・原作のネタバレを含みます
・舞台は無印と同様、希望ヶ峰学園です
・葉隠とオリキャラのダブル主人公です
・現行スレ【ダンガンロンパ】葉隠と安価キャラでコロシアイ学園生活4【だべ!】の世界とは繋がっていません
・オリキャラ苦手な方は注意
・遅筆+拙文注意
・こちらは少しローペースになると思われます
またよろしくお願いします。
【オリキャラダンガンロンパ】葉隠「死んだべ。」【だべ!】
プロローグ~Chapter1(非)日常編 終了
【オリキャラダンガンロンパ】葉隠「死んだべ。」【だべ!】 - SSまとめ速報
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403324357
〔生徒名簿〕
生徒番号 01
【超高校級の左官】基山 守(キヤマ マモル)
性別:男
〈スキル〉
[主人公]……あらゆる状況において、クロにも被害者にもならない。
[鋼の肉体]……日課は筋トレ。細マッチョで丈夫な肉体を作り上げている。
[エレガント]……優雅かつ上品な行動を心がけている。
生徒番号02
【超高校級のモデル】阿久津 千鶴子(アクツ チヅコ)
性別:女
〈スキル〉
[小動物系]……小動物のように愛くるしいルックス
[唯我独尊]……腹の中では自分がナンバーワンだと思っている。
[フレンドリー]……誰とでも基本フレンドリーに接する。
生徒番号03
【超高校級の応援団員】一本槇 一太(イッポンマキ イチタ)
性別:男
〈スキル〉
[ツンギレ]……普段からツンツンしている上に、しつこいとキレる。
[漢のオーラ]……漢らしさがオーラとなって表れるレベルの漢の中の漢
[不屈]……自らの考えを曲げず、決して他者に屈しない強さを持つ。
生徒番号04
【超高校級の腹話術師】神崎 景子(カンザキ ケイコ)
性別:女
〈スキル〉
[子供っぽい]……精神的に子供っぽい一面がある。
[復讐心]……あることに関して、誰かに恨みを持っているらしいが……。
[乙女チック]……うら若き乙女特有の考えが言動に表れる。
生徒番号05
【超高校級の工作員】矢田 数馬(ヤダ カズマ)
性別:男
〈スキル〉
[張り付いた笑顔]……いつも笑顔で考えが読めない
[愛煙家]……未成年にも関わらず、煙草が大好き。
[やりたい放題]……周りのことを考えず、とにかく自分のやりたい放題。
生徒番号06
【超高校級のなぎなた選手】朝井 市子(アサイイチコ)
性別:女
〈スキル〉
[疾風迅雷]……戦いの際は、素早く激しい動きで相手を翻弄する。……普段は発動しないらしい。
[残念系美少女]……文句無しの美少女なのだが、何かと行動が裏目に出ることが多い。
[他者に無関心]……あまり他者には関心を抱かない。友達付き合いが苦手な方。
生徒番号07
【超高校級の軽業師】盛 業超(シェン イエチャオ)
性別:男 【DEAD】
〈スキル〉
[ドS]……言葉の通り、サディスト。
[愛すべきバカ]……頭は悪い癖に煩いタイプ。……だが、どこか憎めない。
[ヒッピー]……伝統や制度を嫌い、野生的な生活を好む一面が。常に自由を求めている。
生徒番号08
【超高校級のアーチェリー選手】流鏑馬 イリヤ(ヤブサメ ー )
性別:女
〈スキル〉
[温和]……基本的には温和な性格。
[天真爛漫]……純真で心の中のことが素直に表れる。
[友達思い]……友達のことを何より大切に思っており、その思いが行動にも表れる。
生徒番号09
【超高校級のハスラー】九瀬 音也(クゼ オトヤ)
性別:男
〈スキル〉
[英国紳士]……上品かつ教養があり、礼儀正しい。行動も紳士的。
[同性愛者]……同性愛者であるが、普段はそのことを隠している。
[世話焼き]……困っている人を見ると助けずにはいられない。それどころか、少しお節介なレベルまで人の世話を焼く。
生徒番号10
【超高校級のフードファイター】曽根 紅莉(ソネ アカリ)
性別:女
〈スキル〉
[料理の鉄人]……食べる方も去ることながら、料理を作る方にも情熱を注ぐ。
[家庭的]……非常に家庭的で、女子力は高い。
[モデル体型]……大食いにも関わらず、まるでモデルのような体型。
生徒番号11
【超高校級の参謀】ソーレッド・ワイズマン
性別:男
〈スキル〉
[コテコテ関西弁]……出身は海外であるにも関わらず、コテコテの関西弁を使う。しかも上手い。
[非力]……力は男の中でもそれほど強くない方らしい。
[偽悪者]……自分がワザと悪役を演じることで、良い効果を引き出そうとする傾向がある。
生徒番号12
【超高校級のチェスプレイヤー】中城 麗音(ナカジョウ レイネ)
性別:女
〈スキル〉
[騎士道精神]……敬神、忠誠、礼節、及び女性への気遣いを忘れない精神の持ち主。
[電波系]……常人には理解し難い言動を取ることがある。
[マッチョ]……頭脳だけでなく、肉体も普段から鍛えている。鍛え始めたのには理由があるらしいが……。
生徒番号13
【超高校級のシンクロ選手】筒井 優雅(ツツイ ユウガ)
性別:男
〈スキル〉
[皆のオカン]……皆にとってのオカン的存在。世話焼きかつ口うるさい一面が。
[傷跡だらけ]……過去に起こったある事件のせいで、身体中傷跡だらけ。
[喧嘩上等!]……売られた喧嘩はいつでも買うという、男らしいポリシーの持ち主。
生徒番号14
【超高校級のオカルトマニア】波道神 月海蘭(ハドウジン ルウラ)
性別:女
〈スキル〉
[才色兼備]……優れた才能を持ち、顔かたちも美しい。
[騒がしい]……オカルト関連の話題に関しては無駄に騒ぐ。
[子豚ちゃん]……少し太り気味……?痩せればもっと美人になるのだが……。
生徒番号15
【超高校級の浮世絵師】浮羽 南斎(ウキバネ ナンサイ)
性別:男
〈スキル〉
[がらっぱち]……少し口が悪い。相手を怖がらせてしまうことも。
[和の心]……古き良き和の心を忘れない。
[歴史の知識]……日本史(特に浮世絵関連)に関する知識は深い。
生徒番号16
【超高校級の幸運】土岐 幸乃(トキユキノ)
性別:女
〈スキル〉
[臆病]……気が弱く、些細なことにも怖がってしまう。
[ロリっ子]……まるで小学生のような外見。本人は気にしている様子。
[癒し系]……話す相手を癒させるような雰囲気を持つ。
>>1000の願い多過ぎませんかね(困惑)
好きな食べ物まとめ
基山 おにぎり
阿久津 フルーツパフェ
一本槇 巻き寿司
神崎 人形焼き
矢田 カレーパン
朝井 もなか
盛 肉
流鏑馬 チョコミント
九瀬 お好み焼き
曽根 大盛りカツ丼
ソーレッド ナポリタン
中城 ハムエッグ
筒井 辣子鷄
波道神 ようかん
浮羽 ざるそば
土岐 ハンバーグ
ー小ネタまとめー
王様ゲーム
ラッキースケベ
ソーレッドの部屋に胃薬
浮羽のクローゼットの中身が洋服に
神崎さんがパペット無しで話すところを基山が目撃
波道神が葉隠に惚れる
葉隠が生き返る
朝井と曽根で仲良く料理
こんばんは。
色々と色々なことが重なって
色々忙しく更新出来ませんでした。
個人的なことなので、詳しく理由は言いませんが
これからこういうことが多くなると思います。
まあその為に注意書きにローペース書いておいたんですが。
ということで、こちらの捜査は明日の夜から進める予定です。
よろしくお願いします。
他スレの保守をしてくれた方、ありがとうございます。
恐らく1ヶ月間を空けることはないと思いますが
危なそうな時は保守の方をよろしくお願いします。
ーー基山の個室ーー
基山「…………っ!」
こ……ここは…………
ぼ、僕の個室…………?
じゃあ……さっきのは……
基山「うっ……!」
夢、そう思いかけたところで
それが間違いであることを突きつけられる。
鼻の奥に、あの臭いが染み付いていた。
今まで嗅いだことのない、強烈な死の臭いが。
基山「夢じゃ……ないのか……。」
仲間が死んだ。
僕が、リーダーとして守るべきだった仲間が。
基山「……くそ…………!」
ただただ、悔しかった。
リーダーとしての、僕の力が足りなかったんだ。
もっと僕が気を配っていれば盛は……
『バタン!』
中城「神からの使者!」
突然、個室の扉が開く。
そして、中城さんが僕の目の前に現れた。
基山「中城……さん……。」
中城「むむ、目覚めていましたか……。」
中城「流石神からの使者、復活の呪文を唱えた……。」
復活の呪文か……。
そんなものがあるなら
とっくに盛を生き返らせてあげてるんだけどな……。
中城「……それより使者、何故泣いているのです?」
基山「……い、いや、これは……」
中城「………………。」
中城「……我々は、前に進まねばならぬ!」
中城「こんなところで立ち止まってる暇などないぞ!」
中城「使者は、そんなことも忘れてしまった!?」
………………
…………そうだ。
こんなところで、ぐずぐずしている場合じゃない……。
基山「…………忘れてないよ。」
そう答えると、中城さんはニッコリと笑った。
中城「……なら良い。それでこそ我が宿敵。」
中城「食堂に皆が集まっています。行きましょう。」
……よし、食堂に向かうとしよう。
ーー食堂ーー
流鏑馬「あ……基山。」
筒井「眼を覚ましたんだね。大丈夫?」
基山「……ああ、何とか。」
ソーレッド「……ほな、お前にも学級裁判に関する説明をせんとあかんな。」
基山「学級裁判…………?」
一体、何のことだ……?
九瀬「私達は先ほど、体育館で説明を受けて来たのですが……」
矢田「……俺達の下手な説明を聞くより、新しく追加された校則を見るのが速いと思うよ。」
校則か……。
早速、確認してみよう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
6.仲間の誰かを殺したクロは"卒業"となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません
7.生徒内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、生徒全員参加が義務付けられる学級裁判が行われます。
8.学級裁判で正しいクロを指摘した場合は、クロだけが処刑されます。
9.学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、クロだけが卒業となり、残りの生徒は全員処刑です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
確かに校則が追加されている。
7番以降が新しい校則だ。
基山「全員参加が義務付けられる学級裁判……」
基山「正しいクロを指摘した場合、クロが処刑で……」
基山「間違えたらクロが卒業で、残りが処刑……?」
…………は?
基山「……い、いまいち内容が飲み込めないんだけど……」
基山「この処刑ってさ……」
矢田「それはさっき俺も質問したよ。」
矢田「モノクマによると、どうやら死刑って意味らしい。」
基山「し、死刑…………?」
ば、馬鹿げてる……。
何なんだよ……このルール……。
ソーレッド「ほんで、今は裁判前の自由時間なんや。」
ソーレッド「クロを暴く為に、証拠を集める時間やろな。」
ソーレッド「一刻も早く動かなあかんが……モノクマが、今回は特別に長めにしたるって言うたからな。」
ソーレッド「お前が起きるまで、皆で待ってたっちゅーわけや。」
基山「…………………。」
少しずつ、状況を理解していく。
盛は死んだ。
そのクロを暴く必要があるということは
この中の誰かに殺されてしまったってことだ。
コロシアイが、起こってしまったんだ。
シロである僕は、生き残る為に証拠を集めて
全員参加が義務付けられる学級裁判で
盛を殺したクロを暴かないといけない。
もし、それが出来なければ……
…………僕に、明日は来ない。
捜査パート
1.安価有り(前作同様の方式)
2.安価無し(最短ルートを自動進行)
どちらが良いか
数名から意見を聞きたいです
よろしくお願いします。
~捜査時間 開始~
基山「……じゃあ、皆それぞれ捜査を始めようか。」
わざわざ僕を待ってくれていたのに悪いけど……
皆には早く動いてもらいたいからな。
ソーレッド「……基山、現場を保全する奴が2人以上必要やで。」
基山「…………え?」
…………ああ、そうか。
捜査時間の間に、犯人に工作をされる可能性もあるもんな。
基山「じゃあ中城さんと一本槇、現場保全担当を頼めるかな。」
中城「ラジャー!」
一本槇「…………承知した。」
基山「他の皆は、各自で捜査を始めてくれて良いよ。」
基山「時間の限り、頑張って捜査してくれ。」
僕の言葉を聞いて、皆は食堂から出て行く。
…………よし、僕も動かないと。
まずは、やっぱり現場を捜査すべきなのかな……。
……うん、トラッシュルームへ向かうとしよう。
ーートラッシュルームーー
モノクマ「はいはーい!皆さん並んでー!」
モノクマ「あ!基山クン!お久しぶり!」
モノクマ「さっきは居眠りしてて集会に来なかったね!もう!悪い子だな~!」
基山「………………。」
モノクマ「それはそうと、とうとう犠牲者が出ちゃったね!」
モノクマ「リーダーとしてどうなの?ねぇ、どんな気持ち?」
基山「………………。」
モノクマ「ガ、ガン無視……!」
モノクマ「うぷぷぷ……ボクは結構そういうプレイも好きだけど……!」
モノクマ「もしかして基山クンも、そっち派なんですか!?」
基山「………………。」
モノクマ「……はい、モノクマファイル。」
モノクマ「ボクが与えて良いと判断した、事件に関する情報が書かれてあるよ。」
モノクマ「全員に配っておくから、捜査に役立ててね。」
基山「……どうも。」
コトダマ モノクマファイル1 GET!!
『被害者は超高校級の軽業師、盛 業超。トラッシュルームにて焼死体となって発見された。死亡推定時刻は午前10時ごろ。発見時刻は午前10時10分ごろだった。』
葉隠「ふむふむ、なるほどなるほど……。」
基山「…………お前、いたのか。」
僕の後ろからファイルを覗き込んでいる存在に気づく。
未だに、当然のように存在していることが信じられない
幽霊である、自称超高校級の占い師 葉隠 康比呂だ。
葉隠「俺も、捜査に協力したいからな。」
葉隠「何か役に立てることがあれば、どんどん言ってくれよな!」
基山「……おう。今日は珍しく良い奴だな。」
葉隠「へへっ、勿論後で金は貰うべ。」
基山「…………一瞬でも期待した僕が馬鹿だった。」
……さて、それじゃあまずは死体から調べてみるとしよう。
既に中城さんと一本槇が
焼却炉から出してくれているみたいだし。
基山「葉隠、死体の方に向かうよ。」
葉隠「む!りょーかいだべ!」
基山「盛の死体を調べさせてもらうよ。」
一応、中城さんと一本槇に声を掛けてから死体の前に座る。
……本当に、見ているのも辛い。
焼け焦げた身体、原型を留めていない顔……。
盛のこんな姿は……見たくなかった。
葉隠「基山っち!さっさと調べるべ!」
基山「……ああ。」
でも今は、そんなこと考えていられない。
……捜査を進めないとな。
改めて、死体と正面から向き合う。
盛の身体には、よく見ると何かの跡が残っていた。
基山「この跡……何だろう?」
葉隠「んー……?」
葉隠「何かロープみたいなもんで、縛られたんじゃねーか?」
基山「…………縛られた……?」
言われてみると、そんな感じの跡だ。
ロープ状のもので、ぐるぐると縛られたような跡。
……これは記録しておこう。
コトダマ 縛られた跡 GET!!
『盛の体には、ロープ状のもので縛られた跡があった。』
他には……
基山「ん……盛の頭……」
髪も焼けていて分かりにくいが、後頭部に傷がある。
葉隠「何かで殴られたみてぇな跡だな。」
基山「死因は焼却炉で焼かれたことだろうし……」
基山「この傷は、身体が焼ける前に付けられたってことだよな。」
……これも、重要な証拠になりそうだ。
コトダマ 頭部の打撲痕 GET!!
『盛の頭部には打撲痕があるようで、身体が焼かれる前のものだと思われる。』
基山「……死体の方はこんなもんか。」
焼け焦げていて、他のことはよく分からないし……
この2つが分かっただけでも、十分だろう。
……それじゃあ、今度はトラッシュルーム全体を調べてみようかな。
トラッシュルーム全体……
なんだか、色々とゴチャゴチャしてるな。
まず気になるのは……
基山「この、大量のゴミ袋……だな。」
葉隠「ゴミ袋が気になるのか?」
葉隠「基山っち……トラッシュルームにゴミ袋があるのは当然だべ。」
葉隠「だって、ここはゴミを燃やすところだからな!」
基山「……うん、それは分かってるんだけど……」
基山「たとえば、この黒いゴミ袋……」
基山「中にゴミも入ってないし、無臭でゴミが入っていた跡もない……。」
基山「そんなゴミ袋があるのは不自然じゃないか?」
葉隠「……余ったんじゃねーか?」
基山「……にしては、ちょっと一度使われたような跡もあるんだけど。」
葉隠「……じゃあ分からんべ。」
……一応、記録しておこう。
コトダマ 黒いゴミ袋B GET!!
『トラッシュルームの隅に置いてあった、何の変哲もない1つの黒いゴミ袋。色は黒く、外からでは中に入っているものが見えない』
そして、こっちは……
基山「他のゴミ袋は部屋の端に寄せられているけど……」
基山「この2つの黒いゴミ袋は、床の扉の近くにあるんだよね。」
基山「……しかも、何故か濡れてる。」
葉隠「ふーむ、そりゃあ見るからに重要そうだべ!」
葉隠「基山っち!記録するんだ!」
言われなくても…………
コトダマ 黒いゴミ袋A GET!!
『トラッシュルームの床の扉の付近に落ちていた、濡れている2つのゴミ袋。』
そして、最後だ。
基山「こっちは、普通にゴミが入ってるんだな。」
葉隠「量は……そこそこ多いべ。」
基山「中は生ゴミが多いみたいだな……。」
生ゴミがありそうな場所と言えば……
コトダマ 黒いゴミ袋C
『黒いゴミ袋Bと同じ場所に置いてあった。中にはゴミが入っており、その数はかなり多い。』
……よし、記録完了。
ゴミ袋に関しては、これで大丈夫だろう。
次は……この床の扉が気になるな。
……っていうか、これは開くのか?
葉隠「おっ、開いたぞ!」
基山「これ……どこに繋がってるんだ?」
地下っていうのは間違いないんだろうけど……
少なくとも底が見えないから、かなり深いのは確かだ。
……クッションでも無い限り、落ちると死ぬよな。
ハシゴもあるし、余程のことが無い限り
落ちることは無いとしても。
基山「よし葉隠、お前に仕事をやるよ。この下がどうなってるか……」
葉隠「嫌だべ。」
…………………。
『ドンッ!』
葉隠「ちょっ!落とそうとするなって!バランスが……」
『ドンッ!』
葉隠「うわあああああああああああああ!!!」
……落ちていった。
まあ、どれだけ深くても大丈夫だろう。
一度死んでるし。
コトダマ トラッシュルームの床の扉 GET!!
『トラッシュルームの床の鉄板は、開くと地下に繋がっているようだ。ハシゴで下に降りることは出来るものの底は見えず、落ちると間違いなく死亡する。』
あと、床の扉の付近にあったゴミ袋同様
床の鉄板周辺自体も、かなり濡れてるんだよな。
それも記録しておこう。
コトダマ 床の扉の周り GET!!
『トラッシュルームの床の扉の周りは水浸しになっていた。』
よし、 次は……
基山「焼却炉から、ここの床の扉までにかけて、何かの燃えカスみたいなものが落ちてるんだよな……。」
基山「そして床の扉の取っ手のところに、ロープのようなものの欠片が落ちてる……。」
基山「ロープの燃えカスで間違いなさそうか……。どう思う?葉隠。」
…………あ、いないんだった。
コトダマ ロープの燃えカス GET!!
『トラッシュルームの床の扉から焼却炉にかけて、ロープ状の燃えカスが床に落ちていた。』
トラッシュルームはこんなものかな。
……あ、葉隠が上がってきた。
葉隠「酷いべ!基山っち!」
基山「おっす、下はどうなってた?」
葉隠「……ああ、何も無かったべ。」
葉隠「下は小部屋みたいになってて、そこに扉があったけど開かなかったんだ。」
葉隠「降りてもやることなんて、ありゃしねーべ。」
基山「ほうほう、なるほど……。」
葉隠「……あれ、何か俺、今まで怒ってた気がしたんだけど……」
基山「気のせいだろ。」
葉隠「……………………。」
葉隠「…………そうみてぇだな!」
……こいつ、馬鹿とかいうレベルを超えて
もはやボケ始めてる気がする。
葉隠「あ、それはそうと基山っち、これを見るべ。」
葉隠「床の扉を開けた時、何か光るものが落ちていった気がしたんだが……」
葉隠「それを下で拾ってきたんだべ、ほら。」
こ、これは……!
基山「……ただの髪の毛じゃないか。」
よく見つけられたな……。
葉隠「光るものを見つけるのは得意だべ!」
基山「……お金じゃなくて残念だったな。」
……それより、この金色の髪……
扉を開けた時に落ちていったってことは
トラッシュルームの床の扉に挟まっていたことになるよな。
生徒の中で髪が金色なのは……
…………ソーレッドだけだ。
……重要な証拠になるかもしれないし、記録しておこう。
コトダマ 金色の髪の毛 GET!!
『トラッシュルームの床の鉄板に挟まっていた金色の髪の毛。生徒の中で金色の髪をしているのはソーレッドのみ。』
これで今度こそ、トラッシュルームの捜査は終わりだ。
次は……
基山「ゴミ袋の中に生ゴミがあったし、厨房が気になるんだよな。」
葉隠「厨房か……よし、なら早速向かうべ!」
何か見つかれば良いけど…………
ーー厨房ーー
……一見、何も変化が無いように見える。
それでも隅々まで捜査してみないとな。
基山「……ここには、氷が入っているんだったよな。」
葉隠「だべ。生鮮食品を冷やす為の氷だべ。」
葉隠「大きな氷が沢山並んでるだろ?」
基山「……だな。」
……氷の個数は変わってないみたいだ。
水浸しだった床の扉を見て
氷が関係してるかと思ったんだが……
大きな氷は関係無いのかな。
小さい普通の氷は、冷蔵庫がいつも製造してるから
減ってもすぐに元に戻るだろうし、証拠にはならなさそうだ。
コトダマ 厨房の大きな氷 GET!!
『厨房にある生鮮食品を冷やす為の大きな氷の個数は、事件前と事件後で変化が無かった。』
さて、もう何も見つからないかな……。
葉隠「お!何かピカピカしたもんを見つけたぞ!」
葉隠「どうやら、模擬刀みたいだぞ!」
模擬刀……!?
模擬刀が、どうして厨房に!?
基山「っていうかそれ、触ると金箔が付くぞ……!」
葉隠「何っ!?」
葉隠が急いで模擬刀を手から離す。
葉隠「危ねえ……言われなかったら気づかなかったところだったべ。」
葉隠「つーか基山っち、何で金箔のことを知ってたんだ?」
基山「……僕も一度危なかったからな。」
……とにかく、この情報は記録しておこう。
コトダマ 金箔の模擬刀 GET!!
『体育館前ホールにあった金箔の模擬刀は、事件後 厨房で発見された。触るとベタベタとした金箔が手に付く。』
……よし。
基山「それじゃあ、ここの捜査はこの辺にしようかな。」
葉隠「そうか……次はどうするんだべ?」
基山「……聞き込みをしよう。」
基山「とりあえず会った人から声を掛けて、情報を集めるんだ。」
葉隠「よっしゃ!分かったべ!」
聞き込み……重要な作業だよな。
出来るだけ沢山、証拠になるような情報を集めないと。
聞き込み 開始
波道神「し、知ってること……?」
基山「何でも良いんだ。何か情報を持ってない?」
波道神「うーん……」
波道神「……た、大したことないと思うけど……」
波道神「私……朝ご飯が終わってから事件が発覚するまで、ずっと食堂の前にいたんだ……。」
波道神「でも、盛くんは絶対食堂から出てきてないはず……。」
基山「食堂から出て来てない……?それって確か?」
波道神「盛くん、出会った女の子には必ず話しかけるから……」
波道神「間違いない……話しかけられた覚えが無いもん……。」
変わった癖があったんだな……。
コトダマ 波道神の証言 GET!!
『朝食後から事件発覚まで、ずっと食堂の前に波道神は、食堂から出てくる盛は見ていないと言う。』
基山「……ありがとう。かなり重要な証言だ。」
波道神「うん……お礼に……その……」
基山「……ああ、葉隠なら好きにして良いよ。」
葉隠「良くねーべ!何されるか分からんだろ!」
波道神「やった!こっち来て!葉隠くん!」
葉隠「嫌なんだってええええ!!」
曽根「証言か~……何か言えることあるかな~……。」
曽根「ぶっちゃけ、ショックで記憶の整理とか出来てないかも……。」
基山「……ごめん。でも、何とか引っ張り出せないかな。」
曽根「…………………。」
基山「…………………。」
曽根「……あ!そういえばね!」
基山「何かあった!?」
曽根「死体発見アナウンスって知ってる?知らないよね?」
死体発見アナウンス……?
曽根「基山くんが気絶してる時に説明されたルールなんだけど……」
曽根「3人以上の人間が死体を発見したら、アナウンスが鳴るんだって!」
へぇ……そんなルールが……
基山「……でも、今回は4人で発見したよね。」
曽根「う、うん……だから関係無いかも……?」
基山「……そっか。」
……でも、一応記録しておこう。
コトダマ 死体発見アナウンス GET!!
『死体発見アナウンスとは死体を丁度3人発見したところで鳴るものらしい。今回は基山、曽根、浮羽、流鏑馬の4人で発見した為、証拠になるかどうか分からない。』
基山「あ……それと、僕達のアリバイについて確認しておきたいんだ。」
基山「僕と曽根さんは、調理の時からずっと、同じ空間にいたよね?」
曽根「ふむ……そういえば、そうかな。」
曽根「料理を一緒に作って、その後は私も基山くんも、ずっと食堂にいたっけ。」
曽根「これって、アリバイ成立になるの?」
基山「なるさ。十分だ。」
曽根「おお!これで私が疑われることは無いってことっすな!」
曽根「えへへ……ちょっと安心したー。」
……僕も、疑われることは無さそうだ。
これは記録しておかないと。
コトダマ 基山と曽根のアリバイ GET!!
『基山と曽根は、朝7時からずっと同じ空間にいた。2人のアリバイは成立している。』
阿久津「掃除当番についてなら、知ってますよぉ?」
基山「掃除当番?」
阿久津「はい!トラッシュルームの焼却炉にゴミを捨てる、ゴミ当番も担ってる人です!」
阿久津「確か2日毎に切り替わって、モノクマが誰かに頼むはずなんですけど……」
阿久津「5.6日目は、朝井さんだった気がします!」
朝井さんか……。
基山「分かった。彼女にも話を聞いてみるよ。」
阿久津「はい!そうしてくださいっ!」
……これは記録しておこう。
コトダマ 掃除当番のシステム GET!!
『掃除当番は2日毎にモノクマが誰かに頼んでおり、頼まれた人物は受け取った鍵でトラッシュルームのシャッターを開き、そこに集められたゴミを燃やしていた。」
朝井「……ああ、掃除当番は私だ。」
朝井「だが……今日トラッシュルームの前を通りかかった時、何者かに背後から襲われたのだ。」
基山「襲われた……?」
朝井「ああ。後頭部を殴られ、暫く気絶していた。」
朝井「目が覚めた時には、ポケットからシャッターの鍵が失くなっていたな。」
基山「そんなことが……。それって何時ごろ?」
朝井「正確には覚えていないが……9時35分ごろのことだろう。」
……十分正確な気もするけど。
基山「……なるほど、よく分かったよ。」
コトダマ 朝井の証言 GET!!
『朝井は午前9時35分ごろ、トラッシュルーム前で何者かに後ろから頭を殴られ気絶させられたらしい。』
さて……次はあいつに話を聞きに行くか。
……あえて、落ちていた髪の毛の話題は出さないでおこう。
ソーレッド「アリバイなら、あるからな。」
基山「……まだ何も言ってないんだけど。」
ソーレッド「どーせ、まず聞かれるのはアリバイやろ。」
カエルくん『私達、アリバイある!』
ウシさん『あるあるある!あるある探検隊!』
基山「……じゃあ聞くけど、そのアリバイの内容は?」
ソーレッド「飯食ってから、景子ちゃんと購買部前でお話しとったで。」
ソーレッド「事件発覚まで、ずっとや。」
ソーレッド「……羨ましいか?」
基山「いや、別に。」
ソーレッド「またまた、嫉妬して~。」
神崎「…………(*^^*)」
……記録しておこう。
コトダマ ソーレッドと神崎のアリバイ GET!!
『ソーレッドと神崎は、朝食後から事件が発覚した時間まで、2人で購買部前にいた。』
ソーレッド「あ、疑うなら筒井にも聞いてみてええで。」
ソーレッド「確か話してる時、あいつが購買部前を通りかかってたわ。」
基山「……分かった。聞いておくよ。」
筒井「……ああ、見たよ。」
筒井「10時よりは前だった……9時40~50分ごろかな?」
筒井「購買部前で話してる2人を見かけたね。」
筒井「ごく普通に、仲良さそうにしてた。」
基山「……そうか。」
やっぱり確かみたいだ……。
じゃあ、あの髪の毛は何だったんだ……?
コトダマ 筒井の証言 GET!!
『午前9時40~50分ごろ、筒井は購買部前にいたソーレッドと神崎を目撃していた。』
……これで良し。
さて……次は誰に話を聞こうか……。
『ピーンポーンパーンポーン』
『オマエラ、学級裁判の準備が整いました!』
『至急、学園エリアの赤い扉の部屋までどうぞ!』
『それじゃ、待ってるからね~!』
おっと……
……どうやら、自由時間は終わりらしい。
もう聞き込みに行く時間は無いな。
あとは……自分の記憶にあることの中で
証拠になりそうなものはないかな?
………………………。
朝の盛の行動……
あいつ、朝食会には普通に参加してたな……。
……でも、いつの間にか食堂からいなくなっていた気がする。
波道神さんの証言によると、食堂からは出ていないはず……。
…………奇妙だよな。
コトダマ 今朝の盛の動向 GET!!
『朝食会には出席していた盛。その後、いつの間にか食堂からいなくなっていた。』
……さて、それじゃあ急いで赤い扉の部屋に向かおう。
学級裁判……分からないことだらけだけど
出来るだけの対策はした。
あと……何とか乗り越えるない……!
盛の為にも……自分達の為にも……
必ず、この事件の犯人を暴いてやる……!
~捜査時間 終了~
捜査パート、これくらいのペースで良かったかな。
読むの面倒って説もあるし
今回はダイジェスト版で進めてみました。
書くのが面倒だったから、とかではないです……断じて。
学級裁判編は既に書き溜まっておりますので、
早速明日開始したいと思っとります。
昼の14時ごろ、投下を開始する予定です。
お時間のある方、参加の方よろしくお願いします。
あとでコトダマをまとめて貼っておきますね。
それでは、お疲れ様でした。
今回は難易度低めです。
まあ上げようとしても、これ以上上がらないんですが。
~コトダマまとめ~
1.モノクマファイル1
『被害者は超高校級の軽業師、盛 業超。トラッシュルームにて焼死体となって発見された。死亡推定時刻は午前10時ごろ。発見時刻は午前10時10分ごろだった。』
2.縛られた跡
『盛の体には、ロープ状のもので縛られた跡があった。』
3.頭部の打撲痕
『盛の頭部には打撲痕があるようで、身体が焼かれる前のものだと思われる。』
4.黒いゴミ袋A
『トラッシュルームの床の扉の付近に落ちていた、濡れている2つのゴミ袋。』
5.黒いゴミ袋B
『トラッシュルームの隅に置いてあった、何の変哲もない1つの黒いゴミ袋。色は黒く、外からでは中に入っているものが見えない』
6.黒いゴミ袋C
『黒いゴミ袋Bと同じ場所に置いてあった。中にはゴミが入っており、その数はかなり多い。』
7.トラッシュルームの床の扉
『トラッシュルームの床の扉は、開くと地下に繋がっているようだ。ハシゴで下に降りることは出来るものの底は見えず、落ちると間違いなく死亡する。』
8.床の扉の周り
『トラッシュルームの床の扉の周りは水浸しになっていた。』
9.ロープの燃えカス
『トラッシュルームの床の扉から焼却炉にかけて、ロープ状の燃えカスが床に落ちていた。』
10.金色の髪の毛
『トラッシュルームの床の鉄板に挟まっていた金色の髪の毛。生徒の中で金色の髪をしているのはソーレッドのみ。』
11. 厨房の大きな氷
『厨房にある生鮮食品を冷やす為の大きな氷の個数は、事件前と事件後で変化が無かった。』
12.金箔の模擬刀
『体育館前ホールにあった金箔の模擬刀は、事件後 厨房で発見された。触るとベタベタとした金箔が手に付く。』
13.波道神の証言
『朝食後から事件発覚まで、ずっと食堂の前に波道神は、食堂から出てくる盛は見ていないと言う。』
14. 死体発見アナウンス
『死体発見アナウンスとは死体を丁度3人発見したところで鳴るものらしい。今回は基山、曽根、浮羽、流鏑馬の4人で発見した為、証拠になるかどうか分からない。』
15.基山と曽根のアリバイ
『基山と曽根は、朝7時からずっと同じ空間にいた。2人のアリバイは成立している。』
16.掃除当番のシステム
『掃除当番は2日毎にモノクマが誰かに頼んでおり、頼まれた人物は受け取った鍵でトラッシュルームのシャッターを開き、そこに集められたゴミを燃やしていた。」
17.朝井の証言
『朝井は午前9時35分ごろ、トラッシュルーム前で何者かに後ろから頭を殴られ気絶させられたらしい。』
18.ソーレッドと神崎のアリバイ
『ソーレッドと神崎は、朝食後から事件が発覚した時間まで、2人で購買部前にいた。』
19.筒井の証言
『午前9時40~50分ごろ、筒井は購買部前にいたソーレッドと神崎を目撃していた。』
20.今朝の盛の動向
『朝食会には出席していた盛。その後、いつの間にか食堂からいなくなっていた。』
13:40ごろから学級裁判直前まで進めます。
よろしくお願いします。
ーー赤い扉の部屋ーー
……部屋の中は、異様な空気に包まれていた。
何というか……やっぱり、全体的に重苦しい。
モノクマ「やあやあ!皆揃ったね!」
モノクマ「初めての学級裁判……皆、ワクワクしてるんじゃない!?」
筒井「……ふざけるのも大概にしてくれないか。」
土岐「そ、そうですよ……!」
モノクマ「おお……怖い怖い……。」
モノクマ「最近の若者は、ちょっとストレスを感じると暴れ出しちゃうよねぇ……。」
モノクマ「まあ学級裁判については、なるようになるから安心してよ。」
モノクマ「……さて、それじゃあ皆さん、そろそろエレベーターにお乗りください!」
モノクマ「うぷぷ……楽しい楽しい学級裁判、はっじまーるよー!」
……盛 業超。
最初は嫌いだった。
……いや、結構最近まで嫌いだったかもしれない。
それでも一昨日は、あいつの良い面を知ることが出来た。
これからは仲良くしていこうか、と思うことも出来た。
僕の誕生日会にも……あいつはちゃんと参加してくれていた。
もっと、話しておきたかった。
もっと、知っておきたかった。
……でも、それはもう叶わない。
盛 業超は……間違いなく死んでしまった。
……僕は、犯人を許さない。
仲間を殺した奴を、許さない。
……例え、その仲間の中にそいつが存在するとしても。
そんな決意を胸に……僕はエレベーターへと乗り込んだ。
『ゴォオオオオ…………』
ー学級裁判前 準備ー
モノクマ「初めての方にも分かりやすい、このスレの学級裁判のルールだよ!」
モノクマ「まず、今回使用されるのは……」
ノンストップ議論
反論ショーダウン
閃きアナグラム
ロジカルダイブ
オリジナル
クライマックス推理
モノクマ「この6つです!」
モノクマ「オリジナルについては出てきた時に特に説明も無いけど、ノリでいけるよ!」
モノクマ「そして、ノンストップ議論と反論ショーダウンの際に出現するウィークポイントについては……」
【】→論破ポイント
《》→同意ポイント
モノクマ「こうなってるよ!結構間違える方がいるから、注意です!」
モノクマ「今回使用可能なスキルはこちら!」
スキル:幻術暴き 必要集中力:1
『学級裁判で選択肢による問いが出現した際に使用可能。1度だけ、偽の選択肢を全て消去する。』
スキル:カンニング 必要集中力:2
『学級裁判で、いつでも使用可能。1度だけ答えが出ていなくても次の問をスキップして自動的に進めることが出来る。』
モノクマ「この2つだね!まあそんなに難しいところもないから、使う必要は無いかも……。」
モノクマ「そして、今回からは精神力と集中力が5で固定されます!」
モノクマ「精神力は、要するに体力!選択肢の問に正解すると回復するからね!原作通り!」
モノクマ「集中力は……MPみたいなもんだね!スキルを使う時に消費するよ!」
モノクマ「数については……Chapterを重ねるごとに増やすつもり!」
モノクマ「さてさて、説明はこんなもんですかね!」
モノクマ「それでは、約15分後から開始しまーす!」
すみません、参加してくださる方は
どのくらいいらっしゃいますか?
