P「え？ハニーの事が好きなんだろ？」

美希「う、うん…そうだよ？けどなんで蜂蜜なの？」

P「……お前、本当に高校生なのか？」

美希「え～？意味が分からないの」

P「いや、だって、ハニーだろ？ほら、よくハニートーストとか言うだろ」

美希「う、うん……それで？」

P「は？」

美希「え？」

P「いやいやいや……は？」

美希「ちょ、ちょっと待ってハニー、なんだか怖いの」

P「いや、ハニーが好きだからって聞いてわざわざ俺の車の中にある蜂蜜をあげるって言ってるのに意味不明な事行ってるのは美希の方だぞ」

美希「あのさハニー？どうして車の中に蜂蜜が有るのかなぁって質問は

P「いらないの？」

美希「……うん、いらない」

P「はぁったく、っそ…はぁ｣ﾍﾞﾁｬ

美希「な、何してるの？」

P「は？蜂蜜食べてるんだよ｣ﾇﾍﾞｰ

美希「さ、さすがにそのままじゃクマのプーさんになっちゃうよ？」

P「ハニー旨いなぁ｣ﾍﾞﾛﾍﾞｬｱ

ｶﾞﾁｬ

やよい「おはようございまーっす！」

P「こんばんやよやよー！」

やよい「ゔぅっ、あ、頭が…」

P「冗談はこれくらいにしといて、どうしたんだやよい？今日はOFFの日だろ？」

やよい「えーっと、そのぉ…ふ、二人きりで話がしたいかな～って」

P「……あぁ、わかったやよやよ」

やよい「ゔっゔ…」

美希「ねぇ小鳥」

小鳥「どうしたんですか美希ちゃ

美希「何時になったら結婚するの？」

小鳥「……」

～駐車場～

P「で、話とはなんなのでしょうか」

やよい「えっと、その…ゔ～」

P「どうせ前借りとかなんでしょ？」

やよい「うっうー！はい、たーっち！」

P「で？いくらなのかねやよいちゃん」

やよい「50円貸してくださーい！」

P「ん……どぞ｣ｽｯ

やよい「ひーふーみーやー……はい、確かに50円あります！」

P「そんなに暮らしが苦しいのか？なんならやよいとやよいの妹のかすみちゃんだけでも家で引き取るぞ」

やよい「大丈夫です！お金は来年の年末までに返します！」

P「ははは、たかが50円だよ」

P「……ん？(何かに見られてる気がする)」

P「…………」

P「やっぱり女の子は胸なんだよね、最終的には胸だよ胸」

「……くっ」

P「あのぉ、千早？お前も今日はOFF名筈なのだが何故事務所の駐車場にいるのかね」

千早「たまたま通りかかっただけです」

P「千早の家から事務所まで結構距離ありますよ？」

千早「……たまたまです」

P「そっか…じゃあな」

千早「どうせなので事務所にお邪魔します、いいですよね？」

P「……うん、どうぞ」

ｶﾞﾁｬ

P「お待たせ……ん？」

小鳥「ぶろでゅうざぁざぁああん！」

P「な、なんで泣いてるんですか？しかもマジ泣きじゃないですか」

小鳥「美希ぢゃんがぁああ！」

美希「ミキ、何も言ってないの」

P「後でドライブに行くから隣に乗せてやるよ」

美希「小鳥にこのままじゃ羊水が腐っちゃうよとか30になったらおばさんの仲間入りなの～とか言ったかなぁ」

小鳥「ゔぉおっぉっぁ、わぁあぁあん！！」

P「子供の悪口じゃないですか、全力で殴り飛ばしてスッキリすればいいのに…よしよし」

美希「あっ！小鳥ずるいのー！」

P「そもそも美希も美希だぞ？」

美希「ミキは本当の事を言っただけなの」

小鳥「ぉぅわぁああぁあん！ゔっゔっおわっおわっ」

P「あのなぁ、小鳥さんのアイドル時代を知らない餓鬼は黙ってろよ」

美希「え？小鳥ってアイドルやってたのにまだ未婚なの？！」

小鳥「ほぁっあっぅっおっわぁああぁぁあん！！」

P「馬鹿野郎、アイドル時代の小鳥さんは俺達男の子の最高のオカズだったんだぞ？今でも魅力溢れる大人の女性だろう」

