P「事務所のみんなにまゆのヤンデレがうつった」 (86)

P「……卯月、そろそろ仕事あるから」

卯月「………………………」

P「……その、足の上に座られ続けて疲れてきたし」

卯月「………………………」

P「それにこの姿勢、誰かに見られたらやばいって、なんで椅子の上で抱き合ってるのか説明できねえ…」

卯月「………………………」

P「卯月、頼むから何か返事してくれ。ずっとなにも言わずにこっちを見るな怖い」

卯月「……怖いだなんて、ひどいこと言うんですね」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1404014491

P「いや、えーっと、ごめん言い過ぎた。えっと…それより卯月、マジでそろそろ未央の仕事見に行かないとーーー

卯月「…ですか」

P「……え?」

卯月「また、いなくなっちゃうんですか」

P「いや、いなくなるとかそんな大げさな…」

卯月「そういってこのあいだは3日も会えませんでした。電話だって出てくれませんでしたしメールだって生返事でした」

やべ、スレタイをモバPにするの忘れたすまん

Cuヤンデレ四天王の人員が変わっちまう…!!やめろパワーバランスを崩すな…!!

卯月「……忙しいのはわかってます。でも、私とても寂しくて…プロデューサーさんに嫌われちゃったのかなってずっと不安で…」

卯月「……わ、私嫌われちゃったんですか?プロデューサーさんに」

P「卯月を嫌いになんてならないよ。ただ本当に忙しくてあまり話す時間が取れなかっただけだ」

卯月「………」

P「その…今日は時間とれるから昼に電話するからさ。だから今は我慢してくれないか?」

卯月「……ほんとですか?私、待ってますから、電話待ってます。ずっと」

P「ああ、絶対するから電話。だからほら、仕事させてくれ」

卯月「えへへ、わがまま言ってすみませんでした。ありがとうございますプロデューサーさん」

P「…おう、それじゃ未央達の仕事見に行って来るから」

卯月「車とか気をつけてくださいね。あと浮気しちゃ嫌ですよ?なんて、えへへ」

P「……ははは、そもそも俺たち付き合ってないだろ」

P「それじゃ卯月、行ってくる」ガチャリ



卯月「付き合ってない……そうですよね、えへへ、私たち付き合ってませんもんね」

卯月「……」

>>4
モバつけろ先輩が発生するのはタイトルにモバマスだとわかる記述がないとき。

てか、俺も「モバつけたほうがいい」とか言う側の人間だけど、
もうスレ立てしてるんだから仕方ないこととして次気をつけてもらえば結構なことだし
ちゃんと「まゆ」ってモバマスと認識できる記述があるんだから、
それでもモバつけろとか立て直せとかってのはイチャモンだろ。
立て直すのも労力必要だし、SSの進行の邪魔になる。というか、見苦しい。

杏はー?

