチある!!」ガシャンッ…トンッ
ポピー矢口18号「よくも4号を……くっ!」
ポピー矢口33号「これはエナジー回収だけでは済まさないぞ!」ジリジリ
光 カチャンッ…カチャカチャ…カチチッ!
ポピー矢口18・33号『チャリに鍵かけるなよ』
光「ふっ、怪人どもの戯言に従う義理はないね!!」⊃バッ!
ユッコドン「むっ、そのベルトはっ……?」
光「はあぁ~!」ググッ…バッ、ババッ!
ユッコドン「かかれ、ポピー矢口!!」
ポピー矢口18・33号『イェーイ!!!』ババッ
光「変身!!!」シャキーンッ \カッ!/
ポピー矢口18・33号『!?』
ユッコドン「この光、パワーは……違う?」
ドガッ! \グハッ!?/ ドゴッ! \エーン!/
ポピー矢口18・33号『……』ドサドサッ
光?「ザコ戦闘員か、楽勝だね!」ババンッ!
ユッコドン「その力……何者かな」
光?「見ての通り……この町を守る為の、ただのヒーロー……」キッ!
ライダーガール光(以下、RG光)「ライダーガール・光! 参上!!!」ドンッ!!
http://kie.nu/1-NC
ユッコドン「……あんまカッコいい名前じゃないね」
RG光「えっそう!? 1週間考えたのに……」シュンッ
ユッコドン「光ドンとか、どう?」
RG光「いやダサいよ」
ユッコドン「え!?」
RG光「ていうか、そういう貴様こそ……ザコではないエネルギーを感じるが、何者だ!!!」ビシッ!
ユッコドン「わ、私は、地下帝国カキンザムが幹部・8大将軍の第4席! さいきっく・ぱわーの……」
RG光「うん!」
ユッコドン「……………ユッコドン」
RG光「え、何て?」
ユッコドン「……ユッコドン、言います」
RG光「あ……ああ、そうか」
ユッコドン「ええ」
RG光「……何か、ダサいとか言ってごめんね?」
ユッコドン「うううううるさい、ダサくないし!! さいきっく・ふんふふーん!!!!!!」ウワーンッ ブオンッ!!!
RG光「くっ!? なんて速く、威圧感のあるパンチだ……!」ザザッ
ユッコドン「アツミーンも貴様が倒したのだな!? その力、そのセンス、危険だから排除してやる!!」ドンッ!
RG光(速い……けど!)
RG光「ふっ!」シュンッ
ユッコドン「くふっ!?」ドゴッ!
RG光「おお、倒れずに耐えた! タフだなぁ、さすがは幹部!!」キラキラ☆
ユッコドン(ヤバい、こっちの動きに対応してる。でも……)
RG光「ふっ、は!」シュンッ ボッ!
ユッコドン「くっ、やっ!」ガガッ! ブーンッ!
RG光「当たらないよ!」ササッ
ユッコドン「……やはり、ライダーシステムの力を使っている。一部だけ、ね」フフッ
RG光「むっ、あの凄いベルトを知っているのか!?」
ユッコドン「うん……こういうものでしょ?」⊃スッ
RG光「そ、それは!! 何故、お前がその正義の変身ベルトを持っている!!」
ユッコドン「正義? ハハッ、バカな事を言わないで。そっちが勝手に技術を盗んで作ったそれは、私達が開発したオリジナルのもの……本来は、我が王を守るための、幹部戦闘員の強化変身装置だよ。こんな風に、ね!」ガチャッ!
RG光「何!? そのまま使えるのか!?」
ユッコドン「人間では普通に使えない。けれど私達カキンザム帝国人、その中でも一定の資格があるものなら……『力』が、やってくる」
RG光「力が、やってくる?」
――ビビビビビビ――
RG光「むっ、空から何かが……でっかい、クワガタ!?」
ユッコドン「おお! あれが、古の古代生体兵器……ゼクター!」
古代生体兵器・ガタックゼクター『貴様が、主か』ビビビビビ-
ユッコドン「わ、喋った! うん、その通り! ほら、ベルトベルト!」クィクィ
ガタックゼクター『子供か……しかし、資格はあるようだな。使って見せろ』スッ…
ユッコドン「当然!」パシッ
RG光「バカな、正義の力が……悪の手に!」
ユッコドン「だから、違うってば。それに、私達からすればそっちが悪だからね? カキンザム帝国の空を塞ぐ、地上の世界、か弱い人間ども……長き眠りから我が主が目覚める力の糧にする以外、何の価値もない!!」
RG光「なんだとっ!!」ダッ
ユッコドン「王の眠りを待つまでもなく、滅ぼしちゃうよ!!」ガチャッ -HENSHIN- パパパパパパ\カッ!/ドゥンッ
RG光「むっ!?」シュッ!
ユッコドン?「……はぁっ!!!」ガッ ブォーンッ!!
ドゴォッ!!
RG光「ぐああああああー!!!?」ブーン…ドシャァ!
仮面ライダーガタック・ユッコドンフォーム(以下、Gユッコドン)「……これが、新たなる、さいきっく・ぱぅわぁー……ほんとにほしーい!!」ジャキーンッ!! ‐CHANGE STAG BEETLE‐
http://kie.nu/1-NH
RG光「くっ、がはっ! こんな、ことが……ヒーローの力が、敵に……」ドサッ
Gユッコドン「だから、そっちの力じゃないってば。これは、私たちの力。邪魔者を滅ぼす為の力だよ!!」
RG力(……っ、違う!)
―――
光(4歳)「……あれ、おとーさん?」トコトコ
光の母・ミユ「光っ……どうして、こんな時間に」
光の父・アイ「……おや、見つかってしまったか」フフッ
光「おとーさん、どこいくの? まだ、おそとまっくらだよ。まだ、すーぱーひーろーたいむじゃないよ?」
アイ「そうだね。ちょっと、お父さんは大事な約束があって、出かけないといけないんだ。すまない……おいで」
光「……なんじにかえってくる?」トコトコ
アイ「さて、何時(いつ)だろう。ちょっと、大変なことでね……もしかしたら、今日は無理かもしれないし、それ以上かも。けどね、私の『力』がとても必要なことなんだ」
光「おおー、またたたかうの?」
ミユ「……っ」
アイ「わからない。けれど、守るべきものがある。君たちのように、大事なものが……だから、行くんだ。けれど、絶対に帰ってくるよ。だから、今だけは少しガマンしてほしい。いいかな?」ナデナデ
光「うん……わかった! はやくかえってきてね!!」
アイ「ああ、約束だ。私は、光との約束をやぶったことはないだろう?」
光「うん! やくそくをまもるのも、ひーろーだもんね!!」
アイ「……ああ、私は」
ミユ「あなた、もう……」
アイ「そうだね、すまない。あとは頼むよ……ミユ」
ミユ「気を付けて」ギュッ
光「……おかあさん?」
アイ「光、分かってるだろうけど、おかあさんはいつでも、ずっと君を守ってくれるよ。私も、たとえ離れていても。これは、親としての力かな。だから、光。君も――」
―――
RG光「――守るために、力はあるんだ」ググッ
Gユッコドン「あらら、まだ立つの? けど、ぼろぼろで守るとか言っても……説得力ないよ!!!」ドンッ! ガチャッ(キュィーン)
RG光「う、うおおおお!!」ダッ
Gユッコドン「さいきっく・ふんふふーん・すらーっしゅ!!!!」ジャキーンッ!! ガチャッ‐RIDER CUTTING‐
RG光「!? ぐああああっ!!!」ズバシャーッ!!! …ドザンッ! ガシャッ(シューン)
Gユッコドン「あ、ベルト外れて変身解けたね……やり過ぎたかな? この子ならシンデレラエナジー、多そうだったけど。まあ目的は達成したしいいよね。他にも人間はたくさんいるし……」チラッ
遠巻きに見つめる群衆 ビクッ!?
光(アタシは、守る……シキさんも、友達も、周りのみんなも、誰も……お父さん、約束、守らなきゃ……っ)
光「ヒーロー、ならっ!」ズサッ
Gユッコドン「あ、生きてた……よかった、エナジーもらえる~」ザッ
光「どんな相手でも、アタシは……自分の力で、守ってみせる!!!」
‐まず、自分を守るべきじゃないか?‐
光「だ、誰だ!?」
Gユッコドン「え?」キョトン
光(ユッコドンには聞こえていない?)
‐自分を守れないものは、誰も守れない‐
光(それはそうかもだけど、でも……アタシは、守られている自分より、誰かを守れる人間になりたい……そこを変えると、アタシは1つの大切な約束をやぶってしまう。それは、嫌だ! だから、順番を変えないし、作らない!)
‐強情だな。例え、誰かを守れても、お前はいずれ自分を失う‐
光(誰か知らないけど、何とでも言ってくれ。アタシは絶対に……)
光「死ぬまで諦めない!」ダッ
‐なら……そこまでのものか、確かめてやろう‐
光(え?)
~~
シキ「どう、効くでしょこれ」
常連客・キラリ「にょわぁ~、とってもハピハピするにぃ」トローン
シキ「フフ。このハピ粉は、これでちゃんと合法」
ガシャーンッ!!
シキ「にゃ!? なんだなんだ!」タタタッ
シキ「実験室の窓ガラス割れてる……あれ、あのベルトもない!?」
~~
‐ビビビビビビ‐
Gユッコドン「ふふふ、いいシンデレラエナジーが回収できそうだ」ジリッ
光「うおおおお、お!?」キキーッ
?『とまれ』
光「え、この声……って、あいつと同じやつ!?」
Gユッコドン「な、お前は……何で、またゼクターが!?」
古代生体兵器・Lカブトゼクター『光、両手を上げろ』
光「え、こう?」バッ
ヒュンッ…ガチンッ!
光「わっ、このベルトどこから……あ、これは!」
Gユッコドン「お、オリジナルのライダーシステム1号!? ま、まさか……人間になど、あり得ない!! ゼクターの、古代兵器の力に耐えられるハズが!!」
Lカブトゼクター『……だ、そうだが?』
光「……お前は何なのか、あいつの言っている事が合っているのか、アタシは……」チラッ
ダイジョウブカナ…イツモ、アノコ…ニゲテ…オネガイ…『ガンバッテ』…
光「この力で守ってから、考えるよ」ニコッ
Lカブトゼクター『……改めて認めよう。お前は、使い様のあるバカだ』ヒュンッ…ガチッ!
Gユッコドン「ホントに!?」
Lカブトゼクター『力の使い方は、自然と頭に入っていく……力が欲しければ、全て受け入れろ』
光「ああ……っ、変身!!」 -HENSHIN- パパパパパパ\カッ!/ドゥンッ
Gユッコドン「バカな……人間めぇっ!」ダッ
仮面ライダーLカブト・光(以下、光カブト)「ぐぅ! これが、新しい……アタシの、力か!」ジャキッ –CHANGE LOST BEETLE-
http://kie.nu/1-Nc
Gユッコドン「さいきっく・カニばさみー!!」ジャッ!
光カブト「はぁっ!」フォンッ! -ギギンッ-
Gユッコドン「ほえ!?」
光カブト「おりゃぁ!」ブンッ
Gユッコドン「ぎゃあああ!?」 ドコォッン…ドサ-ッ!
光カブト「いける、これでアタシは……この力があれば、守れるんだ!」ギュッ
Gユッコドン「ば、バカな。ただの、人間が古代兵器の力を……しかも、私より強く、さいきっく・ぱわーを引き出しているというの!?」
光カブト「それは関係……っ、いいや! さあ、一気に決めるぞ!」ガチャッ 1(ワン)・2(ツー)・3(スリー)
Gユッコドン「くっ、こっちのセリフだよ!」ガチャッ 1(ワン)・2(ツー)・3(スリー)
光カブト「ライダー、キック!」ガチャッ
Gユッコドン「さいきっく・きっく!」ガチャッ
=RIDER KICK= キュィーンッ―
Gユッコドン「うりゃああー!!」ダダダッ! ブンッ!
光カブト「……はぁ!!!」ブォンッ!
――ドドォォーンッ!!
