エレン「フィーリングカップル?」(113)

訓練場
キース「これがなにかわかるかイェーガー訓練兵?」

エレン「・・・わかりません」

ライナー「(知らねぇ・・・)」

キース「ではアルレルト訓練兵、答えてみよ!」

アルミン「ハッ!グループの中で両思いのペアを作るためのゲームです! 男女がお見合いのようにわかれてお気に入りの相手を指名し、両思いだとカップルが成立します!」

エレン「へー、やっぱ流石だな アルミンは」

ジャン「(何でこんなこと知ってんだよ・・・)」

キース「その通りだアルレルト訓練兵!」

アルミン「しかしこれが訓練に何か関係あるのでしょうか?」

キース「貴様の疑問も尤もだ だがそれは追々説明しよう」

キース「先ず、今日の立体機動訓練はバディを組んで行う!というのも、実際の戦闘では巨人と単独で戦って勝てる可能性は極めて少ない!常に数人でのチームを組んで戦うことになる!」

キース「しかし、毎回こちらが数的有利で戦えるとも限らん!巨人は数が非常に多いが、人間の数は減るばかりだ!途中で仲間が喰われて想定外に数が減ることもあるだろう!そうした事態に備え、巨人と戦うにあたって最低限確保したい人数である2人でバディを組んでの訓練だ!」

キース「当然、片方が囮になることになるが、1人のミスは即ちバディの死に直結する!3~4人のときとは違い、誰からもフォローは受けることができないため、バディ間の高度なコンビネーションが求められる!」

キース「そこで使うのがこのフィーリングカップルだ!これでバディ分けを行う!」

104期一同「「「!?」」」

キース「これは訓練だ 実戦ではそうも言ってられんが、適当に組んだバディでいきなり息を合わせるのは難しいだろう ある程度お互いを知っている同士で組むのが望ましいが話し合いではそう上手くまとまらん そこでこいつの出番というわけだ」

ベトルトル「(なるほど・・・両思いならば少なからずお互いを知っている同士 自分で選んだ相手なら文句も出ない・・・)」

サシャ「(なんだかよくわかんないですね)」


キース「やればわかるがそう上手くはいかん 余り者同士ということもあるだろう だが誰からも選ばれないということは兵士としての信頼が足りないということだ」


キース「周囲の信頼を得ることも作戦を迅速にこなすためには必要な素質だ もし余り者ペアになった者はどうすれば信頼を得られるか、よく考えることだな」

アルミン「しかし教官!お言葉ですがバディを組むこと、及びそれをこのようなゲームで決定することの妥当性はよくわかりました!しかし男女でバディを組むことの必要性が理解できません!」

キース「良い質問だ だが男女でバディを組むには相応の理由がある 一般的に男は力が強く体がでかい 立体機動には向かないが巨人を殺す上で決定力がある 女は逆に非力で小柄だが立体機動には向いている 囮役を女が、巨人を仕留める役を男が、とするとパワーとスピードのバランスが丁度良くなるのだ 出来れば男女で組むのが望ましい」

コニー(158cm 58cm)「」

ミカサ(170cm 78kg)「」


ライナー「(なんだかよくわからんがこれは堂々とクリスタとペアになれるチャンス!)」

ジャン「(ミカサとペア以下同文)」

ミカサ「(エレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレン)」


キース「誰が誰を指名したか、その過程はわからないようにしてある わかるのはあくまでカップルが成立したときのみだ!」

キース「また今回の訓練はカップルが成立した者からスタートしてもらう! ターゲットの巨人模型を多く倒せばその分成績評価に加点する!だがターゲットの数は限られている!なかなかバディを組めなければその分出遅れることになるぞ!理想の相手ばかり追い求めないで、相手の心理をよく読み、どこかで妥協点を見つけるのも大事なことだ」


キース「それでは男女各5人ずつにわかれて開始!!!」


エレン ライナー ベルベルト ジャン アルミン


ミカサ アニ クリスタ サシャ ユミル

一周目
男サイド
エレン「なんかよくわかんねーけど、女子5人の中から誰か一人選べば良いんだよな」ポチッ

ライナー「(ここは当然女神一択!!女神も俺を指名してくれるに違いない!!)」ポチッ


ジャン「(ここは当然ミカサ以下同文)」

ライナー「(いや、エレンいるんだから無理だろ)」

ジャン「(!? こいつ直接脳内に…)」

ライナー「(これは成績上位10名に入るには重要な立体機動の訓練だ バディが誰かも重要だが、それ以前に早くバディを組んで立体起動訓練に移らないと大して得点にならないぞ)」

ライナー「(お前は憲兵団に入るチャンスを放棄してまでミカサと組みたいのか?)」

ジャン「(うるせぇ!その言葉そっくりてめぇに返してやるよ!だいたい、俺があの死に急ぎ野郎に負けるなんざありえねぇんだよ!立体機動は俺が一番だ!ミカサも俺と組みたいに決まってる!)」ポチッ

ベトベトン「(弱ったなぁ・・・ こういうの、僕は先ず選ばれないだろうな お互いをよく知ってるどころか、女子はそもそも僕の名前知ってるのかな ハハハ・・・)」ポチッ

ライナー「(いや、エレンいるんだから無理だろ)」

ジャン「(!? こいつ直接脳内に…)」

ライナー「(これは成績上位10名に入るには重要な立体機動の訓練だ バディが誰かも重要だが、それ以前に早くバディを組んで立体起動訓練に移らないと大して得点にならないぞ)」

ライナー「(お前は憲兵団に入るチャンスを放棄してまでミカサと組みたいのか?)」

ジャン「(うるせぇ!その言葉そっくりてめぇに返してやるよ!だいたい、俺があの死に急ぎ野郎に負けるなんざありえねぇんだよ!立体機動は俺が一番だ!ミカサも俺と組みたいに決まってる!)」ポチッ

ベトベトン「(弱ったなぁ・・・ こういうの、僕は先ず選ばれないだろうな お互いをよく知ってるどころか、女子はそもそも僕の名前知ってるのかな ハハハ・・・)」ポチッ

アルミン「(なんか、この手のゲームはほんとに平和に終わる気がしない・・・ どうか僕の胃よ耐えてくれ・・・)」キリキリ

アルミン「(アニやミカサの動きに僕がついていけるとも思えないし、サシャは動きが奇抜すぎて連携がとりにくそうだ  ユミルも正直何考えてるかよくわからない 取りあえず一周目は無難にクリスタを指名しておこう もしかしたら僕を指名してくれるかもしれないし もしバディになれたらそれはそれで楽しそうだし)」ムクムク ポチッ

ムクムクってなんだよwwwwwwwww

女サイド

ミカサ「エレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエr」ポチッポチッポチッポチッポチッポチッポチッポチッポチッ


アニ「ちょっとあんた、口に出てるよ わかっちゃいるけど、一応ゲームなんだから黙ってやってくれ」

アニ「(しかし弱ったね 早くバディを見つけた方が有利ってんなら、巨人バカのアイツならさっさとミカサと組んじまうな ミカサはエレンを指名するのはわかりきってるし)」チラ

ライナー「(クリスタハァハァ)」

アニ「(っていうか、アイツどころか誰も私を選んでくれなさそうだ 仕方ない 余りモンでいいから後から追いかけよう 今回はまぁ、取り敢えず…)」ポチッ

ユミル「(めんどくせぇなぁ 誰とやっても同じだろ どーせ男どもはクリスタの奪い合いであたしなんか指名しないだろうし ん?)」ポチッ


サシャ「(今日の晩ご飯何かな)」ポチッ

クリスタ「(やっぱりエレンはミカサを選ぶのかなぁ?どうしよう・・・早いとこバディを見つけて得点をかせぎにいきたいけど・・・ まぁまだ一周目だし、エレンにしちゃえっ♪)」ポチッ