P「さて、まずは幸子の仕事か…少し時間食ったな、ヤバイかもしれん」
ーーー

P「幸子、入るぞ」ガチャリ

幸子「あ!プロデューサーさん!流石ですね、約束通りの時間ピッタリです」

P「……おい」

幸子「でもこのボクのプロデューサーとしてはまだまだですよ。約束の10分前には来るくらいじゃないとちゃんと認めはしませんからね!」

P「また時計壊したのか…ごめんな遅刻して。手、怪我したのか?痛いか?」


幸子「え?プロデューサーさんは時間ピッタリですよ?……嘘つきはこの時計です。嘘はいけませんよね」

幸子「プロデューサーさん言ったじゃないですか、今日はこの時計が11時指したら会いにきてくれるって」

幸子「なのにこの時計まだプロデューサーさんが来てないのに11時を指しちゃったんですよ」

P「ごめんな幸子…本当にごめん。ほら手を見せてみろ。……うん、この程度なら衣装で隠せるか…」

幸子「わっ、ちょ、ちょっと!突然手を握るなんてなに考えてるんですか変態ですよ!」

幸子「いくらボクがカワイイからって物事には順序というものが!それにその……」

P「なに一人で盛り上がってんだよそろそろ収録始まるぞ。準備はできてるよな」

幸子「……もう時間なんですか?せっかくプロデューサーさんと話せるのに…まあボクはカワイイうえにカンペキですからね。寂しくなんかないですよ!ふふーん!」

P「ああ、本当はもう少し時間取れたんだがすまん。期待してるぞ幸子、幸子はカワイイからな」

幸子「そうです当然ですね。……それでですね。そんなカワイイボクがなんとプロデューサーさんのためにお弁当を作ってきたんです!」

P「え?」

幸子「ぷ、プロデューサーさんのことですからどうせまともな食事なんてしないだろうと思って優しいボクが特別に作ってあげたんです!感謝してください!」

P「……あ、ああ。ありがとう、いただくよ」


幸子「もしかして迷惑でしたか…?」

P「いや、本当にありがたいよ。今度洗って弁当箱は返すから。感想もメールする」

幸子「ほんとですか!?…ふふありがとうございます。あまり期待しないでくださいね」

P「ほら行ってこい、あんまり話せなくてごめんな。次は長めに時間とるから」

幸子「約束ですよ?約束ですからね」

P「ああ、また時計買ってくるから。嘘つかないやつを」

幸子「それでは行ってきますプロデューサーさん、このボクのカワイイ姿ちゃんと見ててくださいね?」ガチャリ


P「はあ……くそ、またやっちまった…もっと余裕持って時間決めないとだめだな」

P「……弁当どうしよう。食わないわけにもいかないしな…」

ーーーーーーーーー

未央「はい!未央ちゃん特製のお昼ご飯!たくさん作ったからいっぱい食べてね」

P「これまた豪勢だな。食い切れないかもしれん」

未央「えへへっ、張り切っちゃったからねーん。なんたって久しぶりにプロデューサー独占してお昼ご飯だもん。さあさあ食べて食べて!」

P「じゃあいただきます。………うん」

未央「……どう?おいしいかな」

P「うまい。なんとなく未央って料理下手なイメージだったけど本当においしいよ」

未央「ふっふっふっ、プロデューサーのために必死で練習したからね。このお弁当には未央ちゃんのスペシャルな愛情がガッツリ詰まっているのでーす!」

P「うん。うまい。これならこの量も普通に食べ切れそうだよ」

未央「えへへっ、ほらこの卵焼きすっごいうまく焼けたと思うんだけどどう?自信作なんだよねー」

P「うまいよ、パサパサしてないしでもべちゃべちゃもしてないし。正直未央のこと見直した」


P「あ、そうだ。今度の撮影の資料持ってきたから目を通しといてくれ。えーっとカバンの中のどこにやったかな…………あれ?」

P「…………弁当箱がない」

未央「ん?なに探してるのプロデューサー」

P「いや、なんでもない。これがその資料な。口頭でもいいんだけど一応…」

P「……おい未央、なんでその弁当箱おまえが持ってるんだ」

未央「これ?ふっふーん、プロデューサーがトイレ行ってる間にチョコチョコーっとね」

P「未央、返してくれ」

未央「いいよ、はい」

P「………だいぶ軽くなってるんだがおまえ、これ中身どうした?」

未央「さっき捨てちゃった!だっていらないでしょ?私のお弁当食べるんだから」