~~
シキ「……ふぅ、走るの疲れたぁ……お、あの煙なんだろ? 全く、ベルトちゃんはどこに行ったのかにゃあ?」タタタッ
――パラパラパラ…カラン
シキ「道路や周りの壁がボロボロ……あからさまに、ここで戦いがあった感じだね。じゃあ、煙の中に光ちゃんが……?」テテテッ
光「……うう」
シキ「あ、いた! だいじょうぶ、光ちゃん?」
光「あ、シキさん……てき、は?」
シキ「ん~……周りには、誰もいないっぽい。あ、そのベルト……使えたの?」
光「うん。これで、アタシは……まだ、守れるよ……ウサン」ガクッ
シキ「ありゃ、気を失っちゃった」
…ファンファンファンファン…ピーポーピーポー…
シキ「ありゃ、今更なんか来ちゃうの? ややこしくなる前に、光ちゃん連れて帰りますかにゃあ~♪ 頑張ったみたいだから、あたしの特製ハーブ入りエナジースープを飲ませて回復させてあげるよ」ニャハハッ
-少し離れた路地裏-
ユッコドン「ぐふぅ……」グデーン
ポピー矢口70号(記録係)「え、えらいこっちゃでぇ~!」プルプルプル
-同時刻、上空-
Lカブトゼクター『……また、失って【なるもの】か。それとも……失って、【えるもの】か』
ガタックゼクター『……』ボロボロ
Lカブトゼクター『付き合ってやろう。それほど長くは、ならないだろうからな……ハハッ』 -ガブリッ
~~地下帝国・カキンザム~~
-王の間-
アキハ「……との事です。まさか人間の中から、古代生体兵器・ゼクターに耐える者が現れるとは……」
ララライラライ「困りましたですねー。それで、ユッコドンさんはどうされたのですー?」
ポピー矢口70号「治療カプセルに入って回復中ですが、状態は芳しくありません」
ララライラライ「……なるほどー。これは、きっちりとした戦力を整えて、そのものを排除せねばなりませんねー」
アキハ「ええ。これは、8大将軍が第1席のウサコ=テンテー様や、第2席のミナミン・オブ・トイジョイ様に動いてもらう必要があるかと」
ララライラライ「そうでございますねー。2人とも、まもなく海外遠征から戻ってくる予定ですので、それから動きましょうかー。場合によっては、タカガッキーさんの禁固も解きましょー。この予定は、皆に伝えておいてくださいね~?」
アキハ・70号「はっ!」
ララライラライ「それまでは、その者の動向をチェックしつつ、シンデレラエナジーの回収、およびライダーシステムの『完成』を急いでくださいですー」
アキハ「心得ました」
ララライラライ「……あ、王様にも確認してきますねー」トコトコ…シャッ
イイデスカネ? イインジャナイ? ソレヨリアメナイ?
アキハ・70号(軽い……)
―こうして、古代兵器の力を手に入れた人間界のヒーロー・南条光は、地下帝国・カキンザムとの世界の運命を左右する、大きな戦いへと突入していくこととなった。
はたして、南条光は地上の人々を守り抜くことができるのだろうか!
戦いは、始まったばかりである―――
~~
モバP「食って寝て、あーそび、たい……」ハァ
プルルルルル…プルルルル…
モバP「はい、CGプロでございます。あ、これはこれは石○森プロダクションのPさん!! この間はうちの南条と無茶な企画をプレゼンしちゃって申し訳ありません! いやぁ、余裕でボツでしょ? あんな自由な……ええ、はい…………え、通った? 仮面ライダー光ですよ? Gやノリダーみたいなノリで、たまにはこういうのもOKって!?」
光「おはようございまーす!!!」バーンッ!
モバP「……光、おはよう」チンッ
光「おはよう、P!」
モバP「この間の特撮ドラマの企画、通ったよ……」
光「本当か!? やったぁー!!! これで、アタシは本物の」
モバP「通ると思わなかったから好き勝手にしてたもんで、予算の都合が……」
光「あ……」チラッ
ちひろ「……」ゴゴゴゴゴ
光「……とれそう?」
モバP「……ウン、ガンバル」
光「声ちっちゃ!」
【つづく?】
とりあえずここまで書きました。あとはぼちぼち書けたらなぁ……よろしければおつきあいくださいませませ~♪
さあ、トークバトル……振り切るぜ!!
続きをぼちぼち書かせていただければなぁと思います。鎧武は話がどんどん重くなるなぁ……ミッチー……
よろしければご覧くださいませ~
~~地下帝国・カキンザム~~
-禁固の牢-
フリーダム怪人・タカガッキー(罰則で禁固中)「……はぁ、お酒飲みたい……」イジイジ
コツコツコツ…
タカガッキー「あら、誰かがゆっくりこつこつと、足音をコツコツさせて近付いてくる……はぁ、お酒飲みたい」イジイジ
?「飲めますよ」
タカガッキー「え? あ、ミナミンちゃん!」
インモラル怪人・ミナミン=オブ=トイジョイ「私と一緒に地上にいって、ある目的を果たしたら、タカガッキーさんの刑は免除してあげて、お外で自由にお酒も飲んでいいって、ララライラライちゃんから伝言です。よかったですね」ニコッ
タカガッキー「わーい、やったぁ♪ じゃあ、ここから出して~」ガシガシッ
ミナミン「あっ、急に牢を揺らしちゃダメですよ。ちゃんと鍵をもってきていますから……お願いね」
そばつゆ01(ミナミン専用)「了解です!」カチャカチャッ…カチンッ!
タカガッキー「ふぅ、シャバシャバ。それじゃあ」
ミナミン「ええ、一緒に地上にいって……」
タカガッキー「白○屋でいい?」
ミナミン「お酒はお仕事の後です! あと、私はまだ未成年……怪人ですからね!」
タカガッキー「はぁ……お酒飲みたい」シュンッ
そばつゆ01(本当にこの2人、8大将軍のトップ3に見えないなぁ)
-仮面ライダー光 =MASKED RIDER SHINING=
~街中・カーショップ『HARADA―CHAIN』前~
?「ライダーッ、パァーンチ!」グァッ!
ドンッ!
ポピー矢口(オリジナル)「ぎゃー!?」ドコーン……ドサッ
ポピー矢口110号「ほ、本体!!」
ポピー矢口14号「くっ、仕方ない。ここまでで十分……撤収しましょう!」
ポピー矢口6号・202号・110号・911号『うん!』
??「そうはいかないよ♪」
ポピー軍団『え!?』
シキ「シキにゃんバズーカ!!」ドシュゥッー!!
――ボォォォォ…ン――
ポピー軍団『ぎゃああー』バタバタバタ…
RG光「おお、相変わらず博士のバズーカは強力だなぁ!」
シキ「いやぁ、お金かかって作るのも大変だから、あまり使いたくなんだけどね~♪ 今回は数が多かったからね。ぐっすり眠ってもらいました(あとで実験体に使お♪)」ニャフフ
ポピー軍団『Zzz…』
カーショップ店長・ミヨ(あのバズーカ最初から撃ってたら終わりじゃないの?)ブロローン
RG光「大丈夫か、お嬢さん!」
ミヨ「あっ、はい。ていうかあなたの方がずっと若いよね……ありがとう、いつも守ってくれるヒーローさん」
RG光「いや、こんなのヒーローなら当り前さ!」(そう、当たり前なんだ……これぐらい)
―――Gユッコドン「これは、私たちの力。邪魔者を滅ぼす為の力だよ!!」―――
RG光(けど、もっと強い力がある。ヒーローが使うのとは違う、間違った力が……それが、またくるかもしれない)
RG光「ねぇ、博」
―ヒュンッ
RG光「むっ、何だ!?」
シキ「お、何か飛んで……ボール?」
―ボォンッ!!!(モワァ…)
RG光「え、煙幕だ!!」
シキ「にゃぁ! 何も見えない~」ケホケホ
―シュシュッシュンッ!
ミヨ「ブロローン!!!!」ブォンブォーン!!!
RG光「ケホケホ……お!? 煙が晴れていく!」
シキ「あなたが?」
ミヨ「うん、息で吹き飛ばしたよ! 私、いっつも排気量の大きな車いじってるから、いつの間にか肺活量がものごっついことになってるんだよ!」エヘヘ♪
RG光「……ありがとう!(まあ、細かい事はいいか!)」
シキ「(物理的ほか色々おかしいけど)助かった♪」
ミヨ「いえいえ、こちらこそ。あ、でもさっきの敵の人、減ってない?」
RG光「何!? あ……確かに、2人程足りない!」
シキ「うーむ、他にも怪人さんがいたっぽいねぇ~」
RG光「くそぉ、最近こういうの多いぞ! 何なんだよ~、正々堂々と全力で立ち向かってこい!!!」ジタバタ
シキ(情報収集かな……これは、あのベルトの解析をもっと進めないといけないかぁ~)
~~カキンザム帝国~~
―研究室―
コンコンッコココンッココココンッ
アキハ「普通にノックしろ! まったく……入りたまえ」
くのいち怪人・ハマグチェ「失礼します。ポピー矢口部隊の内2名を回収し、くのいち怪人……ハマグチェ、ただいま帰還致しました!」ニンッ!
アキハ「うむ、戦闘結果は別ポピーの記録映像で見ていた。お疲れ、ハマグチェ」プププ
ハマグチェ「……おかしいと思います! あ(ピー)め、おかしいと思いま……なんで今、ピーって音鳴ったのですか!?」
アキハ「落ち着け、ハマグチェ。お前は今、くのいち怪人ハマグチェだ。お前が望んだくのいちキャラだ、ハマグチェ。視聴者を混乱させるようなことをしたら苦情がくるだろ、ハマグチェ。演じる以上は受け入れろ、ハマグチェ」
ハマグチェ「連呼しないでください!! はぁ……それじゃあ、置いときますね」
ポピー矢口(オリジナル)・911号『……』ドササッ
アキハ「ご苦労。ちゃんとアツミーンの後釜に推薦しておくからな。次の戦いまで、しばし休息してくれ」
ハマグチェ「御意!」シュンッ!
トコトコトコ…
アキハ「ちょっとだけジャンプして歩いていくのかよ……とにかく、今回までで情報はかなり揃った。しかし、何故奴らは古代兵器をほとんど使わんのだろうな」
ポピー矢口37号「ユッコドン様以降の戦いでは、将軍以下が参戦……相手に合せて疑似ライダーシステムで対応しているのでは?」
アキハ「にしても、疑似ライダー……ライダーガールと言ったか、何戦かで危うい場面もあったのだがな。ライダーシステムを使えば楽勝だったものを、あのサポートの役の女は使わせなかった。もしかすると……」(使わせるのを、ためらっている? 確かに、あれは……)
ポピー矢口37号「もしかすると?」
アキハ「いや、やめておこう。データ不足の楽な予測は、マイナスを生む。今までのデータから、我々が所持している奴の古代兵器・カブトゼクターのデータを合わせて……決めた通り、進めていく」
ポピー矢口37号「はい! では、作戦関係者に伝えてきます!」 タタタッ…
アキハ「何にせよ……人間のヒーローごっこは、これまでだ」フフッ
~翌日・正午過ぎ~
―千川中学校2年Σ組 教室―
光「……ふぅ」
クラスメイト・レイナ「ちょっと、光! なぁにため息何てついてんのよ? 今日返ってきたけど、アタシに中間のテストで全負けすることは分かっていた事でしょう? アーハッハッハッハッ、ゴホゴホ!」
クラスメイト・ナナミ「ぜんぶ3点ずつしか差はなかったれすけどね~。むしろ仲良しの証明みたいになってないれすか~?」ニコッ
レイナ「は、はぁ!? ななにバカなこと言ってんのよ! そんなの、たまたまだし! こいつとアタシはライバルなのよ、敵よ敵!」
光「そうだな」ボーッ
レイナ「……何よ、マジで張り合いないじゃない。どうしたの、このレイナ様が特別にアンタの相談にのってあげてもいいわよ!」
ナナミ「ぼんやりしてるけど、体調悪いの~?」
光「あ、いや。そういう訳じゃないんだけど、何だか……食欲がなくて」
光(ここ最近……ユッコドンだっけ、あいつと戦ってから何だか胸の中がもやもやする感じがするんだよなぁ)
レイナ「そういえば、アンタ給食おかわりしなかったわね。いつもアホみたいに3杯はおかわりするくせに」プププー
ナナミ「レイナちゃんも一緒におかわりしてるくせに~」
レイナ「ふ、ふん! こいつには何でも勝ってアタシが上ってことを教えてあげてるだけよ、すぐ調子乗るからね!」プイーッ//
光・ナナミ「フフフ」
光(まあ、みんなを心配させる訳にはいかないな……周りの人達を笑顔にするのが、ヒーローだ!)
光「うん、でも大丈夫だよ! ちょっと休んで楽になってきた! 校庭に遊びにいこう!!」ガタッ
レイナ「……まあ、いいわ。アタシはアンタより色々と強いからなぇ、今日はちょっとぐらい手加減してあげなくもないわ。それでも負けないけど!!」
光「はいはい、じゃあ行こう!」タタッ
レイナ「ちゃんと聞きなさいよ!」ダッ
ナナミ「まるでマゴチみたいなコンビれす~♪」テッテッテー
(※=マゴチ カサゴ目コチ科のおさかな。夫婦仲がとてもよく、いつも一緒にいる。片方が釣られたら、もう片方が水面まで追いかける例も)
~~
キャーッ!! ワーッ!?
レイナ「なんか校庭の方が騒がしいわね?」
ナナミ「あれれ、みんなのようすが……?」
光「ま、まさか!?」ダッ
レイナ「ちょっと、光!?」
光「2人は教室に戻れ!!」
‐校庭‐
ポピー矢口30号「矢口カッター!」シュシュシュシューッ!! …ドォーンッ!
キャーッ!! \カイジンダー!!/ ワーッ!! \ニゲロー!!/
タカガッキー「ここに、ライダーガールが通っているのね……適当に騒ぎを起こして、がーるが出たがーるように、ね?」フフッ
ポピー矢口9号(さすがはタカガッキー様! 今日もきれてるきれてる!)
そばつゆ02(タカガッキー専用)「あ、はい。そばつゆビーム!!」ジョボボボボーン ドコーンッ!!
ミナミン「あ、出来るかぎり殺さないように。若い女の子からは、シンデレラエナジーの回収もお願い、ね?」
そばつゆ01「了解です! ポピー!」
ポピー矢口88号「はい! そいっ!」ズッ
女子中学生A・ワカバちゃん「はぅっ!?///」ズンッ! ズニュニュニュニュー
ポピー矢口88号「そいそぉい!!」ズッ
熱血体育教師・タマミ先生「いや、私は教師やくぅぅっ!?///」ズンッ! ズニュニュニュニュー
‐校庭そばの茂み‐
光『校庭が、みんなが大変なことになってるんだ! しかも、2人ほどいつもとは違う敵がいる!! 1人はステッキをもって魔法使いみたいな怪人、もう1人は……なんか、黒いビキニっぽい服装で、こう……ハレンチな怪人だ! これは、ライダーガールじゃダメだよ!』
シキ『わかった。解析もほぼ終わったし、今からベルトと新戦力を持って、そっちへ向かうよ……あ、自転車パンクしたから徒歩になるにゃ』
光『いやタクシーとかで来てくれよ、緊急事態だぞ!』
シキ『えー、もう。分かったけど、終わったら1時間ハスハスするからね♪』ピッ
光『あ、もしもし!? 切られた……まあ、ハスハスぐらい何とか我慢しよう! それよりも、どうする……あ!?』チラッ
~~
ワカバ・タマミ先生『あ、あぁ……///』ビクンビクン
レイナ「ちょっと、先生!!」タタッ
ナナミ「大丈夫れすかぁ~?」タタッ
そばつゆ01「むっ、まだ校庭に来るまぬけがいるとはね……ポピーたち、いただいちゃいなさい!」
ポピー矢口9号・88号『ポピー!!』ダッ
レイナ・ナナミ「!?」ビクッ
~~
光「バカ、何で2人とも逃げないんだ……くっ、どうする!? 今の力であいつら全員を、アタシは……」
――力があるから、守るんじゃないんだ。守りたいから、力がわくんだよ。光――
光「……そうだ、そうだよね。アタシは、守りたいから……力があるんだ!!」ダッ
レイナ「な、なんなのよあんた達!?」
ナナミ「逃げるれす、レイナちゃん!」タタッ
そばつゆ02「そうはいかないよ!」ディーフェンス!(ザッ)
ナナミ「うう……ドツボにはまったウツボ状態れす~」
タカガッキー ピクッ
ミナミン「タカガッキーさん、ここは控えて」
ポピー矢口88号「さあ、君たちのエナジーをいただいちゃうよ!」スッ
ドドドドドド…
?「変身!!!」 \カッ!/
ポピー矢口88号「えっ!?」クルッ
―キンッ―RG光「ライダー・キィーック!!」シュアッ!
ポピー矢口88号「ぎゃあー!?」ドゴッ …ドサッ!
ポピー矢口9号「88号!?」
そばつゆ01「きさまっ、ライダーガールだなぁ!」
RG光「そこまでだ、怪人ども! この町で、この学校で暴れることは……許さない!!」ビシィッ!!
タカガッキー「あの子?」
ミナミン「ええ、データ通り。疑似のほうですが、きましたね」スッ
RG光「ライダー・パンチ!」ボッ!
ポピー矢口9号「ぎゃー!?」ドゴーン …ドサッ
そばつゆ01・02『Wそばつゆビ』
RG光「くらえ新技! ライダー・フラッシュ!!」カッ!!!
そばつゆ01・02『目から光が!? まぶしぃ!!』ギャーッ!?
RG光「アーンド、ライダー・キィーック!!」バッ!!
そばつゆ01・02『ぎゃあああ!!?』
ドォォ…ン!
ナナミ「おお、強いれす~♪」
レイナ「ふ、ふん! やるじゃない、どこの誰だか分からないけれど、ほめてあげるわ!」
RG「!? まだ逃げていないのか、早く逃げろ!! 先生たちはアタシが」
タカガッキー「もう。あなたがおいたしちゃったら、私達おーいたい。フフッ…『めっ♪』」スッ
――ズンッ!
RG光「が!?」(お、重い! 上から、いきなり圧力が……)ググ…ドサッ
タカガッキー「すごい、耐えるの? 『お友達』は地面に貼り付いて潰れちゃってるのに」
RG光「何!?」グリッ
レイナ・ナナミ「……」ベター
RG光「ナナミ! レイナ!!」
タカガッキー「だいじょうぶ、ちょこっと手加減しておいてあげたから、気を失っているだけよ。目的以外には甘いのよ、ちょこだけに、ね?」フフッ…ハフフ…プスプスー
RG光「……何なの?」グググッ
ミナミン「すいません、こういう人だから……けど、私も同じです。今日の目的、あなたを倒してライダーシステムを破壊または回収することに集中します……南条光さん」
RG光「あ、アタシの正体を!? 何故分かった!!!」
ミナミン「これまでのデータからすると……あなた、戦い終えるとほとんどまっすぐお家に帰るでしょ?」
RG光「ああ、用事もないのに寄り道するのは悪い事、ヒーローとして出来ないね!」ガーンッ!
ミナミン「……うん」
RG光「…………子供のあとをつけて正体を割り出すとは、ちょっと犯罪っぽいぞ!」
ミナミン「そ、そこはヒーローとして自覚をもっておかないあなたが」
RG光「黙れ、卑怯でエッチなストーカービキニ怪人め!! そこの魔女っ娘怪人と一緒に、アタシが……やっつけてやる!!!」グググッ!!
タカガッキー「あら、立ち上がれるの? わあ、すごいすごい♪」パチパチ
ミナミン「ええ、まだあの状態で……やはり、危険ですね」スッ ボンッ!
タカガッキー「あら、もう出すのね。専用武器の『セ・クロス』を」
ミナミン「あまりその名前を公言しないで下さい!」
RG光(くっ、ほとんど動けない状態でエッチな方まで……取り出したのは、何かの武器か!?)グッ
ミナミン「では、イキます!」
シキ「そうはさせないよ!」ドシュゥゥ!
シキ「そうはさせないよ!」ドシュゥゥ!
ミナミン「新手!?」
タカガッキー「それでは、そちらを。ちょこっと……『めっ』」スッ
――ボォォ…シューン
シキ「にゃ!? バズーカの衝撃とガスが消された!?」
タカガッキー(さあ、次は何てボケようかな~♪)
RG光「くっ、何でもアリかあいつ……あ、でもおかげで重くなるの消えたぞ!!」バンッ! ダッ!
ミナミン「あなたは私が! ミナミン★クレードル・シュート!」ブォン! ヒュヒュン!!
RG光「くっ!?」(球体を投げる武器だったのか、速い! 金色の球が2つも一気に、しかも不規則で曲がっ……動きが読めない!!)
―ドコドボォ! RG光「ぐああああ!!」ドサンッ
シキ「光ちゃん!」タタッ
ミナミン「イカせません! あなたの事も調査済みで……捕獲対象です」ザザッ!
シキ「にゃ!?」
…ギュッ
シキ「え、抱きしめ?」
ミナミン「スリーピング・トリック」ムギュゥゥゥ(サァー)
シキ(ああ、いい匂い……)ハスハス、ハスハス、ハスハス…ハスハスハスハスハスハスハスハスペロハスハスハスハスハスハスハスハス
ミナミン(あぁ、ン……この人すごい耐えて匂い嗅いでくる!! 普通の人間なら1秒で昏睡なのに……は、早く寝て///)ムニュゥゥゥ!!!
シキ「……にゃふぅ」グデーン
RG光「……何やってんだ、シキさん! くっ、これじゃあのベルトが!」
?「心配ニハ及ビマセン」ザサ-ッ!
RG光「何!?」
タカガッキー「あら、いつの間に……って、あなたは?」
ポピー矢口6号改(シキカスタム)「ベルトナラ、コチラニ」⊃スッ ライダーシステム1号
RG光「お前は、敵……じゃ、ないのか」ガシッ カチッ
ポピー矢口6号改「私ハ、シキ博士ノモト、アラタナル命ニ生マレ変ワリマシタ……ニャ!」
―シューンッ― 光「……何かごめんね」カチャカチャ
ミナミン「いけない、あのベルトを! タカガッキーさん!」ダッ!
タカガッキー「待って、今渾身の……」ムムム…フフッ
ミナミン「心の内で楽しまないで下さい!」(ギャグを言ったら技が出る、タカガッキーさんの『めっ!』系……威力はすごいけど、めんどくさいです!)
ポピー矢口6号改「時間ヲ稼ギマス、今ノ内ニ」タタタッ
光「ありがとう! さあ……こい、ゼクター!!!」バッ!
―ビビビビビビ…ヒュンッ―
Lカブトゼクター『久しぶりだな。もっと使えばよいものを』ビビビビビビ
光「ああ、なんか博士が調査してからって止められてたんだ。その話を聞きたかったけど、それどころじゃない!」ガシッ
Lカブトゼクター『ああ……そのようだ』
ミナミン「えい!」ブォンッ!
ポピー矢口6号改「……グフッ!」ドコッ…ドサッ!
タカガッキー「あ、これに決めた♪」フフッ…スッ
光「だから、今回もお前の力を貸してくれ!」ガシンッ!
Lカブトゼクター『わかっている……俺の力を、受け入れろ』
光「ああ、変身!!」 -HENSHIN- パパパパパパ\カッ!/ドゥンッ
ミナミン「ミナミン★クレドール・シュート!!!」ブォン! ヒュヒュン!!
タカガッキー「殺気立ってるわね、さっきから……フフッ、ハフフッ……そんな人は、『めっ!』」ズォンッ!!!
=ドゴォォォォン!!=
ミナミン「どう? 私のシュート2発と、タカガッキーさんの特大光弾……当たった」
タカガッキー「上!」バッ
ミナミン「え!?」バッ
光カブト「これが……アタシの、力だ!!!」バッ –CHANGE LOST BEETLE- ⊃クナイガン ジャキッ!
ミナミン(嘘、避けたの!?)
光カブト「はぁ!!」ブンッ!
ミナミン「くぅ、ン!」ガキーンッ
タカガッキー(データより、パワーやスピードが……?)ザザッ ヒュンッ!
光カブト「そんなステッキ攻撃……避けるまでもない!」パシッ! ボキッ!!!
タカガッキー「素敵なステッキが!! あなた、本当に……」ウルッ
ミナミン「あ、待って! この位置は!」
タカガッキー『だめっ!!!』カッ!!
―――ボォォーン―――
????「あら、あの爆発……そこまでする必要があるのかしら? それはそれで、楽しみね~♪」ニコッ
【つづく?】
とりあえずここまで、失礼いたしました。こんなに好き勝手に書いてもいいんかな……
【ほぼ自分のため】
仮面ライダー光 主要キャスト表
光(RG光・光カブト)/南条光
シキ/一ノ瀬志希
Lカブトゼクター(声)/二宮飛鳥
アイ/東郷あい
ミユ/三船美優
レイナ/小関麗奈
ナナミ/浅利七海
常連客キラリ/諸星きらり
女子高生Aナナ/安部菜々
女子高生Bリーナ/多田李衣菜
女子高生Cヤスハ/岡崎泰葉
女子中学生Aワカバちゃん/日下部若葉
熱血体育教師タマミ先生/脇山珠美
カーショップ店長ミヨ/原田美世
アキハ/池袋晶葉
ララライラライ/ライラ
ミナミン・オブ・トイジョイ/新田美波
タカガッキー/高垣楓
ユッコドン(Gユッコドン)/堀裕子
アツミーン/棟方愛海
ハマグチェ/浜口あやめ
ガタックゼクター(声)/神崎蘭子
そばつゆ(01、02)/今井加奈
ポピー矢口(オリジナル、4号、6号(改)、9号、14号(改)、18号、30号、33号、37号、70号、88号、110号、202号(改)、911号)/矢口美羽
全ベルト変身・必殺技音声/千川ちひろ
また続きをあげさせていただければと思います。よろしければおつきあいくださいませ。光フリトレなかなか下がらんなぁ……
…パラパラ、パラ…
ミナミン「……う、あン……」ピクピク
――ガチャッ 1(ワン)・2(ツー)・3(スリー)
ミナミン「…はっ!」ガバッ
光カブト「最後、何だか分からない攻撃を食らっちゃった、けど、悪いなっ……さっさと、決めさせてもらうよ!」ググッ
ミナミン「う、嘘……私と一緒に、タカガッキーさんの『だめっ!』を受けた筈なのに!?」
光カブト「ライダー、キック!」ガチャッ
ミナミン(誰か……タカガッキーは!?)キョロキョロ
タカガッキー「……フフッ、ミナミンミンミンニピクミントイクミン……Zzz」
ミナミン(エナジー出し過ぎて寝てる!?)
―RIDER KICK キュィーンッ
光カブト「はぁっ!」ダダッ…ブォン!
ミナミン「きゃあぁ!!」
―ガギヤァィィン!!!
光カブト「なっ!?」(アタシのライダーキックを!)
ウサコ『――ぬるい』
光カブト「変な兎のぬいぐるみが、止めた!?」
ミナミン「……あ」
????「あらあら、この子はぬいぐるみじゃないわ。この子は、カキンザム帝国のトップパペット型モンスター、ポピー矢口ちゃんより10倍強いウサコちゃん……はっ!」ブンッ!
光カブト「くっ!」ガッ…ザザーッ!
テンテー「そして私は、カキンザム帝国8大将軍が第1席、テンテー。2人合わせて、ウサコ=テンテーよ♪」ニコッ
ミナミン「……ふぅ。もぅ、遅いですよ、テンテー様」
光カブト(ま、まだ……増援が控えていたのか。しかも、今までのやつより強そうなやつが) …ガクリッ
テンテー「ごめんね、遅くなって。ウサコちゃんが急にピクルス食べたいって言うから、イ○ンモールで買い物していたの」
ウサコ『やはりプライベートブランドは素晴らしい』
ミナミン「滅ぼそうとしている地上で買い物を楽しまないで下さい!」
テンテー「もう、怒っちゃだーめ。テンテー、ちゃんとお仕事するから……ね?」チラッ
光カブト「くっ……やってやるさ! さあ、くるなら来い!!」ザッ
―キィンッ
テンテー「あらあら」
ミナミン「え、変身が……」
―シュィーン― 光「なっ!?」
Lカブトゼクター『……』ビビビビビビビ
光「お、おい! 何で変身、を……あっ?」…ドサッ
テンテー「やっぱりねぇ」
ミナミン「どういう事ですか?」
テンテー「私達、カキンザム帝国の幹部だけが使用できる、耐えられる古代生体兵器のパワーに、地上の人間が耐えられる筈がないでしょう? おそらくあの子は……」
光「あ、あれ……何だよ、身体が……」ググッ
テンテー「とにかく、今までがおかしいの」⊃スゥッ
Lカブトゼクター ビビビビビビー……
光「ゼ、ゼクター……くっ」ガクリ
ウサコ『感付いたか』
テンテー「あの速さじゃ、捕まえられないわ……他の目的を回収だけして、お家に帰りましょうか。おいでなさい♪」ペチンッ
そばつゆ03(テンテー専用)「ははぁっ!」ザッ
ポピー矢口軍団「すべて、回収致します」ザザザッ
~~
ミナミン「起きてください、タカガッキーさん。帰りますよ」ユサユサ
タカガッキー「うぅん……あ、終わった?」
ミナミン「はい、テンテー様が」タカガッキー「じゃあ、飲みにいきましょう♪」
ミナミン「いや、ダメですよ。傷付いた兵を、早く連れて帰らないと……私も、結構ダメージがあります」
タカガッキー「ええ~」プクゥ~
そばつゆ03「タカガッキーさん、ご安心を。イ○ンで、お酒は買っておきましたよ!」
タカガッキー「え、どれどれ♪」ワクワク
そばつゆ03「やはり、これでしょう!」
⊃最上級そばつゆ(380ml瓶)
タカガッキー「違うっ!!!!!!!!!!」パーンッ!!(パリーン)
そばつゆ03「ぎゃあああ!? じょ、冗談ですよ冗談……まさか全力で叩くなんて、そばつゆが……ちゃんと、い○ちことおつまみ買ってますから」
タカガッキー「わーい♪」
ミナミン「それじゃあ、帰り支度しましょうね……ふぅ」
光(ど、どうなっちゃんだ、アタシの身体……頭ははっきりしてるのに、起き上がれない!)
ポピー矢口274号「あ、このベルトだね……」カチャカチャッ
光「! や、やめろ! アタシの、ベルトを!」
テンテー「ぶー、不正解♪ これは私達が作り上げた力よ。あなた達、地上の人間が使えるものじゃないの。それは感じているでしょ?」テクテク
ウサコ『まして、あれは特別だ』
光「な、なに?」
テンテー「ウサコちゃんったら、おしゃべり♪ さて、それじゃあ……そちらも終わったかしら?」
そばつゆ03「はっ、そちらのライダーベルト1号および疑似ライダーシステム以外、倒れたそばつゆおよびポピー、そして改造されたポピーの回収と、該当者の捕獲も終えております!」
シキ「Zzz」
光「やめろ! その人は……シキさんは、戦いとは関係ない! アンタたちと戦っているのはアタシだけだろっ!!!」
テンテー「あら、反抗的。テンテー、今はあなたを見逃してあげようと思ったのに♪」ニコッ
ウサコ『いや、潰しておくべきだ』
光「くっ」ググッ…グッ
テンテー「うーん……いいえ、いいわ。代わりに、あの子を連れ帰ります」
レイナ「……うう」グッタリ
ウサコ『何?』
テンテー「あの子からは非凡なシンデレラエナジーを感じるわ。ちょうど、アキハちゃんから実験用のサンプルを連れて帰るのを頼まれていたの。ちょうどいいでしょ♪ 何かとお世話になる子、だからね」フフッ
ウサコ『……こいつを潰さない理由は、何と報告するつもりだ』
テンテー「そうね……」
光「レ、レイナッ……やめろ、そんなのおかしいって……やめてくれよっ!」ザッ
そばつゆ03「立ち上がった!?」
…ファンファンファンファン…ピーポーピーポー…
ポピー矢口63号「日本の警察か……人が集まりそうですね」
テンテー「何も問題ないけれど……そうだ♪ あなたは、残って人間達に伝えてちょうだい」スタスタスタッ
光「な」
―ピンッ!
光「ぐああぁぁー!!」ドカァ!! …ザーンッ
ミナミン(ただの人間1人とはいえ、ウサコさんを使わない手のデコピンだけで十数メートルも吹き飛ばすなんて……さすがは、第1席)ブルッ
テンテー「1週間後には、地上世界をカキンザム帝国が滅ぼしちゃうってね♪ あなたが……身を持って知ったことを話すだけでいいから……聞こえてないかしら?」フフッ
ウサコ『……帰還する。タカガッキー』
タカガッキー「はい。近くで話しても、とーく! ……フフッハフフッ……『めっ』♪」
―ニューン―
学校内の生徒(怪人たちが消えた!?)ザワザワザワ…
光「………あ、うう……」ガクリッ
-仮面ライダー光 =MASKED RIDER SHINING=
~同日夜・カキンザム帝国~
―王の間―
テンテー「……そして、ライダーシステムを回収し、地上で抵抗していたライダーガールを排除致しました」
ララライラライ「お疲れ様でございましたですー。これで安心してシンデレラエナジー集めが出来ますですねー。王の復活も近いですよー」
テンテー「はい♪」ニコッ
ララライラライ「それで、ライダーシステムの『完成』はどうなっていますですかー?」
アキハ「今回鹵獲した地上の人間の技術、これに最後のピースが隠されていました。少々情けない話ですが、地上の人間にも利用価値がある者がいるようです。その者を強制的に使役し……そうですね、数日の内に出来上がるでしょう」
ララライラライ「おお、それは何よりでございますですー。それでは、ポピー軍団にはシンデレラエナジー集めに集中させ……ライダーシステムが『完成』の時、王も復活の儀式を執り行えるように動きましょう。その為に、尽力しなさいですー」
テンテー・アキハ「はっ!」
―――
ウサコ『王の復活は、間に合うのか』
テンテー「うーん、どうかしら? 確かにあと少し、けどその少しが王には大きいから。まあ、正しくは復活とは言えないけれど。ララライラライ様はお隠しのつもりでも、分かっちゃてるから」
アキハ「ポピー軍団を24時間フル稼働でエナジー集めに尽力させて、間に合うかどうか……まあ、そちらはどうでもよいだろう?」
テンテー「どうかしら♪」ニコッ
アキハ「しかし、ライダーシステムは我等に必要だ……絶対に、完成させる。あの人間も、実験体の少女も、使えるだけ使って……あとは、捨てるだけでよいから楽だ」フッフッフッ
テンテー「お願いね。邪魔者はもう、いないから♪」
アキハ「ああ……万が一の用意もさせているが、必要なかったかな」
―――
~同日同時刻 地上・繁華街~
―BAR・KAMUNZAKI―
ミユ「……このお店かしら?」カランッ
―キィッ
マスター「いらっしゃい」キュキュッ
??「……おや、来てくれたか」フフッ
ミユ「あ……フフッ、こんばんは」テクテク
??「ああ。今日は急に呼び出して、すまない。お子さんは何も言わなかったかい?」カランッ
ミユ「……あの子は、私に何も言わないわ」フゥ
??「相変わらず、親の心子知らず、か……それほど、父親の事が大好きなのだろうね。しかし、現実をみなければいけない。君の様に、いつかはね」
ミユ「ええ、あの子もいつか分かってくれると思う。だから、私は……私なりに、幸せな家庭を作る為に頑張っているの……その、あなたと会うのも…///」ゴニョ
??「フフッ、私で良ければ喜んで。ただ、その前に今日は君に伝えなければいけないこと、お願いしたいことが会って呼びだしたんだ」
ミユ「あら、あなたからお願いなんて珍しいわね。何かしら、キバさん」
キバ「私は、カキンザム帝国の幹部だ」シュッ
ミユ「…………え」
―トンッ
ミユ「ぁ……」ドタンッ
―シュィンッ― ワイルド怪人・キバウルフ「まったく、難儀な役割だ……もっと簡単に捕獲できるものを」
―シュィンッ― マスター→そばつゆ04(キバウルフ専用)「念の為でしょう。下手に傷がついては、人質の価値が減ります。さあ、連れて帰りましょう」
キバウルフ「ああ。しかし、その人質が必要な相手が、本当にいるのか……どうにか手合せしたいものだよ」フフッ
~3日後~
-ファンキーアロマショップ・ICHINOSE-
…ガチャガチャ…キィ
光「……お邪魔します」
……シーン……
光「学校と同じで、空っぽだ。こんな静かなのは、初めてだな……」
―――
シキ「……にゃ? どうしたの、君。うちの前で座り込んじゃって」
光(8歳)「別に」プィ
シキ「あらら、ご機嫌ななめ。誰かとケンカでもしたの?」
光「……関係ないだろ」
シキ「ふむ……これは、図星の匂い」ハスハス
光「ひゃん!? な、何するんだ!!」
シキ「にゃはは、ごめんごめん。癖で、面白そうな匂いは嗅いじゃうんだ~♪」
光「何だよ、それ……帰る」
シキ「帰れるの?」
光「え……あ、ああ。家ぐらい、あるから」
シキ「じゃあ、うちでご飯食べてきなよ♪」
光「どゆこと!?」
ママー、ジッケンタイツレテキター! ハーイ♪ チョットチョット、ナニソレ!?
―――
光(今考えても、不思議な出会いだ。ていうか、訳が分からない誘われ方で家に入れられたなぁ)フフッ
光「でも、うれしかった……見知った人には気を使って話せなかった事を、たくさん話せて、ふざけながらもちゃんと聞いてくれて。あれから、レイナやナナミみたいな友達が増えていって、生活が楽しくなった……ヒーローの夢も、お父さんの事も、あの人の考えも言えたし……」
????????「それが、マスター?」
光「な!?」バッ
ポピー矢口14号改(シキカスタム2・関西弁)「まいど! ウチは」
光「あ、まだいたのか……あれだろ、シキさんに改造受けて、新しい命を手に入れて仲間になってくれたって感じの、怪人だよね?」
ポピー矢口14号改「せやねん! まあ、よろしゅうたのんます~☆」ポッピピピーン♪
光「うん、何だかだいぶ変だな……けど、明るくて助かるよ。何だか、シキさんらしい改造だ」フフッ…ハァ
ポピー矢口14号改「……やっぱり、マスターは戻らんかったか。あの人、自分に危険がせまっとって、さらわれてしまうかもしれへんっていう事に、勘付いてはったみたいやわ」
光「……そう、なのか」
ポピー矢口14号改「うん。せやから、自分がもしもの時、あんたが一人ぼっちになっとったらサポートするように、うちは命じられてここに待機しとったんや」
光「……ごめん、標準語で喋ってくれない?」
ポピー矢口14号改「無理や!」クワッ(私だってしんどいよ!!)
光「何か心の声を感じたな……はぁ、どこまでも凄い人だな、シキさん。そんな人を、それに大事な友達を、奪われて、傷付けて! アタシは……」ググッ
ポピー矢口14号改「ちょいちょい……助けにいかへんの?」
光「助けに、行きたいさ! アタシだって、何とかしてさぁ!!!」ドンッ
ポピー矢口14号改「……じゃあ、何を悩んどるん」
光「けど……ライダーベルトを、全て奪われた。それを作ってくれた、シキさんも……アタシには、戦う為の何の力も、残ってない。病院の友達には、ただ声をかけて逃げるぐらいしか出来ない。その程度だったんだよ、アタシは」
光(それに、あのウサギ怪人には……たとえ、ライダーベルトとゼクターが戻ってきても勝てるか? そもそも、アタシじゃあの力には……)
光「ヒーロー何て言っておきながら、アタシは……1人じゃ、何も出来ない」
???「力がないなら、何もしないの?」
光「――っ」
―――
ドゴォン!!
光(3歳)「わあ、このビデオのがおとうさん? すごい、かっこいいなぁ! この力があれば、どんなてきでもイチコロだよね!」
アイ「フフ、ありがとう。でもね、私は力があるから強いわけじゃないんだよ?」
光「ふえ?」
アイ「大切な人たちを守ろうとする時、私の中から力が湧きあがってくるんだ。そして『あいつ』もそれに応えてやってくる……みんなを、守る為に。力があるから、守るんじゃないんだ。守りたいから、力がわくんだよ。光……それが、強さになる」
光「??」
アイ「まだ、難しかったかな。フフ、でもいつか君にも……わかってほしい」
―――
光「違う、違う! 力がないから、何もしないんじゃない……って、え!?」ガタッ
???「うんうん! 何かを練習しないと、何のレベルアップも出来ないもんにぃ☆ 細かいは、それからそれから!」
光「あ、あなたは!?」
ICHINOSE常連客・キラリ「シキちゃんのお友達の、キラリだにぃ♪」
ポピー矢口202号改(シキカスタム3・シャイ)「つ、連れてきたよ」
ポピー矢口14号改「お疲れさん! はやかったやん。マスターのお使いできて、えらいえらい♪」ナデナデ
ポピー矢口202号改「あぅ、そんな//////」カァァ
光(変な光景だなぁ)
キラリ「とってもカワイイにぃ☆」ジュルッ
~注)いまさらですが、ポピー軍団撮影はCGと編集で何とかしてます、晶葉が~
キラリ「それに、光ちゃんは1人じゃないよ? その子達や、キラリ……お友達や家族がいるでしょ☆」
光「家族……そうだな、うん。ごめん、ちょっと落ち込んじゃった! 何もできないからって、何もしないのはおかしいよね!」
ポピー矢口14号改「立ち直り早いなぁ! ええこっちゃ♪」
キラリ「キラリもお手伝いするから、出来ることを考えてガンバろーよ☆」
光「ありがとう! じゃあ、何から考えようかな! 学校は休校になっちゃったから、いくらでも時間はあるからじっくりと作戦を練るぞ!」
ポピー矢口202号改「まずは、あちらの世界に向かう方法が、必要では?」
光「あ、そっか。地下の帝国に連れていかれたんだもんなぁ……2人は、どうやって日本に来たの?」
ポピー矢口14号改「覚えとらんなぁ、うち。博士の改良の影響やろか?」
ポピー矢口202号改「……私は、ちょっとだけ」
キラリ「どうやってきたの~?」ニョワズイッ
ポピー矢口202号改「あぅ、うう////// その、博士が……あ、帝国の博士のことです。その方が用意した、ゲートを通じて地上に出た覚えがあります」
光「ゲート? そんな出入り口を地上に作っているのか……じゃあ、そこさえ探し出せば」
ポピー矢口202号改「いえ、それは直接地中を掘っている訳ではなく、何というか……そういえば、帝国の博士は『めんどいから、日本のど○でもドアをパクッた』って言ってましたよ」
光「ああ、だいたい分かった」
キラリ「秘密道具作っちゃうとか、その人もすごいにぃ☆」
ポピー矢口14号改「道具って、そしたら誰かの持ち運んどるもんってこと? それやったら―――」
~翌日昼、街中~
ドコーンッ\キャーッ!! ワーッ!!/バゴーン
ポピー矢口(オリジナル、以下真)「ハーハッハッ! ライダーガールがいないと楽だねー! さあ、人間の若い女達からシンデレラエナジーを集めてまわりなさい!!」
ポピー軍団『ポピーッ!』ワラワラワラ
光「あいつがトップだな……よし、作戦スタートだ!」
ポピー矢口・真「今回の回収で、王の復活も一気に進みそうだね。念のため、戻ってくる海外組にも応援頼もうかなぁ」ブツブツ
?「隊長!」タタタッ
ポピー矢口・真「むっ、どうしたポピー……お前何号だっけ?」
ポピー矢口1014号?「1014号ですわ!」
ポピー矢口2020号?「同じく……2020号です///」
ポピー矢口・真「いつの間に4ケタいったの!? いくら私がそういう怪人だからって、コピー作り過ぎだよ博士……それで、どうしたの?」
ポピー矢口1014号?「あっちの広場に、抵抗する集団がいましてね?」
ポピー矢口2020号?「なかなか抵抗が激しくて、隊長にお出ましいただきたいのです」
ポピー矢口・真「何だって! 分かった、普通の人間だよね? 私が蹴散らしちゃいましょう!」
タタタタタッ…
ポピー矢口・真「どこ?」
ポピー矢口1014号「この角を曲がった先です!」
チリーン…チリンチリーン
ポピー矢口・真「よしっ……こら人間ども!」ババッ!
―チャリチャリチャリチャリチャリー! 光「シャイニング・ストライダー・アタック!!」ゴォーッ!!(バッ)
ガシャーン!!
ポピー矢口・真「ごふっ!?」
光「今だ!」ザッ
ポピー矢口2020号→202号改「や、矢口カッター」シュシュシュシューッ!
ポピー矢口・真「いたたた!?」ビシビシビシー!
ポピー矢口1014号→14号改「ええで、効いとる効いとる!!」
ポピー矢口・真「くぅ、お前たち裏切るのか! 自転車の突撃や、コピーの攻撃程度で私がやられると、思ったかー!!」バーンッ!
―ニョワァッ― キラリ「ううん、だから全部囮だゆ☆」
ポピー矢口・真「え!?」
キラリ「キラリン☆パンチ!」
―ニョワボゴォッ!!!
ポピー矢口・真「GUAAAAA―!!!!!」BAKOOOON!!! ……ドザンッ
キラリ「やったにぃ☆」
14号改(なんか強っ!)
光「すごいや、キラリさん! 下級とは言え怪人を素手で……ライダーガール並みかも!!」
キラリ「にょわにょわ♪ キラリ、ちょっと頑張っていろーんなレッスンしてたんだにぃ。この時の為にね☆」
光「? それって……」
ポピー矢口202号改「あ、ありました。隊長さん、ゲートの道具持っています」⊃イエローのなんか輪っか
光「おお! ど○でもドアっていうより、と○りぬけフープだな! これを地面にでも置けば、穴が開いて地下帝国へ通じるって感じかな?」
ポピー矢口202号改「……あ、ほんとです。地面に置いたら穴が……これで、ここが出入り口?」 ボワーン
ポピー矢口14号改「まあ、決まりやな。こっから入って、捕まってるマスター達を助けにいこ!」
光「ああ……」ゴクッ(本当に、大丈夫かな……今の私には、本当に戦う為の力が、ない。思いだけで、気持ちだけでどこまで……)
キラリ「光ちゃん♪」
光「キラリさん……アタシ」
キラリ「さっきはとっても頑張ってて、すっごくカッコよかったよ! えらいえらい☆」ナデナデ
光「あ、いや……ただ、自転車で突撃しただけだよ! アタシよりキラリさんの方が」
キラリ「んーん♪ そういうのは、比べるものじゃないよ? がんばったら、がんばった分だけみーんないい子になって、ハピハピなことが起きるんだよ☆」
光「がんばったら、がんばった分だけ……」(そうだ、何もしなければ……何も、起きない! また、失うところだった)
キラリ「そんな光ちゃんに、プレゼント♪」⊃リュック
光「え、リュック? 中は、小さな袋と……こ、これは!!」
キラリ「シキちゃんから、預かってたの。もしも自分の身に何かあったら、これを……ね☆」
光「そうなのか。シキさん……」ギュッ
ポピー矢口180号「……むっ、あれは何だ!?」
ポピー矢口603号「隊長倒れてないか!? 何してるんだそこの……怪しいポピー!」
…ザワザワザワ…
キラリ「あら、気付かれちゃった?」
ポピー矢口14号改「あかん! 2人とも、はよそっからカキンザム帝国へ行き! それまで、うちらがここを守るから!」
光「そ、それは!」
キラリ「ううん、ここはキラリが残って守りゅ☆」ズイッ
光「キラリさん!?」
キラリ「キラリもね、たくさん頑張って、とっても強いから……それに、向こうで道案内してあげて、さっきみたいにちょこっと騙せちゃう作戦が使えるから、ポピーちゃんも行った方がいいの☆」
ポピー矢口14号改「……よっしゃ! 202号、あんたまだうちより記憶あるやろ? 光ちゃん連れていいって、道案内したり……頼むで」
ポピー矢口202号改「……分かった」コクッ
光「ちょっと、そんな……危ないよ!」
キラリ「だぁいじょぅぶ☆ 光ちゃん、そんな顔しないしない!」
ポピー矢口14号改「せや、うちをなめんとき! そない悲しそうな目、あんたには似合わんで」
光「でも!」
キラリ「光ちゃん。1人でなーんでも、抱え込んじゃダメだよ? 一緒に、守りたいものを守ろうよ☆」
ポピー矢口14号改「うん。お互いに、守りたいもん守って……あの場所で、また会う。それだけやん!」(うう、今までで1番いいシーンが関西弁って!)
光「キラリさん……14号……」ギュッ
ポピー矢口202号改「光さん」
光「……うん、行こう!! 2人とも、また後で……みんな揃って、会おう!!!」タッ
-シュワイーン―
キラリ「おお、消えちゃった☆」
ポピー矢口14号改「不安な入り方やな……帰り、大丈夫なんやろか?」
キラリ「大丈夫だよ、キラリ達がここで待っているんだもん♪」クルッ
ポピー矢口軍団(約20ポピー) …ザッザッザッ…
ポピー矢口・真「……う、いたた。くっ、ただの人間のくせにぃ!」ザンッ
ポピー矢口14号改「うわ、多っ。隊長も復活するし」
キラリ「うん。けど、それだけだよ☆ キラリ達で、何とかするする~♪」
ポピー矢口14号改「うう、何でそこまで前向きに、こんな無茶を……関係、そこまでのもんがほんまにあるん?」
キラリ「あるよ♪ シキちゃん、光ちゃん、大事なお友達……キラリはね?」グッ
ポピー矢口・真「かかれ!」
ポピー矢口軍団『うおおおおおー!!!』
キラリ「だぁいすきな人達を守るためなら、なぁんでも出来るの。だって、みんなでいっしょにハピハピするのに……嫌なことなんて、ないもん☆」スッ ⊃ハピ粉
~カキンザム帝国~
―王の間-
ララライラライ「オウ、サマー」トテトテトテ
?「Oh,summerみたいなギャグ発音で呼ばないでよ。あの人がくるじゃん……何?」
ララライラライ「それは失礼しましたですー……『体調』はいかがですか、カキンザム王」
?『――悪くない。まだ足りないが、復活もできようぞ』
ララライラライ「それはなによりでございますですー。まもなく、守護者も揃いますので……次のシンデレラエナジーを得て、復活の儀式を執り行いましょう」
?『ああ……そのときには、消えて、いる……』
ララライラライ「王?」
?「――ハァツ! や、やめてよね! あいつに喋らすの、私は……こんな変な国の、王なんかじゃないよ!」フゥフゥ
ララライラライ「ええ、そのとおりですー。今まで受け答えの振りをしてもらっていましたが、あなたは王ではありませんですよー?」
?「……うん」
ララライラライ「あなたは、過ちが奇跡になるための『入れ物』であり、栄養源みたいなものでございますですねー」スッ⊃飴玉入りの小箱
?「入れ物……」
ララライラライ「そう、この飴玉入りの箱と一緒ですー。あなたは、それだけでございますねー。それまでは、もうしばらく大好きな飴を好きなだけ食べていて下さいですー。もう少しで終わりますからー」トテトテトテ…
?「おいしくないんだよね、これ…………」 …コロッ
~~~
モバP「3話でこうか……これ、話どんどん広がってないか?」
光「うん! 展開考えてたら面白くて、頼子さんや文香さんにも脚本頼んでストーリーをちゃんと考えているんだよ」
モバP(変にシリアス入ってくるのはその人選の影響か?)
光「ギャグパートは楓さんや笑美、キャシーが」
モバP「うん、フリーダムになり過ぎるから止めよう、そこは」
美優「おはようございます」ガチャッ
モバP「……しかし、これミユさん不倫してるよね? ちょっと(表現)キツイなぁ」
美優「え!?」ガーン!
―このあと、誤解をとくのに少し時間がかかりました☆―
【つづく?】
本日はここまで、次には終わりたい……いくら好き勝手にかけるものとはいえ、長くなり過ぎだ。
ご覧になられた方、ありがとうございました。
オーズは面白かったなぁ。
また続きをちょこちょこっと上げさせていただきます。しばしお邪魔いたします。鎧武の展開、オーズや剣みたいになってきたなぁ。
~カキンザム帝国~
―食糧庫―
-シュワィーン
ポピー矢口202号改「着きましたね」スタッ
光「おお、ちょうど誰もいない場所だ!」シュタッ!
-シューンッ-
光「あ! 穴が消えちゃったぞ!!」
ポピー矢口202号改「確か、そういうものかと……こちらで、新しい帰りの道具を見つけないといけませんね」
光「そっか。まあ、何とかなるよ!! でも、ここはどこかな?」
ポピー矢口202号改「……食料の貯蔵庫、ですね。少し、覚えがあります。だから、ここへ着いたのかも」
光「ふーん……ほんとだ、缶詰やペットボトルが積んである。あ、この大事そうな入れ物は……飴?」カパッ
ポピー矢口202号改「あ、その飴は確か、シンデレラエナジーを凝縮したものです。地上の人には合わないですよ……お腹、壊します」
光「へえ……そういえば、そのシンデレラエナジーって何なんだ? アタシ達の世界にいる、若い女の子から吸い取って集めているみたいだけど」キュッキュッ
ポピー矢口202号改「覚えている限りでは、『純潔』の……あ、これは王族のことです。そのカキンザム帝国人には必須のエネルギーです」
光「……食べないと死んじゃうの?」
ポピー矢口202号改「……どう、でしょうか。ただ、王様復活の為に、みんなは必死にエナジーを集めているので」
光「女王アリの為に良いエサを集める働きアリって感じかな……って、復活?」
ポピー矢口202号改「はい。確か王様は……何年か前に地上を襲った時、とある人間との戦いに破れたんです。しかし、なんとか魂だけの存在で生きながらえ、その中で魂が適応する人間……『器』に乗り移って復活しようとしている、みたいな感じだった気がしないでもないです」
光「最後ふわふわしてるな!! まあ、でも大体分かったよ。シンデレラエナジーを集められたら王様が復活しちゃって、人間界は危なくなる感じだね!!」
ポピー矢口202号改「おそらく。王様に勝った人間も、今はいないようなので……改めて、地上を滅亡させようと考えるでしょうね」
光「……そうか……よし、だったらうかうかしちゃいられない! シキさんとレイナを助けたら、そのまま王様や幹部達を倒してやる!!」グッ
ポピー矢口202号改「今の状況を考えると、さすがに無茶」
光「大丈夫!! シキさんのことだから捕まってもなんやかんや新しいベルトを発明して私が使えるようにきっとどうにかしてくれる気がするし、レイナはレイナでアタシよりもかしこくて周りのことをちゃんと考える子だから、うまいこと相手の武器の1つでも盗んで……なんやかんや皆が手伝ってくれるもんさと願っているよ!!」
ポピー矢口202号改「私よりふわふわしてるじゃないですか!?」
光「気にするな! さあ、ガンガンいこうぜ!!!」タタタッ…ガチャッ
ポピー矢口202号改「ちょっと、どこに向かうかも考えずに」テテテーッ
キバウルフ「おやおや……食料庫が何やら騒がしいと思えば」フフッ
ポピー矢口202号改「……」
光「……いのちだいじに!」チャッ ⊃袋→疑似ライダーベルト2
ポピー矢口202号改「手遅れですよ!」
-仮面ライダー光 =MASKED RIDER SHINING=
―王の間―
ララライラライ「……」シャッ
…ウウウ…
アキハ「王の様子はいかがですか」
ララライラライ「復活まで、もう間もなく……というか、次のシンデレラエナジー吸引でいよいよ動き出しそうですー」
テンテー「それは、いくらなんでも早過ぎませんか?」
ララライラライ「ええ、完全な状態ではまだないでございますねー。しかし、『器』がもちそうにないのですよー。それが死んでは、意味がないのですからー」
アキハ「元はただの、人間の少女……アンズ、でしたか。検査の結果も平凡なもの……耐えられる筈がない」
ララライラライ「そうでございますねー。ベルトの準備はどうなっていますか?」
アキハ「完成しております。ここに……」⊃スッ ライダーシステム3号
ララライラライ「おお、これはこれは……フフフのフ、それでは、復活の儀式を早急にすすめるでございますですー」
アキハ・テンテー『……ははっ!』ザッ
ララライラライ「……それと、地上のポピー舞台はまだ戻っていないのですー?」
ポピー矢口2号「はい、まだ連絡は入っておりません」
ララライラライ「それでは仕方ありませんですねー。新鮮で純粋なエナジーがよかったのですが……それではあなた、食料庫からエナジードロップとアイス(自分用)をもってきてくださいですー」
ポピー矢口2号「はっ!」タタッ
ウサコ『さらっとパシるな』
ララライラライ「そして、あなたは他の将軍に王の間へ集まるように伝えてくださいー」
ポピー矢口5号「ポピー!」テッテッテー
………
王の器・アンズ「うう、しんど……はぁ……まだ、こないの」コホッ
~~~
―食糧庫前―
RG光「ライダー・パンチッ!」ブォンッ!
キバウルフ「メタル・ファング!」ジャッ!
ガギィィン!!
RG光「くぅ、強いなアンタ!! 幹部か!?」
キバウルフ「ああ、8大将軍の第6席と歩兵部隊の統括長を務めている」ザッ
RG光「第6席……ユッコドンより下なのか」
キバウルフ「ああ、私はエナジー集めには不真面目でね……己を高められる戦いが好きだ。特別な業務を頼まれなければ、ついつい遊びに熱中してしまう……今、この瞬間の様にね!」ドンッ!
RG光「そういうの嫌いじゃないよ、アタシも!!」ダンッ!
ドガキィィン!!
キバウルフ「いいぞ、他は『どうでもいいい』! 全力でこい!!!」ググッ
RG(くっ、勝てない相手じゃなさそうだけど、これは時間がかかる……頼むよ、ポピー!)タッ
~~~
―研究室前―
ポピー矢口202号改「……あ、この部屋じゃないかな」ガラッ
…シーン…
ポピー矢口202号改(よかった、ちょうど誰もいない……あ!)
シキ「Zzz」
レイナ「……」
ポピー矢口202号「いた、マスター。それと……レイナちゃん、だね」テテテッ
シキ「むにゃ……もう機械いじりいやぁ……ドラッグハスハスしたい」ニャー
ポピー矢口202号改「あ、危ない寝言……起きてください、マスター!」ユサユサ
チャキッ
ポピー矢口202号改「!?」バッ
レイナ「……あんた、何?」ユラッ
ポピー矢口改202号改「あ、あの……レイナちゃん、だよね? 私は、光さんと一緒にあなたを助けに来たの……その、ステッキは何?」ザッ
レイナ「光……そう、あいつも来てるんだ……アハッ」スッ
――ゴォッ!
ポピー矢口202号改(炎が、ステッキから湧き出て姿が……この子、何か改造されてる!?)
http://kie.nu/22E0
フレイムマジカルガール・レイナ(以下、FMGレイナ)「アーハッハッハッハゲホッ、ゴホ!! ちょ、ちょうどいいわ!! アキハ様からいただいたこの力で、邪魔な光やその他もろもろ全部、焼き尽くしてあげる!!!」ジャキッ
ポピー矢口202号改「マ、マスター!!!」ダッ
シキ「うにゃ?」ムクッ
――ボゴオォーン!!!
―地上―
キラリ「キラリン☆ボンバー!!」ニョワー!!
ドゴーンッ!!!
ポピー矢口・真「ぎゃあああー!!」バコーンッ …ドサッ
キラリ「……キラ・リン☆」ドンッ!!!!!!
ポピー矢口14号改「ただのラリアットがとんでもない威力……ふぅ、けど何とかなったなぁ!」
ポピー軍団『……』グッタリ
キラリ「お疲れ様、ポピーちゃん。これでキラリ達もぉ、下の世界にレッツゴー☆できるにぃ♪」ハピハピ☆
ポピー矢口14号改「せやね。しかし、キラリさんのその力……元々なんやすごそうやけど、その粉……ハピ粉?吸ってからまた凄いわ。なんなん、それ?」
キラリ「シキちゃんに頼んで作ってもらった、キラリがもっともぉっとハピハピできて……みんなも、助けてくれる魔法のお薬だよ☆」
ポピー矢口14号「……身体には大丈夫なん?」
キラリ「何一つ問題ありません。これは合法です」
ポピー矢口14号改「どないしたのキラリさん!? 急に言葉が変やで!?」
キラリ「冗談だにぃ☆」
ポピー矢口14号改「ええー……目ぇ、ちょっと暗くなってたで? ほんまに大丈夫?」
キラリ「おっすおっす、ばっちし♪ さあ、みんなを助けにレッツゴー☆」ダッ
ポピー矢口14号改(……うちは、ここで待ってることも出来るんちゃうかな。残ったポピーのことも気がかりやし……絶対、化けものみたいな幹部を相手にすることになるのに)
キラリ「……うにゅ?」クルッ
ポピー矢口14号改「……よっし!」パンパンッ!(だから何やのって、話か! ここまで来て……たまに悲しそうな顔するキラリさん、最初っから私を普通に受け入れてくれた光ちゃんを、ほっとけん!!)タタッ
ポピー矢口14号改「うちが先導する、ちょっと思い付く場所あるし。確か、この道具ってそういうイメージで繋がってた気がするし……まかせて!」
キラリ「うきゃー☆ ポピーちゃん頼りになるにぃ♪」ニョワ!
ポピー矢口14号改「まあな。それじゃあ、今後こそ……」タッ
キラリ&14号改『レッツゴー!!!』 -ニョワィーン-
―ビビビビビビビビ-ッ- シュンッ
~~~
RG光「……ハァ、ハァ」フラッ
キバウルフ「……フフッ、これは凄い……起き上がれない、これほどのダメージは初めてだ」ググッ
RG光「お前が、真正面からぶつかってくるタイプでよかった……この狭い通路では、小回りのきくアタシの方がスピードと的確な動作が出来たから……今、立っていられる」(広く開けた場所なら、この人には……)
キバウルフ「フッ……結果は結果、君の勝利だ。どれ、ご褒美に……2つ、良い事を教えてあげよう。こちらへ、来てくれ。あまり大きな声は出せない」ググッ
RG光「? ああ……」テクテクテクッ
キバウルフ「いいかい? これは、まず……忠告だっ!!」シュンッ
RG光(爪が!?)グッ
―ドスッ!!!
RG光「……え?」クルッ
ポピー矢口2号「キ、キバウルフ様……な、にを」 …ドサッ
キバウルフ「戦場では、背後は常に気を付けるんだね」フッ
RG光「……何故、アタシを助ける。お前は、アタシを倒さないといけないだろ」
キバウルフ「……背後から忍び寄って襲うような戦闘を、私は兵に教えていないし、求めない……言っただろう? もう、君の勝利だと」
RG光「……あなたが、第6席の理由がよく分かったよ」
キバウルフ「そう、ほめるなよ……もう1つの話がしにくいじゃないか」
RG光「何の話なんだ?」
キバウルフ「君の母親、ミユを拉致して捕らえている」
RG光「何!?」
キバウルフ「君のへの対応策、人質だ……君がテンテー達に倒されてからは、必要性がかなり少なくなり、念のために牢屋に入れらているだけ。ライダーガールという邪魔者が君と分かった時から、男装した私が対応していた……そういう意味では、すまないと言おうか」
RG光「ッ……そうか、だけど! あの人は」
キバウルフ「君とミユの関係は、聞いている……数日前から家にいない母の事を、今になって気付くのも、納得できるぐらいには」
RG光「……人質になんて、ならないよ」ギュッ
キバウルフ「……君からすれば、母親が色々な男と会っている。それが、裏切りに思えるのだろう? だが、私が話を聞いた限りミユは君の事を思って」
RG光「うるさいな!!! 勝手に、人のことを分かったようなことを言うなよ!!!!」
キバウルフ「……すまない、おしゃべりが過ぎたようだ。しかし、君も静かにしないと。新手が来てしまうぞ?」フフッ
RG光「あ……ごめん」
キバウルフ「この廊下を左に進み、2つ目の角を曲がり―――そして、研究室を通り過ぎた突き当りの階段を下りた先に、ミユの捕らえられた牢屋がある。ここからは、君の判断に任せよう……」
RG光「……なんで、あなたはここまでしてくれる。敵なのに」
キバウルフ「敵だから、さ」
RG光「え?」
キバウルフ「君は、私達の王と戦うことになるだろう。私は……それを、見てみたい。カキンザム帝国にいる私では、どんなに願っても、それは不可能だ。誰かが、幹部が止める……しかし、君は違う。ヒーローとは、最大の敵を倒すまで突き進むものだろう?」
RG光「……ああ! 絶対にやってやるよ! アタシが、みんなを助けだして……悪の親玉を、みんなで倒してやるさ!!」
キバウルフ「羨ましいね……なら、やってみせろ」
RG光「ああ、当然だよ!!」タタタッ
キバウルフ「何を、礼を言うことがあるのかな……私が聞きたいのは、どちらの断末魔でもかまわないのに」ムクリッ
キバウルフ(残った1人を獲れば……私が、真の勝者だ)フフッ
~~~
FMGレイナ「マジカル★フレイム・ストーム!!!」ブォンッ!!!
―ボオオォォォォー!!!
ポピー矢口202号改「わああああ!!」バタバタバタッ
シキ「にゃあー!! 消火器どこ、消火器!!」
FMGレイナ「アーハッハ……よし、ノン咳き込み! 調子がいいわ、すっごく!! 軽く腕を振るっただけで、この力……どんなに逃げ回っても、私の炎の嵐からは逃げられないわよ!! そろそろ試運転はやめにして、本気で燃やし尽くしてあげる!!」チャキッ!
ポピー矢口202号改「や、矢口カッター!!」シュシュシューッ
FMGレイナ「くだらない技ね」ブンッ ボボボォ
ポピー矢口202号改「あっさり……マスター、何かないですか!?」
シキ「あるにはあるけど、それは今……使えない」
ポピー矢口202号改「このままじゃ、2人共こんがり焼けちゃい……って、どこ見てるんですか!?」エーン!
シキ「天井に穴が開いてる~」
ポピー矢口202号改・FMGレイナ「え?」ヒョイッ
―ニョワイーン―
キラリ「にょわ!?」タンッ☆
FMGレイナ「な、何よこいつら!?」
ポピー矢口14号改「どっか到着、したら火の海!? どこの地獄や!!」シュタッ!
ポピー矢口202号改「14号さん! キラリさん!」
シキ「お、キラリンじゃん。おっすおっす!」
キラリ「あ、シキちゃん! おっすおっすばっちし☆ けど……大ピンチ?」
シキ「うん! 何とかして、あの真っ赤なお凸やっちゃって♪」
FMGレイナ「ちょっと! レイナ様を凸呼ばわりしないでよね!!」ウガーッ!
キラリ「分かったにぃ」グリッ(首だけで振り向く音)
FMGレイナ「!」ビクッ
キラリ「にょわぁ……レイナちゃん、一緒に……ハピハピー☆」ドンッ!!
FMGレイナ「速っ!? くっ……マジカル★フレイム・ストーム!!!」ブォンッ!
―ボワオォォォォ!!
キラリ「にょわわー!?」キキィーッ、シャッ!
FMGレイナ「横の動き速っ! ま、まあ、よけても炎は部屋全体にどんどん広がる!! ここからは逃げられない……部屋ごと蒸し焼きになっちゃいなさい、アーハッハッハッゲホゴホ!!」テテテーッ
ポピー矢口14号改「あ、逃げる!」
シキ「その前に火を消して!」
FMGレイナ「消すか! 何の意味もないでしょ!? ていうか、逃げないわよ? 唯一の出入り口の前に立ちふさがって、あんた達を逃げられないようにして……最後に本気の炎をお見舞いするだけよ!!」タタッ…ガチャッ!
RG光「ッライダー・パンチ!!?」ブォンッ
FMGレイナ「え?」
―バゴォォォォ-ン!!! (ドンッ、ゴロゴロゴロゴロ…)
FMGレイナ「……ぐふっ」ドサtゥ(カランカラーン)
キラリン「……」メラメラメラ
シキ「……」ゴオオオ
ポピー矢口14号改「……」ゴドンッ! パラパラパラ…
ポピー矢口202号改「……」ボォンッ! パチパチパチ
RG光「……あれ、レイナ!? 急に飛び出してきたから反射的に殴ったら、レイナじゃないか! 大丈夫か!!」タタタッ
ポピー矢口14号改「あんたがやったやーん」ペシッ
シキ「まあラッキーだね♪ 熱いからここでよ~。人が集まってきたもイヤだし、離れないと」ニャニャーン
キラリン「賛成だにぃ☆」ニョワニョワ
ポピー矢口202号改(……敵ながらちょっと同情……いや、味方だよね?)タタタッ
~~~
―地下階段前―
ポピー矢口14号改「……うまいこと、人に見つからずにここまで逃げれたなぁ」
ポピー矢口202号改「……エナジー集めで、地上に大量のポピーが送られているんじゃないかな? それとも、他の理由で人気が少なくなることが……そういえば、あれだけの騒ぎで誰もすぐに来なかったね」
FMGレイナ「うう……」ピクピク
RG光「あ、気付いたか!! しっかりしろ、レイナ!! 何があったんだ、そんなプリ○ュアみたいな魔法少女チックでカワイイ服装して!!! 似合うけどらしくない、変だぞレイナ!!!」ユサユサ
FMGレイナ「うう……///」(台本さえなかったらっ……終わったら殴る!!)プルプル
シキ「そこが先にツッコむところかな?」
キラリン「確かに凸ちゃんカワイイもんにぃ☆」ニョワァッ
RG光「いや、何か気になったから……本当に、レイナはどうなったの?」
シキ「まあ、私も手伝わされたんだけど、敵の悪い博士にちょこっと改造されちゃった♪」
RG光「なんだって!? それじゃあ、レイナはカキンザム帝国人に!?」
シキ「んー、そこまでじゃないかにゃ? 私がポピーたちにしたものに近い、洗脳がメインだから。身体の方も、地上に戻れば私のラボを使って元に戻せないこともないよ、きっと」
RG光「そう、か。よかった……いやさらっと洗脳とか言っちゃうのはいいの!?」
シキ「気にしたら負け♪ ただ、こういう危ない洗脳は解いとかないとね。いちいち気を失わせる訳にはいかないし……キラリン、ハピ粉は?」
RG光「パピコ?」
キラリ「アイスじゃないにぃ、このお薬だよ☆」⊃ハピ粉
矢口美羽(ハピ粉にパピコ……なるほどね!)ティンッ!
RG光「その怪しい粉で何をするんだ?」
シキ「ん~そのままのことを♪ キラリン、ハスハスさせてハピハピにしちゃって」
キラリ「ハピハピィ☆」スッ サァーッ…
FMGレイナ「なっ!?」ビクッ スンスンスン…スンスンスン…
キラリ「さあ、どうかにぃ?」
―シューンッ― レイナ「ハピハピィー☆☆☆」キャッキャッ♪
キラリ「いただきましたにぃ、☆3つ♪」ハピハピィ!
RG光「レイナが余計に変なことになったぞ!?」
シキ「大丈夫、あれで脳には無害だから。いったんハピハピさせればあの程度の洗脳、すぐに飲み込まれて元の人格に戻してくれるよ。その為に作ったんだから……それまではお凸ちゃんのハピハピを見て楽しもう」
‐ハピハピィ! ハピハピ? 『ハピハピィー☆☆』
ポピー矢口14号改「やっぱりアレ、あかんやつじゃないの?」
ポピー矢口202号改「知らない方がいいかも……」
キラリ(……これなら、きっと……)
【突然!となりのボディコン婦警さん テレビのまえのよいこは、たのしそうだからってへんなおくすりのんじゃダメだぞ! お姉さんたちはとくしゅなくんれんを受けているからへいきなだけなの! もしも手を出したら、逮捕し・ちゃ・う・ぞ☆】ピンポンパンポーン
RG光「何だか見てるの悪い気がしてきた……あ、じゃあ今の内に牢屋をみてくる」
シキ「あ、お母さんのとこ?」
RG光「知ってるんだね。まあ、さすがに放っておけないよ。アタシは、全ての人々を助けるヒーローだからね!」
シキ「気をつけてね。あと、ハピハピが解けるまでしばらく時間がかかるから、ゆっくりでいいよ?」
RG光「……ああ。考えてるよ、今日2回目だからね。そういうの」タタタッ
シキ「2回目? よく分かんないけど……少し、前に向いてくれたかな♪」
―牢屋―
…コツコツコツ
ミユ「っ」ビクッ
RG光「ほとんど空だな……あ、いた」
ミユ「え? ひ、光なの? その格好……」
RG光「ああ……その、大丈夫? 今、鍵を開けるよ……ハッ!」ガドンッ!(カラン)
ミユ「ありがとう。私は平気よ……ごめんなさい、また迷惑をかけてしまって」キィ…スタスタ
RG光「いいよ。アタシも、ちゃんと家の中を見ていなくて、あなたのことに気付かなかった……父さんとの、約束もあったのに」
ミユ「それは、私から裏切ったようなもの、でしょう? けどねっ……いえ、今はやめましょう。ここを出て、家に帰ってから……あなたと、これまでのことをちゃんと話したい。私も、あなたを……守りたかったことを」
RG光「…………うん、アタシも聞いて、話すよ。今更だけど……しばらく1人になって、寂しさを味わって、少し思ったことがある」
ポピー矢口14号改「それがいい思います!」
ミユ「!?」ビクッ RG光「わっ!? い、いつの間にいたんだポピー!?」
ポピー矢口14号改「いや、レイナちゃんが意外に早く目を覚ましたから呼びに……ええとこやった?」ニヤニヤ
RG光「さ、さあね///……行こう!」タタタッ
ポピー矢口14号改「照れちゃって、もう……そしたら、一緒に行きましょうかお母さん!」グッ
ミユ「あ、はい」(変わったお友達ね)
~~~
レイナ「……」ズーン
シキ「今の状況や、光ちゃんや私達、ポピーや怪人の経緯は説明したんだけど……何か魔法少女のくだりでこうなった」
RG光「……凹むなよ」
レイナ「な、何でアタシがあんなアホみたいにフリフリした、魔法少女なんて格好しなきゃなんないのよ!! 世界最悪最強の魔女ならともかく……ああ、頭がはっきりした今でも身体がむずかゆくなるわ!」ポリポリポリ
キラリ「キラリはカワイイからいいと思うよ☆」
レイナ「そのカワイイが余計なのよ!」プクー
シキ「まあ、戻ってよかったじゃん♪ 魔法少女の力自体は残ってるし、それで好きなことしちゃえば~?」
レイナ「うう……それなら、アタシをこんな風にしてくれちゃった奴らを……!」チャキッ
―カッ!― FMGレイナ「きっちり燃やし尽くして復讐してやるわ!!!」ドンッ!
RG光「おお、いいぞレイナ! アタシと一緒に、カキンザム帝国の親玉をぶっとばそうじゃないか!!!」
FMGレイナ「……フンッ、仕方ないわね! 何でアンタが世間のヒーローとかしてるか知んないけど、今日ばかりは特別よ……ここまでアタシを探しにやってきた忠実な下僕精神に免じて、一緒に戦ってやるわよ!」
ポピー矢口14号改「素直やないなぁ……ただ助けられただけの理由で、戦うとまでは言えへんって」
ポピー矢口202号改「ふふっ」
ミユ(この2人、双子かしら?)
RG光「よし! それじゃあアタシ達はこのまま、一気にボスのところまで突き進もう!」
ポピー矢口202号改「さ、さすがにそれは無謀ですってば……」
FMGレイナ「ふんっ! 何よ、弱気ね! ここまで来て、何もせずに逃げ帰るなんてできないわよ! どうせ……地上にも攻めてくるんでしょ」
ポピー矢口14号改「将軍達がそろっているなら、戦力的にこっちが不利やで。将軍に対応できそうな戦力は光ちゃんとレイナちゃんぐらいやし」
キラリ「キラリも頑張りゅ☆」
シキ「……将軍とかの幹部には、通じないよ。そういうものじゃ、ないでしょ?」
キラリ「……そう、だけどぉ」
ミユ「私が言うのもなんだけど、危険なことは……」
シキ「それに、相手にはライダーシステムが新作含めて3つもあるからね。それに対抗できるのは、同じライダーシステムだけだよ」
RG光「そ、それは……けど、だからってここで!!」
キラリ「……キラリも、まだ帰りたくないにぃ」
テンテー「ええ。逃げ帰るのは、ありえないわよね~」
FMGレイナ「そうよ! アタシの気がすまないわ! この力で見返してやるん、だから…………」
RG光「え?」
テンテー「ウサコちゃん♪」スッ
シキ「みんな動いて!!」サッ
ウサコ『イオン・ビーム』-カァッ!
RG光「ぐああああああ!?」バシィ!!!(ガシャッ)
ミユ「ひ、光!!」
ポピー矢口14号改「しょ、将軍がなんで!?」ババッ
‐シュンッー 光「う、うう……ベルト、が」
FMGレイナ「くっ、燃えろー!!!!」ゴォッ!!
-ボオオオオオーッ!!
???「ライダー・シューティング」 カチッ -RIDER SHOOTING‐
-ドォンッ!!(ボシュンッ)
FMGレイナ「アタシの炎が消された!?」
ポピー矢口202号改「もう、1人……あれは!」
テンテー「フフッ、慣れてきたよね」
仮面ライダードレイク・アキハフォーム(以下、Dアキハ)「ふむ、改良型も悪くない……このドレイクゼクター、古代兵器としては素直なものだ。ライダーシステムの力……実感しなければ、わからないこともあるな」ザッ
【参考イメージ☆】
http://kie.nu/22Ee
シキ(ライダーシステム……3号じゃない、1号の改良型か)
ポピー矢口14号改「くっ、やっぱりこっちの動きはバレてたん!?」
Dアキハ「当たり前だ、誰の研究室で、誰の『研究物』だと思っている……少し泳がせていたが、特に面白味はなさそうだったのでね。もう、いいよ君達は」
FMGレイナ「アタシは、アンタ達のものじゃないわよっ!」ギリッ
Dアキハ「ああ……どう解いたのかは気になるが、失敗作は私もいらないね」チャキッ
ウサコ『そう。成功物はすでに、納めている』ハハッ
FMGレイナ「くっ!」
光「まだだ。こんなところで……アタシ達は、負けられない!」ザッ
キラリ「光ちゃん! うん……諦めないよ!」グッ
テンテー「あら、まだ立ち上がれるの? もう、みんな元気……ね♪」ニコッ
Dアキハ「全く。さすがに、ここまで来られた上に、まだ何とかなると考えるのは……目障りだよ、君は」‐スッ
FMGレイナ「! マジ」ウサコ『邪魔だ』カッ!
FMGレイナ「ぐっ!」バシューッ!
ポピー矢口14号改「矢口カッター!」シュシュシュッ
テンテー「黙りなさい」フッ ‐ブォンッ!
ポピー矢口14号改「!? 手を振った風圧だけで、カッターが……きゃあぁ!」-ドンッ
Dアキハ「だから、消えてくれ」カチッ
シキ「! いけない」
ポピー矢口202号改「くっ!」タッ
キラリ「にょ……わ!?」
ドシュゥーッ!
光「……あ」 -ドンッ
‐バシュウゥゥッン-
光「あ、ああ!?」フラッ
ミユ「……」ドサッ
ポピー矢口202号改「……嘘」
シキ「ミユ、さん」
キラリ「光ちゃんを、かばって……」フルフル
光「か……母さん!!!!」ダッ
Dアキハ「おや、これはこれは……どこまでも不必要な人質だね」チャッ
―ビビビビビビーッ!!!
テンテー「あれはっ!?」
Lカブトゼクター『はっ!!!』ドンッ!
Dアキハ「くっ!?」ガギィンッ! ギィンギィンッ!
テンテー「あのゼクターは……きゃっ!」
ウサコ『くそっ、いつの間に潜入していた!?』ガギィンッ!
FMGレイナ「あの虫、アタシ達を守ってくれてる……?」
シキ「……データを見ていたけど、やっぱりあの子だけはおかしいなぁ」ボソッ
キラリ「ふえ?」
光「母さん、何でだよ! 何で、アタシを……!」ググッ
シキ「って、それどころじゃないや!!」タタッ
ポピー矢口14号改「……どうする?」
ポピー矢口202号改「分かってる……いくよ、私も」
ポピー矢口14号改「……文句はあとで、言ってや!」ダッ!
ポピー矢口202号改「うん、必ず」タッ!
FMGレイナ「バカね、弱いくせに……そういう無茶な突撃は、悪役がやるものでしょ!!」タタッ!
―ウオオオオッ!!! クッ、ザコガ! シュシュシュシュ…ボアオォォォー!!!
キラリ「むぇ……シキ、ちゃん」ウルッ
シキ「……これは、もう……道具が何もない、ここじゃ」フルフルッ
光「何でだよ……アタシなんて、かばうなよ!!」
ミユ「……いや、ね」
光「母さん!?」ギュッ
ミユ「ひ、かる……よかっ、た。守れ、て……あの人、みたいに」フフッ
光「ッ、バカ!!! そんな体になって何がいいんだよ! こんなの、母さんが……死んじゃったらアタシは」
―ナデッ
光「あ……」
ミユ「……おおきく、なったね。光……ちゃんと、もっと、そばで見ておけ、ば……あなたの、将来をかんが、えて……あたらしい、ひとを……けど、あなたを、私だ、けでも……もっと」
光「いや、喋るなよ!! 今すぐ、病院へ連れて」
ミユ「見て、いれば……あの人、に……でも」スッ
光「……母さん?」
ミユ「守、れて……よかっ……」-トサッ
光「……あ、ああああああ!!」ガクガク
シキ「……光ちゃん」
Lカブトセクター『……お前か』ビビビーッ
シキ「にゃ!? な、何!!」
Lカブトゼクター『時間がない……お前が、ベルトを持っているな』
シキ「な、何でそれを」スッ
Lカブトゼクター『尻か』ビビーッ!(モゾ…パシッ!)
シキ「あ! 待ってエロカブトムシ!」
Lカブトゼクター『このベルトは……』
光「母さん、嘘だろ母さん!! 何で、何で……っ!」
Lカブトゼクター『光』
光「ゼクター……ねえ、何でだよ! 何で、母さんが!!」
Lカブトゼクター『弱いお前を、守ったからだ。お前が生きていることを、自分が生きることより優先できる。そういう人間、なのだろう』
光「弱い、アタシを……(アタシが、弱いから!!!)」…ポロポロッ
Lカブトゼクター『悔やみ、泣く。それも弱さだ』
テンテー「ふぅ」パンパンッ
ポピー矢口14号改「ぐ、う……」ドサッ
ポピー矢口202号改「あ……ああ」ピクピク
Dアキハ「こちらは忙しいんだ、手間取らせるなよ」ググッ
FMGレイナ「う、ぐぅ!」ギリギリ
Lカブトゼクター『それが、また失うものを増やしていく』
光「そんなの、嫌だ……失ったものは守れないじゃないか!!!」
Lカブトゼクター『……なら戦え』 -パシッ
光「これ、は……ライダーシステム!」カチャッ
Lカブトゼクター『私が装着されるタイプではないようだ。バックルにあたる部分、丸いゲージから強い力を感じる……全てを吸い取り、全てを与える無限の力を』
シキ「待って、それは相手の新システムに対応するための、試作品! 思わず持ち出したけど、まだ試運転もしてない未完成品!」
光「……ごめんね、母さん。少し、待っていてくれ」スッ
シキ「光ちゃん!」
光「大丈夫だよ、シキさん。何でだろう……すごく、分かるんだ。これは、アタシの思いを……力にしてくれる!!!」-フィンッ…フィンッ…フィンッ-
Dアキハ「さあ、終わりだ」ギヂィッ!!!
FMGレイナ「ああああ!!」
光「うあああああああああ!!!!!!」バンッ \ギィンッ/
-ドォンッ!
テンテー「っ!」ビクッ
Dアキハ「……何だ、あいつは!?」パッ
シキ「……これは……」
キラリ「……こわい、にぃ」
仮面ライダーバーニング「グオオオオオオオオオ!!!!!」
http://kie.nu/22Eo
【つづく】
次にはようやく終わりです……始めた以上は、とにかく終わろう!
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