>>19

アルミンの巨人が立体機動した音っす

フィーリングカップルマシーン(以下fcm)「結果発表・・・・・カップル成立一組!!」

ライナー「早速か!誰と誰だ!?」

ジャン「うおおおおおおおおおキタキタキタキタァ!!!さぁ、俺の名を高らかに呼べ!」

クリスタ「」ドキドキ

ユミル「(あーめんどくせ)」

ミカサ「聞くまでもない これは当然の結果 さぁ、エレン 私といssh」

fcm「エレン・アニ!!!!!」

ジャン「」

ライナー「」

アニ「ふーん、エレンとアニかぁ………ふぇ!!!!????」

エレン「お!やった!一番のり!」

アニ「…?え?そそそそんな、どどどどうして私なんか…///」カァァ

エレン「え?なんでって?そりゃ俺がアニと組みたいとおもったからだろ?」

アニ「あんたてっきりミカサと…///」モジモジ

エレン「え?だってミカサとだったらあいつ一人で全部片付けちまいそうで訓練になんねぇだろ それにアニだったらよく対人格闘訓練で一緒に組んでるからお互いの性格とか知っててやりやすそうだし」

アニ「ぁ…あぁ、そう…なんだ……そりゃどうも……///」アセアセ

ジャン「見るからに嬉しそうだな」

サシャ「面白いくらい顔真っ赤ですね」

クリスタ「アニもあんな顔するのね」

エレン「そういうアニこそなんで俺なんだ?」

アニ「え?わ・‥私はその……あの中じゃあんた一番マシって思っただけさ!特に深い理由はないよ!!」

エレン「そっか まぁ俺はアニと組めて嬉しいけどな」

アニ「バ…バカ!そんなセリフをよくもまぁ堂々と…///」ゲシゲシ

ライナー「痛い痛い!なんで俺を蹴るんだよ!!」

ベルメール「なんて迷惑な照れ隠しなんだ…」

アルミン「(あぁ…恐れていたことが現実に… どうしてエレンはいつもこう周りの苦労を考えないんだろうか… あんなことミカサの目の前で言ったら ってあれ?ミカサは?)」

ミカサ「」チーン

アルミン「(き…気絶してる…あまりのショックに脳がショートしたんだ…)」

アルミン「(だけどこれなら一応暴走はしないで済むかな…悪いけどこのまましばらく気絶しててもらおう)」

エレン「さぁ、せっかくの一番乗りだし早いとこスタートしちゃおうぜ、アニ」

アニ「あ…あぁ、けどちょっと待ってくれ」クルッ

アニ「悪いねミカサ、エレンは今日一日あたしのものだから」

ミカサ「」カッ!!

クリスタ「きゃっ!ミカサの眼が見開いた!」

アルミン「(な!?なんてことを!?あんな挑発的なこと言ったらミカサが黙ってないぞ!)」キリキリ

ユミル「勝利宣言とは…」

ライナー「ミカサに勝ったのがよっぽど嬉しかったんだな」

エレン「おい!なんでわざわざそんなこと言うんだよ!」

アニ「別に、ちょっとイジワルしただけさ さぁ、行こう」ギュ

エレン「おい手握るなよ!恥ずかしいだろ///」

サシャ「これが噂にきく略奪愛というやつですか?」

ミカサ「……絶対に許さない 待っててエレン今そいつの洗脳からといてあげる」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

アルミン「ミカサ落ち着いて!刃しまって!」

ミカサ「アルミンどいてそいつ殺せない」

アルミン「ここで暴れても仕方ないよ!エレンとアニは正当なルールの下カップルが成立したんだ!でもエレンはあくまで訓練の都合でアニを選んだのであって、ミカサが嫌いなわけじゃないのはさっきミカサも聞いたろ?」