安価↓2進行で書き溜めたんですが
少ないなら↓1にしないといけないので…
少ないなー
昨日の深夜突然言ったから仕方ないか
とりあえず前半を進めますね
学級裁判、開廷!!
モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めましょう!」
モノクマ「学級裁判の結果は、オマエラの投票により、決定されます!」
モノクマ「正しいクロを指摘できれば、クロだけがお仕置き。だけど……もし間違った人物をクロとした場合は……」
モノクマ「クロ以外の全員がお仕置きされ、皆を欺いたクロだけが、晴れて卒業となりまーす!」
筒井「始める前に聞いておきたいんだけど……本当にこの中に犯人がいるの?」
モノクマ「当然です!」
モノクマ「超高校級の軽業師、盛 超業クンを殺した犯人は、必ずこの中にいます!」
必ず……
その言葉の重みを、強く噛みしめる。
僕は絶対に、その犯人を暴かなければならない。
流鏑馬「それじゃあ……アレは何?」
流鏑馬「随分、趣味の悪いものが飾ってあるけど。」
流鏑馬さんが盛の席を指差す。
そこには、柱で固定された盛の写真に、
×印を付けたものが存在した。
モノクマ「死んだからって、学級裁判に参加させないなんて、可哀想でしょ!」
モノクマ「亡くなった生徒にも、これくらいの権利は保障しているのです!」
モノクマ「……さて、そろそろ良い?」
モノクマ「ボクとしては、早く議論に入って欲しいんだけど!」
ソーレッド「……ほな、最後に1つだけ。」
ソーレッド「……お前の横に吊るされてるのは、何や。」
葉隠「何とは何だべ!俺だべ!俺!」
モノクマ「……こいつは、学級裁判には参加させられないからね。」
モノクマ「でも放置しとくのも何か嫌だし、横に吊るしておきました!」
……まあ、あれはどうでも良い。
モノクマ「はい!それじゃあ質問はここまで!」
モノクマ「オマエラにはこれから、犯人を暴く為の議論をして頂きます!」
モノクマ「それではまず、事件のまとめから参りましょう!」
事件のまとめか……。
この議論で、頭の中を整理しておかないとな。
ーノンストップ議論 開始!ー
【コトダマ】
▷黒いゴミ袋A
▷黒いゴミ袋B
▷黒いゴミ袋C
ソーレッド「盛が殺されたんは……」
ソーレッド「【トラッシュルームの焼却炉で、間違いない】な。」
流鏑馬「犯人に【ゴミと一緒に燃やされて】……」
流鏑馬「そのまま、亡くなっちゃったんだよね……。」
波道神「あ、あれ……?」
波道神「でも、そもそも……」
波道神「【掃除当番以外、トラッシュルームのシャッターは開けられないんじゃ……?】」
浮羽「つーことはよぉ……」
浮羽「《軽業師を殺した犯人は、掃除当番》ってことかい!?」
浮羽「おい!掃除当番は一体誰なんでぇ!」
↓2
流鏑馬「あれ……何かおかしかった?」
ソーレッド「……基山、それは濡れてるゴミ袋やで。」
ソーレッド「中身が空の濡れてるゴミ袋は……今は関係無いやろ。」
……う、確かにそうかも。
精神力
5→4
もう一度考え直すか……。
↓1
黒いゴミ袋B→ゴミと一緒に燃やされて
正解!
基山「それは違うぞ!」論破!
BREAK!!
基山「流鏑馬さん、それはおかしいよ。」
流鏑馬「……えっ?私?」
ソーレッド「……ゴミ袋のことか。」
基山「ああ、そうだ。」
基山「トラッシュルームにあった黒いゴミ袋には、大量のゴミが入っていたものがあった。」
基山「あれがある以上、盛と一緒にゴミが燃やされたとは考えられない。」
流鏑馬「……そっか。」
流鏑馬「確かに、その通りだね。」
矢田「……ねぇ、ドヤ顔で論破してるところ申し訳ないんだけど……」
矢田「今のところ、そこはあんまり重要じゃないよね。」
基山「……え?」
土岐「さ、さっきの議論で重要なのは……」
土岐「掃除当番が犯人なのかどうか……ってことですよね……。」
た、確かにそうか……。
少し、ポイントがズレていたかもしれないな……。
ソーレッド「……そんで、今日の掃除当番は誰やったんや?」
朝井「……昨日と今日は、私だ。」
曽根「……あ、掃除当番って、2日毎に交代だっけ?」
阿久津「はい。そのはずですよ?」
阿久津「私、3日目と4日目に頼まれましたし!」
ソーレッド「ふむ……その辺の情報に間違いは無いようやな。」
筒井「ということは……朝井さんが犯人っていうことになるの?」
筒井「あそこのシャッターは、掃除当番にしか開けられないんだよね?」
朝井「………………。」
確かにシャッターは
掃除当番にしか開けられない……。
だから、朝井さんが犯人なのか……?
ーノンストップ議論 開始!ー
【コトダマ】
▷波道神の証言
▷朝井の証言
▷筒井の証言
阿久津「トラッシュルームのシャッターの鍵を持っているのは……」
阿久津「【掃除当番だけ】のはずです。」
流鏑馬「《だから朝井ちゃんが犯人》……なの?」
朝井「いや……」
朝井「《私以外の人物にも、トラッシュルームの鍵は使えた》はずだ。」
朝井「少なくとも、事件当時に限っては。」
ソーレッド「……もし、それが本当やとするなら……」
ソーレッド「市子ちゃんが犯人とは、断定出来んやろな。」
↓2
訂正 ↓1で
朝井の証言→私以外の人物にも、トラッシュルームの鍵は使えた
正解!
基山「それに賛成だ!」同意!
基山「朝井さんの言う通り……」
基山「トラッシュルームの鍵は、事件当時は誰にだって使えたはずだ。」
基山「少なくとも、使うことが出来る状況に持ち込んだ人物が、存在する。」
阿久津「え?」
阿久津「それって一体、どなたですか?」
基山「……いや、それはまだ分からない。」
土岐「分からない……?」
基山「……実は朝井さんは、事件より少し前の時間……」
基山「トラッシュルームの付近で、何者かに背後から襲われたらしいんだ。」
基山「後頭部を殴打され……気絶していたそうだ。」
矢田「気絶させた時にトラッシュルームの鍵を奪えば良い……ってことか。」
浮羽「……いやいや、それにしてもだ。」
浮羽「そこのなぎなた使いが、嘘をついてるって可能性もあるんじゃねぇかい?」
筒井「……ま、それは確かに。」
朝井さんが嘘をついている可能性か……。
……確かに、否定は出来ない。
朝井「……そこまで言うなら、こちらに来ると良い。」
朝井「後頭部の傷を、見せてやろう。」
ソーレッド「よっしゃ!俺が見に行ったるで!」
朝井「九瀬、頼む。」
九瀬「……かしこまりました。」
朝井さんの隣である九瀬が
その傷を確認しに向かう。
九瀬「…………。」
ソーレッド「……なあ、俺って嫌われてんのかな?」
基山「俺が知るかよ……。」
流鏑馬「……少なくとも朝井ちゃんは、あんたに髪を触られるのは嫌ってことでしょ。」
ソーレッド「…………そっか。」
小声でそんな会話をしていると
九瀬が自分の席に戻った。
どうやら、確認が済んだようだ。
九瀬「……間違いありませんね。」
九瀬「朝井さんの後頭部の傷は、非常に強く殴られたことによるものだと思われます。」
九瀬「私が、証言致しましょう。」
矢田「……どうやら、本当だったみたいだね。」
矢田「さて……それで、どうするの?」
矢田「現状、簡単に犯人を断定することは不可能みたいだけど。」
ソーレッド「……ほな、犯行方法について考えてみよか。」
ソーレッド「そこから、犯人が割り出せるかもしれん。」
流鏑馬「……どうやって?」
ソーレッド「そいつにしかできへん犯行方法……ってのがあるかもしれんやろ。」
ソーレッド「ま、とにかくやってみようや。」
犯行方法……か。
盛がどうやって殺されたのか……
っていう議論になってくるよな。
ーノンストップ議論 開始!ー
【コトダマ】
▷縛られた跡
▷頭部の打撲痕
▷モノクマファイル1
ソーレッド「盛は当然、燃やされる前に焼却炉の中に入れられたわけやが……」
ソーレッド「一体、どうやって入れられたんやろな?」
曽根「【抵抗されたけど、力尽くで押し込んだ】とか……?」
筒井「……そうだとするなら、犯人は余程力が強かったんだろうね。」
筒井「盛君は、超高校級の軽業師……」
筒井「【簡単に抑えつけられる相手ではない】よ。」
朝井「力が強いというのなら……」
朝井「【1番は一本槇】だろうな。」
一本槇「…………。」
土岐「い、《一本槇さんが犯人》だって言いたいんですか……!?」
ソーレッド「ま、可能性としては否定出来んやろなぁ……。」
↓1
基山「死体に縛られた跡があるってことは……」
基山「抵抗することなんて、不可能じゃない?」
ソーレッド「せやろか?」
ソーレッド「つーかそもそも、盛が縛られることに抵抗する気がするで。」
阿久津「殺されるよりも縛られるよりも更に前に……何かされたってことですか?」
ソーレッド「そう!千鶴ちゃんは物分かりええな!」
阿久津「うふふっ!天才ですから!」
そっちを答えないとダメみたいだな。
……考え直すか。
精神力
4→3
↓1
頭部の打撲痕→抵抗されたけど、力尽くで押し込んだ
正解!
基山「それは違うぞ!」論破!
BREAK!!
基山「曽根さん、犯人はきっと、力尽くで押し込んだりはしてないよ。」
基山「少なくとも、焼却炉に入れる時は抵抗なんてされてないはずだ。」
曽根「……え?何で?」
基山「発見された盛の死体の頭部には、打撲痕があったんだよ。」
基山「それも、どうやらトラッシュルームで燃やされるより前のものらしい。」
曽根「……つまり?」
基山「だから……焼却炉に入れられる前に、頭を殴られて気絶させられてたんじゃないかってこと。」
基山「そうなると、盛に抵抗なんて出来ないだろ?」
曽根「ほぉぉ~!」
基山「分かってくれた?」
曽根「いや、何が何だか、あんまり分かりません!」
葉隠「大丈夫だべ!俺も何も分かんねーからな!」
基山「………………。」
しっかりしてくれよ……。
ソーレッド「……ほな、引き続き犯行方法に関しての議論や。」
流鏑馬「犯人は、盛を気絶させた上で焼却炉に入れたんだったよね……。」
矢田「じゃあ、盛君は一体どこで気絶させられたのか……。」
矢田「次は、それに関して議論しようか。」
盛が気絶させられた場所か……。
あの人の証言が、鍵になってきそうだな。
ーノンストップ議論 開始!ー
【コトダマ】
▷波道神の証言
▷筒井の証言
▷朝井の証言
矢田「盛君はどこで気絶させられたんだろうね?」
流鏑馬「【人がいないところなのは確か】だから……」
流鏑馬「少なくとも、【食堂ではない】よね。」
中城「神が言っている……。」
中城「きっと、【盛は厨房で気絶させられた!】」
阿久津「そんなわけないじゃないですかぁ~!」
阿久津「きっと盛さんは、【食堂より外で気絶させられた】はずですよ!」
阿久津「だって……人が多い場所からは、なるべく離れてた方が良いでしょ?」
筒井「確かに……【誰かに見つかるのは致命的】だからね。」
阿久津「うふふっ!それなら、これで決まりですねっ♪」
↓2
波道神の証言→食堂より外で気絶させられた
正解!
基山「それは違うぞ!」論破!
BREAK!!
基山「阿久津さん、盛が食堂より外で気絶させられたとは考えられないよ。」
阿久津「え~?どうしてですかぁ?」
基山「食堂前にいた波道神さんの証言があるんだ。」
基山「彼女によると、盛が食堂から出てきたところは、目撃していないらしい。」
阿久津「……だから、盛さんは食堂内から出ていないと?」
阿久津「でも……見逃しただけって可能性もありませんか?」
阿久津「波道神さんだって、食堂から出てくる人をチェックする為に、そこにいたわけじゃないんですし……」
阿久津「見逃しちゃう可能性くらい、ありますよね?」
……いや、それも無かったはずだ。
波道神さんの証言によると、確か盛は……
1.女子に出会うと必ず話し掛けてくる
2.男子に出会うと必ず話し掛けてくる
3.誰に会っても必ず話し掛けてくる
↓1
1 正解!
精神力
3→3.5
基山「これしかない!」解!
基山「盛は、女子に会うと必ず話し掛けるようにしてたらしいんだよ。」
基山「それはどんな時でも……なんだよな?波道神さん。」
波道神「う……うん……。そうだと思う……。」
波道神「ほ、他の女子にも、聞いてみれば良いと思うけど……」
流鏑馬「確かに……あいつにはよく話し掛けられてたかな。」
阿久津「……そ、そう言えば、私も結構話し掛けられた覚えがあるので……」
阿久津「その証言に、間違いは無いってことになります……。」
筒井「……ふむ、問題無さそうだね。」
土岐「と、ということは……」
土岐「盛さんは、自分の足で食堂の外には出ていないんですか……?」
基山「ああ、そういうことになる。」
浮羽「……いや、そりゃあちげぇんじゃねぇかい?」
基山「……え?どうして?」
浮羽「……オイオイ……しっかりしろよ、壁塗り……。」
浮羽「あの時間、食堂には俺達がいたじゃあねぇか。」
浮羽「俺達が見てるところで気絶させるなんて芸……出来るわきゃねーだろ?」
基山「…………いや 」
基山「食堂の外に行けないからって、食堂で気絶させられたことにはならないよ。」
浮羽「……あ?」
朝井「どういうことだ……?」
基山「だから……食堂の中にあるけど、食堂じゃない場所だよ。」
曽根「………………はい?」
ソーレッド「……まどろっこしい言い方せんと、ズバリ言ったれや。」
ソーレッド「盛が気絶させられた場所……あそこしかないで。」
……よし、それなら指摘してやるとしよう。
盛が気絶させられた場所は…………
1.食堂
2.寄宿舎エリアのトイレ
3.厨房
↓2
3 正解!
基山「これしかない!」解!
基山「厨房だ……。」
流鏑馬「……え?」
基山「盛は……厨房で気絶させられたんだ……!」
筒井「ち、厨房で……!?」
カエルくん『そ、そんなのって……!』
ウシさん『あ、あり得るの……!?』
基山「だって、そうとしか考えられないだろ?」
基山「盛は食堂の外に行っていない。」
基山「更に、食堂で気絶させられたということもない。」
基山「……それなら残る場所は、食堂の中にある食堂じゃない場所だ。」
阿久津「そ、それが……厨房ですか……。」
筒井「確かに……その理論でいくと、厨房以外に条件を満たす場所は無いね。」
基山「そういうことだ。」
基山「盛は間違いなく、そこで犯人に気絶させられたんだ!」
神崎『…………\(`・ ・)/ !!』反論!
カエルくん『でもでも、それっておかしいよ!』
ウシさん『うんうん!それっておかしい!』
基山「お、おかしい……?」
カエル『きっとおかしい!絶対おかしい!』
ウシさん『おかしいおかしい!おかしいったらおかしい!』
僕の推理に、穴があったのか……?
ー反論ショーダウン 開始!ー
ーコトノハー
▷黒いゴミ袋A
▷黒いゴミ袋B
▷黒いゴミ袋C
カエルくん『確かに【基山くんの推理が正しい】なら……』
ウシさん『【気絶させられた場所は厨房】ってことになるよ!』
カエルくん『でもでも、それっておかしいんだ!』
ウシさん『そうそう!おかしいおかしい!』
カエルくん『だってその時間、食堂内では……』
カエルくん『【基山くんを含む数名が、休んでいた】んでしょ!?」
ウシさん『そうそう!ちゃんとそこにいたはず!』
カエルくん『なら、《基山くんの推理は間違い》ってことになっちゃうよ!』
ウシさん『なっちゃう!なっちゃう!』
斬るポイントがあるなら指摘
無いならナシでお願いします。
↓2がナシでコンマ15以上
或いは↓3までの全てがナシなら発展
発展!