未央「せっかく私の料理でお腹いっぱいにしてもらってもその上に不純物が入っちゃったらもったいないでしょ?」

未央「ほら食べて食べて、まだたーっくさんあるよー!」


P「……ああ、これは食べるけどおまえそろそろ仕事だろ?時間は大丈夫か?」

未央「ん?聞いてなかったっけ、撮影延期になったんだよ」

P「え?」

未央「なんか監督さんが体調崩しちゃって今日は来れないんだって。だから今日は撮影なしだよん」

P「さっきここに来るまでにスタッフさんとか普通に見かけたんだけど本当に今日は休みなのか?」

未央「もー心配性だなー未央ちゃんのこと信じてくれないの!?うう…未央ちゃん悲しい…」

P「ありすも今日は一緒のはずだろう。あいつはどうしたんだ」

未央「…………ねえ、なんでさっきからそんなことばっかり聞くの?今は私とお昼ご飯食べてるんじゃん」


P「………」スッ

未央「だーめ、食事中に電話なんてマナー悪いぞ!」バシッ

P「未央、携帯返せ。スタッフさんに連絡して確かめる。それとありすにも電話してーーー
未央「そーれ!」ポイ

ガシャン

P「……ゴミ箱にナイッシュー」

未央「早く食べないとおいしくなくなっちゃうよ?ほーら特別に未央ちゃんがあーんってしてあ・げ・る!キャー!私ったらダイターン!」

P「いい加減にしろ。遊んでる暇はないだろーーー
未央「ねえ」

未央「私のこと、嫌い?」

P「……未央?」

未央「…………ねえ」スッ

ガチャリ

ありす「失礼します」


ありす「本田さん、なにしてるんですか?撮影始まりますよ」

未央「……はいはーい、今行きまーす。ちぇーっ、せっかくプロデューサーと2人きりだったのに」

未央「あ、プロデューサー。そのお弁当食べ終わったら蓋だけしてそのまま置いといてね、持って帰るから。じゃあねープロデューサー!大好きだよん!」


ありす「…はあ、Pさんも少しは警戒心くらい持ってください」

P「……まさか未央があんな嘘つくとは思わなかったからな…。というかありす完璧なタイミングで来たな」

ありす「当然です。見張ってましたから」

P「え?」

ありす「なにか変ですか?」


P「い、いや……ありすはもう撮影終わったのか?家まで送るぞ」

ありす「いいんですか?でもPさん今日は午後からお休みですよね。迷惑ではないですか?」

P「…構わないよ。未央の弁当だけ食べ切るからさきに車で待っててくれ」

ありす「わかりました。じゃあ待ってますね」


P「……さて、携帯は…壊れてはないな。よかった」

P「…というかなんでありすが俺の休み知ってるんだ?……それより幸子の弁当、どうするか」

P「とりあえず弁当、おいしかったよ、とはメールしとくか……罪悪感がすごいな……」


ーーーーーーーーー

ありす「家まで送っていただいてありがとうございました」

P「ああ、じゃあ夜更かしせずに寝ろよ」

ありす「はい。……それとPさん」

P「ん?」

ありす「待ちきれないなら……その、ま、待たなくてもいいんですよ?」

P「え?お、おう」

ありす「で、ではまた事務所で…」

P「おう、またな」

P「さて、じゃあ俺も家に帰ってーーーー
プルルルルルル

P「幸子から電話か……」


ーーーーーーーーー

ありす「家まで送っていただいてありがとうございました」

P「ああ、じゃあ夜更かしせずに寝ろよ」

ありす「はい。……それとPさん」

P「ん?」

ありす「待ちきれないなら……その、ま、待たなくてもいいんですよ?」

P「え?お、おう」

ありす「で、ではまた事務所で…」

P「おう、またな」

P「さて、じゃあ俺も家に帰ってーーーー
プルルルルルル

P「幸子から電話か……」


P「……」ピッ

幸子『も、もしもしプロデューサーさん!お弁当おいしかったってメール嬉しかったです。ありがとうございます』

P「ああ、う、うまかったよ本当に」

幸子『まあおいしいのは当然なんですけどね!なんたってボクが作ってますから。ふふーん!』

P「うん。ご飯もちゃんと炊けてたよ。驚いた」

幸子『なんですかそれ!ボクだってご飯くらい炊けますよ!』

P「ははは、ごめん幸子。冗談だってーーーー
『ところでボクの作ったお弁当、サンドイッチじゃありませんでしたか?』


P「………………」

