側近「私が魔王軍だ……」戦士「!?」 (2)


戦士「な……に…?」


側近「聞こえたろう、人間の将軍よ」ザッ

側近「此度の戦争における貴殿ら王国と戦うのは、私だ」

側近「我こそは第28代目妖精国、女王の側近……参る」


戦士「馬鹿な、開戦してから何度目の戦だと思っている!? 『王国から』は何も聞かされていなかったと!?」


側近「……だろうな、士気に関わるのだろう」

側近「待ってやるから指揮官として下がるが良い、将軍とは名ばかりの戦士よ」

側近「貴様らが『魔物』と呼ぶ者がどれだけ恐ろしいか、とくと味わえ」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403222913



……【その強さは、三千の兵に値する】



兵士「うわぁあああ!!」

< ザシュゥッッ!!

側近「……」

兵士B「は、速すぎて見えな……い?」ザシュゥッッ!!

兵士B「え……」ドサッ



……【古来より続く人間の侵略を止め】


……【古より続く戦の連鎖に巻き込まれようとも、その強靭なる肉体は決して朽ちず】


……【彼の者は、己が生まれし国をたった一人で護り続けてきた】



槍兵「進めー!! 怯むな! 数で押し切れぇ!!」

弓兵「援護する!」ギシッ


側近「……」


……【彼の者こそ、最強の守護者に違いなかった】


側近「散れ……」スッ


槍兵「?」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom