勇者「(よく見たら、俺の理想を全て叶えてるだとぉぉぉぉぉぉ！？)」


魔王？「えっと……ぐわはっはは、よく来たな勇者よ、だがお前の活躍もここまでだー(棒)」


勇者「……」


魔王？「うぅ……」

勇者「(うわっ、ジト目が可愛すぎる……鼻血が止まらない……)」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

魔王？「うわぁぁぁぁぁん」

勇者「(今度は泣き出した！？)」

魔王？「やっぱり魔王さまみたいに上手くいかないよー」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

勇者「あ……あのー？」

魔王？「なによ……」ｸﾞｽｯ

勇者「魔王じゃないよな？」

魔王？「なにいってるのよ！！私は魔王よ！！魔界の王なのよ(棒)」

勇者「……どうあがいても、その設定を貫くか」

勇者「(いや、どんなに可愛くても、敵なんだ！！惑わされないぞ！！)」ｼﾞｬｷ

魔王？「ひっ……」

勇者「やぁぁぁぁ！！」

魔王？「ごめんなさい！！嘘つきました！！だから命だけはたすけてぇぇぇぇ！！」

勇者「……やっぱりね」ﾁｬｷ

勇者「改めて聞くけど、君はいったい何者なんだ？人間じゃないのは確かだけどな」

魔王？「それは……」

？？？「それは我から、話そう」

勇者「っ！？」ｿﾞﾜｯ

魔王「我が本物の魔王だ、失礼をしたな……勇者よ」

勇者「(あれ？魔王ってこんなものか？)」


魔王「さぁ全力でかかってくるがいい！！」


勇者「(まぁいいや！！)でりゃ！！」


勇者の攻撃　魔王に150のダメージ

魔王「ぐわっ……無念……」


勇者「ええええええ！！超よええええ！！」

魔王？「魔王様ぁぁぁぁぁ！！」

魔王「すまないな……我はここまでのようだ……あとは頼んだぞ……」ﾌｯ

勇者「待てコラ」蹴り

魔王「げふぅ」

勇者「なんて魔王がこんなに弱いんだよあり得ねぇだろ、お前もニセモンかなにか？」


魔王「あだだだだ、我の顔を引っ張るなーイケメンな顔が台無しではないかー」


魔王？「魔王様……」

勇者「いいから、本物の魔王を出せ！！」ｸﾞｲｰ

魔王「わ、我が本物の魔王だど言っているだろ！！」

勇者「ワンパンで沈む魔王なんか聞いたことないぞ？？」

魔王「貴様のステータスが異常なのだ！！全カンストとかふざけた真似をしよってからに！！」

勇者「んなこと、俺の勝手だろうが」ﾀﾃﾀﾃﾖｺﾖｺﾌﾞｰﾙﾄﾞｯｸ

魔王？「あわわ……」

魔王「説明するから、離せ！！」

勇者「分かったよ」

魔王「コイツは我が魔王軍のメイドだ、ほら挨拶」

メイド「よ、よろしくおねがいしまっ！？」

メイド「ひた、噛んだ……」

勇者「(やばい、主に俺の心臓が危ない……)」

魔王「そして、我が第2457目魔王の」


勇者「メイドさん君、僕のところに来ない？こんな魔王のところに居たって不安しかないよ、僕のところにくれば僕が出来ることをするよ」


魔王「話を聞け！！」


勇者「ｲﾗｯ」


勇者の男気パンチ　魔王に9999のダメージ▼

魔王「おげげ、もげげ」

メイド「魔王様……」

勇者「どうだい？」

魔王「き、貴様！！いい加減に」

勇者「五月蝿い」ﾄﾞｶｯﾊﾞｷｯﾎﾞｺｯ


魔王「前がみえねぇ……」ﾎﾞﾛｯ

勇者「さてと、答えはどうだい？メイドさん」

メイド「えっと……その……」

魔王「無駄なことよ」ﾍﾞﾎﾏ

勇者「ﾁｯ」ﾎﾞｺｯ

魔王「ぐすん……」

メイド「魔王様……ファイトです！！」

勇者「俺だって手荒なことはしたくないんだよ」

魔王「ちょっとまて、どの口が言う」

勇者「ちょっと暑いから、冷凍魔法使おうかね」ﾌﾞﾌﾀﾞｲﾝ

魔法「ギャー！！」ｶﾁﾝｺﾁﾝ

メイド「ごめんなさい……」

勇者「……」ﾁｰﾝ

メイド「いや、勇者さんが嫌いというわけじゃないんですよ？本当ですよ」


勇者「じゃぁなんで？」


メイド「勇者さんの立場と、魔族の立場っていうのがあるんですよ……」


勇者「そんなふざけたものぶち壊してやるから今すぐ来てくれ、いや来てください、いや俺が魔界に住むよ！！」


魔王「ちょっとまて我の存在を無視するな」

メイド「どうやっても、理解し会えないっていうものあるじゃないですか？……だから」

勇者「うーん、こればっかりは俺一人で出来るものじゃないしな……」

魔王「我がおるじゃないか！！」

勇者「俺とメイドさんとその他の魔物でも限界はあるな……」

魔王「……」

メイド「そうだ！！勇者さんと魔王様が戦って両者傷をおって行方不明というのは」


魔王「ナイスアイディアだ！！メイド」


勇者「はぁ？俺がコイツと相討ち？冗談、最初の村の小僧だってレベル上げれば勝てるような魔王と相討ちなんて無理だよ」

魔王「え？我ってそんなに弱いの？」

勇者のステータスキボンヌ

勇者「多分お前に負ける奴探すとしたら」


魔王「もういいから、やめてくれ！！我のライフは0だ！！」

>>27

終わったらのせます

勇者「さて、どうしたものか……」


メイド「私じゃなくても、他のメイドさんをつれて」


勇者「君じゃないとダメなんだ！！」

メイド「え？」ｷｭﾝ

魔王「ありったけのーゆめをーかきあつめー」

勇者「真面目に考えろよ」

魔王「もうどうでもいいよこんな世界」

勇者「ダメもとで王様と相談してくる、その時は……いいかい？」

メイド「勇者様……」

魔王「そうだーおそれないでーみーんなのために、あいとゆうきだけがともだちさー」

勇者「いざとなれば俺が魔王になるのもありだな」

王国に戻った勇者


勇者「王様、魔王と戦って参りました」

王様「ご苦労であった」

勇者「つきましては、褒美といたしましては、私の願いと提案を聞いてほしいのですが」

王様「聞こうではないか？」


勇者「かくかく、しかしか、まるまる、うまうま」

王様「そうか……協定を組みたいと、魔王はそう言っているのか」

勇者「ご安心を、魔王軍がなにかしたら私が、すぐに駆けつけ撲滅しますので」

王様「わかった、協定を結ぶとしよう」

勇者「ありがとうございます！！」

おまえ最終形態じゃないよな？

こうして、人間と魔族との平和協定を結ぶことにより、世界は平和への道を歩み始めた


魔王城


メイド「これで解決ですね」

魔王「それもこれも我のおか」


勇者「お前は、ただ握手しただけだろうが？」ｹﾞｼｹﾞｼ


魔王「なーやめろー！！」


勇者「さーてメイドさん俺と結婚してもらえるよねー」


メイド「その話なんですが……」

勇者「またまたー、今更無しっていうのは無しだよー？」

メイド「実は、私、性別男なんです」


勇者「……ん？もう一回いい？」


メイド「男なんです！！魔王様の指示でこういう格好してるんですけど」


勇者「……なん……だと……！？」

メイド「この姿だから、騙される人間が多いから、私でも倒せるって魔王様の指示で、だからあの時も魔王様の格好を」


魔王「さーて、我は別の世界に」ｲｿｲｿ


勇者「ちょっと話があるぞ？魔王……」

魔王「我は、質問に答えただけだ……勇者はそういった趣味かと思ってだな……」

勇者「覚悟はいいな？」

魔王「オラオラですかーっ！？」

勇者「オラオラすら生温い！！」ボ

魔王「殺されるのが……我でよかっ」

勇者「……」ボ

魔王「まっ」

勇者「」ボ

魔王「ま」

勇者「」ボ

その日、世界は幾度となく揺れたらしい、その原因は不明である

おわり

前スレはよ続き