小鳥「ぷ、プロデューサーさ

P「まぁ今の彼女をネタにする事は絶対に無いけどな」

小鳥「ぉををんんぁああ」

美希「やっぱりハニーの考える事はわからないの、千早さんもそう思うよね？｣ﾄﾝ

壁「……」

千早「美希、本気で怒るわよ」

美希「えっ！？ご、ごめんなさいなの」

千早「嘘よ、私が友達に怒るなんてあるわけな

美希「どっちも平らだったから見間違えちゃったの」

千早「……美希、上のレッスン場に行きましょうか」

美希「あはっ、美希ね、最近真くんにダンスならったんだよ」

千早「んぁ？」

P「安心してください、それよりも早く泣き止んでください」

小鳥「んぉっあっぁっあぁ…」

P「確かに小鳥さんはもうじき30です、このままだと割と真面目にヤバいですよ？」

小鳥「ぴへっ…」

P「それは小鳥さん本人の責任なんです。自分の事ばかりだからいつまで経っても婚期が訪れないんです」

小鳥「……｣ﾎﾟｷｯ

小鳥「プロデューサーさん、今私の中で何かが壊れちゃいました…」

P「もうちょっと周りを見てくるないと」

小鳥「あははははは、どーせ自己中のババアですよ！死ぬまで一人！死んでも一人なババアですよ！」

P「俺じゃ駄目なんですかね」

P「俺は貴方がアイドルをやってた時に色々とお世話してもらいました」

小鳥「ぴ…？」

P「俺が765プロに入社した理由は貴方に会うためだったんですよ？久しぶりに見た貴方は何も変わってなかった」

小鳥「ぴっ、っぴ…？」

P「こんな台詞臭いかもしれません、けど俺にしか言えない台詞なんです……小鳥さん」

小鳥「ぴ…ぴ…」

P「俺にあなたをプロデュースさせてください」

小鳥｢ﾋﾟｼﾞｮｵｫｵｫｵｫ！！」

P「おめでとう ことりはピジョンに進化した」

小鳥｢ﾋﾟｼﾞｮｯｯﾄｵｫｵｫ」

ｶﾞﾁｬ

美希「ごめんねハニー、千早さんが五月蝿いから黙らせて来たの」

P「ん？上で何してたんだ？」

美希「ダ ン ス だよ」

P「へぇ～、ダンスって服が破けたり返り血を浴びたりするスポーツだったのかぁ。美希は凄いなぁ」

美希「もっと褒めてなのー！」

ｶﾞﾁｬ

貴音「……｣ｽﾀｽﾀ

P「え？貴音もOFFだろ？どうして事務所なんかに」

貴音「ぐっトもうニング」

P「？！」

美希「た、貴音が英語を使ってるの！」

貴音「ふふっ、以前の私では無いところを見せに来たのです」

P「貴音、じゃあハリーポッターの呪文一つ言ってみろ」

貴音「！？」

美希「もしかして言えないの？」

貴音「え、えくしゅぺクト…ぱとろうる」

P「……｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

美希「ぱとろうる？お巡りさんはいないの」

P「ぶふっ」

貴音「！！」

P「ば、ばか…た、耐えてたのにっ、た、耐えてたのに｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

美希「ねぇ貴音、美希達が961に居たころのユニット名、覚えてる？」

貴音「ぷ、ぷロじぇくとへらあり」

P「……｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

美希「フェラーリ？」

P「ぼっほぉ」

貴音「……ぅぅ…っ…」

美希「あーあ、貴音泣いちゃったの。ハニーのせいだよ？」

P「た、貴音、悪かっ

美希「エクスペクトお巡りさんなの」

P「ぼほぉっ」

貴音「！！」

貴音「……｣ｽﾞｰﾝ

P「どうするんだよ美希、貴音の奴かなり落ち込んでるぞ」

美希「貴音は961の頃からあんな感じだから心配いらないの」

P「けど流石にやりすぎだぞ？あんななんども言われて耐えろってのが無理だろう」

