男「彼女製作キット?」 (20)
書き溜めていたのが消えたので腹いせに書いてく
遅筆許せ
~100均にて~
男「なんだこれ…」
男「百円で彼女が作れたら全国の童貞達が飛びつくよ…」
男「…」
男「…暇だし買うか…」カゴニポイ
-帰宅
男「ふぅ…さてと…」ドサ
男「作りますか」
男「えーと、なになに?まずは体の支えとなる骨組みをつくります…説明書の図1のように骨組みを組み立ててください…か」カチャカチャ
男「こんなもんかな?さてとお次は…あなたの髪の毛を一本、粘土に混ぜ付属の型で顔の形をとってください…なんかいっきに胡散臭くなってきたな…」プチ…マゼマゼ
男「よし、次はと…作った顔をあらかじめ作っておいた骨組みにつけます…」ドス
男「数種類ある体のバリエーションからお好みの型を選び、顔と同じように型をとってください…」
男「好みの体か…うーん…とりあえず普通でいいかな…」
男「型をとったら骨組みにつけて…と…」ペタペタ
男「おぉ…なんかそれっぽくなってきたな…」
男「あとは髪のパーツを付けて乾かすのみか」ノビー
男「なかなか楽しいな…これ…」
-数分後
男「よし!完成だ!っはあー!出来た出来た…うわ?もうこんな時間か…晩飯の準備しないと…でも疲れたしな…」
男「ふわぁ…なんか眠くなってきちゃった…よ…」パタ
-朝
チュンチュン
「…て…きて…」ユサユサ
男「うーん…もう食えない…」ムニャムニャ
「…きて…おきて…」ユサユサユサ
男「だから無理だって…」ムニャムニャ
「起きなさい!」バシーン??
男「っだぁあぁああぁぁあ??」
ちょっと買い物行ってくる
というか見てる人いるのかこれw
男「???」
??「早く起きてよ…全く…いつまで裸でいさせる気?」
男(は、裸の女の人?え?え?)
??「何でもいいから早く着替えるものが欲しいんですが」
男「え、えーと…その…自分…全く覚えてなくて…寝てから記憶が…」
??「き・が・え!!は・や・く!!」
男「た、ただいまーー!!」バタバタバタ
ーーー
??「なんか凄い汚れてるんですが…」
男「今、仕事着しかなくてですね…」
??「仕事?何の?」
男「が、画家…です…」
??「へー…絵…描くんだ?」
男「まあ…それなりに…」
??「あ、じゃあこれ絵の具の汚れか」
男「あのう…」
??「何?」
男「本当に全く覚えてなくてですね…もし…その…何か間違いを犯してしまったのなら…」オドオド
??「え?覚えてないの?あんなことしたのに?」
男「あんなこと?」
???「うわぁ…ないよ…それはない…覚えてないとか…」
男「う、嘘だろ…そんな…」ガク
??「嘘だよ」
男「お、俺はどうしたら…」
男「…へ?」
??「冗談だよ冗談、そんな訳ないでしょ」
男「」
男「…じゃあお前誰なんだよ…」
??「見覚えない?」
男「見覚え?うーん…どこかで会ったか…?いや…全くわからん…」
??「人形だよ人形」
男「人形?人形…にん…ぎょう…あ?」
人形「やっと気づいたし…」
男「え、えぇ?どうして?なんで!」
人形「どうしてって…君が作ったんじゃん」
男「ちょ、ちょっと待ってくれ??君は俺が作った昨日の人形で…今日の朝にはでかくなって…あ?だ、駄目だ!理解出来ない…!」アタフタアタフタ
人形「まあいいや…とりあえずよろしく」
男「よ、よろしくって…」
人形「今日から…正確には昨日からだけど、ここでお世話になります」
男「んな馬鹿な…」
人形「あのさあ、私は君の彼女なんだよ?一応」
こうして男こと俺には彼女(人形)が出来た
ちょっと飯食ってきます
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