絵里「にこの未成熟なペリメニを思う存分ハラショーしてしまったわ……」 (76)

・にこえり

・微エロ注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403445870

生徒A「綾瀬先輩っ、今日もμ'sの練習ですか?お疲れ様ですっ!」

生徒B「ラブライブ出場、おめでとうございます!応援してます!」

生徒C「あ、あのあのっ……さ、さささサインくださいっ……!」

絵里「ええ、いいわよ?」サラサラ

絵里「いつも応援ありがとうね」ニコッ

生徒A・B・C「は、はいっ!あああありがとうございますー!」

穂乃果「ぅ絵里ちゃぁぁーん!ねぇねぇ聞いてよー!」ダダッ

絵里「穂乃果ってば、廊下で大声出さないの。一体どうしたの?」

穂乃果「海未ちゃんが私に大量の書類作業を押し付けてくるんだの!おかげでパンを食べる暇もないよ!海未ちゃんに何とか言ってよー」

海未「それは穂乃果が仕事を溜め込むからでしょう!絵里、穂乃果に何とか言ってやってください!」

絵里「あははは……とりあえず、進捗状況はどうなの、海未?」

絵里「ふむ……じゃあ、優先順位の高い順に処理して……ここまでやったら一区切りにして休憩にしたらどうかしら?それなら穂乃果も頑張れるでしょう?」

穂乃果「むむむ……何とかガンバリマス」

海未「さすが絵里、見事な采配ぶりです。頼りになりますね」

ことり「絵里ちゃん、今度のステージ用の新衣装考えたんだけど、後で意見聞かせてもらえないかなぁ」

絵里「もちろんいいわよ?どんな素敵な衣装になるのかしら、楽しみだわ」クス

ことり「え、絵里ちゃんてば、あんまりハードル上げないで……//」

──練習前、屋上──

希「いやー、エリチってば相変わらずモテモテやねー」クスクス

絵里「希ったら、からかわないでよ……最上級生だし、生徒会長じゃなくなってもこれぐらいはね」

希「それだけじゃないと思うけどなぁ」

希「一方であっちは……」チラリ


にこ「ラブライブ本大会に向けて、新技を開発したわ!あんたたちよぉーっく目に焼き付けなさい!」

にこ「ニッコニッコニー☆大銀河宇宙にあまねくナンバーワンアイドル、矢澤にこニコ☆」

にこ「ニコニコ大天使がキュートに降臨して、あなたのハートをわしづかみニコ♪」

花陽「ニコニーがついに大宇宙に進出を果たすんだね!」フムフム

凛「だんだんスケールがおかしくなってきてるにゃー」

真姫「相変わらずキモチワルイ」

にこ「ぬぁんですってぇ!?」クワッ


希「にこっちのアレも最上級生としての一つの形なんかな?」アハハ

絵里「……」ボーッ…

希「エリチ?」

絵里「はっ!あ、ほらほらみんな、穂乃果たちが来るまでに基本のステップおさらいするわよ!」パンパン

花陽「はいっ!」

凛「今日も練習、頑張るにゃー!」

にこ「ぐぬぬ……あんたたち、にこの時と態度が違い過ぎない!?」

真姫「日頃の行いからして当然ね……」ハァ

──夜、絵里自室──

絵里「はぁ、疲れたわ……」ゴロゴロ

絵里「廃校の危機を逃れて、ラブライブの予選も無事突破できて……」

絵里「みんなに頼ってもらえるのは嬉しいけれど、やっぱり私にも、癒しが必要なのよね……」

絵里「こんなときは……」ゴソゴソ

絵里「アイドルショップでこっそり購入した、にこ抱き枕の出番よ!」ジャジャーン!

絵里「ああ、にこ……にこぉ……」ギュウギュウ

絵里「今日のにこも可愛かったわね……」

絵里「無駄にあざとさだけが進化するニコニーアピールも」

絵里「いじられて逆ギレするチョロチョロしさも」

絵里「年齢にそぐわない華奢すぎる身体つきも」

絵里「全てが背徳的な魅力を放っているわ……青い果実ハラショー!」

絵里「ああ、にこ……本物のあなたを抱きしめたい……!」ギュウギュウ

トントン

亜里沙「お姉ちゃん、起きてる?勉強教えてほしいんだけど……」

絵里「ぶっ!?」

絵里「ちょ、ちょっと待って、まだ入らないで!」ドタバタ

絵里(にこ枕を片付けないと……!)