美希「けど笑ったのはハニーだよ？」

P「……謝ってくる｣ｽﾀｽﾀ

P「なぁ貴音、さっきはすまなかっ

美希「ぱとるぉうる」

P「たっはぁ」

貴音「！！！」

貴音「……｣ｽﾞｰﾝ

P「おいどうするんだよ、もう3箱目だぞティッシュ」

美希「そりゃあ好きな人にあんな事されたら涙が止まらなくなるの」

P「分かったよ、なんとか謝って許して貰うから絶対に笑わせるなよ？絶対だぞ｣ｽﾀｽﾀ

貴音「……」

P「貴音、ごめんな…ちょっとやりすぎたよ」

美希「貴音、自分の名前を英語で説明して欲しいの」

貴音「……ま、マヨねいずいずタカネシジョウ」

P「……｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

美希「美希ぱどっちかっていうとケチャップ派かな」

P「くひひひひひひ」

貴音「！！」

P「貴音、泣きながら飛び出して行ったな」

美希「これでやっと二人きりになれたね」

P「二人きり？小鳥さんもいるだろ」

美希「小鳥は何故か浮かれすぎて周りが見えてないの」

小鳥｢ﾋﾟｼﾞｮｯｯﾄｵｫｵｫ！ｼﾞｮｵｫｵﾋﾟｼﾞｮ！」

P「あ～あ、告白失敗なのかぁ」

美希「なになに？なんの話かミキにも教えて欲しいな」

ｶﾞﾁｬ

伊織「げっ、なんで美希が居るのよ」

美希「あっ、でこちゃん」

伊織「だからその呼び方はやめなさいって言ってるでしょ！」

P「やぁ伊織、おはよう」

伊織「はいこれ、頼まれてた物」

美希「？？」

P「おぉ、これさえあれば我が765プロも知名度アップ間違いなしだな！」

美希「え？な、何か渡したの？」

伊織「はぁ？アンタこれが見えないの？」

美希「う、うん…ねぇハニー、でこちゃんから何を貰ったの？」

P「これ？素晴らしい物だよ。ありがとうな伊織」

美希「だから何をもらったか教えてほし

二人「馬鹿には見えない素晴らしいものよ(だ)」

美希「！！」

美希「えっ？え？」

P「本当にありがとうな伊織！今度俺のアパートで鍋する時に呼んでやるからな」

伊織「誰がアンタが住んでるボロアパートに行かなきゃなんないのよ」

P「い、伊織…」

伊織「鍋くらいしたい時に私に言いなさいよ。何時でも作って待っててあげるから」

美希「ちょ、ちょっとハニー？でこちゃん？本当に何も見えないけど一体なんなの？」

P「伊織！」

伊織「まっ、家に入れてあげるとは言ってないけど」

P「い、伊織…」

伊織「にひひっ、じゃあまたね変態プロデューサー」

ﾊﾞﾀﾝ

P「やっぱ765で一番魅力的なのは伊織だよな」

美希「ねぇハニー、だから何をもらったのー！」

P「だからコレだっての｣ｽｯ

美希「？？？何も見えないの」

P「手を出してごらん」

美希「ん…」

P「分かるか？かなり見え難いけど触れば形はわかるだろ」

美希「ほんとだ、プニプニしてるの」

P「これがないとやってられないんだよ」

美希「ねぇハニー、このプニプニした長方形の小さな物体はなんなの？」

P「お仕事を手にするために必要なものだよ」

美希「？こんなので仕事が手に入るの？」

P「あぁ……手に入るんだよ」

ｶﾞﾁｬ

響「はいさーい！」

P「はくさーい！」

響「ははは、プロデューサー今日も絶好調だな！」

P「歯、臭いぞ」

響「えっ…じ、自分ちゃんと朝起きて歯磨きしたから臭くないぞ！」

P「……」

響「ううぅ、ほ、本当さぁ…」

P「はははは、可愛いなこんちくしょう」

響「うがー！また自分をからかって反応を楽しんだんだな！」

美希「ねぇ小鳥、これってなんなの？」

小鳥「コンドームですね」

美希「コンドーム？こんな透明なんだ」