ミカサ「だけどエレン私がついてないと!!」

アルミン「だったらここはゲームを再開して早くエレンたちに追いつくことを考えよう、ね?」

ミカサ「う…わかった では早くゲームを再開しよう」

アルミン「(なんとかなった・・・危なかった・・・)」

アニ「(ミカサならすぐに追ってくるだろう…でも……私が賭けたのはここからだから)」

二週目
エレン・アニ 抜け

ライナー ベロベルト ジャン アルミン

ミカサ クリスタ サシャ ユミル

男サイド
ライナー「(くそ、カップル成立しなかったということは女神は俺を選らばなかったということだ しかしエレン亡き今がチャンスだ!!待っていろクリスタ!結婚しよう!!!)」ポチッ

ベトルルト「(やっぱり駄目か…まぁ、そうだよね…)」ポチッ

ジャン「(ナイスだぜアニ!!エレンのいない今ならミカサはきっと俺の下に!!!!)」ポチッ

アルミン「(一周目は順当に行ってジャンはミカサを、ほか二人はクリスタを指名したんだろう クリスタが誰ともカップル成立しなかったということはクリスタはジャンかエレンを指名したということ ジャンはないだろうからクリスタはエレンか…)」

アルミン「(だけどそのエレンはアニと組んでもういない ということは僕にだってチャンスはあるはず でも気がかりなのは… やはりここは…)」ポチッ

女サイド

ミカサ「(早くエレンを追ってあの女狐を訓練中の事故にみせかけて帰らぬ人せねば…私のエレンの手を握ったことはそれだけ重罪…)」

ミカサ「(しかし悔しいが私の女子力(腹筋)ではクリスタの女子力(女神)には敵いそうもない きっと男子はクリスタを指名するだろう だからと言ってジャンは死んでも嫌だし、どうすれば…このままでは取り残される‥・」

ミカサ「(くそ!こうもしている間にエレンがあの女狐に…うぅ…エレン、なぜこんなことに……)」グスッ ポチッ

サシャ「(うわーミカサ泣いてますよ)」ポチッ

ユミル「(女ってこえー)」ポチッ

クリスタ「(意外な結果だったけどエレンとられちゃった…どうしよう、アルミンかなぁ… 他3人はなんかむさいし…)」ポチッ


fcm「二周目結果発表……カップル成立一組!!!!」

ライナー「よし!!今度こそ俺なんだろうな!!!」

ジャン「いいや俺だね!!!早いとこ抜けて点数稼がせてもらうぜ!!!」

ベロレルト「お願い、僕でありますように…!」

fcm「アルミン・ミカサ!!!!」

ジャン「」

クリスタ「」

ライナー「」

ミカサ「アルミン…信じてた……うわぁぁぁぁぁあああぁぁぁん…誰も組んでくれないかと……」ポロポロ

アルミン「ハハハ…こちらこそありがとう、ミカサ」

アルミン「(エレンがいなければ消去法で幼馴染の僕なのはわかっていた クリスタと組めなかったのは残念だけどここは僕がミカサと組んで暴走を止めないと…)」

アルミン「(さっきの様子から見ていつまでもここに放っといたら精神的にもっとヤバイことになりそうだ なんでいつもこういう役かなぁ)」キリキリ

ミカサ「さぁアルミン早く行こう 一刻も早くあの女狐を削がなくては!!!」ギュンッ

アルミン「ちょっと待ってよミカサ!」

3周目
アルミン・ミカサ抜け

ライナー ベルベット ジャン


クリスタ サシャ ユミル


ジャン「(普通だ……)」

ジャン「(これが現実ってもんだろうな……)」

ジャン「(エレンどころかアルミンにも負けるなんてな 俺は夢か幻でも見ようとしてたのか?俺は知ってたハズだ 現実って奴を)」

ライナー「」放心

クリスタ「」放心

ジャン「(皆後悔してる)」

ジャン「(こんな余り者になるなんて知ってりゃこんなゲーム参加しなかった)」

ジャン「(こんなふざけたおもちゃで訓練なんざ、みんなで反対すれば教官だって折れたに違いねぇ…)」

ジャン「(精根尽き果てた今…頭にあることはそればっかりだ)」

ジャン「(なぁ…エレン、アニ もう…お前らが何分前に出発したか…わかんなくなったよ…)」

ジャン「(こんなゲーム参加しなければ…お前らなんかと同じグループじゃなければ… 次は誰の番かなんて考えずに済んだのに…)」

~回想~

ライナー(お前は憲兵団のチャンスを放棄してまでミカサと組みたいのか?)