基山「僕達が食堂内にいたからって……」
基山「どうして推理が間違ってることになるんだ?」
カエルくん『【厨房と食堂は、言うまでもなく繋がってる】んだよ!』
ウシさん『そうそう!【厨房から出るには、食堂を通らないといけない!】』
カエルくん『更にその【食堂を出るには、波道神さんの前を通ることになる!】』
ウシさん『なるなる!そういうこと!』
カエルくん『【犯人は、気絶させた盛くんを運ぶ必要がある】んだから……』
カエルくん『【どう考えても、その様子を基山くん達や波道神さんに目撃されちゃう】よ!』
ウシさん『運んでるの、バレちゃう!』
ウシさん『【気絶している盛くん、見られちゃう!】』
カエルくん『だから、《基山くんの推理はどこかが間違ってる!》』
ウシさん『どこかがおかしい!必ずおかしい!』
これ以上の発展はありません。
↓1
すみません、ちょっと間違いを確認してました。
今更ですが最初の議論の答え、黒いゴミ袋Cでしたね。
いやCって書いてたんですがBって言われたんで
ああBかと思って書き換えちゃったんですよ。
まあ以後こんなややこしい証拠はやめにしましょう。
続き進めます。
黒いゴミ袋B→気絶している盛くん、見られちゃう!
正解!
基山「その言葉……斬らせてもらう!」
BREAK!!
基山「……いや、運搬時に盛を見られることはなかったはずだ。」
神崎「……!?」
基山「……現場に、黒いゴミ袋があったでしょ?」
基山「1つは濡れていて空、もう1つは乾いていて空……最後は、ゴミが入っているものだった。」
流鏑馬「それが……どうかしたの?」
基山「そもそもゴミの処理って、誰かがトラッシュルームにゴミを持って来て……」
基山「集められたゴミを、掃除当番が焼却炉に入れて、燃やすんだったよね?」
阿久津「はい!そのはずですっ!」
基山「そして今まで、ゴミを集めるのは誰かが自主的にやってきた。」
筒井「うん……そうだったね。」
基山「なら厨房にあった生ゴミも、誰かが自主的にトラッシュルームに運ぶことになる。」
九瀬「……確かに、そうなります。」
基山「外から中に入っているものが見えない黒いゴミ袋なら……」
基山「ゴミの入った沢山のゴミ袋の中に、人間が入ったゴミ袋が紛れていても、誰も分からないはずだ。」
基山「少なくとも、外から見ている限りではね。」
浮羽「ちょ、ちょっと待ってくれねぇか……。」
浮羽「つまり壁塗りは、軽業師は黒いゴミ袋に入れられて運ばれた……そう言いたいのかい?」
基山「そういうことだ。」
基山「犯人はゴミの入った袋と一緒に、気絶させた盛を入れたゴミ袋も、トラッシュルームに運んだんだよ。」
曽根「ひ、ひぇええ……恐ろしいことを考える……。」
朝井「では、現場にあった黒いゴミ袋は……」
朝井「ただ単に空だったゴミ袋は、盛を入れてトラッシュルームまで運んだもので……」
朝井「ゴミが入っていた袋は、カモフラージュの為にそれと一緒に運んだものなのだな。」
ソーレッド「……ああ、そういうことや。」
ソーレッド「……さて、ほな次は……犯人がどうやって盛を殺したかを議論せなあかん。」
ソーレッド「ここからが、本格的な議論やで。」
ここからが本当の議論……。
盛がどうやって殺されたのか……
犯行方法の詳しい部分を解き明かすんだ……!
ーノンストップ議論 開始!ー
【コトダマ】
▷縛られた跡
▷金箔の模擬刀
▷モノクマファイル1
ソーレッド「【盛は焼却炉に入れられて殺された……。】」
ソーレッド「ほな、一体どうやって焼却炉に入れられたんやろな?」
曽根「【気絶させてるから、無理矢理押し込んだってことは無い】んだったよね……。」
筒井「普通に、直接犯人の手によって焼却炉の中に入れられたんじゃないの?」
筒井「【それなら、おかしなところも無い】でしょ?」
流鏑馬「うーん……かなり単純なやり方だけど……」
流鏑馬「【単純だからこそ、それが1番確実】だよね……。」
中城「本当にそうだろうか……。」
↓2
縛られた跡→それなら、おかしなところも無い
正解!
基山「それは違うぞ!」論破!
BREAK!!
基山「いや……直接入れられたんじゃおかしいよ……。」
筒井「……え?どこが?」
基山「盛の身体の、縛られた跡を見なかったか?」
基山「直接入れられただけなら、あの跡の説明がつかないんだ。」
基山「あれはきっと、犯行方法と関係しているはず……。」
中城「……そもそも、何によって縛られていたのかを考えるべき。」
中城「何かで縛られなければ、そんな跡はつかない。」
基山「う……うん、その通りだ。」
中城さん……
まともなことも言えるんだ……。
中城「それでは、レッツ!シンキングタイム!」
中城「犯人は、一体何を使って彼を縛ったのか!」
一体何で縛ったのか……か。
大体の予想はついてるんだけど……
詳しい部分は分からないんだよな。
……ここは、閃きに頼ってみるとしよう。
ー閃きアナグラム 開始!ー
くプれーがはロ
○○○○が縛られていた○○○
↓2
正解!
基山「そうか分かったぞ!」解!
complete!!
基山「葉隠が縛られていたロープ……あれで縛られてたんじゃないか……!?」
葉隠「……は?俺か?」
ソーレッド「……そんなこともあったな。」
ソーレッド「2日目やったか、葉隠がモノクマに縛られて食堂に連れられてきた時やろ。」
曽根「そう言えば……あの時基山くんがロープをほどいてたよね……。」
曽根「あの後、そのロープはどうしたの?」
……えーっと…………
確か、僕はあの時…………
基山「……食堂のテーブルに、一旦置いたはずだ。」
基山「その後は…………見てないけど、誰かが回収したんだと思う。」
ソーレッド「その誰かが、犯人やろな。」
筒井「犯人は予め、そのロープをこっそり回収しておいて……」
筒井「それを、今回の犯行に使ったってこと?」
九瀬「……ですが、そうなりますと…………」
九瀬「犯人は、あの時点から犯行を計画していたということになります。」
土岐「あ、あんなに早くから、そんなことを考えていたんですか……?」
流鏑馬「そんな人が……この中にいるの……?」
基山「……ああ、間違いないと思う。」
悲しいことだけど……な……。
阿久津「えっと……話を戻しますけど……」
阿久津「盛さんがロープで縛られていたことと、焼却炉に入れられて燃やされたこと……」
阿久津「この2つは、どうやって結びつくんですかぁ?」
それは……きっと、あの証拠で繋がるはずだ。
そのロープが、事件後どうなっていたのかを考えると……
自ずとその犯行方法が見えてくる……!
[コトダマを提示しろ!]
↓2
正解!
基山「これしかない!」解!
基山「ロープの燃えカス……これがその2つを結びつけるはずだよ。」
阿久津「燃えカス……?」
流鏑馬「盛が縛られたロープは……事件後に燃えカスになって発見されたんだったよね……。」
基山「そしてその燃えカスは、焼却炉からトラッシュルームの床の鉄板にかけて落ちていたんだ。」
基山「つまり……ロープの片方は盛に結びつけた状態で……」
基山「そしてもう片方は、床の扉の取っ手に結びつけた状態だったんだよ。」
曽根「ほうほう……そんでそんで?」
基山「それで…………」
……………………。
燃えカスがあんな風に落ちていた以上、
盛と床の扉の取っ手が結びつけられていたことに間違いはないはず……。
……ここからは、推理して犯行方法を明らかにしていくしかないな。
ーロジカルダイブ 開始!ー
Q1.盛が死ぬ直前、焼却炉のスイッチはどうなっていた?
1.ON
2.OFF
3.壊れていた
Q2.死ぬ直前、盛はどんな位置で気絶させられていた?
1.焼却炉の中に入れられていた
2.焼却炉に軽く乗せられていた
3.焼却炉の前に置かれていた
Q3.床の扉がどうなった時、盛が死んでしまう状態だった?
1.完全に開いた時
2.完全に閉まった時
3.完全に壊れた時
↓3までに正解があれば進行
上から
1
2
2?
後は任せた
もうすぐ出かけなければならないので
一旦ここまでで
夜は21時ごろ再開
因みに今のところ>>90が1番近いです
帰ってきた時正解がある
orスキル使用が選択されている場合進行します。
1
2
1
ってこと?
>>94正解なので前半終了までササッと終わらせます
床の扉がどっち向きに開くかを
捜査で説明してないと分からないんでした。
ちょっとダイジェストにし過ぎたかな。
まあ原作通りなので、分かる人には分かったと思いますが。
1-2-1 正解!
基山「推理は繋がった!」
complete!!
基山「そうか……!床の扉が開いた時、盛が焼却炉の中に入る仕組みだったんだ……!」
矢田「……なるほどねぇ。」
カエルくん『ど、どういうこと!?』
ウシさん『教えて教えて!』
基山「まず、盛を焼却炉の上に軽く乗せておくだろ?」
基山「……いや、乗せておく必要もないかもしれないな。」
基山「焼却炉の中の、炎が強く当たらない辺りで、宙吊りになっているくらいでも構わないんだ。」
基山「その時、ロープをピンと張って盛と床の扉の取っ手を結びつけている状態だとするなら……」
基山「床の扉が完全に開くとロープが緩んで、盛の身体は完全に焼却炉の中に入ることになるんだよ!」
葉隠「あの床の扉はシャッターとは逆側に取っ手があるから……確かにそうなるべ!」
流鏑馬「そうか!その方法で、犯人は盛を殺したんだね!」
ソーレッド「まどろっこしい方法やで……ほんまに。」
筒井「確かに、そうだよね。」
筒井「犯人はシャッターの鍵を持っていたのに、どうしてそんな面倒な方法を使ったんだろう?」
基山「………………。」
確かに、まだそこが分からない。
……それに、肝心の部分もハッキリしていない。
犯人の正体はもちろん……
床の扉に挟まっていた、金色の髪の正体も。
床の扉が開くことによって盛が死ぬ状況だった以上……
その床の扉を閉めた時に、髪が挟まってもおかしくないことになる。
だとすると、やっぱり犯人は……
浮羽「犯人がどんな理由でどんな方法を使ったかってのは、どうでも良いんだがよぉ……」
浮羽「犯行方法が分かった今……どうにか犯人を割り出せネェのか?」
阿久津「犯行方法から割り出す……ですか。」
九瀬「犯行方法の話に移ったのは、元はと言えばその為ですからね。」
九瀬「ここまで分かったことで、どうにか容疑者を絞り込むことが出来れば良いのですが。」
……ここで、指摘しておいた方が良いかもしれない。
どう考えても、明らかに怪しい人物……
もう僕には、分かっているはずだ……!
[怪しい人物を指摘しろ!]
↓1
正解!
基山「それは君だ!」解!
基山「ソーレッド……お前が犯人なんじゃないか?」
ソーレッド「……俺が?」
流鏑馬「え……!?ソ、ソーレッドが……!?」
曽根「ええええええ!?」
中城「貴様が……我等が盟友を殺めた反逆者……!?」
波道神「そ……そ……んな……。」
ソーレッド「ハハッ、おもろいこと言うやんけ基山……。」
ソーレッド「……ほな、まずは根拠を聞かせてもらおか?」
ソーレッド「俺が犯人やと疑われた理由……一体何や。」
突きつけるべきなのは、あれしかない……!
迷う必要は無いはずだ……!
[コトダマを提示しろ!]
↓2
正解!
基山「これしかない!」解!
基山「トラッシュルームの床の扉に……金色の髪の毛が挟まっていたんだよ。」
土岐「え……………!?」
一本槇「…………………!」
基山「そして、この中で髪が金色なのは……」
ソーレッド「…………俺だけやな。」
基山「……そういうことだ。」
ソーレッド「……ふむ、確かに筋は通っとる……。」
ソーレッド「その髪が床の扉に挟まってる以上、扉が開いている時に落ちたんは明白……」
ソーレッド「扉が開いているタイミング……それは即ち、盛が死んだタイミングや。」
ソーレッド「そう考えると、その髪の毛は、その時その場に俺がいた証拠になる……。」
ソーレッド「穴は……無いなぁ……?」
そう言いながらソーレッドは、
ただまっすぐ、僕を見ている。
しかも、薄ら笑いを浮かべながら。
……本当に、それで良いのか。
そう言われているかのようだった。
……まだ他に可能性があるのか?
ソーレッドが犯人じゃない可能性が……?
……どちらにせよ、投票のチャンスは1回だ。
慎重に、慎重に推理していかないとな……。
シロである僕達が……絶対に生還する為にも……。
ーーーーーーー学級裁判、中断!
予定通り21時から後半スタート
出来れば今日中に裁判を終わらせたいです
よろしくお願いします
学級裁判、再開!!
流鏑馬「ソーレッドが……犯人……。」
流鏑馬「本当に、間違いないの……?」
曽根「う~ん……」
曽根「ちょっと信じられないよね……。」
曽根「ソーレッドくん、私達の為に色々頑張ってくれてたよ?」
……その通りだ。
僕だって、こいつに何度も助けられてきた。
犯人だなんて……信じたくない。
中城「……証拠を提出すべき。」
中城「ワイズマンが犯人の可能性を示す証拠の他に……」
中城「ワイズマンの無実を示す証拠も、あったはずです。」
基山「……分かった。」
……確かに、あの証拠が存在する限り
ソーレッドを犯人とは断定出来ないんだ……。
あの証拠が正しいものなのか見極める為にも
ここで提出しておいた方が良いだろうな……。
[コトダマを提示しろ!]
↓2
正解!
基山「これしかない!」解!
基山「事件発生の時間帯……ソーレッドにはアリバイがあったんだったね。」
基山「それは確かなのか……神崎さんと、目撃した筒井に聞きたい。」
筒井「……間違いないよ。」
筒井「僕はあの時間……購買部の前で、神崎さんとソーレッドを見た。」
カエルくん『いたよ、いたよ、2人でいたよ。』
ウシさん『仲良く2人で、お話してたよ。』
矢田「えっ、何それ。羨ましいなぁ。」
矢田「神崎さん、今度俺とも2人で話そうよ。」
カエルくん『タバコの臭い……嫌い……。』
ウシさん『嫌い……。』
矢田「……はは、そりゃ残念。」
ソーレッド「……ほんで?俺が犯人ってのは撤回か?」
基山「………………。」
……現状、これ以上の証拠は無い。
アリバイが崩せない以上……
ソーレッドが犯人だとは、言えなくなる。
例え、髪の毛が挟まっていたという
重要な証拠があったとしても。
基山「とりあえずは撤回するよ……悪かった。」
ソーレッド「そうか…………ま、ええやろ。」
ソーレッド「じゃあ、次はどうするんや?」
ソーレッド「これ以上議論することなんて、あるんか?」
曽根「……あ、ちょっと良いすか?」
筒井「……何?曽根さん。」
曽根「いやー、ずーっと気になってたんだけどさ……」
曽根「犯人は……厨房で盛くんを、どうやって気絶させたんだろ?」
曽根「それに朝井さんがどうやって気絶させられたかも、まだ分かってないよねー……。」
九瀬「朝井さんの傷については、先程申し上げた通り……」
九瀬「後頭部を、非常に強く殴られたことによるものです。」
基山「そういえば……さっきはそれ以上突っ込まなかったけど……」
基山「殴られた……って、そのままの意味?」
九瀬「……ええ、素手だと思われます。」
流鏑馬「素手って……相当力強くないと、気絶させられないよ……。」
曽根「……じゃあ、盛くんの方は?」
曽根「盛くんはどうやって、気絶させられたの?」
盛がどうやって気絶させられたか……
さっきは気にもしなかったけど、
今はどんな疑問でも無視することは出来ない。
次は、それに関する議論だ。
ーノンストップ議論 開始!ー
【コトダマ】
▷縛られた跡
▷金箔の模擬刀
▷モノクマファイル1
曽根「盛くんはどうやって気絶させられたの?」
土岐「【打撲痕は、後頭部にあった】んですよね……。」
九瀬「【そこに関しては、朝井さんと同様】ということになります。」
浮羽「そんなら、なぎなた使いと同じで……」
浮羽「《素手で気絶させられた》んだろっ!」
浮羽「男なら、拳で勝負するんでぃっ!」
曽根「えっ!《犯人って男》なの!?」
矢田「いや……《拳なんかじゃない》と思うな……。」
矢田「というか厨房で、武器的なものが見つからなかったっけ?」
筒井「うーん……どうだったかな……。
↓2
金箔の模擬刀→拳なんかじゃない
正解!
基山「それに賛成だ!」同意!
基山「矢田の言うとおり……使われたのは拳なんかじゃないはずだ。」
基山「厨房には金箔の模擬刀が隠されてあった……。犯人はきっと、これを使ったんだよ。」
浮羽「金箔の模擬刀……ねぇ。」
筒井「でも……妙だね。」
筒井「犯人は、盛君を金箔の模擬刀で気絶させたのにも関わらず……」
筒井「朝井さんの方は、素手で気絶させたわけでしょ?」
曽根「なら、やっぱり朝井ちゃんも模擬刀で殴られたんじゃないの?」
基山「……いや、それだと模擬刀を厨房から持って出る必要がある。」
基山「皆がいる食堂を、そんな状態で通ったら……」
矢田「バレるに決まってる……ね。」
阿久津「……あれぇ?じゃあそもそも……」
阿久津「犯人は、どうやって模擬刀を厨房に持ち込んだんですか?」
流鏑馬「そうだよ……食堂は朝7時以降しか開かないし、こっそり持ち込むなんて無理……。」
土岐「しょ、食堂には必ず誰かいますもんねぇ……。」
朝井「持ち出すのならともかく、持って入るとなると……」
朝井「厨房に人がいないかどうかも確認せねばならない。」
朝井「何かで隠して持って入るのも、無理があるだろう。」
うーん……
模擬刀が厨房に持ち込まれたタイミング……
一体いつなんだ……?
…………何か、閃く気がするな……。
ー閃きアナグラム 開始!ー
ろんびやょまきたかわ
○○○の○○じ○う○○い
(余り2文字)
↓2
正解!
きやまのたんじょうびかい
基山「そうか分かったぞ!」解!
complete!!
基山「僕の誕生日会の時だ……!」
基山「あの時なら、厨房に模擬刀を隠すチャンスが誰にでもあったはずだぞ!」
曽根「……え?いやいやいやいや……」
曽根「基山くん、料理の時は常に厨房に複数人いたんだよ?」
曽根「ていうかあの時、厨房での指示は基本私が出してたから……」
曽根「そんな時に模擬刀を持ち込んできたら、流石に気づきますぜ!」
阿久津「そうですよ!いくら曽根さんでも気づきます!」
曽根「そうそう!いくら私でも…………あれ?」
曽根「も、もしかして……今私……褒められてる……?」
筒井「……逆だと思うよ。」
基山「……曽根さん、僕が言ってるのは調理のタイミングじゃないよ。」
基山「僕の誕生日会の間……もっと厳密に言うと、皆で歌ってくれていた時だ。」
曽根「ほぇ?そーなの?」
浮羽「えーっと……皆で歌ってた時ってぇーと……」
流鏑馬「食堂の電気を消して……皆でケーキに注目してた時……よね。」
基山「電気が消えてから再び電気が点くまで、2分弱はあったはずだ。」
基山「その間にこっそり模擬刀を取りに行って、厨房に隠せば……」
ソーレッド「皆がケーキと基山に注目してる状態なら……バレへんな。」
矢田「だけどさ……食堂から体育館前ホールまでは、かなりの距離があるよ?」
矢田「2分弱で往復して厨房に模擬刀を隠す……かなり厳しいんじゃない?」
基山「………………。」
基山「……いや、問題無かったはずだ。」
矢田「……へぇ。」
確かに、普通に取りにいくとかなりの距離があるけど……
きっと、ああすれば解決するはずだ……!
1.ワープする
2.全力でダッシュする
3.夜時間に模擬刀を個室に移動させる
↓2
正解!
精神力
3.5→4
基山「これしかない!」解!
基山「夜時間の間に、自分の個室に移動させておけば良いんだよ。」
基山「食堂から個室なら、かなり近い距離になるだろ?」
流鏑馬「なるほど……その手があったか……。」
浮羽「……にしても、2日前にホールから模擬刀が消えて、誰も気づかないもんかねぇ。」
基山「……そもそも、あそこに行くこと自体が稀だからな。」
基山「誰も気づかなかったとしても、不自然ではないよ。」
矢田「……でも、残念だったね。」
基山「……え?」
矢田「だって、結局この方面でも、犯人の特定は出来ないみたいじゃん。」
阿久津「……う……確かにそうですよね……。」
カエルくん『こ、ここまでの犯行、誰にでも可能!』
ウシさん『ま、まずいよまずい!犯人分からない!』
基山「………………。」
そうか……その通りだ……。
本当に……このままじゃマズい……。
何か無いのか……。
他に……何か疑問点は……!
基山「…………そうだ!」
ひ、閃いた……!
もしかしたら、犯人はあのミスを……!
基山「皆、手の平を僕に見せてくれ!」
土岐「て、手の平……?」
曽根「良いけど……両方?」
基山「そうだ!1人1人見て回るから!手の平を僕に見せて欲しい!」
ソーレッド「……皆聞いたか。リーダーからの命令や。」
ソーレッド「従わん奴は……疑われるで……。」
僅かな可能性だけど……
これに懸けるしかない……!
【結果:14人全員に異常無し】
基山「………く……」
やっぱり、既に洗い流していたか……。
流鏑馬「ねぇ……一体何を調べたかったの?」
基山「……皆、知らないか?」
基山「金箔の模擬刀は、触ると手に金箔が付着するんだよ。」
基山「犯人が模擬刀で盛を気絶させたなら、それに気づかず洗い流してない可能性があると思ったんだけど……」
矢田「残念ながら、不発に終わったわけだね。」
阿久津「というか……あの模擬刀に、そんな特徴があったんですね。」
流鏑馬「そうだよね……わざわざ触らないし、知らなかった。」
曽根「ってかてか、知ってた人なんているの?」
浮羽「知らねぇな。」
朝井「初耳だ。」
土岐「し、知りませんでした……。」
波道神「私も……。」
筒井「僕も。ただの置物だと思ってたし……。」
九瀬「……誰も名乗り出ないと言うことは、知っているのは犯人だけですか……。」
ソーレッド「いや、俺は知ってた。……それに、言い出しっぺの基山も知っとったやろ。」
流鏑馬「じゃあ……犯人は、基山かソーレッド?」
波道神「で、でも……ソーレッドくんにはアリバイが……」
曽根「あ!じゃあ基山くんだ!」
基山「そ、そんなわけないだろ!」
基山「事件の時間はおろか朝7時から、僕はずっと食堂内にいたよ!」
基山「曽根さんだって、一緒だっただろ!?」
曽根「あ、あはは~そうでした~……。」
矢田「それじゃ……誰かが嘘をついているのか……。」
筒井「……でもそれが誰かは、また分からないんだね。」
浮羽「はぁ~~……どうすりゃ良いってんでぇ……。」
……他に…………
他に議論していない証拠……
まだ……何かあったか……?
[コトダマを【2つ】提示しろ!]
↓2
正解!
基山「これしかない!」解!
基山「まだ……まだあったぞ……!」
矢田「しぶといね……リーダー……。」
基山「当たり前だ……!」
基山「こんなところで……終わってたまるかよ……!」
矢田「……そっか。」
矢田「それで?まだ議論していないことって……一体何?」
基山「トラッシュルームに集められていたゴミ袋の内、1種は盛が入っていたものだった……。」
基山「そしてもう1種は、ごく普通にゴミが入っているだけのもの……。」
基山「……最後に、まだ議論していないゴミ袋。」
基山「何故か水浸しになっていたゴミ袋……そして同じく水浸しだった床の扉の周り……。」
基山「この謎は……まだ解明していないはずだ。」
ソーレッド「……ああ、せやったな。」
ソーレッド「まず、あのゴミ袋が事件発覚前にはどこにあったんか……」
ソーレッド「それについて、考えてみよか。」
水浸しになっていたのは、
トラッシュルームの床の扉周辺……。
それなら、あのゴミ袋が置いてあったのは……
1.床の扉の中
2.床の扉の上
3.トラッシュルームの入口
↓2
正解!
基山「これしかない!」解!
基山「当然……床の扉の上に置いてあったんだろう。」
基山「その状態から水が零れると、現場の状況みたいになるはずだし。」
筒井「でもゴミ袋に水が入っていたとしても……」
筒井「すぐに傾いて水が零れちゃう上、特にそれを用意する意味も無いんじゃない?」
基山「……なら、入っていたのは水だけじゃなかったんだよ。」
曽根「水だけじゃない……?」
水じゃない何か……
一体何が入っていたのか……
…………………
……また、閃く気がするぞ……!
ー閃きアナグラム 開始!ー
こりあおでん
○○○
(余り3文字)
↓2
こおり
正解!
基山「そうか分かったぞ!」解!
complete!!
基山「氷をある程度入れておけば良いんだ……!」
基山「そうすれば、傾いて倒れることは防ぐことが出来るだろ!」
阿久津「あれ……?でもでも……」
阿久津「厨房にあった大きな氷は……1つも減ってないんじゃありませんでした?」
阿久津「氷が減ってないのに氷使ったとは……一体どういうことですか!」
基山「……いや、大きな氷である必要なんてないよ。」
基山「むしろ、小さな氷の方が都合が良かったはずだ。」
ようやく、あのゴミ袋の役割が見え始めてきたな……。
流鏑馬「基山、どういうことか教えてくれる?」
基山「……ああ、分かった。」
基山「推理も交えて、あのゴミ袋がどういう意図で置かれていたのかを、説明させてもらうよ。」
よし……!
これを解けば……
事件の真相にかなり近づけるはずだ……!
ーロジカルダイブ 開始!ー
Q1.盛の死亡の直接の原因となったのは?
1.犯人が焼却炉に盛を押し込んだこと
2.トラッシュルームの床の扉が完全に開いたこと
3.事件発生前の盛自らの行動
Q2.氷水が入った黒いゴミ袋の役割は?
1.盛の体重で床の扉が開くのを防ぐ為
2.事件前夜に何者かが起き忘れた
3.床の扉を冷やしておく為
Q3.床の扉は、どのようにして開いた?
1.地上にいた人物が開けた
2.地下から上がってきた人物が開けた
3.自動で開いた
↓3までの中に正解があれば進行
2
1
3
かな
ここまで正解無しです
>>132が最も近い答えとなっております
↓1に答えが無ければ精神力減少
カンニングor正解なら進行
不正解!
4→3
地上から開けるなら、わざわざこんな細工は要らない。
手で抑えておけば良いだけの話……だよな。
わざわざこんな時間差で作動する
仕掛けを作った意味を考えると……
↓1
2
1
2
>>138採用で
分かりにくかったかな
申し訳ないです
2-1-2
正解!
基山「推理は繋がった!」
complete!!
基山「……あの氷水が入ったゴミ袋の役割は、盛の体重で床の扉が開かないようにする為だったんだ。」
基山「つまりこの事件には犯人の他に、全てを仕組んだクロにならないクロがいたんだよ。」
波道神「クロにならない……クロ……?」
基山「まずは、この事件の犯人の行動をまとめよう。」
基山「犯人の行動は……まとめるとこの4つになると思う。
1.模擬刀を個室に移動させ、パーティ中に厨房へ運んだ
2.呼び出した盛を、その模擬刀で気絶させた
3.厨房の生ゴミと共に、ゴミ袋に入れて盛を運搬した。
4.トラッシュルームの地下から脱出する為、床の扉を開いた。
4つ目こそが、盛が死亡する直接の原因になったんだ。」
曽根「ちょ、ちょっと待ってよ……?」
曽根「3つ目と4つ目の行動って……何か繋がってなくない?」
九瀬「確かに……3つ目の行動を終えた時にはトラッシュルームにいたはずが……」
九瀬「4つ目の行動開始時には、トラッシュルームの地下にいることになります。」
基山「ああ、そうだ。」
基山「その繋がらない部分を繋げるのが……この事件の、『クロにならないクロ』なんだよ。」
基山「そいつの行動も、まとめておくとしよう。
1.トラッシュルームの前で犯人を気絶させた
2.トラッシュルームに入り、犯人から奪った鍵でシャッターを開けた
3.犯人をトラッシュルームの地下に運んだ
4.盛をゴミ袋から出し、犯人が所持していたロープで縛り、焼却炉の上に乗せた
5.シャッターを下ろして、ロープを床の扉の取っ手に結んだ。
6.厨房で氷水を調達し、ゴミ袋に入れて運び、床の扉の上に置いた。
……この6つになる。」
基山「氷が小さい方が良い理由は、早く溶けやすいからだよ。」
基山「死体が燃えている状態が続くと、当然室温は上がる。その間に氷が溶け切らないと……」
基山「死体発見時僕達に、氷を使っていたってすぐにバレちゃうからね。」
流鏑馬「ちょ、ちょっと待ってよ……。」
流鏑馬「それじゃ……犯人は……」
……残念だけど、あの人しかない。
あの人以外に、トラッシュルームの地下に
運ばれる条件を満たす人はいないんだ……。
[怪しい人物を指摘しろ!]
↓2
正解!
基山「それは君だ!」解!
基山「……朝井さん、君が犯人だ。」
朝井「…………私が?」
基山「君は……疑われるのを避ける為に、僕達に限定した情報だけを渡したね。」
基山「自分がトラッシュルームの前で気絶させられた……その事実だけを。」
朝井「………………。」
基山「その時君は、何をしているところだったの?」
基山「その後君は、どこで目を覚ましたの?」
基山「……答えてくれ。」
朝井「……トラッシュルームの前を通っていただけだ。」
朝井「目を覚ましたのは……トラッシュルームの中だったな。」
基山「……嘘だ。」
朝井「何故分かる?」
基山「トラッシュルームの中で目を覚ましたなら、今回の犯行方法の全てを目の当たりにすることになる。」
基山「もうそうなら、君は僕達に真実を告げていたはずだろ?」
基山「僕達が犯行方法を解き明かす必要だって、無かったじゃないか。」
朝井「………………。」
朝井「だとしても……証拠が無いだろう。」
朝井「私が犯人だという証拠……他にもあるのか?」
………………
コトダマとしては……
もう何も残っていないはずだ。
証拠……何かあるか……?
1.朝井の裁判中の発言が証拠になる
2.誰かの目撃証言が証拠になる
3.普段からの朝井の習慣が証拠になる
↓2
正解!
基山「これしかない!」解!
基山「裁判中の君の発言に……ある矛盾があったんだ。」
基山「それは……君が、自分が犯人であることを隠そうとした証拠になる。」
朝井「………………。」
思い出せ……。
裁判中の……あの時の会話だ……。
ー回想リコレクション 開始!ー
【怪しい発言を指摘しろ!】
ソーレッド「……そんで、今日の掃除当番は誰やったんや?」
朝井「……昨日と今日は、私だ。」
曽根「……あ、掃除当番って、2日毎に交代だっけ?」
阿久津「はい。そのはずですよ?」
~~
阿久津「犯人は、どうやって模擬刀を厨房に持ち込んだんですか?」
流鏑馬「そうだよ……食堂は朝7時以降しか開かないし、こっそり持ち込むなんて無理……。」
土岐「しょ、食堂には必ず誰かいますもんねぇ……。」
朝井「持ち出すのならともかく、持って入るとなると……」
朝井「厨房に人がいないかどうかも確認せねばならない。」
朝井「何かで隠して持って入るのも、無理があるだろう。」
~~
阿久津「というか……あの模擬刀に、そんな特徴があったんですね。」
流鏑馬「そうだよね……わざわざ触らないし、知らなかった。」
曽根「ってかてか、知ってた人なんているの?」
浮羽「知らねぇな。」
朝井「初耳だ。」
土岐「し、知りませんでした……。」
波道神「私も……。」
↓2
朝井の「初耳だ」
【朝井「初耳だ。」】
正解!
基山「その発言、塗り替えてやる!」論破!
BREAK!!
基山「朝井さん……君はさっき言ったはずだ……。」
基山「模擬刀を触ると金箔が手に付くなんて、初耳だって。」
基山「でも……僕がその模擬刀の特徴を教えてもらったのは……」
基山「他でもない、君からなんだよ……!」
基山「つまり……君は模擬刀を触ると金箔が手に付くことを、知っていたはずなんだ!」
朝井「…………っ!」
朝井「……そ、それは……き、記憶が錯乱していて……」
基山「朝井さん……もう認めてくれ……!」
基山「これ以上見苦しい言い訳をしても無駄なことくらい、君だって分かるだろ……?」
朝井「……く……………!」
朝井「まだ……まだ終われない……!」
基山「朝井さん!諦めが……」
朝井「私を陥れた奴を暴くまで、投票はさせない!」
基山「……!」
朝井「私が盛を殺そうとしたことは認める……だが……!」
朝井「実際殺してしまった原因となったのは……私が殺意無く行った行動だった……!」
朝井「このまま終わるなんて……納得出来ない……。」
基山「………………」
そこに関しては、彼女の言う通りだ。
朝井さんだけが悪いとは……とても言えない。
基山「……なら、それを仕組んだ人物を指摘すれば……投票に移っても構わないんだね?」
朝井「ああ……約束しよう……。」
朝井「だから……その人物を早く暴いてくれ……。」
ソーレッド「……俺や。」
.
基山「…………は?」
朝井「何……だと……!?」
ソーレッド「いや、どう考えても俺しかおらんやろ……。」
ソーレッド「どうせバレるし、自分から言うとくわ。」
ソーレッド「さっき基山が指摘したように、トラッシュルームの床の扉に俺の髪の毛が挟まってた。」
ソーレッド「それは紛れもなく、俺が市子ちゃんを地下に運んで戻ってきた時に挟まったもんや。」
流鏑馬「で、でも……あんたにはアリバイが……!」
ソーレッド「んなもん、筒井と景子ちゃんを脅したに決まっとるやろ。」
ソーレッド「俺は超高校級の参謀や……。人の弱みくらい、すぐ見抜けるわ。」
ソーレッド「筒井、景子ちゃん、正直に言うてええで。」
ソーレッド「俺に脅迫されて、嘘の証言をしました……ってな。」
神崎「…………(;´・・)」
筒井「………………。」
筒井「……ああ、その通りだ。」
筒井「僕と神崎さんは……ソーレッドに脅されていた。」
神崎「…………!(・・;)」
筒井「それで……嘘の証言をしてしまったんだ。」
筒井「……本当にすまない。」
九瀬「ほ、本当なのですか……!?」
曽根「ソ、ソーレッドくん……?嘘だよね……?」
基山「ソーレッド……お前……!」
基山「何で……何でこんなことしたんだよ!」
ソーレッド「あー、うっさいうっさい。」
ソーレッド「そんなことより、さっさと投票タイムにしようや。」
ソーレッド「市子ちゃんも、憎き真犯人が分かって満足やろ?」
ソーレッド「……あ、頼むから呪うのはやめてな。怖いから。」
ハハッ と、ソーレッドは笑う。
許せなかった。
怒りが抑えきれなくなりつつあった。
朝井「………………。」
ソーレッド「……ほな基山、最後にこの事件のまとめでもしてくれ。」
ソーレッド「そんで、投票タイムに移るで。」
ソーレッド「俺かて、ぱっぱと終わらせて帰りたいし。」
基山「………………っ!」
身体がどんどん熱くなる。
ここまで怒りを覚えたのは人生で初めてかもしれない。
矢田「……基山君。ここは抑えて、彼の言う通りにして。」
基山「……分かったよ……。」
ぐっ……と、衝動を堪えた。
先に……この学級裁判を終わらせてからだ。
最後に、この事件を振り返って……
そして投票をして……
その後……あの極悪人を殴り飛ばす!
ークライマックス推理 開始!ー
act.1
事件の始まりは4日目の夜だったんだ。犯人は夜時間の間に( A )を体育館前ホールから、自分の個室へ移動させておいたはずだ。
act.2
そして次に動いたのは5日目の夜。僕の誕生日会の時、食堂が暗くなっている時間があった。その間に、( A )を( B )に移動させたんだ。
act.3
準備を整えた犯人は、今朝の朝食会後、盛を( B )に呼び出した。女の子が大好きな盛なら、ホイホイついて行ったんじゃないかな。
act.4
だけど、そこで盛は( A )犯人に気絶させられる。そして( C )に入れられて( D )と一緒に( E )まで運ばれたんだ。
act.5
運ばれたとは言ったけど、その目的自体は達成されなかった。犯人はトラッシュルームの前で、( F )に気絶させられた。
act.6
( F )は犯人から( G )を奪って、犯人をクロに仕立て上げる為の準備を整えた。気絶した犯人を( H )に移動させ、ロープで盛と( I )を結びつけたんだったね。
act.7
最後に、氷水の入ったゴミ袋を床の扉の上に置けば完成……。じきに上ってくるであろう犯人が扉を開けた時……ロープが緩んで盛の身体が完全に( J )の中へ。室温が上昇して溶けかけていた氷水の入ったゴミ袋は倒れて、床の扉の周りが濡れることになった。
A…盛を気絶させる為に使ったもの
B…最終的に移動させた場所は?
C…盛は何に入れられて運ばれた?
D…カモフラージュの為に共に運ばれたのは?
E…運ばれた場所は?
F…人名
G…犯人しか持っていなかったもの
H…どこに移動させた?
I…どこに括りつけた?
J…盛が発見されたのは何の中?
↓3までに正解があればクリア
ークライマックス推理 開始!ー
act.1
事件の始まりは4日目の夜だったんだ。犯人は夜時間の間に模擬刀を体育館前ホールから、自分の個室へ移動させておいたはずだ。
act.2
そして次に動いたのは5日目の夜。僕の誕生日会の時、食堂が暗くなっている時間があった。その間に、模擬刀を厨房に移動させたんだ。
act.3
準備を整えた犯人は、今朝の朝食会後、盛を厨房に呼び出した。女の子が大好きな盛なら、ホイホイついて行ったんじゃないかな。
act.4
だけど、そこで盛は厨房で犯人に気絶させられる。そして黒いゴミ袋に入れられて生ゴミと一緒にトラッシュルームまで運ばれたんだ。
act.5
運ばれたとは言ったけど、その目的自体は達成されなかった。犯人はトラッシュルームの前で、ソーレッドに気絶させられた。
act.6
ソーレッドは犯人からシャッターの鍵を奪って、犯人をクロに仕立て上げる為の準備を整えた。気絶した犯人をトラッシュルームの地下に移動させ、ロープで盛と床の扉の取っ手を結びつけたんだったね。
act.7
最後に、氷水の入ったゴミ袋を床の扉の上に置けば完成……。じきに上ってくるであろう犯人が扉を開けた時……ロープが緩んで盛の身体が完全に焼却炉の中へ。室温が上昇して溶けかけていた氷水の入ったゴミ袋は倒れて、床の扉の周りが濡れることになった。
つまり、ソーレッドに嵌められてしまった今回のクロ……
……それは君だ!朝井さん!
complete!!
モノクマ「さて……どうやら議論の結論が出たようですね。」
モノクマ「それでは、皆さんお待ちかねの投票タイムに移りましょう!」
モノクマ「投票の結果、クロとなるのは誰なのか!」
モノクマ「そしてその答えは、正解なのか、不正解なのか!」
モノクマ「それでは皆さん、お手元の投票ボタンを、押しちゃってください!」
.MONOKUMA.
......VOTE.......
||アサイ||アサイ||アサイ||
ーーーーーーーー学級裁判、閉廷!
お疲れ様でした。
少し休憩して
0時よりChapter1終了まで進めます。
モノクマ「だーいせーいかーい!」
モノクマ「今回の事件のクロは超高校級のなぎなた使い、朝井市子さんなのでした!」
朝井「………………。」
基山「ソーレッド……!」
基山「お前、何でこんなことしたんだ!」
基山「殺人を犯す前の段階で発見したなら……」
基山「行動によっては、盛を救うことも出来ただろ!」
基山「何故盛を殺した!何故朝井さんをクロに仕立て上げた!」
ソーレッド「………………。」
筒井「そ、それよりも……」
筒井「僕は、朝井さんに話を聞きたいな。」
筒井「どうして、こんな行動に出たの?」
筒井「この事件の始まりは、君の行動からだよね。」
朝井「…………………。」
朝井「…………すまない。」
九瀬「理由は……言えないのですか……。」
朝井「………………。」
モノクマ「あらら……黙っちゃったみたいだね。」
波道神「そ、そんな……朝井さん……」
モノクマ「それじゃあ時間も押してますし、オシオキタイムに参りましょうか!」
曽根「オ、オシオキタイム……?」
モノクマ「言ったでしょ?暴かれたクロは処刑されるの!」
モノクマ「人を殺して良いのは、殺される覚悟のある奴だけ!」
流鏑馬「そ、そんな……それじゃ朝井ちゃんは……」
朝井「…………仕方のないことだろう。」
朝井「モノクマ……始めてくれ。」
モノクマ「はいはい!そんじゃ、いっくよー!」
モノクマ「ワクワクで!ドキドキの!」
モノクマ「初めての!オッシオッキターイム!」
朝井さんは、開いた扉の方へ自ら向かっていった。
その途中、ソーレッドとすれ違う時
2人は少し言葉を交わしたように見えた。
……内容は聞き取れなかったけど
その時のソーレッドは、凄く悲しそうな顔をしていた。
……そのおかげかもしれない。
僕の怒りは、少なくとも爆発するまでには至らずに済んだ。
GAME OVER
アサイさんがクロにきまりました
オシオキをかいしします
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーー
~突撃!モノクマ千里行!~
ここは荒れ果てた地にある関所。
守っているのは朝井さんです。
突如そこへ、馬に乗ったモノクマが。
彼もまた、なぎなたを手にしています。
いざ、勝負!
関所を突破しようとするモノクマに
朝井さんは真正面から立ち向かいます。
『ドォン!』
……しかし残念。
その刃は交わることなく
朝井さんはモノクマが投げた爆弾の爆発に巻き込まれ、
粉々になってしまいました。
そしてモノクマは無事関所を突破!
めでたしめでたし!
それにしても、最後の抵抗すら許されないなんて……
朝井さんったら、つくづく哀れで残念な人!
うぷぷぷぷぷぷ…………。
モノクマ「ひゃっほー!エクストリーム!」
モノクマ「いやぁ~、幸せを感じますなぁ~……。」
曽根「な、なにこれ……酷すぎるよ……。」
流鏑馬「あ……朝井……ちゃん……。」
基山「…………くそっ!」
……また、救えなかった。
2人目の犠牲者が出てしまった。
朝井さんも、いなくなってしまった。
…………不甲斐ない。
もっと……もっと僕が…………
中城「凄まじい……悪の力を感じる……。」
中城「だが覚えいるが良い!私達は負けない!」
基山「…………!」
モノクマ「おろろ……?中城さん、なかなか強気ですねぇ……。」
モノクマ「でも、それもいつまで保つかなぁ……。」
モノクマ「既に、大半は怯えて何も出来なくなってるようにしか見えないよ?」
中城「……問題ない。」
中城「こちらには、神からの使者がいる!」
中城「神がこちらの味方である限り、私達は負けないのだ!」
モノクマ「……あっそ……もうよくわかんないから、そういうことで良いや……。」
モノクマ「それじゃ……皆そろそろ帰ってもらえるかな!」
モノクマ「放っといたら、どうせまたオマエラ揉めるんでしょ!」
モノクマ「喧嘩は他所でお願いします!見たくないし!」
モノクマ「ボクが望むのは平和な世界だけだからね!うぷぷ……」
筒井「ふざけたことを……。」
基山「…………皆、まずは戻ろう。」
基山「そして今日は休んで……明日、また話し合おう。」
基山「ゆっくり……気持ちの整理をつけてから……さ。」
中城「使者がそういうなら従う。宿敵だが、今は友。」
基山「……ありがとう。」
……正直、中城さんのお陰で
一旦ネガティヴな思考を振り払うことが出来た。
何とか、僕達は前に進まないと。
ソーレッドのこと……
僕が何としても肩を付けなくちゃな。
それに、皆のケアも……
リーダーである僕が、まずしっかりとしよう。
そしたら皆も自然と明るくなるはず……。
リーダーとして、やるべきことは沢山ある。
過去のことを引きずらず、且つ忘れはせず……
1つ1つ、僕にできることをしよう。
……こうして、命懸けの学級裁判は終わった。
何とか、僕達が生きる権利を掴み取るという形で。
……だが、僕はこの後衝撃的な真実を知ることになる。
本当に苦しいのは、ここからだってことに
この時はまだ、気付いていなかった……。
NIGHT TIME
ーー基山の個室ーー
基山「……ん…………。」
目が覚める。
……ここは……僕の個室か。
どんな風にして帰って来たのかも
どんなことをした後寝たのかも
さっぱり覚えていない。
残っているのは、あの最悪の光景だけだ。
基山「…………はぁ……。」
寝ぼけた頭で、僕は考えを巡らせる。
どうすれば良い。
ここからどうするのが最善なんだ。
……分からない。思いつかない。
結局僕は、参謀がいないと何も出来ない
無能なリーダーでしかないのか……。
葉隠「あ、基山っち……起きてたか。」
葉隠「いや~、待ってたんだべ、基山っちが起きるのを。」
基山「………………。」
……正直、今はこいつに付き合ってる余裕なんてない。
時間的な意味でも、精神的な意味でも。
しかし、僕の予想とは裏腹に
葉隠は存外深刻そうに話を始めた。
葉隠「実は……思い出したことがあるんだべ。」
基山「思い出したこと……?」
その表情を見て、
僕はようやく真面目に聞く気が沸いてくる。
葉隠「実は……俺見てたんだよな。」
葉隠「一連の犯行……というか、あの細工が完成されるまで。」
基山「…………は!?」
葉隠「思い出してみると、俺ずっと覗き見してたんだべ。」
葉隠「いや、勿論それが殺人に関わってるとは思ってなかったんだべ?」
葉隠「流石に、そう気付いてたら止めてるからよ。」
葉隠「あの時は、何か2人で面白そうなことやってるなーって感じで……」
……そりゃそうか。
まあ入り口からじゃ焼却炉は死角だし
事件が目の前で起こっているとは気づき難いだろう。
基山「……で、それがどうかしたのか?」
…………あれ、待て。
今、こいつ…………
……2人……って言ったか?
葉隠「俺が見た時には……ソーレッドっちなんて、そこにはいなかったんだべ。」
葉隠「きっとソーレッドっちは、嘘をついてるんだ。」
基山「……っ……そんな馬鹿な!」
嘘……!?
自分が全てを仕組んだって、嘘をついたのか!?
基山「そ、それで、誰なんだよ!」
基山「本当に全てを仕組んでいた2人って!見たんだろ!?」
葉隠「ま、まあ、落ち着けって!話すから!」
葉隠「あれは……間違いなく……」
ーー購買部前ーー
一本槇「……一体、何の用だ。」
一本槇「わざわざ、俺達を呼び出すとは……」
土岐「………………。」
ソーレッド「何の用……?」
ソーレッド「それは、お前ら2人が1番分かってるんとちゃうんか?」
ソーレッド「お前らが……やったんやろ。」
一本槇「……………。」
ソーレッド「……あの時の反応で分かったで。」
ソーレッド「ほら……基山が俺の髪の毛を証拠として出した時や。」
~~~~~~~~
基山「トラッシュルームの床の扉に……金色の髪の毛が挟まっていたんだよ。」
土岐「え……………!?」
一本槇「…………………!」
~~~~~~~~
ソーレッド「この時……真犯人が動揺を態度に表すと思っとったんや。」
ソーレッド「なんせ、出てくるはずのない証拠が提出されるんやからなあ……。」
ソーレッド「やったのは、他でもないお前らやのに……や。」
土岐「………………。」
ソーレッド「因みに髪の毛は死体発見の時にこっそり挟ませてもらったで。」
ソーレッド「こういう展開になることは、あの時点で読めてたからな。」
ソーレッド「…………ま、こんなんはどうでも良いんやけど。」
ソーレッド「俺の頭の良さを自慢する為に、お前らを呼んだんじゃ無いし。」
ソーレッド「どういうつもりでこんなことしたんか……ってのも聞く気は無い。」
ソーレッド「っつーか、答えへんやろ。」
土岐「…………ええ、答えません。」
ソーレッド「……ハッ!やっと口開いたと思ったらそれかいな。」
ソーレッド「……ま、お前らに言いたいのは1つや。」
ソーレッド「今回だけは、俺が罪を被って見逃したる……けどな……」
ソーレッド「次何か怪しい動きをしたら……そん時は分かっとるな?」
ソーレッド「仲間を守る為に、皆を死なせない為に……」
ソーレッド「どんな方法を使っても、俺がお前らを捻り潰す!」
一本槇「………………。」
ソーレッド「……そんだけや。もう帰ってええ。」
ソーレッド「夜遅くに呼び出して、悪かったな。」
基山「ソーレッド!」
個室にいなかったから、学園内を探し回っていたけど……
購買部前にいたのか……。
ソーレッド「…………おう、何や。」
ソーレッド「俺を殺しにでも来たか?リーダー。」
基山「僕は……僕はとんでもない勘違いを……!」
ソーレッド「……!?」
ソーレッド「お前……気付いたんか……?」
ソーレッド「いや、確かに気付く要素はあった……。」
ソーレッド「非力な俺が、市子ちゃんを素手で殴って気絶させるなんて難しいし……」
ソーレッド「あの時……俺が2人を脅して証言させたって言った時も……」
ソーレッド「筒井がアドリブで合わせたから、そこに妙な間があったのは事実や……。」
ソーレッド「景子ちゃんの態度も不自然やったやろう……。」
ソーレッド「でも、そこにお前が気付くとは……」
基山「……いや、葉隠だ。」
基山「葉隠が……全て見ていた。」
ソーレッド「…………成る程。そういうことかいな。」
ソーレッド「……お前、ここに来る時に2人に会ったか?」
基山「いや、すれ違いかけたけど……何とか隠れてやり過ごしたよ。」
ソーレッド「……ならええわ。」
ソーレッド「しっかし……お前も不運やなぁ……。」
ソーレッド「こんな事実……知らん方が良かったやろ……。」
ソーレッド「真実を知る味方は3人……俺と市子ちゃんと筒井だけ……。」
ソーレッド「その少人数で14人の輪を保ちつつ、あの2人を警戒せなあかん……。」
ソーレッド「知らんかったことにして逃げるんやったら、今の内ちゃうか。」
ソーレッド「こっちのルートは……ちっとハードモードやぞ……?」
……確かに、その方が楽だろう。
面倒なことはソーレッド達に任せて、
自分は皆をある程度仕切っていれば良いんだから。
……でも、それじゃあダメなんだ。
それは、既に何度も何度も実感している。
僕は……前に進まなくちゃいけない。
これだけは、もう忘れない。
だから、ここでの選択だって決まりきっていた。
基山「……望むところだ!」
ソーレッドは、ニヤリと笑った。
ーChapter1ー END
生き残り人数 16→14
to be continued...
キリが良いのでここまで。
最後大事なところでセリフ間違えました。
真実を知る仲間……のところ、
市子→景子に変えておいてください。
次回更新は木曜日を予定しています。
それでは、お疲れ様でした。
こっちの幸運は狛枝タイプだったか……
>>175
幸運の質自体は苗木型と定めてしまったので
その方向で貫くつもりですよ。
ちょっと時間あるので進めます
14:50ごろから
ーChapter2ー(非)日常編
ーー筒井の個室ーー
夕方から夜にかけて眠っていたからか
この夜僕は全く眠くならなかった。
そこでソーレッドの提案で、筒井を交えて
今後について話し合うことにしたのだった。
(神崎さんは既に眠っているようだった。)
筒井「土岐さんと一本槇君が、あんなことをしたなんて……」
筒井「とてもじゃないけど、信じられないな。」
ソーレッド「やとしても、これは事実や。」
ソーレッド「あの2人にどんな目的があったんかは分からんが……」
ソーレッド「例えば事件を起こすことが目的やったんやとしたら、あいつらは黒幕側の人間かもしれん。」
基山「黒幕側の人間……か。」
基山「……一本槇は自分から話さない奴だし、本性をどうこう言えないんだけど……」
基山「土岐さんがそんな人だなんて……僕には考えられない。」
筒井「……脅されてるって可能性もあるよね。」
ソーレッド「……そもそも裏切り者ってのも可能性の話やし……」
ソーレッド「まあとにかく、あいつらの正体については今はええねん。」
ソーレッド「問題は、あの2人をこれからどうやって監視するかや。」
ソーレッド「因みに俺は監視出来ん。既に土岐と一本槇がやったことを見抜いたのがばれてるからな。」
ソーレッド「尾行してたら警戒されてまうやろ。」
筒井「それを言うなら……君を庇った僕と神崎さんだって同じだ。」
基山「………………僕か。」
ソーレッド「ま、そうなるわな。」
ソーレッド「とはいえ常に見張り続けるのは不可能なわけやし……」
ソーレッド「……生徒の行動を制限してみよか。」
筒井「新しくルールを作るってこと?」
ソーレッド「せや。幸いにもこっちにはリーダーがおるからな。」
ソーレッド「生徒間のルールに限れば、量産出来るやろ。」
基山「常に誰かと一緒にいることを義務付ける……とかは?」
ソーレッド「それがええやろな。ま、『常に』は言い過ぎやが。」
ソーレッド「昼間は俺が食堂におるようにするし……筒井や景子ちゃんがよくおる場所もあるやろ。」
ソーレッド「元々そこにおるだけなら……向こうには監視やとは思われへん。」
ソーレッド「そういう監視の効くところには、1人で居ても良しとしよ。」
筒井「でもさ……それなら土岐さんは、一本槇君とずっといるんじゃない?」
筒井「結局同じことになると思うけど……」
ソーレッド「……いや、無いな。」
ソーレッド「これまでもそうやった。あいつら2人は、表面上何の関係性も無いように見えたやろ。」
確かに、あの2人が一緒に居たのなんて……
……僕の誕生日会の時くらいか。
あの時、入り口に居たのはあの2人だったな。
ソーレッド「何も無い時、極力あいつらは一緒におることを避けるはず。」
ソーレッド「そう考えると、このルールに問題は無いんや。」
ソーレッド「2人が動こうとすれば、それぞれと一緒におる奴が不審に思うやろうし。」
ソーレッド「一緒に行動してる奴は、そいつにそのつもりが無くても監視の役割を果たすというわけや。」
筒井「……なら問題無いか。」
ソーレッド「ほな基山、明日はそれを連絡な。」
ソーレッド「1人でおってもええ場所は……また考えとくわ。」
ソーレッド「つーことで……そろそろ解散しよか。」
ソーレッド「基山も筒井も、ちょっとは寝た方がええで。」
基山「ああ……分かった。」
こうして話し合いは終了し
僕達はそれぞれの個室に戻った。
ーー基山の個室ーー
ふぅ……もう午前1時か……。
そろそろ寝ないとな。
……そういえば、僕は誰と一緒に行動すれば良いんだろう。
ソーレッドは食堂の見張りだし……
…………葉隠で良いか。
さて、明日の起きる時間はどうしよう?
1.早め
2.普通
3.遅め
疲労ポイント:1/3
↓2
少し遅めに起きるとしよう……。
ゆっくりと休みたいしな……。
それじゃ……おやすみ……。
ーー6日目 終了ーー
【result】
・盛、朝井が死亡しました
友好度一覧
ーー???ーー
ーー親友ーー
ーー友人ーー
九瀬 音也
ソーレッド・ワイズマン
流鏑馬 イリヤ
筒井 優雅
曽根 紅莉
ーー知り合いーー
中城 麗音
浮羽 南斎
神崎 景子
土岐 幸乃
波道神 月海蘭
阿久津 千鶴子
一本槇 一太
朝井 市子 【DEAD】
盛 超業 【DEAD】
矢田 数馬
ーー顔見知りーー
~モノクマげきじょう~
モノクマ「学級裁判、お疲れ様でした!」
モノクマ「お待ちかねの、報酬です!」
モノクマメダル
5→35
モノクマ「大量にあった方が楽しいしね!」
モノクマ「今度こそ、ロマンを引き当ててほしいね!」
モノクマ「まあ流鏑馬さんのイベントが実質ロマン発動な気もするけど……」
モノクマ「それでは、7日目に参りましょう!」
モノクマ「Chapter2!序盤ながら終盤並みに盛り上げていきたいですね!」
ーー基山の個室ーー
~7日目 開始~
ん……大分寝た感覚だ……。
10時か…………。
……よし、早く食堂に向かおう。
ーー食堂ーー
あれ……?
基山「だ、誰もいないのか……?」
『ドンッ!』
基山「っ!」
後ろからお尻を蹴り上げられる。
振り返ると、そこにはソーレッドがいた。
ソーレッド「寝坊するんやったら早よ寝とけや、ドアホ。」
基山「わ、悪い……。」
基山「それで……皆は?」
ソーレッド「……学園エリアの2階が解放されたんや。」
ソーレッド「皆2階の探索に行っとる。」
ソーレッド「俺はめでたく仲間外れっちゅうわけや。」
基山「……ははっ、ざまあみろ。」
ソーレッド「おう、言うてくれるやんけ。」
ソーレッド「……ま、もう2階の大体の構造は把握したし……」
ソーレッド「俺は食堂で昨日のことについて考えとくわ。」
ああ、1人でいても良い場所についてか。
ソーレッド「せやから、お前は探索行ってこい。」
基山「ああ……分かった。」
解放された2階……か。
事件が起こると上が解放されていくのかな。
それじゃあ、早速探索に行こう。
ーー学園エリア 2Fーー
ふーむ……部屋の数はそう多く無さそうだ。
さて……まずはどこへ行こうか……。
1.水練場
2.図書室
↓2
ーー水練場ーー
ここは……水練場か。
曽根「あっ!基山くん!」
曽根「寝坊しちゃダメじゃん!何やってんの!」
曽根「朝の調理、大変だったんだからね!」
基山「ご、ごめんごめん……。」
曽根「あ!それはそうと、基山くんに言わなきゃいけないことがあるんだよ!」
曽根「なんとなんと!新しい校則が追加されましたんですぜ!」
基山「新しい……校則……?」
……一応確認しておくか。
~~~~~~~~~~
10.電子生徒手帳の他人への貸与を禁止します。
~~~~~~~~~~
基山「……あんまり気にしなくても良さそうだな。」
曽根「ま、生徒手帳なんて普通は渡さないよね。」
曽根「ふふふふふ……。」
基山「……え?何で笑ってるの?」
曽根「いやいや、何でもないっすよー!はっはっは!」
……何だか怖いぞ。
曽根「そんじゃ私はこれで!お腹空いてきたし、食堂に戻っとくね!」
基山「……分かった。食べ過ぎないようにね。」
曽根「分かってるってー!」
さて……そろそろ、この奥に行ってみようかな。
こっちは更衣室になってるんだよな……?
男子更衣室は、電子生徒手帳を使って開けられるシステムだった。
中から出る時には、要らないみたいだけど。
そして、その男子更衣室を抜けると……
ーープールーー
筒井「やあ基山くん!おはよう!」
基山「……何やってるんだよ。」
筒井「見ての通り、泳いでるけど?」
基山「それは分かってる……。」
筒井「ははっ!プールがあるなんて、最高だよね!」
……珍しく、テンションが高いな。
プールか……。
また今度、遊びに来ても良いかもな。
葉隠がついてくることになるんだろうけど。
……よし、水練場はこんなもんで良いか。
それじゃあ、次は図書室に行こう。
ーー図書室ーー
矢田「……やあ、随分遅かったね。」
阿久津「あー!基山さん!何してたんですか!」
カエルくん『おはよー!基山くん!』
ウシさん『おはよー!おはよー!』
……なかなか濃い面子がいるんだな。
基山「どう?ここには何かあった?」
矢田「うん、このパソコンが。」
矢田「……でも壊れてるから、どうにもね。」
矢田「ようやく俺の才能が発揮出来るかと思ったけど……残念だ。」
基山「パソコンか……。」
壊れてるにしても、どうにか直せないもんかな。
阿久津「他にも、ここの本は面白いものが沢山ありましたよ!」
阿久津「ほら、これなんてどうですか?」
『真・葉隠流!脅威のインスピレーション占い!』
基山「……いや、結構だ。」
阿久津「そうですかぁ?面白そうなのに……」
基山「……絶対思ってないよね、それ。」
カエルくん『奥には書庫もあったよ!』
ウシさん『何だか難しい本ばかりで、よく分からなかったけどね!』
基山「書庫……ここの奥がそうなんだね。」
……でも、どうせ僕にも分からないだろう。
見る必要は無さそうだな。
矢田「……ところで基山君、1Fの大浴場と倉庫には行った?」
矢田「その2箇所も、解放されてるんだよ。」
基山「……え?そうなの?」
矢田「やっぱり、行ってなかったんだね。」
矢田「顔が寝起きって感じだし、起きてすぐに2階を探索しに来たんだろうと思ったよ。」
……そんなに酷い面をしてるのかな。
後で顔を洗い直しておこう。
さて……それじゃあ1Fに戻るか。
大浴場と倉庫が解放されたんだっけ。
……どちらから先に行こう?
1.大浴場
2.倉庫
↓2
ーー大浴場 脱衣所ーー
波道神「あ、基山くん……」
波道神「おはよう……。」
基山「ああ、おはよう。」
ここが大浴場か。
……ごく普通の大浴場って感じだな。
基山「波道神さんは、ここで休憩中?」
波道神「私……大浴場の脱衣所の匂いって好きなんだ……。」
波道神「何だか、落ち着くから……。」
……気持ちは分からないでもない。
僕も、嫌いな匂いでは無いし。
波道神「あ、あと葉隠くんがサウナに篭ってる……。」
波道神「出てくるの、待ってるんだけど……」
基山「……ああ、そうなんだ。」
葉隠、波道神さんを怖がり過ぎだろ……。
……さて、大浴場はこれで良いだろう。
次は最後、倉庫だな。
確か、寄宿舎側の階段の前のところだったっけ……。
ーー倉庫ーー
土岐「あ……基山さん……」
土岐「お、起きたんですね……おはようございます……。」
基山「………………。」
土岐さんの本性は、これじゃないんだよな。
これがソーレッドの言ってたような態度になるなんて、想像もつかない。
土岐「き、基山さん……?」
基山「……あ、ああ、おはよう。」
土岐「あはは……まだ寝ぼけてるんですか……?」
基山「……そうかもね。」
いっそ全部夢だったら……
そんなことを、一瞬だけ考えてしまった。
基山「倉庫には、何かあった?」
土岐「そうですね……せいかつひちゅじゅひ……せいかつひつず…………」
基山「……生活必需品ね。」
土岐「よ、要するに食料や衣類、様々な道具が沢山……ってことです……!」
なるほど……。
夜時間なんかにお腹が空いたら、ここに来ても良いかも。
……いや、出歩きは禁止か。
土岐「あの……基山さん、そろそろ時間です……。」
基山「ん、時間……?」
土岐「もう、探索を終えて、食堂に集合する時間なんです……。」
基山「……ああ、そうなんだ。」
……それじゃ、食堂に戻るとするか。
あの連絡をしないといけないし……
朝ご飯も、食べないとな。
一旦ここまで。
暫く安価無いので、また夜に進めるかもです。
ーー食堂ーー
基山「皆、探索お疲れ様……それと、寝坊してごめんね。」
そこで浮羽や曽根さんから
冗談交じりの野次が飛んできたが、無視して進める。
基山「えっと……今日から、新しいルールを試してみたいと思うんだ。」
阿久津「新しいルール?ですか?」
基山「皆さ、事件が起こっちゃって不安だよね?」
基山「だから極力安心出来るように……個室以外では必ず誰かと一緒にいて欲しいんだ。」
基山「と言っても、全ての場所ってわけじゃない。」
基山「図書室と食堂では、1人で行動してもOKってことにしてる。」
基山「そして誰かと一緒にいる時のパートナーは、なるべく同性にすること!」
基山「2Fに更衣室とかもあったし……トイレとかも、異性だと何かと面倒だから!」
基山「ということで、今日から2人以上での行動を義務付けます!」
ソーレッド「前の時と同様、守りたくない奴は守らんでええぞ。」
基山「それじゃ……今日はこれから自由行動で!」
何人かが、食堂から出て行く。
矢田は1人で……それ以外は、きっちり2人組で出て行った。
食堂には、半分ほどの生徒が残っていた。
僕もその中の1人で、少しの間椅子に座って休んでいた。
すると、流鏑馬さんが話しかけてくる。
流鏑馬「ねぇ……基山、ソーレッドのことなんだけどさ……」
流鏑馬「あいつ……大丈夫なの?」
基山「大丈夫……って何が?」
流鏑馬「何ていうか……皆から避けられてるじゃん。」
基山「あ、ああ……」
やっぱり、そういう態度は取られてるのか。
裁判での態度がアレだったし、仕方ないと言えば仕方ない。
……あれ?
でもそんなことを聞いてくるってことは……
流鏑馬さんは、そうじゃないってことか?
基山「……ま、大丈夫だよ。」
基山「ほら、あいつ変なところで明るいからさ。」
流鏑馬「そ……っか。なら、良いんだけど。」
筒井「……基山君……ちょっと。」
筒井が割り込んで話しかけてくる。
基山「どうした?」
筒井「ソーレッド君が、大浴場に来いってさ。」
筒井「……あ、流鏑馬さんも来て構わないらしいよ。」
基山「……だってさ。どうする?流鏑馬さん。」
基山「別に強制はされてないみたいだけど。」
流鏑馬「うーん……じゃあ私も行く。」
流鏑馬「せっかく来て良いって言われてるんだし……ね。」
基山「……そっか。なら早速、脱衣所へ向かおう。」
……一体、話って何なんだろう?
ーー大浴場 脱衣所ーー
ソーレッド「……お、来たな。」
神崎「……(*^^*)」
そこにいたのは、神崎さんとソーレッド。
……この中に流鏑馬さんを混ぜて良いのか?
ソーレッド「ほな時間も勿体無いし、さっさと本題に移るで。」
ソーレッド「話したいのは、これについてや。」
そう言ってソーレッドは、
ロッカーからノートパソコンを取り出す。
基山「ああ、それ図書室にあった……」
カエルくん『壊れたノートパソコン!』
ウシさん『壊れてる!壊れてる!』
ソーレッド「その通りや。こいつは壊れたノートパソコン。」
ソーレッド「こいつをどうにか、使えるようにしたいんやが……」
ソーレッド「現状、直せそうな奴が1人しかおらん。」
基山「直せそうな奴…………。」
もしかして……
1.基山
2.矢田
3.曽根
↓2
基山「矢田のこと?」
基山「あいつなら、機械関係に詳しそうな気がするけど。」
ソーレッド「ああ……そうや。」
ソーレッド「でも、あいつに任せるのってちょっと不安やと思わんか?」
基山「……思う。」
ソーレッド「……実は俺の中でも矢田はよう分からん奴なんや。」
ソーレッド「いつもニヤニヤしとるし……何考えとるか全く読めん。」
ソーレッド「そんな奴に修理頼むのもなー……と思ってやな。」
基山「どうするんだ?」
ソーレッド「修理の間、監視を付けたらええと思う。」
ソーレッド「あいつ、どうせ2人組行動のルール守る気無いやろうし……」
ソーレッド「それを強制的に守らせる意味でも、あいつが修理してる時には横に誰かおればええんや。」
ソーレッド「その役目を誰がやるか、なんやが……」
流鏑馬「……私、やろうか?」
ソーレッド「って言ってくれると思ったから呼んだんや。」
筒井「なるほど。」
ソーレッド「ちゅーことで流鏑馬に頼むけど、基山もそれでええな?」
流鏑馬「……何で私は苗字で呼ぶのよ。」
ソーレッド「あ?イリヤちゃんって呼んで欲しいか?」
流鏑馬「は、はぁ……?お、お断りよ。」
ソーレッド「はは、どっちやねん。」
うーん……流鏑馬さんに任せて良いんだろうか?
【重要選択 ↓5までの多数決】
1.任せる
2.任せない
流鏑馬さんなら、何の心配も要らないな。
基山「うん、お願いするよ。」
流鏑馬「了解、任せて!」
流鏑馬「少しでも怪しい動きをしてたら、すぐに報告するから!」
ソーレッド「よっしゃ、ほな決まりやな。」
神崎「……(*^^*)」
筒井「……じゃ、もうここから出ようか。」
筒井が脱衣所から出ることを促す。
……そうか。
この5人で話しているのを
もし土岐さんか一本槇に見られたら……
流鏑馬さんはともかく僕が、
彼らの監視をしにくくなっちゃうよな。
2人組の制限があるとは言え
極力自分の目で行動を見ていたいし。
基山「うん、話も終わったし出た方が良いね。」
基山「それじゃ、僕は先に個室へ戻るよ。」
他の4人が出るのを待たず、
僕は早足で自分の個室へと戻った。
ーー基山の個室ーー
~7日目 自由行動時間~
さて……今日はこれから暇だ。
個室でじっとしているのは勿体無いし……
それなら新しく開放された場所に行ってみたいな。
……それじゃ、どうしよう?
1.誰かと話しに行く(生徒指定)
2.探索に行く(場所指定)
3.購買部(メダル:35)
↓2
ーー図書室ーー
監視の意味も含めて、土岐さんと過ごそう。
基山「やあ土岐さん、何してるの?」
土岐「あ……基山さん……」
土岐「え、絵本を……読んでるんです。」
基山「絵本……?」
土岐「や、やっぱり……おかしいですよね……。」
土岐「この年で絵本を読むなんて……」
基山「い、いや!そうじゃなくて!」
基山「図書室に絵本なんてあったんだ……って意味で、だよ。」
土岐「あ……そ、そうでしたか……。」
……さて、何について話そう?
1.過去に体験した幸運な出来事(通信簿埋め)
2.絵本を好む理由
3.第一の事件について
4.自由安価(内容指定)
↓2
第一の事件について、話を聞きたいところだけど……
……どうしよう?
あまり踏み込んで聞くと
僕が真相を知ってることがバレちゃうよな。
かと言って、遠回しに聞いて収穫があるかどうか……
ここは少し重要な選択になるかもな。
1.踏み込んで話を聞く
2.遠回しに話を聞く
↓1
やっぱり、遠回しに聞いた方が良いよな。
踏み込み過ぎると、僕の役割の意味が無くなる。
基山「そういえば、昨日の事件のことだけど……」
土岐「は……はい……。」
基山「ソーレッドのこと……どう思う?」
土岐「ソーレッドさんのこと……?」
基山「うん……あんなことしたのは、何か理由があるのかなって。」
基山「土岐さんはソーレッドと仲が良いでしょ?」
基山「だから何か知ってることが無いか、確認したかったんだよ。」
土岐「は、はあ……。」
土岐「で、でも……あんなことをする理由なんて……」
土岐「残念ですけど、私は耳にしたことはありません……。」
基山「そっか……。」
基山「……そもそも、あれって本当にソーレッドがやったのかな?」
土岐「どういう意味ですか?」
突然、土岐さんが早口になった気がした。
突然、話すのが苦手な土岐さんは
僕の目の前から消えた。
基山「いや……証拠自体は、あの髪の毛しか無かったわけだし……」
土岐「ソーレッドさんが、自分がやったって嘘をついた……」
土岐「基山さんは、そう言いたいんですか?」
土岐「そんなことをする理由なんて……無いでしょう……?」
基山「…………………。」
基山「……そうだね、僕がおかしかったよ。」
土岐「そうですよ……しっかりしてくださいよ、基山さん……。」
そう言って、土岐さんはニッコリと笑った。
全てを知っている立場から見たその笑顔は、鳥肌ものだった。
プレゼントを渡しますか?
1.はい
2.いいえ
↓2
~アイテム一覧~
超技林
今は渡さなくて良いだろう。
基山「それじゃ土岐さん、僕は食堂に戻るよ。」
基山「また今度話そうね。」
土岐「はい……是非……!」
土岐「………………。」
【土岐との友好度が少し上昇しました】
ーー基山の個室ーー
~7日目 自由行動時間2~
……まだ時間はあるな。
個室でじっとしているなんて時間がもったいない。
何処かへ出かけたいところだけど……
……さて、どうしよう?
1.誰かと話しに行く(生徒指定)
2.探索に行く(場所指定)
3.購買部(メダル:35)
↓2
ーー購買部ーー
曽根「おっ!基山くんではありませんか!」
基山「やあ曽根さん、君もマシーンを回しにきたの?」
曽根「うん!食べ物が出るかと思ったんだけど……」
曽根「全く!ロクなものが出なかったぜ!」
曽根「っつーことで!もし食べ物が出たら私のアイテムと交換してよ!」
……まあ、考えておこう。
さて、何枚回す?
枚数を1~35で指定
↓1
15枚回そう。
さぁ……何が出るかな……。
↓15までコンマ判定 連投アリ
95 ザ・ビーズ(オリ)
『1箱1000円の高級タバコ。まるでバニラのような甘さを感じることが出来るらしい。』
60 水晶のドクロ
28 赤いマフラー
00 見返り美人図(オリ)
『菱川師宣が描いたと言われる有名な浮世絵……を、完璧に再現したものらしい。要は贋作である。』
70 超技林
33 ヤス・シシドのTシャツ
44 タンブル・ウィード
63 月の石
46 イン・ビトロ・ローズ
23 武神のお守り
52 黄金銃
91 男のロマン
84 文豪の万年筆
88 アゴドリル
63 月の石
曽根「食べ物出た!?ねぇ、食べ物!」
基山「……タバコなら出たけど。」
曽根「…………いらない。」
基山「だよね。」
ともかく、これでアイテムは充実した。
暫くは困らないだろう。
~男のロマンについての説明~
Chapter2~4の3章分の間に
1章に1度ずつ使用する機会が与えられます。
選択肢が出てきた場合に使うことを選ぶと
その時点で男のロマンは消滅します。
男のロマンを2つ以上手にいれた場合、
同じChapterで2つ以上の使用は不可とします。
ということで、ここまで。
次回は金曜日深夜の予定。
お疲れ様でした。
1:50から少し進めます
人は…休日だし居ると思っておきます
~7日目 自由行動時間3~
……さて、まだ時間はある。
じっとしていても仕方ない。
何処かへ出かけたいところだけど……
……どうしよう?
1.誰かと話しに行く(生徒指定)
2.探索に行く(場所指定)
3.購買部(メダル:20)
↓1
ーー食堂ーー
あ、いた。
基山「よっ、何してるんだ?」
浮羽「おう……壁塗りか。」
名前は浮羽 南斎だ。
覚えてあげよう。
浮羽「ま……ちょっと考え事をな……」
基山「悩んでることでもあるのか?」
浮羽「ああ……この国の将来についてさ……。」
基山「……お前1人で抱えるには辛い悩みだな。」
……さて、何について話そう?
1.浮世絵師を志した理由(通信簿埋め)
2.新しいルールについて
3.自由安価(内容指定)
↓1
基山「そういえば……浮羽は、どうして浮世絵師になったんだ?」
浮羽「あ……?そりゃあもう……」
浮羽「……壁塗り、お前と同じような理由だと思うがねぇ。」
僕と同じような理由……?
それなら…………
基山「……もしかして、父親も浮世絵師なのか?」
浮羽「おうっ、そういうことよ。」
浮羽「まー何と言うか……芸術関連の職ってのは父親から受け継ぐことが多いもんさ。」
……確かに、僕も幼い頃から進むところは既に決まっていた。
勿論、そこに僕の意思は反映されていない。
まあ自分の場合は、特にそれが嫌なわけじゃ無かったけど。
浮羽「俺の父親はなかなか渋い絵を描く浮世絵師でな……」
浮羽「こう他には無い……個性みてぇなものがあったのよ。」
浮羽「ナンバーワンじゃねぇが、オンリーワンってところか。」
基山「……そうなのか、因みにナンバーワンとオンリーワンは英語だぞ。」
浮羽「…………それで、だ。」
浮羽が決まりの悪そうな顔で仕切り直す。
浮羽「俺もそういう浮世絵師を目指してたんだが……なかなか上手くいかなくてね。」
浮羽「親父の常連を満足させるようなモンは描けなかった。」
浮羽「だが皮肉なことに、その反面世間一般からは高い評価を得られるようになっちまって……」
基山「……ここに来ることになった、ってことか。」
浮羽「ま、そんなとこさね。」
自分が目指していたところとは
別の道に進んでしまったんだな。
浮羽「だから、ここで俺が得たいのは単なる技術じゃねぇのよ。」
浮羽「個性を只管に磨く!それこそが俺の、この学園での目標なのさ。」
基山「なるほどな……。」
個性……か。
左官という才能の面で、では無いとしても
僕の手に入れたいものの1つではあるな。
でも浮羽の話を聞いていると、
やっぱりそれを手に入れるのは難しいことみたいだ。
プレゼントを渡しますか?
1.渡す
2.渡さない
↓2
~アイテム一覧~
ザ・ビーズ(オリ)
水晶のドクロ
赤いマフラー
見返り美人図(オリ)
超技林×2 月の石×2
ヤス・シシドのTシャツ
タンブル・ウィード
イン・ビトロ・ローズ
武神のお守り 黄金銃
文豪の万年筆 アゴドリル
基山「浮羽、これやるよ。」
浮羽「おおおおおおおお!!!!」
浮羽「こりゃあ素晴らしい贋作だ!」
基山「……あ、贋作って分かるのか。」
浮羽「そりゃあそうよ。何つーか、雰囲気が違うね。」
雰囲気……ね。
僕には全く分からないけど……
浮世絵師の勘、みたいなものなのかな。
浮羽「だが、実に上手く再現してるね……。」
浮羽「もしかすると、こういうところから個性が生まれるかも……!」
浮羽「ありがとよ壁塗り!大切にさせてもらうぜ!」
……とにかく、凄く喜んでくれたみたいだ。
【浮羽との友好度がこの上なく上昇しました】
【浮羽の通信簿2/7が開放されました】
『浮世絵師を志した理由は父親も浮世絵師だったから。単なる技術の習得だけではなく、個性を得ることがこの学園での目標だったようだ。』
ーー基山の個室ーー
【7日目 夕食パート】
↓
↓
↓
【7日目 イベントパート】
葉隠「なぁ……基山っち。」
基山「……おう葉隠、いたのか。」
葉隠「いや、ずっと後ろにいたんだけど……」
気づかなかったな。
そう言えば、ペア行動のルールがあるから
後ろからついて来ておけって言ったような気も。
基山「……それで?どうかしたか?」
葉隠「その……何か食堂の空気が異常と言うか……」
葉隠「……そこはかとなく、よろしくない空気なんだべ。」
基山「……は?」
葉隠「何つーか!説明しにくいんだって!」
葉隠「と、とにかく来てくれよ!」
葉隠「来て、あの光景を見れば、基山っちもこの気持ちが分かるべ……!」
基山「ええ……。」
全く伝わって来ないんだけど……
…………仕方ないな、行ってみるか。
ーー食堂ーー
筒井「…………。」
一本槇「…………。」
基山「…………。」
葉隠「…………な?」
食堂では、筒井と一本槇が食事をしていた。
同じテーブルで、向かい合って。
……だが、2人の間には殆ど会話が無い。
同じ料理を食べているあたり、
筒井が一本槇を食事に誘ったんだろうけど……
筒井「…………これ、どう?」
一本槇「……悪くない。」
筒井「……そうか。」
……確かに、異様な空気だ。
さて、僕も食事をしなきゃいけないわけだけど……
……どうしよう?
【↓3までの多数決】
1.2人と一緒に食べて会話に混ざる
2.1人で別のテーブルで食べ、会話を聞く
……よし、遠くの席で食べながら
会話を盗み聞きしておこう。
一本槇「……御馳走様。」
筒井「……ん、食べ終わった?」
筒井「それじゃあ冷蔵庫にデザートがあるから、取ってくるね。」
……やっぱり筒井が料理を用意してたのか。
にしても、一体どういう意図で…………
……暫くすると、2人はまた席につく。
そして一本槇がデザートを口に運んだ時、
それを待っていたかのように筒井が話し始めた。
筒井「……ところで一本槇君。」
一本槇「……何だ。」
筒井「君と幸乃ちゃんって……どういう関係なの?」
一本槇「………………。」
その時、僕には聞こえなかったが
一本槇は小さな声で何か言った。
多分、平仮名3~5文字程度……
……何かを言いかけて、止まった。
筒井「…………ふっ。」
そして筒井は、それを聞いて笑う。
一本槇は少し動揺しているように見えたが
すぐに立ち直って質問に答えた。
一本槇「特に変わった関係など無い。」
一本槇「ただの……友人だ。」
筒井「……そう。」
筒井は既に、目的を果たしたようだった。
それ以降は特に目立った会話も無く
2人は一緒に食堂から出ていった。
ーー基山の個室ーー
……結局、あれは何だったんだろう。
もう少し近くで聞いていれば
あの言葉も聞こえたんだろうけど……。
……さて、明日の起きる時間はどうする?
1.早め
2.普通
3.遅め
疲労ポイント:0/3
↓1
早めに起きるとしよう。
……それじゃ今日はもう眠ろうかな。
…………………。
ーー7日目 終了ーー
【result】
・土岐との友好度が少し上昇
・浮羽との友好度がこの上なく上昇
友好度一覧
ーー???ーー
ーー親友ーー
ーー友人ーー
九瀬 音也
浮羽 南斎
ソーレッド・ワイズマン
流鏑馬 イリヤ
筒井 優雅
曽根 紅莉
ーー知り合いーー
中城 麗音
土岐 幸乃
神崎 景子
波道神 月海蘭
阿久津 千鶴子
一本槇 一太
朝井 市子 【DEAD】
盛 超業 【DEAD】
矢田 数馬
ーー顔見知りーー
最近ロクに進んでなくて申し訳ないっす
明日以降は葉隠4のスレで短編終わらせます
そっちに集中してリクエスト消化して、
舞園と基山の2つに絞る方針で。
結局掛け持ちになってしまって
回らなくなったのは申し訳ないっす
葉隠4は完全にストーリー終わったら
放置出来ると思って進めてました
それでは、お疲れ様でした
【短編:子豚ちゃん】
曽根「7日間、波道神ちゃんを見てて思ったんだけどさ~……」
曽根「何か波道神ちゃん……日に日に子豚感が増してるような気がするんだよね~……」
波道神「こ、こ、子豚感……?」
筒井「ああ……言われてみると、確かに。」
基山「でもどちらかと言うと……子豚感というよりは豚感かな。」
波道神「豚感……!?それって一体どんな……」
基山「ど、どんなって言われても……」
筒井「……ま、とにかく豚みたいな感じってことだよ。」
波道神「ぶ、豚……みたい……。」
波道神「う、うう……そ、そっかぁ……私、豚みたいかぁ……。」
曽根「まあまあ!元気出してよ、波道神ちゃん!」
曽根「考えても見て?豚肉ってとっても美味しいでしょ?」
曽根「そんな豚みたいって言われるなんて、それだけで誇らしいことじゃん!」
波道神「紅莉ちゃん……ありがとう。でも全然フォローになってないよ……。」
筒井「豚肉が美味しい……つまり波道神さんも美味しい、と。」
波道神「わ……私が……美味しい……?」
基山「はは、一度食べてみたいね。」
波道神「た、食べ……!!」
曽根「波道神ちゃんを食べる……か……。」
波道神「ちょ……ちょっと……?まさか本当に……」
基山「いやいや、流石に波道神さんを煮たり焼いたりするわけには……」
波道神「焼く!?」
波道神「きっ、基山くん!?この前の事件で、そういうプレイに目覚めちゃったの!?」
基山「え……?プレイ……?」
曽根「……? 何でそこで事件の話が……」
筒井「ん?ちょっと待って、一旦落ち着こう。」」
筒井「今って、養豚のゲームの話をしてるんだっけ?」
曽根「……ほぇ?」
基山「……え?」
波道神「……へ?」
【短編:子豚ちゃん END】
葉隠「それは違うべ!」論破!
とりあえず生存報告。
一応生きてはいます。
ですが次いつ始められるかは未定なので
とりあえずスレだけ残しておくという形で……
忙しくても空き時間に書き溜めておくべきなんですが
疲れでなかなか出来ませんでした。
明日は少し時間があるので本当に少しだけ進めるかもです。
本日14:00より少し進めます
ーー基山の個室ーー
~8日目 開始~
基山「…………ん……。」
……起きられた……か。
昨日は1日中神経を張り巡らせていたからか
あまり疲れが取れた気はしないな。
土岐さんと一本槇の行動……
今日も注意して見ておかないと。
…………さて、もたもたしてはいられない。
厨房に向かうとしよう。
基山「……行こう、葉隠。」
葉隠「だべ!」
ーー厨房ーー
筒井「あ。おはよう、基山くん。」
曽根「おっはー!」
基山「おはよう…………あれ?」
厨房には、僕を含めて3人しかいなかった。
基山「……流鏑馬さんは?」
筒井「ああ、彼女は……アレだよ。」
基山「アレ?」
筒井「ほら……昨日の。」
アレ…………アレ…………。
基山「…………ああ!アレか!」
確か、図書室で回収した壊れたパソコンを……
超高校級のハッカー、矢田に直してもらうことにしたんだった。
……でも、矢田1人でやらせるのは信用出来ないから……
流鏑馬さんを、監視に付けておいたんだったな。
筒井「矢田が徹夜で作業をやってたみたいでさ……」
筒井「流鏑馬さんもそれに付き合わされて……って感じ。」
筒井「食事の時は一旦作業を中断出来ると思うけど、今は……」
基山「……なるほどね。了解。」
……さて、それじゃあ早速調理にとりかかろう。
基山「さて、今日は何を作る?」
曽根「基山くん!今日はね、決まってるんだよ!」
曽根「ズバリ!中華だよ中華!決定!」
基山「あ、朝から中華……?何で……?」
曽根「何でって私が食べたいからだよ!ほら!早く作るよ!」
……強引過ぎるだろ…………。
……ということで、曽根さんの気分で朝食は中華になってしまった。
僕は……そうだな、麻婆豆腐でも作ってみよう。
……さて……上手くできるかな……。
ーーコンマ判定ーー
現在の調理レベル:3
01~28…失敗
29~68…普通
69~00…成功
↓1
ところで、麻婆豆腐ってどうやって作るんだっけ……。
基山「えっと……とりあえず味噌だよな……。」
基山「あとは……卵と小麦粉かな?」
基山「そして豆腐と……とんかつソースとかも入れるんだっけ?」
ゴチャゴチャ
マゼマゼ
ゴポゴポゴポ…
基山「…………大変なことになってしまった。」
曽根「まだまだだね、基山くん。」
筒井「……作り直そうか。」
葉隠「これ……すっげえクサいべ。」
……失敗……だな。
【全員との友好度が少し下がりました】
ーー食堂ーー
基山「さて……今日は特に連絡は無いんだけど……」
基山「昨日に引き続き、1人で行動するのはなるべく避けて欲しい。」
基山「食堂、図書室以外では2人以上での行動を!これを徹底してくれ!」
基山「……以上!ここからは自由行動で!」
僕が話を終えると、何人かが食堂から出て行く。
その中には、矢田と流鏑馬さんの姿もあった。
……まさか、まだ作業を続けるつもりなのか……?
身体を壊さないと良いんだけど……。
……そう言えば、色々と気になることが多いんだよな。
解散して間も無い今、まだ殆どが1Fにいるだろうし……
せっかくだし、誰かと話してみるか?
1.話す
2.話さない
↓2
うん、話しておくべきだな。
誰と何を話そう?(少し重要)
1.筒井に昨日の件について聞く
2.一本槇に昨日の件について聞く
3.土岐に今日の予定を聞く
4.大浴場で矢田と流鏑馬の様子を見る
5.ソーレッドと現状を確認する
↓2
ソーレッド「基山、期間も空いたし色々と確認しとこか。」
基山「……奇遇だな。僕もそうしようと思ってたんだ。」
ソーレッド「さて、まず今問題になってる土岐と一本槇のことやが……」
ソーレッド「発端は、第一の事件やったな。」
基山「2人が裏で朝井さんを犯人に仕立て上げると同時に、盛を被害者にしたんだったよな。」
ソーレッド「せや。あの行動の理由は分からんが……今のところあの2人は敵くらいに思っといた方がええ。」
ソーレッド「油断は禁物や。片時も目を離すことは許されへんで。」
基山「そのための、2人1組での行動指定だもんな。」
基山「あ、そう言えばさ、昨日食堂で…
…」
ソーレッド「……?」
基山「……筒井と一本槇が、話してたんだ。」
基山「内容はよく聞こえなかったけど……筒井には何か目的があったみたいだった。」
ソーレッド「……ほーん…………筒井と一本槇……ね……。」
ソーレッド「…………流石に、それだけじゃ何も分からんわ。」
ソーレッド「……けど、少なくとも俺の指示じゃないのは確かやで。つまり……」
ソーレッド「あいつはあいつで自分で色々と考えて動いとる、ってことやろ。」
基山「………………。」
……その程度で済ませて良い……のかな?
……よし、現状確認はこんなもんで良いだろう。
……他には誰と話そう?
>>298の1~4から選択(少し重要)
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