亜里沙「?」

──翌日、放課後──

絵里「えっ?今日の練習は休み?」

にこ「先週海未が言ってたでしょ」

絵里「そ、そういえばそうだったかしら……?」

にこ「しっかりしてよねー全く」


真姫「にこちゃん?もう行くわよ?」

凛「早くしないと凛お勧めのラーメン屋さんのサービスタイムが終わっちゃうにゃ!」

花陽「私、もうお腹ペコペコ……//」

にこ「はいはい分かったわよ、今行くから!それじゃーね絵里」タタッ


絵里「あっ!にこ……」

絵里「ええ、またね……」フリフリ…

──部室──

絵里「そんな……まさか今日は練習が無い日だったなんて……」ショボン

絵里「これじゃあいつもみたいにストレッチやダンスの指導にかこつけてこっそりセクハラしたり、踊っている後ろから視[ピーーー]したりできないじゃない……」

絵里「にこ分が補給できないと家に帰るまで保たないわ……」

絵里「エリチカおうちかえれなくなっちゃう……」

絵里「しかたないわね」キリッ

絵里「こんな時のために特別編集しておいたのニコニーコレクションDVDを観ましょう」

ポチッ

【にこDVD START】

シュルッ…

『どうしたかって……分からないの?』

絵里「わ、分からないわ……なぜリボンを外したの?」ドキドキ

『ダメ!恥ずかしいから見ないで!』

絵里「あああっ!ごめんなさい、見てないわ、本当よ!」ギンギン

『あーもう、しょうがないわねぇ……ちょっとだけよ?』ファサッ

絵里「ちょ、ちょっとって……?//」ドキドキ

『髪、結んでない方が好きだって、前言ってたでしょう?』スッ…

『あげる……にこにーから……スペシャルハッピーな、ラブニ』プツッ


絵里「あああああっ……!何?ここから何が始まってしまうの!?」

絵里「どうして肝心なところでバッテリー切れなのよー!」ゴロゴロ!

絵里「スペシャルハッピーな、何を差し出そうとしていたのよにこー!//」


ガチャッ

にこ「あれ?鍵空いてる……おかしいわね」

絵里「!?」

にこ「絵里?なんだ、先客がいたのね」

絵里「ににににににこ!?」ガタッ!

絵里「ど、どうしてここに!?」

にこ「どうしてって……部長の私が部室に来ちゃおかしいの?」

にこ「まあ花陽に貸すって約束してたA-RISEのDVD忘れてたから取りにきただけだけど……あんたは何やってたのよ?」

絵里「わ、私?ええっと、そのぅ……別に何も……」

絵里(マズイわ、本人が来るなんて!DVDを止めて隠さないと……!)ポチッ

『あげる……にこにーから……スペシャルハッピーな、ラブニ』プツッ

『あげる……にこにーから……スペシャルハッピーな、ラブニ』プツッ

『あげる……にこにーから……スペシャルハッピーな、ラブニ』プツッ

にこ「へ?」

絵里「」

絵里(って、間違えてループ再生のボタンを押しちゃった!?)

ニッコニッコニー!アナタノハートニニコニコニー!

にこ「な、何なのよこのDVD……にこの映ってるシーンばっかり編集されてるじゃない!」

絵里「」

にこ「こんなのμ'sのグッズにも無かったわよね……どこで手に入れたの?」

絵里「さ、さぁ……どこかのにこファンが持ち込んだとかじゃないかしら……?」メソラシ

にこ「絵里……?」ジィィ

絵里(ああ、ジト目で詰め寄るにこも可愛いわね……じゃなくて!)

絵里(何とか誤魔化さないと)

にこ「ふふーん?」ニヤ

にこ「なーるほどー、にこ分かっちゃった♪」

絵里「え、な、何がよ!?」ドキッ!

にこ「絵里ちゃんってばぁ、にこに会えない寂しさを紛らわよーとしてぇ、ニコニースペシャルDVDを鑑賞しちゃってたんだぁ」

にこ「わざわざ手間暇かけて編集までしちゃってー、かっわいー☆」ツンツン

絵里「!?」

絵里(こ、この子……どうしてこんな時ばかり鋭いのよ!?)

絵里(こんなことがみんなにバレたら、かしこいかわいいエリーチカのイメージがストップ安で急降下だわ)

絵里(そ、それより……私がこんなのを作ってるって知って、にこはどう思ったのかしら……絶対ドン引きよね……?)ガクガク

にこ「そーいえばぁ、最近練習中によく絵里の視線を感じるなーって思ってたんだけどぉ」

にこ「アレってやっぱり、そーゆーことなんだぁ?」

にこ「可愛過ぎるのも罪なのねー、にこ困っちゃう♪」キャルン♪

にこ「にこを見つめて何を妄想してたの~?何だかこっわーい☆」クスクス

絵里「」

にこ(なーんつって♪)

にこ(同じ最上級生なのに、にこはいっつもマスコットとか4人目の一年生扱いだし)

にこ(正直扱いの差が納得いかないのよね~)

にこ(何でこんなDVDが持ち込まれたのかは知らないけど)

にこ(いつもは頼れるお姉さんポジの絵里をいじれるめったにないチャンス、にこは逃さないニコよ♪)



絵里(あああああ……よりによって視[ピーーー]までバレていたなんて……)

絵里(このままではにこキチの烙印を押されて人生の裏街道まっしぐらに……)

絵里(助けてアリーチカ!!)グルグル


脳内亜里沙(落ち着いて、お姉ちゃん!)

脳内亜里沙(こんな時こそ、ロシア式解決法だよ!)


絵里(ロシア式……解決法?)

にこ「ほらほら、素直に認めちゃいなさいよー」クスクス

絵里「……」

ガチャリ

にこ「……?何で鍵閉めるの?」

グイッ 

にこ(へ?肩掴まれて)

ドサ!

にこ(──押し倒された?)

絵里「……」ググッ…

にこ「な、何すんのよいきなり……お、怒ってるの?」

にこ(って、顔近い!近づけ過ぎ!//)

にこ「ちょっとからかっただけでしょって、んむっ!?」

ンチューッ…


脳内亜里沙(ロシア式解決法……それはね)

脳内亜里沙(実力行使で、口封じだよ!)

絵里「ん……」

チュウウッ

にこ(お…落ち着くのよにこ)

にこ(冷静になって状況を分析するの)

にこ(確かに絵里と私の唇が重なっているけれど)

にこ(偶然運悪くぶつかっただけかも……もののはずみってヤツね)

絵里「んちゅっ……」

チュパ…チュッ…チューッ…

にこ「んぅっ……!」

にこ(絵里の唇、柔らかい……//)

にこ(って、違う違う!)

にこ(明らかに長いんだけど!偶然じゃないでしょどう考えても!//)

にこ(いや待って、決めつけるのはまだ早いわ)

にこ(海外の習慣に慣れてる絵里にとっては、キスなんてただの挨拶……友達同士の親密さの表現みたいなものなのかも知れないし)

絵里「♪」

ジュパッ…

レロォ

にこ「!?」

ジュプリュッ…チュプッ

にこ(いやいやいやいや)

にこ(友達同士の挨拶で)

にこ(舌は入れないでしょぉぉ!?//)

プハッ

絵里「ぺろっ……にこの唇、甘くて美味しいわね……ハラショー♪」

にこ「っ……!いきなり何すんのよぉ……//」

絵里「仕方ないでしょう?私のにこ依存症をよりによって当の本人に知られてしまった以上」

絵里「もうこうして、口封じするしかないんだから」クスッ

にこ「口封じの意味が違うわよ!冗談にしたってやりすぎ……離しなさいよー!」ジタバタ

絵里「もう、暴れないの」グイッ

絵里「冗談なんかじゃないわよ?これからもっともっと」

絵里「隅々までにこを味わっちゃうんだから……」

シュルッパサ

にこ「やっちょっ……服脱がさないで……!」

チュッチュッ…サワサワナデナデ

にこ「やめ、やめなさ……このバカ絵里っ……」

クチュッ…

にこ「あんっ……//」

──30分後──

にこ「あへぇ……もう許してニコぉ……」ピクピク

絵里「」

絵里(ど、どうしよう)

絵里(ちょっとロシア式に口封じするつもりが)

絵里(欲望に流されて思いっきりエスカレートしてしまったわ……)ダラダラ

絵里「あ、あの、にこ?大丈夫……?」

にこ「ふぇ……?」


ガチャガチャ

「あれー、鍵がかかってるにゃー」

「にこちゃん部室に行くって言ってたのに……」

「ちょっとにこちゃん?中に居るんでしょ?いつまで待たせるのよ!」

絵里(ひぃっ!?)ビクーッ!

絵里(に、にこ、早く起きて服を着て!)ユサユサ

にこ「あぅっ!」ビクッ

にこ「も、もう無理だってばぁ、絵里ぃ……//」

絵里(そうじゃなくてぇ!)


「今にこちゃんの声が聞こえなかった?」

「え、そう?やっぱり中にいるのかな……」

「もしかして体調悪くなって倒れてるんじゃない!?」

「大変にゃ!職員室行って鍵取ってくる!」バタバタ


絵里(ひぃぃぃぃ!?)

絵里(お願いだから起きて、にこぉぉ!)

──翌日、放課後──

海未「そろそろ大会も迫ってきているので、練習は疲労を残さない程度に軽めに抑えていきます」

穂乃果「フォーメーションの最終確認をしてくよー!」

絵里(あれから何とか服を着せて、ダンスの確認をしてたってことでごまかしたけど……)チラ

まきりんぱな「……」ジトーッ…

絵里(明らかにごまかしきれてないわよね……)アセ

にこ「……」チラッ

絵里(にこと目が合った!?)

にこ「……//」クルッ

絵里(と思ったら、目を逸らされた……!)ガガーン

絵里(やっぱり嫌われたわよね、あんな事したんだから、当然よね……)ガクッ

穂乃果「どーしたの絵里ちゃん、ぼーっとして」チョンチョン

絵里「へっ?な、何でもないわよ?」ハッ!

絵里「今日も練習頑張るにゃー!ファイトだよっ!」

希「どうしたんエリチ!?セリフがバグっとるよ?」ビクッ

海未「絵里……?ちゃんと私の話を聞いていたのですか……?」ジロ

絵里「ご、ごめんなさい……聞いてませんでした……」

ことほのうみ(今日の絵里(ちゃん)、何だか様子がおかしいような……)

にこ(絵里のやつ、昨日にこにあんな……あんなエッチなことしたくせに……//)

にこ(何でいつも通りなのよ……)チラチラ

絵里「……」

にこ(って、目が合っちゃった!?//)クルッ!

にこ(は、恥ずかしくて顔合わせるなんて無理よ!//)

真姫「……にこちゃん?」

にこ「ひゃいっ!?」ビクッ!

真姫「……何だか昨日から様子がおかしくない?」

にこ「そそそんなことないわよ?いつものニコニーにこちゃんですよニコ♪」

真姫「やっぱりおかしい……特に語尾が」

真姫「ねえ、本当は昨日部室で絵里と何してたの……?」ジロッ

にこ「だからぁ、ダンスの練習でぇ……//」

凛「絵里ちゃんと二人だけで?」ジト

にこ「いや、それはぁ……//」アセ

花陽「あれ、顔が真っ赤になってるけど大丈夫、にこちゃん?」セナカナデナデ

にこ「ひぃっ!?」ビクンッ!

花陽「ど、どうしたの?」オロオロ

にこ「なっ……何でもないから、ホントにっ……」

にこ(あの後から、何か体が敏感になっちゃってる……//)

にこ「だっ大丈夫大丈夫!ニッコニッコにごぉ゛!」ガリッ

まきりんぱな(にこちゃんが……ニコニー中に噛んだ!?)

まきりんぱな(やっぱりおかしい……)

・今日はここまで

・続きはまた書くにこ

・ピーは文字フィルターじゃなくて自主規制だったすまんにこ

・でもsagaは入れといた方がいいね、さんくす

・というわけで再開

──練習後──

絵里「希ぃ……相談に乗ってもらいたい事があるんだけど……」オズオズ

希「はいはい、分かっとるよ。にこっちと何かあったんやね?」

絵里「ええっ、何で知ってるの!?まさか、カードが告げたとか?」

希「いや明らかにお互い意識してぎごちなくなってたし、そのくせ目を合わせようとしないし……誰でも分かると思うんよ」

希「で、一体何があったん?」

絵里「あのね、そのぅ……」


カクカクシカジカ…

希「……」アングリ

絵里「どうしよう、どうしたらいいの私!?」

希「いや、展開がスピリチュアル過ぎてさすがのうちも付いていけないんやけど……」

希「そんなのひたすら謝るしかないんやないかなぁ……」アセ

絵里「ゆ、許してもらえるかしら?」

希「それは分からんけど……」

絵里「そんなぁぁ……」ガガーン

絵里(希のスピリチュアルパワーでもどうにもならないなんて……助けてアリーチカ!)


脳内亜里沙(落ち着いて、お姉ちゃん!)

脳内亜里沙(こんな時こそ、日本式謝罪法だよ!)


絵里「分かったわ……」スチャッ

絵里「ハラキリね?腹をかっさばいて見せればいいのね!?」

希「ちょっエリチ、落ち着いて!ペーパーナイフで切腹は出来へんって!」ドタバタ

──翌日──

希(昨日はどうにかしてエリチをなだめてにこっちに普通に謝るように言い聞かせたけど……)

希(大丈夫なんかなぁ、あの様子で……)

花陽「希ちゃん!」

凛「ちょっと相談に乗ってほしいんだにゃー!」

真姫「わ……私は別にどうでもいいんだけど……」カミノケクルクル

希「へ?」


◇◇


花陽「昨日からにこちゃんの様子が変なの……」

真姫「絵里と何かあったんじゃないかと思うのよね」

希(ぎく!)

凛「練習の時は絵里ちゃんの方ばっかり見てて振り間違えるし」

真姫「急に赤くなったり、ぼーっとしたりして」

花陽「声かけても上の空だし……」

凛「凛たちを全然構ってくれないんだよ!……おかげで真姫ちゃんがずっと機嫌悪くて大変にゃぁ」

真姫「別に機嫌悪くなんてないわよ!変な事イワナイデ!//」

凛「いやいや今まさに機嫌悪いど真ん中だにゃ」

真姫「凛だって昨日から元気無いじゃない!にこちゃんの話ばっかりしてるし、分かるんだからね!」

花陽「ふ、二人とも……ケンカしちゃダメ……」ダレカタスケテー!

凛「そういうかよちんも心配でお昼がおにぎりが10個しか喉を通らなかったにゃ」

真姫「まあそれでも食べ過ぎだと思うけど」

花陽「」

希「ま、まあまあ、三人とも落ち着いて……」アセ

希(どうにかして1年生たちを落ち着かせたけど……)

希(これは何とかせんとね……とは言ってもエリチとにこっちの問題だし、うちはどうしたら……)

穂乃果「希ちゃんっ!」

ことり「ちょっと相談に乗ってほしいことがあるんだけど……」

海未「お願いします」

希「また!?」


◇◇


穂乃果「昨日から絵里ちゃんの様子が変なんだよー!」

海未「挙動不審と言いますか、いつもの凛々しさが感じられないと言いますか……」

ことり「何だか落ち込んでるみたいだし、心配なの。おかげで穂乃果ちゃんも海未ちゃんも元気無くなっちゃって……」

穂乃果「ぅええ!?そ、そーかな……//」

海未「そ、そのような事はありません!大事な仲間を気に掛けるのは当然です!//」

ことり「あの様子だとにこちゃんと何かあったんじゃないかと思うんだけど……」

希(ぎくぎくっ!)

穂乃果「へ?何でにこちゃんと?」

海未「何故そこでにこが出てくるのですか?」

希「あ、あははは……」タラリ

希(マズイ、天然の穂乃果ちゃんやド鈍い海未ちゃんはともかくことりちゃんの野鳥の勘はさすがに鋭い……!)

希(どうにかして2年生たちもごまかしたけど、いつまで通用するやら……)ムムム

にこ「ね、ねぇ希……」チョイチョイ

希「え、にこっち?廊下の角から手招きしてどうしたん?」

にこ「ちょーっと、相談に乗ってほしい事があるんだけどぉ……」モジモジ

希「って、何回天丼するんやーっっ!うちμ'sのお悩み相談室みたいになっとる!?」ガビーン

にこ「ふぇっ!?な、何の事よ!?」ビクッ!


◇◇

にこ「ええーっと……そのぉ……//」モジモジ

希(さすがにオオカミさんになったエリチにあんなことやこんなことされたなんて言いにくいんやろな……)

希「何や、知り合いのことでも相談したいん?」

にこ「……そ、そうよ!知り合いの知り合いの話なんだけど!」

希「はいはい、それで?」

にこ「そのぅ……大事な友達だと思ってた子に……あの、急に、キス、されちゃったんだって……//」

にこ(ホントはもっといろいろされたけど……)

にこ「それで、どう接したらいいのか分からなくなって……話をしようにも恥ずかしくて顔も合わせられないし……//」

にこ「どうしたらいいのかなって……」

希(……ん?)

希「あの、ちょっと聞きたいんやけど……にこっじゃなかったその知り合いの子は、怒ってるわけじゃないん?友達の事……」

にこ「え?そ、そうね……いきなりだったし、全然怒ってないわけじゃないけど……」

にこ「ちゃんと話をしたいかな……このままじゃモヤモヤウズウズして、落ち着かないのよ!」

にこ「……って言ってた気がするわ!たぶん!//」

希「ははぁーん?」ニヤニヤ

にこ「な、何よその目はー!?」

希(なーんや、これなら何とかなりそうやね♪)

希(と思ってたうちが浅はかやった……)


絵里「あの、にこ?その、ちょっと話が……」

にこ「え、絵里?//」ビクッ!

真姫「……にこちゃん、さっさと屋上に行くわよ」グイッ

凛「もたもたしてるとお昼休みが終わっちゃうにゃー!」グイッ

にこ「ちょっちょっと、両脇抱えて走り出すんじゃないわよー!転ぶ転ぶ!」

花陽「ま、待ってぇぇー!」


絵里「……」ポツーン


◇◇


にこ「あっ……絵里……」

絵里「にこ……!あのね、私あなたに話が」

穂乃果「ぅ絵里ちゃん!生徒会の仕事が山積みでピンチなんだよー!手伝ってよ!」グイグイ

海未「あなたの力が必要なんです」グイグイ

絵里「えっ待って、そんなに引っ張らないで……!」ズルズル

ことり「にこちゃんは先に練習に行っててね♪」ニッコリ


にこ「……」ポツーン


──教室──

絵里「希ぃぃ……にこに謝ろうとしても、何故かその度に邪魔が入るのよぉ……」シクシク

絵里「大宇宙のスピリチュアルパワーが妨害しているのかしら……」グスグス

希(いや明らかに両サイドを1年生と2年生にがっちりガードされてるせいなんやけど……)

絵里「このままじゃにこに本当に嫌われちゃう……ユメノトビラが閉まっちゃう……」

希「言ってる意味が分からんよ!?まあ、何とかチャンスができるのを待つしかないんやない?」

絵里「にこ分がガス欠寸前なの……癒しが、癒しが足りないのよー!」ガバッ!

希「ちょ!いきなり抱き付いたりして……//」カァァ

希「しっかり者みたいに見えて、エリチはホンマに……さびしんぼのあまえんぼやなぁ……」クスッ

絵里「……違う」ギリッ

希「は?」

絵里「にこの胸はこんなにワガママ放題に育ったりしてないわ……もっと慎ましやかにつるんぺたーんなのよ……くぅっ!」ワシワシ!

希「だから意味が分からんのやけど!八つ当たりで人の胸を揉まないで!//」


ガタッ

にこ「……」ワナワナ

希「あ゛」

希(これはあかん)

絵里「え、に、にこ?」ガバッ

にこ「あんたねぇぇ……」ギリッ

にこ「人がようやく真姫たちを振り切って会いに来たのに……なぁにやってるわけぇ……!」

絵里「ち、違うの、これは癒しを求めていただけで……!」アセアセ

にこ「もう知らないわよ、バカ絵里っ!希と二人で好きなだけイチャイチャしてればいいでしょっ!」ピシャン!

絵里「あ、あああああ……」ガクガク


絵里「もうダメ……おしまいだわ……」

希「エリチ……」

絵里「もういいのよ……私は所詮、かしこくないポンコツロリーチカなの」

絵里「一期ではA-RISEも素人にしか見えないとか言ってたくせに二期では気圧されてるし」

絵里「このまま人生の裏街道をしょんぼり歩いていくのがお似合いなのよ……」

希「……」

希「スピリチュアルパワー……注入っ!」ブシュー!

絵里「ぎゃぁぁぁ!?」ゴロゴロ

絵里「痛い痛い、地味に痛い!何するのよ!?」ナミダメ

希「エリチらしくない事言うからやん」フッ

希「うちの知ってる綾瀬絵里は、本当は強くもないし間違うこともあるけど……」

希「自分の正しいと信じる道を貫き通す勇気を持ってるはずや」

希「エリチは、このままでいいとホンマに思ってるの?」ジッ

絵里「希……」

スクッ

絵里「ありがとう、目を覚まさせてくれて」

絵里「私、にこを追いかけるわ!例え許して貰えなくっても、せめてちゃんと話をして、謝りたいの!」

希「それでこそエリチや」クスッ

希「うちはいつでも応援しとるよ」

希(ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、寂しいけどな……)


ガラッ!


真姫「そうはさせないわよ!」

穂乃果「にこちゃんのとこに行っちゃダメーッ!何となく絵里ちゃんが取られちゃうような……なんかとにかくうにゃうにゃで……とにかくダメなの!」

海未「穂乃果……大事な所なんですからもう少しまとめてから喋ってください……」ハァ

ことり「かんじんなところでまとまらない穂乃果ちゃんも可愛いかも♪」

凛「にこちゃんは渡さないにゃ!」シャーッ!

花陽「おにぎりあげるから行かないで……!」


希(あかん妨害勢力が結集しとる)アセ

希(エリチ、どうするん!?)

※モバマス、地の文あり


<ガチャ

P「ただ今戻りましたー」

拓海「おっすP。ん…?」ジーッ

P「どうした拓海?」

拓海「おいP。ちょっと止まれ…んー」ジーッ

P「その…何を見てるんだ?」

拓海「オマエ、最後に耳掃除したのいつだ?」

P「えっと…いつだっけ?」

拓海「手前の方はそれほどだけど奥に溜まってんのが見えてんぞ」

P「ゲッ、まじか…こまめにしないとだめだな…」

拓海「しゃーねえな。アタシが耳掃除してやるよ」

P「………へ?」

>>56
誤爆しました
大変申し訳ありません

絵里「……」


脳内亜里沙(落ち着いて、お姉ちゃん)

脳内亜里沙(こんな時こそ……相手の弱点を突くんだよ)

脳内亜里沙(日本海海戦の、バルチック艦隊の雄姿を思い出して!)

絵里(それ負けた側よね!?)ガビーン


絵里(とにかく!ここだけは譲るわけにはいかないわ)

絵里「あのね、みんな……聞いてくれる?」キリッ

ことほのうみまきりんぱな「……」ジトーッ

絵里「私もにこも、もうすぐ『卒業』しなくちゃいけないの、分かっているでしょう?」

ことほのうみまきりんぱな「!?」

絵里「『μ'sのラストライブ』が迫っている今、悔いは残したくない……」

ことほのうみまきりんぱな「!!」

絵里「お願い、行かせて……『みんなで叶える物語』に心残りを作りたくないの……!」

ことほのうみまきりんぱな「……」ジーン!

ことり「ごめんなさい、絵里ちゃん……」

穂乃果「もうすぐ卒業しちゃう二人をジャマするなんて……」

海未「私たちが、間違っていましたっ……」

真姫「べっ別に、泣いてなんかいないんだから……」グスッ

凛「μ'sがステージに立てるのは、今度のライブが最後……」

花陽「行ってきて、にこちゃんの所に……!」

絵里「ありがとう、みんな」

絵里「大好きよ……例え『卒業』しても、私たちは9人でμ's、それは決して変わらないわ!」

ダダッ!

ことほのうみまきりんぱな「頑張って!絵里(ちゃん)!!」ウルウル


希(いや、何かいい話っぽくしようとしとるけど)

希(これ間違ってない!?人として!)ガガーン


絵里「にこーっっ!」ダダダダ

にこ「ひぃぃぃ、何でまた追いかけられる展開なのよぉ……ぜぇ、ぜぇ……」

ガシッ

絵里「にこ……やっと捕まえたわ……」ハァハァ

絵里(にこが持久力無くて助かったわね)

にこ「何すんのよ、離しなさいよ……!」

にこ「あんたは希と仲良くしてればいいでしょ!」キッ

絵里「違うの、聞いて!」

絵里「私が好きなのはにこ……あなただけなの!」

にこ「……!//」

にこ「ってぇ、そんなの信じられるわけないでしょーが!」

にこ「スーパーアイドルニコニーの大事なその、初めてな色々を……断りもなく奪ったりして!//」

にこ「バカ!かしこくない!エセロシア!北方領土返しなさいよ!」ニコニコローリングパンチ!

ポカポカポカッ!

絵里「あ痛たた、痛い!エセじゃないし本当にクォーターだし!それから微妙な政治問題を持ち込まないで!」

ギュウッ

絵里「お願いだから聞いて、にこ……」

にこ「あうっ……//」

にこ(絵里の体、柔らかい……いい匂いがして……)

にこ(何で抵抗できなくなっちゃうのよぉ……//)

絵里「本当にごめんなさい、にこ……あなたを傷つけるつもりなんてなかったのに、歯止めが利かなくなっちゃって……」

絵里「私、いつもそうなの……後悔したときはもう、遅いのにね……」

にこ「絵里……?」

絵里「あなたがアイドル研究部で孤独な想いをしているのを知ってたのに、声も掛けなかった」

絵里「廃校の危機を何とかしようと思っても、どうにもならなくて、自分しか見えてなかった」

絵里「あなたに手を差し伸べたのは穂乃果だったけど……今度こそ、私も自分のできることをしたいって」

絵里「あなたが風邪で倒れた時……弱って震えてる姿を見て、思ったの」

絵里「この子を、私の手で守ってあげたいって……」

ギュウッ

にこ「何よぉ……同情……?」グスッ

絵里「違うわ!」

絵里「最初はもしかしたら、そうだったのかもしれない」

絵里「でもいつの間にか、あなたを見つめてるうちに……」

絵里「目が離せなくなっていて……それでこの気持ちに気づいたのよ」

にこ「絵里……//」

絵里「そう、この華奢な体も」

ギュッ

絵里「控えめ過ぎる胸も」

モミモミ

にこ「ん……?」

絵里「小さな可愛いお尻も」

サワサワ

にこ「……」ピキッ

絵里「ぜーんぶ、私のモノにしたいって……」ハァハァ!

にこ「ってぇ、途中からセクハラになってるわよバカぁぁ//!」ポカッ!

絵里「ひ、ひどいわ、全力でぶたなくても……」

にこ「あんたが悪いんでしょ!ちゃんとやんなさいよ!リテイクよリテイク!」キイッ!

にこ「もう1回、ちゃんと言って……」

にこ「にこのこと、どう思ってるニコ……?」ジッ

絵里(こ、この少し潤んだ上目づかい……あざといと分かってるのに……分かってるのに……)

絵里「こ、今度こそちゃんと言うわ……」

絵里「私は、にこのことを……その……//」

絵里「や……」

にこ「や?」キョトン

絵里「ヤリュブリューティビャ!//」

にこ「大事なとこだけロシア語になってる!?どこまでヘタレなのよ!?」ガガーン

絵里「……//」



【あなたを愛しています】

にこ「いつもしっかりもので優等生な顔してるあんたが、こんな情けないヘタレだとは思わなかったわ」フン

絵里「あ、あうう……」

にこ「ヘンタイだし、こっそりニコニーDVD編集するし、いきなり襲ってくるし」

絵里「ご、ごめんなさい……」シクシク

にこ「全く、しょうがないわねぇ……」ハァ

にこ「まあ、これもにこの小悪魔な魅力のせいってことで、特別に許してあげる」

絵里「え、じゃあ……!」パァァ

にこ「このニコニーを彼女にするんだから、ちゃんと責任取りなさいよ?」ファサッ

にこ「髪、結んでない方が好きなんでしょう?」クス

絵里「!?」

にこ「あげる……ニコニーから……スペシャルハッピーな、ラブニ」

チュッ…

絵里「嬉しい……」

ギュウウ

にこ「絵里ったら……本当にしょうがないんだから……」クスッ

絵里「これで私たち、恋人同士になったのね!」

にこ「ま、まあ……そういうことね//」

絵里「じゃあ今度こそ、にこのペリメニをハラショーしてもいいわけよね!?」ゴクリ

にこ「へ?」ゾワッ…

絵里「前の時は全然物足りなかったのよ……もう同意の上だし、思う存分させてもらうわ!」

ドサッ

にこ「ちょっ待ちなさ……ていうかあんだけしといて物足りないって、んむっ!」

チュー

ワシワシスリスリ

にこ「んぷぁ、まだそこまでは許してな……んんっ!//」ブルッ

ズルンッ

サワサワクチュクチュ

絵里「にこ……可愛いわよ、にこ……!」ハァハァ

にこ「あう……//」カァ

にこ「って、こんなところでなんて……いやぁぁぁぁ!//」

チュパッズーズチュルルッ

にこ「はうっ……//」ビクンッ!

絵里(ああ、にこ……あなたは最高よ♪)

絵里(ハラショー!)

──翌日──

真姫「にこちゃん、一体何をやってるの……?」ギリッ

にこ「何って、絵里とストレッチしてるに決まってるでしょ。ちゃんとやんないと本番前に怪我でもしたらどーすんのよ」

真姫「向かい合って膝に座って抱き付いてるのはストレッチとは言わないわよ!?」ガーン

にこ「真姫ったら口うるさいんだから、ねぇ絵里?」ギュウギュウ

絵里(ああ……)


にこ「絵里、ちゃんと水分取んなきゃダメよ!にこが特別に、口移しで飲ませてあ・げ・る☆」

チュウッ

絵里「んっ……//」

穂乃果「あわわわわ……//」ガタガタ

海未「は、破廉恥ですっ!//」

絵里(あああ……)


花陽「あのー、もう休憩時間終わりだよ……?」オロオロ

にこ「ちょっと待ってなさい、今絵里分を補給中なんだから」ギュウギュウ

ことり「そんなにくっついてて、暑くないの……?」

凛「もう!いいかげんには・な・れ・る・にゃー!」グイグイ

絵里(あああああ……)


絵里(ロシアのお祖母様、エリーチカはまた過ちを繰り返してしまったみたいです)

絵里(昨日は喜びのあまり思わずハラショーしすぎてしまったわ……)

絵里(まさかこれほどにこがデレてしまうなんて……)

にこ「絵里、絵里ってばー」

絵里「あ、はいはい、何?」

にこ「もう、ちゃーんとにこだけを見ててくれないとダメニコよ♪」ホッペニチュ

絵里「はうっ……//」

絵里(だ、ダメ人間になりそう……でもそれでもいいかも……)ポーッ

希「いやいやいや」

希「ダンス練習中なんだからちゃんと周りを見ないとダメやろ!?」ガガーン

海未「昨日は絵里のテンションと演説に乗せられてしまいましたけれど……」ジト

ことり「考えてみたら別に卒業とか関係なかったね……」アハハ

穂乃果「絵里ちゃんってばさっきからにこちゃんとくっつき過ぎー!穂乃果も構ってよぉ!」プクッ

真姫「何よにこちゃんのくせにデレデレしちゃって……キモチワルイ」フンッ

凛「もうこうなったら、凛はかよちんとイチャイチャするからいいにゃ!」ギュッ!

花陽「り、凛ちゃん!?練習中はダメだよー//」アセアセ


にこ「絵里~絵里~♪」スリスリ

絵里(にこにくっつかれるのは嬉しいけれど、皆の視線が痛い!)

絵里(希、どうしたらいいの!?)アイコンタクト!

希(……まあ、エリチが悪者になってみんながまとまるんならそれでもええんやないのー?)プイッ

絵里(そ、そんな……希まで……)

絵里(こうなったら……助けてアリーチカ!)


脳内亜里沙(落ち着いて、お姉ちゃん!)

脳内亜里沙(こんな時こそ、締めの台詞だよ!)


【この後何やかやでまとまって滅茶苦茶ラブライブで優勝とかした】

・終わりです

・レスくれた人さんくす

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