~回想終了~


ジャン「(ライナー、てめぇに教えてもらわなくてもわかってんだよ…早くバディを見つけて得点を稼ぎにいかないといけないことくらい…)」

ジャン「(でも…わかっていても…エレンみたいにバディを組めねぇ…)」

ジャン「(これは絶対に自力では抜けることはできない 誰かが指名してくれないとな ミカサ…アニ…恐らくクリスタもエレン指名だろう 誰しもお前みたいに…)」

ジャン「(モテないんだ…)」

~回想~

マルコ(怒らずに聞いて欲しいんだけど…ジャンは…)

マルコ(モテる人ではないから…モテない人の気持ちがよく理解できる それでいて現状を正しく認識することに長けているから 今何をすべきか明確にわかるだろ?)

マルコ(まぁ…僕もそうだし大半の人間はモテないと言えるけどさ…それと同じ目線から放たれた好意ならどんな相手にだって切実に届くと思うんだ)

~回想終了~

ジャン「(今‥・何を‥・するべきか・・・)」ギュッ

ジャン「おい…お前ら…」

ベロトルト「」

ライナー「」

ジャン「次の指名相手は誰にするか決めたか?」

ジャン「オレは決めたぞ オレは…オレは……」ポチッ

fcm「3周目結果発表!!!!」

fcm「ジャン・サシャ!!!!!」

ベントルト「(!? 破天荒で読みにくい動き…一番連携がとりにくそうサシャをジャンが…?)」

ユミル「(へぇー、ジャンがあの芋女をねぇ・・・)」

サシャ「ようやく指名してくれましたね!」ニコッ

ジャン「?」

サシャ「どうして今更私を選んでくれる気になったんですか?てっきりジャンはクリスタを指名すると思ったんですけど…」

ジャン「こういう言い方はアレだが…アニやユミル、クリスタにミカサ…なんだか不思議と同じ人間に思えなくてな 違う世界の住人っていうか…」

ジャン「そんな中で唯一俺と同じ匂いがするのはお前だけだ 普通の匂いっていうか お前とならうまくやれるんじゃねーかとようやく気づいてな…」

サシャ「私そんな匂いしますか?鼻がいいんですね!」

ジャン「バカ、そういう意味じゃねーよ お前こそなんで俺を?お前もエレン狙いか?」

サシャ「え?私は最初からずっとジャンを指名してましたよ」

ユミル「え!?あのジャンをかよ!!」

クリスタ「嘘でしょ!?」

ベルモンド「酷い言われようだな…」

ライナー「(バディ組めてないってことは俺もそう思われてるのかな…)」

ジャン「おい、そりゃどういう…」

サシャ「なんていうか…私が同期にもこんな敬語で他人行儀なのは故郷の訛りが恥ずかしいからなんです」

サシャ「もともと自己主張も弱く、言いたいことも言えなくてずっと人目を気にして、作った自分で生きてきました」

サシャ「だけどジャンはそんな私とは違い、言いたいことや思ってることは何でも正直に言える人です そこがエレンみたいな人と衝突する原因にもなってるんでしょうけど‥・」

サシャ「それでも、訓練兵初日に憲兵団に入って内地で暮らしたいって正直に宣言したジャンはかっこいいと思いました 私には到底無理です それに私が訓練兵に志願したのは美味しいものが食べられると思ったからで、ジャンのような目標とかは何もありませんでした」

サシャ「それでジャンのようになりたいなぁ…なんて思うようになったんですけど、そしたら自然とボタンを押していました」

ジャン「サシャ‥・お前‥・‥・」

サシャ「あ、いいんです ジャンはミカサが大好きですもんね それはわかってます」

サシャ「私は食い意地ばかり張っていて、女の子らしさなんて欠片もないですけど 厳しい訓練を乗り越えることができれば自分を変えられると思うんです そうしてもっと自分に自信が持てるようになったら」クルッ

サシャ「私の本当の言葉で想いを伝えて、振り向かせてみせますから!」ニコッ

ジャン「え?そりゃつまりお前は俺を…///」

サシャ「心当たりがあるならそれで当たってますよ!さ、置いて行かれないうちに早く行きましょ!」ダッ

ジャン「あ、馬鹿待ちやがれこの芋女!」ダッ

~そのころエレンたちは~

エレン「おいミカサ!!なんでターゲットじゃなくてアニを狙うんだ!!刃振り回して危ないだろ!!」

ミカサ「待ちなさい女狐・・・!!!」

アニ「思ってたより早かったねミカサ・・・!だけどここまでは想定済みさ!」

アルミン「あー、わかってたけどミカサが早すぎて全然追いつけない・・・だけどあのミカサから逃げ続けてるアニも相当すごい・・・!」

ミカサ「死になさい…」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

アニ「おっと…(こりゃ逃げるだけでも一苦労ね…)」

アニ「(まぁこちらとして好都合…よし、そろそろかな・・・)」

ガッ(アンカーをわざと外す)

アニ「きゃーエレン助けてー落ちるーー(棒)」

エレン「!?待ってろ!!今助けるぞ!!!」

(アニを空中でキャッチ)

エレン「危ねぇ!なんとか間に合った!怪我はないか!?」

アニ「大丈夫・・・フフッありがと♪」ダキッ

エレン「お、おい…そんなにくっついたら立体機動しにくいだろ/// っていうかミカサ!!どういうことだ!アニが危うく落ちちゃうところだったぞ!!!」

ミカサ「」ピシッ

アルミン「(あ、ミカサが壊れた)」

アルミン「(しかしなんて女だアニ…わざとアンカーを外してエレンに助けてもらい、合法的にミカサの目の前でエレンに抱きつくとは…)」

ミカサ「」ヒューーーーガサッ

アルミン「(あ、ミカサが落ちた…まぁ大丈夫でしょ、ミカサだし)」

ミカサ「待ちなさいこの泥棒猫!!!!」ギュンッ

アルミン「(やっぱり タフだなぁ)」

アニ「(しばらくはこうしてよーっと)」ダキッ

アルミン「なんていうか、何の訓練だよ」

~訓練場~

ライナー「おい、今のなんだよ 不覚にもサシャに萌えてしまったぞ」

クリスタ「今のサシャすっごい可愛かった/// けど意外だったな サシャがジャンを・・・ サシャも女の子だもんね」

ユミル「・・・けどまぁ、案外お似合いなんじゃねーの?」

ベルモンド「けどなんだろう…この敗北感は・・・・・・」

ライナー「!?」

クリスタ「!?」

ユミル「!?」

ライナー「(そうか!忘れていた・・・これで残るは俺たち4人だけ・・・・・・みんながラブコメしている間にすっかり取り残されちまった!俺って頼れる兄貴分の筈じゃ・・・)」グスッ

ユミル「(しかし女神女神言われてるクリスタがここまで残るとはねぇ)」

fcm「カップル成立2組目!!!!」


ライナー「!?」

ベルトルル「!?」

クリスタ「!?」

ユミル「!?」

ライナー「(そうか!今まではカップル成立が一組だけだったが、今回は二組あったんだ!!当然後半になれば成立する可能性は高くなる!!)」

fcm「カップル成立2組目!!!!」


ライナー「!?」

ベルトルル「!?」

クリスタ「!?」

ユミル「!?」

ライナー「(そうか!今まではカップル成立が一組だけだったが、今回は二組あったんだ!!当然後半になれば成立する可能性は高くなる!!)」

ライナー「(逆に今回選ばれなければ正真正銘の余りモンになるわけだが、ベルトルトには悪いがクリスタがベルトルトを選ぶとは思えない!これはついに俺の番g)」

fcm「クリスタ・ユミル!!!!」

ライナー「」

ユミル「も~ようやくかよ~待ちくたびれたぜクリスタ~///」

ライナー「え」

クリスタ「もうユミルったら!さ、だいぶ出遅れちゃった!はやくいこ!」

ライナー「え、ちょ」

ユミル「そうだな!あの余り者デカブツ2名はおいといてさっさといこうぜ!」

ライナー「ちょまてよ」

ユミル「んだよさっきからうるせぇな お前がキムタクの真似したってかっこつかねぇぞ」

ライナー「いやそうじゃなくって、これ男女ペアじゃないの?」

ユミル「ん?あぁ、そのこと?きっといつまでもカップル成立しないときのためだろうな この端のボタン押すと同性も指名できるようになるんだよ」

ライナー「」

ユミル「私はずっとそれでクリスタ指名してたんだけどな なかなかクリスタが気づいてくれなくて」

クリスタ「ごめんねライナー ライナーが優秀なのは知ってるし、嫌な理由は特にないんだけど二人で連携って思うとやっぱりいつも一緒のユミルが一番適任かなぁって」

ユミル「クリスタは小柄だし、わたしは女にしちゃでかいから別に教官も文句ねぇだろ おっとこうしちゃいられねぇ お前らもさっさと準備して立体機動に移れよ 評価下がるぞ~」ダッ

クリスタ「あ、ちょっと待ってよユミル!」ダッ


ライナー「まさか…そんな手があったなんて…」

ライナー「なぁベルトルト、お互い知ってるって意味じゃあバディ組むには申し分ないんだが、どうも余りものペアっていうと、なぁ…何かなぁ…」

ベトトルル「しょうがないよ、ライナー」

ライナー「お前は誰狙いだったんだ?やっぱクリスタか?」

ベルルトト「いや、僕はライナー 君をずっと指名していた」

ライナー「!?」

ベルルルト「実は僕もあの機能に気づいていたんだ 二人組をつくるならライナー、君しかいないと思ってね」

ライナー「そりゃ気持ちは嬉しいがおい、お前なんでそんな近寄ってくるんだ…!?」

ホモトルト「正直こういう結果になることは予想できていたよ ライナーと僕が余ることになると そして僕はこの結果にとても満足している///」

ライナー「おいなぜ顔を赤くしているんだ!?っていうか名前ホモトルトになってるぞ!!」

ホモトルト「エレン・アニ、そしてジャン・サシャがあんなにもいちゃいちゃ見せ付けてくれたんだ 僕もその気になってしまったよライナー///」

ゲイナー「いやいやいや俺にその気はないぞ!早く訓練にいかないと…って勝手に名前をかえるな!!!俺はノーマルだ!!!!!!!!」

ホモトルト「作者から許可がおりたみたいだね…ゲイナー、ヤ る ん だ な ? 今 こ こ で 」

ゲイナー「違う!俺の名前はライナ、アーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!」


結局、エレン・アニ、アルミン・ミカサが追いかけっこをしている間にジャン・サシャがターゲットを駆逐しまくり、一位になったそうな ユミル・クリスタは時間的に一歩及ばず2位に
また訓練終了後、放心状態で発見されたライナーはもう二度と巨人のケツに刀をつっこむなどの冗談を言わなくなったそうだが、真相の程は誰にもわからない



おしまい

初めてss書いてみたんですが難しいですね
とりあえずレスがたくさんついてとっても嬉しかったです
またネタが浮かんだら書いてみよーかと思います

あとお気づきでしょうが作者はアニが好きです
蹴られたいです

ちなみにジャンは特に意図してなかったですけど
なんか一番の勝ち組っぽい感じに
勿論ジャンも好きです
調査兵団になることを決意するシーンは原作でも屈指の名シーンだと思います

そしてここまで読んでくださった方ありがとうございました!
またトライするかもなんでそのときはまた読んでやってください!

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom