春香「皆で旅行ですよ!旅行!」 (37)

P「皆いるか!?」

ある週末の連休

朝から荷物を纏め、事務所に来た私は

社用のバスに乗る

765プロのスケジュールが空き

久しぶりに皆で旅行に行こうという

プロデューサーさんの提案から話は始まった

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403007538

律子「よし、皆いるわね」

亜美「早くー亜美ちょー楽しみなんだけど!」

真美「旅行なんて久しぶりっしょ!」

P「社長と小鳥さんが来れないのは残念だな」

あずさ「そうですね」

律子「その分楽しむのよー」

全員「はーい!」

美希「ミキは眠いから寝てるの」

P「おい…いきなり寝るなよ」

「あっはっはっは」

バスの中は朝から賑やかだ

律子「じゃあそろそろ出発しましょうか」

「はーい!」

バスはゆっくりと出発する

響「なぁプロデューサー、どういうところに泊まるんだ?」

P「山の麓にある旅館だ、自然が綺麗だぞ」

真「海とか見えるんですか!?」

P「ああ見える、砂浜もあるな」

貴音「ふふ…真、楽しみです」

雪歩「穴掘りができますぅ!」

春香「あはは」

春香「何か久しぶりでわくわくするね千早ちゃん」

千早「ええ、そうね」

春香「砂浜でバレーやろうよ!」

春香「夜はトランプやったりあとは…」

千早「ふふ…楽しそうね春香」

春香「あ、千早ちゃんあんまりこういうのは」

春香「好きじゃなかったかな…」

千早「好きとは言わないけど」

千早「春香となら何しても楽しいわ」

春香「千早ちゃん…」

P「あ、そうだな…ついでに話しておくか」

P「皆、旅行といってもただ遊ぶだけなのは」

P「勿体無いと思わないか?」

伊織「何よ急に…」

P「この旅館を選んだのは理由があるんだ」

やよい「理由ですかー?」

P「そうだ、さっきも言ったがここはとても自然が綺麗でな」

P「一眠りするとついつい半日も寝てしまうと言われるほど」

P「豊かな場所なんだ」

P「通称、半日の眠り神、そう言われてるぞ」

伊織「そのままね」

やよい「何か面白そうですー!」

P「日頃の疲れを癒しつつ、皆には自然も堪能して欲しい」

P「それを忘れないでくれよ」

「はーい!」

貴音「ますます楽しみになりました」

響「また夜は月を見るのか?」

伊織「ボロくなければそれでいいわ」

P「はは、伊織にとっては物足りないかもしれないな…」

亜美「にしてもちょっと暇だねー」

真美「トランプやるー?」

春香「それは夜にやろうよ!」

そうして時間は流れて行った

律子「プロデューサー殿、そろそろ着きますよ」

P「お、そうか」

P「それじゃ皆、荷物の準備をしてくれ」

亜美「あー疲れたー」

真美「長かったですなー」

美希「もう着いたの…?」

真「もうじゃないよ」

雪歩「座ってただけでクタクタですぅ」

春香「結構長かったね…」

やがて旅館に着いて

駐車場でバスは止まる

バスにいる時間は長かったけど

なんだかんだで旅館に着いた私達は

2泊3日の旅行が楽しみで疲れはなくなった


今日はもう終わりです

他作品と同時進行のためかなりの亀更新です

真「駐車場、ちょっと遠くないですか?」

響「普通旅館の入り口の近くにあるぞ」

P「ああそれは景色を満喫して貰う為に、場所を移したらしい」

P「旅館の入り口から外に出る時の景色はとても綺麗だから」

P「車があると勿体無いらしくてな」

あずさ「それでここに駐車場があるんですね」

律子「まあ歩いて5分くらいですし、気にすることないですよ」

P「ええ、そうですね」

荷物を抱え、私達は旅館へと向かう

P「ほら、着いたぞ」

美希「綺麗なの…」

律子「ほんと綺麗ね」

亜美「入り口から見たらどうなると思う?」

真美「んーどうなるんだろね」

亜美「行ってみる?」

真美「もちろん?」

亜美「行ってみるっしょ!」

P「あ、おい2人とも…」

P「あまり先に行かれても困るんだけどな」

律子「羽根伸ばしに来たんだし、たまにはいいじゃないですか」

P「そう…ですね」

春香「亜美と真美楽しそうですね」

旅館の入り口に走っていく亜美と真美を見て、視界を別の場所に移す

元々駐車場だったと思われる場所には

大きな鐘があった

雪歩「大きい鐘ですぅ」

春香「千早ちゃん、鐘がどうかしたの?」

千早「この鐘から何か不思議な感じがするわ」

春香「不思議な感じ?」

貴音「わたくしも、不思議な物を感じます」

P「それほどここの自然が綺麗なんじゃないか?」

響「鐘に何か刻んであるぞ」

響「うーん、よく見えないなぁ」

貴音「もう少し近づけるといいのですが」

やよい「中に入れないです」

伊織「周りがロープで囲んであるわね」

P「それほど大事な物なんだろう」

P「またいで入ったりするなよ」

貴音「しかし、気になります」

響「なぁ春香の方から見えないか?」

春香「そうだねぇ」

真正面に立っていた私は

刻んである文字を確認する

春香「半日の…眠り神?」

千早「言われてみれば、そう見えるわね」

P「なるほど、これが…」

P「後で旅館の人に聞いてみるか」

私達はしばらくの間、その大きな鐘見ていた

千早ちゃんや貴音さんが言うには

鐘から不思議なオーラを感じるらしい

亜美「兄ちゃん?」

P「亜美達か…そうだな」

P「鐘は後だ、今は旅館に入るぞ」

律子「そうですね」

私達は亜美と真美が待つ入り口に向かい

そのまま旅館の中に入った

「どうぞ、いらしてくださいました」

P「予約していた765プロというものですが」

「ええ存じております、この度はわが旅館を憩いの場に選んでいただき、誠にありがとうございます」

P「いや、礼を言うのはこちらの方です…」

プロデューサーさんと受付の担当らしきお婆さんが話をするなか、案内人がやってきた

「皆様、御部屋に案内致します」

P「俺はまだ話があるから皆は先に移動するんだ」

そう言うプロデューサーさんに従って私達は先に移動した






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