P「……いや、幸子……その、弁当な…ーーーー

幸子『うーん。ボクの勘違いでしたね。すいません、プロデューサーさん』

幸子『だってプロデューサーさんは嘘つきませんもんね』

幸子『だからボクの勘違いです。ごめんなさい変なこと言って』

幸子『それでどのおかずがおいしかったですか?自分で作ったはずなのに何入れたか忘れてしまって……』

幸子『でもがんばって作ってよかったです。まあ何度でも言いますがおいしいのは当たり前なんですけどね!』

幸子『ボクはカンペキですからわざわざ昨日の夜から料理の用意してたんですよ!』

幸子『えーっと、具体的な内容は忘れてしまいましたけど……』

幸子『そ、それでですね。もしよろしければ今度もお弁当作らせてもらいたいんですけど…だめ、ですか?』


P「…………………幸子」

P「ああ、頼む。サンドイッチが食べたいな。幸子のサンドイッチ」

幸子『サンドイッチですか?いいですよ、実は最近よくサンドイッチの練習してるんです』

P「……そうか、じゃあ楽しみにしてる」

幸子『そうですよ!このボクが作ってあげるんですからせいぜい楽しみにしてることですね!』

P「ああ、本当に楽しみにしてる」

幸子『それじゃあプロデューサーさん今日はありがとうございました』

P「こっちこそ弁当ありがとな。サンドイッチ、楽しみにしてるから。じゃあ……切るぞ、また事務所で」

幸子『はい。じゃあまた』ピッ

P「嘘だろ、幸子………なんでそんな…。ほんとにすまん……」


コンコン

P「ん?誰だよ車の窓叩くの……」

卯月「…………」

P「卯月っ!なんで、おまえここにーーーー
「なんで電話してくれなかったんですか?」

バンッ!

卯月「私、ずっと待ってて…」

バンッ!

卯月「さっきはあんなに優しくしてくれたのに……嘘だったんですか?」

バンッ!

卯月「それに今…誰と電話してたんですか?どうして私とは電話してくれないんですか?」

バンッ!

卯月「やっぱり……私のこと嫌いなんですか?」

バンッ!


P「っ!で、電話くそっ……忘れてた…」

P「一か八か……」ピッ
プルルルルルル

卯月「………」ピッ

P「も、もしもし卯月か?」

卯月「プロデューサーさん……どうして電話くれなかったんですか?」

P「いや、忘れてたわけじゃないんだ。その………せっかくだから一緒に夕飯食べようと思って先延ばしにしてただけで…」

卯月「それ、本当ですか?適当なこと言ってませんか」

P「ああ、本当だ。ほら今から飯食いに行こう。車乗れよ」

卯月「……わかりました。今回だけ許してあげます」

卯月「……………えへへ。プロデューサーさんとご飯かあ…」

P「……」


ーーーーー

P「やっと帰ってこれた…昼からは休みだったんだがまあ自業自得か…」



P「……ただいま」

まゆ「ふふっ、おかえりなさぁいPさん」


P「まゆ…」

まゆ「そうです。あなたのまゆですよぉ?」

P「まゆ………おまえ………」

まゆ「今日もお仕事お疲れ様でした。なんだか今日はいつもより顔色が優れませんけど…大丈夫ですかぁ?」

P「…………」

まゆ「それに今日は午後からお休みのはずでしたよねぇ……なにかあったんですかあ?」

P「…………」

まゆ「あの…………Pさん、まゆはPさんのことを愛しています。誰よりも大好きで誰よりも信頼しています」

P「……………」


まゆ「………だから、だからお願いです。どうかこの、」


まゆ「この手錠、外してくれませんかぁ?」


P「…………んふ」

まゆ「……Pさん」

P「んふ、まゆ、俺のまゆ…俺だけのまゆ……愛してるよ。大好きだよ……ずっと一緒…ずっと一緒だ…幸せだ…愛してるよ…」

まゆ「…………」

P「ああ、ああ幸せだ…こんなにまゆを独占できて、こんなにまゆが近くにいる…愛してるよまゆ…ずっと一緒だ…」

まゆ「…………ふ、ふふっ、まゆは……まゆは幸せ…」

まゆ「まゆ…は、幸せ………」

終わりです
初ssに付き合ってくれてありがとうございました
短いのも読み苦しいのも初ssなので見逃してください

今更ながらオチかぶってないですよね

タイトルのモバPは次から気をつけます

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