側近「勇者をカジノに封じこめる」魔王「」 (32)

いつかは書いてみたいと思っていたSS初投稿します。
書き溜めていた部分までになりますが、少しの間お付き合い下さい・x・ノ

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--魔王の間--

側近「最近、勇者一行の進行が早いのをご存知ですかな?魔王様」

魔王「うむ。歴代最強の勇者と話には聞いておるが、そんなに早いのか?」

側近「まさか三日で地上の支配地を1/3も解放するとは...」

魔王「いやいやいや...ちょっと待て!我が軍が地上拠点制圧にかかった期間は..」ガタガタ

側近「一年と四ヶ月です。」

魔王「勇者の進行は...」ガクガク

側近「三日で1/3です。六日目の現在も勢いは止まらず進行しております。」

魔王「」


ガタンっ


水将「側近様っ!!」

側近「魔王様もいるのだぞ、水将軍。もう少し大人しく入って来ないか!」ギロッ

頑張れよ

水将「あっ、魔王様。ご機嫌麗しゅう...では無くて、早急な言伝が御座います。」アセアセ

魔王「まぁ良いではないか。それで言伝とは?」

水将「大陸北部の砦が...墜ちました。」プルプル

魔・側「」

側近「どういう事だ!北の砦は我が軍屈指のエリートの猛虎将軍が守っているではないか!」ワナワナ

魔王「そもそも勇者が旅を始めて六日目だぞ。成長するのが...早すぎる。」ガクガク

水将「これで地上制圧拠点の1/2が人間側に墜ちました」ウルウル

側近「奴等は化け物か!一体何者なのだ。」

水将「その問いには私が応えましょう。」ヒューン

側近「風将軍!貴様も居たのか。」

風将「私は諜報が得意ですので、勇者側のデータを集めておりましたの。」

水将「流石、姉さまだわ」ウットリ

魔王(ああいうの、いいなぁ...)じー

側近「茶番は良い。それで奴は何者なのだっ!」ガタッ

風将「はっ。勇者ですが...」

魔王「....」じー

側近「....」じー

風将「元引き籠りのニートです。」ドヤッ

一同「いやいやいや...」

魔王「なんかおかしい、なんかおかしくないかー側近」ウルウル

側近「風将軍、馬鹿にするのもいい加減にしないか!今は笑い話をしている場合ではないぞ!」ワナワナ

風将「だーかーらー、大マジだって言ってるでしょ!」ガタッ

魔王「良い。話せ。」ウルウル

風将「はい、魔王様。勇者は元引き籠りのニートでしたが、とんでもない才能がありました。」

側近「ほう!力があり過ぎて普通の生活が出来なくなり、出歩く事が出来なくなったのか。」

魔王「それで人間界の異分子として自宅に封じ込めたんじゃな。敵ながら同情したくなる。」

風将「いいえ違います。」キッパリ

側近「えっ!?」

魔王「!」

風将「ゲームの才能です。」ガクガク

魔王「」

風将「ゲームに熱中し続け、引き籠りニートになりました。」

側近「もう殺そう。風将軍を殺そう。」ガチャ

水将「側近様wwwwww落ち着いてwwwwww下さいましwwwwwwwwww」プルプル

風将「しかも尿ボトラーです。」

魔王「」

側近「いや、もう限界だ。限界を超えたぞ!!!」ギラッ

水将「やめて下さいwwwwww千の風になっちゃうwwwwwwwwwwww」ウプププ

風将「あーもう。折角調べた情報を話さないまま殺されては敵いませんから話続けますね。」

風将「勇者には三人の仲間たちがいます。それで、仲間たちですが...」

魔王「....」ドキドキ

側近(読めた。仲間たちがとんでもない力を持っているのだな)ワクワク

風将「そのゲームのオフ会で集まったメンバーのようで..」

魔王・側近「おうぃ!!!」ガタンッ

水将(反応がwwwwwwww面白いwwwwwwww)プルプルプル

魔王「側近ー、意味が!!意味が分からないよおぉ。」ウルウル

側近「私だって意味が分かりませんよ、魔王様」ワナワナワナ

水将(ただのボトラーニートとオフ会メンバーにwwww蹴散らされた魔王軍wwwwwwww)ププッ

風将「はいはいー。口は止まりませんよー。[ピーーー]のは話終えてからにしてくださいねー。」

風将「それで勇者一行の戦闘方法がとてつもないのですよ。」

魔王「....」ドキドキ

側近「....」

風将「彼等は四人同時に攻撃をするわけでは無く連携を組みます。」

風将「魔物の動きを瞬時に判断し隙を見つけ攻撃をするわけです。」

側近「!!」

風将「巨大な魔物も部位を破壊し駆逐します。尚、その部位を加工し強力な装備を作る技術を持っています。」

魔王「なんと...」

風将「死の淵に立つ猛虎将軍が残した言葉があります。」

側近「....」

風将「"上手に...焼けました"と。」

魔王「.....」ガクガクガク

風将「そう奴等は正真正銘の狩人。我々は獲物なわけですよ!!」キリッ

水将(言っちゃったwwwwwwそれだめでしょwwwwモンハンwwwwwwわろすwwwwww)ぶはっwwwwww

側近「何故ニートのゲーマーが、そんな力を持っているかが分からん。ともかく奴等は強い。そうだな?」

風将「はい。正確な攻撃と連携で今の私達では敵いません。正に彼等はモンスターハンt」

魔王「ともかく奴等の勢いを[ピーーー]対策を練らなければならぬな。」

水将(言いたいところを言わせて貰えないwwwwww姉さまwwwwwwww)プルプルプル

風将「はい、魔王様。正に奴等はモンスターハンt」

側近「ううむ。あの手を使うしかないのか...」ポリポリ

水将「またwwwwwwww遮られたwwwwwwwwww」プハッハハwwwwwwww

魔王「側近!そんな裏の手があるのか!流石じゃの!!」キラキラ

側近「はい。この秘策は人間を虜にし骨抜きにした挙句、これ以外を考えさせられなくさせる力があります。」

魔王「ほう!それでその作戦とは?」ワクワクワク

>>3
ありがとうございます。
初めてなので手に汗かきますねwwwwww

因みにピーは 殺 すが正解です・x・

側近「勇者をカジノに封じ込めます!!」ドヤッ

魔王「」

水将「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ポカッ

側近「魔王様、何をなさいますか。痛い痛い。」

魔王「側近!お前だけは信じていたのじゃ。お前だけはまともじゃとー。うわーん」ポカポカ

側近「魔王様。痛い。落ち着いて下さい。」

水将「wwwwwwwwww駄々っ子wwwwwwwwかわいいwwwwww」

風将(いいなぁ。あれされたいなぁ。)じー

側近「作戦をお話しますので、落ち着きましょう。ね?魔王様」アセアセ

魔王「....」ぐすん

側近「火将軍、土将軍!聞こえるか?例のアレを持ってこい。」

風将「あら。側近様。火将軍と土将軍に何か開発させていたのですか?私何も聞いておりませんのよ?」

側近「フラっと来て言伝だけ残して、また風のように出て行ってしまうではないか。」ジロっ

風将「ふふふ。それもそうですわね。」ニヤニヤ

火将「おーい。側近!例のアレ持って来たぜ。」ドシドシ

土将「ちょwwwwww先輩wwwwwwなんでオレ持ってるんすかwwwwwwちょー重いんすけどwwwwwwww」ノタノタ

水将「兄ちゃんwwwwwwwwパシリwwwwwwwwわろすwwwwwwwwww」ゲラゲラ

土将「うるせーwwwwww水wwwwwwお前も手伝えwwwwwwwwww」」

側近「ご苦労だった。そこに置いてくれ。」

ズシンッ

魔王「で、この箱はなんなのじゃ?」

側近「これはスロットと名付けた機械です。」ニヤリ

魔王「分かった!この"すろっと"をカジノに設置し、奴等が入って来たら"殺人びーむ"を放つのか!」ワクワク

側近「そんな事が出来るなら、もう宿屋とか道具屋でやっていますよ。」

魔王「むー。それならば幻惑魔法を放つ機械とか?」

側近「八割方正解です!魔王様。」ニカッ

火将「やるじゃねーか!魔王ちゃん!」

土将「流石っすねwwwwww魔王様wwwwwwwwww」

魔王「ふふん!で、残りの二割はどういう事なんじゃ?」

側近「このスロットですが、魔法を放つ事は出来ませんが一種の魔法と同じ効果を生み出します。」

魔王「ほう?」

側近「幻惑魔法よりも強力であり、効果的な暗示を自分自身にかけさせる事の出来る悪魔の機械です。」

風将「それは凄いですわね。」

魔王「して、その効果とは?」

側近「欲です。もっと稼げる!負けを取り戻せる..と。奴等は蟻地獄に足を踏み入れる事になります。」

側近「これは人間の欲求の一つであり本能。タイミングを間違えなければ勇者であろうと墜ちます。」ニヤ

魔王「話は分かったが、いまいちこの"すろっと"が恐ろしく魅力的には思わないのだがのお。」

風将「そうですわね。私にもこんな物で足止め出来るとは思えませんわ。」

火将「おいおい!こんな物とはなんだ?風さんよお!」イライラ

土将「そうっすよwwwwww何ヶ月かけて開発したと思ってるんすかwwwwwwww」

側近「まぁ、皆落ち着け。これは元々地上の外貨を得るために開発しておりました。」

火将「おう!殺しあうだけじゃスマートじゃねーからなぁ!」

側近「殺し合いが必要なのは敵軍事拠点の制圧及び、反乱分子の排除。ただそれだけです。」

側近「後は経済と内政に入り込めば、本当の意味での地上制圧になります。」ニヤリ

魔王「凄い!凄いな、側近!!」キラキラ

側近「我々は地上にて企業を立ち上げました。その名も"GASE SAGIY"!」

水将(聞いた事あるwwwwww似てる会社名wwwwwwwwだめでしょwwwwwwww)

側近「現在取引確定のカジノが4件。地上のカジノ全てに600台を導入します。」

側近「また、内1件のカジノが専門店として開始致します。」フフリ

風将「これは、想像以上に話が進んでいるのね。」

側近「うむ。このタイミングで勇者が街の近くにいるのは好機。スロット作戦で奴等を足止めするのだ!」

魔王「うーん。凄いのはなんとなく分かったけど、この箱の凄さが分からんのお。」

火将「そりゃそうだな。魔王ちゃんやってみりゃいい!教えてやるから!」

土将「オレがプログラム組んだんすから面白い事間違いなしっすよwwwwwwww」

側近「現在は二機種あります。"押忍!火将"と"土の塊"の好きな方をプレイしてみて下さい。」

土将「土の塊はすげーっすよwwwwww忍者物っすよwwwwwwまじ半端なく面白いっすwwwwwwww」

魔王「んー。機械の胴体の所に土のキメ顔が描いてあって気持ち悪いなぁ。」

土将「」

水将「お兄ちゃんwwwwwwこれのためにwwwwww私に写真wwwwwwww撮らせたのwwwwww何百枚もwwwwww」

土将「」

魔王「まぁいいや。これやる!」キリッ

火将「魔王ちゃん。いいかい?まずは投入口にコインを入れるんだ。」

火将「3枚入れてからレバーを叩くとリールが回るから、まずやってみな!」

魔王「ここに3枚入れてー。こうかー?おぉう!」テュリン

火将「そうそう。ボタンが3つあるから左から押すんだ!」

魔王(ポチポチポチ)

魔王「おー!水が揃った!」ドキドキ

火将「おーそれはリプレイだな!コインを入れないでもう一度レバーが叩ける。」

魔王(ポチポチポチ)

魔王「あー!何にも揃わなかった。」ガックシ

火将「これを繰り返して大当たりを狙っていくゲームなんだよ。」

魔王「ふむ!」テュリン

魔王(ポチポチポチ)

テユリン

魔王(ポチポチポチ)

ピキーン

魔王「おー!風が揃ったぞ!」

火将「風の場合は15枚獲得の子役だな!」

魔王「ふむっ!」テュリン

魔王(ポチポチポチ)

テユリン

魔王(ポチポチポチ)

テユリン

魔王(ポチポチポチ)

テュリーン!

土忍「あwwwwwwつwwwwwwいwwwwwwwwっすwwwwwwwwww」

魔王「うざっ」ビクッ

魔王「火!土のイラつくドヤ顔が出たけど何これ!」イライラ

土将「」

水将「wwwwwwwwwwうざすぎwwwwwwwwwwwwww」

火将「あー!これはレア子役確定のカットインだな。この場合は2連側近を上部に狙うと...」ポチっ

魔王「おー!なんか火が真ん中に止まったぞ!」ワクワク

火将「激熱だな!これで第二ボタンと第三ボタンを停止させると...」ポチポチ


     "くの一サキュバスに告白しろ!!"


魔王「おー!なんか始まったぞ!」ワクワク

火将「土忍が、くの一サキュバスに告白して成功だと-」

女忍「土さんっ!大好きっ!!!」

土忍「よっwwwwwwwwっしゃあwwwwwwwwっすwwwwwwwwうぇっうぇwwww」

     デデデデーンっ!!バーン!!!!!

      ボ - ナ ス 確 定!!!

一同「うざっ」

土将「」

火将「こ、これでボーナスだな。今回は7が確定だからビックボーナスだ!目安として204枚増える」ポチポチポチ

土忍「よーっしゃあwwwwwwww大当たりwwwwwwwwっすwwwwwwwwwwww」

火将「今の火や土のようなレア子役を経由してボーナス確定となる。分かったかい?魔王ちゃん!」

魔王「お....」プルプル

側近「魔王様?どうなさいました?」

魔王「面白い!!ウザいけど面白い!!」キラキラキラ

土将「ちょっと自信無くしちゃったっすよ。」ガクーン

水将「やめてあげてwwwwww兄ちゃんのHPはもう0よwwwwwwwwそんなとこもウザいwwwwwwwwww」

土将「」

魔王(ポチポチポチ)ジャララ

魔王(ポチポチポチ)ジャララ

魔王(ポチポチポチ)ジャララ

土忍「7をwwwwwwwwww狙えwwwwwwwwwwwwっすwwwwww」

魔王「ウザっ」ビクッ

火将「ボーナス中にカットインが入った場合は7を狙って打つ!大体1/18ぐらいの確立で揃うんだが..」ポチポチポチッ

土忍「きゃおらーwwwwwwwwww確定っしゃwwっうぇwwwwww」

魔王「っぺ」イライラ

土将「」

水将「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

火将「これでART突入だな。ラッキーだな魔王ちゃん!」

魔王「えーあーるてぃー?」

火将「ARTはコインの減りが無いまま打ち続けられるシステムなんだよ!ARTスタートのナビゲートの後は、」

火将「基本的に水が揃い、風の時はネビゲート通りに打つと15枚獲得となるんだ。」

魔王「ふむふむ!」

火将「演出がある場合は火や土等のレア子役の獲得に期待が出来るんだよ!」

魔王「おー!それでは次の"ぼーなす"まで打ち続けられるのか!」ワクワク

火将「最初は基本的に50回のARTになるが、レア子役を引くと回数が上乗せしていくシステムだ!」

魔王「つまり、運が良ければ、ずっと続くのだな!」キラキラキラ

火将「その通りだ!」ニコニコ

魔王「おほーっ!楽しいぞー!」ニコニコ

側近「魔王様。こんなにはしゃいでしまって困ったものですな。」

水将(魔王様かわいすぎますうぅ)ドキドキ

風将(魔界のトップがこんなにかわいくていいのかしら)ドキドキ

土将(もう死にたいっす。生き返るっすけど。)

水将「生き返るwwwwwwwwなら死んじゃえwwwwwwウザいwwwwww兄ちゃんwwwwwwwwwwww」ゲラゲラ

土将「水、心を読むのはやめてください。」ガックシ

魔王(ポチポチポチ)

テユリン

魔王(ポチポチポチ)

テユリン

魔王(ポチポチポチ)

テユリン

魔王(ポチポチポチ)

土忍「右をwwwwwwww狙えっすwwwwwwwwwwww」

魔王「....」イラッ

土忍「塊の刻wwwwwwwwwwっすwwwwwwwwww」

魔王「死 ねっ」ボソッ

土将「」

火将「これでART突入となる。ここからはARTが終わるまでは増える一方だ!」

魔王「たーのーしーいー!」キャッキャ

土将「それは良かったですね。」

水将「言葉遣いwwwwwwww普通wwwwwwwwwwww」

火将「まぁ、大まかにはこんな感じだな!


魔王(ポチポチポチ)

テユリン

魔王(ポチポチポチ)

テユリン

魔王(ポチポチポチ)

テユリン

魔王(ポチポチポチ)

テユリン

魔王「側近、後でこの二台を部屋に持って来てくれ!」

側近「あんまりハマってはダメですよ?」

魔王「分かっておる!」

魔王(ポチポチポチ)

テユリン

側近「それで風将軍よ。勇者一行はカジノ街まで後どれぐらいで到着するのだ?」

風将「はい。早ければ3日後には到着するかと思います。」

側近「そうか。それならば急がなければならぬな。」

火将「発送の準備は出来ているから任せておけ!明後日には稼働出来る状況になる。」

土将「そうですね。」

水将「拗ねてるwwwwwwwwwwwwww」

風将「しかし、確実にカジノに勇者一行を入らせる事は可能なのですか?」

側近「それならば問題無い。100万枚コインでの交換の景品がとんでもないからな」ゴソゴソ

火将「ほう?そんなに自信があるのか?どんな物なんだ?」

側近「ふふふ。見せてやろう。」ニヤリ

側近「これじゃ!!!」ドヤァ

ジャキーン!!

火将「いや...ちょ...」

風将「」ガタガタガタ

土将「」ガクガクガク

水将「!!!wwwwwwww??wwww!?wwwwwwww」

魔王「なんじゃ。皆慌てて。って、えええ!」ガクガクガクガク

一同「伝説の剣!!!???」

側近「うむ。苦労した。」

魔王「いやいやいや、側近!苦労したじゃ手に入らないでしょ!」ガタガタガタ

風将「そうよ。精霊と契約した者しか引き抜けないのよ。」

火将「こいつは...たまげたな...」

側近「そう先週な。魔界の5大老と年一回の慰労会に行ってな。」

側近「精霊の等の近くで飲んでいたんだが、獣の長が酔っぱらった勢いでな...」

--精霊の丘--

獣長「儂達もいい加減、老けてきたのぉ側近や。体が思うように動かんわい。」

側近「私はまだまだ若いですよ、ピンピンしてます。」ニヤリ

獣長「ほう言うでは無いか。目が霞んだりして困っているのじゃろ?」イラッ

側近「心配ございませんよ、安心して下さい。両目とも10.5で裸眼ですから」ドヤッ

獣長「そうかそうか。それならば安心したのお。それならば体はどうかね?ええ?」イライラッ

側近「すこぶる快調ですよ。なんなら精霊の塔でも登って来ましょうか?」ニヤリ

獣長「それならば、儂と一つ勝負せんか?先に精霊の塔に登った者が勝者じゃ。」

側近「それは良い考えですね。先に登った者がより若いって事でよろしいですかな?」

獣長「おうおう!それで良い。」ギラギラ



--魔王の間--

魔王「ちょっと待ったー!大人気無いだろ!側近!」

側近「まぁ、酒に酔ったのもありますが、年寄の意地...と言いますか。」

水将「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

側近「ゴホンッ!それでは話に戻りますね。」

--精霊の塔--

側近「それでは今から始めますからね。なんならハンデあげましょうか?獣の長」

獣長「結構じゃ。側近こそハンデが欲しいんじゃあないのか?」イラッ

側近「そんなものは年寄に与えるものでしょう。」イラッ

獣長「ほう!言ってくれるのお。」メラメラ

側近「それでは行きましょうかね。」

二人「スタート!!!」



--魔王の間--

側近「それからは凄まじいデッドヒートの連続でした。」

一同「....」

側近「獣の長は燃えさかる火炎を吐き、私は極大氷結魔法で対抗をし」

魔王「ちょっと!なんで殺し合いになってるの!競争でしょ!」アセアセ

側近「時には肉弾戦に発展し、52階層の塔が32階階層になってしまいました。」

水将「」ガクガクガク

風将「」ガタガタガタ

側近「そんなこんなで先に頂上まで登ったのは私でした。」

側近「後から到着した獣の長が褒め讃えてくれて嬉しかったなぁ。で、見つけてしまったのですよ。」

火将「伝説の剣か。」

側近「うむ。」

--精霊の塔--

側近「さすが、獣の長ですな。これ程までとは...」はぁはぁはぁ

獣長「側近よ悪かった。お前さんには敵わんわい」はぁはぁはぁ

側近「それでは、はぁはぁ。帰ると...しますか。って、ん?」

獣長「これは噂に聞いた伝説の剣ではないのか?」

側近「びっくりしました。精霊の祝福で私達には見えないと聞いていたのですが。」

獣長「儂達の勝負にビックリして精霊が逃げてしまったのではないのか?」ハッハッハ

側近「それにしても見事な剣ですな。」

獣長「うむ。どうじゃ?側近よ。ちょっと抜いてみては。」

側近「いやいやいや、これこそ無理な話ですよ。精霊に祝福された者しか抜く事が出来ないのですよ。」

獣長「この勝負の勝者こそ、魔界の勇者であろう。なぁ、側近よ!」ニコニコ

側近「全く、獣の長よ。折角だからお遊びに付き合おうではありませんか!」ニコニコ

側近「精霊よ!我に剣を与えたまえ!!こんな感じでどうですかね?獣長」

スポーン

二人「」ドキーン

側近「ええええ。」

獣長「」

--魔王の間--

側近「抜けちゃった」ペロッ

一同「」

魔王「いや、抜けちゃダメだろ!側近!」ガクガクガク

側近「それはもう驚きましたよ。」

風将「それはビックリしますよ...」

火将「信じろって方がおかしいが、現物があるならな..本当なのだろうな。」

側近「獣の長なんかビックリし過ぎて大変でしたよ。」

風将「そうなのですか?」

側近「あぁ。心臓発作で死んだ。享年826歳だった。」ウルウル

一同「長老ー!!!」クワッ




側近「ともかく、この剣を餌に勇者を誘きだす事にします。」

一同「」

魔王「とんでもない事になっちゃったなぁ。」

初めての投稿でした。
本当に駄文で失礼致しました。

スロットで本日6万負けたので勢いで書いてしまいましたorz
この悔しさを勇者達にぶち撒けてやるんだー!とか思いまして。

勇者をハメる回はまだ構想練っています。
また宜しければ書かせて頂けたら幸いです。



期待して待ってる

長ーーーーーーーー!

乙でした

>>27>>28
長文なのに読んで頂きありがとうございました。
因みに、勇者達はDQで言えばLV10ぐらいです。
とんでもない奴らなのですよ。

勇者サイドのお話も書けると・・いいなぁ。

スレッド残っているのでちょっとしたキャラ設定を。

魔王・・・・見た目は幼女だが年齢は120歳。一族ではまだまだ子供。
側近・・・・年齢は覚えていないらしいが、5大老の中で一番年上。見た目は初老のダンディー爺ちゃん。
火将軍・・・大柄な龍族。年齢不詳で、本来なら5大老に入ってもいい歳だが拒否を続けている。
水将軍・・・長身でおしとやか。土将軍の妹で無駄に乳がでかい。この一族は笑いのツボに入ると面倒。
土将軍・・・チャラい水将軍の兄ちゃん。草生やしてばっか。ウザい。でも、豆腐メンタル。
風将軍・・・ちっぱいなクールなお姉ちゃん。諜報活動と言いつつ地上で面白い事を探してる。暇人。

こんな感じで考えて作っていました。


乙!獣長と猛虎将軍の最期に泣いた・・・

やっと仕事が終わります。
帰ったら続きを書いていきたいと思います。

>>31
読んで頂きありがとうございます!
獣の長は大往生です。
頑張りましたがショックが大きすぎたのですよ!

猛虎将軍は良い戦いをしたので、それはまた後程。
風将軍の性格の問題で大切な事を伝えてないので、ただのMOBキャラになってしまっています。

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